JPH11315549A - クレ―ン機能を備えた油圧ショベル - Google Patents
クレ―ン機能を備えた油圧ショベルInfo
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- JPH11315549A JPH11315549A JP36850198A JP36850198A JPH11315549A JP H11315549 A JPH11315549 A JP H11315549A JP 36850198 A JP36850198 A JP 36850198A JP 36850198 A JP36850198 A JP 36850198A JP H11315549 A JPH11315549 A JP H11315549A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クレーン機能の性能向上を図ると共に、クレ
ーン作業とバケット作業との切換えを簡易かつ迅速に行
うことができるパワーショベルを提供すること。 【解決手段】 アーム2を固定側アーム部15と摺動側
アーム部16とに分割して構成し、摺動側アーム部16
を伸縮可能に固定側アーム部15に装着する。クレーン
機能を実現するための吊り荷用フック24を備えた昇降
ユニット3は、クレーン作業時には摺動側アーム部16
の先端部に取付け用フック27を取付け用ブラケット2
8に係合させて取り付け、収納時にはブーム6に備えら
れた収納用ブラケット29、30に取付け用フック27
及び吊り荷用フック24をそれぞれ係合させて収納す
る。
ーン作業とバケット作業との切換えを簡易かつ迅速に行
うことができるパワーショベルを提供すること。 【解決手段】 アーム2を固定側アーム部15と摺動側
アーム部16とに分割して構成し、摺動側アーム部16
を伸縮可能に固定側アーム部15に装着する。クレーン
機能を実現するための吊り荷用フック24を備えた昇降
ユニット3は、クレーン作業時には摺動側アーム部16
の先端部に取付け用フック27を取付け用ブラケット2
8に係合させて取り付け、収納時にはブーム6に備えら
れた収納用ブラケット29、30に取付け用フック27
及び吊り荷用フック24をそれぞれ係合させて収納す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、都市土木などの
工事現場で好適に用いられ、バケット作業とクレーン作
業とを切換えて行うことができるクレーン機能を備えた
油圧ショベルに関するものである。
工事現場で好適に用いられ、バケット作業とクレーン作
業とを切換えて行うことができるクレーン機能を備えた
油圧ショベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下水道工事の管埋設作業や、一般土木
工事の資材・器材の搬入据付け作業では、掘削積込作業
と共に、荷の吊上・下し作業も行う必要がある。通常
は、油圧ショベルで掘削積込作業(バケット作業)を行
い、クレーンで荷の吊上げ・吊下し作業を行うようにし
ているので、2種類の作業機を準備する必要があり、そ
のため、コスト高になるという問題がある。また、作業
機の待機場所を2台分確保する必要があるため、市街地
のようにスペースが限られた工事現場では制約が多く、
作業に支障を来す場合もある。さらに、バケット作業か
らクレーン作業へ変更する場合、又はクレーン作業から
バケット作業へ変更する場合には、作業機を移動させる
必要があるため、手間及び時間を要することになり、作
業効率が低下することになる。
工事の資材・器材の搬入据付け作業では、掘削積込作業
と共に、荷の吊上・下し作業も行う必要がある。通常
は、油圧ショベルで掘削積込作業(バケット作業)を行
い、クレーンで荷の吊上げ・吊下し作業を行うようにし
ているので、2種類の作業機を準備する必要があり、そ
のため、コスト高になるという問題がある。また、作業
機の待機場所を2台分確保する必要があるため、市街地
のようにスペースが限られた工事現場では制約が多く、
作業に支障を来す場合もある。さらに、バケット作業か
らクレーン作業へ変更する場合、又はクレーン作業から
バケット作業へ変更する場合には、作業機を移動させる
必要があるため、手間及び時間を要することになり、作
業効率が低下することになる。
【0003】上記問題点を解消するための第1の手段と
して、油圧ショベルのアタッチメントを交換することに
よって、バケット作業とクレーン作業を1台の作業機で
行うことが考えられる。即ち、バケット作業を行うとき
は、油圧ショベル本体にブーム、アーム、バケット等を
装着し、クレーン作業を行うときは、油圧ショベル本体
に例えばテレスコピック式のクレーンを装着する。これ
によって、比較的大型の構造物である油圧ショベル本体
を共用することができるので、作業機の待機場所の確保
や作業機の移動といった手間は省くことができるもの
の、アタッチメントの交換作業が必要であるため、依然
として作業の種類の変更を迅速に行うことができないと
いう問題がある。
して、油圧ショベルのアタッチメントを交換することに
よって、バケット作業とクレーン作業を1台の作業機で
行うことが考えられる。即ち、バケット作業を行うとき
は、油圧ショベル本体にブーム、アーム、バケット等を
装着し、クレーン作業を行うときは、油圧ショベル本体
に例えばテレスコピック式のクレーンを装着する。これ
によって、比較的大型の構造物である油圧ショベル本体
を共用することができるので、作業機の待機場所の確保
や作業機の移動といった手間は省くことができるもの
の、アタッチメントの交換作業が必要であるため、依然
として作業の種類の変更を迅速に行うことができないと
いう問題がある。
【0004】そこで、第2の解決手段として、バケット
作業を行うときに使用するアームにクレーン機能を装備
した油圧ショベルが開発されている(例えば、特開昭5
7−48039号公報参照)。上記油圧ショベルでは、
例えばアームの下面側にウインチを装着し、このウイン
チを本体からの油圧によって駆動してワイヤの巻込み及
び巻出しを行い、ワイヤに装着された吊り荷用フックを
昇降させる。また、吊り荷用フックの前後方向(前方向
とは油圧ショベル本体から遠ざかる方向、後方向とは油
圧ショベル本体に近づく方向)の移動は、ブーム及びア
ームの揺動によって行う。この油圧ショベルを用いるこ
とによって、バケットを取外すことなく、クレーン作業
を行うことができ、作業の種類の変更を迅速に行うこと
ができる。
作業を行うときに使用するアームにクレーン機能を装備
した油圧ショベルが開発されている(例えば、特開昭5
