JPH11324182A - 壁構造およびその構築方法 - Google Patents

壁構造およびその構築方法

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JPH11324182A
JPH11324182A JP13893398A JP13893398A JPH11324182A JP H11324182 A JPH11324182 A JP H11324182A JP 13893398 A JP13893398 A JP 13893398A JP 13893398 A JP13893398 A JP 13893398A JP H11324182 A JPH11324182 A JP H11324182A
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JP
Japan
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wall
wall structure
precast
concrete
horizontal
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JP13893398A
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English (en)
Inventor
Shinji Koda
伸次 香田
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の部材を小型化することにより、施工性
の向上および工期の短縮化・コスト削減を図る。 【解決手段】 壁構造11の設置対象位置に縦壁筋1
8,…を並列配置し、縦壁筋18,…に沿って、内部に
横壁筋28が埋設されるとともに横壁筋28の端部28
aが側端面20aから突出するように形成されたプレキ
ャスト版20を、A方向(縦壁筋18,…の配列方向)
に、一定の間隔をおいて配置し、A方向に互いに隣り合
うプレキャスト版20,20から突出する横壁筋28,
28の端部28a,28a同士を重ね継手33によって
連続させ、重ね継手33を一対の補強板35,35によ
ってA方向の両側方から覆うことにより、補強板35お
よびプレキャスト版20とによって連続する壁面11a
を形成し、さらに、補強板35,35同士の間にコンク
リートCを充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の架構の構面
内に設けられる壁構造およびその構築方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のように、建物の躯体の各部を構築
するにあたって、プレキャストコンクリート部材と現場
打ちコンクリートとを併用する工法が各種実現してい
る。このような工法は、プレキャストコンクリート部材
を用いた工法と同等の施工性を有するとともに、プレキ
ャストコンクリート部材のみを用いる場合に比較して、
各部材を小型化することができ、資材の運搬搬入等の作
業を容易に行うことが可能であるという利点を有してい
る。
【0003】図3、4は、このようにプレキャストコン
クリート部材と現場打ちのコンクリートを併用して、建
物における壁構造を形成した場合の例を示す図である。
ここに、図3は、壁構造1の設置対象位置2に縦壁筋4
および横壁筋5を配置し、その外方からプレキャスト版
6,6を配置した場合の例であり、この場合、プレキャ
スト版6,6は、縦壁筋4および横壁筋5に対して打設
されるコンクリートの型枠を兼ねたものとされる。
【0004】一方、図4は、横壁筋8があらかじめ内蔵
されたプレキャスト版9を用いた場合の例であり、図中
においては、互いに隣接配置されたプレキャスト版9,
9の側端面9a,9aから突出する横壁筋8,8の端部
8a,8a同士が、継手10を介して連結され、この継
手10に対してコンクリートが打設された構成となって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
図3および図4に示した壁構造においては以下のような
問題点が存在する。すなわち、図3に示した壁構造1に
おいては、一般の現場打ちコンクリートを用いた構造と
同様の配筋作業が必要であり、また、縦壁筋4および横
壁筋5に対してコンクリート打設作業が必要であること
から、作業工数の低減効果が少なく、これにより、費用
の低減化および工期の短縮化を十分に図れないという問
題点がある。また、この場合、縦壁筋4および横壁筋5
に対して打設されるコンクリートの打設圧によって、プ
レキャスト版6の厚さ寸法を決定する必要があることか
ら、壁厚の縮小化が要求される場合に十分に対応できな
い。
【0006】一方、図4に示した壁構造においては、壁
構造の殆どの部分がプレキャスト版9,…によって形成
されるため、個々のプレキャスト版9,…が大型化し、
大重量のものとなり、運搬・設置作業が困難なものとな
る。また、プレキャスト版9,…を小型化するために、
壁構造を多数のプレキャスト版9,…に分割した場合に
は、横壁筋8の端部8a,8a同士の継手10の数が増
