JPH11321063A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JPH11321063A
JPH11321063A JP10348345A JP34834598A JPH11321063A JP H11321063 A JPH11321063 A JP H11321063A JP 10348345 A JP10348345 A JP 10348345A JP 34834598 A JP34834598 A JP 34834598A JP H11321063 A JPH11321063 A JP H11321063A
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JP
Japan
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ink
plate cylinder
plate
collecting
roller
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Application number
JP10348345A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sato
佐藤  淳
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L41/00Cleaning arrangements or devices

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 損紙の発生を極力抑えることにより、印刷コ
ストの低減を達成することができる孔版印刷装置を提供
すること。 【解決手段】 製版されたマスタを版胴79,80に巻
装し、該版胴79,80にインキを供給し、版胴79,
80及びマスタからインキを滲出させて、用紙Pに印刷
を行う孔版印刷装置1において、版胴79,80の周面
に付着しているインキを該周面から回収するインキ回収
手段250,270と、インキ回収手段250,270
により回収されたインキを一時的に貯溜するインキ貯溜
手段254,274を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穿孔製版されたマ
スタからインキを滲出させて印刷用紙に転移させること
で印刷画像を得る孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属
網体のメッシュスクリーンを1層又は複数層巻装した構
成の回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フィルム(厚み1
〜3μm程度のものが一般的である)に和紙繊維または
合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したもの
からなる多孔性支持体を貼り合わせたラミネート構造の
マスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面をサ
ーマルヘッドで加熱穿孔製版した後に版胴に巻装し、版
胴内部に設けられたインキ供給手段より版胴の内周面に
インキを供給して、プレスローラ等の押圧手段で印刷用
紙を版胴に押圧することにより、版胴開孔部、マスタ穿
孔部より滲出したインキを印刷用紙に転移させて印刷を
行うデジタル式感熱孔版印刷装置がよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の孔版印刷装置で
は、前のマスタ(印刷済みのマスタ)による印刷が終了
した後に次の原稿での穿孔製版が行われ、新しいマスタ
が版胴に自動的に巻装されて次の印刷に進むように構成
されている。このように連続的に印刷が行われる場合に
は、版胴の支持円筒体とメッシュスクリーンとに十分な
量のインキが保持されているので、新しいマスタが巻装
されてもインキが確実に供給され、1枚目から良好な印
刷物を得ることができる。
【0004】しかし、印刷装置を長時間放置した後に、
版胴に新しいマスタを巻装して印刷を行う場合には、版
胴の支持円筒体及びメッシュスクリーンに保持されてい
たインキ中の水分が蒸発してその体積が減少し、新しく
巻装されたマスタの多孔性支持体にインキが浸透して熱
可塑性樹脂フィルムの穿孔部より滲出するまでに時間が
かかる。
【0005】上述の水分の蒸発したインキは、その粘度
が低下してべとついた状態となっており、熱可塑性樹脂
フィルムの穿孔部より滲出して印刷用紙に転移されても
滲みや裏移りの発生原因となるため、特に、印刷用紙の
両面に画像を有する両面印刷においてはこの粘度が低下
したインキが消費されるまでは良好な印刷物を得ること
ができず、新しいマスタに対して良好な印刷画像が得ら
れるだけのインキが供給されるまでに数枚ないし数十枚
の損紙が発生するという問題点があった。
【0006】この場合、放置されたインキの中でも、特
に、空気中に露出している表面積の大きいスクリーン層
のインキや、版胴内周面に付着しているインキの粘度低
下が大きい。よって、本発明の目的は、損紙の発生を極
力抑えることにより、印刷コストの低減を達成すること
ができる孔版印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
製版されたマスタを版胴に巻装し、該版胴にインキを供
給し、版胴及びマスタからインキを滲出させて、用紙に
印刷を行う孔版印刷装置において、版胴の周面に付着し
ているインキを該周面から回収するインキ回収手段と、
インキ回収手段により回収されたインキを一時的に貯溜
するインキ貯溜手段とを有する構成である。
【0008】請求項2記載の発明は、製版されたマスタ
を版胴に巻装し、該版胴にインキを供給し、版胴及びマ
スタからインキを滲出させて、用紙に印刷を行う孔版印
刷装置において、印刷終了時からの経過時間を計時する
計時手段と、経過時間が所定時間を超過した場合に、版
胴の周面に付着しているインキを該周面から回収するイ
ンキ回収手段と、インキ回収手段により回収されたイン
キを一時的に貯溜するインキ貯溜手段とを有する構成で
ある。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の孔版印刷装置において、インキ貯溜手段に貯溜さ
れたインキを使用済みマスタに付着させるインキ付着手
段を有する構成である。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の孔版印刷装置において、インキ貯溜手段に貯溜さ
れたインキを上記版胴内のインキ溜まりに供給するイン
キ再供給手段を有する構成である。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の孔版印刷装置において、インキ貯溜手段に貯溜さ
れているインキ量を検知する回収インキ量検知手段と、
回収インキ量検知手段により、インキ量が所定量よりも
少ないことが検知された場合に、インキ貯溜手段に貯溜
されたインキを上記版胴内のインキ溜まりに供給するイ
ンキ再供給手段と、回収インキ量検知手段により、イン
キ量が所定量以上になったことが検知された場合に、イ
ンキ貯溜手段に貯溜されたインキを使用済みマスタに付
着させるインキ付着手段とを有する構成である。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の孔版印刷装置において、装置本体内の温度を検知
する温度検知手段を有する構成であり、この温度検知手
段により、装置本体内の温度変化が検知されたとき、イ
ンキ再供給手段が、インキ溜まりのインキ粘度が略一定
になるように、再利用されるインキ供給量を温度変化に
応じて調整する。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5または6記載の孔版印刷装置において、イン
キ回収手段によるインキ回収時に、上記版胴内のインキ
溜まりから版胴の周面へのインキ供給量を増大するイン
キ供給量増大手段を有する構成である。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6または7記載の孔版印刷装置において、
第1の版胴と第2の版胴とを有して1工程両面印刷が可
能であり、第1及び第2の版胴の各外周面を互いに接離
する版胴接離手段と、この版胴接離手段の作動を制御す
る制御手段とを有し、インキ回収手段によるインキ回収
後に、制御手段が、第1及び第2の版胴の各外周面を互
いに圧接させるとともに、それぞれ所定回数回転させ
る。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7又は8記載の孔版印刷装置におい
て、上記インキ回収手段が、インキ回収部材と、このイ
ンキ回収部材を上記版胴の周面に対して接離させる接離
手段と、上記インキ回収部材が所定のタイミングで上記
版胴の周面に接触するように上記接離手段を制御する制
御手段とを有する構成である。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8又は9記載の孔版印刷装置にお
いて、上記インキ回収手段がインキ回収部材としての可
撓性を有するインキ回収ブレードを有し、このインキ回
収ブレードの押圧接触のみにより上記版胴の内周面のイ
ンキを掻き取る構成である。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項3記載の
孔版印刷装置において、上記インキ回収手段がインキを
吸収保持可能なインキ回収ローラを有し、上記インキ貯
留手段とインキ付着手段を兼ねる構成である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1乃
至図17に基づいて説明する。図1は本実施形態におけ
る孔版印刷装置1の概略側面図である。図1において、
孔版印刷装置1は、画像読取部2、給紙部3、第1製版
部4、第2製版部5、第1排版部6、第2排版部7、排
紙部8、印刷部9、制御部10、第1インキ回収手段2
50、第2インキ回収手段270から主に構成されてい
る。なお、図1において、図面の煩雑化をさけるため、
両インキ回収手段250,270の図示を省略し、両イ
ンキ回収手段250,270については図2に示す。
【0019】装置本体としての筐体23の上部には、画
像読取部2が配設されている。画像読取部2は、原稿を
載置するコンタクトガラス11、原稿を搬送する原稿搬
送ローラ対12及び原稿搬送ローラ13、搬送される原
稿をガイドするガイド板14,15、原稿をコンタクト
ガラス11に沿って搬送する原稿搬送ベルト16、読み
取られた原稿の排出方向を切り換える切換板17、原稿
画像を走査して読み取る反射ミラー18,19及び蛍光
灯20、走査された画像を集束するレンズ21、集束さ
れた画像を処理するCCD等の画像センサ22から主に
構成されている。画像センサ22は、後述する制御手段
169に接続されており、この画像センサ22からの画
像信号は、図15に示す制御手段169に入力される。
【0020】筐体23の図中、右側中段には、給紙部3
が配設されている。給紙部3は、用紙Pを積載する給紙
トレイ24、用紙Pを1枚ずつ給送する給紙コロ25及
び分離コロ26,27、給送される用紙Pをガイドする
ガイド板28,29、給送された用紙Pの先端をくわえ
込んでタイミングを取った後に給送するレジストローラ
対30、レジストローラ対30によって給送される用紙
Pをガイドするガイド板31,32等から主に構成され
ている。
【0021】給紙部3の上方には、第1製版部4が配設
されている。第1製版部4は、マスタ33をロール状に
巻成してなるマスタロール34、マスタ33を加熱穿孔
製版するサーマルヘッド35、マスタ33をサーマルヘ
ッド35に押圧しつつ搬送し、サーマルヘッド35と共
に第1の製版手段を構成するプラテンローラ36、マス
タ33を切断する切断手段37、マスタ33を搬送する
第1のマスタ搬送手段であるマスタ搬送ローラ対38,
39等から主に構成されている。
【0022】マスタロール34は、その芯部34aを図
示しない支持部材に回転自在に支持されている。プラテ
ンローラ36は、図示しないステッピングモータによっ
て回転駆動される。切断手段37は、可動刃37aが固
定刃37bに対して回転移動あるいは上下動する。
【0023】筐体23の図中、左側中段には、第2製版
部5が配設されている。第2製版部5は、第1製版部4
と同様に、マスタ40をロール状に巻成してなり、芯部
41aを図示しない支持部材に回転自在に支持されたマ
スタロール41、サーマルヘッド42、図示しないステ
ッピングモータによって回転駆動され、サーマルヘッド
42と共に第2の製版手段を構成するプラテンローラ4
3、可動刃44aと固定刃44bとからなる切断手段4
4、第2のマスタ搬送手段であるマスタ搬送ローラ対4
5,46等から主に構成されている。
【0024】第2製版部5の上方には、第1排版部6
と、版胴79の外周面からインキを回収する第1インキ
回収手段250(図2参照)がそれぞれ配設されてい
る。第1排版部6は、上排版部材47、下排版部材4
8、排版ボックス49、圧縮板50等から主に構成され
ている。
【0025】上排版部材47は、駆動ローラ51、従動
ローラ52、無端ベルト53から構成され、駆動ローラ
51が図1において時計回り方向に回転することにより
無端ベルト53が図中の矢印方向に移動する。下排版部
材48も上排版部材47と同様に駆動ローラ54、従動
ローラ55、無端ベルト56から構成されており、駆動
ローラ54が図1において反時計回り方向に回転するこ
とにより無端ベルト56が図中の矢印方向に移動する。
また、下排版部材48は図示しない移動手段によって移
動自在に設けられており、図1に示す位置と駆動ローラ
54の外周面が後述する版胴79の外周面に当接する位
置とに選択的に位置決めされる。使用済みマスタを貯溜
する排版ボックス49は、筐体23に対して着脱自在に
設けられている。排版ボックス49の内部に使用済みマ
スタを押し込む圧縮板50は、図示しない昇降手段によ
って上下動自在に支持されている。
【0026】図2,3に示すように、第1インキ回収手
段250は、版胴79の外周面に接離可能なインキ回収
部材としてのインキ回収ローラ251と、版胴79の内
周面に当接しており、インキ回収ローラ251に対向し
て配設されているバックアップローラ252と、インキ
回収ローラ251の外周面からインキを掻き取るブレー
ド部材253と、インキ回収ローラ251を版胴79の
外周面に対して接離する接離手段としてのローラ接離手
段255と、上述の制御手段169とから主に構成され
ている。ブレード部材253の下方には、ブレード部材
253により掻き取られたインキを貯溜するインキ貯溜
手段としてのインキ回収ボックス254が設けられてい
る。
【0027】ローラ接離手段255は、インキ回収ロー
ラ251の両端を回動自在に支持する一対の揺動アーム
256,256と、この揺動アーム256を軸257を
支軸として揺動させるソレノイド258とから構成され
ている。
【0028】揺動アーム256は、その略中央部が軸2
57を介して筐体23に回動自在に支持されている。揺
動アーム256の一端256aは、略L字状に形成され
ており、この端部にはインキ回収ローラ251とブレー
ド部材253とが取り付けられている。ブレード部材2
53は、弾性部材、例えば、ゴムからなり、インキ回収
ローラ251の表面に当接している。揺動アーム256
の他端256bには、ソレノイド258のプランジャ部
258aが連結されている。
【0029】ソレノイド258は、制御手段169に接
続されており、その作動を制御手段169によって制御
される。すなわち、ソレノイド258が励磁されない状
態では、インキ回収ローラ251が図3中、二点鎖線で
示すように版胴79から離間し、ソレノイド258が励
磁された状態では、インキ回収ローラ251が図3中、
実線で示すように版胴79に圧接する。
【0030】インキ回収ローラ251及びバックアップ
ローラ252は、弾性部材、例えば、ゴムから形成され
ている。バックアップローラ252は、版胴79の周面
に関してインキ回収ローラ251と対向する位置に配置
されており、版胴79の内周面に軽圧接している。バッ
クアップローラ252の両端は、後述する支軸82に固
定された一対のブラケット259,259に回動自在に
支持されている。したがって、バックアップローラ25
2は、版胴79の回転に従動回転する。なお、図2,3
において、揺動アーム256,256及びブラケット2
59,259は一方のみを図示する。
【0031】インキ回収ボックス254は、ブレード部
材253の下方の位置に筐体23に対して着脱可能に取
り付けられている。インキ回収ボックス254の内部に
