JPH11302447A - 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 - Google Patents
塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物Info
- Publication number
- JPH11302447A JPH11302447A JP11093698A JP11093698A JPH11302447A JP H11302447 A JPH11302447 A JP H11302447A JP 11093698 A JP11093698 A JP 11093698A JP 11093698 A JP11093698 A JP 11093698A JP H11302447 A JPH11302447 A JP H11302447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chlorine
- containing polymer
- stabilizer
- weight
- calcium silicate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
- C08K5/3477—Six-membered rings
- C08K5/3492—Triazines
- C08K5/34924—Triazines containing cyanurate groups; Tautomers thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/05—Alcohols; Metal alcoholates
- C08K5/053—Polyhydroxylic alcohols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K9/00—Use of pretreated ingredients
- C08K9/04—Ingredients treated with organic substances
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、熱安定性と共に耐低温熱老
化性も顕著に向上した非鉛系の塩素含有重合体用安定剤
を提供し、更に優れた熱安定性を有するともに、耐低温
熱老化性にも優れる電線被覆材として有用な非鉛系の塩
素含有重合体組成物を提供する。 【解決手段】 特定の化学組成を有し且つ面間隔3.0
1乃至3.08オングストローム、面間隔2.78乃至
2.82オングストローム及び面間隔1.81乃至1.
84オングストロームにX線回折像を有する微結晶カル
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
と、(B)イソシアヌレート化合物とを含有し、且つ前
記成分(A)と(B)イソシアヌレート化合物が
(A):(B)=5.0:95.0乃至99.8:0.
2の重量比で存在する塩素含有重合体用安定剤及びそれ
を含有する樹脂組成物。
化性も顕著に向上した非鉛系の塩素含有重合体用安定剤
を提供し、更に優れた熱安定性を有するともに、耐低温
熱老化性にも優れる電線被覆材として有用な非鉛系の塩
素含有重合体組成物を提供する。 【解決手段】 特定の化学組成を有し且つ面間隔3.0
1乃至3.08オングストローム、面間隔2.78乃至
2.82オングストローム及び面間隔1.81乃至1.
84オングストロームにX線回折像を有する微結晶カル
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
と、(B)イソシアヌレート化合物とを含有し、且つ前
記成分(A)と(B)イソシアヌレート化合物が
(A):(B)=5.0:95.0乃至99.8:0.
2の重量比で存在する塩素含有重合体用安定剤及びそれ
を含有する樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非鉛系の塩素含有
重合体用安定剤及び安定化された塩素含有重合体組成物
に関するもので、より詳細には耐低温熱老化性が顕著に
向上した塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組
成物に関する。
重合体用安定剤及び安定化された塩素含有重合体組成物
に関するもので、より詳細には耐低温熱老化性が顕著に
向上した塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ケイ酸カルシウム(カルシウムシリケー
ト)が樹脂用配合剤として使用されていることは、古く
から知られており、本出願人の提案にかかる特開平4−
15237号公報には、特定のX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートが、熱安定化作用に優れた樹脂
配合剤となることが記載されている。
ト)が樹脂用配合剤として使用されていることは、古く
から知られており、本出願人の提案にかかる特開平4−
15237号公報には、特定のX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートが、熱安定化作用に優れた樹脂
配合剤となることが記載されている。
【0003】また、イソシアヌレート化合物が塩素含有
重合体に含有されることも知られており、特開昭51−
74043号公報にはトリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアネートと有機酸塩を含有する塩化ビニル系樹脂
組成物が記載されている。
重合体に含有されることも知られており、特開昭51−
74043号公報にはトリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアネートと有機酸塩を含有する塩化ビニル系樹脂
組成物が記載されている。
【0004】ハイドロタルサイトが塩素含有重合体に対
して熱安定化作用を有することも古くから知られてお
り、例えば、特開昭55−80445号公報には、塩素
含有重合体等の100重量部に対して、ハイドロタルサ
イトを0.01乃至5重量部配合することが記載されて
いる。
して熱安定化作用を有することも古くから知られてお
り、例えば、特開昭55−80445号公報には、塩素
含有重合体等の100重量部に対して、ハイドロタルサ
イトを0.01乃至5重量部配合することが記載されて
いる。
【0005】ケイ酸塩とハイドロタルサイトとの組み合
わせを塩素含有重合体の安定剤として使用することも既
に公知であり、特開平5−179090号公報には、塩
素含有重合体100重量部当たり過塩素酸基含有ハイド
ロタルサイト0.05乃至10重量部及びアルミニウム
もしくはアルカリ土類金属のケイ酸塩0.001乃至3
重量部を含有する安定化された樹脂組成物が記載されて
いる。
わせを塩素含有重合体の安定剤として使用することも既
に公知であり、特開平5−179090号公報には、塩
素含有重合体100重量部当たり過塩素酸基含有ハイド
ロタルサイト0.05乃至10重量部及びアルミニウム
もしくはアルカリ土類金属のケイ酸塩0.001乃至3
重量部を含有する安定化された樹脂組成物が記載されて
いる。
【0006】また、特開平8−109297号公報に
は、塩化ビニル樹脂100重量部当たりハイドロタルサ
イト0.05乃至10重量部及びアルカリ土類金属酸化
物当たりのシリカのモル比が2.2乃至8のアルカリ土
類金属のケイ酸塩0.001乃至3重量部を含有する電
線被覆用塩化ビニル樹脂組成物が記載されている。
は、塩化ビニル樹脂100重量部当たりハイドロタルサ
イト0.05乃至10重量部及びアルカリ土類金属酸化
物当たりのシリカのモル比が2.2乃至8のアルカリ土
類金属のケイ酸塩0.001乃至3重量部を含有する電
線被覆用塩化ビニル樹脂組成物が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の提案に見られる
安定剤は、非鉛系でありながら、ある程度の熱安定化作
用を示すという点では評価に値するが、未だ低温熱老化
性に関しては満足すべき結果が得られていない。
安定剤は、非鉛系でありながら、ある程度の熱安定化作
用を示すという点では評価に値するが、未だ低温熱老化
性に関しては満足すべき結果が得られていない。
【0008】即ち、塩素含有重合体に関して従来問題と
している耐熱性は、180℃程度の比較的高温での耐熱
性であり、この高温での耐熱性はそれはそれとして重要
なものではあるが、一方塩素含有重合体は、例えば10
0℃程度の比較的低温に長時間曝されたときにも、老化
するという問題があり、この低温熱老化により、樹脂が
着色し、或いは伸び等の機械的性質が低下する傾向があ
る。
している耐熱性は、180℃程度の比較的高温での耐熱
性であり、この高温での耐熱性はそれはそれとして重要
なものではあるが、一方塩素含有重合体は、例えば10
0℃程度の比較的低温に長時間曝されたときにも、老化
するという問題があり、この低温熱老化により、樹脂が
着色し、或いは伸び等の機械的性質が低下する傾向があ
る。
【0009】本発明者らは、ケイ酸カルシウムの内で
も、特定の組成とX線回折像とを有する微結晶カルシウ
ムシリケート或いはこれと多価アルコールとの複合物を
選択し、これをイソシアヌレート化合物と組み合わせる
ときには、熱安定性が顕著に向上すると共に、耐低温熱
老化性も顕著に向上し、初期着色も少ないことを見いだ
した。
も、特定の組成とX線回折像とを有する微結晶カルシウ
ムシリケート或いはこれと多価アルコールとの複合物を
選択し、これをイソシアヌレート化合物と組み合わせる
ときには、熱安定性が顕著に向上すると共に、耐低温熱
老化性も顕著に向上し、初期着色も少ないことを見いだ
した。
【0010】即ち、本発明の目的は、熱安定性と共に耐
低温熱老化性も顕著に向上した非鉛系の塩素含有重合体
用安定剤を提供するにある。
低温熱老化性も顕著に向上した非鉛系の塩素含有重合体
用安定剤を提供するにある。
【0011】本発明の他の目的は、優れた熱安定性を有
するともに、耐低温熱老化性にも優れており、電線被覆
材として有用な非鉛系の塩素含有重合体組成物を提供す
るにある。
するともに、耐低温熱老化性にも優れており、電線被覆
材として有用な非鉛系の塩素含有重合体組成物を提供す
るにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数であり、nは2.5以下の数
である、で表される化学組成を有し且つ面間隔3.01
乃至3.08オングストローム、面間隔2.78乃至
2.82オングストローム及び面間隔1.81乃至1.
84オングストロームにX線回折像を有する微結晶カル
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
と、(B)イソシアヌレート化合物とを含有し、且つ前
記成分(A)と(B)イソシアヌレート化合物が
(A):(B)=5.0:95.0乃至99.8:0.
2の重量比で存在する塩素含有重合体用安定剤が提供さ
れる。本発明によればまた、塩素含有重合体100重量
部当たり、(A)一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数であり、nは2.5以下の数
である、で表される化学組成を有し且つ比表面積が60
乃至200m2 /gの範囲にある微結晶カルシウムシリ
ケート或いは上記微結晶カルシウムシリケートと多価ア
ルコールとを20:80乃至80:20重量比で含有す
る複合物を0.05乃至10重量部、及び(B)イソシ
アヌレート化合物を0.01乃至3.0重量部、特に
0.02乃至1.0重量部含有することを特徴とする低
温熱老化性の改善された塩素含有重合体組成物が提供さ
れる。本発明の安定剤においては、 1.(A)微結晶カルシウムシリケートと(C)ハイド
ロタルサイト或いはアルカリ・アルミニウム複合水酸化
物塩を(A):(C)=0.5:99.5乃至99.
0:1.0の重量比で更に含有させること、 2.(A)微結晶カルシウムシリケートと(B)イソシ
アヌレート化合物の合計と(D)高級脂肪酸亜鉛を
{(A)+(B)}:(D)=20:80乃至90:1
0の重量比で、同様に前記(A)微結晶カルシウムシリ
ケートと(B)イソシアヌレート化合物の合計と(E)
β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステルを{(A)+
(B)}:(E)=35:65乃至99.9:0.1の
重量比で更に含有させること、 3.(A)微結晶カルシウムシリケートと(B)イソシ
アヌレート化合物の合計と(F)フェノール系酸化防止
剤を{(A)+(B)}:(F)=35:65乃至9
9.9:0.1の重量比で更に含有させること、が好ま
しい。本発明の塩素含有重合体組成物においては、塩素
含有重合体100重量部当たり、 1.(C)ハイドロタルサイト或いはアルカリ・アルミ
ニウム複合水酸化物塩を0.1乃至10.0重量部の量
で更に含有させること、 2.(D)高級脂肪酸亜鉛を0.1乃至5.0重量部及
び(E)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステル0.0
1乃至5.0重量部更に含有させること、 3.(F)フェノール系酸化防止剤を0.01乃至5.
0重量部更に含有させること、が好ましい。
一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数であり、nは2.5以下の数
である、で表される化学組成を有し且つ面間隔3.01
乃至3.08オングストローム、面間隔2.78乃至
2.82オングストローム及び面間隔1.81乃至1.
84オングストロームにX線回折像を有する微結晶カル
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
と、(B)イソシアヌレート化合物とを含有し、且つ前
記成分(A)と(B)イソシアヌレート化合物が
(A):(B)=5.0:95.0乃至99.8:0.
2の重量比で存在する塩素含有重合体用安定剤が提供さ
れる。本発明によればまた、塩素含有重合体100重量
部当たり、(A)一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数であり、nは2.5以下の数
である、で表される化学組成を有し且つ比表面積が60
乃至200m2 /gの範囲にある微結晶カルシウムシリ
ケート或いは上記微結晶カルシウムシリケートと多価ア
ルコールとを20:80乃至80:20重量比で含有す
る複合物を0.05乃至10重量部、及び(B)イソシ
アヌレート化合物を0.01乃至3.0重量部、特に
0.02乃至1.0重量部含有することを特徴とする低
温熱老化性の改善された塩素含有重合体組成物が提供さ
れる。本発明の安定剤においては、 1.(A)微結晶カルシウムシリケートと(C)ハイド
ロタルサイト或いはアルカリ・アルミニウム複合水酸化
物塩を(A):(C)=0.5:99.5乃至99.
0:1.0の重量比で更に含有させること、 2.(A)微結晶カルシウムシリケートと(B)イソシ
アヌレート化合物の合計と(D)高級脂肪酸亜鉛を
{(A)+(B)}:(D)=20:80乃至90:1
0の重量比で、同様に前記(A)微結晶カルシウムシリ
ケートと(B)イソシアヌレート化合物の合計と(E)
β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステルを{(A)+
(B)}:(E)=35:65乃至99.9:0.1の
重量比で更に含有させること、 3.(A)微結晶カルシウムシリケートと(B)イソシ
アヌレート化合物の合計と(F)フェノール系酸化防止
剤を{(A)+(B)}:(F)=35:65乃至9
9.9:0.1の重量比で更に含有させること、が好ま
しい。本発明の塩素含有重合体組成物においては、塩素
含有重合体100重量部当たり、 1.(C)ハイドロタルサイト或いはアルカリ・アルミ
ニウム複合水酸化物塩を0.1乃至10.0重量部の量
で更に含有させること、 2.(D)高級脂肪酸亜鉛を0.1乃至5.0重量部及
び(E)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステル0.0
1乃至5.0重量部更に含有させること、 3.(F)フェノール系酸化防止剤を0.01乃至5.
0重量部更に含有させること、が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明では、ケイ酸カルシウムと
して、(A)一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数、好適には0.5乃至5.0
の数、最も好適には0.5乃至3.0の数であり、nは
2.5以下の数である、で表される化学組成を有し且つ
面間隔3.01乃至3.08オングストローム、面間隔
2.78乃至2.82オングストローム及び面間隔1.
