JPH11300201A - 炭酸ガス吸着剤及び発泡断熱材及び断熱箱体 - Google Patents
炭酸ガス吸着剤及び発泡断熱材及び断熱箱体Info
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- JPH11300201A JPH11300201A JP10114682A JP11468298A JPH11300201A JP H11300201 A JPH11300201 A JP H11300201A JP 10114682 A JP10114682 A JP 10114682A JP 11468298 A JP11468298 A JP 11468298A JP H11300201 A JPH11300201 A JP H11300201A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、気泡内を気体熱伝導率の低い揮発
性発泡剤で充填し、断熱性能に優れた高品質な発泡断熱
材,断熱箱体を得る。 【解決手段】 アルカリ金属の水酸化物2に被膜層内側
に親水基3、外側に親油基4を多く含む有機被膜層5を
被覆した炭酸ガス吸着剤1を発泡断熱材に内包すること
により、気泡内の炭酸ガスを除去し、優れた断熱性能を
持つ断熱材、断熱箱体を得る。
性発泡剤で充填し、断熱性能に優れた高品質な発泡断熱
材,断熱箱体を得る。 【解決手段】 アルカリ金属の水酸化物2に被膜層内側
に親水基3、外側に親油基4を多く含む有機被膜層5を
被覆した炭酸ガス吸着剤1を発泡断熱材に内包すること
により、気泡内の炭酸ガスを除去し、優れた断熱性能を
持つ断熱材、断熱箱体を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫,冷凍庫等
に用いる炭酸ガス吸着剤,発泡断熱材,及び発泡断熱材
を充填してなる断熱箱体に関するものである。
に用いる炭酸ガス吸着剤,発泡断熱材,及び発泡断熱材
を充填してなる断熱箱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギーの観点より発泡断熱
材の熱伝導率を低減し、断熱性を向上させるというニー
ズがあると同時に、クロロフルオロカーボン(以下CF
Cと称する)、更にはハイドロクロロフルオロカーボン
(以下HCFCと称する)によるオゾン層破壊、及び地
球温暖化等の環境問題が注目されており、これらを解決
することが極めて重要なテーマとなっている。
材の熱伝導率を低減し、断熱性を向上させるというニー
ズがあると同時に、クロロフルオロカーボン(以下CF
Cと称する)、更にはハイドロクロロフルオロカーボン
(以下HCFCと称する)によるオゾン層破壊、及び地
球温暖化等の環境問題が注目されており、これらを解決
することが極めて重要なテーマとなっている。
【0003】このため、代表的な発泡断熱材である硬質
ウレタンフォームの製造にあたっては、CFC、及びH
CFCの使用量削減を目的として、オゾン層破壊に対す
る影響が全く無く、更に地球温暖化に対しても影響の少
ないハイドロカーボン(以下HCと称する)であるペン
タンやシクロペンタンによる発泡について、種々取り組
みが検討されている。
ウレタンフォームの製造にあたっては、CFC、及びH
CFCの使用量削減を目的として、オゾン層破壊に対す
る影響が全く無く、更に地球温暖化に対しても影響の少
ないハイドロカーボン(以下HCと称する)であるペン
タンやシクロペンタンによる発泡について、種々取り組
みが検討されている。
【0004】基本的に、硬質ウレタンフォームの断熱性
能を向上するには、フォーム気泡内ガス成分の気体熱伝
導率を低減することが重要であり、気体熱伝導率の低い
気体成分でフォーム気泡内を満たすことが効果的手段と
されてきた。
能を向上するには、フォーム気泡内ガス成分の気体熱伝
導率を低減することが重要であり、気体熱伝導率の低い
気体成分でフォーム気泡内を満たすことが効果的手段と
されてきた。
【0005】しかしながら一方においては、発泡剤使用
量の低減,発泡剤と原料成分との相溶性の問題、及びフ
ォーム諸物性の改善等を目的に、有機ポリイソシアネー
トと水分との反応により発生する炭酸ガスを発泡剤成分
として用いる必要がある。
量の低減,発泡剤と原料成分との相溶性の問題、及びフ
ォーム諸物性の改善等を目的に、有機ポリイソシアネー
トと水分との反応により発生する炭酸ガスを発泡剤成分
として用いる必要がある。
【0006】しかし、このような構成においては、気体
熱伝導率の大きい炭酸ガスが発泡断熱材の気泡内に残存
するため発泡断熱材の断熱性能は悪いものとなる。
熱伝導率の大きい炭酸ガスが発泡断熱材の気泡内に残存
するため発泡断熱材の断熱性能は悪いものとなる。
【0007】こうした課題解決のアプローチとして例え
ば、特開昭57−49628号公報で示されているよう
にゼオライト等の炭酸ガス吸着剤で気泡内の炭酸ガス成
分を除去する方法や、特開平06−322166号公報
で示されているようにアルカリ金属等の水酸化物を利用
することにより気泡内の炭酸ガス成分を除去する方法等
が提案されている。
ば、特開昭57−49628号公報で示されているよう
にゼオライト等の炭酸ガス吸着剤で気泡内の炭酸ガス成
分を除去する方法や、特開平06−322166号公報
で示されているようにアルカリ金属等の水酸化物を利用
することにより気泡内の炭酸ガス成分を除去する方法等
が提案されている。
【0008】すなわち、ゼオライト等から成る炭酸ガス
吸着剤を原料中にあらかじめ添加混合し、生成した炭酸
ガスを吸着剤にて物理的に吸着する。あるいはアルカリ
金属等の水酸化物を原料中にあらかじめ添加混合し、生
成した炭酸ガスを化学反応により除去し、気泡内を発泡
剤ガスで満たすことにより断熱性能を向上させることが
特徴となっている。
吸着剤を原料中にあらかじめ添加混合し、生成した炭酸
ガスを吸着剤にて物理的に吸着する。あるいはアルカリ
