JPH11318389A - 無臭・フィッシュ・カルシュウム剤の製造方法 - Google Patents
無臭・フィッシュ・カルシュウム剤の製造方法Info
- Publication number
- JPH11318389A JPH11318389A JP10175280A JP17528098A JPH11318389A JP H11318389 A JPH11318389 A JP H11318389A JP 10175280 A JP10175280 A JP 10175280A JP 17528098 A JP17528098 A JP 17528098A JP H11318389 A JPH11318389 A JP H11318389A
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- JP
- Japan
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- fish
- amphoteric surfactant
- solution
- bone
- calcium agent
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 魚の骨を原材料として,残存蛋白質及び残存
脂肪分のない完全無臭高品質の薬品又は栄養剤として使
用できるカルシュウム剤の製品とその製造方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 予め大型の肉片を除去処理した鮭・鮪の中骨
を原料として,粉砕、水洗い、自己消化の操作を行い,
有機質分解酵素を加え,必要に応じて酵母を接種し,液
を通気撹拌しながら加温し有機質の分解を行い,それを
水洗脱液する操作を2回以上繰り返して行うフィッシュ
カルシュウム剤の製造方法において得られた魚骨の粉末
を両性界面活性剤の水溶液又は,その分散液中で処理し
更に酸化剤による処理を行い低温乾燥することを特徴と
する無臭フィッシュカルシュウム剤の製造方法である。
脂肪分のない完全無臭高品質の薬品又は栄養剤として使
用できるカルシュウム剤の製品とその製造方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 予め大型の肉片を除去処理した鮭・鮪の中骨
を原料として,粉砕、水洗い、自己消化の操作を行い,
有機質分解酵素を加え,必要に応じて酵母を接種し,液
を通気撹拌しながら加温し有機質の分解を行い,それを
水洗脱液する操作を2回以上繰り返して行うフィッシュ
カルシュウム剤の製造方法において得られた魚骨の粉末
を両性界面活性剤の水溶液又は,その分散液中で処理し
更に酸化剤による処理を行い低温乾燥することを特徴と
する無臭フィッシュカルシュウム剤の製造方法である。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,魚骨(例えば鮭,
鮪の中骨等を)原材料として,それを粉砕浄化して特に
人体にとって吸収性の良いリン酸カルシュウムに富む微
細魚骨粉より出来る微粉末状カルシュウム剤を製造する
方法とその脱臭方法に関する物である。
鮪の中骨等を)原材料として,それを粉砕浄化して特に
人体にとって吸収性の良いリン酸カルシュウムに富む微
細魚骨粉より出来る微粉末状カルシュウム剤を製造する
方法とその脱臭方法に関する物である。
【0002】
【従来の技術】従来,食品や家畜の飼料用あるいは,栄
養剤,医薬品等の添加剤としてのカルシュウム剤として
は,貝殻(牡蠣,帆立)を粉砕した炭酸カルシュウムを
主体としたものやリン酸カルシュウムを主成分とした魚
粉,魚骨より製造したものや合成のものがある。これら
のうち魚粉,魚骨等から製造したものは,他の貝殼を粉
砕したものや合成のものよりはるかに吸収性が優れてい
るので,多くは魚粉,魚骨が使用されている。特に残存
蛋白質や脂肪分を完全に除去した純粋な微細魚粉は,腐
敗発黴、変質等が少なくカルシュウム剤として広く利用
されている。特に不純物,残存蛋白質,残存脂肪分の少
ない高純度骨粉の製造法として従来から知られているア
ルカリ水溶液にて蛋白質や脂肪を加熱分解除去する方法
や,微生物を用いて蛋白質や脂肪を分解除去する方法が
一般的に多く用いられていた。が,アルカリ水溶液を使
用する方法は残存蛋白質,残存脂肪分の分解が不十分で
ある上,本来必要で残さなければならないリン酸カルシ
ュウムの有効成分も除去されてしまい収率を低下させる
