JPH11306882A - 電力ケーブルおよび製造方法 - Google Patents
電力ケーブルおよび製造方法Info
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- JPH11306882A JPH11306882A JP11360298A JP11360298A JPH11306882A JP H11306882 A JPH11306882 A JP H11306882A JP 11360298 A JP11360298 A JP 11360298A JP 11360298 A JP11360298 A JP 11360298A JP H11306882 A JPH11306882 A JP H11306882A
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に接続可能で、かつ、使用時には導体損
失低減効果に優れた電力ケーブル、および素線絶縁導体
を有する電力ケーブルを容易に製造し得る方法を提供す
る。 【解決手段】 複数本の素線2を撚合わせてなる撚線導
体1を有する電力ケーブルにおいて、撚線導体1に接す
る被覆5および/または介在層4に、2,5-ジメチル -2,
5-ヘキシンジオールのような素線2表面に酸化被膜を形
成可能な酸化性物質を含有させ、ケーブル通電時の熱で
素線2表面に酸化被膜を形成させる。
失低減効果に優れた電力ケーブル、および素線絶縁導体
を有する電力ケーブルを容易に製造し得る方法を提供す
る。 【解決手段】 複数本の素線2を撚合わせてなる撚線導
体1を有する電力ケーブルにおいて、撚線導体1に接す
る被覆5および/または介在層4に、2,5-ジメチル -2,
5-ヘキシンジオールのような素線2表面に酸化被膜を形
成可能な酸化性物質を含有させ、ケーブル通電時の熱で
素線2表面に酸化被膜を形成させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体損失を低減化
させた電力ケーブル、および低損失化導体を備えた電力
ケーブルの製造方法に関する。
させた電力ケーブル、および低損失化導体を備えた電力
ケーブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電力需要の増大にともない、電力
ケーブルの導体の大サイズ化が進んでいる。このような
電力ケーブルにおいては、大サイズ化により導体の損失
が大きく増大することから、撚線導体の各素線表面に酸
化被膜を形成し素線絶縁することにより低損失化を図っ
たいわゆる素線絶縁導体が一般に用いられている。
ケーブルの導体の大サイズ化が進んでいる。このような
電力ケーブルにおいては、大サイズ化により導体の損失
が大きく増大することから、撚線導体の各素線表面に酸
化被膜を形成し素線絶縁することにより低損失化を図っ
たいわゆる素線絶縁導体が一般に用いられている。
【0003】そして、このような素線絶縁導体の製造に
あたっては、素線を予め撚合せて撚線導体とした後、こ
の撚線導体を酸化処理液(例えば NaClO2 +NaOH溶液、
H2O2 + HNO3 溶液等)中に浸漬して液相反応で素線表
面に酸化被膜を形成させる方法(湿式法)、あるいは撚
線導体をアンモニア雰囲気下で加熱して気相反応で素線
表面に酸化被膜を形成させる方法(乾式法)が一般に用
いられている。
あたっては、素線を予め撚合せて撚線導体とした後、こ
の撚線導体を酸化処理液(例えば NaClO2 +NaOH溶液、
H2O2 + HNO3 溶液等)中に浸漬して液相反応で素線表
面に酸化被膜を形成させる方法(湿式法)、あるいは撚
線導体をアンモニア雰囲気下で加熱して気相反応で素線
表面に酸化被膜を形成させる方法(乾式法)が一般に用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電力ケーブルにおいては、素線表面に予め酸化被膜
が形成されているため、ケーブル接続時に各素線の被膜
を剥ぎ取る作業が必要で、接続作業性が不良となる難点
があった。しかも、被膜を完全に除去することが困難で
あるため、一部残留した被膜が通電時に発熱して接続部
特性を低下させるおそれがあった。
うな電力ケーブルにおいては、素線表面に予め酸化被膜
が形成されているため、ケーブル接続時に各素線の被膜
を剥ぎ取る作業が必要で、接続作業性が不良となる難点
があった。しかも、被膜を完全に除去することが困難で
あるため、一部残留した被膜が通電時に発熱して接続部
特性を低下させるおそれがあった。