7−48039号公報参照)。上記油圧ショベルでは、
例えばアームの下面側にウインチを装着し、このウイン
チを本体からの油圧によって駆動してワイヤの巻込み及
び巻出しを行い、ワイヤに装着された吊り荷用フックを
昇降させる。また、吊り荷用フックの前後方向(前方向
とは油圧ショベル本体から遠ざかる方向、後方向とは油
圧ショベル本体に近づく方向)の移動は、ブーム及びア
ームの揺動によって行う。この油圧ショベルを用いるこ
とによって、バケットを取外すことなく、クレーン作業
を行うことができ、作業の種類の変更を迅速に行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したクレーン機能
を備えた油圧ショベルでは、クレーン機能における最大
地上揚程は、ブームとアームの長さによって決定され
る。即ち、ブーム及びアームをそれぞれ上方に最大限揺
動させた状態でのウインチの装着位置から地上面までの
長さが最大地上揚程となる。従って、最大地上揚程を大
きくするためには、ブーム及びアームを長くする必要が
あるが、その分重量も増大するため、重量バランスを考
慮して油圧ショベル本体の重量も大きくする必要があ
り、作業機が大型化するという問題がある。
を備えた油圧ショベルでは、クレーン機能における最大
地上揚程は、ブームとアームの長さによって決定され
る。即ち、ブーム及びアームをそれぞれ上方に最大限揺
動させた状態でのウインチの装着位置から地上面までの
長さが最大地上揚程となる。従って、最大地上揚程を大
きくするためには、ブーム及びアームを長くする必要が
あるが、その分重量も増大するため、重量バランスを考
慮して油圧ショベル本体の重量も大きくする必要があ
り、作業機が大型化するという問題がある。
【0006】また、吊り荷用フックの前後方向の移動は
ブーム及びアームの揺動によって行われるが、あまり前
方下方側に揺動させてしまうと、吊り荷用フックの位置
が低くなりすぎてクレーンとして機能し得なくなるた
め、前後方向の移動可能範囲はかなり制限されてしま
う。また、ブームとアームの揺動のみで吊り荷用フック
を移動させるため、動きがスムーズでなく、特に一定の
高さで保持した状態で前後方向に移動させることは、非
常に困難である。そこで、油圧ショベル本体を走行させ
て前後方向の移動可能範囲を拡大し、かつ直線的な移動
を実現しているが、この場合は、細かい制御が難しく、
また作業場所によっては前後方向の移動が制限されてし
まうため、解決策としては不完全である。
ブーム及びアームの揺動によって行われるが、あまり前
方下方側に揺動させてしまうと、吊り荷用フックの位置
が低くなりすぎてクレーンとして機能し得なくなるた
め、前後方向の移動可能範囲はかなり制限されてしま
う。また、ブームとアームの揺動のみで吊り荷用フック
を移動させるため、動きがスムーズでなく、特に一定の
高さで保持した状態で前後方向に移動させることは、非
常に困難である。そこで、油圧ショベル本体を走行させ
て前後方向の移動可能範囲を拡大し、かつ直線的な移動
を実現しているが、この場合は、細かい制御が難しく、
また作業場所によっては前後方向の移動が制限されてし
まうため、解決策としては不完全である。
【0007】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、クレーン機能の
性能向上を図ると共に、クレーン作業とバケット作業と
の切換えを簡易かつ迅速に行うことができるクレーン機
能を備えた油圧ショベルを提供することにある。
になされたものであって、その目的は、クレーン機能の
性能向上を図ると共に、クレーン作業とバケット作業と
の切換えを簡易かつ迅速に行うことができるクレーン機
能を備えた油圧ショベルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
のクレーン機能を備えた油圧ショベルは、走行可能な本
体5と、上記本体5に当該本体5の走行面に垂直な平面
内で揺動可能に取着されるブーム6と、上記ブーム6に
上記垂直平面内で揺動可能に取着されるアーム2と、上
記アーム2に揺動可能に取着されるバケット7とを備
え、上記アーム2を、上記ブーム6に取着される固定側
アーム部15と、上記バケット7が取着されると共に、
上記固定側アーム部15に上記垂直平面内で摺動可能に
取着される摺動側アーム部16とに分割して構成し、ワ
イヤ19の巻込み又は巻出しによって吊り荷用フック2
4を昇降させる昇降ユニット3を上記摺動側アーム部1
6の先端側に取り付け、上記ワイヤ19の巻込み及び巻
出しを行うウインチ8を上記ブーム6に取り付けたこと
を特徴としている。
のクレーン機能を備えた油圧ショベルは、走行可能な本
体5と、上記本体5に当該本体5の走行面に垂直な平面
内で揺動可能に取着されるブーム6と、上記ブーム6に
上記垂直平面内で揺動可能に取着されるアーム2と、上
記アーム2に揺動可能に取着されるバケット7とを備
え、上記アーム2を、上記ブーム6に取着される固定側
アーム部15と、上記バケット7が取着されると共に、
上記固定側アーム部15に上記垂直平面内で摺動可能に
取着される摺動側アーム部16とに分割して構成し、ワ
イヤ19の巻込み又は巻出しによって吊り荷用フック2
4を昇降させる昇降ユニット3を上記摺動側アーム部1
6の先端側に取り付け、上記ワイヤ19の巻込み及び巻
出しを行うウインチ8を上記ブーム6に取り付けたこと
を特徴としている。
【0009】上記請求項1のクレーン機能を備えた油圧
ショベルでは、ブーム6、アーム2、バケット7を適宜
揺動させることによってバケット作業を行うことがで
き、またブーム6及びアーム2の揺動と共に、ウインチ
8を駆動して吊り荷用フック24を昇降させることによ
ってクレーン作業を行うことができる。クレーン作業に
おける最大地上揚程は、ブーム6及びアーム2を上方に
最大限揺動させた状態から、さらにアーム2の摺動側ア
ーム部16を最大限伸ばした状態での吊り荷用フック2
4から地面4までの長さとなる。従って、従来技術のよ
うにアームやブームの全長を長くして対応する場合に比
べて、構成の大型化及び重量の増大といった不都合を招
くことなく、最大地上揚程を大きくすることができる。
ショベルでは、ブーム6、アーム2、バケット7を適宜
揺動させることによってバケット作業を行うことがで
き、またブーム6及びアーム2の揺動と共に、ウインチ
8を駆動して吊り荷用フック24を昇降させることによ
ってクレーン作業を行うことができる。クレーン作業に
おける最大地上揚程は、ブーム6及びアーム2を上方に
最大限揺動させた状態から、さらにアーム2の摺動側ア
ーム部16を最大限伸ばした状態での吊り荷用フック2
