JPH11310510A - 保湿剤並びに皮膚化粧料及び入浴剤 - Google Patents

保湿剤並びに皮膚化粧料及び入浴剤

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JPH11310510A
JPH11310510A JP13460798A JP13460798A JPH11310510A JP H11310510 A JPH11310510 A JP H11310510A JP 13460798 A JP13460798 A JP 13460798A JP 13460798 A JP13460798 A JP 13460798A JP H11310510 A JPH11310510 A JP H11310510A
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JP
Japan
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humectant
serine
methyl
skin cosmetic
bathing agent
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JP13460798A
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English (en)
Inventor
Yoko Endo
洋子 遠藤
Shingo Sakai
進吾 酒井
Shintaro Inoue
紳太郎 井上
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた吸湿能及び保湿能を有し、且つべたつき
感のない保湿剤及び皮膚化粧料並びに入浴剤を提供す
る。 【解決手段】N−メチルセリンからなることを特徴とす
る保湿剤、並びに該保湿剤を含有することを特徴とする
皮膚化粧料及び入浴剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全で、高い保湿
効果を有する保湿剤、並びにこれを含有する皮膚化粧料
及び入浴剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚は様々な外界からの環境変化や刺激
から生体を防御する働きを有しているが、特に表皮の最
外層に位置する角質層は、外界と生体との境界として緩
衝作用を担っている。
【0003】角質層は、生体の様々な活動に対して柔軟
に対応するため、また弾力性、柔軟性、保護機能等を維
持するために適度な水分を必要とする。角質層が自ら水
分を保持する機構の1つとして、NMF(Natural mois
turizing factor = 天然保湿因子)の存在が考えられて
おり、このNMFの主成分はピロリドンカルボン酸ナト
リウムとアミノ酸である。また、角質層の水分が外部環
境の変化等で失われると、皮膚の弾力性、柔軟性、保護
機能等が損なわれ、種々のトラブルの原因となることが
知られている。そこで、この角質層の適度な水分を維持
し、皮膚のトラブルを修復、あるいは予防する目的で、
ヒアルロン酸、コラーゲンなどの親水性の保湿剤が化粧
料に配合されているが、ピロリドンカルボン酸ナトリウ
ム、アミノ酸はNMF成分であることから、保湿剤とし
ても広く使用されている。しかしながら、ピロリドンカ
ルボン酸ナトリウムは、保湿能力がより求められる低湿
度環境下よりも高湿度環境下における吸湿性が非常に高
いために、べたつきが強く使用感が悪いという欠点があ
った。また、アミノ酸は皮膚に浸透し得る大きさの小分
子であるため、角質層内に吸収されて本来存在している
NMF同様に機能する可能性はあるが、アミノ酸それ自
体の吸湿・保湿能力は優れていないという欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状において、
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、
NMF成分であるアミノ酸の中で最も多く含有されるL
−セリンのN−メチル化誘導体であるN−メチル−L−
セリンが、吸湿・保湿能力に優れ、また好ましい感触を
持つ保湿剤として有用であることを見出し、本発明を完
成させた。
【0005】すなわち、本発明の目的は、優れた吸湿能
及び保湿能を有し、且つべたつき感のない保湿剤並びに
皮膚化粧料及び入浴剤を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題はN−メチルセ
リンからなることを特徴とする保湿剤、並びに該保湿剤
