JPH11319741A - 除塵方法及び除塵装置 - Google Patents

除塵方法及び除塵装置

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JPH11319741A
JPH11319741A JP12843498A JP12843498A JPH11319741A JP H11319741 A JPH11319741 A JP H11319741A JP 12843498 A JP12843498 A JP 12843498A JP 12843498 A JP12843498 A JP 12843498A JP H11319741 A JPH11319741 A JP H11319741A
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dust removal
dust
air
ultrasonic
discharge
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JP12843498A
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Moritoshi Kanno
盛利 管野
Tomoo Muto
知雄 武藤
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HUEGLE ELECTRONICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネル等の除塵対象物表面の静電気を除
去し、高効率の除塵を可能にする。除塵対象物への塵芥
の静電吸着や静電破壊を防止し、製品の歩留まりや生産
性を向上させる。 【解決手段】 圧送された清浄空気をイオン化させるイ
オナイザー14、イオン化空気に超音波振動を与える超
音波発生器15、イオン化された超音波空気流を除塵対
象物30方向へ噴射させる吐出ノズル16を備えた吐出
チャンバー13と、この吐出チャンバー13に並設さ
れ、かつ、除塵対象物30方向に向けて配置された吸引
ノズル21を有する吸引チャンバー20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁物、特に液晶
用ガラス基板やアレーパネル等の表面に付着した塵芥を
除去する除塵方法及び除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルのアレー製造工程には、ガラ
ス基板やアレーパネルを洗浄する工程が多くあり、洗浄
方法としては、純水や洗浄液による超音波洗浄方法(湿
式方法)と、清浄な空気を吹き付けて塵芥を吹き飛ばす
方法(乾式方法)とが知られている。特に、後者の乾式
方法は、洗浄に要する時間が短いこと、設備が比較的小
型で簡単であるため、最近多く採用されている。
【0003】例えば、乾式方法の従来技術として、実用
新案登録第2567191号公報に記載されたパネル体
の除塵装置や、特開平7−60211号公報に記載され
た除塵装置がある。これらのうち、実用新案登録第25
67191号公報記載の除塵装置は、エア吸入室と、超
音波発生器を内蔵したエア排出室とを並設し、このエア
排出室に設けたエア吹出口からパネル体(除塵対象物)
に超音波エアを吹き付け、そのエアをエア吸入室のエア
吸入口から吸い込むようにしたものである。また、特開
平7−60211号公報記載の除塵装置は、エア吸入室
を中心にしてその外側にエア排出室を形成すると共に、
エア排出室内のエアに超音波振動を与える第1噴出ノズ
ル、第2噴出ノズルをエア吸入室の吸引ノズルの前後に
それぞれ配置し、これらのノズルから、互いに接近する
方向で超音波エアを除塵対象物へ向け噴出させて、その
エアを吸引ノズルから吸い込むようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術には次のような問題がある。まず、除塵対象
物が絶縁体である場合、清浄空気を圧送して高速化した
気流を除塵対象物に噴射すると、除塵対象物を帯電させ
てしまい、塵芥が静電吸着されて所望の除塵作用が得ら
れない。例えば、薄膜形成前の液晶ガラス基板の場合、
絶縁体であるガラス基板が帯電されやすく、静電気によ
って塵芥がガラス基板に吸着、堆積してしまい、ガラス
基板を汚染するおそれがある。更に、薄膜素子やパター
ン形成後のアレーパネルの場合、上述した静電気吸着に
よる汚染の他に、静電気放電(ESD)によってTFT
微細素子を破損する等の致命的な問題を生じていた。
【0005】そこで本発明は、塵芥の静電気吸着や静電
気放電を招くことなく、高効率の除塵を可能にした除塵
方法及び除塵装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の除塵方法は、清浄空気をイオン化し
たイオン化空気に超音波振動を与えて超音波空気流を生
成し、この超音波空気流を除塵対象物の表面に噴射させ