81乃至1.84オングストロームにX線回折像を有す
る微結晶カルシウムシリケートを選択する。
して、(A)一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数、好適には0.5乃至5.0
の数、最も好適には0.5乃至3.0の数であり、nは
2.5以下の数である、で表される化学組成を有し且つ
面間隔3.01乃至3.08オングストローム、面間隔
2.78乃至2.82オングストローム及び面間隔1.
81乃至1.84オングストロームにX線回折像を有す
る微結晶カルシウムシリケートを選択する。
【0014】上記微結晶カルシウムシリケートは、前述
した特開平4−15237号公報に記載されて公知のも
のであるが、本発明では、この微結晶カルシウムシリケ
ートを選択して、これをイソシアヌレート化合物と組み
合わせることにより、後述する表5、6に示すとおり、
熱安定性と耐低温熱老化性とを顕著に向上させることが
できる。
した特開平4−15237号公報に記載されて公知のも
のであるが、本発明では、この微結晶カルシウムシリケ
ートを選択して、これをイソシアヌレート化合物と組み
合わせることにより、後述する表5、6に示すとおり、
熱安定性と耐低温熱老化性とを顕著に向上させることが
できる。
【0015】カルシウムシリケートとしては、ゾノトラ
イト、トバモライト等の多くの鉱物が知られているが、
本発明では、前述した特定の化学組成とX線回折像とを
有する微結晶カルシウムシリケートを主安定剤として用
いることにより、塩素含有重合体の熱安定性を向上させ
ることができる。即ち、後述する比較例3に示すとお
り、ゾノトライトを主安定剤として配合した塩化ビニル
樹脂組成物は、190℃で約120分の黒化時間、コン
ゴーレッド法で求めて300分の塩化水素捕捉時間を示
すに過ぎないのに対して、本発明で規定した微結晶カル
シウムシリケートを主安定剤として配合した塩化ビニル
樹脂組成物(実施例1)は、190℃で約160分以上
の黒化時間、コンゴーレッド法で求めて362分の塩化
水素捕捉時間を示すのであって、優れた熱安定化作用を
有することが明らかである。
イト、トバモライト等の多くの鉱物が知られているが、
本発明では、前述した特定の化学組成とX線回折像とを
有する微結晶カルシウムシリケートを主安定剤として用
いることにより、塩素含有重合体の熱安定性を向上させ
ることができる。即ち、後述する比較例3に示すとお
り、ゾノトライトを主安定剤として配合した塩化ビニル
樹脂組成物は、190℃で約120分の黒化時間、コン
ゴーレッド法で求めて300分の塩化水素捕捉時間を示
すに過ぎないのに対して、本発明で規定した微結晶カル
シウムシリケートを主安定剤として配合した塩化ビニル
樹脂組成物(実施例1)は、190℃で約160分以上
の黒化時間、コンゴーレッド法で求めて362分の塩化
水素捕捉時間を示すのであって、優れた熱安定化作用を
有することが明らかである。
【0016】本発明で用いる微結晶カルシウムシリケー
トは、塩素含有重合体の熱安定性の向上に顕著に役立つ
ものではあるが、耐低温熱老化性の点では未だ改善され
る余地があることが分かった。即ち、上記の微結晶カル
シウムシリケートを主安定剤として配合した塩素含有重
合体組成物を、100℃の温度で1週間保持すると、こ
の樹脂組成物はピンク色に着色する傾向が認められる。
トは、塩素含有重合体の熱安定性の向上に顕著に役立つ
ものではあるが、耐低温熱老化性の点では未だ改善され
る余地があることが分かった。即ち、上記の微結晶カル
シウムシリケートを主安定剤として配合した塩素含有重
合体組成物を、100℃の温度で1週間保持すると、こ
の樹脂組成物はピンク色に着色する傾向が認められる。
【0017】ところが、この微結晶カルシウムシリケー
トとイソシアヌレート化合物を5.0:95.0乃至9
9.8:0.2の重量比、特に好適には15:85乃至
99:1の重量比で配合すると、上記の温度で上記の時
間保持した場合にも、着色傾向が抑制されるのである。
トとイソシアヌレート化合物を5.0:95.0乃至9
9.8:0.2の重量比、特に好適には15:85乃至
99:1の重量比で配合すると、上記の温度で上記の時
間保持した場合にも、着色傾向が抑制されるのである。
【0018】塩素含有重合体の低温熱老化性と対比され
るものとして、塩素含有重合体の初期着色と一般的な耐
熱性とがあるが、初期着色は安定剤が配合された塩素含
有重合体がその加工温度(一般に150乃至170℃)
で熱加工された後での着色であり、一方耐熱性は塩素含
有重合体の脱塩酸反応が生じる様な温度条件(一般に1
80乃至200℃)での着色評価であるのに対して、低
温熱老化ではこれらの温度よりもかなり低い温度でしか
も長時間の熱履歴で生じる着色或いは劣化であって、温
度条件もまたその原因も全く異なるものと思われる。
るものとして、塩素含有重合体の初期着色と一般的な耐
熱性とがあるが、初期着色は安定剤が配合された塩素含
有重合体がその加工温度(一般に150乃至170℃)
で熱加工された後での着色であり、一方耐熱性は塩素含
有重合体の脱塩酸反応が生じる様な温度条件(一般に1
80乃至200℃)での着色評価であるのに対して、低
温熱老化ではこれらの温度よりもかなり低い温度でしか
も長時間の熱履歴で生じる着色或いは劣化であって、温
度条件もまたその原因も全く異なるものと思われる。
【0019】本発明において、微結晶カルシウムシリケ
ートに対してイソシアヌレート化合物を一定量比で組み
合わせることにより、耐低温熱老化性が向上するのは、
多数の実験の結果現象として見い出されたものであり、
その理由は何らかの意味で本発明を拘束するものでは決
してないが、ピンク色の着色は、微結晶カルシウムシリ
ケートと塩素含有重合体との相互作用による軽度のポリ
エン構造の形成或いは更に錯体の形成に基づくものと解
されるのに対して、イソシアヌレート化合物はこれらの
ポリエン構造の形成或いは錯体の形成を抑制していると
信じられる。
ートに対してイソシアヌレート化合物を一定量比で組み
合わせることにより、耐低温熱老化性が向上するのは、
多数の実験の結果現象として見い出されたものであり、
その理由は何らかの意味で本発明を拘束するものでは決
してないが、ピンク色の着色は、微結晶カルシウムシリ
ケートと塩素含有重合体との相互作用による軽度のポリ
エン構造の形成或いは更に錯体の形成に基づくものと解
されるのに対して、イソシアヌレート化合物はこれらの
ポリエン構造の形成或いは錯体の形成を抑制していると
信じられる。
【0020】本発明においては、上記(A)微結晶カル
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
に対して、(C)ハイドロタルサイト或いはアルカリ・
アルミニウム複合水酸化物塩を(A):(C)=0.
5:99.5乃至99.0:1.0の重量比で組み合わ
せることが、耐低温熱老化性を優れたレベルに保持しな
がら、耐熱性を一層向上させるために好ましい。
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
に対して、(C)ハイドロタルサイト或いはアルカリ・
アルミニウム複合水酸化物塩を(A):(C)=0.
5:99.5乃至99.0:1.0の重量比で組み合わ
せることが、耐低温熱老化性を優れたレベルに保持しな
がら、耐熱性を一層向上させるために好ましい。
【0021】また、安定剤配合塩素含有重合体組成物の
初期着色傾向を抑制するために、(A)微結晶カルシウ
ムシリケートと(B)イソシアヌネート化合物の合計と
(D)高級脂肪酸亜鉛を{(A)+(B)}:(D)=
20:80乃至90:10重量比で、同様に(A)微結
晶カルシウムシリケートと(B)イソシアヌレート化合
物の合計と(E)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステ
ルを{(A)+(B)}:(E)=35:65乃至9
9.9:0.1重量比で更に含有させることが好まし
い。
初期着色傾向を抑制するために、(A)微結晶カルシウ
ムシリケートと(B)イソシアヌネート化合物の合計と
(D)高級脂肪酸亜鉛を{(A)+(B)}:(D)=
20:80乃至90:10重量比で、同様に(A)微結
晶カルシウムシリケートと(B)イソシアヌレート化合
物の合計と(E)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステ
ルを{(A)+(B)}:(E)=35:65乃至9
9.9:0.1重量比で更に含有させることが好まし
い。
【0022】更に、(A)微結晶カルシウムシリケート
と(B)イソシアヌレート化合物の合計と(F)フェノ
ール系酸化防止剤を{(A)+(B)}:(F)=3
5:65乃至99.9:0.1重量比で配合すると、塩
化水素捕捉時間をかなり延長させることが可能となる。
と(B)イソシアヌレート化合物の合計と(F)フェノ
ール系酸化防止剤を{(A)+(B)}:(F)=3
5:65乃至99.9:0.1重量比で配合すると、塩
化水素捕捉時間をかなり延長させることが可能となる。
【0023】[微結晶カルシウムシリケート]本発明に
用いる微結晶カルシウムシリケートは、前記一般式
(1)で表される化学組成と、前述したX線回折像とを
有している。この一般式において、xは0.5以上の数
であるが、0.5乃至5.0の範囲、特に0.5乃至
3.0の範囲にあることが好ましい。また、nは2.5
以下の数であるが、0.5乃至1.0の範囲にあること
が好ましい。
用いる微結晶カルシウムシリケートは、前記一般式
(1)で表される化学組成と、前述したX線回折像とを
有している。この一般式において、xは0.5以上の数
であるが、0.5乃至5.0の範囲、特に0.5乃至
3.0の範囲にあることが好ましい。また、nは2.5
以下の数であるが、0.5乃至1.0の範囲にあること
が好ましい。
【0024】シリカ分の含有量が、この範囲を越えて大
きいときには、上記範囲内にある場合に比して熱安定性
が低下する傾向があり、一方、この範囲を越えて小さい
場合には、上記範囲内にある場合に比して初期着色傾向
が増大する場合がある。この微結晶カルシウムシリケー
トは、若干水和している方が、熱安定化の活性が大きく
なる傾向があるが、水和量が余りにも多くなると、樹脂
の発泡傾向があるので好ましくない。
きいときには、上記範囲内にある場合に比して熱安定性
が低下する傾向があり、一方、この範囲を越えて小さい
場合には、上記範囲内にある場合に比して初期着色傾向
が増大する場合がある。この微結晶カルシウムシリケー
トは、若干水和している方が、熱安定化の活性が大きく
なる傾向があるが、水和量が余りにも多くなると、樹脂
の発泡傾向があるので好ましくない。
【0025】本発明で用いる微結晶カルシウムシリケー
トのX線回折像を図1に示す。この微結晶カルシウムシ
リケートと化学組成が近いゾノトライトのX線回折像を
図2に示す。これらの対比から、本発明で用いるカルシ
ウムシリケートは、微細結晶であることが理解される。
トのX線回折像を図1に示す。この微結晶カルシウムシ
リケートと化学組成が近いゾノトライトのX線回折像を
図2に示す。これらの対比から、本発明で用いるカルシ
ウムシリケートは、微細結晶であることが理解される。
【0026】本発明で使用する微結晶カルシウムシリケ
ートのX線回折像について、その3強線を示すと、下記
表1
ートのX線回折像について、その3強線を示すと、下記
表1
【表1】 面間隔(オングストローム) 相対強度 29.2 m 32.0 w 49.3 w 表中、mは中程に強い、wは弱い、をそれぞれ示してい
る、のとおりとなるが、その最強ピークがかなりブロー
ドなものとなっていることが明らかである。
る、のとおりとなるが、その最強ピークがかなりブロー
ドなものとなっていることが明らかである。
【0027】結晶のX線回折では、下記のBraggの
式(3) nλ = 2dhkl Sinθ ‥‥(3) 式中、nは次数であり、λはX線の波長であり、dhkl
は結晶の(hkl)の面間隔であり、θは回折角であ
る、を満足するとき、干渉に強度ピークが現れることが
知られており、この干渉ピークの鋭さと結晶の大きさと
の間にも、下記のScherrerの式(4) 式中、Lhkl は結晶の(hkl)面に垂直な方向の寸
法、Kは約0.9の定数、Hは干渉ピークの半価幅(ラ
ジアン)、λ及びθは前記式(3)と同一である、で表
される関係がある。
式(3) nλ = 2dhkl Sinθ ‥‥(3) 式中、nは次数であり、λはX線の波長であり、dhkl
は結晶の(hkl)の面間隔であり、θは回折角であ
る、を満足するとき、干渉に強度ピークが現れることが
知られており、この干渉ピークの鋭さと結晶の大きさと
の間にも、下記のScherrerの式(4) 式中、Lhkl は結晶の(hkl)面に垂直な方向の寸
法、Kは約0.9の定数、Hは干渉ピークの半価幅(ラ
ジアン)、λ及びθは前記式(3)と同一である、で表
される関係がある。
【0028】図1のX線回折像から、面指数220の回
