JPH11313341A - テレビジョン方式判別装置 - Google Patents

テレビジョン方式判別装置

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JPH11313341A
JPH11313341A JP10116555A JP11655598A JPH11313341A JP H11313341 A JPH11313341 A JP H11313341A JP 10116555 A JP10116555 A JP 10116555A JP 11655598 A JP11655598 A JP 11655598A JP H11313341 A JPH11313341 A JP H11313341A
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伸一 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VTRの記録回路において、色副搬送波信号
の副搬送波周波数が約3.58MHzであるか約4.4
3MHzであるかを自動判別する方式判別装置におい
て、電源立ち上げ時の判別時間を短縮する。 【解決手段】 テレビジョン方式判別回路50におい
て、タンク回路14は低域変換色信号の副搬送波周波数
よりも高い第1の共振周波数と、低域変換色信号の副搬
送波周波数よりも低い第2の共振周波数とを選択的に切
り換えて設定可能な共振回路を有し、90度移相器15
はタンク回路14から出力される信号を90度だけ移相
する。位相比較器16は低域変換色信号と上記移相され
た信号とを位相比較しその位相誤差信号をLPF17を
介して方式判別回路18に出力し、方式判別回路18は
LPF17からの信号に基づいて上記入力された複合映
像信号に含まれる色副搬送波信号の副搬送波周波数が約
3.58MHzであるか約4.43MHzであるかを即
座に判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(以下、VTRという。)の記録回路において、色
副搬送波信号の副搬送波周波数が約3.58MHzであ
るか約4.43MHzであるかを自動的に判別するため
のテレビジョン方式判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アジア地域や欧州地域において
は、映像信号としてPAL方式だけでなく、NTSC方
式にも対応した多方式対応のVTRが開発され販売され
ている。また、多方式対応のVTRにおいては、映像信
号のテレビジョン方式を自動的に判別するための方式判
別回路が備えられている。以下に、従来技術の方式判別
回路を備えたVTRの記録回路について説明する。
【0003】図4は、特開平8−140108号公報に
記載された、従来技術の方式判別回路29を備えたVT
Rの記録回路のブロック図である。特に、アジア地域で
は、約3.58MHz又は約4.43MHzの副搬送波
周波数の色副搬送波信号を有するNTSC方式の映像信
号が存在し、図4の記録回路は、その映像信号に含まれ
る色副搬送波信号の副搬送波周波数が約3.58MHz
であるか約4.43MHzであるかを判別する方式判別
回路29を備えたことを特徴としている。
【0004】図4において、1は入力端子、2は帯域通
過フィルタ(以下、BPFという。)、3は自動色信号
制御回路(以下、ACCという。)、4は平衡変調器
(以下、BMという。)、5は低域通過フィルタ(以
下、LPFという。)、6はスイッチ、7は加算器、8
はLPF、9はFM変調器、10は高域通過フィルタ
(以下、HPFという。)、12は1/4分周器、13
は電圧制御型発振器(以下、VCOという。)、19は
位相比較器、20はLPF、21は電圧制御型可変水晶
発振器(以下、VXOという。)、22,23は水晶発
振子、24は90度移相器、25は位相比較器、26は
LPF、27はキラー判別回路、28はモノマルチバイ
ブレータ、29は方式判別回路、41は記録アンプ、4
2は記録ヘッド、43は磁気テープである。
【0005】図4において、輝度信号と、色副搬送波信
号とを含む複合映像信号が入力端子1を介してBPF2
及びLPF8に入力される。BPF2は、方式判別回路
29の判別結果を示す制御信号に従って、その通過帯域
の中心周波数を3.58MHz又は4.43MHzに切
り換え可能であって、入力端子1を介して入力される複
合映像信号から色副搬送波信号を帯域ろ波した後、AC
