JPH11320959A - 蛍光プリンタ - Google Patents
蛍光プリンタInfo
- Publication number
- JPH11320959A JPH11320959A JP13314798A JP13314798A JPH11320959A JP H11320959 A JPH11320959 A JP H11320959A JP 13314798 A JP13314798 A JP 13314798A JP 13314798 A JP13314798 A JP 13314798A JP H11320959 A JPH11320959 A JP H11320959A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- leaving
- fluorescent
- time
- print head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】蛍光体が有する放置特性にもかかわらず、品質
の良いプリント結果が得られる蛍光プリンタを提供する
こと。 【解決手段】複数の蛍光体からなる蛍光プリントヘッド
(60)を備え、画像データに応じて前記蛍光体を発光させ
て記録媒体を露光する蛍光プリンタにおいて、蛍光体の
放置特性から作成された放置補正テーブル(7d)と、蛍光
体の放置時間を決定する蛍光体動作時間管理部(7g)とを
備え、前記放置時間に応じて前記放置補正テーブルを用
いて前記蛍光体の発光量が補正されることを特徴とす
る。
の良いプリント結果が得られる蛍光プリンタを提供する
こと。 【解決手段】複数の蛍光体からなる蛍光プリントヘッド
(60)を備え、画像データに応じて前記蛍光体を発光させ
て記録媒体を露光する蛍光プリンタにおいて、蛍光体の
放置特性から作成された放置補正テーブル(7d)と、蛍光
体の放置時間を決定する蛍光体動作時間管理部(7g)とを
備え、前記放置時間に応じて前記放置補正テーブルを用
いて前記蛍光体の発光量が補正されることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の蛍光体から
なる蛍光プリントヘッドを備え、画像データに応じて前
記蛍光体を発光させて記録媒体を露光する蛍光プリンタ
に関する。
なる蛍光プリントヘッドを備え、画像データに応じて前
記蛍光体を発光させて記録媒体を露光する蛍光プリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】光に感応する媒体に画像を形成する蛍光
プリンタは、例えば、特開平5−92622号公報に開
示されているように、熱電子を放出するカソード電極
と、グリッド電極と、所定のピッチと大きさでもって蛍
光体が被覆している複数の帯状アノード電極とが真空容
器の中に封入されており、グリッド電極への画像データ
に基づく制御信号の付与により、蛍光体への熱電子の衝
突、つまり蛍光体の発光が制御される。1つの蛍光体が
画像を構成する1つのピクセル、つまり1ドットに対応
しており、高い解像度を得るためには蛍光体の配設ピッ
チを細かくしなければならないので、主走査方向に延び
る蛍光体を複列とし、各列の蛍光体の発光タイミングを
適切に副走査方向の相対移動とあわせることにより、複
列の蛍光体からのドットが副走査方向に一直線上に並ぶ
ように構成されている。
プリンタは、例えば、特開平5−92622号公報に開
示されているように、熱電子を放出するカソード電極
と、グリッド電極と、所定のピッチと大きさでもって蛍
光体が被覆している複数の帯状アノード電極とが真空容
器の中に封入されており、グリッド電極への画像データ
に基づく制御信号の付与により、蛍光体への熱電子の衝
突、つまり蛍光体の発光が制御される。1つの蛍光体が
画像を構成する1つのピクセル、つまり1ドットに対応
しており、高い解像度を得るためには蛍光体の配設ピッ
チを細かくしなければならないので、主走査方向に延び
る蛍光体を複列とし、各列の蛍光体の発光タイミングを
適切に副走査方向の相対移動とあわせることにより、複
列の蛍光体からのドットが副走査方向に一直線上に並ぶ
ように構成されている。
【0003】画像情報に基づく濃度データに応じて変調
された駆動信号を蛍光プリントヘッドに与えることで蛍
光体を所望の光量で発光させ、所望の濃度の画像を記録
媒体に形成することができる。その際、品質の良い記録
画像を得るためには、同じ濃度データの入力に対して
は、どの時点でも、例えば副走査方向のどのドット位置
においても、同じ濃度のドットを形成することが必要で
ある。
された駆動信号を蛍光プリントヘッドに与えることで蛍
光体を所望の光量で発光させ、所望の濃度の画像を記録
媒体に形成することができる。その際、品質の良い記録
画像を得るためには、同じ濃度データの入力に対して
は、どの時点でも、例えば副走査方向のどのドット位置
においても、同じ濃度のドットを形成することが必要で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光体
は、長時間発光させないまま放置すると、放置後の再発
光の光量が標準の発光量に比べて低下し、時間経過とと
もに蛍光体の発光量が徐々回復していく放置特性をもっ
ていることから、長時間駆動してない蛍光プリントヘッ
ドを駆動した場合同じ濃度データであっても副走査方向
に沿って濃度勾配が生じる。このことを説明するため
に、図9には、長時間発光させないまま放置した後に蛍
光体を連続的に駆動した場合の、蛍光体の温度変動及び
記録媒体に形成されたドットの副走査方向の濃度分布が
模式的に示されている。
は、長時間発光させないまま放置すると、放置後の再発
光の光量が標準の発光量に比べて低下し、時間経過とと
もに蛍光体の発光量が徐々回復していく放置特性をもっ
ていることから、長時間駆動してない蛍光プリントヘッ
ドを駆動した場合同じ濃度データであっても副走査方向
に沿って濃度勾配が生じる。このことを説明するため
に、図9には、長時間発光させないまま放置した後に蛍
光体を連続的に駆動した場合の、蛍光体の温度変動及び
記録媒体に形成されたドットの副走査方向の濃度分布が
模式的に示されている。
【0005】蛍光体のこの放置特性は、素子製造上の不
可抗力で蛍光体素子の真空室内に閉じ込められている微
量残留元素(気体状など)の挙動に基づくと考えられて
いる現象であり、その発生機構については、例えば次の
ような推論が成り立つ。すなわち、プリントヘッドの発
光が長時間の放置なしに継続している間は、蛍光体自身
の温度がある程度高温に保持されるので、これらの残留
元素が真空室内を活発に浮遊し続ける結果、残留元素の
存在率は真空室内で均一となり、蛍光体の表面における
存在濃度も極低く、蛍光体に向かって跳ぶ熱電子の動き
を阻止することがないので、正常な発光が得られるが、
他方、プリントヘッドが長時間(例えば30分間など)
発光されずに放置されると、蛍光体素子自身の温度が低
下し(例えば室温に近づく)、そのために真空室内の残
留允素が蛍光体の表面を含む諸処に沈積した状態とな
り、この沈積した残留元素によって、カソードから放射
される熱電子の蛍光体への衝突を阻害するため、結果的
