JPH11310662A - ゴム用加硫剤およびそれを含むゴム組成物 - Google Patents

ゴム用加硫剤およびそれを含むゴム組成物

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JPH11310662A
JPH11310662A JP12105898A JP12105898A JPH11310662A JP H11310662 A JPH11310662 A JP H11310662A JP 12105898 A JP12105898 A JP 12105898A JP 12105898 A JP12105898 A JP 12105898A JP H11310662 A JPH11310662 A JP H11310662A
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JP
Japan
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rubber
curing agent
sulfur
mol
vulcanizing agent
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JP12105898A
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Inventor
Kazunori Ishikawa
和憲 石川
Chikashi Yatsuyanagi
史 八柳
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫物性を実質的に損なうことなく、ゴムへ
の相溶性、取り扱いやすさを向上させ、しかも耐熱老化
性に優れたゴム用加硫剤の提供。 【解決手段】 式I: 【化1】 (式中、mは3〜5、nは0〜20の整数で、nが4の
ものが40モル%以上であり、R1 は水素原子またはヘ
テロ原子を有していてもよい炭化水素基であり、そして
2 はヘテロ原子を含有してもよい炭素数1〜10の炭
化水素基である)の化合物からなるゴム用加硫剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム用加硫剤およ
びそれを含むゴム組成物に関し、更に詳しくは、アルキ
レンテトラスルフィドを主構造とするゴム用加硫剤及び
それを含むゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴムの加硫には主として硫黄が加
硫剤として使用されているが、硫黄で加硫されたゴムの
架橋はポリスルフィド性結合であることが知られてい
る。しかし、このポリスルフィド結合は、熱的に安定で
なく、しかも硫黄数が多くなるに従い不安定になるとい
う問題があった。このような問題を解決するために、例
えばポリ(アルキレンテトラスルフィド)のような加硫
剤の使用が提案されており、実際に熱的安定性に優れた
加硫ゴムを得られている(「合成ゴムハンドブック(増
訂新版)」、朝倉書店(1967年)、第309頁)。
しかし、このような加硫剤は、通常、四硫化ナトリウム
とジハロゲン化アルキルを縮合させて合成されるが、ゴ
ムへの相溶性、取り扱いやすさなどを考慮すると、分子
量をコントロールする必要がある。そのために、一方の
モノマーを過剰に加える方法があるが、四硫化ナトリウ
ムを過剰にすると、末端がチオールになり耐スコーチ性
に劣る。また、臭気の問題も生ずる。一方、ジハロゲン
化アルキレンを過剰にすると、毒ガスなどの発生の危険
性も伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は前記した従来のゴム加硫技術の問題点を解決して、加
硫物性を実質的に損なうことなく、ゴムへの相溶性、取
り扱いやすさを向上させ、しかも耐熱老化性に優れたゴ
ム用加硫剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、式I:
【0005】
【化2】
【0006】(式中、mは3〜5、nは0〜20の整数
で、nが4のものが40モル%以上であり、R1 は水素
原子またはヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基で
あり、そしてR2 はヘテロ原子を含有してもよい炭素数
1〜10の炭化水素基である)の化合物からなるゴム用
加硫剤が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、末端にベンジル
基を有するポリ(テトラスルフィド)を主成分とする前
記加硫剤により達成される。本発明のこの加硫剤は、四
硫化ナトリウムとハロゲン化(置換)ベンジル、または
四硫化ナトリウム、ジハロゲン化アルキレンおよびハロ
ゲン化(置換)ベンジルとの反応により合成される。
【0008】四硫化ナトリウムは、特に限定されるもの
ではなく、市販のものをそのまま使用することができ
る。通常、不純物としてモノ、ジ、トリ、ヘプタ、ヘキ
サスルフィドなどが不純物として含まれているが、テト
ラスルフィドが70モル%以上であることが好ましい。
【0009】一方、ハロゲン化(置換)ベンジルとして
は、ベンジルクロライド、ベンジルブロマイド、クロロ
メチルスチレンなどが例示される。また、ジハロゲン化
アルキレンとしては、塩化メチレン、1,2−ジクロロ
エタン、1,3−ジクロロプロパン、1,4−ジクロロ
ブタン、1,6−ジクロロヘキサン、キシレンジクロラ
イド、1,3−ジブロモプロパン、1,4−ジブロモブ
タン、1,5−ジブロモペンタン、キシリレンジブロマ
イド、ブロモクロロメタン、1−ブロモ−2−クロロエ
タン、1−ブロモ−3−クロロプロパン等などが例示さ
れる。この中で特に1,2−ジクロロエタンが性能上望
ましい。
【0010】上記反応は、好ましくは、室温〜70℃の
反応温度で、反応溶媒として水、アルコール、特に好ま
しくはアルコールを用いて実施することができる。反応
原料のモル比については特に限定はないが、四硫化ナト
リウム1モルに対しハロゲン化ベンジルを1.8〜2.
