JPH11314319A - 加熱用包装容器および食品用包装材 - Google Patents
加熱用包装容器および食品用包装材Info
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- JPH11314319A JPH11314319A JP10123784A JP12378498A JPH11314319A JP H11314319 A JPH11314319 A JP H11314319A JP 10123784 A JP10123784 A JP 10123784A JP 12378498 A JP12378498 A JP 12378498A JP H11314319 A JPH11314319 A JP H11314319A
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- Japan
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- heating
- packaging container
- resin
- packaging
- gas barrier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐マイクロ波適性を備えるガスバリア層を有
し、電子レンジなどのマイクロ波を用いた加熱に好適に
用いられる加熱用包装容器を提供する。 【解決手段】 好ましくはアンカー層が積層された基材
上に、無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガス
バリア層を積層して積層を形成する。この積層体を用い
て所望の形状に成型することによって本発明にかかる加
熱用包装容器を作成する。
し、電子レンジなどのマイクロ波を用いた加熱に好適に
用いられる加熱用包装容器を提供する。 【解決手段】 好ましくはアンカー層が積層された基材
上に、無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガス
バリア層を積層して積層を形成する。この積層体を用い
て所望の形状に成型することによって本発明にかかる加
熱用包装容器を作成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリア性に優
れており、内部に収納された内容物の劣化を抑制して内
容物を長期間保存可能とするとともに、マイクロ波によ
り加熱可能である加熱用包装容器と、この加熱用包装容
器を備えている食品用包装材とに関するものである。
れており、内部に収納された内容物の劣化を抑制して内
容物を長期間保存可能とするとともに、マイクロ波によ
り加熱可能である加熱用包装容器と、この加熱用包装容
器を備えている食品用包装材とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子レンジの普及により、惣菜な
どを加熱するだけの状態まで調理した後に包装してなる
ような調理済加工食品の生産消費量が増大している。ま
た、家庭で調理した食品の残部を何らかの容器に短時間
保存し、その後、電子レンジで再加熱するなどして利用
する方法もある。ここで、電子レンジでは、マイクロ波
により加熱を行うため、上記食品などの内容物を収納・
包装する容器は耐マイクロ波適性を有している必要があ
る。
どを加熱するだけの状態まで調理した後に包装してなる
ような調理済加工食品の生産消費量が増大している。ま
た、家庭で調理した食品の残部を何らかの容器に短時間
保存し、その後、電子レンジで再加熱するなどして利用
する方法もある。ここで、電子レンジでは、マイクロ波
により加熱を行うため、上記食品などの内容物を収納・
包装する容器は耐マイクロ波適性を有している必要があ
る。
【0003】この耐マイクロ波適性とは、マイクロ波の
吸収による加熱や発火がないこと、マイクロ波の加熱に
より上昇する内容物(食品)の温度(100℃以上)に
耐え得ることができることなどが挙げられる。
吸収による加熱や発火がないこと、マイクロ波の加熱に
より上昇する内容物(食品)の温度(100℃以上)に
耐え得ることができることなどが挙げられる。
【0004】ところで、上述した調理済加工食品などの
市販食品では保存性が重要となるために、該食品を収納
して包装する包装材には、通常ガスバリア層が形成され
ている。これは、食品には、外気に接触したり、水分な
どが蒸発・拡散したりすると劣化・変質するおそれが高
いものが多いためである。それゆえ、従来より、上述し
た惣菜といった調理済加工食品などの包装には、主に、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂からなるガスバリア層が形成
されている。
市販食品では保存性が重要となるために、該食品を収納
して包装する包装材には、通常ガスバリア層が形成され
ている。これは、食品には、外気に接触したり、水分な
どが蒸発・拡散したりすると劣化・変質するおそれが高
いものが多いためである。それゆえ、従来より、上述し
た惣菜といった調理済加工食品などの包装には、主に、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂からなるガスバリア層が形成
されている。
【0005】このポリ塩化ビニリデン系樹脂は、優れた
ガスバリア性を示す上に、耐冷凍性や薬剤などに対する
安定性に優れているため、食品包装用のガスバリア層と
して多用されてきた。
ガスバリア性を示す上に、耐冷凍性や薬剤などに対する
安定性に優れているため、食品包装用のガスバリア層と
して多用されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般的なポ
リ塩化ビニリデン系樹脂はマイクロ波の吸収が見られる
ため、電子レンジによる加熱で高温となる。そのため、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂からなるガスバリア層を備え
た包装材は、上述した耐マイクロ波適性が低いため、電
子レンジによる加熱には好ましくないという問題点を招
来している。
リ塩化ビニリデン系樹脂はマイクロ波の吸収が見られる
ため、電子レンジによる加熱で高温となる。そのため、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂からなるガスバリア層を備え
た包装材は、上述した耐マイクロ波適性が低いため、電
子レンジによる加熱には好ましくないという問題点を招
来している。
【0007】それゆえ、電子レンジによる加熱に好適に
用いられる加熱用包装容器には、ポリ塩化ビニリデン系
樹脂に代わり得るような優れたガスバリア性を示すとと
もに、ポリ塩化ビニリデン系樹脂には見られない優れた
耐マイクロ波適性を有するガスバリア層を備えているこ
とが好ましい。さらに、工業的な観点から考えれば、こ
のようなガスバリア層を備える加熱用包装容器は、製造
に際してコストの増大を伴わないことが特に好ましい。
用いられる加熱用包装容器には、ポリ塩化ビニリデン系
樹脂に代わり得るような優れたガスバリア性を示すとと
もに、ポリ塩化ビニリデン系樹脂には見られない優れた
耐マイクロ波適性を有するガスバリア層を備えているこ
とが好ましい。さらに、工業的な観点から考えれば、こ
のようなガスバリア層を備える加熱用包装容器は、製造
に際してコストの増大を伴わないことが特に好ましい。
【0008】そのため、上記の各条件を満たし得るよう
なガスバリア層を有し、電子レンジなどのマイクロ波を
用いた加熱に好適に用いられる包装容器の開発が求めら
れていた。
なガスバリア層を有し、電子レンジなどのマイクロ波を
用いた加熱に好適に用いられる包装容器の開発が求めら
れていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、無機層状化合物を有
する樹脂組成物からなるガスバリア層を有する積層体を
用いて得られる包装容器が、非常に優れたガスバリア性
とともに、非常に優れた耐マイクロ波適性を有し、電子
レンジなどのマイクロ波による加熱用途に好適な包装容
器となることを見出し、本発明を完成するに至った。
を解決するため鋭意検討した結果、無機層状化合物を有
する樹脂組成物からなるガスバリア層を有する積層体を
用いて得られる包装容器が、非常に優れたガスバリア性
とともに、非常に優れた耐マイクロ波適性を有し、電子
レンジなどのマイクロ波による加熱用途に好適な包装容
器となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明の加熱用包装容器は、上
記の課題を解決するために、内容物を収納して包装した
状態で、該内容物をマイクロ波により加熱可能とする加
熱用包装容器において、無機層状化合物を有する樹脂組
成物からなるガスバリア層を有している積層体を備えて
いることを特徴としている。
記の課題を解決するために、内容物を収納して包装した
状態で、該内容物をマイクロ波により加熱可能とする加
熱用包装容器において、無機層状化合物を有する樹脂組
成物からなるガスバリア層を有している積層体を備えて
いることを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、上記積層体が有してい
るガスバリア層は、無機層状化合物を有する樹脂組成物
からなっているため、従来から用いられているポリ塩化
ビニリデン系樹脂のガスバリア層に比べて、優れた耐マ
イクロ波適性を有している。それゆえ、上記積層体を備
える加熱用包装容器は、内容物を収納・包装した状態で
マイクロ波により加熱しても、ガスバリア層の昇温がほ
とんどない。
るガスバリア層は、無機層状化合物を有する樹脂組成物
からなっているため、従来から用いられているポリ塩化
ビニリデン系樹脂のガスバリア層に比べて、優れた耐マ
イクロ波適性を有している。それゆえ、上記積層体を備
える加熱用包装容器は、内容物を収納・包装した状態で
マイクロ波により加熱しても、ガスバリア層の昇温がほ
とんどない。
【0012】しかも、マイクロ波による加熱で内容物が
100℃以上に加熱されたとしても、容器本体およびガ
スバリア層が100℃以上の温度に対する耐熱性を有し
ている。加えて、ガスバリア層の製造に際して、ポリ塩
化ビニリデン系樹脂のガスバリア層と比較しても、製造
コストの上昇を招来しない。その結果、本発明にかかる
加熱用包装容器は、内容物ごと電子レンジで加熱するこ
とができる優れた包装容器とすることができる。
100℃以上に加熱されたとしても、容器本体およびガ
スバリア層が100℃以上の温度に対する耐熱性を有し
ている。加えて、ガスバリア層の製造に際して、ポリ塩
化ビニリデン系樹脂のガスバリア層と比較しても、製造
コストの上昇を招来しない。その結果、本発明にかかる
加熱用包装容器は、内容物ごと電子レンジで加熱するこ
とができる優れた包装容器とすることができる。
【0013】上記加熱用包装容器は、縦ピロー包装袋、
横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シール包装袋、
4方シール包装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との対、
射出またはプレス成型容器および蓋材との対、紙容器か
ら選択される少なくとも1種の包装形状に加工されてい
ることが好ましい。
横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シール包装袋、
4方シール包装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との対、
射出またはプレス成型容器および蓋材との対、紙容器か
ら選択される少なくとも1種の包装形状に加工されてい
ることが好ましい。
【0014】すなわち、加熱用包装容器が上記の何れか
の形態を採ることにより、加熱の必要がある内容物に応
じた包装が可能となる。それゆえ、マイクロ波により内
容物を良好に加熱することができるとともに、加熱する
までの保存期間中であっても、内容物の劣化をより効果
的に抑制することが可能となる。
の形態を採ることにより、加熱の必要がある内容物に応
じた包装が可能となる。それゆえ、マイクロ波により内
容物を良好に加熱することができるとともに、加熱する
までの保存期間中であっても、内容物の劣化をより効果
的に抑制することが可能となる。
【0015】本発明にかかる加熱用包装容器では、上記
積層体がさらに金属または金属酸化物の層を少なくとも
1層有していることが好ましい。この金属または金属酸
化物の層の形成は特に限定されるものではないが、蒸着
法により形成されることが好ましい。上記金属または金
属酸化物の層が形成されることによって内容物のガスバ
リア性を向上させることができるとともに、内容物を遮
光することもできるため、内容物の変質をより一層抑制
することができる。
積層体がさらに金属または金属酸化物の層を少なくとも
1層有していることが好ましい。この金属または金属酸
化物の層の形成は特に限定されるものではないが、蒸着
法により形成されることが好ましい。上記金属または金
属酸化物の層が形成されることによって内容物のガスバ
リア性を向上させることができるとともに、内容物を遮
光することもできるため、内容物の変質をより一層抑制
することができる。
【0016】また、本発明にかかる加熱用包装容器で
は、ポリオレフィン樹脂層を少なくとも1層有している
ことがより好ましく、二軸延伸フィルム層を少なくとも
1層有していることがさらに好ましい。これら各層が形
成されることによって容器のガスバリア性をより向上さ
せることができる。
は、ポリオレフィン樹脂層を少なくとも1層有している
ことがより好ましく、二軸延伸フィルム層を少なくとも
1層有していることがさらに好ましい。これら各層が形
成されることによって容器のガスバリア性をより向上さ
せることができる。
【0017】本発明にかかる加熱用包装容器の酸素透過
度は1mL/m2 ・day ・atm 以下となっていることが
好ましく、0.1mL/m2 ・day ・atm 以下となって
いることがより好ましく、0.05mL/m2 ・day ・
atm 以下となっていることがさらに好ましい。酸素透過
度がこの範囲内であれば、加熱するまでの保存期間中で
あっても、内容物の劣化を抑制し、より長期に渡った保
存が可能となる。
度は1mL/m2 ・day ・atm 以下となっていることが
好ましく、0.1mL/m2 ・day ・atm 以下となって
いることがより好ましく、0.05mL/m2 ・day ・
atm 以下となっていることがさらに好ましい。酸素透過
度がこの範囲内であれば、加熱するまでの保存期間中で
あっても、内容物の劣化を抑制し、より長期に渡った保
存が可能となる。
【0018】本発明にかかる加熱用包装容器では、上記
無機層状化合物は、分散媒に膨潤・へき開することが好
ましく、上記ガスバリア層は、無機層状化合物を有する
樹脂組成物の混合液を高圧分散処理して得られたもので
あることが好ましい。上記高圧分散処理の圧力条件は1
00kgf/cm2 以上であることが好ましく、500
kgf/cm2 以上であることがさらに好ましく、10
00kgf/cm2 以上であることが特に好ましい。
無機層状化合物は、分散媒に膨潤・へき開することが好
ましく、上記ガスバリア層は、無機層状化合物を有する
樹脂組成物の混合液を高圧分散処理して得られたもので
あることが好ましい。上記高圧分散処理の圧力条件は1
00kgf/cm2 以上であることが好ましく、500
kgf/cm2 以上であることがさらに好ましく、10
00kgf/cm2 以上であることが特に好ましい。
【0019】また、無機層状化合物のアスペクト比は、
50〜5000の範囲内であることが好ましく、200
〜3000の範囲内がより好ましい。
50〜5000の範囲内であることが好ましく、200
〜3000の範囲内がより好ましい。
【0020】上記樹脂組成物は高水素結合性樹脂を含ん
でいることが好ましい。また、このとき、無機層状化合
物と高水素結合性樹脂との重量比が(1/100)〜
(100/1)の範囲内であることが好ましく、(1/
20)〜(10/1)の範囲内であることがより好まし
い。さらに、上記高水素結合樹脂は、樹脂単位重量当た
りの水素結合基またはイオン性基のモル%が30%以
上、50%以下であることが好ましく、高水素結合性樹
脂が、ポリビニルアルコールおよびその変性体、または
多糖類、またはエチレン−ビニルアルコール共重合体お
よびその変性体であることが好ましい。
でいることが好ましい。また、このとき、無機層状化合
物と高水素結合性樹脂との重量比が(1/100)〜
(100/1)の範囲内であることが好ましく、(1/
20)〜(10/1)の範囲内であることがより好まし
い。さらに、上記高水素結合樹脂は、樹脂単位重量当た
りの水素結合基またはイオン性基のモル%が30%以
上、50%以下であることが好ましく、高水素結合性樹
脂が、ポリビニルアルコールおよびその変性体、または
多糖類、またはエチレン−ビニルアルコール共重合体お
よびその変性体であることが好ましい。
【0021】これら各構成を備えることによって、加熱
用包装容器のガスバリア性をより一層向上させることが
可能となり、内容物の劣化を抑制して、より長期間の保
存が可能となる。
用包装容器のガスバリア性をより一層向上させることが
可能となり、内容物の劣化を抑制して、より長期間の保
存が可能となる。
【0022】本発明にかかる食品用包装材は、上述した
構成を有する加熱用包装容器を備えていることを特徴と
している。そのため、収納・包装している食品をより長
期間、良好に保存できるとともに、内容物を収納・包装
した状態で加熱することが可能な、特に電子レンジ用食
品に好適な食品用包装材を提供することができる。
構成を有する加熱用包装容器を備えていることを特徴と
している。そのため、収納・包装している食品をより長
期間、良好に保存できるとともに、内容物を収納・包装
した状態で加熱することが可能な、特に電子レンジ用食
品に好適な食品用包装材を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本発明にかかる加熱用包装容器は、基材に対して少なく
とも無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガスバ
リア層を積層して積層体を形成し、この積層体を、所望
の形状に成型してなる構成と有している。
ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本発明にかかる加熱用包装容器は、基材に対して少なく
とも無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガスバ
リア層を積層して積層体を形成し、この積層体を、所望
の形状に成型してなる構成と有している。
【0024】上記ガスバリア層に含まれる無機層状化合
物とは、単位結晶層が互いに積み重なって層状構造を有
している無機化合物であり、へき開した状態において、
粒径が5μm以下、アスペクト比が、ガスバリア性に関
しては50以上5000以下、より好ましくはアスペク
ト比が200〜3000の範囲であるものならば特に限
定されない。
物とは、単位結晶層が互いに積み重なって層状構造を有
している無機化合物であり、へき開した状態において、
粒径が5μm以下、アスペクト比が、ガスバリア性に関
しては50以上5000以下、より好ましくはアスペク
ト比が200〜3000の範囲であるものならば特に限
定されない。
【0025】アスペクト比が50未満であればガスバリ
ア性に関して十分でなく、5000より大きいものは技
術的に難しく、経済的にも高価なものとなる。また、粒
径が3μm以下であれば透明性が、より良好となり、さ
らに粒径が1μm以下であれば透明性の重視される用途
にはより好ましい。
ア性に関して十分でなく、5000より大きいものは技
術的に難しく、経済的にも高価なものとなる。また、粒
径が3μm以下であれば透明性が、より良好となり、さ
らに粒径が1μm以下であれば透明性の重視される用途
にはより好ましい。
【0026】上記無機層状化合物の具体例としては、グ
ラファイト、リン酸塩系誘導体型化合物(リン酸ジルコ
ニウム系化合物など)、カルコゲン化物、粘土鉱物など
を挙げることができる。ここに「カルコゲン化合物」と
はIV族(Ti,Zr,Hf)、V族(V,Nb,T
a)およびVI族(Mo,W)のジカルコゲン化物であ
って、式MX2 (Mは上記元素, Xはカルコゲン(S,
Se,Te)を示す。)で表されるものをいう。
ラファイト、リン酸塩系誘導体型化合物(リン酸ジルコ
ニウム系化合物など)、カルコゲン化物、粘土鉱物など
を挙げることができる。ここに「カルコゲン化合物」と
はIV族(Ti,Zr,Hf)、V族(V,Nb,T
a)およびVI族(Mo,W)のジカルコゲン化物であ
って、式MX2 (Mは上記元素, Xはカルコゲン(S,
Se,Te)を示す。)で表されるものをいう。
【0027】上記無機層状化合物の粒径とは、分散媒