に、温度が上昇するまで蛍光体の発光能力が低くなる。
本発明の目的は、蛍光体が有する前述した放置特性にも
かかわらず、品質の良いプリント結果が得られる蛍光プ
リンタを提供することである。
可抗力で蛍光体素子の真空室内に閉じ込められている微
量残留元素(気体状など)の挙動に基づくと考えられて
いる現象であり、その発生機構については、例えば次の
ような推論が成り立つ。すなわち、プリントヘッドの発
光が長時間の放置なしに継続している間は、蛍光体自身
の温度がある程度高温に保持されるので、これらの残留
元素が真空室内を活発に浮遊し続ける結果、残留元素の
存在率は真空室内で均一となり、蛍光体の表面における
存在濃度も極低く、蛍光体に向かって跳ぶ熱電子の動き
を阻止することがないので、正常な発光が得られるが、
他方、プリントヘッドが長時間(例えば30分間など)
発光されずに放置されると、蛍光体素子自身の温度が低
下し(例えば室温に近づく)、そのために真空室内の残
留允素が蛍光体の表面を含む諸処に沈積した状態とな
り、この沈積した残留元素によって、カソードから放射
される熱電子の蛍光体への衝突を阻害するため、結果的
に、温度が上昇するまで蛍光体の発光能力が低くなる。
本発明の目的は、蛍光体が有する前述した放置特性にも
かかわらず、品質の良いプリント結果が得られる蛍光プ
リンタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、複数の蛍光体からなる蛍光プリントヘッドを備え、
画像データに応じて前記蛍光体を発光させて記録媒体を
露光する蛍光プリンタにおいて、本発明では、蛍光体の
放置特性から作成された放置補正テーブルと、蛍光体の
放置時間を決定する蛍光体動作時間管理部とを備え、前
記放置時間に応じて前記放置補正テーブルを用いて前記
蛍光体の発光量が補正される。
め、複数の蛍光体からなる蛍光プリントヘッドを備え、
画像データに応じて前記蛍光体を発光させて記録媒体を
露光する蛍光プリンタにおいて、本発明では、蛍光体の
放置特性から作成された放置補正テーブルと、蛍光体の
放置時間を決定する蛍光体動作時間管理部とを備え、前
記放置時間に応じて前記放置補正テーブルを用いて前記
蛍光体の発光量が補正される。
【0007】この構成では、蛍光プリントヘッドの蛍光
体が有する前述した放置特性を考慮して、所定時間放置
後の発光において生じる光量不足を補うように、送られ
てくる画像(濃度)データに対して放置補正テーブルを
用いて補正し、蛍光体の点灯時間を長くする。これによ
り、蛍光体の放置特性を原因とする露光むらを低減する
ことができる。
体が有する前述した放置特性を考慮して、所定時間放置
後の発光において生じる光量不足を補うように、送られ
てくる画像(濃度)データに対して放置補正テーブルを
用いて補正し、蛍光体の点灯時間を長くする。これによ
り、蛍光体の放置特性を原因とする露光むらを低減する
ことができる。
【0008】本発明の好適な実施形態の1つでは、前記
放置補正テーブルは、基準の発光量に対する放置後再発
光の発光量の比を所定の時間経過にわたって求めること
で得られた補正値から構成されており、この場合、放置
後再発光していくことで蛍光体の光量が徐々に回復して
いく程度に合わせて蛍光体の光量の増加量が決定される
ので、前もって測定された放置特性曲線に実質的に一致
した補正が可能となる。
放置補正テーブルは、基準の発光量に対する放置後再発
光の発光量の比を所定の時間経過にわたって求めること
で得られた補正値から構成されており、この場合、放置
後再発光していくことで蛍光体の光量が徐々に回復して
いく程度に合わせて蛍光体の光量の増加量が決定される
ので、前もって測定された放置特性曲線に実質的に一致
した補正が可能となる。
【0009】一般的に、蛍光プリントヘッドは時間幅が
可変の駆動信号を受けることにより、記録媒体上に濃度
の異なるドットを形成し、諧調表現を行う。このことか
ら、本発明の好適な実施形態の1つにおいても、前記蛍
光体発光量の補正は、前記蛍光プリントヘッドに供給さ
れる蛍光体駆動信号のパルス幅を放置後再発光からの経
過時間に応じて選択された前記補正値に基づいて長くす
ることによって行われる。この駆動信号のパルス幅の変
更という技術内容には、例えば、一定パルス幅もつ基本
パルス信号を個数を増減することで、最終的な駆動信号
のパルス幅、結果的に蛍光体の点灯時間を変更する技術
も含まれている。
可変の駆動信号を受けることにより、記録媒体上に濃度
の異なるドットを形成し、諧調表現を行う。このことか
ら、本発明の好適な実施形態の1つにおいても、前記蛍
光体発光量の補正は、前記蛍光プリントヘッドに供給さ
れる蛍光体駆動信号のパルス幅を放置後再発光からの経
過時間に応じて選択された前記補正値に基づいて長くす
ることによって行われる。この駆動信号のパルス幅の変
更という技術内容には、例えば、一定パルス幅もつ基本
パルス信号を個数を増減することで、最終的な駆動信号
のパルス幅、結果的に蛍光体の点灯時間を変更する技術
も含まれている。
【0010】蛍光体の放置特性補正は、蛍光プリントヘ
ッドに備えられた蛍光体をグループ分けして、各グルー
プに補正値を与え、同一グループの蛍光体は同じ補正値
を用いるやり方でも、かなりの品質の向上が期待できる
が、各蛍光体がそれぞれ微妙に異なる放置特性を有する
ことを考慮して、本発明の好適実施形態では、前記放置
補正テーブルの補正値が各蛍光体毎に用意され、個別に
補正されることを可能にしている。これにより、蛍光プ
リントヘッドによる全ドットが正確に放置特性補正され
ることになる。
ッドに備えられた蛍光体をグループ分けして、各グルー
プに補正値を与え、同一グループの蛍光体は同じ補正値
を用いるやり方でも、かなりの品質の向上が期待できる
が、各蛍光体がそれぞれ微妙に異なる放置特性を有する
ことを考慮して、本発明の好適実施形態では、前記放置
補正テーブルの補正値が各蛍光体毎に用意され、個別に
補正されることを可能にしている。これにより、蛍光プ
リントヘッドによる全ドットが正確に放置特性補正され
ることになる。
【0011】さらに、本発明の好適な実施形態の1つで
は、前記蛍光体動作時間管理部は、蛍光体の放置時間を
演算する放置時間演算部と、蛍光体の放置後再発光から
の経過時間を演算する経過時間演算部とを備えている。
図9で示された放置特性曲線は、先の発光から次の発光
までの時間によって、その最初の光量低下度が微妙に異
なるので、蛍光体の放置時間を演算する放置時間と蛍光
体の放置後再発光からの経過時間を演算する経過時間の
2つの経過時間をパラメータとして補正値を求めるよう
にすることで、より正確な放置特性補正が達成される。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用い
た実施例の説明により明らかになるだろう。
は、前記蛍光体動作時間管理部は、蛍光体の放置時間を
演算する放置時間演算部と、蛍光体の放置後再発光から
の経過時間を演算する経過時間演算部とを備えている。
図9で示された放置特性曲線は、先の発光から次の発光
までの時間によって、その最初の光量低下度が微妙に異
なるので、蛍光体の放置時間を演算する放置時間と蛍光
