JPH11320307A - 治具の受け装置 - Google Patents

治具の受け装置

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JPH11320307A
JPH11320307A JP12496898A JP12496898A JPH11320307A JP H11320307 A JPH11320307 A JP H11320307A JP 12496898 A JP12496898 A JP 12496898A JP 12496898 A JP12496898 A JP 12496898A JP H11320307 A JPH11320307 A JP H11320307A
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Yukitaka Narita
幸隆 成田
Junji Nakano
順治 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様のワークにも対応可能な汎用性を有
し、かつ正確でかつ確実な位置決めが可能な治具の受け
装置を提供する。 【解決手段】 受け装置1は、上下のクランプ部材2、
3でパネル状のワーク4の長手方向両側に形成された平
面部4aを上下からクランプし、ワーク4を所定姿勢に支
持する。下クランプ部材3は、回転可能のベース部5
と、ベース部5に設けられ、ベース部5の回転軸Oと平
行方向に独立してスライド可能の3つのアジャストピン
6a〜6cとを有する。アジャストピンのうちの一つ6aはベ
ース部5の回転軸Oと同軸に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを位置決め
支持するための治具に設けられる受け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデーパネル等のパネル状ワー
クに部品を組付ける際には、ワークを治具により規定の
姿勢で位置決め支持して組付け装置に移送する必要があ
る。
【0003】この種の用途に用いられる治具20として
は、図6に示すように、定盤21上に2本の位置決めピン
22を突設し、これをワーク4の位置決め孔に嵌入して前
後方法および幅方向で位置決めすると共に、ワーク4の
周囲4箇所を受け装置25で両面からクランプして密着保
持することにより、ワーク4を所定姿勢に保持するもの
がある。
【0004】従来の受け装置25としては、図7に示すよ
うに、定盤21に立設した支柱26と、開閉可能に枢支され
たクランプ部材27とでワーク4の端縁を上下からクラン
プするようにしたものが一般的である。この受け装置25
では、クランプ部材27および支柱26の各クランプ面がワ
ーク4と面接触する平坦状に形成されており、両平坦面
でワーク4をクランプして密着保持することにより、ワ
ーク4が所定の姿勢で支持されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す受け装置は、平坦面の傾きが固定されているため、
パネルを形状の異なるものに変更する際にはそのまま流
用することができず、変更後のパネル形状に合ったもの
に交換する必要がある。そのため、パネルの種類数に合
わせて多種多様の受け装置を準備する必要があり、設備
投資が増大する。多種類のパネルにも対応できる汎用性
を持たせた受け装置として、図8(a)(b)に示すよ
うに、支柱26をピンポイント構造にしたり(同図a)、
あるいは球面支持構造(同図b)にしたものも見受けら
れるが、これではパネル4を正確に固定することができ
ず、後の組付け作業において誤差を生じる可能性があ
る。
【0006】そこで、本発明は、多種多様のワークにも
対応可能な汎用性を有し、かつ正確でかつ確実な位置決
めが可能な治具の受け装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明は、ワークを位置決め支持するための治具に設け
られ、開閉可能の一対のクランプ部材によりワークを両
側からクランプして所定姿勢に保持する受け装置であっ
て、一方のクランプ部材が、回転可能のベース部と、ベ
ース部に設けられ、ベース部の回転軸と平行方向に独立
してスライド可能の少なくとも3つのアジャストピンと
を有し、かつ、アジャストピンのうちの一つがベース部