大し、継手の設置作業が煩雑なものとなるだけでなく、
施工管理が困難なものとなる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、個々の部材を小型化することにより、運搬
・設置作業を容易にするとともに、費用および工期の面
で従来に比較して有利となるような壁構造およびその構
築方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の壁構造は、建物の架構の構面内に設けら
れる壁構造であって、第一の壁体と第二の壁体とが、そ
の側端面が互いに接した状態で水平方向に交互に連設さ
れた構成とされ、前記第一の壁体は、その前記側端面か
ら横壁筋が水平方向に突出するように形成されるととも
に、これら突出した横壁筋の端部が、前記第二の壁体を
隔てて相対する他の前記第一の壁体の側端面から突出す
る横壁筋の端部と一体となって継手部を形成する構成と
され、前記第二の壁体は、前記継手部に対して打設され
たコンクリートと、該コンクリートを外方から覆うよう
に設けられた補強板とを備えて構成されていることを特
徴としている。
【0009】この壁構造は、第一の壁体と第二の壁体に
分割可能であり、さらに、第二の壁体は補強板および現
場打ちコンクリートによって形成される。したがって、
この壁構造においては、用いるべき個々の部材の小型化
・軽重量化を図ることが可能である。
【0010】請求項2記載の壁構造は、請求項1記載の
壁構造であって、前記第一の壁体は、一対のプレキャス
ト版を重ね合わせることによって形成され、前記横壁筋
は、その一部が前記プレキャスト版に埋設されるととも
に、その両端が前記プレキャスト版の側端縁から突出す
る状態に配置されていることを特徴としている。
【0011】この壁構造においては、第一の壁体をさら
に一対のプレキャスト版に分割して、使用部材のより一
層の小型化を図ることが可能である。
【0012】請求項3記載の壁構造は、請求項2記載の
壁構造であって、前記プレキャスト版は、前記壁構造の
外方に位置する表面の両側端縁に切り欠き部が設けられ
るとともに、前記壁構造の内方に位置する裏面の中央に
凹部が設けられた構成とされ、前記横壁筋は、該凹部を
貫通するように配置され、前記切り欠き部は、前記補強
板の側端縁に対して係合する構成とされていることを特
徴としている。
【0013】この壁構造においては、プレキャスト版に
凹部を設けることにより、プレキャスト版の重量を低減
することが可能であり、また、切り欠き部と補強板とを
係合させて、プレキャスト版および補強板によって連続
する壁面を形成することができる。
【0014】請求項4記載の壁構造は、請求項1から3
のいずれかに記載の壁構造であって、前記横壁筋の端部
は、前記コンクリートに対する定着強度を確保するため
の定着端部として形成され、前記継手部は、重ね継手と
して形成されていることを特徴としている。
【0015】このような構成とされるために、この壁構
造においては、横壁筋の端部同士を溶接したりあるいは
スリーブを設けて結合する等の作業が必要でない。
【0016】請求項5記載の壁構造は、請求項1から4
のいずれかに記載の壁構造であって、前記横壁筋は、前
記第一および第二の壁体の内部に埋設された縦壁筋と一
体となって耐震構造を形成することを特徴としている。
【0017】このような構成とされるため、この壁構造
は、耐震壁として用いることが可能となる。
【0018】請求項6記載の壁構造は、建物の架構の構
面内に設けられる壁構造の構築方法であって、前記構面
内の前記壁構造の設置対象位置に縦壁筋を並列配置し、
該縦壁筋に沿って、内部に横壁筋が埋設されるとともに
該横壁筋の端部が側端面から突出するように形成された
プレキャスト版を、前記縦壁筋の配列方向と平行に、な
おかつ、該配列方向に一定の間隔をおいて配置し、前記
配列方向に互いに隣り合う前記プレキャスト版から突出
する前記横壁筋の端部間に継手を設けて、これら横壁筋
同士を連続させ、該継手を一対の補強板によって前記配
列方向の両側方から覆い、これら補強板および前記プレ
キャスト版により連続する壁面を形成し、前記補強板同
士の間にコンクリートを充填することを特徴としてい
る。
【0019】このような構成とされるために、この壁構
造の構築方法の構築方法においては、型枠工事を一切不
要とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施の形態
である壁構造11の概略構成を示す図である。図中に示
すように、壁構造11は、建物の柱12,12と梁1
3,13とによって囲まれた構面14内に設けられてお
り、第一の壁体16,…と第二の壁体17,…とを、そ
の側端面16a,…および17a,…が互いに接するよ
うに交互に連設した構成とされている。
【0021】図1(a)は、この壁構造11の平断面を
示す図である。図中に示すように第一の壁体16は、縦
壁筋18,…と、縦壁筋18,…を両側方から覆うよう
に配置されるとともに幅止めボルト19,…によって互
いに連結された一対のプレキャスト版20,20と、こ
れらプレキャスト版20,20間に打設されたコンクリ