2モル、または、四硫化ナトリウム1モルに対し、ジハ
ロゲン化アルキル0.2〜1モル、ハロゲン化ベンジル
を0.1〜2モルを反応させるのが好ましい。
【0011】本発明に係るゴム用加硫剤は、硫黄で加硫
可能な任意のゴムの加硫剤として使用することができ、
特に、ジエン系ゴムの加硫剤として好適に使用すること
ができる。ジエン系ゴムとしては、天然ゴム(NR)、
ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ク
ロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、スチ
レン−ブタジエンゴム(SBR)またはこれらの混合物
をあげることができる。
【0012】本発明の加硫剤は、硫黄及び/又は他の硫
黄供与体と併用してもよい。そのような硫黄としては通
常ゴムの加硫用に使用されている任意の硫黄とすること
ができ、その形態としては、昇華硫黄、沈降硫黄、硫黄
華、コロイド硫黄などがあげられる。
【0013】硫黄供与体としては、日本ゴム協会編、ゴ
ム工業便覧<新版>、昭和48年11月15日発行、第169
頁に記載の多硫化ゴムが例示される。具体的にはポリ
(エチレンテトラスルフィド)、ポリ(プロピレンテト
ラスルフィド)、ポリ(テトラエチレンスルフィド)な
どを例示できる。またシーエムシー発行(1988年1
月6日)、高分子添加剤の最新技術、第298〜299
頁に記載の硫黄系加硫剤を用いることができる。具体的
にはN,N′−ジチオジ(ポリメチレンイミン)、N,
N′−ビス(2−ベンゾチアゾイルチオ)ピペラジンな
どをあげることができる。更に、特開昭47−9488
号公報、特開昭47−5391号公報、特公昭57−1
5611号公報に記載のSSO,SSS型と呼ばれる加
硫促進剤(例えば2,4−ジ(O,O′−ジイソプロピ
ルホスホロトリチオイル)−6−モルホリノ−1,3,
5−トリアジン、2−(O,O′−ジイソプロピルホス
ホロトリチオイル)−4,6−ジ(N,N′−ジエチル
アミノ−1,3,5−トリアジン)も本発明の硫黄供与
体として好適に例示される。
【0014】本発明の加硫剤に、必要に応じ、使用され
る加硫促進剤としては、チアゾール系、スルフェンアミ
ド系、チウラム系、ジチオカルバメート系、グアニジン
系、チオ尿素系、ジチオホスフェート系、キサンテート
系などの促進剤を使用してもよい。
【0015】本発明に係るゴム組成物には、ゴム配合用
成分として一般に使用されているカーボンブラック、シ
リカ、タルク、クレーなどの充填剤、補強剤、酸化亜
鉛、酸化マグネシウムなどの活性化剤、さらにはワック
ス、酸化防止剤、オゾン亀裂防止剤、素練り促進剤、粘
着樹脂、プロセスオイルなどを添加することができ、そ
の配合量も一般的な範囲である。
【0016】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。
【0017】加硫剤調製例1 1,2−ジクロロエタン30g(0.303モル)、ベ
ンジルクロライド4.2g(0.033モル)、四硫化
ナトリウム41%溶液140.8g(0.332モ
ル)、およびメタノール30gを混合し、室温で3時間
反応させた。反応終了後、水500mLを反応系に加え、
副生したNaClおよび未反応の四硫化ナトリウムを洗
浄除去した。減圧乾燥後、40.6gの粘性固体を得
た。
【0018】加硫剤調製例2 キシリレンジクロライド53.0g(0.303モ
ル)、ベンジルクロライド4.2g(0.033モ
ル)、四硫化ナトリウム41%溶液140.8g(0.
