JPH11319468A - 除湿又は乾燥剤 - Google Patents

除湿又は乾燥剤

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JPH11319468A
JPH11319468A JP10142303A JP14230398A JPH11319468A JP H11319468 A JPH11319468 A JP H11319468A JP 10142303 A JP10142303 A JP 10142303A JP 14230398 A JP14230398 A JP 14230398A JP H11319468 A JPH11319468 A JP H11319468A
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JP
Japan
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dehumidifying
agent
mass
drying agent
moisture
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JP10142303A
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English (en)
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Takashi Sumiya
隆 住谷
Mihoko Nomoto
美保子 野本
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用上優れた除湿又は乾燥剤を提供する。 【解決手段】 潮解性無機塩類(A)の粉末および/ま
たは粒状物10〜95質量%と、ゲル化剤(B)90〜
5質量%と、(A)と(B)の合計質量に対して0.0
00001〜10質量%の、吸湿時に色および/または
色調が変化する着色剤(C)とからなり、吸湿時に色お
よび/または色調が変化することを特徴とする除湿又は
乾燥剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿又は乾燥剤に
関する。更に詳しくは、潮解性無機塩類を用いた除湿又
は乾燥剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭用および業務用に各種の
除湿又は乾燥剤が幅広く使用されており、かかる目的の
除湿又は乾燥剤としては塩化カルシウムや硫酸マグネシ
ウムなどに代表される潮解性の無機塩類が知られてい
る。これら潮解性無機塩類は、通常プラスチックの容器
や透湿性フィルム状容器などにいれて使用されている
が、多量に水を吸湿すると潮解性無機塩類が透明な液状
となるため、プラスチック容器を倒したり、半透膜フィ
ルムなどに圧力がかかったりすると、吸湿した潮解性無
機塩類の高濃度水溶液が容器からこぼれたり、しみ出し
たりして周囲を汚染するするなどの問題点があった。か
かる問題を、潮解した高濃度塩類水溶液の増粘やゲル化
により解決する方法としては、ポリビニルアルコール
やポリアクリル酸Na、アルギン酸Naなど水溶性高分
子を潮解性無機塩類と混合した除湿剤(特公昭60−2
8531号公報)ポリアクリルアミド系高分子と潮解
性無機塩類を配合した除湿又は乾燥剤(特開昭63−2
52524号公報)、カチオン系の吸水性樹脂と潮解
性無機塩類を混合した吸湿性組成物(特開平4−784
15号公報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
〜の方法に使用されているゲル化剤は、実用上必ずし
も満足しえないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記状況
に鑑み鋭意検討した結果、潮解性無機塩類とゲル化剤及
び着色剤からなる除湿又は乾燥剤は、潮解性塩類の高濃
度水溶液でも素早く吸収してゲルとなり、また吸湿時に
色の変化が起こるため吸湿の効果確認や除湿又は乾燥剤
の取り替えの目安が極めて判りやすいことを見出し本発
明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、潮解性無機塩類(A)
の粉末および/または粒状物10〜95質量%と、ゲル
化剤(B)90〜5質量%と、(A)と(B)の合計質
量に対して0.000001〜10質量%の、吸湿時に
色および/または色調が変化する着色剤(C)と、必要
によりpH調整剤(D)とからなり、吸湿時に色および
/または色調が変化することを特徴とする除湿又は乾燥
剤である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、潮解性無機塩類
の粉末および/または粒状物としては、塩化カルシウ
