JPH1132111A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH1132111A
JPH1132111A JP9184183A JP18418397A JPH1132111A JP H1132111 A JPH1132111 A JP H1132111A JP 9184183 A JP9184183 A JP 9184183A JP 18418397 A JP18418397 A JP 18418397A JP H1132111 A JPH1132111 A JP H1132111A
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JP
Japan
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frequency
information
telephone device
region
language
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JP9184183A
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English (en)
Inventor
Seijiro Ishizuka
誠次郎 石塚
Izumi Saito
泉 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種地域(国)で汎用的に使用できる電話装
置の提供。 【解決手段】 使用地域もしくは通信事業者の識別情報
に応じて、制御手段は、必要な周波数信号が出力される
ように発振手段を制御するとともに、送受信処理のため
に必要となる処理の設定変更を行う。地域等の情報は入
力手段によりユーザーが入力するか、もしくは判別手段
により自動判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の地域/国で
汎用的に使用できるようにする電話装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、無線方式で通話することができる
携帯電話器が普及している。この携帯電話器は小型、か
つ軽量化が進み持ち運びに負担がかからないことから、
出掛ける時などに鞄やポケットなどに収納することが可
能とされ、そのユーザーが契約している通信事業者が対
応しているサービス地域内であれば、出先などで通話す
ることができるようにされている。
【0003】また、携帯電話器を国外などに持ち出して
利用する場合は、ユーザーが直接契約している通信事業
者のサービス地域外での使用となるが、その国の通信事
業者のサービス地域内でも通信サービスを受けられるよ
うにするためのローミング契約を交わすことによって、
ユーザーはその国での通信事業者を介して国内に居る場
合と同様に携帯電話器を使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
携帯電話器の通信方式としては、例えばヨーロッパ圏な
どではGSM(Global System for Mobile communicati
on)方式、また例えば米国、アジア圏(例えば韓国、香
港など)などではIS−95(Interim Standard95 )
ベースのCDMA(Code Division Multiple Access )
方式が導入されている。
【0005】例えばCDMA方式を導入している米国、
アジア圏の各地域では、同一の方式とされているので、
基本的には同一の携帯電話器を用いることができ、従っ
て、上記したローミング契約を交わしておくことによ
り、ユーザー自身の携帯電話器を自国外などに持ち込ん
でそのまま使用する使用形態が考えられる。しかし、同
一の通信方式を導入していても、割り当てられている周
波数帯や通信プロトコルが異なる場合は、出国時にその
国の周波数帯域に対応した携帯電話器を借りて出掛ける
必要があり、結局ユーザーが所有する携帯電話器をその
まま使用できないという不便がある。
【0006】また、携帯電話器を製造するメーカ側から
みれば、同一方式に対応した機器を製造する場合でも、
仕向け地に対応した周波数帯域に対応した仕様の複数種
類の機種を製造することが必要とされている。さらに、
携帯電話器に登録する各種データ(電話番号、氏名な
ど)の表示に関しては、各国語に対応した言語表示を行
なうことができる仕様の複数機種の機種を製造すること
が必要とされる。
【0007】このように、国や地域さらには通信事業者
によって、異なる周波数が割り当てられていることや、
通信プロトコルの相違、また地域によって使用する言語
が違うことから、各国間で汎用的に使用できる携帯電話
装置を製造することは難しく、また携帯電話装置を有効