体の放置後再発光からの経過時間を演算する経過時間の
2つの経過時間をパラメータとして補正値を求めるよう
にすることで、より正確な放置特性補正が達成される。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用い
た実施例の説明により明らかになるだろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に蛍光プリントヘッド60の
模式的な断面図が示されている。蛍光プリントヘッド6
0は、実際には、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つ
の発光ブロックを備えているが、ここではRの発光ブロ
ックだけを示している。他の2つの発光ブロックも同様
な構成となっている。
模式的な断面図が示されている。蛍光プリントヘッド6
0は、実際には、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つ
の発光ブロックを備えているが、ここではRの発光ブロ
ックだけを示している。他の2つの発光ブロックも同様
な構成となっている。
【0013】透光性材料からなる基板61の内面には、
アルミニウム薄膜からなる第1帯状アノード電極62と
第2帯状アノード電極63が形成されている。この両帯
状アノード電極62、63は、図2からよく理解できる
ように、この蛍光プリントヘッド60によって露光され
る写真印画紙(以下単に印画紙と称す)3の搬送方向に
対して直角となる主走査方向に延設されているととも
に、所定のピッチで矩形の透過孔62a、63aが設け
られている。第1帯状アノード電極62の透過孔62a
と第2帯状アノード電極63の透過孔63aは千鳥状に
配置されている。
アルミニウム薄膜からなる第1帯状アノード電極62と
第2帯状アノード電極63が形成されている。この両帯
状アノード電極62、63は、図2からよく理解できる
ように、この蛍光プリントヘッド60によって露光され
る写真印画紙(以下単に印画紙と称す)3の搬送方向に
対して直角となる主走査方向に延設されているととも
に、所定のピッチで矩形の透過孔62a、63aが設け
られている。第1帯状アノード電極62の透過孔62a
と第2帯状アノード電極63の透過孔63aは千鳥状に
配置されている。
【0014】各透過孔62a、63aには、蛍光体64
が被覆されており、この蛍光体64から間隔をあけて、
主走査方向を横断する方向に蛍光体64に対応する複数
のグリッド電極65が延設されている。このグリッド電
極65には、蛍光体64と対向するエリアに透光部とし
てのスリット孔65aが形成されている。各グリッド電
極65は互いに電気的に独立しており、それぞれに独立
した制御電圧が印加される。グリッド電極65からさら
に離れて、加速電極66が設けられている。この加速電
極66はグリッド電極65のスリット孔65aに対応し
てスリット孔66aを設けている1枚の金属板からな
り、共通の加速電圧が印加される。さらにグリッド電極
65から離れた位置にフィラメントとしての線状カソー
ド電極67が主走査方向に沿って設けられている。蛍光
体64と、第1帯状アノード電極62又は第2帯状アノ
ード電極63と、グリッド電極6と、加速電極66とが
各発光体素子を構成しており、各発光体素子によって照
射される光が印画紙3に1ドットの潜像を形成する。
が被覆されており、この蛍光体64から間隔をあけて、
主走査方向を横断する方向に蛍光体64に対応する複数
のグリッド電極65が延設されている。このグリッド電
極65には、蛍光体64と対向するエリアに透光部とし
てのスリット孔65aが形成されている。各グリッド電
極65は互いに電気的に独立しており、それぞれに独立
した制御電圧が印加される。グリッド電極65からさら
に離れて、加速電極66が設けられている。この加速電
極66はグリッド電極65のスリット孔65aに対応し
てスリット孔66aを設けている1枚の金属板からな
り、共通の加速電圧が印加される。さらにグリッド電極
65から離れた位置にフィラメントとしての線状カソー
ド電極67が主走査方向に沿って設けられている。蛍光
体64と、第1帯状アノード電極62又は第2帯状アノ
ード電極63と、グリッド電極6と、加速電極66とが
各発光体素子を構成しており、各発光体素子によって照
射される光が印画紙3に1ドットの潜像を形成する。
【0015】以上述べた、帯状アノード電極62と6
3、グリッド電極65、加速電極66、カソード電極6
7は、基板61の内面とカバー体68によって作り出さ
れる真空空間に収納されている。基板61の外面には、
蛍光体64に対向してカラーフィルタとしての赤色フィ
ルタ69が設けられている。蛍光体64から放射された
光ビーム70はこの赤色フィルタ69で調光され、セル
フォックレンズ71によって印画紙3上に結像する。
3、グリッド電極65、加速電極66、カソード電極6
7は、基板61の内面とカバー体68によって作り出さ
れる真空空間に収納されている。基板61の外面には、
蛍光体64に対向してカラーフィルタとしての赤色フィ
ルタ69が設けられている。蛍光体64から放射された
光ビーム70はこの赤色フィルタ69で調光され、セル
フォックレンズ71によって印画紙3上に結像する。
【0016】カソード電極67と加速電極66に所定の
電圧を印加した状態で、第1帯状アノード電極62と第
2帯状アノード電極63に所定のタイミングで交互に電
圧を印加し、このタイミングに同期して所望のグリッド
電極65に正の露光信号を印加することで、カソード電
極67から跳び出た熱電子がグリッド電極65の状態に
応じてスリット孔65aを通過し、蛍光体64に衝突す
る。熱電子が衝突した蛍光体64は光を放射し、この光
ビーム70は透過孔を通り、印画紙3に到達すること
で、印画紙3に対して光ビームドット単位の露光を行
う。
電圧を印加した状態で、第1帯状アノード電極62と第
2帯状アノード電極63に所定のタイミングで交互に電
圧を印加し、このタイミングに同期して所望のグリッド
電極65に正の露光信号を印加することで、カソード電
極67から跳び出た熱電子がグリッド電極65の状態に
応じてスリット孔65aを通過し、蛍光体64に衝突す
る。熱電子が衝突した蛍光体64は光を放射し、この光
ビーム70は透過孔を通り、印画紙3に到達すること
で、印画紙3に対して光ビームドット単位の露光を行
う。
【0017】例えば、全ての蛍光体64が光を放射した
場合、2列の発光体素子によって、印画紙3は1ドット
幅で一直線上に露光される。印画紙3に対するこのよう
なライン露光を、このプリントヘッド60を副走査方向
に移動させながら行うことにより、印画紙3のプリント
エリアにプリントすべき画像に対応する潜像が形成され
ることになる。その際、各発光体素子の発光特性は、蛍
光体64自身の発光特性や蛍光体64の発光面積や各電
極間の距離などにばらつきによる露光むら(同一の濃度
データに基づいて発光動作させても各発光体素子の光量
が同じでないことから生じる)を補償するため、グリッ
ド電極65に与える駆動信号の時間幅が調整される。こ
れにより、発光体素子に起因する露光むらが取り除かれ
