JPH11309555A - ダイカスト鋳造方法 - Google Patents
ダイカスト鋳造方法Info
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- JPH11309555A JPH11309555A JP11731698A JP11731698A JPH11309555A JP H11309555 A JPH11309555 A JP H11309555A JP 11731698 A JP11731698 A JP 11731698A JP 11731698 A JP11731698 A JP 11731698A JP H11309555 A JPH11309555 A JP H11309555A
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- mold
- gas
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- casting method
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガス抜き用の隙間を詰まり難くして、その隙
間のメンテナンス頻度を低減させる。 【解決手段】 本発明に係るダイカスト鋳造方法は、溶
湯の射出時に型の製品成形面に形成されたガス抜き用の
隙間からその型内のガスを抜くダイカスト鋳造方法にお
いて、型10が開いているときに前記隙間からキャビテ
ィ側へ気体を放出させる。これによって、排気中にその
隙間内に入り込んだゴミ等が排出されるとともに、外部
からのゴミや離型剤等が隙間内に侵入しなくなる。
間のメンテナンス頻度を低減させる。 【解決手段】 本発明に係るダイカスト鋳造方法は、溶
湯の射出時に型の製品成形面に形成されたガス抜き用の
隙間からその型内のガスを抜くダイカスト鋳造方法にお
いて、型10が開いているときに前記隙間からキャビテ
ィ側へ気体を放出させる。これによって、排気中にその
隙間内に入り込んだゴミ等が排出されるとともに、外部
からのゴミや離型剤等が隙間内に侵入しなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】溶湯の射出時に型の製品成形
面に形成されたガス抜き用の隙間からその型内のガスを
抜くダイカスト鋳造方法に関する。
面に形成されたガス抜き用の隙間からその型内のガスを
抜くダイカスト鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関連する従来のダイカスト鋳造方
法が実開昭63−6153号公報に記載されている。前
記ダイカスト鋳造方法では、固定型と可動型との合わせ
面に形成された隙間と、前記可動型の製品成形面に形成
されたガス抜き用の隙間とに負圧を加え、溶湯を射出す
る際にそれらの隙間から型内のガスを効率的に排出する
ようにしている。
法が実開昭63−6153号公報に記載されている。前
記ダイカスト鋳造方法では、固定型と可動型との合わせ
面に形成された隙間と、前記可動型の製品成形面に形成
されたガス抜き用の隙間とに負圧を加え、溶湯を射出す
る際にそれらの隙間から型内のガスを効率的に排出する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、型の合わせ
面に形成された隙間は型開き毎に掃除が可能なため、バ
リ等が生じても良く、比較的大きな寸法に設定されてい
る。しかしながら、製品成形面に形成される隙間は掃除
が難しいため、溶湯が侵入しないでガスのみが通過でき
る狭い寸法に設定されている。このため、前記隙間に負
圧が加わるとキャビティ内のガスとともにゴミ等も吸引
されるため、その隙間が経時的に詰まり易くなる。ま
た、ダイカスト鋳造法では、製品の型離れや湯流れ等を
向上させるため、1サイクル毎に離型剤を製品成形面に
吹き付けるため、離型剤が毛細管現象により前記隙間に
侵入して詰まることがある。
面に形成された隙間は型開き毎に掃除が可能なため、バ
リ等が生じても良く、比較的大きな寸法に設定されてい
る。しかしながら、製品成形面に形成される隙間は掃除
が難しいため、溶湯が侵入しないでガスのみが通過でき
る狭い寸法に設定されている。このため、前記隙間に負
圧が加わるとキャビティ内のガスとともにゴミ等も吸引
されるため、その隙間が経時的に詰まり易くなる。ま
た、ダイカスト鋳造法では、製品の型離れや湯流れ等を
向上させるため、1サイクル毎に離型剤を製品成形面に
吹き付けるため、離型剤が毛細管現象により前記隙間に
侵入して詰まることがある。
【0004】そこで、本発明のうち請求項1、請求項2
に記載の発明は、製品成形面に形成されるガス抜き用の
隙間にゴミや離型剤等が詰まり難いようにし、その隙間
のメンテナンス頻度を低減させることを目的とするもの
である。
に記載の発明は、製品成形面に形成されるガス抜き用の