は、回収したインキを廃棄する際にインキが垂れ流れる
ことを防止するためのインキ吸収性が高い多孔質材26
0が入れられている。多孔質材260は、スポンジ状で
あり、例えば、ポリウレタンからなる。インキ回収ボッ
クス254の底部には、多孔質材260の重量を検知す
る重量センサ261が設けられている。
【0032】重量センサ261は、制御手段169に接
続されており、多孔質材260にインキが吸収されて多
孔質材260の重量が所定の重量を越えると、制御手段
169に信号を出力する。
【0033】インキ回収ボックス254の上方には、イ
ンキ回収ボックス254に回収されたインキを積極的に
多孔質材260に吸収させるための圧縮板262が設け
られている。圧縮板262は、圧縮板50と同様の構成
であり、図示しない昇降手段によって上下動自在に支持
されている。
【0034】図2において、版胴80の図中、右下方に
は、版胴80の外周面からインキを回収する第2インキ
回収手段270が配設されている。第2インキ回収手段
270は、第1インキ回収手段250と略同様の構成で
あるので、第1インキ回収手段250の各部材に対応す
る符号を付すにとどめて、その説明を省略する。なお、
制御手段169は、第2インキ回収手段270の構成要
素でもある。
【0035】第2製版部5の図1中、右下方には第2排
版部7が配設されている。第2排版部7は、第1排版部
6と同様に、上排版部材57、下排版部材58、排版ボ
ックス59、圧縮板60等から主に構成されている。
【0036】上排版部材57及び下排版部材58は、上
排版部材47及び下排版部材48と同様に、駆動ローラ
61、従動ローラ62、無端ベルト63、並びに駆動ロ
ーラ64、従動ローラ65、無端ベルト66からそれぞ
れ構成され、各駆動ローラ61,64の回転により各無
端ベルト63,66が図1中、矢印方向に移動する。ま
た、下排版部材58は図示しない移動手段によって移動
自在に設けられており、図1に示す位置と駆動ローラ6
4の外周面が後述する版胴80の外周面に当接する位置
とに選択的に位置決めされる。排版ボックス59は筐体
23に対して着脱自在であり、圧縮板60は図示しない
昇降手段によって上下動される。
【0037】第2製版部5と第1排版部6との間には排
紙部8が配設されている。排紙部8は、剥離爪67,6
8、ガイド板69,70、排紙搬送部材71、排紙トレ
イ72から主に構成されている。
【0038】版胴79の外周面上より印刷済み用紙Pを
剥離する剥離爪67は、筐体23の図示しない側板に回
動自在に支持されており、その先端を版胴79の外周面
に対して進退自在に設けられている。また、剥離爪68
も剥離爪67と同様に筐体23の図示しない側板に回動
自在に支持されており、その先端を版胴80の外周面に
対して進退自在に設けられている。筐体23の図示しな
い側板に固着されたガイド板69,70は、剥離爪6
7,68によって剥離された印刷済みの用紙Pの搬送を
ガイドする。駆動ローラ73、従動ローラ74、無端ベ
ルト75、吸引ファン76から構成される排紙搬送部材
71は、吸引ファン76の吸引力によって無端ベルト7
5上に用紙Pを吸引し、駆動ローラ73の回転によって
用紙Pを図1中、矢印方向に搬送する。排紙搬送部材7
1によって搬送される用紙Pをその上面に積載する排紙
トレイ72は、用紙Pの幅方向(用紙Pの搬送方向と直
交する方向)に移動自在な一対のサイドフェンス77と
エンドフェンス78とを有しており、折り畳むことによ
って筐体23の内部に収納可能に構成されている。
【0039】筐体23の中央部には印刷部9が配設され
ている。印刷部9は、第1の版胴としての版胴79、第
2の版胴としての版胴80、版胴駆動手段81等から主
に構成されている。
【0040】版胴79は、インキの供給を行うメインパ
イプを兼ねた支軸82をその中心に有しており、その外
周面に第1のマスタ支持板である多孔性支持板83を、
また、内部に第1のインキ供給手段としてのインキ供給
手段84と版胴接離手段としてのインキローラ移動手段
91(図7及び図9参照)とを有している。
【0041】図4に示すように、支軸82の両端部寄り
には、左右対称の形状を呈するフランジ85,85が、
軸受を介して回転自在に取り付けられている。フランジ
85は、図5,6に示すように、その周面の一部に平面
部85aを有しており、その円心部には支軸82の外形
よりも大きく形成された穴部85bが穿設されている。
また、フランジ85の内部には、フランジ85の外形と
相似形状のカム部85cが形成されている。
【0042】各フランジ85,85には、図7に示すよ
うに、各カム部85c,85cの内側に同形のギヤ8
7,142がそれぞれ取り付けられており、各フランジ
85,85は、各ギヤ87,142に取り付けられた軸
受88,88によって支軸82にそれぞれ回転自在に取
り付けられている。
【0043】各フランジ85,85は、各平面部85
a,85aが同一平面となるように支軸82に取り付け
られており、各平面部85a,85a上には、一端に曲
げ部86bを有するステージ部86がネジ止め等の方法
によって取り付けられる。ステージ部86上には、鈎型
の爪部86a,86aが所定の間隔をおいて2個固着さ
れている。
【0044】各フランジ85,85の外周面上には、多
孔性支持板83が、その両側端部を当接させる形で巻装
されている。薄い金属板で構成され、表面に多数の穿孔
を有する多孔性支持板83は、その先端部の各爪部86
a,86aと対応する位置に穴部83a,83aを有し
ており、各穴部83a,83aを各爪部86a,86a
に引っかけ、後端部を各フランジ85,85の各周面と
曲げ部86bとの間に挟まれている。この構成により、
多孔性支持板83は、版胴79の内部より版胴79の半
径方向に応力を受けた場合に、その周面が容易にフラン
ジ85の周面から膨出することが可能となっている。
【0045】また、多孔性支持板83の外周面には、図
8に示すように、メッシュスクリーン89が巻装されて
いる。樹脂あるいは金属網体からなるメッシュスクリー
ン89の一端には、薄い板状の取付板89aが取り付け
られており、他端には薄い板状の可動板89bが取り付
けられている。取付板89aは、ネジ止め等によってス
テージ部86上に固定されており、可動板89bは、引
張バネ89c,89cを介してステージ部86上に移動
自在に取り付けられている。この構成により、メッシュ
スクリーン89は、多孔性支持板83と同様にフランジ
85の周面からの膨出が可能となっている。
【0046】ステージ部86上には、マスタ33の先端
を挟持するクランパ90が配設されている。ステージ部
86に基端を回動自在に支持されたクランパ90は、そ
の自由端部に図示しないマグネットを有しており、ステ
ージ部86に対して磁着可能に設けられている。このク
ランパ90は、版胴79が筐体23にセットされた場合
に、所定の位置において図示しない開閉手段によって開
閉される。
【0047】図7,9に示すように、版胴79の内部に
はインキ供給手段84とインキローラ移動手段91とが
配設されている。インキ供給手段84は、ベース92,
92、第1支持部材93、インキローラ支持部材として
の第2支持部材94、第1のインキローラとしてのイン
キローラ95、ドクターローラ96等から主に構成され
ており、インキローラ移動手段91は、支持板97、ソ
レノイド98、ストッパ99等から主に構成されてい
る。
【0048】板材からなるベース92は、各フランジ8
5,85の内側に位置する支軸82上に、所定の間隔を
おいて2個配設され、2個の取付部材100,100に
よって支軸82にそれぞれ固定されている。
【0049】各ベース92,92間には、第1支持部材
93が配設されている。第1支持部材93は、図10に
示すように、穴93bを有する耳部93a,93aをそ
の両側端部に有しており、その中央部には、揺動軸10
2が挿通固定される穴93cが穿設されている。第1支
持部材93は、各穴93b,93b間に挿通される支持
軸101によって、各ベース92,92に回動自在に支
持されている。また、ベース92と第1支持部材93と
の間には、各端部をベース92と第1支持部材93とに
それぞれ固定された引張バネ104が張設されており、
この引張バネ104の付勢力によって第1支持部材93
には支持軸101を中心に、図9において反時計回り方
向の回動付勢力が付与されている。引張バネ104の付
勢力は、引張バネ89c,89cの付勢力よりも強くな
るように設定されている。
【0050】第2支持部材94は、各ベース92,92
の外側に配設された2枚の側板94a,94aと、各側
板94a,94aを連結する補強部材94bと、各側板
94a,94a間に設けられた係止棒94cとから主に
構成されている。第2支持部材94は、補強部材94b
の中央に配設された軸受94dによって揺動軸102に
揺動自在に支持されている。
【0051】各側板94a,94a間にはインキローラ
95が配設されている。インキローラ95は、支軸95
aによって各側板94a,94aに回転自在に支持され
ており、図示しない駆動手段によって版胴79と同方向
に回転駆動される。また、支軸95aの両端には、カム
部85cと当接するカムフォロア95b,95bが配設
されている。インキローラ95は、各カムフォロア95
b,95bが各カム部85c,85cの凸部と当接した
ときに、その外周面が多孔性支持板83の内周面より離
間し、各カムフォロア95b,95bが各カム部85
c,85cの凸部を離れたときに、その外周面が各フラ
ンジ85,85の外周面より突出するように構成されて
いる。
【0052】インキローラ95の近傍にはドクターロー
ラ96が配設されている。その外周面をインキローラ9
5の外周面に近接配置されたドクターローラ96は各側
板94a,94aに回転自在に支持されており、図示し
ない駆動手段によってインキローラ95と逆方向に回転
駆動される。インキローラ95の外周面とドクターロー
ラ96の外周面との近接部において、支軸82のメイン
パイプ及び後述するインキ供給パイプ120を介して供
給されたインキによって、楔状のインキ溜まり96aが
形成される。
【0053】図7に示すように、インキ溜まり96aの
上方には、インキ溜まり96aのインキ量を検知するイ
ンキ量検知手段としてのセンサ170が配設されてい
る。センサ170は図示しない固定部材によって側板9
4aに固定されている。
【0054】支持板97は、取付部材100と同様の図
示しない取付部材によって各ベース92,92間の略中
央部に位置する支軸82上に固定されている。支持板9
7には、ソレノイド98、ストッパ99、センサ152
が取り付けられている。
【0055】L字形状を呈し、その一端99aが外方へ
鈎型に折れ曲がって形成され、係止棒94cと係合可能
であるストッパ99は、支軸103によってその曲折部
99bを支持板97に回動自在に取り付けられており、
一端99aと曲折部99bとの間に形成された長孔99
cにおいて、ソレノイド98のプランジャ98aと接続
されている。ストッパ99は図示しない付勢手段によっ
て付勢されており、ストッパ99には、支軸103を中
心に、図9において時計回り方向の回動付勢力が付与さ
れている。マイクロスイッチであるセンサ152は、係
止棒94cの位置からインキローラ95の位置を検知す
る。
【0056】版胴79の下方には版胴80が配設されて
いる。版胴80は、インキを供給するメインパイプを兼
ねた支軸105をその中心に有しており、その外周面に
第2のマスタ支持板である多孔性支持板106を、ま
た、内部に第2のインキ供給手段としてのインキ供給手
段107と版胴接離手段としてのインキローラ移動手段
108とを有している。版胴80は、多孔性支持板10
6の外周面が多孔性支持板83の外周面より所定の間隔
(2〜3mm程度)だけ離間した位置に配設される。
【0057】支軸105の両端部寄りには、フランジ8
5と略同形状で略左右対称の形状を呈するフランジ10
9,110が、軸受を介して回転自在に取り付けられて
いる。フランジ109,110は、フランジ85と比較
すると、図7に示すように、その中央部内側にボス10
9a,110aを有している点において相違し、平面部
(図示せず)を有する点及びカム部109b,110b
をそれぞれ有する点において一致している。各ボス10
9a,110aには同形のギヤ111,143がそれぞ
れ取り付けられており、フランジ109はギヤ111に
取り付けられた軸受112によって、また、フランジ1
10はギヤ143に取り付けられた軸受112及びフラ
ンジ110に取り付けられた軸受113によって支軸1
05にそれぞれ回転自在に取り付けられている。
【0058】各フランジ109,110は、フランジ8
5,85と同様に、各平面部が同一平面となるように支
軸105に取り付けられており、各平面部上には図示し
ない爪部とクランパ114を有するステージ部が取り付
けられている。また、各フランジ109,110の外周
面上には、版胴79と同様に、多孔性支持板106と図
示しないメッシュスクリーンとが、各フランジ109,
110の外周面より膨出可能に巻装されている。
【0059】版胴80の内部にはインキ供給手段107
とインキローラ移動手段108とが配設されている。イ
ンキ供給手段107は、ベース115、インキローラ支
持部材116、第2のインキローラとしてのインキロー
ラ117、ドクターローラ118から主に構成されてお
り、インキローラ移動手段108は、支持部材119、
ソレノイド120、ストッパ121等から主に構成され
ている。
【0060】ベース115は、図11に示すように、両
側端部に側壁部115a,115aを有しており、各側
壁部115a,115aには、略U字形状を呈し、支軸
105が嵌合可能な溝115bがそれぞれ形成されてい
る。また、各側壁部115a,115a間の前端部側に
は、各側壁部115a,115aの倒れを防止する棒状
の補強部材115cが取り付けられると共に、ベース1
15の前端中央部には切欠部115dが形成されてい
る。ベース115は、各溝115b,115bを支軸1
05に嵌合させた状態で、取付部材100と同様の図示
しない取付部材によって固定される。
【0061】インキローラ支持部材116は、各側壁部
115a,115aの外側に配設された2枚の側板11
6a,116aと、各側板116a,116aを繋ぐ連
結棒116bと、各側板116a,116a間に設けら
れた係止棒116cとから主に構成されており、支持軸
122によってベース115に揺動自在に支持されてい
る。また、ベース115とインキローラ支持部材116
との間には、各端部をベース115とインキローラ支持
部材116とにそれぞれ固定された引張バネ123が張
設されており、この引張バネ123の付勢力によって、
インキローラ支持部材116には支持軸122を中心
に、図9において時計回り方向の回動付勢力が付与され
ている。引張バネ123の付勢力は、引張バネ104の
付勢力よりも強くなるように設定されている。
【0062】各側板116a,116a間にはインキロ
ーラ117が配設されている。インキローラ117は、
支軸117aによって各側板116a,116aに回転
自在に支持されており、図示しない駆動手段によって版
胴80と同方向に回転駆動される。また、支軸117a
の両端には、各カム部109b,110bと当接するカ
ムフォロア117b,117bが配設されている。イン
キローラ117は、各カムフォロア117b,117b
が各カム部109b,110bの凸部と当接したとき
に、その外周面が多孔性支持板106の内周面より離間
し、各カムフォロア117b,117bが各カム部10
9b,110bの凹部と当接したときに、その外周面が
各フランジ109,110の外周面より突出するように
構成されている。
【0063】インキローラ117の近傍にはドクターロ
ーラ118が配設されている。その外周面をインキロー
ラ117の外周面に近接配置されたドクターローラ11
8は各側板116a,116aに回転自在に支持されて
おり、図示しない駆動手段によってインキローラ117
と逆方向に回転駆動される。インキローラ117の外周
面とドクターローラ118の外周面との近接部におい
て、支軸105のメインパイプ及び後述するインキ供給
パイプ130を介して供給されたインキによって、楔状
のインキ溜まり118aが形成される。
【0064】図7に示すように、インキ溜まり118a
の上方には、インキ溜まり118aのインキ量を検知す
るインキ量検知手段としてのセンサ171が配設されて
いる。センサ171は図示しない固定部材によって側板
116aに固定されている。
【0065】板材を折り曲げて形成した支持部材119
は、ネジ止め等によってベース115の内面に取り付け
られており、支持部材119にはソレノイド120が取
り付けられている。
【0066】ストッパ121は、図12に示すように、
脚部121a,121a、突出部121b、舌片121
c、連結棒121dを一体的に有しており、ベース11
