JPH11320807A - 感熱製版装置 - Google Patents

感熱製版装置

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JPH11320807A
JPH11320807A JP13528498A JP13528498A JPH11320807A JP H11320807 A JPH11320807 A JP H11320807A JP 13528498 A JP13528498 A JP 13528498A JP 13528498 A JP13528498 A JP 13528498A JP H11320807 A JPH11320807 A JP H11320807A
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thermal head
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pulse width
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善幸 宍戸
Yasunobu Kidoura
康宣 木戸浦
Hajime Kato
肇 加藤
Yasumitsu Yokoyama
保光 横山
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドを用いてマスタを製版する際
に、サーマルヘッドの発熱体の発熱ピーク温度を必要最
低限に抑えることで発熱体への熱ストレスを低減してそ
の発熱体寿命を延命し、目的とする安定した穿孔状態を
マスタに形成して、発熱体発熱時のロス電力を低減す
る。 【解決手段】 複数の発熱体2を有するサーマルヘッド
1を、上記フィルムを有するマスタ3に接触させ、副走
査方向Fにマスタ3を所定の副走査送りピッチpfで移
動させ、画像データに応じて発熱体2の位置選択的な加
熱によりマスタ3の上記フィルムを溶融穿孔する感熱製
版装置において、発熱体2を加熱するための通電パルス
幅tpとサーマルヘッド1の印字周期tlと副走査送り
ピッチpfとが、[通電パルス幅tp(μs)÷印字周
期tl(μs/line)]×副走査送りピッチpf
(μm/line)≦25(μm)の関係を満たす。ま
た、印字分割数を変える制御装置20を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドを
用いて感熱孔版印刷用マスタ(以下、単に「マスタ」と
言う)を製版する感熱製版装置に関し、さらに詳しくは
サーマルヘッドの発熱体への熱ストレスを低減してその
発熱体寿命を向上し、また、安定した穿孔状態をマスタ
に形成することができ、さらに、ロス電力が低減できる
感熱製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱製版印刷装置等に具備されている感
熱製版装置においては、裏移りの防止に関する技術(例
えば特開平2−67133号公報参照)や、マスタが有
している熱可塑性樹脂フィルム(以下、単に「フィル
ム」と言うときがある)の穿孔径をコントロールし最適
な画像を形成する技術(例えば特開平7−52515
号、特開平7−241974号、特開平8−67061
号公報等参照)等の種々の提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
技術では、サーマルヘッドの発熱体サイズを寸法的に、
面積を小さくしなければならず、サーマルヘッドの個々
の発熱体への熱ストレスを増加させる傾向にあり、した
がってサーマルヘッドの発熱体寿命を劣化させる方向で
あった。また、後者の各技術では、同一発熱体に通電す
るときの発熱作動時間間隔でありライン周期とも呼ばれ
ている印字周期と、サーマルヘッドの発熱体への発熱体
通電時間と、サーマルヘッドの発熱体列を分割して時分
割駆動する場合の印字分割数との関係に関し、その詳細
に関する考察はなされてなく、したがって安定した穿孔
状態をマスタに形成すると共に、ロス電力が低減できる
感熱製版装置についての本格的な提案はなされていな
い。
【0004】したがって、本発明の目的は、サーマルヘ
ッドを用いてマスタを製版する際に、サーマルヘッドの
発熱体の発熱ピーク温度を必要最低限に抑えることで発
熱体への熱ストレスを低減してその発熱体寿命を延命
し、また、目的とする安定した穿孔状態をマスタに形成
することができ、さらに、発熱体発熱時のロス電力を低
減できる感熱製版装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、主走査方向に配列した複
数の発熱体を有するサーマルヘッドを、熱可塑性樹脂フ
ィルムを有するマスタに接触させ、上記主走査方向と直
交する副走査方向に上記マスタを所定の副走査送りピッ
チで移動させ、画像データに応じて上記発熱体の位置選
択的な加熱により上記マスタの上記熱可塑性樹脂フィル
ムを溶融穿孔してドット状の製版画像を上記マスタに形
成する感熱製版装置において、上記発熱体を加熱するた
めの通電パルス幅と上記サーマルヘッドの印字周期と上
記副走査送りピッチとが、[上記通電パルス幅(μs)
÷上記印字周期(μs/line)]×上記副走査送り
ピッチ(μm/line)≦25(μm)の関係を満た
すことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の感
熱製版装置において、上記サーマルヘッドの発熱体列
は、上記主走査方向にて任意の印字分割数に分割して時
分割駆動可能であり、上記印字分割数を変えるサーマル
ヘッド印字分割数切換制御手段を有することを特徴とす
る。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の感
熱製版装置において、上記印字分割数=上記印字周期
(μs/line)÷上記通電パルス幅(μs)但し、
小数点以下切り捨て、の関係を満たすことを特徴とす
る。なお、その時の通電パルス幅(μs)条件の上・下
限値を予め実験値により決めておく。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して実施例を含む
本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」と言う)
を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形
状等を有する構成部品等については、同一符号を付すこ
とによりその説明をできるだけ省略する。図において一
対で構成されていて特別に区別して説明する必要がない
構成部品は、説明の簡明化を図る上から、その片方を適
宜記載することでその説明に代えるものとする。
【0009】(第1の実施形態)まず、サーマルヘッド
の発熱体へ投入する印加エネルギーと発熱体寿命および
マスタ穿孔の関係について説明する。図1は、感熱製版
