JPH11318170A - コンバインの刈取部の搬送装置 - Google Patents

コンバインの刈取部の搬送装置

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JPH11318170A
JPH11318170A JP13011698A JP13011698A JPH11318170A JP H11318170 A JPH11318170 A JP H11318170A JP 13011698 A JP13011698 A JP 13011698A JP 13011698 A JP13011698 A JP 13011698A JP H11318170 A JPH11318170 A JP H11318170A
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combine harvester
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Hajime Fukui
一 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取部を左右スライド可能としたコンバイン
において、スライド時に刈取部の株元搬送装置後部と縦
搬送装置前部の間を連結する連結機構がスムースに動か
ないことがあった。 【解決手段】 刈取部6の上下回動支点部より突出した
モーターブラケット139の先端に上下回動自在に追従
リンク141を設け、前記株元搬送装置を支持するフレ
ームの後部より後方に連結リンク105を突出し、該連
結リンク後端に左右回動自在枢支体143を設け、該枢
支体を前記追従リンクに対して摺動自在に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの前部
に配置し、穀稈を引き起し、刈り取り、脱穀部へ搬送す
る刈取部を、左右にスライド可能とし、該刈取部のスラ
イドに追随して縦搬送装置を回動するようにする構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインによる刈取作業は、
圃場の周囲から中央に順次回りながら刈り取る「回り刈
り作業」と、圃場の幅方向の中途部を刈り取って刈取作
業効率を上げる「中割り作業」が行われるが、圃場端の
畦際刈取作業や中割り作業の場合には刈取部を機体中央
側にスライドさせて機体幅全面で刈取作業を行い、回り
刈り作業の場合には未刈り側の穀稈から離れて、未刈り
穀稈を踏みつけたり、切断藁を未刈り側へ排出しないよ
うに、刈取部を未刈り側へスライドさせて刈取作業を行
えるようにしたコンバインが公知となっている。例え
ば、特開平7−303412号公報の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平7−303
412号の技術は、刈取部の上下回動支点となる横回動
支点パイプから前下方へ縦連結パイプを延設して、該縦
連結パイプの前下端にギアケースを設けてスライドパイ
プを左右方向に摺動自在に支持し、該スライドパイプに
刈取フレームを取り付けて刈取部をスライド可能に支持
していた。そして、この刈取部の下部搬送装置の後部
と、縦搬送装置の前部の間に連結機構を設けて、縦搬送
装置が刈取部のスライドに追随するように構成してい
た。
【0004】しかし、前記縦搬送装置の前部は下部搬送
装置の後部と連結アームによって連結していたのである
が、該連結アームの両端は軸で枢結する構成であったた
めに、刈取部をスライドさせたり、縦搬送装置を昇降さ
せたときに捩じれたり無理な力がかかったり、スムース
な回動ができないことがあった。また、前記縦搬送装置
は穀稈の穂先部が脱穀部の定位置へ搬送されるよりに回
動させて扱き深さを調節できるようにしており、この扱
き深さを調節するために、モーターによって縦搬送装置
を回動するようにしていたが、該モーターを取り付ける
ブラケットが、板体を略水平方向に設けられていたため
に、ブラケット上に配置されたリミットスイッチの部分
や摺動部等に藁屑や塵埃等が堆積して、動作不良の原因
となっていたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、刈取部を左右スライド可能と
