JPH11310889A - 海水冷却器防汚防食装置 - Google Patents

海水冷却器防汚防食装置

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JPH11310889A
JPH11310889A JP10118796A JP11879698A JPH11310889A JP H11310889 A JPH11310889 A JP H11310889A JP 10118796 A JP10118796 A JP 10118796A JP 11879698 A JP11879698 A JP 11879698A JP H11310889 A JPH11310889 A JP H11310889A
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JP
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anticorrosion
seawater
water chamber
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JP10118796A
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English (en)
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Masahiro Usami
正博 宇佐美
Tetsuo Mazaki
哲郎 真崎
Mitsuhiro Tanigawa
充宏 谷川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 付着した海洋生物が生長して、剥落し、流入
することのある冷却管の閉塞や、剥落し流入した海洋生
物の移動中に生じる冷却管内周面に生じても受傷を低減
することができる海水冷却器防汚防食装置を提供する。 【解決手段】 本発明の海水冷却器防汚防食装置は、水
室部014の壁面27に導電性塗料を塗装して設けた導
電塗膜21、導電塗膜21を陽極とし、冷却管02を設
けた細管部015外周面を陰極として、防汚電流を供給
するようにした定電流電源部34、水室部014の壁面
27から突出して設けた補助電極32を陽極とし、細管
部015外周面を陰極とするとともに、水室部014に
設けた基準電極33から得られる電位により、細管部0
15を防食電位にする定電位電源部35からなるものと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等で使用さ
れる蒸気タービンから排出される排気を、海水で冷却し
て復水するようにした復水器等の海水冷却器防汚防食装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】海中に設置され、若しくは海水を通過さ
せて冷却等を行わせる機器等、海水に接するようにした
金属製構造物には、フジツボ類等の海洋生物が付着し、
汚染されるのを防止する防汚対策と、導電性海水中と金
属性構造物との間に生じる電位差による腐食を防止する
防食対策が必要である。特に、海岸に設置される発電所
等で使用されている蒸気タービンから排出される排気を
海水で冷却して復水し、再び、蒸気タービンを駆動する
蒸気を生成する給水にするようにした復水器等において
は、海洋生物が付着しやすく、また、冷却海水と銅合金
等で形成される復水器を構成する構造材との間には電位
差が生じ、この電位差による電流が流れ、電食が起こり
やすいために、汚染および腐食が急激に進行し、機能が
阻害され、又は寿命が短くなるために、防汚防食対策が
なされるのが通常である。
【0003】図4は、上述した復水器等の海水冷却器の
防食のために、特許第1122990号「外部電源防食
装置」、実用新案登録1282107号「鉄イオン発生
および電気防食装置」等で提案されている、海水冷却器
防食装置の1例を示す図である。
【0004】図に示すように、海水を冷却水とする復水
器01等の海水冷却器の銅合金製の冷却管02および管
板03の防食には、電気防食の適用と鉄イオン注入によ
る接水面への保護被膜形成の併用が極めて有効であり、