隙間にゴミや離型剤等が詰まり難いようにし、その隙間
のメンテナンス頻度を低減させることを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
工程を有するダイカスト鋳造方法によって解決される。
即ち、請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法は、溶
湯の射出時に型の製品成形面に形成されたガス抜き用の
隙間からその型内のガスを抜くダイカスト鋳造方法にお
いて、型が開いているときに前記隙間からキャビティ側
へ気体を放出させる。
工程を有するダイカスト鋳造方法によって解決される。
即ち、請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法は、溶
湯の射出時に型の製品成形面に形成されたガス抜き用の
隙間からその型内のガスを抜くダイカスト鋳造方法にお
いて、型が開いているときに前記隙間からキャビティ側
へ気体を放出させる。
【0006】本発明によると、型が開くと隙間からキャ
ビティ側へ気体が放出されるため、溶湯の射出時にその
隙間内に入り込んだゴミ等を排出できるとともに、外部
からのゴミや離型剤等が隙間内に侵入しなくなる。この
ため、前記隙間が詰まり難くなり、その隙間のメンテナ
ンス頻度を低減させることができる。
ビティ側へ気体が放出されるため、溶湯の射出時にその
隙間内に入り込んだゴミ等を排出できるとともに、外部
からのゴミや離型剤等が隙間内に侵入しなくなる。この
ため、前記隙間が詰まり難くなり、その隙間のメンテナ
ンス頻度を低減させることができる。
【0007】また、請求項2に記載のダイカスト鋳造方
法は、請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法におい
て、前記製品成形面に離型剤を吹き付けるときに前記隙
間からキャビティ側へ気体を放出させる。
法は、請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法におい
て、前記製品成形面に離型剤を吹き付けるときに前記隙
間からキャビティ側へ気体を放出させる。
【0008】本発明によると、詰まりの最大要因である
離型剤を吹き付けるときに気体を放出できるため、効率
的に詰まり防止を実施できるようになる。
離型剤を吹き付けるときに気体を放出できるため、効率
的に詰まり防止を実施できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1から図6に基いて本発
明の一の実施の形態に係るダイカスト鋳造方法の説明を
行う。本実施の形態に係るダイカスト鋳造方法は、オー
プンデッキ型のシリンダブロックを鋳造する方法に関す
るものであり、図1、図2にその鋳造方法の実施に使用
されるダイカスト金型10の縦断面図が示されている。
前記ダイカスト金型10は、前記シリンダブロックのク
ランクケース部を成形する固定型12と、そのシリンダ
ブロックの外側壁を成形するスライド型14と、そのシ
リンダブロックの上面、及びシリンダボア、ウォータジ
ャケット等を成形する可動型16とから構成されてい
る。
明の一の実施の形態に係るダイカスト鋳造方法の説明を
行う。本実施の形態に係るダイカスト鋳造方法は、オー
プンデッキ型のシリンダブロックを鋳造する方法に関す
るものであり、図1、図2にその鋳造方法の実施に使用
されるダイカスト金型10の縦断面図が示されている。
前記ダイカスト金型10は、前記シリンダブロックのク
ランクケース部を成形する固定型12と、そのシリンダ
ブロックの外側壁を成形するスライド型14と、そのシ
リンダブロックの上面、及びシリンダボア、ウォータジ
ャケット等を成形する可動型16とから構成されてい
る。
【0010】前記スライド型14は可動型16と一体で
開閉動作する構造であり、その可動型16に対して横方
向(図中左右方向)から型締めされる。型締めされた可
動型16とスライド型14とは下降して固定型12に嵌
め合わされる。この状態でダイカスト金型10の型締め
が完了し(図2参照)、その内部には製品成形用のキャ
ビティ18が形成される。なお、型開きは型締めと逆の
手順で行われる。図1は型開き途中のダイカスト金型1
0を表している。
開閉動作する構造であり、その可動型16に対して横方
向(図中左右方向)から型締めされる。型締めされた可
動型16とスライド型14とは下降して固定型12に嵌
め合わされる。この状態でダイカスト金型10の型締め
が完了し(図2参照)、その内部には製品成形用のキャ
ビティ18が形成される。なお、型開きは型締めと逆の
手順で行われる。図1は型開き途中のダイカスト金型1
0を表している。
【0011】前記可動型16は、その下面がスライド型
14と面接触する合わせ面16mとなっており、その合
わせ面16mの中央に製品(シリンダブロック上面)の
成形面16fが形成されている。また、前記成形面16