中、回折/散乱法により求めた粒径をさす。ガスバリア
層中での真の粒径測定はきわめて困難であるが、回折/
散乱法で用いた分散媒と同種の分散媒で十分に膨潤、へ
き開させて、ガスバリア層に用いる樹脂に複合させる場
合、図1に示すガスバリア層3における樹脂32中で
の、へき開した単位結晶層31の粒径は、分散媒中での
へき開した無機層状化合物の粒径に相当すると考えるこ
とができる。
中、回折/散乱法により求めた粒径をさす。ガスバリア
層中での真の粒径測定はきわめて困難であるが、回折/
散乱法で用いた分散媒と同種の分散媒で十分に膨潤、へ
き開させて、ガスバリア層に用いる樹脂に複合させる場
合、図1に示すガスバリア層3における樹脂32中で
の、へき開した単位結晶層31の粒径は、分散媒中での
へき開した無機層状化合物の粒径に相当すると考えるこ
とができる。
【0028】〔平均粒径を求める方法〕液中の粒子の平
均粒径を求める方法は、回折/散乱法による方法、動的
光散乱法による方法、電気抵抗変化による方法、液中顕
微鏡撮影後画像処理による方法などが可能である。
均粒径を求める方法は、回折/散乱法による方法、動的
光散乱法による方法、電気抵抗変化による方法、液中顕
微鏡撮影後画像処理による方法などが可能である。
【0029】動的光散乱法では樹脂と粒子が共存してい
る場合、見かけ液粘度が純分散媒と変わってしまうため
に評価し難く、電気抵抗変化による方法は液の電解質濃
度などに制限があり、液中顕微鏡撮影後画像処理による
方法は分解能の問題があり、それぞれ使いづらい。
る場合、見かけ液粘度が純分散媒と変わってしまうため
に評価し難く、電気抵抗変化による方法は液の電解質濃
度などに制限があり、液中顕微鏡撮影後画像処理による
方法は分解能の問題があり、それぞれ使いづらい。
【0030】回折/散乱法による方法は、樹脂溶液、た
とえば樹脂水性液に実質上散乱が少なく(透明というこ
と)、粒子由来の散乱が支配的である場合には、樹脂の
有無に関わらず粒子の粒度分布のみの情報が得られるた
め好ましい。
とえば樹脂水性液に実質上散乱が少なく(透明というこ
と)、粒子由来の散乱が支配的である場合には、樹脂の
有無に関わらず粒子の粒度分布のみの情報が得られるた
め好ましい。
【0031】〔回折/散乱法による平均粒径測定〕回折
/散乱法による粒度分布・平均粒径測定は、膨潤してへ
き開した無機層状化合物を水性分散媒に分散させた分散
液に対し、光を通過させたときに得られる回折/散乱パ
ターンをミー散乱理論などを用いてパターンに最も矛盾
のない粒度分布を計算することによりなされる。
/散乱法による粒度分布・平均粒径測定は、膨潤してへ
き開した無機層状化合物を水性分散媒に分散させた分散
液に対し、光を通過させたときに得られる回折/散乱パ
ターンをミー散乱理論などを用いてパターンに最も矛盾
のない粒度分布を計算することによりなされる。
【0032】市販の装置としては、レーザー回折・光散
乱法による粒度測定装置(LS230、LS200、L
S100、コールター社製)、レーザー回折式粒度分布
測定装置(SALD2000、SALD2000A、S
ALD3000、島津製作所製)、レーザー回折・散乱
式粒度分布測定装置(LA910、LA700、LA5
00、堀場製作所製、および、マイクロトラックSP
A、マイクロトラックFRA、日機装製)などが挙げら
れる。
乱法による粒度測定装置(LS230、LS200、L
S100、コールター社製)、レーザー回折式粒度分布
測定装置(SALD2000、SALD2000A、S
ALD3000、島津製作所製)、レーザー回折・散乱
式粒度分布測定装置(LA910、LA700、LA5
00、堀場製作所製、および、マイクロトラックSP
A、マイクロトラックFRA、日機装製)などが挙げら
れる。
【0033】〔アスペクト比測定方法〕アスペクト比
(Z)とは、Z=L/aの関係から求められる比であ
る。ここに、Lは、分散液中、上記した回折/散乱法に
よる粒径測定法により求めた無機層状化合物の粒径(体
積基準のメジアン径)であり、aは、図1に示すへき開
した単位結晶層31の単位厚さである。この「単位厚さ
a」は、後述する粉末X線回折法などによって、無機層
状化合物の厚みを単独にて測定した結果に基づいて決め
られる値である。
(Z)とは、Z=L/aの関係から求められる比であ
る。ここに、Lは、分散液中、上記した回折/散乱法に
よる粒径測定法により求めた無機層状化合物の粒径(体
積基準のメジアン径)であり、aは、図1に示すへき開
した単位結晶層31の単位厚さである。この「単位厚さ
a」は、後述する粉末X線回折法などによって、無機層
状化合物の厚みを単独にて測定した結果に基づいて決め
られる値である。
【0034】より具体的には、横軸に2θ、縦軸にX線
回折ピークの強度を示した図2のグラフに模式的に示す
ように、観測される回折ピークのうち最も低角側のピー
クに対応する角度θから、Bragg の式(nλ=2Dsi
nθ、n=1,2,3・・・)に基づいて求められる間
隔を、「単位厚さa」とする(粉末X線回折法の詳細に
ついては、たとえば、塩川二朗監修「機器分析の手引き
(a)」69頁(1985年)化学同人社発行を参
照)。
回折ピークの強度を示した図2のグラフに模式的に示す
ように、観測される回折ピークのうち最も低角側のピー
クに対応する角度θから、Bragg の式(nλ=2Dsi
nθ、n=1,2,3・・・)に基づいて求められる間
隔を、「単位厚さa」とする(粉末X線回折法の詳細に
ついては、たとえば、塩川二朗監修「機器分析の手引き
(a)」69頁(1985年)化学同人社発行を参
照)。
【0035】分散液から分散媒を取り除いてなる、ガス
バリア層3に相当する樹脂組成物を粉末X線回折した際
には、通常、該樹脂組成物における分散している各無機
層状化合物の面間隔を、図1に示す面間隔dとして求め
ることが可能である。
バリア層3に相当する樹脂組成物を粉末X線回折した際
には、通常、該樹脂組成物における分散している各無機
層状化合物の面間隔を、図1に示す面間隔dとして求め
ることが可能である。
【0036】より具体的には、横軸に2θ、縦軸にX線
回折ピークの強度を取った図3のグラフに模式的に示す
ように、上記した「単位厚さa」に対応する回折ピーク
位置より、低角(間隔が大きい)側に観測される回折ピ
ークのうち、最も低角側のピークに対応する間隔を「面
間隔d」(a<d)とする。
回折ピークの強度を取った図3のグラフに模式的に示す
ように、上記した「単位厚さa」に対応する回折ピーク
位置より、低角(間隔が大きい)側に観測される回折ピ
ークのうち、最も低角側のピークに対応する間隔を「面
間隔d」(a<d)とする。
【0037】図4のグラフに模式的に示すように、上記
「面間隔d」に対応するピークがハロー(ないしバック
グラウンド)と重なって検出することが困難な場合にお
いては、2θdより低角側のベースラインを除いた部分
の面積を、「面間隔d」に対応するピークとしている。
ここに、「θd」は、「(単位厚さa)+(樹脂1本鎖
の幅)」に相当する回折角である(この面間隔dの算出
法の詳細については、たとえば、岩生周一ら編、「粘土
の事典」、35頁以下および271頁以下、1985
年、(株)朝倉書店を参照)。
「面間隔d」に対応するピークがハロー(ないしバック
グラウンド)と重なって検出することが困難な場合にお
いては、2θdより低角側のベースラインを除いた部分
の面積を、「面間隔d」に対応するピークとしている。
ここに、「θd」は、「(単位厚さa)+(樹脂1本鎖
の幅)」に相当する回折角である(この面間隔dの算出
法の詳細については、たとえば、岩生周一ら編、「粘土
の事典」、35頁以下および271頁以下、1985
年、(株)朝倉書店を参照)。
【0038】通常は、上記した面間隔dと「単位厚さ
a」との差、すなわちk=(d−a)の値(「長さ」に
換算した場合)は、樹脂組成物を構成する樹脂1本鎖の
幅に等しいかこれより大である〔k=(d−a)≧樹脂
1本鎖の幅〕。このような「樹脂1本鎖の幅」は、シミ
ュレーション計算などにより求めることが可能である
(たとえば、「高分子化学序論」、103〜110頁、
1981年、化学同人を参照)、ポリビニルアルコール
の場合には4〜5オングストロームである(水分子では
2〜3オングストローム)。
a」との差、すなわちk=(d−a)の値(「長さ」に
換算した場合)は、樹脂組成物を構成する樹脂1本鎖の
幅に等しいかこれより大である〔k=(d−a)≧樹脂
1本鎖の幅〕。このような「樹脂1本鎖の幅」は、シミ
ュレーション計算などにより求めることが可能である
(たとえば、「高分子化学序論」、103〜110頁、
1981年、化学同人を参照)、ポリビニルアルコール
の場合には4〜5オングストロームである(水分子では
2〜3オングストローム)。
【0039】ガスバリア層3中の単位結晶層31の「真
のアスペクト比」は直接測定がきわめて困難である。上
記したアスペクト比Z=L/aは、必ずしも、ガスバリ
ア層3中の単位結晶層31の「真のアスペクト比」と等
しいとは限らないが、下記の理由により、このアスペク
ト比Zをもって「真のアスペクト比」を近似することに
は妥当性がある。
のアスペクト比」は直接測定がきわめて困難である。上
記したアスペクト比Z=L/aは、必ずしも、ガスバリ
ア層3中の単位結晶層31の「真のアスペクト比」と等
しいとは限らないが、下記の理由により、このアスペク
ト比Zをもって「真のアスペクト比」を近似することに
は妥当性がある。
【0040】樹脂組成物の粉末X線回折法により求めら
れる面間隔dと、無機層状化合物単独の粉末X線回折測
定により求められる「単位厚さa」との間にa<dなる
関係があり、且つ(d−a)の値が該組成物中の樹脂1
本鎖の幅以上である場合には、樹脂組成物中において、
各無機層状化合物の層間に樹脂が挿入されていることと
なる。したがって、ガスバリア層3中の単位結晶層31
の厚みを上記「単位厚さa」で近似すること、すなわち
ガスバリア層3中における単位結晶層31の「真のアス
ペクト比」を、上記した無機層状化合物の分散液中での
「アスペクト比Z」で近似することには、充分な妥当性
がある。
れる面間隔dと、無機層状化合物単独の粉末X線回折測
定により求められる「単位厚さa」との間にa<dなる
関係があり、且つ(d−a)の値が該組成物中の樹脂1
本鎖の幅以上である場合には、樹脂組成物中において、
各無機層状化合物の層間に樹脂が挿入されていることと
なる。したがって、ガスバリア層3中の単位結晶層31
の厚みを上記「単位厚さa」で近似すること、すなわち
ガスバリア層3中における単位結晶層31の「真のアス
ペクト比」を、上記した無機層状化合物の分散液中での
「アスペクト比Z」で近似することには、充分な妥当性
がある。
【0041】上述したように、ガスバリア層3中におけ
る、単位結晶層31の真の粒径測定はきわめて困難であ
るが、ガスバリア層3の樹脂32中での単位結晶層31
の粒径は、分散液中(樹脂/無機層状化合物/分散媒)
の無機層状化合物の粒径Lに相当すると考えることがで
きる。
る、単位結晶層31の真の粒径測定はきわめて困難であ
るが、ガスバリア層3の樹脂32中での単位結晶層31
の粒径は、分散液中(樹脂/無機層状化合物/分散媒)
の無機層状化合物の粒径Lに相当すると考えることがで
きる。
【0042】但し、回折/散乱法で求められる分散液中
での粒径Lは、無機層状化合物の長径Lmaxを越える
可能性はかなり低いと考えられるため、真のアスペクト
比(Lmax/a)が、本発明で用いる「アスペクト比
Z」を下回る(Lmax/a<Z)可能性は、理論的に
はかなり低い。
での粒径Lは、無機層状化合物の長径Lmaxを越える
可能性はかなり低いと考えられるため、真のアスペクト
比(Lmax/a)が、本発明で用いる「アスペクト比
Z」を下回る(Lmax/a<Z)可能性は、理論的に
はかなり低い。
【0043】上述した2つの点から、本発明で用いるア
スペクト比の定義Zは、充分な妥当性を有するものと考
えられる。本明細書において、「アスペクト比」または
「粒径」とは、上記で定義した「アスペクト比Z」、ま
たは「回折/散乱法で求めた粒径L」を意味する。
スペクト比の定義Zは、充分な妥当性を有するものと考
えられる。本明細書において、「アスペクト比」または
「粒径」とは、上記で定義した「アスペクト比Z」、ま
たは「回折/散乱法で求めた粒径L」を意味する。
【0044】大きなアスペクト比を容易に与える点から
は、分散媒に膨潤・へき開する性質を有する無機層状化
合物が好ましく用いられる。
は、分散媒に膨潤・へき開する性質を有する無機層状化
合物が好ましく用いられる。
【0045】上記無機層状化合物の分散媒への「膨潤・
へき開」性の程度は、以下の「膨潤・へき開」試験によ
り評価することができる。無機層状化合物の膨潤性は、
下記の膨潤性試験において、膨潤値約5以上(さらには
膨潤値約20以上)の程度であることが好ましい。一
方、無機層状化合物のへき開性は、下記へき開性試験に
おいて、へき開値約5以上(さらにはへき開値約20以
上)の程度であることが好ましい。これらの場合、分散
媒としては、無機層状化合物の密度より小さい密度を有
する液体を用いる。無機層状化合物が天然の膨潤性粘土
鉱物である場合、分散媒としては、水を用いることが好
ましい。
へき開」性の程度は、以下の「膨潤・へき開」試験によ
り評価することができる。無機層状化合物の膨潤性は、
下記の膨潤性試験において、膨潤値約5以上(さらには
膨潤値約20以上)の程度であることが好ましい。一
方、無機層状化合物のへき開性は、下記へき開性試験に
おいて、へき開値約5以上(さらにはへき開値約20以
上)の程度であることが好ましい。これらの場合、分散
媒としては、無機層状化合物の密度より小さい密度を有
する液体を用いる。無機層状化合物が天然の膨潤性粘土
鉱物である場合、分散媒としては、水を用いることが好
ましい。
【0046】<膨潤性試験>100mLメスシリンダー
に分散媒100mLを入れ、これに無機層状化合物2g
をゆっくり加える。静置後、23℃、24hr後の無機
層状化合物分散層と上澄みとの界面の目盛から無機層状
化合物分散層の体積(mL)を膨潤値として読む。この
数値が大きい程、膨潤性が高い。
に分散媒100mLを入れ、これに無機層状化合物2g
をゆっくり加える。静置後、23℃、24hr後の無機
層状化合物分散層と上澄みとの界面の目盛から無機層状
化合物分散層の体積(mL)を膨潤値として読む。この
数値が大きい程、膨潤性が高い。
【0047】<へき開性試験>無機層状化合物30gを
分散媒1500mLにゆっくり加え、分散機〔浅田鉄工
(株)製、デスパMH−L、羽根径52mm、回転数3
100rpm、容器容量3L、底面−羽根間の距離28
mm〕にて周速8.5m/secで90分間分散した後
(23℃)、分散液100mLをとりメスシリンダーに
入れ60分静置後、上澄みとの界面から、無機層状化合
物分散層の体積(mL)をへき開値として読む。
分散媒1500mLにゆっくり加え、分散機〔浅田鉄工
(株)製、デスパMH−L、羽根径52mm、回転数3
100rpm、容器容量3L、底面−羽根間の距離28
mm〕にて周速8.5m/secで90分間分散した後
(23℃)、分散液100mLをとりメスシリンダーに
入れ60分静置後、上澄みとの界面から、無機層状化合
物分散層の体積(mL)をへき開値として読む。
【0048】分散媒に膨潤・へき開する無機層状化合物
としては、分散媒に膨潤・へき開性を有する粘土鉱物が
特に好ましく用いられる。かかる粘土鉱物は、一般に、
シリカの四面体層の上部に、アルミニウムやマグネシウ
ムなどを中心金属にした八面体層を有する2層構造を有
するタイプと、シリカの四面体層が、アルミニウムやマ
グネシウムなどを中心金属にした八面体層を両側から狭
んでなる3層構造を有するタイプに分類される。前者の
2層構造タイプとしては、カオリナイト族、アンチゴラ
イト族などを挙げることができ、後者の3層構造タイプ
としては、層間カチオンの数によってスメクタイト族、
バーミキュライト族、マイカ族などを挙げることができ
る。
としては、分散媒に膨潤・へき開性を有する粘土鉱物が
特に好ましく用いられる。かかる粘土鉱物は、一般に、
シリカの四面体層の上部に、アルミニウムやマグネシウ
ムなどを中心金属にした八面体層を有する2層構造を有
するタイプと、シリカの四面体層が、アルミニウムやマ
グネシウムなどを中心金属にした八面体層を両側から狭
んでなる3層構造を有するタイプに分類される。前者の
2層構造タイプとしては、カオリナイト族、アンチゴラ
イト族などを挙げることができ、後者の3層構造タイプ
としては、層間カチオンの数によってスメクタイト族、
バーミキュライト族、マイカ族などを挙げることができ
る。
【0049】これらの粘土鉱物としては、より具体的に
は、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイ
サイト、アンチゴライト、クリソタイル、パイロフィラ
イト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイ
ト、サポナイト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘク
トライト、テトラシリリックマイカ、ナトリウムテニオ
ライト、白雲母、マーガライト、タルク、バーミキュラ
イト、金雲母、ザンソフィライト、緑泥石などを挙げる
ことができる。
は、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイ
サイト、アンチゴライト、クリソタイル、パイロフィラ
イト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイ
ト、サポナイト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘク
トライト、テトラシリリックマイカ、ナトリウムテニオ
ライト、白雲母、マーガライト、タルク、バーミキュラ
イト、金雲母、ザンソフィライト、緑泥石などを挙げる
ことができる。
【0050】また、粘土鉱物を有機物で処理したもの
(以下、有機修飾粘土鉱物と称する場合もある)も無機
層状化合物として用いることができる(なお、有機物で
処理した粘土鉱物に関しては、朝倉書店、「粘土の事
典」参照)。
(以下、有機修飾粘土鉱物と称する場合もある)も無機
層状化合物として用いることができる(なお、有機物で
処理した粘土鉱物に関しては、朝倉書店、「粘土の事
典」参照)。
【0051】上記粘土鉱物の中でも、膨潤性またはへき
開性の観点から、スメクタイト族、バーミキュライト族
およびマイカ族が好ましく、さらに好ましくはスメクタ
イト族が好ましい。スメクタイト族としては、モンモリ
ロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイ
ト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘクトライトを例
示できる。
開性の観点から、スメクタイト族、バーミキュライト族
およびマイカ族が好ましく、さらに好ましくはスメクタ
イト族が好ましい。スメクタイト族としては、モンモリ
ロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイ
ト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘクトライトを例
示できる。
【0052】無機層状化合物を膨潤またはへき開させる
分散媒は、たとえば天然の膨潤性粘土鉱物の場合、水、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコールなど
のアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、アセトンなどが挙げられ、水やメタノールな
どのアルコール類がより好ましい。
分散媒は、たとえば天然の膨潤性粘土鉱物の場合、水、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコールなど
のアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、アセトンなどが挙げられ、水やメタノールな
どのアルコール類がより好ましい。
【0053】また、有機修飾粘土鉱物の場合、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、エチ
ルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン類、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オ
クタンなどの脂肪族炭化水素類、クロロベンゼン、四塩
化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2-ジクロロ
エタン、パークロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素
類、酢酸エチル、メタアクリル酸メチル(MMA) 、フ