C3に出力する。ACC3は、入力された色副搬送波信
号のカラーバースト信号の振幅が一定になるように制御
して、制御後の色副搬送波信号をBM4に出力する。B
M4は、入力された色副搬送波信号を、1/4分周器1
2からの局部発振信号を用いて平衡変調することによ
り、低域変換色信号に周波数変換した後、周波数変換さ
れた低域変換色信号を、周波数変換の際に生じる不要周
波数成分を除去するLPF5及びスイッチ回路6を介し
て加算器7に出力する。ここで、BM4及びLPF5は
色副搬送波信号の低域変換のための周波数変換回路を構
成している。
【0006】一方、LPF8は、入力された複合映像信
号から色副搬送波信号を除去して輝度信号のみを低域ろ
波して、ろ波後の輝度信号をFM変調器9に出力する。
このため、LPF8の利得周波数特性は、図5に示すよ
うに、方式判別回路29の判別結果を示す制御信号に従
って、そのトラップ周波数ftが3.58MHz又は
4.43MHzに切り換えられる。FM変調器9は、所
定の搬送波信号を、入力される輝度信号に従ってFM変
調して、FM変調輝度信号を、低域の不要な周波数成分
を除去するHPF10を介して加算器7に出力する。加
算器7は、入力されるFM変調輝度信号と、低域変換色
信号とを加算して、加算結果の記録信号を、記録アンプ
41を介して記録ヘッド42に出力することにより、当
該記録信号を磁気テープ43に記録する。
【0007】VCO13はその発振信号の中心周波数が
16.84MHz又は20.24MHzに切り換え可能
であって、方式判別回路29の判別結果を示す制御信号
に従って、色副搬送波信号の副搬送波周波数が約3.5
8MHzの場合には当該中心周波数が16.84MHz
に設定される一方、色副搬送波信号の副搬送波周波数が
約4.43MHzの場合には当該中心周波数が20.2
4MHzに設定され、設定された中心周波数を有する発
振信号を1/4分周器12を介してBM4に、低域変換
色信号の搬送波信号となる局部発振信号として出力す
る。ここで、色副搬送波信号の副搬送波周波数が約3.
58MHzの場合には、低域変換色信号の搬送波周波数
は約4.21MHzとなる一方、色副搬送波信号の副搬
送波周波数が約4.43MHzの場合には、低域変換色
信号の搬送波周波数は5.06MHzとなる。
【0008】VXO21には、約3.58MHzの発振
周波数を有する水晶発振子22と、約4.43MHzの
発振周波数を有する水晶発振子23とがスイッチ21a
を介して接続され、方式判別回路29の判別結果を示す
制御信号に従って、2つの水晶22,23のうちの一方
が選択的にスイッチ21aを介して接続されるように構
成されて、発振回路が形成され、VXO21は、約3.
58MHz又は約4.43MHzの発振周波数を有する
発振信号を発生して、位相比較器19及び25に出力す
る。位相比較器19は、VXO21からの発振信号と、
ACC3からの色副搬送波信号のカラーバースト信号と
を位相比較し、その位相誤差信号を、信号の平滑処理を
行うLPF20を介してVXO21に出力することによ
り、VXO21によって発振される発振信号の発振周波
数及び位相を制御する。これにより、VXO21によっ
て発振される発振信号は、ACC3から出力される色副
搬送波信号のカラーバースト信号と位相同期する。
【0009】そして、VXO21によって発振される発
振信号は、90度移相器24によってその位相が90度
だけ移相された後、位相比較器25に入力される。位相
比較器25は、90度移相器24からの信号と、ACC
3からの色副搬送波信号のカラーバースト信号とを位相
比較して、その位相誤差信号を、信号の平滑処理を行う
LPF26を介してキラー判別回路27に出力する。キ
ラー判別回路27は、LPF26の出力電圧に基づい
て、色副搬送波信号の有無及びカラーバースト信号とV
XO21の発振信号との間の位相同期を判別し、色副搬
送波信号が無くかつカラーバースト信号とVXO21の
発振信号との間の位相同期が確立されていない状態(以
下、キラー状態という。)には、Lレベルの判定信号を
スイッチ6の制御端子に出力することにより、スイッチ
6をオフ状態にするように制御する。これにより、キラ
ー状態では、FM変調輝度信号のみが加算器7から記録
アンプ41を介して記録ヘッド42に出力されることに
より、当該FM変調輝度信号のみを含む記録信号が磁気
テープ43に記録される。また、キラー判別回路27か
らのLレベルの判定信号はモノマルチバイブレータ28