の回転軸と同軸に設けられものであり、各アジャストピ
ンを、そのスライド運動、若しくはそのスライド運動と
ベース部の回転運動との組合わせで、3次元空間にマス
ターワークの形状と対応してアジャストピンと同数分設
定された指標点にそれぞれ一致させる治具の受け装置を
提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図6に基いて説明する。
【0009】図1に示すように、本発明にかかる受け装
置1は、上下のクランプ部材2、3でパネル状のワーク
4の長手方向両側に形成された平面部4aを上下からクラ
ンプし、ワーク4を所定姿勢に支持するものである。
【0010】図2に示すように、下クランプ部材3は、
ベース部5に3つのアジャストピン6a〜6cを突設して構
成される。ベース部5は、下端を定盤(21:図6参照)
に固定した柱状の支持部7に回転可能に支持されてい
る。支持部7にはステッピングモータ等の回転駆動源が
内蔵されており、この回転駆動源を起動することによっ
て、ベース部5が回転軸Oを中心として正逆方向(一方
向の回転でもよい)に回転駆動される。回転軸Oの向き
は、ワーク4の平坦部4aとほぼ直交する方向に設定する
のがよい。
【0011】3つのアジャストピン6a〜6cは互いに平行
に配設され、ベース部5に内蔵されたスライド駆動源
(図示せず)により、回転軸Oと平行に独立して往復ス
ライド駆動される。3つのアジャストピン6a〜6cは、平
面視で任意の三角形、例えば正三角形を描くように配置
され、そのうちの一つ(第1アジャストピン)は、ベー
ス部5の回転軸Oと同軸に配置されている。
【0012】上クランプ部材2は、ワーク4の平坦部4a
との接触面を平坦にした箱型に形成され、その上部には
開閉アーム11の一端が枢軸11aを介して回転可能に枢着
されている。開閉アーム11は、その他端が、図示しない
開閉用エアシリンダのピストンロッドに回転自在に枢着
され、かつその中間部が基部10に回転可能に軸支されて
いる。基部10は一端を支持部7に固定した連結部材9の
他端に固定されており、以上から、開閉アームは枢軸11
bを中心として揺動可能である。
【0013】以下、上記受け装置1によるワーク4の位
置決め方法について説明する。
【0014】まず、開閉用シリンダを起動し、開閉アー
ム11を図1の矢印方向に揺動させて上クランプ部材2を
開く。
【0015】これと前後して、3次元計測機により、C
ADデータ等の基準データからマスターワークの基準面
(ワーク4の下クランプ部材3による被クランプ面に対
応した面)上の任意の3点(以下、「指標点」という)
の3次元座標を読み取る。この場合の指標点は、これを
回転軸Oと直交する平面へ投影した時の3つの二点間距
離がそれぞれアジャストピン6a〜6cの軸心間距離と一致
し、かつ、そのうちの一点(第1指標点)が回転軸Oの
延長線上に位置するように設定する。
【0016】次いで、図3(a)に示すように、ロボッ
トアーム13を起動してその先端に取り付けた位置決め部
材14を移送し、位置決め部材14の基準点(P:ロボット
アーム13の中心軸上に設けるのがよい)を上記第1指標
に配置する。その後、第1アジャストピン6aをスライド
させ、ピン6aの先端を位置決め部材14に当接させる。こ
れにより、第1アジャストピン6aの位置決めがなされ
る。
【0017】この状態を、回転軸Oと直交する平面上で
見ると、同図(b)に示すようになる。図において□
は、当該平面上に投影した第1指標点〜第3指標点(X1
〜X3)を表わし、○は第1アジャストピン6aの軸心Y1
(回転軸O)を表わし、△および×はそれぞれ第2およ
び第3アジャストピン6b、6cの軸心(Y2、Y3)を表わ
す。なお、(a)図は、(b)図の矢印方向から見た図
である。以上の対応関係は図4(b)においても同様で
ある。
【0018】次いで、ロボットアーム13を起動して位置
決め部材14を移送し、図4(a)に示すように基準点P
を第2指標点X2に配置する。その後、ベース部5を回転
させて第2アジャストピン6bの軸心Y2を第2指標点X2と
一致させ、さらに第2アジャストピン6bをスライドさせ
て、その先端を位置決め部材14に当接させる。これによ
り、第2アジャストピン6bの位置決めがなされる。この
時、ベース部5の回転軸Oと第1アジャストピン6aの軸
心Y1が一致しているので、ベース部5の回転に伴って第