タル酸ジオクチル(DOP)、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ、シリコンオ
イルなどが挙げられる。
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、エチ
ルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン類、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オ
クタンなどの脂肪族炭化水素類、クロロベンゼン、四塩
化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2-ジクロロ
エタン、パークロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素
類、酢酸エチル、メタアクリル酸メチル(MMA) 、フ
タル酸ジオクチル(DOP)、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ、シリコンオ
イルなどが挙げられる。
【0054】本発明にかかる加熱用包装容器では、上述
した無機層状化合物を含む樹脂組成物を層状に形成して
ガスバリア層3を有する積層体を得ることができれば特
に限定されるものではない。たとえば、上記樹脂組成物
をフィルム状に成型して、基材に貼り合わせる方法であ
ってもよいし、無機層状化合物を含む樹脂組成物からな
る塗工液を調製し、この塗工液を基材にコーティングす
るような方法であってもよい。
した無機層状化合物を含む樹脂組成物を層状に形成して
ガスバリア層3を有する積層体を得ることができれば特
に限定されるものではない。たとえば、上記樹脂組成物
をフィルム状に成型して、基材に貼り合わせる方法であ
ってもよいし、無機層状化合物を含む樹脂組成物からな
る塗工液を調製し、この塗工液を基材にコーティングす
るような方法であってもよい。
【0055】上記樹脂組成物をフィルム状に成型する方
法に用いられる樹脂としては特に限定されるものではな
く、ガスバリア層3のガスバリア性を低下させるもので
なければよい。また、樹脂組成物をフィルム状に成型す
る方法としては押出成型やカレンダ加工などが好適に用
いられるが特に限定されるものではない。
法に用いられる樹脂としては特に限定されるものではな
く、ガスバリア層3のガスバリア性を低下させるもので
なければよい。また、樹脂組成物をフィルム状に成型す
る方法としては押出成型やカレンダ加工などが好適に用
いられるが特に限定されるものではない。
【0056】本発明にかかる加熱用包装容器は、収納・
包装する内容物に応じてさまざまな形状に成型すること
ができるが、この場合、ガスバリア層3の成型方法とし
ては、先にフィルム状に成型した後に基材を積層する方
法よりも、樹脂組成物を塗工液とし、この塗工液をコー
ティングする方法を用いることが好ましい。
包装する内容物に応じてさまざまな形状に成型すること
ができるが、この場合、ガスバリア層3の成型方法とし
ては、先にフィルム状に成型した後に基材を積層する方
法よりも、樹脂組成物を塗工液とし、この塗工液をコー
ティングする方法を用いることが好ましい。
【0057】上記塗工液をコーティングする方法では、
先に基材を所望の形状に成型した後にガスバリア層3を
積層することができるので、本発明にかかる加熱用包装
容器の成型に対する自由度をより一層向上させることが
できる。
先に基材を所望の形状に成型した後にガスバリア層3を
積層することができるので、本発明にかかる加熱用包装
容器の成型に対する自由度をより一層向上させることが
できる。
【0058】上記塗工液に含まれる樹脂は、特に限定さ
れないが、たとえば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、アミド系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン
系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、セルロース系樹脂、
ハロゲン含有樹脂、水素結合性樹脂、液晶樹脂、ポリフ
ェニレンオキシド樹脂、ポリメチレンオキシド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテル
サルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂などが
挙げられる。
れないが、たとえば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、アミド系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン
系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、セルロース系樹脂、
ハロゲン含有樹脂、水素結合性樹脂、液晶樹脂、ポリフ
ェニレンオキシド樹脂、ポリメチレンオキシド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテル
サルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂などが
挙げられる。
【0059】好ましい樹脂の例としては、後述する水素
結合性基またはイオン性基を有する高水素結合性樹脂を
含む樹脂が挙げられる。高水素結合性樹脂中の水素結合
性基またはイオン性基の含有量(両者を含む場合は、両
者の合計量)は、通常、20〜60モル%であり、好ま
しくは30〜50モル%である。これらの水素結合性基
およびイオン性基の含有量は、たとえば、核磁気共鳴
(NMR)の手法(1H−NMR、13C−NMRな
ど)によって測定することができる。
結合性基またはイオン性基を有する高水素結合性樹脂を
含む樹脂が挙げられる。高水素結合性樹脂中の水素結合
性基またはイオン性基の含有量(両者を含む場合は、両
者の合計量)は、通常、20〜60モル%であり、好ま
しくは30〜50モル%である。これらの水素結合性基
およびイオン性基の含有量は、たとえば、核磁気共鳴
(NMR)の手法(1H−NMR、13C−NMRな
ど)によって測定することができる。
【0060】上述した水素結合性基としては水酸基、ア
ミノ基、チオール基、カルボキシル基、スルホン酸基、
燐酸基などが挙げられ、イオン性基としてはカルボキシ
レート基、スルホン酸イオン基、燐酸イオン基、アンモ
ニウム基、ホスホニウム基などが挙げられる。水素結合
性基またはイオン性基の内、さらに好ましいものとして
は、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸
基、カルボキシレート基、スルホン酸イオン基、アンモ
ニウム基などが挙げられる。
ミノ基、チオール基、カルボキシル基、スルホン酸基、
燐酸基などが挙げられ、イオン性基としてはカルボキシ
レート基、スルホン酸イオン基、燐酸イオン基、アンモ
ニウム基、ホスホニウム基などが挙げられる。水素結合
性基またはイオン性基の内、さらに好ましいものとして
は、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸
基、カルボキシレート基、スルホン酸イオン基、アンモ
ニウム基などが挙げられる。
【0061】高水素結合性樹脂の具体例としては、たと
えば、ポリビニルアルコール、ビニルアルコール分率が
40モル%以上のエチレン−ビニルアルコール共重合
体、多糖類、ポリアクリル酸およびそのエステル類、ポ
リアクリル酸ナトリウム、ポリスルホン酸、ポリスルホ
ン酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミ
ンおよびその4級アンモニウム塩、ポリビニルチオー
ル、ポリグリセリンなどが挙げられる。上述した樹脂の
中でも、さらに好ましいものとしては、ポリビニルアル
コール、多糖類が挙げられる。
えば、ポリビニルアルコール、ビニルアルコール分率が
40モル%以上のエチレン−ビニルアルコール共重合
体、多糖類、ポリアクリル酸およびそのエステル類、ポ
リアクリル酸ナトリウム、ポリスルホン酸、ポリスルホ
ン酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミ
ンおよびその4級アンモニウム塩、ポリビニルチオー
ル、ポリグリセリンなどが挙げられる。上述した樹脂の
中でも、さらに好ましいものとしては、ポリビニルアル
コール、多糖類が挙げられる。
【0062】ここで、ポリビニルアルコールとは、たと
えば、酢酸ビニル重合体の酢酸エステル部分を加水分解
ないしエステル交換(けん化)して得られるポリマー
(すなわち、ビニルアルコールと酢酸ビニルの共重合体
となったもの)や、トリフルオロ酢酸ビニル重合体、ギ
酸ビニル重合体、ピバリン酸ビニル重合体、t−ブチル
ビニルエーテル重合体、トリメチルシリルビニルエーテ
ル重合体などをけん化して得られるポリマーが挙げられ
る(ポリビニルアルコールの詳細については、たとえ
ば、ポバール会編、「PVAの世界」、1992年、
(株)高分子刊行会;長野ら、「ポバール」1981
年、(株)高分子刊行会を参照)。
えば、酢酸ビニル重合体の酢酸エステル部分を加水分解
ないしエステル交換(けん化)して得られるポリマー
(すなわち、ビニルアルコールと酢酸ビニルの共重合体
となったもの)や、トリフルオロ酢酸ビニル重合体、ギ
酸ビニル重合体、ピバリン酸ビニル重合体、t−ブチル
ビニルエーテル重合体、トリメチルシリルビニルエーテ
ル重合体などをけん化して得られるポリマーが挙げられ
る(ポリビニルアルコールの詳細については、たとえ
ば、ポバール会編、「PVAの世界」、1992年、
(株)高分子刊行会;長野ら、「ポバール」1981
年、(株)高分子刊行会を参照)。
【0063】ポリビニルアルコールにおける「けん化」
の程度は、モル百分率で70%以上が好ましく、さらに
は85%以上のものが好ましく、98%以上のいわゆる
完全けん化品が特に好ましい。また、ポリビニルアルコ
ールにおける重合度は、100以上5000以下が好ま
しく、200以上3000以下がより好ましい。さら
に、本発明にいうPVAは、本発明の目的が阻害されな
い限り、少量の共重合モノマーで変性されていてもよ
い。
の程度は、モル百分率で70%以上が好ましく、さらに
は85%以上のものが好ましく、98%以上のいわゆる
完全けん化品が特に好ましい。また、ポリビニルアルコ
ールにおける重合度は、100以上5000以下が好ま
しく、200以上3000以下がより好ましい。さら
に、本発明にいうPVAは、本発明の目的が阻害されな
い限り、少量の共重合モノマーで変性されていてもよ
い。
【0064】上記ポリビニルアルコールの変性体とは、
ポリビニルアルコールの製造過程において、ビニルエス
テル類、特に酢酸ビニル単量体と、それと共重合可能な
他の不飽和単量体とを共重合させたものである。上記他
の不飽和単量体としては、たとえば、エチレン、プロピ
レン、α−ヘキセン、α−オクテンなどのオレフィン類
や、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和酸、およびそ
のアルキルエステルやアルカリ塩類、ビニルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸などのスルホン酸含有単量体お
よびそのアルカリ塩類、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートや、トリメチル−2−(−1−(メタ)アクリルア
ミド−1,1−ジメチルエチル)アンモニウムクロリ
ド、トリメチル−3−(1−(メタ)アクリルアミドプ
ロピル)アンモニウムクロリド、1−ビニル−2−エチ
ルイミダゾールその他4級化可能なカチオン性単量体、
スチレン、アルキルビニルエーテル、(メタ)アクリル
アミド、その他のものが挙げられる。
ポリビニルアルコールの製造過程において、ビニルエス
テル類、特に酢酸ビニル単量体と、それと共重合可能な
他の不飽和単量体とを共重合させたものである。上記他
の不飽和単量体としては、たとえば、エチレン、プロピ
レン、α−ヘキセン、α−オクテンなどのオレフィン類
や、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和酸、およびそ
のアルキルエステルやアルカリ塩類、ビニルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸などのスルホン酸含有単量体お
よびそのアルカリ塩類、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートや、トリメチル−2−(−1−(メタ)アクリルア
ミド−1,1−ジメチルエチル)アンモニウムクロリ
ド、トリメチル−3−(1−(メタ)アクリルアミドプ
ロピル)アンモニウムクロリド、1−ビニル−2−エチ
ルイミダゾールその他4級化可能なカチオン性単量体、
スチレン、アルキルビニルエーテル、(メタ)アクリル
アミド、その他のものが挙げられる。
【0065】これら共重合成分の比率は、特に限定はさ
れるものではないが、ビニルアルコール単位に対し、5
0モル%以下、好ましくは30モル%以下の程度である
場合が好ましく、その共重合の形態は、ランダム共重
合、ブロック共重合、グラフト共重合など任意の方法に
よって得られる各種の形態が用いられる。
れるものではないが、ビニルアルコール単位に対し、5
0モル%以下、好ましくは30モル%以下の程度である
場合が好ましく、その共重合の形態は、ランダム共重
合、ブロック共重合、グラフト共重合など任意の方法に
よって得られる各種の形態が用いられる。
【0066】中でも、これら共重合体のうち、ポリビニ
ルアルコール成分に対し、ポリカルボン酸成分が共重合
されたブロック共重合体特に好適に用いられ、該ポリカ
ルボン酸成分がポリメタクリル酸である場合において特
に好ましい。さらに、該ブロック共重合体は、ポリビニ
ルアルコール鎖の片末端にポリアクリル酸鎖が延長され
たようなA−B型ブロック共重合体である場合が特に好
ましく、ポリビニルアルコールブロック成分(a)とポ
リアクリル酸ブロック成分(b)の重量比(a)/
(b)が50/50〜95/5である場合が好ましく、
60/40〜90/10である場合において特に好まし
いガスバリア性が完備され、基材層との結合特性が顕著
に完備される。また、その他の変性体のうち、特に好ま
しい形態の1つとしては、分子内にシリル基を有する化
合物の少なくとも一種で変性されたビニルエステル系重
合体けん化物からなるシリル基変性ポリビニルアルコー
ル系樹脂がある。
ルアルコール成分に対し、ポリカルボン酸成分が共重合
されたブロック共重合体特に好適に用いられ、該ポリカ
ルボン酸成分がポリメタクリル酸である場合において特
に好ましい。さらに、該ブロック共重合体は、ポリビニ
ルアルコール鎖の片末端にポリアクリル酸鎖が延長され
たようなA−B型ブロック共重合体である場合が特に好
ましく、ポリビニルアルコールブロック成分(a)とポ
リアクリル酸ブロック成分(b)の重量比(a)/
(b)が50/50〜95/5である場合が好ましく、
60/40〜90/10である場合において特に好まし
いガスバリア性が完備され、基材層との結合特性が顕著
に完備される。また、その他の変性体のうち、特に好ま
しい形態の1つとしては、分子内にシリル基を有する化
合物の少なくとも一種で変性されたビニルエステル系重
合体けん化物からなるシリル基変性ポリビニルアルコー
ル系樹脂がある。
【0067】かかる組成を有する変性重合体を得る方法
としては、特に限定はないが、常法によって得られたポ
リビニルアルコールあるいは変性ポリ酢酸ビニルなどの
ビニルアルコール系重合体に、分子内にシリル基を有す
る化合物を反応させ、シリル基を重合体に導入する、あ
るいはポリビニルアルコールあるいはその変性体の末端
を活性化し、分子内にシリル基を有する不飽和単量体を
重合体末端に導入する、さらには該不飽和単量体をビニ
ルアルコール系重合体分子鎖にグラフト共重合せしめる
など各種の変性による方法、ビニルエステル系単量体と
分子内にシリル基を有する不飽和単量体とから共重合体
を得て、これをけん化する方法、または、シリル基を有
するメルカプタンなどの存在下でビニルエステルを重合
し、これをけん化するなど末端にシリル基を導入する、
などの各種の方法が有効に用いられる。
としては、特に限定はないが、常法によって得られたポ
リビニルアルコールあるいは変性ポリ酢酸ビニルなどの
ビニルアルコール系重合体に、分子内にシリル基を有す
る化合物を反応させ、シリル基を重合体に導入する、あ
るいはポリビニルアルコールあるいはその変性体の末端
を活性化し、分子内にシリル基を有する不飽和単量体を
重合体末端に導入する、さらには該不飽和単量体をビニ
ルアルコール系重合体分子鎖にグラフト共重合せしめる
など各種の変性による方法、ビニルエステル系単量体と
分子内にシリル基を有する不飽和単量体とから共重合体
を得て、これをけん化する方法、または、シリル基を有
するメルカプタンなどの存在下でビニルエステルを重合
し、これをけん化するなど末端にシリル基を導入する、
などの各種の方法が有効に用いられる。
【0068】このような各種の方法で得られる変性ポリ
ビニルアルコール系樹脂としては、結果的にその分子内
にシリル基を有するものであればよいが、分子内に含有
されるシリル基がアルコキシル基あるいはアシロキシル
基およびこれらの加水分解物であるシラノール基または
その塩などの反応性置換基を有しているものが好まし
く、中でもシラノール基である場合が特に好ましい。
ビニルアルコール系樹脂としては、結果的にその分子内
にシリル基を有するものであればよいが、分子内に含有
されるシリル基がアルコキシル基あるいはアシロキシル
基およびこれらの加水分解物であるシラノール基または
その塩などの反応性置換基を有しているものが好まし
く、中でもシラノール基である場合が特に好ましい。
【0069】これらの変性ポリビニルアルコール系樹脂
を得るために用いられる分子内にシリル基を有する化合
物としては、トリメチルクロルシラン、ジメチルクロル
シラン、メチルトリクロルシラン、ビニルトリクロルシ
ラン、ジフェニルジクロルシラン、トリエチルフルオロ
シランなどのオルガノハロシラン、トリメチルアセトキ
シシラン、ジメチルジアセトキシシランなどのオルガノ
シリコンエステル、トリメチルメトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシランなどのオルガノアルコキシシラン、
トリメチルシラノール、ジエチルシランジオールなどの
オルガノシラノール、N−アミエチルトリメトキシシラ
ンなどのアミノアルキルシラン、トリメチルシリコンイ
ソジシアネートなどのオルガノシリコンイソシアネート
その他のものが挙げられる。これらシリル化剤による変
性度は用いられるシリル化剤の種類、量、反応条件によ
って任意に調節することができる。
を得るために用いられる分子内にシリル基を有する化合
物としては、トリメチルクロルシラン、ジメチルクロル
シラン、メチルトリクロルシラン、ビニルトリクロルシ
ラン、ジフェニルジクロルシラン、トリエチルフルオロ
シランなどのオルガノハロシラン、トリメチルアセトキ
シシラン、ジメチルジアセトキシシランなどのオルガノ
シリコンエステル、トリメチルメトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシランなどのオルガノアルコキシシラン、
トリメチルシラノール、ジエチルシランジオールなどの
オルガノシラノール、N−アミエチルトリメトキシシラ
ンなどのアミノアルキルシラン、トリメチルシリコンイ
ソジシアネートなどのオルガノシリコンイソシアネート
その他のものが挙げられる。これらシリル化剤による変
性度は用いられるシリル化剤の種類、量、反応条件によ
って任意に調節することができる。
【0070】また、ビニルエステル系単量体と分子内に
シリル基を有する不飽和単量体とからの共重合体をけん
化する方法において用いられる該不飽和単量体として
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、などに代表されるようなビニルアルコキシシラン
やビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリイソプロ
ポキシシランなどに代表されるようなビニルアルコキシ
シランのアルキルあるいはアリル置換体など多くのビニ
ルシラン系化合物、さらに、これらのアルコキシ基の一
部または全部をポリエチレングリコールなどのポリアル
キレングリコール置換したポリアルキレングリコール化
ビニルシランなどが挙げられる。さらには、3−(メ
タ)アクリルアミノ−プロピルトリメトキシシラン、3
−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリエトキシシラ
ンなどに代表されるような(メタ)アクリルアミド−ア