に出力され、このとき、モノマルチバイブレータ28は
2秒毎に出力信号を反転させて、当該出力信号を方式判
別回路29に出力する。
【0010】次いで、キラー状態からキラー状態でない
状態(以下、カラー状態という。)に移行した場合に
は、モノマルチバイブレータ28は、その時点の出力極
性を保持する。方式判別回路29は、モノマルチバイブ
レータ28からの出力信号の極性に基づいて、入力端子
1に入力された複合映像信号に含まれる色副搬送波信号
の副搬送波周波数が約3.58MHzであるか約4.4
3MHzであるかを判定する。判別回路29は、その判
定結果を示す制御信号をLPF8、BPF2、VXO2
1のスイッチ21a及びVCO13に出力して制御す
る。ここで、方式判別回路29が約3.58MHzの副
搬送波周波数と判定したとき、Hレベルの制御信号を出
力することにより、(a)LPF8のトラップ周波数f
tを3.58MHzに切り換え、(b)BPF2の通過
帯域の中心周波数を3.58MHzに切り換え、(c)
VXO21のスイッチ21aをa側に切り換えて、発振
周波数3.58MHzの水晶発振子22をVXO21に
接続し、かつ、(d)VCO13の発振中心周波数を1
6.84MHzに切り換える。一方、方式判別回路29
が約4.43MHzの副搬送波周波数と判定したとき、
Lレベルの制御信号を出力することにより、(a)LP
F8のトラップ周波数ftを4.43MHzに切り換
え、(b)BPF2の通過帯域の中心周波数を4.43
MHzに切り換え、(c)VXO21のスイッチ21a
をb側に切り換えて、発振周波数4.43MHzの水晶
発振子23をVXO21に接続し、かつ、(d)VCO
13の発振中心周波数を20.24MHzに切り換え
る。
【0011】以上のように構成された従来技術のVTR
の記録回路においては、入力された複合映像信号に含ま
れる色副搬送波信号の副搬送波周波数と、方式判別回路
29の判定結果とが一致している場合には、色副搬送波
信号のカラーバースト信号と、VXO21によって発生
される発振信号とが位相同期する一方、色副搬送波信号
の副搬送波周波数と、方式判別回路29の判定結果とが
一致していない場合には、色副搬送波信号のカラーバー
スト信号と、VXO21によって発生される発振信号と
が位相同期しないことを利用して、モノマルチバイブレ
ータ28が位相同期した時点の結果を保持することによ
り、方式判別回路29は、色副搬送波信号の副搬送波周
波数が約3.58MHzであるか約4.43MHzであ
るかを判別できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術のVTRの記録回路においては、電源立ち上げ
と同時に記録を開始するタイマー記録のような場合にお
いて、色副搬送波信号の副搬送波周波数と、方式判別回
路29の判別結果が不一致の場合には2秒間、スイッチ
6がオフとされて低域変換色信号が磁気テープ43に記
録されないという問題点(以下、第1の問題点とい
う。)があった。
【0013】また、図4に示すVTRの記録回路におい
ては、入力端子1を介して白黒信号が入力された場合に
は、キラー判別回路27はキラー状態を保持する。この
ため、方式判別回路29からの制御信号は2秒毎に、
3.58MHzと4.43MHzの判別結果をそれぞれ
示す2つのレベルの制御信号が交互に出力されるように
繰り返されることになる。このとき、低域変換色信号は
スイッチ6がオフ状態となるため、記録ヘッド42に出
力されず、低域色信号に対しては、上記2つのレベルの
制御信号が2秒毎に交互に出力されるように繰り返す影
響を与えない。一方、輝度信号については、LPF8の
利得周波数特性が図5に示すように切り換わるために、
2秒毎に通過帯域が異なることとなる。このため、この
記録信号を再生すると2秒毎に画面が切り換わっている
ように見え、使用者に不快感を与えるという問題点(以
下、第2の問題点という。)があった。
【0014】本発明の第1の目的は、上記の第1の問題
点を解決し、電源立ち上げ時にも即座に、入力された複
合映像信号に含まれる色副搬送波信号の副搬送波周波数
が約3.58MHzであるか約4.43MHzであるか
を判別できるテレビジョン方式判別装置を提供すること
にある。
【0015】本発明の第2の目的は、上記の第2の問題
点を解決し、記録信号を再生したときに、2秒毎に画面
が切り換わっているように見えて使用者に不快感を与え