4から地面4までの長さとなる。従って、従来技術のよ
うにアームやブームの全長を長くして対応する場合に比
べて、構成の大型化及び重量の増大といった不都合を招
くことなく、最大地上揚程を大きくすることができる。
【0010】また、吊り荷用フック24の前後方向の移
動範囲は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長さ
に、摺動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わる
ので、従来よりも拡大することができる。さらに、アー
ム2をほぼ水平に保持した状態で摺動側アーム部16を
伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方向に直線的
に移動させることができる。これによって、油圧ショベ
ルの本体5を走行させることなく、吊り荷用フック24
を前後方向にスムーズ、かつ広範囲に移動させることが
できるようになり、クレーン作業の作業性を向上するこ
とができる。
動範囲は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長さ
に、摺動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わる
ので、従来よりも拡大することができる。さらに、アー
ム2をほぼ水平に保持した状態で摺動側アーム部16を
伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方向に直線的
に移動させることができる。これによって、油圧ショベ
ルの本体5を走行させることなく、吊り荷用フック24
を前後方向にスムーズ、かつ広範囲に移動させることが
できるようになり、クレーン作業の作業性を向上するこ
とができる。
【0011】さらに、比較的重量のあるウインチ8をブ
ーム6に取り付けたので、従来のようにアームに取り付
ける場合に比べて重量バランスが良くなり、ブーム6及
びアーム2の揺動をスムーズに行うことができ、バケッ
ト作業及びクレーン作業の際の操作性を向上することが
できる。
ーム6に取り付けたので、従来のようにアームに取り付
ける場合に比べて重量バランスが良くなり、ブーム6及
びアーム2の揺動をスムーズに行うことができ、バケッ
ト作業及びクレーン作業の際の操作性を向上することが
できる。
【0012】また請求項2のクレーン機能を備えた油圧
ショベルは、上記昇降ユニット3は、上記摺動側アーム
部16の先端側に設けられた取付け用ブラケット28に
取付け用フック27を係合させることによって取外し可
能に取付けられ、さらに、上記ブーム6に設けられた一
対の収納用ブラケット29、30に上記吊り荷用フック
24及び取付け用フック27をそれぞれ係合させること
によって収納されることを特徴としている。
ショベルは、上記昇降ユニット3は、上記摺動側アーム
部16の先端側に設けられた取付け用ブラケット28に
取付け用フック27を係合させることによって取外し可
能に取付けられ、さらに、上記ブーム6に設けられた一
対の収納用ブラケット29、30に上記吊り荷用フック
24及び取付け用フック27をそれぞれ係合させること
によって収納されることを特徴としている。
【0013】上記請求項2のクレーン機能を備えた油圧
ショベルでは、昇降ユニット3はクレーン作業を行うと
きにアーム2に取り付けられて使用され、バケット作業
を行うときにはアーム2から取り外されてブーム6に収
納される。従って、バケット作業を行うときに昇降ユニ
ット3が邪魔になることはなく、バケット作業をスムー
ズに行うことができる。また、昇降ユニット3の取付け
及び収納は、フック27のブラケット28への係合及び
フック24、27のブラケット29、30への係合とい
う簡単な手作業で行うことができるので、バケット作業
とクレーン作業の切換を迅速に行うことができ、作業効
率を向上することができる。
ショベルでは、昇降ユニット3はクレーン作業を行うと
きにアーム2に取り付けられて使用され、バケット作業
を行うときにはアーム2から取り外されてブーム6に収
納される。従って、バケット作業を行うときに昇降ユニ
ット3が邪魔になることはなく、バケット作業をスムー
ズに行うことができる。また、昇降ユニット3の取付け
及び収納は、フック27のブラケット28への係合及び
フック24、27のブラケット29、30への係合とい
う簡単な手作業で行うことができるので、バケット作業
とクレーン作業の切換を迅速に行うことができ、作業効
率を向上することができる。
【0014】請求項3の油圧ショベルは、走行可能な本
体5と、上記本体5に当該本体5の走行面に垂直な平面
内で揺動可能に取着されるブーム6と、上記ブーム6に
上記垂直平面内で揺動可能に取着されるアーム2と、上
記アーム2に揺動可能に取着されるバケット7とを備
え、上記アーム2を、上記ブーム6に取着される固定側
アーム部15と、上記バケット7が取着されると共に、
上記固定側アーム部15に上記垂直平面内で摺動可能に
取着される摺動側アーム部16とに分割して構成し、吊
り荷用フック24を上記摺動側アーム部16の先端側又
はバケット7に取り付けたことを特徴としている。
体5と、上記本体5に当該本体5の走行面に垂直な平面
内で揺動可能に取着されるブーム6と、上記ブーム6に
上記垂直平面内で揺動可能に取着されるアーム2と、上
記アーム2に揺動可能に取着されるバケット7とを備
え、上記アーム2を、上記ブーム6に取着される固定側
アーム部15と、上記バケット7が取着されると共に、
上記固定側アーム部15に上記垂直平面内で摺動可能に
取着される摺動側アーム部16とに分割して構成し、吊
り荷用フック24を上記摺動側アーム部16の先端側又
はバケット7に取り付けたことを特徴としている。
【0015】上記請求項3のクレーン機能を備えた油圧
ショベルでは、ブーム6、アーム2、バケット7を適宜
揺動させることによってバケット作業を行うことがで
き、またブーム6及びアーム2を揺動させることによっ
て吊り荷用フック24を利用してクレーン作業を行うこ
とができる。また、吊り荷用フック24の前後方向の移
動範囲は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長さ
に、摺動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わる
ので、従来よりも拡大することができる。さらに、アー
ム2をほぼ水平に保持した状態で摺動側アーム部16を
伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方向に直線的