と云う欠点があった。又微生物を利用する方法は,前述
の方法にみられるようにリン酸カルシュウム等の有効成
分までが溶解除去されてしまう事はないが,残存蛋白
質、残存脂肪分の分解に時間がかかり,その上微生物の
管理にも問題が残るものである。更に,この両方法とも
残存蛋白質、残存脂肪分の分解が十分でない為,製品と
しての骨粉が完全に脱臭されておらず,又長期保管につ
いては変質等の危険があった。
養剤,医薬品等の添加剤としてのカルシュウム剤として
は,貝殻(牡蠣,帆立)を粉砕した炭酸カルシュウムを
主体としたものやリン酸カルシュウムを主成分とした魚
粉,魚骨より製造したものや合成のものがある。これら
のうち魚粉,魚骨等から製造したものは,他の貝殼を粉
砕したものや合成のものよりはるかに吸収性が優れてい
るので,多くは魚粉,魚骨が使用されている。特に残存
蛋白質や脂肪分を完全に除去した純粋な微細魚粉は,腐
敗発黴、変質等が少なくカルシュウム剤として広く利用
されている。特に不純物,残存蛋白質,残存脂肪分の少
ない高純度骨粉の製造法として従来から知られているア
ルカリ水溶液にて蛋白質や脂肪を加熱分解除去する方法
や,微生物を用いて蛋白質や脂肪を分解除去する方法が
一般的に多く用いられていた。が,アルカリ水溶液を使
用する方法は残存蛋白質,残存脂肪分の分解が不十分で
ある上,本来必要で残さなければならないリン酸カルシ
ュウムの有効成分も除去されてしまい収率を低下させる
と云う欠点があった。又微生物を利用する方法は,前述
の方法にみられるようにリン酸カルシュウム等の有効成
分までが溶解除去されてしまう事はないが,残存蛋白
質、残存脂肪分の分解に時間がかかり,その上微生物の
管理にも問題が残るものである。更に,この両方法とも
残存蛋白質、残存脂肪分の分解が十分でない為,製品と
しての骨粉が完全に脱臭されておらず,又長期保管につ
いては変質等の危険があった。
【0003】これらを改善する方法としては,すでに公
表されているように蛋白質分解酵素を用いて精製を行う
方法,あるいは蛋白質分解酵素と微生物を併用して精製
を行う方法があるが,これらの方法でも残存蛋白質、残
存脂肪分の分解はほぼ十分であり長期保管における変質
等の問題は解決されているものの,出来上がった骨粉を
瞬時に加温したり,温湯に入れた時又は,口に含んだ時
に瞬間的に感じるわずかな魚臭が残存している。この程
度の魚臭が問題にならない用途もあるが,完全無臭又は
それに近いものを要求している用途においては満足なも
のとは云えない。
表されているように蛋白質分解酵素を用いて精製を行う
方法,あるいは蛋白質分解酵素と微生物を併用して精製
を行う方法があるが,これらの方法でも残存蛋白質、残
存脂肪分の分解はほぼ十分であり長期保管における変質
等の問題は解決されているものの,出来上がった骨粉を
瞬時に加温したり,温湯に入れた時又は,口に含んだ時
に瞬間的に感じるわずかな魚臭が残存している。この程
度の魚臭が問題にならない用途もあるが,完全無臭又は
それに近いものを要求している用途においては満足なも
のとは云えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上述の従来
より持つ欠点を考慮し,研究を行った結果,本発明の方
法を見い出したのである。この研究の目的とする所は,
残存蛋白質と残存脂肪分の分解が完全であり,尚且つ最
終製品の骨粉を服用した時に全然魚臭を感じさせない良
質なカルシュウム剤としての微細骨粉の製造方法を提供
するものである。
より持つ欠点を考慮し,研究を行った結果,本発明の方
法を見い出したのである。この研究の目的とする所は,
残存蛋白質と残存脂肪分の分解が完全であり,尚且つ最
終製品の骨粉を服用した時に全然魚臭を感じさせない良
質なカルシュウム剤としての微細骨粉の製造方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上述の目的は,予め食用部
分の肉片を除去処理した魚骨を原料として,熱湯処理、
水洗い粉砕等の処理を行い,有機分解酵素を加え,必要
に応じて更に酵母を接種し,液を通気攪拌しながら加温
して,有機物の分解を行いそれを水洗い脱液する操作を
二回以上繰り返して行うカルシュウム剤の製造方法にお
いて得られた魚骨の粉末を両性界面活性剤の水溶液又は
その分散液中で処理し,更に酸化剤による処理を行うこ
とを特徴とするカルシュウム剤の製造方法において達成
することが出来る。
分の肉片を除去処理した魚骨を原料として,熱湯処理、
水洗い粉砕等の処理を行い,有機分解酵素を加え,必要
