JPH11314672A - 蓋付容器 - Google Patents
蓋付容器Info
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- JPH11314672A JPH11314672A JP12377898A JP12377898A JPH11314672A JP H11314672 A JPH11314672 A JP H11314672A JP 12377898 A JP12377898 A JP 12377898A JP 12377898 A JP12377898 A JP 12377898A JP H11314672 A JPH11314672 A JP H11314672A
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- JP
- Japan
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- container
- layer
- resin
- resin composition
- lid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸素、水蒸気等のガスバリア性に優れ、か
つ、耐衝撃性が改善された蓋付容器を提供する。 【解決手段】 基材層1と、ガスバリア性を付与するた
めの無機層状化合物を有する樹脂組成物層3と、ヒート
シール性を付与するための熱可塑性樹脂層4とを備えた
積層体7を蓋付容器となるように成形する。
つ、耐衝撃性が改善された蓋付容器を提供する。 【解決手段】 基材層1と、ガスバリア性を付与するた
めの無機層状化合物を有する樹脂組成物層3と、ヒート
シール性を付与するための熱可塑性樹脂層4とを備えた
積層体7を蓋付容器となるように成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の内容物
(被包装物)の保存に好適な、酸素等のガスバリア性に
優れた蓋付容器に関するものである。
(被包装物)の保存に好適な、酸素等のガスバリア性に
優れた蓋付容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品等の被包装物を包装すると
き、真空成型容器と蓋との組み合わせからなる、ムルチ
バック(登録商標)などに代表される蓋付容器が好適な
ものとして提案されている。
き、真空成型容器と蓋との組み合わせからなる、ムルチ
バック(登録商標)などに代表される蓋付容器が好適な
ものとして提案されている。
【0003】このような蓋付容器では、被包装物の保存
性を向上させるために、シリカ、アルミナ、アルミニウ
ム等の無機物蒸着層がガスバリア層として設けられてお
り、ガスバリア層によって、酸素等のガス透過が抑制さ
れる(ガスバリア性)ので、被包装物の酸化による劣化
を軽減でき、被包装物の保存性を向上させることが可能
となっている。
性を向上させるために、シリカ、アルミナ、アルミニウ
ム等の無機物蒸着層がガスバリア層として設けられてお
り、ガスバリア層によって、酸素等のガス透過が抑制さ
れる(ガスバリア性)ので、被包装物の酸化による劣化
を軽減でき、被包装物の保存性を向上させることが可能
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
蓋付容器では、上記蓋付容器を、例えば食品工場等にて
用いるために、各蓋付容器を多数運搬する場合、各蓋付
容器を互いに積み重ねて運搬する。このため、上記従来
の各蓋付容器は、運搬時の振動により、蓋付容器の糊代
の部分に衝撃が集中して、衝撃が集中した部分のガスバ
リア層としての無機物蒸着層が破断等により破壊され易
く、ガスバリア性が使用前に劣化し易いという問題を生
じている。
蓋付容器では、上記蓋付容器を、例えば食品工場等にて
用いるために、各蓋付容器を多数運搬する場合、各蓋付
容器を互いに積み重ねて運搬する。このため、上記従来
の各蓋付容器は、運搬時の振動により、蓋付容器の糊代
の部分に衝撃が集中して、衝撃が集中した部分のガスバ
リア層としての無機物蒸着層が破断等により破壊され易
く、ガスバリア性が使用前に劣化し易いという問題を生
じている。
【0005】本発明は、ガスバリア性に優れると共に、
運搬時等の耐衝撃性が改善されることにより、ガスバリ
ア性を安定化できる蓋付容器を提供することを目的とし
ている。
運搬時等の耐衝撃性が改善されることにより、ガスバリ
ア性を安定化できる蓋付容器を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、無機層状化合物を含む
樹脂組成物層をガスバリア層として配することにより、
ガスバリア性と共に耐衝撃性を改善できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
解決するため鋭意検討した結果、無機層状化合物を含む
樹脂組成物層をガスバリア層として配することにより、
ガスバリア性と共に耐衝撃性を改善できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の蓋付容器は、以上の課
題を解決するために、無機層状化合物を有する樹脂組成
物層が設けられていることを特徴としている。
題を解決するために、無機層状化合物を有する樹脂組成
物層が設けられていることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、樹脂組成物層において
は、無機層状化合物は、その層状という形状により互い
に対面すると共に、樹脂組成物層の表面方向に対し略平
行となるように配向することから、上記無機層状化合物
の迷路効果によって、樹脂組成物層に対しガスバリア性
を付与することが可能となる。
は、無機層状化合物は、その層状という形状により互い
に対面すると共に、樹脂組成物層の表面方向に対し略平
行となるように配向することから、上記無機層状化合物
の迷路効果によって、樹脂組成物層に対しガスバリア性
を付与することが可能となる。
【0009】ところで、従来では、ガスバリア層として
の無機物蒸着層は、その剛性と、ガスバリア性のために
連続層となることによって、運搬時等の衝撃が集中して
上記無機蒸着層において破断などのガスバリア性の劣化
を生じ易かった。
の無機物蒸着層は、その剛性と、ガスバリア性のために
連続層となることによって、運搬時等の衝撃が集中して
上記無機蒸着層において破断などのガスバリア性の劣化
を生じ易かった。
【0010】しかしながら、上記構成では、樹脂組成物
層における各無機層状化合物は、互いに不連続となり、
かつ、樹脂組成物層における樹脂の弾性により、運搬時
の衝撃を分散できて、衝撃の集中化を回避できるので、
従来より耐衝撃性を向上させることが可能となる。
層における各無機層状化合物は、互いに不連続となり、
かつ、樹脂組成物層における樹脂の弾性により、運搬時
の衝撃を分散できて、衝撃の集中化を回避できるので、
従来より耐衝撃性を向上させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
ないし図15に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本発明の蓋付容器は、図1に示すように、基材フィ
ルム等の基材層1上に対し、無機層状化合物を有する樹
脂組成物層3が積層されてなる積層体7を、後述する容
器本体や蓋部に備えたものである。上記蓋付容器は、無
機層状化合物を有する樹脂組成物層3を有することによ
って、後述する酸素透過度の測定方法にしたがった酸素
透過度(mL/atm ・m2 ・day )が、1以下、より好
ましくは、0.1以下、さらに好ましくは0.05以下
という優れたガスバリア性を有するものとなっている。
ないし図15に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本発明の蓋付容器は、図1に示すように、基材フィ
ルム等の基材層1上に対し、無機層状化合物を有する樹
脂組成物層3が積層されてなる積層体7を、後述する容
器本体や蓋部に備えたものである。上記蓋付容器は、無
機層状化合物を有する樹脂組成物層3を有することによ
って、後述する酸素透過度の測定方法にしたがった酸素
透過度(mL/atm ・m2 ・day )が、1以下、より好
ましくは、0.1以下、さらに好ましくは0.05以下
という優れたガスバリア性を有するものとなっている。
【0012】上記蓋付容器では、さらにヒートシール性
を付与するために、樹脂組成物層3または基材層1上
に、熱可塑性樹脂層4を積層して、最内層側となるよう
有するすることが好ましい。最内層側とは、被包装物で
ある内容物に面する側、もしくは容器本体や蓋部におい
て、包装時に、上記両者が対面する側である。その上、
樹脂組成物層3においては、弾性つまり柔軟性を維持す
るために、高水素結合性樹脂を含むことが望ましい。
を付与するために、樹脂組成物層3または基材層1上
に、熱可塑性樹脂層4を積層して、最内層側となるよう
有するすることが好ましい。最内層側とは、被包装物で
ある内容物に面する側、もしくは容器本体や蓋部におい
て、包装時に、上記両者が対面する側である。その上、
樹脂組成物層3においては、弾性つまり柔軟性を維持す
るために、高水素結合性樹脂を含むことが望ましい。
【0013】本発明の基材層1の素材としては、真空成
型や圧空成型などにより、被包装物を収納する凹部形状
の収納部および上記収納部の開口端部から外方にフラン
ジ状に延びるツバ部を有するように絞り込み成形された
容器本体や、上記凹部を覆い、上記ツバ部に対し例えば
ヒートシールにより接合される蓋部を形成できれば、特
に制限されないが、後述する紙状物や、熱可塑性樹脂層
4に用いられる熱可塑性樹脂を用いることができる。紙
状物としては、クラフト紙、上質紙、模造紙、グラシン
紙、パーチメント紙、合成紙および各種ボール紙などが
挙げられる。
型や圧空成型などにより、被包装物を収納する凹部形状
の収納部および上記収納部の開口端部から外方にフラン
ジ状に延びるツバ部を有するように絞り込み成形された
容器本体や、上記凹部を覆い、上記ツバ部に対し例えば
ヒートシールにより接合される蓋部を形成できれば、特
に制限されないが、後述する紙状物や、熱可塑性樹脂層
4に用いられる熱可塑性樹脂を用いることができる。紙
状物としては、クラフト紙、上質紙、模造紙、グラシン
紙、パーチメント紙、合成紙および各種ボール紙などが
挙げられる。
【0014】上記熱可塑性樹脂層4としては、食品等の
被包装物に対し、不溶で、反応したり上記被包装物を変
性したりせず、かつ、ヒートシール性を有する熱可塑性
樹脂であれば、特に限定されない。
被包装物に対し、不溶で、反応したり上記被包装物を変
性したりせず、かつ、ヒートシール性を有する熱可塑性
樹脂であれば、特に限定されない。
【0015】上記基材層1および熱可塑性樹脂層4の樹
脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度、高密
度)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテ
ン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−
オクテン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−メチル(メタ)クリレート共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー
樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン−
6、ナイロン−6,6、メタキシレンジアミン−アジピ
ン酸縮重合体、ポリメチルメタクリルイミドなどのアミ
ド系樹脂、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系
樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、ポリアクリロニトリルなどのスチレン−アクリロニ
トリル系樹脂、トリ酢酸セルロース、ジ酢酸セルロース
などの疎水化セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、テフロンなど
のハロゲン含有樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン
−ビニルアルコール共重合体、セルロース誘導体等の高
水素結合性樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルホン
樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリメチ
レンオキシド樹脂、液晶樹脂などのエンジニアリングプ
ラスチック系樹脂など等が挙げられる。
脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度、高密
度)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテ
ン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−
オクテン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−メチル(メタ)クリレート共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー
樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン−
6、ナイロン−6,6、メタキシレンジアミン−アジピ
ン酸縮重合体、ポリメチルメタクリルイミドなどのアミ
ド系樹脂、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系
樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、ポリアクリロニトリルなどのスチレン−アクリロニ
トリル系樹脂、トリ酢酸セルロース、ジ酢酸セルロース
などの疎水化セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、テフロンなど
のハロゲン含有樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン
−ビニルアルコール共重合体、セルロース誘導体等の高
水素結合性樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルホン
樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリメチ
レンオキシド樹脂、液晶樹脂などのエンジニアリングプ
ラスチック系樹脂など等が挙げられる。
【0016】それらの中で、二軸延伸されたポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンやKコー
トと呼ばれるポリ塩化ビニリデンをコートした二軸延伸
されたポリプロピレン(以下、OPPという)、ポリエ
チレンテレフタレート(以下、OPETという)、ナイ
ロン(以下、ONyという)、および、シリカ、アルミ
ナ、アルミ蒸着されたOPP、OPET、ONy、およ
び強帯電防止用途OPP(AS−OP)などが好ましく
使用される。