ると共に、前記除塵対象物の表面を経た空気流を吸引す
るものである。
【0007】また、請求項2記載の除塵装置は、圧送さ
れた清浄空気をイオン化させるイオナイザー、イオン化
空気に超音波振動を与える超音波発生器、イオン化され
た超音波空気流を除塵対象物方向へ噴射させる吐出ノズ
ルを備えた吐出チャンバーと、この吐出チャンバーに並
設され、かつ、除塵対象物方向に向けて配置された吸引
ノズルを有する吸引チャンバーとを備えたものである。
【0008】ここで、上記除塵装置におけるイオナイザ
ーとしては、請求項3に記載するように、例えばコロナ
放電を利用したイオン発生装置を用いることができる。
また、請求項4に記載するように、前記吐出ノズルの先
端部と除電対象物の表面との間隔は、ほぼ1mm〜10
mmの範囲であれば所望の除電効果、除塵効果を得るこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、実施形態の除塵装置10の主要
部を概略的に示す図であり、図において、11,12は
互いに隔絶された吐出チャンバー13、吸引チャンバー
20を形成するケーシングである。吐出チャンバー13
の内部には、例えばコロナ放電によって清浄空気を正、
負にイオン化するイオナイザー14が配置されている。
14aはイオナイザー14の放電電極(エミッタ)であ
り、商用周波数の高電圧が印加される。なお、イオナイ
ザーとしては、コロナ放電のほかに紫外線、軟X線、放
射性物質を用いたもの等、種々の方式のものが利用可能
である。
【0010】吐出チャンバー13の底板17には、幅狭
の吐出ノズル16が紙面の表裏方向(除塵対象物30の
幅方向)に所定の奥行きをもって形成され、また、吸引
チャンバー20の底板22には、幅広の吸引ノズル21
が同じく紙面の表裏方向に所定の奥行きをもって形成さ
れている。これらの吐出ノズル16、吸引ノズル21は
互いに平行であって除塵対象物30の表面に対しても平
行に配置される。ここで、吐出ノズル16の先端部(下
端部)と除塵対象物30の表面との間隔dは2mmに設
定されているが、1〜10mmの範囲であれば所期の除
電効果、除塵効果が得られることが確認されている。除
塵対象物30としては、液晶用ガラス基板、アレーパネ
ル、フィルム液晶等、除塵が必要とされる種々の板状
体、帯状体である。なお、除塵動作時には、除塵装置1
0に対して除塵対象物30を相対的に図の左右方向に移
動させるものである。
【0011】吐出ノズル16及び吸引ノズル21は、各
々の中心線が互いに接近する方向に傾斜させてあると共
に、連続する底板17,22の下面は凹面状に切り欠か
れており、これによって吐出ノズル16から噴出した空
気流が除塵対象物30を経て効率よく吸引ノズル21に
吸い込まれるように考慮されている。
【0012】また、吐出チャンバー13内の前記吐出ノ
ズル16の上面には、超音波発生器15が配置されてい
る。この超音波発生器15は、その内部を通過して吐出
ノズル16から噴射される空気に超音波振動を与えるた
めのものである。
【0013】上記構成において、吐出チャンバー13に
は、圧縮空気源からHEPAフィルタを介して清浄空気
が送られるようになっており、吸引チャンバー20には
吸い込んだ塵芥を負圧によって圧送(吸引)し回収する
手段が付加されているが、便宜上、これらの構成は図示
を省略する。
【0014】以下、本実施形態の動作を、従来技術との
比較実験も含めて説明する。図1における間隔dを2m
mに設定し、HEPAフィルタを通過した清浄空気を吐
出チャンバー13に送ると、イオナイザー14によって
正負の空気イオンが発生し、このイオン化空気が超音波
発生器15を通過すると超音波空気流となって吐出ノズ
ル16から除塵対象物30の表面に噴射される。除塵対
象物30が帯電している場合、イオン化された超音波空
気流の正負のイオンが静電気を除去し、更に、超音波空
気流の空力学的な除塵力が重畳されて除塵対象物30の
表面の塵芥を離脱させ、近傍の吸引ノズル21から吸引
チャンバー20内に吸い込み、集塵する。
【0015】なお、イオン化空気が吐出ノズル16の下
方に発生していることは、ヒューグルエレクトロニクス
株式会社製のプレートモニターによって確認した。すな
わち、プレートを予め約1200Vに帯電させたプレー
トモニターを吐出チャンバー16の下方に置き、イオナ
イザーを動作させてイオン化空気をプレートに噴射した
結果、プレートの電圧は1秒以内に100V以下に低下
したことが観察され、これによってイオン化空気による
除電作用が確認された。
【0016】次に、本実施形態と従来技術との比較実験
の内容及びその結果を述べる。この実験に使用した本実
施形態の除塵装置の基本的構造は図1に示したとおりで
あり、また、従来技術の除塵装置の基本的構造は図2に
示すとおりである。図2において、40は吐出チャンバ
ー、41は吐出ノズル、42は超音波発生器、50は吸
引チャンバー、51は吸引ノズルである。本実施形態、