装置の主要な概略構成を示している。熱可塑性樹脂フィ
ルムを有するマスタ3は、主走査方向(紙面に直交する
方向)に一列に配列した複数の発熱体2を有するサーマ
ルヘッド1とプラテンローラ4との間で図示を省略した
加圧機構により保持され、プラテンローラ4が回転する
ことで、マスタ3は上記主走査方向と直交する図中矢印
で示す副走査方向F(マスタ搬送方向でもある)に所定
の副走査送りピッチをもって移動・搬送される。この
時、画像データに応じて上記所定の副走査送りピッチと
同期して、電子・電気制御回路等を具備するサーマルヘ
ッド駆動回路によりサーマルヘッド1が制御されること
で、複数の発熱体2に位置選択的に通電されて、マスタ
3の上記フィルム部分が穿孔されることになる。そし
て、この通電サイクルが上記所定の副走査送りピッチと
同期して連続的に行なわれることにより、穿孔画像がマ
スタ3に形成されることになる。
【0010】サーマルヘッド1の発熱体2を発熱させる
ための電気エネルギーは、発熱体2の発熱体抵抗値R、
発熱体2へ印加される印加電力P、およびその印加電力
Pを通電している時間である通電パルス幅tp(もしく
は通電時間)により決定される。
【0011】印加電力Pは以下の式で求まる。なお、l
ineは1ラインを表し、後述する各図のグラフでは
“l(エル)”と略して記載している。符号Rは、発熱
体2の発熱体電気抵抗を示す。 印加電力P(W)=(印加電圧E(V))2/発熱体電
気抵抗R(Ω) また、発熱体2へ印加される印加エネルギーEsは以下
の式で求まる。 印加エネルギーEs(J)=印加電力P(W)×通電パ
ルス幅tp(S) つまり、サーマルヘッド1の発熱体2へ印加される印加
エネルギーEsは、発熱体2へ印加される印加電力P、
通電パルス幅tp(もしくは通電時間)により決定さ
れ、これらは印加エネルギーEs決定の制御因子とな
る。
【0012】(実施例1)まず、サーマルヘッド1の発
熱体2の形状と、サーマルヘッド1の発熱体2への印加
エネルギーEs印加条件とをパラメータとしてこれらを
変えたとき、マスタ3の上記フィルムの穿孔状態がどの
様になるのかをサーマルヘッド1の発熱体2の発熱温度
を加味しながら、実験した結果に基づき説明する。以
下、主走査方向Sの穿孔径を主走査穿孔径と、副走査方
向Fの穿孔径を副走査穿孔径とそれぞれ言うときがあ
り、また、主走査方向Sや副走査方向Fを単に「主走
査」あるいは「副走査」と言うときがある。また、特に
断わらない限り、発熱体2へ印加される印加電力P、通
電パルス幅tp、印加エネルギーEs等は、一つの発熱
体2に対して印加されることを意味する。
【0013】実施例1の実験の条件を以下に列記する。
実験の条件としては、サーマルヘッド1の仕様、発熱体
2の形状、サーマルヘッド1の発熱体2への通電時間、
副走査送りピッチpf、印字周期tlおよび駆動方式、
マスタ3の仕様、プラテンローラ4の仕様等ならびに感
熱製版装置の仕様を挙げてある。 (1)サーマルヘッド1の仕様および発熱体2の形状 サーマルヘッド1の仕様としては、その発熱体2が主走
査方向Sに一列に配列されたいわゆるライン型サーマル
ヘッドと呼ばれているもので、その発熱体2の形状は矩
形型のものを用いた。また、サーマルヘッド1は、A3
サイズの解像度400DPI(Dot Per Inc
h)のもので、主走査方向Sに4608個の発熱体2を
有するものである。
【0014】発熱体2の形状(以下、「発熱体サイズ」
と言うときがある)としては、次の4種類のサイズのも
のを順次変えて用いた。 主走査×副走査:20×20μm 主走査×副走査:20×30μm 主走査×副走査:30×20μm 主走査×副走査:30×30μm (2)サーマルヘッド1の発熱体2への通電時間 サーマルヘッド1の発熱体2への通電時間としては、次
の3段階の通電パルス幅tpを印加した。 通電パルス幅tp=500μs、1000μs、150
0μs (3)副走査送りピッチpf 副走査送りピッチpfは、サーマルヘッド1の一つの解
像度:400DPIに対応してpf=63.5μm/l
ineの一定の条件で行なった。
【0015】(4)印字周期tlおよび駆動方式 印字周期tl=10ms/lineの一定の条件で、か
つ、印字分割数:4分割駆動方式で行なった。なお、サ
ーマルヘッド1自身の温度は、25°C一定の条件で行
なった。
【0016】(5)マスタ3の仕様 マスタ3としては、ポリエステル等からなる化繊および
和紙からなる天然繊維を混抄した厚さ約40μmの多孔
質支持体(ベース)と、ポリエチレンテレフタレート
(PET)系からなる厚さ1.6μmのフィルムとを貼
り合わせたトータルの厚さ約41.6μmであって、A
3サイズの(株)リコー謄写印刷機用マスタ「VT−2
A3’」を用いた。
【0017】(5)プラテンローラ4の仕様等 プラテンローラ4としては、カーボンを添加し導電処理
されたシリコーンゴム製の、ゴム硬度43°Hs(JI
S−Aスケール)のものを用い、その体積固有抵抗値が
103±102Ω・cmのものを使用している。また、プ
ラテンローラ4の芯金にはSUM材等の金属製のものを
用い、その肉厚が2mm、外径が18mmのものを使用
した。また、マスタ3を介してのプラテンローラ4とサ
ーマルヘッド1との押圧条件は、その押圧力が4.04
N/cmで設定されている。プラテンローラ4は、例え
ばステッピングモータ(図示せず)で回転駆動される。
【0018】(6)感熱製版装置の仕様 感熱製版装置としては、(株)リコー製デジタル孔版印
刷機「プリポート VT−3820」に搭載されている
プロッターユニットを使用した。
【0019】次に、マスタ3の上記フィルムに形成され
る穿孔パターンと穿孔径とを以下のように定義する。穿
孔径については、図2に示すとおりに定義する。すなわ
ち、図2において、符号hは穿孔を、符号haはその穿
孔hの周囲に生じるフィルム収縮による土手をそれぞれ
示し、主走査方向Sに沿った土手haの最大外径を主走
査穿孔径Ls、副走査方向Fに沿った土手haの最大外
径を副走査穿孔径Lfとそれぞれ定義する。なお、土手
haの幅は、以下の実験で約5μmである事が確認され
ている。
【0020】穿孔パターンは、図3に示すように、1ド
ット(Dot)の市松パターンとし、それぞれ隣接発熱
ドットの熱の影響を受けない状態でサーマルヘッド1の
発熱体2を発熱させることにより穿孔した。すなわち、
同図に示すように、主走査方向Sに4ドット毎に1ドッ
ト穿孔し、副走査方向Fにも同様に4ライン毎に穿孔し
た。図3において、符号Asは、サーマルヘッド1の解
像度400DPIに対応して、主走査方向Sに63.5
μmの寸法をもって区切られた主走査ピッチを、符号A
fは同様にして副走査方向Fに63.5μmの寸法をも
って区切られた副走査ピッチをそれぞれ示す。サーマル
ヘッド1は、上記したように主走査方向Sに4608個
の発熱体2を有するので、これに対応して、マスタ3に
は主走査方向Sに63.5×4607μmの穿孔される
べき領域が存在することを表している。また、穿孔hの