332モル)、およびメタノール30gを混合し、室温
で3時間反応させた。反応終了後、水500mLを反応系
に加え、副生したNaClおよび未反応の四硫化ナトリ
ウムを洗浄除去した。減圧乾燥後、62.8gの粘性固
体を得た。
【0019】加硫剤調製例3 ベンジルクロライド37.5g(0.296モル)、四
硫化ナトリウム41%溶液62.9g(0.148モ
ル)およびエタノール30gを混合し、室温で3時間反
応させた。反応終了後、水500mLを反応系に加え、副
生したNaClおよび未反応の四硫化ナトリウムを洗浄
除去した。減圧乾燥後、40gの固体を得た。
【0020】加硫剤調製例4(比較例) 1,2−ジクロロエタン32.8g(0.332モ
ル)、四硫化ナトリウム41%溶液140.8g(0.
332モル)、およびメタノール30gを混合し、室温
で3時間反応させた。反応終了後、水500mLを反応系
に加え、副生したNaClおよび未反応の四硫化ナトリ
ウムを洗浄除去した。減圧乾燥後、41.2gの硬い固
体を得た。
【0021】標準例1〜5、実施例1〜7及び比較例1
〜2 サンプルの調製 以下に示す配合(重量部)のマスターバッチの各成分を
密閉型ミキサーで3〜5分混練し、約165℃に達した
ときに内容物を放出した。
【0022】マスターバッチ IR(日本ゼオンNipol IR 2200 100.0 N339(東海カーボン、シースKH) 50.0 酸化亜鉛(亜鉛華3号) 3.0 工業用ステアリン酸 1.0 老化防止剤6C*1 1.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合計 155.0 *1:N−フェニル−N′−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジ アミン
【0023】得られたマスターバッチに表Iに示す加硫
剤と加硫促進剤(重量部)をオープンロールで混練して
ゴム組成物を得た。得られたゴム組成物の未加硫物性及
び加硫物性を測定し、表Iに示す。
【0024】次に、得られたゴム組成物を15×15×
0.2cmの金型中で、160℃で20分間プレス加硫し
て目的とする試験片を調製し、加硫物性を評価した。結
果は表Iに示す。
【0025】本加硫及び加硫物性の試験方法は以下の通
りである。 スコーチ時間:JIS K6300に基づき125℃に
て、粘度が5ポイント上昇する時間 加硫時間:JIS K6300に基づき160℃にて9
5%加硫度に達した時間 JIS硬度:JIS K6253に基づき室温で測定 100%伸長時モジュラス:JIS K6251(ダン
ベル状3号型)に準じて測定 破断伸び:JIS K6251(ダンベル状3号型)に
準じて測定
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】表Iに示した例はポリイソプレンゴム/
N339カーボンブラック系の例である。実施例1〜7
は本発明の加硫剤1〜3を用いた例である。また、標準
例1〜5は既存の加硫剤を用いた場合の例である。標準
例では、148℃×30分加硫後で未処理の物性に対し
て100℃×96時間空気老化処理時の物性の変化が大
きい。特に標準例1〜4では100%伸長時モジュラ
ス、破断伸びなどが極めて変化している。一方、実施例
においては、100%伸長時モジュラス、破断伸びの変
化が抑えられている。既存の加硫剤として耐熱老化性に
優れているといわれている加硫剤TTを用いた実施例5
と比較しても、スコーチ性や老化後の変化が抑えられて
いる。一方、加硫剤1では、比較例1にあるように有効
硫黄量が0.5重量部以下ではなかなか加硫せず、14
8℃×30分加硫後物性も非常に悪化していることがわ
かる。また、比較例2は加硫剤4の例である。これは実
施例の加硫剤1〜3と比較して、ゴムへの相溶性を悪化
させた例である。この場合、実施例に比べて加硫時間が
長く、100%モジュラスが低下しており、加硫剤分散
不良による物性の低下が見られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 (式中、mは3〜5、nは0〜20の整数で、nが4の
    ものが40モル%以上であり、R1 は水素原子またはヘ
    テロ原子を有していてもよい炭化水素基であり、そして
    2 はヘテロ原子を含有してもよい炭素数1〜10の炭
    化水素基である)の化合物からなるゴム用加硫剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゴム用加硫剤および硫
    黄または硫黄供与体を含んでなるゴム用加硫剤組成物。
  3. 【請求項3】 ジエン系ゴム100重量部に対し、前記
    式(I)の加硫剤及び硫黄または硫黄供与体を、有効硫
    黄に換算して合計量で0.5〜10重量部配合になるゴ
    ム組成物。
JP12105898A 1998-04-30 1998-04-30 ゴム用加硫剤およびそれを含むゴム組成物 Pending JPH11310662A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176707A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176707A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物

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