に応じて更に酵母を接種し,液を通気攪拌しながら加温
して,有機物の分解を行いそれを水洗い脱液する操作を
二回以上繰り返して行うカルシュウム剤の製造方法にお
いて得られた魚骨の粉末を両性界面活性剤の水溶液又は
その分散液中で処理し,更に酸化剤による処理を行うこ
とを特徴とするカルシュウム剤の製造方法において達成
することが出来る。
【0006】上述の方法において,使用する界面活性剤
としては両性界面活性剤が良く,中でもグリシン型で非
イオン配合のものが良く又酸化剤としては過酸化水素
水,又は次亜塩素酸またはその塩の水溶液が良いと思わ
れる。
としては両性界面活性剤が良く,中でもグリシン型で非
イオン配合のものが良く又酸化剤としては過酸化水素
水,又は次亜塩素酸またはその塩の水溶液が良いと思わ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において使用する原料は,
大型の魚(鮭.鮪.鰹)の食用部分の肉片及び頭部.尾
部.内蔵等を除去した魚骨を用い,これをブラシ等の手
作業やジェット水流による洗浄又はアルカリ処理.、蒸
煮、洗浄等の前処理によって付着している蛋白等を大雑
把に除去した後これを粉砕するのである。
大型の魚(鮭.鮪.鰹)の食用部分の肉片及び頭部.尾
部.内蔵等を除去した魚骨を用い,これをブラシ等の手
作業やジェット水流による洗浄又はアルカリ処理.、蒸
煮、洗浄等の前処理によって付着している蛋白等を大雑
把に除去した後これを粉砕するのである。
【0008】粉砕工程としては,チョッパーをもちいて
2〜5mm位の粉末に粉砕する。このよに粉砕すると,
骨組織内部に存在している骨髄液や脂肪分を水中に溶出
することが出来後で分離分解の操作を容易にすることが
出来るのである。
2〜5mm位の粉末に粉砕する。このよに粉砕すると,
骨組織内部に存在している骨髄液や脂肪分を水中に溶出
することが出来後で分離分解の操作を容易にすることが
出来るのである。
【0009】次に,微細骨粉と液体部分の分離を行う
が,この時点で水中に溶出あるいは懸濁状態で混在して
いる骨髄液や脂肪分等の不純物の大部分は分離すること
が出来る。分離の方法については濾過、圧搾、沈殿、遠
心分離又はその組み合わせでその時の状況によって一番
良い方法で行えば良いが,濃度を比較的高くしておいた
ほうが生産効果が良いので,分散液の濃度は高く設定し
ている。又微細骨粉の状態を壊すことがない点から考慮
しても,遠心分離法を用いるのが好ましいと考えられ
る。
が,この時点で水中に溶出あるいは懸濁状態で混在して
いる骨髄液や脂肪分等の不純物の大部分は分離すること
が出来る。分離の方法については濾過、圧搾、沈殿、遠
心分離又はその組み合わせでその時の状況によって一番
良い方法で行えば良いが,濃度を比較的高くしておいた
ほうが生産効果が良いので,分散液の濃度は高く設定し
ている。又微細骨粉の状態を壊すことがない点から考慮
しても,遠心分離法を用いるのが好ましいと考えられ
る。
【0010】上記の方法で得られた骨粉にはまだ蛋白
質、脂肪等が残存しているので2%の食塩水を加え60
℃を上限とし加温し自己消化を50分〜90分行わせ,
後脱水洗浄を2回繰り返す。これでもまだ魚臭が残存
し,変質もしやすいので有機分解酵素による分解除去お
行う。有機分解酵素としては蛋白分解に適した蛋白分解
酵素、脂肪の分解に適した脂肪分解酵素を単独あるいは
両者を混合して分解を行っても良い。酵素の使用料は原
材料の状態により異なるが0.01%〜1%の間でよく
状態を見て使用すれば良い。
質、脂肪等が残存しているので2%の食塩水を加え60
℃を上限とし加温し自己消化を50分〜90分行わせ,
後脱水洗浄を2回繰り返す。これでもまだ魚臭が残存
し,変質もしやすいので有機分解酵素による分解除去お
行う。有機分解酵素としては蛋白分解に適した蛋白分解
酵素、脂肪の分解に適した脂肪分解酵素を単独あるいは
両者を混合して分解を行っても良い。酵素の使用料は原
材料の状態により異なるが0.01%〜1%の間でよく
状態を見て使用すれば良い。
【0011】このようにして得られた骨粉を更に粉砕、
分離、脱水、乾燥等の処理を繰り返し得られた製品は,
着色や臭気がなく,経時的な劣化変質等のない品質のも
のであるが,これを温湯に投じたり口に含んだ時に,ま
だ瞬時的にわずかな魚臭が感じられるので,次の操作を
行うことによりこれを解消する。
分離、脱水、乾燥等の処理を繰り返し得られた製品は,
着色や臭気がなく,経時的な劣化変質等のない品質のも
のであるが,これを温湯に投じたり口に含んだ時に,ま