に移動させることができる。これによって、油圧ショベ
ルの本体5を走行させることなく、吊り荷用フック24
を前後方向にスムーズ、かつ広範囲に移動させることが
できるようになり、クレーン作業の作業性を向上するこ
とができる。
ショベルでは、ブーム6、アーム2、バケット7を適宜
揺動させることによってバケット作業を行うことがで
き、またブーム6及びアーム2を揺動させることによっ
て吊り荷用フック24を利用してクレーン作業を行うこ
とができる。また、吊り荷用フック24の前後方向の移
動範囲は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長さ
に、摺動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わる
ので、従来よりも拡大することができる。さらに、アー
ム2をほぼ水平に保持した状態で摺動側アーム部16を
伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方向に直線的
に移動させることができる。これによって、油圧ショベ
ルの本体5を走行させることなく、吊り荷用フック24
を前後方向にスムーズ、かつ広範囲に移動させることが
できるようになり、クレーン作業の作業性を向上するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次にこの発明のクレーン機能を備
えた油圧ショベルの具体的な実施の形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
えた油圧ショベルの具体的な実施の形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】(第1実施形態)まず第1実施形態につい
て説明するが、図1は、本発明の第1実施形態である油
圧ショベル1の構成を示す側面図であり、アーム2を伸
ばした状態を示す。また、図2は、アーム2を縮めた状
態の油圧ショベル1を示す側面図である。さらに、図3
は、クレーン機能を実現する昇降ユニット3を収納した
状態の油圧ショベル1を示す側面図である。
て説明するが、図1は、本発明の第1実施形態である油
圧ショベル1の構成を示す側面図であり、アーム2を伸
ばした状態を示す。また、図2は、アーム2を縮めた状
態の油圧ショベル1を示す側面図である。さらに、図3
は、クレーン機能を実現する昇降ユニット3を収納した
状態の油圧ショベル1を示す側面図である。
【0018】油圧ショベル1は、地面4上を走行可能な
本体5と、ブーム6と、アーム2と、バケット7とを備
えると共に、さらにクレーン機能を実現するための構成
として、昇降ユニット3、ウインチ8、定滑車9等を備
える。本体5は、地面4上を走行可能な下部走行機構1
0と、この下部走行機構10の上部に走行面である地面
4に垂直な回転軸回りに回動可能に配置される上部旋回
体11とから成る。上部旋回体11は、オペレータが搭
乗するコクピットを備え、オペレータはコクピット内に
配置された複数の操作レバー及び操作ペダルを操作し
て、ブーム6、アーク2、バケット7、ウインチ8、上
部旋回体11、下部走行機構10を制御する。また、上
部旋回体11には、ブーム6の一端部が所定の回転軸1
2回りに揺動可能に取着される。ブーム6は、上部旋回
体11に配置された油圧シリンダ13の駆動によって揺
動し所望の位置で停止する。回転軸12は走行面4に対
して平行に設定されているので、ブーム6は走行面4に
垂直な平面内で揺動可能となる。尚、この垂直平面は上
部旋回体11の回動に伴って回動するが、本実施の形態
では図1に示すように下方走行機構10の走行方向(図
1紙面の左右方向)と平行な位置(即ち、図1の紙面
上)に固定して動きを説明する。
本体5と、ブーム6と、アーム2と、バケット7とを備
えると共に、さらにクレーン機能を実現するための構成
として、昇降ユニット3、ウインチ8、定滑車9等を備
える。本体5は、地面4上を走行可能な下部走行機構1
0と、この下部走行機構10の上部に走行面である地面
4に垂直な回転軸回りに回動可能に配置される上部旋回
体11とから成る。上部旋回体11は、オペレータが搭
乗するコクピットを備え、オペレータはコクピット内に
配置された複数の操作レバー及び操作ペダルを操作し
て、ブーム6、アーク2、バケット7、ウインチ8、上
部旋回体11、下部走行機構10を制御する。また、上
部旋回体11には、ブーム6の一端部が所定の回転軸1
2回りに揺動可能に取着される。ブーム6は、上部旋回
体11に配置された油圧シリンダ13の駆動によって揺
動し所望の位置で停止する。回転軸12は走行面4に対
して平行に設定されているので、ブーム6は走行面4に
垂直な平面内で揺動可能となる。尚、この垂直平面は上
部旋回体11の回動に伴って回動するが、本実施の形態
では図1に示すように下方走行機構10の走行方向(図
1紙面の左右方向)と平行な位置(即ち、図1の紙面
上)に固定して動きを説明する。
【0019】ブーム6の他端部には、上記垂直平面内で
揺動可能となるようにアーム2が取着される。アーム2
は、ブーム6に装着された油圧シリンダ14の駆動によ
って揺動し所望の位置で停止する。アーム2は、詳しく
は、上記ブーム6の他端部に揺動可能に取着される固定
側アーム部15と、先端にバケット7が揺動可能に取着
されると共に、固定側アーム部15に上記垂直平面内で
摺動可能に取着される摺動側アーム部16とに分割して
構成されている。摺動側アーム部16は油圧シリンダ1
7の駆動によって摺動し所望の位置で停止する。摺動側
アーム部16の摺動機構については後述する。
揺動可能となるようにアーム2が取着される。アーム2
は、ブーム6に装着された油圧シリンダ14の駆動によ
って揺動し所望の位置で停止する。アーム2は、詳しく
は、上記ブーム6の他端部に揺動可能に取着される固定
側アーム部15と、先端にバケット7が揺動可能に取着
されると共に、固定側アーム部15に上記垂直平面内で
摺動可能に取着される摺動側アーム部16とに分割して
構成されている。摺動側アーム部16は油圧シリンダ1
7の駆動によって摺動し所望の位置で停止する。摺動側
アーム部16の摺動機構については後述する。
【0020】アーム2の先端、正確には摺動側アーム部
16の先端には、バケット7が上記垂直平面内で揺動可
能に取着される。バケット7は、摺動側アーム部16に
配置された油圧シリンダ18の駆動によって揺動し所望
の位置で停止する。
16の先端には、バケット7が上記垂直平面内で揺動可
能に取着される。バケット7は、摺動側アーム部16に