折ピークの半価幅を求め、この半価幅から、前記式
(4)により、結晶子のサイズを算出すると、面指数2
20の結晶子サイズは、60乃至120オングストロー
ムの範囲に一般に抑制されている。
折ピークの半価幅を求め、この半価幅から、前記式
(4)により、結晶子のサイズを算出すると、面指数2
20の結晶子サイズは、60乃至120オングストロー
ムの範囲に一般に抑制されている。
【0029】カルシウムシリケートによる熱安定化作用
は、結晶の表面を通して発現されるものであり、結晶子
のサイズが小さくなれば、その表面積は当然大きくなる
から、本発明で用いる微結晶カルシウムシリケートが熱
安定化作用に優れていることが容易に了解されるもので
ある。
は、結晶の表面を通して発現されるものであり、結晶子
のサイズが小さくなれば、その表面積は当然大きくなる
から、本発明で用いる微結晶カルシウムシリケートが熱
安定化作用に優れていることが容易に了解されるもので
ある。
【0030】本発明に用いる微結晶カルシウムシリケー
トは、下記式(2) IS =tanθ2 /tanθ1 ‥‥(2) 式中、θ1 は面間隔3.01乃至3.08オングストロ
ームのX線回折ピークにおけるピーク垂線と挟角側接線
とがなす角度、θ2 は上記ピークにおいてピーク垂線と
広角側接線とがなす角度を示す、で定義される積層不整
指数(IS )が1.75以上、特に1.8乃至2.0の
範囲にあることが好ましい。本発明で用いる微結晶カル
シウムシリケートは、前述したX線回折像からも明らか
なとおり、層状の微細結晶であるが、上記の積層不整指
数とは、層のC軸方向の積み重ねが不規則である程度を
示すものであり、この値が大きいほど、不規則性が大き
いことを示している。本発明に用いる微結晶カルシウム
シリケートは、積層が不規則的であるため、活性表面が
大きく、塩素含有重合体の安定化作用に優れているもの
である。
トは、下記式(2) IS =tanθ2 /tanθ1 ‥‥(2) 式中、θ1 は面間隔3.01乃至3.08オングストロ
ームのX線回折ピークにおけるピーク垂線と挟角側接線
とがなす角度、θ2 は上記ピークにおいてピーク垂線と
広角側接線とがなす角度を示す、で定義される積層不整
指数(IS )が1.75以上、特に1.8乃至2.0の
範囲にあることが好ましい。本発明で用いる微結晶カル
シウムシリケートは、前述したX線回折像からも明らか
なとおり、層状の微細結晶であるが、上記の積層不整指
数とは、層のC軸方向の積み重ねが不規則である程度を
示すものであり、この値が大きいほど、不規則性が大き
いことを示している。本発明に用いる微結晶カルシウム
シリケートは、積層が不規則的であるため、活性表面が
大きく、塩素含有重合体の安定化作用に優れているもの
である。
【0031】本発明で用いる微結晶カルシウムシリケー
トは、一般に40μm以上の粒度のものが全体の10重
量%以下で且つ20μm以下の粒度のものが全体の50
重量%以上であるような粒度分布を有していることが、
塩素含有重合体への均一な分散と熱安定化効果の点で好
ましい。また、この微結晶カルシウムシリケートは、上
記の粒子構造に関連して、60乃至200m2 /g、特
に70乃至150m2/gの比較的大きな比表面積、
0.5ml/g以上、特に1.0乃至4.0ml/gの
細孔容積、及び0.1乃至10μmの平均粒径50乃至
250ml/100g、特に80乃至200ml/10
0gの吸油量を有している。
トは、一般に40μm以上の粒度のものが全体の10重
量%以下で且つ20μm以下の粒度のものが全体の50
重量%以上であるような粒度分布を有していることが、
塩素含有重合体への均一な分散と熱安定化効果の点で好
ましい。また、この微結晶カルシウムシリケートは、上
記の粒子構造に関連して、60乃至200m2 /g、特
に70乃至150m2/gの比較的大きな比表面積、
0.5ml/g以上、特に1.0乃至4.0ml/gの
細孔容積、及び0.1乃至10μmの平均粒径50乃至
250ml/100g、特に80乃至200ml/10
0gの吸油量を有している。
【0032】この微結晶カルシウムシリケートは、非晶
質の活性ケイ酸を石灰乳中で微粉砕することにより製造
できるが、勿論この製造法に限定されない。
質の活性ケイ酸を石灰乳中で微粉砕することにより製造
できるが、勿論この製造法に限定されない。
【0033】本発明に用いる微結晶カルシウムシリケー
トは、塩化亜鉛に対しマスキング乃至キレート作用を有
する有機配合剤を細孔内或いは表面に保持するものであ
ることが好ましい。
トは、塩化亜鉛に対しマスキング乃至キレート作用を有
する有機配合剤を細孔内或いは表面に保持するものであ
ることが好ましい。
【0034】この目的の有機配合剤としては、多価アル
コールが好ましく、その適当な例は次の通りである。多
価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、グリセリン、ジグリセリン、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、マンニト
ール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、ジトリ
メチロールプロパン、トリスイソシアヌレート、ジペン
タエリスリトールアジペート等を挙げることができる。
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールが好適
である。
コールが好ましく、その適当な例は次の通りである。多
価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、グリセリン、ジグリセリン、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、マンニト
ール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、ジトリ
メチロールプロパン、トリスイソシアヌレート、ジペン
タエリスリトールアジペート等を挙げることができる。
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールが好適
である。
【0035】本発明の好適な態様では、(C)微結晶カ
ルシウムシリケートと多価アルコールとを20:80乃
至80:20、特に30:70乃至60:40の重量比
で含有する複合物の形で使用する。上記の複合物は、塩
素含有重合体の熱安定性を顕著に向上させうると共に、
初期着色や亜鉛バーニングを防止し、移行性も小さいと
いう利点を与える。この複合物は、一般に多価アルコー
ルと微結晶カルシウムシリケートとを湿式及び乾式で共
粉砕することにより得られる。
ルシウムシリケートと多価アルコールとを20:80乃
至80:20、特に30:70乃至60:40の重量比
で含有する複合物の形で使用する。上記の複合物は、塩
素含有重合体の熱安定性を顕著に向上させうると共に、
初期着色や亜鉛バーニングを防止し、移行性も小さいと
いう利点を与える。この複合物は、一般に多価アルコー
ルと微結晶カルシウムシリケートとを湿式及び乾式で共
粉砕することにより得られる。
【0036】多価アルコールの含有量が上記範囲よりも
少ないと、初期着色や亜鉛バーニングの点で不満足とな
り、また上記範囲を上回ると、移行性が増大する傾向が
ある。多価アルコールとしては、ペンタエリスリトール
やジペンタエリスリトールが好適である。
少ないと、初期着色や亜鉛バーニングの点で不満足とな
り、また上記範囲を上回ると、移行性が増大する傾向が
ある。多価アルコールとしては、ペンタエリスリトール
やジペンタエリスリトールが好適である。
【0037】[イソシアヌレート化合物]本発明に用い
るイソシアヌレート化合物は、下記式(5)
るイソシアヌレート化合物は、下記式(5)
【化1】 式中、R1 、R2 及びR3 の各々は、ヒドロキシアルキ
ル基である、で表されるトリス(ヒドロキシアルキル)
シアヌレートであることが好ましく、その適当な例とし
ては、トリス(ヒドロキシエチル)シアヌレート、トリ
ス(ヒドロキシプロピル)シアヌレート、トリス(ヒド
ロキシブチル)シアヌレート、トリス(2,3−ジヒド
ロキシプロピル)シアヌレート、トリス(グリシジル)
シアヌレート等が挙げられる。
ル基である、で表されるトリス(ヒドロキシアルキル)
シアヌレートであることが好ましく、その適当な例とし
ては、トリス(ヒドロキシエチル)シアヌレート、トリ
ス(ヒドロキシプロピル)シアヌレート、トリス(ヒド
ロキシブチル)シアヌレート、トリス(2,3−ジヒド
ロキシプロピル)シアヌレート、トリス(グリシジル)
シアヌレート等が挙げられる。
【0038】上記トリス(ヒドロキシアルキル)シアヌ
レートは、前述した量比で用いることも重要であり、上
記量比を下回ると、本発明の範囲内にある場合に比して
耐低温熱老化性が低下する傾向があり、上記量比を上回
ると、本発明の範囲内にある場合に比して耐熱性が低下
する傾向がある。
レートは、前述した量比で用いることも重要であり、上
記量比を下回ると、本発明の範囲内にある場合に比して
耐低温熱老化性が低下する傾向があり、上記量比を上回
ると、本発明の範囲内にある場合に比して耐熱性が低下
する傾向がある。
【0039】[ハイドロタルサイト]前記微結晶カルシ
ウムシリケート及びイソシアヌレート化合物と組み合わ
せで使用できるハイドロタルサイトは、炭酸アルミニウ
ムマグネシウム水酸化物に属する合成鉱物であり、一般
式(6) M2+ x M3+ y (OH)2x+3y-2z(A++)z ・aH2 O ‥(6) 式中、M2+はMg等の2価金属イオンであり、M3+はA
l等の3価金属イオンであり、A++はCO3 等の2価ア
ニオンであり、x,y及びzは8≧x/y ≧1/4 およびz/
x+y >1/20を満足する正数であり、aは0.25≦a/x+y ≦
1.0 を満足する数である。で表される化学組成を有す
る。
ウムシリケート及びイソシアヌレート化合物と組み合わ
せで使用できるハイドロタルサイトは、炭酸アルミニウ
ムマグネシウム水酸化物に属する合成鉱物であり、一般
式(6) M2+ x M3+ y (OH)2x+3y-2z(A++)z ・aH2 O ‥(6) 式中、M2+はMg等の2価金属イオンであり、M3+はA
l等の3価金属イオンであり、A++はCO3 等の2価ア
ニオンであり、x,y及びzは8≧x/y ≧1/4 およびz/
x+y >1/20を満足する正数であり、aは0.25≦a/x+y ≦
1.0 を満足する数である。で表される化学組成を有す
る。
【0040】これらの複合金属水酸化物の内、式(7) Mg6 Al2 (OH)16(CO3 )・4H2 O ‥(7) で表わされる化合物は、ハイドロタルサイトとして知ら
れる天然鉱物であり、この鉱物及び同族類は、協和化学
工業株式会社の出願に係る特公昭47−32198号、
特公昭48−29477号及び特公昭48−29478
号公報記載の方法等により合成されるものである。
れる天然鉱物であり、この鉱物及び同族類は、協和化学
工業株式会社の出願に係る特公昭47−32198号、
特公昭48−29477号及び特公昭48−29478
号公報記載の方法等により合成されるものである。
【0041】これらのハイドロタルサイト類、特に式
(8) Mg4.5 Al2 (OH)13(CO3 )・3H2 O ‥(8) で示される化合物が塩素イオンの捕捉性能に優れている
ことも既に知られており、このものを本発明の配合成分
として用いることもできる。
(8) Mg4.5 Al2 (OH)13(CO3 )・3H2 O ‥(8) で示される化合物が塩素イオンの捕捉性能に優れている
ことも既に知られており、このものを本発明の配合成分
として用いることもできる。
【0042】これらのハイドロタルサイト類が水に十分
に分散された状態において容易にイオン交換されるとい
う特性、即ち炭酸イオンが他のアニオンでイオン交換さ
れるという性質を利用して、過ハロゲン酸素酸イオンを
導入したものを用いることもできる。
に分散された状態において容易にイオン交換されるとい
う特性、即ち炭酸イオンが他のアニオンでイオン交換さ
れるという性質を利用して、過ハロゲン酸素酸イオンを
導入したものを用いることもできる。
【0043】本発明では、通常のMg型のハイドロタル
サイトを使用できるのは勿論であるが、亜鉛変性のハイ
ドロタルサイトを使用することもできる。亜鉛変性ハイ
ドロタルサイトとしては、前記一般式(6)において、
M2+の2価金属イオンがMgとZnとの組み合わせから
なるものであり、Mg:Znの原子比が9:1乃至1.
8:1、特に3:1乃至2.5:1の範囲にあるもの
が、熱安定性と初期着色防止の点で優れている。
サイトを使用できるのは勿論であるが、亜鉛変性のハイ
ドロタルサイトを使用することもできる。亜鉛変性ハイ
ドロタルサイトとしては、前記一般式(6)において、
M2+の2価金属イオンがMgとZnとの組み合わせから
なるものであり、Mg:Znの原子比が9:1乃至1.