穿孔径の測定個所は、最初に特定した50個を測定し、
その平均値を主走査穿孔径Lsおよび副走査穿孔径Lf
とした。
【0021】4種類のうちの何れか一つの発熱体サイズ
からなる発熱体2の列を有するサーマルヘッド1の各発
熱体2に3段階の通電パルス幅tp:500、100
0、1500μsを印加し、そのときにマスタ3の上記
フィルムに形成された穿孔hの主走査穿孔径Lsおよび
副走査穿孔径Lfを光学顕微鏡および画像処理装置にて
測定した。以下、特に断わらない限り、各図に示されて
いる穿孔hの主走査穿孔径Lsおよび副走査穿孔径Lf
のデータは、光学顕微鏡および画像処理装置で測定され
たものである。
【0022】図7に示すグラフは、サーマルヘッド1の
発熱体サイズと通電パルス幅tpとをパラメータとし
て、サーマルヘッド1の発熱体2へ印加される印加エネ
ルギーEsの大きさを横軸にとり、そのときに形成され
る穿孔hにおける主走査穿孔径Lsの大きさを縦軸にと
り、サーマルヘッド1の発熱体2へ印加される印加エネ
ルギーEsの大きさと主走査穿孔径Lsの大きさとの関
係を表したものである。
【0023】図8に示すグラフは、図7のグラフと同様
に、サーマルヘッド1の発熱体サイズと通電パルス幅t
pとをパラメータとして、サーマルヘッド1の発熱体2
へ印加される印加エネルギーEsの大きさを横軸にと
り、そのときに形成される穿孔hにおける副走査穿孔径
Lfの大きさを縦軸にとり、サーマルヘッド1の発熱体
2へ印加される印加エネルギーEsの大きさと副走査穿
孔径Lfの大きさとの関係を表したものである。なお、
図7および図8に示すグラフでは、後述するように、通
電パルス幅tpが短いと結果的にサーマルヘッド1の寿
命の短命化につながるので、データの取得数を限定し
た。
【0024】図7および図8のグラフより、サーマルヘ
ッド1の発熱体2へ印加する印加エネルギーEsは異な
るものの、通電時間である通電パルス幅tpの長さが異
なっていても、主走査穿孔径Lsおよび副走査穿孔径L
fにおいて同一の穿孔径を得るための条件が存在してい
ることが分かる。
【0025】図9に示すグラフは、図7に示したグラフ
および図8に示したグラフの各データについて、発熱体
サイズをパラメータとして、主走査穿孔径Lsを横軸に
とり、副走査穿孔径Lfを縦軸にとって、主走査穿孔径
Lsに対する副走査穿孔径Lfの関係をみたものであ
る。
【0026】図9のグラフより、主走査穿孔径Lsに対
する副走査穿孔径Lfの比率(図9等では主/副走査穿
孔径と記載している)は、発熱体サイズにより略一義的
に決定されることが分かる。つまり、主走査穿孔径Ls
に対する副走査穿孔径Lfの比率は、発熱体2への通電
時間に対して関係無いことが分かる。
【0027】(実施例2)次に、4種類のうちの何れか
一つの発熱体サイズからなる発熱体2の列を有するサー
マルヘッド1の各発熱体2に3段階の通電パルス幅t
p:500、1000、1500μsを印加し、そのと
きにマスタ3の上記フィルムに形成された穿孔hの主走
査穿孔径Lsまたは副走査穿孔径Lfとサーマルヘッド
1の発熱体2のピーク温度との関係をそれぞれ説明す
る。以下、マスタ3の上記フィルムに形成された穿孔h
の主走査穿孔径Lsおよび副走査穿孔径Lfのことをマ
スタ穿孔径と言うときがある。
【0028】サーマルヘッド1の発熱体2のピーク温度
は、赤外線顕微鏡型放射温度計(日本バーンズ社製:R
M−2AS)にて測定した。各条件におけるサーマルヘ
ッド1の発熱体2へ印加する印加エネルギーEsは表1
のようにした。
【0029】
【表1】
【0030】実施例2の試験による実験結果、マスタ3
の上記フィルムに形成された穿孔hの主走査穿孔径Ls
とサーマルヘッド1の発熱体2のピーク温度との関係を
表すグラフとして図10が、同じく副走査穿孔径Lfと
サーマルヘッド1の発熱体2のピーク温度との関係を表
すグラフとして図11がそれぞれ得られた。
【0031】図10に示すグラフは、サーマルヘッド1
の発熱体サイズと通電パルス幅tpとをパラメータとし
て、主走査穿孔径Lsを横軸にとり、サーマルヘッド1
の発熱体2のピーク温度を縦軸にとり、主走査穿孔径L
sとサーマルヘッド1の発熱体2のピーク温度との関係
を表したものである。
【0032】図11に示すグラフは、図10のグラフと
同様に、サーマルヘッド1の発熱体サイズと通電パルス
幅tpとをパラメータとして、副走査穿孔径Lfを横軸
にとり、サーマルヘッド1の発熱体2のピーク温度を縦
軸にとり、副走査穿孔径Lfとサーマルヘッド1の発熱
体2のピーク温度との関係を表したものである。
【0033】図10および図11に示されている実験結
果より、例えば、発熱体2の発熱体サイズが主走査×副
走査:20×20μmのものに関し、通電パルス幅tp
が500、1000、1500μs印加時の主走査穿孔
径Lsが47μm、副走査穿孔径Lfが50.5μmと
なるマスタ穿孔径のときのサーマルヘッド1の発熱体2
のピーク温度を求めてみると、通電パルス幅tpが50
0μs印加時では350℃、通電パルス幅tpが100
0μs印加時では約270℃、通電パルス幅tpが15
00μs印加時では250℃となり、通電パルス幅tp
が短くなればなるほどサーマルヘッド1の発熱体2のピ
ーク温度が高くなることが分かる(図12参照)。この
通電パルス幅tpと発熱体2のピーク温度との関係を図
12のグラフに示す。この関係は、他の発熱体サイズか
らなる発熱体2を有するサーマルヘッド1でも言えるこ
とである。ここで、サーマルヘッド1の発熱体2の寿命
は、その発熱するピーク温度に大きく依存し、温度が高
いほど発熱体2への熱ストレスが大きくなってその寿命
は短くなることが知られている。
【0034】以上、実施例1および2の実験結果より、
マスタ穿孔径の主走査穿孔径Lsに対する副走査穿孔径
Lf(主/副走査穿孔径)の比率は、発熱体サイズによ
り決定され、そのマスタ穿孔径の大きさは、サーマルヘ
ッド1の発熱体2へ印加される印加エネルギーの大小に
より決定されるが、通電パルス幅tpが異なっても、そ
の時の発熱体2への印加電力Pを調整すれば同一穿孔径
が得られることが分かる。また、その場合、通電パルス
幅tpを長くするほうが、サーマルヘッド1の発熱体2
のピーク温度を低下することができ、したがってサーマ
ルヘッド1の発熱体2の熱的ストレスを低減できるの
で、発熱体2の寿命を向上できる。また、上記実験結果
は、どのような発熱体サイズにおいても言える。
【0035】(実施例3)さらに、マスタ3において、
そのフィルムの厚さを変えたものについても同様な試験
を実施した。実施例1における実験の条件に対して相違
する条件のみを説明する。
【0036】(1)サーマルヘッド1の仕様および発熱
体2の形状 サーマルヘッド1の仕様としては、その発熱体サイズを
1種類のサイズ、すなわち主走査×副走査:20×30
μmに固定したものを用いた。
【0037】(2)マスタ3の仕様 マスタ3としては、上記フィルムの厚さのみが実施例1