ることを防止することができるテレビジョン方式判別装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のテレビジョン方式判別装置は、入力された複合映像
信号から輝度信号を低域通過ろ波して出力する第1の低
域通過ろ波手段と、上記第1の低域通過ろ波手段から出
力される輝度信号に従って所定の搬送波信号をFM変調
して、変調後のFM変調輝度信号を出力する変調手段
と、上記入力された複合映像信号から色副搬送波信号を
帯域通過ろ波して出力する帯域通過ろ波手段と、上記帯
域通過ろ波手段から出力される色副搬送波信号を、所定
の副搬送波周波数を有する低域変換色信号に周波数変換
して出力する周波数変換手段と、上記変調手段から出力
されるFM変調輝度信号と、上記周波数変換手段から出
力される低域変換色信号とを含む記録信号を記録する記
録手段と、上記帯域通過ろ波手段から出力される色副搬
送波信号に基づいて、キラー状態であるか否かを判断し
て、キラー状態であるときに、低域変換色信号が上記周
波数変換手段から上記記録手段に出力されないように制
御するスイッチ手段とを備え、上記記録信号を記録する
ビデオテープレコーダの記録回路に設けられるテレビジ
ョン方式判別装置において、上記低域変換色信号の副搬
送波周波数よりも高い第1の共振周波数と、上記低域変
換色信号の副搬送波周波数よりも低い第2の共振周波数
とを選択的に切り換えて設定可能な共振回路を有するタ
ンク回路と、上記タンク回路から出力される信号を90
度だけ移相して出力する移相手段と、上記周波数変換手
段から出力される低域変換色信号と、上記移相手段から
出力される信号とを位相比較し、その位相誤差信号を出
力する位相比較器と、上記位相比較器から出力される位
相誤差信号を低域通過ろ波することにより平滑化して出
力する第2の低域通過ろ波手段と、上記第2の低域通過
ろ波手段から出力される信号に基づいて、上記入力され
た複合映像信号に含まれる色副搬送波信号の副搬送波周
波数が約3.58MHzであるか約4.43MHzであ
るかを判別する判別手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項2記載のテレビジョン方式判
別装置は、請求項1記載のテレビジョン方式判別装置に
おいて、上記第1の低域通過ろ波手段から出力される輝
度信号から水平同期信号を分離して抽出する信号分離手
段と、上記信号分離手段によって分離された水平同期信
号に基づいて、上記入力された複合映像信号に含まれる
色副搬送波信号のカラーバースト信号の期間を示すパル
ス信号を発生して上記位相比較器に出力する信号発生手
段とを備え、上記位相比較器は、上記パルス信号によっ
て示される期間のみ位相比較を行うことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項3記載のテレビジョン方式
判別装置は、請求項1又は2記載のテレビジョン方式判
別装置において、上記第2の低域通過ろ波手段は、上記
帯域通過ろ波手段から出力される信号に色副搬送波信号
が含まれていないときに、上記第2の低域通過ろ波手段
から出力される信号の極性が所定の極性に保持されるよ
うに、リーク電流を流すための抵抗を備えたことを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一実施形態について説明する。
【0020】図1は、本発明に係る一実施形態であるテ
レビジョン方式判別回路50を備えたVTRの記録回路
のブロック図であり、図1において、図4と同様のもの
については同一の符号を付している。この実施形態のV
TRの記録回路は、図4に示す従来技術と比較して、以
下の点が異なる。 (a)モノマルチバイブレータ28及び方式判別回路2
9を備えず、タンク回路14、90度移相器15、位相
比較器16、LPF17及び方式判別回路18を備えて
構成されたテレビジョン方式判別回路50を備えたこ
と。 (b)位相比較器16に対して色副搬送波信号のカラー
バースト信号の期間を示すバーストタイミングパルスを
検出して出力するために、水平同期信号分離回路31と
モノマルチバイブレータ32とを備えたこと。以下、上
記相違点について詳述する。
【0021】図1において、タンク回路14は、例えば
インダクタとキャパシタとからなる並列共振回路で構成
され、方式判別回路18からの制御信号に基づいて、例
えば、キャパシタの定数を変化することにより、並列共
振回路の共振周波数を変化させる。具体的には、タンク
回路14は、色副搬送波信号の副搬送波周波数が約3.