8:1、特に3:1乃至2.5:1の範囲にあるもの
が、熱安定性と初期着色防止の点で優れている。
【0044】[アルカリ・アルミニウム複合水酸化物
塩]ハイドロタルサイトの代わりに用いるアルカリ・ア
ルミニウム水酸化物炭酸塩としては、リチウム・アルミ
ニウム水酸化物炭酸塩、ドーソナイト型のナトリウム・
アルミニウム水酸化物炭酸塩或いはこれらの混晶が挙げ
られる。
塩]ハイドロタルサイトの代わりに用いるアルカリ・ア
ルミニウム水酸化物炭酸塩としては、リチウム・アルミ
ニウム水酸化物炭酸塩、ドーソナイト型のナトリウム・
アルミニウム水酸化物炭酸塩或いはこれらの混晶が挙げ
られる。
【0045】(1.リチウム・アルミニウム水酸化物炭
酸塩)リチウム・アルミニウム複合水酸化物炭酸塩(L
AHCS)は、ギブサイト構造の水酸化アルミニウム八
面体層の空位(ベーカント)にリチウムイオンが入り込
み、その電荷を補うためにアニオンが組み込まれたもの
とされている。即ち、リチウムイオンはカチオンの中で
イオン半径が最も小さく、しかも1価イオンとしては例
外的に6配位イオンであるため上記空位に入り、上記構
造をとるものと認められる。
酸塩)リチウム・アルミニウム複合水酸化物炭酸塩(L
AHCS)は、ギブサイト構造の水酸化アルミニウム八
面体層の空位(ベーカント)にリチウムイオンが入り込
み、その電荷を補うためにアニオンが組み込まれたもの
とされている。即ち、リチウムイオンはカチオンの中で
イオン半径が最も小さく、しかも1価イオンとしては例
外的に6配位イオンであるため上記空位に入り、上記構
造をとるものと認められる。
【0046】このリチウム・アルミニウム水酸化物炭酸
塩は、下記式(9)、 mAl2 O3 ・nM2 O・X・kH2 O ‥‥(9) 式中、Xは炭酸根を主体とする無機のアニオンであり、
Mはリチウムを主体とするアルカリ金属であり、mは
1.5乃至2.5の数であり、nは0.1乃至1の数で
あり、kは0乃至10の数である、で表される組成を有
しており、下記表2
塩は、下記式(9)、 mAl2 O3 ・nM2 O・X・kH2 O ‥‥(9) 式中、Xは炭酸根を主体とする無機のアニオンであり、
Mはリチウムを主体とするアルカリ金属であり、mは
1.5乃至2.5の数であり、nは0.1乃至1の数で
あり、kは0乃至10の数である、で表される組成を有
しており、下記表2
【表2】 面間隔d(A) ピーク強度 面指数 7.50乃至7.64 大 (002) 4.30乃至4.44 小 (110) 3.70乃至3.84 大 (004) 2.45乃至2.58 中 (006) 2.20乃至2.30 小 (016) 1.85乃至2.08 小 (017) 1.40乃至1.52 小 (330) 1.38乃至1.48 小 (600) のX線回折像を有する。
【0047】好適なリチウム・アルミニウム複合水酸化
物炭酸塩は、下記数式(2) IS = tanθ2 /tanθ1 …(2) 式中、θ1 は一定の面間隔のX線回折ピークにおけるピ
ーク垂線と狭角側ピーク接線とがなす角度を表し、θ2
は該ピークにおけるピーク垂線と広角側ピーク接線とが
なす角度を表す、で定義される積層不整指数(IS )が
面指数(016)のピークにおいて1.0以下であり且
つ面指数(017)のピークにおいて1.0以下である
ものである。
物炭酸塩は、下記数式(2) IS = tanθ2 /tanθ1 …(2) 式中、θ1 は一定の面間隔のX線回折ピークにおけるピ
ーク垂線と狭角側ピーク接線とがなす角度を表し、θ2
は該ピークにおけるピーク垂線と広角側ピーク接線とが
なす角度を表す、で定義される積層不整指数(IS )が
面指数(016)のピークにおいて1.0以下であり且
つ面指数(017)のピークにおいて1.0以下である
ものである。
【0048】本発明に用いるリチウム・アルミニウム水
酸化物炭酸塩は、波数547、735、1004、13
75及び3443(cm-1)に大きな吸収のある赤外線
吸収スペクトルを有する。
酸化物炭酸塩は、波数547、735、1004、13
75及び3443(cm-1)に大きな吸収のある赤外線
吸収スペクトルを有する。
【0049】また、本発明に用いるリチウム・アルミニ
ウム水酸化物炭酸塩粒子は、レーザー散乱回折法で測定
して、一般に0.1乃至10μm、特に0.1乃至3μ
mの体積基準メジアン径(D50)を有していること、J
IS K6721で測定して、0.1乃至0.35g/
cm3 、特に0.25乃至0.35g/cm3 の嵩密度
を有すること、10乃至70m2 /gのBET比表面積
を有すること、吸油量も40乃至70ml/100gと
小さいことが好ましい。
ウム水酸化物炭酸塩粒子は、レーザー散乱回折法で測定
して、一般に0.1乃至10μm、特に0.1乃至3μ
mの体積基準メジアン径(D50)を有していること、J
IS K6721で測定して、0.1乃至0.35g/
cm3 、特に0.25乃至0.35g/cm3 の嵩密度
を有すること、10乃至70m2 /gのBET比表面積
を有すること、吸油量も40乃至70ml/100gと
小さいことが好ましい。
【0050】上記リチウム・アルミニウム水酸化物炭酸
塩は、勿論これに限定されるものではないが、非晶質乃
至擬ベーマイト型の水和アルミナゲルと、リチウムの炭
酸塩または重炭酸塩とを、水性媒体中で、アルミナ(A
l2 O3 )としての濃度が1乃至5重量%となり且つ反
応終結時のpHが7乃至11となる条件下に反応させる
方法(以下単に水和アルミナゲル法と呼ぶことがある)
により、或いは、ギブサイト型水酸化アルミニウムの微
粒子と、炭酸のリチウム塩または炭酸イオン及びリチウ
ムイオンを形成し得るリチウム化合物と炭酸塩との組合
せとを水の存在下に反応させる方法、即ちマイグレーシ
ョン法により製造される。
塩は、勿論これに限定されるものではないが、非晶質乃
至擬ベーマイト型の水和アルミナゲルと、リチウムの炭
酸塩または重炭酸塩とを、水性媒体中で、アルミナ(A
l2 O3 )としての濃度が1乃至5重量%となり且つ反
応終結時のpHが7乃至11となる条件下に反応させる
方法(以下単に水和アルミナゲル法と呼ぶことがある)
により、或いは、ギブサイト型水酸化アルミニウムの微
粒子と、炭酸のリチウム塩または炭酸イオン及びリチウ
ムイオンを形成し得るリチウム化合物と炭酸塩との組合
せとを水の存在下に反応させる方法、即ちマイグレーシ
ョン法により製造される。
【0051】(2.ドーソナイト型アルカリ・アルミニ
ウム水酸化物炭酸塩)本発明に用いるドーソナイト型の
アルカリ・アルミニウム水酸化物炭酸塩(NAHCS)
は、下記式(10) mAl2 O3 ・nM2 O・X・kH2 O ‥‥(10) 式中、Xは炭酸根を主体とする無機のアニオンであり、
Mはナトリウム、カリウムを主体とするアルカリ金属又
はアンモニウム基であり、mは0.5乃至1.5の数で
あり、nは0.1乃至1の数であり、kは0乃至3の数
である、で表される組成を有する。
ウム水酸化物炭酸塩)本発明に用いるドーソナイト型の
アルカリ・アルミニウム水酸化物炭酸塩(NAHCS)
は、下記式(10) mAl2 O3 ・nM2 O・X・kH2 O ‥‥(10) 式中、Xは炭酸根を主体とする無機のアニオンであり、
Mはナトリウム、カリウムを主体とするアルカリ金属又
はアンモニウム基であり、mは0.5乃至1.5の数で
あり、nは0.1乃至1の数であり、kは0乃至3の数
である、で表される組成を有する。
【0052】ドーソナイト型結晶構造とは、Cu−αを
用いたX線回折において、下記表3
用いたX線回折において、下記表3
【表3】 表中、VSは非常に強い、Sは強い、mは中程に強い、
wは弱い、をそれぞれ示している、と実質上同じX線回
折像を示すものをいう。
wは弱い、をそれぞれ示している、と実質上同じX線回
折像を示すものをいう。
【0053】また、このド−ソナイトは、熱重量分析に
おいて、300℃以下の温度において実質上重量減少を
有しないものであり、樹脂の混練時或いは成形時におい
て、発泡を防止する上で好適である。
おいて、300℃以下の温度において実質上重量減少を
有しないものであり、樹脂の混練時或いは成形時におい
て、発泡を防止する上で好適である。
【0054】本発明に好適に使用されるドーソナイト型
結晶構造のナトリウムアルミニウム複合水酸化物炭酸塩
は、Cu−αX線回折像における面指数(011)のピ
ークの半値幅が0.4゜以上であり、且つ濃度5重量%
の水性スラリーとしたときの比抵抗が8000Ω・cm
以下であるものである。
結晶構造のナトリウムアルミニウム複合水酸化物炭酸塩
は、Cu−αX線回折像における面指数(011)のピ
ークの半値幅が0.4゜以上であり、且つ濃度5重量%
の水性スラリーとしたときの比抵抗が8000Ω・cm
以下であるものである。
【0055】本発明に用いるナトリウム・アルミニウム
水酸化物炭酸塩において、面指数(011)のピークの
半値幅が大きいということは、b軸方向(繊維軸方向)
への結晶サイズが小さいということを示している。
水酸化物炭酸塩において、面指数(011)のピークの
半値幅が大きいということは、b軸方向(繊維軸方向)
への結晶サイズが小さいということを示している。
【0056】一般のドーソナイトは、アスペクト比の極
めて大きい微細繊維の集束が絡み合って、粗大で糸鞠状
の2次粒子を結合しているが、上記のドーソナイトは、
繊維構造の発達の程度は極めて小さく、2次粒子も凝集
の程度の小さな粒子形状であることが確認できる。
めて大きい微細繊維の集束が絡み合って、粗大で糸鞠状
の2次粒子を結合しているが、上記のドーソナイトは、
繊維構造の発達の程度は極めて小さく、2次粒子も凝集
の程度の小さな粒子形状であることが確認できる。
【0057】従って、この粒子形状に関連して、一般の
ドーソナイトは吸油量が70乃至100ml/100g
で比較的に大きめであるが、本発明で好適使用するドー
ソナイトの吸油量は40ml/100g以上70ml/
100g未満である。更に前者の顔料体積濃度は35%
以下と低めであるが、後者は40乃至50%と高めの特
徴を有している。
ドーソナイトは吸油量が70乃至100ml/100g
で比較的に大きめであるが、本発明で好適使用するドー
ソナイトの吸油量は40ml/100g以上70ml/
100g未満である。更に前者の顔料体積濃度は35%
以下と低めであるが、後者は40乃至50%と高めの特
徴を有している。
【0058】また、本発明に用いるドーソナイト型のア
ルカリ・アルミニウム水酸化物炭酸塩の粒子は、レーザ
ー散乱回折法で測定して、一般に0.1乃至10μm、
特に0.1乃至3μmの体積基準メジアン径(D50)を
有していること、吸油量(JIS K−5101)が5
0乃至110ml/100gの範囲にあり、BET比表
面積が30乃至110m2 /gの範囲にあり、見掛比重
(鉄シリンダー法)が0.1乃至0.3g/cm3 の範
囲にあることが好ましい。
ルカリ・アルミニウム水酸化物炭酸塩の粒子は、レーザ
ー散乱回折法で測定して、一般に0.1乃至10μm、
特に0.1乃至3μmの体積基準メジアン径(D50)を
有していること、吸油量(JIS K−5101)が5
0乃至110ml/100gの範囲にあり、BET比表
面積が30乃至110m2 /gの範囲にあり、見掛比重
(鉄シリンダー法)が0.1乃至0.3g/cm3 の範
囲にあることが好ましい。
【0059】ドーソナイト型のアルカリ・アルミニウム
水酸化物炭酸塩は、そのアルカリ分がナトリウム、カリ
ウム、アンモニウムの炭酸塩を用いて、それぞれのアル
ミニウム水酸化物炭酸塩とすることができる。決してこ
れに限定されるものではないが、前述した水和アルミナ
ゲル法において、リチウムの炭酸塩の代わりにナトリウ
ム、カリウム、アンモニウムの炭酸塩を用いることによ
り製造される。
水酸化物炭酸塩は、そのアルカリ分がナトリウム、カリ
ウム、アンモニウムの炭酸塩を用いて、それぞれのアル
ミニウム水酸化物炭酸塩とすることができる。決してこ
れに限定されるものではないが、前述した水和アルミナ
ゲル法において、リチウムの炭酸塩の代わりにナトリウ
ム、カリウム、アンモニウムの炭酸塩を用いることによ
り製造される。
【0060】また、非晶質乃至は擬ベーマイト型の水和
アルミナと反応させるアルカリ塩をナトリウム炭酸塩と
リチウム炭酸塩との組合せで行うことにより、LAHC
Sとドーソナイトとの混晶から成るアルカリ・アルミニ
ウム複合水酸化炭酸塩が得られる。
アルミナと反応させるアルカリ塩をナトリウム炭酸塩と
リチウム炭酸塩との組合せで行うことにより、LAHC
Sとドーソナイトとの混晶から成るアルカリ・アルミニ
ウム複合水酸化炭酸塩が得られる。
【0061】上記のLAHCS及びドーソナイト型のN
AHCSは、そのまま塩素含有重合体に配合できること
は勿論であるが、該複合塩の表面特性を改質させるため
に、予め10重量%以下、特に1乃至6重量%の表面処
理剤で処理しておくと、樹脂中への分散性が向上し、透
光性も更に向上するので好ましい。
AHCSは、そのまま塩素含有重合体に配合できること
は勿論であるが、該複合塩の表面特性を改質させるため
に、予め10重量%以下、特に1乃至6重量%の表面処
理剤で処理しておくと、樹脂中への分散性が向上し、透
光性も更に向上するので好ましい。
【0062】かかる表面処理剤としては、シラン系、ア
ルミニウム系、チタン系或いはジルコニウム系のカップ
リング剤、高級脂肪酸、金属石鹸或いは樹脂酸石鹸、微
粉末非晶質シリカまたは界面活性剤等が目的に応じて使
用される。一般に、アルカリ・アルミニウム複合水酸化
物炭酸塩を含む反応母液中に高級脂肪酸或いは界面活性
剤を添加して、攪拌下に処理するのがよい。
ルミニウム系、チタン系或いはジルコニウム系のカップ
リング剤、高級脂肪酸、金属石鹸或いは樹脂酸石鹸、微
粉末非晶質シリカまたは界面活性剤等が目的に応じて使
用される。一般に、アルカリ・アルミニウム複合水酸化
物炭酸塩を含む反応母液中に高級脂肪酸或いは界面活性
剤を添加して、攪拌下に処理するのがよい。
【0063】これらのハイドロタルサイト或いはアルカ
リ・アルミニウム複合水酸化物塩は、単独でも組み合わ
せでも使用することができ、前記(A)微結晶カルシウ
ムシリケートと(C)ハイドロタルサイト或いはアルカ
リ・アルミニウム複合水酸化物塩は(A):(C)=
0.5:99.5乃至99.0:1.0の重量比で使用
するのが好ましいが、5:95乃至95:5重量比で用
いるのが一層好ましい。