のそれに対して異なる次の4種類のものを用いた。上記
フィルムの厚さ:1.1、1.3、1.5、1.8μ
m。
【0038】図13に示すグラフは、マスタ3の上記フ
ィルムの厚さと通電パルス幅tpとをパラメータとし
て、印加エネルギーEsを横軸にとり、主走査穿孔径L
sを縦軸にとって、上記フィルムの厚さの違いによる印
加エネルギーEsと主走査穿孔径Lsとの関係を表した
ものである。
【0039】図14に示すグラフは、図13に示したそ
の全てのデータに関し、主走査穿孔径Lsと副走査穿孔
径Lfとの関係を表したものである。これら両図に表さ
れていることから分かるように、同一のマスタ穿孔径を
得ようとした場合、上記フィルムの厚さが厚くなるほど
サーマルヘッド1の発熱体2へ印加すべき必要な印加エ
ネルギーEsは大きくなるものの、マスタ穿孔径の主/
副走査穿孔径の比率は略直線上にプロットされていて略
比例的関係にあること、つまり、マスタ穿孔径は印加エ
ネルギーEsによって一義的に決定されることが分か
る。換言すれば、マスタ1の上記フィルムの厚さが異な
ったとしても、サーマルヘッド1の発熱体2へ印加すべ
き印加エネルギーEsとマスタ穿孔径の関係は上記のよ
うになることが分かる。
【0040】(実施例4)次に、図15ないし図20の
各グラフを参照して、サーマルヘッド1の発熱体2の発
熱体サイズをパラメータとし、印字周期tlとサーマル
ヘッド1の発熱体2へ印加する通電パルス幅tpとを順
次変えた場合のマスタ穿孔径(主走査穿孔径Ls、副走
査穿孔径Lf)の関係について説明する。印字周期tl
は1、1.5、2、3、5、10ms/lineの6段
階に、通電パルス幅tpは500、1000、1500
μsの3段階に変えて、印字周期tl(各図のグラフの
タイトルとしては製版速度と表示している)による主走
査穿孔径Lsおよび副走査穿孔径Lfへの影響を確認し
た。
【0041】ここでは、印字周期tlによるマスタ穿孔
径(主走査穿孔径Ls、副走査穿孔径Lf)への影響を
明確にするために、印字周期tl=10ms/line
時の副走査穿孔径Lfを55μmに合わせ込むよう、各
発熱体サイズ、通電パルス幅tpにおいて、発熱体2へ
印加すべき印加電力Pを合わせ込んだ。また、副走査送
りピッチpfは400DPI(63.5μm)とした。
【0042】表2に、各発熱体サイズ、各通電パルス幅
tpにおいて、サーマルヘッド1の発熱体2へ印加した
印加エネルギーEsを示す。
【0043】
【表2】
【0044】上記表2の条件により、マスタ3の上記フ
ィルムを穿孔した時における印字周期tlと主走査穿孔
径Lsとの関係、および印字周期tlと副走査穿孔径L
fとの関係を表す実験結果を図15ないし図20の各グ
ラフに示す。
【0045】図15、図17および図19に示されてい
る各実験結果より、主走査穿孔径Lsは、印字周期tl
に関係なく、略同一の値をもつことが分かる。しかしな
がら、副走査穿孔径Lfについては、図16、図18お
よび図20に示されている各実験結果より、印字周期t
lが短くなるにつれて徐々に大きくなり、かつ、ある印
字周期tlから極端に副走査穿孔径Lfが大きくなるこ
とが分かる。また、この現象は、どのような発熱体サイ
ズでも同様に生じていることが分かる。
【0046】このときのマスタ穿孔状態を写真1として
図23に添付して示す。図23における写真1のマスタ
穿孔状態は、サーマルヘッド1の発熱体サイズ(主走査
×副走査)が20×30μm、通電パルス幅tpが50
0μs、印加エネルギーEsが49μJ、印字周期tl
が1ms/lineの各条件の時のものである。
【0047】一方、図24に添付して示す写真2には、
写真1のマスタ穿孔状態と比較確認するために、前記条
件において、印字周期tlのみを1.5ms/line
に変えたときのマスタ穿孔状態を掲げてある。写真1の
マスタ穿孔状態から分かるように、マスタ穿孔径は、楕
円状、かつ、マスタ搬送方向でもある副走査方向Fの下
流側の穿孔先端部は主走査方向Sでその穿孔径が極端に
小さくなっていることが分かる。
【0048】感熱製版印刷装置等を含む謄写印刷機の画
像形成は、マスタ3の上記フィルムが熱溶融・穿孔され
たその穿孔から、インキが押し出され印刷用紙に転移す
ることで画像形成がなされるわけであるが、この画像形
成を行なうときの印刷用紙上へのインキの転移形状は、
マスタ穿孔径の形状に大きく依存するため、上記のよう
なマスタ穿孔状態になると、印刷用紙へのインキ転移も
楕円形に、かつ、穿孔先端部ではインキ転移量が少なく
なり画質上も劣化することが分かる。
【0049】このように、副走査穿孔径Lfが極端に大
きくなり、かつ、副走査方向Fの下流側の穿孔先端部の
主走査穿孔径Lsが小さくなる現象が、印字周期tlと
通電パルス幅tpおよび通電パルス幅tpの時間に搬送
されるマスタ搬送距離との間にどのような関係があるか
を調べると、下記の表3に示されている実験結果が得ら
れた。
【0050】
【表3】
【0051】この表3の実験結果より、印字周期tlに
対しサーマルヘッド1の発熱体2への通電パルス幅tp
の比率が30%を超えると、また、通電パルス幅tpの
時間内に搬送されるマスタ搬送距離が20〜25μmを
超えるとこのような副走査穿孔径Lfの乱れが生じるこ
とが分かる。
【0052】これは、上記フィルムはある程度の熱量が
与えれた時、換言すれば上記フィルムが溶融穿孔される
閾値温度で穿孔し、その熱量がある時間与えられること
で収縮しマスタ穿孔径を形成するのであるが、穿孔と同
時にサーマルヘッド1の発熱体2が移動するため穿孔は
するが収縮が途中で停止するかたちで穿孔が形成された
ためと考えられる。
【0053】以上の実験結果より、サーマルヘッド1の
発熱体2を加熱するための通電パルス幅tpと印字周期
tlと副走査送りピッチpfとが、以下の(1)の関係
式を満たす条件にあれば安定したマスタ穿孔径が得られ
ることが分かる。 [通電パルス幅tp(μs)/印字周期tl(μs/line)]×副走査送 りピッチ(μm/line)≦25(μm)…(1) (実施例5)次に、サーマルヘッド1の発熱体2へ印加
する印加エネルギーEsを変えた場合、つまりマスタ穿
孔径を大きくしたり小さくしたりする場合について確認
する試験を実施した。実施例1における実験の条件に対
して相違する条件のみを説明する。
【0054】(1)サーマルヘッド1の発熱体2の形状
としては、発熱体サイズを1種類のサイズ、すなわち主
走査×副走査:20×30μmに固定したものを用い
た。 (2)サーマルヘッド1の発熱体2への通電時間として
は、1つの通電パルス幅tp=500μsに固定した。 (3)サーマルヘッド1の発熱体2へ印加する印加エネ
ルギーEsとしては、印加エネルギーEs=37.9、
43.1、48.5(μJ)の3段階に変えて行なっ
た。
【0055】図21のグラフに、印加エネルギーEsを
パラメータとしたときの、印字周期tl(もしくは製版
速度)と主走査穿孔径Lsとの関係を、図22のグラフ
に、同印加エネルギーEsをパラメータとしたときの、
