JPH11300902A - 積層体 - Google Patents
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- JPH11300902A JPH11300902A JP13122298A JP13122298A JPH11300902A JP H11300902 A JPH11300902 A JP H11300902A JP 13122298 A JP13122298 A JP 13122298A JP 13122298 A JP13122298 A JP 13122298A JP H11300902 A JPH11300902 A JP H11300902A
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Abstract
性、耐汚染性に非常に優れ、内装材用途にも有用な積層
体を提供すること。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)層とアセトアセチル
基含有エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(B)
層を積層してなる積層体。
Description
含有エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(以下、
AA化EVOHと略記する)を用いた積層体に関し、更
に詳しくは各種基材、接着剤等から発生するホルムアル
デヒドを吸着し、かつ可塑剤移行防止、汚れ防止に優
れ、特に壁紙用途に有用な積層体に関するものである。
フィルムは、建築内装用の壁紙や家具等の仕上げ用の化
粧シート、農業用資材、自動車の内装用資材、日用雑貨
(ビニルマット、傘等)等に利用されており、更にはデ
スクマット、ファイル表紙、手帳表紙等の事務用品や文
房具等にも多用されている。しかしながら、かかる塩化
ビニル系樹脂中には多量の可塑剤が含有されており、塩
化ビニル系樹脂中の可塑剤の悪影響を防ぐために塩化ビ
ニル系樹脂層にEVOHを積層した壁紙(実公平2−4
7015号公報)や可塑剤を25〜55重量%含有する
ポリ塩化ビニル系フィルムに2〜50μm厚みのEVO
Hを積層した積層体(特開昭60−224542号公
報)が提案されている。
いずれの積層体(壁紙)も汚染防止、可塑剤移行防止の
効果は認められるものの、近年非常に問題視されている
ホルムアルデヒドの低減効果については効果を発しない
ことが判明した。
分子樹脂の製造原料としても多量に使用されており、こ
れから得られた樹脂、例えばフェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂やメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂、グアナミン−ホルムアルデヒド樹
脂等は接着加工、成形加工、紙加工、繊維加工、塗料、
化粧板等の広汎な用途に使用されているが、かかる樹脂
を製造する際あるいは樹脂を加工する際に、しばしばホ
ルムアルデヒドが僅かながら雰囲気中に逸散し刺激臭が
漂うという問題が発生し、更には、かかる樹脂を使用し
て得られる各種加工製品もホルムアルデヒドを発生する
傾向があり問題とされている。
い木材にもホルムアルデヒドが含まれており、かかる木
材からも微量のホルムアルデヒドが気中に放散すること
が知られている。ホルムアルデヒドは人体に有害であ
り、空気中10ppm以上存在するとその刺激臭に耐え
られなくなるものであり、加工製品や日常生活と密接に
関連している建材、内装材、機器、衣料、自動車、衛生
材、雑貨、食品等から発生するホルムアルデヒドを低減
させる方法が強く求められているのが実情である。
効率良く低減させ、室内へのホルムアルデヒドの移行が
防止でき、かつ塩化ビニル系樹脂フィルム等からの可塑
剤移行防止性に優れる積層体を提供することを目的とす
る。
かる事情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂
(A)層とAA化EVOH(B)層を積層してなる積層
体が上記目的に合致することを見いだし、本発明を完成
した。本発明では、AA化EVOH(B)溶液を熱可塑
性樹脂(A)層にコーティングして積層体を得ることが
好ましい。
明する。本発明で用いる熱可塑性樹脂(A)としては、
塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂等が挙げられるが、中でも塩化ビニル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂が好ましく、内装材用途や農業用フィルム