ム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウムなどの粉末および/または粒状物が挙げられる。こ
れらは、無水の塩でも結晶水を持った塩でも良い。ま
た、これらを数種併用することもできる。これらのうち
で、その吸湿性能およびコストの両面から、塩化カルシ
ウムおよび硫酸マグネシウムが好適に使用される。上記
の粉末および/または粒状物の粒径としては、配合方法
などにもよるが、好ましくは1〜10000μ、より好
ましくは10〜5000μである。
【0007】本発明に使用するゲル化剤(B)は、潮解
性無機塩類の高濃度水溶液をゲル化、増粘できるもので
あればアニオン性やカチオン性の高分子でも良いが、潮
解性無機塩類の高濃度水溶液をゲル化させ易い点でノニ
オン性構成単位を主体とする水溶性ポリマー(S)また
はノニオン性構成単位を主体とする親水性架橋ポリマー
(I)が好ましく、ゲル化速度や保水量が高いという点
で親水性架橋ポリマー(I)が更に好ましい。水溶性ポ
リマー(S)としては、例えば可溶性デンプン、デキス
トリン、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセル
ロースなどに代表される多糖類;ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレンオキサイド、酢酸ビニルと(メタ)ア
クリル酸アルキルの共重合体のケン化物、ノニオン性の
水溶性エチレン性不飽和単量体(d)と必要によりアニ
オン性の水溶性エチレン性不飽和単量体(e)との
(共)重合物、などに代表される重量平均分子量300
0〜10000000の合成高分子;などを例示するこ
とができる。ここで(メタ)アクリル酸アルキルとは、
アクリル酸アルキルおよび/またはメタアクリル酸アル
キルを意味し、以下同様に記載する。また、親水性架橋
ポリマー(I)としては、ポリビニルアルコールの架橋
物、ポリエチレンオキサイドの架橋物、水溶性多糖類の
架橋物などの他に、ノニオン性の水溶性エチレン性不飽
和単量体(d)と、必要によりアニオン性の水溶性エチ
レン性不飽和単量体(e)とを(共)重合し、かつ架橋
して得られるものなどが挙げられる。
【0008】これら水溶性ポリマー(S)や親水性架橋
重合体(I)を作成するために使用されるノニオン性の
水溶性エチレン性不飽和単量体(d)としては、例え
ば;(メタ)アクリルアミド、N−アルキル置換(メ
タ)アクリルアミド[N−メチルアクリルアミド、N、
N−ジメチルアクリルアミドなど]、N−ビニルアセト
アミド、アルキル基の炭素数が2〜3個のヒドロキシア
ルキルモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ール(Mw:100〜4000)モノ(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコール(Mw:100〜40
00)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレ
ングリコール(Mw:100〜4000)モノ(メタ)
アクリレートなどを例示することができるが、ノニオン
性の水溶性エチレン性不飽和単量体であればいずれでも
良い。これらの単量体(d)は、単独で使用しても良い
し、必要であれば2種以上を併用しても良い。これらの
ノニオン性の水溶性エチレン性不飽和単量体(d)の中
で好ましいものは、市場価格が安価でかつ重合性が良好
である(メタ)アクリルアミドである。必要により使用
するアニオン性の水溶性エチレン性不飽和単量体(e)
としては、例えば;(メタ)アクリル酸(アルカリ金属
塩)、マレイン酸(アルカリ金属塩)、フマル酸(アル
カリ金属塩)、イタコン酸(アルカリ金属塩)、アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(アルカリ金
属塩)、スルホアルキル(メタ)アクリレート、スチレ
ンスルホン酸(アルカリ金属塩)などを例示することが
できる。ここで、(メタ)アクリル酸(アルカリ金属
塩)とは、(メタ)アクリル酸および/または(メタ)
アクリル酸のアルカリ金属塩を意味し、以下同様に記載
する。アニオン性の水溶性エチレン性不飽和単量体
(e)の中で好ましいものとしては、市場価格が安価で
かつ重合性が良好である(メタ)アクリル酸のアルカリ
金属塩及びその部分中和塩を挙げることができる。
【0009】水溶性ポリマー(S)または親水性架橋ポ
リマー(I)を得るための水溶性エチレン性不飽和単量
体中の(d)と(e)の質量比は、通常(d)/(e)
=80〜100/20〜0であり、好ましくは(d)/
(e)=90〜100/10〜0、更に好ましくは
(d)/(e)=95〜99/1〜5である。(d)の
比率が20質量%を越えると、生成したポリマーのアニ
オン性が強くなりすぎて、潮解性無機塩類の高濃度水溶
液の吸収量が低下するので好ましくない。潮解性無機塩
類の種類、潮解性無機塩類とノニオン性構成単位を主体