1アジャストピン6aと第1指標点X1との間にずれが生じ
ることはない。
【0019】その後、ロボットアーム13により位置決め
部材14の基準点Pを第3指標点X3に配置する。この時、
図4(b)からも明らかなように、既に前工程で各アジ
ャストピン6a〜6cの軸心Y1〜Y3と各指標点X1〜X3の位相
が合致しているため、ベース部5を回転させることな
く、図5に示すように、第3アジャストピン6cをスライ
ドさせてその先端を位置決め部材14に当接させれば、第
3アジャストピン6cの位置決めを行うことができる。
【0020】以上の手順から、各アジャストピン6a〜6c
の先端で定義される平面15の傾き(3次元方向の傾き)
はマスターワークの基準面の傾きに一致する。従って、
図6に示す4つの受け装置のそれぞれについて上記調整
を行った後、下クランプ部材3上にワーク4を載せ、さ
らに開閉用エアシリンダで上クランプ部材2を閉じて上
下のクランプ部材2、3でワーク4をクランプすれば、
ワーク4を所定の姿勢に位置決め保持することができる
(なお、ワークの前後方向および幅方向での位置決め
は、位置決めピン22と位置決め穴との嵌合によりなされ
る:図6参照)。上クランプ部材2は、図1に示すよう
に、固定側に対して2つの枢軸11a、11bを介して支持
されているので、平坦部4aの傾きの異なるワーク4であ
っても平坦面をワーク4表面に確実に面接触させること
ができる。
【0021】以上の説明では、ワークの被クランプ面が
平面である場合を説明したが、本発明は被クランプ面が
曲面等の立体形状である場合にも適用することができ
る。また、アジャストピン6a〜6cは3本あれば十分であ
るが、必要に応じてそれ以上のアジャストピンを用いて
も構わない。この場合、指標点X1〜X3もアジャストピン
と同数分設定する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ワークを形状の異なる
ものに変更する場合でも簡単な調整で容易に新たなワー
クを所定姿勢に支持することができ、多種多様なワーク
に対応できる汎用性を有する。従って、設備投資の低減
を図ることができる。また、ワークを所定の姿勢で確実
に支持することができ、治具による搬送中の位置ずれも
生じないので、後工程での組付け誤差を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる治具の受け装置の側面図であ
る。
【図2】下クランプ部材の斜視図である。
【図3】(a)図は第1アジャストピンの位置決め状況
を示す図(b図の矢印方向から見た図)、(b)図は回
転軸Oと直交する平面を表わす図である。
【図4】(a)図は第2アジャストピンの位置決め状況
を示す図(b図の矢印方向から見た図)、(b)図は回
転軸Oと直交する平面を表わす図である。
【図5】第3アジャストピンの位置決め状況を示す図
(図4(b)の矢印方向から見た図)である。
【図6】治具の斜視図である。
【図7】従来の受け装置の側面図である。
【図8】従来の受け装置を示す側面図で、(a)図はピ
ンポイント支持タイプを、(b)図は球面支持タイプを
示す。
【符号の説明】
1 受け装置 2 上クランプ部材 3 下クランプ部材 4 ワーク 5 ベース部 6 a 第1アジャストピン 6b 第2アジャストピン 6 c 第3アジャストピン 7 支持部 O 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを位置決め支持するための治具に
    設けられ、開閉可能の一対のクランプ部材によりワーク
    を両側からクランプして所定姿勢に保持する受け装置で
    あって、 一方のクランプ部材が、回転可能のベース部と、ベース
    部に設けられ、ベース部の回転軸と平行方向に独立して
    スライド可能の少なくとも3つのアジャストピンとを有
    し、かつ、アジャストピンのうちの一つがベース部の回
    転軸と同軸に設けられものであり、 各アジャストピンを、そのスライド運動、若しくはその
    スライド運動とベース部の回転運動との組合わせで、3
    次元空間にマスターワークの形状と対応してアジャスト
    ピンと同数分設定された指標点にそれぞれ一致させるこ
    とを特徴とする治具の受け装置。
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