に使用することができないという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、各種地域で汎用的に使用できる電話装置を
提供することを目的とする。このために電話装置におい
て、送受信処理に用いる各種周波数信号を発振出力させ
るとともに、発振出力周波数が可変とされた発振手段
と、地域もしくは通信事業者の識別情報に対応して送受
信処理に用いる周波数情報を記憶する記憶手段と、使用
地域もしくは通信事業者の識別情報に応じて、記憶手段
の周波数情報に基づいて必要な周波数信号が出力される
ように発振手段を制御するとともに、使用地域もしくは
通信事業者の識別情報に応じて、送受信処理のために必
要となる処理の設定変更を行うことのできる制御手段と
を備えるようにする。即ち使用する地域や通信事業者毎
に異なる周波数設定となっている場合でも、それを切り
換えることで各地域で使用できるようにし、また必要で
あれば通信プロトコル等の変更もできるようにする。
【0009】また使用する地域や通信事業者の識別情報
は、入力手段によりユーザーが入力できるようにする。
これによってユーザーは使用する地域に応じて入力を行
うことで、その電話装置はその地域等に応じた設定状態
となり、使用可能となる。さらに、受信情報から当該電
話装置が使用されている地域もしくは通信事業者の識別
情報を判別する判別手段を備えることで、ユーザーが地
域等を入力しなくても、自動的に各地域に対応できる電
話装置を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を例え
ばセルラー方式の携帯電話器に適用した場合を例に挙げ
て説明する。図1は実施の形態の携帯電話器の要部を示
すブロック図である。この図に示されている携帯電話器
1は、アンテナAで受信された電波は、アンテナ共用部
2を介して、受信電力増幅部3a、ミキサ3b、IF増
幅部3c、復調部3dなどによって構成されている受信
部3(破線で囲んで示している)に供給される。
【0011】受信増幅部3aで増幅された高周波信号
は、ミキサ3bで周波数シンセサイザ部4からのローカ
ル周波数fL1と混合され、中間周波信号とされる。周
波数シンセサイザ部4は、携帯電話器1によって構成さ
れる通信システムに割り当てられている任意のチャンネ
ルによって通信することができるようにするために、送
受信を行なう際の周波数を選択することができるように
構成されている。なお、周波数シンセサイザ部4につい
ては後で詳しく説明する。ミキサ3bから出力される中
間周波信号はIF(Intermediate frequency)増幅部3
cによって利得が制御され、復調部3dによってベース
バンド信号に復調される。このときに発振器6からの復
調用周波数fL2によって復調処理が行なわれる。復調
されたベースバンド信号はベースバンド処理部5を構成
する受信信号処理部5aに供給される。受信信号処理部
5aでは所要の受信信号処理が施されて、受話部7に供
給されて音声出力が行なわれる。
【0012】一方、送信系の構成及び動作としては、送
話部8によって入力された例えばユーザの音声は、ベー
スバンド信号処理部5の送信信号処理部5bによって所
要の信号処理が施され、送信部10の変調部10aに供
給される。ここで、発振器9からの直交変調用周波数f
L3によって変調処理が行なわれる。そしてミキサ10
bで周波数シンセサイザ部4からのローカル周波数fL
1と混合されて高周波信号(無線周波信号)とされ、送
信電力増幅部10cで増幅される。ここで増幅された高
周波信号はアンテナ共用器2を介してアンテナAから送
信出力される。
【0013】制御部11は、操作部12から供給される
操作信号に応じて例えば周波数シンセサイザ4及びベー
スバンド処理部5などを制御する。操作部12は、相手
先電話番号などを入力することができる数字キーや、予
めRAM13に登録されている電話番号などの各種デー
タを選択的に読み出すことができるようにされているジ
ョグシャトルなどによって構成されている。操作部12
によって入力された電話番号などの情報は、制御部11
の制御によって表示部14に表示することができるよう
にされている。また、この表示部14には、携帯電話器
1が使用される現地言語などによって表示を行なうこと
ができるようにされている。なお、使用される地域が変
わった場合の表示動作における言語の切換については後
述する。
【0014】ROM15は、当該携帯電話器1に対応し
ている通信システムが使用可能とされる運用地域毎に異
なる周波数情報が例えば地域周波数テーブルとして登録
されている。そしてユーザがある地域で携帯電話器1を
使用する場合に、操作部12によってその地域に対応し
ている周波数帯を選択し、その周波数によって周波数シ
ンセサイザ部4などを駆動することによって、その地域
でも携帯電話器1を使用することが可能になる。なお、
地域周波数テーブルから読み出された地域選択信号は、