だ瞬時的にわずかな魚臭が感じられるので,次の操作を
行うことによりこれを解消する。
【0012】酵素あるいは酵素と微生物による分解を行
った後,両性界面活性剤による処理を行い極微量臭気発
生要因となる残存微量成分の除去を行う。本発明方法に
おいて使用する両性界面活性剤としては,特に蛋白質に
対する殺菌効果に優れたグリシン型で非イオン配合のも
のが好ましい。界面活性剤は,水に溶解したりあるいは
分散して良好なエマルジョンを形成するが,本発明にお
いては0.5%〜5%程度の水溶液あるいはエマルジョ
ンとして使用する。又その使用温度は30℃〜60℃程
度がエマルジョンの安定維持が出来,尚且つ効果的処理
が行われる。
った後,両性界面活性剤による処理を行い極微量臭気発
生要因となる残存微量成分の除去を行う。本発明方法に
おいて使用する両性界面活性剤としては,特に蛋白質に
対する殺菌効果に優れたグリシン型で非イオン配合のも
のが好ましい。界面活性剤は,水に溶解したりあるいは
分散して良好なエマルジョンを形成するが,本発明にお
いては0.5%〜5%程度の水溶液あるいはエマルジョ
ンとして使用する。又その使用温度は30℃〜60℃程
度がエマルジョンの安定維持が出来,尚且つ効果的処理
が行われる。
【0013】両性界面活性剤による処理を行った後,活
性剤自体の独自の臭気を除去するために,酸化剤による
処理を行う。酸化剤としては比較的マイルドで人体に害
めないもの,例えば過酸化水素や次亜塩酸あるいはその
塩類を使用する。その使用濃度は0.5%〜5%が適し
ている。酸化剤による処理は,製品の漂白にもつながり
製品の品質にも役立つと云う波及効果もある。処理法と
しては,両性界面活性剤による処理を行った骨粉散液を
水洗い、脱液した後,0.5%〜5%に希薄した酸化液
に侵漬し,30℃〜60℃の温度で数時間放置すればよ
いが,より効果を高めるためには,この操作を繰り返し
行っても良い。このような操作を行った後,、脱水、乾
燥、粉砕を行い,目的とする極微細精製骨粉が得られ
る。このようにして得られた骨粉は,残存臭気が全くな
く,口に含んでも違和感を感じることはない。よって食
品や医薬品添加剤として利用しても,なんら問題のない
製品である。
性剤自体の独自の臭気を除去するために,酸化剤による
処理を行う。酸化剤としては比較的マイルドで人体に害
めないもの,例えば過酸化水素や次亜塩酸あるいはその
塩類を使用する。その使用濃度は0.5%〜5%が適し
ている。酸化剤による処理は,製品の漂白にもつながり
製品の品質にも役立つと云う波及効果もある。処理法と
しては,両性界面活性剤による処理を行った骨粉散液を
水洗い、脱液した後,0.5%〜5%に希薄した酸化液
に侵漬し,30℃〜60℃の温度で数時間放置すればよ
いが,より効果を高めるためには,この操作を繰り返し
行っても良い。このような操作を行った後,、脱水、乾
燥、粉砕を行い,目的とする極微細精製骨粉が得られ
る。このようにして得られた骨粉は,残存臭気が全くな
く,口に含んでも違和感を感じることはない。よって食
品や医薬品添加剤として利用しても,なんら問題のない
製品である。
【0014】
【実施例】実施例1 粗原料として鮭を選定し,食用となる肉、皮及び内臓、
頭部、尾部を除去した中骨を原料とした。これを擦過、
ブラッシング等の処理で残存していた魚肉を除去した後
チョッパーを用いて2mm−5mm位のサイズに砕断し
洗浄した。その後2%の食塩水を加え自己消化処理の
為,温度を40℃〜50℃で1時間程度の通気撹拌を行
いその後洗浄、脱液を2回繰り返し,新たに水を加えこ
の中に、蛋白質分解酵素であるアルカラーゼを魚骨に対
して重量比で0.3%の濃度になるようにして加え,ほ
ぼ中性で40℃〜50℃の温度に維持して10時間撹拌
処理を行った。次に洗浄処理を2回行い脂肪分を除去し
た後,更に90℃で2%の苛性ソーダ水溶液で30分処
理を行い残存脂肪分を除去し洗浄を2回行った。次に、
グリシン型両性界面活性剤を含むオバゾリン516(東
邦化学工業株式会社製)の2%水溶液を調整し,この中
に上記処理を行った骨粉を入れ,40℃で30分間処理
を行った。オバゾリン516の主成分はポリアミノエチ
ルグリシン(非イオン配合)である。この後,洗浄した
オバゾリン516を除去し,その後オバゾリン516特
有の臭気を除去する為水洗、脱液、水洗、脱液を4回繰
り返した。その後2%の次亜塩素酸ソーダ水溶液による
処理を行った。処理完了後は十分に水洗を行い塩素分を
除去した。水洗の温度は約1時間として2回繰り返し