るはずであるが、さらに、プリントヘッド60が連続的
に駆動していない場合には、前述した蛍光体64の放置
特性により、副走査方向での露光開始から露光終了まで
の間で、同じ蛍光体64であってもその発光量が変動す
ることがわかっている。
場合、2列の発光体素子によって、印画紙3は1ドット
幅で一直線上に露光される。印画紙3に対するこのよう
なライン露光を、このプリントヘッド60を副走査方向
に移動させながら行うことにより、印画紙3のプリント
エリアにプリントすべき画像に対応する潜像が形成され
ることになる。その際、各発光体素子の発光特性は、蛍
光体64自身の発光特性や蛍光体64の発光面積や各電
極間の距離などにばらつきによる露光むら(同一の濃度
データに基づいて発光動作させても各発光体素子の光量
が同じでないことから生じる)を補償するため、グリッ
ド電極65に与える駆動信号の時間幅が調整される。こ
れにより、発光体素子に起因する露光むらが取り除かれ
るはずであるが、さらに、プリントヘッド60が連続的
に駆動していない場合には、前述した蛍光体64の放置
特性により、副走査方向での露光開始から露光終了まで
の間で、同じ蛍光体64であってもその発光量が変動す
ることがわかっている。
【0018】このため、本発明による蛍光プリンターで
は、プリントヘッド60を長時間駆動させないまま放置
した後に同一濃度データでもってプリントヘッド60を
駆動し、副走査方向に移動させながら印画紙3を露光し
て得られた各蛍光体64のドットを測定し、得られた実
測値(図9参照)から、各蛍光体64の放置特性(光量
の落ち込み度)を補償する補正値を作成し、所定時間放
置後にプリントヘッド60を駆動する場合この補正値を
使って、放置特性に基づく光量の落ち込みを各蛍光体毎
に補償する。
は、プリントヘッド60を長時間駆動させないまま放置
した後に同一濃度データでもってプリントヘッド60を
駆動し、副走査方向に移動させながら印画紙3を露光し
て得られた各蛍光体64のドットを測定し、得られた実
測値(図9参照)から、各蛍光体64の放置特性(光量
の落ち込み度)を補償する補正値を作成し、所定時間放
置後にプリントヘッド60を駆動する場合この補正値を
使って、放置特性に基づく光量の落ち込みを各蛍光体毎
に補償する。
【0019】図3には、放置特性を補償するための補正
値からなる放置補正テーブルの1例が示されており、こ
こでは、縦軸項目にはプリントヘッド60を構成する全
ての発光体素子が割り当てられており、横軸項目にはプ
リントヘッド60の放置後再駆動(発光動作)からの経
過時間、つまり副走査方向の時間(移動)ポイントが割
り当てられている。例えば、放置特性を考慮しなければ
ならない程度の放置時間を経過後プリントヘッド60を
再駆動させた時の最初の露光ポイントにおける発光体素
子No.1は放置後の再発光では、連続動作発光時での
最適光量の75%程度となので、発光体素子No.1の
補正値は1.3となっており、実際の濃度データから算
出される点灯時間を1.3倍長くされる。同様に、発光
体素子No.2の点灯時間は、実際の濃度データから算
出される点灯時間より1.4倍される。次の副走査方向
のドット形成のためには、移動(時間)ポイント2の補
正値が用いられ、副走査に伴って次々に隣の列の補正値
が利用されていく。
値からなる放置補正テーブルの1例が示されており、こ
こでは、縦軸項目にはプリントヘッド60を構成する全
ての発光体素子が割り当てられており、横軸項目にはプ
リントヘッド60の放置後再駆動(発光動作)からの経
過時間、つまり副走査方向の時間(移動)ポイントが割
り当てられている。例えば、放置特性を考慮しなければ
ならない程度の放置時間を経過後プリントヘッド60を
再駆動させた時の最初の露光ポイントにおける発光体素
子No.1は放置後の再発光では、連続動作発光時での
最適光量の75%程度となので、発光体素子No.1の
補正値は1.3となっており、実際の濃度データから算
出される点灯時間を1.3倍長くされる。同様に、発光
体素子No.2の点灯時間は、実際の濃度データから算
出される点灯時間より1.4倍される。次の副走査方向
のドット形成のためには、移動(時間)ポイント2の補
正値が用いられ、副走査に伴って次々に隣の列の補正値
が利用されていく。
【0020】この実施形態では、濃度データは8bit
(256)の諧調度であらわされており、その値分だけ
基準パルスを供給することにより所望の濃度が得られる
時間幅の制御信号がグリッド電極65に与えられる。例
えば、諧調度の値が低いとほとんど印画紙3は露光され
ずほとんど白のままのドットとなり、諧調度の値が大き
いと印画紙3は長時間露光され濃いドットとなる。大き
な値の補正値をもった時間ポイントでは、補正後の値が
256を越える場合があるが、それらの値は256とす
る。これは、256に近い値では、視覚的にそれほど大
きな差として認められないからである。写真プリントな
どで特に重要なのは中間諧調領域での正確な補正であ
り、上述した補正方式によって中間諧調領域の正確な放
置特性補正は達成できる。図3の例では、発光体素子N
o.1のための濃度データが100であれば、補正の結
果130となり、実際には基準パルス130個分の時間
幅で発光体素子No.1が点灯し、発光体素子No.2
のための濃度データが150であれば、補正の結果21
0となり、実際には基準パルス210個分の時間幅で発
光体素子No.2が点灯する。このような補正が、副走
査方向のすべての露光ポイントで行われ、プリントエリ
ア全体にわたる発光体素子毎の放置補正が行われる。
(256)の諧調度であらわされており、その値分だけ
基準パルスを供給することにより所望の濃度が得られる
時間幅の制御信号がグリッド電極65に与えられる。例
えば、諧調度の値が低いとほとんど印画紙3は露光され
ずほとんど白のままのドットとなり、諧調度の値が大き
いと印画紙3は長時間露光され濃いドットとなる。大き
な値の補正値をもった時間ポイントでは、補正後の値が
256を越える場合があるが、それらの値は256とす
る。これは、256に近い値では、視覚的にそれほど大
きな差として認められないからである。写真プリントな
どで特に重要なのは中間諧調領域での正確な補正であ
り、上述した補正方式によって中間諧調領域の正確な放
置特性補正は達成できる。図3の例では、発光体素子N
o.1のための濃度データが100であれば、補正の結
果130となり、実際には基準パルス130個分の時間
幅で発光体素子No.1が点灯し、発光体素子No.2
のための濃度データが150であれば、補正の結果21
0となり、実際には基準パルス210個分の時間幅で発
光体素子No.2が点灯する。このような補正が、副走
査方向のすべての露光ポイントで行われ、プリントエリ
ア全体にわたる発光体素子毎の放置補正が行われる。
【0021】以下、本発明による蛍光プリントヘッド6
0を蛍光プリンターとしてとして採用したプリンタープ
ロセッサーを説明する。図4に示す概略ブロック図から
明らかなように、プリンタープロセッサーには、写真用
フィルム2の画像を感光材料としての印画紙3に対して
露光ポイント1において投影露光する光学露光装置20
と、同じ露光ポイント1においてデジタル画像データに