レン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンやKコー
トと呼ばれるポリ塩化ビニリデンをコートした二軸延伸
されたポリプロピレン(以下、OPPという)、ポリエ
チレンテレフタレート(以下、OPETという)、ナイ
ロン(以下、ONyという)、および、シリカ、アルミ
ナ、アルミ蒸着されたOPP、OPET、ONy、およ
び強帯電防止用途OPP(AS−OP)などが好ましく
使用される。
【0017】熱可塑性樹脂層4では、特に内容物の封か
ん性を要求される場合には、衝撃強度の高いシーラント
が好ましい。これらを満たす樹脂としては、メタロセン
系触媒や、後周期遷移金属錯体触媒を用いて合成され
た、ポリエチレン、ポリプロピレイン、エチレン−α−
オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂が好ま
しい。このようなシーラントは、密度0.920g/c
m3 以下のものが望ましい。
ん性を要求される場合には、衝撃強度の高いシーラント
が好ましい。これらを満たす樹脂としては、メタロセン
系触媒や、後周期遷移金属錯体触媒を用いて合成され
た、ポリエチレン、ポリプロピレイン、エチレン−α−
オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂が好ま
しい。このようなシーラントは、密度0.920g/c
m3 以下のものが望ましい。
【0018】また、それらの中で、廃棄時や、リサイク
ル時の環境保護性を考慮すれば、炭素と水素とからのみ
なる樹脂や、炭素と水素と酸素とのみからなる樹脂、例
えばポリオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂が好ま
しい。
ル時の環境保護性を考慮すれば、炭素と水素とからのみ
なる樹脂や、炭素と水素と酸素とのみからなる樹脂、例
えばポリオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂が好ま
しい。
【0019】本発明の蓋付容器では、さらに、シリカ、
アルミナ、アルミニウム等の金属または金属酸化物のバ
リア層を、バブルパッケージ用資材の各層間の何れかの
間、例えば樹脂組成物層3と基材層1との間に、膜厚1
〜1000nm、好ましくは10nm〜200nmにて
積層して設けてもよい。このようなバリア層により、ガ
スバリア性をより確実化できると共に、遮光性も付与で
きる。上記バリア層の形成方法については、特に限定さ
れないが、蒸着法およびゾル−ゲル法を挙げることがで
き、特に蒸着法が好ましい。
アルミナ、アルミニウム等の金属または金属酸化物のバ
リア層を、バブルパッケージ用資材の各層間の何れかの
間、例えば樹脂組成物層3と基材層1との間に、膜厚1
〜1000nm、好ましくは10nm〜200nmにて
積層して設けてもよい。このようなバリア層により、ガ
スバリア性をより確実化できると共に、遮光性も付与で
きる。上記バリア層の形成方法については、特に限定さ
れないが、蒸着法およびゾル−ゲル法を挙げることがで
き、特に蒸着法が好ましい。
【0020】なお、このようなバリア層を設けても、そ
の膜厚が1000nm以下であることにより、廃棄時の
処理、例えば残渣が多くなって残渣処理に手間取るとい
った問題は抑制される。また、本発明の蓋付容器では、
樹脂組成物層3を備えていることから、耐衝撃性が改善
されており、さらに上記バリア層を設けても、良好な耐
衝撃性は樹脂組成物層3によって維持されている。
の膜厚が1000nm以下であることにより、廃棄時の
処理、例えば残渣が多くなって残渣処理に手間取るとい
った問題は抑制される。また、本発明の蓋付容器では、
樹脂組成物層3を備えていることから、耐衝撃性が改善
されており、さらに上記バリア層を設けても、良好な耐
衝撃性は樹脂組成物層3によって維持されている。
【0021】本発明の樹脂組成物層3は、へき開した状
態の無機層状化合物を含む樹脂組成物を分散媒に分散さ
せた塗工液を、例えば基材層1上にコーティング等によ
り塗布して塗膜を形成し、その塗膜から分散媒を、例え
ば乾燥により除去することによって形成されるものであ
る。コーティングする際、塗工液に含まれる樹脂は、分
散性の観点から、高水素結合性樹脂が好ましい。上記樹
脂組成物における樹脂としては、前述した熱可塑性樹脂
層4に用いた樹脂を用いることができる。
態の無機層状化合物を含む樹脂組成物を分散媒に分散さ
せた塗工液を、例えば基材層1上にコーティング等によ
り塗布して塗膜を形成し、その塗膜から分散媒を、例え
ば乾燥により除去することによって形成されるものであ
る。コーティングする際、塗工液に含まれる樹脂は、分
散性の観点から、高水素結合性樹脂が好ましい。上記樹
脂組成物における樹脂としては、前述した熱可塑性樹脂
層4に用いた樹脂を用いることができる。
【0022】上記無機層状化合物とは、単位結晶層が互
いに積み重なって層状構造を有している無機化合物であ
り、へき開した状態において、粒径が5μm以下、アス
ペクト比がガスバリア性に関しては50以上5000以
下、より好ましくはアスペクト比が200〜3000の
範囲であるものならば特に限定されない。
いに積み重なって層状構造を有している無機化合物であ
り、へき開した状態において、粒径が5μm以下、アス
ペクト比がガスバリア性に関しては50以上5000以
下、より好ましくはアスペクト比が200〜3000の
範囲であるものならば特に限定されない。
【0023】アスペクト比が50未満であればガスバリ
ア性に関して十分でなく、5000より大きいものは技
術的に難しく、経済的にも高価なものとなる。また、粒
径が3μm以下であれば透明性が、より良好となり、さ
らに粒径が1μm以下であれば透明性の重視される用途
にはより好ましい。
ア性に関して十分でなく、5000より大きいものは技
術的に難しく、経済的にも高価なものとなる。また、粒
径が3μm以下であれば透明性が、より良好となり、さ
らに粒径が1μm以下であれば透明性の重視される用途
にはより好ましい。
【0024】本発明に用いられる無機層状化合物の具体
例としては、グラファイト、リン酸塩系誘導体型化合物
(リン酸ジルコニウム系化合物等)、カルコゲン化物、
粘土鉱物等を挙げることができる。ここに「カルコゲン
化合物」とはIV族(Ti,Zr,Hf)、V族(V,
Nb,Ta)およびVI族(Mo,W)のジカルコゲン
化物であって、式MX2 (Mは上記元素, Xはカルコゲ
ン(S,Se,Te)を示す。) で表されるものをい
う。
例としては、グラファイト、リン酸塩系誘導体型化合物
(リン酸ジルコニウム系化合物等)、カルコゲン化物、
粘土鉱物等を挙げることができる。ここに「カルコゲン
化合物」とはIV族(Ti,Zr,Hf)、V族(V,
Nb,Ta)およびVI族(Mo,W)のジカルコゲン
化物であって、式MX2 (Mは上記元素, Xはカルコゲ
ン(S,Se,Te)を示す。) で表されるものをい
う。
【0025】本発明で用いられる無機層状化合物の粒径
とは、分散媒中、回折/散乱法により求めた粒径をさ
す。樹脂組成物層3中での真の粒径測定はきわめて困難
であるが、回折/散乱法で用いた分散媒と同種の分散媒
で十分に膨潤、へき開させて、樹脂組成物層3に用いる
樹脂に複合させる場合、図2に示す樹脂組成物層3にお
ける樹脂32中での、へき開した無機層状化合物である
単位結晶層31の粒径は、分散媒中でのへき開した無機
層状化合物である単位結晶層の粒径に相当すると考える
ことができる。
とは、分散媒中、回折/散乱法により求めた粒径をさ
す。樹脂組成物層3中での真の粒径測定はきわめて困難
であるが、回折/散乱法で用いた分散媒と同種の分散媒
で十分に膨潤、へき開させて、樹脂組成物層3に用いる
樹脂に複合させる場合、図2に示す樹脂組成物層3にお
ける樹脂32中での、へき開した無機層状化合物である
単位結晶層31の粒径は、分散媒中でのへき開した無機
層状化合物である単位結晶層の粒径に相当すると考える
ことができる。
【0026】(平均粒径を求める方法)液中の粒子の平
均粒径を求める方法は、回折/散乱法による方法、動的
光散乱法による方法、電気抵抗変化による方法、液中顕
微鏡撮影後画像処理による方法などが可能である。
均粒径を求める方法は、回折/散乱法による方法、動的
光散乱法による方法、電気抵抗変化による方法、液中顕
微鏡撮影後画像処理による方法などが可能である。
【0027】動的光散乱法では樹脂と粒子が共存してい
る場合、見かけ液粘度が純分散媒と変わってしまうため
に評価し難く、電気抵抗変化による方法は液の電解質濃
度などに制限があり、液中顕微鏡撮影後画像処理による
方法は分解能の問題があり、それぞれ使いづらい。
る場合、見かけ液粘度が純分散媒と変わってしまうため
に評価し難く、電気抵抗変化による方法は液の電解質濃
度などに制限があり、液中顕微鏡撮影後画像処理による
方法は分解能の問題があり、それぞれ使いづらい。
【0028】回折/散乱法による方法は、樹脂溶液、例
えば樹脂水性液に実質上散乱が少なく(透明というこ
と)、よって、粒子由来の散乱が支配的である場合に
は、樹脂の有無に関わらず粒子の粒度分布のみの情報が
得られるため好ましい。
えば樹脂水性液に実質上散乱が少なく(透明というこ
と)、よって、粒子由来の散乱が支配的である場合に
は、樹脂の有無に関わらず粒子の粒度分布のみの情報が
得られるため好ましい。
【0029】(回折/散乱法による平均粒径測定)回折
/散乱法による粒度分布・平均粒径測定は、膨潤してへ
き開した無機層状化合物を水性分散媒に分散させた分散
液に対し、光を通過させたときに得られる回折/散乱パ
ターンをミー散乱理論などを用いてパターンに最も矛盾
のない粒度分布を計算することによりなされる。
/散乱法による粒度分布・平均粒径測定は、膨潤してへ
き開した無機層状化合物を水性分散媒に分散させた分散
液に対し、光を通過させたときに得られる回折/散乱パ
ターンをミー散乱理論などを用いてパターンに最も矛盾
のない粒度分布を計算することによりなされる。
【0030】市販の装置としては、レーザー回折・光散
乱法による粒度測定装置(LS230、LS200、L
S100、コールター社製)、レーザー回折式粒度分布
測定装置(SALD2000、SALD2000A、S
ALD3000、島津製作所製)、レーザー回折・散乱
式粒度分布測定装置(LA910、LA700、LA5
00、堀場製作所製、および、マイクロトラックSP
A、マイクロトラックFRA、日機装製)などが挙げら
れる。
乱法による粒度測定装置(LS230、LS200、L
S100、コールター社製)、レーザー回折式粒度分布
測定装置(SALD2000、SALD2000A、S
ALD3000、島津製作所製)、レーザー回折・散乱
式粒度分布測定装置(LA910、LA700、LA5
00、堀場製作所製、および、マイクロトラックSP
A、マイクロトラックFRA、日機装製)などが挙げら
れる。
【0031】(アスペクト比測定方法)アスペクト比
(Z)とは、Z=L/aの関係から求められる比であ
る。ここに、Lは、分散液中、上記した回折/散乱法に
よる粒径測定法により求めた無機層状化合物の粒径(体
積基準のメジアン径)であり、aは、図2に示すへき開
した単位結晶層31の単位厚さである。この「単位厚さ
a」は、後述する粉末X線解析法等によって、無機層状
化合物の厚みを単独にて測定した結果に基づいて決めら
れる値である。
(Z)とは、Z=L/aの関係から求められる比であ
る。ここに、Lは、分散液中、上記した回折/散乱法に
よる粒径測定法により求めた無機層状化合物の粒径(体
積基準のメジアン径)であり、aは、図2に示すへき開
した単位結晶層31の単位厚さである。この「単位厚さ
a」は、後述する粉末X線解析法等によって、無機層状
化合物の厚みを単独にて測定した結果に基づいて決めら
れる値である。
【0032】より具体的には、横軸に2θ、縦軸にX線
回折ピークの強度を示した図3のグラフに模式的に示す
ように、観測される回折ピークのうち最も低角側のピー
クに対応する角度θから、Bragg の式(nλ=2Dsi
nθ、n=1,2,3・・・)に基づいて求められる間
隔を、「単位厚さa」とする(粉末X線解析法の詳細に
ついては、例えば、塩川二朗監修「機器分析の手引き
(a)」69頁(1985年)化学同人社発行を参
照)。
回折ピークの強度を示した図3のグラフに模式的に示す
ように、観測される回折ピークのうち最も低角側のピー
クに対応する角度θから、Bragg の式(nλ=2Dsi
nθ、n=1,2,3・・・)に基づいて求められる間
隔を、「単位厚さa」とする(粉末X線解析法の詳細に
ついては、例えば、塩川二朗監修「機器分析の手引き
(a)」69頁(1985年)化学同人社発行を参
照)。
【0033】分散液から分散媒を取り除いてなる、樹脂
組成物層3に相当する樹脂組成物を粉末X線解析した際
には、通常、該樹脂組成物における分散している各無機
層状化合物の面間隔を、図2に示す面間隔dとして求め
ることが可能である。
組成物層3に相当する樹脂組成物を粉末X線解析した際
には、通常、該樹脂組成物における分散している各無機
層状化合物の面間隔を、図2に示す面間隔dとして求め
ることが可能である。
【0034】より具体的には、横軸に2θ、縦軸にX線
回折ピークの強度を取った図4のグラフに模式的に示す
ように、上記した「単位厚さa」に対応する回折ピーク
位置より、低角(間隔が大きい)側に観測される回折ピ
ークのうち、最も低角側のピークに対応する間隔を「面
間隔d」(a<d)とする。
回折ピークの強度を取った図4のグラフに模式的に示す
ように、上記した「単位厚さa」に対応する回折ピーク
位置より、低角(間隔が大きい)側に観測される回折ピ
ークのうち、最も低角側のピークに対応する間隔を「面
間隔d」(a<d)とする。
【0035】図5のグラフに模式的に示すように、上記
「面間隔d」に対応するピークがハロー(ないしバック
グラウンド)と重なって検出することが困難な場合にお
いては、2θdより低角側のベースラインを除いた部分
の面積を、「面間隔d」に対応するピークとしている。
ここに、「θd」は、「(単位厚さa)+(樹脂1本鎖
の幅)」に相当する回折角である(この面間隔dの算出
法の詳細については、例えば、岩生周一ら編、「粘土の
事典」、35頁以下および271頁以下、1985年、
(株)朝倉書店を参照)。
「面間隔d」に対応するピークがハロー(ないしバック
グラウンド)と重なって検出することが困難な場合にお
いては、2θdより低角側のベースラインを除いた部分
の面積を、「面間隔d」に対応するピークとしている。
ここに、「θd」は、「(単位厚さa)+(樹脂1本鎖
の幅)」に相当する回折角である(この面間隔dの算出
法の詳細については、例えば、岩生周一ら編、「粘土の
事典」、35頁以下および271頁以下、1985年、
(株)朝倉書店を参照)。
【0036】通常は、上記した面間隔dと「単位厚さ
a」との差、すなわちk=(d−a)の値(「長さ」に
換算した場合)は、樹脂組成物を構成する樹脂1本鎖の
幅に等しいかこれより大である〔k=(d−a)≧樹脂
1本鎖の幅〕。このような「樹脂1本鎖の幅」は、シミ
ュレーション計算等により求めることが可能である(例
えば、「高分子化学序論」、103〜110頁、198
1年、化学同人を参照)、ポリビニルアルコール(以
下、PVAと略す)の場合には4〜5オングストローム
である(水分子では2〜3オングストローム)。
a」との差、すなわちk=(d−a)の値(「長さ」に
換算した場合)は、樹脂組成物を構成する樹脂1本鎖の
幅に等しいかこれより大である〔k=(d−a)≧樹脂
1本鎖の幅〕。このような「樹脂1本鎖の幅」は、シミ