ートCとを備えた構成とされている。
【0022】図1(b)は、プレキャスト版20を拡大
して示した図である。図中に示すように、プレキャスト
版20は、壁構造11の外方に向けて配置される表面2
2の側端縁22a,22aに切り欠き部23が設けら
れ、また、壁構造11の内方に向けて配置される裏面2
5の中央部25aに凹部26が設けられた構成とされて
いる。
【0023】また、図中に示すように、プレキャスト版
20には、横壁筋28,…が埋設された構成とされてい
る。これら横壁筋28は、水平方向に配置されて、その
端部28a,28aが、プレキャスト版20の側端面2
0a,20aから突出するとともに、その中央部28b
が凹部26を貫通する構成となっている。また、端部2
8a,28aは、略U字状に折り曲げられ、これにより
コンクリートCとの定着強度を確保できるようになって
いる。
【0024】また、プレキャスト版20の表面22に
は、ウェルドメッシュ30が埋設され、凹部26には,
コンクリートCの定着を良好にするためのコッター31
が形成されている。
【0025】プレキャスト版20,…がこのような構成
とされるために、図1(a)に示したように、第一の壁
体16は、その側端面16a,16aから、横壁筋28
の端部28a,28aが突出する構成とされることとな
る。また、この横壁筋28の端部28aは、第二の壁体
17を隔てて配置される他の第一の壁体16の側端面1
6aから突出する横壁筋28の端部28aとともに、重
ね継手33を形成する構成となっている。
【0026】一方、第二の壁体17は、この重ね継手3
3および縦壁筋18,…に対して打設されたコンクリー
トCと、これら重ね継手33および縦壁筋18を覆うよ
うに形成されたプレキャストコンクリート版からなる補
強板35とを備えた構成とされている。
【0027】図1(c)は、補強板35の構成を示す図
であり、図中に示すように、補強板35は、その内面3
5aに、コンクリートCの定着用のコッター36が形成
された構成となっている。また、図1(a)に示すよう
に、補強板35は、その両端縁35b,35bが、プレ
キャスト版20に形成された切り欠き部23と係合する
構成とされ、さらに、この切り欠き部23に対して、幅
止めボルト19によって固定される。
【0028】また、図1(a)に示すように第一の壁体
16および第二の壁体17が組み立てられることによっ
て、これらを構成する横壁筋28,…および縦壁筋1
8,…は、一体となって、耐震構造を形成するようにな
っている。
【0029】以上のような構成とされた壁構造11を得
るには、まず、建物の架構の構面内における壁構造11
の設置対象位置に、縦壁筋18,…を並列配置する。次
いで、これら縦壁筋18,…に沿って、その両面側か
ら、プレキャスト版20,…を、縦壁筋18,…の配列
方向(図中A方向)に所定の間隔をおいて配置し、これ
らを幅止めボルト19を用いて互いに連結する。このと
き、A方向に互いに隣り合ったプレキャスト版20,2
0間において、横壁筋28の端部28a同士が、図1
(a)に示すように重ね合わされて重ね継手33を形成
するようにする。
【0030】次いで、縦壁筋18,…を挟んで互いに対
向配置されたプレキャスト版20,20間にコンクリー
トCを充填する。さらに、A方向に互いに隣り合ったプ
レキャスト版20,20間に補強板35を配置して、こ
れらを幅止めボルト19,…を用いて、プレキャスト版
20,…と一体化する。これにより、壁構造11の壁面
11a(図1(a)参照)を連続させるとともに、第一
の壁体16,16間に位置する縦壁筋18,…および重
ね継手33を外方から覆うようにする。
【0031】さらに、この補強板35を捨て型枠とし
て、縦壁筋18,…を挟んで対向配置された補強板3
5,35間にコンクリートCを充填することによって、
図1(a)に示したような壁構造11を得る。
【0032】上述の壁構造11は、第一の壁体16およ
び第二の壁体17に分割された構成とされるとともに、
第二の壁体17が、現場打ちのコンクリートCと補強板
35,35とにより形成されることから、用いるべき各
部材を小型化・軽量化することができ、これにより、作
業性の向上および各部材の搬出入の容易化を図ることが
可能となる。したがって、この壁構造11は、既存建物
の補強工事や逆打ち工法での地下階での施工等、搬出入
時の各部材の大きさが制約を受ける際に有効に適用可能
となる。また、この場合、横壁筋28,…が、あらかじ
め第一の壁体16に埋設されているので、配筋作業を縦
壁筋18についてのみ行えばよくなり、作業負担の低減
化を図ることができる。
【0033】また、上述の壁構造11においては、第一
の壁体16が、プレキャスト版20,20に分割される
とともに、これらプレキャスト版20に横壁筋28,…
が埋設されるために、作業をより一層容易なものとする
ことができる。
【0034】また、プレキャスト版20に、補強板35
の両端縁35b,35bと係合する切り欠き部23が設
けられることから、補強板35をプレキャスト版20に
対して良好に固定することができ、作業の容易化を図る
ことが可能できる。さらに、プレキャスト版20に、凹