た。その後脱水乾燥を行い,粉砕を行った。オバゾリン
処理を行う前後のものの一部を採取して,製品化し、そ
の結果得られた骨粉の魚臭についての結果は図2に示し
た通りである。
頭部、尾部を除去した中骨を原料とした。これを擦過、
ブラッシング等の処理で残存していた魚肉を除去した後
チョッパーを用いて2mm−5mm位のサイズに砕断し
洗浄した。その後2%の食塩水を加え自己消化処理の
為,温度を40℃〜50℃で1時間程度の通気撹拌を行
いその後洗浄、脱液を2回繰り返し,新たに水を加えこ
の中に、蛋白質分解酵素であるアルカラーゼを魚骨に対
して重量比で0.3%の濃度になるようにして加え,ほ
ぼ中性で40℃〜50℃の温度に維持して10時間撹拌
処理を行った。次に洗浄処理を2回行い脂肪分を除去し
た後,更に90℃で2%の苛性ソーダ水溶液で30分処
理を行い残存脂肪分を除去し洗浄を2回行った。次に、
グリシン型両性界面活性剤を含むオバゾリン516(東
邦化学工業株式会社製)の2%水溶液を調整し,この中
に上記処理を行った骨粉を入れ,40℃で30分間処理
を行った。オバゾリン516の主成分はポリアミノエチ
ルグリシン(非イオン配合)である。この後,洗浄した
オバゾリン516を除去し,その後オバゾリン516特
有の臭気を除去する為水洗、脱液、水洗、脱液を4回繰
り返した。その後2%の次亜塩素酸ソーダ水溶液による
処理を行った。処理完了後は十分に水洗を行い塩素分を
除去した。水洗の温度は約1時間として2回繰り返し
た。その後脱水乾燥を行い,粉砕を行った。オバゾリン
処理を行う前後のものの一部を採取して,製品化し、そ
の結果得られた骨粉の魚臭についての結果は図2に示し
た通りである。
【0015】実施例2 両性界面活性剤として,アルキルベタイン型のオバゾリ
ンBC(ヤシ油アルキルベタイン液;東邦科学株式会社
製)を使用した以外は,実施例1と同様にして製造実験
を行った。その結果得られた骨粉の魚臭についての結果
は図2に示す通りである。
ンBC(ヤシ油アルキルベタイン液;東邦科学株式会社
製)を使用した以外は,実施例1と同様にして製造実験
を行った。その結果得られた骨粉の魚臭についての結果
は図2に示す通りである。
【0016】図1及び図2に示した結果から明らかなよ
うに,微妙な魚臭の検知において両性界面活性剤の効果
は明らかである。又,酸化剤を併用することによりその
効果はより顕著となる。又,図1と図2の差から,グリ
シン型両性界面活性剤により良い効果を示すことが判明
した。
うに,微妙な魚臭の検知において両性界面活性剤の効果
は明らかである。又,酸化剤を併用することによりその
効果はより顕著となる。又,図1と図2の差から,グリ
シン型両性界面活性剤により良い効果を示すことが判明
した。
【0017】
【発明の効果】以上で述べたように,本発明の方法によ
れば,リン酸カルシュウムを主成分とした高品質のカル
シュウム剤が,従来は産業廃棄物として処理されていた
魚骨を利用して安定して安価にしかも大量得られること
が可能になった。従来の産業廃棄物を原料として生産さ
れていた骨粉は,どうしても精製度が悪く特に脱臭が不
十分であり利用価値が肥料、家畜用飼料、魚養殖用飼料
等への添加物程度であったが,本発明方法により,食
品、薬品の分野まで拡大することが出来るようになっ
た。更に,産業廃棄物として処理されていた魚骨の有効
利用という面から考慮すると,産業界だけではなく地球
環境への優しさといった面からも極めて有益なものと云
える。
れば,リン酸カルシュウムを主成分とした高品質のカル
シュウム剤が,従来は産業廃棄物として処理されていた
魚骨を利用して安定して安価にしかも大量得られること
が可能になった。従来の産業廃棄物を原料として生産さ
れていた骨粉は,どうしても精製度が悪く特に脱臭が不
十分であり利用価値が肥料、家畜用飼料、魚養殖用飼料
等への添加物程度であったが,本発明方法により,食
品、薬品の分野まで拡大することが出来るようになっ
た。更に,産業廃棄物として処理されていた魚骨の有効
利用という面から考慮すると,産業界だけではなく地球
環境への優しさといった面からも極めて有益なものと云
える。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における骨粉の臭気の評価表Aは酵
素分解後の骨粉を表す。Bはオバゾリン516(グリシ
ン型)処理後を表す。Cは次亜塩素酸処理後の骨粉を表
す。○は臭気を感じない。△は僅かに臭気を感じる。×
は臭気を感じる。
素分解後の骨粉を表す。Bはオバゾリン516(グリシ