fを囲む合わせ面16mの所定位置には溝状のオーバフ
ロー部16cが形成されている。前記成形面16fの中
央にはウォータジャケットを形成するウォータジャケッ
ト入子28が位置決めされており、そのウォータジャケ
ット入子28の内側にシリンダボアを形成するためのボ
ア入子26が気筒数分取り付けられている。なお、ボア
入子26は横方向に並べて位置決めされているため、図
1、図2においてはボア入子26は一本しか表されてい
ない。
14と面接触する合わせ面16mとなっており、その合
わせ面16mの中央に製品(シリンダブロック上面)の
成形面16fが形成されている。また、前記成形面16
fを囲む合わせ面16mの所定位置には溝状のオーバフ
ロー部16cが形成されている。前記成形面16fの中
央にはウォータジャケットを形成するウォータジャケッ
ト入子28が位置決めされており、そのウォータジャケ
ット入子28の内側にシリンダボアを形成するためのボ
ア入子26が気筒数分取り付けられている。なお、ボア
入子26は横方向に並べて位置決めされているため、図
1、図2においてはボア入子26は一本しか表されてい
ない。
【0012】前記ボア入子26は先端側(下端側)の製
品成形部分26fが略円柱形をした入子であり、その製
品成形部分26fより上の中央軸部26cがウォータジ
ャケット入子28の貫通孔部28hに嵌合される。ま
た、前記ボア入子26には前記中央軸部26cの上にフ
ランジ状の押え板26bが設けられており、前記貫通孔
部28hに対するボア入子26の挿入量を一定に保持で
きるようになっている。
品成形部分26fが略円柱形をした入子であり、その製
品成形部分26fより上の中央軸部26cがウォータジ
ャケット入子28の貫通孔部28hに嵌合される。ま
た、前記ボア入子26には前記中央軸部26cの上にフ
ランジ状の押え板26bが設けられており、前記貫通孔
部28hに対するボア入子26の挿入量を一定に保持で
きるようになっている。
【0013】図3は図1のIII-III矢視断面詳細図であ
り、キャビティ18側から見たボア入子26とウォータ
ジャケット入子28の貫通孔部28hとの嵌合部27を
表している。前記嵌合部27のクリアランスは、ガスは
通過できるが溶湯は侵入できない値に設定されている。
なお、前記嵌合部27を以後は第1のガス抜き用の隙間
27と呼ぶ。
り、キャビティ18側から見たボア入子26とウォータ
ジャケット入子28の貫通孔部28hとの嵌合部27を
表している。前記嵌合部27のクリアランスは、ガスは
通過できるが溶湯は侵入できない値に設定されている。
なお、前記嵌合部27を以後は第1のガス抜き用の隙間
27と呼ぶ。
【0014】前記ウォータジャケット入子28の貫通孔
部28hの下部には、図4に示されるように、キャビテ
ィ18から所定寸法だけ上方に入り込んだ位置にリング
状の溝28mが円周方向に形成されている。なお、図4
は、図3のIV-IV矢視断面図である。一方、前記ボア入
子26には、小孔26kが形成されており(図4参
照)、その小孔26kの下端が前記溝28mの位置で開
口している。また、前記小孔26kの上端がボア入子2
6の押え板26bの端面で開口している。
部28hの下部には、図4に示されるように、キャビテ
ィ18から所定寸法だけ上方に入り込んだ位置にリング
状の溝28mが円周方向に形成されている。なお、図4
は、図3のIV-IV矢視断面図である。一方、前記ボア入
子26には、小孔26kが形成されており(図4参
照)、その小孔26kの下端が前記溝28mの位置で開
口している。また、前記小孔26kの上端がボア入子2
6の押え板26bの端面で開口している。
【0015】また、前記ボア入子26とウォータジャケ
ット入子28の内部には、図3に示されるように、複数
の押出しピン用のガイド孔29kが形成されている。前
記ガイド孔29kは、図5に示されるように、押出しピ
ン29p(二点鎖線参照)をボア入子26の製品成形部
分26fとウォータジャケット入子28の製品成形部分
28fとの間に導くための孔であり、ボア入子26の押
え板26bからウォータジャケット入子28の溝28m
を通過してキャビティ18まで上下一直線に貫通してい
る。そして、前記押出しピン29pとガイド孔29kと
のクリアランスが、ガスは通過できるが溶湯は侵入でき
ない値に設定されている。なお、前記押出しピン29p
とガイド孔29kとの隙間を以後は第2のガス抜き用の
隙間29と呼ぶ。
ット入子28の内部には、図3に示されるように、複数
の押出しピン用のガイド孔29kが形成されている。前
記ガイド孔29kは、図5に示されるように、押出しピ
ン29p(二点鎖線参照)をボア入子26の製品成形部
分26fとウォータジャケット入子28の製品成形部分
28fとの間に導くための孔であり、ボア入子26の押
え板26bからウォータジャケット入子28の溝28m
を通過してキャビティ18まで上下一直線に貫通してい