ルキルシランなども好ましく用いることができる。
シリル基を有する不飽和単量体とからの共重合体をけん
化する方法において用いられる該不飽和単量体として
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、などに代表されるようなビニルアルコキシシラン
やビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリイソプロ
ポキシシランなどに代表されるようなビニルアルコキシ
シランのアルキルあるいはアリル置換体など多くのビニ
ルシラン系化合物、さらに、これらのアルコキシ基の一
部または全部をポリエチレングリコールなどのポリアル
キレングリコール置換したポリアルキレングリコール化
ビニルシランなどが挙げられる。さらには、3−(メ
タ)アクリルアミノ−プロピルトリメトキシシラン、3
−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリエトキシシラ
ンなどに代表されるような(メタ)アクリルアミド−ア
ルキルシランなども好ましく用いることができる。
【0071】一方、シリル基を有するメルカプタンなど
の存在下でビニルエステルを重合した後けん化し、末端
にシリル基を導入する方法には、3−(トリメトキシシ
リル)−プロピルメルカプタンなどのアルコキシシリル
アルキルメルカプタンが好ましく用いられる。
の存在下でビニルエステルを重合した後けん化し、末端
にシリル基を導入する方法には、3−(トリメトキシシ
リル)−プロピルメルカプタンなどのアルコキシシリル
アルキルメルカプタンが好ましく用いられる。
【0072】本発明の変性ポリビニルアルコール系樹脂
における変性度、すなわち、シリル基の含有量、けん化
度などによってその適性範囲は各々異なるが、本発明の
目的であるガスバリア性に対しては、重要な要因とな
る。シリル基の含有量は、通常、重合体中のビニルアル
コール単位に対しシリル基を含む単量体として30モル
%以下であり、10モル%以下が好ましく、5モル%以
下である場合が特に好ましく用いられる。下限は特に限
定されないが、0.1モル%以上である場合において効
果が特に顕著に発揮される。
における変性度、すなわち、シリル基の含有量、けん化
度などによってその適性範囲は各々異なるが、本発明の
目的であるガスバリア性に対しては、重要な要因とな
る。シリル基の含有量は、通常、重合体中のビニルアル
コール単位に対しシリル基を含む単量体として30モル
%以下であり、10モル%以下が好ましく、5モル%以
下である場合が特に好ましく用いられる。下限は特に限
定されないが、0.1モル%以上である場合において効
果が特に顕著に発揮される。
【0073】なお、上記シリル化率は、シリル化前のポ
リビニルアルコール系樹脂に含まれていた水酸基の量に
対する、シリル化後の導入されたシリル基の割合を示す
ものである。
リビニルアルコール系樹脂に含まれていた水酸基の量に
対する、シリル化後の導入されたシリル基の割合を示す
ものである。
【0074】これら各種のポリビニルアルコール系樹脂
は、もちろんそれ単独で用いられてもよいが、本発明の
目的を阻害しない限り、共重合可能な他の単量体との共
重合体としたり、混合可能な他の樹脂化合物と併用する
ことができる。このような樹脂としては、たとえばポリ
アクリル酸またはそのエステル類、ポリエステル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、その他のものを挙げることができ
る。
は、もちろんそれ単独で用いられてもよいが、本発明の
目的を阻害しない限り、共重合可能な他の単量体との共
重合体としたり、混合可能な他の樹脂化合物と併用する
ことができる。このような樹脂としては、たとえばポリ
アクリル酸またはそのエステル類、ポリエステル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、その他のものを挙げることができ
る。
【0075】多糖類とは、種々の単糖類の縮重合によっ
て生体系で合成される生体高分子であり、ここではそれ
らをもとに化学修飾したものも含まれる。たとえば、セ
ルロースおよびヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体、アミロース、アミロペクチン、プ
ルラン、カードラン、ザンタン、キチン、キトサンなど
が挙げられる。
て生体系で合成される生体高分子であり、ここではそれ
らをもとに化学修飾したものも含まれる。たとえば、セ
ルロースおよびヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体、アミロース、アミロペクチン、プ
ルラン、カードラン、ザンタン、キチン、キトサンなど
が挙げられる。
【0076】また、エチレン−ビニルアルコール共重合
体(以下:EVOHと記載) とは、ビニルアルコール分
率が40モル%以上80モル%以下であり、より好まし
くは、45モル%〜75モル%であるEVOHを意味す
る。また、EVOHのメルトインデックス(温度190
℃、荷重2160gの条件で測定した値;以下MIと記
す)は、特に限定されないが、0. 1〜50g/10分
である。さらに、本発明にいうEVOHは、本発明の目
的が阻害されない限り、少量の共重合モノマーで変性さ
れていてもよい。
体(以下:EVOHと記載) とは、ビニルアルコール分
率が40モル%以上80モル%以下であり、より好まし
くは、45モル%〜75モル%であるEVOHを意味す
る。また、EVOHのメルトインデックス(温度190
℃、荷重2160gの条件で測定した値;以下MIと記
す)は、特に限定されないが、0. 1〜50g/10分
である。さらに、本発明にいうEVOHは、本発明の目
的が阻害されない限り、少量の共重合モノマーで変性さ
れていてもよい。
【0077】上記EVOHの変性体とは、架橋されるた
めに変性されたものであり、好ましくはアルコール可溶
なように変性されたものである。このような性質を付与
するためにEVOHにはシリル基が導入される。
めに変性されたものであり、好ましくはアルコール可溶
なように変性されたものである。このような性質を付与
するためにEVOHにはシリル基が導入される。
【0078】上記シリル基の導入は、たとえば、3−イ
ソシアネートプロピルトリエトキシシラン、トリメチル
クロルシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリク
ロルシラン、ビニルトリクロルシラン、ジフェニルジク
ロルシラン、トリエチルフルオロオルガノハロシラン、
トリメチルアセトキシシランのように、反応性シラン化
合物をEVOHの水酸基と反応させることにより行われ
る。
ソシアネートプロピルトリエトキシシラン、トリメチル
クロルシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリク
ロルシラン、ビニルトリクロルシラン、ジフェニルジク
ロルシラン、トリエチルフルオロオルガノハロシラン、
トリメチルアセトキシシランのように、反応性シラン化
合物をEVOHの水酸基と反応させることにより行われ
る。
【0079】シリル基の導入、すなわちシリル化は、少
なくともEVOHがアルコールに可溶となるように行う
ことが必要である。具体的には、0.2モル%以上のシ
リル化率となるようにすることが好ましい。シリル化率
の上限は、アルコール可溶性の観点からは特に制限はな
いが、本発明における無機層状化合物の配置の点から、
好ましくは5モル%以下、より好ましくは2モル%以下
とする。なお、上記シリル化率は、シリル化前のEVO
H樹脂に含まれていた水酸基の量に対する、シリル化後
の導入されたシリル基の割合を示すものである。
なくともEVOHがアルコールに可溶となるように行う
ことが必要である。具体的には、0.2モル%以上のシ
リル化率となるようにすることが好ましい。シリル化率
の上限は、アルコール可溶性の観点からは特に制限はな
いが、本発明における無機層状化合物の配置の点から、
好ましくは5モル%以下、より好ましくは2モル%以下
とする。なお、上記シリル化率は、シリル化前のEVO
H樹脂に含まれていた水酸基の量に対する、シリル化後
の導入されたシリル基の割合を示すものである。
【0080】上記シリル基が導入された変性EVOH
は、アルコール、またはアルコール/水の混合溶媒で加
熱溶解させることにより、導入されたシリル基の存在に
よってアルコール系溶媒に溶解する。そして、溶媒に溶
解した変性EVOHは、一方で、導入されたシリル基の
一部が脱アルコール反応および脱水反応により反応し
て、架橋する。なお、上記反応には、水の存在が必須で
あり、アルコール/水の混合溶媒を用いることが好まし
い。
は、アルコール、またはアルコール/水の混合溶媒で加
熱溶解させることにより、導入されたシリル基の存在に
よってアルコール系溶媒に溶解する。そして、溶媒に溶
解した変性EVOHは、一方で、導入されたシリル基の
一部が脱アルコール反応および脱水反応により反応し
て、架橋する。なお、上記反応には、水の存在が必須で
あり、アルコール/水の混合溶媒を用いることが好まし
い。
【0081】上記塗工液は、上述した無機層状化合物と
樹脂を分散媒中に分散または溶解させた液である。得ら
れる積層体のガスバリア性の観点から、分散媒として
は、上述した無機層状化合物を膨潤またはへき開させる
液体が好ましい。
樹脂を分散媒中に分散または溶解させた液である。得ら
れる積層体のガスバリア性の観点から、分散媒として
は、上述した無機層状化合物を膨潤またはへき開させる
液体が好ましい。
【0082】塗工液における、無機層状化合物と樹脂と
の組成比は、特に限定されないが、一般的には、無機層
状化合物と樹脂との重量比(無機層状化合物/樹脂)が
1/100〜100/1、さらには1/20〜10/1
の範囲であることが好ましい。無機層状化合物の重量比
が高いほどガスバリア性に優れるが、耐屈曲性の点を考
慮すると、1/20〜2/1の範囲がより好ましい。
の組成比は、特に限定されないが、一般的には、無機層
状化合物と樹脂との重量比(無機層状化合物/樹脂)が
1/100〜100/1、さらには1/20〜10/1
の範囲であることが好ましい。無機層状化合物の重量比
が高いほどガスバリア性に優れるが、耐屈曲性の点を考
慮すると、1/20〜2/1の範囲がより好ましい。
【0083】また、上記塗工液中の高水素結合性樹脂お
よび無機層状化合物の濃度は、両者の合計で、通常、
0.1重量%〜70重量%の範囲内であることが好まし
く、1重量%〜15重量%の範囲内であることがより好
ましく、4重量%〜10重量%の範囲内であることが、
生産性の観点からさらに好ましい。
よび無機層状化合物の濃度は、両者の合計で、通常、
0.1重量%〜70重量%の範囲内であることが好まし
く、1重量%〜15重量%の範囲内であることがより好
ましく、4重量%〜10重量%の範囲内であることが、
生産性の観点からさらに好ましい。
【0084】本発明におけるガスバリア層3(塗工液)
に用いた樹脂が、高水素結合性樹である場合、ガスバリ
ア層3の耐水性を改良する目的で、水素結合性基用架橋
剤を用いることができる。
に用いた樹脂が、高水素結合性樹である場合、ガスバリ
ア層3の耐水性を改良する目的で、水素結合性基用架橋
剤を用いることができる。
【0085】上記架橋剤の好適な例としては、チタン系
カップリング剤、シラン系カップリング剤、メラミン系
カップリング剤、エポキシ系カップリング剤、イソシア
ネート系カップリング剤等のカップリング剤、水溶性エ
ポキシ化合物、銅化合物、ジルコニウム化合物、有機金
属化合物等が挙げられる。耐水性向上の点からは、有機
金属化合物、ジルコニウム化合物、水溶性エポキシ化合
物、シランカップリング剤がさらに好ましく用いられ、
さらに好ましくは、有機チタン化合物等の有機金属化合
物である。
カップリング剤、シラン系カップリング剤、メラミン系
カップリング剤、エポキシ系カップリング剤、イソシア
ネート系カップリング剤等のカップリング剤、水溶性エ
ポキシ化合物、銅化合物、ジルコニウム化合物、有機金
属化合物等が挙げられる。耐水性向上の点からは、有機
金属化合物、ジルコニウム化合物、水溶性エポキシ化合
物、シランカップリング剤がさらに好ましく用いられ、
さらに好ましくは、有機チタン化合物等の有機金属化合
物である。
【0086】前記のジルコニウム化合物の具体例として
は、例えば、オキシ塩化ジルコニウム、ヒドロキシ塩化
ジルコニウム、四塩化ジルコニウム、臭化ジルコニウム
等のハロゲン化ジルコニウム;硫酸ジルコニウム、塩基
性硫酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム等の鉱酸のジル
コニウム塩;ギ酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、プ
ロピオン酸ジルコニウム、カプリル酸ジルコニウム、ス
テアリン酸ジルコニウム等の有機酸のジルコニウム塩;
炭酸ジルコニウムアンモニウム、硫酸ジルコニウムナト
リウム、酢酸ジルコニウムアンモニウム、シュウ酸ジル
コニウムナトリウム、クエン酸ジルコニウムナトリウ
ム、クエン酸ジルコニウムアンモニウム等のジルコニウ
ム錯塩などがあげられる。
は、例えば、オキシ塩化ジルコニウム、ヒドロキシ塩化
ジルコニウム、四塩化ジルコニウム、臭化ジルコニウム
等のハロゲン化ジルコニウム;硫酸ジルコニウム、塩基
性硫酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム等の鉱酸のジル
コニウム塩;ギ酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、プ
ロピオン酸ジルコニウム、カプリル酸ジルコニウム、ス
テアリン酸ジルコニウム等の有機酸のジルコニウム塩;
炭酸ジルコニウムアンモニウム、硫酸ジルコニウムナト
リウム、酢酸ジルコニウムアンモニウム、シュウ酸ジル
コニウムナトリウム、クエン酸ジルコニウムナトリウ
ム、クエン酸ジルコニウムアンモニウム等のジルコニウ
ム錯塩などがあげられる。
【0087】前記の水溶性エポキシ化合物の具体例とし
ては、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタ
ンポリグリシジルエーテル、グリシジルエーテル系エポ
キシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、グリシジルアミン系
エポキシ樹脂、あるいは脂肪族系エポキシ樹脂をあげる
ことができる。
ては、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタ
ンポリグリシジルエーテル、グリシジルエーテル系エポ
キシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、グリシジルアミン系
エポキシ樹脂、あるいは脂肪族系エポキシ樹脂をあげる
ことができる。
【0088】前記のシランカップリング剤の例として
は、アミノ系シランカップリング剤、ビニル系あるいは
メタクリロキシ系シランカップリング剤、エポキシ系シ
ランカップリング剤、メチル系シランカップリング剤、
クロロ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカ
ップリング剤系が挙げられる。
は、アミノ系シランカップリング剤、ビニル系あるいは
メタクリロキシ系シランカップリング剤、エポキシ系シ
ランカップリング剤、メチル系シランカップリング剤、
クロロ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカ
ップリング剤系が挙げられる。
【0089】さらに、上記水素結合性基用架橋剤の好適
な例としては、高水素結合性樹脂の複数の官能基と反応
して架橋構造を形成する反応、すなわち架橋反応し得る
有機金属化合物、例えば、ポリビニルアルコールの複数
の水酸基と反応して、該有機金属化合物の金属原子と水
酸基の酸素原子とが、配位結合やイオン結合して架橋結
合を形成する、前記の有機金属化合物が好ましい。
な例としては、高水素結合性樹脂の複数の官能基と反応
して架橋構造を形成する反応、すなわち架橋反応し得る
有機金属化合物、例えば、ポリビニルアルコールの複数
の水酸基と反応して、該有機金属化合物の金属原子と水
酸基の酸素原子とが、配位結合やイオン結合して架橋結
合を形成する、前記の有機金属化合物が好ましい。
【0090】上記の架橋反応し得る有機金属化合物は、
無機金属塩と比較して、架橋反応性が高く、架橋効率が
高い。ただし、あまり架橋反応性が高すぎると塗工液中
で架橋反応が進行し、塗工(コーティング)が不可能と
なるが、有機金属化合物の架橋反応性は、配位子を適宜
変えることで容易に制御できる。有機金属化合物は、こ
のように反応性の制御が容易であるという利点を有する
点でも無機金属塩より優れている。有機金属化合物の中
でも、特に、アセチルアセトナートのようなキレート性
の配位子を有する有機金属化合物は、適度な架橋反応性
を有し、水素結合性基用架橋剤として好ましい。
無機金属塩と比較して、架橋反応性が高く、架橋効率が
高い。ただし、あまり架橋反応性が高すぎると塗工液中
で架橋反応が進行し、塗工(コーティング)が不可能と
なるが、有機金属化合物の架橋反応性は、配位子を適宜
変えることで容易に制御できる。有機金属化合物は、こ
のように反応性の制御が容易であるという利点を有する
点でも無機金属塩より優れている。有機金属化合物の中
でも、特に、アセチルアセトナートのようなキレート性
の配位子を有する有機金属化合物は、適度な架橋反応性
を有し、水素結合性基用架橋剤として好ましい。
【0091】このような有機金属化合物の好適な例とし
ては、有機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物、有
機アルミニウム化合物、有機珪素化合物が挙げられる。
ては、有機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物、有
機アルミニウム化合物、有機珪素化合物が挙げられる。
【0092】有機チタン化合物の具体例としては、テト
ラノルマルブチルチタネート、テトライソプロピルチタ
ネート、ブチルチタネートダイマー、テトラ(2-エチル
ヘキシル)チタネート、テトラメチルチタネート等のチ
タンオルソエステル類、チタンアセチルアセトナート、
チタンテトラアセチルアセトナート、ポリチタンアセチ
ルアセトナート、チタンオクチレングリコレート、チタ
ンラクテート、チタントリエタノールアミネート、チタ
ンエチルアセトアセテート等のチタンキレート類、ポリ
ヒドロキシチタンステアレート等のチタンアシレート類
などが挙げられる。
ラノルマルブチルチタネート、テトライソプロピルチタ
ネート、ブチルチタネートダイマー、テトラ(2-エチル
ヘキシル)チタネート、テトラメチルチタネート等のチ
タンオルソエステル類、チタンアセチルアセトナート、
チタンテトラアセチルアセトナート、ポリチタンアセチ
ルアセトナート、チタンオクチレングリコレート、チタ
ンラクテート、チタントリエタノールアミネート、チタ
ンエチルアセトアセテート等のチタンキレート類、ポリ
ヒドロキシチタンステアレート等のチタンアシレート類
などが挙げられる。
【0093】有機ジルコニウム化合物の具体例として
は、ジルコニウムノルマルプロピレート、ジルコニウム
ノルマルブチレート、ジルコニウムテトラアセチルアセ
トナート、ジルコニウムモノアセチルアセトナート、ジ
ルコニウムビスアセチルアセトナート、ジルコニウムア
セチルアセトナートビスエチルアセトアセテート等が挙
げられる。
は、ジルコニウムノルマルプロピレート、ジルコニウム
ノルマルブチレート、ジルコニウムテトラアセチルアセ
トナート、ジルコニウムモノアセチルアセトナート、ジ
ルコニウムビスアセチルアセトナート、ジルコニウムア
セチルアセトナートビスエチルアセトアセテート等が挙
げられる。
【0094】有機アルミニウム化合物の具体例として
は、アルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウム
有機酸キレート等が挙げられる。有機珪素化合物として
は、有機チタン化合物または有機ジルコニウム化合物と
して例示した化合物が有する配位子を有する珪素化合物
が挙げられる。
は、アルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウム
有機酸キレート等が挙げられる。有機珪素化合物として
は、有機チタン化合物または有機ジルコニウム化合物と
して例示した化合物が有する配位子を有する珪素化合物
が挙げられる。
【0095】これらの中で、キレート化合物が塗工液中
での安定性の面で好ましい。また、塗工液の安定性の面
では、塗工液を酸性に設定することにより、上記安定性
が大幅に改良される。上記の酸性条件としては、pH5
以下が好ましく、pH3以下がより好ましい。上記塗工
液のpHについては特に下限はないが、通常、pH0.