5に固定されたブラケット124,124に、支軸12
5によって各脚部121a,121aを回動自在に支持
されている。また、各脚部121a,121aと各ブラ
ケット124,124との間には引張バネ126,12
6が張設されており、ストッパ121には、支軸125
を中心に、図9において反時計回り方向の回動付勢力が
付与されている。突出部121bは、各脚部121a,
121aを一体的に繋ぐべく、各脚部121a,121
aより突出形成されており、各脚部121a,121a
との接続部における段差部において係止棒116cと係
合可能な形状に形成されている。舌片121cは突出部
121bと一体形成されており、後述するようにインキ
ローラ支持部材116が回動する際に、係止棒116c
と当接可能な位置に設けられている。連結棒121d
は、その両端を各脚部121a,121aの略中央部に
それぞれ固着されており、連結棒121dには、一端を
ソレノイド120のプランジャ120aに回動自在に支
持された作動片127の他端に設けられたピン127a
が係合している。作動片127は、ソレノイド120に
取り付けられた取付部材128の支軸128aに回動自
在に支持されている。
【0067】各版胴79,80の内部には、各支軸8
2,105のメインパイプから各インキ溜まり96a,
118aにインキを供給するインキ供給パイプ129,
130がそれぞれ配設されている。各インキ供給パイプ
129,130は、1箇所の供給口と分岐した4箇所の
吐出口とを有しており、図示しないインキパックから各
版胴79,80用のインキ供給ポンプ265,266
(図15参照)によって供給されたインキをインキ溜ま
り96aとインキ溜まり118aとにそれぞれ供給す
る。
【0068】各版胴79,80は、図7に示すように、
筐体23の側板133に固着された位置決め部材13
4,134に各支軸82,105の一端をそれぞれ位置
決め固定されており、各支軸82,105の他端を筐体
23に対して着脱自在の側板135を介して取付部材1
36,136に取り付けられることにより、筐体23に
位置決め取り付けられている。また、各支軸82,10
5の一端側の各フランジ85,109の外側には、各フ
ランジ85,109と一体的に各支軸82,105に回
転自在に支持された歯付プーリ137,144が軸受1
38,138を介して設けられており、支軸82の他端
側のフランジ85の外側には、支軸82に回転自在に支
持された、側板135との隙間を確保するためのスペー
サ139が、軸受140を介してフランジ85と一体的
に設けられている。
【0069】さらに、版胴79の内部には、歯付プーリ
137に伝達された回転力を、ギヤ87,142を介し
て一端側のフランジ85から他端側のフランジ85へ伝
達するための伝達部材141が配設されている。伝達部
材141は、各ベース92,92に回転自在に支持され
た支軸141a及び支軸141aの両端に固着されたギ
ヤ141b,141cから構成され、ギヤ141bがギ
ヤ87と、ギヤ141cがギヤ142とそれぞれ噛合す
るように配設されている。また、版胴80の内部には、
歯付プーリ144に伝達された回転力を、ギヤ111,
143を介してフランジ109からフランジ110へ伝
達するための伝達部材145が配設されている。伝達部
材145は、各側壁部115a,115aに回転自在に
支持された支軸145a及び支軸145aの両端に固着
されたギヤ145b,145cから構成され、ギヤ14
5bがギヤ111と、ギヤ145cがギヤ143とそれ
ぞれ噛合するように配設されている。
【0070】版胴80の右下方には版胴駆動手段81が
配設されている。版胴駆動手段81は、図13に示すよ
うに、互いに逆方向に回転する2個のモータ146,1
47から主に構成されており、各モータ146,147
の各出力軸146a,147aには歯付プーリ148,
149がそれぞれ取り付けられている。歯付プーリ14
8と歯付プーリ137との間及び歯付プーリ149と歯
付プーリ144との間にはタイミングベルト150,1
51が掛け渡されており、これにより各版胴79,80
は各モータ146,147の回転力を伝達され、互いに
同期して逆方向に回転駆動される。
【0071】筐体23の前面上部には、操作パネル15
3が配設されている。操作パネル153は、図14に示
すように、製版スタートキー154、印刷スタートキー
155、試し刷りキー156、ストップキー157、テ
ンキー158、クリアキー159、拡大縮小キー16
0、印刷速度設定キー161、連写キー162、7セグ
メントLEDからなる表示装置163、LCDからなる
表示装置164の周知の構成の他、印刷モードを両面印
刷モード、表片面印刷モード、裏片面印刷モードの何れ
かに切り換える印刷モード切換キー165と、印刷モー
ドを表示するLEDからなる印刷モード表示手段166
とを有している。操作パネル153の内部には、前回の
印刷動作終了後より製版スタートキー154が押される
までの時間である経過時間を計時する計時手段としての
タイマ267が設けられている。
【0072】筐体23の内部下方には、制御部10が配
設されている。制御部10は、CPU、ROM、RAM
等を有する周知のマイクロコンピュータである制御手段
169より主に構成されており、孔版印刷装置1の動作
を制御する。上述のように、制御手段169は第1イン
キ回収手段250と第2インキ回収手段270の構成要
素を兼ねている。
【0073】図15は、本実施形態に用いられる制御手
段169の制御ブロック図を示している。制御手段16
9は、画像読取部2からの画像データ信号、センサ15
2からの出力信号、インキ量検知センサ170,171
からの出力信号、重量センサ261,281からの出力
信号及び操作パネル153からの制御信号をそれぞれ受
け、ROMに記憶された孔版印刷装置1の動作プログラ
ムに基づいて、給紙部3、第1製版部4、第2製版部
5、第1排版部6、第2排版部7、排紙部8、インキ供
給ポンプ265,266、ソレノイド258,278及
び印刷部9の制御を行う。なお、印刷部9では、各モー
タ146,147を有する版胴駆動手段81と、ソレノ
イド98を有するインキローラ移動手段91と、ソレノ
イド120を有するインキローラ駆動手段108とがそ
れぞれ制御される。
【0074】次に、上述の孔版印刷装置1の印刷動作を
説明する。オペレータは、2枚の原稿を図示しない原稿
受け台にセットし、製版スタートキー154を押す。こ
のとき、前回の印刷動作終了時から作動していたタイマ
267の作動が停止し、この時間信号が制御手段169
に出力される。時間信号を受けた制御手段169は、こ
の時間信号をROMに記憶された閾値と比較し、時間信
号が閾値を越えた場合には放置後の印刷とみなし、RO
Mから放置後印刷時における動作プログラムを呼び出
す。時間信号が閾値以下の場合には、通常印刷時におけ
る動作プログラムを呼び出す。
【0075】まず、通常印刷時における動作を説明す
る。通常印刷時の動作には、両面印刷動作と、片面印刷
動作とがあり、さらに、片面印刷動作には、表片面印刷
動作と裏片面印刷動作とがある。両面印刷動作について
説明する。オペレータにより印刷モード切換キー165
が押されて両面印刷モードが選択される。次に、製版ス
タートキー154が押されると、モータ146が作動し
て版胴79が反時計回り方向に回転し、版胴79の外周
面上に巻装されている使用済みマスタ167が上排版部
材47及び下排版部材48によって剥離され、使用済み
マスタ167は排版ボックス49内に収納された後に圧
縮板50によって圧縮される。版胴79の回転と同時に
モータ147が作動して版胴80が時計回り方向に回転
を開始し、版胴80の外周面上に巻装されている使用済
みマスタ168は、上排版部材57及び下排版部材58
によって版胴80の外周面上より剥離されて排版ボック
ス59内に搬送され、圧縮板60によって圧縮される。
その後、各版胴79,80が給版待機位置まで回転して
停止し、排版動作が完了する。
【0076】画像読取部2では原稿画像の読取動作が行
われる。排版動作完了後、原稿搬送ローラ対12が回転
を開始し、図示しない原稿の上部の1枚がコンタクトガ
ラス11上を搬送される。原稿画像の読み取りは、蛍光
灯20によって露光された反射光を反射ミラー18,1
9によって反射することにより行われ、読み取られた原
稿画像はレンズ21で集光された後に画像センサ22に
入射されて光電変換され、光電変換された電気信号は筐
体23内の図示しないA/D変換器に入力される。画像
を読み取られた原稿は、原稿搬送ベルト16及び原稿搬
送ローラ13によって原稿搬送ベルト16の上部に配設
された図示しない原稿トレイに排出される。
【0077】原稿読取動作に並行して、第1製版部4で
は製版動作が行われる。排版動作完了後、プラテンロー
ラ36とマスタ搬送ローラ対38,39がそれぞれ回転
を開始し、マスタロール34からマスタ33が引き出さ
れる。引き出されたマスタ33は、サーマルヘッド35
を通過する際に製版される。サーマルヘッド35の表面
に整列配置された複数の発熱素子は、A/D変換器及び
その他の図示しない製版基板で各種処理を施された後に
送られてきたデジタル画像信号に応じて各々選択的に発
熱し、マスタ33の熱可塑性樹脂フィルムを加熱溶融穿
孔する。
【0078】そして、プラテンローラ36を回転駆動す
る図示しないステッピングモータのステップ数より、マ
スタ33の先端がステージ部86とクランパ90との間
の所定位置まで到達したと制御手段169が判断する
と、図示しない開閉手段に動作信号が送られてクランパ
90が回動し、ステージ部86とクランパ90とでマス
タ33の先端を挟持する。
【0079】その後、版胴79がマスタ33の搬送速度
と同じ周速度で図1中、時計回り方向に回転し、マスタ
33の版胴79への巻装動作が行われる。そして、図示
しないステッピングモータのステップ数より、1版分の
製版が完了したと制御手段169が判断すると、プラテ
ンローラ36及びマスタ搬送ローラ対38,39の回転
が停止すると共に、可動刃37aが回転移動してマスタ
33が切断される。切断されたマスタ33は版胴79の
回転動作によって引き出され、版胴79が再びホームポ
ジションに到達すると制御手段169からの指令によっ
てモータ146が停止して、版胴79が位置決めされ
る。
【0080】版胴79の位置決め後、原稿搬送ローラ対
12が再び回転を開始し、残り1枚の原稿がコンタクト
ガラス11上を搬送され、上述と同様に読み取られる。
読み取られた原稿は、図示しない原稿トレイに排出され
る。この実施形態では2枚の原稿よりそれぞれ画像を読
み取ったが、1枚の原稿の両面から画像を読み取る場合
には、一方の面の読取完了後、原稿搬送ベルト16及び
原稿搬送ローラ13が回転すると同時に切換板17が図
示しない機構により反時計回り方向に回動することで、
原稿の進行方向が変更されて再度コンタクトガラス11
上に導かれ、他方の面が読み取られるように構成されて
いる。
【0081】原稿読取動作に並行して、第2製版部5で
は第1製版部4と同様に製版動作が行われる。排版動作
完了後、プラテンローラ43とマスタ搬送ローラ対4
5,46がそれぞれ回転を開始し、マスタロール41か
らマスタ40が引き出される。引き出されたマスタ40
は、上述と同様にサーマルヘッド42を通過する際に製
版される。
【0082】そして、プラテンローラ43を回転駆動す
る図示しないステッピングモータのステップ数より、マ
スタ40の先端が所定位置まで到達したと制御手段16
9が判断すると、図示しない開閉手段に動作信号が送ら
れてクランパ114が回動し、ステージ部とクランパ1
14とでマスタ40の先端を挟持する。
【0083】その後、版胴80がマスタ40の搬送速度
と同じ周速度で図1中、反時計回り方向に回転し、マス
タ40の版胴80への巻装動作が行われる。そして、図
示しないステッピングモータのステップ数より、1版分
の製版が完了したと制御手段169が判断すると、プラ
テンローラ43及びマスタ搬送ローラ対45,46の回
転が停止すると共に、可動刃44aが回転移動してマス
タ40が切断される。切断されたマスタ40は版胴80
の回転動作によって引き出され、版胴80が再びホーム
ポジションに到達すると制御手段169からの指令によ
ってモータ147が停止して、版胴80が位置決めされ
る。
【0084】各版胴79,80への給版動作が完了する
と同時に、給紙コロ25、分離コロ26,27が回転す
ると共に各モータ146,147が作動を開始し、給紙
トレイ24上に積載されている用紙Pの最上位の1枚が
レジストローラ対30に向けて分離給送されると共に各
版胴79,80が低速で回転を開始する。分離給送さ
れ、その先端をレジストローラ対30にくわえ込まれた
用紙Pは、レジストローラ対30が所定のタイミングで
回転することにより、各版胴79,80間に給送され
る。
【0085】一方、各版胴79,80の内部では、図示
しない駆動手段によってそれぞれ回転駆動された各イン
キローラ95,117が、各版胴79,80の回転に伴
って同時に揺動する。ソレノイド98への通電を行いつ
つ版胴79(各フランジ85,85)を回転させ、各カ
ム部85c,85cの凸部が各カムフォロア95b,9
5bと当接してインキローラ95が図9中、上方に移動
し、ストッパ99の一端99aと係止棒94cとの間に
隙間が発生すると、プランジャ98aが吸引されてスト
ッパ99が支軸103を中心に図9中、反時計回り方向
に回動される。その後、各カムフォロア95b,95b
が各カム部85c,85cの凸部を通過すると、第1支
持部材93と第2支持部材94とが引張バネ104の付
勢力によって支持軸101を中心に図9中、反時計回り
方向に回動する。この回動によりインキローラ95の外
周面が多孔性支持板83と当接し、多孔性支持板83及
びメッシュスクリーン89が図9中、下方に向けて膨出
する。このとき、センサ152からの信号により、イン
キローラ95が揺動されたことを制御手段169が確認
する。
【0086】また、ソレノイド120への通電を行いつ
つ版胴80(各フランジ109,110)を回転させ、
各カム部109b,110bの凸部が各カムフォロア1
17b,117bと当接してインキローラ117が図9
中、下方に移動し、ストッパ121の突出部121bと
係止棒116cとの間に隙間が発生すると、プランジャ
120aが吸引されてストッパ121が支軸125を中
心に図9中、時計回り方向に回動される。その後、各カ
ムフォロア117b,117bが各カム部109b,1
10bの凸部を通過すると、インキローラ支持部材11
6が引張バネ123の付勢力によって支持軸122を中
心に図9中、時計回り方向に回動する。この回動により
インキローラ117の外周面が多孔性支持板106と当
接し、多孔性支持板106及び図示しないメッシュスク
リーンが図9中、上方に向けて膨出する。
【0087】この各インキローラ95,117の揺動動
作よりやや遅れて、レジストローラ対30から各版胴7
9,80間に向けて用紙Pが給送される。これにより、
多孔性支持板83,多孔性支持板106、メッシュスク
リーン89、図示しないメッシュスクリーン、マスタ3
3、マスタ40及び用紙Pを介してインキローラ95と
インキローラ117とが当接し、用紙Pの両面に印刷画
像が転写される。なお、この当接時において、第2支持
部材94が揺動軸102を中心に揺動することによりイ
ンキローラ95が揺動し、軸方向におけるインキローラ
117との当接が均一に行われる。インキローラ95と
インキローラ117との当接状態を図7及び図16に示
す。
【0088】両面に印刷画像を転写された用紙Pは剥離
爪67または剥離爪68によって版胴79または版胴8
0の外周面上より剥離され、各ガイド板69,70を通
って排紙搬送部材71によって搬送され、排紙トレイ7
2上に排出される。
【0089】印刷後も各版胴79,80は回転を継続す
る。各インキローラ95,117の揺動後、制御手段1
69からの指令により各ソレノイド98,120への通
電が断たれ、各ストッパ99,121は、それぞれの付
勢手段の付勢力により図16に二点鎖線で示す、各係止
棒94c,116cに当接する位置にそれぞれ移動す
る。
【0090】そして、版胴79の回転により各カムフォ
ロア95b,95bが各カム部85c,85cの凸部と
再び当接すると、第1支持部材93と第2支持部材94
とが支持軸101を中心に図16中、時計回り方向に回
動する。この回動によって係止棒94cとストッパ99
の一端99aとの当接が解除されると、ストッパ99が
図示しない付勢手段の付勢力によって回動して図9に示
す位置に復帰する。
【0091】さらに、同様に、版胴80の回転により各
カムフォロア117b,117bが各カム部109b,
110bの凸部と再び当接すると、インキローラ支持部
材116が支持軸122を中心に図16中、反時計回り
方向に回動し、係止棒116cとストッパ121の舌片