58MHzのときにおける、方式判別回路18からのH
レベルの制御信号に基づいて、上記並列共振回路の共振
周波数が510kHzに設定される一方、色副搬送波信
号の副搬送波周波数が約4.43MHzのときにおけ
る、方式判別回路18からのLレベルの制御信号に基づ
いて、上記並列共振回路の共振周波数が740kHzに
設定される。
【0022】当該タンク回路14の利得周波数特性及び
位相周波数特性を図2に示す。図2から明らかなよう
に、タンク回路14の共振周波数において位相が−90
度から+90度へ変化することがわかる。また、タンク
回路14の出力端子に接続された90度移相器15は、
図2に示す少なくとも1.8MHzまでの帯域において
+90度の移相特性を有し、タンク回路14からの出力
信号を+90度だけ移相して位相比較器16に出力す
る。従って、タンク回路14と90度移相器15とを含
む回路の位相周波数特性は、タンク回路14の共振周波
数において0度から+180度へと変化する。
【0023】一方、LPF8から出力される輝度信号は
水平同期信号分離回路31に入力され、水平同期信号分
離回路31は、入力される輝度信号から水平同期信号を
分離抽出してモノマルチバイブレータ32に出力する。
モノマルチバイブレータ32は、入力される水平同期信
号に応答して、入力端子1を介して入力される複合映像
信号に含まれる色副搬送波信号のカラーバースト信号の
信号期間と実質的に同一の期間を有するHレベルのバー
ストタイミングパルスを発生して位相比較器16に出力
する。
【0024】本実施形態において、LPF5から出力さ
れる低域変換色信号の副搬送波周波数は、色副搬送波信
号の副搬送波周波数が約3.58MHzの場合でも、約
4.43MHzの場合でも約630kHzとなる。位相
比較器16は、LPF5からの出力信号と、LPF5か
らの出力信号をタンク回路14と90度移相器15を通
過させたときの出力信号とを、モノマルチバイブレータ
32からのバーストタイミングパルスによって示される
カラーバースト信号期間において位相比較処理を実行す
る。いま、位相比較器16への2つの入力信号の位相差
をθとすると、位相比較器16からの位相誤差信号は、
cosθで表される。
【0025】色副搬送波信号の副搬送波周波数が約3.
58MHzの場合には、タンク回路14の共振周波数は
510kHzであるため、位相比較器16に入力される
低域変換色信号の副搬送波周波数である約630kHz
における位相差は180度となり、位相比較器16から
の位相誤差信号は負極性となる。一方、色副搬送波信号
の副搬送波周波数が約4.43MHzの場合には、タン
ク回路14の共振周波数は740kHzであるため、位
相比較器16に入力される低域変換色信号の副搬送波周
波数である約630kHzにおける位相差は0度とな
り、位相比較器16からの位相誤差信号は正極性とな
る。LPF17は、位相比較器16からの位相誤差信号
を平滑して方式判別回路18に出力する。方式判別回路
18は、LPF17からの出力信号の出力電圧が負極性
の場合には色副搬送波信号の副搬送波周波数が3.58
MHzと判別する一方、LPF17からの出力信号の出
力電圧が正極性の場合には色副搬送波信号の副搬送波周
波数が4.43MHzと判別する。
【0026】ここで、方式判別回路18が約3.58M
Hzの副搬送波周波数と判定したとき、Hレベルの制御
信号を出力することにより、(a)LPF8のトラップ
周波数ftを3.58MHzに切り換え、(b)BPF
2の通過帯域の中心周波数を3.58MHzに切り換
え、(c)VXO21のスイッチ21aをa側に切り換
えて、発振周波数3.58MHzの水晶発振子22をV
XO21に接続し、(d)VCO13の発振中心周波数
を16.84MHzに切り換え、かつ、(e)タンク回
路14の共振周波数を510kHzに設定する。一方、
方式判別回路18が約4.43MHzの副搬送波周波数
と判定したとき、Lレベルの制御信号を出力することに
より、(a)LPF8のトラップ周波数ftを4.43
MHzに切り換え、(b)BPF2の通過帯域の中心周
波数を4.43MHzに切り換え、(c)VXO21の
スイッチ21aをb側に切り換えて、発振周波数4.4
3MHzの水晶発振子23をVXO21に接続し、
(d)VCO13の発振中心周波数を20.24MHz
に切り換え、かつ、(e)タンク回路14の共振周波数
を740kHzに設定する。
【0027】従って、入力された複合映像信号に含まれ
る色副搬送波信号の副搬送波周波数と、方式判別回路1
8の判別結果が一致している場合には、その判別結果が
保持される。
【0028】次いで、判別結果が不一致の場合について
説明する。いま、方式判別回路18の判別結果の副搬送
波周波数が3.58MHzである場合において、入力さ
れた色副搬送波信号の副搬送波周波数が約4.43MH
zの場合、ACC3からの色副搬送波信号の搬送波周波
数は約4.43MHzとなり、1/4分周器12からの
出力信号の周波数は約4.21MHzとなる。従って、
BM4から出力される出力信号の周波数は約220kH
zと約8.64MHzとなる。このとき、LPF5は高
域の約8.64MHzの周波数成分を除去し、除去後の
出力信号の周波数成分は、約220kHzのみとなる。
これにより、位相比較器16への入力信号の周波数成分
は約220kHzとなるが、タンク回路14の共振周波
数は510kHzに設定されているため、位相比較器1
6への2つの入力信号の位相差は0度となり、位相比較
器16からの位相誤差信号は正極性となり、LPF17
からの出力信号の出力電圧も正極性となるため、方式判
別回路18の判別結果は4.43MHzへとシフトし、
Lレベルの制御信号を出力する。
【0029】一方、方式判別回路18の判別結果が4.