【0005】また、湿式法と乾式法で多少の相違はある
ものの、素線表面の酸化被膜の形成にあたって、乾燥や
洗浄等の煩雑な処理を繰り返す必要があり、通常の電力
ケーブルの製造方法に比べ工程数が多くなり、したがっ
て、工程管理の負担も大きくなる難点があった。
ものの、素線表面の酸化被膜の形成にあたって、乾燥や
洗浄等の煩雑な処理を繰り返す必要があり、通常の電力
ケーブルの製造方法に比べ工程数が多くなり、したがっ
て、工程管理の負担も大きくなる難点があった。
【0006】本発明はこのような従来の事情に対処して
なされたもので、ケーブル接続時には素線被膜を除去す
る必要がなく一般の導体を用いた電力ケーブルと同様に
接続することができ、使用時には素線表面に酸化被膜が
形成されて素線絶縁導体と同様に導体の損失が低減され
る電力ケーブル、および素線絶縁導体を備えた電力ケー
ブルを従来のような煩雑な処理を施すことなく容易に製
造し得る方法を提供することを目的とする。
なされたもので、ケーブル接続時には素線被膜を除去す
る必要がなく一般の導体を用いた電力ケーブルと同様に
接続することができ、使用時には素線表面に酸化被膜が
形成されて素線絶縁導体と同様に導体の損失が低減され
る電力ケーブル、および素線絶縁導体を備えた電力ケー
ブルを従来のような煩雑な処理を施すことなく容易に製
造し得る方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明の電力
ケーブルは、複数本の素線を撚合わせてなる撚線導体を
有する電力ケーブルであって、前記撚線導体に接する被
覆および/または介在層に、前記素線表面に酸化被膜を
形成可能な酸化性物質を含有させてなることを特徴とし
ている。
ケーブルは、複数本の素線を撚合わせてなる撚線導体を
有する電力ケーブルであって、前記撚線導体に接する被
覆および/または介在層に、前記素線表面に酸化被膜を
形成可能な酸化性物質を含有させてなることを特徴とし
ている。
【0008】本願の第2の発明の電力ケーブルの製造方
法は、複数本の素線を撚合わせてなる撚線導体に接する
被覆および/または介在層を、前記素線表面に酸化被膜
を形成可能な酸化性物質を含有する材料で形成するとと
もに、前記被覆および/または介在層を形成した後に加
熱処理を施して前記素線表面に酸化被膜を形成させるこ
とを特徴としている。
法は、複数本の素線を撚合わせてなる撚線導体に接する
被覆および/または介在層を、前記素線表面に酸化被膜
を形成可能な酸化性物質を含有する材料で形成するとと
もに、前記被覆および/または介在層を形成した後に加
熱処理を施して前記素線表面に酸化被膜を形成させるこ
とを特徴としている。
【0009】本発明の電力ケーブルにおいては、撚線導
体に接する被覆および/または介在層に、素線表面に酸
化被膜を形成可能な酸化性物質を含有しており、時間の
経過とともに、それらの酸化性物質が徐々に撚線導体内
に浸透していき、通電時の熱で素線に作用して素線表面
に酸化被膜を形成する。この結果、導体は素線絶縁され
た状態となり、導体の損失が低減される。
体に接する被覆および/または介在層に、素線表面に酸
化被膜を形成可能な酸化性物質を含有しており、時間の
経過とともに、それらの酸化性物質が徐々に撚線導体内
に浸透していき、通電時の熱で素線に作用して素線表面
に酸化被膜を形成する。この結果、導体は素線絶縁され
た状態となり、導体の損失が低減される。
【0010】このような電力ケーブルにおいては、ケー
ブル使用前すなわち通電前は素線には被膜が形成されて
いないため、ケーブルを接続する際、被膜を除去する必
要がなく通常のケーブルの場合と同様に接続することが
でき、また、被膜の除去が不完全なために生ずる発熱の
おそれもない。しかも、上述したように、ケーブル使用
時には導体の損失は低減され、さらに、製造も、従来の
素線絶縁した電力ケーブルの場合に比べ、煩雑な素線絶
縁処理を必要とせず、容易に製造することができる。そ
のうえ、必要ならば、ケーブル製造時に酸化性物質を含
む被覆および/または介在層を加熱して予め素線絶縁さ
れた導体を備えたものとしておくことも可能である。
ブル使用前すなわち通電前は素線には被膜が形成されて
いないため、ケーブルを接続する際、被膜を除去する必
要がなく通常のケーブルの場合と同様に接続することが
でき、また、被膜の除去が不完全なために生ずる発熱の
おそれもない。しかも、上述したように、ケーブル使用
時には導体の損失は低減され、さらに、製造も、従来の
素線絶縁した電力ケーブルの場合に比べ、煩雑な素線絶