制御部11を介して周波数切換制御信号Csとして周波
数シンセサイザ部11に供給される。なお、地域毎に異
なる周波数については後述する。また、ROM15には
携帯電話器1が使用される可能性のある各種の現地言語
に対応した文字情報が格納されている。
【0015】RAM13は例えば操作部12を用いてユ
ーザーが入力し登録を指示したデータなどが格納され
る。例えばユーザーがよく通話する相手先の電話番号や
名前などがRAM13に登録される。制御部11は登録
されている電話番号データを用いることで、例えばユー
ザーの選択操作に応じて発呼のための自動ダイヤル動作
制御などを行うことができる。
【0016】次に図2により周波数シンセサイザ部4を
説明する。この図に示されている周波数シンセサイザ部
4の無線周波数出力fL1は、VCO(Voltage-Contro
led Oscillator)21によって得られる。VCO21の
出力端子からの出力信号はプリスケーラ22を介してプ
ログラマブル分周器23に供給される。プログラマブル
分周器23の分周比は、図1に示した制御部11から供
給される周波数切換制御信号Csに基づいて設定され
る。そして、ここで分周された信号は出力信号fr1と
して位相比較器26の一方の端子に供給される。
【0017】また、位相比較器26の他方の端子にはT
CXO(Temperature CompensatedCrystal Oscillato
r)24から出力され、基準分周器25で分周された出
力信号fr2が供給される。ここで出力信号fr1と出
力信号fr2の位相を比較して、その差に応じた位相差
信号を出力する。この位相差信号はチャージポンプ27
によってアナログ出力電圧レベルに変換され、ループフ
ィルタ28を介してVCO21の制御端子に供給され
る。このループフィルタ28からの出力に応じてVCO
21の発振周波数fL1が設定制御されることになる。
【0018】この周波数シンセサイザ部4は、制御部1
1から供給される周波数切換制御信号Csにしたがって
プログラマブル分周器23の分周比、及び/又は基準分
周器25の分周比を設定することで、周波数fL1とし
て所望の周波数を出力することができる。従って使用す
る地域/通信事業者に応じて設定されている周波数帯に
応じて制御部11が分周比を切り換えることで、周波数
fL1としてその地域/通信事業者での携帯電話器の使
用に必要な周波数を得ることができるようにされてい
る。
【0019】なお、発振器6,発振器9についても周波
数シンセサイザ部4と概略同様の構成とされ、制御部1
1が分周比を設定することで所望の周波数fL2、fL
3を出力させることができる。本例の場合、少なくとも
発振器9については周波数fL3を変更可能な構成とさ
れる。
【0020】次に、各地域(国)毎に割り当てられてい
る周波数帯について説明する。なおここであげる各地域
とは、IS−95(Interim Standard 95 )ベースのC
DMA(Code Division Multiple Access )方式が採用
されている日本、米国、韓国、香港とする。図3に、日
本、米国、韓国、香港のそれぞれで割り当てられている
送信周波数帯及び受信周波数帯を示し、また図4に各地
域で使用される携帯電話器1における周波数シンセサイ
ザ部4の出力とされる周波数fL1、復調部3dに対す
る周波数fL2、変調部10aに対する周波数fL3を
示している。
【0021】例えば、日本では送信周波数帯は887〜
925MHz、受信周波数帯は832〜870MHzと
されている。この場合で、受信部3における第1IFを
例えば109.8MHzとすると、周波数fL1は72
2.2〜760.2MHz、周波数fL2は109.8
MHz、周波数fL3は164.8MHzとなる。
【0022】また、米国、韓国、香港では送信周波数帯
は図3に示されているように、824.04〜848.
97MHzとされ、受信周波数帯は869.04〜89
3.97MHzとされている。この場合、受信部3にお
ける第1IFを例えば109.8MHzとしたら、周波
数fL1は978.84〜1003.77MHz、周波
数fL2は109.8MHz、周波数fL3は154.
2MHzとなる。このように、米国、韓国、香港の3地
域においては、送信/受信共に同一の周波数帯が割り当
てられているので、変調・復調のための周波数という観
点で見れば、1個の携帯電話器1を共通化して使用する
ことができる。
【0023】しかし、日本で割り当てられている送信/
受信周波数帯は、前記3地域と異なるので、携帯電話器
1を携帯して例えば日本から前記3地域のいずれかに出
掛けた場合、現地で割り当てられている周波数帯で送信
/受信を行なうことができるように設定を変更する必要
がある。そこで、本例では、日本で通常日本で使用して
いる携帯電話器1を例えば前記3地域のいずれかに持ち
出して使用する場合に、例えば周波数fL1を978.