部26が設けられることにより、プレキャスト版20の
より一層の軽量化を図ることができ、これにより施工性
を向上させることができる。
【0035】また、横壁筋28は、その端部28aの先
端が略U字状に折り曲げられてコンクリートCとの定着
強度が確保されるように形成されるとともに、端部28
aが他のプレキャスト版20から突出する横壁筋28の
端部28aと一体となって重ね継手33を形成する構成
となっているために、従来の工法とは異なり、横鉄筋同
士を連結するのに溶接あるいはスリーブ等の手段を用い
る必要が無く、作業の容易化および工期の短縮化を図る
ことが可能であるとともに、施工管理を確実なものとす
ることができる。
【0036】また、この壁構造11においては、プレキ
ャスト版20に埋設された横壁筋28,…と現場で配筋
される縦壁筋18,…により、容易に耐震構造を形成す
ることができる。したがって、既存建物の耐震補強等に
対して好適であるとともに、従来に比較して工事の容易
化を図ることが可能である。特に、従来のプレキャスト
コンクリート版を用いた壁構造が、主に仕切り壁を形成
するのに用いられていたのに対し、この壁構造11によ
れば、プレキャスト版を用いた工法の適用範囲の拡大化
を図ることができる。
【0037】さらに、上述の壁構造11の構築方法によ
れば、プレキャスト版20,20および補強板35,3
5を、第一および第二の壁体16,17を形成する際の
コンクリートC打設用の型枠とすることができるため
に、型枠工事を一切不要とすることができる。これによ
り、コンクリートCの養生期間を考慮する必要が無く
な、り、次の工程にすぐ移ることが可能となるため、工
期の短縮化を図ることができる。
【0038】なお、上記実施の形態において、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で、他の構成を採用するように
してもよい。例えば、上記実施の形態において、横壁筋
28の端部28aは、略U字状に折り曲げられ、これに
よりコンクリートCとの定着強度を確保する構成となっ
ていたが、その代わりに、定着プレート、ナット等を横
壁筋の端部28aに設けることによって、コンクリート
Cとの定着強度を確保するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る壁
構造は、第一の壁体および第二の壁体に分割された構成
とされるとともに、第二の壁体が、現場打ちのコンクリ
ートと補強板とにより形成されることから、従来に比較
して、用いるべき各部材を小型化・軽量化して、これに
より、作業性の向上および各部材の搬出入の容易化を図
ることが可能となる。したがって、この壁構造を、既存
建物の補強工事や逆打ち工法での地下階での施工等、搬
出入時の各部材の大きさが制約を受ける際に有効に適用
することが可能となる。また、この場合、横壁筋が、あ
らかじめ第一の壁体に埋設されているので、配筋作業の
容易化を図ることができる。
【0040】請求項2に係る壁構造においては、第一の
壁体が、一対のプレキャスト版に分割され、これらプレ
キャスト版に横壁筋が埋設される構成とされるため、用
いるべき部材をより小型化して、設置作業のより一層の
容易化を図ることができる。
【0041】請求項3に係る壁構造においては、プレキ
ャスト版に対して、補強板の両端縁と係合する切り欠き
部が設けられることにより、補強板をプレキャスト版に
対して良好に固定することができ、作業の容易化を図る
ことができる。さらに、プレキャスト版に、凹部が設け
られることにより、プレキャスト版をより一層軽量する
ことができ、施工性の向上を図ることができる。
【0042】請求項4に係る壁構造においては、横壁筋
の端部がコンクリートととの定着強度を確保するための
定着端部として形成されるとともに、この端部が他の横
壁筋の端部と一体となって重ね継手を形成する構成とな
っているために、従来の工法とは異なり、横鉄筋同士を
連結するのに溶接あるいはスリーブ等の手段を用いる必
要が無く、作業の容易化および工期の短縮化を図ること
が可能となるとともに、施工管理を確実なものとするこ
とができる。
【0043】請求項5に係る壁構造においては、プレキ
ャスト版に埋設された横壁筋と縦壁筋とが、耐震構造を
形成する構成とされることから、既存建物の耐震補強等
に対して良好に適用が可能であり、また、従来に比較し
て容易に工事を行うことが可能となる。また、特に、従
来のプレキャストコンクリート版を用いた壁構造が、主
に仕切り壁を形成するのに用いられていたのに対し、こ
の壁構造によれば、プレキャスト版を用いた工法の適用
範囲の拡大化を図ることが可能となる。
【0044】請求項6に係る壁構造の構築方法において
は、補強板をコンクリート打設時の型枠とすることがで
きるために、型枠工事を一切不要とすることができ、こ
れにより、コンクリートの養生期間を考慮する必要が無
くなるために、次の工程にすぐ移ることが可能となる。
したがって、工期を短縮化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す図であ
って、(a)は、壁構造の要部の平断面図、(b)は、
(a)において示した壁構造に用いられるプレキャスト