縁処理を必要とせず、容易に製造することができる。そ
のうえ、必要ならば、ケーブル製造時に酸化性物質を含
む被覆および/または介在層を加熱して予め素線絶縁さ
れた導体を備えたものとしておくことも可能である。
【0011】また、本発明の電力ケーブルの製造方法に
おいては、加熱処理を施すだけで素線絶縁導体とするこ
とができ、素線絶縁された導体を有する電力ケーブルを
容易に製造することができる。すなわち、従来のような
煩雑な処理を必要とせず、工程数の低減し、工程管理を
容易なものとすることができる。また、加熱処理にケー
ブル使用時の熱を利用すれば、製造はさらに容易となる
うえ、ケーブル接続時の被膜除去にともなう不都合も解
消される。
おいては、加熱処理を施すだけで素線絶縁導体とするこ
とができ、素線絶縁された導体を有する電力ケーブルを
容易に製造することができる。すなわち、従来のような
煩雑な処理を必要とせず、工程数の低減し、工程管理を
容易なものとすることができる。また、加熱処理にケー
ブル使用時の熱を利用すれば、製造はさらに容易となる
うえ、ケーブル接続時の被膜除去にともなう不都合も解
消される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の電力ケーブルの実施の形
態の一例を示す横断面図である。
態の一例を示す横断面図である。
【0014】図1において、1は、複数本の素線2を複
数層に撚合せほぼ扇形状に圧縮成形したセグメント導体
3の 5条を、クラフト紙等からなる絶縁紙4を、例えば
後述する図2に示すように、隣接するセグメント導体3
が電気的に接触しないように縦添えしつつ撚合せてなる
分割導体を示している。
数層に撚合せほぼ扇形状に圧縮成形したセグメント導体
3の 5条を、クラフト紙等からなる絶縁紙4を、例えば
後述する図2に示すように、隣接するセグメント導体3
が電気的に接触しないように縦添えしつつ撚合せてなる
分割導体を示している。
【0015】この分割導体1の外周には、半導電性ポリ
エチレン等からなる内部半導電層5、ポリエチレンや架
橋ポリエチレン等からなる絶縁層6、半導電性ポリエチ
レン等からなる外部半導電層7が順に施され、さらにそ
の外側には、多数本の銅素線を横巻きしたワイヤーシー
ルド8、抑えテープ層9、および塩化ビニル樹脂等から
なるシース10が順に施されている。
エチレン等からなる内部半導電層5、ポリエチレンや架
橋ポリエチレン等からなる絶縁層6、半導電性ポリエチ
レン等からなる外部半導電層7が順に施され、さらにそ
の外側には、多数本の銅素線を横巻きしたワイヤーシー
ルド8、抑えテープ層9、および塩化ビニル樹脂等から
なるシース10が順に施されている。
【0016】そして、この例においては、各セグメント
導体3間を絶縁する絶縁紙4に、素線2表面に酸化被膜
を形成可能な酸化性物質が 0.1〜5 %程度吸収させてあ
り、また、同様の酸化性物質が 0.1〜5 %程度の濃度に
内部半導電層5中にも含有させてある。なお、本発明に
おいては、絶縁紙4および内部半導電層5のいずれか一
方に酸化性物質を含有させるようにしてもよい。
導体3間を絶縁する絶縁紙4に、素線2表面に酸化被膜
を形成可能な酸化性物質が 0.1〜5 %程度吸収させてあ
り、また、同様の酸化性物質が 0.1〜5 %程度の濃度に
内部半導電層5中にも含有させてある。なお、本発明に
おいては、絶縁紙4および内部半導電層5のいずれか一
方に酸化性物質を含有させるようにしてもよい。
【0017】上記酸化性物質としては、絶縁紙4あるい
は内部半導電層5から徐々にセグメント導体3内の素線
2間に浸透していき、ケーブル使用時の熱で素線2に作
用してその表面に絶縁性の酸化被膜を形成し得るものが
望ましく、例えば、硫酸、アンモニア水、2,5-ジメチル
-2,5-ヘキシンジオール等が例示される。本発明におい
ては、なかでも酸素との相乗効果により素線表面に速や
かに酸化被膜を形成する2,5-ジメチル-2,5- ヘキシンジ
オールの使用が望ましい。
は内部半導電層5から徐々にセグメント導体3内の素線
2間に浸透していき、ケーブル使用時の熱で素線2に作
用してその表面に絶縁性の酸化被膜を形成し得るものが
望ましく、例えば、硫酸、アンモニア水、2,5-ジメチル
-2,5-ヘキシンジオール等が例示される。本発明におい
ては、なかでも酸素との相乗効果により素線表面に速や
かに酸化被膜を形成する2,5-ジメチル-2,5- ヘキシンジ
オールの使用が望ましい。
【0018】また、このような酸化性物質の絶縁紙4あ