提案された海水冷却器防食装置では、電気防食と鉄イオ
ン発生の両機能を持った防食装置にされ、鉄イオン濃度
を常に適正値に保持して、供給できるようにしている。
【0005】このような海水冷却器防食装置に使用され
る電極は、水室部014の端板を貫通して、水室部01
4に突出させて設けられた鉄電極04と、鉄電極04の
軸心部を貫通して水室部014に突出させるとともに、
鉄電極04とは絶縁して取付られた補助陰極05から成
る双極型電極にされている。また、これらの双極型電極
に電流を供給する電源部は、電源回路08から、鉄電極
04に供給され、海水中に流すようにした電流I1 +I
2 のうち、鉄電極04から補助陰極05に流れる定電流
1 を電源回路08から供給し、電源回路09から帰還
させるようにした定電流電源部06が設けられている。
【0006】また、鉄電極04から海水中に流すように
した電流I1 +I2 のうちの海水中に鉄イオンFe2+
発生させる部分の防食電流I2 を供給するとともに、水
室部014に捕集された鉄イオンFe2+から変換した防
食電流I2 を帰還させるようにした電源部、換言すれ
ば、海水中に鉄イオンFe2+を発生させる防食電流I2
を電源回路08に供給し、復水器01の管板03等の端
板で捕集された鉄イオンFe2+による防食電流I2 を、
電源回路010で帰還させるようにした定電位電源部0
7とから構成されるようにしている。
【0007】さらに、これらの定電流電源部06および
定電位電源部07を具える電源装置016は、復水器0
1の内の海水中の鉄イオンFe2+の量を防食に最も効果
のある適正な電位、すなわち、防食に最も効果のある防
食電位にするため、照合電極011を復水器01の冷却
管02開口部近傍の水室部014内に設けるとともに、
この照合電極011からの信号、すなわち、水室部01
4外周面と照合電極011との間の電位差信号に基づ
き、定電位電源部07から出力される防食電流I 2 を制
御する(防食電流)制御器012、および定電流電源部
06から出力される定電流I1 を制御する(定電流)制
御器013を設けるようにしている。
【0008】しかしながら、このような海水冷却器防食
装置では、海水中に鉄イオンFe2+を発生させるための
電流I1 +I2 を流す鉄陰極04、および補助陰極05
を復水器01の管板03に近接して設置する必要がある
とともに、海水中に流す定電流I1 および防食電流I2
の制御が、復水器01の端板と照合電極011の間にお
ける防食電位によって行われるようになっており、必ず
しも、細管部015、すなわち、冷却管02と冷却管0
2内の海水との間に発生している防食電位によって行う
ようになっていないため、特に、冷却管02が設けられ
ている細管部015の防食を行う防食電流I2 の供給を
行うための制御が難しいという不具合があった。
【0009】一方、復水器01に海洋生物が付着して、
復水器01の接水面を汚染を防止する防汚対策として
は、復水器01の水室部014には、海洋生物の付着を
防止する成分を含む防汚塗料を塗装して、海洋生物の付
着を低減するとともに、通過する海水の流速が水室部0
14に比較して非常に大きく、海洋生物が比較的付着し
にくく、さらには、海水との熱伝達が阻害されるため等
により、防汚塗料の塗装が難しい冷却管02に対して
は、定期的に、スポンジボールを水室部014の開口か
ら圧入して、付着している海洋生物を掻き取り除去する
ようにしている。
【0010】しかしながら、このような防汚対策を施工
した復水器01、特に、水室部014においては、防汚
塗料の塗装を行っているにも拘わらず、防汚塗料施工面
に海洋生物が付着し、定期的に行うことにしている冷却
管02内の海洋生物を除去するまでの間に、ある程度の
大きさに成長することがある。このように、成長した海
洋生物が防汚塗料施工面に付着したままであれば、海水
と冷却媒体との熱伝達が低減する不具合はあるものの、
定期的に行う冷却管02内に付着している海洋生物の除
去時に同時に除去し、防汚塗料の再塗装をするようにす
れば良いが、海洋生物の付着を阻害する防汚塗料が塗装
されていること、および、海洋生物が成長して大きくな
るにつれて周辺を流れる、冷却海水に対する抵抗値が大
きくなること等から、成長した海洋生物が防汚塗料施工
面である端板内面から剥落することがある。