従来技術共に、吐出チャンバー、吸引チャンバーの大き
さは同一とし、運転条件も次のように同一とした。 吐出圧力:450mmAg 吸引圧力:−370mmAg 除塵対象物までの間隔d:2mm
【0017】クロム(Cr)を片面に蒸着したガラス基
板(300mm×320mm×1.2mm厚)を予め洗
剤と純水により洗浄し、乾燥させた後、標準粒子(PS
L)を乾式にて塗布し、本実施形態、従来技術の両除塵
装置により除塵した。標準粒子の計数には、ヒューグル
エレクトロニクス株式会社製のPIP−70ガラスパー
ティクルカウンターを使用し、ガラス洗浄後(バックグ
ラウンドとして)、標準粒子散布後、除塵後にそれぞれ
測定した。
【0018】本実施形態及び従来技術による洗浄後、散
布後、除塵後の標準粒子数と、除塵率との比較結果を図
3に示す。また、本実施形態による散布後、除塵後の上
記ガラスパーティクルカウンターの測定データを図4、
図5に示し、従来技術による散布後、除塵後の同測定デ
ータを図6、図7に示す。なお、ガラス基板上の測定面
積は280mm×280mmであり、標準粒子の直径は
サイズS:4μm、サイズM:6μm、サイズL:8μ
mである。
【0019】これらの比較結果から明らかなように、本
実施形態によれば、従来技術よりも著しく除塵率が向上
している。これは、吐出ノズルから噴射される超音波空
気流がイオン化空気からなり、これによって除塵対象物
30の表面が除電されて塵芥の静電吸着がかなり防止さ
れた結果によるものである。
【0020】なお、図示されていないが、イオナイザー
を内蔵した吐出チャンバーを吸引チャンバーの反対側に
もう一つ配置し、吸引チャンバーの前後からイオン化さ
れた超音波空気流を噴出させて中央の吸引チャンバーに
より吸引するように構成しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の除塵方法によれ
ば、イオン化された超音波空気流を除塵対象物に噴射す
ることにより、除塵対象物の除電が速やかに行われ、静
電吸着された塵芥を除去することによって除塵効率の大
幅な向上、更には静電気放電による素子破壊の未然防止
が可能になる。このため、清浄度が要求される液晶用ガ
ラス基板やアレーパネル、フィルム液晶等の精密除塵を
行うことができ、製品の歩留まり及び生産性向上に寄与
することができる。また、本発明の除塵装置は、超音波
式の除塵装置にイオナイザーを備えるだけで実現可能で
あるから、低コストにて提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の主要部を概略的に示す図で
ある。
【図2】従来技術の主要部を概略的に示す図である。
【図3】本発明の実施形態及び従来技術による洗浄後、
散布後、除塵後の標準粒子数及び除塵率との比較結果を
示す図である。
【図4】本発明の実施形態による標準粒子散布後のガラ
スパーティクルカウンターの測定データである。
【図5】本発明の実施形態による除塵後のガラスパーテ
ィクルカウンターの測定データである。
【図6】従来技術による標準粒子散布後のガラスパーテ
ィクルカウンターの測定データである。
【図7】従来技術による除塵後のガラスパーティクルカ
ウンターの測定データである。
【符号の説明】
10 除塵装置 11,12 ケーシング 13 吐出チャンバー 14 イオナイザー 14a 放電電極 15 超音波発生器 16 吐出ノズル 17,22 底板 20 吸引チャンバー 21 吸引ノズル 30 除塵対象物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄空気をイオン化したイオン化空気に
    超音波振動を与えて超音波空気流を生成し、この超音波
    空気流を除塵対象物の表面に噴射させると共に、前記除
    塵対象物の表面を経た空気流を吸引することを特徴とす
    る除塵方法。
  2. 【請求項2】 圧送された清浄空気をイオン化させるイ
    オナイザー、イオン化空気に超音波振動を与える超音波
    発生器、イオン化された超音波空気流を除塵対象物方向
    へ噴射させる吐出ノズルを備えた吐出チャンバーと、 この吐出チャンバーに並設され、かつ、除塵対象物方向
    に向けて配置された吸引ノズルを有する吸引チャンバー
    と、 を備えたことを特徴とする除塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の除塵装置において、 前記イオナイザーがコロナ放電を利用したイオン発生装
    置であることを特徴とする除塵装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の除塵装置におい
    て、 前記吐出ノズルの先端部と除電対象物の表面との間隔
    が、ほぼ1mm〜10mmであることを特徴とする除塵
    装置。
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