るいは内部半導電層5における含有量としては、 0.1〜
5 %程度が適当で、 0.1%未満では酸化被膜の形成が不
十分となり、逆に5 %より多いと絶縁紙4や内部半導電
層5を形成する樹脂組成物の材料としての取り扱いが困
難になる。
るいは内部半導電層5における含有量としては、 0.1〜
5 %程度が適当で、 0.1%未満では酸化被膜の形成が不
十分となり、逆に5 %より多いと絶縁紙4や内部半導電
層5を形成する樹脂組成物の材料としての取り扱いが困
難になる。
【0019】このように構成される電力ケーブルにおい
ては、絶縁紙4あるいは内部半導電層5中に含有させた
酸化性物質が時間の経過とともにセグメント導体3内の
素線2間全体に広く浸透していく。そして、ケーブルの
使用が開始され、導体温度が上昇すると、内部に浸透し
た酸化性物質が作用して素線2表面に酸化被膜が形成さ
れる。
ては、絶縁紙4あるいは内部半導電層5中に含有させた
酸化性物質が時間の経過とともにセグメント導体3内の
素線2間全体に広く浸透していく。そして、ケーブルの
使用が開始され、導体温度が上昇すると、内部に浸透し
た酸化性物質が作用して素線2表面に酸化被膜が形成さ
れる。
【0020】したがって、このような電力ケーブルにお
いては、ケーブル使用前には素線2には被膜が形成され
ていないため、ケーブルを接続する際、被膜を除去する
必要がなく、作業性良く接続作業を行うことができ、ま
た、被膜の除去が不完全なために生ずる発熱のおそれも
ない。また、ケーブルに通電され導体温度が上昇すると
素線2表面に酸化被膜が形成されるため、従来の予め素
線絶縁が施された電力ケーブル同様、導体損失の少ない
ケーブルとして機能する。しかも、素線絶縁された従来
の電力ケーブルのように、製造時に煩雑な素線絶縁処理
を行う必要がなく、容易に製造することができる。
いては、ケーブル使用前には素線2には被膜が形成され
ていないため、ケーブルを接続する際、被膜を除去する
必要がなく、作業性良く接続作業を行うことができ、ま
た、被膜の除去が不完全なために生ずる発熱のおそれも
ない。また、ケーブルに通電され導体温度が上昇すると
素線2表面に酸化被膜が形成されるため、従来の予め素
線絶縁が施された電力ケーブル同様、導体損失の少ない
ケーブルとして機能する。しかも、素線絶縁された従来
の電力ケーブルのように、製造時に煩雑な素線絶縁処理
を行う必要がなく、容易に製造することができる。
【0021】なお、本発明はこのような例に限定される
ものではなく、例えば分割導体1を構成するセグメント
導体3に、図2に示すように層間絶縁層11を施すよう
にしてもよい。この場合、上記酸化性物質はこれらの層
間絶縁層11のみに含有させるようにしてもよいが、絶
縁紙4、内部半導電層5および層間絶縁層11のすべて
に含有させた場合に、より速やかに素線表面に酸化被膜
を形成させることができより有利である。
ものではなく、例えば分割導体1を構成するセグメント
導体3に、図2に示すように層間絶縁層11を施すよう
にしてもよい。この場合、上記酸化性物質はこれらの層
間絶縁層11のみに含有させるようにしてもよいが、絶
縁紙4、内部半導電層5および層間絶縁層11のすべて
に含有させた場合に、より速やかに素線表面に酸化被膜
を形成させることができより有利である。
【0022】また、図示は省略するが、内部半導電層5
が、分割導体1上に設けられた半導電性バインダー層と
半導電性ポリエチレン等の樹脂の押出被覆で構成されて
いてもよく、この場合、半導電性バインダー層に上記酸
化性物質を含有させるようにしてもよい。
が、分割導体1上に設けられた半導電性バインダー層と
半導電性ポリエチレン等の樹脂の押出被覆で構成されて
いてもよく、この場合、半導電性バインダー層に上記酸
化性物質を含有させるようにしてもよい。
【0023】さらに、上記の例は、ケーブル使用時の熱
で素線2表面に酸化被膜を形成するようにした電力ケー
ブルの例であるが、場合によっては、製造時に加熱して
素線表面に酸化被膜を形成させることも可能で、予め素
線絶縁された電力ケーブルを容易に製造することができ
る。
で素線2表面に酸化被膜を形成するようにした電力ケー
ブルの例であるが、場合によっては、製造時に加熱して
素線表面に酸化被膜を形成させることも可能で、予め素
線絶縁された電力ケーブルを容易に製造することができ
る。
【0024】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
説明する。
【0025】実施例1 銅素線を撚合せたセグメント導体の 5条を、2,5-ジメチ
ル -2,5-ヘキシンジオールを 3%しみ込ませた絶縁紙を
縦添えしつつ撚合せて断面積1400mm2 の 5分割導体を得
た。
ル -2,5-ヘキシンジオールを 3%しみ込ませた絶縁紙を
縦添えしつつ撚合せて断面積1400mm2 の 5分割導体を得
た。
【0026】次いで、この分割導体上に半導電性ポリエ
チレンを 1.5mm厚に押出被覆して内部半導電層を形成
し、さらに、この内部半導電層上に、架橋ポリエチレン
からなる23mm厚の絶縁層を形成した後、その上に半導電
性ポリエチレンを 1mm厚に押出被覆して外部半導電層を
形成した。
チレンを 1.5mm厚に押出被覆して内部半導電層を形成
し、さらに、この内部半導電層上に、架橋ポリエチレン
からなる23mm厚の絶縁層を形成した後、その上に半導電
性ポリエチレンを 1mm厚に押出被覆して外部半導電層を
形成した。
【0027】続いて、外部半導電層上に 1.2mmφの軟銅
線 80 本を横巻きしてワイヤーシールドを施し、その上
に抑えテープを巻回した後、塩化ビニル樹脂を 6mm厚に
押出被覆してシースを形成し、電力ケーブルを製造し
た。
線 80 本を横巻きしてワイヤーシールドを施し、その上
に抑えテープを巻回した後、塩化ビニル樹脂を 6mm厚に
押出被覆してシースを形成し、電力ケーブルを製造し
た。
【0028】得られた電力ケーブルに、電流2800A 、通
電時間 8時間、通電停止時間16時間の条件で、通電、停
止を 10 回繰り返し(導体温度は100 ℃まで上昇)、通
電前後の導体の交流抵抗の変化を調べた。結果は、通電
前 0.0186 Ω/km 、通電後0.0174 Ω/km と、明らかに
導体抵抗の低下がみられた。このことは、通電時の熱で
素線表面に酸化被膜が形成されたことを示している。
電時間 8時間、通電停止時間16時間の条件で、通電、停
止を 10 回繰り返し(導体温度は100 ℃まで上昇)、通
電前後の導体の交流抵抗の変化を調べた。結果は、通電
前 0.0186 Ω/km 、通電後0.0174 Ω/km と、明らかに
導体抵抗の低下がみられた。このことは、通電時の熱で
素線表面に酸化被膜が形成されたことを示している。
【0029】次いで、ケーブルを解体し素線表面を観察
したところ、表面が酸化被膜(CuO)の形成を示す赤紫
色に変色しているのが確認された。
したところ、表面が酸化被膜(CuO)の形成を示す赤紫
色に変色しているのが確認された。
【0030】実施例2 通常の絶縁紙を用いるとともに、2,5-ジメチル -2,5-ヘ
キシンジオールを 1%混練りした半導電性ポリエチレン
を用いて内部半導電層を形成するようにした以外は実施
例1と同様にして電力ケーブルを製造した。
キシンジオールを 1%混練りした半導電性ポリエチレン
を用いて内部半導電層を形成するようにした以外は実施
例1と同様にして電力ケーブルを製造した。
【0031】得られた電力ケーブルに、実施例1と同様
の条件で通電を繰り返して、通電前後の導体の交流抵抗
の変化を調べたところ、同様に導体抵抗の低下がみられ
た。また、ケーブルを解体、素線表面を観察したとこ
ろ、表面が赤紫色に変色しているのが確認された。
の条件で通電を繰り返して、通電前後の導体の交流抵抗
の変化を調べたところ、同様に導体抵抗の低下がみられ
た。また、ケーブルを解体、素線表面を観察したとこ
ろ、表面が赤紫色に変色しているのが確認された。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の電力ケーブルによれば、ケーブル通電時の熱で素
線表面に酸化被膜が形成されるため、ケーブル使用前の
ケーブル接続時には被膜の剥ぎ取る必要はなく作業性良
く接続作業を行うことができ、ケーブル使用時には、素
線表面に形成される酸化被膜によって導体の損失が低減
される。しかも、従来のように、製造時に煩雑な素線絶
縁処理を行う必要がないため、製造も容易である。
発明の電力ケーブルによれば、ケーブル通電時の熱で素
線表面に酸化被膜が形成されるため、ケーブル使用前の
ケーブル接続時には被膜の剥ぎ取る必要はなく作業性良
く接続作業を行うことができ、ケーブル使用時には、素
線表面に形成される酸化被膜によって導体の損失が低減
される。しかも、従来のように、製造時に煩雑な素線絶
縁処理を行う必要がないため、製造も容易である。
【0033】また、本発明の電力ケーブルの製造方法に
よれば、素線絶縁された導体損失の少ない電力ケーブル
を容易に製造することができる。