用途には特に塩化ビニル系樹脂が好ましく、本発明の効
果を顕著に得ることができる。
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、(直鎖状)低密
度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、酢酸ビニルや
アクリル酸エステルあるいはブテン、ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン等のα−オレフィン類を共重合した
ポリエチレン、ポリプロピレンホモポリマー、エチレン
をグラフト共重合したポリプロピレン、4−メチル−1
−ペンテン等のα−オレフィン類を共重合したポリプロ
ピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペ
ンテン及び上記ポリオレフィンに不飽和カルボン酸やそ
の酸無水物、ビニルシラン系化合物、エポキシ基含有化
合物等を共重合あるいはグラフト重合してなる変性ポリ
オレフィン系樹脂等が挙げられ、高密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、(直鎖状)低密度ポリエチレン、
超低密度ポリエチレン等のポリエチレン、ポリプロピレ
ンホモポリマー、エチレンをグラフト共重合体したポリ
プロピレン、α−オレフィン類を共重合したポリプロピ
レン等のポリプロピレンやエチレン−酢酸ビニル共重合
体等が好適に使用される。
る方法としては、特に制限されず、例えば、エチレン−
酢酸ビニル系共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記
する)とジケテンを反応させる方法、EVOHをアセト
酢酸エステルと反応させてエステル交換する方法や、エ
チレンと酢酸ビニルとアセト酢酸ビニルを共重合させる
方法等、いずれの方法で製造しても良いが、製造工程が
簡略で、品質の良いAA化EVOHが得られる点から、
EVOHとジケテンを反応させる方法で製造するのが好
ましい。EVOHとジケテンを反応させる方法として
は、EVOHとガス状あるいは液状のジケテンを直接反
応させても良いし、有機酸をEVOHに予め吸着吸蔵せ
しめた後、不活性ガス雰囲気下で液状又はガス状のジケ
テンを噴霧、反応するか、又はEVOHに有機酸と液状
ジケテンの混合物を噴霧、反応するか、酢酸エステル系
溶媒、有機酸、EVOHの混合系中にジケテンを滴下又
は添加する等の方法が用いられる。
装置としては、加温可能で撹拌機の付いた装置であれば
充分である。例えば、通常の反応型ニーダー、ヘンシェ
ルミキサー、リボンブレンダー、その他各種ブレンダ
ー、撹拌乾燥装置が挙げられる。
イソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタ
デセン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又はその
塩・部分アルキルエステル・完全アルキルエステル・ニ
トリル・アミド・無水物、不飽和スルホン酸又はその
塩、ビニルシラン化合物、塩化ビニル、スチレン等のコ
モノマーを含んでいても差し支えない。又、本発明の効
果を損なわない範囲で、ウレタン化、アセタール化、シ
アノエチル化等の「後変性」されても差し支えない。
明では、特にエチレン含有量が10〜60モル%、好ま
しくは20〜50モル%、ケン化度90モル%以上、好
ましくは95モル%以上であり、アセトアセチル基含有
量が0.5〜15モル%、好ましくは3〜10モル%で
あることが好ましい。エチレン含有量が10モル%未満
では耐汚染性は不充分となり、60モル%を越えると可
塑剤の移行防止能が低下することとなる。ケン化度が9
0モル%未満では可塑剤の移行防止能が低下することと
なる。更にアセトアセチル基含有量が0.5モル%未満
ではホルムアルデヒドの脱臭能力の点で不充分となり、
15モル%を越えるとAA化EVOHがアセトアセチル
基間の架橋反応等により不溶化したり、又、可塑剤の移
行防止能が低下したりして好ましくない。
測定(溶媒;d6−DMSO)で、3.3〜4.0pp
mの積分強度α(EVOHのCH)、0.85ppmの
積分強度β(EVOHの末端CH3)、1.98ppm
の積分強度γ(EVOHの未ケン化部分のCH3)よ
り、下式(I)にて算出される。
z)測定(溶媒;d6−DMSO)で、2.18ppm
の積分強度ICH3(アセトアセチル基のCH3)と、1.