121cとの当接が解除されることにより、ストッパ1
21が引張バネ126,126の付勢力によって回動し
て図9に示す位置に復帰する。
【0092】その後、各版胴79,80がホームポジシ
ョンまで回転して停止し、版付動作が完了する。版付動
作が完了して孔版印刷装置1が印刷待機状態となった
後、オペレータによって試し刷りキー156が押される
と、版付動作と同様に給紙トレイ24上の最上位の1枚
の用紙Pが給紙コロ25及び分離コロ26,27によっ
て引き出され、レジストローラ対30にその先端をくわ
え込まれると共に、制御手段169から指令が送られて
各モータ146,147が作動を開始し、各版胴79,
80が高速で回転駆動される。レジストローラ対30
は、版付動作と同じタイミングで高速回転している各版
胴79,80間に用紙Pを給送する。給送された用紙P
はその両面に黒色画像をそれぞれ転写され、剥離爪67
または剥離爪68によって版胴79または版胴80の外
周面より剥離された後、排紙搬送部材71によって搬送
されて排紙トレイ72上に排出される。各版胴79,8
0は再びホームポジションに復帰し、試し刷り動作が完
了する。
【0093】この試し刷りによって印刷画像の濃度や位
置を確認し、これらを操作パネル153上の各種キーで
調整して再度試し刷りを行った後、テンキー158で印
刷枚数を表示装置163に置数し、印刷速度設定キー1
61で印刷速度を設定した後に印刷スタートキー155
を押すことにより、給紙部3より用紙Pが連続的に送ら
れて印刷動作が行われる。
【0094】上述の印刷動作時において、インキ溜まり
96a,インキ溜まり118aのインキ量が減少する
と、センサ170あるいはセンサ171から制御手段1
69へ信号が出力される。信号を受けた制御手段169
がインキ供給ポンプ265,266を作動させることに
より、図示しないインキパックからのインキが、支軸8
2,105のメインパイプやインキ供給パイプ129,
130を介してインキ溜まり96aあるいはインキ溜ま
り118aに供給される。
【0095】次に、表片面印刷動作を行う表片面印刷モ
ードが選択された場合を説明する。オペレータにより印
刷モード切換キー165が押されて表片面印刷モードが
選択される。次に、1枚の原稿を図示しない原稿受け台
にセットし、オペレータによって製版スタートキー15
4が押されると、両面印刷時と同様に、第1排版部6と
第2排版部7とにおいて各版胴79,80の外周面上か
ら使用済みマスタ167,168を剥離廃棄する排版動
作が行われる。また、画像読取部2では原稿画像の読取
動作が行われる。
【0096】原稿読取動作に並行して製版動作が行われ
る。第1製版部4では両面印刷時と同様に製版動作が行
われ、製版されたマスタ33が版胴79の外周面上に巻
装されるが、第2製版部5では製版動作が行われず、版
胴80の外周面上には未製版のマスタ40が巻装され
る。
【0097】各版胴79,80への給版動作完了後、給
紙部3から1枚の用紙Pが給送されると共に各版胴7
9,80が低速で回転を開始する。用紙Pはレジストロ
ーラ対30でタイミングを取られた後、各版胴79,8
0間に向けて給送される。
【0098】各版胴79,80の回転により各インキロ
ーラ95,117が揺動し、膨出した各多孔性支持板8
3,106に用紙Pが挟持されることで、用紙Pに印刷
画像が転写される。このとき、マスタ40が未製版のた
め、用紙Pには、その上面側にのみマスタ33に製版さ
れた画像が転写される。上面に印刷画像を転写された用
紙Pは剥離爪67によって版胴79の外周面より剥離さ
れ、排紙搬送部材71によって搬送されて排紙トレイ7
2上に排出される。
【0099】各版胴79,80がホームポジションで停
止して版付動作が完了した後、試し刷りキー156が押
されることにより上述と同様に試し刷りが行われ、さら
にその後、印刷スタートキー155が押されることによ
り印刷動作が行われる。
【0100】さらに、裏片面印刷動作を行う裏片面印刷
モードが選択された場合を説明する。オペレータにより
印刷モード切換キー165が押されて裏片面印刷モード
が選択される。次に、1枚の原稿を図示しない原稿受け
台にセットし、オペレータによって製版スタートキー1
54が押されると、第1排版部6と第2排版部7とにお
いて排版動作が行われ、画像読取部2では原稿画像の読
取動作が行われる。
【0101】原稿読取動作に並行して製版動作が行われ
る。第2製版部5では両面印刷時と同様に製版動作が行
われ、製版されたマスタ40が版胴80の外周面上に巻
装されるが、第1製版部4では製版動作が行われず、版
胴79の外周面上には未製版のマスタ33が巻装され
る。
【0102】各版胴79,80への給版動作完了後、給
紙部3から1枚の用紙Pが給送されるとともに、各版胴
79,80が低速で回転をそれぞれ開始する。用紙P
は、レジストローラ対30でタイミングを取られた後、
各版胴79,80間に向けて給送される。
【0103】各版胴79,80の回転により各インキロ
ーラ95,117が揺動し、膨出した各多孔性支持板8
3,106に用紙Pが挟持されることで、用紙Pに印刷
画像が転写される。このとき、マスタ33が未製版のた
め、用紙Pには、その下面側にのみマスタ40に製版さ
れた画像が転写される。下面に印刷画像を転写された用
紙Pは剥離爪68によって版胴80の外周面より剥離さ
れ、排紙搬送部材71によって搬送されて排紙トレイ7
2上に排出される。
【0104】その後、試し刷りキー156が押されるこ
とにより上述と同様に試し刷りが行われ、さらにその
後、印刷スタートキー155が押されることにより印刷
動作が行われる。
【0105】次に、放置後の印刷における動作を説明す
る。インキは、長時間放置されると、その粘度が低下す
る。そこで、長時間放置された場合には、粘度低下した
インキによる損紙発生を抑制すべく、版胴79,80の
周面から粘度が低下したインキを回収するインキ回収動
作を行う。このインキ回収動作は、第1インキ回収手段
250と第2インキ回収手段270とによって行われる
が、両インキ回収手段250,270のインキ回収動作
は、互いに同様なので、ここでは、第1インキ回収手段
250によるインキ回収動作について説明し、第2イン
キ回収手段270によるインキ回収動作の説明は省略す
る。
【0106】製版スタートキー154が押されると、図
17のフローに示すように、制御手段169により、前
の印刷終了時からの経過時間がタイマ267からの信号
に基づいて判断され、経過時間が所定時間(閾値)を超
過した場合にはインキ回収動作モードとなる。インキ回
収動作モードでは、通常印刷時の排版動作と同様に各版
胴79,80の外周面から使用済みマスタ167,16
8が剥離され、各版胴79,80が給版待機位置まで回
転して停止し、排版動作が完了する。
【0107】排版動作の完了後、すなわち、各版胴7
9,80の外周面(メッシュスクリーン)が露出した状
態において、各版胴79,80が低速で予め設定された
所定回数に基づいて回転をそれぞれ開始する。なお、こ
のとき、版胴79内のソレノイド98及び版胴80内の
ソレノイド120は通電されないので、係止棒94c及
び116cはそれぞれストッパ99及び121により係
止され、インキローラ95及び117は版胴79及び8
0の内周面から離間した位置にそれぞれ保持される。多
孔性支持板83の穿孔部の縁部がインキ回収ローラ25
1に対向する位置に達したとき、ソレノイド258への
通電を行い、揺動アーム256,256が軸257を支
軸にして揺動する。揺動アーム256,256の揺動に
より、インキ回収ローラ251が図3中、実線で示す位
置に移動し、版胴79の周面の、この内周面からバック
アップローラ252が当接している部分に圧接する。な
お、インキ回収ローラ251は、クランパ90との接触
を避けるため、クランパ90が接近すると、図3中、二
点鎖線で示す位置に移動して、版胴79の外周面から一
時的に離間する。
【0108】インキ回収ローラ251が版胴79の外周
面に圧接すると、版胴79の回転に従動して、インキ回
収ローラ251は、図3中、矢印A1の向きへ、バック
アップローラ252は、図3中、矢印A2の向きへそれ
ぞれ回転する。インキ回収ローラ251及びバックアッ
プローラ252の圧接部において、版胴79の内周面に
付着している粘度が低下したインキは、版胴79の外周
面に押し出されて、インキ回収ローラ251の外周面に
付着する。インキ回収ローラ251の外周面に付着した
インキは、ブレード部材253によってその外周面から
掻き取られて、インキの自重によりインキ回収ボックス
254の内部に落下する。このインキの移動を図3中、
矢印Bで示す。所定時間経過後、ソレノイド258への
通電が断たれ、インキ回収ローラ251が図3中、二点
鎖線で示す位置に移動し、版胴79の外周面から離間す
る。これらの動作は制御手段169によって制御され
る。
【0109】このように、版胴79,80に印刷済みマ
スタがそれぞれ巻装された状態から次の印刷が行われる
際に、タイマ267が計時した経過時間が任意の所定時
間を超過したときに、第1インキ回収手段250及び第
2インキ回収手段270によって、版胴79,80の周
面に付着した、放置によって粘度が低下したインキが回
収されるので、印刷時における滲みや裏移りの発生を防
止して損紙の発生を極力抑えることができ、印刷コスト
の低減を図ることができる。
【0110】上述のインキ回収動作が完了した後も、各
版胴79,80の回転が続行され、各版胴79,80を
互いに圧接する圧接動作がインキ回収動作に引き続いて
行われる。これは、インキが回収されてインキ供給の立
ち上がりが悪くなっている版胴79及び80への新しい
インキ供給を行うための動作である。各ソレノイド9
8,120への通電がなされ、各版胴79,80の内部
において、それぞれ図示しない駆動手段により回転駆動
された各インキローラ95,117が揺動する。
【0111】各インキローラ95,117の外周面が各
多孔性支持板83,106と圧接すると、各多孔性支持
板83,106がそれぞれ外方に膨出して、多孔性支持
板83、多孔性支持板106、メッシュスクリーン8
9、図示しないメッシュスクリーンを介してインキロー
ラ95とインキローラ117とが圧接し、この状態で各
版胴79,80が回転する。各版胴79,80が圧接し
て回転しているときに、インキ供給ポンプ265,26
6を作動させて、インキパックからのインキをインキ溜
まり96a,118aに供給し、各版胴79,80の周
面に供給する。
【0112】ここで、このインキ供給について簡単に説
明する。上述のインキ回収動作により、各版胴79,8
0の周面からはインキが回収されているので、各版胴7
9,80の周面ではインキ不足状態である。このインキ
不足状態を解消するために、各版胴79,80の圧接回
転時に、インキ供給を行っている。したがって、各版胴
79,80の周面に供給するインキ量は、各版胴79,
80の周面がインキで満たされる量である。
【0113】各版胴79,80の圧接動作により、メッ
シュスクリーン89の表面及び図示しない版胴80のメ
ッシュスクリーンの表面に残った、各使用済みマスタ1
67,168の穿孔部に対応したインキの濃度むらが均
され、各版胴79,80上のインキ濃度が略均一とな
る。また、各版胴79,80の周面からはインキが回収
されて、インキが不足した状態であるが、適宜なインキ
量のインキ供給を行うことによって、各版胴79,80
の周面が新しいインキで満たされる。すなわち、メッシ
ュスクリーンにインキが充填される。
【0114】各版胴79,80は、予め設定された回数
だけ回転した後、ホームポジションにて停止する。各版
胴79,80が停止する前に各ソレノイド98,120
への通電が断たれることにより、各ストッパ99,12
1がそれぞれ図9に示す位置に復帰して、各インキロー
ラ95,117が保持される。
【0115】上述の版胴圧接動作が完了した後、通常印
刷時と同様に製版動作、給版動作、印刷動作が順次行わ
れ、印刷動作終了後にタイマ267が再び作動を開始す
る。これらの一連の動作の流れを図17に示す。
【0116】各版胴79,80の外周面から使用済みマ
スタ167,168を剥離して、各版胴79,80の外
周面(メッシュスクリーン)が露出した状態において、
各版胴79,80を互いに圧接させたまま所定回数だけ
回転させることにより、メッシュスクリーンの表面に残
った、使用済みマスタ167,168の穿孔部に対応し
たインキの濃度むらが均されて各版胴79,80上のイ
ンキ濃度が略均一となり、インキがメッシュスクリーン
に充填される。よって、両面印刷時における、印刷開始
直後のインキ供給の立上りが良好になるとともに、印刷
開始直後の濃度むらの発生を防止して損紙の発生を極力
抑えることができ、印刷コストの低減を図ることができ
る。
【0117】一方、インキ回収ボックス254の内部で
は、ブレード部材253から落下したインキが多孔質材
260に浸透する。このインキの多孔質材260への浸
透を促進させるために、所定時間毎に、圧縮板262を
下降させて多孔質材260を圧縮する。
【0118】回収インキが多孔質材260に浸透し、多
孔質材260の重量が所定重量、例えば、多孔質材26
0のインキ吸収量が略限界に達したときの重量を越える
と、これを重量センサ261が検知し、制御手段169
に信号を出力する。制御手段169は、多孔質材260
の交換時期であると判断して、表示装置164に交換時
期であることを表示する。
【0119】オペレータは、表示装置164により交換
時期が表示されると、インキ回収ボックス254を筐体
23から取外し、インキ回収ボックス254内の多孔質
材260を廃棄し、新しい多孔質材260をインキ回収
ボックス254内に入れて、インキ回収ボックス254
を筐体23に取り付ける。このとき、回収インキは、多
孔質材260に浸透して保持されているので、インキの
垂れ流れを防止でき、回収インキの廃棄を周囲を汚すこ
となく容易に行うことができる。
【0120】重量センサ261,281を設けず、多孔
質材260の交換時期をインキ回収手段250のインキ
回収動作の回数に基づいて行ってもよい。この場合に
は、インキ回収動作を行った回数を制御手段169の図
示しない記憶部に記憶して、この回数が所定回数に達し
たときに、交換時期を表示装置164に表示する。上述
の実施形態では、インキ回収動作を行った後に、版胴圧
接動作を行っていたが、インキ回収動作と版胴圧接動作
とを同時に行ってもよい。また、上記実施形態では、制
御手段169をインキ回収手段250,270の構成要
素としたが、操作パネル153に図示しない強制インキ
回収キーを設け、オペレータが適宜又はタイマ267の
計時に基づいてマニュアル操作で制御手段169を有し
ないインキ回収手段250,270を動作させる構成と
してもよい(以下の各実施形態において同じ。)。
【0121】次に、本発明の第2の実施形態を図18乃
至図22に基づいて説明する。本実施形態における孔版
印刷装置1は、第1の実施形態における孔版印刷装置1
と略同様の構成であるので、その説明を省略し、相違す
る点、すなわち、インキ回収時にインキ溜まりから版胴
周面へのインキ供給量を増大する点と、回収インキを一
時的に貯溜する点と、回収インキをマスタに付着させる
点とについて説明する。
【0122】図18において、第1インキ回収手段29
0は、第1の実施形態で説明した第1インキ回収手段2
50と略同様の構成であり、インキ回収部材としてのイ
ンキ回収ローラ291と、バックアップローラ292
と、ブレード部材293と、図示しない接離手段として
のローラ接離手段と、図21に示す制御手段309とか
ら主に構成されている。ブレード部材293により掻き
取られたインキは、インキ貯溜手段としてのインキ貯溜
部294に一時的に貯溜される。
【0123】インキ回収ローラ291は、ローラ接離手
段によって、図中、実線で示す版胴79に圧接する位置
と、二点鎖線で示す版胴79から離間する位置とに選択
的に移動される。バックアップローラ292は、版胴7
9の内部において、インキ回収ローラ291と対向する
位置に配置されており、版胴79の内周面に軽圧接して
いる。インキ回収ローラ291、バックアップローラ2
92及びブレード部材293は、弾性部材、例えば、ゴ
ムからそれぞれ形成されている。
【0124】インキ貯溜部294は、ブレード部材29
3の下方であって、第1排版部6と版胴79との間に配
設されており、ブレード部材293に対向する部位が開
口した略箱形形状をなしている。
【0125】インキ貯溜部294の下部には、インキ貯
溜部294内の回収インキを使用済みマスタ167に付
着させるインキ付着手段としてのインキ吐出パイプ29
5が接続されている。インキ吐出パイプ295は、図1
9に示すように、逆T字状に形成されており、インキ供
給部295aとインキ塗布部295bとから構成されて
いる。インキ塗布部295bは、版胴79の軸線と略平
行に延設されており、この部分には複数のインキ吐出口
