JPH11320243A - リードフレーム用ストリップ及びその製造方法 - Google Patents

リードフレーム用ストリップ及びその製造方法

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JPH11320243A
JPH11320243A JP10138287A JP13828798A JPH11320243A JP H11320243 A JPH11320243 A JP H11320243A JP 10138287 A JP10138287 A JP 10138287A JP 13828798 A JP13828798 A JP 13828798A JP H11320243 A JPH11320243 A JP H11320243A
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JP
Japan
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strip
slit
lead frame
thickness
slit surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP10138287A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamada
光一 山田
Tsutomu Fujinuma
努 藤沼
Yoji Mitani
洋二 三谷
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリットされたストリップにおいて、スリッ
ト面のバリ及びダレdの大きさが、打抜き加工の際に障
害にならない程度に抑制されたリードフレーム用ストリ
ップ及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 導電性金属からなる幅広の帯板材1aが
幅の狭い複数のストリップ1にスリットされ、前記スト
リップ1の板厚tに対する当該ストリップ1のスリット
面における平均破断面積比p=a/t×100(但し、
a=ストリップのスリット面における破断部平均厚み)
が30〜60%であることを特徴とする。上下対の丸刃
を所定間隔に有するスリッタで帯板材をスリットする時
に、上下対の丸刃相互の間隔であるクリアランスcを、
前記ストリップ1の板厚tの8〜12%の範囲に設定し
てスリットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LSIその他の
半導体素子の端子に使用されるリードフレーム用のスト
リップとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、リードフレーム用ストリップを
製造する際に使用される一般的なスリッタの主要部を示
す断面図である。図示しない駆動源により、同調して対
称方向に回転される上下の平行な軸20,20には、上
下対の丸刃2,2がそれぞれの軸20と一体回転するよ
うに所定の間隔で装着されている。各軸20に装着され
た丸刃2相互の間隔は、それらの軸20に装着された筒
状のスペーサ21によって保たれており、これらの各ス
ペーサ及び各丸刃20は、各軸20の先端(図の右端)
にねじ締められた図示しないナットによって鍔22へ押
し付けられた状態でそれぞれの軸20へ固定されてい
る。
【0003】リードフレームを製造する場合は、銅又は
銅合金等の導電性金属からなる圧延された幅広の帯板材
1aを図示しないアンコイラから繰り出しながら、上下
の各丸刃2,2の間に噛み込ませるようにして通過さ
せ、幅の狭い複数のストリップ1にスリットしてリード
フレーム用のストリップを製造する。前述のようにスリ
ットされたストリップ1は、それぞれ図示しないコイラ
に巻き取られる。コイル状のストリップ1を繰り出し、
打抜き装置により所定形状に打抜き加工してリードフレ
ームを製造する。
【0004】図3のスリッタは、金属製の幅広の帯板材
をスリットする際に一般的に使用されており、金属の帯
板材を複数の幅の狭いストリップにスリットする場合、
実際は図4のように上下対の丸刃2,2が水平方向に見
たとき互いに僅かに重なっており、この重なりをオーパ
ラップLpと称している。また、図5のように上下対の
丸刃2,2相互間の間隔をクリアランスcと称してい
る。
【0005】従来、図3のスリッタで帯板材1aをスリ
ットして幅の狭いリードフレーム用のストリップ1を製
造する場合には、ユーザの要望によってストリップ1の
スリット面(切り口面)を綺麗に仕上げるため、クリア
ランスcを0にしてスリットしていた。このように、上
下対の丸刃2,2相互間のクリアランスcを0にする
と、ストリップ1のスリット面はその全面が剪断面(直
接刃によって切られた面)となり、破断面(直接刃によ
って切られずに破断された面)がほとんどなくなってス
リット面全体が金属性の光沢を発し、見栄えがよくなる
からである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、前述のよ
うに製造された従来のリードフレーム用ストリップを打
抜き装置で打抜き加工してリードフレームを製造する
際、金属粉が発生して打抜き加工の障害になる場合があ
ることを知り、その原因を調べた。その結果、幅広の帯
板材をスリットしたストリップ1には、図2のようにス
リット面の一方の縁にバリbが形成されており、打抜き
加工時にこのバリbが打抜き装置の金型やそのガイドと