し、該刈取部の左右スライドに追従して縦搬送装置を回
動するように、縦搬送装置の前部と株元搬送装置の後部
の間に配置した連結機構において、刈取部の上下回動支
点部より突出した支持部材の先端に上下回動自在に追従
リンクを設け、前記株元搬送装置を支持するフレームの
後部より後方に連結リンクを突出し、該連結リンク後端
に左右回動自在枢支体を設け、該枢支体を前記追従リン
クに対して摺動自在に連結したものである。
【0006】また、縦搬送装置のチェーンケースの下面
にストッパー杆を設け、刈取部の上下回動支点部より突
出した支持部材に前記ストッパー杆の位置に合わせて当
接体を設けたものである。また、縦搬送装置のチェーン
ケースの下面にストッパー杆を設け、刈取部の上下回動
支点部より前下方に突出して刈取部を支持する縦連結パ
イプに、縦搬送装置の左右回動支点を中心とした円弧状
のレールを、前記ストッパー杆の回動軌跡に合わせて設
けたものである。また、縦搬送装置の挟扼杆または挟扼
杆支持部材の後部に押さえ部材を回動自在に設け、該押
さえ部材の後部をフィードチェーンの前部上に当接させ
たものである。また、刈取部の回動支点部よりモーター
ブラケットを突設し、該モーターブラケットに縦搬送装
置を昇降駆動する昇降モーターを装着し、該モーターブ
ラケットの面を上下方向に配置した板体で構成したもの
である。また、フィードチェーンの前部上の挟扼杆と平
行で、かつ、その先端が挟扼杆より前方に位置するよう
に挟扼ガイドを設け、該挟扼ガイドの後部を上下回動自
在に支持したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施例を説明する。
図1は本発明の刈取装置を装備したコンバインの全体側
面図、図2は同じく平面図、図3は刈取部の側面図、図
4は同じく平面図、図5は刈取スライドの上部ガイド部
の平面図、図6は刈取部の上下回動支点部の平面断面図
である。
【0008】図1、図2よりコンバインの全体構成から
説明する。クローラー式走行装置1上に機体フレーム2
を支持し、該機体フレーム2の進行方向右側前部上に運
転部3を配置し、該運転部3は前部にフロントコラム4
を立設して、該フロントコラム4上に操向レバーやアク
セルレバー等を配置し、フロントコラム4側部の機体中
央側にサイドコラム5を立設し、該サイドコラム5上に
作業クラッチレバーや変速レバーやスライドレバー等を
配置している。
【0009】そして、機体フレーム2の進行方向左側か
ら前方へスライド可能とする刈取部6が突出配置され、
穀稈を引き起こして株元を刈刃によって刈り取り、搬送
装置によって後方へ搬送する。該刈取部6の後部には脱
穀部7が配置され、搬送装置によって搬送された穀稈の
株元をフィードチェーン8によって挟持して後方へ搬送
しながら、扱胴9によって脱粒する。脱穀後の排藁は排
藁チェーン10によって後方へ搬送され、カッターや結
束装置等の排藁処理装置11によって処理される。
【0010】前記脱穀部7下部には選別装置が配置さ
れ、該選別装置によって選別された後の二番物は再度扱
胴9または処理胴へ還元され、ゴミ等は排出され、穀粒
は一番コンベアや揚穀コンベア12を介して運転部3後
部に配置したグレンタンク13に搬送される。該グレン
タンク13内の下部には下部コンベアが配置され、該下
部コンベアは排出オーガ14に連通され、該下部コンベ
ア及び排出オーガ14を駆動することによって、グレン
タンク13内の穀粒を排出できるようにしている。
【0011】また、前記運転部3における座席15下方
にはエンジン16が配置され、該エンジン16の駆動力
を前記クローラー式走行装置1に伝えて走行し、刈取部
6、脱穀部7、選別部等の各部に伝えて、連続的に刈り
取り、脱穀・選別作業を行い穀粒をグレンタンク13に
貯留するのである。
【0012】次に、刈取部6の構成を図3〜図6より説
明する。機体フレーム2の前部上に回動支点台20・2
1を設け、該回動支点台20・21上部にパイプより構
成された上下回動支点軸22を枢支し、該上下回動支点
軸22は入力ギヤケース23より左右に突出され、該上
下回動支点軸22内には刈取入力軸(伝動1軸)19が
軸支されて、該刈取入力軸19の一端は進行方向右側に
突出されて入力プーリー24を固設している。