295cが設けられている。インキ塗布部295bの版
胴79の軸線方向における長さは、使用済みマスタ16
7の幅方向の長さと略同じ長さである。
【0126】インキ貯溜部294の上方には、インキ貯
溜部294内の回収インキをインキ吐出パイプ295に
押し出すインキ押出し板296が配設されている。イン
キ押出し板296は、上下動可能に支持されており、押
出し板駆動手段297(図21参照)によって、上下動
される。
【0127】図20において、版胴80と第2排版部7
との間には、版胴80の外周面からインキを回収する第
2インキ回収手段300が配設されている。第2インキ
回収手段300は、第1インキ回収手段290と略同様
の構成であるので、第1インキ回収手段290と同様の
部材の説明を省略し、相違する構成について説明する。
なお、制御手段309は第2インキ回収手段300の構
成要素でもある。
【0128】インキ貯溜部304のブレード部材303
側の開口の縁には、ブレード部材303によって掻き落
とされたインキをインキ貯溜部304の内部に案内する
ガイド板304aが設けられており、このガイド板30
4aは、ブレード部材303の下方を覆うように延出し
ている。インキ貯留部304の上方には、上下動可能な
インキ押出し板306が支持されており、押出し板駆動
手段307(図21参照)によって上下動される。
【0129】上下排版部材57,58と排版ボックス5
9との間であって、インキ吐出パイプ305の下方に
は、回収インキを使用済みマスタ168に付着させるイ
ンキ付着手段としてのインキ塗布ローラ対308が配設
されている。
【0130】図18,20において、ドクターローラ9
6,118には、インキ回収時にインキ溜まり96a,
118aから版胴79,80の周面へのインキ供給量を
増大するインキ供給量増大手段310,315がそれぞ
れ設けられている。インキ供給量増大手段310,31
5は、互いにその構成が略同様であるので、版胴79側
のインキ供給量増大手段310について説明し、インキ
供給量増大手段315については、符号を付すにとどめ
てその説明を省略する。
【0131】ドクターローラ96の軸96bは、軸31
1aを支軸として揺動可能なローラアーム311に支持
されている。ローラアーム311の先端縁には、円弧状
のギア部312が形成されており、このギア部312に
は、パルスモータ313の出力軸313aに固定された
ウォームギア314が噛合している。パルスモータ31
3は、正逆転可能であり、図21に示す制御手段309
に接続されており、その回転を制御される。この構成に
より、インキローラ95とドクターローラ96間のいわ
ゆるドクターギャップが調整可能となっている。
【0132】次に、本実施形態における孔版印刷装置1
の印刷動作を説明するが、通常印刷時における動作は第
1の実施形態で説明した動作と同様であるので、ここで
は、放置後印刷時における動作のみを説明する。第1の
実施形態では、版胴79,80の周面に付着していたイ
ンキを回収したが、長時間の放置によりインキ溜まり9
6a,118aのインキの粘度も低下する。この粘度低
下したインキ溜まり96a,118aのインキも版胴7
9,80の周面におけるインキと同様に損紙発生の原因
となる。そこで、長時間放置された場合には、版胴7
9,80の周面からインキを回収するとともに、インキ
溜まり96a,118aのインキも回収して損紙発生を
ハイレベルに抑制することとした。
【0133】まず、第1インキ回収手段290によるイ
ンキ回収動作について説明する。製版スタートキー15
4が押されると、制御手段309により、前の印刷終了
時からの経過時間がタイマ267からの信号に基づいて
判断され、経過時間が所定時間(閾値)を超過した場合
にはインキ回収動作モードとなる。インキ回収動作モー
ドでは、通常印刷時の排版動作と同様に排版動作が行わ
れる。排版動作の完了後、制御手段309からの指令に
より、パルスモータ313が所定の向きに回転され、ウ
ォームギア314が回転する。ウォームギア314の回
転により、ローラアーム311が軸311aを中心とし
て図18中、矢印C1の向きに揺動し、インキローラ9
5とドクターローラ96との間隔D1が広がる。間隔D
1が広がることによって、インキローラ95上のインキ
層厚みが大きくなり、インキ溜まり96aから版胴79
の周面へのインキ供給量が増大する。
【0134】その後、版胴79が低速で予め設定された
所定回数に基づいて回転を開始し、インキ溜まり96a
のインキが版胴79の周面を伝わり、版胴79の周面の
インキがインキ回収ローラ291によって回収される。
回収されたインキは、インキ貯溜部294の内部に一旦
貯溜される。
【0135】次に、第2インキ回収手段300によるイ
ンキ回収動作について説明する。このインキ回収動作
は、上述の第1インキ回収手段290によるインキ回収
動作と同様であるので、簡単に説明すると、インキ回収
動作モードにおける排版動作の完了後、パルスモータ3
18が所定の向きに回転され、ローラアーム316が軸
316aを中心として図中、矢印C2の向きに揺動す
る。ローラアーム316の揺動によって、インキローラ
117とドクターローラ118との間隔D2が広がり、
インキローラ117上のインキ層厚みが大きくなり、イ
ンキ溜まり118aから版胴80の周面へのインキ供給
量が増大する。
【0136】その後、版胴80が低速で予め設定された
所定回数に基づいて回転を開始することによって、版胴
80の周面のインキがインキ回収ローラ301によって
回収される。この回収されたインキは、ブレード部材3
03によって、インキ回収ローラ301の外周面から掻
き落とされ、ガイド板304aに落下し、このガイド板
304aを伝わり、インキ貯溜部304の内部に一旦貯
溜される。なお、このインキの回収時には版胴79内の
ソレノイド98及び版胴80内のソレノイド120への
通電がなされ、インキローラ95及び117の外周面は
版胴79及び80の内周面にそれぞれ圧接し、版胴79
と版胴80は互いに圧接して回転する。
【0137】インキ回収時に、間隔D1,D2を広げる
ことによって、インキ溜まり96a,118aのインキ
もすばやく回収でき、長時間放置されることによって粘
度が低下した大部分のインキを回収でき、この後の印刷
動作では、良好な印刷を行うことができる。
【0138】上述の第1,2インキ回収手段290,3
00によるインキ回収動作が完了した後、通常印刷時と
同様に、製版動作、給版動作、印刷動作が順次行われ
る。これらの一連の動作が終了し、次の印刷において排
版動作が行われると、インキ付着手段によって、使用済
みマスタ167,168への回収インキの付着が行われ
る。すなわち、印刷終了後に版胴79,80内に残存し
て放置されたインキを回収して一旦貯留し、次の印刷に
おける排版動作時に廃棄されるマスタに付着させて廃棄
するものである。
【0139】版胴79の外周面上に巻装されている、図
18中二点鎖線で示す使用済みマスタ167が上排版部
材47及び下排版部材48によって剥離されると、イン
キ押出し板296が下降し、インキ貯溜部294内の回
収インキをインキ吐出パイプ295に押し出す。インキ
吐出パイプ295内の回収インキは、インキ供給部29
5a及びインキ塗布部295bを通り、インキ吐出口2
95cから吐出される。吐出された回収インキは、使用
済みマスタ167のフィルム面(表面)に塗布されて、
このフィルム面に付着する。回収インキが付着した使用
済みマスタ167は、排版ボックス49内に収納され、
圧縮板50によって圧縮され、その後、廃棄される。
【0140】一方、版胴80の外周面上に巻装されてい
る、図20中二点鎖線出示す使用済みマスタ168も上
排版部材57及び下排版部材58によって剥離される。
使用済みマスタ168がインキ塗布ローラ対308を通
過する際に、インキ押出し板306が下降し、インキ貯
溜部304内の回収インキをインキ吐出パイプ305に
押し出す。インキ吐出パイプ305内の回収インキは、
図示しないインキ吐出口から吐出され、インキ塗布ロー
ラ対308に塗布される。インキ塗布ローラ対308に
塗布された回収インキは、使用済みマスタ168の裏面
に塗布されて付着する。回収インキが付着した使用済み
マスタ168は、排版ボックス59内に収納され、圧縮
板60によって圧縮され、その後、廃棄される。なお、
使用済みマスタ167,168の排版動作時には、イン
キ回収ローラ291,301は版胴79,80から離間
した二点鎖線で示す位置にそれぞれ保持されている。
【0141】版胴79の使用済みマスタ167に回収イ
ンキを塗布する場合、使用済みマスタ167には、上排
版部材47及び下排版部材48によって所定の張力が付
与されているので、使用済みマスタ167に回収インキ
が塗布されても、使用済みマスタ167が垂れることが
ない。これに対し、版胴80の使用済みマスタ168に
回収インキを塗布する場合には、上排版部材57及び下
排版部材58と排版ボックス59との間で回収インキの
塗布を行うので、回収インキの塗布により使用済みマス
タ168が垂れるおそれがある。そこで、本実施形態で
は、上排版部材57及び下排版部材58と排版ボックス
59との間で回収インキの塗布を行う場合には、インキ
塗布ローラ対308を使用して、回収インキの塗布を行
うことによって、使用済みマスタ168の垂れを防止し
ている。
【0142】上述のように、版胴79,80に印刷済み
マスタがそれぞれ巻装された状態から次の印刷が行われ
る際に、タイマ267が計時した経過時間が任意の所定
時間を超過したときに、第1インキ回収手段290及び
第2インキ回収手段300によって、版胴79,80の
周面に付着した、放置によって粘度が低下したインキが
回収されるので、印刷時における滲みや裏移りの発生を
防止して損紙の発生を極力抑えることができ、印刷コス
トの低減を図ることができる。
【0143】また、回収したインキを本来の廃棄対象材
である使用済みマスタ167,168に付着させて、こ
れら使用済みマスタ167,168と共に廃棄するの
で、回収インキと使用済みマスタ167,168との廃
棄を本来必要な工程で一度にでき、作業効率を向上でき
る。また、本実施形態によれば、第1の実施形態と比べ
て、多孔質材260,280等の使い捨て部材が不要に
なり、コストの低減を図ることができる。
【0144】上述のインキ回収動作の後に、版胴79,
80の周面に新しいインキを満たすために版胴圧接動作
を行うが、この版胴圧接動作時に、インキ供給量増大手
段310,315を作動させ、間隔D1,D2を広げ
て、版胴79,80の周面へのインキ供給量を増大して
もよい。この場合には、短時間で、各版胴79,80の
周面を新しいインキで満たすことができる。すなわち、
インキをメッシュスクリーンに充填でき、次回の印刷時
のインキ立上りを向上することができる。
【0145】上述のインキ供給量増大手段310,31
5の構成では、間隔D1,D2の調整を無断階で行える
が、この間隔D1,D2の調整は、通常印刷時とインキ
回収時との2つの位置設定ができればよく、インキ供給
量増大手段310,315の構成を、例えば、ソレノイ
ド等を利用した構成としてもよい。
【0146】第2の実施形態では、インキ回収時に、イ
ンキ供給量増大手段310,315をインキ溜まり96
a,118aから版胴79,80の周面へのインキ供給
量を増大する手段として使用したが、間隔D1,D2の
調整を無断階で行える場合には、特開平7−25700
5公報に記載されているように、インキ供給量増大手段
310,315を画像濃度の濃淡を調整する手段として
使用してもよい。
【0147】上述の第1,2の実施形態では、インキ回
収ローラ251,271,291,301及びバックア
ップローラ252,272,292,302は、弾性部
材で形成されていたが、弾性部材に代えて金属で形成し
てもよい。また、金属製のローラ部材の周面に弾性部材
を巻着して形成してもよい。
【0148】また、インキ供給量増大手段310,31
5を作動させずにインキ回収動作を行う第1のインキ回
収動作プログラムと、インキ供給量増大手段310,3
15を作動させてインキ回収動作を行う第2のインキ回
収動作プログラムとの2つの動作プログラムを用意し、
印刷終了からの放置時間に基づいてこれらの2つのイン
キ回収動作プログラムを使い分けてもよい。例えば、図
22に示すように、印刷終了からの放置時間が第1の閾
値から第2の閾値の間である場合には、第1のインキ回
収動作プログラムを実行し、放置時間が第2の閾値を越
えている場合に、第2のインキ回収動作プログラムを実
行する。
【0149】さらに、各版胴79,80から剥離される
使用済みマスタ167,168に回収インキを塗布する
代わりに、排版ボックス49,59内に収容された使用
済みマスタ167,168に回収インキを滴下してもよ
い。すなわち、回収インキを使用済みマスタ167,1
68に付着させることができれば、その方法は塗布や滴
下等に限定されることはない。
【0150】次に、本発明の第3の実施形態を図23及
び図24に基づいて説明する。本実施形態における孔版
印刷装置1は、第1の実施形態における孔版印刷装置1
と略同様の構成であるので、その説明を省略し、相違す
る点、すなわち、インキ回収ローラでインキ回収、イン
キ貯溜及びインキ塗布の三つの動作を行う点について説
明する。
【0151】図23において、第1インキ回収手段32
0は、版胴79の、使用済みマスタ167が上排版部材
47及び下排版部材48によって剥離される部分に配設
されている。第1インキ回収手段320は、インキ回収
部材としてのインキ回収ローラ321と、バックアップ
ローラ322と、インキ回収ローラ321を版胴79の
外周面に対して接離する接離手段としての図示しないロ
ーラ接離手段と、図示しない制御手段とから主に構成さ
れている。
【0152】インキ回収ローラ321は、インキ吸収性
のよい多孔質材、例えば、スポンジ状のポリウレタンか
らなる。バックアップローラ322は、第1の実施形態
におけるバックアップローラ252と同様に、弾性部
材、例えば、ゴムから形成されており、版胴79の内部
において、インキ回収ローラ321と対向する位置に配
置されており、版胴79の内周面に軽圧接している。バ
ックアップローラ322の両端は、支軸82に固定され
た一対の図示しないブラケットに回動自在に支持されて
いる。
【0153】ローラ接離手段は、第1の実施形態におけ
るローラ接離手段255と同様に、インキ回収ローラ3
21の両端を回動自在に支持する一対の揺動アームと、
この揺動アームを軸を支軸として揺動させるソレノイド
とから構成されており、インキ回収ローラ321を、図
中、実線で示す版胴79に圧接する位置と、二点鎖線で
示す版胴79から離間する位置とに選択的に移動する。
【0154】図23において、版胴80の、使用済みマ
スタ168が上排版部材57及び下排版部材58によっ
て剥離される部分には、第2インキ回収手段325が設
けられている。第2インキ回収手段325は、インキ回
収部材としてのインキ回収ローラ326と、バックアッ
プローラ327と、インキ回収ローラ326を版胴80
の外周面に対して接離する接離手段としての図示しない
ローラ接離手段と、上記図示しない制御手段とから主に
構成されており、これら各部材及び手段は、第1インキ
回収手段320の各部材及び手段と略同様の構成である
ので、その説明を省略する。
【0155】次に、上述の孔版印刷装置1の印刷動作を
説明するが、通常印刷時における動作は第1の実施形態
で説明した動作と同様であるので、ここでは、放置後の
印刷における動作のみを説明する。すなわち、インキ回
収ローラ321によるインキ回収、インキ貯溜及びイン
キ塗布の三つの動作について説明する。なお、インキ回
収ローラ326によるインキ回収、インキ貯溜、インキ
塗布の三つの動作は、インキ回収ローラ321によるそ
れらの動作と同様なので、それらの説明を省略する。
【0156】まず、インキ回収ローラ321によるイン
キ回収動作について説明する。孔版印刷装置1が印刷終
了から長時間放置された場合に製版スタートキー154
が押されると、図示しない制御手段により、前の印刷終
了時からの経過時間がタイマ267からの信号に基づい
て判断され、経過時間が所定時間(閾値)を超過した場
合にはインキ回収動作モードとなる。インキ回収動作モ
ードでは、通常印刷時の排版動作と同様に排版動作が行
われる。排版動作の完了後、版胴79が低速で予め設定
された所定回数に基づいて回転を開始する。
【0157】版胴79の回転とともに、インキ回収ロー
ラ321が図23中、二点鎖線で示す位置から実線で示
す位置に移動し、版胴79の周面の、その内部からバッ
クアップローラ322が当接している部分に圧接する。
このインキ回収ローラ321の圧接部において、版胴7
9の周面に付着している粘度が低下したインキは、イン
キ回収ローラ321に吸収される。この状態を図24
(a)に示す。なお、図中、符号Iは回収されるインキ