リ・アルミニウム複合水酸化物塩は、単独でも組み合わ
せでも使用することができ、前記(A)微結晶カルシウ
ムシリケートと(C)ハイドロタルサイト或いはアルカ
リ・アルミニウム複合水酸化物塩は(A):(C)=
0.5:99.5乃至99.0:1.0の重量比で使用
するのが好ましいが、5:95乃至95:5重量比で用
いるのが一層好ましい。
【0064】[高級脂肪酸亜鉛]本発明では、上記成分
に加えて、前記(A)成分と(B)成分の合計と(D)
高級脂肪酸亜鉛を、90:10乃至20:80重量比、
特に80:20乃至50:50重量比で更に配合するこ
とが好ましい。上記(D)成分を用いることにより、暖
色系の初期着色を有効に防止することが可能となる。
に加えて、前記(A)成分と(B)成分の合計と(D)
高級脂肪酸亜鉛を、90:10乃至20:80重量比、
特に80:20乃至50:50重量比で更に配合するこ
とが好ましい。上記(D)成分を用いることにより、暖
色系の初期着色を有効に防止することが可能となる。
【0065】亜鉛塩となる脂肪酸としては、炭素数8乃
至22、特に8乃至14、最も好適には8乃至12の飽
和乃至不飽和脂肪酸、例えばオクチル酸、カプリン酸、
ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸等の飽和脂肪
酸、リンデル酸、ツズ酸、ペトロセリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和
脂肪酸等が使用される。ステアリン酸、パルミチン酸等
を使用することもできるが、亜鉛バーニングを防止する
には、より低級の脂肪酸が好適である。安定性の点では
飽和脂肪酸が望ましく、ステアリン酸、ラウリン酸が最
も好適なものである。脂肪酸は勿論ヤシ油脂肪酸、パー
ム油脂肪酸等の混合脂肪酸であってもよい。
至22、特に8乃至14、最も好適には8乃至12の飽
和乃至不飽和脂肪酸、例えばオクチル酸、カプリン酸、
ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸等の飽和脂肪
酸、リンデル酸、ツズ酸、ペトロセリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和
脂肪酸等が使用される。ステアリン酸、パルミチン酸等
を使用することもできるが、亜鉛バーニングを防止する
には、より低級の脂肪酸が好適である。安定性の点では
飽和脂肪酸が望ましく、ステアリン酸、ラウリン酸が最
も好適なものである。脂肪酸は勿論ヤシ油脂肪酸、パー
ム油脂肪酸等の混合脂肪酸であってもよい。
【0066】更に本発明の性能を損なわない程度にアミ
ノ酸亜鉛を加えることができる。アミノ酸亜鉛となるア
ミノ酸としては、グリシン、アラニン、ロイシン、イソ
ロイシン、セリン、トレオニン、システイン、シスチ
ン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジ
ン、アルギン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジ
ン、トリプトファン、プロニン、オキシプロニン等を使
用することもできる
ノ酸亜鉛を加えることができる。アミノ酸亜鉛となるア
ミノ酸としては、グリシン、アラニン、ロイシン、イソ
ロイシン、セリン、トレオニン、システイン、シスチ
ン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジ
ン、アルギン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジ
ン、トリプトファン、プロニン、オキシプロニン等を使
用することもできる
【0067】これらの脂肪酸亜鉛、アミノ酸亜鉛は、滑
剤としての作用をも兼ねるものであり、正塩であること
が好ましい。
剤としての作用をも兼ねるものであり、正塩であること
が好ましい。
【0068】[β−ジケトンまたはβ−ケト酸エステ
ル]本発明では、上記成分に加えて、(E)β−ジケト
ンまたはβ−ケト酸エステルを含有することができ、前
記(A)微結晶カルシウムシリケートと(B)イソシア
ヌレート化合物の合計と(E)β−ジケトンまたはβ−
ケト酸エステルを{(A)+(B)}:(E)=99.
9:0.1乃至35:65の重量比で使用するのが好ま
しく、特に95:5乃至40:60重量比で更に配合す
ることが好ましい。上記(E)成分を用いることによ
り、初期着色や亜鉛バーニングを有効に防止することが
可能となる。
ル]本発明では、上記成分に加えて、(E)β−ジケト
ンまたはβ−ケト酸エステルを含有することができ、前
記(A)微結晶カルシウムシリケートと(B)イソシア
ヌレート化合物の合計と(E)β−ジケトンまたはβ−
ケト酸エステルを{(A)+(B)}:(E)=99.
9:0.1乃至35:65の重量比で使用するのが好ま
しく、特に95:5乃至40:60重量比で更に配合す
ることが好ましい。上記(E)成分を用いることによ
り、初期着色や亜鉛バーニングを有効に防止することが
可能となる。
【0069】β−ジケトンまたはβ−ケト酸エステルと
しては、例えば、1,3−シクロヘキサジオン、メチレ
ンビス−1,3ーシクロヘキサジオン、2−ベンジル−
1,3−シクロヘキサジオン、アセチルテトラロン、パ
ルミトイルテトラロン、ステアロイルテトラロン、ベン
ゾイルテトラロン、2−アセチルシクロヘキサノン、2
−ベンゾイルシクロヘキサノン、2−アセチル−1,3
−シクロヘキサンジオン、ビス(ベンゾイル)メタン、
ベンゾイル−p−クロルベンゾイルメタン、ビス(4−
メチルベンゾイル)メタン、ビス(2−ヒドロキシベン
ゾイル)メタン、ベンゾイルアセトン、トリベンゾイル
メタン、ジアセチルベンゾイルメタン、ステアロイルベ
ンゾイルメタン、パルミトイルベンゾイルメタン、ラウ
ロイルベンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、ビス
(4−クロルベンゾイル)メタン、ビス(メチレン−
3,4−ジオキシベンゾイル)メタン、ベンゾイルアセ
チルフェニルメタン、ステアロイル(4−メトキシベン
ゾイル)メタン、ブタノイルアセトン、ジステアロイル
メタン、アセチルアセトン、ステアロイルアセトン、ビ
ス(シクロヘキサノイル)−メタン及びジピバロイルメ
タン等を用いることが出来る。
しては、例えば、1,3−シクロヘキサジオン、メチレ
ンビス−1,3ーシクロヘキサジオン、2−ベンジル−
1,3−シクロヘキサジオン、アセチルテトラロン、パ
ルミトイルテトラロン、ステアロイルテトラロン、ベン
ゾイルテトラロン、2−アセチルシクロヘキサノン、2
−ベンゾイルシクロヘキサノン、2−アセチル−1,3
−シクロヘキサンジオン、ビス(ベンゾイル)メタン、
ベンゾイル−p−クロルベンゾイルメタン、ビス(4−
メチルベンゾイル)メタン、ビス(2−ヒドロキシベン
ゾイル)メタン、ベンゾイルアセトン、トリベンゾイル
メタン、ジアセチルベンゾイルメタン、ステアロイルベ
ンゾイルメタン、パルミトイルベンゾイルメタン、ラウ
ロイルベンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、ビス
(4−クロルベンゾイル)メタン、ビス(メチレン−
3,4−ジオキシベンゾイル)メタン、ベンゾイルアセ
チルフェニルメタン、ステアロイル(4−メトキシベン
ゾイル)メタン、ブタノイルアセトン、ジステアロイル
メタン、アセチルアセトン、ステアロイルアセトン、ビ
ス(シクロヘキサノイル)−メタン及びジピバロイルメ
タン等を用いることが出来る。
【0070】[フェノール系酸化防止剤]本発明ではま
た、前記成分に加えて、(F)フェノール系酸化防止剤
を更に含有でき、前記成分(A)+(B)と(F)フェ
ノール系酸化防止剤が{(A)+(B)}:(F)=9
9.9:0.1乃至35:65、特に好ましくは95:
5乃至40:60の重量比で存在することが好ましい。
この酸化防止剤は、連鎖反応による減成等を抑制するの
に有用である。
た、前記成分に加えて、(F)フェノール系酸化防止剤
を更に含有でき、前記成分(A)+(B)と(F)フェ
ノール系酸化防止剤が{(A)+(B)}:(F)=9
9.9:0.1乃至35:65、特に好ましくは95:
5乃至40:60の重量比で存在することが好ましい。
この酸化防止剤は、連鎖反応による減成等を抑制するの
に有用である。
【0071】本発明に用いるフェノール系酸化防止剤と
しては、ビスフェノール型酸化防止剤、立体障害性フェ
ノール系酸化防止剤が何れも使用される。フェノール系
酸化防止剤としては、例えば、ビスフェノールA、ビス
フェノールB、ビスフェノールF、2,6−ジフェニル
−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピ
オネート、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ホスホネート、1,6−ヘキサメ
チレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレン
ビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオン酸アミド〕、ビス〔3,3−ビス(4−
ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド〕グリコールエステル、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブ
タン、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒ
ドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレー
ト、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドルキシベンジル)イソシアヌレート、トリエチレン
グリコールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)プロピオネート〕などがあげられ
る。これらのフェノール系酸化防止剤は、単独でも組み
合わせでも使用することができ、更にフェノール系以外
の酸化防止剤と組み合わせて使用しても良い。
しては、ビスフェノール型酸化防止剤、立体障害性フェ
ノール系酸化防止剤が何れも使用される。フェノール系
酸化防止剤としては、例えば、ビスフェノールA、ビス
フェノールB、ビスフェノールF、2,6−ジフェニル
−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピ
オネート、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ホスホネート、1,6−ヘキサメ
チレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレン
ビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオン酸アミド〕、ビス〔3,3−ビス(4−
ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド〕グリコールエステル、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブ
タン、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒ
ドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレー
ト、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドルキシベンジル)イソシアヌレート、トリエチレン
グリコールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)プロピオネート〕などがあげられ
る。これらのフェノール系酸化防止剤は、単独でも組み
合わせでも使用することができ、更にフェノール系以外
の酸化防止剤と組み合わせて使用しても良い。
【0072】[複合安定剤]本発明の複合安定剤は、粉
粒体の形で、即ち粉末の形で、或いは粒状物の形で、ワ
ンパックの安定剤として使用することができる。粒状物
の製造には、押出成形造粒法、噴霧造粒法、回転円盤造
粒法、転動造粒法、圧縮造粒法等のそれ自体公知の造粒
法を用いることができる。粉粒体の粒度は、粒度は目的
に応じて任意に調節することができ、一般に粒径が50
μm乃至5mm特に70μm乃至2mmの範囲にあるの
が好適である。
粒体の形で、即ち粉末の形で、或いは粒状物の形で、ワ
ンパックの安定剤として使用することができる。粒状物
の製造には、押出成形造粒法、噴霧造粒法、回転円盤造
粒法、転動造粒法、圧縮造粒法等のそれ自体公知の造粒
法を用いることができる。粉粒体の粒度は、粒度は目的
に応じて任意に調節することができ、一般に粒径が50
μm乃至5mm特に70μm乃至2mmの範囲にあるの
が好適である。
【0073】[塩素含有重合体組成物]本発明による耐
低温熱老化性塩素含有重合体組成物では、塩素含有重合
体100重量部当たり、(A)微結晶カルシウムシリケ
ート或いは上記微結晶カルシウムシリケートと多価アル
コールとを20:80乃至80:20重量比で含有する
複合物を0.05乃至10重量部、特に0.1乃至5重
量部及び(B)イソシアヌレート化合物を0.01乃至
3重量部、特に0.02乃至1.0重量部含有する。
低温熱老化性塩素含有重合体組成物では、塩素含有重合
体100重量部当たり、(A)微結晶カルシウムシリケ
ート或いは上記微結晶カルシウムシリケートと多価アル
コールとを20:80乃至80:20重量比で含有する
複合物を0.05乃至10重量部、特に0.1乃至5重
量部及び(B)イソシアヌレート化合物を0.01乃至
3重量部、特に0.02乃至1.0重量部含有する。
【0074】耐熱性に関して好適な塩素含有重合体組成
物では、塩素含有重合体100重量部当たり、(C)ハ
イドロタルサイト或いはアルカリ・アルミニウム複合水
酸化物塩を0.1乃至10重量部、特に0.2乃至5.
0重量部更に含有する。
物では、塩素含有重合体100重量部当たり、(C)ハ
イドロタルサイト或いはアルカリ・アルミニウム複合水
酸化物塩を0.1乃至10重量部、特に0.2乃至5.