【0013】前記入力ギヤケース23より前下方に縦連
結パイプ25が突設され、該縦連結パイプ25の中途部
と機体フレーム2の間に昇降用油圧シリンダー26が介
装されて、該縦連結パイプ25の前端にスライド支持ケ
ース27が固設されている。該スライド支持ケース27
にスライドパイプ30を摺動自在に支持し、該スライド
パイプ30両側にベベルギアケース80・81を介して
支持プレート31・31を固設して、該支持プレート3
1・31の前部間に横連結フレーム32固設している。
そして、前記スライド支持ケース27とベベルギアケー
ス81の間に油圧シリンダー82を介装し、該油圧シリ
ンダー82を伸縮することで刈取部6を左右にスライド
可能としている。
【0014】前記横連結フレーム32より前方に刈取フ
レーム33・33・・・が前方に突設され、該刈取フレ
ーム33・33・・・前端にそれぞれ分草板34・34
・・・が固設されている。該分草板34・34・・・の
後部には3条の引き起しケース35・35・35が立設
され、該引き起しケース35・35・35にはそれぞれ
タイン36・36・・・を設けたチェーンが収納され、
該引き起しケース35・35・35の上部の裏面からそ
れぞれ動力が入力され、各入力軸は引き起しケース35
・35・35の上方に横設した引き起し駆動ケース37
内の伝動軸と連動連結されている。
【0015】該引き起し駆動ケース37の右側下部には
右側刈取フレーム33より上方に立設した支持フレーム
28が連結されて支持され、引き起し駆動ケース37の
左側下部にはパイプ状に構成した左伝動ケース29が連
結され、該左伝動ケース29の下部はスライドパイプ3
0の左側に連結して、左伝動ケース29内に軸支した伝
動軸を介して引き起しケース35に動力を伝える構成と
している。
【0016】また、前記刈取フレーム33・33・・・
の後部間の下側には刈刃39が横設され、刈取フレーム
33・33・・・上方には、穀稈の株元側を掻き込むス
ターホイル40・40・40と掻込ベルト41・41・
41が配置され、更に上後方へ株元搬送装置42L・4
2Rが配置され、その上方には上部搬送装置43L・4
3R、前穂先搬送装置44・44が配置されて、前記刈
刃39によって刈り取った後の穀稈が、株元搬送装置4
2L・42R、上部搬送装置43L・43R、前穂先搬
送装置44・44によって後方へ搬送されて一つに合流
される。更にその後部で機体側に縦搬送装置45と後穂
先搬送装置46が配置されて、搬送された穀稈の株元側
は縦搬送装置45、穂先側は後穂先搬送装置46に受け
継がれて、穀稈の株元側は更に前記フィードチェーン8
に受け継がれて脱穀部7へ搬送するようにしている。
【0017】前記縦搬送装置45は後部側が上下回動自
在に支持されて後述するモーターを駆動することによっ
て前側を上下に回動可能とされ、穀稈の長さに合わせて
上下に回動するように制御されている。また、縦搬送装
置45の前部は後述するリンク等を介して刈取フレーム
側から延出したフレームと連結されて、左右スライドさ
せた時に追随して回動され、受け継ぎミスが生じないよ
うにしている。
【0018】次に、刈取部6の上部を支持するための構
成を、図3、図5により説明する。前記縦連結パイプ2
5と入力ギヤケース23からそれぞれ右上方に補強フレ
ーム50・51が延設され、該補強フレーム50・51
の上端部は上部フレーム52に固設され、該上部フレー
ム52は前後フレーム52aと、その先端より左方へ延
設する左右フレーム52bからなり、平面視略L字状に
構成されている。該前後フレーム52aは前記サイドコ
ラム5の側部に配置され、左右フレーム52bは前記引
き起し駆動ケース37の後部上に平行に配置される。
【0019】更に、該上部フレーム52の左右フレーム
52bの左端より前後フレーム52aの後部上までの間
にL字状に構成した防塵カバー支持フレーム53が固設
されて、該防塵カバー支持フレーム53と前記上部フレ
ーム52とで枠状に構成して剛性を高めて、その上部に
防塵カバー54を固定している。
【0020】前記補強フレーム50・51の上端部に支
点軸55が回転自在に支持され、該支持軸55に揺動フ
レーム56の後端部が固設されて揺動フレーム56が上
部フレーム52に対して揺動自在に支持されている。該
揺動フレーム56の前部は平面視略L字状に構成して、