4〜1003.77MHz、周波数fL3を154.2
MHzとなるように、制御部11が周波数シンセサイザ
4及び発振器9の分周比を設定することができるように
されている。したがって、通常例えば日本で使用してい
る携帯電話器1を、割り当てられている周波数帯が異な
る国や地域などに持ち込んだ場合でも、その携帯電話器
1自体で使用する周波数帯を変更することができ、各地
域において1台の携帯電話器1を共通使用することが可
能となる。
【0024】また、上述した例とは逆に、前記3地域の
いずれかで使用している携帯電話器1を日本国内に持ち
込んで使用する場合では、制御部11は周波数fL1を
722.8〜760.2MHz、発信周波数fL3を1
64.8MHzとなるように分周比を設定すればよい。
【0025】周波数fL1として日本向けにfL1=7
22.2MHzとする場合と、周波数fL1として米国
/韓国/香港向けにfL1=978.84MHzとする
場合とでの切換のための分周比の例をあげる。TCXO
24の発振周波数ftx10=19.8MHzとする
と、日本向けの場合には、基準分周器25の値を158
4とし、出力信号fr2=12.5KHzとする。そし
てプログラマブル分周器23の値を57776とするこ
とで、発振周波数fL1=722.2MHzとなる。
又、米国/韓国/香港向けの場合には、基準分周器25
の値を660とし、出力信号fr2=30KHzとす
る。そしてプログラマブル分周器23の値を32628
とすることで、発振周波数fL1=722.2MHzと
なる。
【0026】ところで、送信/受信周波数を選択する方
法としては、例えば個人が他の国や地域に持ち込んで使
用する場合は、操作部12に設けられているジョグダイ
ヤルや各種操作キーなどを操作することによって設定す
ることができるようにすれば良い。例えば周波数変更の
ための操作モード状態とされたら、ジョグダイヤルの操
作に応じて表示部14に選択されている国や地域名(例
えば『ニホン』、『アメリカ』、『ホンコン』など)を
表示し、ユーザーの選択決定操作により、そのとき選択
状態となっている地域が指定されたとして周波数fL
1、fL3の設定を変更する。
【0027】このためには、ROM15には送受信周波
数の情報及び各送信/受信周波数が割り当てられている
国(地域)名情報を、例えばテーブルデータとして記憶
しておけばよく、制御部11は選択された地域名に応じ
て送信/受信周波数を判別し、それに応じた周波数fL
1、fL3が得られるように制御を行う。もちろん必要
であれば通信プロトコルの変更や表示言語の切換も行
う。当然ながらユーザはその地域での周波数を意識せず
に、使用する地域を選択設定するのみでよく、ユーザの
操作が煩雑になることはない。
【0028】また、メーカー側においても異なる送信/
受信周波数を設定して出荷することができることから、
出荷先(仕向け地)に対応した状態で携帯電話器1を出
荷することができる。これは、メーカーではそれぞれの
仕向け地に対応した仕様の複数の異なる機種を製造する
必要がなくなることを意味する。即ち携帯電話器1の製
造後の出荷前の最終調整段階などで、出荷先に応じて周
波数fL1、fL3や、制御部11の制御ソフトウエア
における通信プロトコル、さらには表示不14での表示
に用いる言語等を設定しておけばよい。
【0029】さらに本例の場合、メーカーからの出荷時
や、ユーザー個人が異なる地域に持ち出して使用するよ
うな場合に、携帯電話器1が地域等を判別して自動的に
設定変更を行うようにすることもできる。例えば、仕向
け地や使用する現地において受信することができる、S
ID(System Identification ・・・セルラーシステム
の識別子、地域判別可能)や、NID(Network Identi
fication・・・SIDの所有者によって定義されるシス
テムのサブID)などを受信することによって、現在、
携帯電話器1が在る国や地域を判別することができるの
で、この判別結果に基づいて通信プロトコルや表示部1
4の表示言語を自動的に変更することもできる。なお、
表示言語に関しては、例えば個人使用の場合に出先で自
動的に変更されてしまうと不都合があるので、自動変更
はされず、あくまで手動で選択することができるように
してもよいし、もしくは基本的には自動変更されるが、
変更を禁止するモードをユーザーが設定できるようにし
てもよい。