5以上である。添加方法は、アルコール類で希釈し、添
加するのが好ましく用いられる。上記の樹脂と架橋剤と
の混合工程を含むことで、上記の樹脂が架橋されたガス
バリア層3を得ることができる。
での安定性の面で好ましい。また、塗工液の安定性の面
では、塗工液を酸性に設定することにより、上記安定性
が大幅に改良される。上記の酸性条件としては、pH5
以下が好ましく、pH3以下がより好ましい。上記塗工
液のpHについては特に下限はないが、通常、pH0.
5以上である。添加方法は、アルコール類で希釈し、添
加するのが好ましく用いられる。上記の樹脂と架橋剤と
の混合工程を含むことで、上記の樹脂が架橋されたガス
バリア層3を得ることができる。
【0096】架橋剤の添加量は特に限定されないが、架
橋剤の架橋生成基のモル数(CN)と樹脂の水素結合性
基のモル数(HN)との比K(K=CN/HN)が、
0.001以上10以下の範囲内になるように用いるこ
とが好ましい。このモル数の比Kは、0.01以上1以
下の範囲内であることがさらに好ましい。
橋剤の架橋生成基のモル数(CN)と樹脂の水素結合性
基のモル数(HN)との比K(K=CN/HN)が、
0.001以上10以下の範囲内になるように用いるこ
とが好ましい。このモル数の比Kは、0.01以上1以
下の範囲内であることがさらに好ましい。
【0097】上記した無機層状化合物と樹脂よりなる樹
脂組成物の配合ないし製造方法は、特に限定されない。
配合時の均一性ないし操作容易性の点からは、たとえ
ば、樹脂を溶媒に溶解させた液と、無機層状化合物を分
散媒により予め膨潤・へき開させた分散液とを混合後、
溶媒および分散媒を除く方法(方法1)、無機層状化合
物を分散媒により膨潤・へき開させた分散液と樹脂とを
混合して、上記樹脂を分散媒中に溶解させた後、分散媒
を除く方法(方法2)、樹脂を溶媒に溶解させた液に無
機層状化合物を加え、上記溶媒を分散媒として上記無機
層状化合物を膨潤・へき開させて分散液とし、上記溶媒
を除く方法(方法3)、また樹脂と無機層状化合物を熱
混練する方法(方法4)などが使用可能である。無機層
状化合物の大きなアスペクト比が容易に得られる点から
は、前3者の方法が好ましく用いられる。また、前3者
においては、高圧分散装置を用いて処理するほうが無機
層状化合物の分散性の観点から好ましい。
脂組成物の配合ないし製造方法は、特に限定されない。
配合時の均一性ないし操作容易性の点からは、たとえ
ば、樹脂を溶媒に溶解させた液と、無機層状化合物を分
散媒により予め膨潤・へき開させた分散液とを混合後、
溶媒および分散媒を除く方法(方法1)、無機層状化合
物を分散媒により膨潤・へき開させた分散液と樹脂とを
混合して、上記樹脂を分散媒中に溶解させた後、分散媒
を除く方法(方法2)、樹脂を溶媒に溶解させた液に無
機層状化合物を加え、上記溶媒を分散媒として上記無機
層状化合物を膨潤・へき開させて分散液とし、上記溶媒
を除く方法(方法3)、また樹脂と無機層状化合物を熱
混練する方法(方法4)などが使用可能である。無機層
状化合物の大きなアスペクト比が容易に得られる点から
は、前3者の方法が好ましく用いられる。また、前3者
においては、高圧分散装置を用いて処理するほうが無機
層状化合物の分散性の観点から好ましい。
【0098】高圧分散装置としては、たとえばMicroflu
idics Corporation 社製超高圧ホモジナイザー(商品名
マイクロフルイダイザー)あるいはナノマイザー社製ナ
ノマイザーがあり、他にもマントンゴーリン型高圧分散
装置、たとえばイズミフードマシナリ製ホモゲナイザー
などが挙げられる。
idics Corporation 社製超高圧ホモジナイザー(商品名
マイクロフルイダイザー)あるいはナノマイザー社製ナ
ノマイザーがあり、他にもマントンゴーリン型高圧分散
装置、たとえばイズミフードマシナリ製ホモゲナイザー
などが挙げられる。
【0099】上記の前3者の方法において、溶媒や分散
媒を系から除去し、積層した後、得られた積層体を、た
とえば110℃以上220℃以下で熱エージングするこ
とは、とりわけ積層体の耐水性(耐水環境テスト後のガ
スバリア性の意味)を向上させることができて、好まし
い。
媒を系から除去し、積層した後、得られた積層体を、た
とえば110℃以上220℃以下で熱エージングするこ
とは、とりわけ積層体の耐水性(耐水環境テスト後のガ
スバリア性の意味)を向上させることができて、好まし
い。
【0100】エージング時間に限定はないが、積層体が
少なくとも設定温度に到達する必要があり、たとえば熱
風乾燥機のような熱媒接触による方法の場合、1秒以上
100分以下が好ましい。熱源についても特に限定はな
く、熱ロール接触、熱媒接触(空気、オイルなど)、赤
外線加熱、マイクロ波加熱など種々の方法が適用でき
る。
少なくとも設定温度に到達する必要があり、たとえば熱
風乾燥機のような熱媒接触による方法の場合、1秒以上
100分以下が好ましい。熱源についても特に限定はな
く、熱ロール接触、熱媒接触(空気、オイルなど)、赤
外線加熱、マイクロ波加熱など種々の方法が適用でき
る。
【0101】上記エージング処理は、樹脂が高水素結合
性樹脂である場合に、耐水性の改良において特に優れた
効果を発揮する。
性樹脂である場合に、耐水性の改良において特に優れた
効果を発揮する。
【0102】本発明における高圧分散処理とは、図5に
示すように、分散させるべき粒子または分散媒等を混合
した組成物混合液を複数本の細管11中に高速通過させ
衝突させることにより、高剪断や高圧状態などの特殊な
条件下で、分散処理することである。
示すように、分散させるべき粒子または分散媒等を混合
した組成物混合液を複数本の細管11中に高速通過させ
衝突させることにより、高剪断や高圧状態などの特殊な
条件下で、分散処理することである。
【0103】このような高圧分散処理では、組成物混合
液を、管径1μm〜1000μmの細管11中を通過さ
せることが好ましく、細管11を通過時に、組成物混合
液には、最大圧力条件が100kgf/cm2 以上の圧
力が印加されることが好ましく、さらに、500kgf
/cm2 以上がより好ましく、1000kgf/cm2
以上が特に好ましい。また、組成物混合液が、細管11
内を通過する際、上記組成物混合液の最高到達速度が1
00m/s以上に達することが好ましく、伝熱速度は1
00kcal/hr以上のことが好ましい。
液を、管径1μm〜1000μmの細管11中を通過さ
せることが好ましく、細管11を通過時に、組成物混合
液には、最大圧力条件が100kgf/cm2 以上の圧
力が印加されることが好ましく、さらに、500kgf
/cm2 以上がより好ましく、1000kgf/cm2
以上が特に好ましい。また、組成物混合液が、細管11
内を通過する際、上記組成物混合液の最高到達速度が1
00m/s以上に達することが好ましく、伝熱速度は1
00kcal/hr以上のことが好ましい。
【0104】上記高圧分散処理に用いる高圧分散処理装
置内での高圧処理の原理を模式的に説明すると、まず、
ポンプ12により、細管11より太い管径を有するフィ
ーダー管13に組成物混合液が吸引されて取り込まれ
る。続いて、ポンプ12によって、フィーダー管13内
の組成物混合液に対し、高圧が印加される。このとき、
フィーダー管13に設けられた逆流防止弁(図示せず)
により、フィーダー管13内の組成物混合液は、細管1
1に向かって押し出される。したがって、組成物混合液
は、細管11内において、高圧および高速状態となり、
組成物混合液の各無機層状化合物粒子が互いに、および
細管11の内壁と衝突して、上記各無機層状化合物粒子
の径および厚さ、特に厚さが細分化され、かつ、より均
一に分散されて、排出管14から外部に取り出される。
置内での高圧処理の原理を模式的に説明すると、まず、
ポンプ12により、細管11より太い管径を有するフィ
ーダー管13に組成物混合液が吸引されて取り込まれ
る。続いて、ポンプ12によって、フィーダー管13内
の組成物混合液に対し、高圧が印加される。このとき、
フィーダー管13に設けられた逆流防止弁(図示せず)
により、フィーダー管13内の組成物混合液は、細管1
1に向かって押し出される。したがって、組成物混合液
は、細管11内において、高圧および高速状態となり、
組成物混合液の各無機層状化合物粒子が互いに、および
細管11の内壁と衝突して、上記各無機層状化合物粒子
の径および厚さ、特に厚さが細分化され、かつ、より均
一に分散されて、排出管14から外部に取り出される。
【0105】たとえば、細管11部分で処理サンプルで
ある組成物混合液に対し、瞬間的に最高速度に達する地
点の流速が、たとえば300m/sの場合、体積1×1
0-3m3 の立方体中を1/(3×105 )secで通過
し、組成物混合液の温度が35℃上昇するとき、圧力損
失により組成物混合液にエネルギーが伝達される。伝熱
速度は、組成物混合液の比重が1g/cm3 比熱1ca
l/g℃のとき、3.8×104 kcal/hrとな
る。
ある組成物混合液に対し、瞬間的に最高速度に達する地
点の流速が、たとえば300m/sの場合、体積1×1
0-3m3 の立方体中を1/(3×105 )secで通過
し、組成物混合液の温度が35℃上昇するとき、圧力損
失により組成物混合液にエネルギーが伝達される。伝熱
速度は、組成物混合液の比重が1g/cm3 比熱1ca
l/g℃のとき、3.8×104 kcal/hrとな
る。
【0106】本発明にかかる加熱用包装容器では、上述
したガスバリア層3と基材との間の密着性を向上させる
ために、コロナ処理、フレームプラズマ処理、オゾン処
理、電子線照射処理、アンカー処理を各層の間に行って
もよい。これら処理は何れであっても特に限定されるも
のではないが、たとえばアンカー処理が好適に用いられ
る。
したガスバリア層3と基材との間の密着性を向上させる
ために、コロナ処理、フレームプラズマ処理、オゾン処
理、電子線照射処理、アンカー処理を各層の間に行って
もよい。これら処理は何れであっても特に限定されるも
のではないが、たとえばアンカー処理が好適に用いられ
る。
【0107】アンカー処理は、図6に示すように、基材
1とガスバリア層3との間にアンカー層2を形成する処
理である。上記アンカー層2の材質としては特に限定さ
れるものではないが、イソシアネート化合物と活性水素
化合物とを含むものであることが好ましい。
1とガスバリア層3との間にアンカー層2を形成する処
理である。上記アンカー層2の材質としては特に限定さ
れるものではないが、イソシアネート化合物と活性水素
化合物とを含むものであることが好ましい。
【0108】上記アンカー層2に含まれるイソシアネー
ト化合物としては、トリレンジイソシアネート(TD
I)、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)、4,4'−メチレン
ビスシクロヘキシルイソシアネート(H12MDI)、イ
ソホロンジイソシアネート(IPDI)などが挙げられ
る。
ト化合物としては、トリレンジイソシアネート(TD
I)、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)、4,4'−メチレン
ビスシクロヘキシルイソシアネート(H12MDI)、イ
ソホロンジイソシアネート(IPDI)などが挙げられ
る。
【0109】また、活性水素化合物とは、イソシアネー
ト化合物と結合する官能基を有するものであればよく、
たとえば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,
6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメ
チロールプロパンなどの低分子量ポリオール、ポリエチ
レングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、エ
チレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコールなどのポリエーテルポ
リオール、ポリ−β−メチル−δ−バレロラクトン、ポ
リカプロラクトン、ジオール/二塩基酸からのポリエス
テルなどのポリエステルポリオールなどが挙げられる。
ト化合物と結合する官能基を有するものであればよく、
たとえば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,
6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメ
チロールプロパンなどの低分子量ポリオール、ポリエチ
レングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、エ
チレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコールなどのポリエーテルポ
リオール、ポリ−β−メチル−δ−バレロラクトン、ポ
リカプロラクトン、ジオール/二塩基酸からのポリエス
テルなどのポリエステルポリオールなどが挙げられる。
【0110】上記活性水素化合物においては、特に、低
分子量ポリオールが好ましく、さらに、低分子量ポリオ
ール中のジオールが望ましい。ここでジオールとはエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどであり、二塩基酸とし
てアジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸などである。その他のポリオールとし
て、ひまし油、液状ポリブタジエン、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネートジオール、アクリルポリオール、ネオプ
レンなどの活性水素化合物がある。
分子量ポリオールが好ましく、さらに、低分子量ポリオ
ール中のジオールが望ましい。ここでジオールとはエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどであり、二塩基酸とし
てアジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸などである。その他のポリオールとし
て、ひまし油、液状ポリブタジエン、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネートジオール、アクリルポリオール、ネオプ
レンなどの活性水素化合物がある。
【0111】イソシアネート化合物と活性水素化合物の
混合比は、特に限定されないが、イソシアネート基と活
性水素基、たとえば−OH,−NH,−COOHとの当
量関係を考慮し、添加量を決定することが好ましい。た
とえば、イソシアネート基のモル数(AN)と活性水素
化合物の活性水素基のモル数(BN)との比R(R=A
N/BN)が、接着強度の観点から0.001以上が好
ましく、粘着性とブロッキングの観点から10以下が好
ましい。イソシアネート基および活性水素基のモル数は
1H−NMR、13C−NMRにより定量することがで
きる。
混合比は、特に限定されないが、イソシアネート基と活
性水素基、たとえば−OH,−NH,−COOHとの当
量関係を考慮し、添加量を決定することが好ましい。た
とえば、イソシアネート基のモル数(AN)と活性水素
化合物の活性水素基のモル数(BN)との比R(R=A
N/BN)が、接着強度の観点から0.001以上が好
ましく、粘着性とブロッキングの観点から10以下が好
ましい。イソシアネート基および活性水素基のモル数は
1H−NMR、13C−NMRにより定量することがで
きる。
【0112】アンカー層2を基材1へ積層する方法とし
ては、特に限定されないが、イソシアネート化合物と活
性水素化合物とを含むアンカーコート剤を溶媒に溶解し
てアンカーコート剤溶液を用いるコーティング法が好ま
しい。コーティング法としては、具体的には、ダイレク
トグラビア法やリバースグラビア法及びマイクログラビ
ア法、2本ロールビートコート法、ボトムフィード3本
リバースコート法などのロールコーティング法、及びド
クターナイフ法やダイコート法、ディップコート法、バ
ーコーティング法やこれらを組み合わせたコーティング
法などの方法が挙げられる。
ては、特に限定されないが、イソシアネート化合物と活
性水素化合物とを含むアンカーコート剤を溶媒に溶解し
てアンカーコート剤溶液を用いるコーティング法が好ま
しい。コーティング法としては、具体的には、ダイレク
トグラビア法やリバースグラビア法及びマイクログラビ
ア法、2本ロールビートコート法、ボトムフィード3本
リバースコート法などのロールコーティング法、及びド
クターナイフ法やダイコート法、ディップコート法、バ
ーコーティング法やこれらを組み合わせたコーティング
法などの方法が挙げられる。
【0113】また、アンカーコート剤溶液における溶剤
成分は主として有機溶媒であり、アルコール類、脂肪族
炭化水素類、脂環族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エ
ステル類、ケトン類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素
類、これらの混合溶媒が挙げられる。
成分は主として有機溶媒であり、アルコール類、脂肪族
炭化水素類、脂環族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エ