引き起し駆動ケース37の裏側に枢支されている。前記
刈取部6の左側は左右フレーム52b上で摺動体59が
左右摺動自在に支持される構成としている。
【0021】このように構成することで、刈取部6は縦
連結パイプ25から下方で支持するだけでは、前方へ倒
れてしまうので、刈取部6の上部位置を縦連結パイプ2
5から上方に突出した補強フレーム50・51や上部フ
レーム52や揺動フレーム56等を介して連結支持する
ことで、前方への倒れを防止し、また、刈取部6を左右
スライドさせた場合でも、それに追随して揺動フレーム
56が回動し、該揺動フレーム56は穀稈の搬送経路か
ら離れた刈取部6の上部右側に配置されて、穀稈の刈取
搬送時に穀稈が揺動フレーム56やそれを支持する部材
等に引っ掛かることもないのである。また、刈取部6を
左側へスライドさせると、重心が左側へ移動するが、前
記摺動体59によって左側を支持して刈取部6の左側が
傾くことを防止している。
【0022】次に、本発明の要部である縦搬送装置45
の回動駆動と株元搬送装置42との連結構成を説明す
る。図7は株元搬送装置後部と縦搬送装置の回動支持部
の連結機構を示す側面図、図8は昇降モーターのブラケ
ットと連結ブラケットの側面図、図9は同じく平面図、
図10は昇降モーター取付部の平面図一部断面図、図1
1は同じく後面図、図12は同じく右側面図、図13は
連結部の他の実施例を示す図、図14は縦搬送装置下面
にストッパーを設けた側面図、図15は同じく平面図、
図16は縦搬送装置下面に設けたストッパーをレールで
受ける実施例の平面図、図17は縦搬送装置後部とフィ
ードチェーンとの間に押さえ部材を設けた斜視図であ
る。
【0023】図6において、前記入力ギヤケース23の
両側に上下回動支点軸22が固設され、該上下回動支点
軸22の両側が回動支点台20・21に回動自在に支持
され、前記入力ギヤケース23の前部より前下方に前記
縦連結パイプ25を突出し、該縦連結パイプ25内に伝
動二軸62を軸支して、前記上下回動支点軸22に軸支
した刈取入力軸19より刈取部6へ動力を伝えるように
している。
【0024】また、前記入力ギヤケース23の側部より
上方に回動ケース136を回動自在に突出して、該回動
ケース136の軸心を縦搬送装置45と後穂先搬送装置
46の左右回動中心としている。該回動ケース136の
上部より左側方に横支持ケース130が回動自在に支持
されて突出され、該横支持ケース130の軸心を縦搬送
装置45と後穂先搬送装置46の上下回動中心としてい
る。該横支持ケース130の左端部に略上下斜め方向に
スプロケット駆動軸131が回転自在に支持されて、該
スプロケット駆動軸131の上部に駆動スプロケット1
32を固設して、タインを付設したチェーン133を前
方に配置した従動スプロケットとの間に巻回して後穂先
搬送装置46を構成している。また、前記スプロケット
駆動軸131下端に駆動スプロケット134を固設し
て、該駆動スプロケット134と前方に配置した従動ス
プロケットとの間にチェーン135を巻回して縦搬送装
置45を構成している。
【0025】また、図6〜図9に示すように、前記回動
ケース136の側面に設けたフランジ137に支持部材
となるモーターブラケット139の後部が上下方向に固
定され、該モーターブラケット139が前方へ突出され
ている。但し、図18、図19に示すように、縦連結パ
イプ25より左側方に支持バー170を突設し、該支持
バー170のー左端と前記横支持ケース130との間を
前後方向に配置した連結杆171で連結し、該支持バー
170上にモーターブラケット139を載置して支持す
る構成とすることもでき、片持ち支持する構成に比べ
て、強度アップが図れる。
【0026】そして、前記モーターブラケット139の
側面に後述する昇降モーター140が固設され、該モー
ターブラケット139前端に追従リンク141の後端が
上下回動自在に枢支され、該追従リンク141は平面視
L字状に構成されて、追従リンク141の後端141a
が枢軸の役目を果たしている。該追従リンク141の前
部に枢支体143が軸方向に摺動自在に嵌合され、該枢
支体143の外周にから垂直方向に枢軸144が突出さ
れ、該枢軸144に連結リンク105の後端が左右回動
自在に枢支されている。但し、前記枢支体143の代わ