43MHzを示している場合において、色副搬送波信号
の副搬送波周波数が約3.58MHzの場合、ACC3
からの出力信号の周波数は約3.58MHzとなり、1
/4分周器12からの出力信号の周波数は約5.06M
Hzとなり、BM4からの出力信号の周波数成分は約
1.48MHzと約8.64MHzとなる。このとき、
LPF5は高域の約8.64MHzの周波数成分を除去
し、除去後の出力信号の周波数成分は約1.48MHz
のみとなる。このとき、LPF5から位相比較器16へ
の入力信号の周波数は約1.48MHzとなるが、タン
ク回路14の共振周波数は740kHzに設定されてい
るため、位相比較器16への2つの入力信号の位相差は
+180度となる。従って、位相比較器16からの位相
誤差信号は負極性となり、LPF17からの出力信号の
出力電圧も負極性となるため、方式判別回路18の判別
結果は3.58MHzへとシフトする。従って、入力さ
れた複合映像信号に含まれる色副搬送波信号の副搬送波
周波数と、方式判別回路18の判別結果が不一致の場合
には、その判別結果が即座に反転することがわかる。こ
れにより、電源立ち上げ時などにおいても即座に判別す
ることが可能となる。すなわち、本実施形態のテレビジ
ョン方式判別回路50は、従来技術の項で説明した第1
の問題点を解決することができる。
【0030】さらに、従来技術の項で説明した第2の問
題点を解決するための方法について説明する。図3は、
LPF17の具体的な回路を示す。図3において、LP
F17は、キャパシタC1と、リーク電流を流すための
抵抗R1とが並列接続された回路で構成される。ここ
で、抵抗R1によるリーク電流は、位相比較器16の出
力誤差電流に影響を与えないように、位相比較器16の
出力電流の平均値の1/100以下に設定される。抵抗
R1を用いてリーク電流を流す理由は、以下の通りであ
る。入力信号として白黒信号が入力された場合には、位
相比較器16の入力信号は存在せず、位相比較器16の
出力信号も無くなる。このとき、抵抗R1が存在しない
とLPF17の出力電圧は不定となり、判別結果が安定
しなくなり、位相比較器16からの出力電圧が0Vを中
心として正極性と負極性との間でふらつくようになる。
これを防止するために、抵抗R1により、例えば、正極
性にプルアップさせることにより、LPF17の出力電
圧は、正極性側で安定する。これによって、白黒信号の
入力時には、方式判別回路18は、副搬送波周波数が
4.43MHzであるという判別結果を保持する。従っ
て、本実施形態のLPF17は、従来技術の項で説明し
た第2の問題点を解決することができる。
【0031】以上説明したように本実施形態によれば、
テレビジョン方式判別回路50を備えたので、入力され
た複合映像信号に含まれる色副搬送波信号の副搬送波周
波数が3.58MHzであるか4.43MHzであるか
を即座に判別することができる。また、LPF17は、
位相比較器16の出力が不定となるときにその出力誤差
電圧がふらつくことを防止するために、リーク電流を流
すための抵抗R1を備えたので、入力信号として白黒信
号が入力された場合には、方式判別回路18の判別結果
の副搬送波周波数を4.43MHzに固定することがで
きる。
【0032】以上の実施形態において、位相比較器16
は、モノマルチバイブレータ32からのバーストタイミ
ングパルスによって示される期間にのみ位相比較処理を
実行しているが、本発明はこれに限らず、常時位相比較
処理を実行するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載のテレビジョン方式判別装置においては、入力さ
れた複合映像信号から輝度信号を低域通過ろ波して出力
する第1の低域通過ろ波手段と、上記第1の低域通過ろ
波手段から出力される輝度信号に従って所定の搬送波信
号をFM変調して、変調後のFM変調輝度信号を出力す
る変調手段と、上記入力された複合映像信号から色副搬
送波信号を帯域通過ろ波して出力する帯域通過ろ波手段
と、上記帯域通過ろ波手段から出力される色副搬送波信
号を、所定の副搬送波周波数を有する低域変換色信号に
周波数変換して出力する周波数変換手段と、上記変調手
段から出力されるFM変調輝度信号と、上記周波数変換