ステル類、ケトン類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素
類、これらの混合溶媒が挙げられる。
【0114】アンカーコート剤溶液を基材1に対し、膜
状に塗布した塗工厚みは、特に限定されないが、乾燥厚
みが0.01μm〜5μmとなるように設定されること
が好ましい。塗工厚みが大きいほどヒートシール強度に
は優れるが、耐ゲルボフレックス性には劣る。よって、
上記塗工厚みは、より好ましくは0.03μm〜2.0
μmであり、さらに好ましくは0.05μm〜1.0μ
mである。
状に塗布した塗工厚みは、特に限定されないが、乾燥厚
みが0.01μm〜5μmとなるように設定されること
が好ましい。塗工厚みが大きいほどヒートシール強度に
は優れるが、耐ゲルボフレックス性には劣る。よって、
上記塗工厚みは、より好ましくは0.03μm〜2.0
μmであり、さらに好ましくは0.05μm〜1.0μ
mである。
【0115】上記アンカー層2を有していれば、単にガ
スバリア層3を基材1に積層するよりも優れた密着性を
得ることができるが、さらに、上記ガスバリア層3とア
ンカー層2との間の密着性をより一層向上させるため
に、ガスバリア層3が界面活性剤を含んでいてもよい。
スバリア層3を基材1に積層するよりも優れた密着性を
得ることができるが、さらに、上記ガスバリア層3とア
ンカー層2との間の密着性をより一層向上させるため
に、ガスバリア層3が界面活性剤を含んでいてもよい。
【0116】上記界面活性剤としては、アンカー層2と
ガスバリア層3との間の密着性を向上できるものであれ
ば、特に限定されないが、たとえば、アニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤
および非イオン性界面活性剤が挙げられる。
ガスバリア層3との間の密着性を向上できるものであれ
ば、特に限定されないが、たとえば、アニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤
および非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0117】アニオン性界面活性剤としては、脂肪族モ
ノカルボン酸塩、N−アシロイルグルタミン酸塩などの
カルボン酸型、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフタ
レンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、スルホこ
はく酸ジアルキルエステルなどのスルホン酸型、硫酸ア
ルキル塩、硫酸アルキルポリオキシエチレン塩などの硫
酸エステル型、リン酸アルキル塩などのリン酸エステル
型、ホウ酸アルキル塩などのホウ酸エステル型などの炭
化水素系アニオン性界面活性剤、パーフルオロデカン酸
ナトリウム、パーフルオロオクチルスルホン酸ナトリウ
ムなどのフッ素系アニオン性界面活性剤、ポリジメチル
シロキサン基とカルボン酸金属塩とを有する重合体など
陰イオン性基を有するシリコーン系アニオン性界面活性
剤が挙げられる。
ノカルボン酸塩、N−アシロイルグルタミン酸塩などの
カルボン酸型、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフタ
レンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、スルホこ
はく酸ジアルキルエステルなどのスルホン酸型、硫酸ア
ルキル塩、硫酸アルキルポリオキシエチレン塩などの硫
酸エステル型、リン酸アルキル塩などのリン酸エステル
型、ホウ酸アルキル塩などのホウ酸エステル型などの炭
化水素系アニオン性界面活性剤、パーフルオロデカン酸
ナトリウム、パーフルオロオクチルスルホン酸ナトリウ
ムなどのフッ素系アニオン性界面活性剤、ポリジメチル
シロキサン基とカルボン酸金属塩とを有する重合体など
陰イオン性基を有するシリコーン系アニオン性界面活性
剤が挙げられる。
【0118】カチオン性界面活性剤としては、たとえ
ば、アルキルアミン塩などのアミン塩型、アルキルトリ
メチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩などの
第四級アンモニウム塩型などが挙げられる。
ば、アルキルアミン塩などのアミン塩型、アルキルトリ
メチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩などの
第四級アンモニウム塩型などが挙げられる。
【0119】両性イオン性界面活性剤としては、N,N-ジ
メチル−N-アルキルアミノ酢酸ベタインなどのカルボキ
シベタイン型、1-アルキル−1-ヒドロキシエチル−1-カ
ルボキシメチルイミダゾリニウムベタインなどのグリシ
ン型が挙げられる。
メチル−N-アルキルアミノ酢酸ベタインなどのカルボキ
シベタイン型、1-アルキル−1-ヒドロキシエチル−1-カ
ルボキシメチルイミダゾリニウムベタインなどのグリシ
ン型が挙げられる。
【0120】非イオン性界面活性剤としては、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステルなどのエステル型、ポリジメチルシロキ
サン基とアルキレンオキシド付加物の縮重合体、ポリシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックポリマーなどのエーテル型、ポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルなどのエステルエーテル型、脂
肪族アルカノールアミドなどのアルカノールアミド型、
パーフルオロデカン酸のジグリセリンエステルやパーフ
ルオロアルキルアルキレンオキサイド化合物などのフッ
素型が挙げられる。
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステルなどのエステル型、ポリジメチルシロキ
サン基とアルキレンオキシド付加物の縮重合体、ポリシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックポリマーなどのエーテル型、ポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルなどのエステルエーテル型、脂
肪族アルカノールアミドなどのアルカノールアミド型、
パーフルオロデカン酸のジグリセリンエステルやパーフ
ルオロアルキルアルキレンオキサイド化合物などのフッ
素型が挙げられる。
【0121】非イオン性界面活性剤としては、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル等のエステル型、ポリジメチルシロキサ
ン基とアルキレンオキシド付加物の縮重合体、ポリシロ
キサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンブロックポリマー等のエーテル型、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル等のエステルエーテル型、脂肪族ア
ルカノールアミド等のアルカノールアミド型、パーフル
オロデカン酸−ジグリセリンエステルやパーフルオロア
ルキルアルキレンオキサイド化合物などのフッ素型が挙
げられる。
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル等のエステル型、ポリジメチルシロキサ
ン基とアルキレンオキシド付加物の縮重合体、ポリシロ
キサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンブロックポリマー等のエーテル型、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル等のエステルエーテル型、脂肪族ア
ルカノールアミド等のアルカノールアミド型、パーフル
オロデカン酸−ジグリセリンエステルやパーフルオロア
ルキルアルキレンオキサイド化合物などのフッ素型が挙
げられる。
【0122】上記界面活性剤の中では、特に、炭素数6
以上24以下のアルキル鎖を有するカルボン酸のアルカ
リ金属塩、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシエチレ
ン共重合体などのエーテル型の非イオン性界面活性剤
(シリコーン系非イオン性界面活性剤)や、パーフルオ
ロアルキルエチレンオキサイド化合物などのフッ素型非
イオン性界面活性剤(フッ素系非イオン性界面活性剤)
が好ましい。
以上24以下のアルキル鎖を有するカルボン酸のアルカ
リ金属塩、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシエチレ
ン共重合体などのエーテル型の非イオン性界面活性剤
(シリコーン系非イオン性界面活性剤)や、パーフルオ
ロアルキルエチレンオキサイド化合物などのフッ素型非
イオン性界面活性剤(フッ素系非イオン性界面活性剤)
が好ましい。
【0123】界面活性剤の配合量は、ガスバリア層3を
形成する際に、たとえば塗工液を使用する場合、効果の
観点から、該塗工液中に0.001〜5重量%が好まし
く、0.003〜0.5重量%がより好ましく、0.0
05〜0.1重量%が特に好ましい。
形成する際に、たとえば塗工液を使用する場合、効果の
観点から、該塗工液中に0.001〜5重量%が好まし
く、0.003〜0.5重量%がより好ましく、0.0
05〜0.1重量%が特に好ましい。
【0124】本発明にかかる加熱用包装容器において、
上述したガスバリア層3やアンカー層2を積層する基材
1として用いられる基材樹脂としては特に限定されるも
のではない。上記基材樹脂としては、具体的には、クラ
フト紙、上質紙、模造紙、グラシン紙、パーチメント
紙、合成紙および各種ボール紙などの紙類、ポリエチレ
ン(低密度、高密度)、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共
重合体、エチレン−オクテン共重合体、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体、アイオノマー樹脂などのポリ
オレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートな
どのポリエステル系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−
6,6、メタキシレンジアミン−アジピン酸縮重合体、
ポリメチルメタクリルイミドなどのアミド系樹脂、ポリ
メチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリスチ
レン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアクリ
ロニトリルなどのスチレン−アクリロニトリル系樹脂、
トリ酢酸セルロース、ジ酢酸セルロースなどの疎水化セ
ルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニリデン、テフロンなどのハロゲン含
有樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアル
コール共重合体、セルロース誘導体などの高水素結合性
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリ
エーテルサルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹
脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリメチレンオキシ
ド樹脂、液晶樹脂などのエンジニアリングプラスチック
系樹脂、アルミニウム、シリカ、アルミナなどの金属ま
たは金属酸化物の層を有する樹脂などが挙げられる。
上述したガスバリア層3やアンカー層2を積層する基材
1として用いられる基材樹脂としては特に限定されるも
のではない。上記基材樹脂としては、具体的には、クラ
フト紙、上質紙、模造紙、グラシン紙、パーチメント
紙、合成紙および各種ボール紙などの紙類、ポリエチレ
ン(低密度、高密度)、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共
重合体、エチレン−オクテン共重合体、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体、アイオノマー樹脂などのポリ
オレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートな
どのポリエステル系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−
6,6、メタキシレンジアミン−アジピン酸縮重合体、
ポリメチルメタクリルイミドなどのアミド系樹脂、ポリ
メチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリスチ
レン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアクリ
ロニトリルなどのスチレン−アクリロニトリル系樹脂、
トリ酢酸セルロース、ジ酢酸セルロースなどの疎水化セ
ルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニリデン、テフロンなどのハロゲン含
有樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアル
コール共重合体、セルロース誘導体などの高水素結合性
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリ
エーテルサルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹
脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリメチレンオキシ
ド樹脂、液晶樹脂などのエンジニアリングプラスチック
系樹脂、アルミニウム、シリカ、アルミナなどの金属ま
たは金属酸化物の層を有する樹脂などが挙げられる。
【0125】上記基材樹脂のなかでも、特に、二軸延伸
されたポリプロピレン(OPP)、二軸延伸されたポリ
エチレンテレフタレート(OPET)、二軸延伸された
ナイロン(ONy)や、Kコートと呼ばれるポリ塩化ビ
ニリデンをコートしたOPP、OPET、ONy、およ
び上記金属または金属酸化物の層を有するポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、および強
帯電防止用OPP(AS−OP)、および上記金属また
は金属酸化物の層を有するOPP、OPET、ONyな
どが特に好ましく用いられる。
されたポリプロピレン(OPP)、二軸延伸されたポリ
エチレンテレフタレート(OPET)、二軸延伸された
ナイロン(ONy)や、Kコートと呼ばれるポリ塩化ビ
ニリデンをコートしたOPP、OPET、ONy、およ
び上記金属または金属酸化物の層を有するポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、および強
帯電防止用OPP(AS−OP)、および上記金属また
は金属酸化物の層を有するOPP、OPET、ONyな
どが特に好ましく用いられる。
【0126】アンカー層2を積層した基材1に、ガスバ
リア層3を積層する方法としては、特に限定はされない
が、樹脂組成物の塗工液を基材1表面に塗布、乾燥、熱
処理を行うコーティングする方法や、樹脂組成物フィル
ムを後からアンカー層2に対しラミネートする方法など
が好ましく、特に好ましくは上記のコーティングを行う
方法である。なお、コーティングの際、塗工液に含まれ
る樹脂は、分散性の観点から前記高水素結合性樹脂が好
ましい。
リア層3を積層する方法としては、特に限定はされない
が、樹脂組成物の塗工液を基材1表面に塗布、乾燥、熱
処理を行うコーティングする方法や、樹脂組成物フィル
ムを後からアンカー層2に対しラミネートする方法など
が好ましく、特に好ましくは上記のコーティングを行う
方法である。なお、コーティングの際、塗工液に含まれ
る樹脂は、分散性の観点から前記高水素結合性樹脂が好
ましい。
【0127】コーティング方法としては、ダイレクトグ
ラビア法やリバースグラビア法及びマイクログラビア
法、2本ロールビートコート法、ボトムフィード3本リ
バースコート法などのロールコーティング法、及びドク
ターナイフ法やダイコート法、ディップコート法、バー
コーティング法やこれらを組み合わせたコーティング法
などの方法が挙げられる。
ラビア法やリバースグラビア法及びマイクログラビア
法、2本ロールビートコート法、ボトムフィード3本リ
バースコート法などのロールコーティング法、及びドク
ターナイフ法やダイコート法、ディップコート法、バー
コーティング法やこれらを組み合わせたコーティング法
などの方法が挙げられる。
【0128】上記ガスバリア層3の膜厚としては、10
μm以下が好ましく、1μm以下がより好ましく、0.
1〜1μmの範囲内が特に好ましい。中でも、加熱用包
装容器の透明性が要求される場合には、1μm以下であ
ることが望ましい。なお、十分な有効性を有するガスバ
リア性を得るためには、ガスバリア層3の膜厚は1nm
以上であることが好ましい。
μm以下が好ましく、1μm以下がより好ましく、0.