を含有することを特徴とする皮膚化粧料及び入浴剤によ
って達成される。すなわち、本発明はN−メチルセリン
を有効成分とすることを特徴とする保湿剤、並びに該保
湿剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料及び入浴剤
にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。
【0008】本発明に用いるN−メチル−L−セリンは
公知の物質であり、周知の方法で容易に合成することが
できる。また、N−メチル−DL−セリン、あるいはN
−メチル−D−セリンも同様に用いることができる。
【0009】本発明の保湿剤は、例えば皮膚化粧料その
他化粧料、入浴剤、医薬品、医薬部外品、食品等に配合
することが可能である。
【0010】本発明の保湿剤は、皮膚化粧料の全重量に
対して好ましくは0.001〜10.0重量%(以下w
t%と略記する)、さらに好ましくは0.01〜5.0
wt%配合して用いられる。0.001wt%未満で
は、本発明の効果が十分発揮されない場合があり、一
方、10.0wt%を超えて配合しても配合量に見合っ
た効果が得られない場合がある。
【0011】本発明の皮膚化粧料は、常法に従って、ロ
ーション類、乳液類、クリーム類、軟膏類、パック類等
の種々の剤型にすることが可能である。
【0012】本発明の保湿剤は、入浴剤の全重量に対し
て好ましくは0.01〜10.0wt%、さらに好まし
くは0.1〜5.0wt%配合して用いられる。0.0
1wt%未満では、本発明の効果が十分発揮されない場
合があり、一方、10.0wt%を超えて配合しても配
合量に見合った効果が得られない場合がある。
【0013】本発明の入浴剤は、常法に従って、散剤、
顆粒剤、錠剤、液剤等の種々の剤型にすることが可能で
ある。
【0014】また、本発明の皮膚化粧料及び入浴剤に
は、適宜これらに通常配合される界面活性剤、殺菌剤、
防腐剤、角質溶解剤、有機・無機酸類、抗酸化剤、油脂
類、多価アルコール類、顔料、生薬・ハーブ類、香料、
色素等を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による保湿剤の効果を明らかに
するための試験例及び実施例を示す。尚、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0016】試験例1:N−メチル−L−セリンの吸湿
・保湿能測定 N−メチル−L−セリンと他の保湿剤との吸湿・保湿能
を比較するため、各試料を低湿度環境下、および高湿度
環境下に置いた時の重量変化を測定し、吸湿率・保湿率
を算出した。N−メチル−L−セリン、L−セリン、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム(以下、PCAソーダと
略する)を23℃、14%RH(相対湿度)の低湿度環
境下に5日間静置し、試料の(乾燥)重量を測定した
(=Wa0)。その後、23℃、99%RH(相対湿
度)の高湿度環境下に7日間静置し、試料重量を測定し
た(=Wa7)。さらに、23℃、14%RH(相対湿
度)の低湿度環境下に移して乾燥させ、1,3,5,
7,9日経過後の重量を測定した(=Wb1,3,5,
7,9)。各試料の吸湿率を下式により算出し、得られ
た結果を後記表1に示す。なお、数値は平均値(n=
4)である。
【0017】
【式1】
【0018】また、吸湿量(Wa7−Wa0)を100
とした時の保湿率(経時的な残存水分量比率)を下式に
より算出し、得られた結果を後記表2及び図1に示す。
なお、数値は平均値(n=4)である。
【0019】
【式2】
【0020】
【表1】
【0021】表1から明らかなように、N−メチル−L
−セリンの吸湿率は、PCAソーダの1/2程度であっ
たが、L−セリンに比べると著しく高いことが確認され
た。
【0022】
【表2】
【0023】表2、図1から明らかなように、L−セリ
ンは、低湿度環境下に移して乾燥させ始めてから1日目
には、高湿度環境下で吸湿した水分のほとんどを失っ
た。PCAソーダは、低湿度環境下に移してから徐々に
水分を失い続け5日目には約20%まで落ちたのに対
し、N−メチル−L−セリンは、乾燥させ始めてから1
日目の保湿率を、9日目までほぼ保ち続けた。
【0024】吸湿・保湿能測定の結果から、N−メチル
−L−セリンは、乾燥状態に移しても、高湿度環境下に
おいて吸湿した水分の1/2以上を失わずに保ち続ける
能力があることが明らかとなった。従って、高湿度環境
下では高い吸湿能力を示すが、乾燥状態に移すと大半の
水分を速やかに失ってしまうピロリドンカルボン酸ナト
リウムに比べて、非常に保湿能力に優れていることが立