印字周期tlと副走査穿孔径Lfとの関係をそれぞれ示
す。
【0056】図21および図22では、サーマルヘッド
1の発熱体2への印加エネルギーEsを変えることによ
り発熱体2の発熱量を変えたわけであるが、印字周期t
lが長い所では、明らかにその主走査穿孔径Lsおよび
副走査穿孔径Lfはサーマルヘッド1の発熱体2へ印加
した印加エネルギーEs量に依存しているものの、上記
実施例4で判明したような副走査穿孔径Lfが極端に大
きくなる印字周期tlの分岐点は、サーマルヘッド1の
発熱体2へ印加した印加エネルギーEsに関係なく同じ
値になることが分かる。
【0057】以上の実験結果からも、実施例4で判明し
た実験結果と同様の関係、すなわちサーマルヘッド1の
発熱体2を加熱するための通電パルス幅tpと印字周期
tlと副走査送りピッチpfとが、上記(1)の関係式
を満たす条件にあれば安定したマスタ穿孔径が得られる
ことが分かる。また、サーマルヘッド1の発熱体2の寿
命延命のためには上記条件を超えない範囲で、極力、発
熱体2への通電時間である通電パルス幅tpを長く採る
ことがよい。
【0058】感熱製版装置を搭載した感熱製版印刷装置
等においては、実使用上、最適なマスタ穿孔を行なわせ
るために、例えば特開平6−320851号公報等で開
示されているようなサーマルヘッド1自身の温度と環境
温度の一例としてのインキの温度に応じた制御方式、特
開平7−52515号公報等で開示されているような印
刷濃度可変による制御方式、特開平8−132723号
公報等で開示されているようなインキの種類に応じた制
御方式、あるいは特開平8−67061号公報等で開示
されているような副走査方向の解像度に応じた制御方
式、さらには特開平4−163159号公報等で開示さ
れているようなサーマルヘッド1の同時通電により生じ
るコモンドロップ補正による制御方式等が挙げられる。
これらの諸制御方式は、一般にサーマルヘッド1の発熱
体2への通電時間である通電パルス幅tpを制御するこ
とにより行なわれている(図5参照)。
【0059】したがって、実使用上において、サーマル
ヘッド1の発熱体2への通電時間である通電パルス幅t
pは、様々な条件により可変され使用される。しかしな
がら、上記(1)の関係式を満たさない通電パルス幅t
pが、上記制御方式の通電条件の中に1つでも存在する
ことになれば、その製版システムの中で、マスタ穿孔径
のばらつきが大きくなるので好ましくない。
【0060】(第2の実施形態)次に、サーマルヘッド
1の発熱体列の時分割駆動制御に係る第2の実施形態に
ついて説明する。感熱製版装置において製版手段として
使用される上記したライン型のサーマルヘッド1には、
多数の発熱体2が主走査方向Sに一列に配列されてい
る。例えば、A3サイズの解像度400DPIのサーマ
ルヘッド1においては、その発熱体2の総数は上記した
ように4608個で構成されている。
【0061】これを、副走査方向Fに1ライン毎に、画
像信号に応じて個々の発熱体2を発熱させて上記フィル
ムに穿孔画像を形成するわけであるが、サーマルヘッド
1のように多数の発熱体2を持つ感熱製版装置において
は、発熱抵抗体への供給電源容量低減のため、主走査方
向Sにおける発熱体列を適宜の印字分割数(以下、「印
字分割数」と言うときがある)をもって時分割駆動し使
用される。この場合、一般的には、サーマルヘッド1の
主走査方向Sの発熱体列を4分割し使用されている。例
えば、1ラインの印字周期tlが1.5ms/line
で行なわれる製版条件の場合、その4分割された1分割
の発熱体列への最大通電時間(最大の通電パルス幅t
p)は、‘1.5(ms/line)÷4分割=0.3
75(ms/line)’となり、最大通電時間(最大
の通電パルス幅tp)が、上記値0.375(ms/l
ine)に収まるよう実験により決定される。これを主
走査方向Sへ分割された発熱体列を時分割的に繰り返し
駆動することにより1ラインにおける主走査方向Sの穿
孔画像を形成するわけである。
【0062】感熱製版装置を搭載した感熱製版印刷装置
等の謄写印刷機においては、最適な印刷画像を形成する
ために、サーマルヘッド1の個々の発熱体2に供給する
穿孔用エネルギーとしての印加エネルギーEsを調整す
る上述したような多くの補正方式が提案されている。こ
こで、図5(a)に示すブロック図を参照して、それら
の補正方式を概略的に説明する。符号20は、第2の実
施形態における制御装置を示す。制御装置20は、例え
ばCPU(中央処理装置)、I/O(入出力)ポートお
よびROM(読み出し専用記憶装置)、RAM(読み書
き可能な記憶装置)等を備え、信号バスによって接続さ
れた周知の構成を有するマイクロコンピュータを具備し
ている。制御装置20の上記ROMには、後述するよう
な各種関係データや各種関係データテーブル等が予め実
験的に定められて記憶されている。符号22は発熱体用
電源を示す。この発熱体用電源22は、サーマルヘッド
1に対して、マスタ3の上記フィルムを溶融穿孔するた
めの印加エネルギーEsに対応する電気エネルギー(発
熱体印加電圧)を供給するものである。
【0063】ちなみに、制御装置20は、例えば特開平
6−320851号公報等で開示されているように、サ
ーミスタ10によりサーマルヘッド1の温度を、サーミ
スタ11によりインキの温度をそれぞれ検出し、サーミ
スタ10により検出されたサーマルヘッド1の温度およ
びサーミスタ11により検出されたインキの温度とに応
じて印加エネルギーEsの調整を行なう機能を有するも
のである。そして、上記ROMには、図5(b)および
(c)に概略的に示すように、サーマルヘッド1の温度
と通電パルス幅tpとの関係データおよびインキの温度
と通電パルス幅tpとの関係データがデータテーブルと
して記憶されている。
【0064】また、制御装置20は、例えば特開平7−
52515号公報等で開示されているように、サーミス
タ10により検出されたサーマルヘッド1の温度と印刷
濃度設定キー13により設定された印刷濃度とに応じて
印加エネルギーEsの調整を行なう機能を有するもので
ある。そして、上記ROMには、図5(b)および
(d)に概略的に示すように、サーマルヘッド1の温度
と通電パルス幅tpとの関係データおよび印刷濃度と通
電パルス幅tpとの関係データがデータテーブルとして
記憶されている。
【0065】また、制御装置20は、上記実施例3で述
べたように、例えば操作パネルに配設されたマスタ種類
設定キー12により設定されたマスタ3の種類に応じ
て、印加エネルギーEsの調整を行なう機能を有するも
のである。上記ROMには、上記実施例3で述べたよう
な上記フィルムの厚さ(換言すればマスタ感度)と通電
パルス幅tpとの関係データが記憶されている。
【0066】また、制御装置20は、サーミスタ等の環
境温度検知手段14により検出された環境(雰囲気)の
温度に応じて印加エネルギーEsの調整を行なう機能を
有するものであり、上記ROMには、図5(e)に概略