1〜1μmの範囲内が特に好ましい。中でも、加熱用包
装容器の透明性が要求される場合には、1μm以下であ
ることが望ましい。なお、十分な有効性を有するガスバ
リア性を得るためには、ガスバリア層3の膜厚は1nm
以上であることが好ましい。
【0129】また、本発明にかかる加熱用包装容器で
は、さらに、ガスバリア層3上に、図7に示すように、
ヒートシール性を向上させるための、シーラント層4を
積層してもよい。シーラント層4に用いられる樹脂は、
特に限定されないがヒートシール強度や食品の香り、樹
脂臭などの脱着の問題から、ポリエチレン(低密度、高
密度)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブ
テン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン
−4-メチル−1-ペンテン共重合体、エチレン−オクテン
共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体などのポリオレフィン系樹脂;ポリアクリ
ルニトリル樹脂(PAN);ポリエステル樹脂;などが
好ましく用いられる。
は、さらに、ガスバリア層3上に、図7に示すように、
ヒートシール性を向上させるための、シーラント層4を
積層してもよい。シーラント層4に用いられる樹脂は、
特に限定されないがヒートシール強度や食品の香り、樹
脂臭などの脱着の問題から、ポリエチレン(低密度、高
密度)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブ
テン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン
−4-メチル−1-ペンテン共重合体、エチレン−オクテン
共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体などのポリオレフィン系樹脂;ポリアクリ
ルニトリル樹脂(PAN);ポリエステル樹脂;などが
好ましく用いられる。
【0130】本発明にかかる加熱用包装容器では、特に
内容物の封かん性が要求される場合では、衝撃強度の高
いシーラント層4を用いることが好ましい。かかる樹脂
としては、たとえば、メタロセン系触媒や後周期遷移金
属錯体触媒を用いて得られるポリエチレン、エチレン−
α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂が
好ましい。このようなシーラント層4は、密度0.92
0g/cm3 以下のものが望ましい。
内容物の封かん性が要求される場合では、衝撃強度の高
いシーラント層4を用いることが好ましい。かかる樹脂
としては、たとえば、メタロセン系触媒や後周期遷移金
属錯体触媒を用いて得られるポリエチレン、エチレン−
α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂が
好ましい。このようなシーラント層4は、密度0.92
0g/cm3 以下のものが望ましい。
【0131】シーラント層4を積層する方法としては、
特に限定はされないが、たとえば上記シーラント層4に
用いる樹脂を溶媒に溶解し、無機層状化合物と樹脂から
なるガスバリア層3の上にコーティングする方法、シー
ラント層4をガスバリア層3の上に押し出しラミネート
する方法、シーラント層4をガスバリア層3の上にドラ
イラミネートする方法などが好ましい例として挙げられ
る。また、シーラント層4とガスバリア層3との界面は
コロナ処理、オゾン処理、電子線処理やアンカーコート
剤などの処理がされていてもよい。
特に限定はされないが、たとえば上記シーラント層4に
用いる樹脂を溶媒に溶解し、無機層状化合物と樹脂から
なるガスバリア層3の上にコーティングする方法、シー
ラント層4をガスバリア層3の上に押し出しラミネート
する方法、シーラント層4をガスバリア層3の上にドラ
イラミネートする方法などが好ましい例として挙げられ
る。また、シーラント層4とガスバリア層3との界面は
コロナ処理、オゾン処理、電子線処理やアンカーコート
剤などの処理がされていてもよい。
【0132】さらに、本発明にかかる加熱用包装容器
は、上述したように、アルミニウムやシリカ、アルミナ
などの金属または金属酸化物からなる層を有していても
よい。この金属または金属酸化物からなる層の形成法と
してはゾル・ゲル法や蒸着法などが挙げられ、特に限定
されるものではないが、蒸着法が好ましい。
は、上述したように、アルミニウムやシリカ、アルミナ
などの金属または金属酸化物からなる層を有していても
よい。この金属または金属酸化物からなる層の形成法と
してはゾル・ゲル法や蒸着法などが挙げられ、特に限定
されるものではないが、蒸着法が好ましい。
【0133】この金属または金属酸化物からなる層の膜
厚は通常1nm〜1000nmの範囲内であり、好まし
くは10nm〜200nmの範囲内である。この金属ま
たは金属酸化物からなる層は、上記積層体の何れの層の
間に設けても構わない。これによって、本発明にかかる
加熱用包装容器のガスバリア性を向上させることができ
る上に、たとえば、内容物を遮光したりすることができ
るため、内容物の変質をより一層抑制することができ
る。
厚は通常1nm〜1000nmの範囲内であり、好まし
くは10nm〜200nmの範囲内である。この金属ま
たは金属酸化物からなる層は、上記積層体の何れの層の
間に設けても構わない。これによって、本発明にかかる
加熱用包装容器のガスバリア性を向上させることができ
る上に、たとえば、内容物を遮光したりすることができ
るため、内容物の変質をより一層抑制することができ
る。
【0134】従来では、容器が備えているガスバリア層
のガスバリア性をより向上させるための構成の一つとし
て、通常7μm〜20μm程度の範囲内の膜厚を有する
アルミ箔が積層されていることが多い。ところが、上記
アルミ箔を積層すると、容器の使用後の焼却処分におい
て残さ(インゴット)が多くなるとともに、容器本体の
樹脂層とアルミ箔とが分離しにくくなる。その結果、容
器のリサイクル性を低下させ、容器の再利用を困難にし
ているなどの問題点を招来する。
のガスバリア性をより向上させるための構成の一つとし
て、通常7μm〜20μm程度の範囲内の膜厚を有する
アルミ箔が積層されていることが多い。ところが、上記
アルミ箔を積層すると、容器の使用後の焼却処分におい
て残さ(インゴット)が多くなるとともに、容器本体の
樹脂層とアルミ箔とが分離しにくくなる。その結果、容
器のリサイクル性を低下させ、容器の再利用を困難にし
ているなどの問題点を招来する。
【0135】しかしなら、本発明にかかる加熱用包装容
器では、無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガ
スバリア層3を有しているため、このガスバリア層3の
みでも非常に優れたガスバリア性を発揮することが可能
となる。それゆえ、上記加熱用包装容器では、ガスバリ
ア性のより一層の向上を図るために上述したアルミ箔を
積層するという構成を採用する必要がなく、より薄い膜
厚を有する金属または金属酸化物の蒸着層の積層で十分
となる。
器では、無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガ
スバリア層3を有しているため、このガスバリア層3の
みでも非常に優れたガスバリア性を発揮することが可能
となる。それゆえ、上記加熱用包装容器では、ガスバリ
ア性のより一層の向上を図るために上述したアルミ箔を
積層するという構成を採用する必要がなく、より薄い膜
厚を有する金属または金属酸化物の蒸着層の積層で十分
となる。
【0136】上記蒸着層の膜厚は通常1nm〜1000
nmの範囲内であり、上記アルミ箔に比べてより薄い膜
厚となる。それゆえ、一つの容器当たりの金属または金
属酸化物の使用量をより少なくして、リサイクル性の向
上や、焼却処分に際しての残さ(インゴット)の量の減
少などの優れた効果を得ることができる。
nmの範囲内であり、上記アルミ箔に比べてより薄い膜
厚となる。それゆえ、一つの容器当たりの金属または金
属酸化物の使用量をより少なくして、リサイクル性の向
上や、焼却処分に際しての残さ(インゴット)の量の減
少などの優れた効果を得ることができる。
【0137】また、本発明の効果を損なわない範囲で、
基材1、アンカー層2、ガスバリア層3およびシーラン
ト層4の少なくとも一つに対し、紫外線吸収剤、架橋
剤、着色剤、酸化防止剤などのさまざまな添加剤を混合
してもよい。
基材1、アンカー層2、ガスバリア層3およびシーラン
ト層4の少なくとも一つに対し、紫外線吸収剤、架橋
剤、着色剤、酸化防止剤などのさまざまな添加剤を混合
してもよい。
【0138】本発明にかかる加熱用包装容器は、上記の
構成を有する積層体を用いて成型してなるものであり、
さらに従来から用いられている表面処理を施したり、保
護層を形成したりしてもよい。本発明にかかる加熱用包
装容器は、その酸素透過度が1mL/m2 ・day ・atm
以下となっており、好ましくは0.1mL/m2 ・day
・atm 以下、より好ましくは0.05mL/m2 ・day
・atm 以下となっている。
構成を有する積層体を用いて成型してなるものであり、
さらに従来から用いられている表面処理を施したり、保
護層を形成したりしてもよい。本発明にかかる加熱用包
装容器は、その酸素透過度が1mL/m2 ・day ・atm
以下となっており、好ましくは0.1mL/m2 ・day
・atm 以下、より好ましくは0.05mL/m2 ・day
・atm 以下となっている。
【0139】酸素透過度がこのように設定されていれ
ば、加熱前の保存状態であっても、外気から加熱用包装
容器を透過して侵入してくる酸素をほとんどない状態と
することができる。また、たとえば、加熱用包装容器内
に収容されている内容物に揮発成分が含まれていても、
保存中に外気へと拡散することがなく、従来の包装容器
よりも一層長期間の保存が可能となる。
ば、加熱前の保存状態であっても、外気から加熱用包装
容器を透過して侵入してくる酸素をほとんどない状態と
することができる。また、たとえば、加熱用包装容器内
に収容されている内容物に揮発成分が含まれていても、
保存中に外気へと拡散することがなく、従来の包装容器
よりも一層長期間の保存が可能となる。
【0140】また、上記積層体におけるガスバリア層3
は、従来の加熱用包装容器にガスバリア層として用いら
れているポリ塩化ビニリデン系樹脂のように、マイクロ
波吸収がないとともに優れた耐熱性を有するという、耐
マイクロ波適性を有している。それゆえ、本発明にかか
る加熱用包装容器は、マイクロ波による加熱が可能とな
り、内容物を収納した状態であっても、容器全体が熱に
より変形するなどの問題が発生することなく、また、該
内容物に悪影響を与えずに、好適に加熱することが可能
となる。
は、従来の加熱用包装容器にガスバリア層として用いら
れているポリ塩化ビニリデン系樹脂のように、マイクロ
波吸収がないとともに優れた耐熱性を有するという、耐
マイクロ波適性を有している。それゆえ、本発明にかか
る加熱用包装容器は、マイクロ波による加熱が可能とな
り、内容物を収納した状態であっても、容器全体が熱に
より変形するなどの問題が発生することなく、また、該
内容物に悪影響を与えずに、好適に加熱することが可能
となる。
【0141】本発明における耐熱性とは、マイクロ波に
よる加熱で昇温した内容物の温度によっても容器全体の
物理的性質が変化せず、化学的にも酸化されたり熱分解
したりしないことを指す。本発明にかかる加熱用包装容
器は、後述するように食品用途に好適に用いられるた
め、ガスバリア層3も含めた容器全体が、少なくとも1
00℃以上の温度に対して耐熱性を有していることが好
ましい。
よる加熱で昇温した内容物の温度によっても容器全体の
物理的性質が変化せず、化学的にも酸化されたり熱分解
したりしないことを指す。本発明にかかる加熱用包装容
器は、後述するように食品用途に好適に用いられるた
め、ガスバリア層3も含めた容器全体が、少なくとも1
00℃以上の温度に対して耐熱性を有していることが好
ましい。
【0142】本発明にかかる加熱用包装容器の形状につ
いては、特に限定されるものではなく、たとえば、縦ピ
ロー包装袋、横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シ
ール包装袋、4方シール包装袋、封筒貼包装袋、スティ
ック包装袋、ロケット包装、ひねり包装、絞り包装、P
TP(プレススルーパッケージ)包装、ストリップ包
装、ブリスター包装、スタンディングパウチ、トレイ
(特にトップシールを備えるタイプ)、カップ(特にト
ップシールを備えるタイプ)、真空・圧空成型容器と蓋
材との対、射出またはプレス成型容器と蓋材との対、ス
クイズボトル、バッグインボックス、ブリック形状容
器、ゲーブルトップ、コンポジット容器、ラミチュー
ブ、プラスチック缶容器、角底袋容器、紙カートン容
器、ボトル、紙容器などを挙げることができる。
いては、特に限定されるものではなく、たとえば、縦ピ
ロー包装袋、横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シ
ール包装袋、4方シール包装袋、封筒貼包装袋、スティ
ック包装袋、ロケット包装、ひねり包装、絞り包装、P
TP(プレススルーパッケージ)包装、ストリップ包
装、ブリスター包装、スタンディングパウチ、トレイ
(特にトップシールを備えるタイプ)、カップ(特にト
ップシールを備えるタイプ)、真空・圧空成型容器と蓋
材との対、射出またはプレス成型容器と蓋材との対、ス
クイズボトル、バッグインボックス、ブリック形状容
器、ゲーブルトップ、コンポジット容器、ラミチュー
ブ、プラスチック缶容器、角底袋容器、紙カートン容
器、ボトル、紙容器などを挙げることができる。
【0143】上記の各包装形状の中でも、縦ピロー包装
袋、横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シール包装
袋、4方シール包装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との
対、射出またはプレス成型容器と蓋材との対、および紙
容器といった密封可能な包装がより好ましい。なお、本
発明では、上記のような包装形状をまとめて加熱用包装
容器と表現する。
袋、横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シール包装
袋、4方シール包装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との
対、射出またはプレス成型容器と蓋材との対、および紙
容器といった密封可能な包装がより好ましい。なお、本
発明では、上記のような包装形状をまとめて加熱用包装
容器と表現する。
【0144】本発明にかかる加熱用包装容器が収納・包
装する内容物としては、特に限定されるものではない
が、加熱することにより調理される食品、たとえば、惣
菜や畜肉加工品、水産加工品、あるいは菓子、スナック
類が挙げられる。
装する内容物としては、特に限定されるものではない
が、加熱することにより調理される食品、たとえば、惣
菜や畜肉加工品、水産加工品、あるいは菓子、スナック
類が挙げられる。
【0145】これら食品は、調理前の状態、もしくは調
理が完了した状態で、本発明にかかる加熱用包装容器に
収納・包装されており、この状態で、必要であれば冷凍
して保存することになる。ここで、本発明にかかる加熱
用包装容器は上述したガスバリア層3を備えているの
で、保存中に外気が侵入したり、内部の水分などが揮発
・拡散することが著しく抑制される。その結果、非常に
長期の保存に耐えることができる。
理が完了した状態で、本発明にかかる加熱用包装容器に
収納・包装されており、この状態で、必要であれば冷凍
して保存することになる。ここで、本発明にかかる加熱
用包装容器は上述したガスバリア層3を備えているの
で、保存中に外気が侵入したり、内部の水分などが揮発
・拡散することが著しく抑制される。その結果、非常に
長期の保存に耐えることができる。
【0146】また、使用時においても、上述したように
ガスバリア層が耐マイクロ波適性を有しているととも
に、容器そのものも耐熱性を有しているため、電子レン
ジなどのマイクロ波による加熱装置で、容器ごと加熱・
調理することができる。したがって、本発明にかかる加
熱用包装容器は、食品用包装材として好適に用いること
ができる。
ガスバリア層が耐マイクロ波適性を有しているととも
に、容器そのものも耐熱性を有しているため、電子レン
ジなどのマイクロ波による加熱装置で、容器ごと加熱・
調理することができる。したがって、本発明にかかる加
熱用包装容器は、食品用包装材として好適に用いること
ができる。
【0147】なお、内容物としては、食品に限定される
ものではなく、その他、使用時に加熱を必要とする、ま
たは加熱することが好ましい内容物であればよい。さら
には、包装前後での内容物の殺菌工程として従来のボイ
ル・レトルト殺菌を用いず、マイクロ波加熱による殺菌
を行うことができる。この場合、本発明にかかる加熱用
包装容器の一部に紙を用いることが可能となるため、環
境の面からより好ましい形態となる。
ものではなく、その他、使用時に加熱を必要とする、ま
たは加熱することが好ましい内容物であればよい。さら
には、包装前後での内容物の殺菌工程として従来のボイ
ル・レトルト殺菌を用いず、マイクロ波加熱による殺菌
を行うことができる。この場合、本発明にかかる加熱用
包装容器の一部に紙を用いることが可能となるため、環
境の面からより好ましい形態となる。
【0148】以上のように、本発明にかかる加熱用包装
容器は、無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガ
スバリア層を有する積層体を用いて形成されている。そ
れゆえ、保存中における内容物の劣化や変質をより効果
的に抑制し、長期に渡って安定した保存が可能となると
ともに、加熱時に、包装容器ごとマイクロ波で加熱する
ことができる。
容器は、無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガ
スバリア層を有する積層体を用いて形成されている。そ
れゆえ、保存中における内容物の劣化や変質をより効果
的に抑制し、長期に渡って安定した保存が可能となると
ともに、加熱時に、包装容器ごとマイクロ波で加熱する
ことができる。
【0149】また、本発明にかかる食品用包装材は、上
記加熱用包装容器を用いて製造される。そのため、従来
の食品用包装材に比べて、保存中でも内容物の劣化が少
なく、また、容器ごと加熱調理することが可能であるな
どの利点が得られる。
記加熱用包装容器を用いて製造される。そのため、従来
の食品用包装材に比べて、保存中でも内容物の劣化が少
なく、また、容器ごと加熱調理することが可能であるな
どの利点が得られる。
【0150】なお、本発明にかかる加熱用包装容器にお
ける内容物としては、食品のみに限定されず、このよう
な形態をとるあらゆる包装に使用可能となっている。
ける内容物としては、食品のみに限定されず、このよう
な形態をとるあらゆる包装に使用可能となっている。
【0151】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
本実施例において、加熱用包装容器に用いられる積層体
の各種物性は、次のようにして測定した。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
本実施例において、加熱用包装容器に用いられる積層体
の各種物性は、次のようにして測定した。
【0152】〔厚み測定〕0.5μm以上の厚みは、市
販のデジタル厚み計(接触式厚み計、商品名:超高精度
デシマイクロヘッド MH−15M、日本光学社製)に
より測定した。一方、0.5μm未満の厚みは、重量分
析法(一定面積のフィルムの重量測定値をその面積で除
し、さらに樹脂組成物の比重で除した)またはIR法に
より実際の塗工膜の膜厚とIR吸収との検量線を作成
し、検量線により求めた。さらに本発明の樹脂組成物の
塗工膜の膜厚に関する測定の場合などは、元素分析法
(積層体の特定無機元素分析値(バリア層由来)と無機
層状化合物単独の特定元素分率の比から本発明のバリア
層と基材との比を求める方法によった。
販のデジタル厚み計(接触式厚み計、商品名:超高精度
デシマイクロヘッド MH−15M、日本光学社製)に
より測定した。一方、0.5μm未満の厚みは、重量分
析法(一定面積のフィルムの重量測定値をその面積で除
し、さらに樹脂組成物の比重で除した)またはIR法に
より実際の塗工膜の膜厚とIR吸収との検量線を作成
し、検量線により求めた。さらに本発明の樹脂組成物の
塗工膜の膜厚に関する測定の場合などは、元素分析法
(積層体の特定無機元素分析値(バリア層由来)と無機
層状化合物単独の特定元素分率の比から本発明のバリア
層と基材との比を求める方法によった。
【0153】〔粒径測定〕レーザー回折・散乱式粒度分
布測定装置(LA910、堀場製作所(株)製)を使用
し、媒体の樹脂マトリックス中に存在する無機層状化合
物とみられる粒子の体積基準のメジアン径を粒径Lとし
て測定した。なお、分散液原液はペーストセルにて光波
長50μmで測定し、分散液の希釈液はフローセル法に
て光波長4mmで測定した。
布測定装置(LA910、堀場製作所(株)製)を使用
し、媒体の樹脂マトリックス中に存在する無機層状化合
物とみられる粒子の体積基準のメジアン径を粒径Lとし
て測定した。なお、分散液原液はペーストセルにて光波
長50μmで測定し、分散液の希釈液はフローセル法に
て光波長4mmで測定した。
【0154】〔アスペクト比計算〕X線回折装置(XD
−5A、(株)島津製作所製)を用い、無機層状化合物
単独と樹脂組成物の粉末法による回折測定を行った。こ
れにより無機層状化合物の単位厚さaを求め、さらに樹
脂組成物の回折測定から、無機層状化合物の面間隔dが
広がっている部分があることを確認した。上述の方法で
求めた粒径Lを用いて、アスペクト比Zを、Z=L/a
の式により算出した。
−5A、(株)島津製作所製)を用い、無機層状化合物
単独と樹脂組成物の粉末法による回折測定を行った。こ
れにより無機層状化合物の単位厚さaを求め、さらに樹
脂組成物の回折測定から、無機層状化合物の面間隔dが
広がっている部分があることを確認した。上述の方法で
求めた粒径Lを用いて、アスペクト比Zを、Z=L/a
の式により算出した。
【0155】〔酸素透過度測定〕JIS K7126に
基づき、酸素透過度測定装置(OX−TRANML:M
OCON社製)にて23℃、50%RH条件で測定し
た。
基づき、酸素透過度測定装置(OX−TRANML:M
OCON社製)にて23℃、50%RH条件で測定し
た。