【0011】このようにして、防汚塗料施工面から海洋
生物が剥落することが起こると、剥落した海洋生物は、
冷却海水によって水室部014内から冷却管02の内部
に流入し、冷却管02の中を移動中に冷却管02を閉塞
し、冷却管02内の海水と冷却媒体との熱交換を大幅に
低下させたり、又は移動中に冷却管02の内周面を傷つ
け、冷却管02の寿命を短くするという不具合を発生さ
せることがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の海水冷却器の防汚防食装置の不具合を解消するた
め、海水冷却器の冷却管が設けられる細管部の外周面お
よび水室内壁面に塗装した導電塗膜を、冷却海水を電気
分解して防汚を行う防汚用電極にそれぞれするととも
に、防食用電極の一部として利用することにより、従来
の復水器の端板から水室内に突出して設けていた鉄電極
を不要にでき、また、特に防食制御が難しかった細管部
の防食を容易にでき、復水器の水室内に施工していた防
汚塗料施工面、および細管部の冷却管内への海洋生物の
付着をほぼ完璧に防止することができ、従って、付着し
た海洋生物が生長して、剥落し、流入することのある冷
却管の閉塞や、剥落し流入した海洋生物の移動中に生じ
る冷却管内周面に生じても受傷を低減することができる
海水冷却器防汚防食装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の海水
冷却器防汚防食装置は、次の手段とした。
【0014】(1)冷却管内を流れる海水によって、冷
却管外に導入された被冷却媒体を冷却する海水冷却器の
防汚・防食するようにした海水冷却器に設置された細管
部に隣接して配置され、冷却管の端部を開口させるよう
にした水室部の内壁面に導電塗膜を塗装して設けた。
【0015】なお、導電塗膜は、カーボン粉を導電顔料
とし、水室部の内壁面にライニングされたゴムライニン
グに、付着性を向上させるエポキシプライマーで接着す
るようにした、350μm程度の厚さにされた、比抵抗
1×10-2Ω−cm程度の高導電膜と、高導電膜と同様
に350μm程度の厚さにされ、高導電膜上に付着させ
るようにした、比抵抗1×10Ω−cm程度の電極膜と
からなる2層のものにすることが好ましい。さらに、細
管部に隣接して設け導電塗膜を塗装するようにした水室
部は、冷却管の両端を開口させ、一方が冷却海水入口、
他方が冷却海水出口とできるように、細管部の両側にそ
れぞれ隣接して設けるようにしたものにすることが好ま
しい。
【0016】(2)水室部の内壁面に高導電膜と電極膜
とを塗装して設けた導電塗膜を陽極とし、冷却管が設置
された細管部の外周面を陰極として、特に、海水冷却器
の水室部の壁面の防汚を行う防汚電流を、海水冷却器内
を流れる海水中に供給するようにした定電流電源部を設
けた。なお、定電流電源部から陽極である導電塗膜を介
して、海水冷却器内を流れる海水中に供給するようにし
た防汚電流量は、平均値が0.1ないし0.2A/m2
程度のものにすることが好ましい。
【0017】(3)水室部の内壁面から突出して設けた
補助電極を陽極とし、冷却管が設置された細管部の外周
面を陰極として、水室部の内壁面から突出して設けられ
た基準電極と細管部の外周面との間に生じる防食電位を
基準として、冷却管の防食に好適な防食電位になるよう
に制御された防食電流を海水冷却器内に供給して、冷却
管の材質によって変動する、好適な防食電位が冷却管内
に、常時負荷されるようにした定電位電源部を設けた。
【0018】なお、冷却管内を好適な防食電位にする定
電位電源部から負荷される電位は、冷却管等の材質によ
って好適な防食電位が変動するため、冷却管等の材質に
よって負荷される電位の管理幅を設定して負荷されるよ
うにしたもの、すなわち、冷却管等が銅合金の材質によ
って形成されている場合には、−500mV〜−600
mV程度の電位が細管部に負荷されるようにしたものに
することが好ましい。また、細管部を防食するための防
食電流は、海水温度により大きく変動するため、補助電
極から供給される防食電流は、冷却海水温度の高い夏場
においては大きい防食電流量にするとともに、冷却海水
温度の低い冬場においては、小さな防食電流量にするよ
うに制御できるものにすることが好ましい。