摩擦して金属粉を発生していることが判明した。そこ
で、前記バリbの突出量とスリット面の状態との関係を
検討したところ、ストリップ1のスリット面において、
破断面が比較的大きい場合にはバリbの突出量が小さ
く、スリット面に破断面がほとんど形成されていない場
合にはバリbの突出量が大きいことが判明した。他方、
ストリップ1のスリット面において、破断面が大きいと
それに比例して図2で示すようにバリbの発生側の反対
側におけるダレdが大きくなり、打抜き加工の際の材料
の反りやねじれが大きくなって、不良製品になるおそれ
があることが判明した。
【0007】この発明の目的は、スリットされたストリ
ップのスリット面において、破断面が占める平均面積を
適切に調整することにより、図2で示すバリbの突出量
及びダレdの大きさが、打抜き加工の際に障害にならな
い程度に抑制されたリードフレーム用ストリップを提供
することにある。この発明の他の目的は、前述のように
バリbの突出量及びダレdが抑制されたリードフレーム
用ストリップを、より確実に製造することができる製造
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による請求項1
に記載のリードフレーム用ストリップは、前述の課題を
解決するため、導電性金属からなる幅広の帯板材1aが
幅の狭い複数のストリップ1にスリットされ、前記スト
リップ1の板厚tに対する当該ストリップ1のスリット
面における平均破断面積比p=a/t×100(但し、
a=ストリップのスリット面における破断部の平均厚
み)が30〜60%であることを特徴としている。
【0009】この発明による請求項2に記載のリードフ
レーム用ストリップの製造方法は、前述の課題を解決す
るため、導電性金属からなる幅広の帯板材1aを上下対
の回転する丸刃2,2により複数のストリップ1にスリ
ットする際に、上下各対の丸刃2,2相互の間隔である
クリアランスcを、前記ストリップ1の板厚tの8〜1
2%の範囲に設定してスリットすることを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明によるリードフレーム用ストリップとその製造方法の
実施形態を詳細に説明する。図1はこの発明によるリー
ドフレーム用ストリップの一実施形態を示すスリット面
の部分拡大図、図2はリードフレーム用ストリップのス
リット面を側面から見た部分拡大側面図、図3はリード
フレーム用ストリップを製造するスリッタの概略断面
図、図4は図3のスリッタの部分側面図、図5は図3の
スリッタの上下対の丸刃の位置関係を示す部分拡大正面
図である。
【0011】図3のスリッタについては、従来技術を説
明する際に併せて説明したので再度の説明は省略する。
図1のリードフレーム用のストリップ1は、図3で示し
たようなスリッタにより、例えば銅又は銅合金等の圧延
された薄い導電性金属からなる帯板材1aを、幅の狭い
ものにスリットすることによって製造されている。
【0012】前記ストリップ1のスリット面は、丸刃
2,2によって剪断された剪断面10と、剪断面10以
外の破断面11とからなっている。スリット面における
ストリップ1の板厚tに対する破断面11の平均破断面
積比pは、p=a/t×100の式によって求められ、
この実施形態ではその値が30〜60%の範囲内になる
ように構成されている。前記式において、aはストリッ
プ1のスリット面における破断面11の平均厚みであ
る。
【0013】ストリップ1のスリット面において、スト
リップ1の板厚tに対する破断面11の平均破断面積比
pが30%以上である場合には、図2で示すスリット面
のバリbの突出量が最低値又は最低値に近くなり、後の
工程において、ストリップ1を打抜き加工する際の金属
粉の発生が障害にならない程度に抑制される。ストリッ
プ1の板厚tに対する前記破断面11の平均破断面積比
pが30%未満である場合には、バリbの突出量が大き
くなり、後の工程でストリップ1を打抜き加工する際
に、金属粉の発生量が大きくなって製品加工の障害にな
るおそれがある。また、ストリップ1のスリット面へ板
厚方向に破断面11が形成されない部分が生じるおそれ
があり、破断面11が形成されない部分では、バリbの
突出量が大きくなって打抜き加工の際に障害になるおそ
れがある。
【0014】ストリップ1のスリット面における板厚t
に対する平均破断面積比pが60%を超えると、図2で
示すスリット面のダレdが大きくなり、後の打抜き加工
の際に材料の反りやねじれが生じ、不良製品が発生して
歩留りが低下するおそれがある。前記の平均破断面積比
pが60%以下である場合には、図2で示すスリット面
のダレdの大きさが打抜き加工の際に支障がない程度に
抑制される。
【0015】スリット面におけるストリップ1の板厚t
に対する平均破断面積比pが30〜60%の範囲内にな
るように、前記ストリップ1を製造するには、図3で示
したようなスリッタで帯板材1aをスリットするに当っ
て、図5で示す上下の丸刃2,2のクリアランスcを、
ストリップ1の板厚tの8〜12%の範囲内に設定す
る。
【0016】前記クリアランスcを8%未満に設定して
帯板材1aをスリットすると、スリットされたストリッ
プ1のスリット面において、ストリップ1の板厚tに対
する平均破断面積比pが30%未満になる。他方、前記
クリアランスcを12%を超える値に設定して帯板材1
aをスリットすると、ストリップ1の板厚tに対する平
均破断面積比pが60%を超える。
【0017】実施例 板厚0.15mmに圧延されたCu−Fe系合金からなる
5条の帯板材1aを、前記クリアランスcを0〜16.