配置された油圧シリンダ18の駆動によって揺動し所望
の位置で停止する。
【0021】また、クレーン機能を実現するための昇降
ユニット3は、図4に示すように、摺動側アーム部16
の先端側の例えば下面に取り付けられる。昇降ユニット
3は、動滑車部分20と定滑車部分21とをワイヤ19
で連結したいわゆる2連滑車構造である。動滑車部分2
0は、滑車22と、滑車22を回転自在に保持するホル
ダ23と、ホルダ23に取着された吊り荷用フック24
とから成り、定滑車部分21は、滑車25と、滑車25
を回転自在に保持するホルダ26と、ホルダ26に取着
された取付け用フック27とから成る。ワイヤ19の一
方端部側は、定滑車部分21の滑車25に巻き掛けられ
てから、動滑車部分20の滑車22に巻き掛けられた
後、その一方端部が定滑車部分21のホルダ26に固定
される。そして、定滑車部分21の取付け用フック27
を、摺動側アーム部16の先端部下面に設けられた取付
け用ブラケット28の係合孔に係合させることによっ
て、昇降ユニット3が吊り下げられる。
ユニット3は、図4に示すように、摺動側アーム部16
の先端側の例えば下面に取り付けられる。昇降ユニット
3は、動滑車部分20と定滑車部分21とをワイヤ19
で連結したいわゆる2連滑車構造である。動滑車部分2
0は、滑車22と、滑車22を回転自在に保持するホル
ダ23と、ホルダ23に取着された吊り荷用フック24
とから成り、定滑車部分21は、滑車25と、滑車25
を回転自在に保持するホルダ26と、ホルダ26に取着
された取付け用フック27とから成る。ワイヤ19の一
方端部側は、定滑車部分21の滑車25に巻き掛けられ
てから、動滑車部分20の滑車22に巻き掛けられた
後、その一方端部が定滑車部分21のホルダ26に固定
される。そして、定滑車部分21の取付け用フック27
を、摺動側アーム部16の先端部下面に設けられた取付
け用ブラケット28の係合孔に係合させることによっ
て、昇降ユニット3が吊り下げられる。
【0022】また、ワイヤ19の他方端部側は、ブーム
6の先端部側の下面に配置された定滑車9に巻き掛けら
れた後、ブーム6の中央部近傍の下面に配置されたウイ
ンチ8に巻き込まれている。ウインチ8を制御してワイ
ヤ19の巻込み又は巻出しを行うことによって動滑車部
分20、即ち吊り荷用フック24が上昇又は下降する。
ウインチ8の制御は、上記コックピット内の操作レバー
だけでなく、専用のリモートコントロール装置を用いて
行うこともできる。
6の先端部側の下面に配置された定滑車9に巻き掛けら
れた後、ブーム6の中央部近傍の下面に配置されたウイ
ンチ8に巻き込まれている。ウインチ8を制御してワイ
ヤ19の巻込み又は巻出しを行うことによって動滑車部
分20、即ち吊り荷用フック24が上昇又は下降する。
ウインチ8の制御は、上記コックピット内の操作レバー
だけでなく、専用のリモートコントロール装置を用いて
行うこともできる。
【0023】さらに、ブーム6の下面には、昇降ユニッ
ト3を収納する際に使用する一対の収納用ブラケット2
9、30が配置されている。一方の収納用ブラケット2
9は、ブーム6の先端側に配置されているが、本実施の
形態では定滑車9を収納用ブラケット29に取着するこ
とによって構成の簡素化を図っている。尚、収納用ブラ
ケット29は、定滑車9よりもウインチ8側に配置され
ていればよく、定滑車9とは分離して配置してもよい。
また、他方の収納用ブラケット30は、収納用ブラケッ
ト29とウインチ8との間であって、収納用ブラケット
29から所定の間隔をあけた位置に配置されているが、
ウインチ8と一体としても良い。
ト3を収納する際に使用する一対の収納用ブラケット2
9、30が配置されている。一方の収納用ブラケット2
9は、ブーム6の先端側に配置されているが、本実施の
形態では定滑車9を収納用ブラケット29に取着するこ
とによって構成の簡素化を図っている。尚、収納用ブラ
ケット29は、定滑車9よりもウインチ8側に配置され
ていればよく、定滑車9とは分離して配置してもよい。
また、他方の収納用ブラケット30は、収納用ブラケッ
ト29とウインチ8との間であって、収納用ブラケット
29から所定の間隔をあけた位置に配置されているが、
ウインチ8と一体としても良い。
【0024】収納用ブラケット29、30にはそれぞれ
係合孔が形成されており、図3に示すように、定滑車部
分21の取付け用フック27を収納用ブラケット29の
係合孔に係合し、動滑車部分20の吊り荷用フック24
を収納用ブラケット30の係合孔に係合し、余分なワイ
ヤ19をウインチ8に巻込むことによって、昇降ユニッ
ト3はブーム6に収納される。尚、ウインチ8、定滑車
9、収納用ブラケット29、30を配置する場所は、図
3に示すように昇降ユニット3を収納した状態でアーム
2及びバケット7をブーム6に最大限接近させても接触
することがないように設定する必要がある。
係合孔が形成されており、図3に示すように、定滑車部
分21の取付け用フック27を収納用ブラケット29の
係合孔に係合し、動滑車部分20の吊り荷用フック24
を収納用ブラケット30の係合孔に係合し、余分なワイ
ヤ19をウインチ8に巻込むことによって、昇降ユニッ
ト3はブーム6に収納される。尚、ウインチ8、定滑車
9、収納用ブラケット29、30を配置する場所は、図
3に示すように昇降ユニット3を収納した状態でアーム
2及びバケット7をブーム6に最大限接近させても接触
することがないように設定する必要がある。
【0025】次に、アーム2の伸縮構造、即ち摺動側ア
ーム部16の摺動機構について説明する。図5は、摺動
側アーム部16を縮めた状態を示す側面図であり、図6
は摺動側アーム部16を伸ばした状態を示す側面図であ
り、図7は図6の切断面線VII−VIIから見た断面
図である。
ーム部16の摺動機構について説明する。図5は、摺動
側アーム部16を縮めた状態を示す側面図であり、図6
は摺動側アーム部16を伸ばした状態を示す側面図であ
り、図7は図6の切断面線VII−VIIから見た断面
図である。
【0026】固定側アーム部15と摺動側アーム部16
は、細長い平板であるガイドプレート31、32がその
長手方向に摺動可能となるように重ね合せられて配置さ
れている。より詳しくは、ガイドプレート31は、固定
側アーム部15の上面に設けられ、その幅方向両端部は
固定側アーム部15の側面よりも突出している。また、
ガイドプレート32は、摺動側アーム部16の下面に設
けられ、その幅方向両側部は摺動側アーム部16の側面
よりも突出している(図7参照)。そして、図5に示す
ようにアーム2の縮小時において、ガイドプレート32