を示す。
【0158】その後、版胴79が所定回数回転した後、
図24(b)に示すように、インキ回収ローラ321が
版胴79の外周面から離間する。インキ回収ローラ32
1の周面には、回収したインキIが浸透しており(図
中、ダブルハッチングで示す)、この状態が、回収イン
キを一旦貯溜している状態となる。
【0159】上述のインキ回収及びインキ貯溜が完了し
た後、通常印刷時と同様に、製版動作、給版動作、印刷
動作が順次行われる。なお、本実施形態では、版胴圧接
動作を省略している。これらの一連の動作が終了し、次
の印刷において排版動作が行われると、図24(c)に
示すように、インキ回収ローラ321は、版胴79の周
面に圧接する。このとき、インキ回収ローラ321は、
使用済みマスタ167に圧接するので、インキ回収ロー
ラ321に浸透している回収インキIが使用済みマスタ
167のフィルム面に塗布されて、このフィルム面に付
着する。回収インキIが付着した使用済みマスタ167
は、排版ボックス49内に収納され、圧縮板50によっ
て圧縮された後、廃棄される。このように、回収インキ
Iが浸透したインキ回収ローラ321を、使用済みマス
タ167に圧接することによって、回収インキIの使用
済みマスタ167への塗布が行われる。この塗布によ
り、回収インキIが使用済みマスタ167に付着する。
【0160】したがって、本実施形態では、インキ回収
手段320,325のインキを吸収して保持可能なイン
キ回収ローラ321,326によって、インキ貯溜手段
及びインキ付着手段が構成されている、すなわち、イン
キ回収ローラ321,326がこれらの手段を兼用して
いるので、インキ回収、インキ貯溜及びインキ付着を行
う装置を簡略化できるとともに、小型化でき、コストも
抑えることができる。
【0161】次に、本発明の第4の実施形態を図25乃
至図31に基づいて説明する。本実施形態における孔版
印刷装置1は、第1の実施形態における孔版印刷装置1
と略同様の構成であるので、その説明を省略し、相違す
る点、すなわち、版胴の内周面からインキを回収する点
について説明する。
【0162】図25,26に示すように、版胴79の周
面からインキを回収する第1インキ回収手段330は、
版胴79の内周面からインキを掻き取るインキ回収部材
としてのインキ回収ブレード331と、版胴79の周面
に関してインキ回収ブレード331に対向して配設され
ているバックアップローラ332と、インキ回収ブレー
ド331により掻き取られたインキを吸引するインキ吸
引ポンプ333と、インキ回収ブレード331を版胴7
9の内周面に接離する接離手段としてのブレード接離手
段335と、バックアップローラ332を版胴79の外
周面に接離するローラ接離手段336と、図31に示す
制御手段329とから主に構成されている。版胴79の
外部には、インキ吸引ポンプ333により吸引されたイ
ンキを貯溜するインキ貯溜手段としてのインキ回収ボッ
クス334が設けられている。
【0163】インキ回収ブレード331は、版胴79の
内部に配設されており、支軸82に固定された図示しな
いブラケットに軸331aを介して回動自在に支持され
ている。インキ回収ブレード331は、弾性体、例え
ば、ゴムによって平板状に形成されており、版胴79の
軸方向の長さと略同様の長さを有している。
【0164】軸331aには、アーム340の一端が固
定されており、このアーム340の他端には、ソレノイ
ド341のプランジャ部341aが連結されている。ソ
レノイド341は、制御手段329に接続されており、
その作動を制御手段329によって制御される。すなわ
ち、ソレノイド341が励磁されない状態では、インキ
回収ブレード331が図中、二点鎖線で示すように版胴
79の内周面から離間し、ソレノイド341が励磁され
た状態では、インキ回収ブレード331が図中、実線で
示すように版胴79の内周面に圧接する。アーム340
及びソレノイド341からブレード接離手段335が構
成されている。
【0165】バックアップローラ332は、弾性部材、
例えば、ゴムから形成されている。バックアップローラ
332の支軸332aは、揺動アーム342の一端34
2aに回動自在に支持されている。揺動アーム342
は、その略中央部が軸343を介して筐体23に回動自
在に支持されており、その他端342bには、ソレノイ
ド344のプランジャ部344aが連結されている。ソ
レノイド344は、制御手段329に接続されており、
その作動を制御手段329によって制御される。すなわ
ち、ソレノイド344が励磁されない状態では、バック
アップローラ332が図26中、二点鎖線で示すように
版胴79の外周面から離間し、ソレノイド344が励磁
された状態では、バックアップローラ332が図26
中、実線で示すように版胴79の外周面に軽圧接する。
揺動アーム342及びソレノイド344からローラ接離
手段336が構成されている。
【0166】インキ回収ブレード331が版胴79の内
周面に圧接している状態では、インキ回収ブレード33
1と版胴79の内周面との間に、版胴79の周面のイン
キが集められ、インキ溜まり345が形成される。
【0167】支軸82のメインパイプ82a(図28参
照)には、インキ溜まり345からインキを吸引するた
めのインキ吸引パイプ337が接続されている。インキ
吸引パイプ337の途中部分には、インキ溜まり345
のインキを吸引するインキ吸引ポンプ333が設けられ
ている。インキ吸引パイプ337の先端部は、図27に
示すように、逆T字状に形成されており、このT字形状
の版胴79の軸線と略平行に延設されている部分には、
インキ溜まり345からインキを効率的に吸引するため
に複数のインキ吸引部337aが設けられている。イン
キ吸引部337aの先端部には、インキ吸引口337b
が設けられている。
【0168】図28に示すように、インキ吸引パイプ3
37は、支軸82の内部にも配設されており、支軸82
の端部、すなわち、インキ供給口とは反対側の端部まで
延設されている。支軸82の端部には、後述するインキ
回収パイプ338をインキ吸引パイプ337に断接する
パイプ接続部82bが設けられている。パイプ接続部8
2bには、図29(a)に示すように、インキ流出防止
のための接続口開閉弁346が設けられている。接続口
開閉弁346は、軸346aを介して支軸82に揺動自
在に支持されている。軸346aには、接続口開閉弁3
46を常に閉じる向きに付勢するバネ347が介装され
ている。
【0169】インキ回収パイプ338は、図30に示す
ように、複数箇所で折曲しており、そのインキ吐出部3
38aがインキ回収ボックス334の上方に位置してい
る。インキ吐出部338aは、第2の実施形態における
インキ吐出パイプ295のインキ塗布部295bと同様
の形状に形成されており、複数のインキ吐出口338b
が設けられている。
【0170】ここで、インキ回収パイプ338のインキ
吸引パイプ337への接続について説明する。版胴79
を装置に装着する際に、インキ回収パイプ338とパイ
プ接続部82bとを互いに嵌合して、インキ回収パイプ
338の端面を接続口開閉弁346に当接させる。この
状態から両者の嵌合量を増大すると、接続口開閉弁34
6は、図29(b)に示すように、軸346aを支軸と
して揺動し、開弁する。さらに、両者の嵌合量を増大す
ると、インキ回収パイプ338の端面とインキ吸引パイ
プ337の端面とが互いに当接し、インキ回収パイプ3
38とインキ吸引パイプ337との接続が完了する。
【0171】インキ回収パイプ338を取り外すときに
は、インキ回収パイプ338とパイプ接続部82bとを
互いに分離することによって、接続口開閉弁346がバ
ネ347の付勢力によって閉弁され、パイプ接続部82
bを閉じる。
【0172】インキ回収ボックス334は、筐体23に
対して着脱可能に取り付けられている。インキ回収ボッ
クス334の内部には、回収したインキを廃棄する際に
インキが垂れ流れること防止するためのインキ吸収性が
高い多孔質材339が入れられている。多孔質材339
は、スポンジ状であり、例えば、ポリウレタンからな
る。インキ回収ボックス334の底部には、多孔質材3
39の重量を検知する重量センサ349が設けられてい
る。
【0173】重量センサ349は、制御手段329に接
続されており、多孔質材339にインキが吸収されて多
孔質材339の重量が所定の重量を越えると、制御手段
329に信号を出力する。
【0174】図25に示すように、版胴80には、第1
インキ回収手段330に対応する第2インキ回収手段3
50が設けられている。第2インキ回収手段350は、
第1インキ回収手段330と同様の構成であるので、第
1インキ回収手段330の各部材に対応する符号を付す
にとどめて、その説明を省略する。なお、制御手段32
9は第2インキ回収手段350の構成要素でもある。ま
た、第2インキ回収手段350は、図31に示すよう
に、インキ回収ブレード351を揺動するためのソレノ
イド361、バックアップローラ352を揺動させるた
めのソレノイド364を有している。
【0175】図31は、本実施形態における孔版印刷装
置1に用いられる制御手段329の制御ブロック図を示
している。制御手段329は、各部及び各センサからの
制御信号をそれぞれ受け、ROMに記憶された孔版印刷
装置1の動作プログラムに基づいて、各部の制御を行
う。
【0176】次に、上述の孔版印刷装置1の印刷動作を
説明するが、通常印刷時における動作は第1の実施形態
で説明した動作と同様であるので、ここでは、放置後印
刷時における動作のみを説明する。放置後印刷時には、
まず、インキ回収動作が行われる。このインキ回収動作
は、第1インキ回収手段330と第2インキ回収手段3
50とによって行われるが、両インキ回収手段330,
350のインキ回収動作は、互いに同様であるので、こ
こでは、第1インキ回収手段330によるインキ回収動
作について説明し、第2インキ回収手段350によるイ
ンキ回収動作の説明は省略する。
【0177】製版スタートキー154が押されると、制
御手段329により、前の印刷終了時からの経過時間が
タイマ267からの信号に基づいて判断され、経過時間
が所定時間(閾値)を超過した場合にはインキ回収動作
モードとなる。インキ回収動作モードでは、通常印刷時
の排版動作と同様に排版動作が行われる。排版動作の完
了後、版胴79が低速で予め設定された所定回数に基づ
いて回転を開始する。多孔性支持板83の穿孔部の端縁
がインキ回収ブレード331に対向する位置に達したと
き、ソレノイド341,344への通電を行う。ソレノ
イド341,344の励磁により、インキ回収ブレード
331及びバックアップローラ332が図26中、二点
鎖線で示す位置から実線で示す位置にそれぞれ移動し、
版胴79の周面を挾持する状態になる。換言すると、イ
ンキ回収ブレード331及びバックアップローラ332
が版胴79の周面を介して互いに圧接する。
【0178】この圧接部において、版胴79の周面に付
着している粘度が低下したインキは、バックアップロー
ラ332によって版胴79の内周面に押し出されて、版
胴79の内周面からインキ回収ブレード331によって
掻き取られる。掻き取られたインキは、インキ回収ブレ
ード331と版胴79の内周面との間にインキ溜まり3
45を形成する。
【0179】一方、ソレノイド341,344への通電
が行われると同時に、インキ吸引ポンプ333が作動さ
れる。インキ吸引ポンプ333の作動により、インキ溜
まり345の回収インキがインキ吸引パイプ337を介
して吸引され、支軸82内を通り、インキ回収パイプ3
38に送られる。さらに、インキの吸引が行われれるこ
とによって、インキ回収パイプ338内の回収インキ
は、インキ回収ボックス334に送られる。
【0180】インキ回収ボックス334の内部では、イ
ンキ回収パイプ338のインキ吐出口338bから吐出
された回収インキが多孔質材339上に落下し、多孔質
材339に浸透する。なお、このとき、インキは、複数
のインキ吐出口338bから多孔質材339上に落下さ
れるので、インキの多孔質材339への浸透を効率良く
行うことができる。
【0181】版胴79が所定回数回転した後、インキ吸
引ポンプ333が停止され、その後、ソレノイド34
1,344への通電が断たれ、インキ回収ブレード33
1及びバックアップローラ332が図26中、二点鎖線
で示す位置に移動し、共に版胴79の周面から離間す
る。
【0182】上述のインキ回収が完了した後、通常印刷
時と同様に、製版動作、給版動作、印刷動作が順次行わ
れる。なお、本実施形態では、インキ回収動作と版胴圧
接動作とを同時に行っている。
【0183】回収インキが多孔質材339に浸透し、多
孔質材339の重量が所定重量、例えば、インキ吸収量
が略限界に達したときの重量を越えると、これを重量セ
ンサ349が検知し、制御手段329に信号を出力す
る。制御手段329は、多孔質材339の交換時期であ
ると判断して、表示装置164に交換時期であることを
表示する。
【0184】オペレータは、表示装置164により交換
時期が表示されると、インキ回収ボックス334を筐体
23から取外し、インキ回収ボックス334内の多孔質
材339を廃棄し、新しい多孔質材339をインキ回収
ボックス334内に入れて、インキ回収ボックス334
を筐体23に取り付ける。このとき、回収インキは、多
孔質材339に浸透しているので、インキの垂れ流れを
防止でき、インキの廃棄を容易に行うことができる。
【0185】上述のように、版胴79,80に印刷済み
マスタがそれぞれ巻装された状態から次の印刷が行われ
る際に、タイマ267が計時した経過時間が任意の所定
時間を超過したときに、第1インキ回収手段330及び
第2インキ回収手段350によって、版胴79,80の
周面に付着した、放置によって粘度が低下したインキが
回収されるので、印刷時における滲みや裏移りの発生を
防止して損紙の発生を極力抑えることができ、印刷コス
トの低減を図ることができる。
【0186】なお、本実施形態では、インキ回収ブレー
ド331,351と対向する位置にバックアップローラ
332,352を設けているが、インキ回収ブレード3
31,351に可撓性を持たせることで、バックアップ
ローラ332,352を省き、インキ回収ブレード33
1,351のみでインキ回収(掻き取り)を行うことも
可能である。バックアップローラ332,352による
圧接作用をその可撓性によって担うことができるからで
ある。インキ回収ブレード331,351のみでインキ
回収(掻き取り)を行う場合には、排版動作時以外の時
期にインキ回収を行ってもよい。例えば、タイマ267
による経時時間が所定時間を経過したときにインキ回収
を行ってもよいし、操作パネル153に図示しない強制
インキ回収キーを設け、このキーを操作することによっ
てインキ回収を任意に行ってもよい。
【0187】次に、本発明の第5の実施形態を図32乃
至図34に基づいて説明する。本実施形態における孔版
印刷装置1は、第4の実施形態における孔版印刷装置1
と略同様の構成であるので、その説明を省略し、相違す
る点、すなわち、回収インキを一時的に貯溜する点と、
回収インキをマスタに付着する点とについて説明する。
【0188】図32に示すように、版胴79には第1イ
ンキ回収手段370が、版胴80には第2インキ回収手
段380がそれぞれ設けられている。なお、第2インキ
回収手段380は、第1インキ回収手段370と同様の
構成であるので、第1インキ回収手段370の各部材に
対応する符号を付すにとどめて、その説明を省略し、ま
た、その動作、すなわち、インキ回収、インキ貯溜、イ
ンキ塗布も第1インキ回収手段370と同様であるの
で、それらの動作説明も省略する。
【0189】以下、第1インキ回収手段370について
説明する。図32において、第1インキ回収手段370
は、第4の実施形態で説明した第1インキ回収手段33
0と略同様の構成であり、版胴79の内周面からインキ
を掻き取るインキ回収部材としてのインキ回収ブレード
371と、版胴79の周面に関してインキ回収ブレード
371に対向して配設されているバックアップローラ3
72と、インキ回収ブレード371により掻き取られた
インキを吸引するインキ吸引ポンプ373と、インキ回
収ブレード371を版胴79の内周面に接離する接離手
段としての図示しないブレード接離手段と、バックアッ
プローラ372を版胴79の外周面に接離する図示しな
いローラ接離手段と、図34に示す制御手段379とを
有している。インキ回収手段370の近傍には、インキ
吸引ポンプ373により吸引されたインキを貯溜するイ
ンキ貯溜手段としての略箱形の形状のインキ貯溜部37
4が設けられている。制御手段379は、第2インキ回
収手段380の構成要素でもある。
【0190】インキ貯溜部374は、版胴79の内部に
配設されており、支軸82に固定された図示しないブラ
ケットにより支持されている。インキ貯溜部374に
は、インキ回収ブレード371により掻き取られたイン