応じて画像を印画紙3に露光するデジタル露光装置とし
ての蛍光プリンター30と、露光ポイント1で露光され
た印画紙3を現像する現像処理部5、印画紙3を印画紙
マガジン4から露光ポイント1を経て現像処理部5へ搬
送する印画紙搬送機構6及び、プリンタープロセッサー
1の各部の制御等を行うコントローラ7が備えられてい
る。露光ポイント1には印画紙3に対する光学露光装置
20による露光エリアを決定するペーパーマスク40が
設けられ、コントローラ7には各種の情報入力を行うた
めの操作卓8及び画像や文字を表示させるモニタ9が接
続されている。コントローラ7と通信可能に接続されて
いるサブコントローラ107は、コントローラ7の補助
的な働きを行うものである。
0を蛍光プリンターとしてとして採用したプリンタープ
ロセッサーを説明する。図4に示す概略ブロック図から
明らかなように、プリンタープロセッサーには、写真用
フィルム2の画像を感光材料としての印画紙3に対して
露光ポイント1において投影露光する光学露光装置20
と、同じ露光ポイント1においてデジタル画像データに
応じて画像を印画紙3に露光するデジタル露光装置とし
ての蛍光プリンター30と、露光ポイント1で露光され
た印画紙3を現像する現像処理部5、印画紙3を印画紙
マガジン4から露光ポイント1を経て現像処理部5へ搬
送する印画紙搬送機構6及び、プリンタープロセッサー
1の各部の制御等を行うコントローラ7が備えられてい
る。露光ポイント1には印画紙3に対する光学露光装置
20による露光エリアを決定するペーパーマスク40が
設けられ、コントローラ7には各種の情報入力を行うた
めの操作卓8及び画像や文字を表示させるモニタ9が接
続されている。コントローラ7と通信可能に接続されて
いるサブコントローラ107は、コントローラ7の補助
的な働きを行うものである。
【0022】印画紙3をロール状に収納している印画紙
マガジン4から引き出された印画紙3は、光学露光装置
20又は蛍光プリンター30或いは両方の露光装置で露
光された後、現像処理部5にて現像され、一駒分の画像
情報を含む大きさに切断されて排出される。もちろん、
露光前に印画紙3を必要な長さに切断する構成を採用し
ても良い。以下、各構成要素について説明する。
マガジン4から引き出された印画紙3は、光学露光装置
20又は蛍光プリンター30或いは両方の露光装置で露
光された後、現像処理部5にて現像され、一駒分の画像
情報を含む大きさに切断されて排出される。もちろん、
露光前に印画紙3を必要な長さに切断する構成を採用し
ても良い。以下、各構成要素について説明する。
【0023】光学露光装置20には、ハロゲンランプで
構成された光学露光用光源21、フィルム2に照射する
光の色バランスを調整する調光フィルタ22、調光フィ
ルタ22を通過した光を均一に混色するミラートンネル
23、フィルム2の画像を印画紙3上に結像させる焼付
レンズ24及びシャッタ25が露光光路をなす同一光軸
上に設けられている。
構成された光学露光用光源21、フィルム2に照射する
光の色バランスを調整する調光フィルタ22、調光フィ
ルタ22を通過した光を均一に混色するミラートンネル
23、フィルム2の画像を印画紙3上に結像させる焼付
レンズ24及びシャッタ25が露光光路をなす同一光軸
上に設けられている。
【0024】フィルム2に形成されている画像を読み取
るスキャナ10が、光学露光装置20に対してフィルム
搬送経路上流側に設けられている。このスキャナ10
は、フィルム2に対して白色光を照射し、その反射光あ
るいは透過光の強度を赤色,緑色,青色の3原色に分解
して、例えばCCDラインセンサ又はCCDイメージセ
ンサ等で画像の濃度を測定するものである。このスキャ
ナ10によって読み取られた画像情報は、コントローラ
7に送られて、露光された印画紙3に形成される画像の
シミュレート画像をモニタ9に表示するために用いられ
る。
るスキャナ10が、光学露光装置20に対してフィルム
搬送経路上流側に設けられている。このスキャナ10
は、フィルム2に対して白色光を照射し、その反射光あ
るいは透過光の強度を赤色,緑色,青色の3原色に分解
して、例えばCCDラインセンサ又はCCDイメージセ
ンサ等で画像の濃度を測定するものである。このスキャ
ナ10によって読み取られた画像情報は、コントローラ
7に送られて、露光された印画紙3に形成される画像の
シミュレート画像をモニタ9に表示するために用いられ
る。
【0025】図5に詳しく示されているように、蛍光プ
リンター30には、前述した構造を有するRの発光ブロ
ック32とGの発光ブロック33とBの発光ブロック3
4からなる蛍光プリントヘッド60と、この蛍光プリン
トヘッド60を印画紙3の搬送方向に走査するための往
復移動機構50が備えられている。蛍光プリントヘッド
60の各発光ブロックはコントローラ7と接続されてお
り、往復移動機構50の駆動系はサブコントローラ10
7と接続されている。コントローラ7による蛍光体64
の制御及び往復移動機構50を介してサブコントローラ
107による蛍光プリントヘッド60の副走査方向での
走査制御に基づいて画像データや文字データが印画紙3
にカラー露光される。
リンター30には、前述した構造を有するRの発光ブロ
ック32とGの発光ブロック33とBの発光ブロック3
4からなる蛍光プリントヘッド60と、この蛍光プリン
トヘッド60を印画紙3の搬送方向に走査するための往
復移動機構50が備えられている。蛍光プリントヘッド
60の各発光ブロックはコントローラ7と接続されてお
り、往復移動機構50の駆動系はサブコントローラ10
7と接続されている。コントローラ7による蛍光体64
の制御及び往復移動機構50を介してサブコントローラ
107による蛍光プリントヘッド60の副走査方向での
走査制御に基づいて画像データや文字データが印画紙3
にカラー露光される。
【0026】ペーパーマスク40それ自体は、公知なも
のであり、詳しい説明は省略するが、図6と図7に概略
的に示すように、印画紙3の搬送方向に平行に延びてい
るとともに搬送方向の横断方向に往復移動可能な上辺部
材41と下辺部材42、印画紙3の搬送方向の横断方向
に延びているとともに搬送方向に往復移動可能な左辺部
材43と右辺部材44、これらの部材を支持している基
台45を備えており、上辺部材41と下辺部材42の間
隔によって印画紙3の幅方向の露光範囲が、左辺部材4
3と右辺部材44の間隔によって印画紙3の長さ方向の
露光範囲が決定される。上辺部材41、下辺部材42、
左辺部材43、右辺部材44の動きは、図示されていな
い駆動機構を介してコントローラ7によって制御され
る。
のであり、詳しい説明は省略するが、図6と図7に概略
的に示すように、印画紙3の搬送方向に平行に延びてい
るとともに搬送方向の横断方向に往復移動可能な上辺部
材41と下辺部材42、印画紙3の搬送方向の横断方向
に延びているとともに搬送方向に往復移動可能な左辺部
材43と右辺部材44、これらの部材を支持している基
台45を備えており、上辺部材41と下辺部材42の間
隔によって印画紙3の幅方向の露光範囲が、左辺部材4
3と右辺部材44の間隔によって印画紙3の長さ方向の
露光範囲が決定される。上辺部材41、下辺部材42、