的に示すように、環境の温度と通電パルス幅tpとの関
係データが記憶されている。
【0067】また、制御装置20は、図5(a)にその
他の条件15としての一例として、例えば特開平8−1
32723号公報等で開示されているように、印刷ドラ
ム内インキ種類に応じて印加エネルギーEsの調整を行
なう機能を有しているものである。
【0068】また、制御装置20は、図5(a)にその
他の条件15としての一例として、例えば発熱体2の同
時発熱数の違いによるコモンドロップ補正の機能を有し
ているもの等が挙げられる。さらには、発熱体2への印
加電力Pを可変する補正方式も提案されているが、実使
用上は、制御のし易さなどから発熱体列への通電時間を
制御する方式である通電パルス幅可変制御方式が採られ
ている。
【0069】したがって、上記のようないろいろな制御
方式を同時に実施しようとすると、その通電パルス幅t
pの制御幅を広く設定しておかなければならない。例え
ば、上記のように印字分割数を4分割とし1ラインの印
字周期tlが1.5ms/lineで行なわれる場合、
その4分割された1分割の発熱体列への最大通電時間
(通電パルス幅tp)は0.375msとなり、通電パ
ルス幅tpの可変範囲は0〜0.375msとなる、こ
れを例えば2分割とすれば、その2分割された1分割の
発熱体列への最大の通電パルス幅tpは0.75msと
なり、通電パルス幅tpの可変範囲は0〜0.75ms
となる。
【0070】つまり、このように印字分割数を少なくす
ればその通電パルス幅tpの可変範囲は広く採れること
になる。
【0071】上述したように、通電パルス幅tpとサー
マルヘッド1の発熱体2の寿命に関しては、通電パルス
幅tpを短くしてマスタ3の上記フィルムを穿孔する場
合、発熱体2の寿命が短くなり、条件によっては製品の
寿命を短くすることになる。
【0072】一方、通電パルス幅tpを長くしようとす
ると、上述したように、印字周期tlとマスタ3の副走
査送りピッチpfと発熱体2を加熱するための発熱体通
電パルス幅tpとの間には上記(1)の関係式があり、
最適な穿孔を実現するためには、その通電パルス幅tp
に上限がある。また、以下に述べるように、印字分割数
を少なくすることにより発熱体2の同時通電ドット数が
増えるため、サーマルヘッド1のコモン電極抵抗、また
発熱体2へ電力を供給するまでの電気経路である電線、
サーマルヘッド内リードの持つ電気抵抗によるロス電力
の増加が発生する。
【0073】サーマルヘッド1の発熱体2を発熱させる
ためには、発熱体2の両端に電圧Eを印加し、所定の時
間通電するわけであるが、発熱体用電源22からサーマ
ルヘッド1内の発熱体2までには、サーマルヘッドコモ
ン電極抵抗と電線等の持つ電気抵抗とが存在する。これ
らの電気抵抗は、発熱体2への通電時の電源供給電流I
によりロス電力WLを生じる。このロス電力WLは、以
下の式(2)によって求まる。
【0074】WL=I2×RL (W)…(2) なお、I=E/[(R/n)+RL] WL:サーマルヘッドコモン電極抵抗と電線等の持つ電
気抵抗とによるロス電力(W) I:発熱体用電源22から供給される電源供給電流
(A) RL:サーマルヘッドコモン電極抵抗と電線等の持つ電
気抵抗との和(Ω) E:電源電圧(V) R:サーマルヘッド1の発熱体2の発熱体電気抵抗
(Ω) n:サーマルヘッド1の印字分割された発熱体列に同時
通電される発熱体数上記(2)式より明らかなように、
サーマルヘッドコモン電極抵抗と電線等の持つ電気抵抗
によるロス電力WLは、電源供給電流Iが大きいほど大
きくなる。また、この電流Iは、サーマルヘッド1の発
熱体列の同時通電される数が多いほど大きくなることが
分かる。
【0075】なお、ここでは簡便的にサーマルヘッド1
の発熱体2の電気抵抗の値をRとしたが現実的には、各
発熱体2の素子毎に若干の値の違い(現在のサーマルヘ
ッド製造実力値は±10%のばらつき範囲内にある)が
ある。
【0076】したがって、通電パルス幅tpの長・短に
おける各メリットを生かすためには、通電パルス幅tp
の長・短により印字分割数を最適に制御すればよいこと
が分かる。
【0077】図5(a)において、符号21は、サーマ
ルヘッド1の発熱体列を時分割駆動するための発熱体分
割数制御回路を示している。制御装置20の上記CPU
は、上記した諸機能の他に、発熱体分割数制御回路21
を介して、サーマルヘッド1の発熱体列の印字分割数を
変えるサーマルヘッド印字分割数切換制御手段の機能を
有している。発熱体分割数制御回路21は、サーマルヘ
ッドを駆動するためのロジック回路で構成されており、
上記CPUの指令により、一部ロジック回路の駆動が変
更されることで、サーマルヘッド1の発熱体列の印字分
割数が容易に変更できるように構成されている。
【0078】(実施例6)以下に、通電パルス幅tpの
長・短により印字分割数を最適に制御する内容をその実
施例6と合わせて詳細に説明する。サーマルヘッド1は
A3サイズで、解像度400DPI、発熱体サイズは主
走査×副走査寸法が20×30μm、発熱体2の平均抵
抗値は3800Ωであり、印字周期tlを1.5ms/
line、副走査送りピッチpfは63.5μmを目標
とした。
【0079】この場合、発熱体2への最大の通電パルス
幅tpは、最適な穿孔を得るためには上述の(1)式よ
り、 通電パルス幅tp≦1500×(25/63.5)=5
91(μs) となる。この通電パルス幅tpは上述のように、発熱体
2の寿命の延命、上記フィルムに最適穿孔状態を形成す
る上で最適な値である。
【0080】ここで、図6を参照して、印字周期tl、
通電パルス幅tpと印字分割数に関して、考察する。発
熱体2は、通電パルス幅tpが印加されている間、通電
され発熱するわけであるが、時分割駆動時、各分割毎の
通電パルス幅tpを時間軸上において部分的にオーバー
ラッブさせることはサーマルヘッド1の制御上は容易で
ある。しかしながらこの場合、オーバーラップしている
時間であるオーバーラップ期間tαにおいて、同時に発
熱している発熱体2の発熱数は、分割された発熱体列の
2つもしくはそれ以上の列が通電されていることにな
る。このオーバーラップ期間tαにおいて、分割Aの発
熱体列と分割Bの発熱体列とを合わせた発熱体2が通電
されるため、その通電電流量はオーバーラップされてい
ない他の時間より多くなる。したがってこの電流量の差
により、ロス電力WLにも差が生じ、各発熱体2へも意
図した電力が印加されなくなる。これは意図した穿孔が
なされないと言うことである。また、通電パルス幅tp
はいろいろな補正により逐次変わるわけであり、その条
件によってはオーバーラップ期間tα部分の時間も逐次
変わってしまうので、これを補正しようとしても制御上
困難である。
【0081】したがって、通電パルス幅tpは時間的に
もオーバーラップさせないようにサーマルヘッドを駆動
した方が良く、印字周期tl、通電パルス幅tpと印字
分割数の関係においては、以下の(3)式の関係にある
ことが望ましい。