ュレーション計算等により求めることが可能である(例
えば、「高分子化学序論」、103〜110頁、198
1年、化学同人を参照)、ポリビニルアルコール(以
下、PVAと略す)の場合には4〜5オングストローム
である(水分子では2〜3オングストローム)。
【0037】樹脂組成物層3中の単位結晶層31の「真
のアスペクト比」は直接測定がきわめて困難である。上
記したアスペクト比Z=L/aは、必ずしも、樹脂組成
物層3中の単位結晶層31の「真のアスペクト比」と等
しいとは限らないが、下記の理由により、このアスペク
ト比Zをもって「真のアスペクト比」を近似することに
は妥当性がある。
のアスペクト比」は直接測定がきわめて困難である。上
記したアスペクト比Z=L/aは、必ずしも、樹脂組成
物層3中の単位結晶層31の「真のアスペクト比」と等
しいとは限らないが、下記の理由により、このアスペク
ト比Zをもって「真のアスペクト比」を近似することに
は妥当性がある。
【0038】樹脂組成物の粉末X線解析法により求めら
れる面間隔dと、無機層状化合物単独の粉末X線解析測
定により求められる「単位厚さa」との間にa<dなる
関係があり、且つ(d−a)の値が該組成物中の樹脂1
本鎖の幅以上である場合には、樹脂組成物中において、
各無機層状化合物の層間に樹脂が挿入されていることと
なる。したがって、樹脂組成物層3中の単位結晶層31
の厚みを上記「単位厚さa」で近似すること、すなわち
樹脂組成物層3中における単位結晶層31の「真のアス
ペクト比」を、上記した無機層状化合物の分散液中での
「アスペクト比Z」で近似することには、充分な妥当性
がある。
れる面間隔dと、無機層状化合物単独の粉末X線解析測
定により求められる「単位厚さa」との間にa<dなる
関係があり、且つ(d−a)の値が該組成物中の樹脂1
本鎖の幅以上である場合には、樹脂組成物中において、
各無機層状化合物の層間に樹脂が挿入されていることと
なる。したがって、樹脂組成物層3中の単位結晶層31
の厚みを上記「単位厚さa」で近似すること、すなわち
樹脂組成物層3中における単位結晶層31の「真のアス
ペクト比」を、上記した無機層状化合物の分散液中での
「アスペクト比Z」で近似することには、充分な妥当性
がある。
【0039】上述したように、樹脂組成物層3中におけ
る、単位結晶層31の真の粒径測定はきわめて困難であ
るが、樹脂組成物層3の樹脂32中での単位結晶層31
の粒径は、分散液中(樹脂/無機層状化合物/分散媒)
の無機層状化合物の粒径Lに相当すると考えることがで
きる。
る、単位結晶層31の真の粒径測定はきわめて困難であ
るが、樹脂組成物層3の樹脂32中での単位結晶層31
の粒径は、分散液中(樹脂/無機層状化合物/分散媒)
の無機層状化合物の粒径Lに相当すると考えることがで
きる。
【0040】但し、回折/散乱法で求められる分散液中
での粒径Lは、無機層状化合物の長径Lmaxを越える
可能性はかなり低いと考えられるため、真のアスペクト
比(Lmax/a)が、本発明で用いる「アスペクト比
Z」を下回る(Lmax/a<Z)可能性は、理論的に
はかなり低い。
での粒径Lは、無機層状化合物の長径Lmaxを越える
可能性はかなり低いと考えられるため、真のアスペクト
比(Lmax/a)が、本発明で用いる「アスペクト比
Z」を下回る(Lmax/a<Z)可能性は、理論的に
はかなり低い。
【0041】上述した2つの点から、本発明で用いるア
スペクト比の定義Zは、充分な妥当性を有するものと考
えられる。本明細書において、「アスペクト比」または
「粒径」とは、上記で定義した「アスペクト比Z」、ま
たは「回折/散乱法で求めた粒径L」を意味する。
スペクト比の定義Zは、充分な妥当性を有するものと考
えられる。本明細書において、「アスペクト比」または
「粒径」とは、上記で定義した「アスペクト比Z」、ま
たは「回折/散乱法で求めた粒径L」を意味する。
【0042】大きなアスペクト比を容易に与える点から
は、分散媒に膨潤・へき開する性質を有する無機層状化
合物が好ましく用いられる。
は、分散媒に膨潤・へき開する性質を有する無機層状化
合物が好ましく用いられる。
【0043】本発明に用いる無機層状化合物の分散媒へ
の「膨潤・へき開」性の程度は、以下の「膨潤・へき
開」試験により評価することができる。無機層状化合物
の膨潤性は、下記の膨潤性試験において、膨潤値約5以
上(さらには膨潤値約20以上)の程度であることが好
ましい。一方、無機層状化合物のへき開性は、下記へき
開性試験において、へき開値約5以上(さらにはへき開
値約20以上)の程度であることが好ましい。これらの
場合、分散媒としては、無機層状化合物の密度より小さ
い密度を有する液体を用いる。無機層状化合物が天然の
膨潤性粘土鉱物である場合、分散媒としては、水を用い
ることが好ましい。
の「膨潤・へき開」性の程度は、以下の「膨潤・へき
開」試験により評価することができる。無機層状化合物
の膨潤性は、下記の膨潤性試験において、膨潤値約5以
上(さらには膨潤値約20以上)の程度であることが好
ましい。一方、無機層状化合物のへき開性は、下記へき
開性試験において、へき開値約5以上(さらにはへき開
値約20以上)の程度であることが好ましい。これらの
場合、分散媒としては、無機層状化合物の密度より小さ
い密度を有する液体を用いる。無機層状化合物が天然の
膨潤性粘土鉱物である場合、分散媒としては、水を用い
ることが好ましい。
【0044】<膨潤性試験>100mLメスシリンダー
に分散媒100mLを入れ、これに無機層状化合物2g
をゆっくり加える。静置後、23℃、24hr後の無機
層状化合物分散層と上澄みとの界面の目盛から無機層状
化合物分散層の体積(mL)を膨潤値として読む。この
数値が大きい程、膨潤性が高い。
に分散媒100mLを入れ、これに無機層状化合物2g
をゆっくり加える。静置後、23℃、24hr後の無機
層状化合物分散層と上澄みとの界面の目盛から無機層状
化合物分散層の体積(mL)を膨潤値として読む。この
数値が大きい程、膨潤性が高い。
【0045】<へき開性試験>無機層状化合物30gを
分散媒1500mLにゆっくり加え、分散機〔浅田鉄工
(株)製、デスパーMH−L、羽根径52mm、回転数
3100rpm、容器容量3L、底面−羽根間の距離2
8mm〕にて周速8.5m/secで90分間分散した
後(23℃)、分散液100mLをとりメスシリンダー
に入れ60分静置後、上澄みとの界面から、無機層状化
合物分散層の体積(mL)をへき開値として読む。
分散媒1500mLにゆっくり加え、分散機〔浅田鉄工
(株)製、デスパーMH−L、羽根径52mm、回転数
3100rpm、容器容量3L、底面−羽根間の距離2
8mm〕にて周速8.5m/secで90分間分散した
後(23℃)、分散液100mLをとりメスシリンダー
に入れ60分静置後、上澄みとの界面から、無機層状化
合物分散層の体積(mL)をへき開値として読む。
【0046】分散媒に膨潤・へき開する無機層状化合物
としては、分散媒に膨潤・へき開性を有する粘土鉱物が
特に好ましく用いられる。かかる粘土鉱物は、一般に、
シリカの四面体層の上部に、アルミニウムやマグネシウ
ム等を中心金属にした八面体層を有する2層構造を有す
るタイプと、シリカの四面体層が、アルミニウムやマグ
ネシウム等を中心金属にした八面体層を両側から狭んで
なる3層構造を有するタイプに分類される。前者の2層
構造タイプとしては、カオリナイト族、アンチゴライト
族等を挙げることができ、後者の3層構造タイプとして
は、層間カチオンの数によってスメクタイト族、バーミ
キュライト族、マイカ族等を挙げることができる。
としては、分散媒に膨潤・へき開性を有する粘土鉱物が
特に好ましく用いられる。かかる粘土鉱物は、一般に、
シリカの四面体層の上部に、アルミニウムやマグネシウ
ム等を中心金属にした八面体層を有する2層構造を有す
るタイプと、シリカの四面体層が、アルミニウムやマグ
ネシウム等を中心金属にした八面体層を両側から狭んで
なる3層構造を有するタイプに分類される。前者の2層
構造タイプとしては、カオリナイト族、アンチゴライト
族等を挙げることができ、後者の3層構造タイプとして
は、層間カチオンの数によってスメクタイト族、バーミ
キュライト族、マイカ族等を挙げることができる。
【0047】これらの粘土鉱物としては、より具体的に
は、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイ
サイト、アンチゴライト、クリソタイル、パイロフィラ
イト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイ
ト、サポナイト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘク
トライト、テトラシリリックマイカ、ナトリウムテニオ
ライト、白雲母、マーガライト、タルク、バーミキュラ
イト、金雲母、ザンソフィライト、緑泥石等を挙げるこ
とができる。
は、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイ
サイト、アンチゴライト、クリソタイル、パイロフィラ
イト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイ
ト、サポナイト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘク
トライト、テトラシリリックマイカ、ナトリウムテニオ
ライト、白雲母、マーガライト、タルク、バーミキュラ
イト、金雲母、ザンソフィライト、緑泥石等を挙げるこ
とができる。
【0048】また、粘土鉱物を有機物で処理したもの
(以下、有機修飾粘土鉱物と称する場合もある)も無機
層状化合物として用いることができる(なお、有機物で
処理した粘土鉱物に関しては、朝倉書店、「粘土の事
典」参照)。
(以下、有機修飾粘土鉱物と称する場合もある)も無機
層状化合物として用いることができる(なお、有機物で
処理した粘土鉱物に関しては、朝倉書店、「粘土の事
典」参照)。
【0049】上記粘土鉱物の中でも、膨潤性またはへき
開性の観点から、スメクタイト族、バーミキュライト族
およびマイカ族が好ましく、さらに好ましくはスメクタ
イト族が好ましい。スメクタイト族としては、モンモリ
ロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイ
ト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘクトライトを例
示できる。
開性の観点から、スメクタイト族、バーミキュライト族
およびマイカ族が好ましく、さらに好ましくはスメクタ
イト族が好ましい。スメクタイト族としては、モンモリ
ロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイ
ト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘクトライトを例
示できる。
【0050】無機層状化合物を膨潤またはへき開させる
分散媒は、例えば天然の膨潤性粘土鉱物の場合、水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のア
ルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、アセトン等が挙げられ、水やメタノール等のアル
コール類がより好ましい。
分散媒は、例えば天然の膨潤性粘土鉱物の場合、水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のア
ルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、アセトン等が挙げられ、水やメタノール等のアル
コール類がより好ましい。
【0051】また、有機修飾粘土鉱物の場合、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、エチル
エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタン
等の脂肪族炭化水素類、クロロベンゼン、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、
パークロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エ
チル、メタアクリル酸メチル(MMA) 、フタル酸ジオ
クチル(DOP)、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、メチルセロソルブ、シリコンオイル等が挙
げられる。
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、エチル
エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタン
等の脂肪族炭化水素類、クロロベンゼン、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、
パークロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エ
チル、メタアクリル酸メチル(MMA) 、フタル酸ジオ
クチル(DOP)、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、メチルセロソルブ、シリコンオイル等が挙
げられる。
【0052】本発明の樹脂組成物層3では、前述の熱可
塑性樹脂層4に用いた樹脂を用いることができるが、そ
の中でも、水素結合性基またはイオン性基を、高い含有
量にて有する前述した、高水素結合性樹脂が樹脂として
望ましく用いられる。
塑性樹脂層4に用いた樹脂を用いることができるが、そ
の中でも、水素結合性基またはイオン性基を、高い含有
量にて有する前述した、高水素結合性樹脂が樹脂として
望ましく用いられる。
【0053】上記高水素結合性樹脂とは、高水素結合性
樹脂中の水素結合性基またはイオン性基の含有量(両者
を含む場合は、両者の合計量)が、20〜60モル%で
あり、好ましくは30〜50モル%のものである。これ
らの水素結合性基およびイオン性基の含有量は、例え
ば、核磁気共鳴(NMR)の手法(1H−NMR、13C
−NMR等)によって測定することができる。
樹脂中の水素結合性基またはイオン性基の含有量(両者
を含む場合は、両者の合計量)が、20〜60モル%で
あり、好ましくは30〜50モル%のものである。これ
らの水素結合性基およびイオン性基の含有量は、例え
ば、核磁気共鳴(NMR)の手法(1H−NMR、13C
−NMR等)によって測定することができる。
【0054】上述した水素結合性基としては水酸基、ア
ミノ基、チオール基、カルボキシル基、スルホン酸基、
燐酸基などが挙げられ、イオン性基としてはカルボキシ
レート基、スルホン酸イオン基、燐酸イオン基、アンモ
ニウム基、ホスホニウム基などが挙げられる。水素結合
性基またはイオン性基の内、さらに好ましいものとして
は、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸
基、カルボキシレート基、スルホン酸イオン基、アンモ
ニウム基などが挙げられる。
ミノ基、チオール基、カルボキシル基、スルホン酸基、
燐酸基などが挙げられ、イオン性基としてはカルボキシ
レート基、スルホン酸イオン基、燐酸イオン基、アンモ
ニウム基、ホスホニウム基などが挙げられる。水素結合
性基またはイオン性基の内、さらに好ましいものとして