る。そして、前記押出しピン29pとガイド孔29kと
のクリアランスが、ガスは通過できるが溶湯は侵入でき
ない値に設定されている。なお、前記押出しピン29p
とガイド孔29kとの隙間を以後は第2のガス抜き用の
隙間29と呼ぶ。
【0016】前記可動型16の内部には、図1に示され
るように、前記ボア入子26及びウォータジャケット入
子28の上方に空間Sが設けられており、この空間S内
にボア入子26の小孔26kを空気圧調整装置30に接
続する圧力配管16zが設けられている。即ち、ダイカ
スト金型10のキャビティ18、特に、ボア入子26の
製品成形部分26fとウォータジャケット入子28の製
品成形部分28fとの間のキャビティ18aは、第1の
ガス抜き用の隙間27と第2のガス抜き用の隙間29及
び溝28m、小孔26k、圧力配管16zを介して空気
圧調整装置30と連通している。
るように、前記ボア入子26及びウォータジャケット入
子28の上方に空間Sが設けられており、この空間S内
にボア入子26の小孔26kを空気圧調整装置30に接
続する圧力配管16zが設けられている。即ち、ダイカ
スト金型10のキャビティ18、特に、ボア入子26の
製品成形部分26fとウォータジャケット入子28の製
品成形部分28fとの間のキャビティ18aは、第1の
ガス抜き用の隙間27と第2のガス抜き用の隙間29及
び溝28m、小孔26k、圧力配管16zを介して空気
圧調整装置30と連通している。
【0017】前記空気圧調整装置30は予め決められた
タイミングでウォータジャケット入子28の溝28mを
正圧状態/負圧状態に切り替える装置であり、空気を加
圧するポンプ32と、空気圧を調節する圧力調節弁34
及び空気の流れ方向を切り替える切替弁36とから構成
されている。前記ウォータジャケット入子28の溝28
mを正圧にするには、切替弁36をコントローラCによ
り図1の状態に切り替えて、ポンプ32の吐出側p2を
圧力配管16zに連通させ、ポンプ32の吸入側p1を
大気開放する。これによって、溝28mには圧力調節弁
34で所定圧力に調整された加圧空気が供給され、その
溝28m内が正圧に保持される。この結果、キャビティ
18側には、第1のガス抜き用の隙間27及び第2のガ
ス抜き用の隙間29から加圧空気が放出される。
タイミングでウォータジャケット入子28の溝28mを
正圧状態/負圧状態に切り替える装置であり、空気を加
圧するポンプ32と、空気圧を調節する圧力調節弁34
及び空気の流れ方向を切り替える切替弁36とから構成
されている。前記ウォータジャケット入子28の溝28
mを正圧にするには、切替弁36をコントローラCによ
り図1の状態に切り替えて、ポンプ32の吐出側p2を
圧力配管16zに連通させ、ポンプ32の吸入側p1を
大気開放する。これによって、溝28mには圧力調節弁
34で所定圧力に調整された加圧空気が供給され、その
溝28m内が正圧に保持される。この結果、キャビティ
18側には、第1のガス抜き用の隙間27及び第2のガ
ス抜き用の隙間29から加圧空気が放出される。
【0018】また、前記ウォータジャケット入子28の
溝28mを負圧にするには、切替弁36をコントローラ
Cにより図2の状態に切り替えて、ポンプ32の吸入側
p1を圧力配管16zに連通させ、ポンプ32の吐出側
p2を大気開放する。これによって、溝28mの排気が
行われてその溝28m内が負圧に保持される。この結
果、キャビティ18内のガスは、第1のガス抜き用の隙
間27及び第2のガス抜き用の隙間29から溝28m、
小孔26k、溝28m等を介して外部に放出される。な
お、空気圧調整装置30にはポンプ32の吸入側p1と
大気開放部分とにフィルタ38が設けられている。
溝28mを負圧にするには、切替弁36をコントローラ
Cにより図2の状態に切り替えて、ポンプ32の吸入側
p1を圧力配管16zに連通させ、ポンプ32の吐出側
p2を大気開放する。これによって、溝28mの排気が
行われてその溝28m内が負圧に保持される。この結
果、キャビティ18内のガスは、第1のガス抜き用の隙
間27及び第2のガス抜き用の隙間29から溝28m、
小孔26k、溝28m等を介して外部に放出される。な
お、空気圧調整装置30にはポンプ32の吸入側p1と
大気開放部分とにフィルタ38が設けられている。
【0019】次に、図6の鋳造タイミング図に基いて本
実施の形態に係るダイカスト鋳造方法の説明を行う。前
記ダイカスト金型10が型開き状態では(図1参照)、
ウォータジャケット入子28の溝28mは空気圧調整装
置30によって正圧に保持されており、ボア入子26と
ウォータジャケット入子28に形成された第1のガス抜
き通路27及び第2のガス抜き通路29からはキャビテ
ィ18側に空気が放出されている。
実施の形態に係るダイカスト鋳造方法の説明を行う。前
記ダイカスト金型10が型開き状態では(図1参照)、
ウォータジャケット入子28の溝28mは空気圧調整装
置30によって正圧に保持されており、ボア入子26と