とする水溶性ポリマー(S)もしくは親水性架橋ポリマ
ー(I)との配合比率、除湿又は乾燥剤の構造などにも
よるが、(e)が1〜5質量%である方が、潮解性無機
塩類の高濃度水溶液に対する(S)又は(I)の膨潤性
が良くなり、ゲル化速度が速く、また膨潤倍率も高くな
るのでさらに好ましい。
【0010】本発明において、アニオン性の水溶性エチ
レン性不飽和単量体(e)単位の中和度は、好ましくは
60〜100モル%、更に好ましくは、70〜100モ
ル%である。中和度が、60モル%以上であると、アニ
オンが充分に解離し、吸収量及び吸収速度が増加する。
(e)の中和は、アルカリ金属塩(水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属の
水酸化物など)を添加することにより行われる。(e)
の中和は、重合前のエチレン性不飽和単量体段階で中和
するか、あるいは重合後の含水ゲルにアルカリ金属の水
酸化物を添加することによって行ってもよい。
【0011】本発明において、ノニオン性構成単位を主
体とする水溶性ポリマー(S)もしくは親水性架橋ポリ
マー(I)を得るために、ノニオン性の水溶性エチレン
性不飽和単量体(d)と必要によりアニオン性の水溶性
エチレン性不飽和単量体(e)との(共)重合を行うに
際し、必要により、さらに他のモノエチレン性不飽和単
量体を、(d)と(e)の合計質量に対して10質量%
を越えない範囲で共重合しても良い。この様な、モノエ
チレン性不飽和単量体としては、(メタ)アルキルアク
リレート、酢酸ビニルなどを例示することができるが、
(d)及び(e)と共重合可能なエチレン性不飽和単量
体であれば何ら限定されるものではない。これらのエチ
レン性不飽和単量体は、所定量の範囲で2種以上を併用
しても良い。
【0012】本発明において、ノニオン性構成単位を主
体とする親水性架橋ポリマー(I)は、任意の段階で架
橋剤(f)を添加し、架橋させることにより作成され
る。架橋剤(f)の添加方法は、分子内に2重結合を2
個以上有する重合性の架橋剤(f1)を重合時に添加
し、ノニオン性の水溶性エチレン性不飽和単量体
(d)、必要により添加するアニオン性の水溶性エチレ
ン性不飽和単量体(e)と共重合するか、あるいは使用
した水溶性エチレン性不飽和単量体の官能基と反応する
官能基を2個以上有する反応性の架橋剤(f2)を重合
時および/または重合後に添加して架橋させる。また、
水溶性エチレン性不飽和単量体の官能基と反応する官能
基を少なくとも1個と、重合性2重結合を少なくとも1
個有する架橋剤(f3)を重合時に添加して用いてもよ
い。架橋剤(f)の添加量は、必要とする除湿又は乾燥
剤の吸収量及び保水量、使用する架橋剤の種類にもよる
が、好ましくは0.00001〜10質量%、更に好ま
しくは0.001〜5質量%である。添加量が、0.0
0001質量%未満では、ゲル弾性が低くなる場合が有
り、一方10質量%を越えると架橋密度が高くなりすぎ
て膨潤量、保水量が低下する場合がある。
【0013】架橋剤(f)を使用する場合、重合性の架
橋剤(f1)としては、分子内に2重結合を2個以上有
し、使用するノニオン性の水溶性エチレン性不飽和単量
体(d)と必要により使用するアニオン性の水溶性エチ
レン性不飽和単量体(e)と共重合可能な架橋剤であれ
ば特に限定なく、例えばN,N’−メチレンビスアクリ
ルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、グリセリンジア
リルエーテル、グリセリントリアリルエーテル、トリメ
チロールプロパンジアリルエーテル、トリメチロールプ
ロパントリアリルエーテル、ペンタエリスリトールジア
リルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテ
ル、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテルなどを
例示することができる。これら(f1)は、2種以上を
併用しても良い。
【0014】本発明に使用する反応性の架橋剤(f2)
としては、架橋させるポリマーの官能基の組成にもよる
が、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル
などに代表される多価グリシジル化合物、MDIなどに
代表される多価イソシアネート化合物、エチレンジアミ
ンなどに代表される多価アミン化合物、グリセリンなど
に代表される多価アルコール化合物などを例示すること
ができる。水溶性エチレン性不飽和単量体の官能基と反
応する官能基を少なくとも1個と、重合性2重結合を少
なくとも1個有する架橋剤(f3)としては、例えばN
−メチロール(メタ)アクリルアミド、グルシジル(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールモノグリシジル
モノアクリレートなどが挙げられる。これらの反応性架
橋剤(f2及びf3)を使用した場合は、架橋剤添加