手段から出力される低域変換色信号とを含む記録信号を
記録する記録手段と、上記帯域通過ろ波手段から出力さ
れる色副搬送波信号に基づいて、キラー状態であるか否
かを判断して、キラー状態であるときに、低域変換色信
号が上記周波数変換手段から上記記録手段に出力されな
いように制御するスイッチ手段とを備え、上記記録信号
を記録するビデオテープレコーダの記録回路に設けられ
るテレビジョン方式判別装置において、上記低域変換色
信号の副搬送波周波数よりも高い第1の共振周波数と、
上記低域変換色信号の副搬送波周波数よりも低い第2の
共振周波数とを選択的に切り換えて設定可能な共振回路
を有するタンク回路と、上記タンク回路から出力される
信号を90度だけ移相して出力する移相手段と、上記周
波数変換手段から出力される低域変換色信号と、上記移
相手段から出力される信号とを位相比較し、その位相誤
差信号を出力する位相比較器と、上記位相比較器から出
力される位相誤差信号を低域通過ろ波することにより平
滑化して出力する第2の低域通過ろ波手段と、上記第2
の低域通過ろ波手段から出力される信号に基づいて、上
記入力された複合映像信号に含まれる色副搬送波信号の
副搬送波周波数が約3.58MHzであるか約4.43
MHzであるかを判別する判別手段とを備える。従っ
て、上記入力された複合映像信号に含まれる色副搬送波
信号の副搬送波周波数が約3.58MHzであるか約
4.43MHzであるかを判別する判別時間を従来技術
に比較して短縮して即座に判別することができる。
【0034】また、請求項2記載のテレビジョン方式判
別装置においては、請求項1記載のテレビジョン方式判
別装置において、上記第1の低域通過ろ波手段から出力
される輝度信号から水平同期信号を分離して抽出する信
号分離手段と、上記信号分離手段によって分離された水
平同期信号に基づいて、上記入力された複合映像信号に
含まれる色副搬送波信号のカラーバースト信号の期間を
示すパルス信号を発生して上記位相比較器に出力する信
号発生手段とを備え、上記位相比較器は、上記パルス信
号によって示される期間のみ位相比較を行う。従って、
上記位相比較器は、上記入力された複合映像信号に含ま
れる色副搬送波信号のカラーバースト信号の期間のみ位
相比較を行って、さらに、上記判別手段は、位相比較結
果である位相誤差信号を低域通過ろ波された信号に基づ
いて、上記入力された複合映像信号に含まれる色副搬送
波信号の副搬送波周波数が約3.58MHzであるか約
4.43MHzであるかをより正確に判別することがで
きる。
【0035】さらに、請求項3記載のテレビジョン方式
判別装置においては、請求項1又は2記載のテレビジョ
ン方式判別装置において、上記第2の低域通過ろ波手段
は、上記帯域通過ろ波手段から出力される信号に色副搬
送波信号が含まれていないときに、上記第2の低域通過
ろ波手段から出力される信号の極性が所定の極性に保持
されるように、リーク電流を流すための抵抗を備える。
従って、上記の第2の問題点を解決し、記録信号を再生
したときに、2秒毎に画面が切り換わっているように見
えて使用者に不快感を与えることを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態であるテレビジョン
方式判別回路50を備えたVTRの記録回路のブロック
図である。
【図2】 図1のタンク回路14の周波数特性を示すグ
ラフである。
【図3】 図1のLPF17の回路図である。
【図4】 従来技術の方式判別回路29を備えたVTR
の記録回路のブロック図である。
【図5】 図4のLPF8の利得周波数特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1…入力端子、 2…低域通過フィルタ(BPF)、 3…自動色信号制御回路(ACC)、 4…平衡変調器(BM)、 5,8,17,20,26…低域通過フィルタ(LP