の先端部側(バケット7側)がガイドプレート31の先
端部側よりも突出するような状態で重ね合せられてい
る。
は、細長い平板であるガイドプレート31、32がその
長手方向に摺動可能となるように重ね合せられて配置さ
れている。より詳しくは、ガイドプレート31は、固定
側アーム部15の上面に設けられ、その幅方向両端部は
固定側アーム部15の側面よりも突出している。また、
ガイドプレート32は、摺動側アーム部16の下面に設
けられ、その幅方向両側部は摺動側アーム部16の側面
よりも突出している(図7参照)。そして、図5に示す
ようにアーム2の縮小時において、ガイドプレート32
の先端部側(バケット7側)がガイドプレート31の先
端部側よりも突出するような状態で重ね合せられてい
る。
【0027】また、固定側アーム部15の先端部にはガ
イドプレート32を挟持するフロントローラ部33が設
けられており、摺動側アーム部16の基端部(ブーム6
側の端部)にはガイドプレート31を挟持するリアロー
ラ部34が設けられている。フロントローラ部33は、
図7に示すように、固定側アーム部15の左右両側面に
設けられる。ガイドプレート32を挟持する一対のロー
ラ35、36は、支持板37に回転自在に取着され、支
持板37は固定側アーム部15の側面の取付部38にボ
ルトで固定される。リアローラ部34は、摺動側アーム
部16の左右両側面に設けられ、その構成はフロントロ
ーラ部33と同一であるが、一対のローラ35、36が
ガイドプレート31を挟持するように設けられる。
イドプレート32を挟持するフロントローラ部33が設
けられており、摺動側アーム部16の基端部(ブーム6
側の端部)にはガイドプレート31を挟持するリアロー
ラ部34が設けられている。フロントローラ部33は、
図7に示すように、固定側アーム部15の左右両側面に
設けられる。ガイドプレート32を挟持する一対のロー
ラ35、36は、支持板37に回転自在に取着され、支
持板37は固定側アーム部15の側面の取付部38にボ
ルトで固定される。リアローラ部34は、摺動側アーム
部16の左右両側面に設けられ、その構成はフロントロ
ーラ部33と同一であるが、一対のローラ35、36が
ガイドプレート31を挟持するように設けられる。
【0028】さらに、油圧シリンダ17は、シリンダが
固定側アーム部15の基端部に備えられる取付部材39
に固定され、ロッドが摺動側アーム部16に固定され
る。そして、油圧シリンダ17を駆動してロッドを往復
移動させることによって、摺動側アーム部16は固定側
アーム部15に対して摺動して伸縮する。
固定側アーム部15の基端部に備えられる取付部材39
に固定され、ロッドが摺動側アーム部16に固定され
る。そして、油圧シリンダ17を駆動してロッドを往復
移動させることによって、摺動側アーム部16は固定側
アーム部15に対して摺動して伸縮する。
【0029】このような構成の油圧ショベル1でバケッ
ト作業を行うときは、図3に示すように昇降ユニット3
をブーム6に収納した状態で、ブーム6、アーム2、バ
ケット7を適宜揺動させて行う。また、必要に応じてア
ーム2を伸縮させてもよい。一方、クレーン作業を行う
ときは、図1又は図2に示すように、昇降ユニット3を
アーム2の先端部に取り付けた状態で、ウインチ8、ブ
ーム6、アーム2を駆動し、さらに必要に応じてアーム
2を伸縮させる。尚、上記の2つの作業の際に、必要に
応じて上部旋回体11による旋回及び下部走行機構10
による走行が行われることはもちろんである。
ト作業を行うときは、図3に示すように昇降ユニット3
をブーム6に収納した状態で、ブーム6、アーム2、バ
ケット7を適宜揺動させて行う。また、必要に応じてア
ーム2を伸縮させてもよい。一方、クレーン作業を行う
ときは、図1又は図2に示すように、昇降ユニット3を
アーム2の先端部に取り付けた状態で、ウインチ8、ブ
ーム6、アーム2を駆動し、さらに必要に応じてアーム
2を伸縮させる。尚、上記の2つの作業の際に、必要に
応じて上部旋回体11による旋回及び下部走行機構10
による走行が行われることはもちろんである。
【0030】以上のように本実施の形態によれば、1台
の油圧ショベル1でバケット作業とクレーン作業とを切
換えて行うことができる。クレーン作業に用いる昇降ユ
ニット3は、バケット作業を行うときはブーム6に収納
されるので、邪魔にならず、逆に、クレーン作業を行う
ときは昇降ユニット3をアーム2の先端に取り付けるだ
けでよく、バケット7を取外す必要がない。そして、昇
降ユニット3の取付け及び収納は、取付け用フック27
の取付け用ブラケット28への係合及び取付け用フック
27、吊り荷用フック24の収納用ブラケット29、3
0への係合という簡単な手作業で行うことができるの
で、バケット作業とクレーン作業の切換を迅速に行うこ
とができ、作業効率が向上する。
の油圧ショベル1でバケット作業とクレーン作業とを切
換えて行うことができる。クレーン作業に用いる昇降ユ
ニット3は、バケット作業を行うときはブーム6に収納
されるので、邪魔にならず、逆に、クレーン作業を行う
ときは昇降ユニット3をアーム2の先端に取り付けるだ
けでよく、バケット7を取外す必要がない。そして、昇
降ユニット3の取付け及び収納は、取付け用フック27
の取付け用ブラケット28への係合及び取付け用フック
27、吊り荷用フック24の収納用ブラケット29、3
0への係合という簡単な手作業で行うことができるの
で、バケット作業とクレーン作業の切換を迅速に行うこ
とができ、作業効率が向上する。
【0031】また、クレーン作業における最大地上揚程
は、図1に示すように、ブーム6及びアーム2を上方に
最大限揺動させた状態から、さらに摺動側アーム部16
を最大限伸ばした状態での吊り荷用フック24から地面
4までの長さとなる。従って、アーム2やブーム6の全
長を長くして実現する場合に比べて構成の大型化及び重
量の増大といった不都合を招くことなく、最大地上揚程
を大きくすることができる。
は、図1に示すように、ブーム6及びアーム2を上方に
最大限揺動させた状態から、さらに摺動側アーム部16
を最大限伸ばした状態での吊り荷用フック24から地面
4までの長さとなる。従って、アーム2やブーム6の全
長を長くして実現する場合に比べて構成の大型化及び重
量の増大といった不都合を招くことなく、最大地上揚程
を大きくすることができる。
【0032】さらに、吊り荷用フック24の前後方向の
移動範囲は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長
さに、摺動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わ