後、任意の段階で、通常100℃以上、好ましくは12
0℃以上に加熱し架橋反応を進行させるのが一般的であ
る。また、これら反応性架橋剤は、所定量の範囲で2種
以上、更には重合性架橋剤(f1)と併用しても良い。
【0015】これら架橋剤(f)の中で、グリセリンジ
アリルエーテル、グリセリントリアリルエーテル、トリ
メチロールプロパンジアリルエーテル、トリメチロール
プロパントリアリルエーテル、ペンタエリスリトールジ
アリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエー
テル、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテルなど
に代表される、エステル結合やアミド結合を有しないエ
ーテル系の架橋剤は、pHが多少高くなっても、他の架
橋剤に比べ架橋構造が加水分解を受けづらいため、潮解
性無機塩類の代表例である塩化カルシウム高濃度水溶液
の様な多少pHの高い水溶液を吸収して、夏場の様な比
較的高温となっても長期にわたって安定なゲル状を呈す
るため、好ましく使用することができる。これらの中
で、ペンタエリスリトールトリアリルエーテルは、分子
内に水酸基を持ち親水性が高くかつ官能基数が3個ある
ため、共重合性が良く、架橋構造がより安定化されるた
め更に好ましい。
【0016】本発明において、水溶性エチレン性不飽和
単量体(d)と必要により(e)を(共)重合する方法
は、通常の方法で良く、例えばラジカル重合開始剤を用
いて重合する方法、放射線、紫外線、電子線などを照射
する方法があげられる。ラジカル重合開始剤を用いる方
法において、この開始剤としてはアゾ化合物[4,4’
−アゾビス(4−シアノバレリックアシッド)、2,
2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエ
チル)プロピオンアミド、2,2’−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)ハイドロクロライドなど]、無機過酸
化物[過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸ナトリウムなど]、有機過酸化物[ジ−t−
ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイドな
ど]、レドックス開始剤[アルカリ金属塩の亜硫酸塩も
しくは重亜硫酸塩、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸アン
モニウム、L−アスコルビン酸などの還元剤と、アルカ
リ金属塩の過硫酸塩、過硫酸アンモニウム、過酸化水素
水などの過酸化物の組み合わせ]、およびこれらの2種
類以上の併用があげられる。
【0017】この開始剤を用いて重合させる方法は特に
限定されず、例えば重合温度は使用する開始剤の種類に
よっても異なるが、好ましくは−10℃〜100℃、更
に好ましくは分子量をのばすために−10℃〜80℃で
ある。開始剤の量に関しても、特に限定はないが、エチ
レン性不飽和単量体の合計質量に対して、好ましくは
0.000001〜3.0%、更に好ましくは0.00
0001〜0.5%である。重合時の溶媒は、連鎖移動
の少ない水を使用して通常水溶液重合で行われるが、エ
チレン性不飽和単量体の水溶液を必要により分散剤の存
在下、疎水性溶媒(例えばヘキサン、トルエン、キシレ
ンなど)中に分散・懸濁するいわゆる逆相懸濁重合も好
適に使用することができる。重合時のエチレン性不飽和
単量体濃度である重合濃度は、好ましくは10〜60質
量%、更に好ましくは20〜50質量%である。重合濃
度が10〜60%では、分子量が上がり易くまた効率的
であり、また重合温度などもコントロールし易くなる。
【0018】本発明において、水溶液重合又は逆相懸濁
重合により重合体の含水ゲルを得た場合、必要により乾
燥する。乾燥方法は通常の方法で良く、例えば水溶液重
合の場合は、重合ゲルを細分化した後、透気乾燥(バン
ド乾燥など)や通気乾燥(循風乾燥など)、接触乾燥
(ドラムドライヤー乾燥など)を行う方法、逆相懸濁重
合の場合は、固液分離後、減圧乾燥や通気乾燥を行う方
法などを例示することができる。
【0019】このようにして得られた架橋重合体の乾燥
物は、必要により粉砕して粉末化する。粉砕方法は、通
常の方法でよく、例えば衝撃粉砕機(ピンミル、カッタ
ーミル、スキレルミル、ACMパルペライザー、遠心粉
砕機など)や空気粉砕(ジェット粉砕機など)で行うこ
とができる。
【0020】本発明において使用するゲル化剤(B)の
粒径は、使用する目的・方法によっても異なるが、好ま
しくは平均粒径で10〜2000μm、更に好ましくは
50〜1000μmである。平均粒径が2000μm以
下であると、ゲル化剤(B)の膨潤速度が速くなって除
湿又は乾燥剤のゲル化までの時間が速くなり、また、平
均粒径が10μm以上では、水溶性ポリマー(S)およ