キをインキ貯溜部374に移送するインキ吸引パイプ3
75が接続されている。インキ吸引パイプ375の途中
部分には、インキ吸引ポンプ373が介装されている。
【0191】また、インキ貯溜部374には、後述する
インキ塗布ローラ対378に回収インキを供給するイン
キ排出パイプ376が接続されている。インキ排出パイ
プ376の途中部分には、インキ貯溜部374内の回収
インキをインキ塗布ローラ対378に向けて送出するイ
ンキ排出ポンプ377が介装されている。上下排版部材
47,48と排版ボックス49との間には、回収インキ
を使用済みマスタ167に付着するインキ付着手段とし
てのインキ塗布ローラ対378が配設されている。
【0192】インキ排出パイプ376は、第1のインキ
排出パイプ376aと、第2のインキ排出パイプ376
bとから構成されている。第1のインキ排出パイプ37
6aは、その一部が支軸82内に配設されており、イン
キ貯溜部374から支軸82の端部、すなわち、インキ
供給口とは反対側の端部までの間を構成している。第2
のインキ排出パイプ376bは、支軸82の端部からイ
ンキ塗布ローラ対378までの間を構成している。
【0193】支軸82の端部には、パイプ接続部82b
(図29参照)が形成されており、このパイプ接続部8
2bで第1のインキ排出パイプ376aと第2のインキ
排出パイプ376bとの接続が行われる。なお、本実施
形態では、図29において、インキ吸引パイプ337の
代わりに第1のインキ排出パイプ376aが、インキ回
収パイプ338の代わりに第2のインキ排出パイプ37
6bがそれぞれ設けられている。
【0194】第2のインキ排出パイプ376bの先端部
には、回収インキを吐出するインキ吐出部が設けられて
いる。インキ吐出部の図示は省略するが、このインキ吐
出部は、第2の実施形態におけるインキ吐出パイプ29
5のインキ塗布部295bと同様の形状に形成されてい
る。インキ吸引ポンプ373及びインキ排出ポンプ37
7は、図34に示す制御手段379に接続されており、
共に制御手段379にその作動を制御される。
【0195】次に、上述の孔版印刷装置1の印刷動作を
説明するが、通常印刷時における動作は第1の実施形態
で説明した動作と同様であるので、ここでは、放置後印
刷時における動作のみを説明する。放置後印刷時には、
まず、インキ回収動作が行われる。このインキ回収動作
は、第1インキ回収手段370と第2インキ回収手段3
80とによって行われるが、両インキ回収手段370,
380のインキ回収動作は、互いに同様であるので、こ
こでは、第1インキ回収手段370によるインキ回収動
作について説明し、第2インキ回収手段380によるイ
ンキ回収動作の説明は省略する。また、このインキ回収
動作は、第4の実施形態におけるインキ回収動作と同様
なので、ここでは簡単に説明する。
【0196】製版スタートキー154が押されると、排
版動作が行われ、この排版動作の完了後、版胴79が回
転を開始する。この後、インキ回収ブレード371及び
バックアップローラ372が版胴79の周面に圧接し、
版胴79の周面に付着している粘度が低下したインキ
が、インキ回収ブレード371に掻き取られる。掻き取
られたインキは、インキ吸引ポンプ373によって、イ
ンキ吸引パイプ375を介して吸引され、インキ貯溜部
374に貯溜される。
【0197】版胴80でも、第2インキ回収手段380
によって同様のインキ回収動作が行われ、第1,2イン
キ回収手段370,380によるインキ回収動作が完了
した後、通常印刷時と同様に、製版動作、給版動作、印
刷動作が順次行われる。なお、本実施形態では、インキ
回収動作と版胴圧接動作とを同時に行っている。これら
の一連の動作が終了し、再度、排版動作が行われると、
インキ付着手段によって、使用済みマスタ167への回
収インキの付着が行われる。
【0198】すなわち、版胴79の外周面上に巻装され
ている、図32中、二点鎖線で示す使用済みマスタ16
7が上排版部材47及び下排版部材48によって剥離さ
れ、排版ボックス49に収納されるときに、インキ排出
ポンプ377を作動させる。インキ排出ポンプ377の
作動により、インキ貯溜部374内の回収インキが第1
のインキ排出パイプ376a及び第2のインキ排出パイ
プ376bを介してインキ塗布ローラ対378に供給さ
れる。
【0198】使用済みマスタ167がインキ塗布ローラ
対378を通過する際、インキ塗布ローラ対378の表
面の回収インキは、使用済みマスタ167のフィルム面
に塗布されて、このフィルム面に付着する。回収インキ
が付着した使用済みマスタ167は、排版ボックス49
内に収納され、圧縮板50によって圧縮された後、廃棄
される。
【0199】上述のように、版胴79,80に印刷済み
マスタがそれぞれ巻装された状態から次の印刷が行われ
る際に、タイマ267が計時した経過時間が任意の所定
時間を超過したときに、第1インキ回収手段370及び
第2インキ回収手段380によって、版胴79,80の
周面に付着した、放置によって粘度が低下したインキが
回収されるので、印刷時における滲みや裏移りの発生を
防止して損紙の発生を極力抑えることができ、印刷コス
トの低減を図ることができる。
【0200】また、回収インキを使用済みマスタ16
7,168に付着させて、これら使用済みマスタ16
7,168と共に廃棄するので、回収インキと使用済み
マスタ167,168との廃棄を一度にでき、作業効率
を向上できる。第1,4の実施形態と比べて、多孔質材
260,280,339,359等の使い捨て部材が不
要になり、コストの低減を図ることができる。
【0201】なお、本実施形態でも、上述の第4の実施
形態と同様に、インキ回収ブレード371,381と対
向する位置にバックアップローラ372,382をそれ
ぞれ設けているが、インキ回収ブレード371,381
に可撓性を持たせることで、バックアップローラ37
2,382を省き、インキ回収ブレード371,381
のみでインキ回収を行うことも可能である。インキ回収
ブレード371,381のみでインキ回収を行う場合に
は、排版動作時以外の時期にインキ回収を行ってもよ
い。例えば、タイマ267による経時時間が所定時間を
経過したときにインキ回収を行ってもよいし、操作パネ
ル153に図示しない強制インキ回収キーを設け、この
キーを操作することによってインキ回収を任意に行って
もよい。
【0202】次に、本発明の第6の実施形態を図35,
36に基づいて説明する。本実施形態における孔版印刷
装置1は、第5の実施形態における孔版印刷装置1と略
同様の構成であるので、相違する部分についてのみ説明
し、その他の構成の説明を省略する。すなわち、回収イ
ンキをメインパイプに再供給する構成及びインキ回収手
段の構成要素としての制御手段が相違しているので、こ
の構成について詳細に説明する。
【0203】図35において、インキ貯溜部374に
は、支軸82内のメインパイプ82aに回収インキを再
供給するインキ再供給パイプ390が接続されている。
インキ再供給パイプ390の一部は、支軸82内に配設
されており、支軸82の内部において、メインパイプ8
2aに接続している。インキ再供給パイプ390の途中
部分には、インキ貯溜部374内の回収インキをメイン
パイプ82aに向けて送出するインキ再供給ポンプ39
1が介装されている。
【0204】インキ再供給ポンプ391は、インキ供給
ポンプ265と同性能で同容量のものであり、インキ供
給ポンプ265と同様に、図36に示す制御手段392
に接続されており、その作動を制御手段392に制御さ
れる。なお、インキ再供給パイプ390及びインキ再供
給ポンプ391からインキ再供給手段が構成されてい
る。版胴80の内部にも、インキ再供給パイプ390及
びインキ再供給ポンプ391と同様に、インキ再供給パ
イプ395及びインキ再供給ポンプ396がそれぞれ設
けられている。
【0205】一方、孔版印刷装置1の内部には、この装
置内の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ
393(図36参照)が配設されている。図36に示す
ように、温度センサ393は、制御手段392に接続さ
れており、装置内の温度信号を常に制御手段392に出
力する。
【0206】次に、上述の孔版印刷装置1の印刷動作を
説明するが、通常印刷時における動作は第1の実施形態
で説明した動作と同様であるので、ここでは、放置後印
刷時における動作のみを説明する。すなわち、回収イン
キの再供給について説明する。なお、インキ回収につい
ては、第5の実施形態で説明したインキ回収と同様なの
で、その説明を省略する。また、版胴79内における各
動作と版胴80内における各動作とは互いに同様である
ので、版胴79内における各動作について説明する。
【0207】排版動作の完了後、インキ回収が行われ、
版胴79の周面のインキがインキ貯溜部374に貯溜さ
れる。この後、通常印刷時と同様に、製版動作、給版動
作、印刷動作が順次行われる。なお、本実施形態では、
インキ回収動作と版胴圧接動作とを同時に行っている。
この印刷動作時において、インキ溜まり96aのインキ
量が減少すると、センサ170から制御手段392へ信
号が出力される。信号を受けた制御手段392は、イン
キ供給ポンプ265及びインキ再供給ポンプ391をそ
れぞれ作動させる。
【0208】インキ供給ポンプ265の作動により、イ
ンキパックからのインキが支軸82内のメインパイプ8
2aを介してインキ溜まり96aに向けて送られる。イ
ンキ再供給ポンプ391の作動により、インキ貯溜部3
74からの回収インキがインキ再供給パイプ390を介
してメインパイプ82a内に送られる。メインパイプ8
2aとインキ再供給パイプ390との合流部において、
回収インキと新インキとが混合され、この混合インキ
は、インキ供給パイプ129を介してインキ溜まり96
aに供給される。
【0209】したがって、回収インキをインキ溜まり9
6aに再供給して、印刷に使用するので、使用済みマス
タ167に付着して廃棄されるインキ以外のインキを効
率良く使用でき、また、インキの使用量を低減でき、コ
ストを低減できる。
【0210】ここで、インキ溜まり96aに供給され
る、インキパックからの新インキ量とインキ貯溜部37
4からの回収インキ量との混合比率について説明する。
ところで、インキの粘度特性には温度依存性がある。す
なわち、低温時にはその粘度が高くなり、インキがマス
タを通過しにくくなり、画像濃度が淡くなる。その逆
に、高温時にはその粘度が低くなり、インキがマスタを
通過し易くなり、画像濃度が濃くなる。そこで、新イン
キ量と低粘度の回収インキ量との混合比率を温度に応じ
て調整して、インキ粘度を調整する。
【0211】以下、詳細に説明する。インキ溜まり96
aにインキを供給するとき、制御手段392は、温度セ
ンサ393からの温度信号を読み取る。この温度センサ
393からの温度信号によって、装置内の温度が中間温
度、例えば、15〜30°Cであると判断された場合に
は、新インキ量を10、回収インキ量を2の比率で混合
する。この比率で混合された混合インキは、新インキの
みの場合と比べ、若干、粘度が低下するが、この程度の
粘度低下は、画像濃度が極端に濃くなるほどのものでは
なく、また、滲みや裏移りを悪化させるものでもない。
【0212】装置内の温度が低温である場合には、回収
インキ量の混合比率を高める。例えば、装置内の温度が
15°C未満である場合には、新インキ量を10、回収
インキ量を3の比率で混合する。このように、低温時に
おいて、新インキに混合する回収インキ量を中間温度の
それよりも多くすることによって、インキ粘度を下げる
ことができ、画像濃度が淡くなることを防止できる。
【0213】また、装置内の温度が高温である場合に
は、回収インキ量の混合比率を低くする。例えば、装置
内の温度が30°Cを越える場合には、新インキ量を1
0、回収インキ量を1の比率で混合する。このように、
高温時において、新インキに混合する回収インキ量を中
間温度のそれよりも少なくすることによって、インキ粘
度の低下を抑えることができ、画像濃度が濃くなること
を防止するとともに、回収インキを再利用することがで
きる。
【0214】したがって、上述したように、新インキ量
と低粘度の回収インキ量との混合比率を温度に応じて調
整することによって、インキ溜まりのインキ粘度を周囲
の環境温度に依存せず、略一定に維持でき、常に安定し
た画像濃度を得ることができる。
【0215】なお、本実施形態でも、上述の第4の実施
形態と同様に、インキ回収ブレードと対向する位置にバ
ックアップローラを設けているが、インキ回収ブレード
に可撓性を持たせることで、バックアップローラを省
き、インキ回収ブレードのみでインキ回収を行うことも
可能である。インキ回収ブレードのみでインキ回収を行
う場合には、排版動作時以外の時期にインキ回収を行っ
てもよい。例えば、タイマ267による経時時間が所定
時間を経過したときにインキ回収を行ってもよいし、操
作パネル153に図示しない強制インキ回収キーを設
け、このキーを操作することによってインキ回収を任意
に行ってもよい。
【0216】次に、本発明の第7の実施形態を図37〜
39に基づいて説明する。本実施形態における孔版印刷
装置1は、第5の実施形態における孔版印刷装置1と略
同様の構成であるので、相違する部分についてのみ説明
し、その他の構成の説明を省略する。すなわち、第5の
実施形態における回収インキを使用済みマスタ167に
付着する構成に、第6の実施形態における回収インキを
メインパイプ82aに再供給する構成を加えた構成であ
るので、この構成及びインキ回収手段の構成要素として
の制御手段について詳細に説明する。
【0217】図37に示すように、支軸82内のメイン
パイプ82aは、インキ供給口とは反対側の端部に設け
られたパイプ接続部82bに連通している。メインパイ
プ82aのパイプ接続部82bとインキ供給パイプ12
9との間には、切換弁400が介装されている。
【0218】切換弁400には、インキ貯溜部374に
連通している第1のインキ排出パイプ401が接続して
いる。この第1のインキ排出パイプ401の途中部分に
は、インキ貯溜部374内の回収インキを切換弁400
に向けて送出するインキ排出ポンプ402が介装されて
いる。パイプ接続部82bには、第5の実施形態で説明
したインキ塗布ローラ対378に回収インキを供給する
第2のインキ排出パイプ403が接続されている。
【0219】切換弁400は、図39に示す制御手段4
04に接続されており、その作動を制御手段404に制
御される、すなわち、切換弁400は、インキ貯溜部3
74からの回収インキの流れをメインパイプ82aある
いはインキ塗布ローラ対378のうちいずれかに切り換
える。
【0220】図38に示すように、インキ貯溜部374
には、この内部の回収インキ量が満杯になったかどうか
を検知する回収インキ量検知手段405が配設されてい
る。回収インキ量検知手段405は、回収インキ面に浮
かぶフロート406と、軸407に回動自在に支持さ
れ、フロート406を支持する支持アーム408と、支
持アーム408の端部408aを検知する光センサ40
9とから主に構成されている。
【0221】光センサ409は、制御手段404に接続
されており、回収インキ面が所定位置まで上昇して支持
アーム408が揺動し、その端部408aを検知する
と、満杯信号を制御手段404に出力する。
【0222】版胴80に内部にも、第1のインキ排出パ
イプ401、第2のインキ排出パイプ403、インキ排
出ポンプ402及び回収インキ量検知手段405と同様
に、第1のインキ排出パイプ411、第2のインキ排出
パイプ413、インキ排出ポンプ412及び回収インキ
量検知手段415がそれぞれ設けられており、支軸10
5内には、切換弁400と同様の切換弁410が設けら
れている。
【0223】次に、上述の孔版印刷装置1の印刷動作を
説明するが、通常印刷時における動作は第1の実施形態
で説明した動作と同様であるので、ここでは、放置後印
刷時における動作のみを説明する。この動作では、ま
ず、インキ回収動作が行われるが、このインキ回収につ
いては、第5の実施形態で説明したインキ回収と同様な
ので、その説明を省略する。また、版胴79内における
各動作と版胴80内における各動作とは互いに同様であ
るので、版胴79内における各動作について説明する。
【0224】排版動作の完了後、インキ回収が行われ、
版胴79の周面のインキがインキ貯溜部374に貯溜さ
れる。この後、通常印刷時と同様に、製版動作、給版動
作、印刷動作が順次行われる。なお、本実施形態では、
インキ回収動作と版胴圧接動作とを同時に行っている。
印刷動作時において、センサ170によってインキ溜ま
り96aのインキ量減少が検知されると、制御手段40
4は、切換弁400を作動させ、第1のインキ排出パイ
プ401とメインパイプ82aとを互いに連通させる。
その後、制御手段404は、インキ供給ポンプ265及