は、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸
基、カルボキシレート基、スルホン酸イオン基、アンモ
ニウム基などが挙げられる。
【0055】高水素結合性樹脂の具体例としては、例え
ば、PVA、ビニルアルコール分率が40モル%以上の
エチレン−ビニルアルコール共重合体、多糖類、ポリア
クリル酸およびそのエステル類、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、ポリスチレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン
酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン
およびその4級アンモニウム塩、ポリビニルチオール、
ポリグリセリンなどが挙げられる。上述した樹脂の中で
も、さらに好ましいものとしては、PVA、多糖類、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。
ば、PVA、ビニルアルコール分率が40モル%以上の
エチレン−ビニルアルコール共重合体、多糖類、ポリア
クリル酸およびそのエステル類、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、ポリスチレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン
酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン
およびその4級アンモニウム塩、ポリビニルチオール、
ポリグリセリンなどが挙げられる。上述した樹脂の中で
も、さらに好ましいものとしては、PVA、多糖類、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。
【0056】ここで、PVAとは、例えば、酢酸ビニル
重合体の酢酸エステル部分を加水分解ないしエステル交
換(けん化)して得られるポリマー(すなわち、ビニル
アルコールと酢酸ビニルの共重合体となったもの)や、
トリフルオロ酢酸ビニル重合体、ギ酸ビニル重合体、ピ
バリン酸ビニル重合体、t−ブチルビニルエーテル重合
体、トリメチルシリルビニルエーテル重合体等をけん化
して得られるポリマーが挙げられる(PVAの詳細につ
いては、例えば、ポバール会編、「PVAの世界」、1
992年、(株)高分子刊行会;長野ら、「ポバール」
1981年、(株)高分子刊行会を参照)。
重合体の酢酸エステル部分を加水分解ないしエステル交
換(けん化)して得られるポリマー(すなわち、ビニル
アルコールと酢酸ビニルの共重合体となったもの)や、
トリフルオロ酢酸ビニル重合体、ギ酸ビニル重合体、ピ
バリン酸ビニル重合体、t−ブチルビニルエーテル重合
体、トリメチルシリルビニルエーテル重合体等をけん化
して得られるポリマーが挙げられる(PVAの詳細につ
いては、例えば、ポバール会編、「PVAの世界」、1
992年、(株)高分子刊行会;長野ら、「ポバール」
1981年、(株)高分子刊行会を参照)。
【0057】PVAにおける「けん化」の程度は、モル
百分率で70%以上が好ましく、さらには85%以上の
ものが好ましく、98%以上のいわゆる完全けん化品が
特に好ましい。また、PVAにおける重合度は、100
以上5000以下が好ましく、200以上3000以下
がより好ましい。さらに、本発明にいうPVAは本発明
の目的が阻害されない限り少量の共重合モノマーで変性
されていてもよい。
百分率で70%以上が好ましく、さらには85%以上の
ものが好ましく、98%以上のいわゆる完全けん化品が
特に好ましい。また、PVAにおける重合度は、100
以上5000以下が好ましく、200以上3000以下
がより好ましい。さらに、本発明にいうPVAは本発明
の目的が阻害されない限り少量の共重合モノマーで変性
されていてもよい。
【0058】多糖類とは、種々の単糖類の縮重合によっ
て生体系で合成される生体高分子であり、ここではそれ
らをもとに化学修飾したものも含まれる。たとえば、セ
ルロースおよびヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体、アミロース、アミロペクチン、プ
ルラン、カードラン、ザンタン、キチン、キトサンなど
が挙げられる。
て生体系で合成される生体高分子であり、ここではそれ
らをもとに化学修飾したものも含まれる。たとえば、セ
ルロースおよびヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体、アミロース、アミロペクチン、プ
ルラン、カードラン、ザンタン、キチン、キトサンなど
が挙げられる。
【0059】また、エチレン−ビニルアルコール共重合
体(以下:EVOHと記載) とは、ビニルアルコール分
率が40モル%以上80モル%以下であり、より好まし
くは、45モル%〜75モル%であるEVOHを意味す
る。また、EVOHのメルトインデックス(温度190
℃、荷重2160gの条件で測定した値;以下MIと記
す)は、特に限定されないが、0. 1〜50g/10分
である。さらに、本発明にいうEVOHは、本発明の目
的が阻害されない限り、少量の共重合モノマーで変性さ
れていてもよい。
体(以下:EVOHと記載) とは、ビニルアルコール分
率が40モル%以上80モル%以下であり、より好まし
くは、45モル%〜75モル%であるEVOHを意味す
る。また、EVOHのメルトインデックス(温度190
℃、荷重2160gの条件で測定した値;以下MIと記
す)は、特に限定されないが、0. 1〜50g/10分
である。さらに、本発明にいうEVOHは、本発明の目
的が阻害されない限り、少量の共重合モノマーで変性さ
れていてもよい。
【0060】上記PVAおよびEVOHの変性体とは、
PVAの製造過程において、ビニルエステル樹脂に酢酸
ビニル単量体と共重合可能な他の不飽和単量体、たとえ
ば、エチレン、プロピレン、α−ヘキセン、α−オクテ
ンなどのオレフィン類や、(メタ)アクリル酸、クロト
ン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など
の不飽和酸、およびそのアルキルエステルやアルカリ塩
類、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸などのスル
ホン酸含有単量体およびそのアルカリ塩類、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートや、トリメチル−2−(−1−
(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルエチル)ア
ンモニウムクロリド、トリメチル−3−(1−(メタ)
アクリルアミドプロピル)アンモニウムクロリド、1−
ビニル−2−エチルイミダゾールその他4級化可能なカ
チオン性単量体、スチレン、アルキルビニルエーテル、
バーサチック酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、その
他のものが挙げられる。
PVAの製造過程において、ビニルエステル樹脂に酢酸
ビニル単量体と共重合可能な他の不飽和単量体、たとえ
ば、エチレン、プロピレン、α−ヘキセン、α−オクテ
ンなどのオレフィン類や、(メタ)アクリル酸、クロト
ン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など
の不飽和酸、およびそのアルキルエステルやアルカリ塩
類、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸などのスル
ホン酸含有単量体およびそのアルカリ塩類、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートや、トリメチル−2−(−1−
(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルエチル)ア
ンモニウムクロリド、トリメチル−3−(1−(メタ)
アクリルアミドプロピル)アンモニウムクロリド、1−
ビニル−2−エチルイミダゾールその他4級化可能なカ
チオン性単量体、スチレン、アルキルビニルエーテル、
バーサチック酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、その
他のものが挙げられる。
【0061】これら共重合成分の比率は、特に限定はさ
れるものではないが、ビニルアルコール単位に対し、5
0モル%以下、好ましくは30モル%以下の程度である
場合が好ましく、その共重合の形態は、ランダム共重
合、ブロック共重合、グラフト共重合など任意の方法に
よって得られる各種の形態が用いられる。
れるものではないが、ビニルアルコール単位に対し、5
0モル%以下、好ましくは30モル%以下の程度である
場合が好ましく、その共重合の形態は、ランダム共重
合、ブロック共重合、グラフト共重合など任意の方法に
よって得られる各種の形態が用いられる。
【0062】中でも、これら共重合体のうち、PVA成
分に対し、ポリカルボン酸成分が共重合されたブロック
共重合体特に好適に用いられ、該ポリカルボン酸成分が
ポリメタクリル酸である場合において特に好ましい。さ
らに、該ブロック共重合体は、PVA鎖の片末端にポリ
アクリル酸鎖が延長されたようなA−B型ブロック共重
合体である場合が特に好ましく、PVAブロック成分
(a)とポリアクリル酸ブロック成分(b)の重量比
(a)/(b)が50/50〜95/5である場合が好
ましく、60/40〜90/10である場合において特
に好ましいガスバリア性が完備され、基材層との結合特
性が顕著に完備される。また、その他の変性体のうち、
特に好ましい形態の1つとしては、分子内にシリル基を
有する化合物の少なくとも一種で変性されたビニルエス
テル系重合体けん化物からなるシリル基変性PVA系樹
脂がある。
分に対し、ポリカルボン酸成分が共重合されたブロック
共重合体特に好適に用いられ、該ポリカルボン酸成分が
ポリメタクリル酸である場合において特に好ましい。さ
らに、該ブロック共重合体は、PVA鎖の片末端にポリ
アクリル酸鎖が延長されたようなA−B型ブロック共重
合体である場合が特に好ましく、PVAブロック成分
(a)とポリアクリル酸ブロック成分(b)の重量比
(a)/(b)が50/50〜95/5である場合が好
ましく、60/40〜90/10である場合において特
に好ましいガスバリア性が完備され、基材層との結合特
性が顕著に完備される。また、その他の変性体のうち、
特に好ましい形態の1つとしては、分子内にシリル基を
有する化合物の少なくとも一種で変性されたビニルエス
テル系重合体けん化物からなるシリル基変性PVA系樹
脂がある。
【0063】かかる組成を有する変性重合体を得る方法
としては、特に限定はないが、常法によって得られたP
VAあるいは変性ポリ酢酸ビニルなどのビニルアルコー
ル系重合体に、分子内にシリル基を有する化合物を反応
させ、シリル基を重合体に導入する、あるいはPVAあ
るいはその変性体の末端を活性化し、分子内にシリル基
を有する不飽和単量体を重合体末端に導入する、さらに
は該不飽和単量体をビニルアルコール系重合体分子鎖に
グラフト共重合せしめるなど各種の変性による方法、ビ
ニルエステル系単量体と分子内にシリル基を有する不飽
和単量体とから共重合体を得て、これをけん化する方
法、または、シリル基を有するメルカプタンなどの存在
下でビニルエステルを重合し、これをけん化するなど末
端にシリル基を導入する、などの各種の方法が有効に用
いられる。
としては、特に限定はないが、常法によって得られたP
VAあるいは変性ポリ酢酸ビニルなどのビニルアルコー
ル系重合体に、分子内にシリル基を有する化合物を反応
させ、シリル基を重合体に導入する、あるいはPVAあ
るいはその変性体の末端を活性化し、分子内にシリル基
を有する不飽和単量体を重合体末端に導入する、さらに
は該不飽和単量体をビニルアルコール系重合体分子鎖に
グラフト共重合せしめるなど各種の変性による方法、ビ
ニルエステル系単量体と分子内にシリル基を有する不飽
和単量体とから共重合体を得て、これをけん化する方
法、または、シリル基を有するメルカプタンなどの存在
下でビニルエステルを重合し、これをけん化するなど末
端にシリル基を導入する、などの各種の方法が有効に用
いられる。
【0064】このような各種の方法で得られる変性PV
A系樹脂としては、結果的にその分子内にシリル基を有
するものであればよいが、分子内に含有されるシリル基
がアルコキシル基あるいはアシロキシル基およびこれら
の加水分解物であるシラノール基またはその塩などの反
応性置換基を有しているものが好ましく、中でもシラノ
ール基である場合が特に好ましい。
A系樹脂としては、結果的にその分子内にシリル基を有
するものであればよいが、分子内に含有されるシリル基
がアルコキシル基あるいはアシロキシル基およびこれら
の加水分解物であるシラノール基またはその塩などの反
応性置換基を有しているものが好ましく、中でもシラノ
ール基である場合が特に好ましい。
【0065】これらの変性PVA系樹脂を得るために用
いられる分子内にシリル基を有する化合物としては、ト
リメチルクロルシラン、ジメチルクロルシラン、メチル
トリクロルシラン、ビニルトリクロルシラン、ジフェニ
ルジクロルシラン、トリエチルフルオロシランなどのオ
ルガノハロシラン、トリメチルアセトキシシラン、ジメ
チルジアセトキシシランなどのオルガノシリコンエステ
ル、トリメチルメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ランなどのオルガノアルコキシシラン、トリメチルシラ
ノール、ジエチルシランジオールなどのオルガノシラノ
ール、N−アミエチルトリメトキシシランなどのアミノ
アルキルシラン、トリメチルシリコンイソジシアネート
などのオルガノシリコンイソシアネートその他のものが
挙げられる。これらシリル化剤による変性度は用いられ
るシリル化剤の種類、量、反応条件によって任意に調節
することができる。
いられる分子内にシリル基を有する化合物としては、ト
リメチルクロルシラン、ジメチルクロルシラン、メチル
トリクロルシラン、ビニルトリクロルシラン、ジフェニ
ルジクロルシラン、トリエチルフルオロシランなどのオ
ルガノハロシラン、トリメチルアセトキシシラン、ジメ
チルジアセトキシシランなどのオルガノシリコンエステ
ル、トリメチルメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ランなどのオルガノアルコキシシラン、トリメチルシラ
ノール、ジエチルシランジオールなどのオルガノシラノ
ール、N−アミエチルトリメトキシシランなどのアミノ
アルキルシラン、トリメチルシリコンイソジシアネート
などのオルガノシリコンイソシアネートその他のものが
挙げられる。これらシリル化剤による変性度は用いられ
るシリル化剤の種類、量、反応条件によって任意に調節
することができる。
【0066】また、ビニルエステル系単量体と分子内に
シリル基を有する不飽和単量体とからの共重合体をけん
化する方法において用いられる該不飽和単量体として
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、などに代表されるようなビニルアルコキシシラン
やビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリイソプロ
ポキシシランなどに代表されるようなビニルアルコキシ