るので、従来よりも拡大することができる。また、アー
ム2を地面4に対してほぼ水平にした状態で摺動側アー
ム部16を伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方
向に直線的に移動させることができる。これによって、
油圧ショベル1自体を前後方向に走行させることなく、
吊り荷用フック24を前後方向にスムーズに、かつ広範
囲に移動させることができるようになり、クレーン作業
の作業性が向上する。
移動範囲は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長
さに、摺動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わ
るので、従来よりも拡大することができる。また、アー
ム2を地面4に対してほぼ水平にした状態で摺動側アー
ム部16を伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方
向に直線的に移動させることができる。これによって、
油圧ショベル1自体を前後方向に走行させることなく、
吊り荷用フック24を前後方向にスムーズに、かつ広範
囲に移動させることができるようになり、クレーン作業
の作業性が向上する。
【0033】また、比較的重量のあるウインチ8をブー
ム6に取り付けたので、アームに取り付ける場合に比べ
て重量バランスが良くなり、ブーム6及びアーム2の揺
動をスムーズに行うことができる。これによって、バケ
ット作業及びクレーン作業の際の操作性が向上する。
ム6に取り付けたので、アームに取り付ける場合に比べ
て重量バランスが良くなり、ブーム6及びアーム2の揺
動をスムーズに行うことができる。これによって、バケ
ット作業及びクレーン作業の際の操作性が向上する。
【0034】以上にこの発明の第1実施形態について説
明したが、この発明は上記形態に限定されるものではな
く、この発明の範囲内で種々変更して実施することがで
きる。例えば、ウインチ8、定滑車9、取付け用ブラケ
ット28、収納用ブラケット29、30を、ブーム6及
びアーム2の側面に配置してもよい。また、固定側アー
ム部15の下方に摺動側アーム部16を配置してもよ
い。
明したが、この発明は上記形態に限定されるものではな
く、この発明の範囲内で種々変更して実施することがで
きる。例えば、ウインチ8、定滑車9、取付け用ブラケ
ット28、収納用ブラケット29、30を、ブーム6及
びアーム2の側面に配置してもよい。また、固定側アー
ム部15の下方に摺動側アーム部16を配置してもよ
い。
【0035】(第2実施形態)図8にはこの発明の油圧
ショベルの第2実施形態を示している。この油圧ショベ
ルは、クレーン機能だけを変更したものであって、第1
実施形態と同様に、地面4上を走行可能な本体5と、ブ
ーム6と、アーム2と、バケット7とを備えている。ま
たアーム2は、上記ブーム6の他端部に揺動可能に取着
される固定側アーム部15と、先端にバケット7が揺動
可能に取着されると共に、固定側アーム部15に上記垂
直平面内で摺動可能に取着される摺動側アーム部16と
に分割して構成されている。摺動側アーム部16は油圧
シリンダ17の駆動によって摺動し所望の位置で停止す
る。アーム2の先端、正確には摺動側アーム部16の先
端には、バケット7が上記垂直平面内で揺動可能に取着
される。バケット7は、摺動側アーム部16に配置され
た油圧シリンダ18の駆動によって揺動し所望の位置で
停止する。
ショベルの第2実施形態を示している。この油圧ショベ
ルは、クレーン機能だけを変更したものであって、第1
実施形態と同様に、地面4上を走行可能な本体5と、ブ
ーム6と、アーム2と、バケット7とを備えている。ま
たアーム2は、上記ブーム6の他端部に揺動可能に取着
される固定側アーム部15と、先端にバケット7が揺動
可能に取着されると共に、固定側アーム部15に上記垂
直平面内で摺動可能に取着される摺動側アーム部16と
に分割して構成されている。摺動側アーム部16は油圧
シリンダ17の駆動によって摺動し所望の位置で停止す
る。アーム2の先端、正確には摺動側アーム部16の先
端には、バケット7が上記垂直平面内で揺動可能に取着
される。バケット7は、摺動側アーム部16に配置され
た油圧シリンダ18の駆動によって揺動し所望の位置で
停止する。
【0036】そして上記摺動側アーム部16の先端部下
面に取付け用ブラケット28が設けられており、この取
付け用ブラケット28に吊り荷用フック24が取付けら
れ、これによりクレーン機能が構成されている。
面に取付け用ブラケット28が設けられており、この取
付け用ブラケット28に吊り荷用フック24が取付けら
れ、これによりクレーン機能が構成されている。
【0037】上記第2実施形態の油圧ショベルでは、ブ
ーム6、アーム2、バケット7を揺動させることによっ
てバケット作業を行うことができ、さらにそれに加えて
ブーム6とアーム2とを揺動させることにより吊り荷用
フック24を利用してクレーン作業を行うことができ
る。さらに、吊り荷用フック24の前後方向の移動範囲
は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長さに、摺
動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わるので、
従来よりも拡大することができる。また、アーム2を地
面4に対してほぼ水平にした状態で摺動側アーム部16
を伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方向に直線
的に移動させることができる。これによって、油圧ショ
ベル1自体を前後方向に走行させることなく、吊り荷用
フック24を前後方向にスムーズに、かつ広範囲に移動
させることができるようになり、クレーン作業の作業性
が向上する。
ーム6、アーム2、バケット7を揺動させることによっ
てバケット作業を行うことができ、さらにそれに加えて
ブーム6とアーム2とを揺動させることにより吊り荷用
フック24を利用してクレーン作業を行うことができ
る。さらに、吊り荷用フック24の前後方向の移動範囲
は、ブーム6及びアーム2の揺動による移動長さに、摺
動側アーム部16の伸びによる移動長さが加わるので、
従来よりも拡大することができる。また、アーム2を地
面4に対してほぼ水平にした状態で摺動側アーム部16
を伸縮させれば、吊り荷用フック24を前後方向に直線
的に移動させることができる。これによって、油圧ショ
ベル1自体を前後方向に走行させることなく、吊り荷用