左辺部材43、右辺部材44の動きは、図示されていな
い駆動機構を介してコントローラ7によって制御され
る。
【0027】蛍光プリントヘッド60のための往復移動
機構50は、ペーパーマスク40の基台45に取り付け
られており、その基本的な構成要素は、蛍光プリントヘ
ッド60の両側端部に設けられたガイド部材51、ガイ
ド部材51に設けられたガイド孔51aに挿通されるガ
イドレール52、一方のガイド部材51に設けらたワイ
ヤー留め具53、端部をワイヤー留め具53に固定され
たワイヤー54、ワイヤー54を掛け回しているととも
に基台45の両端に配置されているスプロケット55、
一方のスプロケット55をサブコントローラ107の制
御に基づいて回転させるパルスモータ56である。パル
スモータ56の回転は、ワイヤー54の動きを通じて蛍
光プリントヘッド60をガイドレール52に沿って移動
させる。
機構50は、ペーパーマスク40の基台45に取り付け
られており、その基本的な構成要素は、蛍光プリントヘ
ッド60の両側端部に設けられたガイド部材51、ガイ
ド部材51に設けられたガイド孔51aに挿通されるガ
イドレール52、一方のガイド部材51に設けらたワイ
ヤー留め具53、端部をワイヤー留め具53に固定され
たワイヤー54、ワイヤー54を掛け回しているととも
に基台45の両端に配置されているスプロケット55、
一方のスプロケット55をサブコントローラ107の制
御に基づいて回転させるパルスモータ56である。パル
スモータ56の回転は、ワイヤー54の動きを通じて蛍
光プリントヘッド60をガイドレール52に沿って移動
させる。
【0028】図8に蛍光プリントヘッド60による印画
紙3の露光制御を模式的に説明するブロック図が示され
ている。コントローラ7には、デジタルカメラ、スキャ
ナー、CDなどデジタル画像を収得するための機器と接
続される画像データ入力ポート7a、入力された画像デ
ータやビット化された文字データを画像処理するととも
にドット単位で256段階(8ビット)に区分された濃
度データを作り出す画像処理部7b、蛍光プリントヘッ
ド60の駆動条件を設定するプリンター制御部7cと、
前述した値(図3参照)をプリンター制御部7cからア
クセス可能に格納しているEEPROMなどのメモリー
ディバイスで構成される放置補正テーブル7dと、プリ
ントヘッド60の蛍光体64の放置時間を決定する蛍光
体動作時間管理部7gが備えられている。プリンター制
御部7cは、カソード電圧を制御するカソード制御部9
1とグリッド電圧を制御するグリッド制御部92とアノ
ード電圧を制御するアノード制御部93を備えており、
蛍光体動作時間管理部7gは蛍光体の放置時間を演算す
る放置時間演算部94と、蛍光体の放置後再発光からの
経過時間を演算する経過時間演算部95とを備えてい
る。この経過時間演算部で求められる経過時間として、
副走査は等速で行われるので、副走査方向での移動ポイ
ント、つまり、最初のドットから副走査方向で何番目の
ドットかを示す序数を用いてもよい。
紙3の露光制御を模式的に説明するブロック図が示され
ている。コントローラ7には、デジタルカメラ、スキャ
ナー、CDなどデジタル画像を収得するための機器と接
続される画像データ入力ポート7a、入力された画像デ
ータやビット化された文字データを画像処理するととも
にドット単位で256段階(8ビット)に区分された濃
度データを作り出す画像処理部7b、蛍光プリントヘッ
ド60の駆動条件を設定するプリンター制御部7cと、
前述した値(図3参照)をプリンター制御部7cからア
クセス可能に格納しているEEPROMなどのメモリー
ディバイスで構成される放置補正テーブル7dと、プリ
ントヘッド60の蛍光体64の放置時間を決定する蛍光
体動作時間管理部7gが備えられている。プリンター制
御部7cは、カソード電圧を制御するカソード制御部9
1とグリッド電圧を制御するグリッド制御部92とアノ
ード電圧を制御するアノード制御部93を備えており、
蛍光体動作時間管理部7gは蛍光体の放置時間を演算す
る放置時間演算部94と、蛍光体の放置後再発光からの
経過時間を演算する経過時間演算部95とを備えてい
る。この経過時間演算部で求められる経過時間として、
副走査は等速で行われるので、副走査方向での移動ポイ
ント、つまり、最初のドットから副走査方向で何番目の
ドットかを示す序数を用いてもよい。
【0029】プリントヘッド60を用いた露光の要請が
あれば、プリンター制御部7cは、放置時間演算部94
にアクセスし、前回のプリントヘッド60の動作終了時
からの放置時間を受け取る。この放置時間が前もって設
定されたしきい値としての所定時間例えば、30分を越
えていると、蛍光体64の放置特性が顕著になるので、
放置補正テーブル7dを用いた各発光体素子の駆動時間
を補正する。その補正処理では、発光駆動されるべき発
光体素子と、経過時間演算部95によって与えられる副
走査方向移動の経過時間(又は経過ポイント)とをアド
レスデータとして、放置補正テーブル7dから補正値を
読み出し、この補正値で発光駆動されるべき発光体素子
のための送られてきた濃度(画像)データを補正し、こ
の補正された値を、グリッド制御部92は、プリントヘ
ッドドライバー7eへ送る。このようにして補正され
て、プリントヘッドドライバー7eへ送られた各色のデ
ータはそこで駆動パルス幅に変換され、蛍光プリントヘ
ッド60のR発光ブロック32、G発光ブロック33、
B発光ブロック34に送られる。
あれば、プリンター制御部7cは、放置時間演算部94
にアクセスし、前回のプリントヘッド60の動作終了時
からの放置時間を受け取る。この放置時間が前もって設
定されたしきい値としての所定時間例えば、30分を越
えていると、蛍光体64の放置特性が顕著になるので、
放置補正テーブル7dを用いた各発光体素子の駆動時間
を補正する。その補正処理では、発光駆動されるべき発
光体素子と、経過時間演算部95によって与えられる副
走査方向移動の経過時間(又は経過ポイント)とをアド
レスデータとして、放置補正テーブル7dから補正値を
読み出し、この補正値で発光駆動されるべき発光体素子
のための送られてきた濃度(画像)データを補正し、こ
の補正された値を、グリッド制御部92は、プリントヘ
ッドドライバー7eへ送る。このようにして補正され
て、プリントヘッドドライバー7eへ送られた各色のデ
ータはそこで駆動パルス幅に変換され、蛍光プリントヘ
ッド60のR発光ブロック32、G発光ブロック33、
B発光ブロック34に送られる。
【0030】実質的にプリントヘッド60が連続的に動
作しており、その放置時間が前述したしきい値より大幅
に短い場合、蛍光体64の放置特性を考慮する必要がな
いので、送られてきた濃度(画像)データは放置補正さ
れずに、プリントヘッドドライバー7eへ送られる。
作しており、その放置時間が前述したしきい値より大幅
に短い場合、蛍光体64の放置特性を考慮する必要がな
いので、送られてきた濃度(画像)データは放置補正さ
れずに、プリントヘッドドライバー7eへ送られる。
【0031】また、放置時間が、数分から30分の間
で、放置特性がそれほど顕著ではないが無視できない場
合では、前述した方法で放置補正テーブル7dから得ら