ウォータジャケット入子28に形成された第1のガス抜
き通路27及び第2のガス抜き通路29からはキャビテ
ィ18側に空気が放出されている。
【0020】次に、ダイカスト金型10が型締めされる
と(図2参照)、空気圧調整装置30の切替弁36が図
2の状態に切り替わり、ポンプ32の吸入側p1が圧力
配管16zに接続され、吐出側p2が大気開放される。
これによって、溝28mはポンプ32により負圧に保持
され、キャビティ18内のガスは、第1のガス抜き用の
隙間27及び第2のガス抜き用の隙間29から溝28
m、小孔26k、圧力配管16z等を介して外部に放出
される。この状態で、図示されていないプランジャーチ
ップが動作し、溶湯がスリーブからランナー18r、ゲ
ート18eを介してキャビティ18内に射出される。
と(図2参照)、空気圧調整装置30の切替弁36が図
2の状態に切り替わり、ポンプ32の吸入側p1が圧力
配管16zに接続され、吐出側p2が大気開放される。
これによって、溝28mはポンプ32により負圧に保持
され、キャビティ18内のガスは、第1のガス抜き用の
隙間27及び第2のガス抜き用の隙間29から溝28
m、小孔26k、圧力配管16z等を介して外部に放出
される。この状態で、図示されていないプランジャーチ
ップが動作し、溶湯がスリーブからランナー18r、ゲ
ート18eを介してキャビティ18内に射出される。
【0021】このとき、キャビティ18内のガスは、可
動型16とスライド型14との合わせ面の隙間、スライ
ド型14と固定型12との合わせ面の隙間、及び第1の
ガス抜き用の隙間27及び第2のガス抜き用の隙間29
等から金型の外に排出される。特に、ガス抜きが難しい
とされるボア入子26の製品成形部分26fとウォータ
ジャケット入子28の製品成形部分28fとの間のガス
は第1のガス抜き用の隙間27及び第2のガス抜き用の
隙間29から溝28m、小孔26k等を介して効率的に
外部に放出される(図4、図5参照)。また、キャビテ
ィ18に充填された溶湯の余剰分は可動型16とスライ
ド型14との合わせ面の隙間からオーバフロー部16c
まで到達する。これによって、シリンダブロックの上面
において形状不良が防止できる。このようにして、ダイ
カスト金型10内で溶湯が凝固すると、型開きが行われ
て製品であるシリンダブロックの取り出が行われる。
動型16とスライド型14との合わせ面の隙間、スライ
ド型14と固定型12との合わせ面の隙間、及び第1の
ガス抜き用の隙間27及び第2のガス抜き用の隙間29
等から金型の外に排出される。特に、ガス抜きが難しい
とされるボア入子26の製品成形部分26fとウォータ
ジャケット入子28の製品成形部分28fとの間のガス
は第1のガス抜き用の隙間27及び第2のガス抜き用の
隙間29から溝28m、小孔26k等を介して効率的に
外部に放出される(図4、図5参照)。また、キャビテ
ィ18に充填された溶湯の余剰分は可動型16とスライ
ド型14との合わせ面の隙間からオーバフロー部16c
まで到達する。これによって、シリンダブロックの上面
において形状不良が防止できる。このようにして、ダイ
カスト金型10内で溶湯が凝固すると、型開きが行われ
て製品であるシリンダブロックの取り出が行われる。
【0022】前記ダイカスト金型10から製品が取り出
されると、空気圧調整装置30の切替弁36が図1の状
態に切り替わり、ポンプ32の吐出側p2が圧力配管1
6zに接続され、吸入側p1が大気開放される。これに
よって、ウォータジャケット入子28の溝28mは空気
が供給されて正圧に保持され、その溝28m内の加圧空
気が第1のガス抜き用の隙間27及び第2のガス抜き用
の隙間29を通ってキャビティ18側に放出される。こ
の結果、溶湯の射出時にそのガス抜き用の隙間27,2
9内に入り込んだゴミやバリ等が排出されるとともに、
外部からのゴミ等が隙間内に侵入しなくなる。
されると、空気圧調整装置30の切替弁36が図1の状
態に切り替わり、ポンプ32の吐出側p2が圧力配管1
6zに接続され、吸入側p1が大気開放される。これに
よって、ウォータジャケット入子28の溝28mは空気
が供給されて正圧に保持され、その溝28m内の加圧空
気が第1のガス抜き用の隙間27及び第2のガス抜き用
の隙間29を通ってキャビティ18側に放出される。こ
の結果、溶湯の射出時にそのガス抜き用の隙間27,2
9内に入り込んだゴミやバリ等が排出されるとともに、
外部からのゴミ等が隙間内に侵入しなくなる。
【0023】次に、ダイカスト金型10(可動型16、
スライド型14及び固定型12)の製品成形面に離型剤
がスプレーされる。このとき、可動型16では、前述の
ように、ボア入子26、ウォータジャケット入子28の
ガス抜き用の隙間27,29からキャビティ18側に空
気が放出されているため、離型剤や水分が毛細管現象に
よりそれらの隙間27,29に侵入することがない。
スライド型14及び固定型12)の製品成形面に離型剤