【0030】以下、本例の携帯電話器1の制御部11の
処理例を図5に示し、これに応じた使用形態を説明す
る。なお、この処理例の場合の前提として、携帯電話器
1は出荷時の初期設定として、ある地域、事業者に応じ
た周波数fL1、fL3、通信プロトコル、表示言語が
設定された状態とされ、ユーザーが購入する時点では、
その購入した地域での使用が可能とされた状態にされて
いるとする。又、初期設定時点では表示部14での表示
に用いる言語については、使用する地域が変更されるこ
とに応じて自動的に切換を実行するモード(表示言語変
更モード)とされているとする。
【0031】図5のフローチャートに示すように、ステ
ップF100で携帯電話器1が電源オンとされると、ま
ずステップF101でその国や地域をカバーしている通
信事業者の基地局から送信されている信号としてパイロ
ットチャンネルをサーチする。ここで、所定の時間サー
チを行なったにもかかわらずパイロットチャンネルを得
ることができなかった場合は、その国や地域で割り当て
られている周波数帯がその時点で携帯電話器1に設定さ
れている周波数帯とは異なると判別する。即ちこの場合
は、当初仕向先とされた地域とは異なる地域でかつ送受
信周波数帯が異なる地域で電源オンとされた場合であ
り、そのままでは使用できない。従って、図5の処理と
しては示していないが、例えば表示部14によりユーザ
ーに対して周波数帯の設定変更を促す報知を行なう。ユ
ーザーはこの報知に応じて、例えば上述したように操作
部12のジョグダイヤルなどを使用して周波数帯の設定
変更操作を行ない、制御部11はその操作に応じて周波
数fL1、fL3の変更を行う。その場合、周波数fL
1、fL3の変更完了後、再びステップF101のパイ
ロットチャンネルのサーチ処理を行なうようにすればよ
い。
【0032】なお、このように地域に応じた周波数fL
1、fL3の変更は、基本的にはユーザーの変更操作に
応じて実行するものとしているが、より操作性を向上さ
せるために、制御部11が周波数fL1、fL3の自動
変更を行うようにしてもよい。例えば日本向けの設定で
あった携帯電話器1を米国(又は韓国、又は香港)で電
源オンとした場合は、ステップF101でパイロットチ
ャンネルサーチが良好に完了できない。ここで、ユーザ
ーの操作を待つことなく、制御部11が現在この携帯電
話器1が米国又は韓国又は香港のいづれかに在ると判別
して、周波数fL1、fL3を米国/韓国/香港向けの
周波数に自動変更するものである。
【0033】本例の動作例としては、日本/米国/韓国
/香港の使用を想定しているため、送受信周波数の割り
当ての種別は図3、図4からわかるように2種類である
が、他の地域として、さらに異なる周波数帯の地域での
使用を想定しても、この自動切換は可能である。つま
り、パイロットチャンネルサーチの結果に応じて順次周
波数を自動的に切り換えていけばよい。なお、想定され
た全地域での周波数に切り換えていってもパイロットチ
ャンネルが得られなければ使用可能圏外と判断できる。
【0034】ある地域において電源オンとしたときに、
周波数fL1、fL3の設定がその地域の設定に合致し
ていれば(かつ使用可能圏外でなければ)、ステップF
101でパイロットチャンネルを得ることができるが、
パイロットチャンネルを得ることができたら、ステップ
F102で基地局から送信される短周期PN(Pseudo-N
oise・・・疑似雑音)符号と端末側の短周期PN符号の
同期を確立し、次いでステップF103で同期チャンネ
ルを受信することにより、基地局情報(短周期PN符号
オフセット量など)、チャンネル構成などのシステム報
知情報を得る。このシステム報知情報には長周期PNの
オフセット量も含まれており、これによって長周期PN
の同期をとることができるようになる。さらにステップ
F104でページングチャンネルを受信し、オーバーヘ
ッドメッセージからSID、NID及びハンドオーバー
に必要な情報などを得る。これにより当該携帯電話器1
がどこの基地局と通信可能であるかを判別することがで
きるようになる。
【0035】携帯電話器1がページングチャンにてSI
D、NIDを得ることで、制御部11は例えばRAM1
3もしくはROM15に登録済みのIDメモリテーブル
を照合して、どの通信事業者と接続したかを知ることが
できる。また通信事業者が判別できれば使用地域(これ
もテーブルデータとして保持)も確認できる。ステップ