シランのアルキルあるいはアリル置換体など多くのビニ
ルシラン系化合物、さらに、これらのアルコキシ基の一
部または全部をポリエチレングリコールなどのポリアル
キレングリコール置換したポリアルキレングリコール化
ビニルシランなどが挙げられる。さらには、3−(メ
タ)アクリルアミノ−プロピルトリメトキシシラン、3
−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリエトキシシラ
ンなどに代表されるような(メタ)アクリルアミド−ア
ルキルシランなども好ましく用いることができる。
シリル基を有する不飽和単量体とからの共重合体をけん
化する方法において用いられる該不飽和単量体として
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、などに代表されるようなビニルアルコキシシラン
やビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリイソプロ
ポキシシランなどに代表されるようなビニルアルコキシ
シランのアルキルあるいはアリル置換体など多くのビニ
ルシラン系化合物、さらに、これらのアルコキシ基の一
部または全部をポリエチレングリコールなどのポリアル
キレングリコール置換したポリアルキレングリコール化
ビニルシランなどが挙げられる。さらには、3−(メ
タ)アクリルアミノ−プロピルトリメトキシシラン、3
−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリエトキシシラ
ンなどに代表されるような(メタ)アクリルアミド−ア
ルキルシランなども好ましく用いることができる。
【0067】一方、シリル基を有するメルカプタンなど
の存在下でビニルエステルを重合した後けん化し、末端
にシリル基を導入する方法には、3−(トリメトキシシ
リル)−プロピルメルカプタンなどのアルコキシシリル
アルキルメルカプタンが好ましく用いられる。
の存在下でビニルエステルを重合した後けん化し、末端
にシリル基を導入する方法には、3−(トリメトキシシ
リル)−プロピルメルカプタンなどのアルコキシシリル
アルキルメルカプタンが好ましく用いられる。
【0068】本発明の変性PVA系樹脂における変性
度、すなわち、シリル基の含有量、けん化度などによっ
てその適性範囲は各々異なるが、本発明の目的であるガ
スバリア性に対しては、重要な要因となる。シリル基の
含有量は、通常、重合体中のビニルアルコール単位に対
しシリル基を含む単量体として30モル%以下であり、
10モル%以下が好ましく、5モル%以下である場合が
より好ましく、2モル%以下が特に好ましく用いられ
る。下限は特に限定されないが、0.1モル%以上であ
る場合において効果が特に顕著に発揮される。
度、すなわち、シリル基の含有量、けん化度などによっ
てその適性範囲は各々異なるが、本発明の目的であるガ
スバリア性に対しては、重要な要因となる。シリル基の
含有量は、通常、重合体中のビニルアルコール単位に対
しシリル基を含む単量体として30モル%以下であり、
10モル%以下が好ましく、5モル%以下である場合が
より好ましく、2モル%以下が特に好ましく用いられ
る。下限は特に限定されないが、0.1モル%以上であ
る場合において効果が特に顕著に発揮される。
【0069】なお、上記シリル化率は、シリル化前のP
VA系樹脂に含まれていた水酸基の量に対する、シリル
化後の導入されたシリル基の割合を示すものである。
VA系樹脂に含まれていた水酸基の量に対する、シリル
化後の導入されたシリル基の割合を示すものである。
【0070】上記シリル基が導入された変性PVA系樹
脂は、アルコール、またはアルコール/水の混合溶媒で
加熱溶解させることにより、導入されたシリル基の存在
によってアルコール系溶媒に溶解する。そして、溶媒に
溶解した変性PVA系樹脂は、一方で、導入されたシリ
ル基の一部が脱アルコール反応および脱水反応により反
応して、架橋する。なお、上記反応には、水の存在が必
須であり、アルコール/水の混合溶媒を用いることが好
ましい。
脂は、アルコール、またはアルコール/水の混合溶媒で
加熱溶解させることにより、導入されたシリル基の存在
によってアルコール系溶媒に溶解する。そして、溶媒に
溶解した変性PVA系樹脂は、一方で、導入されたシリ
ル基の一部が脱アルコール反応および脱水反応により反
応して、架橋する。なお、上記反応には、水の存在が必
須であり、アルコール/水の混合溶媒を用いることが好
ましい。
【0071】これら各種のPVA系樹脂は、もちろんそ
れ単独で用いられてもよいが、本発明の目的を阻害しな
い限り、共重合可能な他の単量体との共重合体とした
り、混合可能な他の樹脂化合物と併用することができ
る。このような樹脂としては、たとえばポリアクリル酸
またはそのエステル類、ポリエステル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ樹脂、メラミ
ン樹脂、その他のものを挙げることができる。
れ単独で用いられてもよいが、本発明の目的を阻害しな
い限り、共重合可能な他の単量体との共重合体とした
り、混合可能な他の樹脂化合物と併用することができ
る。このような樹脂としては、たとえばポリアクリル酸
またはそのエステル類、ポリエステル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ樹脂、メラミ
ン樹脂、その他のものを挙げることができる。
【0072】本発明で用いる塗工液は、上述した無機層
状化合物と樹脂を分散媒中に分散または溶解させた液で
ある。上記分散媒としては、得られる蓋付容器のガスバ
リア性の観点から、上述した無機層状化合物を膨潤また
はへき開させる液体が好ましい。
状化合物と樹脂を分散媒中に分散または溶解させた液で
ある。上記分散媒としては、得られる蓋付容器のガスバ
リア性の観点から、上述した無機層状化合物を膨潤また
はへき開させる液体が好ましい。
【0073】塗工液における、無機層状化合物と樹脂と
の組成比は、特に限定されないが、一般的には、無機層
状化合物と樹脂との重量比(無機層状化合物/樹脂)
が、1/100〜100/1、さらには1/20〜10
/1の範囲であることが好ましい。無機層状化合物の重
量比が高いほどガスバリア性に優れるが、耐屈曲性の点
を考慮すると、1/20〜2/1の範囲がより好まし
い。また、塗工液中の無機層状化合物と樹脂の濃度は、
両者の合計で、0.1〜70重量%、生産性の観点から
1〜15重量%であり、より好ましくは、4〜10重量
%である。
の組成比は、特に限定されないが、一般的には、無機層
状化合物と樹脂との重量比(無機層状化合物/樹脂)
が、1/100〜100/1、さらには1/20〜10
/1の範囲であることが好ましい。無機層状化合物の重
量比が高いほどガスバリア性に優れるが、耐屈曲性の点
を考慮すると、1/20〜2/1の範囲がより好まし
い。また、塗工液中の無機層状化合物と樹脂の濃度は、
両者の合計で、0.1〜70重量%、生産性の観点から
1〜15重量%であり、より好ましくは、4〜10重量
%である。
【0074】本発明の樹脂組成物層3には、その耐水性
を改良する目的で、水素結合性基用架橋剤を用いること
ができる。上記水素結合性基用架橋剤の好適な例として
は、チタン有機化合物、ジルコニウム有機化合物、アル
ミニウム有機化合物、珪素有機化合物が挙げられる。
を改良する目的で、水素結合性基用架橋剤を用いること
ができる。上記水素結合性基用架橋剤の好適な例として
は、チタン有機化合物、ジルコニウム有機化合物、アル
ミニウム有機化合物、珪素有機化合物が挙げられる。
【0075】チタン有機化合物の具体例としては、テト
ラノルマルブチルチタネート、テトライソプロピルチタ
ネート、ブチルチタネートダイマー、テトラ(2-エチル
ヘキシル)チタネート、テトラメチルチタネート等のチ
タンオルソエステル類、チタンアセチルアセトナート、
チタンテトラアセチルアセトナート、ポリチタンアセチ
ルアセトナート、チタンオクチレングリコレート、チタ
ンラクテート、チタントリエタノールアミネート、チタ
ンエチルアセトアセテート等のチタンキレート類、ポリ
ヒドロキシチタンステアレート等のチタンアシレート類
などが挙げられる。
ラノルマルブチルチタネート、テトライソプロピルチタ
ネート、ブチルチタネートダイマー、テトラ(2-エチル
ヘキシル)チタネート、テトラメチルチタネート等のチ
タンオルソエステル類、チタンアセチルアセトナート、
チタンテトラアセチルアセトナート、ポリチタンアセチ
ルアセトナート、チタンオクチレングリコレート、チタ
ンラクテート、チタントリエタノールアミネート、チタ
ンエチルアセトアセテート等のチタンキレート類、ポリ
ヒドロキシチタンステアレート等のチタンアシレート類
などが挙げられる。
【0076】ジルコニウム有機化合物の具体例として
は、ジルコニウムノルマルプロピレート、ジルコニウム
ノルマルブチレート、ジルコニウムテトラアセチルアセ
トナート、ジルコニウムモノアセチルアセトナート、ジ
ルコニウムビスアセチルアセトナート、ジルコニウムア
セチルアセトナートビスエチルアセトアセテート等が挙
げられる。
は、ジルコニウムノルマルプロピレート、ジルコニウム
ノルマルブチレート、ジルコニウムテトラアセチルアセ
トナート、ジルコニウムモノアセチルアセトナート、ジ
ルコニウムビスアセチルアセトナート、ジルコニウムア
セチルアセトナートビスエチルアセトアセテート等が挙
げられる。
【0077】アルミニウム有機化合物の具体例として
は、アルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウム
有機酸キレート等が挙げられる。
は、アルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウム
有機酸キレート等が挙げられる。
【0078】これらの中で、キレート化合物が塗工液中
での安定性の面で好ましい。また、塗工液の安定性の面
では、塗工液を酸性に設定することにより、上記安定性
が大幅に改良される。添加方法は、アルコール類で希釈
し、添加するのが好ましく用いられる。
での安定性の面で好ましい。また、塗工液の安定性の面
では、塗工液を酸性に設定することにより、上記安定性
が大幅に改良される。添加方法は、アルコール類で希釈
し、添加するのが好ましく用いられる。
【0079】架橋剤の添加量は特に限定されないが、架
橋剤の架橋生成基のモル数(CN)と樹脂の水素結合性
基のモル数(HN)との比K(K=CN/HN)が、
0.001以上10以下の範囲内になるように用いるこ
とが好ましい。このモル数の比Kは、0.01以上1以
下の範囲内であることが更に好ましい。
橋剤の架橋生成基のモル数(CN)と樹脂の水素結合性
基のモル数(HN)との比K(K=CN/HN)が、
0.001以上10以下の範囲内になるように用いるこ
とが好ましい。このモル数の比Kは、0.01以上1以
下の範囲内であることが更に好ましい。
【0080】上記した無機層状化合物と樹脂よりなる樹
脂組成物の配合ないし製造方法は、特に限定されない。
配合時の均一性ないし操作容易性の点からは、例えば、
樹脂を溶媒に溶解させた液と、無機層状化合物を分散媒
により予め膨潤・へき開させた分散液とを混合後、溶媒
および分散媒を除く方法(方法1)、無機層状化合物を
分散媒により膨潤・へき開させた分散液と樹脂とを混合
して、上記樹脂を分散媒中に溶解させた後、分散媒を除
く方法(方法2)、樹脂を溶媒に溶解させた液に無機層
状化合物を加え、上記溶媒を分散媒として上記無機層状
化合物を膨潤・へき開させて分散液とし、上記溶媒を除
く方法(方法3)、また樹脂と無機層状化合物を熱混練
する方法(方法4)などが使用可能である。無機層状化
合物の大きなアスペクト比が容易に得られる点からは、
前3者の方法が好ましく用いられる。また、前3者にお
いては、高圧分散装置を用いて処理するほうが無機層状
化合物の分散性の観点から好ましい。
脂組成物の配合ないし製造方法は、特に限定されない。
配合時の均一性ないし操作容易性の点からは、例えば、
樹脂を溶媒に溶解させた液と、無機層状化合物を分散媒
により予め膨潤・へき開させた分散液とを混合後、溶媒
および分散媒を除く方法(方法1)、無機層状化合物を
分散媒により膨潤・へき開させた分散液と樹脂とを混合
して、上記樹脂を分散媒中に溶解させた後、分散媒を除
く方法(方法2)、樹脂を溶媒に溶解させた液に無機層
状化合物を加え、上記溶媒を分散媒として上記無機層状
化合物を膨潤・へき開させて分散液とし、上記溶媒を除
く方法(方法3)、また樹脂と無機層状化合物を熱混練
する方法(方法4)などが使用可能である。無機層状化
合物の大きなアスペクト比が容易に得られる点からは、
前3者の方法が好ましく用いられる。また、前3者にお
いては、高圧分散装置を用いて処理するほうが無機層状
化合物の分散性の観点から好ましい。
【0081】高圧分散装置としては、例えばMicrofluid
ics Corporation 社製超高圧ホモジナイザー(商品名マ
イクロフルイダイザー)あるいはナノマイザー社製ナノ
マイザーがあり、他にもマントンゴーリン型高圧分散装
置、例えばイズミフードマシナリ製ホモゲナイザー等が
挙げられる。
ics Corporation 社製超高圧ホモジナイザー(商品名マ
イクロフルイダイザー)あるいはナノマイザー社製ナノ
マイザーがあり、他にもマントンゴーリン型高圧分散装
置、例えばイズミフードマシナリ製ホモゲナイザー等が
挙げられる。
【0082】上記の前3者の方法において、溶媒や分散
媒を系から除去し、積層した後、得られた蓋付容器を、
例えば110℃以上220℃以下で熱エージングするこ
とは、とりわけ蓋付容器の耐水性(耐水環境テスト後の
ガスバリア性の意味)を向上させることができて、好ま
しい。
媒を系から除去し、積層した後、得られた蓋付容器を、
例えば110℃以上220℃以下で熱エージングするこ
とは、とりわけ蓋付容器の耐水性(耐水環境テスト後の
ガスバリア性の意味)を向上させることができて、好ま
しい。
【0083】エージング時間に限定はないが、蓋付容器
が少なくとも設定温度に到達する必要があり、例えば熱
風乾燥機のような熱媒接触による方法の場合、1秒以上
100分以下が好ましい。加熱のための熱源についても
特に限定はなく、熱ロール接触、熱媒接触(空気、オイ
ル等)、赤外線加熱、マイクロ波加熱など種々の方法が
適用できる。
が少なくとも設定温度に到達する必要があり、例えば熱
風乾燥機のような熱媒接触による方法の場合、1秒以上
100分以下が好ましい。加熱のための熱源についても
特に限定はなく、熱ロール接触、熱媒接触(空気、オイ
ル等)、赤外線加熱、マイクロ波加熱など種々の方法が
適用できる。
【0084】上記エージング処理は、樹脂が高水素結合
性樹脂を含み、かつ、無機層状化合物が膨潤性を有する
粘土鉱物である場合に、耐水性の改良において特に優れ
た効果を発揮する。
性樹脂を含み、かつ、無機層状化合物が膨潤性を有する
粘土鉱物である場合に、耐水性の改良において特に優れ
た効果を発揮する。
【0085】本発明における高圧分散処理とは、図6に
示すように、分散させるべき粒子または分散媒等を混合
した組成物混合液を複数本の細管11中に高速通過させ
て、衝突させることにより、高剪断や高圧状態などの特
殊な条件下で、分散処理することである。
示すように、分散させるべき粒子または分散媒等を混合
した組成物混合液を複数本の細管11中に高速通過させ
て、衝突させることにより、高剪断や高圧状態などの特
殊な条件下で、分散処理することである。
【0086】このような高圧分散処理では、組成物混合