がスプレーされる。このとき、可動型16では、前述の
ように、ボア入子26、ウォータジャケット入子28の
ガス抜き用の隙間27,29からキャビティ18側に空
気が放出されているため、離型剤や水分が毛細管現象に
よりそれらの隙間27,29に侵入することがない。
【0024】このようにして、スプレーされた離型剤が
乾燥すると型締めが行われ、上述した手順で次回の鋳造
が行われる。このように、本実施の形態に係るダイカス
ト鋳造方法によると、製品の取り出し時から型締めまで
の間、ガス抜き用の隙間27,29からキャビティ側へ
連続的に空気が放出されるため、それらの隙間27,2
9にゴミや離型剤等が詰まり難くなり、ボア入子26や
ウォータジャケット入子28のメンテナンスの頻度を低
減させることができる。
乾燥すると型締めが行われ、上述した手順で次回の鋳造
が行われる。このように、本実施の形態に係るダイカス
ト鋳造方法によると、製品の取り出し時から型締めまで
の間、ガス抜き用の隙間27,29からキャビティ側へ
連続的に空気が放出されるため、それらの隙間27,2
9にゴミや離型剤等が詰まり難くなり、ボア入子26や
ウォータジャケット入子28のメンテナンスの頻度を低
減させることができる。
【0025】ここで、前記ガス抜き用の隙間27,29
には離型剤が最も詰まり易いため、離型剤をスプレーす
るときのみ空気を放出するようにしても良い。このよう
にすれば、離型剤を塗布するとき以外は加圧空気を別の
用途に使用することができ、加圧空気の利用率が向上す
る。また、本実施の形態に係る空気圧調整装置30では
正圧/負圧源としてポンプ32や切替弁36等を使用し
たが、特にこれに限定されず、定圧空気源から直接的に
正圧を得たり、その定圧空気源からベンチュリーに圧縮
空気を流して負圧を得ても良い。
には離型剤が最も詰まり易いため、離型剤をスプレーす
るときのみ空気を放出するようにしても良い。このよう
にすれば、離型剤を塗布するとき以外は加圧空気を別の
用途に使用することができ、加圧空気の利用率が向上す
る。また、本実施の形態に係る空気圧調整装置30では
正圧/負圧源としてポンプ32や切替弁36等を使用し
たが、特にこれに限定されず、定圧空気源から直接的に
正圧を得たり、その定圧空気源からベンチュリーに圧縮
空気を流して負圧を得ても良い。
【0026】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この発明の実施の形態には請求の範囲に記載した
技術的事項以外に次のような技術的事項を有するもので
あることを付記しておく。 (1)請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法におい
て、押出しピンとその押出しピンのガイド孔の隙間から
気体を放出させるダイカスト鋳造方法。 (2) 請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法にお
いて、オープンデッキ型シリンダブロックを鋳造する際
に、ボア入子とウォータジャケット入子との隙間から気
体を放出させるダイカスト鋳造方法。
たが、この発明の実施の形態には請求の範囲に記載した
技術的事項以外に次のような技術的事項を有するもので
あることを付記しておく。 (1)請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法におい
て、押出しピンとその押出しピンのガイド孔の隙間から
気体を放出させるダイカスト鋳造方法。 (2) 請求項1に記載されたダイカスト鋳造方法にお
いて、オープンデッキ型シリンダブロックを鋳造する際
に、ボア入子とウォータジャケット入子との隙間から気
体を放出させるダイカスト鋳造方法。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、型が開いているときは
隙間からキャビティ側へ気体が放出されるため、溶湯の
射出時にその隙間内に入り込んだゴミ等が排出されると
ともに、外部からのゴミや離型剤等が隙間内に侵入しな
くなる。このため、前記隙間が詰まり難くなり、その隙
間のメンテナンス頻度を低減させることができる。
隙間からキャビティ側へ気体が放出されるため、溶湯の
射出時にその隙間内に入り込んだゴミ等が排出されると
ともに、外部からのゴミや離型剤等が隙間内に侵入しな
くなる。このため、前記隙間が詰まり難くなり、その隙
間のメンテナンス頻度を低減させることができる。
【図1】 本発明の一の実施の形態に係るダイカスト鋳
造方法の実施に使用されるダイカスト金型の型開き状態
の縦断面図である。
造方法の実施に使用されるダイカスト金型の型開き状態
の縦断面図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態に係るダイカスト鋳
造方法の実施に使用されるダイカスト金型の型締め状態
の縦断面図である。