F105ではこのように通信事業者や地域を判別する。
なお、使用可能圏外である場合や、ローミング契約がな
いことによる使用不能状態の場合は、使用できないこと
はいうまでもない。
【0036】ステップF105で地域が判別できたら、
ステップF106で、その時点で設定されている表示部
14での表示言語が、判別された現在の地域の言語と一
致しているか否かを判断する。一致していればステップ
F109に進むが、例えば現在香港で使用しようとして
いる場合において表示が韓国語で行われている場合など
のように一致していない状態となっている場合は、ステ
ップF107で表示言語に関するモードを確認する。こ
のモード確認とは上記したように地域に応じて表示言語
を切り換える表示言語変更モードか否かの確認となる。
【0037】例えばメーカーからの出荷の場合などは、
出荷先の地域に応じて表示言語が自動的にその地域の言
語に切り替わることが好ましい。従って初期設定では表
示言語変更モードとされている。このように表示言語変
更モードとされている場合、処理はステップF108に
進み、判別された地域に応じて制御部11は表示言語の
切換設定を行う。そしてステップF109に進む。
【0038】一方、あるユーザーが携帯電話器1を購入
した後において、各種地域で使用することを考えられる
と、地域に応じて表示言語が切り替わることは不便であ
ると感じることもある。このためユーザーは操作部12
からのモード操作により、表示言語変更モードから表示
言語固定モードへ切り換えることができるようにしてい
る。当然ながら各時点でのモード状態は制御部11内の
レジスタ(もしくはRAM13)が記憶している。この
ような表示言語固定モードの場合は、ステップF108
の処理を行わずにステップF109に進む。
【0039】ステップF109では、ステップF105
で判別された事業者/地域に応じて、通信データのデコ
ード、エンコードのためのフォーマットとして適正な通
信プロトコルが設定されているか否かを判断する。もし
異なるプロトコルが設定されている状態であれば制御部
11は、ステップF110で、判別された事業者/地域
に応じて適正なプロトコルのセットを行う。以上の処理
が終了した時点で、その地域/通信事業者での携帯電話
器1の使用が可能な状態となり、ステップF111で待
ち受け状態にはいる。
【0040】以上の処理を行う本例の携帯電話器1で
は、各種地域で汎用的に使用することができることにな
るとともに、メーカーサイドの製造上の利点及びユーザ
ーサイドの使用上の利点が得られる。即ちメーカーサイ
ドでは、出荷先の地域に関わらず同一仕様の機種を提供
でき、製造効率は大きく向上する。また図5の処理で見
られるように、表示言語やプロトコルが自動設定される
ようにすれば、出荷前に出荷先の地域に応じた設定を行
うということも不要とすることができる。又、上述の通
り、周波数についても自動切換可能とすれば、必ずしも
周波数設定の必要もない。
【0041】ユーザーサイドから見れば、1台の携帯電
話器1が各種の地域で汎用的に使用できるため、購入し
た携帯電話器を効率的に使用でき、当然ながら国外にお
いて不慣れな他の電話機を使用しなければならないとい
った不便もない。そして異なる地域での使用に際して
は、少なくとも地域設定の変更操作を行うのみでよく、
使用のために煩雑な設定変更等を必要としない。もちろ
ん上記のように周波数切換も自動化した場合は、ユーザ
ーは全く設定を意識することなく各地域で使用できるこ
とになる。また表示言語については表示言語固定モード
としておくことでユーザーの使用に不便となることもな
い。
【0042】なお、以上本発明の実施の形態としての例
を説明してきたが、本発明の電話装置としては各種の変
形例が考えられることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電話装置
は、使用地域もしくは通信事業者の識別情報に応じて、
制御手段は、必要な周波数信号が出力されるように発振
手段を制御するとともに、送受信処理のために必要とな
る処理の設定変更を行うため、各種地域で汎用的に使用
可能な電話装置とすることができ、従って、製造者は地
域別等に異なる仕様の電話装置を提供する必要はなく製
造の効率化を計ることができ、さらにユーザーにとって
は、例えば海外渡航時などにもそのまま使用できること