れる補正値を小さくした上で補正することで、弱い放置
補正をしてもよい。このような強弱をつけた放置補正
は、放置時間をパラメータとする関数で重みを定義し、
この重みを各補正値に乗じるとよい。先の例では、この
重み関数は、放置時間が30分を越えると重みが1とな
り、それより放置時間が短くなるにつれ小さくなる関数
で、実験的に予め求めておくと良い。
で、放置特性がそれほど顕著ではないが無視できない場
合では、前述した方法で放置補正テーブル7dから得ら
れる補正値を小さくした上で補正することで、弱い放置
補正をしてもよい。このような強弱をつけた放置補正
は、放置時間をパラメータとする関数で重みを定義し、
この重みを各補正値に乗じるとよい。先の例では、この
重み関数は、放置時間が30分を越えると重みが1とな
り、それより放置時間が短くなるにつれ小さくなる関数
で、実験的に予め求めておくと良い。
【0032】さらにコントローラ7にはサブコントロー
ラ107の通信ポート107aと接続されている通信ポ
ート7fが備えられている。サブコントローラ107に
は蛍光プリントヘッド60の走査速度とタイミングに関
する制御信号を生成する走査制御部107bが備えられ
ており、サブコントローラ107はコントローラ7と連
係して、出力ポート107cとモータドライバー107
dを介してパルスモータ56に制御信号を送る。このコ
ントローラ7とサブコントローラ107の連係により、
印画紙3の所定位置に蛍光プリントヘッド60による画
像焼付が行われる。
ラ107の通信ポート107aと接続されている通信ポ
ート7fが備えられている。サブコントローラ107に
は蛍光プリントヘッド60の走査速度とタイミングに関
する制御信号を生成する走査制御部107bが備えられ
ており、サブコントローラ107はコントローラ7と連
係して、出力ポート107cとモータドライバー107
dを介してパルスモータ56に制御信号を送る。このコ
ントローラ7とサブコントローラ107の連係により、
印画紙3の所定位置に蛍光プリントヘッド60による画
像焼付が行われる。
【0033】次に、このプリンタープロセサーの概略的
な動作を説明する。モータ12によって駆動されるロー
ラ11によってフィルム2が光学露光装置20に供給さ
れる際、スキャナ10にて読み取ったフィルム2の画像
情報に基づいて、コントローラ7が調光フィルタ22を
制御する。これにより、光源21の照射光をフィルム2
の画像の色濃度に応じた色バランスに調整する。光学露
光装置20では、その調整後の光によりフィルム2を照
射し、フィルム2の画像情報を透過光として露光ポイン
ト1に位置する印画紙3に照射し、印画紙3にフィルム
2の画像を焼き付ける。必要な場合、光学露光装置20
による焼付エリアの周辺部に蛍光プリンター30の蛍光
プリントヘッド60の走査により、付加的な文字やロゴ
マークなどのイラストが焼き付けられる。もちろん、デ
ジタルカメラによって撮像された画像を印画紙3にプリ
ントする場合などでは、露光ポイント1に位置する印画
紙3に対して、蛍光プリンター30のみが焼き付けを行
うことになる。
な動作を説明する。モータ12によって駆動されるロー
ラ11によってフィルム2が光学露光装置20に供給さ
れる際、スキャナ10にて読み取ったフィルム2の画像
情報に基づいて、コントローラ7が調光フィルタ22を
制御する。これにより、光源21の照射光をフィルム2
の画像の色濃度に応じた色バランスに調整する。光学露
光装置20では、その調整後の光によりフィルム2を照
射し、フィルム2の画像情報を透過光として露光ポイン
ト1に位置する印画紙3に照射し、印画紙3にフィルム
2の画像を焼き付ける。必要な場合、光学露光装置20
による焼付エリアの周辺部に蛍光プリンター30の蛍光
プリントヘッド60の走査により、付加的な文字やロゴ
マークなどのイラストが焼き付けられる。もちろん、デ
ジタルカメラによって撮像された画像を印画紙3にプリ
ントする場合などでは、露光ポイント1に位置する印画
紙3に対して、蛍光プリンター30のみが焼き付けを行
うことになる。
【0034】露光ポイント1で画像を焼き付けられた印
画紙3は、複数のローラ13とこれらのローラ13を駆
動するためにコントローラ7によって制御されるモータ
14を備えた印画紙搬送機構6によって現像処理部5に
搬送され、印画紙3を現像するための処理液を充填した
複数のタンクを順次通過していくことで現像処理され
る。この印画紙搬送機構6は、印画紙マガジン4から引
き出された印画紙3を露光ポイント1の所定の位置に停
止させるためにも機能しているので、露光済みの印画紙
3を連続的に現像処理部5に搬送する方式を採用する場
合、印画紙搬送機構6を露光ポイント1より搬送方向上
流側と下流側とで分割して、それぞれ独立して駆動する
ように構成すればよい。
画紙3は、複数のローラ13とこれらのローラ13を駆
動するためにコントローラ7によって制御されるモータ
14を備えた印画紙搬送機構6によって現像処理部5に
搬送され、印画紙3を現像するための処理液を充填した
複数のタンクを順次通過していくことで現像処理され
る。この印画紙搬送機構6は、印画紙マガジン4から引
き出された印画紙3を露光ポイント1の所定の位置に停
止させるためにも機能しているので、露光済みの印画紙
3を連続的に現像処理部5に搬送する方式を採用する場
合、印画紙搬送機構6を露光ポイント1より搬送方向上
流側と下流側とで分割して、それぞれ独立して駆動する
ように構成すればよい。
【0035】上記実施の形態では、蛍光プリントヘッド
60による印画紙3の所定エリアにわたる露光のため、
蛍光プリントヘッド60が印画紙3上を移動する構成を
採用していたが、これに代えて、蛍光プリントヘッド6
0を露光ポイント1の所定の位置に固定しておき、印画
紙3が移動することによって所定エリアだけ露光走査さ
れる構成を採用することも可能である。この場合、印画
紙3の移動は、コントローラ7からの制御信号に基づい
て印画紙搬送機構6が動作することで行えばよい。
60による印画紙3の所定エリアにわたる露光のため、
蛍光プリントヘッド60が印画紙3上を移動する構成を
採用していたが、これに代えて、蛍光プリントヘッド6
0を露光ポイント1の所定の位置に固定しておき、印画
紙3が移動することによって所定エリアだけ露光走査さ
れる構成を採用することも可能である。この場合、印画
紙3の移動は、コントローラ7からの制御信号に基づい
て印画紙搬送機構6が動作することで行えばよい。
【図1】本発明による蛍光プリンターのプリントヘッド
の一例を示す断面模式図
の一例を示す断面模式図
【図2】図1の矢視Aからみた拡大平面図
【図3】副走査方向移動(時間)ポイント毎の各発光体
素子のための補正データを格納する放置補正テーブルを
説明する説明図
素子のための補正データを格納する放置補正テーブルを
説明する説明図
【図4】本発明による蛍光プリンターを採用したプリン
タープロセッサーの概略ブロック図
タープロセッサーの概略ブロック図
【図5】プリントヘッド部分の概略斜視図
【図6】ペーパーマスクとプリントヘッド用往復移動機
構を示す概略平面図
構を示す概略平面図
【図7】ペーパーマスクとプリントヘッド用往復移動機