F)、 6,21a…スイッチ、 7…加算器、 9…FM変調器、 10…高域通過フィルタ(HPF)、 12…1/4分周器、 13…電圧制御型発振器(VCO)、 14…タンク回路、 15,24…90度移相器、 16,19,25…位相比較器、 18…方式判別回路、 21…電圧制御型可変水晶発振器(VXO)、 22,23…水晶発振子、 27…キラー判別回路、 31…水平同期信号分離回路、 32…モノマルチバイブレータ、 41…記録アンプ、 42…記録ヘッド、 43…磁気テープ、 50…テレビジョン方式判別回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 内山 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ホルガー・モール ドイツ連邦共和国21147ハンブルク、ハウ スブルヒャーシュトラーセ89番

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された複合映像信号から輝度信号を
    低域通過ろ波して出力する第1の低域通過ろ波手段と、 上記第1の低域通過ろ波手段から出力される輝度信号に
    従って所定の搬送波信号をFM変調して、変調後のFM
    変調輝度信号を出力する変調手段と、 上記入力された複合映像信号から色副搬送波信号を帯域
    通過ろ波して出力する帯域通過ろ波手段と、 上記帯域通過ろ波手段から出力される色副搬送波信号
    を、所定の副搬送波周波数を有する低域変換色信号に周
    波数変換して出力する周波数変換手段と、 上記変調手段から出力されるFM変調輝度信号と、上記
    周波数変換手段から出力される低域変換色信号とを含む
    記録信号を記録する記録手段と、 上記帯域通過ろ波手段から出力される色副搬送波信号に
    基づいて、キラー状態であるか否かを判断して、キラー
    状態であるときに、低域変換色信号が上記周波数変換手
    段から上記記録手段に出力されないように制御するスイ
    ッチ手段とを備え、 上記記録信号を記録するビデオテープレコーダの記録回
    路に設けられるテレビジョン方式判別装置において、 上記低域変換色信号の副搬送波周波数よりも高い第1の
    共振周波数と、上記低域変換色信号の副搬送波周波数よ
    りも低い第2の共振周波数とを選択的に切り換えて設定
    可能な共振回路を有するタンク回路と、 上記タンク回路から出力される信号を90度だけ移相し
    て出力する移相手段と、 上記周波数変換手段から出力される低域変換色信号と、
    上記移相手段から出力される信号とを位相比較し、その
    位相誤差信号を出力する位相比較器と、 上記位相比較器から出力される位相誤差信号を低域通過
    ろ波することにより平滑化して出力する第2の低域通過
    ろ波手段と、 上記第2の低域通過ろ波手段から出力される信号に基づ
    いて、上記入力された複合映像信号に含まれる色副搬送
    波信号の副搬送波周波数が約3.58MHzであるか約
    4.43MHzであるかを判別する判別手段とを備えた
    ことを特徴とするテレビジョン方式判別装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の低域通過ろ波手段から出力さ
    れる輝度信号から水平同期信号を分離して抽出する信号
    分離手段と、 上記信号分離手段によって分離された水平同期信号に基
    づいて、上記入力された複合映像信号に含まれる色副搬
    送波信号のカラーバースト信号の期間を示すパルス信号
    を発生して上記位相比較器に出力する信号発生手段とを
    備え、 上記位相比較器は、上記パルス信号によって示される期
    間のみ位相比較を行うことを特徴とする請求項1記載の
    テレビジョン方式判別装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の低域通過ろ波手段は、上記帯
    域通過ろ波手段から出力される信号に色副搬送波信号が
    含まれていないときに、上記第2の低域通過ろ波手段か
    ら出力される信号の極性が所定の極性に保持されるよう
    に、リーク電流を流すための抵抗を備えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のテレビジョン方式判別装置。
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