【0082】印字分割数=印字周期tl(ms/lin
e)÷通電パルス幅tp(ms)…(3)、但し、小数
点以下切り捨て。
【0083】上記(3)式より、印字周期tl=1.5
ms/lineにおいて、発熱体列の印字分割数と通電
パルス幅tpとを算出し、その結果により通電パルス幅
tpの可変範囲を計算すると以下のようになる。 1分割時:0〜1500μs 2分割時:0〜750μs 3分割時:0〜500μs 4分割時:0〜375μs この場合、印字分割数は最大の通電パルス幅tpの最適
値が591μsであるので、この通電パルス幅tpの場
合、必然的に2分割駆動を実施した方がよい。
【0084】上記結果より、いろいろな補正を加味し実
験により求める。この結果、いろいろな補正を加味した
ときの発熱体2へ印加する最大必要エネルギーを通電パ
ルス幅tpを591μsで、印字周期tl=1.5m/
lineおよび通電パルス幅tp=591μsをそれぞ
れ固定し、印加電圧Eを可変にして、最適穿孔状態が得
られる時の印加電圧Eを基にしてその印加電力Pを求め
たところその印加電力Pが0.09Wでのエネルギー条
件であった。次にいろいろな補正を加味したときの発熱
体2へ印加する最低必要エネルギーを印加電力P=0.
09Wで実験により、印字周期tlおよび印加電圧Eを
固定し、通電パルス幅tpを可変にして、印加電力Pが
0.09Wになるようにして求めたところ、通電パルス
幅tpが310μsでのエネルギー条件であった。
【0085】発熱体列の印字分割数については、通電パ
ルス幅tpが375μs〜310μs時の条件において
は、2分割駆動ではなく4分割駆動でも対応できること
が分かる。また、通電パルス幅tpが500μs〜37
5μs時の条件においては、4分割駆動ではなく3分割
駆動でも対応できることが分かる。
【0086】この場合、上述したように分割数は多い
(つまりは、同時に発熱する発熱体数は少ない)方がロ
ス電力WLが少なくなるため、以下のように通電パルス
幅tpによりその印字分割数を可変した。この結果は、
例えば制御装置20の上記ROMに予め関係データとし
て記憶される。 通電パルス幅tp591μs〜501μs時は2分割駆
動 通電パルス幅tp500μs〜376μs時は3分割駆
動 通電パルス幅tp375μs〜310μs時は4分割駆
動 一部説明が前後したが、第2の実施形態における実施例
6の制御方式は、以下のようになる。図4は上記制御方
式のフローを示しており、同図において、まず、制御装
置20の上記CPUは、各種補正条件の状態を検知し読
み込み、それにより予め実験等により決定されている発
熱体2への最適な通電パルス幅tpを決定し、サーマル
ヘッド1に出力する。また、上記CPUは、その通電パ
ルス幅tpにおいて最適な印字分割数を決定し、それに
より発熱体分割数制御回路21を制御しつつ製版をスタ
ート(製版開始)させることになる。
【0087】また、製版中に、例えば全ベタを100%
とする印字率の違いにより、通電パルス幅tpを可変さ
せ、それに応じて印字分割数を自動的に切り換えるよう
に制御することもできる。すなわち、上記印字率が高い
場合には、通電パルス幅tpを小さくして、印字分割数
を増加させるというように制御すればよい。
【0088】次に、印字分割数の違いによりどの程度ロ
ス電力WLが異なるかを試算してみる。通電ドットは各
印字分割時の最大ドット数、つまりは全ベタ印字を想定
した。なお、サーマルヘッドコモン電極抵抗および電線
等の持つ電気抵抗RLは測定の結果0.5Ωであった。
印加電力Pは0.09Wであり、サーマルヘッド1の印
字分割された発熱体列に同時通電される発熱体数nは発
熱体2の総数4608個のの半分である2304個であ
る。印加電圧E=√[0.09(W)×3800
(Ω)]=18.5(V)となる。したがって、2分
割、4分割時のロス電力WLは以下のようになる。
【0089】=2分割時= I=18.5/[(3800/2304)+0.5]=
8.6(A) WL=8.62×0.5=37(W) これが1ライン製版時は2度繰り返されるので、最終的
なロス電力WL=37×2=74(W)となる。
【0090】=4分割時= I=18.5/[(3800/1152)+0.5]=
4.9(A) WL=4.92×0.5=12(W) これが1ライン製版時は4度繰り返されるので、最終的
なロス電力WL=12×4=48(W)となる。
【0091】以上のとおり、サーマルヘッド1の発熱体
列を4分割に印字分割することで1ライン印字当たり7
4−48=26(W)のロス電力を低減できることにな
る。また、上記のように、印字分割数を可変せず4分割
駆動で上記のようないろいろな補正を加味したときの発
熱体2への最大必要エネルギーを実験により算出した。
この結果、通電パルス幅tpは上記印字分割数より最大
375μsであり、この時の印加電力Pは0.14
(W)であった。しかしながら、このエネルギー条件
で、ロス電力WLは低減できるものの、発熱体2への熱
ストレスが大きくなってしまい、望んでいたサーマルヘ
ッド1の発熱体2の寿命を得ることはできなかった。
【0092】以上述べたとおり、上述した第1および第
2の実施形態における各実施例の実験結果のとおり、上
記のようなサーマルヘッド1に対する制御を行なうこと
によって、発熱体2の寿命を延命でき、最適な穿孔が行
なえ、かつ、通電パルス幅tpによりそれに最適な発熱
体列の印字分割数を設定できるのでロス電力WLを低減
できる。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、発熱体を
加熱するための通電パルス幅とサーマルヘッドの印字周
期と副走査送りピッチとが、[通電パルス幅(μs)÷
印字周期(μs/line)]×副走査送りピッチ(μ
m/line)≦25(μm)の関係を満たすことによ
り、最適な通電パルス幅を決定できるので、マスタの熱
可塑性樹脂フィルム部分に目的とする安定した穿孔状態
を得ることができると共に、その穿孔時にサーマルヘッ
ドの発熱体の発熱ピーク温度を必要最低限に抑えて、サ
ーマルヘッドの発熱体の寿命を延命することができる。
【0094】請求項2記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドの発熱体列の印字分割数を任意に変えるサーマルヘ
ッド印字分割数切換制御手段を有することにより、請求
項1記載の発明の効果に加えて、印字分割数を任意に変
えることができる。
【0095】請求項3記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドの発熱体の発熱を時分割駆動する際に、印字分割数
=印字周期(μs/line)÷通電パルス幅(μs)
但し、小数点以下切り捨て、の関係を満たすことによ
り、上記各発明の効果に加えて、印字周期と通電パルス
幅とにより最適な印字分割数が決定できるので、サーマ
ルヘッドの発熱体発熱時のロス電力を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における感熱製版装置