【0019】すなわち、標準的には、定電流電源部から
供給される海水冷却器の水室部の壁面の防汚を主目的と
する防汚電流量だけでは、冷却管内を防食に必要な防食
電位にするには不十分であり、定電位電源部からの冷却
管内海水中への防食電流を、補助電極から冷却海水中に
供給して防食電位が保持されるようにする必要がある
が、水室部の壁面の防汚をする防汚電流量だけで、冷却
管内の防食が十分になる防食電位が得られるような場合
には、過防食とならないようにするため、定電流電源部
から供給される防汚電流量を減らし、定電位電源部から
は、防食電位を保持するための防食電流をそのまま補助
電極から供給するようにして、過防食を回避した防食電
位の保持を行うようにすることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の海水冷却器防汚防
食装置の実施の一形態を、図面にもとづき説明する。図
1は本発明の海水冷却器防汚防食装置の実施の第1形態
を示す全体断面図、図2は図1に示す導電塗膜部の詳細
を示す断面図、図3は図1において防汚防食を行うため
の電気系統図である。なお、これらの図において、図4
に示す部材と同一若しくは類似の部材には同一符番を符
して説明は省略する。
【0021】本実施の形態の海水冷却器防汚防食装置
は、海水冷却器としての復水器01の海水入口23およ
び海水出口24が設けられる、水室部014の内壁面2
7にカーボン材を導電顔料とする導電塗料を塗装して、
導電塗膜21を形成し、それを陽極とし、復水器014
の両側に設けた水室部014の間に、それぞれ隣接させ
て設けた細管部015の外周面を陰極として、0.1〜
0.2A/m2 程度の微少電流を、復水器01中の冷却
海水中に流して海水を電解し、電解生成物によって、復
水器01の水室部014内の防汚と、細管部015の冷
却管02内面の防汚防食とを図るようにしている。
【0022】また、水室部014の内壁面27における
導電塗膜21施工面積に必要な防汚電流量と、細管部0
15の防食に必要とする防食電位にする防食電流量とが
一致しない場合が通常であるので、それを調整できるよ
うに、別途防食用の補助電極22を導電塗膜21が施工
された内壁面27から水室部014内に突出させて設け
るようにしている。
【0023】まず、図1に示すように、海水冷却器とし
ての復水器01は、大別すると、海水入口23および海
水出口24がそれぞれ設けられ、図4に示すように、冷
却管02の両端をそれぞれ開口させるようにした水室部
014と、両側に設けた水室部014に両端が連結され
て、冷却海水SWと蒸気タービンから排出された排気等
の被冷却媒体との熱交換を行うため、冷却海水SWを内
部に流すようにするとともに、外部に被冷却媒体を導入
するようにした、冷却管02を複数配設するようにした
細管部015で構成されている。
【0024】水室部014と細管部015とは、防食
上、内周面や細管部015との接合面をゴムライニング
する等の対策を施した、水室部014の組み立て接合用
フランジ25と、同様に内周面や水室部014との接合
面をゴムライニングする等の対策を施した細管部015
の接合用フランジ26とを、絶縁ボルトにより結合する
ことによって、水室部014と細管部015とは絶縁さ
れた状態で一体化して組みたてられるようにしている。
【0025】また、水室部014内壁面27は、後述す
るように、絶縁のためのゴムライニング28が施工され
るとともに、ゴムライニング28施工面上に、後述する
導電性塗料を塗装して、導電塗膜21を形成し、この導
電塗膜21を水室部014の防汚を行うための防汚電流
を冷却海水SW中に流すための陽極にするとともに、細
管部015の防食を行うための防食電流を細管部015
に流すための陽極としても適用するようにしている。
【0026】また、細管部015を防食するための防食
電流は、上述したように導電塗膜21から供給される防
汚電流が使用されるが、細管部015の防食に必要な防
食電流は、冷却管02内を流れる海水温度により大きく
変動するため、導電塗膜21が施工された水室部014
の内壁面27から水室部014内に突出する、補助電極
32を別途設置して、補助電極32からも防食電流を細
管部015へ供給するようにして、防食電流量を調整し
て、細管部21の電位が防食に好適な防食電位となるよ