び親水性架橋ポリマー(I)がママコが生成しにくくな
るため同様にゲル化までの時間が速くなる。
【0021】本発明において、潮解性無機塩類(A)の
粉末および/または粒状物とゲル化剤(B)を配合し
て、除湿又は乾燥剤を作成する。本発明において、潮解
性無機塩類(A)とゲル化剤(B)の配合質量%比は、
通常10〜95/90〜5、好ましくは50〜80/5
0〜20である。潮解性無機塩類(A)の配合比率が9
5質量%を越えると、潮解性無機塩類が吸湿して液状化
するのを防止することが困難となり、ゲル化剤(B)の
比率が90質量%を越えると除湿・乾燥効果が弱くな
る。
【0022】本発明の除湿又は乾燥剤は、潮解性無機塩
類(A)とゲル化剤(B)の他に、吸湿時に色および/
または色調を変化させるために、吸湿時に色および/ま
たは色調が変化する着色剤(C)を添加する。着色剤
(C)としては、公知の染料(直接染料、酸性染料、塩
基性染料、分散染料、反応染料、アイゾック染料な
ど)、色素(食添色素など)、酸塩基指示薬(フェノー
ルフタレイン、チモールブルー、ブロムチモールブル
ー、メチルオレンジ、メチルレッドなど)などを挙げる
ことができる。本発明に使用する着色剤(C)の添加量
は、使用する着色剤の種類、目的の色の強さなどによっ
ても種々異なるが、通常、潮解性無機塩類(A)とゲル
化剤(B)の合計質量に対して、0.000001〜1
0質量%、好ましくは0.00001〜1質量%、更に
好ましくは0.00001〜0.1質量%である。着色
剤(C)の添加量が、0.000001質量%未満で
は、着色剤の添加量が少なすぎてうまく色が変化しない
場合があり好ましくなく、一方添加量が10質量%を越
えると着色剤の量が多すぎて、吸湿前から除湿又は乾燥
剤が染料、色素の色に染まってしまったり、酸塩基指示
薬自体の色に染まってしまったりして、吸湿しても色や
色調の変化が判りづらい場合があるため好ましくない。
【0023】着色剤(C)の添加方法は、例えば着色剤
(C)の粉末を添加する、着色剤(C)が溶解可能な溶
剤に(C)を溶解希釈した後添加する、などの方法を例
示することができるが、着色剤として染料、色素、また
は染料と色素を用いる場合は、通常染料や色素は水など
に溶解あるいは分散した状態で発色したり色調が強くな
るものが多いため、染料や色素の粉末を添加した方が、
吸湿時に除湿又は乾燥剤の色や色調を変化させ易いので
好ましい。着色剤として、染料や色素の粉末を用いる場
合の粒径は、使用する染料や色素の種類や、着色の目
的、色合いなどによっても種々異なるが、着色の均一性
を向上(斑色の防止)させるために、平均粒径が0.0
01〜200μmのものが好ましく、平均粒径0.00
1〜100μmのものが更に好ましい。また、着色剤と
して染料や色素の粉末を用いる場合は、着色の均一性を
向上させる目的で、染料や色素の粉末を、シリカ、酸化
ケイ素、ゼオライト、酸化チタン、炭酸カルシウム、タ
ルクなどに代表される無色あるいは白色の微粉末に分散
希釈させた後、添加しても良い。
【0024】一方、着色剤(C)として酸塩基指示薬を
使用する場合の添加方法は、酸塩基指示薬粉末を添加し
ても良いが、酸塩基指示薬を適当な溶媒(例えば、エタ
ノール、メタノールなどの親水性有機溶媒、水など)に
溶解希釈した後、添加した方が酸塩基指示薬が均一に添
加でき、着色の均一性が向上するため好ましい。また、
酸塩基指示薬は、pHの変化により変色が起こるため、
着色剤として、酸塩基指示薬を使用する場合は、酸塩基
指示薬の変色域にあわせて、必要によりpH調整剤
(D)を併用添加しても良い。pH調整剤(D)は、使
用する酸塩基指示薬の種類(変色域)、使用する潮解性
無機塩類(A)自体の含水時のpH、ゲル化剤(B)自
体の含水時のpHなどにより種々異なり、場合によって
はpH調整剤(D)の併用添加は必ずしも必要ないが、
除湿又は乾燥剤の含水物のpHで、酸塩基指示薬の変色
域を利用してうまく変色や色調変化が起こる様に、pH
調整剤(D)を適宜選択し、必要により酸塩基指示薬と
併用添加すれば良い。pH調整剤(D)の添加量は、目
的のpHに調整できるのであれば特に限定はないが、潮
解性無機塩類の吸湿性やゲル化剤のゲル化力を低下させ
ないためには、潮解性無機塩類(A)とゲル化剤(B)
の合計質量に対して、0.001〜10質量%が好まし
い。
【0025】着色剤(C)の添加は、任意の段階で良
く、例えば潮解性無機塩類(A)に着色剤(C)を添加
した後ゲル化剤(B)と配合する、ゲル化剤(B)に任
意の製造工程で着色剤(C)を添加した後潮解性無機塩
類(A)と配合する、潮解性無機塩類(A)とゲル化剤
(B)を配合する際に同時に着色剤(C)を添加混合す
るなどの方法を例示することができる。
【0026】本発明の除湿又は乾燥剤において、潮解性
無機塩類(A)及びゲル化剤(B)を配合するに際し、
必要により他の添加物を添加してもよい。上記他の添加
物としては、例えばシリカゲル、ゼオライト、パーライ