2〜1.6ppmの範囲での積分強度ICH2(EVOH
のCH2)より、下式(II)より算出される。
OH(B)層を積層して積層体を得るわけであるが、か
かる積層に当たっては特に限定されず、溶液コーティ
ング、フィルムラミネート(ドライラミネート)等の
積層方法が挙げられる。
VOH(B)溶液(あるいは分散液)を熱可塑性樹脂
(A)層にコーティングする方法で、用いられる溶媒と
しては水とアルコールの混合溶媒が挙げられ、水の量は
30〜70重量%(アルコールの量は70〜30重量
%)、好ましくは40〜60重量%(アルコールの量は
60〜40重量%)であり、30重量%未満又は70重
量%を越えると均一な溶液が得難く塗膜が不透明となり
好ましくない。又、アルコールとしては、メタノール、
エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、iso−ブチル
アルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブ
チルアルコール等が挙げられ、n−プロピルアルコー
ル、iso−プロピルアルコールが好適に使用される。
分散液中のAA化EVOH(B)の濃度は特に制限なく
任意の範囲で塗工可能であるが、通常は0.5〜25重
量%程度が好ましく、特には10〜20重量%が好まし
い。コーティングに当たっては、公知の方法を採用する
ことができ、例えばグラビアコーター、リバースロール
コーター、ドクターナイフコーター、エアナイフコータ
ー、ロータリースクリーンコーター、フラットスクリー
ンコーター、スプレー、ハケ塗り、バーコーター、コン
マコーター、カーテンフローコーター等が挙げられ、好
適にはグラビアコーターやリバースロールコーターが使
用される。
の塗布に当たっては、通常基材(熱可塑性樹脂(A)
層)の表面には接着剤(アンカーコート)層が設けられ
る。係る接着剤としては、有機チタン系接着剤、2液反
応型ポリウレタン系接着剤、ポリエステル/イソシアネ
ート系接着剤等が挙げられ、好適には2液反応型ポリウ
レタン系接着剤が使用される。該接着剤層の厚みは乾燥
後の厚みで0.1〜3μmが好ましく、更には0.5〜
1μmが好ましい。
ト)においては、熱可塑性樹脂(A)層の表面に必要に
応じて上記の如きプライマー処理を行った後、有機チタ
ン系接着剤、2液反応型ポリウレタン系接着剤、ポリエ
ステル/イソシアネート系接着剤等の接着剤を介して行
うのであるが、この場合のAA化EVOH(B)のフィ
ルムは延伸、無延伸のどちらでもよい。又、このときの
AA化EVOH(B)フィルムの厚みは5〜50μmが
好ましく、更には10〜20μmが好ましい。本発明に
おいては、特に限定されないが、製造工程の容易さから
溶液コーティングの方法のほうが好ましい。
VOH(B)層の積層体が得られるが、各層の厚みはそ
の用途等により一概には規定できないが、通常、熱可塑
性樹脂(A)層は50〜10000μm(更には100
〜1000μm)、AA化EVOH(B)層は1〜50
μm(更には2〜10μm)であることが好ましい。層
間に接着剤を用いる場合の該接着剤層の厚みは0.1〜
10μm程度が好ましい。
AA化EVOH(B)層の積層体の他にも、熱可塑性樹
脂(A)層をa、AA化EVOH(B)層をbとする
と、a(ポリオレフィン系樹脂)/b/a(塩化ビニル
系樹脂)、a(ポリオレフィン系樹脂)/b/a(ポリ
オレフィン系樹脂)、b/a(ポリオレフィン系樹脂)
/a(塩化ビニル系樹脂)、b/a(ポリエステル系樹
脂)/a(塩化ビニル系樹脂)、a(アクリル系樹脂)
/b/a(塩化ビニル系樹脂)等の積層構造を挙げるこ
とができ、特に(表側)b/a(塩化ビニル系樹脂)
(裏側)、(表側)b/a(ポリオレフィン系樹脂)/
a(塩化ビニル系樹脂)(裏側)の積層構造を有するも
のは、壁紙や化粧用シート等の内装材用途に有用で、こ
れらの積層体の熱可塑性樹脂(A)層の裏面には洋紙、
和紙、不織布、アスベスト、紙、ガラス、繊維、布等の
壁紙用の基材を粘(接)着剤を塗布し、カレンダー法、
ラミネート法等の方法で貼り合わせることも可能で、
又、紙にナイフコーターやロールコーター、フラットス
クリーンコーターで塩化ビニル系樹脂(A)を塗布し、
その後AA化EVOH(B)を積層させることもでき
る。
に用いられる水系澱粉糊等の公知の接着剤を基材に塗布
し、壁面に圧着させればよく、又、意匠性等の付加価値
を高めるために該積層体の少なくとも一方の表面にエン
ボス加工を施して凹凸模様を形成することも有用であ
り、凹凸模様としては木目導管模様、塗装板の表面を模
したもの、抽象模様、石目模様、布目模様、万線模様、
木肌模様及びそれらを組み合わせたもの等を用いること