うにしている。
【0027】この防食電流量の調整は、後述するよう
に、細管部015に近接した水室部014に設けられた
基準電極33と細管部015の外周面との間に生じる電
位をベースとして、補助電極32から防食電流を供給す
ることにより基準電極33と細管部015との電位差が
防食に好適な防食電位になるよう定電圧制御するように
している。この補助電極32としては、Ptなどの貴金
属系の電極、鉛・銀電極、マグネタイト系電極などが適
用されるようにしている。
【0028】次に、前述した水室部014内壁面27に
形成され、定電流電源部33の陽極となる導電塗膜21
について説明する。前述したように、また、図2に示す
ように、水室部014内壁面27には、ゴムライニング
28等による、絶縁を行うとともに、水室部014内を
防食するための防食対策が施されており、このゴムライ
ニング28の上面に、防汚電流を冷却海水SW中に供給
する陽極となる、導電塗膜21が形成されるようにして
いる。また、このゴムライニング28には、導電塗膜2
1の付着性を向上させるため、ゴムライニング28上に
50〜100μmの厚さのエポキシ系プライマーを塗装
するようにしている。
【0029】陽極となす導電塗膜21には、高導電性と
耐電解性この両特性を有するものが必要であるが、両性
能を同時に満す塗料材が現段階ではないため、2層構造
の塗料材を使用することによって、導電塗膜21を形成
するようにしている。すなわち、比抵抗1×10-2Ω−
cm程度の電導性の高導電膜30を、350μm程度の
厚さ、エポキシポリマー29の上面に塗装し下層構造に
するとともに、比抵抗1×10Ω−cm程度の耐電解性
に秀れる電極膜31を、350μm程度の厚さ、高導電
膜30の上面に塗装して上層構造にするようにした、2
層構造の塗料によって導電塗膜21を形成するようにし
ている。
【0030】次に、このような構成にされた復水器01
において、防汚、防食を行うための電気系統について説
明する。図3に示すように、各水室部014内のそれぞ
れに防汚、防食を行うために電流を供給する電源は、そ
れぞれ2系列で構成されている。
【0031】そのうち、1系列は、水室部014の内壁
面27に塗装された導電塗膜21を陽極として、細管部
015の外周面を陰極とする電気回路で形成される定電
流制御方式のものにされ、定電流電源部34からの直流
電流が復水器01内に防汚電流として供給されるように
している。もう1つの系列は、水室部014の内部に突
出させて設けた補助電極32を陽極とし、細管部015
の外周面を陰極とする電気回路で形成され、細管部01
5に近接した水室部014内部に突出させて設けた基準
電極33で得られる電位、すなわち基準電極33と細管
部015の外周面との間の電位差を基準として、定電圧
制御方式の定電位電源部35から、一定の電位差を基準
電極33と細管部015の外周面との間に保持する直流
電流が復水器01内に防食電流として供給されるように
している。
【0032】このうち、定電流電源部34から導電塗膜
21に流す防汚電流量は、平均値が0.1〜0.2A/
2 が適当であり、そのようになるように制御されて供
給される。一方、細管部015の防食電位は、その防食
を行う材質により異り、また冷却海水SWの水温によっ
て異なるため、材質および水温によって防食電位の管理
幅を設定し、その範囲におさまるよう、補助電極32に
流す防食電流量が制御されるようにしている。
【0033】標準的には、防汚電流量だけでは、細管部
015の防食に必要な防食電位にするには不十分であ
り、補助電極32から、別途防食電流が供給されるよう
にしているが、定電流電源部34からの防汚電流量だけ
で、十分な防食効果が得られる防食電位が形成される場
合もあり、このような場合は、過防食とならないよう
に、定電位電源部35からは防食電位の保持に必要な補
助電極32から防食電流を流すと共に、定電流電源部3
4から、特に防汚のために導電塗膜21に流すようにし
た防汚電流量を減らすようにして、過防食を防止するよ
うにしている。なお、細管部015の防食電位、すなわ
ち、基準電極33と細管部015外周面との間に形成さ
れる防食電位は、−500mV〜−600mV程度にな