【0156】〔実施例〕分散釜〔商品名:デスパMH−
L、浅田鉄工(株)製〕に対し、イオン交換水(比電気
伝導率 0.7μS/cm以下)を1410g入れ、さらにポリ
ビニルアルコール〔PVA117H;(株)クラレ製,
ケン化度;99.6%,重合度1700〕を50g入れ、低速撹拌
下(1500rpm,周速度4.10m/min)で9
5℃に昇温し、1時間撹拌し、溶解させる。
L、浅田鉄工(株)製〕に対し、イオン交換水(比電気
伝導率 0.7μS/cm以下)を1410g入れ、さらにポリ
ビニルアルコール〔PVA117H;(株)クラレ製,
ケン化度;99.6%,重合度1700〕を50g入れ、低速撹拌
下(1500rpm,周速度4.10m/min)で9
5℃に昇温し、1時間撹拌し、溶解させる。
【0157】次に、撹拌したまま60℃に温度を下げた
後、1-ブタノール15gを滴下して、最終的な1−ブタ
ノール分率が重量にして1%となるようにする。そし
て、天然モンモリロナイト〔クニピアF;クニミネ工業
(株)製〕を粉末のまま25g添加し、モンモリロナイ
トが液中にほぼ沈殿したことを確認後、高速撹拌(31
00rpm,周速度8.47m/min)を90分行
い、トータル固形分濃度5wt%の樹脂組成物混合液
(A)を得た。(へき開した当該天然モンモリロナイト
(クニピアF)の粒径は560nm、粉末X線回折から
得られるa値は1.2156nmであり、アスペクト比
(Z)は450以上である。)さらに、1-ブタノール9
2g、イソプロピルアルコール277gの混合液に、非
イオン性界面活性剤SH3746〔ポリオキシエチレン
−メチルポリシロキサン共重合体、東レ・ダウコーニン
グ(株)製〕を0.18g添加した液を(B)とする。
後、1-ブタノール15gを滴下して、最終的な1−ブタ
ノール分率が重量にして1%となるようにする。そし
て、天然モンモリロナイト〔クニピアF;クニミネ工業
(株)製〕を粉末のまま25g添加し、モンモリロナイ
トが液中にほぼ沈殿したことを確認後、高速撹拌(31
00rpm,周速度8.47m/min)を90分行
い、トータル固形分濃度5wt%の樹脂組成物混合液
(A)を得た。(へき開した当該天然モンモリロナイト
(クニピアF)の粒径は560nm、粉末X線回折から
得られるa値は1.2156nmであり、アスペクト比
(Z)は450以上である。)さらに、1-ブタノール9
2g、イソプロピルアルコール277gの混合液に、非
イオン性界面活性剤SH3746〔ポリオキシエチレン
−メチルポリシロキサン共重合体、東レ・ダウコーニン
グ(株)製〕を0.18g添加した液を(B)とする。
【0158】液(A)に、液(B)を低速撹拌下(15
00rpm,周速度4.10m/min)において徐々
に添加し、さらにチタンアセチルアセトナート〔TC1
00,松本製薬工業(株)製〕を低速撹拌下(1500
rpm,周速度4.10m/min)において徐々に
3.3g添加し、これを塗工液1とした。
00rpm,周速度4.10m/min)において徐々
に添加し、さらにチタンアセチルアセトナート〔TC1
00,松本製薬工業(株)製〕を低速撹拌下(1500
rpm,周速度4.10m/min)において徐々に
3.3g添加し、これを塗工液1とした。
【0159】厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレート(OPET)フィルム〔エスペットT410
2;東洋紡(株)製〕の表面コロナ処理したものを基材
とし、その基材上に対し、アンカーコート剤〔アドコー
トAD335/CAT10=15/1(重量比):東洋
モートン(株)製〕をグラビア塗工(テストコーター;
康井精機製:マイクログラビア塗工法、塗工速度3m/
分、乾燥温度80℃)した。当該アンカーコート層の乾
燥厚みは0.15μmであった。
フタレート(OPET)フィルム〔エスペットT410
2;東洋紡(株)製〕の表面コロナ処理したものを基材
とし、その基材上に対し、アンカーコート剤〔アドコー
トAD335/CAT10=15/1(重量比):東洋
モートン(株)製〕をグラビア塗工(テストコーター;
康井精機製:マイクログラビア塗工法、塗工速度3m/
分、乾燥温度80℃)した。当該アンカーコート層の乾
燥厚みは0.15μmであった。
【0160】さらに、TOPコート液として、塗工液1
をグラビア塗工(テストコーター;康井精機製:マイク
ログラビア塗工法、塗工速度3m/分、乾燥温度100
℃)し、アンカーコート層上に、上記塗工液1に基づく
ガスバリア層が形成された塗工フィルムを得た。当該ガ
スバリア層の乾燥厚みは0.5μmであった。
をグラビア塗工(テストコーター;康井精機製:マイク
ログラビア塗工法、塗工速度3m/分、乾燥温度100
℃)し、アンカーコート層上に、上記塗工液1に基づく
ガスバリア層が形成された塗工フィルムを得た。当該ガ
スバリア層の乾燥厚みは0.5μmであった。
【0161】次に、当該塗工フィルムのガスバリア層
に、ウレタン系接着剤(ユーノフレックスJ3:三洋化
成製)を用いて、表面コロナ処理したキャスト法ポリプ
ロピレン(CPP)〔パイレンP1153,東洋紡
(株)製:厚み15μm〕を外層(シーラント層)とし
てドライラミネートし、積層体を得た。
に、ウレタン系接着剤(ユーノフレックスJ3:三洋化
成製)を用いて、表面コロナ処理したキャスト法ポリプ
ロピレン(CPP)〔パイレンP1153,東洋紡
(株)製:厚み15μm〕を外層(シーラント層)とし
てドライラミネートし、積層体を得た。
【0162】この積層体を4方シール包装袋に加工して
本発明にかかる加熱用包装容器とした。この加熱用包装
容器に、内容物として「冷飯」を収納して包装した。そ
の後、4方シール包装袋のシールを一部開放後に、内容
物である冷飯を電子レンジにより2分間加熱したとこ
ろ、冷飯を良好に加熱することが可能であった。それゆ
え、本発明にかかる加熱用包装容器は内容物の劣化を著
しく抑制するとともに、包装した状態のままで内容物の
加熱を良好に行うことができることが判る。
本発明にかかる加熱用包装容器とした。この加熱用包装
容器に、内容物として「冷飯」を収納して包装した。そ
の後、4方シール包装袋のシールを一部開放後に、内容
物である冷飯を電子レンジにより2分間加熱したとこ
ろ、冷飯を良好に加熱することが可能であった。それゆ
え、本発明にかかる加熱用包装容器は内容物の劣化を著
しく抑制するとともに、包装した状態のままで内容物の
加熱を良好に行うことができることが判る。
【0163】
【発明の効果】本発明にかかる請求項1記載の加熱用包
装容器は、以上のように、内容物を収納して包装した状
態で、該内容物をマイクロ波により加熱可能とする加熱
用包装容器において、無機層状化合物を有する樹脂組成
物からなるガスバリア層を有している積層体を備えてい
る構成である。
装容器は、以上のように、内容物を収納して包装した状
態で、該内容物をマイクロ波により加熱可能とする加熱
用包装容器において、無機層状化合物を有する樹脂組成
物からなるガスバリア層を有している積層体を備えてい
る構成である。
【0164】本発明にかかる請求項2記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1記載の構成に加えて、
上記加熱用包装容器が、縦ピロー包装袋、横ピロー包装
袋、ガゼット包装袋、3方シール包装袋、4方シール包
装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との対、射出またはプ
レス成型容器と蓋材との対、および紙容器から選択され
る少なくとも1種の包装形状に加工されている構成であ
る。
容器は、以上のように、請求項1記載の構成に加えて、
上記加熱用包装容器が、縦ピロー包装袋、横ピロー包装
袋、ガゼット包装袋、3方シール包装袋、4方シール包
装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との対、射出またはプ
レス成型容器と蓋材との対、および紙容器から選択され
る少なくとも1種の包装形状に加工されている構成であ
る。
【0165】本発明にかかる請求項3記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1または2記載の構成に
加えて、上記積層体がさらに金属または金属酸化物の層
を少なくとも1層有している構成である。
容器は、以上のように、請求項1または2記載の構成に
加えて、上記積層体がさらに金属または金属酸化物の層
を少なくとも1層有している構成である。
【0166】本発明にかかる請求項4記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1、2または3記載の構
成に加えて、上記積層体がさらにポリオレフィン樹脂層
を少なくとも1層有している構成である。
容器は、以上のように、請求項1、2または3記載の構
成に加えて、上記積層体がさらにポリオレフィン樹脂層
を少なくとも1層有している構成である。
【0167】本発明にかかる請求項5記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1ないし4の何れか1項
に記載の構成に加えて、上記積層体がさらに二軸延伸フ
ィルム層を少なくとも1層有している構成である。
容器は、以上のように、請求項1ないし4の何れか1項
に記載の構成に加えて、上記積層体がさらに二軸延伸フ
ィルム層を少なくとも1層有している構成である。
【0168】本発明にかかる請求項6記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1ないし5の何れか1項
に記載の構成に加えて、酸素透過度が1mL/m2 ・da
y ・atm 以下となっている構成である。
容器は、以上のように、請求項1ないし5の何れか1項
に記載の構成に加えて、酸素透過度が1mL/m2 ・da
y ・atm 以下となっている構成である。
【0169】本発明にかかる請求項7記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1ないし6の何れか1項
に記載の構成に加えて、上記無機層状化合物が、分散媒
に膨潤・へき開する構成である。
容器は、以上のように、請求項1ないし6の何れか1項
に記載の構成に加えて、上記無機層状化合物が、分散媒
に膨潤・へき開する構成である。
【0170】本発明にかかる請求項8記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項1ないし6の何れか1項
に記載の構成に加えて、上記ガスバリア層が、無機層状
化合物を有する樹脂組成物の混合液を高圧分散処理して
得られたものである構成である。
容器は、以上のように、請求項1ないし6の何れか1項
に記載の構成に加えて、上記ガスバリア層が、無機層状
化合物を有する樹脂組成物の混合液を高圧分散処理して
得られたものである構成である。
【0171】本発明にかかる請求項9記載の加熱用包装
容器は、以上のように、請求項8記載の構成に加えて、
上記高圧分散処理が100kgf/cm2 以上の圧力条
件にて処理される構成である。
容器は、以上のように、請求項8記載の構成に加えて、
上記高圧分散処理が100kgf/cm2 以上の圧力条
件にて処理される構成である。
【0172】本発明にかかる請求項10記載の加熱用包
装容器は、以上のように、請求項1ないし9の何れか1
項に記載の構成に加えて、無機層状化合物のアスペクト
比が、50〜5000の範囲内である構成である。
装容器は、以上のように、請求項1ないし9の何れか1
項に記載の構成に加えて、無機層状化合物のアスペクト
比が、50〜5000の範囲内である構成である。
【0173】本発明にかかる請求項11記載の加熱用包
装容器は、以上のように、請求項1ないし10の何れか
1項に記載の構成に加えて、無機層状化合物のアスペク
ト比が、200〜3000の範囲内である構成である。
装容器は、以上のように、請求項1ないし10の何れか
1項に記載の構成に加えて、無機層状化合物のアスペク
ト比が、200〜3000の範囲内である構成である。
【0174】本発明にかかる請求項12記載の加熱用包
装容器は、以上のように、請求項1ないし11の何れか
1項に記載の構成に加えて、上記樹脂組成物が高水素結
合性樹脂を含み、無機層状化合物と高水素結合性樹脂と
の重量比が(1/100)〜(100/1)の範囲内で
ある構成である。
装容器は、以上のように、請求項1ないし11の何れか
1項に記載の構成に加えて、上記樹脂組成物が高水素結
合性樹脂を含み、無機層状化合物と高水素結合性樹脂と
の重量比が(1/100)〜(100/1)の範囲内で
ある構成である。
【0175】本発明にかかる請求項13記載の加熱用包
装容器は、以上のように、請求項12記載の構成に加え
て、上記高水素結合樹脂は、樹脂単位重量当たりの水素
結合基またはイオン性基のモル%が30%以上、50%
以下である構成である。
装容器は、以上のように、請求項12記載の構成に加え
て、上記高水素結合樹脂は、樹脂単位重量当たりの水素
結合基またはイオン性基のモル%が30%以上、50%
以下である構成である。
【0176】本発明にかかる請求項14記載の加熱用包
装容器は、以上のように、請求項12または13記載の
構成に加えて、高水素結合性樹脂は、ポリビニルアルコ
ールおよびその変性体、または多糖類、またはエチレン
−ビニルアルコール共重合体およびその変性体である構
成である。
装容器は、以上のように、請求項12または13記載の
構成に加えて、高水素結合性樹脂は、ポリビニルアルコ
ールおよびその変性体、または多糖類、またはエチレン
−ビニルアルコール共重合体およびその変性体である構
成である。
【0177】それゆえ、上記各構成では、ガスバリア層
が優れた耐マイクロ波適性を有しているため、本発明に
かかる加熱用包装容器は、内容物ごと電子レンジで加熱
することができる優れた包装容器とすることができる。
が優れた耐マイクロ波適性を有しているため、本発明に
かかる加熱用包装容器は、内容物ごと電子レンジで加熱
することができる優れた包装容器とすることができる。
【0178】また、本発明にかかる請求項15記載の食
品用包装材は、以上のように、請求項1ないし14記載
の加熱用包装容器を備えている構成である。
品用包装材は、以上のように、請求項1ないし14記載
の加熱用包装容器を備えている構成である。
【0179】それゆえ、上記構成では、収納・包装して
いる食品をより長期間、良好に保存できるとともに、内
容物を収納・包装した状態で加熱することが可能な、特
に電子レンジ用食品に好適な食品用包装材を提供するこ
とができる。
いる食品をより長期間、良好に保存できるとともに、内
容物を収納・包装した状態で加熱することが可能な、特
に電子レンジ用食品に好適な食品用包装材を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の一形態にかかる加熱用包装容器
として用いられる積層体のガスバリア層を示す概略断面
図である。
として用いられる積層体のガスバリア層を示す概略断面
図である。
【図2】上記積層体における無機層状化合物の「単位厚
さa」を算出するための無機層状化合物のX線回折グラ
フである。
さa」を算出するための無機層状化合物のX線回折グラ
フである。
【図3】上記積層体における無機層状化合物の「面間隔
d」を算出するための無機層状化合物のX線回折グラフ
である。
d」を算出するための無機層状化合物のX線回折グラフ
である。
【図4】上記図3のグラフにおいて、「面間隔d」に対
応するピークがハロー(ないしバックグラウンド)と重
なって検出することが困難な場合における無機層状化合
物の「面間隔d」を算出するときの、X線回折グラフで
ある。
応するピークがハロー(ないしバックグラウンド)と重
なって検出することが困難な場合における無機層状化合
物の「面間隔d」を算出するときの、X線回折グラフで
ある。
【図5】上記積層体の製造時に用いる、高圧分散処理を
模式的に示す説明図である。
模式的に示す説明図である。
【図6】本発明にかかる加熱用包装容器として用いられ
る積層体の一例を示す概略断面図である。
る積層体の一例を示す概略断面図である。
【図7】本発明にかかる加熱用包装容器として用いられ
る積層体の他の例を示す概略断面図である。
る積層体の他の例を示す概略断面図である。
1 基材 2 アンカー層 3 ガスバリア層 4 シーラント層
Claims (15)
- 【請求項1】内容物を収納して包装した状態で、該内容
物をマイクロ波により加熱可能とする加熱用包装容器に
おいて、 無機層状化合物を有する樹脂組成物からなるガスバリア
層を有している積層体を備えていることを特徴とする加
熱用包装容器。 - 【請求項2】上記加熱用包装容器が、縦ピロー包装袋、
横ピロー包装袋、ガゼット包装袋、3方シール包装袋、
4方シール包装袋、真空・圧空成型容器と蓋材との対、
射出またはプレス成型容器と蓋材との対、紙容器から選
択される少なくとも1種の包装形状に加工されているこ
とを特徴とする請求項1記載の加熱用包装容器。 - 【請求項3】上記積層体がさらに金属または金属酸化物
の層を少なくとも1層有していることを特徴とする請求
項1または2記載の加熱用包装容器。 - 【請求項4】上記積層体がさらにポリオレフィン樹脂層
を少なくとも1層有していることを特徴とする請求項
1、2または3記載の加熱用包装容器。 - 【請求項5】上記積層体がさらに二軸延伸フィルム層を
少なくとも1層有していることを特徴とする請求項1な
いし4の何れか1項に記載の加熱用包装容器。 - 【請求項6】酸素透過度が1mL/m2 ・day ・atm 以
下となっていることを特徴とする請求項1ないし5の何
れか1項に記載の加熱用包装容器。 - 【請求項7】上記無機層状化合物が、分散媒に膨潤・へ
き開することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1
項に記載の加熱用包装容器。 - 【請求項8】上記ガスバリア層が、無機層状化合物を有
する樹脂組成物の混合液を高圧分散処理して得られたも
のであることを特徴とする請求項1ないし6の何れか1
項に記載の加熱用包装容器。 - 【請求項9】上記高圧分散処理が100kgf/cm2
以上の圧力条件にて処理されることを特徴とする請求項
8記載の加熱用包装容器。 - 【請求項10】無機層状化合物のアスペクト比が、50
〜5000の範囲内であることを特徴とする請求項1な
いし9の何れか1項に記載の加熱用包装容器。 - 【請求項11】無機層状化合物のアスペクト比が200
〜3000の範囲内であることを特徴とする請求項1な
いし10の何れか1項に記載の加熱用包装容器。 - 【請求項12】上記樹脂組成物が高水素結合性樹脂を含
み、無機層状化合物と高水素結合性樹脂との重量比が
(1/100)〜(100/1)の範囲内であることを
特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の加
熱用包装容器。 - 【請求項13】上記高水素結合樹脂は、樹脂単位重量当
たりの水素結合基またはイオン性基のモル%が30%以
上、50%以下であることを特徴とする請求項12記載
の加熱用包装容器。 - 【請求項14】高水素結合性樹脂が、ポリビニルアルコ
ールおよびその変性体、または多糖類、またはエチレン
−ビニルアルコール共重合体およびその変性体であるこ
とを特徴とする請求項12または13記載の加熱用包装
容器。 - 【請求項15】上記請求項1ないし14の何れか1項に
記載の加熱用包装容器を備えていることを特徴とする食
品用包装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10123784A JPH11314319A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 加熱用包装容器および食品用包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10123784A JPH11314319A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 加熱用包装容器および食品用包装材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11314319A true JPH11314319A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14869222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10123784A Pending JPH11314319A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 加熱用包装容器および食品用包装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11314319A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002019759A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Kuraray Co Ltd | 容器およびその製造方法 |
| JP2002225156A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Toppan Printing Co Ltd | 紙製容器の製造方法およびこの方法により製造された紙製容器 |
| JP2004243523A (ja) * | 2002-12-17 | 2004-09-02 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 多層バリヤーフィルム及びそれを用いた包装体 |
| WO2006011535A1 (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Sumitomo Chemical Company, Limited | 積層体 |
| JP2006062351A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-03-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 積層体 |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP10123784A patent/JPH11314319A/ja active Pending
Cited By (5)
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