びインキ排出ポンプ402をそれぞれ作動させる。
【0225】インキ供給ポンプ265の作動により、イ
ンキパックからのインキが支軸82内のメインパイプ8
2aを介してインキ溜まり96aに向けて送られるとと
もに、インキ排出ポンプ402の作動により、インキ貯
溜部374からの回収インキがインキ排出パイプ401
を介してメインパイプ82a内に送られる。メインパイ
プ82aとインキ排出パイプ401との合流部におい
て、回収インキと新インキとが混合され、この混合イン
キは、インキ供給パイプ129を介してインキ溜まり9
6aに供給される。
【0226】したがって、回収したインキを再度、イン
キ溜まりに供給して、印刷に使用するので、インキを効
率良く使用でき、また、インキの使用量を低減でき、コ
ストを低減できる。
【0227】ところが、装置内温度が高温で、回収イン
キのインキ溜まり96aへの再供給量が少ない場合や、
短期間にインキ回収が頻繁に繰り返された場合には、イ
ンキ貯溜部374内の回収インキ量が増加する。したが
って、インキを回収する量が回収インキを再供給する量
よりも多い場合には、インキ貯溜部374内の回収イン
キ量が増加し、回収インキの貯溜空間がなくなるおそれ
がある。
【0228】そこで、回収インキ量検知手段405によ
ってインキ貯溜部374内の回収インキ量が満杯になっ
たことが検知された場合には、排版動作時に、制御手段
404が、切換弁400を作動させ、第1のインキ排出
パイプ401の流路を切り換える。すなわち、第1のイ
ンキ排出パイプ401と第2のインキ排出パイプ403
とを互いに連通させる。その後、制御手段404は、イ
ンキ排出ポンプ402を作動させる。
【0229】インキ排出ポンプ402の作動により、イ
ンキ貯溜部374内の回収インキが第1のインキ排出パ
イプ401及び第2のインキ排出パイプ403を介して
インキ塗布ローラ対378に供給される。インキ塗布ロ
ーラ対378に供給された回収インキは、使用済みマス
タ167に付着されて、この使用済みマスタ167と共
に廃棄される。
【0230】したがって、インキ貯溜部374内の回収
インキ量を監視しているので、インキを回収する量が回
収インキを再供給する量よりも多くなり、インキ貯溜部
374内の回収インキ量が増加した場合には、回収イン
キを廃棄する。よって、回収インキの貯溜空間が少なく
なった場合にも対応でき、回収インキを有効に利用する
ことができる。
【0231】上述の各実施形態で説明した孔版印刷装置
1では、インキ供給手段84とインキ供給手段107と
をそれぞれ移動可能な構成としたが、何れか一方のイン
キ供給手段を、そのインキローラの外周面が多孔性支持
板の内周面と近接した状態で固定し、他方のインキ供給
手段を移動させることにより、双方の多孔性支持板を当
接可能とした構成の孔版印刷装置を使用することもでき
る。この場合、移動側のインキ供給手段をインキ供給手
段84と同様に、支軸82あるいは支軸105と直交す
る方向に設けられた支軸によって揺動自在な構成とす
る。
【0232】また、本発明のインキ回収手段は、例え
ば、特開平6−71996号公報あるいは特開平6−1
35111号公報等に開示されている、一方の版胴の支
軸を固定し、これに対して他方の版胴を揺動して両面印
刷を行うタイプの孔版印刷装置に適用することも可能で
あり、この場合でも、上述の効果と同様の効果を得るこ
とができる。
【0233】さらに、上述の各実施形態では、1工程で
両面印刷が可能であるタイプの孔版印刷装置1に、本発
明のインキ回収手段を適用した場合について説明した
が、孔版印刷装置として、片面印刷用の孔版印刷装置に
本発明のインキ回収手段を適用してもよい。
【0234】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、インキ回収手段によって、版胴の周面に付
着したインキが回収されるので、版胴の周面を良好な状
態とすることができる。
【0235】請求項2記載の発明によれば、計時手段が
計時した経過時間が所定時間を超過したときに、インキ
回収手段によって、版胴の周面に付着した、放置によっ
て粘度が低下したインキが回収されるので、印刷時にお
ける滲みや裏移りの発生を防止して損紙の発生を極力抑
えることができ、印刷コストの低減を図ることができ
る。
【0236】請求項3記載の発明によれば、インキ貯溜
手段に貯溜された回収インキを使用済みマスタに塗布す
るので、回収インキが使用済みマスタに吸収され、使用
済みマスタを廃棄することによって回収インキも廃棄で
きる。また、回収インキと使用済みマスタとの廃棄を一
度にでき、作業効率を向上できる。
【0237】請求項4記載の発明によれば、インキ貯溜
手段に貯溜された回収インキをインキ溜まりに再供給す
るので、回収インキが印刷に再使用される。したがっ
て、インキを効率良く使用でき、インキの使用量を低減
でき、コストを低減できる。
【0238】請求項5記載の発明によれば、インキ貯溜
手段に貯溜されている回収インキ量を検知して、この検
知結果に基づいて、回収インキをインキ溜まりに再供給
する、または使用済みマスタに付着するので、回収イン
キを再利用でき、また、使用済みマスタの廃棄と共に回
収インキも廃棄できる。さらに、インキを回収する量が
回収インキを再利用する量よりも多くなり、インキ貯溜
手段内の回収インキ量が増加した場合には、回収インキ
が廃棄されるので、インキ貯溜手段の貯溜空間を確保で
きる。
【0239】請求項6記載の発明によれば、装置本体内
の温度を検知して、この検知結果に基づいて、回収イン
キのインキ溜まりへの再供給量を調整するので、新イン
キ量と回収インキ量との混合比率が調整される。したが
って、インキ溜まりのインキ粘度を周囲の環境温度に依
存せず、略一定に維持でき、常に安定した画像濃度を得
ることができる。
【0240】請求項7記載の発明によれば、インキ回収
時に、インキ溜まりから版胴の周面へのインキ供給量を
増大するので、インキ溜まりにおける粘度が低下したイ
ンキもすばやく回収でき、装置内における粘度が低下し
た大部分のインキを回収でき、この後の印刷動作では、
良好な印刷を行うことができる。装置内における粘度が
低下した大部分のインキを回収できるので、損紙の発生
をハイレベルに抑制することができ、印刷コストをさら
に低減できる。
【0241】請求項8記載の発明によれば、各版胴を互
いに圧接させたまま所定回数だけ回転させるので、各版
胴の外周面に残った、使用済みマスタの穿孔部に対応し
たインキの濃度むらが均されて各版胴上のインキ濃度が
略均一となり、インキが各版胴の外周面にそれぞれ充填
される。したがって、両面印刷時における、印刷開始直
後のインキ供給の立上りが良好になるとともに、印刷開
始直後の濃度むらの発生を防止して損紙の発生を極力抑
えることができ、印刷コストの低減を図ることができ
る。
【0242】請求項9記載の発明によれば、版胴の動作
に合わせて所定のタイミングでインキ回収動作を実行す
ることができ、インキ回収を支障なく確実に行うことが
できる。
【0243】請求項10記載の発明によれば、インキ回
収ブレードの材質特性を利用してそれのみで版胴周面の
インキを掻き取る構成としたので、バックアップローラ
との協働作用によりインキを回収する等の構成に比べて
構成の簡易化を図れるとともに、製造コストの低減を図
ることができる。
【0244】請求項11記載の発明によれば、インキ回
収手段が、インキ貯留手段とインキ付着手段の機能を兼
ねるので、構成の簡易化を図れるとともに、製造コスト
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における孔版印刷装置の概略側
面図である。
【図2】第1の実施形態におけるインキ回収手段の概略
図である。
【図3】第1の実施形態における第1インキ回収手段の
拡大図である。
【図4】第1の実施形態における版胴の斜視図である。
【図5】第1の実施形態におけるフランジの正面図であ
る。
【図6】第1の実施形態におけるフランジの縦断面図で
ある。
【図7】第1の実施形態における印刷部要部を示す部分
断面図である。
【図8】第1の実施形態における版胴の斜視図である。
【図9】第1の実施形態における非印刷時の印刷部要部
の側面図である。
【図10】第1の実施形態における第1支持部材の斜視
図である。
【図11】第1の実施形態におけるベースの斜視図であ
る。
【図12】第1の実施形態におけるストッパの斜視図で
ある。
【図13】第1の実施形態における版胴駆動手段を説明
する概略図である。
【図14】第1の実施形態における操作パネルの部分拡
大図である。
【図15】第1の実施形態における制御手段のブロック
図である。
【図16】第1の実施形態における印刷時の印刷部要部
の側面図である。
【図17】第1の実施形態における孔版印刷装置の動作
を示すフローチャートである。
【図18】第2の実施形態における第1インキ回収手段
の概略図である。
【図19】第2の実施形態におけるインキ吐出パイプの
インキ塗布部の拡大斜視図である。
【図20】第2の実施形態における第2インキ回収手段
の概略図である。
【図21】第2の実施形態における制御手段のブロック
図である。
【図22】2つのインキ回収動作プログラムを使い分け
る場合の閾値設定を示す説明図である。
【図23】第3の実施形態におけるインキ回収手段の概
略図である。
【図24】第3の実施形態におけるインキ回収手段によ
る動作を説明する動作図であり、(a)はインキ回収状
態を、(b)はインキ貯溜状態を、(c)はインキ塗布
状態をそれぞれ示す。
【図25】第4の実施形態におけるインキ回収手段の概
略図である。
【図26】第4の実施形態における第1インキ回収手段
の拡大図である。
【図27】第4の実施形態におけるインキ吸引パイプの
拡大斜視図である。
【図28】第4の実施形態におけるインキ回収手段の要
部の概略構成図である。
【図29】第4の実施形態における支軸のパイプ接続部
の拡大断面図であり、(a)はインキ回収パイプが接続
されていない状態を、(b)はインキ回収パイプが接続
されている状態をそれぞれ示す。
【図30】第4の実施形態におけるインキ回収パイプ及
びインキ回収ボックスの斜視図である。
【図31】第4の実施形態における制御手段のブロック
図である。
【図32】第5の実施形態におけるインキ回収手段の概
略図である。
【図33】第5の実施形態におけるインキ回収手段の要
部の概略構成図である。
【図34】第5の実施形態における制御手段のブロック
図である。
【図35】第6の実施形態におけるインキ回収手段の要
部の概略構成図である。
【図36】第6の実施形態における制御手段のブロック
図である。
【図37】第7の実施形態におけるインキ回収手段の要
部の概略構成図である。
【図38】第7の実施形態におけるインキ貯溜部の拡大
図である。
【図39】第7の実施形態における制御手段のブロック
図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 79,80 版胴 91,108 インキローラ移動手段(版胴接離手
段) 167,168 使用済みマスタ 169 制御手段 250,270 インキ回収手段 254,274 インキ回収ボックス(インキ貯溜手
段) 267 タイマ(計時手段) 294,304 インキ貯溜部(インキ貯溜手段) 295 インキ吐出パイプ(インキ付着手段) 308 インキ塗布ローラ対(インキ付着手
段) 310,315 インキ供給量増大手段 331,351 インキ回収ブレード 390 インキ再供給パイプ(インキ再供給手
段) 391 インキ再供給ポンプ(インキ再供給手
段) 393 温度センサ(温度検知手段) 405 回収インキ量検知手段 P 用紙

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製版されたマスタを版胴に巻装し、該版胴
    にインキを供給し、上記版胴及び上記マスタからインキ
    を滲出させて、用紙に印刷を行う孔版印刷装置におい
    て、 上記版胴の周面に付着しているインキを該周面から回収
    するインキ回収手段と、上記インキ回収手段により回収
    されたインキを一時的に貯溜するインキ貯溜手段と、 を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】製版されたマスタを版胴に巻装し、該版胴
    にインキを供給し、上記版胴及び上記マスタからインキ
    を滲出させて、用紙に印刷を行う孔版印刷装置におい
    て、 印刷終了時からの経過時間を計時する計時手段と、 上記経過時間が所定時間を超過した場合に、上記版胴の
    周面に付着しているインキを該周面から回収するインキ
    回収手段と、 上記インキ回収手段により回収されたインキを一時的に
    貯溜するインキ貯溜手段と、 を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の孔版印刷装置にお
    いて、 上記インキ貯溜手段に貯溜された上記インキを使用済み
    マスタに付着させるインキ付着手段を有することを特徴
    とする孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の孔版印刷装置にお
    いて、 上記インキ貯溜手段に貯溜された上記インキを上記版胴
    内のインキ溜まりに供給するインキ再供給手段を有する
    ことを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の孔版印刷装置にお
    いて、 上記インキ貯溜手段に貯溜されているインキ量を検知す
    る回収インキ量検知手段と、 上記回収インキ量検知手段により、上記インキ量が所定
    量よりも少ないことが検知された場合に、上記インキ貯
    溜手段に貯溜された上記インキを上記版胴内のインキ溜
    まりに供給するインキ再供給手段と、 上記回収インキ量検知手段により、上記インキ量が所定
    量以上になったことが検知された場合に、上記インキ貯
    溜手段に貯溜された上記インキを使用済みマスタに付着
    させるインキ付着手段と、 を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の孔版印刷装置にお
    いて、 装置本体内の温度を検知する温度検知手段を有し、 上記温度検知手段により、上記装置本体内の温度変化が
    検知されたとき、上記インキ再供給手段が、上記インキ
    溜まりのインキ粘度が略一定になるように、再利用され
    るインキ供給量を上記温度変化に応じて調整することを
    特徴とする孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    孔版印刷装置において、 上記インキ回収手段によるインキ回収時に、上記版胴内
    のインキ溜まりから上記版胴の周面へのインキ供給量を
    増大するインキ供給量増大手段を有することを特徴とす
    る孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6または7記
    載の孔版印刷装置において、 第1の版胴と第2の版胴とを有して1工程両面印刷が可
    能であり、 第1及び第2の版胴の各外周面を互いに接離する版胴接
    離手段と、この版胴接離手段の作動を制御する制御手段
    を有し、 上記インキ回収手段によるインキ回収後に、上記制御手
    段が、第1及び第2の版胴の各外周面を互いに圧接させ
    るとともに、それぞれ所定回数回転させることを特徴と
    する孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7又は8
    記載の孔版印刷装置において、 上記インキ回収手段が、インキ回収部材と、このインキ
    回収部材を上記版胴の周面に対して接離させる接離手段
    と、上記インキ回収部材が所定のタイミングで上記版胴
    の周面に接触するように上記接離手段を制御する制御手
    段とを有していることを特徴とする孔版印刷装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    又は9記載の孔版印刷装置において、 上記インキ回収手段がインキ回収部材としての可撓性を
    有するインキ回収ブレードを有し、このインキ回収ブレ
    ードの押圧接触のみにより上記版胴の内周面のインキを
    掻き取ることを特徴とする孔版印刷装置。
  11. 【請求項11】請求項3記載の孔版印刷装置において、 上記インキ回収手段がインキを吸収保持可能なインキ回
    収ローラを有し、上記インキ貯留手段とインキ付着手段
    を兼ねることを特徴とする孔版印刷装置。
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