りに図13に示すようにU字状のプレート143’にそ
の開放側をボルト144’の頭部を固定して、U字状の
プレート143’内を追従リンク141が摺動する構成
とした枢支体とし、簡単な構成でコスト低減化を量こと
もできる。
【0027】該連結リンク105の前端は支持パイプ1
00の後端に固設され、該支持パイプ100は前記刈取
部6の右側の刈取フレーム33に立設した支持フレーム
26に連結され、該支持パイプ100には右側の株元搬
送装置42Rやスターホイル40や掻込ベルト41等が
支持されている。
【0028】このように構成することによって、刈取部
6が左右スライドさせたときに、上下方向は追従リンク
141の後端141aを中心とした回動によって対応で
き、左右回動は枢軸144を中心とした回動によって対
応でき、前後方向の動きは枢支体143が追従リンク1
41上を前後に摺動することによって対応できるように
なり、刈取部6がスライドされたときに、縦搬送装置4
5を無理なく左右に追従してスムースに回動することが
可能となるのである。
【0029】また、前記縦搬送装置45及び後穂先搬送
装置46を上下に回動させるために、前記モーターブラ
ケット139の前部側面には昇降モーター140が固設
されており、図10、図11、図12に示すように、モ
ーターブラケット139の右側面の後部に平面視L字状
に曲げた支持板145を固定して右方へ突設し、モータ
ーブラケット139の右側面の前部に支持体146を右
方へ突設して、該支持板145と支持体146の間に扱
き深さ駆動ネジ147を回転自在に支持し、該扱き深さ
駆動ネジ147上にナット体149を螺装している。該
扱き深さ駆動ネジ147の後端が昇降モーター140の
駆動に連結されて、該昇降モーター140のを駆動する
ことによって扱き深さ駆動ネジ147を回動してナット
体149を前後に摺動する構成としている。
【0030】また、前記支持板145と支持体146の
間のモーターブラケット139の右側面には取付板15
0が固設され、該取付板150の前後にリミットスイッ
チ151・152が固設されている。一方、前記ナット
体149の下面には当接片149aが下方に突設され
て、前記リミットスイッチ151・152の接点に当接
可能に配置され、該リミットスイッチ151・152は
昇降モーター140の駆動回路と接続されて、前記ナッ
ト体149が前方端へ摺動したときや後方端へ摺動した
ときに、リミットスイッチ151・152がONされて
昇降モーター140の駆動を停止して、リミットスイッ
チ151・152の間で摺動し、限界を越えて摺動しな
いようにしている。
【0031】このように、前記モーターブラケット13
9は板体に構成されてその面は上下方向となって、モー
ターブラケット139上には藁屑や塵埃等が堆積するこ
とがなく、ナット体149の摺動に支障を来すことがな
いようにしている。また、リミットスイッチ151・1
52の接点が扱き深さ駆動ネジ147の下方に位置し、
リミットスイッチ151・152の接点にも藁屑や塵埃
等が堆積し難い構造として、作動不良がないように構成
している。
【0032】そして、前記ナット体149上に連結ステ
ー149bを突設して、該連結ステー149bに昇降リ
ンク154の前端を枢結し、該昇降リンク154の後端
を前記横支持ケース130に固設した支持プレート15
5に枢結している。該支持プレート155には支持パイ
プ156と逆U字状の支持パイプ157の一端が固設さ
れ、支持パイプ156の他端には前記縦搬送装置45と
後穂先搬送装置46の各チェーンケースが固設され、支
持パイプ157の他端に縦搬送装置45の挟扼杆と後穂
先搬送装置46のガイド杆が固定されている。なお、図
7に於ける支持パイプ156・157と縦搬送装置4
5’は上昇させた位置を示している。
【0033】更に、前記支持プレート155には係止ス
テー159が下方に突設され、該係止ステー159にバ
ネ160の一端が係止され、該バネ160の他端は前記
モーターブラケット139の左側面より突出した支持パ
イプ161に係止され、該バネ160の付勢力によって
縦搬送装置45と後穂先搬送装置46を上方へ持ち上げ
るように付勢して、昇降モーター140の駆動力を軽減
し、小さなトルクのモーターでも昇降駆動できるように
している。