るように制御される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の海水冷却
器防汚防食装置は、冷却管内を流れる海水によって、冷
却管外に導入された被冷却媒体を冷却する海水冷却器の
防汚・防食するようにした、海水冷却器に設置された細
管部に隣接して配置され、冷却管の端部を開口させるよ
うにした水室部の壁面に塗装して設けた導電塗膜、水室
部の壁面に塗装して設けた導電塗膜を陽極とし、冷却管
が設置された細管部の外周面を陰極として、海水冷却器
の水室部の壁面の防汚を行う防汚電流を海水冷却器内を
流れる海水中に供給するようにした定電流電源部、水室
部の壁面から突出して設けた補助電極を陽極とし、冷却
管が設置された細管部の外周面を陰極として、水室部の
壁面から突出して設けられた基準電極と細管部の外周面
との間に生じる防食電位から、冷却管の防食に好適な防
食電位になるように制御された防食電流を海水冷却器内
に供給して、冷却管の材質によって変動する好適な防食
電位が、冷却管内に負荷されるようにした定電位電源部
を設けるものとした。これにより、従来の復水器の管板
面に設けていた鉄電極を不要にでき、また、特に防食制
御が難しかった細管部の防食を容易にでき、さらには、
海水冷却器の水室部に施工していた防汚塗料施工面およ
び細管部の冷却管内への海洋生物の付着を、ほぼ完璧に
防止することができる。従って、付着した海洋生物が生
長して、剥落し、流入することのある冷却管の閉塞や、
剥落し流入した海洋生物の移動中に生じる冷却管内周面
に生じる受傷を低減することができ、信頼性の高い、し
かも長寿命の海水冷却器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海水冷却防汚防食装置の実施の第1形
態を示す全体断面図,
【図2】図1に示す導電塗膜部の構造詳細を示す断面
図,
【図3】図1に示す海水冷却器防汚防食装置において、
防汚・防食を行うための電気系統図,
【図4】従来から提案されている電気防食の適用と鉄イ
オン注入による保護被膜形成を併用した海水冷却器防食
装置の1例を示す模式図である。
【符号の説明】
01 復水器 02 冷却管 03 管板 04 鉄電極 05 補助陰極 06 定電流電源部 07 定電位電源部 08 電源回路 09 電源回路 010 電源回路 011 照合電極 012 (防食電流)制御器 013 (定電流)制御器 014 水室部 015 細管部 016 電源装置 21 導電塗膜 22 補助電極 23 海水入口 24 海水出口 25 (水室部)接合用フランジ 26 (細管部)接合用フランジ 27 (水室部)内壁面 28 ゴムライニング 29 エポキシポリマー 30 高導電膜 31 電極膜 32 補助電極 33 基準電極 34 定電流電源部 35 定電位電源部 I1 定電流 I2 防食電流 SW 冷却海水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を流れる海水によって、外部に導入
    された被冷却媒体の冷却を行なう冷却管が配設された細
    管部と、前記細管部に隣接して設けられ、前記冷却管の
    端部を開口させた水室部とからなる海水冷却器の防汚・
    防食をする海水冷却器防汚防食装置において、前記水室
    部の内壁面に塗装された導電塗膜と、前記導電塗膜を陽
    極とし、前記細管部の外周面を陰極として一定量の防汚
    電流を前記海水冷却器内に供給する定電流電源部と、前
    記水室部の内壁面から突出して設けた補助電極を陽極と
    し、前記細管部の外周面を陰極として、前記細管部近傍
    から前記水室部内に突出させて設けた基準電極で得られ
    る電位を基準にして、前記冷却管内が防食に必要な防食
    電位になるよう制御された防食電流を前記海水冷却器内
    に供給する定電位電源部とを設けたことを特徴とする海
    水冷却器防汚防食装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108103509A (zh) * 2018-01-30 2018-06-01 深圳市西谷制冷设备有限公司 防腐蚀装置

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