構を示す概略側面図
構を示す概略側面図
【図8】蛍光プリンターの発光制御を模式的に説明する
機能ブロック図
機能ブロック図
【図9】放置後の再発光動作時における一つの蛍光体に
よる副走査方向に沿って形成されたドットの濃度を示す
グラフである。
よる副走査方向に沿って形成されたドットの濃度を示す
グラフである。
7c プリンター制御部 7d 放置補正テーブル 7e プリンタードライバー 7g 蛍光体動作時間管理部 60 プリントヘッド 62 第1帯状アノード電極 62a 透過孔 63 第2帯状アノード電極 64 蛍光体 65 グリッド電極 66 加速電極 67 カソード電極 69 カラーフィルタ 71 セルフォックレンズ 91 カソード制御部 92 グリッド制御部 93 アノード制御部 94 放置時間演算部 95 経過時間演算部
Claims (5)
- 【請求項1】複数の蛍光体からなる蛍光プリントヘッド
を備え、画像データに応じて前記蛍光体を発光させて記
録媒体を露光する蛍光プリンタにおいて、 蛍光体の放置特性から作成された放置補正テーブルと、
蛍光体の放置時間を決定する蛍光体動作時間管理部とを
備え、前記放置時間に応じて前記放置補正テーブルを用
いて前記蛍光体の発光量が補正されることを特徴とする
蛍光プリンタ。 - 【請求項2】前記放置補正テーブルは、基準の発光量に
対する放置後再発光の発光量の比を所定の時間経過にわ
たって求めることで得られた補正値から構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の蛍光プリンタ。 - 【請求項3】前記蛍光体発光量の補正は、前記蛍光プリ
ントヘッドに供給される蛍光体駆動信号のパルス幅を放
置後再発光からの経過時間に応じて選択された前記補正
値に基づいて変更することによって行われることを特徴
とする請求項2に記載の蛍光プリンタ。 - 【請求項4】前記放置補正テーブルの補正値が各蛍光体
毎に用意されていることを特徴とする請求項2又は3に
記載の蛍光プリンタ。 - 【請求項5】前記蛍光体動作時間管理部は、蛍光体の放
置時間を演算する放置時間演算部と、蛍光体の放置後再
発光からの経過時間を演算する経過時間演算部とを備え
ていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載
の蛍光プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13314798A JPH11320959A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 蛍光プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13314798A JPH11320959A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 蛍光プリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11320959A true JPH11320959A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15097832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13314798A Pending JPH11320959A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 蛍光プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11320959A (ja) |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP13314798A patent/JPH11320959A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3705512B2 (ja) | マルチビーム作画装置、ならびにマルチビーム作画装置における光量計測方法および光量補正方法 | |
| US6208365B1 (en) | Vacuum fluorescent printer | |
| JPH1199704A (ja) | 印画紙用カラープリントヘッド | |
| JPH11320959A (ja) | 蛍光プリンタ | |
| JP2000229441A (ja) | 露光用プリントヘッドの発光状態検査方法および同方法に用いられるドットパターン | |
| JP3726945B2 (ja) | 蛍光ビーム式露光装置 | |
| JP4078572B2 (ja) | 蛍光プリンター及びこの蛍光プリンターに用いられる蛍光プリントヘッド | |
| JPH11129525A (ja) | 蛍光プリンタ | |
| US20070215788A1 (en) | Exposure apparatus | |
| JPH11129532A (ja) | 蛍光プリンター | |
| JP4088381B2 (ja) | 光ビーム式写真処理装置及びユニフォミティ調整装置から構成されるシステム | |
| JP4300439B2 (ja) | テスト露光ドットラインの濃度値を決定する方法 | |
| JPH11188920A (ja) | 蛍光プリンター | |
| JP4378583B2 (ja) | テスト露光ドットラインの代表濃度値を決定する方法 | |
| JPH11129533A (ja) | 蛍光プリンター | |
| JPH1199703A (ja) | 印画紙用プリントヘッド | |
| JPH11188919A (ja) | 蛍光プリンター | |
| JP4529054B2 (ja) | 画像濃度の補正方法及び写真用露光エンジンの調整方法 | |
| JP2001063135A (ja) | 蛍光ビーム式画像形成装置のための発光ばらつき補正方法及びこの方法を実施する装置 | |
| JPH11188912A (ja) | 露光用プリントヘッドの発光状態検査方法 | |
| JP4378582B2 (ja) | デジタル光プリンタ及びデジタル光プリンタのための輝度補正係数決定方法 | |
| JP3975384B2 (ja) | 輝度補正係数の算出方法とデジタル光プリンタ | |
| JP3871092B2 (ja) | 発光素子補正装置 | |
| JPH11263038A (ja) | 蛍光プリンターの露光方法 | |
| JPH11268330A (ja) | 蛍光プリンター |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050407 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070725 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070809 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071206 |