0重量部更に含有する。
【0075】初期着色に関して好適な塩素含有重合体組
成物では、塩素含有重合体100重量部当たり(D)高
級脂肪酸亜鉛を0.1乃至5.0重量部、特に0.2乃
至2.0重量部及び(E)β−ジケトン或いはβ−ケト
酸エステル0.01乃至5.0重量部、特に0.03乃
至1.0重量部更に含有する。
成物では、塩素含有重合体100重量部当たり(D)高
級脂肪酸亜鉛を0.1乃至5.0重量部、特に0.2乃
至2.0重量部及び(E)β−ジケトン或いはβ−ケト
酸エステル0.01乃至5.0重量部、特に0.03乃
至1.0重量部更に含有する。
【0076】耐熱性に関して好適な塩素含有重合体組成
物では、塩素含有重合体100重量部当たり(E)フェ
ノール系酸化防止剤を0.01乃至5.0重量部、特に
0.05乃至2.0重量部更に含有する。
物では、塩素含有重合体100重量部当たり(E)フェ
ノール系酸化防止剤を0.01乃至5.0重量部、特に
0.05乃至2.0重量部更に含有する。
【0077】塩素含有重合体としては、例えば、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素
化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−エチレン共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合
体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル−イソ
ブチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元共重合
体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニル−ブタジエン共重合体、塩素化ビニル−
塩化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン
−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重
合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニル−アクリロニトリル共重合体、内部可塑化ポリ
塩化ビニル等の重合体、及びこれらの塩素含有重合体と
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ−3
−メチルブテンなどのα−オレフィン重合体又はエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体、などのポリオレフィン及びこれらの共重合体、ポリ
スチレン、アクリル樹脂、スチレンと他の単量体(例え
ば無水マレイン酸、ブタジエン、アクリロニトリルな
ど)との共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、アクリル酸エステル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、メタクリル酸エステル−ブタジエン−
スチレン共重合体とのブレンド品などを挙げることがで
きる。
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素
化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−エチレン共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合
体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル−イソ
ブチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元共重合
体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニル−ブタジエン共重合体、塩素化ビニル−
塩化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン
−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重
合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニル−アクリロニトリル共重合体、内部可塑化ポリ
塩化ビニル等の重合体、及びこれらの塩素含有重合体と
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ−3
−メチルブテンなどのα−オレフィン重合体又はエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体、などのポリオレフィン及びこれらの共重合体、ポリ
スチレン、アクリル樹脂、スチレンと他の単量体(例え
ば無水マレイン酸、ブタジエン、アクリロニトリルな
ど)との共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、アクリル酸エステル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、メタクリル酸エステル−ブタジエン−
スチレン共重合体とのブレンド品などを挙げることがで
きる。
【0078】本発明の塩素含有重合体組成物には、それ
自体公知の塩素含有重合体用配合剤をそれ自体公知の処
方に従って、配合することができる。例えば、本発明の
組成物には、可塑剤、滑剤、充填剤、着色剤、耐候安定
剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、強化剤、改質用樹脂乃至ゴム、塩基性無機金属塩、
過塩素酸塩、エポキシ化合物、帯電防止剤、脂肪酸エス
テル等の公知の樹脂配合剤を、それ自体公知の処方に従
って配合できる。
自体公知の塩素含有重合体用配合剤をそれ自体公知の処
方に従って、配合することができる。例えば、本発明の
組成物には、可塑剤、滑剤、充填剤、着色剤、耐候安定
剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、強化剤、改質用樹脂乃至ゴム、塩基性無機金属塩、
過塩素酸塩、エポキシ化合物、帯電防止剤、脂肪酸エス
テル等の公知の樹脂配合剤を、それ自体公知の処方に従
って配合できる。
【0079】例えば、電気絶縁性向上の目的で、非晶質
シリカ、焼成カオリン、酸化アルミニウム、珪酸アルミ
ニウム、チタンホワイト、リン酸チタン、リン酸ジルコ
ニウム等を、(A)乃至(D)の合計量100重量部当
たり20乃至1000重量部、特に200乃至500重
量部の量で配合することができる。
シリカ、焼成カオリン、酸化アルミニウム、珪酸アルミ
ニウム、チタンホワイト、リン酸チタン、リン酸ジルコ
ニウム等を、(A)乃至(D)の合計量100重量部当
たり20乃至1000重量部、特に200乃至500重
量部の量で配合することができる。
【0080】可塑剤としては、フタル酸エステル系可塑
剤、アジピン酸エステル系可塑剤等のエステル系可塑
剤、ポリエステル系可塑剤、燐酸エステル系可塑剤、塩
素系可塑剤、テトラヒドロフタール酸系可塑剤、アゼラ
イン酸系可塑剤、セバチン酸系可塑剤、ステアリン酸系
可塑剤、クエン酸系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤、
ピロメリット酸系可塑剤などがあげられる。
剤、アジピン酸エステル系可塑剤等のエステル系可塑
剤、ポリエステル系可塑剤、燐酸エステル系可塑剤、塩
素系可塑剤、テトラヒドロフタール酸系可塑剤、アゼラ
イン酸系可塑剤、セバチン酸系可塑剤、ステアリン酸系
可塑剤、クエン酸系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤、
ピロメリット酸系可塑剤などがあげられる。
【0081】滑剤としては、(イ)流動、天然または合
成パラフィン、マイクロワックス、ポリエチレンワック
ス、塩素化ポリエチレンワックス等の炭化水素系のも
の、(ロ)ステアリン酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のも
の、(ハ)ステアリン酸アミド、バルミチン酸アミド、
オレイン酸アミド、エシル酸アミド、メチレンビスステ
アロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸モ
ノアミド系またはビスアミド系のもの、(ニ)ブチルス
テアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノス
テアレート等のエステル系のもの、(ホ)セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール等のアルコール系のもの、
(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン酸カルシウム等の金
属石ケンおよび(ト)それらの混合系が一般に用いられ
る。
成パラフィン、マイクロワックス、ポリエチレンワック
ス、塩素化ポリエチレンワックス等の炭化水素系のも
の、(ロ)ステアリン酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のも
の、(ハ)ステアリン酸アミド、バルミチン酸アミド、
オレイン酸アミド、エシル酸アミド、メチレンビスステ
アロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸モ
ノアミド系またはビスアミド系のもの、(ニ)ブチルス
テアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノス
テアレート等のエステル系のもの、(ホ)セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール等のアルコール系のもの、
(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン酸カルシウム等の金
属石ケンおよび(ト)それらの混合系が一般に用いられ
る。
【0082】衝撃強化剤としては、例えば30〜40%
の塩素を含有する塩素化ポリエチレン、アクリル酸エス
テルを主体とする共重合ゴムにメチルメタクリレート、
スチレン、アクリロニトリル等の単量体をグラフト重合
した多成分系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・ス
チレン樹脂、メタルメタクリエート・ブタジエン・スチ
レン樹脂、酢酸ビニル・エチレン共重合体樹脂などが挙
げられる。
の塩素を含有する塩素化ポリエチレン、アクリル酸エス
テルを主体とする共重合ゴムにメチルメタクリレート、
スチレン、アクリロニトリル等の単量体をグラフト重合
した多成分系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・ス
チレン樹脂、メタルメタクリエート・ブタジエン・スチ
レン樹脂、酢酸ビニル・エチレン共重合体樹脂などが挙
げられる。
【0083】難燃剤としては、ハロゲン系難燃剤は勿
論、アンチモン、ジルコン、モリブデン、アルミニウ
ム、シリカ、チタンの酸化物、水酸化物、及び硫化物、
ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、これ
ら亜鉛化合物の金属水酸化物表面処理品などが挙げられ
る。
論、アンチモン、ジルコン、モリブデン、アルミニウ
ム、シリカ、チタンの酸化物、水酸化物、及び硫化物、
ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、これ
ら亜鉛化合物の金属水酸化物表面処理品などが挙げられ
る。
【0084】塩基性金属塩は塩基性の無機酸金属塩であ
り、金属成分としては、Li,Na,K,Mg,Ca,
Sr,Ba,Zn,Ti,Al,Zr,Sn等が好まし
く、無機酸としてはリン酸、亜リン酸、ケイ酸、硝酸、
亜硝酸、硫酸、亜硫酸、ホウ酸、炭酸塩等が挙げられ
る。この塩基性無機酸塩の好ましい例としては、Mg
(OH)2、Ca(OH)2、Al(OH)3、Ba(O
H)3、MgO,CaO,BaO,Al2O3、SnO2、
3CaO・Na3PO4、5CaO・NaHPO4、Mg
O・Mg3(PO4)2、3CaO・Ca3(PO4)2、C
a(OH)2・Ca3(PO4)2、Ba(OH)2・Ca3
(PO4)2・3H2O、Sr(OH2)・Sr3(PO4)
2、Ba0・Ba3(PO4)2、3Ba(OH2)・Ba3
(PO4)2、ZnO・Zn3(PO4)2、2ZnO・B
A3(PO4)2、Al2O3・AlPO4、3SnO
・Sn3(PO4)2、Ba(OH2)2・NaHPH
O3、5CaO・NaHPHO3、3Ba(OH)2・K2
PHO3、MgO・MgPHO3、5Mg(OH)2・M
gPHO3、CaO・CaHO3、3CaO(OH)2C
aPHO3、Ba(OH)2・CaPHO3、5CaO・
CaPHO3、BaO・BaPHO3、2Ba(OH)2
・BaPHO3、3Ba(OH)2・BaPHO3・3H2
O、ZnO・ZnPHO3、ZnO・3CaPHO3、T
iO2・Ti(PHO3)2、Al2O3・Al2(PH
O3)3、3ZrO・ZrPHO3、SnO・SnPH
O3、3SnO・SnPHO3、Mg(OH)2・Mg2S
iO4、3MgO・MgSiO3、CaO・Ca2Si
O4、3CaO・Li2SiO3、3CaO・CaSi2O
5、2Ca(OH)2・Ca2Si3O8、SrO・SrS
iO3、5BaO・Ba2SiO4、Ba(OH)2・Ba
2SiO4・6H2O、Ba(OH)2・BaSiO3、3
Ba(OH)・BaSi2O5、3BaO・Ba2Si
O4、Ba(OH)2・CaSiO3、2ZnO・ZnS
iO3、ZnO・3CaSiO3、CaO・Sn2Si
O4、Mg(OH)・Mg(NO3)2、3CaO・Ca
(NO3)2、2Ca(OH)2・Ca(NO2)2・5H2
O、3BaO・Ba(NO3)2、Ba(OH)2・Na2
SO4、ZnO・K2SO4、3CaO・K2SO3、Mg
(OH)2・MgSO4、5MgO・MgSO3、2Mg
O・MgSO3、MgO・CaSO3、5CaO・CaS
O4、Ca(OH)2・CaSO4、3CaO・CaS
O3、SrOSrSO2、3BaO・BaSO4、3Ba
O・CaSO3、Ba(OH)2・BaSO4、TiO2・
TI(SO4)2、Al2O3・Al2(SO4)3、Al
(OH)2・MgSO4、MgO・Mg3(BO4)2、C
aO・(BO4)2、5Ca(OH)2・Ca3(B
O4)2、3CaO・Ca(BO2)2、3Ba(OH)2
・Ba3(BO4)2、3BaO・BaB4H7、5Ba
(OH)2・Ba(BO2)2、NaHCO3、Mg(HC
O3)2、LiHCO3、BaCO3、MgCO3、ZnC
O3、Li2CO3がある。
り、金属成分としては、Li,Na,K,Mg,Ca,
Sr,Ba,Zn,Ti,Al,Zr,Sn等が好まし
く、無機酸としてはリン酸、亜リン酸、ケイ酸、硝酸、
亜硝酸、硫酸、亜硫酸、ホウ酸、炭酸塩等が挙げられ
る。この塩基性無機酸塩の好ましい例としては、Mg
(OH)2、Ca(OH)2、Al(OH)3、Ba(O
H)3、MgO,CaO,BaO,Al2O3、SnO2、
3CaO・Na3PO4、5CaO・NaHPO4、Mg
O・Mg3(PO4)2、3CaO・Ca3(PO4)2、C
a(OH)2・Ca3(PO4)2、Ba(OH)2・Ca3
(PO4)2・3H2O、Sr(OH2)・Sr3(PO4)
2、Ba0・Ba3(PO4)2、3Ba(OH2)・Ba3
(PO4)2、ZnO・Zn3(PO4)2、2ZnO・B
A3(PO4)2、Al2O3・AlPO4、3SnO
・Sn3(PO4)2、Ba(OH2)2・NaHPH
O3、5CaO・NaHPHO3、3Ba(OH)2・K2
PHO3、MgO・MgPHO3、5Mg(OH)2・M
gPHO3、CaO・CaHO3、3CaO(OH)2C
aPHO3、Ba(OH)2・CaPHO3、5CaO・
CaPHO3、BaO・BaPHO3、2Ba(OH)2
・BaPHO3、3Ba(OH)2・BaPHO3・3H2
O、ZnO・ZnPHO3、ZnO・3CaPHO3、T
iO2・Ti(PHO3)2、Al2O3・Al2(PH
O3)3、3ZrO・ZrPHO3、SnO・SnPH
O3、3SnO・SnPHO3、Mg(OH)2・Mg2S
iO4、3MgO・MgSiO3、CaO・Ca2Si
O4、3CaO・Li2SiO3、3CaO・CaSi2O
5、2Ca(OH)2・Ca2Si3O8、SrO・SrS
iO3、5BaO・Ba2SiO4、Ba(OH)2・Ba
2SiO4・6H2O、Ba(OH)2・BaSiO3、3
Ba(OH)・BaSi2O5、3BaO・Ba2Si
O4、Ba(OH)2・CaSiO3、2ZnO・ZnS
iO3、ZnO・3CaSiO3、CaO・Sn2Si
O4、Mg(OH)・Mg(NO3)2、3CaO・Ca
(NO3)2、2Ca(OH)2・Ca(NO2)2・5H2
O、3BaO・Ba(NO3)2、Ba(OH)2・Na2
SO4、ZnO・K2SO4、3CaO・K2SO3、Mg
(OH)2・MgSO4、5MgO・MgSO3、2Mg
O・MgSO3、MgO・CaSO3、5CaO・CaS
O4、Ca(OH)2・CaSO4、3CaO・CaS
O3、SrOSrSO2、3BaO・BaSO4、3Ba
O・CaSO3、Ba(OH)2・BaSO4、TiO2・
TI(SO4)2、Al2O3・Al2(SO4)3、Al
(OH)2・MgSO4、MgO・Mg3(BO4)2、C
aO・(BO4)2、5Ca(OH)2・Ca3(B
O4)2、3CaO・Ca(BO2)2、3Ba(OH)2
・Ba3(BO4)2、3BaO・BaB4H7、5Ba
(OH)2・Ba(BO2)2、NaHCO3、Mg(HC
O3)2、LiHCO3、BaCO3、MgCO3、ZnC
O3、Li2CO3がある。
【0085】過塩素酸イオン導入ハイドロタルサイト及
びアルカリアルミニウム複合水酸化物塩の他には、過塩
素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウム、過塩素酸カル
シウム、過塩素酸バリウム、過塩素酸亜鉛があげられ
る。また、それら過塩素酸塩と多価アルコールの錯体も
使用でき、好ましい多価アルコールは、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールも
しくはプロピレングリコールモノメチルエーテルがあげ
られる。
びアルカリアルミニウム複合水酸化物塩の他には、過塩
素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウム、過塩素酸カル
シウム、過塩素酸バリウム、過塩素酸亜鉛があげられ
る。また、それら過塩素酸塩と多価アルコールの錯体も
使用でき、好ましい多価アルコールは、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールも
しくはプロピレングリコールモノメチルエーテルがあげ
られる。
【0086】紫外線吸収剤としては例えば、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒド
ロキシベンゾフェノン類;2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ3’,5’
−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−
メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾ
リル)フェノール等の2−(2’−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール類があげられる。
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒド
ロキシベンゾフェノン類;2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ3’,5’
−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−
メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾ
リル)フェノール等の2−(2’−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール類があげられる。
【0087】ヒンダードアミン系化合物としては例え
ば、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ルステアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジルベンゾエート、N−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、
1−〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシエチル〕−2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル−(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、テトラ(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラ
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデ
シル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(ト
リデシル)ブタンテトラカルボキシレートなどがあげら
れ、光安定剤や熱安定助剤として用いられる。
ば、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ルステアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジルベンゾエート、N−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、
1−〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシエチル〕−2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル−(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、テトラ(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラ
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデ
シル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(ト
リデシル)ブタンテトラカルボキシレートなどがあげら
れ、光安定剤や熱安定助剤として用いられる。
【0088】エポキシ化合物としては、エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化魚油、エポキシ化
トール油脂肪酸エステル、エポキシ化牛脂油、エポキシ
化ヒマシ油、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化アマ
ニ油脂肪酸ブチル、トリス8エポキシプロピル)イソシ
アヌレート、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキ
シプロパン、ビスフェノール−Aジグリシジルエーテ
ル、ビニルシクロヘキセンジエポキサイド、ジシクロペ
ンタジエンジエポキサイド、3,4−エポキシシクロヘ
キシル−6−メチルエポキシシクロヘキサンカルボキシ
レートなどがあげられる。
油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化魚油、エポキシ化
トール油脂肪酸エステル、エポキシ化牛脂油、エポキシ
化ヒマシ油、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化アマ
ニ油脂肪酸ブチル、トリス8エポキシプロピル)イソシ
アヌレート、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキ
シプロパン、ビスフェノール−Aジグリシジルエーテ
ル、ビニルシクロヘキセンジエポキサイド、ジシクロペ
ンタジエンジエポキサイド、3,4−エポキシシクロヘ
キシル−6−メチルエポキシシクロヘキサンカルボキシ
レートなどがあげられる。
【0089】本発明で使用する帯電防止剤は一般にポリ
オレフィンフィルムに使用されるもの全てが適用可能で
ある。具体的な帯電防止剤としては、(イ)第一級アミ
ン塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化合物、ピリ
ジン誘導体等のカチオン系のもの、(ロ)硫酸化油、石
ケン、硫酸化エステル油、硫酸化アミド油、オレフィン
の硫酸エステル塩類、脂肪アルコール硫酸エステル塩、
アルキル硫酸エルテル塩、脂肪酸エチルスルホン酸塩、
アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、コハク酸エステルスルホン酸塩、リン酸エ
ステル塩等のアニオン系のもの、(ハ)多価アルコール
の部分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレンオ
キサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付加物、
脂肪アミノまたは脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付
加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加
物、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、
多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキ
サイド付加物、ポリエチレングリコール等の非イオン系
のもの、(ニ)カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体
等の両性系のものが一般に使用可能であるが、特に非イ
オン系、中でもポリオキシエチレンアルキルアミンやポ
リオキシエチレンアルキルアミドないしそれらの脂肪酸
エステル、グリセリンの脂肪酸エステル等が好ましい。
オレフィンフィルムに使用されるもの全てが適用可能で
ある。具体的な帯電防止剤としては、(イ)第一級アミ
ン塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化合物、ピリ
ジン誘導体等のカチオン系のもの、(ロ)硫酸化油、石
ケン、硫酸化エステル油、硫酸化アミド油、オレフィン
の硫酸エステル塩類、脂肪アルコール硫酸エステル塩、
アルキル硫酸エルテル塩、脂肪酸エチルスルホン酸塩、
アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、コハク酸エステルスルホン酸塩、リン酸エ
ステル塩等のアニオン系のもの、(ハ)多価アルコール
の部分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレンオ
キサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付加物、
脂肪アミノまたは脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付
加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加
物、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、
多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキ
サイド付加物、ポリエチレングリコール等の非イオン系
のもの、(ニ)カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体
等の両性系のものが一般に使用可能であるが、特に非イ
オン系、中でもポリオキシエチレンアルキルアミンやポ
リオキシエチレンアルキルアミドないしそれらの脂肪酸
エステル、グリセリンの脂肪酸エステル等が好ましい。
【0090】脂肪酸エステルとしては部分エステルも含
み、ステアリン酸n−ブチル、水添ロジンメチルエステ
ル、セバチン酸ジブチル〈n−ブチル〉、セバチン酸ジ
オクチル〈2−エチルヘキシル、n−オクチル共〉グリ
セリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリト−ルテトラス
テアレート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリエチレングリコールジステアレート、ポリエチレン
グリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジオ
レエート、ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸ジエステ
ル、ポリエチレングリコールトール油脂肪酸ジエステ
ル、エタンジオールモンタン酸ジエステル、1,3ブタ
ンジオールモンタン酸ジエステル、ジエチレングリコー
ルステアリン酸ジエステル、プロピレングリコール脂肪
酸ジエステル、トリグリセライドワックス、水添食用油
脂、12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリンエス
テル、スパームアセチワックス、モンタンワックス、カ
ルナバワックス、蜜蝋、木蝋、一価脂肪酸アルコールと
脂肪酸飽和酸エステル、〈例:硬化鯨油ラウリルステア
レート、ステアリルステアレート〉、ラノリン、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリエ
チレンワックス、酸変性ポリオレフィンワックス、エポ
キシ変性ポリエチレンワックス、石油系ワックス等があ
げられる。
み、ステアリン酸n−ブチル、水添ロジンメチルエステ
ル、セバチン酸ジブチル〈n−ブチル〉、セバチン酸ジ
オクチル〈2−エチルヘキシル、n−オクチル共〉グリ
セリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリト−ルテトラス
テアレート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリエチレングリコールジステアレート、ポリエチレン
グリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジオ
レエート、ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸ジエステ
ル、ポリエチレングリコールトール油脂肪酸ジエステ
ル、エタンジオールモンタン酸ジエステル、1,3ブタ
ンジオールモンタン酸ジエステル、ジエチレングリコー
ルステアリン酸ジエステル、プロピレングリコール脂肪
酸ジエステル、トリグリセライドワックス、水添食用油
脂、12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリンエス
テル、スパームアセチワックス、モンタンワックス、カ
ルナバワックス、蜜蝋、木蝋、一価脂肪酸アルコールと
脂肪酸飽和酸エステル、〈例:硬化鯨油ラウリルステア
レート、ステアリルステアレート〉、ラノリン、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリエ
チレンワックス、酸変性ポリオレフィンワックス、エポ
キシ変性ポリエチレンワックス、石油系ワックス等があ
げられる。
【0091】
【実施例】本発明を次の実施例で更に説明する。実施例
における測定は、以下の方法で行った。 (1)ギヤオーブン耐熱性 混練成形したPVCシートをオーブン中にて190℃に
加熱し、時間毎の着色度合いを1〜6段階で評価した 1.無色 2.淡黄色 3.黄色 4.黄褐色 5.赤褐色 6.黒色化 (2)熱安定性(CR) JIS−K−6723法に準じて、180℃におけるコ
ンゴーレッド法による塩化水素捕捉性試験により測定し
た。 (3)低温熱老化試験 表5,6に示す配合の組成物を温度160℃、5分間ロ
ールミルで混練を行い、厚さ1mmの均一な塩化ビニル
シートを一定日数後に取り出してその着色状態を目視観
察し判定した。シートの着色度は下記の4段階に分けて
評価した、評価基準を下記に示す。
における測定は、以下の方法で行った。 (1)ギヤオーブン耐熱性 混練成形したPVCシートをオーブン中にて190℃に
加熱し、時間毎の着色度合いを1〜6段階で評価した 1.無色 2.淡黄色 3.黄色 4.黄褐色 5.赤褐色 6.黒色化 (2)熱安定性(CR) JIS−K−6723法に準じて、180℃におけるコ
ンゴーレッド法による塩化水素捕捉性試験により測定し
た。 (3)低温熱老化試験 表5,6に示す配合の組成物を温度160℃、5分間ロ
ールミルで混練を行い、厚さ1mmの均一な塩化ビニル
シートを一定日数後に取り出してその着色状態を目視観
察し判定した。シートの着色度は下記の4段階に分けて
評価した、評価基準を下記に示す。
【0092】(合成例1)本発明実施例に使用される微
結晶カルシウムシリケート合成方法の一例を具体的に説
明する。石灰乳スラリー(Ca0分6%)498.8g
と平均粒径5ミクロンの活性ケイ酸粉末42.8gを磁性ポ
ットミルに入れ、54時間摩砕反応を行い、pH10の
スラリーを得た。これを濾過・水洗後、110℃で乾燥
し、次いで小型のサンプルミルで粉砕してSiO2/CaOモル
比が1.25の微粉末カルシウムシリカ複合水酸化物
(CSH−1)を得た、同様にSiO2/CaOモル比が2.5
となるように微粉末カルシウムシリカ複合水酸化物(C
SH−2)を得た。この物性を表4に示す。
結晶カルシウムシリケート合成方法の一例を具体的に説
明する。石灰乳スラリー(Ca0分6%)498.8g
と平均粒径5ミクロンの活性ケイ酸粉末42.8gを磁性ポ
ットミルに入れ、54時間摩砕反応を行い、pH10の
スラリーを得た。これを濾過・水洗後、110℃で乾燥
し、次いで小型のサンプルミルで粉砕してSiO2/CaOモル
比が1.25の微粉末カルシウムシリカ複合水酸化物
(CSH−1)を得た、同様にSiO2/CaOモル比が2.5
となるように微粉末カルシウムシリカ複合水酸化物(C
SH−2)を得た。この物性を表4に示す。
【0093】(合成例2)本発明実施例に使用される微
結晶カルシウムシリケートと多価アルコールの摩砕混合
物の合成方法の一例を具体的に説明する。石灰乳スラリ
ー(Ca0分6%)285gと平均粒径5ミクロンの活性ケ
イ酸粉末24.2gとジペンタエリスリトール40gを
磁性ポットミルに入れ、54時間摩砕反応を行い、pH
10のスラリーを得た。これを濾過・水洗後、110℃
で乾燥し、次いで小型のサンプルミルで粉砕して多価ア
ルコール被覆微粉末カルシウムシリカ複合水酸化物(C
ASH)を得たこの物性を表4に示す。
結晶カルシウムシリケートと多価アルコールの摩砕混合
物の合成方法の一例を具体的に説明する。石灰乳スラリ
ー(Ca0分6%)285gと平均粒径5ミクロンの活性ケ
イ酸粉末24.2gとジペンタエリスリトール40gを
磁性ポットミルに入れ、54時間摩砕反応を行い、pH
10のスラリーを得た。これを濾過・水洗後、110℃
で乾燥し、次いで小型のサンプルミルで粉砕して多価ア
ルコール被覆微粉末カルシウムシリカ複合水酸化物(C
ASH)を得たこの物性を表4に示す。
【0094】
【表4】
【0095】(実施例1〜5、比較例1〜3)表5に記
載の配合物を160℃の混練ロールで5分間混練し、約
1mmの厚さのシートを作成した。そのシートから試験
片を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、低温熱老化
性を測定した、その結果を表5に示す。 軟質配合 配合部数 PVC(TK-1300:信越化学工業製) 100 DINP(シ゛イソノニルフタレート) 50 ステアリン酸亜鉛 0.5 β−ジケトン 0.1 フェノール系酸化防止剤 0.1 各試料(表5)
載の配合物を160℃の混練ロールで5分間混練し、約
1mmの厚さのシートを作成した。そのシートから試験
片を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、低温熱老化
性を測定した、その結果を表5に示す。 軟質配合 配合部数 PVC(TK-1300:信越化学工業製) 100 DINP(シ゛イソノニルフタレート) 50 ステアリン酸亜鉛 0.5 β−ジケトン 0.1 フェノール系酸化防止剤 0.1 各試料(表5)
【0096】(実施例6〜12、比較例4〜6)表6に
記載の配合物を160℃の混練ロールで5分間混練し、
一定の厚さのシートを作成した。そのシートから試験片
を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、低温熱老化性
を測定した、その結果を表6に示す。 硬質配合 配合部数 PVC(TK-1300:信越化学工業製) 100 ステアリン酸亜鉛 1.0 β−ジケトン 0.1 脂肪酸エステル系ワックス 0.5 フェノール系酸化防止剤 0.1 各試料(表6)
記載の配合物を160℃の混練ロールで5分間混練し、
一定の厚さのシートを作成した。そのシートから試験片
を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、低温熱老化性
を測定した、その結果を表6に示す。 硬質配合 配合部数 PVC(TK-1300:信越化学工業製) 100 ステアリン酸亜鉛 1.0 β−ジケトン 0.1 脂肪酸エステル系ワックス 0.5 フェノール系酸化防止剤 0.1 各試料(表6)
【0097】
【表5】
【0098】
【表6】
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、ケイ酸カルシウムの内
でも、特定の組成とX線回折像とを有する微結晶カルシ
ウムシリケート或いはこれと多価アルコールとの複合物
を選択し、これをイソシアヌレート化合物と組み合わ
せ、これを塩素含有重合体の安定剤として用いることに
より、塩素含有重合体の熱安定性が顕著に向上すると共
に、耐低温熱老化性も顕著に向上させることができる。
本発明による塩素含有重合体組成物は、電線被覆材とし
て特に有用である。
でも、特定の組成とX線回折像とを有する微結晶カルシ
ウムシリケート或いはこれと多価アルコールとの複合物
を選択し、これをイソシアヌレート化合物と組み合わ
せ、これを塩素含有重合体の安定剤として用いることに
より、塩素含有重合体の熱安定性が顕著に向上すると共
に、耐低温熱老化性も顕著に向上させることができる。
本発明による塩素含有重合体組成物は、電線被覆材とし
て特に有用である。
【図1】本発明で用いる微結晶カルシウムシリケートの
X線回折像である。
X線回折像である。
【図2】本発明の微結晶カルシウムシリケートと化学組
成が近いゾノトライトのX線回折像である。
成が近いゾノトライトのX線回折像である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 3:34 5:3477 5:053 3:26 3:12 5:098 5:07 5:13) (72)発明者 安倍 長一 東京都中央区日本橋室町4丁目1番21号 水澤化学工業株式会社内 (72)発明者 小笠原 健悦 神奈川県愛甲郡愛川町中津4058番地 品川 化工株式会社内 (72)発明者 矢島 斉 神奈川県愛甲郡愛川町中津4058番地 品川 化工株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 (A)一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数であり、nは2.5以下の数
である、で表される化学組成を有し且つ面間隔3.01
乃至3.08オングストローム、面間隔2.78乃至
2.82オングストローム及び面間隔1.81乃至1.