証された。また、L−セリンと比して吸湿率、保湿率と
も優れていることが判明した。
【0025】試験例2:官能テスト(実施例1、比較例
1、2) N−メチル−L−セリン配合スキンローションと、PC
Aソーダ配合スキンローションとの使用感を比較した。
下記表3の処方の化粧用スキンローションを、常法によ
り混合溶解して調製した。
【0026】
【表3】
【0027】これらの使用感をブラインド法により乾燥
肌と感じている20人の女性パネラー(35〜55才)
に1日2回(朝、夕)連続して1週間顔面に使用させ、
「柔軟性の向上」、「はりの向上」、「べたつき感」、
「しっとり感」の項目について比較、評価した。
【0028】評価基準は下記表4の通りとし、平均点に
て評価した。評価結果を表5に示した。
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】表5の結果から、N−メチル−L−セリン
配合スキンローションは、PCAソーダ配合スキンロー
ションと、同等以上の柔軟性の向上、張りの向上やしっ
とり感を与えるが、べたつかないと評価されていること
がわかった。
【0032】以下に本発明を応用した組成物の処方例を
示す。尚、表中の値はwt%を示す。
【0033】実施例2〜4(クリ−ム)
【0034】
【表6】
【0035】表6中の成分(A)を80℃で均一に混合
溶解した後、それに成分(B)を混合溶解した(混合液
I)。これとは別に、成分(D)を80℃で均一に混合
溶解した後、それに成分(C)を混合溶解した(混合液
II)。つぎに、混合液Iに、徐々に混合液IIを加えて、
充分攪拌しながら30℃まで冷却し、クリームを得た。
【0036】実施例5〜7(ローション)
【0037】
【表7】
【0038】各成分を混合溶解して、ローションを調製
した。
【0039】実施例8(入浴剤)
【0040】
【表8】
【0041】上記表8中の各成分を常法により混合し、
入浴剤を調製した。尚、この入浴剤は通常使用時に約3
000倍に希釈されて用いられる。
【0042】実施例8〜9(ゲル)
【0043】
【表9】
【0044】上記表9中(A)の各成分を一部の水
(D)で膨潤させ、残りの水(D)で成分(C)を溶解
させた後、両者を均一に混合した(混合液I)。これと
は別に、成分(B)を均一に混合した(混合液II)。
混合液Iに混合液IIを加えて分散し、ゲルを得た。
【0045】実施例10〜11(ヘアトニック)
【0046】
【表10】
【0047】上記表10中、成分(A)において、香料
可溶化剤で香料を溶解した後、常温で攪拌しながらエタ
ノールに加えて溶解し、成分(B)を順次加えて溶解し
た(混合液I)。これとは別に、成分(C)を溶解さ
せ、攪拌しながら混合液Iに加えて均一にした後、ろ過
してヘアトニックを得た。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸湿・
保湿性に優れた保湿剤としてN−メチル−L−セリンが
有用であること、また保湿剤としてN−メチル−L−セ
リンを配合することにより保湿性に優れ、さらに好まし
い感触を持つ皮膚化粧料及び入浴剤を提供できることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】低湿度環境下における保湿率の変化を示すグラ
フである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−メチルセリンからなることを特徴と
    する保湿剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保湿剤を含有することを
    特徴とする皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の保湿剤を含有することを
    特徴とする入浴剤。
JP13460798A 1998-04-27 1998-04-27 保湿剤並びに皮膚化粧料及び入浴剤 Pending JPH11310510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012454A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Kanebo Ltd 化粧品販売方法およびそれに用いる化粧品
WO2011074643A1 (ja) 2009-12-16 2011-06-23 ポーラ化成工業株式会社 色素沈着予防又は改善剤

Cited By (3)

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