【0034】このように構成することによって、前記昇
降モーター140を駆動して、ナット体149を前後に
摺動させると、昇降リンク154が前後に移動されて、
支持パイプ156・157が横支持ケース130の軸心
を中心に上下に回動されて、該支持パイプ156・15
7に固定された縦搬送装置45と後穂先搬送装置46が
上下に回動されるのである。このようにして、刈取部6
に設けた穂先を検知するセンサーからの信号でコントロ
ーラを介して昇降モーター140が駆動され、縦搬送装
置45を回動して扱き深さを調節するようにしているの
である。
【0035】また、図14、図15に示すように、縦搬
送装置45のチェーンケースの前下面にはストッパー杆
162が固設され、該ストッパー杆162は側面視L字
状に構成して弾性を持たせ、後述する当接体163に当
接するときに大きな衝撃とならないようにしている。一
方、モーターブラケット139より左側方に支持ステー
164を後方に突設し、該支持ステー164と前記モー
ターブラケット139の間にシャフト状の当接体163
を前記ストッパー杆162の下方位置に合わせて横架し
ている。
【0036】このように構成することによって、当接体
163はモーターブラケット139に取り付けられてい
るので、縦搬送装置45が刈取部6に追従して左右回動
するときに同時に回動し、当接体163とストッパー杆
162の左右方向は常に一定の関係となる。そして、縦
搬送装置45を最下降させた状態のとき、ストッパー杆
162がないと、機体の走行時の振動や停止のショック
等で縦搬送装置45が上下動すると、縦連結パイプ25
やその他の機器と当接して損傷を与えることがあるが、
本発明のように構成することで、ストッパー杆162が
当接体163に当接して停止し、他の機器と干渉して損
傷を与えることがないのである。
【0037】また、当接体163に代わる他の構成とし
て、図16に示すように、縦連結パイプ25上に前記縦
搬送装置45の回動中心(回動ケース136)を中心と
した円弧状のレール165をストッパー杆162の位置
に合わせて設け、刈取部6をスライドさせても、前記ス
トッパー杆162が前記レール165上に当接するよう
に構成とすることも可能である。
【0038】また、図17に示すように、前記縦搬送装
置45の後部から後方に押さえ部材166が設けられ、
該押さえ部材166は板状のバネにて構成されて、その
幅は前記フィードチェーン8の左右のローラーリンク間
の幅よりも狭くしている。該押さえ部材166の前端は
縦搬送装置45の挟扼杆167の後端またはチェーンケ
ースまたは挟扼杆167を支持する部材168に左右回
動可能に支点軸169に枢支され、該押さえ部材166
の後端はフィードチェーン8のローラーリンク間に挿入
されて、下方へ押さえるようにしている。但し、押さえ
部材166は図20、図21に示すように、棒状の押さ
え部材166’で構成することも可能である。
【0039】このように構成することによって、刈取部
6をスライドさせると、押さえ部材166は前部の支点
軸169を中心にして後部がフィードチェーン8に係合
されたままとなり、穀稈が搬送されたときに縦搬送装置
45とフィードチェーン8との間の受け継ぎ部で穀稈が
こぼれることがないのである。そして、縦搬送装置45
は後部を中心に前部が上下に回動するので、押さえ部材
166は縦搬送装置45の上下動で外れたりすることは
ないのである。
【0040】また、図20〜図22に示すように、フィ
ードチェーン8の上方には挟扼杆172が配置されて、
該挟扼杆172とフィードチェーン8の間で穀稈を挟持
して搬送できるようにし、更に、フィードチェーン8の
前部側上には、挟扼ガイド173が配置され、該挟扼ガ
イド173は側面視で四角形状に構成され、前部が高く
なるように構成して、前辺は斜め後下方へ下がるように
下がるように構成して、穀稈がフィードチェーン8と挟
扼杆172の間に入り易くしている。そして、挟扼ガイ
ド173の後部上を枢支ピン174で枢支体175に枢
支され、該枢支体175の後部は脱穀カバーに枢支され
て、バネ176によって下方に付勢されている。なお、
前記挟扼杆172の前端は挟扼ガイド173の上面に開
口した長孔173aに挿入されて上方に突出されてい
る。また、枢支体175に挟扼杆172が支持されて、
該挟扼杆172と挟扼ガイド173は同時に昇降回動さ
れる。
【0041】また、前記上下回動支点軸22の左端面に
は株元はらい杆177の後端が固設され、該株元はらい
杆177は平面視において略T字状に構成されて、前方
に突出され、他側の杆部177aは縦搬送装置45の後
部からフィードチェーン8の前端まで延設され、該杆部
177aによって穀稈をフィードチェーン8と挟扼杆1
72の間に確実に入るようにガイドしている。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
刈取部を左右スライド可能とし、該刈取部の左右スライ
ドに追従して縦搬送装置を回動するように、縦搬送装置
の前部と株元搬送装置の後部の間に配置した連結機構に
おいて、刈取部の上下回動支点部より突出した支持部材
の先端に上下回動自在に追従リンクを設け、前記株元搬
送装置を支持するフレームの後部より後方に連結リンク
を突出し、該連結リンク後端に左右回動自在枢支体を設
け、該枢支体を前記追従リンクに対して摺動自在に連結
したので、支持部材と追従リンクの間及び枢支体の部分
で上下左右に回動できるようになり、刈取部の左右スラ
イドに対して連結部において上下左右に回動でき、更
に、枢支体が追従リンクに対して摺動して、捩じれた
り、無理な力がかかることなく追従できるようになった
のである。
【0043】また、請求項2の如く、縦搬送装置のチェ
ーンケースの下面にストッパー杆を設け、刈取部の上下
回動支点部より突出した支持部材に前記ストッパー杆の
位置に合わせて当接体を設け、または、請求項3の如
く、縦搬送装置のチェーンケースの下面にストッパー杆
を設け、刈取部の上下回動支点部より前下方に突出して
刈取部を支持する縦連結パイプに、縦搬送装置の左右回
動支点を中心とした円弧状のレールを、前記ストッパー
杆の回動軌跡に合わせて設けたので、縦搬送装置を最下
端に位置させたときや、最下端に位置させた状態で刈取
部昇降させたり、機体を停止させたりした時等のショッ
クで、縦搬送装置が縦連結パイプやその他の機器と当接
したり干渉して損傷を与えることがないのである。
【0044】また、請求項4の如く、縦搬送装置の挟扼
杆または挟扼杆支持部材の後部に押さえ部材を回動自在
に設け、該押さえ部材の後部をフィードチェーンの前部
上に当接させたので、刈取部を左右スライドさせても、
押さえ部材は縦搬送装置の後部とフィードチェーン前部
の間に位置して、その受継部で稈こぼれ等が発生せず、
確実に穀稈を搬送することができるようになったのであ
る。
【0045】また、請求項5の如く、刈取部の回動支点
部よりモーターブラケットを突設し、該モーターブラケ
ットに縦搬送装置を昇降駆動する昇降モーターを装着
し、該モーターブラケットの面を上下方向に配置した板
体で構成したので、藁屑や塵埃等がモーターブラケット
上に堆積することがなく、昇降モーターの駆動を阻害し
たり、リミットスイッチが作動不良を起こしたりするこ
とがなくなり、縦搬送装置の昇降を確実に行えるように
なったのである。
【0046】また、請求項6の如く、フィードチェーン
の前部上の挟扼杆と平行で、かつ、その先端が挟扼杆よ
り前方に位置するように挟扼ガイドを設け、該挟扼ガイ
ドの後部を上下回動自在に支持したので、縦搬送装置か
らフィードチェーンへ穀稈を確実に受け継ぐことができ
るようになり、稈こぼれや詰まり等を防止することがで
きたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刈取装置を装備したコンバインの全体
側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】刈取部の側面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】刈取スライドの上部ガイド部の平面図である。
【図6】刈取部の上下回動支点部の平面断面図である。
【図7】株元搬送装置後部と縦搬送装置の回動支持部の
連結機構を示す側面図である。
【図8】昇降モーターのブラケットと連結ブラケットの
側面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】昇降モーター取付部の平面図一部断面図であ
る。
【図11】同じく後面図である。