フック24を前後方向にスムーズに、かつ広範囲に移動
させることができるようになり、クレーン作業の作業性
が向上する。
【0038】なお上記第2実施形態においては、吊り荷
用フック24を摺動側アーム部16の先端部に設けてい
るが、これはバケット7の適所に設けて実施してもよ
い。
用フック24を摺動側アーム部16の先端部に設けてい
るが、これはバケット7の適所に設けて実施してもよ
い。
【図1】本発明の第1実施形態である油圧ショベルのア
ームを伸ばした状態の側面図である。
ームを伸ばした状態の側面図である。
【図2】アームを縮めた状態の油圧ショベルの側面図で
ある。
ある。
【図3】昇降ユニットを収納した状態の油圧ショベルの
側面図である。
側面図である。
【図4】アームの先端付近を拡大して示す側面図であ
る。
る。
【図5】アームを縮めた状態を示す側面図である。
【図6】アームを伸ばした状態を示す側面図である。
【図7】図6の断面線VII−VIIから見た断面図で
ある。
ある。
【図8】この発明の油圧ショベルの第2実施形態のアー
ムの先端付近を拡大して示す側面図である。
ムの先端付近を拡大して示す側面図である。
1 油圧ショベル 2 アーム 3 昇降ユニット 5 本体 6 ブーム 7 バケット 8 ウインチ 15 固定側アーム部 16 摺動側アーム部 19 ワイヤ 24 吊り荷用フック 27 取付け用フック 28 取付け用ブラケット 29 収納用ブラケット 30 収納用ブラケット
Claims (3)
- 【請求項1】 走行可能な本体(5)と、上記本体
(5)に当該本体(5)の走行面に垂直な平面内で揺動
可能に取着されるブーム(6)と、上記ブーム(6)に
上記垂直平面内で揺動可能に取着されるアーム(2)
と、上記アーム(2)に揺動可能に取着されるバケット
(7)とを備え、上記アーム(2)を、上記ブーム
(6)に取着される固定側アーム部(15)と、上記バ
ケット(7)が取着されると共に、上記固定側アーム部
(15)に上記垂直平面内で摺動可能に取着される摺動
側アーム部(16)とに分割して構成し、ワイヤ(1
9)の巻込み又は巻出しによって吊り荷用フック(2
4)を昇降させる昇降ユニット(3)を上記摺動側アー
ム部(16)の先端側に取り付け、上記ワイヤ(19)
の巻込み及び巻出しを行うウインチ(8)を上記ブーム
(6)に取り付けたことを特徴とするクレーン機能を備
えた油圧ショベル。 - 【請求項2】 上記昇降ユニット(3)は、上記摺動側
アーム部(16)の先端側に設けられた取付け用ブラケ
ット(28)に取付け用フック(27)を係合させるこ
とによって取外し可能に取付けられ、さらに、上記ブー
ム(6)に設けられた一対の収納用ブラケット(29)
(30)に上記吊り荷用フック(24)及び取付け用フ
ック(27)をそれぞれ係合させることによって収納さ
れることを特徴とする請求項1のクレーン機能を備えた
油圧ショベル。 - 【請求項3】 走行可能な本体(5)と、上記本体
(5)に当該本体(5)の走行面に垂直な平面内で揺動
可能に取着されるブーム(6)と、上記ブーム(6)に
上記垂直平面内で揺動可能に取着されるアーム(2)
と、上記アーム(2)に揺動可能に取着されるバケット
(7)とを備え、上記アーム(2)を、上記ブーム
(6)に取着される固定側アーム部(15)と、上記バ
ケット(7)が取着されると共に、上記固定側アーム部
(15)に上記垂直平面内で摺動可能に取着される摺動
側アーム部(16)とに分割して構成し、吊り荷用フッ
ク(24)を上記摺動側アーム部(16)の先端側又は
バケット(7)に取り付けたことを特徴とするクレーン
機能を備えた油圧ショベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36850198A JPH11315549A (ja) | 1998-02-10 | 1998-12-08 | クレ―ン機能を備えた油圧ショベル |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4431598 | 1998-02-10 | ||
| JP10-44315 | 1998-02-10 | ||
| JP36850198A JPH11315549A (ja) | 1998-02-10 | 1998-12-08 | クレ―ン機能を備えた油圧ショベル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11315549A true JPH11315549A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=26384169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36850198A Pending JPH11315549A (ja) | 1998-02-10 | 1998-12-08 | クレ―ン機能を備えた油圧ショベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11315549A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1330833C (zh) * | 2000-09-28 | 2007-08-08 | 株式会社小松制作所 | 带吊钩的铲斗连杆 |
| KR101287388B1 (ko) * | 2012-10-17 | 2013-07-19 | 박병순 | 견인장치 |
| CN109292651A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-01 | 派尔泰科机械科技(天津)有限公司 | 一种挖掘机改装用起重臂 |
-
1998
- 1998-12-08 JP JP36850198A patent/JPH11315549A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1330833C (zh) * | 2000-09-28 | 2007-08-08 | 株式会社小松制作所 | 带吊钩的铲斗连杆 |
| KR101287388B1 (ko) * | 2012-10-17 | 2013-07-19 | 박병순 | 견인장치 |
| CN109292651A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-01 | 派尔泰科机械科技(天津)有限公司 | 一种挖掘机改装用起重臂 |
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