版の構造を示す平断面図、(b)は、(a)において示
した壁構造に用いられる補強板の構造を示す平断面図で
ある。
【図2】 図1に示した壁構造の外観を示す正面図であ
る。
【図3】 本発明の従来の技術を示すプレキャストコン
クリート部材を用いた耐震壁の平断面図である。
【図4】 本発明の従来の技術の他の例を示すプレキャ
ストコンクリート部材を用いた耐震壁の平断面図であ
る。
【符号の説明】
11 壁構造 11a 壁面 14 構面 16 第一の壁体 16a 側端面 17 第二の壁体 17a 側端面 18 縦壁筋 20 プレキャスト版 20a 側端面 22 表面 22a 側端縁 23 切り欠き部 25 裏面 25a 中央部 26 凹部 28 横壁筋 28a 端部 28b 中央部 33 重ね継手 35 補強板 35b 両端縁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の架構の構面内に設けられた壁構造
    であって、 第一の壁体と第二の壁体とが、その側端面が互いに接し
    た状態で水平方向に交互に連設された構成とされ、 前記第一の壁体は、その前記側端面から横壁筋が水平方
    向に突出するように形成されるとともに、これら突出し
    た横壁筋の端部が、前記第二の壁体を隔てて相対する他
    の前記第一の壁体の側端面から突出する横壁筋の端部と
    一体となって継手部を形成する構成とされ、 前記第二の壁体は、前記継手部に対して打設されたコン
    クリートと、該コンクリートを外方から覆うように設け
    られた補強板とを備えて構成されていることを特徴とす
    る壁構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の壁構造であって、 前記第一の壁体は、一対のプレキャスト版を重ね合わせ
    ることによって形成され、 前記横壁筋は、その一部が前記プレキャスト版に埋設さ
    れるとともに、その両端が前記プレキャスト版の側端縁
    から突出する状態とされていることを特徴とする壁構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の壁構造であって、 前記プレキャスト版は、前記壁構造の外方に位置する表
    面の両側端縁に切り欠き部が設けられるとともに、前記
    壁構造の内方に位置する裏面の中央に凹部が設けられた
    構成とされ、 前記横壁筋は、該凹部を貫通するように配置され、 前記切り欠き部は、前記補強板の側端縁に対して係合す
    る構成とされていることを特徴とする壁構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の壁構
    造であって、 前記横壁筋の端部は、前記コンクリートに対する定着強
    度を確保するための定着端部として形成され、 前記継手部は、重ね継手として形成されていることを特
    徴とする壁構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の壁構
    造であって、 前記横壁筋は、前記第一および第二の壁体の内部に埋設
    された縦壁筋と一体となって耐震構造を形成することを
    特徴とする壁構造。
  6. 【請求項6】 建物の架構の構面内に設けられる壁構造
    の構築方法であって、 前記構面内の前記壁構造の設置対象位置に縦壁筋を並列
    配置し、 該縦壁筋に沿って、内部に横壁筋が埋設されるとともに
    該横壁筋の端部が側端面から突出するように形成された
    プレキャスト版を、前記縦壁筋の配列方向と平行に、な
    おかつ、該配列方向に一定の間隔をおいて配置し、 前記配列方向に互いに隣り合う前記プレキャスト版から
    突出する前記横壁筋の端部間に継手を設けて、これら横
    壁筋同士を連続させ、 該継手を一対の補強板によって前記配列方向の両側方か
    ら覆い、これら補強板および前記プレキャスト版により
    連続する壁面を形成し、 前記補強板同士の間にコンクリートを充填することを特
    徴とする壁構造の構築方法。
JP13893398A 1998-05-20 1998-05-20 壁構造およびその構築方法 Withdrawn JPH11324182A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231827A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Kajima Corp 補強コンクリートブロック造壁体及びその施工方法
JP2013053491A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Shimizu Corp PCa部材およびPCa工法
CN110106994A (zh) * 2019-05-23 2019-08-09 中铁城市规划设计研究院有限公司 一种窗间短墙的施工结构及施工方法

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