金属等の水酸化物を原料中にあらかじめ添加混合し、生
成した炭酸ガスを化学反応により除去し、気泡内を発泡
剤ガスで満たすことにより断熱性能を向上させることが
特徴となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】オゾン層破壊の影響が
なく、地球温暖化に対する影響も極めて低い、地球環境
保護には必要不可欠なハイドロカーボンであるシクロペ
ンタン等を発泡断熱材の発泡材に適用する場合は、発泡
剤成分であるシクロペンタンが汎用的な硬質ウレタンフ
ォーム用原料であるポリエーテルポリオールとの相溶性
が悪く、プレミックス中への添加部数が制限される。
なく、地球温暖化に対する影響も極めて低い、地球環境
保護には必要不可欠なハイドロカーボンであるシクロペ
ンタン等を発泡断熱材の発泡材に適用する場合は、発泡
剤成分であるシクロペンタンが汎用的な硬質ウレタンフ
ォーム用原料であるポリエーテルポリオールとの相溶性
が悪く、プレミックス中への添加部数が制限される。
【0010】また、シクロペンタンの沸点は49.3℃
と従来使用されてきた常温沸点発泡剤であるCFC11
の23.8℃や、HCFC141bの32.0℃などと
比較すると極めて高く、フォーム発泡効率の改善に際し
ては、従来のCFC11やHCFC141b等を発泡剤
として用いる場合に比べ、水分添加量の増加が必要不可
欠である。
と従来使用されてきた常温沸点発泡剤であるCFC11
の23.8℃や、HCFC141bの32.0℃などと
比較すると極めて高く、フォーム発泡効率の改善に際し
ては、従来のCFC11やHCFC141b等を発泡剤
として用いる場合に比べ、水分添加量の増加が必要不可
欠である。
【0011】しかしながら、従来の構成ではゼオライト
等の物理的な炭酸ガス吸着剤を適用した場合、炭酸ガス
の吸着量が少なく、必要吸着剤が多量であるとともにプ
レミックス添加混合と同時に原料中水分を脱水除去して
しまうため、発泡剤としてシクロペンタン等を適用した
場合には、フォーム発泡効率が大きく低下し、フォーム
の低密度化が達成できないという問題があった。又、水
酸化アルカリ金属を適用した場合は、炭酸ガスの吸着量
は多く、アルカリ金属の水酸化物の必要量は低減しうる
が、原料成分であるイソシアネートと反応するためやは
りフォーム発泡効率が大きく低下し、フォームの低密度
化が達成できないという問題があった。
等の物理的な炭酸ガス吸着剤を適用した場合、炭酸ガス
の吸着量が少なく、必要吸着剤が多量であるとともにプ
レミックス添加混合と同時に原料中水分を脱水除去して
しまうため、発泡剤としてシクロペンタン等を適用した
場合には、フォーム発泡効率が大きく低下し、フォーム
の低密度化が達成できないという問題があった。又、水
酸化アルカリ金属を適用した場合は、炭酸ガスの吸着量
は多く、アルカリ金属の水酸化物の必要量は低減しうる
が、原料成分であるイソシアネートと反応するためやは
りフォーム発泡効率が大きく低下し、フォームの低密度
化が達成できないという問題があった。
【0012】これらの問題を解消するために、特願平7
−009074公報で提案されたようにアルカリ金属等
の水酸化物の表面に被膜を構成することが考えられる
が、その場合、発泡効率の低下という問題は解消しうる
ものの、その被膜が親水性の場合、被膜形成後大気中に
さらされることにより大気中の水分が被膜を通過し、ア
ルカリ金属がその水分により溶出し、有効な炭酸ガス吸
着剤量が減少するという問題が発生する。
−009074公報で提案されたようにアルカリ金属等
の水酸化物の表面に被膜を構成することが考えられる
が、その場合、発泡効率の低下という問題は解消しうる
ものの、その被膜が親水性の場合、被膜形成後大気中に
さらされることにより大気中の水分が被膜を通過し、ア
ルカリ金属がその水分により溶出し、有効な炭酸ガス吸
着剤量が減少するという問題が発生する。
【0013】又、被膜が親油性、即ち疎水性の場合は、
大気中の水分が被膜を通過することは抑制できるが、ア
ルカリ金属等の水酸化物との密着性が悪く、良好な被膜
が形成されないという問題が発生する。
大気中の水分が被膜を通過することは抑制できるが、ア
ルカリ金属等の水酸化物との密着性が悪く、良好な被膜
が形成されないという問題が発生する。
【0014】従って、シクロペンタン等を発泡剤として
用いた場合においても、これ迄と同様のフォーム発泡効
率を確保しながら、フォーム断熱性能に優れた高品質な
発泡断熱材を開発する課題があった。
用いた場合においても、これ迄と同様のフォーム発泡効
率を確保しながら、フォーム断熱性能に優れた高品質な
発泡断熱材を開発する課題があった。
【0015】本発明は、上記課題を鑑み、炭酸ガス吸着
剤製造後、一定期間経過後も経時的に炭酸ガス吸着効果
が低下することがない炭酸ガス吸着剤を提供するととも
に、フォーム断熱性能に優れた高品質な発泡断熱材と、
それら発泡断熱材を充填して成る断熱箱体を提供するも
のである。
剤製造後、一定期間経過後も経時的に炭酸ガス吸着効果
が低下することがない炭酸ガス吸着剤を提供するととも
に、フォーム断熱性能に優れた高品質な発泡断熱材と、
それら発泡断熱材を充填して成る断熱箱体を提供するも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の炭酸ガス吸着剤
は、水酸化アルカリ金属の水酸化物及びアルカリ土金属
の水酸化物の少なくとも1種で構成される粉体の表面
を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外側に親油
基を多く含む有機被膜層を形成したことを特徴とするも
のである。
は、水酸化アルカリ金属の水酸化物及びアルカリ土金属
の水酸化物の少なくとも1種で構成される粉体の表面
を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外側に親油
基を多く含む有機被膜層を形成したことを特徴とするも
のである。
【0017】又、炭酸ガス吸着剤に含まれるアルカリ金
属の水酸化物及び、又はアルカリ土金属の水酸化物の一
部がアルカリ金属の炭酸塩及び又はアルカリ土金属の炭
酸塩に変化したことを特徴とするものである。
属の水酸化物及び、又はアルカリ土金属の水酸化物の一
部がアルカリ金属の炭酸塩及び又はアルカリ土金属の炭
酸塩に変化したことを特徴とするものである。
【0018】又、本発明の発泡断熱材は、揮発性発泡剤
で満たされた独立気泡を有する発泡ポリウレタン樹脂組
成物から構成され、アルカリ金属の水酸化物及び、又は
アルカリ土金属の水酸化物の一部又は全てがアルカリ金
属の炭酸塩及び、又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し
た粉体の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜
層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガ
ス吸着剤が内包されることを特徴とするものである。
で満たされた独立気泡を有する発泡ポリウレタン樹脂組
成物から構成され、アルカリ金属の水酸化物及び、又は
アルカリ土金属の水酸化物の一部又は全てがアルカリ金
属の炭酸塩及び、又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し
た粉体の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜
層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガ
ス吸着剤が内包されることを特徴とするものである。
【0019】又、本発明の断熱箱体は外箱と、内箱と、
前記外箱および内箱によって形成される空間部に揮発性
発泡剤で満たされた独立気泡を有する発泡ポリウレタン
樹脂組成物が充填され、樹脂組成物中にアルカリ金属の
水酸化物及び、又はアルカリ土金属の水酸化物の一部又
は全てがアルカリ金属の炭酸塩及び、又はアルカリ土金
属の炭酸塩に変化した粉体の表面を、被膜層内側に親水
基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜
層を形成した炭酸ガス吸着剤が内包されることを特徴と
するものである。
前記外箱および内箱によって形成される空間部に揮発性
発泡剤で満たされた独立気泡を有する発泡ポリウレタン
樹脂組成物が充填され、樹脂組成物中にアルカリ金属の
水酸化物及び、又はアルカリ土金属の水酸化物の一部又
は全てがアルカリ金属の炭酸塩及び、又はアルカリ土金
属の炭酸塩に変化した粉体の表面を、被膜層内側に親水
基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜
層を形成した炭酸ガス吸着剤が内包されることを特徴と
するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の炭酸ガ
ス吸着剤は、水酸化アルカリ金属の水酸化物及びアルカ
リ土金属の水酸化物の少なくとも1種で構成される粉体
の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外側
に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガス吸着
剤である。
ス吸着剤は、水酸化アルカリ金属の水酸化物及びアルカ
リ土金属の水酸化物の少なくとも1種で構成される粉体
の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外側
に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガス吸着
剤である。
【0021】本発明の請求項2に記載の炭酸ガス吸着剤
は、請求項1記載の炭酸ガス吸着剤に含まれるアルカリ
金属の水酸化物及び、又はアルカリ土金属の水酸化物の
一部がアルカリ金属の炭酸塩及び、又はアルカリ土金属
の炭酸塩に変化した請求項1に記載の炭酸ガス吸着剤で
ある。
は、請求項1記載の炭酸ガス吸着剤に含まれるアルカリ
金属の水酸化物及び、又はアルカリ土金属の水酸化物の
一部がアルカリ金属の炭酸塩及び、又はアルカリ土金属
の炭酸塩に変化した請求項1に記載の炭酸ガス吸着剤で
ある。
【0022】従って、炭酸ガス吸着剤として能力の高い
水酸化アルカリ金属等を用いても、その被覆層外側に多
く含まれる親油基の効果により長期保存した場合におい
ても、大気中の水分が被膜内部に浸透することが抑制さ
れ、水酸化アルカリ金属等の溶出が低減できる。又、被
膜層内側に多く含まれる親水基が、水酸化アルカリ金属
等の表面に多く存在する水酸基と強固に結合し、良好な
被膜が形成できる。
水酸化アルカリ金属等を用いても、その被覆層外側に多
く含まれる親油基の効果により長期保存した場合におい
ても、大気中の水分が被膜内部に浸透することが抑制さ
れ、水酸化アルカリ金属等の溶出が低減できる。又、被
膜層内側に多く含まれる親水基が、水酸化アルカリ金属
等の表面に多く存在する水酸基と強固に結合し、良好な
被膜が形成できる。
【0023】本発明の請求項3に記載の発泡断熱材は、
揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有する発泡ポリウ
レタン樹脂組成物から構成され、アルカリ金属の水酸化
物又はアルカリ土金属の水酸化物の一部又は全てがアル
カリ金属の炭酸塩又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し
た粉体の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜
層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガ
ス吸着剤が内包された発泡断熱材である。
揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有する発泡ポリウ
レタン樹脂組成物から構成され、アルカリ金属の水酸化
物又はアルカリ土金属の水酸化物の一部又は全てがアル
カリ金属の炭酸塩又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し
た粉体の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜
層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガ
ス吸着剤が内包された発泡断熱材である。
【0024】アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土金属
の水酸化物を主成分とする炭酸ガス吸着剤は、イソシア
ネートと水分の反応により気泡内に発生する気体熱伝導
率の大きい炭酸ガスを吸着除去することにより、アルカ
リ金属又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し、気泡内は
気体熱伝導率の比較的小さい揮発性発泡剤により満たさ
れる。
の水酸化物を主成分とする炭酸ガス吸着剤は、イソシア
ネートと水分の反応により気泡内に発生する気体熱伝導
率の大きい炭酸ガスを吸着除去することにより、アルカ
リ金属又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し、気泡内は
気体熱伝導率の比較的小さい揮発性発泡剤により満たさ
れる。
【0025】その結果、断熱性能に優れた発泡断熱材と
なる。又、炭酸ガス吸着剤には被膜層内側に親水基を多
く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層が施
されてあるため、炭酸ガス吸着剤製造後、一定期間を経
過した炭酸ガス吸着剤を適用した場合においても炭酸ガ
ス吸着効果が低下することが少ない。
なる。又、炭酸ガス吸着剤には被膜層内側に親水基を多
く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層が施
されてあるため、炭酸ガス吸着剤製造後、一定期間を経
過した炭酸ガス吸着剤を適用した場合においても炭酸ガ
ス吸着効果が低下することが少ない。
【0026】又、活性の高い水酸化アルカリ金属等が原
料中のイソシアネートや水等と反応することはなく、発
泡過程において発泡効率が低下する等の悪影響を及ぼす
ことはない。従って、断熱性能に優れかつ合理的で適正
なフォーム密度を有する優れた発泡断熱材となる。
料中のイソシアネートや水等と反応することはなく、発
泡過程において発泡効率が低下する等の悪影響を及ぼす
ことはない。従って、断熱性能に優れかつ合理的で適正
なフォーム密度を有する優れた発泡断熱材となる。
【0027】本発明の請求項4に記載の断熱箱体は、外
箱と、内箱と、前記外箱および内箱によって形成される
空間部に揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有する発
泡ポリウレタン樹脂組成物が充填され、樹脂組成物中に
アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土金属の水酸化物
の一部又は全てがアルカリ金属の炭酸塩又はアルカリ土
金属の炭酸塩に変化した粉体の表面を、被膜層内側に親
水基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被
膜層を形成した炭酸ガス吸着剤が内包されることを特徴
とする。
箱と、内箱と、前記外箱および内箱によって形成される
空間部に揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有する発
泡ポリウレタン樹脂組成物が充填され、樹脂組成物中に
アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土金属の水酸化物
の一部又は全てがアルカリ金属の炭酸塩又はアルカリ土
金属の炭酸塩に変化した粉体の表面を、被膜層内側に親
水基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被
膜層を形成した炭酸ガス吸着剤が内包されることを特徴
とする。
【0028】アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土金属
の水酸化物を主成分とする炭酸ガス吸着剤は、イソシア
ネートと水分の反応により気泡内に発生する気体熱伝導
率の大きい炭酸ガスを吸着除去することにより、アルカ
リ金属又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し、熱伝導率
の比較的小さい揮発性発泡剤により満たされる。従って
断熱性能に優れた断熱箱体を形成することができる。
の水酸化物を主成分とする炭酸ガス吸着剤は、イソシア
ネートと水分の反応により気泡内に発生する気体熱伝導
率の大きい炭酸ガスを吸着除去することにより、アルカ
リ金属又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化し、熱伝導率
の比較的小さい揮発性発泡剤により満たされる。従って
断熱性能に優れた断熱箱体を形成することができる。
【0029】又、炭酸ガス吸着剤には被膜層内側に親水
基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜
層が施されてあるため、炭酸ガス吸着剤である活性の高
い水酸化アルカリ金属等が原料中のイソシアネートや水
等と反応することはなく、発泡過程において発泡効率が
低下する等の悪影響を及ぼすこともなく合理的で適正な
フォーム密度を有する優れた断熱箱体を得ることができ
る。
基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜
層が施されてあるため、炭酸ガス吸着剤である活性の高
い水酸化アルカリ金属等が原料中のイソシアネートや水
等と反応することはなく、発泡過程において発泡効率が
低下する等の悪影響を及ぼすこともなく合理的で適正な
フォーム密度を有する優れた断熱箱体を得ることができ
る。
【0030】(実施の形態)図1は、本発明の一実施例
における炭酸ガス吸着剤1の断面図を示し、アルカリ金
属水酸化物2に、被膜層内側に親水基3を多く含み、被
膜層外側に親油基4を多く含む有機被膜層5を形成した
ものである。アルカリ金属水酸化物2は雰囲気中の炭酸
ガスと反応することにより炭酸ガスを吸着除去する作用
を行うもので、水酸化ナトリウムで構成されている。
における炭酸ガス吸着剤1の断面図を示し、アルカリ金
属水酸化物2に、被膜層内側に親水基3を多く含み、被
膜層外側に親油基4を多く含む有機被膜層5を形成した
ものである。アルカリ金属水酸化物2は雰囲気中の炭酸
ガスと反応することにより炭酸ガスを吸着除去する作用
を行うもので、水酸化ナトリウムで構成されている。
【0031】その他、水酸化カリウム等アルカリ金属の
水酸化物,水酸化カルシウム,水酸化バリウム等アルカ
リ土金属の水酸化物でも同様の効果がある。又、アルカ
リ金属水酸化物2及びアルカリ土金属の水酸化物の混合
物や、アルカリ金属水酸化物2及びアルカリ土金属の水
酸化物の一部が炭酸塩に変化したものでも同様の効果が
ある。
水酸化物,水酸化カルシウム,水酸化バリウム等アルカ
リ土金属の水酸化物でも同様の効果がある。又、アルカ
リ金属水酸化物2及びアルカリ土金属の水酸化物の混合
物や、アルカリ金属水酸化物2及びアルカリ土金属の水
酸化物の一部が炭酸塩に変化したものでも同様の効果が
ある。
【0032】又、表面を、被膜層内側に親水基を多く含
み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層が施され
てあるため炭酸ガス吸着剤製造後一定期間を経過した後
においてもその被膜層外側に多く含まれる親油基の効果
により大気中の水分が被膜内部に浸透することが抑制さ
れ、水酸化アルカリ金属等の溶出が低減でき、炭酸ガス
吸着剤としての効果が低下することを抑制するものであ
る。又、被膜層内側に多く含まれる親水基が、水酸化ア
ルカリ金属等の表面に多く存在する水酸基と強固に結合
し、良好な被膜が形成できる。
み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層が施され
てあるため炭酸ガス吸着剤製造後一定期間を経過した後
においてもその被膜層外側に多く含まれる親油基の効果
により大気中の水分が被膜内部に浸透することが抑制さ
れ、水酸化アルカリ金属等の溶出が低減でき、炭酸ガス
吸着剤としての効果が低下することを抑制するものであ
る。又、被膜層内側に多く含まれる親水基が、水酸化ア
ルカリ金属等の表面に多く存在する水酸基と強固に結合
し、良好な被膜が形成できる。
【0033】図2は、本発明の一実施例における発泡断
熱材の拡大断面図、図3は断熱箱体の斜視図を示す。発
泡断熱材6は、気泡7、気泡壁8で構成され、実施の形
態1に示す炭酸ガス吸着剤1が分散されている。発泡断
熱材6製造直後は気泡7内には揮発性発泡剤及びイソシ
アネートと原料中の水分との反応で発生する熱伝導率の
大きい炭酸ガスからなる混合気体で満たされている。
熱材の拡大断面図、図3は断熱箱体の斜視図を示す。発
泡断熱材6は、気泡7、気泡壁8で構成され、実施の形
態1に示す炭酸ガス吸着剤1が分散されている。発泡断
熱材6製造直後は気泡7内には揮発性発泡剤及びイソシ
アネートと原料中の水分との反応で発生する熱伝導率の
大きい炭酸ガスからなる混合気体で満たされている。
【0034】その後炭酸ガス吸着剤1の被膜を通過した
炭酸ガスが炭酸ガス吸着剤1中のアルカリ金属水酸化物
又はアルカリ土金属水酸化物と反応し、炭酸塩を形成す
る作用を行う。従って気泡7内の炭酸ガスが除去される
ことにより、発泡断熱材6の断熱性能の向上が図れるも
のである。
炭酸ガスが炭酸ガス吸着剤1中のアルカリ金属水酸化物
又はアルカリ土金属水酸化物と反応し、炭酸塩を形成す
る作用を行う。従って気泡7内の炭酸ガスが除去される
ことにより、発泡断熱材6の断熱性能の向上が図れるも
のである。
【0035】さらにこの炭酸ガス吸着剤1は、被膜層内
側に親水基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む
有機被膜層を形成しているため、外側の親油基の効果に
より活性の高い水酸化アルカリ金属等が原料中のイソシ
アネートや水等と反応することはなく、発泡過程におい
て発泡効率が低下する等の悪影響を及ぼすことがない。
側に親水基を多く含み、被膜層外側に親油基を多く含む
有機被膜層を形成しているため、外側の親油基の効果に
より活性の高い水酸化アルカリ金属等が原料中のイソシ
アネートや水等と反応することはなく、発泡過程におい
て発泡効率が低下する等の悪影響を及ぼすことがない。
【0036】又、炭酸ガス吸着剤製造後一定期間を経過
した炭酸ガス吸着剤を適用した場合でも、大気中の水分
が被覆を通過することがなく、炭酸ガス吸着剤の主成分
であるアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土金属の水酸
化物が水分により溶出することはない。従って、炭酸ガ
ス吸着剤としての効果が低下することもない。
した炭酸ガス吸着剤を適用した場合でも、大気中の水分
が被覆を通過することがなく、炭酸ガス吸着剤の主成分
であるアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土金属の水酸
化物が水分により溶出することはない。従って、炭酸ガ
ス吸着剤としての効果が低下することもない。
【0037】又、内箱9と外箱10によって形成される
空間11に上記発泡断熱材を充填することにより断熱性
能に優れた断熱箱体が形成される。
空間11に上記発泡断熱材を充填することにより断熱性
能に優れた断熱箱体が形成される。
【0038】以下、実施例を挙げて本発明の発泡断熱材
を説明する。 (実施例1)(表1)に実施例1の原料処方を示した。
を説明する。 (実施例1)(表1)に実施例1の原料処方を示した。
【0039】
【表1】
【0040】ポリオールは、芳香族アミン系ポリエーテ
ルポリオールとエチレンジアミン系ポリエーテルポリオ
ールの混合物でトータル水酸基価460mgKOH/
g、整泡剤は、信越化学(株)製F335、触媒は、花
王(株)製カオライザーNo.31、主発泡剤はシクロ
ペンタンである。炭酸ガス吸着剤は、水酸化アルカリ金
属粉体として、平均粒子径500μmの関東電化(株)
製水酸化ナトリウムを用いた。コーティング剤として、
親水性セグメントと親油性セグメントからなるビニルモ
ノマーのA−B型ブロックポリマーを主成分とする樹脂
改質剤である日本油脂(株)製モディパーHを用い、転
動流動型コーティング装置により膜厚約0.01mmの
被膜を形成した。
ルポリオールとエチレンジアミン系ポリエーテルポリオ
ールの混合物でトータル水酸基価460mgKOH/
g、整泡剤は、信越化学(株)製F335、触媒は、花
王(株)製カオライザーNo.31、主発泡剤はシクロ
ペンタンである。炭酸ガス吸着剤は、水酸化アルカリ金
属粉体として、平均粒子径500μmの関東電化(株)
製水酸化ナトリウムを用いた。コーティング剤として、
親水性セグメントと親油性セグメントからなるビニルモ
ノマーのA−B型ブロックポリマーを主成分とする樹脂
改質剤である日本油脂(株)製モディパーHを用い、転
動流動型コーティング装置により膜厚約0.01mmの
被膜を形成した。
【0041】この際、樹脂改質剤中のセグメントは水酸
化ナトリウムの水酸基に親水性セグメント側が結合しや
すいため、必然的に被膜層内側に親水基を多く含み、被
膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層が形成されるこ
とになる。
化ナトリウムの水酸基に親水性セグメント側が結合しや
すいため、必然的に被膜層内側に親水基を多く含み、被
膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層が形成されるこ
とになる。
【0042】以上の原料を所定の配合部数で混合し、プ
レミックス成分として構成する。尚、炭酸ガス吸着剤は
製造後一週間経過したものを用いた。
レミックス成分として構成する。尚、炭酸ガス吸着剤は
製造後一週間経過したものを用いた。
【0043】一方、イソシアネート成分は、アミン当量
135のポリメリックMDIからなる有機ポリイソシア
ネートである。
135のポリメリックMDIからなる有機ポリイソシア
ネートである。
【0044】このように調合したプレミックス成分とイ
ソシアネート成分とを所定の配合部数で混合攪拌し、高
圧発泡機にて発泡、内箱と外箱からなる箱体内部に充填
し、断熱箱体を得た。
ソシアネート成分とを所定の配合部数で混合攪拌し、高
圧発泡機にて発泡、内箱と外箱からなる箱体内部に充填
し、断熱箱体を得た。
【0045】以上の実施例1で使用した炭酸ガス吸着剤
の製造直後及び製造後一週間経過した水酸化ナトリウム
量及び実施例1で得た断熱箱体から切り出した硬質ウレ
タンフォームの密度,熱伝導率,気泡内炭酸ガス量の測
定結果を(表1)に示した。
の製造直後及び製造後一週間経過した水酸化ナトリウム
量及び実施例1で得た断熱箱体から切り出した硬質ウレ
タンフォームの密度,熱伝導率,気泡内炭酸ガス量の測
定結果を(表1)に示した。
【0046】尚、水酸化ナトリウム量は滴定法、熱伝導
率は、英弘精機(株)製AUTO−λにて測定した。
尚、炭酸ガス吸着剤は作成後一週間経過後のものを発泡
断熱材に適用した。又、フォーム物性は、発泡後3日経
過後に測定を行った。
率は、英弘精機(株)製AUTO−λにて測定した。
尚、炭酸ガス吸着剤は作成後一週間経過後のものを発泡
断熱材に適用した。又、フォーム物性は、発泡後3日経
過後に測定を行った。
【0047】又、同時に比較例として、炭酸ガス吸着剤
を使用しない場合(比較例1)、及び水酸化ナトリウム
をメタクリル酸エステル系コーティング剤で被覆した炭
酸ガス吸着剤を実施例1と同様に製造後一週間経過後の
ものを使用した場合(比較例2)についてもそれぞれ
(表1)に示した。
を使用しない場合(比較例1)、及び水酸化ナトリウム
をメタクリル酸エステル系コーティング剤で被覆した炭
酸ガス吸着剤を実施例1と同様に製造後一週間経過後の
ものを使用した場合(比較例2)についてもそれぞれ
(表1)に示した。
【0048】(表1)の結果から明らかなように、本実
施例1は、比較例1に比べ、大幅な熱伝導率の低減、即
ち断熱性能の向上が認められる。これは、気泡内ガス測
定結果からも判るように、炭酸ガスの減少が要因と考え
られる。又、フォーム密度の上昇は、炭酸ガス吸着剤に
よる影響のみと考えられ、発泡効率の低下はみられず、
発泡過程での問題はない。
施例1は、比較例1に比べ、大幅な熱伝導率の低減、即
ち断熱性能の向上が認められる。これは、気泡内ガス測
定結果からも判るように、炭酸ガスの減少が要因と考え
られる。又、フォーム密度の上昇は、炭酸ガス吸着剤に
よる影響のみと考えられ、発泡効率の低下はみられず、
発泡過程での問題はない。
【0049】又、本実施例1は、比較例2と較べても熱
伝導率の低減が認められる。比較例2は、発泡過程での
問題はなく、気泡内の炭酸ガスの減少は見られ、熱伝導
率の低減効果もあるが、本実施例に比べると効果は少な
い。
伝導率の低減が認められる。比較例2は、発泡過程での
問題はなく、気泡内の炭酸ガスの減少は見られ、熱伝導
率の低減効果もあるが、本実施例に比べると効果は少な
い。
【0050】この原因は、炭酸ガス吸着剤の被膜が親水
性であるため、作成後一定期間放置することにより大気
中の水分が被膜を通過し、炭酸ガス吸着剤中のアルカリ
金属の水酸化物が溶出したため、有効な炭酸ガス吸着剤
量が確保できなかったことが考えられる。
性であるため、作成後一定期間放置することにより大気
中の水分が被膜を通過し、炭酸ガス吸着剤中のアルカリ
金属の水酸化物が溶出したため、有効な炭酸ガス吸着剤
量が確保できなかったことが考えられる。
【0051】これは炭酸ガス吸着剤の水酸化ナトリウム
量からも判断できる。このように本実施例の発泡断熱材
は、揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有する発泡ポ
リウレタン樹脂組成物から構成され、水酸化アルカリ金
属の水酸化物粉体の表面を、被膜層内側に親水基を多く
含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成
した炭酸ガス吸着剤を内包した発泡断熱材であり、プレ
ミックス中の水分を吸着することがないため、フォーム
発泡効率の低下といった問題がなく、又、一定期間放置
後においても炭酸ガス吸着剤中のアルカリ金属の水酸化
物の溶出による有効炭酸ガス吸着剤量の減少という問題
は軽減される。
量からも判断できる。このように本実施例の発泡断熱材
は、揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有する発泡ポ
リウレタン樹脂組成物から構成され、水酸化アルカリ金
属の水酸化物粉体の表面を、被膜層内側に親水基を多く
含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成
した炭酸ガス吸着剤を内包した発泡断熱材であり、プレ
ミックス中の水分を吸着することがないため、フォーム
発泡効率の低下といった問題がなく、又、一定期間放置
後においても炭酸ガス吸着剤中のアルカリ金属の水酸化
物の溶出による有効炭酸ガス吸着剤量の減少という問題
は軽減される。
【0052】従って、フォーム諸物性を損なうことな
く、フォーム気泡内ガスを純化しフォーム断熱性能の向
上が図れたものである。
く、フォーム気泡内ガスを純化しフォーム断熱性能の向
上が図れたものである。
【0053】この結果、地球環境を守る上で必要不可欠
なオゾン破壊係数0、地球温暖化に与える影響も殆ど無
いハイドロカーボンの一つであるシクロペンタンをウレ
タンフォーム用発泡剤として、フォーム諸物性に問題の
ない高断熱性能を有する高品質な発泡断熱材、また前記
発泡断熱材を発泡充填した高品質な断熱箱体が提供でき
るのである。
なオゾン破壊係数0、地球温暖化に与える影響も殆ど無
いハイドロカーボンの一つであるシクロペンタンをウレ
タンフォーム用発泡剤として、フォーム諸物性に問題の
ない高断熱性能を有する高品質な発泡断熱材、また前記
発泡断熱材を発泡充填した高品質な断熱箱体が提供でき
るのである。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、水酸化アルカリ
金属の水酸化物及びアルカリ土金属の水酸化物の少なく
とも1種で構成される粉体又は、それらのアルカリ金属
の水酸化物、アルカリ土金属の水酸化物の一部が炭酸塩
に変化した粉体の表面を、膜層内側に親水基を多く含
み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成し
た炭酸ガス吸着剤、及び発泡ポリウレタン樹脂組成物中
に前記炭酸ガス吸着剤を内包した発泡断熱材及び前記炭
酸ガス吸着剤を内包した発泡断熱材を充填した断熱箱体
である。前記炭酸ガス吸着剤は膜層内側に親水基を多く
含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成
しているため、断熱材のプレミックス中の水分を吸着す
ることがなくフォーム発泡効率の低下といった問題は発
生しない。
金属の水酸化物及びアルカリ土金属の水酸化物の少なく
とも1種で構成される粉体又は、それらのアルカリ金属
の水酸化物、アルカリ土金属の水酸化物の一部が炭酸塩
に変化した粉体の表面を、膜層内側に親水基を多く含
み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成し
た炭酸ガス吸着剤、及び発泡ポリウレタン樹脂組成物中
に前記炭酸ガス吸着剤を内包した発泡断熱材及び前記炭
酸ガス吸着剤を内包した発泡断熱材を充填した断熱箱体
である。前記炭酸ガス吸着剤は膜層内側に親水基を多く
含み、被膜層外側に親油基を多く含む有機被膜層を形成
しているため、断熱材のプレミックス中の水分を吸着す
ることがなくフォーム発泡効率の低下といった問題は発
生しない。
【0055】又、被膜層外側の親油性の効果により一定
期間放置後においても炭酸ガス吸着剤中のアルカリ金属
の水酸化物の溶出による有効炭酸ガス吸着剤量の減少が
低減され、さらに被膜層内側の親油性の効果により、炭
酸ガス吸着剤と被覆層が強固に結合する。
期間放置後においても炭酸ガス吸着剤中のアルカリ金属
の水酸化物の溶出による有効炭酸ガス吸着剤量の減少が
低減され、さらに被膜層内側の親油性の効果により、炭
酸ガス吸着剤と被覆層が強固に結合する。
【0056】従ってフォーム諸物性を損なうことなくフ
ォーム気泡内ガスを純化しフォーム断熱性能の向上が図
れたものである。
ォーム気泡内ガスを純化しフォーム断熱性能の向上が図
れたものである。
【0057】この結果、地球環境を守る上で必要不可欠
なオゾン破壊係数0、地球温暖化に与える影響も殆ど無
いハイドロカーボンの一つであるシクロペンタンをウレ
タンフォーム用発泡剤として、フォーム諸物性に問題の
ない高断熱性能を有する高品質な発泡断熱材、また前記
発泡断熱材を発泡充填した高品質な断熱箱体が提供でき
るのである。
なオゾン破壊係数0、地球温暖化に与える影響も殆ど無
いハイドロカーボンの一つであるシクロペンタンをウレ
タンフォーム用発泡剤として、フォーム諸物性に問題の
ない高断熱性能を有する高品質な発泡断熱材、また前記
発泡断熱材を発泡充填した高品質な断熱箱体が提供でき
るのである。
【図1】本実施の形態1による炭酸ガス吸着剤の断面図
【図2】本実施の形態2による発泡断熱材の拡大断面図
【図3】本実施の形態2による断熱箱体の斜視図
【符号の説明】 1 炭酸ガス吸着剤 2 アルカリ金属水酸化物 3 親水基 4 親油基 5 有機被膜層 6 発泡断熱材 7 気泡 8 気泡壁 9 内箱 10 外箱 11 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 75/04 F25D 23/08 A F25D 23/08 B01D 53/34 135Z // C08L 75:04
Claims (4)
- 【請求項1】アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土金
属の水酸化物の少なくとも1種で構成される粉体の表面
を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外側に親油
基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガス吸着剤。 - 【請求項2】請求項1記載の炭酸ガス吸着剤に含まれる
アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土金属の水酸化物
の一部がアルカリ金属又はアルカリ土金属の炭酸塩に変
化した請求項1に記載の炭酸ガス吸着剤。 - 【請求項3】揮発性発泡剤で満たされた独立気泡を有す
る発泡ポリウレタン樹脂組成物から構成され、アルカリ
金属の水酸化物又はアルカリ土金属の水酸化物の一部又
は全てがアルカリ金属の炭酸塩に変化した粉体の表面
を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外側に親油
基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガス吸着剤が内
包されることを特徴とする発泡断熱材。 - 【請求項4】外箱と、内箱と、前記外箱および内箱によ
って形成される空間部に揮発性発泡剤で満たされた独立
気泡を有する発泡ポリウレタン樹脂組成物が充填され、
樹脂組成物中にアルカリ金属の水酸化物及び、又はアル
カリ土金属の水酸化物の一部又は全てがアルカリ金属の
炭酸塩及び、又はアルカリ土金属の炭酸塩に変化した粉
体の表面を、被膜層内側に親水基を多く含み、被膜層外
側に親油基を多く含む有機被膜層を形成した炭酸ガス吸
着剤が内包されることを特徴とする断熱箱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10114682A JPH11300201A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 炭酸ガス吸着剤及び発泡断熱材及び断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10114682A JPH11300201A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 炭酸ガス吸着剤及び発泡断熱材及び断熱箱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11300201A true JPH11300201A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14644014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10114682A Pending JPH11300201A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 炭酸ガス吸着剤及び発泡断熱材及び断熱箱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11300201A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196609A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Panasonic Corp | 断熱材および冷蔵庫 |
| WO2021103330A1 (zh) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 浙江海虹控股集团有限公司 | 一种包裹二氧化碳的热膨胀微球及其制备方法 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10114682A patent/JPH11300201A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196609A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Panasonic Corp | 断熱材および冷蔵庫 |
| WO2021103330A1 (zh) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 浙江海虹控股集团有限公司 | 一种包裹二氧化碳的热膨胀微球及其制备方法 |
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