ができ、かかるエンボス加工により形成される凹凸模様
の深さは模様により異なるが、壁紙用途の場合、通常1
〜200μm程度に形成するのが、良好な立体感を付与
することとなり好ましい。
化ビニル系樹脂等の基材を発泡させることも有用で、こ
の場合のAA化EVOH(B)の積層工程は発泡処理の
前後どちらでもよいが、実質的には溶液コーティングの
時はAA化EVOH(B)積層後に発泡処理を行うこと
が好ましく、溶融コーティングあるいはフィルムラミネ
ート法の時は発泡処理後にAA化EVOH(B)を積層
することが好ましい。
法としては、所望の凹凸模様を形成した通常の熱エンボ
ス機を用いてエンボス加工を施す方法やエクストルージ
ョンコート装置の冷却ロール等に所望の凹凸模様を付与
したエンボスロールを用い、AA化EVOH(B)層を
形成するのと同時にエンボス加工を行う、所謂ダブリン
グエンボス法等、いわゆるメカニカルエンボス法あるい
は発泡抑制剤や発泡促進剤を含むインクを印刷し、発泡
工程で凹凸模様をつけるケミカルエンボス法等が用いら
れる。
(ポリオレフィン系樹脂)、b/a(ポリオレフィン系
樹脂)/a(ポリオレフィン系樹脂)、b/a(ポリオ
レフィン系樹脂)/a(ポリオレフィン系樹脂)/a
(ポリオレフィン系樹脂)・・・、b/a(塩化ビニル
系樹脂)/b、b/a(ポリオレフィン系樹脂)/b、
b/a(ポリオレフィン系樹脂)/a(ポリオレフィン
系樹脂)・・・/b等の積層構造を有するものは、農業
用フィルム(シート)として有用である。
にポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリス
チレン、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等の樹脂、可塑
剤(軟質塩化ビニル系樹脂層には当然のことながら含有
されているが)、安定剤、界面活性剤、架橋性物質(エ
ポキシ化合物、多価金属、無機又は有機の多塩基酸又は
その塩等)、充填剤、着色剤、補強材としての繊維(ガ
ラス繊維、炭素繊維等)、艶消剤(タルク、シリカ系粉
末、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂微粒子粉末)
等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することもで
きる。
H(B)層に、従来公知の消臭剤、例えば酸化リン、酸
化銀を2重量%以上含んだリン酸系ガラス粉末、アルキ
レンジアミン、ポリアルキレンジアミン、塩化第二鉄、
塩化クロム、塩化マンガン、塩化ニッケル、塩化銅、塩
化鉄等を含有させることも可能である。該公知の消臭剤
のうち、リン酸系ガラス粉末、アルキレンジアミン、ポ
リアルキレンジアミンを併用する場合はAA化EVOH
(B)100重量部に対して0.1〜20重量部、好ま
しくは0.3〜15重量部配合するのが適当である。
塩化ニッケル、塩化銅、塩化鉄のような金属イオンを添
加する場合、AA化EVOH(B)のアセトアセチル基
(及び水酸基)に対して2〜100モル%、好ましくは
5〜80モル%配合するのが適当する。該金属イオンは
アセトアセチル基や水酸基とキレートを形成し、均一に
分散することにより、アルデヒド系化合物以外の悪臭
(アンモニア、硫化水素、トリメチルアミン、等)にも
有効に作用するのである。
内装用の壁紙や家具等の仕上げ用の化粧シート等をはじ
めデスクマット等の事務用品、塩ビレザーの表紙を用い
た手帳やファイル等の文房具、自動車用の内装用資材、
農業用フィルム等の農業用資材、日用雑貨(ビニルマッ
ト、傘等)等に利用することができ、中でも上記で詳述
したように壁紙や化粧シート等の内装材や農業用フィル
ム(シート)に大変有用であり、特に耐汚染性や可塑剤
移行防止に優れ、かつ近年問題視されているホルムアル
デヒドの低減効果に優れた壁紙として有用である。
する。尚、例中、「部」、「%」とあるのは、特に断り
のない限り重量基準を意味する。アセトアセチル基含有
エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物として下記の
(B−1)〜(B−3)を用いた。 [AA化EVOH(B−1)]アセトアセチル基含有量
5モル%、エチレン含有量45モル%、ケン化度94.
6モル%、メルトインデックス12g/10分(210
℃、荷重2160g) [AA化EVOH(B−2)]アセトアセチル基含有量
7モル%、エチレン含有量35モル%、ケン化度92.
6モル%、メルトインデックス12g/10分(210
℃、荷重2160g) [AA化EVOH(B−3)]アセトアセチル基含有量
3モル%、エチレン含有量45モル%、ケン化度96.