造方法の実施に使用されるダイカスト金型の型締め状態
の縦断面図である。
【図3】 図1のIII-III矢視断面図である。
【図4】 図3のIV-IV矢視断面図である。
【図5】 図3のV-V矢視断面図である。
【図6】 ダイカスト鋳造方法の工程を表す図面であ
る。
る。
12 固定型 14 スライド型 16 可動型 26 ボア入子 26k 小孔 27 第1のガス抜き用の隙間 28 ウォータジャケット入子 28m 溝 29 第2のガス抜き用の隙間 30 空気圧調整装置
Claims (2)
- 【請求項1】 溶湯の射出時に型の製品成形面に形成さ
れたガス抜き用の隙間からその型内のガスを抜くダイカ
スト鋳造方法において、 型が開いているときに前記隙間からキャビティ側へ気体
を放出させるダイカスト鋳造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたダイカスト鋳造方
法において、 前記製品成形面に離型剤を吹き付けるときに前記隙間か
らキャビティ側へ気体を放出させるダイカスト鋳造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11731698A JPH11309555A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | ダイカスト鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11731698A JPH11309555A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | ダイカスト鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11309555A true JPH11309555A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14708743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11731698A Pending JPH11309555A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | ダイカスト鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11309555A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011147960A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Toyota Motor Corp | 減圧鋳造装置および減圧鋳造方法 |
| CN107962163A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-04-27 | 卧龙电气集团股份有限公司 | 一种利于排气排渣的转子压铸模具模芯 |
| WO2022211136A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造金型 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11731698A patent/JPH11309555A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011147960A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Toyota Motor Corp | 減圧鋳造装置および減圧鋳造方法 |
| CN107962163A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-04-27 | 卧龙电气集团股份有限公司 | 一种利于排气排渣的转子压铸模具模芯 |
| CN107962163B (zh) * | 2017-12-15 | 2024-02-27 | 卧龙电气驱动集团股份有限公司 | 一种利于排气排渣的转子压铸模具模芯 |
| WO2022211136A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造金型 |
| JP2022154257A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造金型 |
| US12036603B2 (en) | 2021-03-30 | 2024-07-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Casting mold |
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