から、その使い慣れた電話装置を有効利用できるという
効果がある。
【0044】又、地域等は入力手段によりユーザーが入
力することで、正確に設定変更ができる。さらに、地域
等を判別手段により自動判別することでユーザーは特に
地域設定等を意識せずに各地域でその電話装置を使用で
きるという効果がある。
【0045】文字情報を表示することのできる表示手段
については、制御手段は、使用地域の情報に応じて、表
示すべき文字情報の言語を、その使用地域で用いられて
いる言語に設定して表示動作を実行させることで、例え
ばメーカーが出荷する場合などに出荷先の地域に応じた
使用環境が設定される。また地域に関わらず表示すべき
文字情報の言語を、特定の言語に固定できるようにする
ことで、あるユーザーが継続して各種地域で使用する場
合にも不都合はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の携帯電話器のブロック図
である。
【図2】実施の形態の携帯電話器の周波数シンセサイザ
のブロック図である。
【図3】各種地域の送受信周波数の説明図である。
【図4】各種地域に対応する送受信処理に用いる周波数
信号の説明図である。
【図5】実施の形態の設定変更処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 携帯電話器、2 アンテナ共用器、3 受信部、4
周波数シンセサイザ、5 ベースバンド処理部、6,
9 発振器、10 送信部、11 制御部、12 操作
部、13 RAM、14 表示部、15 ROM、21
VCO、23プログラマブル分周器、25 基準分周
器、26 位相比較器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信処理に用いる各種周波数信号を発
    振出力させるとともに、発振出力周波数が可変とされた
    発振手段と、 地域もしくは通信事業者を示す識別情報に対応して送受
    信処理に用いる周波数情報を記憶する記憶手段と、 前記識別情報に応じて、前記記憶手段の周波数情報で示
    される必要な周波数信号が出力されるように前記発振手
    段を制御するとともに、前記識別情報に応じて、送受信
    処理のために必要となる処理の設定変更を行うことので
    きる制御手段とを備えて構成されることを特徴とする電
    話装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも当該電話装置を使用する地域
    もしくは通信事業者に関する情報を前記識別情報として
    入力することができる入力手段を備え、 前記制御手段は、前記入力手段からの前記識別情報に応
    じて、前記記憶手段の周波数情報で示される必要な周波
    数信号が出力されるように前記発振手段を制御するとと
    もに、送受信処理のための必要な処理の設定変更を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 受信情報から当該電話装置が使用されて
    いる地域もしくは通信事業者を判別する判別手段を備
    え、 前記制御手段は、前記判別手段で判別された使用地域も
    しくは通信事業者を前記識別情報とし、前記記憶手段の
    周波数情報で示される必要な周波数信号が出力されるよ
    うに前記発振手段を制御するとともに、送受信処理のた
    めの必要な処理の設定変更を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 文字情報を表示することのできる表示手
    段を備え、 前記制御手段は、前記識別情報に応じて、前記表示手段
    に表示すべき文字情報の言語を、その使用地域で用いら
    れている言語に設定して表示動作を実行させることを特
    徴とする請求項1に記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、操作により設定される
    モード状態に応じて、前記識別情報に関わらず、前記表
    示手段に表示すべき文字情報の言語を、特定の言語に固
    定して表示動作を実行させることを特徴とする請求項4
    に記載の電話装置。
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