ン型)処理後を表す。Cは次亜塩素酸処理後の骨粉を表
す。○は臭気を感じない。△は僅かに臭気を感じる。×
は臭気を感じる。
【図2】 実施例2における骨粉の臭気の評価表Dは酵
素分解後の骨粉を表す。EはオバゾリンBC(ベタイン
型)処理後の骨粉を表す。Fは次亜塩素酸処理後の骨粉
を表す。○・△・×は上記に同じ。
素分解後の骨粉を表す。EはオバゾリンBC(ベタイン
型)処理後の骨粉を表す。Fは次亜塩素酸処理後の骨粉
を表す。○・△・×は上記に同じ。
【図3】 発明実施の手順(無臭・魚骨粉の製造工程
図)
図)
Claims (3)
- 【請求項1】 大型魚(鮭・鰹・鮪)の食用部分の魚肉
と頭・内臓・尾を除去した中骨を原料とし,熱湯処理・
水洗い・粉砕等の操作を行い,有機質分解酵素を加え,
必要に応じて更に酵母を接種し,液を通気攪拌しながら
加温し有機質の分解を行いそれを水洗脱液する操作を2
回以上行う。フィッシュカルシュウム剤の製造方法にお
いて得られた魚骨の粉末を両性界面活性剤の水溶液又
は,その分散液中で処理し更に酸化剤による処理を行い
低温乾燥することを特徴とする無臭フィッシュカルシュ
ウム剤の製造方法。 - 【請求項2】 使用する両性界面活性剤が,(非イオン
配合)のグリシン型両性界面活性剤であることを特徴と
する請求項1記載の無臭フィッシュカルシュウム剤の製
造方法。 - 【請求項3】 使用する酸化剤が過酸化水素又は次亜塩
素酸あるいは,その塩である事を特徴とする請求項1及
び請求項2記載の無臭フィッシュカルシュウム剤の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10175280A JPH11318389A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 無臭・フィッシュ・カルシュウム剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10175280A JPH11318389A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 無臭・フィッシュ・カルシュウム剤の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11318389A true JPH11318389A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15993377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10175280A Pending JPH11318389A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 無臭・フィッシュ・カルシュウム剤の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11318389A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100399722B1 (ko) * | 2000-09-07 | 2003-09-29 | 김세권 | 효소를 이용하여 수산가공잔사로부터 어골분 및칼슘흡수촉진 펩티드를 제조하는 방법 |
| CN102669663A (zh) * | 2012-05-10 | 2012-09-19 | 湖州珍露生物制品有限公司 | 利用硬骨鱼类鱼脊骨制取活性钙粉的方法 |
| CN103829297A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-06-04 | 长沙理工大学 | 一种富硒酥脆即食莲子及其制作工艺 |
| JPWO2015118695A1 (ja) * | 2014-02-05 | 2017-03-23 | 有限会社勝美 | うなぎ由来のコラーゲン及びヒト型セラミド成分を含んだ組成物、粉末及びその製造方法 |
| CN108471788A (zh) * | 2016-01-26 | 2018-08-31 | 泰万盛集团(大众)有限公司 | 一种制备鱼骨粉的方法 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP10175280A patent/JPH11318389A/ja active Pending
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