ト、ベントナイト、バーミュキュライト、活性炭などを
例示することができるが、除湿又は乾燥剤の機能を妨害
しないものであれば、特に限定されるものではない。ま
た、使用量も機能を妨害しない範囲であれば特に限定さ
れないが、潮解性無機塩類(A)とゲル化剤(B)の合
計質量に対し10質量%以下が好ましい。これらの添加
物は2種以上を併用添加しても良い。
【0027】本発明の除湿又は乾燥剤の使用形態につい
ては、特に限定はなく、例えば透湿性フィルム容器など
の様に、湿気などの気体は通過するが粉末や液体は通過
しない容器に除湿又は乾燥剤組成物を内包して除湿又は
乾燥剤としたり、プラスチック容器に除湿又は乾燥剤組
成物を入れ、透湿性フィルムや不織布などで開口部をシ
ールするなどの方法を例示することができる。尚、透湿
性フィルムとしては、公知のフィルムで良く、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリアミドなどに代表される熱可塑性樹脂に
0.1〜20μm程度の微細な無機充填剤を配合し延伸
した多孔シートなどが好適に使用することができる。ま
た、透湿性フィルムの強度アップのために不織布と透湿
性フィルムをラミネートしたフィルムなども好適であ
る。また、通常上記透湿性フィルムは透明性が悪く、除
湿又は乾燥剤内部の状態を確認しづらいため、除湿又は
乾燥剤内部の吸湿状態を観察するために、片面を透湿性
フィルムを用いた吸湿層とし、もう一方の面を透明性の
高い通常のフィルムを使用しても良い。
【0028】容器を形成する方法についても特に限定は
なく、例えば上記透湿性フィルムからなるシートを袋状
に形成する方法、あるいは非透湿性の容器の開口部を上
記シートや不織布で接着、融着などの手段により封止す
る方法などを例示することができる。また、これら透湿
性の材料を用いた場合は、透湿性フィルム容器などの外
装を更に非透湿性の材料で覆い、除湿又は乾燥剤として
使用する際に、非透湿性の外装材料を破るおよび/また
は取り除くなどの方法により、適宜のタイミングで除湿
又は乾燥剤の使用をスタートさせる方が、実際の使用に
は適している。
【0029】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。本発明及び比較の除湿又は乾燥剤に使用するゲル
化剤の40%塩化カルシウム水溶液のゲル化速度、膨潤
量及び保水量、並びに本発明及び比較の除湿又は乾燥剤
の着色試験、ゲル化の状態、圧力下での沁み出し試験を
下記の方法で試験した。以下、特に定めない限り、%は
質量%を示す。
【0030】ゲル化剤の40%塩化カルシウム水溶液の
ゲル化速度:5リットルのビーカーに無水塩化カルシウ
ム(試薬、特級)2000gとイオン交換水3000g
を入れ、攪拌して40%塩化カルシウム水溶液を調整し
た。200mlのビーカーにゲル化剤10gを入れ、そ
の上に40%塩化カルシウム水溶液100gを注いで、
全体の溶液がゲル化するまでの時間をゲル化速度とし
た。
【0031】ゲル化剤の40%塩化カルシウム水溶液の
膨潤量・保水量:ゲル化剤2.0gを250メッシュの
ナイロンスクリーンの中に入れ、40%塩化カルシウム
水溶液の中に5時間浸せきした後、ナイロンスクリーン
を引き上げて30分間水切りして、下式により膨潤量を
測定した。 膨潤量(g/g)=(浸漬後のナイロンスクリーン質量− ナイロンスク
リーン質量)/2 水切りしたナイロンスクリーンを遠心分離器に入れ、2
00Gの加速度で3分間遠心分離を行った後、下式によ
り保水量を測定した。 保水量(g/g)=(遠心分離後のナイロンスクリーン質量− ナイ
ロンスクリーン質量)/2
【0032】除湿又は乾燥剤の変色試験:16cm×1
1cmの透湿性フィルム〔ポーラム、トクソー(株)
製、ポアサイズ:5μm、厚み50μmのポリエチレン
製フィルム〕及び不織布(PP/PEジーズコア)から
なるラミネートフィルムと非透湿性フィルム(厚み30
μmの透明なPP/PEラミネートフィルム)とを重
ね、3辺(各1cm)をヒートシールして片面が透湿性
フィルム層からなる袋を作成する。この袋に、実施例又
は比較例記載の除湿又は乾燥剤組成物50gを入れ、袋
の上部をヒートシールして除湿又は乾燥剤を作成した。
この除湿又は乾燥剤を30℃、湿度90%の恒温恒湿機
に3日間入れ、除湿又は乾燥剤を吸湿させ、吸湿前と吸
湿後の除湿又は乾燥剤組成物の色、及び吸湿時の色の変
化の均一性を観察し、下記基準で評価した。 ○:吸湿により除湿又は乾燥剤組成物の色が完全に変化
し、かつ色の変化が均一に起こっている。 △:吸湿により除湿又は乾燥剤組成物の色が完全に変化
しているが、やや色の濃淡やマダラがある。 ×:吸湿しても除湿又は乾燥剤組成物の色が変化してい
ない、または色の変化が判りづらい。
【0033】除湿又は乾燥剤のゲル化状態:16cm×
11cmの透湿性フィルム〔ポーラム、トクソー(株)
製、ポアサイズ:5μm、厚み50μmのポリエチレン
製フィルム〕及び不織布(PP/PEジーズコア)から
なるラミネートフィルムと非透湿性フィルム(厚み30
μmの透明なPP/PEラミネートフィルム)とを重
ね、3辺(各1cm)をヒートシールして片面が透湿性
フィルム層からなる袋を作成する。この袋に、除湿又は
乾燥剤組成物〔無水塩化カルシウム(試薬特級)/ゲル
化剤:4/1〕50gを入れ、袋の上部をヒートシール
して除湿又は乾燥剤を作成した。この除湿又は乾燥剤を
30℃、湿度90%の恒温恒湿機に3日間入れ、除湿又
は乾燥剤を吸湿させ、除湿又は乾燥剤組成物のゲル化の
状態を観察した。
【0034】除湿又は乾燥剤の沁み出し試験:吸湿試験
を行った後の除湿又は乾燥剤を透湿性フィルム面を上に
して置き、その上に16cm×11cmに切断した濾紙
10枚を重ねた。更に、その上にプラスチック製板(1
6×11cm、厚み:5mm)を重ね、その上から5k
gの重りを乗せ、除湿又は乾燥剤を3分間加圧した。加
圧後、濾紙の質量を測定し下式により、除湿又は乾燥剤
組成物の沁み出し量を測定した。 沁み出し量(g)=試験後の濾紙の質量(g)−試験前
の濾紙の質量(g)
【0035】実施例1 5リットルのビーカーにて、アクリル酸14.4g
(0.2mol)に48%の水酸化ナトリウム水溶液1
6.5g、50%アクリルアミド水溶液1391.6g
(9.8mol)、ペンタエリスリトールトリアリルエ
ーテル0.5g〔ダイソー(株)製〕、水1390gを
添加し、5℃に冷却した。この溶液を、断熱重合槽に入
れ、窒素を通じて溶液の溶存酸素量を0.1ppmとし
た後、35%の過酸化水素水0.0005g、L−アス
コルビン酸0.00025g及び4,4’−アゾビス
(4−シアノバレリックアシッド)0.125gを添加
した。約30分後重合が開始し、約5時間後に最高到達
温度約75℃に到達して重合が完結して、含水ゲル状の
重合物が得られた。このゲルを、ミートチョッパーで細
分化した後、バンド乾燥機(透気乾燥機、井上金属株式
会社製)を用いて120℃で1時間乾燥し、粉砕して平
均粒径500μmの白色のゲル化剤(1)を得た。この
ゲル化剤(1)のゲル化速度、膨潤量及び保水量を測定
した。その結果を表−1に示す。得られたゲル化剤
(1)100gに市販の食添色素青色1号(試薬)の粉
末(平均粒径:150μm)0.001gを添加し均一
に粉体ブレンドした後、無水塩化カルシウムの粒状物
(試薬特級)400gを加えて、本発明の除湿又は乾燥
剤組成物を作成した。上記試験法に記載した方法で除湿
又は乾燥剤を作成し、変色試験、ゲル化状態の観察及び
沁み出し試験を行った。その結果を表−2に示す。
【0036】実施例2 実施例1で使用した市販の食添色素青色1号の代わり
に、平均粒径30μmの食添青色1号の微粉砕物を使用
した以外は、実施例1と同様にして本発明の除湿又は乾
燥剤組成物を作成した。上記試験法に記載した方法で除
湿又は乾燥剤を作成し、変色試験、ゲル化状態の観察及
び沁み出し試験を行った。その結果を表−2に示す。
【0037】実施例3 実施例1で得たゲル化剤(1)100gに、酸塩基指示
薬であるブロムチモールブルー(試薬特級)の1%エタ
ノール溶液1gをスプレー添加(添加量0.01g)
し、均一に混合した。これに、無水塩化カルシウムの粒
状物(試薬特級)400gを加えて、本発明の除湿又は
乾燥剤組成物を作成した。上記試験法に記載した方法で
除湿又は乾燥剤を作成し、変色試験、ゲル化状態の観察
及び沁み出し試験を行った。その結果を表−2に示す。
【0038】実施例4 市販の分散染料〔DIANIX NABY BLUE
SR−SE、三菱化学(株)製〕を平均粒径40μmに
粉砕した。無水塩化カルシウムの粒状物(試薬特級)4
00g、ゲル化剤としてポリビニルアルコール〔PVA
−224E、(株)クラレ製、ゲル化剤(2)として物
性は表−1に記載〕100g、及び粉砕した分散染料
0.01gをビニール袋に入れ均一に粉体ブレンドし、
本発明の除湿又は乾燥剤組成物を作成した。上記試験法
に記載した方法で、除湿又は乾燥剤を作成し、変色試
験、ゲル化状態の観察及び沁み出し試験を行った。その
結果を表−2に示す。
【0039】実施例5 市販の可溶性デンプン〔試薬、和光純薬工業(株)製、
ゲル化剤(3)として物性は表−1に記載〕100gに
酸塩基指示薬であるフェノールフタレインの1%エタノ
ール溶液5g(添加量0.05g)をスプレー添加し、
加熱してエタノールを留去した。無水塩化カルシウムの
粒状物(試薬特級)400gにトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(pH調整剤、pH=12)の0.1
%メタノール溶液を10gスプレー添加した。酸塩基指
示薬で処理したデンプン100gとpH調整剤で処理し
た無水塩化カルシウム粒状物400gを混合して、本発
明の除湿又は乾燥剤組成物を作成した。上記試験法に記
載した方法で、除湿又は乾燥剤を作成し、変色試験、ゲ
ル化状態の観察及び沁み出し試験を行った。その結果を
表−2に示す。
【0040】比較例1 分散染料を添加しない以外は、実施例4と同様にして比
較の除湿又は乾燥剤組成物を作成した。上記試験法に記
載した方法で、除湿又は乾燥剤を作成し、変色試験、ゲ
ル化状態の観察及び沁み出し試験を行った。その結果を
表−2に示す。
【0041】比較例2 酸塩基指示薬及びpH調整剤を添加しない以外は、実施
例5と同様にして比較の除湿又は乾燥剤組成物を作成し
た。上記試験法に記載した方法で、除湿又は乾燥剤を作
成し、変色試験、ゲル化状態の観察及び沁み出し試験を
行った。その結果を表−2に示す。
【0042】比較例3 無水塩化カルシウム粒状物400gと市販のポリアクリ
ル酸Na〔アロンビスS、日本純薬(株)製、ゲル化剤
(4)として物性は表−1に記載、ただし潮解性無機塩
類の高濃度水溶液をゲル化、増粘しないので本発明に用
いるゲル化剤(B)には該当しない〕100gを混合
し、比較の除湿又は乾燥剤組成物を作成した。上記試験
法に記載した方法で、除湿又は乾燥剤を作成し、変色試
験、ゲル化状態の観察及び沁み出し試験を行った。その
結果を表−2に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】表1、表2から、次のことが明らかであ
る。 実施例1〜5の除湿又は乾燥剤は、比較例1〜3の除
湿又は乾燥剤とは異なり、吸湿前後で除湿又は乾燥剤の
色が完全に変化している。また、実施例2〜5の除湿又
は乾燥剤は、吸湿時の着色が非常に均一となっている。 特に、実施例1〜3で用いたゲル化剤(1)は、他の
ゲル化剤に比べて、ゲル化速度、膨潤量及び保水量が優
れており、吸湿時に除湿又は乾燥剤組成物がゲル状の固
体となるため、除湿又は乾燥剤に圧力をかけても、透湿
性フィルムなどから吸湿した除湿又は乾燥剤組成物が沁
み出すことがない。
【0046】
【発明の効果】本発明の除湿又は乾燥剤は次のような効
果を奏する。 本発明の除湿又は乾燥剤は、吸湿時に色および/また
は色調の変化が起こるため、除湿又は乾燥剤が吸湿して
いるか否かが外部から判りやすく、除湿又は乾燥剤の取
り替えの目安が極めて判断しやすい。 特に、ノニオン性構成単位を主体とする親水性架橋ポ
リマーをゲル化剤として用いた場合は、塩化カルシウム
や硫酸マグネシウムの様な潮解性無機塩類が吸湿した多
価金属塩の高濃度水溶液を迅速にかつ多量に吸収・保水
しゲル状の固体となる。従って、吸湿した除湿又は乾燥
剤容器を倒したり、透湿性フィルムなどを利用した除湿
又は乾燥剤パックに圧力がかかっても、潮解した塩類の
溶液がこぼれたり、沁み出したりしてすることが全くな
く、外部を汚染しない。 上記効果を奏することから、本発明の除湿又は乾燥剤
は、押入、タンス、台所などの一般家庭用、食堂内、倉
庫内などの業務用の除湿又は乾燥剤として有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潮解性無機塩類(A)の粉末および/ま
    たは粒状物10〜95質量%と、ゲル化剤(B)90〜
    5質量%と、(A)と(B)の合計質量に対して0.0
    00001〜10質量%の、吸湿時に色および/または
    色調が変化する着色剤(C)と、必要によりpH調整剤
    (D)とからなり、吸湿時に色および/または色調が変
    化することを特徴とする除湿又は乾燥剤。
  2. 【請求項2】 着色剤(C)が、0.001〜200μ
    mの平均粒径を有し、吸湿時に色および/または色調が
    変化する、染料、色素、もしくは染料と色素の粉末であ
    ることを特徴とする請求項1記載の除湿又は乾燥剤。
  3. 【請求項3】 着色剤(C)が、吸湿時に除湿又は乾燥
    剤の含水物のpHで色および/または色調が変化する酸
    塩基指示薬であることを特徴とする請求項1記載の除湿
    又は乾燥剤。
  4. 【請求項4】 ゲル化剤(B)が、ノニオン性構成単位
    を主体とする水溶性ポリマー(S)および/またはノニ
    オン性構成単位を主体とする親水性架橋ポリマー(I)
    である請求項1〜3のいずれか記載の除湿又は乾燥剤。
  5. 【請求項5】 ゲル化剤(B)がノニオン性構成単位を
    主体とする親水性架橋ポリマー(I)であって、(I)
    がノニオン性の水溶性エチレン性不飽和単量体(d)9
    0〜100質量%、アニオン性の水溶性エチレン性不飽
    和単量体(e)0〜10質量%、及び(d)と(e)の
    合計質量に対し0.00001〜10質量%の架橋剤
    (f)からなる架橋ポリマーである請求項4記載の除湿
    又は乾燥剤。
  6. 【請求項6】 単量体(d)が(メタ)アクリルアミド
    であり、かつ単量体(e)が(メタ)アクリル酸のアル
    カリ金属中和塩または部分中和塩である請求項5記載の
    除湿又は乾燥剤。
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