【図12】同じく右側面図である。
【図13】連結部の他の実施例を示す図である。
【図14】縦搬送装置下面にストッパーを設けた側面図
である。
【図15】同じく平面図である。
【図16】縦搬送装置下面に設けたストッパーをレール
で受ける実施例の平面図である。
【図17】縦搬送装置後部とフィードチェーンとの間に
押さえ部材を設けた斜視図である。
【図18】モーターブラケットを支持する他の実施例を
示す側面図である。
【図19】同じく平面図である。
【図20】フィードチェーン前部の側面図である。
【図21】同じく平面図である。
【図22】同じく正面図である。
【符号の説明】
6 刈取部 25 縦連結パイプ 42 株元搬送装置 45 縦搬送装置 105 連結リンク 139 モーターブラケット 140 昇降モーター 141 追従リンク 143 枢支体 162 ストッパー杆 163 当接体 165 レール 166 押さえバネ 173 挟扼ガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部を左右スライド可能とし、該刈取
    部の左右スライドに追従して縦搬送装置を回動するよう
    に、縦搬送装置の前部と株元搬送装置の後部の間に配置
    した連結機構において、刈取部の上下回動支点部より突
    出した支持部材の先端に上下回動自在に追従リンクを設
    け、前記株元搬送装置を支持するフレームの後部より後
    方に連結リンクを突出し、該連結リンク後端に左右回動
    自在に枢支体を設け、該枢支体を前記追従リンクに対し
    て摺動自在に連結したことを特徴とするコンバインの刈
    取部の搬送装置。
  2. 【請求項2】 刈取部を左右スライド可能とし、該刈取
    部の左右スライドに追従して縦搬送装置を回動するよう
    に、縦搬送装置の前部と株元搬送装置の後部の間を連結
    したコンバインにおいて、縦搬送装置のチェーンケース
    の下面にストッパー杆を設け、刈取部の上下回動支点部
    より突出した支持部材に前記ストッパー杆の位置に合わ
    せて当接体を設けたことを特徴とするコンバインの刈取
    部の搬送装置。
  3. 【請求項3】 刈取部を左右スライド可能とし、該刈取
    部の左右スライドに追従して縦搬送装置を回動するよう
    に構成したコンバインにおいて、縦搬送装置のチェーン
    ケースの下面にストッパー杆を設け、刈取部の上下回動
    支点部より前下方に突出して刈取部を支持する縦連結パ
    イプに、縦搬送装置の左右回動支点を中心とした円弧状
    のレールを、前記ストッパー杆の回動軌跡に合わせて設
    けたことを特徴とするコンバインの刈取部の搬送装置。
  4. 【請求項4】 刈取部を左右スライド可能とし、該刈取
    部の左右スライドに追従して縦搬送装置を回動するよう
    に構成したコンバインにおいて、縦搬送装置の挟扼杆ま
    たは挟扼杆支持部材の後部に押さえ部材を回動自在に設
    け、該押さえ部材の後部をフィードチェーンの前部上に
    当接させたことを特徴とするコンバインの刈取部の搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 縦搬送装置をモーターの駆動により、穀
    稈の長さに合わせて扱き深さを調節可能とした構成にお
    いて、刈取部の回動支点部よりモーターブラケットを突
    設し、該モーターブラケットに縦搬送装置を昇降駆動す
    る昇降モーターを装着し、該モーターブラケットの面を
    上下方向に配置した板体で構成したことを特徴とするコ
    ンバインの刈取部の搬送装置。
  6. 【請求項6】 刈取部を左右スライド可能とし、該刈取
    部の左右スライドに追従して縦搬送装置を回動するよう
    に構成したコンバインにおいて、フィードチェーンの前
    部上の挟扼杆と平行で、かつ、その先端が挟扼杆より前
    方に位置するように挟扼ガイドを設け、該挟扼ガイドの
    後部を上下回動自在に支持したことを特徴とするコンバ
    インの刈取部の搬送装置。
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