液を、管径1μm〜1000μmの細管11中を通過さ
せることが好ましく、細管11を通過時に、組成物混合
液には、最大圧力条件が100kgf/cm2 以上の圧
力が印加されることが好ましく、さらに、500kgf
/cm2 以上がより好ましく、特に好ましくは1000
kgf/cm2 以上である。また、組成物混合液が、細
管11内を通過する際、上記組成物混合液の最高到達速
度が100m/s以上に達することが好ましく、かつ、
伝熱速度は100kcal/hr以上が好ましい。
液を、管径1μm〜1000μmの細管11中を通過さ
せることが好ましく、細管11を通過時に、組成物混合
液には、最大圧力条件が100kgf/cm2 以上の圧
力が印加されることが好ましく、さらに、500kgf
/cm2 以上がより好ましく、特に好ましくは1000
kgf/cm2 以上である。また、組成物混合液が、細
管11内を通過する際、上記組成物混合液の最高到達速
度が100m/s以上に達することが好ましく、かつ、
伝熱速度は100kcal/hr以上が好ましい。
【0087】上記高圧分散処理の原理を模式的に説明す
ると、まず、ポンプ12により、細管11より太い管径
を有するフィーダー管13に組成物混合液が吸引されて
取り込まれる。続いて、ポンプ12によって、フィーダ
ー管13内の組成物混合液に対し、高圧が印加される。
ると、まず、ポンプ12により、細管11より太い管径
を有するフィーダー管13に組成物混合液が吸引されて
取り込まれる。続いて、ポンプ12によって、フィーダ
ー管13内の組成物混合液に対し、高圧が印加される。
【0088】このとき、フィーダー管13に設けられた
逆流防止弁(図示せず)により、フィーダー管13内の
組成物混合液は、細管11に向かって押し出される。し
たがって、組成物混合液は、細管11内において、高圧
および高速状態となり、組成物混合液の各無機層状化合
物粒子が互いに、および細管11の内壁と衝突して、上
記各無機層状化合物粒子の径および厚さ、特に厚さが細
分化され、かつ、より均一に分散されて、排出管14か
ら外部に取り出される。
逆流防止弁(図示せず)により、フィーダー管13内の
組成物混合液は、細管11に向かって押し出される。し
たがって、組成物混合液は、細管11内において、高圧
および高速状態となり、組成物混合液の各無機層状化合
物粒子が互いに、および細管11の内壁と衝突して、上
記各無機層状化合物粒子の径および厚さ、特に厚さが細
分化され、かつ、より均一に分散されて、排出管14か
ら外部に取り出される。
【0089】例えば、細管11部分で処理サンプルであ
る組成物混合液に対し、瞬間的に最高速度に達する地点
の流速が、例えば300m/sの場合、体積1×10-3
m3の立方体中を1/(3×105 )secで通過し、
組成物混合液の温度が35℃上昇するとき、圧力損失に
より組成物混合液にエネルギーが伝達される。伝熱速度
は、組成物混合液の比重が1g/cm3 比熱1cal/
g℃のとき、3.8×104 kcal/hrとなる。
る組成物混合液に対し、瞬間的に最高速度に達する地点
の流速が、例えば300m/sの場合、体積1×10-3
m3の立方体中を1/(3×105 )secで通過し、
組成物混合液の温度が35℃上昇するとき、圧力損失に
より組成物混合液にエネルギーが伝達される。伝熱速度
は、組成物混合液の比重が1g/cm3 比熱1cal/
g℃のとき、3.8×104 kcal/hrとなる。
【0090】本発明の樹脂組成物層3を他の層、例えば
基材層1に積層するに当たり、それらの間の各表面に対
し、コロナ処理、フレームプラズマ処理、オゾン処理、
電子線照射処理、アンカー処理を行ってもよい。アンカ
ー処理を行う場合、それらの間に、図7に示すように、
アンカー層2をさらに設けてもよい。上記アンカー層2
の素材としては、例えば、ポリエチレンイミン系、アル
キルチタネート系、ポリブタジエン系、ウレタン系等特
に限定されないが、耐水性の面より、イソシアネート化
合物と活性水素化合物とから調製されたウレタン系のア
ンカー層2が好ましい。
基材層1に積層するに当たり、それらの間の各表面に対
し、コロナ処理、フレームプラズマ処理、オゾン処理、
電子線照射処理、アンカー処理を行ってもよい。アンカ
ー処理を行う場合、それらの間に、図7に示すように、
アンカー層2をさらに設けてもよい。上記アンカー層2
の素材としては、例えば、ポリエチレンイミン系、アル
キルチタネート系、ポリブタジエン系、ウレタン系等特
に限定されないが、耐水性の面より、イソシアネート化
合物と活性水素化合物とから調製されたウレタン系のア
ンカー層2が好ましい。
【0091】イソシアネート化合物とは、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)、4,4'−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、4,4'−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネー
ト(H12MDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)等がある。
ソシアネート(TDI)、4,4'−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、4,4'−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネー
ト(H12MDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)等がある。
【0092】また、活性水素化合物とは、イソシアネー
ト化合物と結合する官能基を有するものであればよく、
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロ
ールプロパン等の低分子量ポリオール、ポリエチレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール、エチレン
オキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール等のポリエーテルポリオー
ル、ポリ−β−メチル−δ−バレロラクトン、ポリカプ
ロラクトン、ジオール/二塩基酸からのポリエステル等
のポリエステルポリオールなどが挙げられる。
ト化合物と結合する官能基を有するものであればよく、
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロ
ールプロパン等の低分子量ポリオール、ポリエチレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール、エチレン
オキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール等のポリエーテルポリオー
ル、ポリ−β−メチル−δ−バレロラクトン、ポリカプ
ロラクトン、ジオール/二塩基酸からのポリエステル等
のポリエステルポリオールなどが挙げられる。
【0093】上記活性水素化合物においては、特に、低
分子量ポリオールが好ましく、さらに、低分子量ポリオ
ール中のジオールが望ましい。ここでジオールとはエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等であり、二塩基酸として
アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸等である。その他のポリオールとし
て、ひまし油、液状ポリブタジエン、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネートジオール、アクリルポリオール、ネオプ
レン等の活性水素化合物がある.イソシアネート化合物
と活性水素化合物の混合比は、特に限定されないが、イ
ソシアネート基と活性水素基、例えば−OH,−NH,
−COOHとの当量関係を考慮し、添加量を決定するの
が好ましい。例えば、イソシアネート基のモル数(A
N)と活性水素化合物の活性水素基のモル数(BN)と
の比R(R=AN/BN)は、接着強度の観点から0.
001以上が好ましく、粘着性とブロッキングの観点か
ら10以下が好ましい。このモル数の比Rは、0.01
以上、1以下の範囲内であることが更に好ましい。イソ
シアネート基および活性水素基の各モル数は、1H−N
MR、13C−NMRにより定量することができる。
分子量ポリオールが好ましく、さらに、低分子量ポリオ
ール中のジオールが望ましい。ここでジオールとはエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等であり、二塩基酸として
アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸等である。その他のポリオールとし
て、ひまし油、液状ポリブタジエン、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネートジオール、アクリルポリオール、ネオプ
レン等の活性水素化合物がある.イソシアネート化合物
と活性水素化合物の混合比は、特に限定されないが、イ
ソシアネート基と活性水素基、例えば−OH,−NH,
−COOHとの当量関係を考慮し、添加量を決定するの
が好ましい。例えば、イソシアネート基のモル数(A
N)と活性水素化合物の活性水素基のモル数(BN)と
の比R(R=AN/BN)は、接着強度の観点から0.
001以上が好ましく、粘着性とブロッキングの観点か
ら10以下が好ましい。このモル数の比Rは、0.01
以上、1以下の範囲内であることが更に好ましい。イソ
シアネート基および活性水素基の各モル数は、1H−N
MR、13C−NMRにより定量することができる。
【0094】アンカー層2を樹脂組成物層3または他の
層、例えば基材層1へ積層する方法としては、特に限定
されないが、イソシアネート化合物と活性水素化合物と
を含むアンカーコート剤を溶媒に溶解してアンカーコー
ト剤溶液によるコーティング法が好ましい。コーティン
グ法としては、具体的には、ダイレクトグラビア法やリ
バースグラビア法及びマイクログラビア法、2本ロール
ビートコート法、ボトムフィード3本リバースコート法
等のロールコーティング法、及びドクターナイフ法やダ
イコート法、ディップコート法、バーコーティング法や
これらを組み合わせたコーティング法などの方法が挙げ
られる。
層、例えば基材層1へ積層する方法としては、特に限定
されないが、イソシアネート化合物と活性水素化合物と
を含むアンカーコート剤を溶媒に溶解してアンカーコー
ト剤溶液によるコーティング法が好ましい。コーティン
グ法としては、具体的には、ダイレクトグラビア法やリ
バースグラビア法及びマイクログラビア法、2本ロール
ビートコート法、ボトムフィード3本リバースコート法
等のロールコーティング法、及びドクターナイフ法やダ
イコート法、ディップコート法、バーコーティング法や
これらを組み合わせたコーティング法などの方法が挙げ
られる。
【0095】また、アンカーコート剤溶液における溶剤
成分は主として有機溶媒であり、アルコール類、脂肪族
炭化水素類、脂環族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エ
ステル類、ケトン類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素
類、これらの混合溶媒が挙げられる。
成分は主として有機溶媒であり、アルコール類、脂肪族
炭化水素類、脂環族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エ
ステル類、ケトン類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素
類、これらの混合溶媒が挙げられる。
【0096】アンカーコート剤溶液を膜状に塗布した塗
工厚みは特に限定されないが、乾燥厚みが0.01μm
〜5μmとなるように設定されるのが好ましい。塗工厚
みが大きいほどヒートシール強度には優れるが、耐ゲル
ボフレックス性には劣る。よって、上記塗工厚みは、よ
り好ましくは0.03μm〜2.0μmであり、さらに
好ましくは0.05μm〜1.0μmである。
工厚みは特に限定されないが、乾燥厚みが0.01μm
〜5μmとなるように設定されるのが好ましい。塗工厚
みが大きいほどヒートシール強度には優れるが、耐ゲル
ボフレックス性には劣る。よって、上記塗工厚みは、よ
り好ましくは0.03μm〜2.0μmであり、さらに
好ましくは0.05μm〜1.0μmである。
【0097】本発明の樹脂組成物層3の膜厚は、乾燥厚
みで1nm〜10μmの範囲内、より好ましくは、10
nm〜5μmの範囲内、さらに望ましくは、0.1μm
〜2μmの範囲内である。該厚さが10μmを超える
と、得られた蓋付容器において屈曲性が悪化する。該厚
さが1nm未満となると、効果的なガスバリア性が得ら
れなくなる。
みで1nm〜10μmの範囲内、より好ましくは、10
nm〜5μmの範囲内、さらに望ましくは、0.1μm
〜2μmの範囲内である。該厚さが10μmを超える
と、得られた蓋付容器において屈曲性が悪化する。該厚
さが1nm未満となると、効果的なガスバリア性が得ら
れなくなる。
【0098】本発明の蓋付容器では、アンカー層2、特
にウレタン系のアンカー層2を用いた場合、樹脂組成物
層3は、上記アンカー層2との密着性を向上するための
界面活性剤を含むものが望ましい。上記界面活性剤とし
ては、アンカー層2と樹脂組成物層3との間の密着性や
接着性を向上できるものであれば、特に限定されない
が、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活
性剤、両性イオン性界面活性剤および非イオン性界面活
性剤が挙げられる。
にウレタン系のアンカー層2を用いた場合、樹脂組成物
層3は、上記アンカー層2との密着性を向上するための
界面活性剤を含むものが望ましい。上記界面活性剤とし
ては、アンカー層2と樹脂組成物層3との間の密着性や
接着性を向上できるものであれば、特に限定されない
が、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活
性剤、両性イオン性界面活性剤および非イオン性界面活
性剤が挙げられる。
【0099】アニオン性界面活性剤としては、脂肪族モ
ノカルボン酸塩、N−アシロイルグルタミン酸塩等のカ
ルボン酸型、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフタレ
ンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、スルホこは
く酸ジアルキルエステル等のスルホン酸型、硫酸アルキ
ル塩、硫酸アルキルポリオキシエチレン塩等の硫酸エス
テル型、リン酸アルキル塩等のリン酸エステル型、ホウ
酸アルキル塩等のホウ酸エステル型などの炭化水素系ア
ニオン性界面活性剤、パーフルオロデカン酸ナトリウ
ム、パーフルオロオクチルスルホン酸ナトリウム等のフ
ッ素系アニオン性界面活性剤、ポリジメチルシロキサン
基とカルボン酸金属塩とを有する重合体など陰イオン性
基を有するシリコーン系アニオン性界面活性剤が挙げら
れる。
ノカルボン酸塩、N−アシロイルグルタミン酸塩等のカ
ルボン酸型、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフタレ
ンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、スルホこは
く酸ジアルキルエステル等のスルホン酸型、硫酸アルキ
ル塩、硫酸アルキルポリオキシエチレン塩等の硫酸エス
テル型、リン酸アルキル塩等のリン酸エステル型、ホウ
酸アルキル塩等のホウ酸エステル型などの炭化水素系ア
ニオン性界面活性剤、パーフルオロデカン酸ナトリウ
ム、パーフルオロオクチルスルホン酸ナトリウム等のフ
ッ素系アニオン性界面活性剤、ポリジメチルシロキサン
基とカルボン酸金属塩とを有する重合体など陰イオン性
基を有するシリコーン系アニオン性界面活性剤が挙げら
れる。
【0100】カチオン性界面活性剤としては、例えば、
アルキルアミン塩等のアミン塩型、アルキルトリメチル
アンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、
アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等の第四級ア
ンモニウム塩型などが挙げられる。
アルキルアミン塩等のアミン塩型、アルキルトリメチル
アンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、
アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等の第四級ア
ンモニウム塩型などが挙げられる。
【0101】両性イオン性界面活性剤としては、N,N-ジ
メチル−N-アルキルアミノ酢酸ベタイン等のカルボキシ
ベタイン型、1-アルキル−1-ヒドロキシエチル−1-カル
ボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等のグリシン型
が挙げられる。
メチル−N-アルキルアミノ酢酸ベタイン等のカルボキシ
ベタイン型、1-アルキル−1-ヒドロキシエチル−1-カル
ボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等のグリシン型
が挙げられる。
【0102】非イオン性界面活性剤としては、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル等のエステル型、ポリジメチルシロキサ
ン基とアルキレンオキシド付加物との縮重合体、ポリシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックポリマー等のエーテル型、ポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル等のエステルエーテル型、脂肪族
アルカノールアミド等のアルカノールアミド型、パーフ
ルオロデカン酸のジグリセリンエステルやパーフルオロ
アルキルアルキレンオキサイド化合物などのフッ素型が
挙げられる。
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル等のエステル型、ポリジメチルシロキサ
ン基とアルキレンオキシド付加物との縮重合体、ポリシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックポリマー等のエーテル型、ポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル等のエステルエーテル型、脂肪族
アルカノールアミド等のアルカノールアミド型、パーフ
ルオロデカン酸のジグリセリンエステルやパーフルオロ
アルキルアルキレンオキサイド化合物などのフッ素型が
挙げられる。
【0103】上記界面活性剤の中では、特に、炭素数6
以上24以下のアルキル鎖を有するカルボン酸のアルカ
リ金属塩、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシエチレ
ン共重合体などのエーテル型の非イオン性界面活性剤
(シリコーン系非イオン性界面活性剤)や、パーフルオ
ロアルキルエチレンオキサイド化合物などのフッ素型非
イオン性界面活性剤(フッ素系非イオン性界面活性剤)
が好ましい。
以上24以下のアルキル鎖を有するカルボン酸のアルカ
リ金属塩、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシエチレ
ン共重合体などのエーテル型の非イオン性界面活性剤
(シリコーン系非イオン性界面活性剤)や、パーフルオ
ロアルキルエチレンオキサイド化合物などのフッ素型非
イオン性界面活性剤(フッ素系非イオン性界面活性剤)
が好ましい。
【0104】界面活性剤の配合量は、ガスバリア層3を
形成する際、例えば塗工液を使用する場合、効果の観点
から、該塗工液中に0.001〜5重量%が好ましく、
0.003〜0.5重量%がより好ましく、0.005
〜0.1重量%が特に好ましい。
形成する際、例えば塗工液を使用する場合、効果の観点
から、該塗工液中に0.001〜5重量%が好ましく、
0.003〜0.5重量%がより好ましく、0.005
〜0.1重量%が特に好ましい。
【0105】本発明の蓋付容器における容器本体は、熱
可塑性樹脂層4を内層側に、基材層1を外層側となるよ
うに、かつ、食品等の被包装物(内容物)を包装できる
ように成形したものである。上記蓋付容器における容器
本体や蓋部の各積層体の厚さは、特に制限されないが、
内容物である被包装物の保護性の観点から10μm以上
が好ましく、コストの観点から、700μm以下が好ま
しい。
可塑性樹脂層4を内層側に、基材層1を外層側となるよ
うに、かつ、食品等の被包装物(内容物)を包装できる
ように成形したものである。上記蓋付容器における容器
本体や蓋部の各積層体の厚さは、特に制限されないが、
内容物である被包装物の保護性の観点から10μm以上
が好ましく、コストの観点から、700μm以下が好ま
しい。
【0106】本発明では、その効果を損なわない範囲
で、上記以外の層を設けることもできるし、蓋付容器を
用いた容器の各材質には、紫外線吸収剤、着色剤、酸化
防止剤、帯電防止剤等の添加剤を混合してもよい。ま
た、熱可塑性樹脂層4が最内層である、内容物側となる
場合、熱可塑性樹脂層4の表面に対し親水性を付加する
ことによる防曇性を付与されていることが好ましい。
で、上記以外の層を設けることもできるし、蓋付容器を
用いた容器の各材質には、紫外線吸収剤、着色剤、酸化
防止剤、帯電防止剤等の添加剤を混合してもよい。ま
た、熱可塑性樹脂層4が最内層である、内容物側となる
場合、熱可塑性樹脂層4の表面に対し親水性を付加する
ことによる防曇性を付与されていることが好ましい。
【0107】また、本発明の蓋付容器における、容器本
体のツバ部、収納部または蓋部の少なくとも一角部分と
なる開封部分の熱可塑性樹脂層4において、易開封性の
目的で、容器本体と蓋部とが上記開封部分にて、互いに
離間し易くなるように、熱可塑性樹脂層4の膜厚の調整
により、または、熱可塑性樹脂層4上への印刷等により
上記開封部分でのシートシール強度を低下させるように
調製してもよい。
体のツバ部、収納部または蓋部の少なくとも一角部分と
なる開封部分の熱可塑性樹脂層4において、易開封性の
目的で、容器本体と蓋部とが上記開封部分にて、互いに
離間し易くなるように、熱可塑性樹脂層4の膜厚の調整
により、または、熱可塑性樹脂層4上への印刷等により
上記開封部分でのシートシール強度を低下させるように
調製してもよい。
【0108】本発明の蓋付容器は、その容器本体におけ
る、凹部形状の収納部の形状においては、被包装物、例
えば10枚程度のハムを互いに重ねたものを収納できれ
ばよく、特に制限はない。本発明の蓋付容器の用途とし
て、例えばスナック菓子、または粒状の固形物である、
例えば、錠剤、電子材料、キャンディー、チョコレー
ト、ハム・ソーセージ等の食品、化粧品、医薬品、電子
部品分野等での包装用用途が挙げられる。
る、凹部形状の収納部の形状においては、被包装物、例
えば10枚程度のハムを互いに重ねたものを収納できれ
ばよく、特に制限はない。本発明の蓋付容器の用途とし
て、例えばスナック菓子、または粒状の固形物である、
例えば、錠剤、電子材料、キャンディー、チョコレー
ト、ハム・ソーセージ等の食品、化粧品、医薬品、電子
部品分野等での包装用用途が挙げられる。
【0109】ところで、従来の蓋付容器では、金属また
は金属酸化物層としての一酸化珪素などを、真空蒸着に
よって膜厚50nm程度の蒸着層を形成することがガス
バリア性を付与するために必要となっている。
は金属酸化物層としての一酸化珪素などを、真空蒸着に
よって膜厚50nm程度の蒸着層を形成することがガス
バリア性を付与するために必要となっている。
【0110】このため、上記従来では、蓋付容器を使用
するために食品工場等に多量に運搬するとき、各蓋付容
器を互いに重ねて運搬するため、運搬時の振動により、
蓋付容器の蒸着層が破断して、ガスバリア性が使用前に
劣化するという問題を有している。
するために食品工場等に多量に運搬するとき、各蓋付容
器を互いに重ねて運搬するため、運搬時の振動により、
蓋付容器の蒸着層が破断して、ガスバリア性が使用前に
劣化するという問題を有している。
【0111】しかしながら、本願発明における蓋付容器
では、無機層状化合物を含む樹脂組成物層3を用いたこ
とにより、互いに不連続な各無機層状化合物によって、
前述したガスバリア性を発揮しながら、それらの不連続
性により耐衝撃性を改善できて、ガスバリア性の劣化を
回避することが可能となる。
では、無機層状化合物を含む樹脂組成物層3を用いたこ
とにより、互いに不連続な各無機層状化合物によって、
前述したガスバリア性を発揮しながら、それらの不連続
性により耐衝撃性を改善できて、ガスバリア性の劣化を
回避することが可能となる。
【0112】また、本発明の蓋付容器における蓋部にお
いては、さらに、図8ないし図15に示すように、基材
層5を積層体7の各層間または層上に設けてもよい。基
材層5の素材としては、前述の基材層1に用いた樹脂を
用いることができる。このような基材層5を容器本体や
蓋部に用いる積層体7に対し設けたことにより、特に、
蓋部において、柔軟性を維持して易開封性を保持しなが
ら、真空包装時やガス包装時における蓋部の強度を改善
できて、内容物(被包装体)の保護性を向上できる。
いては、さらに、図8ないし図15に示すように、基材
層5を積層体7の各層間または層上に設けてもよい。基
材層5の素材としては、前述の基材層1に用いた樹脂を
用いることができる。このような基材層5を容器本体や
蓋部に用いる積層体7に対し設けたことにより、特に、
蓋部において、柔軟性を維持して易開封性を保持しなが
ら、真空包装時やガス包装時における蓋部の強度を改善
できて、内容物(被包装体)の保護性を向上できる。
【0113】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。各種物
性の測定方法を以下に記す。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。各種物
性の測定方法を以下に記す。
【0114】〔厚み測定〕0.5μm以上の厚みは、市
販のデジタル厚み計(接触式厚み計、商品名:超高精度
デシマイクロヘッド MH−15M、日本光学社製)に
より測定した。一方、0.5μm未満の厚みは、重量分
析法(一定面積のフィルムの重量測定値をその面積で除
し、更に組成物の比重で除した)または、IR法により
実際の塗工膜厚とIR吸収との検量線を作成し、検量線
より求めた。さらに本発明の樹脂組成物の塗工膜厚に関
する測定の場合などは、元素分析法〔積層体の特定無機
元素分析値(樹脂組成物層由来)と無機層状化合物単独
の特定元素分率の比から本発明の樹脂組成物層と基材層
との比を求める方法)によった。
販のデジタル厚み計(接触式厚み計、商品名:超高精度
デシマイクロヘッド MH−15M、日本光学社製)に
より測定した。一方、0.5μm未満の厚みは、重量分
析法(一定面積のフィルムの重量測定値をその面積で除
し、更に組成物の比重で除した)または、IR法により
実際の塗工膜厚とIR吸収との検量線を作成し、検量線
より求めた。さらに本発明の樹脂組成物の塗工膜厚に関
する測定の場合などは、元素分析法〔積層体の特定無機
元素分析値(樹脂組成物層由来)と無機層状化合物単独
の特定元素分率の比から本発明の樹脂組成物層と基材層
との比を求める方法)によった。
【0115】〔粒径測定〕レーザー回折・散乱式粒度分
布測定装置(LA910、堀場製作所(株)製)を使用
し、媒体の樹脂マトリックス中に存在する無機層状化合
物とみられる粒子の体積基準のメジアン径を粒径Lとし
て測定した。なお、分散液原液はペーストセルにて光路
長50μmで測定し、分散液の希釈液はフローセル法に
て光路長4mmで測定した。
布測定装置(LA910、堀場製作所(株)製)を使用
し、媒体の樹脂マトリックス中に存在する無機層状化合
物とみられる粒子の体積基準のメジアン径を粒径Lとし
て測定した。なお、分散液原液はペーストセルにて光路
長50μmで測定し、分散液の希釈液はフローセル法に
て光路長4mmで測定した。
【0116】〔アスペクト比計算〕X線回折装置(XD
−5A、(株)島津製作所製)を用い、無機層状化合物
単独と樹脂組成物の粉末法による回折測定を行った。こ
れにより無機層状化合物の単位厚さaを求め、さらに樹
脂組成物の回折測定から、無機層状化合物の面間隔が広
がっている部分があることを確認した。上述の方法で求
めた粒径Lを用いて、アスペクト比Zを、Z=L/aの
式により算出した。
−5A、(株)島津製作所製)を用い、無機層状化合物
単独と樹脂組成物の粉末法による回折測定を行った。こ
れにより無機層状化合物の単位厚さaを求め、さらに樹
脂組成物の回折測定から、無機層状化合物の面間隔が広
がっている部分があることを確認した。上述の方法で求
めた粒径Lを用いて、アスペクト比Zを、Z=L/aの
式により算出した。
【0117】〔耐ゲルボフレックス性テスト〕ASTM
F392に基づき、得られたフィルム積層体を23
℃、50%RHの環境下で、24時間エージングした
後、筒状に保持した上記フィルム積層体を、恒温槽付ゲ
ルボフレックステスター〔テスター産業(株)〕で、上
記筒状での中心軸を回転軸として440°ねじった後、
元にもどすテストを100回、繰り返し行った。
F392に基づき、得られたフィルム積層体を23
℃、50%RHの環境下で、24時間エージングした
後、筒状に保持した上記フィルム積層体を、恒温槽付ゲ
ルボフレックステスター〔テスター産業(株)〕で、上
記筒状での中心軸を回転軸として440°ねじった後、
元にもどすテストを100回、繰り返し行った。
【0118】〔酸素透過度測定〕JIS K7126に
基づき、酸素透過度測定装置(OX−TRAN ML、
MOCON社製)にて23.7℃で、酸素透過度(OT
R)を測定した(湿度60%RH)。
基づき、酸素透過度測定装置(OX−TRAN ML、
MOCON社製)にて23.7℃で、酸素透過度(OT
R)を測定した(湿度60%RH)。
【0119】〔実施例1〕 〔樹脂組成物層用塗工液〕分散釜〔商品名:デスパMH
−L、浅田鉄工(株)製〕に対し、イオン交換水(比電
気伝導率 0.7μS/cm以下)を1860g入れ、さらにP
VA〔PVA117H;(株)クラレ製,ケン化度;99.
6%,重合度1700〕を128g入れ、低速撹拌下(150
0rpm,周速度4.10m/min)で95℃に昇温
し、1時間撹拌し、溶解させて溶液(A)を得た。
−L、浅田鉄工(株)製〕に対し、イオン交換水(比電
気伝導率 0.7μS/cm以下)を1860g入れ、さらにP
VA〔PVA117H;(株)クラレ製,ケン化度;99.