84オングストロームにX線回折像を有する微結晶カル
シウムシリケート或いはその多価アルコールとの複合物
と、(B)イソシアヌレート化合物とを含有し、且つ前
記成分(A)と(B)イソシアヌレート化合物が
(A):(B)=5.0:95.0乃至99.8:0.
2の重量比で存在する塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項2】 微結晶カルシウムシリケートが下記式
(2) IS =tanθ2 /tanθ1 ‥‥(2) 式中、θ1 は面間隔3.01乃至3.08オングストロ
ームのX線回折ピークにおけるピーク垂線と挟角側接線
とがなす角度、θ2 は上記ピークにおいてピーク垂線と
広角側接線とがなす角度を示す、で定義される積層不整
指数(IS )が1.75以上である請求項1記載の塩素
含有重合体用安定剤。 - 【請求項3】 微結晶カルシウムシリケートが60乃至
200m2 /gの比表面積、50乃至250ml/10
0gの吸油量、0.1乃至10μmの平均粒径を有する
ものである請求項1または2に記載の塩素含有重合体用
安定剤。 - 【請求項4】 前記複合物が微結晶カルシウムシリケー
トと多価アルコールとを20:80乃至80:20の重
量比で含有する複合物である請求項1乃至3の何れかに
記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項5】 微結晶カルシウムシリケートと多価アル
コールとの複合物が、微結晶カルシウムシリケートと多
価アルコールとを湿式及び乾式で共粉砕することにより
得られたものである請求項1乃至4の何れかに記載の塩
素含有重合体用安定剤。 - 【請求項6】 多価アルコールがペンタエリスリトール
またはジペンタエリスリトールである請求項1乃至5の
何れかに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項7】 イソシアヌレート化合物がトリス(ヒド
ロキシアルキル)イソシアヌレートである請求項1乃至
6の何れかに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項8】 (C)ハイドロタルサイト或いはアルカ
リ・アルミニウム複合水酸化物塩を更に含有し、前記成
分(A)と(C)ハイドロタルサイト或いはアルカリ・
アルミニウム複合水酸化物塩が(A):(C)=0.
5:99.5乃至99.0:1.0の重量比で存在する
請求項1乃至7の何れかに記載の塩素含有重合体用安定
剤。 - 【請求項9】 ハイドロタルサイトが亜鉛変性ハイドロ
タルサイトである請求項8記載の塩素含有重合体用安定
剤。 - 【請求項10】 アルカリ・アルミニウム複合水酸化物
塩がリチウムアルミニウム複合水酸化物炭酸塩である請
求項8記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項11】 アルカリ・アルミニウム複合水酸化物
塩がドーソナイト型アルカリ・アルミニウム複合水酸化
物炭酸塩である請求項8記載の塩素含有重合体用安定
剤。 - 【請求項12】 (D)高級脂肪酸亜鉛及び(E)β−
ジケトン或いはβ−ケト酸エステルを更に含有し、前記
成分(A)、(B)の合計と(D)高級脂肪酸亜鉛が
{(A)+(B)}:(D)=20:80乃至90:1
0の重量比で存在し、前記成分(A)、(B)の合計と
(E)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステルが
{(A)+(B)}:(E)=35.0:65.0乃至
99.9:0.1の重量比で存在する請求項1乃至11
の何れかに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項13】 (F)フェノール系酸化防止剤を更に
含有し前記成分(A)、(B)の合計と(F)フェノー
ル系酸化防止剤が{(A)+(B)}:(F)=35:
65乃至99.9:0.1の重量比で存在する請求項1
乃至12の何れかに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項14】 塩素含有重合体100重量部当たり、
(A)一般式(1) CaO・xSiO2 ・nH2 O ‥‥(1) 式中、xは0.5以上の数であり、nは2.5以下の数
である、で表される化学組成を有し且つ比表面積が60
乃至200m2 /gの範囲にある微結晶カルシウムシリ
ケート或いは上記微結晶カルシウムシリケートと多価ア
ルコールとを20:80乃至80:20重量比で含有す
る複合物を0.05乃至10.0重量部、及び(B)イ
ソシアヌレート化合物を0.01乃至3.0重量部含有
することを特徴とする低温熱老化性の改善された塩素含
有重合体組成物。 - 【請求項15】 塩素含有重合体100重量部当たり、
(C)ハイドロタルサイト或いはアルカリ・アルミニウ
ム複合水酸化物塩を0.1乃至10.0重量部更に含有
する請求項14記載の塩素含有重合体組成物。 - 【請求項16】 塩素含有重合体100重量部当たり
(D)高級脂肪酸亜鉛を0.1乃至5.0重量部及び
(E)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステル0.01
乃至5.0重量部更に含有する請求項14または15に
記載の塩素含有重合体組成物。 - 【請求項17】 塩素含有重合体100重量部当たり
(F)フェノール系酸化防止剤を0.01乃至5.0重
量部更に含有する請求項14乃至16の何れかに記載の
塩素含有重合体組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093698A JP3958436B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 |
| SG1998001401A SG72828A1 (en) | 1998-04-21 | 1998-06-11 | Stabilizer for chlorine-containing polymers and chlorine-containing polymer composition |
| MYPI9802647 MY122112A (en) | 1998-04-21 | 1998-06-13 | Stabilizer for chlorine-containing polymers and chlorine-containing polymer composition |
| TW87109452A TW408156B (en) | 1998-04-21 | 1998-06-15 | Stabilizer for chlorine-containing polymers and chlorine-containing polymer composition |
| AU71848/98A AU742230B2 (en) | 1998-04-21 | 1998-06-15 | Stabilizer for chlorine-containing polymers and chlorine- containing polymer composition |
| GB9813015A GB2336590B (en) | 1998-04-21 | 1998-06-16 | Stabilizer for chlorine-containing polymers and chlorine-containing polymer composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093698A JP3958436B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11302447A true JPH11302447A (ja) | 1999-11-02 |
| JP3958436B2 JP3958436B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=14548352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11093698A Expired - Fee Related JP3958436B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3958436B2 (ja) |
| AU (1) | AU742230B2 (ja) |
| GB (1) | GB2336590B (ja) |
| MY (1) | MY122112A (ja) |
| SG (1) | SG72828A1 (ja) |
| TW (1) | TW408156B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001200119A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-24 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 塩素含有重合体用安定剤組成物 |
| WO2010041378A1 (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-15 | 株式会社Adeka | 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物及び該組成物を成形してなる透明成形品 |
| JP2015147845A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | 日立金属株式会社 | 塩化ビニル樹脂組成物およびそれを用いた絶縁電線、並びに絶縁電線の製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004028821A1 (de) * | 2004-06-15 | 2006-01-12 | Baerlocher Gmbh | Stabilisatorzusammensetzung für gefärbte halogenhaltige thermoplastische Harzzusammensetzungen |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2833827B2 (ja) * | 1990-05-10 | 1998-12-09 | 水澤化学工業株式会社 | 樹脂用配合剤 |
| US5648413A (en) * | 1995-02-01 | 1997-07-15 | Mizusawa Industrial Chemicals, Inc. | Stabilizer for chlorine-containing polymers, process for the preparation thereof and chlorine-containing polymer composition |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11093698A patent/JP3958436B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-11 SG SG1998001401A patent/SG72828A1/en unknown
- 1998-06-13 MY MYPI9802647 patent/MY122112A/en unknown
- 1998-06-15 TW TW87109452A patent/TW408156B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-06-15 AU AU71848/98A patent/AU742230B2/en not_active Ceased
- 1998-06-16 GB GB9813015A patent/GB2336590B/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001200119A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-24 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 塩素含有重合体用安定剤組成物 |
| WO2010041378A1 (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-15 | 株式会社Adeka | 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物及び該組成物を成形してなる透明成形品 |
| US8598259B2 (en) | 2008-10-09 | 2013-12-03 | Adeka Corporation | Vinyl chloride resin composition for transparent product, and transparent molded product produced by molding the composition |
| JP5580742B2 (ja) * | 2008-10-09 | 2014-08-27 | 株式会社Adeka | 硬質透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物及び該組成物を成形してなる硬質透明成型品 |
| JP2015147845A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | 日立金属株式会社 | 塩化ビニル樹脂組成物およびそれを用いた絶縁電線、並びに絶縁電線の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9813015D0 (en) | 1998-08-12 |
| AU742230B2 (en) | 2001-12-20 |
| SG72828A1 (en) | 2000-05-23 |
| AU7184898A (en) | 1999-10-28 |
| TW408156B (en) | 2000-10-11 |
| GB2336590B (en) | 2001-12-19 |
| JP3958436B2 (ja) | 2007-08-15 |
| MY122112A (en) | 2006-03-31 |
| GB2336590A (en) | 1999-10-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100686987B1 (ko) | 붕산아연, 그 제법 및 용도 | |
| US5356567A (en) | Lithium aluminum complex hydroxide salt stabilizer for resins | |
| KR100439636B1 (ko) | 알칼리 알루미늄 복합 수산화물 탄산염, 그 제조방법 및 용도 | |
| SK11502000A3 (sk) | Hydrotalcitová zlúčenina, spôsob jej výroby a poľnohospodárska fólia s jej obsahom | |
| KR101040942B1 (ko) | 합성수지 안정제용 하이드로탈사이트 및 이를 포함하는 합성수지 조성물 | |
| AU2006329288B2 (en) | Hydrotalcite particles, resin stabilizers comprising the same, halogen-containing resin compositions, and anion scavengers comprising the particles | |
| JP3537529B2 (ja) | 赤外線吸収剤 | |
| JP3958436B2 (ja) | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 | |
| SK99499A3 (en) | Synthetic chalcoalumite compound, process for its production and heat insulator, resinous composition and agricultural film containing said compound | |
| CA2454790A1 (en) | Alkaline earth metal-basic silicate particle | |
| JPH10168263A (ja) | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 | |
| JP3973289B2 (ja) | 塩素含有重合体組成物 | |
| JP3444732B2 (ja) | 塩素含有重合体用難燃剤組成物及びそれを含有する樹脂組成物 | |
| JP2003040616A (ja) | アルカリ土類金属塩基性ケイ酸塩粒子、その製法及び用途 | |
| JP2004225033A (ja) | 電気絶縁性向上剤及び電気絶縁性が向上した樹脂組成物 | |
| JP2001329110A (ja) | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 | |
| JP2002003848A (ja) | 難燃剤 | |
| JPH10158449A (ja) | 複合安定剤及び塩素含有重合体組成物 | |
| JPH1045411A (ja) | アルカリ・アルミニウム複合水酸化物炭酸塩、その製法及び用途 | |
| JP2911404B2 (ja) | 保温剤及び保温性樹脂組成物 | |
| JP4610110B2 (ja) | ホウ酸亜鉛及びその用途 | |
| US6166124A (en) | Cationic laminar compounds and their production and use as stabilizers for halogen containing plastics | |
| JP4516650B2 (ja) | 塩素含有重合体用安定剤組成物 | |
| JP4365047B2 (ja) | 塩素含有重合体用安定剤及び樹脂組成物 | |
| JP2000007864A (ja) | 塩素含有重合体組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050225 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070424 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070510 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |