JPH11307178A - Icカード用コネクタ装置 - Google Patents

Icカード用コネクタ装置

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JPH11307178A
JPH11307178A JP10112020A JP11202098A JPH11307178A JP H11307178 A JPH11307178 A JP H11307178A JP 10112020 A JP10112020 A JP 10112020A JP 11202098 A JP11202098 A JP 11202098A JP H11307178 A JPH11307178 A JP H11307178A
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JP
Japan
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push rod
card
connector device
push
held
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Withdrawn
Application number
JP10112020A
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English (en)
Inventor
Wataru Oguchi
亙 小口
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの接続中はプッシュロッドを所定
の進入位置に保持できるICカード用コネクタ装置にお
いて、イジェクト機構を小型化するとともに、接続中の
ICカードが誤って排出されないようにして操作性も確
保すること。 【解決手段】 進入位置に保持されたプッシュロッド4
を突出位置に突出させるために必要な押し込み量S1
を、突出位置でプッシュロッド4を押し込んで進入位置
に到達させた後、ICカードを排出して進入位置にプッ
シュロッド4を保持させるために必要なさらなる押し込
み量S2よりも長く設定するとともに、押し込み量S1
が確保できないようにして進入位置からのプッシュロッ
ド4の脱出を不能となすロック状態が選択できる阻止手
段を備え、この阻止手段がロック状態のときにも押し込
み量S2は確保されるようにした。かかる阻止手段とし
ては、例えば、プッシュロッド4の摘み4aに組み込ま
れて非操作時にロック状態に設定されるロックレバー1
6が好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを挿抜
して使用される機器に装備されるコネクタ装置に係り、
特に、挿着状態にあるICカードを排出させるためのイ
ジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード用コネクタ装置は通常、IC
カード内のソケットコンタクトに接続させるための多数
本のピンコンタクトをピンハウジングに配設してなるピ
ンヘッダ部や、挿抜時のICカードをガイドするフレー
ムや、挿着状態のICカードをピンコンタクトから離脱
させるためのイジェクト機構部等を備えて概略構成され
ており、ピンハウジングとフレームを一体成形品とした
ものも知られている。
【0003】従来より、前記イジェクト機構部を、フレ
ームの外側面に保持されてICカード挿抜方向に沿って
往復動可能なプッシュロッドと、フレームもしくはピン
ハウジングに回動自在に支承されたイジェクトレバーと
で構成し、このイジェクトレバーの一端部をプッシュロ
ッドに係合させたものが広く採用されている。このよう
なイジェクト機構部を備えたコネクタ装置にあっては、
ICカードが挿着されている状態でプッシュロッドを押
し込むと、このプッシュロッドに連動して回転するイジ
ェクトレバーの爪部が該ICカードを手前側へ押圧し、
手指で簡単に抜き取れる位置まで該ICカードを排出方
向へ移動させることができるが、ICカードが挿着され
ているときにプッシュロッドが手前側に突出しているた
め、このプッシュロッドが誤操作されたり衝撃を受ける
などしてICカードが予期せずイジェクトされてしまう
危険性があり、その場合、ICカードの接続が遮断され
て作動データ消失等のトラブルが発生する。
【0004】これに対し、実開平6−13072号公報
に開示されたICカード用コネクタ装置は、プッシュロ
ッドとスライドプレート間をリンク結合する第1および
第2の伝達レバーと、第1の伝達レバーに軸支されて第
2の伝達レバーと係脱可能な第3の伝達レバーと、プッ
シュロッドを所定の進入位置と第1の突出位置とに保持
可能なハート型カム機構とを備えており、プッシュロッ
ドの突出量に応じて該プッシュロッドの押し込み力がス
ライドプレートへ選択的に伝達されるように構成されて
いる。すなわち、ICカードが挿着されている状態で、
第3の伝達レバーは第2の伝達レバーと係合しておら
ず、プッシュロッドは所定量押し込まれた進入位置に保
持されているが、プッシュロッドをハート型カム機構に
よって第1の突出位置まで突出させた後、さらに手前の
第2の突出位置まで引くと、この第2の突出位置で第3
の伝達レバーが第2の伝達レバーに係合するため、この
状態でプッシュロッドを進入位置へ向けて押し込むと、
その押し込み力が各伝達レバーを介してスライドプレー
トに伝達され、このスライドプレートがICカードを手
前側に押圧して排出できるようになっている。したがっ
て、このICカード用コネクタ装置は、ICカードの接
続中はプッシュロッドを手前側に突出していない進入位
置に保持しておき、ICカードの排出時のみプッシュロ
ッドを第2の突出位置まで突出させてから押し込み操作
すればよく、プッシュロッドの誤操作等に起因するIC
カードの接続遮断事故を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
ICカード用コネクタ装置は、ICカードの接続中はプ
ッシュロッドを所定の進入位置に保持しておくことがで
きるので、プッシュロッドが誤操作されたり押し込み方
向への衝撃を受けた場合に懸念されるICカードの接続
遮断事故を防止することができる。また、このICカー
ド用コネクタ装置では、ICカードの排出時にはプッシ
ュロッドを第2の突出位置まで突出させる必要があり、
ICカードの排出を要望していないのに拘らずプッシュ
ロッドを誤って第1の突出位置まで突出させてしまった
場合は、そのプッシュロッドを第2の突出位置まで引か
ずに第1の突出位置から押し込むことにより、ICカー
ドを排出させることなくプッシュロッドを再び進入位置
に戻せるようになっている。このように構成されている
と、例えば2枚対応のICカード用コネクタ装置におい
て上段側のプッシュロッドを押し込むつもりが下段側の
プッシュロッドを押し込んでしまった場合のような一瞬
の操作ミスが大事に至らず、安心してイジェクト操作を
行うことができる。
【0006】しかしながら、かかる従来のICカード用
コネクタ装置は、プッシュロッドとスライドプレートと
の間にリンク結合された3つの伝達レバーを介設し、こ
れら各伝達レバーの姿勢に応じてプッシュロッドの押し
込み力をスライドプレートへ伝達または遮断するように
なっているため、各伝達レバーを回動させる広いスペー
スが必要となり、ICカード用コネクタ装置の小型化が
妨げられるという問題がある。また、このような理由か
ら各伝達レバーは必然的にICカード挿入口の天面また
は底面側に配置せざるを得ず、特に、2枚以上のICカ
ードが挿抜可能な複数枚対応のICカード用コネクタ装
置の場合、複数組の各伝達レバーを十分なスペースを確
保して上下方向に積層しなければならないため、ICカ
ード用コネクタ装置が高さ方向にも大型化するという問
題が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、進入位置に保
持されたプッシュロッドを突出位置に突出させるために
必要な押し込み量を、突出位置でプッシュロッドを押し
込んで進入位置に到達させた後、ICカードを排出して
前記進入位置にプッシュロッドを保持させるために必要
なさらなる押し込み量よりも長く設定するとともに、前
者の押し込み量が確保できないようにして進入位置から
のプッシュロッドの脱出を不能となすロック状態が選択
できる阻止手段を備え、この阻止手段が前記ロック状態
のときにも後者の押し込み量は確保されるようにした。
このようなICカード用コネクタ装置は、ICカードが
挿着されていてプッシュロッドが進入位置に保持されて
いるとき、阻止手段をロック状態にしておけば該プッシ
ュロッドを突出位置に突出させることができなくなるの
で、ICカードの排出動作が禁止されて接続遮断事故が
回避できる。また、プッシュロッドが突出位置にあると
きに阻止手段がロック状態に設定されていても、該プッ
シュロッドを押し込めばICカードの排出動作は支障な
く行えるので、操作性も良好となる。しかも、阻止手段
は、所定位置まで押し込まれたプッシュロッドをそれ以
上押し込めないように規制したり、その規制を解除した
りするというものなので、複雑な構成や広いスペースは
不要である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、ICカードを挿抜可能
に支持するフレームと、このフレームに往復動作可能に
保持されてICカード排出方向へ弾性付勢されたプッシ
ュロッドと、挿着状態のICカードのソケットコンタク
トに接続される多数本のピンコンタクトとを有し、IC
カードが挿着されている状態で、所定の進入位置に保持
された前記プッシュロッドに対する第1のプッシュ動作
により該プッシュロッドが手前側へ移動して所定の突出
位置に保持されるとともに、この突出位置にある前記プ
ッシュロッドに対する第2のプッシュ動作により該プッ
シュロッドがICカードを排出させてから前記進入位置
に保持されるようにしたICカード用コネクタ装置にお
いて、前記プッシュロッドが前記進入位置よりもさらに
奥側の所定の規制位置まで押し込まれるとその移動を規
制して前記第1のプッシュ動作を阻止するロック状態
と、前記プッシュロッドを前記規制位置よりも奥側まで
移動可能となして前記第1のプッシュ動作を許容するア
ンロック状態とが選択可能な阻止手段を備え、前記第2
のプッシュ動作時に、前記プッシュロッドを前記規制位
置まで押し込まなくとも該プッシュロッドが前記進入位
置に保持されるようにした。
【0009】このように構成すると、ICカードが挿着
されていてプッシュロッドが進入位置に保持されている
とき、阻止手段をロック状態にしておくことにより、第
1のプッシュ動作が阻止されて該プッシュロッドを突出
位置に突出させることができなくなるので、ICカード
の排出が行えなくなり、それゆえプッシュロッドの誤操
作や衝撃等に起因するICカードの接続遮断事故を防止
することができる。また、挿着されているICカードを
排出する際には、阻止手段をアンロック状態にして、進
入位置に保持されているプッシュロッドを押し込んで突
出させた後、該プッシュロッドを再び押し込めばよく、
仮にプッシュロッドが突出位置にあるときに阻止手段が
ロック状態に設定されていたとしても、該プッシュロッ
ドを押し込めばICカードの排出動作は支障なく行え
る。したがって、このICカード用コネクタ装置のイジ
ェクト機構は、操作性が良好である。
【0010】しかも、かかる構成において、前記阻止手
段は、所定位置まで押し込まれたプッシュロッドをそれ
以上押し込めないように規制したり、その規制を解除す
るというものなので、複雑な構成や広いスペースは不要
であり、よってICカード用コネクタ装置の小型化に好
適である。例えば、阻止手段が、スライド可能もしくは
回動可能なロックレバーを有し、このロックレバーを出
没させてプッシュロッドの押し込み量を規制したり規制
解除する構成にすれば、阻止手段の構成の簡素化や省ス
ペース化が図れる。また、前記ロックレバーをプッシュ
ロッドに取り付ければスペースファクタが向上し、特
に、プッシュロッドに摘み(操作子)を設けて該摘みに
ロックレバーを組み込むなどすれば、阻止手段の一層の
省スペース化が図れるとともに、該ロックレバーの操作
が容易に行えるため好適である。そして、このような阻
止手段が、弾性付勢手段を有して非操作時には自動的に
前記ロック状態となるようにしてあれば、ICカードの
接続遮断事故を一層確実に防止することができる。な
お、阻止手段をパソコン本体等のICカード用コネクタ
装置が取り付けられる機器側に設けることも可能であ
る。
【0011】また、かかる構成において、伝達ピンをハ
ート型カム溝にトレース可能に係合させてなるハート型
カム機構を備え、該伝達ピンを該カム溝の所定箇所に係
止させることで前記プッシュロッドが前記進入位置に保
持されるようにしておけば、イジェクト機構をフレーム
の外側面とプッシュロッドに集約的に配設することがで
きるため、ICカード用コネクタ装置の一層の小型化が
図れ、特に複数枚対応のICカード用コネクタ装置に適
用した場合に好適となる。しかも、前記カム溝の出口側
の溝を入口側の溝よりも長く形成しておけば、阻止手段
がロック状態のとき進入位置からのプッシュロッドの脱
出は防止できるが突出位置からプッシュロッドを押し込
めばICカードの排出が支障なく行えるという所望の機
構が、簡単に実現できる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の一実施例に係るICカード用コネクタ装
置にICカードが挿着された状態を示す平面図、図2は
図1に示すコネクタ装置のプッシュロッドを突出させた
状態を示す平面図、図3は図1,2に示すコネクタ装置
のイジェクト機構を示す平面図、図4は図3に示すイジ
ェクト機構の分解斜視図、図5は図4に示すハート型カ
ム溝の説明図、図6は図5に示すハート型カム溝のカム
面を示す展開図、図7は図3,4に示すイジェクト機構
の動作説明図である。
【0013】図1,2に示すように、本実施例に係るI
Cカード用コネクタ装置は、ICカード1内のソケット
コンタクトに接続させるための多数本のピンコンタクト
(いずれも図示せず)を所定の配列で圧入固定してなる
ピンハウジング2と、このピンハウジング2の左右両側
に固定され、挿抜時のICカード1を幅方向両側からガ
イド溝3aにてガイドする一対のフレーム3と、一方の
フレーム3に取着されたプッシュロッド4と、ピンハウ
ジング2に軸支されたイジェクトアーム5、第1および
第2の回動アーム6,7と、プッシュロッド4とイジェ
クトアーム5間に介設されたイジェクト機構等によって
主に構成されている。
【0014】前記ピンハウジング2には所定の間隔を存
して第1の支軸8と第2の支軸9が設けられており、第
1の支軸8にイジェクトアーム5の一端が回動自在に支
承されている。このイジェクトアーム5には連結孔5a
と係合部5bが形成されており、係合部5bはフレーム
3の側方へ突出している。第1の回動アーム6も第1の
支軸8に回動自在に支承されており、この回動アーム6
には、ICカード1を押し出すための爪片6aと、イジ
ェクトアーム5の連結孔5a内に突出する舌片6bとが
形成されている。一方、第2の回動アーム7は第2の支
軸9に回動自在に支承されており、この回動アーム7に
は、ICカード1を押し出すための爪片7aと、イジェ
クトアーム5の連結孔5a内に突出する舌片7bとが形
成されている。
【0015】前記イジェクト機構の構成を図3〜図6に
基づいて詳述すると、本実施例に示すICカード用コネ
クタ装置は、両フレーム3の内側面に形成された上下2
段のガイド溝3aに沿って2枚のICカード1を挿着可
能で、これら両ICカード1を排出する2本のプッシュ
ロッド4を具備しているが、両プッシュロッド4の機能
や構成は基本的に同じであるため、以下、一方のプッシ
ュロッド4とそのイジェクト機構について説明する(図
4も一方のみを図示している)。
【0016】前記プッシュロッド4は手前側の端部に摘
み(操作子)4aを有し、フレーム3の外側面に設けら
れて該摘み4aと係合するた突部3b等により、このプ
ッシュロッド4はICカード1の挿抜方向(図3の矢印
イ,ロ方向)に沿って往復移動できるように保持されて
いる。そして、摘み4aの内部には、所定位置まで押し
込まれたプッシュロッド4をそれ以上押し込めないよう
に規制したり、その規制を解除したりするための阻止手
段が配設されている。この阻止手段は、図示せぬばね部
材により図3の矢印ハ方向へ常時弾性付勢されているL
字状のロックレバー16を摘み4a内に組み込んだもの
で、このロックレバー16の一端部(前端部)16aが
摘み4aの手前側に露出しているとともに、他端部(側
端部)16bが摘み4aの一側(矢印ハ方向)へ突出し
ており、図3の矢印ニ方向へロックレバー16をスライ
ドさせることで側端部16bを摘み4a内に収納させる
ことができる。また、このプッシュロッド4はコイルば
ね10によってICカード排出方向(図3の矢印ロ方
向)へ常時付勢されているが、プッシュロッド4に形成
されているストッパ片4bが、フレーム3に固定されて
いる取付金具11と当接した時点で同方向への移動が規
制されるようになっているので、プッシュロッド4は図
2,3に示す所定の突出位置よりも突出することはな
い。また、先端部にL字状の作動部12aを有する伝達
ピン12の他端部がプッシュロッド4の孔4cに揺動可
能に軸支されており、プッシュロッド4に取着された板
ばね13が該伝達ピン12をフレーム3の外側面に向け
て常時付勢している。
【0017】前記フレーム3の外側面にはハート型カム
溝14が刻設されており、前記伝達ピン12の作動部1
2aはこのカム溝14と係合している。図5,6に示す
ように、このカム溝14は高さの異なる複数のカム面A
〜Eを有し、伝達ピン12の作動部12aはこれらカム
面A〜E上を図5の矢印方向に沿ってトレースする。た
だし、作動部12aは前記板ばね13によりフレーム3
の外側面に向けて常時付勢されているので、この作動部
12aはカム溝14から脱落することなく円滑に移動で
きて、確実なトレースが行えるようになっている。ま
た、伝達ピン12を軸支しているプッシュロッド4が前
記コイルばね10により図5の右方向へ常時付勢されて
いることから、作動部12aはカム溝14のカム面B上
において図示右端に係止されることになる。そして、こ
のカム溝14は、カム面B上の前記係止箇所から作動部
12aを脱出させることのできる出口側の溝が、前記係
止箇所に作動部12aが導かれることになる入口側の溝
よりも長くしてある。
【0018】また、フレーム3の外側には駆動板15が
ICカード1の挿抜方向に沿って往復移動できるように
保持されており、この駆動板15に折曲形成された受部
15aはフレーム3の外側面に刻設された長溝3cに挿
入されている。この長溝3cとカム溝14のカム面Dと
は直線的に連続しており、駆動板15の受部15aはこ
れら長溝3cとカム面Dに沿って往復移動する。さら
に、駆動板15には係合孔15bが穿設されており、こ
の係合孔15bと前記イジェクトアーム5の係合部5b
とがフレーム3の外側で係合している。
【0019】このように構成されたICカード用コネク
タ装置において、ICカード1が挿着されていない場
合、プッシュロッド4は押し込み方向に所定量進入して
いる前記進入位置に保持されている。この状態では、図
7の(a)に示すように、伝達ピン12の作動部12a
はカム溝14のカム面B上で係止されており、プッシュ
ロッド4はコイルばね10の引っ張り力とカム溝14に
係止される伝達ピン12とによって該進入位置に安定的
に保持されている。
【0020】そして、ICカード1をフレーム3のガイ
ド溝3aに沿って挿入していくと、ピンハウジング2へ
向かうICカード1が第1および第2の回動アーム6,
7の爪片6a,7aを押し込みながら、自身のソケット
コンタクトにピンハウジング2のピンコンタクトを圧入
させていくので、ICカード1を所定量挿入することに
より、該ICカード1が各ピンコンタクトと確実に接続
する挿着完了状態(図1参照)となる。その際、第1の
回動アーム6と第2の回動アーム7はそれぞれ第1の支
軸8と第2の支軸9を回転軸として互いに逆向きに回転
し、これら両回動アーム6,7の回転が舌片6b,7b
を介してイジェクトアーム5へ伝達されるので、このイ
ジェクトアーム5は第1の支軸8を回転軸として回転
し、それに連動して駆動板15がフレーム3に沿って手
前へ移動する。これにより、図7の(b)に示すよう
に、駆動板15の受部15aは長溝3cからカム溝14
のカム面Dへと移動するが、このとき、伝達ピン12の
作動部12aはカム面B上で係止されているため、受部
15aはカム溝14内へ進入しても作動部12aには当
接しない。すなわち、ICカード1の接続中、プッシュ
ロッド4は前記進入位置に保持されたままの状態に維持
される。
【0021】こうして挿着されたICカード1は、誤っ
て排出されると作動データの消失等のトラブルを引き起
こしかねないが、ロックレバー16の側端部16bがフ
レーム3の前端面と摘み4aとの間に入り込んでいるた
め、図7の(c)に示すようにプッシュロッド4を進入
位置からさらに奥側へ押し込んでも、伝達ピン12の作
動部12aをカム面B上から脱出させることはできな
い。つまり、ロックレバー16の側端部16bが突出し
ているとき、プッシュロッド4は進入位置よりもさらに
奥側の規制位置までは押し込めるが、それ以上奥側へ移
動させることはできない。具体的には、図7の(c)に
示すように、進入位置から規制位置まで移動させるのに
必要なプッシュロッド4の押し込み量をSとすると、作
動部12aをカム面B上の係止箇所から脱出させために
最低限必要となるプッシュロッド4の押し込み量S1は
Sよりも長く設定されている。したがって、進入位置に
保持されているプッシュロッド4を誤って押し込んだ
り、摘み4aに押し込み方向の衝撃が加わったとして
も、プッシュロッド4が規制位置を越えて移動すること
はなく、それゆえプッシュロッド4はICカード1の排
出動作を行うことなく進入位置に自動復帰し、ICカー
ド1の接続状態は維持される。
【0022】そして、かかる挿着状態のICカード1を
コネクタ装置から排出させる場合には、まず、プッシュ
ロッド4の摘み4aの手前側に露出しているロックレバ
ー16の前端部16aを図3の矢印ニ方向へスライドさ
せて、側端部16bを摘み4a内に収納してから、その
まま摘み4aを同図の矢印イ方向へ前記S1以上押し込
む(第1のプッシュ動作)。すると、図7の(d)に示
すように、伝達ピン12の作動部12aがカム溝14の
カム面Bから脱出してカム面Aへ移行し、コイルばね1
0の引っ張り力により該カム面Aからカム面Eを経てカ
ム面Dへと移行するため、図7の(e)に示すように、
プッシュロッド4は手前側(図3の矢印ロ方向)へ移動
して所定の突出位置まで突出する。この過程でも、伝達
ピン12の作動部12aは駆動板15の受部15aと当
接せず、したがって、プッシュロッド4が突出位置に移
動すると、作動部12aはカム面D内で受部15aと対
峙することになる。
【0023】このようにプッシュロッド4を突出位置ま
で突出させた後、プッシュロッド4の摘み4aを再び図
3の矢印イ方向へ押し込む(第2のプッシュ動作)と、
図7の(f),(g)に示すように、伝達ピン12の作
動部12aがカム溝14のカム面Dからカム面Cを経て
カム面Bへと移行するが、かかる突出位置からの押し込
み操作時に、側端部16bを摘み4a内に収納するため
にロックレバー16をスライドさせておく必要はない。
すなわち、突出位置から進入位置までプッシュロッド4
を押し込んだ段階で、伝達ピン12の作動部12aをカ
ム面Bへ導いて係止させるために最低限必要となる該プ
ッシュロッド4のさらなる押し込み量S2は、進入位置
から規制位置まで移動させるのに必要なプッシュロッド
4の押し込み量Sよりも短く設定してあるので、ロック
レバー16の側端部16bが突出たままのロック状態で
プッシュロッド4が規制位置までしか押し込めなくと
も、図7の(g)に示すように、作動部12aは確実に
カム面Cからカム面Bへと導かれて、図7の(a)に示
すようにプッシュロッド4は再び進入位置に保持され
る。そして、この押し込み操作に伴って伝達ピン12の
作動部12aがカム面D上を移動する過程で、作動部1
2aが駆動板15の受部15aに当接してこれを押圧す
るため、駆動板15に係合されているイジェクトアーム
5が回転し、この回転に連動して第1および第2の回動
アーム6,7の爪片6a,7aがICカード1の前面両
端部を離脱方向へほぼまっすぐに押圧し、図2の2点鎖
線で示すように、ICカード1のソケットコンタクトと
ピンハウジング2のピンコンタクトの圧入状態が解除さ
れる。したがって、この状態でICカード1の手前側を
手指でつまんで引き抜くことにより、該ICカード1を
コネクタ装置から簡単に排出させることができる。
【0024】なお、上記実施例ではロックレバー16を
図3の矢印ハ方向へ常時付勢することにより阻止手段が
非操作時にはロック状態となるように設定してあるが、
ロック状態とアンロック状態の切り替えを手動操作によ
り行う阻止手段を採用することも可能である。ただし、
手動操作の場合はロック状態への設定を忘れることも考
えられるので、ICカードの接続遮断事故を確実に回避
するためには、非操作時に自動的にロック状態となる阻
止手段のほうが好ましい。
【0025】図8は本発明の他の実施例に係る阻止手段
を示す説明図で、プッシュロッド4の摘み4aに組み込
んだロックレバー16が支軸17を中心に矢印ホ,ヘ方
向へ回動できるように保持されていて、ばね部材18が
このロックレバー16を矢印ヘ方向へ常時弾性付勢して
いるため、非操作時にロックレバー16の側端部16b
は摘み4aの一側へ突出して、該摘み4aを所定の規制
位置までしか押し込めないようにするロック状態に設定
されている。そして、摘み4aを前記規制位置よりも奥
側へ押し込む必要のあるICカード排出時には、ばね部
材18の弾発力に抗してロックレバー16を矢印ホ方向
へ回転させてロック解除し、かかるアンロック状態のま
ま摘み4aを押し込む。
【0026】なお、前記実施例では、2枚のICカード
が挿着可能なコネクタ装置を例示して説明したが、本発
明は1枚または3枚以上のICカードが挿着可能なコネ
クタ装置にも同様に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】プッシュロッドが進入位置に保持されてい
るとき、阻止手段をロック状態にしておくことにより、
必要量押し込めなくなるプッシュロッドは突出位置に突
出させることができなくなるので、ICカードの排出が
行えなくなり、それゆえプッシュロッドの誤操作や衝撃
等に起因するICカードの接続遮断事故を防止すること
ができる。また、挿着されているICカードを排出する
際には、阻止手段をアンロック状態にして、進入位置に
保持されているプッシュロッドを押し込んで突出させた
後、該プッシュロッドを再び押し込めばよく、仮にプッ
シュロッドが突出位置にあるときに阻止手段がロック状
態に設定されていたとしても、該プッシュロッドを押し
込めばICカードの排出動作は支障なく行える。したが
って、このICカード用コネクタ装置のイジェクト機構
は、操作性が良好である。
【0029】しかも、前記阻止手段は、所定位置まで押
し込まれたプッシュロッドをそれ以上押し込めないよう
に規制したり、その規制を解除するというものなので、
複雑な構成や広いスペースは不要であり、よってICカ
ード用コネクタ装置の小型化に好適である。例えば、阻
止手段が、スライド可能もしくは回動可能なロックレバ
ーを有し、このロックレバーを出没させてプッシュロッ
ドの押し込み量を規制したり規制解除する構成にすれ
ば、阻止手段の構成の簡素化や省スペース化が図れる。
また、前記ロックレバーをプッシュロッドに取り付けれ
ばスペースファクタが向上し、特に、プッシュロッドに
摘み(操作子)を設けて該摘みにロックレバーを組み込
むなどすれば、阻止手段の一層の省スペース化が図れる
とともに、該ロックレバーの操作が容易に行えるため好
適である。そして、このような阻止手段が、弾性付勢手
段を有して非操作時には自動的に前記ロック状態となる
ようにしてあれば、ICカードの接続遮断事故を一層確
実に防止することができる。
【0030】また、伝達ピンをハート型カム溝にトレー
ス可能に係合させてなるハート型カム機構を備え、該伝
達ピンを該カム溝の所定箇所に係止させることで前記プ
ッシュロッドが前記進入位置に保持されるようにしてお
けば、イジェクト機構をフレームの外側面とプッシュロ
ッドに集約的に配設することができるため、ICカード
用コネクタ装置の一層の小型化が図れ、特に複数枚対応
のICカード用コネクタ装置に適用した場合に好適とな
る。しかも、前記カム溝の出口側の溝を入口側の溝より
も長く形成しておけば、阻止手段がロック状態のとき進
入位置からのプッシュロッドの脱出は防止できるが突出
位置からプッシュロッドを押し込めばICカードの排出
が支障なく行えるという所望の機構が、簡単に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るICカード用コネクタ
装置にICカードが挿着された状態を示す平面図であ
る。
【図2】図1に示すコネクタ装置のプッシュロッドを突
出させた状態を示す平面図である。
【図3】図1,2に示すコネクタ装置のイジェクト機構
を示す平面図である。
【図4】図3に示すイジェクト機構の分解斜視図であ
る。
【図5】図4に示すハート型カム溝の説明図である。
【図6】図5に示すハート型カム溝のカム面を示す展開
図である。
【図7】図3,4に示すイジェクト機構の動作説明図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例に係る阻止手段を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ピンハウジング 3 フレーム 3a ガイド溝 3c 長溝 4 プッシュロッド 5 イジェクトアーム 5b 係合部 6 第1の回動アーム 7 第2の回動アーム 10 コイルばね 12 伝達ピン 12a 作動部 13 板ばね 14 ハート型カム溝 15 駆動板 15a 受部 15b 係合孔 16 ロックレバー 17 支軸 18 ばね部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを挿抜可能に支持するフレー
    ムと、このフレームに往復動作可能に保持されてICカ
    ード排出方向へ弾性付勢されたプッシュロッドと、挿着
    状態のICカードのソケットコンタクトに接続される多
    数本のピンコンタクトとを有し、ICカードが挿着され
    ている状態で、所定の進入位置に保持された前記プッシ
    ュロッドに対する第1のプッシュ動作により該プッシュ
    ロッドが手前側へ移動して所定の突出位置に保持される
    とともに、この突出位置にある前記プッシュロッドに対
    する第2のプッシュ動作により該プッシュロッドがIC
    カードを排出させてから前記進入位置に保持されるよう
    にしたICカード用コネクタ装置において、 前記プッシュロッドが前記進入位置よりもさらに奥側の
    所定の規制位置まで押し込まれるとその移動を規制して
    前記第1のプッシュ動作を阻止するロック状態と、前記
    プッシュロッドを前記規制位置よりも奥側まで移動可能
    となして前記第1のプッシュ動作を許容するアンロック
    状態とが選択可能な阻止手段を備え、前記第2のプッシ
    ュ動作時に、前記プッシュロッドを前記規制位置まで押
    し込まなくとも該プッシュロッドが前記進入位置に保持
    されるようにしたことを特徴とするICカード用コネク
    タ装置。
  2. 【請求項2】 伝達ピンをハート型カム溝にトレース可
    能に係合させてなるハート型カム機構を備え、該伝達ピ
    ンを該カム溝の所定箇所に係止させることで前記プッシ
    ュロッドが前記進入位置に保持されるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のICカード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記進入位置から前記規制位置まで移動
    させるのに必要な前記プッシュロッドの押し込み量をS
    としたとき、前記第1のプッシュ動作時に前記伝達ピン
    を前記カム溝の前記所定箇所から脱出させために最低限
    必要となる前記プッシュロッドの押し込み量を前記Sよ
    りも長く設定し、且つ、前記第2のプッシュ動作時に前
    記プッシュロッドが前記進入位置まで移動した段階で、
    前記伝達ピンを前記カム溝の前記所定箇所に係止させる
    ために最低限必要となる該プッシュロッドのさらなる押
    し込み量を前記Sよりも短く設定したことを特徴とする
    請求項2記載のICカード用コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記阻止手段が、弾性付勢手段を有して
    非操作時には自動的に前記ロック状態となるようにした
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のICカー
    ド用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記阻止手段が、常時弾性付勢されるロ
    ックレバーを有し、スライド可能もしくは回動可能な該
    ロックレバーの一部を前記規制位置に出没させるように
    したことを特徴とする請求項4記載のICカード用コネ
    クタ装置。
  6. 【請求項6】 前記ロックレバーを前記プッシュロッド
    に取り付けたことを特徴とする請求項5記載のICカー
    ド用コネクタ装置。
  7. 【請求項7】 前記プッシュロッドに操作子となる摘み
    を設け、この摘みに前記ロックレバーを組み込んだこと
    を特徴とする請求項6記載のICカード用コネクタ装
    置。
JP10112020A 1998-04-22 1998-04-22 Icカード用コネクタ装置 Withdrawn JPH11307178A (ja)

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TW088104589A TW457748B (en) 1998-04-22 1999-03-23 Connector device for IC card

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008525978A (ja) * 2004-12-29 2008-07-17 エフシーアイ・コネクターズ・シンガポール・ピーティーイー・リミテッド カードコネクタ

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