6モル%、メルトインデックス3g/10分(210
℃、荷重2160g)
オクチルフタレート45部、塩素化パラフィン5部、安
定剤3部、発泡剤5部、酸化チタン18部からなる樹脂
組成物をスーパーミキサーで均一に混合した後、単軸押
出機にて厚さ0.15mmのフィルムを得た。これを2
30℃で、30秒間ギアオーブン中で発泡させて、厚さ
1mmのシート(発泡倍率6.7倍)を作製した。該シ
ートの片面にイソシアネート反応型ポリウレタン系接着
剤(東洋モートン社製、AD−335A/cat−1
0)を塗工し、100℃で乾燥した(乾燥後の厚みで
0.5μm)。次に、この上に更に、AA化EVOH
(B−1)を水/アルコール混合溶媒(混合重量比は水
/アルコール=30/70)で溶解したAA化EVOH
(B−1)溶液(濃度15%)をバーコーターにより塗
工し、熱風乾燥機にて80℃で3分間乾燥し、5μmの
被覆層を形成した積層体を得た。得られた積層体を用い
て以下の評価を行った。
ルデヒド量が10.0mg/(h・m2)の合板に、上
記積層体をAA化EVOH(B−1)層面が表側になる
ようにポリウレタン系接着剤を介して貼り合わせ、放出
するホルムアルデヒドの量を測定した。尚、ホルムアル
デヒド量は、チップモード試験法(DIN 5236
8)のガス分析法によるホルムアルデヒド測定法にて測
定した。
mm×100mm)のAA化EVOH(B−1)層表面
に、直径50mm、厚み3mmのポリスチレン円板を接
触させ、その上から10kg/m2の荷重をかけ、40
℃、65%RH条件下で10日間放置後の可塑剤移行量
を(重量変化)を測定した。又、同様に40℃、90%
RH条件下で10日間放置後の可塑剤移行量(重量変
化)も測定した。評価基準は下記の通りである。 ○・・・重量変化が1g/m2未満 ×・・・重量変化が1g/m2以上
(B−1)層表面に約70℃のホットコーヒーを直径2
cm程度の大きさに塗布あるいは滴下し、20℃で24
時間放置後の水を含ませたさらし木綿で拭き取った後の
積層体の表面状態を目視により以下の評価した。尚、軟
質ポリ塩化ビニル系樹脂シート単独層についても同様に
評価を行った。又、靴墨(中性洗剤で拭き取った)、和
がらし、水性マジック(市販の洗剤(マジックリン)で
拭き取った)についても同様に評価した。 ○・・・完全に拭き取れて汚染の痕跡が認められない。 ×・・・汚染の痕跡が認められる。
EVOH(B−2)に代えた以外は同様に行い、評価を
行った。
mのフィルムに成形した後、該フィルムを、実施例1で
用いた、片面にイソシアネート反応型ポリウレタン系接
着剤(東洋モートン社製、AD−335A/cat−1
0)を0.5g/m2塗工された発泡塩化ビニル系樹脂
シート(厚さ1mm)の接着剤面にドライラミネートし
て積層体を得た。得られた積層体について実施例1と同
様に評価を行った。
ン含有量45モル%、ケン化度99.6モル%、メルト
インデックス(MI)12g/10分(荷重2160
g)のEVOHに代えた以外は同様に行い、評価を行っ
た。実施例、比較例の結果を表1に示す。
層とAA化EVOH(B)層を積層しているため、ホル
ムアルデヒドを含有する対象物あるいは基材から発生す
るホルムアルデヒドの低減に非常に優れ、かつ可塑剤の
移行防止性、耐汚染性に優れた効果を示し、建築内装用
の壁紙や家具等の仕上げ用の化粧シート等をはじめデス
クマット等の事務用品、塩ビレザーの表紙を用いた手帳
やファイル等の文房具、自動車用の内装用資材、農業用
フィルム等の農業用資材、日用雑貨(ビニルマット、傘
等)等の積層体にも大変有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)層とアセトアセチル
基含有エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(B)
層を積層してなることを特徴とする積層体。 - 【請求項2】 アセトアセチル基含有エチレン−酢酸ビ
ニル系共重合体ケン化物(B)溶液を熱可塑性樹脂
(A)層にコーティングしてなることを特徴とする請求
項1記載の積層体。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂(A)が塩化ビニル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項
1又は2記載の積層体。 - 【請求項4】 内装材用途又は農業用フィルム用途に用
いることを特徴とする請求項1、2又は3記載の積層
体。 - 【請求項5】 内装材用途が壁紙用途であることを特徴
とする請求項4記載の積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13122298A JP4059561B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13122298A JP4059561B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11300902A true JPH11300902A (ja) | 1999-11-02 |
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ID=15052897
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|---|---|---|---|
| JP13122298A Expired - Fee Related JP4059561B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4059561B2 (ja) |
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