6%,重合度1700〕を128g入れ、低速撹拌下(150
0rpm,周速度4.10m/min)で95℃に昇温
し、1時間撹拌し、溶解させて溶液(A)を得た。
【0120】次に、この溶液(A)を撹拌したまま60
℃に温度を下げた後、1-ブタノール125g、イソプロ
ピルアルコール375gの混合液に非イオン性界面活性
剤〔商品名:SH3746、東レ・ダウコーニング
(株)製〕を0.18g添加した液を、上記溶液(A)
に添加し、混合液(B)を得た。上記非イオン性界面活
性剤は、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシエチレン
共重合体である。
℃に温度を下げた後、1-ブタノール125g、イソプロ
ピルアルコール375gの混合液に非イオン性界面活性
剤〔商品名:SH3746、東レ・ダウコーニング
(株)製〕を0.18g添加した液を、上記溶液(A)
に添加し、混合液(B)を得た。上記非イオン性界面活
性剤は、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシエチレン
共重合体である。
【0121】1960gの混合液(B)を、撹拌乳化装
置〔商品名:真空乳化装置PVQ−3UN、みずほ工業
(株)製〕に仕込んだ。樹脂と無機層状化合物との重量
比が、2:1となるように、天然モンモリロナイト〔ク
ニピアF;クニミネ工業(株)製〕を粉末のまま50g
添加し、モンモリロナイトが液中にほぼ沈殿したことを
確認後、600mmHg、5000rpmで10分間高
速撹拌し、樹脂組成物混合液(C)を得た。
置〔商品名:真空乳化装置PVQ−3UN、みずほ工業
(株)製〕に仕込んだ。樹脂と無機層状化合物との重量
比が、2:1となるように、天然モンモリロナイト〔ク
ニピアF;クニミネ工業(株)製〕を粉末のまま50g
添加し、モンモリロナイトが液中にほぼ沈殿したことを
確認後、600mmHg、5000rpmで10分間高
速撹拌し、樹脂組成物混合液(C)を得た。
【0122】2000gの樹脂組成物混合液(C)を高
圧分散装置(商品名:超高圧ホモジナイザーM110−
E/H、Microfluidics Corporation 製)に通し、17
50kgf/cm2 で1回処理することで分散性良好な
均一な分散液(D)を得た。分散液(D)の固形分濃度
は7.5重量%であった。
圧分散装置(商品名:超高圧ホモジナイザーM110−
E/H、Microfluidics Corporation 製)に通し、17
50kgf/cm2 で1回処理することで分散性良好な
均一な分散液(D)を得た。分散液(D)の固形分濃度
は7.5重量%であった。
【0123】PVAとモンモリロナイトからなる分散液
(D)をフィルム状にキャストして、X線解析を行い、
膨潤しへき開したモンモリロナイト(無機層状化合物)
の面間隔dを測定した。
(D)をフィルム状にキャストして、X線解析を行い、
膨潤しへき開したモンモリロナイト(無機層状化合物)
の面間隔dを測定した。
【0124】そのX線解析から得られた回折ピークから
面間隔dを求めた結果、その面間隔dが、単位厚さaよ
り大きいことから、前述した理由により、上記モンモリ
ロナイトは充分にへき開されていることが判った。この
ときのへき開した無機層状化合物のアスペクト比は20
0以上であった。
面間隔dを求めた結果、その面間隔dが、単位厚さaよ
り大きいことから、前述した理由により、上記モンモリ
ロナイトは充分にへき開されていることが判った。この
ときのへき開した無機層状化合物のアスペクト比は20
0以上であった。
【0125】上記の分散液(D)に対し、低速撹拌下
(1500rpm,周速度4.10m/min)におい
て、上記分散液(D)のpHが3以下となるように塩酸
で調整しながら、チタンアセチルアセトナート〔TC1
00,松本製薬工業(株)製〕を徐々に5.33g添加
し、これを樹脂組成物層用塗工液とした。
(1500rpm,周速度4.10m/min)におい
て、上記分散液(D)のpHが3以下となるように塩酸
で調整しながら、チタンアセチルアセトナート〔TC1
00,松本製薬工業(株)製〕を徐々に5.33g添加
し、これを樹脂組成物層用塗工液とした。
【0126】〔蓋付容器〕厚さ20μmの2軸延伸ポリ
プロピレン(OPP)フィルム〔パイレンP2102:
東洋紡績(株)製〕の表面コロナ処理し、そのOPPフ
ィルム上に、接着剤〔アドコートAD503/CAT1
0=15/1(重量比):東洋モートン(株)製〕を用
いて、15μm厚さの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート(OPET)フィルム〔エスペットT4100、東
洋紡績(株)製〕を積層した。
プロピレン(OPP)フィルム〔パイレンP2102:
東洋紡績(株)製〕の表面コロナ処理し、そのOPPフ
ィルム上に、接着剤〔アドコートAD503/CAT1
0=15/1(重量比):東洋モートン(株)製〕を用
いて、15μm厚さの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート(OPET)フィルム〔エスペットT4100、東
洋紡績(株)製〕を積層した。
【0127】続いて、上記OPETフィルム上に、アン
カーコート剤〔アドコートAD335/CAT10=1
5/1(重量比):東洋モートン(株)製〕をグラビア
塗工(テストコーター;康井精機製:マイクログラビア
塗工法、塗工速度3m/分、乾燥温度80℃)した。当
該アンカーコート層(ウレタン系)の乾燥厚みは0.0
5μmであった。
カーコート剤〔アドコートAD335/CAT10=1
5/1(重量比):東洋モートン(株)製〕をグラビア
塗工(テストコーター;康井精機製:マイクログラビア
塗工法、塗工速度3m/分、乾燥温度80℃)した。当
該アンカーコート層(ウレタン系)の乾燥厚みは0.0
5μmであった。
【0128】次に、アンカーコート層上に、樹脂組成物
層用塗工液をグラビア塗工(テストコーター;康井精機
製:マイクログラビア塗工法、塗工速度3m/分、乾燥
温度100℃)することにより、上記樹脂組成物層用塗
工液に基づく樹脂組成物層を形成した塗工フィルムを得
た。当該樹脂組成物層の乾燥厚みは0.5μmであっ
た。
層用塗工液をグラビア塗工(テストコーター;康井精機
製:マイクログラビア塗工法、塗工速度3m/分、乾燥
温度100℃)することにより、上記樹脂組成物層用塗
工液に基づく樹脂組成物層を形成した塗工フィルムを得
た。当該樹脂組成物層の乾燥厚みは0.5μmであっ
た。
【0129】続いて、上記塗工フィルムの樹脂組成物層
に対し、接着剤〔アドコートAD503/CAT10=
15/1(重量比):東洋モートン(株)製〕を用い
て、ヒートシール層としての50μm厚さのメタロセン
LLフィルム〔TUX−FCS,東セロ(株)製〕の表
面に対しドライラミネートを行うことにより、蓋付容器
を得た。
に対し、接着剤〔アドコートAD503/CAT10=
15/1(重量比):東洋モートン(株)製〕を用い
て、ヒートシール層としての50μm厚さのメタロセン
LLフィルム〔TUX−FCS,東セロ(株)製〕の表
面に対しドライラミネートを行うことにより、蓋付容器
を得た。
【0130】〔実施例2〕上記実施例1におけるOPE
Tフィルムと、樹脂組成物層との積層順序を入れ替え、
OPPフィルムと樹脂組成物層との間を上述した接着剤
を用いて、互いに積層し、かつ、樹脂組成物層とOPE
Tフィルムとの間に前述のアンカーコート層を形成した
他は、上記実施例1と同様にして蓋付容器を作製した。
Tフィルムと、樹脂組成物層との積層順序を入れ替え、
OPPフィルムと樹脂組成物層との間を上述した接着剤
を用いて、互いに積層し、かつ、樹脂組成物層とOPE
Tフィルムとの間に前述のアンカーコート層を形成した
他は、上記実施例1と同様にして蓋付容器を作製した。
【0131】〔実施例3〕上記実施例1におけるOPE
Tフィルムと、樹脂組成物層との積層順序を入れ替え、
OPPフィルムと樹脂組成物層との間を前述したアンカ
ーコート層を形成して互いに積層し、かつ、樹脂組成物
層とPETフィルムとの間に前述接着剤を用いて互いに
積層した他は、上記実施例1と同様にして蓋付容器を作
製した。
Tフィルムと、樹脂組成物層との積層順序を入れ替え、
OPPフィルムと樹脂組成物層との間を前述したアンカ
ーコート層を形成して互いに積層し、かつ、樹脂組成物
層とPETフィルムとの間に前述接着剤を用いて互いに
積層した他は、上記実施例1と同様にして蓋付容器を作
製した。
【0132】〔比較例1〕上記実施例1における、樹脂
組成物層に代えて、アルミナの蒸着層を、その膜厚50
nmにて形成した他は、上記実施例1と同様にして比較
蓋付容器を作製した。
組成物層に代えて、アルミナの蒸着層を、その膜厚50
nmにて形成した他は、上記実施例1と同様にして比較
蓋付容器を作製した。
【0133】これら各実施例1〜3の蓋付容器、および
比較例1の比較蓋付容器の特性(酸素透過度)をそれぞ
れ前述の測定方法にしたがって測定した。それらの結果
を表1に示した。上記蓋付容器の酸素透過度は、0.1
(mL/atm ・m2 ・day )以下であり、酸素透過度の
小さい、優れたガスバリア性を有し、よって、優れた酸
化防止性などを備えたものであった。
比較例1の比較蓋付容器の特性(酸素透過度)をそれぞ
れ前述の測定方法にしたがって測定した。それらの結果
を表1に示した。上記蓋付容器の酸素透過度は、0.1
(mL/atm ・m2 ・day )以下であり、酸素透過度の
小さい、優れたガスバリア性を有し、よって、優れた酸
化防止性などを備えたものであった。
【0134】また、上記各蓋付容器および比較蓋付容器
について、通常の運搬時と同等の振動条件下となる耐ゲ
ルボフレックス性テスト後のOTRについて調べた。そ
れらの結果を表1に合わせた示した。上記表1の結果か
ら明らかなように、本発明の蓋付容器は、優れた耐衝撃
性およびOTRを示した。
について、通常の運搬時と同等の振動条件下となる耐ゲ
ルボフレックス性テスト後のOTRについて調べた。そ
れらの結果を表1に合わせた示した。上記表1の結果か
ら明らかなように、本発明の蓋付容器は、優れた耐衝撃
性およびOTRを示した。
【0135】
【表1】
【0136】表1における、耐ゲルボフレックス性テス
ト後のOTRが「○」とは、前述の測定方法に基づくO
TR(mL/atm ・m2 ・day )が2以下であることを
示し、「×」とは、OTRが20以上であることを示
す。
ト後のOTRが「○」とは、前述の測定方法に基づくO
TR(mL/atm ・m2 ・day )が2以下であることを
示し、「×」とは、OTRが20以上であることを示
す。
【0137】
【発明の効果】本発明の蓋付容器は、以上のように、無
機層状化合物を有する樹脂組成物層を備えている構成で
ある。
機層状化合物を有する樹脂組成物層を備えている構成で
ある。
【0138】それゆえ、上記構成は、無機層状化合物に
よって、ガスバリア性を備えることができて、食品など
の被包装物の保護性に優れると共に、無機層状化合物を
有する樹脂組成物層により、従来より耐衝撃を向上でき
るので、ガスバリア性をより安定に付与できるという効
果を奏する。
よって、ガスバリア性を備えることができて、食品など
の被包装物の保護性に優れると共に、無機層状化合物を
有する樹脂組成物層により、従来より耐衝撃を向上でき
るので、ガスバリア性をより安定に付与できるという効
果を奏する。
【図1】本発明の蓋付容器における積層体の一例を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】上記蓋付容器の樹脂組成物層を示す概略断面図
である。
である。
【図3】上記樹脂組成物層における無機層状化合物の
「単位厚さa」を算出するための無機層状化合物のX線
回折グラフである。
「単位厚さa」を算出するための無機層状化合物のX線
回折グラフである。
【図4】上記樹脂組成物層における無機層状化合物の
「面間隔d」を算出するための無機層状化合物のX線回
折グラフである。
「面間隔d」を算出するための無機層状化合物のX線回
折グラフである。
【図5】上記図4のグラフにおいて、「面間隔d」に対
応するピークがハロー(ないしバックグラウンド)と重
なって検出することが困難な場合における無機層状化合
物の「面間隔d」を算出するときの、X線回折グラフで
ある。
応するピークがハロー(ないしバックグラウンド)と重
なって検出することが困難な場合における無機層状化合
物の「面間隔d」を算出するときの、X線回折グラフで
ある。
【図6】上記蓋付容器の製造時に用いる高圧分散処理を
模式的に示す説明図である。
模式的に示す説明図である。
【図7】本発明の蓋付容器における積層体の他の例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図8】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他の
例を示す概略断面図である。
例を示す概略断面図である。
【図9】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他の
例を示す概略断面図である。
例を示す概略断面図である。
【図10】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図11】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図12】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図13】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図14】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図15】本発明の蓋付容器における積層体のさらに他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
1 基材層 2 アンカー層 3 樹脂組成物層 4 熱可塑性樹脂層 5 基材層 7 積層体
Claims (11)
- 【請求項1】無機層状化合物を有する樹脂組成物層が設
けられていることを特徴とする蓋付容器。 - 【請求項2】さらに、熱可塑性樹脂層が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の蓋付容器。 - 【請求項3】さらに、金属または酸化物のバリア層が設
けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
蓋付容器。 - 【請求項4】無機層状化合物が、分散媒に膨張・へき開
する性質を有することを特徴とする請求項1ないし3の
何れか一つに記載の蓋付容器。 - 【請求項5】樹脂組成物層が、無機層状化合物を有する
樹脂組成物の混合液を高圧分散処理して得られたもので
あることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに
記載の蓋付容器。 - 【請求項6】高圧分散処理が、100kgf/cm2 以
上の圧力条件にて分散処理するものであることを特徴と
する請求項5記載の蓋付容器。 - 【請求項7】無機層状化合物のアスペクト比が、50〜
5000であることを特徴とする請求項1ないし6の何
れか一つに記載の蓋付容器。 - 【請求項8】無機層状化合物のアスペクト比が、200
〜3000であることを特徴とする請求項1ないし6の
何れか一つに記載の蓋付容器。 - 【請求項9】樹脂組成物層が、高水素結合性樹脂を含
み、無機層状化合物と高水素結合性樹脂との重量比が、
(1/100)〜(100/1)の範囲であることを特
徴とする請求項1ないし8の何れか一つに記載の蓋付容
器。 - 【請求項10】高水素結合性樹脂が、ポリビニルアルコ
ールおよびその変性体、多糖類、またはエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体およびその変性体であることを特
徴とする請求項9記載の蓋付容器。 - 【請求項11】蓋部を備え、 蓋部に樹脂組成物層が設けられていることを特徴とする
請求項1ないし10の何れか一つに記載の蓋付容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12377898A JPH11314672A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 蓋付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12377898A JPH11314672A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 蓋付容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11314672A true JPH11314672A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14869060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12377898A Pending JPH11314672A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 蓋付容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11314672A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2022124174A1 (ja) * | 2020-12-11 | 2022-06-16 | ||
| US12435202B2 (en) | 2020-03-27 | 2025-10-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Metal-crosslinkable polymer composition, metal-crosslinked polymeric material, metal component, and wiring harness |
| US12435224B2 (en) | 2020-11-16 | 2025-10-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Crosslinkable polymer composition, crosslinked polymer material, metal member, and wiring harness |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP12377898A patent/JPH11314672A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12435202B2 (en) | 2020-03-27 | 2025-10-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Metal-crosslinkable polymer composition, metal-crosslinked polymeric material, metal component, and wiring harness |
| US12435224B2 (en) | 2020-11-16 | 2025-10-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Crosslinkable polymer composition, crosslinked polymer material, metal member, and wiring harness |
| JPWO2022124174A1 (ja) * | 2020-12-11 | 2022-06-16 | ||
| WO2022124174A1 (ja) * | 2020-12-11 | 2022-06-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 含金属添加剤、架橋性高分子組成物、架橋高分子材料、金属部材ならびにワイヤーハーネス |
| CN116601133A (zh) * | 2020-12-11 | 2023-08-15 | 株式会社自动网络技术研究所 | 含金属添加剂、交联性高分子组合物、交联高分子材料、金属构件和线束 |
| US20230407046A1 (en) * | 2020-12-11 | 2023-12-21 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Metal-containing additive, crosslinkable polymer composition, crosslinked polymer material, metal member, and wire harness |
| CN116601133B (zh) * | 2020-12-11 | 2024-09-20 | 株式会社自动网络技术研究所 | 含金属添加剂、交联性高分子组合物、交联高分子材料、金属构件和线束 |
| US12509570B2 (en) * | 2020-12-11 | 2025-12-30 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Metal-containing additive, crosslinkable polymer composition, crosslinked polymer material, metal member, and wire harness |
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