の概略的な構成を示す正面図である。
【図2】第1の実施形態においてマスタの上記フィルム
に形成される穿孔の穿孔径等を定義する模式的な平面図
である。
【図3】第1の実施形態においてマスタの上記フィルム
に形成される穿孔パターンを定義する模式的な平面図で
ある。
【図4】第2の実施形態における印字分割数可変制御を
行なうためのフローチャートである。
【図5】図5(a)は第2の実施形態における印字分割
数可変制御等を行なうためのブロック図を示し、図5
(b)、(c)、(d)、(e)は制御装置に記憶され
ている関係データ等をそれぞれ示す。
【図6】第2の実施形態における印字分割数可変制御に
おいて、通電パルス幅のオーバーラップがある場合と同
オーバーラップがない場合とを比較説明する説明図であ
る。
【図7】実施例1において、サーマルヘッドの発熱体サ
イズと通電パルス幅とをパラメータとしたときの、サー
マルヘッドの発熱体に印加される印加エネルギーの大き
さと主走査穿孔径の大きさとの関係を表したグラフであ
る。
【図8】図7と同一の実験条件において、印加エネルギ
ーの大きさと副走査穿孔径の大きさとの関係を表したグ
ラフである。
【図9】図7および図8に示した各データについて、発
熱体サイズをパラメータとしたときの、主走査穿孔径と
副走査穿孔径との関係を表したグラフである。
【図10】実施例2において、サーマルヘッドの発熱体
サイズと通電パルス幅とをパラメータとしたときの、主
走査穿孔径の大きさとサーマルヘッドの発熱体のピーク
温度との関係を表したグラフである。
【図11】図10と同一の実験条件における副走査穿孔
径の大きさとサーマルヘッドの発熱体のピーク温度との
関係を表したグラフである。
【図12】図10および図11に示した各データについ
て、発熱体サイズを20×20μm、マスタ穿孔径(主
走査穿孔径×副走査穿孔径)=47×50.5μmとな
るときの、通電パルス幅とサーマルヘッドの発熱体のピ
ーク温度との関係を表したグラフである。
【図13】実施例3において、フィルムの厚さと通電パ
ルス幅とをパラメータとしたときの、印加エネルギーの
大きさと主走査穿孔径の大きさとの関係を表したグラフ
である。
【図14】図13に示した全てのデータについて、主走
査穿孔径と副走査穿孔径との関係を表したグラフであ
る。
【図15】実施例4において、通電パルス幅を500μ
sに固定し、発熱体サイズをパラメータとしたときの、
印字周期の大きさと主走査穿孔径の大きさとの関係を表
したグラフである。
【図16】図15と同一の実験条件において、印字周期
の大きさと副走査穿孔径の大きさとの関係を表したグラ
フである。
【図17】実施例4において、通電パルス幅を1000
μsに固定し、発熱体サイズをパラメータとしたとき
の、印字周期の大きさと主走査穿孔径の大きさとの関係
を表したグラフである。
【図18】図17と同一の実験条件において、印字周期
の大きさと副走査穿孔径の大きさとの関係を表したグラ
フである。
【図19】実施例4において、通電パルス幅を1500
μsに固定し、発熱体サイズをパラメータとしたとき
の、印字周期の大きさと主走査穿孔径の大きさとの関係
を表したグラフである。
【図20】図19と同一の実験条件において、印字周期
の大きさと副走査穿孔径の大きさとの関係を表したグラ
フである。
【図21】実施例5において、発熱体サイズを20×3
0μmに、通電パルス幅を500μsにそれぞれ固定
し、印加エネルギーをパラメータとしたときの、印字周
期の大きさと主走査穿孔径の大きさとの関係を表したグ
ラフである。
【図22】図21と同一の実験条件において、印字周期
の大きさと副走査穿孔径の大きさとの関係を表したグラ
フである。
【図23】実施例4において、発熱体サイズが20×3
0μm、通電パルス幅が500μs、印加エネルギーが
49μJ、印字周期が1ms/lineの条件のときの
マスタ穿孔状態を表す写真1である。
【図24】図23と同一の実験条件において、印字周期
のみを1.5ms/lineに変えたときのマスタ穿孔
状態を表す写真2である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 発熱体 3 マスタ 20 サーマルヘッド印字分割数切換制御手段として
の制御装置 Es 印加エネルギー F 副走査方向(マスタ搬送方向) h 穿孔 Lf 主走査穿孔径 Ls 副走査穿孔径 pf 副走査送りピッチ tl 印字周期 tp 通電パルス幅 S 主走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 肇 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1・東北リコー株式会社内 (72)発明者 横山 保光 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1・東北リコー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に配列した複数の発熱体を有す
    るサーマルヘッドを、熱可塑性樹脂フィルムを有するマ
    スタに接触させ、上記主走査方向と直交する副走査方向
    に上記マスタを所定の副走査送りピッチで移動させ、画
    像データに応じて上記発熱体の位置選択的な加熱により
    上記マスタの上記熱可塑性樹脂フィルムを溶融穿孔して
    ドット状の製版画像を上記マスタに形成する感熱製版装
    置において、 上記発熱体を加熱するための通電パルス幅と上記サーマ
    ルヘッドの印字周期と上記副走査送りピッチとが、 [上記通電パルス幅(μs)÷上記印字周期(μs/l
    ine)]×上記副走査送りピッチ(μm/line)
    ≦25(μm)の関係を満たすことを特徴とする感熱製
    版装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の感熱製版装置において、 上記サーマルヘッドの発熱体列は、上記主走査方向にて
    任意の印字分割数に分割して時分割駆動可能であり、 上記印字分割数を変えるサーマルヘッド印字分割数切換
    制御手段を有することを特徴とする感熱製版装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の感熱製版装置において、 上記印字分割数=上記印字周期(μs/line)÷上
    記通電パルス幅(μs)但し、小数点以下切り捨て、の
    関係を満たすことを特徴とする感熱製版装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104608501A (zh) * 2013-11-05 2015-05-13 卡西欧计算机株式会社 印面形成装置及印面形成方法

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