7%の範囲内で変化させて、それぞれ図3で示すような
スリッタによりスリットして、幅が均一な各7条のスト
リップ1を製造した。そして、これらのストリップ1を
使用して、それぞれ標準的なリードフレーム製品をそれ
ぞれについて50個打抜き加工した。これらの各ストリ
ップ1について、設定したクリアランスc毎に、ストリ
ップ1のスリット面における肉厚tに対する平均破断面
積比p、バリbの突出量、ダレdの大きさを測定すると
ともに、打抜き加工時の製品の状態についてそれぞれ評
価した。その結果を表1に示す。なお、製品加工時の評
価において、金属粉の項では、発生した金属粉が少なく
製品加工の障害に全くならなかったケースでは○印を、
発生した金属粉が製品加工の障害になったケースでは×
印をそれぞれ表示した。また、製品不良の項では、反り
やねじれ等の製品不良が全く発生しなかったケースには
○印を、発生したケースには×印をそれぞれ表示した。
【0018】表1で示されているように、上下の丸刃
2,2の間隔であるクリアランスcを板厚tの8〜12
%の範囲内に設定してスリットした実施例では、いずれ
も、ストリップ1の板厚tに対するスリット面の平均破
断面積比pが30〜60%の範囲内であり、バリbの平
均突出量が0.01mm以下、ダレdの量が0.03mm以
下であって、製品加工上も問題はなかった。これに対し
て、上下の丸刃2,2のクリアランスcを8%未満に設
定してスリットした比較例では、いずれも、ストリップ
1のスリット面での板厚tに対する平均破断面積比pが
30%未満になり、バリbの突出量が0.02mm以上に
なって、製品加工の際に発生した金属粉が打抜き加工の
障害になった。また、前記クリアランスcを12%を超
える値に設定してスリットした比較例では、いずれも、
ストリップ1のスリット面での板厚tに対する平均破断
面積比pが60%を超え、ダレdが0.08mm以上にな
って、製品加工の際に不良製品が発生した。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明に係るリードフレーム用
ストリップによれば、幅広の帯板材1aからスリットさ
れた各ストリップ1において、スリット面の当該ストリ
ップ1の板厚tに対する平均破断面積比pが30〜60
%であるため、バリbの突出量及びダレbの大きさが、
打抜き加工の際に障害にならない程度に抑制されるの
で、製品加工が円滑で不良製品の発生を防止することが
できる。
【0021】請求項2の発明に係るリードフレーム用ス
トリップの製造方法によれば、幅広の帯板材1aを上下
対の回転する丸刃2,2により複数のストリップ1にス
リットする際に、上下各対の丸刃2,2相互の間隔であ
るクリアランスcを、前記ストリップ1の板厚tの8〜
12%の範囲に設定してスリットするので、スリット面
の当該ストリップ1の板厚tに対する平均破断面積比p
が30〜60%であるリードフレーム用ストリップを確
実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明によるリードフレーム用ストリップの一実
施形態を示すスリット面の部分拡大図である。
【図2】リードフレーム用ストリップのスリット面を側
面から見た部分拡大側面図である。
【図3】リードフレーム用ストリップを製造するスリッ
タの概略断面図である。
【図4】図3のスリッタの部分側面図である。
【図5】図3のスリッタの上下対の丸刃の位置関係を示
す部分拡大正面図である。
【符号の説明】
a スリット面における破断面の平均厚み b バリ c 上下対の丸刃のクリアランス d ダレ Lp オーバラップ p スリット面における平均破断面積比 t ストリップの板厚 1 ストリップ 1a 帯板材 10 剪断面 11 破断面 2 丸刃 20 軸 21 スペーサ 22 鍔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性金属からなる幅広の帯板材1aが
    幅の狭い複数のストリップ1にスリットされ、前記スト
    リップ1の板厚tに対する当該ストリップ1のスリット
    面における平均破断面積比p=a/t×100(但し、
    a=ストリップのスリット面における破断部の平均厚
    み)が30〜60%であることを特徴とする、リードフ
    レーム用ストリップ。
  2. 【請求項2】 導電性金属からなる幅広の帯板材1aを
    上下対の回転する丸刃2,2により複数のストリップ1
    にスリットする際に、上下各対の丸刃2,2相互の間隔
    であるクリアランスcを、前記ストリップ1の板厚tの
    8〜12%の範囲に設定してスリットすることを特徴と
    する、リードフレーム用ストリップの製造方法。
JP10138287A 1998-05-20 1998-05-20 リードフレーム用ストリップ及びその製造方法 Pending JPH11320243A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324275A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hokuriku Denki Seizo Kk 回転刃及び板材切断装置
JP2006172827A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Dainippon Printing Co Ltd ギャング刃式裁断装置のクリアランス定量方法、ギャング刃式裁断装置による裁断方法、および、ギャング刃式裁断装置
JP2010149261A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Mitsubishi Shindoh Co Ltd めっき付銅条材のスリット方法及びめっき付銅条材のスリット装置
KR101439760B1 (ko) * 2013-03-29 2014-09-11 주식회사 포스코 초고강도 도금강판의 슬리팅 및 권취 방법

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