よれば、素線絶縁された導体損失の少ない電力ケーブル
を容易に製造することができる。
【図1】本発明の電力ケーブルの一例を示す横断面図。
【図2】本発明の電力ケーブルの他の例の要部を示す横
断面図。
断面図。
1………分割導体 2………素線 3………セグメント導体 4………絶縁紙 5………内部半導電層 6………絶縁層 7………外部半導電層 8………ワイヤーシールド 9………抑えテープ層 10………シース 11………層間絶縁層
Claims (5)
- 【請求項1】 複数本の素線を撚合わせてなる撚線導体
を有する電力ケーブルであって、前記撚線導体に接する
被覆および/または介在層に、前記素線表面に酸化被膜
を形成可能な酸化性物質を含有させてなることを特徴と
する電力ケーブル。 - 【請求項2】 請求項1記載の電力ケーブルにおいて、
酸化性物質は、硫酸、アンモニア水、または2,5-ジメチ
ル -2,5-ヘキシンジオールであることを特徴とする電力
ケーブル。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の電力ケーブルに
おいて、前記酸化性物質は、撚線導体上に被覆された内
部半導電層に含有させてなることを特徴とする電力ケー
ブル。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか 1項記載の電
力ケーブルにおいて、前記酸化性物質は、撚線導体内に
介在させた絶縁層に含有させてなることを特徴とする電
力ケーブル。 - 【請求項5】 複数本の素線を撚合わせてなる撚線導体
に接する被覆および/または介在層を、前記素線表面に
酸化被膜を形成可能な酸化性物質を含有する材料で形成
するとともに、前記被覆および/または介在層を形成し
た後に加熱処理を施して前記素線表面に酸化被膜を形成
させることを特徴とする電力ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11360298A JPH11306882A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 電力ケーブルおよび製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11360298A JPH11306882A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 電力ケーブルおよび製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11306882A true JPH11306882A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14616384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11360298A Withdrawn JPH11306882A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 電力ケーブルおよび製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11306882A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1293575C (zh) * | 2001-04-20 | 2007-01-03 | 河北宝丰线缆有限公司 | 35kv xlpe绝缘低烟无卤a类阻燃电力电缆 |
| CN104835597A (zh) * | 2015-05-04 | 2015-08-12 | 重庆泰山电缆有限公司 | 分割导体隔断带及分割导体 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP11360298A patent/JPH11306882A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1293575C (zh) * | 2001-04-20 | 2007-01-03 | 河北宝丰线缆有限公司 | 35kv xlpe绝缘低烟无卤a类阻燃电力电缆 |
| CN104835597A (zh) * | 2015-05-04 | 2015-08-12 | 重庆泰山电缆有限公司 | 分割导体隔断带及分割导体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |