JPH1132463A - ディスク駆動モータ及びそのロータの製造方法 - Google Patents
ディスク駆動モータ及びそのロータの製造方法Info
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- JPH1132463A JPH1132463A JP9183340A JP18334097A JPH1132463A JP H1132463 A JPH1132463 A JP H1132463A JP 9183340 A JP9183340 A JP 9183340A JP 18334097 A JP18334097 A JP 18334097A JP H1132463 A JPH1132463 A JP H1132463A
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- Japan
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- yoke
- hub
- peripheral surface
- inner peripheral
- cylindrical portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 かしめ固定によってハブを環状ヨークに固着
してもハブの内側でヨークが回転することのないモータ
ロータの製造方法、およびこの製造方法で得たモータロ
ータを備えたディスク駆動用モータを提供すること。 【解決手段】 モータロータ10は、鍛造型を用いて、
プレス加工品である環状ヨーク34を、ハブ6の筒状部
分61の内周面61aに対して、当該環状ヨークの両端
縁を全周にわたって密閉した状態となるようにかしめ固
定し、環状ヨーク内周面34aをしごくことによりその
真円度を高める。環状ヨーク34の外周面34bには、
突起41が形成されているので、環状ヨーク内周面34
aをしごくと、突起41が円筒部分61の内周面61a
に食い込む。従って、環状ヨーク34とハブ6との接合
強度を高めることができる。
してもハブの内側でヨークが回転することのないモータ
ロータの製造方法、およびこの製造方法で得たモータロ
ータを備えたディスク駆動用モータを提供すること。 【解決手段】 モータロータ10は、鍛造型を用いて、
プレス加工品である環状ヨーク34を、ハブ6の筒状部
分61の内周面61aに対して、当該環状ヨークの両端
縁を全周にわたって密閉した状態となるようにかしめ固
定し、環状ヨーク内周面34aをしごくことによりその
真円度を高める。環状ヨーク34の外周面34bには、
突起41が形成されているので、環状ヨーク内周面34
aをしごくと、突起41が円筒部分61の内周面61a
に食い込む。従って、環状ヨーク34とハブ6との接合
強度を高めることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク等を
回転駆動するためのディスク駆動装置等に使用されるデ
ィスク駆動モータに関するものである。さらに詳しく
は、本発明は、ディスク駆動モータに組み込まれている
ディスク取付け用のハブが一体形成されたモータロー
タ、およびその製造方法に関するものである。
回転駆動するためのディスク駆動装置等に使用されるデ
ィスク駆動モータに関するものである。さらに詳しく
は、本発明は、ディスク駆動モータに組み込まれている
ディスク取付け用のハブが一体形成されたモータロー
タ、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク駆動装置は、装置本体に対して
回転自在に支持されたディスク取付け用のハブを備え、
当該ハブをディスク駆動モータによって回転駆動するこ
とにより、当該ハブに載置されたディスクを回転駆動す
るように構成されている。
回転自在に支持されたディスク取付け用のハブを備え、
当該ハブをディスク駆動モータによって回転駆動するこ
とにより、当該ハブに載置されたディスクを回転駆動す
るように構成されている。
【0003】図7には従来のディスク駆動モータを示し
てある。この図に示すように、ディスク駆動モータ1
は、装置本体側に固定されるステータアセンブリ2と、
装置本体側に対して回転自在に支持されたロータアセン
ブリ3から構成されている。
てある。この図に示すように、ディスク駆動モータ1
は、装置本体側に固定されるステータアセンブリ2と、
装置本体側に対して回転自在に支持されたロータアセン
ブリ3から構成されている。
【0004】ステータアセンブリ2は、円筒状の軸受け
ホルダ21と、この外周面に同心状態に固定したステー
タコア22と、このステータコア22に形成した複数の
突極に巻き付けた駆動コイル23とを備えている。ま
た、軸受けホルダ21は、その外周から外方に広がって
延びる板状フレーム24に一体形成されており、このフ
レーム24が装置本体側に締結ねじ等によって固定され
る。
ホルダ21と、この外周面に同心状態に固定したステー
タコア22と、このステータコア22に形成した複数の
突極に巻き付けた駆動コイル23とを備えている。ま
た、軸受けホルダ21は、その外周から外方に広がって
延びる板状フレーム24に一体形成されており、このフ
レーム24が装置本体側に締結ねじ等によって固定され
る。
【0005】ロータアセンブリ3は、上記の軸受けホル
ダ21の内周面に対して一対のボールベアリング25、
26を介して回転自在に支持されている回転軸31と、
この回転軸31の先端に固着した円筒状のディスク取付
け用のハブ32とを備えている。このハブ32には、環
状ヨーク取付け用の円筒部分33が備わっており、この
円筒部分33の内周面33aに、磁性材からなる環状ヨ
ーク34が固定されている。この環状ヨーク34の内周
面34aには、環状の駆動マグネット35が固定されて
いる。この駆動マグネット35は、ステータアセンブリ
2の側のステータコア22に対して僅かの隙間が開いた
状態で、当該ステータコア22を同心状に取り囲んでい
る。
ダ21の内周面に対して一対のボールベアリング25、
26を介して回転自在に支持されている回転軸31と、
この回転軸31の先端に固着した円筒状のディスク取付
け用のハブ32とを備えている。このハブ32には、環
状ヨーク取付け用の円筒部分33が備わっており、この
円筒部分33の内周面33aに、磁性材からなる環状ヨ
ーク34が固定されている。この環状ヨーク34の内周
面34aには、環状の駆動マグネット35が固定されて
いる。この駆動マグネット35は、ステータアセンブリ
2の側のステータコア22に対して僅かの隙間が開いた
状態で、当該ステータコア22を同心状に取り囲んでい
る。
【0006】ハブ32の外周面には環状の段面32aが
形成されており、ここがディスク載置面となっている。
この段面32aの上には、スペーサを介して複数枚のデ
ィスク(図示せず)が積み重ねられ、これらのディスク
の全体がクランパ(図示せず)によってハブ32の側に
クランプされる。
形成されており、ここがディスク載置面となっている。
この段面32aの上には、スペーサを介して複数枚のデ
ィスク(図示せず)が積み重ねられ、これらのディスク
の全体がクランパ(図示せず)によってハブ32の側に
クランプされる。
【0007】ここで、上記のハブ32、環状ヨーク34
および駆動マグネット35から構成されるモータロータ
4は一般的に次のような工程を経て製造される。
および駆動マグネット35から構成されるモータロータ
4は一般的に次のような工程を経て製造される。
【0008】図8に示すように、まず、アルミニウム等
の非磁性金属材を、型鍛造によって加工して、ハブ製造
用の第1次ブランク32Aを加工する。次に、第1次ブ
ランク32Aを再度、型鍛造によって加工して、最終製
品であるハブに近い形状の第2次ブランク32Bを得
る。この後は、第2次ブランク32Bに仕上げ加工を2
回施して、最終製品としてのハブ32を得る。一方、環
状ヨーク34の側は、磁性金属板をプレス加工すること
により製造される。
の非磁性金属材を、型鍛造によって加工して、ハブ製造
用の第1次ブランク32Aを加工する。次に、第1次ブ
ランク32Aを再度、型鍛造によって加工して、最終製
品であるハブに近い形状の第2次ブランク32Bを得
る。この後は、第2次ブランク32Bに仕上げ加工を2
回施して、最終製品としてのハブ32を得る。一方、環
状ヨーク34の側は、磁性金属板をプレス加工すること
により製造される。
【0009】このようにして製造したハブ32の円筒部
分33の内周面33aに対して、その開口側から軸線方
向に向けて、環状ヨーク34を差し込み、接着剤を用い
て、これらを相互に接着固定する。しかる後に、環状ヨ
ーク34の内周面34aに駆動マグネット35を差し込
み、接着剤を用いてこれらを相互に接着固定する。この
結果、ハブ32に環状ヨーク33および駆動マグネット
34が固着された構成のモータロータ4が得られる。
分33の内周面33aに対して、その開口側から軸線方
向に向けて、環状ヨーク34を差し込み、接着剤を用い
て、これらを相互に接着固定する。しかる後に、環状ヨ
ーク34の内周面34aに駆動マグネット35を差し込
み、接着剤を用いてこれらを相互に接着固定する。この
結果、ハブ32に環状ヨーク33および駆動マグネット
34が固着された構成のモータロータ4が得られる。
【0010】一方、最終製品としてのハブ32を得た後
に、接着剤を使用せずにハブ32に環状ヨーク34を固
着する方法も知られている。この方法は、ハブ32に環
状ヨーク34を差し込み、かしめ固定するものである。
に、接着剤を使用せずにハブ32に環状ヨーク34を固
着する方法も知られている。この方法は、ハブ32に環
状ヨーク34を差し込み、かしめ固定するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ハブ3
2に対して接着剤を用いてヨーク34を接着固定してい
る方法では、次のような解決すべき課題がある。
2に対して接着剤を用いてヨーク34を接着固定してい
る方法では、次のような解決すべき課題がある。
【0012】第1に、ハブ32の円筒部33の内周面3
3aと、ヨーク34の外周面34bの間には接着剤充填
用のクリアランスが必要である。このクリアランスがあ
るために、ハブの円筒部33にヨーク34を接着固定し
た場合に、ハブ円筒部33とヨークとの間に芯ずれが発
生するおそれがある。芯ずれが発生すると、モータロー
タ4の回転バランスが悪くなり、回転に伴う振れも大き
くなってしまい、例えば、ディスクの高密度化の障害と
なってしまう。
3aと、ヨーク34の外周面34bの間には接着剤充填
用のクリアランスが必要である。このクリアランスがあ
るために、ハブの円筒部33にヨーク34を接着固定し
た場合に、ハブ円筒部33とヨークとの間に芯ずれが発
生するおそれがある。芯ずれが発生すると、モータロー
タ4の回転バランスが悪くなり、回転に伴う振れも大き
くなってしまい、例えば、ディスクの高密度化の障害と
なってしまう。
【0013】第2に、接着剤を使用しているので、未硬
化状態の接着剤が、使用時にガスとなって飛散して、デ
ィスク等の記録面に付着するおそれがある。
化状態の接着剤が、使用時にガスとなって飛散して、デ
ィスク等の記録面に付着するおそれがある。
【0014】第3に、ハブ円筒部分33の開口側には、
当該円筒部分33の環状端面33cと、ヨーク34の環
状端面34cが露出した状態となっている。このため、
仕上げ加工工程において使用される切削油、洗浄液等
が、これらの端面33c、34cの間を通って、円筒部
内周面33aとヨーク外周面34bの間に侵入して、そ
のまま、そこに残留するおそれがある。この結果、使用
時に、残留液が滲みだして、ディスクの記録面等に付着
するおそれがある。
当該円筒部分33の環状端面33cと、ヨーク34の環
状端面34cが露出した状態となっている。このため、
仕上げ加工工程において使用される切削油、洗浄液等
が、これらの端面33c、34cの間を通って、円筒部
内周面33aとヨーク外周面34bの間に侵入して、そ
のまま、そこに残留するおそれがある。この結果、使用
時に、残留液が滲みだして、ディスクの記録面等に付着
するおそれがある。
【0015】一方、接着固定の代わりに、かしめ固定に
よってハブを環状ヨークに固着する方法においては次の
ような解決すべき課題がある。すなわち、切削加工され
た最終製品としてのハブに対してかしめを施すので、か
しめ応力によってハブに歪みが発生するおそれがある。
歪みが発生すると、ハブの回転バランスが劣化するの
で、バランサー等を用いて回転バランスを調整する必要
が生ずる。また、かしめ部にスプリングバックが生じて
ヨークの固定強度が低下し、円筒部分33の内側でヨー
クが回転してしまうという問題もある。
よってハブを環状ヨークに固着する方法においては次の
ような解決すべき課題がある。すなわち、切削加工され
た最終製品としてのハブに対してかしめを施すので、か
しめ応力によってハブに歪みが発生するおそれがある。
歪みが発生すると、ハブの回転バランスが劣化するの
で、バランサー等を用いて回転バランスを調整する必要
が生ずる。また、かしめ部にスプリングバックが生じて
ヨークの固定強度が低下し、円筒部分33の内側でヨー
クが回転してしまうという問題もある。
【0016】本発明の課題は、上記のような弊害を解消
することにあり、かしめ固定によってハブを環状ヨーク
に固着してもハブの内側でヨークが回転することのない
モータロータの製造方法、およびこの製造方法で得たモ
ータロータを備えたディスク駆動用モータを提供するこ
とにある。
することにあり、かしめ固定によってハブを環状ヨーク
に固着してもハブの内側でヨークが回転することのない
モータロータの製造方法、およびこの製造方法で得たモ
ータロータを備えたディスク駆動用モータを提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ハブに形成された円筒部分の内周面に
ヨークが軸線方向から装着され、当該ヨークの内周面に
駆動マグネットが軸線方向から装着された構成のモータ
ロータの製造方法において、非磁性金属材を型鍛造によ
って加工して、前記円筒部分と、当該円筒部分の内周面
に装着される前記ヨークの両端縁を全周にわたってかし
め可能な環状の第1のかしめ部および第2のかしめ部と
が備わったハブ製造用の第1次ブランクを成形する第1
の鍛造工程と、前記第1次ブランクを型鍛造によって加
工して最終製品に近い形状のハブ製造用の第2次ブラン
クを成形する第2の鍛造工程とを含んでいる。そして、
当該第2の鍛造工程においては、前記ヨークとして前記
ハブ側との接触面に突起を有するものを前記ハブの内周
に嵌入すると共に、鍛造型を用いて前記第1および第2
のかしめ部を押し潰して、前記ヨークの両端縁が全周に
わたって密閉された状態となるように、当該ヨークをか
しめ固定することを特徴としている。
めに、本発明は、ハブに形成された円筒部分の内周面に
ヨークが軸線方向から装着され、当該ヨークの内周面に
駆動マグネットが軸線方向から装着された構成のモータ
ロータの製造方法において、非磁性金属材を型鍛造によ
って加工して、前記円筒部分と、当該円筒部分の内周面
に装着される前記ヨークの両端縁を全周にわたってかし
め可能な環状の第1のかしめ部および第2のかしめ部と
が備わったハブ製造用の第1次ブランクを成形する第1
の鍛造工程と、前記第1次ブランクを型鍛造によって加
工して最終製品に近い形状のハブ製造用の第2次ブラン
クを成形する第2の鍛造工程とを含んでいる。そして、
当該第2の鍛造工程においては、前記ヨークとして前記
ハブ側との接触面に突起を有するものを前記ハブの内周
に嵌入すると共に、鍛造型を用いて前記第1および第2
のかしめ部を押し潰して、前記ヨークの両端縁が全周に
わたって密閉された状態となるように、当該ヨークをか
しめ固定することを特徴としている。
【0018】このように、本発明のモータロータの製造
方法においては、型鍛造によるハブ製造用のブランク成
形時に、ヨークをハブに対してかしめ固定するようにし
ている。従って、接着剤を使用する必要が無く、また、
そのために、ハブ円筒部の内周面とヨークの外周面の間
にクリアランスを形成する必要が無い。この結果、ハブ
円筒部分の内周面とヨークの外周面の間に未硬化状態で
残留している接着剤に起因する弊害、ハブに対してヨー
クが芯ずれした状態で固定されてしまう弊害を回避でき
る。
方法においては、型鍛造によるハブ製造用のブランク成
形時に、ヨークをハブに対してかしめ固定するようにし
ている。従って、接着剤を使用する必要が無く、また、
そのために、ハブ円筒部の内周面とヨークの外周面の間
にクリアランスを形成する必要が無い。この結果、ハブ
円筒部分の内周面とヨークの外周面の間に未硬化状態で
残留している接着剤に起因する弊害、ハブに対してヨー
クが芯ずれした状態で固定されてしまう弊害を回避でき
る。
【0019】また、ヨークの両端縁は、ハブ円筒部分の
内周面に形成した第1および第2のかしめ部によって全
周にわたって密閉された状態になる。従って、ハブ製造
用のブランクの切削加工時等において、切削油、洗浄液
等がハブ円筒部分の内周面とヨーク外周面の間に侵入し
てそのまま残留してしまうことを回避することができ
る。
内周面に形成した第1および第2のかしめ部によって全
周にわたって密閉された状態になる。従って、ハブ製造
用のブランクの切削加工時等において、切削油、洗浄液
等がハブ円筒部分の内周面とヨーク外周面の間に侵入し
てそのまま残留してしまうことを回避することができ
る。
【0020】さらに、ヨークには、ハブとの接触面に突
起が形成されているので、ヨークをハブにはめ込むと、
突起がハブに引っかかり、ヨークのハブに対する接合強
度が高まる。従って、かしめ部にスプリングバックが発
生しても、ヨークがハブ円筒部分の内側で回転すること
を防止できる。
起が形成されているので、ヨークをハブにはめ込むと、
突起がハブに引っかかり、ヨークのハブに対する接合強
度が高まる。従って、かしめ部にスプリングバックが発
生しても、ヨークがハブ円筒部分の内側で回転すること
を防止できる。
【0021】また、第2の鍛造工程においてハブにヨー
クをかしめた後は、当該ハブの表面に仕上げ加工が施さ
れる。従って、かしめによってハブに歪みが生じたとし
ても、その歪みが除去されるので、ハブの歪みを調整す
るための工程を別途追加する必要がない。
クをかしめた後は、当該ハブの表面に仕上げ加工が施さ
れる。従って、かしめによってハブに歪みが生じたとし
ても、その歪みが除去されるので、ハブの歪みを調整す
るための工程を別途追加する必要がない。
【0022】本発明において、ヨークの外周面はハブ円
筒部分の内周面と接触するので、前記突起は、前記ヨー
クの外周面に形成できる。また、ヨークの両端面のう
ち、ハブ円筒部分への挿入方向側にある端面は、ハブ円
筒部分に連続しているハブの環状端面に接触し、ハブ円
筒部分の開口端部側にある端面は、ハブ円筒部分の開口
端部に形成されたかしめ部に接触する。従って、前記突
起は前記ヨークの両端面のうちの少なくとも何れか一方
に形成することもできる。
筒部分の内周面と接触するので、前記突起は、前記ヨー
クの外周面に形成できる。また、ヨークの両端面のう
ち、ハブ円筒部分への挿入方向側にある端面は、ハブ円
筒部分に連続しているハブの環状端面に接触し、ハブ円
筒部分の開口端部側にある端面は、ハブ円筒部分の開口
端部に形成されたかしめ部に接触する。従って、前記突
起は前記ヨークの両端面のうちの少なくとも何れか一方
に形成することもできる。
【0023】このような突起を前記ヨークに複数形成す
る場合には、前記突起は前記ヨークの中心軸線周りの対
称位置に形成することが好ましい。このように形成する
と、突起はハブに対して均等に接触するので、突起によ
ってヨークが芯ずれすることを防止できる。
る場合には、前記突起は前記ヨークの中心軸線周りの対
称位置に形成することが好ましい。このように形成する
と、突起はハブに対して均等に接触するので、突起によ
ってヨークが芯ずれすることを防止できる。
【0024】このような突起を備えた前記ヨークはプレ
ス加工によって形成できる。
ス加工によって形成できる。
【0025】次に、上記の第2の鍛造工程においては、
更に、前記円筒部分の内周面に叩き込まれた前記ヨーク
の内周面に前記鍛造型の一部を強制的に押し込むことに
より、当該ヨークの真円度を向上させることが望まし
い。このようにヨークの内周面を鍛造型によってしごく
ことにより、ヨークの内径寸法の真円度の精度を高める
ことができる。この結果、このヨークの内周面を、仕上
げ加工の基準面として用いることができる。また、ヨー
クの内周面を鍛造型によってしごく際に、ヨークはハブ
に押しつけられるので、ハブとの接触面に形成した突起
はハブに食い込む。従って、ヨークのハブに対する接触
強度をさらに高めることができる。
更に、前記円筒部分の内周面に叩き込まれた前記ヨーク
の内周面に前記鍛造型の一部を強制的に押し込むことに
より、当該ヨークの真円度を向上させることが望まし
い。このようにヨークの内周面を鍛造型によってしごく
ことにより、ヨークの内径寸法の真円度の精度を高める
ことができる。この結果、このヨークの内周面を、仕上
げ加工の基準面として用いることができる。また、ヨー
クの内周面を鍛造型によってしごく際に、ヨークはハブ
に押しつけられるので、ハブとの接触面に形成した突起
はハブに食い込む。従って、ヨークのハブに対する接触
強度をさらに高めることができる。
【0026】また、本発明では、第2の鍛造工程でハブ
にヨークをかしめた後に、当該ハブに仕上げ加工が施さ
れる。従って、第2の鍛造工程においてかしめによって
ハブに歪みが生じたとしても、その歪みをとるための工
程を別途付加する必要がないという利点もある。
にヨークをかしめた後に、当該ハブに仕上げ加工が施さ
れる。従って、第2の鍛造工程においてかしめによって
ハブに歪みが生じたとしても、その歪みをとるための工
程を別途付加する必要がないという利点もある。
【0027】上記のように製造した本発明のモータロー
タは回転バランスが良いので、当該モータロータを用い
たディスク駆動モータは、ディスクに対して正確な記録
再生を行なうことができる。また、ヨークの両端縁が完
全に密閉されているので、切削油、洗浄液が、モータロ
ータの製造工程においてヨークとハブの間に侵入したと
しても、モータ使用時にそれらが流出して、ディスクや
記録再生ヘッドに付着する等して記録再生動作に不具合
を与えるようなおそれはない。更に、接着剤を使用して
いないので、接着剤から発生する有毒ガスによる弊害も
発生しない。従って、本発明によれば、信頼性の高いデ
ィスク駆動モータを実現できる。
タは回転バランスが良いので、当該モータロータを用い
たディスク駆動モータは、ディスクに対して正確な記録
再生を行なうことができる。また、ヨークの両端縁が完
全に密閉されているので、切削油、洗浄液が、モータロ
ータの製造工程においてヨークとハブの間に侵入したと
しても、モータ使用時にそれらが流出して、ディスクや
記録再生ヘッドに付着する等して記録再生動作に不具合
を与えるようなおそれはない。更に、接着剤を使用して
いないので、接着剤から発生する有毒ガスによる弊害も
発生しない。従って、本発明によれば、信頼性の高いデ
ィスク駆動モータを実現できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したモータロータの製造方法を説明する。
を適用したモータロータの製造方法を説明する。
【0029】図1(a)には、本発明の方法によって製
造したモータロータ10を示してある。また、図1
(b)は、図1(a)に示すモータロータ10の環状ヨ
ーク取り付け部分を拡大して示す断面図である。
造したモータロータ10を示してある。また、図1
(b)は、図1(a)に示すモータロータ10の環状ヨ
ーク取り付け部分を拡大して示す断面図である。
【0030】図1(a)および図1(b)に示すよう
に、モータロータ10は、全体として円筒状のハブ6
と、このハブ6に形成された円筒部分61の内周面61
aに対してその開口側から軸線6aの方向にはめ込まれ
た環状ヨーク34と、この環状ヨーク34の内周面34
aに対して開口側から同じく軸線6aの方向に装着され
た環状の駆動マグネット35とを備えている。従って、
基本的な構成は、図7に示すモータロータ4と同一であ
る。
に、モータロータ10は、全体として円筒状のハブ6
と、このハブ6に形成された円筒部分61の内周面61
aに対してその開口側から軸線6aの方向にはめ込まれ
た環状ヨーク34と、この環状ヨーク34の内周面34
aに対して開口側から同じく軸線6aの方向に装着され
た環状の駆動マグネット35とを備えている。従って、
基本的な構成は、図7に示すモータロータ4と同一であ
る。
【0031】しかしながら、本例のモータロータ10の
環状ヨーク34は、ハブ製造用のブランクを型鍛造によ
って成形する際に、当該ブランクに嵌入され、かしめ固
定されている。従って、従来のように接着剤によって固
着されていない。
環状ヨーク34は、ハブ製造用のブランクを型鍛造によ
って成形する際に、当該ブランクに嵌入され、かしめ固
定されている。従って、従来のように接着剤によって固
着されていない。
【0032】また、環状ヨーク34の外周面34bとハ
ブ円筒部分61の内周面61aの間は、ハブ製造用のブ
ランクを型鍛造によって成形する際に押し潰された第1
および第2のかしめ部62、63によって完全に密閉さ
れている。すなわち、ハブ円筒部分61の内周面61a
に連続している環状端面61bには、当該端面から突出
した環状の第1のかしめ部62が形成されている。この
第1のかしめ部62を鍛造型によって押し潰すことによ
って、ハブ6の側の端面61bと環状ヨーク34の外周
面34bの間が全周にわたって密閉された状態で、環状
ヨーク34がかしめ固定されている。
ブ円筒部分61の内周面61aの間は、ハブ製造用のブ
ランクを型鍛造によって成形する際に押し潰された第1
および第2のかしめ部62、63によって完全に密閉さ
れている。すなわち、ハブ円筒部分61の内周面61a
に連続している環状端面61bには、当該端面から突出
した環状の第1のかしめ部62が形成されている。この
第1のかしめ部62を鍛造型によって押し潰すことによ
って、ハブ6の側の端面61bと環状ヨーク34の外周
面34bの間が全周にわたって密閉された状態で、環状
ヨーク34がかしめ固定されている。
【0033】同様に、ハブ円筒部分61の開口端側の部
分においても、当該円筒部分61の開口端部61cの内
周縁の部分を鍛造型によって押し潰すことによって、当
該円筒部分の内周面61aと環状ヨーク34の外周面3
4bの間が全周にわたって密閉された状態で、環状ヨー
ク34がかしめ固定されている。
分においても、当該円筒部分61の開口端部61cの内
周縁の部分を鍛造型によって押し潰すことによって、当
該円筒部分の内周面61aと環状ヨーク34の外周面3
4bの間が全周にわたって密閉された状態で、環状ヨー
ク34がかしめ固定されている。
【0034】また、ハブ6に環状ヨーク34をかしめ固
定した後にハブ6の表面を仕上げ加工してあるので、か
しめによって生じたハブ6の歪みが除去されている。
定した後にハブ6の表面を仕上げ加工してあるので、か
しめによって生じたハブ6の歪みが除去されている。
【0035】このように、第1のかしめ部62と、第2
のかしめ部63としてのハブ円筒部分の開口端部61c
の内周縁の部分とによって、ハブ円筒部分の内周面61
aと環状ヨーク外周面61aの間が全周にわたって密閉
された状態にある。従って、これらの間に、切削油、洗
浄液等が侵入してしまうことがない。
のかしめ部63としてのハブ円筒部分の開口端部61c
の内周縁の部分とによって、ハブ円筒部分の内周面61
aと環状ヨーク外周面61aの間が全周にわたって密閉
された状態にある。従って、これらの間に、切削油、洗
浄液等が侵入してしまうことがない。
【0036】図2に示すように、環状ヨーク34の外周
面34bには4つの突起41が形成されている。環状ヨ
ーク34の外周面34bはハブ6との接触面である。4
つの突起41は環状ヨーク34の中心軸線34Lの周り
の対称位置に形成されている。このように形成された突
起41は、図3に示すように、ハブ円筒部分61の内周
面61aに食い込んでいる。従って、環状ヨーク34が
ハブ円筒部分61の内側で回転してしまうことがない。
面34bには4つの突起41が形成されている。環状ヨ
ーク34の外周面34bはハブ6との接触面である。4
つの突起41は環状ヨーク34の中心軸線34Lの周り
の対称位置に形成されている。このように形成された突
起41は、図3に示すように、ハブ円筒部分61の内周
面61aに食い込んでいる。従って、環状ヨーク34が
ハブ円筒部分61の内側で回転してしまうことがない。
【0037】なお、環状の駆動マグネット35は、環状
ヨーク34の内周面34aに対して接着剤によって固定
してもよいし、その他の方法によって固定してもよい。
ヨーク34の内周面34aに対して接着剤によって固定
してもよいし、その他の方法によって固定してもよい。
【0038】次に、図4を参照して、この構成のモータ
ロータ6の製造工程を説明する。まず、ハブ製造用の非
磁性金属材、例えばアルミニウム材を用意し、これを、
型鍛造によって加工する(第1の鍛造工程A)。この加
工によって、環状ヨーク装着用の円筒部分61を成形す
る。同時に、当該円筒部分61の内周面に、環状ヨーク
34の両端縁を全周にわたってかしめ固定するための第
1のかしめ部62と、第2のかしめ部63を成形する。
ここで、以下に説明するように、円筒部分61の開口端
部61cの内周縁の部分が、第2のかしめ部分63とし
て機能する。このようにして、第1の鍛造工程Aによっ
てハブ製造用の第1次ブランク6Aを成形する。
ロータ6の製造工程を説明する。まず、ハブ製造用の非
磁性金属材、例えばアルミニウム材を用意し、これを、
型鍛造によって加工する(第1の鍛造工程A)。この加
工によって、環状ヨーク装着用の円筒部分61を成形す
る。同時に、当該円筒部分61の内周面に、環状ヨーク
34の両端縁を全周にわたってかしめ固定するための第
1のかしめ部62と、第2のかしめ部63を成形する。
ここで、以下に説明するように、円筒部分61の開口端
部61cの内周縁の部分が、第2のかしめ部分63とし
て機能する。このようにして、第1の鍛造工程Aによっ
てハブ製造用の第1次ブランク6Aを成形する。
【0039】一方、突起41を備えた環状ヨーク34
は、鉄等の磁性板をプレス加工することによって製造さ
れる(プレス工程a)。
は、鉄等の磁性板をプレス加工することによって製造さ
れる(プレス工程a)。
【0040】次に、第1の鍛造工程Aを経て得られた第
1次ブランク6Aを、更に、型鍛造によって加工して、
最終製品に近い形状のハブ製造用の第2次ブランク6B
を成形する(第2の鍛造工程B)。
1次ブランク6Aを、更に、型鍛造によって加工して、
最終製品に近い形状のハブ製造用の第2次ブランク6B
を成形する(第2の鍛造工程B)。
【0041】この第2の鍛造工程Bにおいては、まず、
環状ヨーク34を円筒部分61の内周面61aに、例え
ば手作業によって嵌入(軽圧入、仮圧入、挿入)する。
この後に、鍛造型を用いて、第1および第2のかしめ部
62、63を押し潰して、環状ヨーク34の両端縁が全
周にわたって密閉された状態となるように、当該環状ヨ
ーク34をかしめ固定する。
環状ヨーク34を円筒部分61の内周面61aに、例え
ば手作業によって嵌入(軽圧入、仮圧入、挿入)する。
この後に、鍛造型を用いて、第1および第2のかしめ部
62、63を押し潰して、環状ヨーク34の両端縁が全
周にわたって密閉された状態となるように、当該環状ヨ
ーク34をかしめ固定する。
【0042】本例の第2の鍛造工程Bにおいては、これ
に加えて、円筒部分61の内周面61aにかしめ固定さ
れる環状ヨーク34の内周面34aの真円度の精度を向
上させるようにしている。すなわち、環状ヨーク34の
内周面34aに、鍛造型の一部である円筒部(パンチ)
を強く押し込むことにより、当該環状ヨーク34の内周
面の真円度を高めている。このように鍛造型を用いて、
環状ヨーク内周面34aを「しごく」ことにより、環状
ヨーク内周面の真円度の精度が正負5ミクロン程度まで
改善される。一般的に、プレス加工によって得られる環
状ヨーク34の真円度には正負30ミクロンのばらつき
がでる。従って、本例のように環状ヨーク内周面34a
を「しごく」ことによって、その真円度を著しく改善で
きる。
に加えて、円筒部分61の内周面61aにかしめ固定さ
れる環状ヨーク34の内周面34aの真円度の精度を向
上させるようにしている。すなわち、環状ヨーク34の
内周面34aに、鍛造型の一部である円筒部(パンチ)
を強く押し込むことにより、当該環状ヨーク34の内周
面の真円度を高めている。このように鍛造型を用いて、
環状ヨーク内周面34aを「しごく」ことにより、環状
ヨーク内周面の真円度の精度が正負5ミクロン程度まで
改善される。一般的に、プレス加工によって得られる環
状ヨーク34の真円度には正負30ミクロンのばらつき
がでる。従って、本例のように環状ヨーク内周面34a
を「しごく」ことによって、その真円度を著しく改善で
きる。
【0043】また、このように環状ヨーク34の内周面
34aを「しごく」ことにより、ハブ円筒部分61の内
周面61aとヨーク外周面34bの隙間を無くすことが
できる。この結果、ヨーク34をハブ円筒部分61に対
して芯ずれの発生していない状態にすることができる。
このため、最終的に得られるモータロータ10の回転バ
ランスが良くなり、回転バランスの調整が不要、もしく
は簡略化できる。
34aを「しごく」ことにより、ハブ円筒部分61の内
周面61aとヨーク外周面34bの隙間を無くすことが
できる。この結果、ヨーク34をハブ円筒部分61に対
して芯ずれの発生していない状態にすることができる。
このため、最終的に得られるモータロータ10の回転バ
ランスが良くなり、回転バランスの調整が不要、もしく
は簡略化できる。
【0044】さらに、環状ヨーク34の内周面34aを
「しごく」ことにより、環状ヨーク34の外周面34b
がハブ円筒部分61の内周面61aに押しつけられる。
従って、ハブ円筒部分61の内周面61aに対して、環
状ヨーク34の外周面34bに形成された突起41が食
い込む。このため、環状ヨーク34の外周面34bとハ
ブ円筒部分61の内周面61aとの接合強度を高めるこ
とができるので、第1および第2のかしめ部62、63
にスプリングバックが生じても、環状ヨーク34がハブ
円筒部分61の内側で回転してしまうことを防止でき
る。また、突起41は環状ヨーク34の中心軸線34L
の周りの対称位置に形成されているので、環状ヨーク3
4がハブ円筒部分61に対して芯ずれすることもない。
「しごく」ことにより、環状ヨーク34の外周面34b
がハブ円筒部分61の内周面61aに押しつけられる。
従って、ハブ円筒部分61の内周面61aに対して、環
状ヨーク34の外周面34bに形成された突起41が食
い込む。このため、環状ヨーク34の外周面34bとハ
ブ円筒部分61の内周面61aとの接合強度を高めるこ
とができるので、第1および第2のかしめ部62、63
にスプリングバックが生じても、環状ヨーク34がハブ
円筒部分61の内側で回転してしまうことを防止でき
る。また、突起41は環状ヨーク34の中心軸線34L
の周りの対称位置に形成されているので、環状ヨーク3
4がハブ円筒部分61に対して芯ずれすることもない。
【0045】次に、第2の鍛造工程Bで得られた第2次
ブランク6Bに対して仕上げ加工を施して、その形状が
最終製品形状となったハブ6を得る(仕上げ加工工程
C)。このハブ6には既に環状ヨーク34がかしめ固定
された状態となっている。
ブランク6Bに対して仕上げ加工を施して、その形状が
最終製品形状となったハブ6を得る(仕上げ加工工程
C)。このハブ6には既に環状ヨーク34がかしめ固定
された状態となっている。
【0046】ここで、上記のように、第2の鍛造工程B
においては、環状ヨーク内周面34aの真円度が改善さ
れている。従って、仕上げ加工工程Cにおいては、この
ヨーク内周面34aを基準面として採用して、切削加工
を第2次ブランク6Bに施すことができる。
においては、環状ヨーク内周面34aの真円度が改善さ
れている。従って、仕上げ加工工程Cにおいては、この
ヨーク内周面34aを基準面として採用して、切削加工
を第2次ブランク6Bに施すことができる。
【0047】すなわち、このヨーク内周面34aを切削
加工用の工具のチャックで保持すれば、第2次ブランク
6Bを自動的に正確な加工位置に位置決めできる。従っ
て、精度の良い切削加工を実現できる。また、ヨーク内
周面34aを切削加工用の工具のチャックで保持して加
工するので、ヨーク外周面への切削加工が容易である。
さらに、たとえ外径寸法や長さ寸法が異なるヨークで
も、内径寸法が同一のヨークであれば、チャックの交
換、その他の段取り作業が不要、あるいは著しく簡単に
なり、工程を大幅に簡略化できる。
加工用の工具のチャックで保持すれば、第2次ブランク
6Bを自動的に正確な加工位置に位置決めできる。従っ
て、精度の良い切削加工を実現できる。また、ヨーク内
周面34aを切削加工用の工具のチャックで保持して加
工するので、ヨーク外周面への切削加工が容易である。
さらに、たとえ外径寸法や長さ寸法が異なるヨークで
も、内径寸法が同一のヨークであれば、チャックの交
換、その他の段取り作業が不要、あるいは著しく簡単に
なり、工程を大幅に簡略化できる。
【0048】また、環状ヨーク34の両端縁は全周にわ
たって第1および第2のかしめ部62、63によって密
閉された状態にある。従って、仕上げ加工工程Cにおい
て使用される切削油、洗浄液等が、ヨーク34とハブ円
筒部分61の間に侵入してしまうことを確実に防止でき
る。
たって第1および第2のかしめ部62、63によって密
閉された状態にある。従って、仕上げ加工工程Cにおい
て使用される切削油、洗浄液等が、ヨーク34とハブ円
筒部分61の間に侵入してしまうことを確実に防止でき
る。
【0049】さらには、前段の第2の鍛造工程における
かしめによって、ハブに歪みが発生したとしても、その
後に仕上げ加工工程Cが行なわれるので、ハブの歪みが
除去されることになる。従って、ハブの歪みを除去ある
いは補正するための工程を別途追加する必要がない。
かしめによって、ハブに歪みが発生したとしても、その
後に仕上げ加工工程Cが行なわれるので、ハブの歪みが
除去されることになる。従って、ハブの歪みを除去ある
いは補正するための工程を別途追加する必要がない。
【0050】以上の工程を経て得られたハブ6に対して
は、次のマグネット取付け工程Dにおいて、環状ヨーク
34の内周面34aに駆動マグネット35が取付けられ
て固定される。固定方法としては、接着剤を使用する方
法、圧入する方法等の各種の方法を採用することができ
る。このマグネット取付け工程Dにおいても、ヨーク内
周面34aの真円度が高いので、駆動マグネット35を
精度良く取付け固定することができる。
は、次のマグネット取付け工程Dにおいて、環状ヨーク
34の内周面34aに駆動マグネット35が取付けられ
て固定される。固定方法としては、接着剤を使用する方
法、圧入する方法等の各種の方法を採用することができ
る。このマグネット取付け工程Dにおいても、ヨーク内
周面34aの真円度が高いので、駆動マグネット35を
精度良く取付け固定することができる。
【0051】(環状ヨークの変形例)上記の形態では、
環状ヨーク34の外周面34bに4つの突起41が取り
付けられていたが、突起41の数は4つに限るものでは
ない。例えば、図5に示すように、環状ヨーク34の外
周面34bにローレット加工を施し、無数の突起41を
形成してもよい。
環状ヨーク34の外周面34bに4つの突起41が取り
付けられていたが、突起41の数は4つに限るものでは
ない。例えば、図5に示すように、環状ヨーク34の外
周面34bにローレット加工を施し、無数の突起41を
形成してもよい。
【0052】また、突起41の位置は、ハブ6との接触
面であれば外周面34bに限らない。例えば、図6
(a)に示すように、環状ヨーク34のハブ円筒部分6
1への挿入方向側の端面34cに突起41を形成しても
よい。挿入方向側の端面34cは、図6(b)に示すよ
うに、ハブ円筒部分61に連続しているハブ6の環状端
面61bに接触するので、そこに突起41を食い込ませ
ることができる。さらに、ハブ円筒部分61の開口端部
61cの側にある環状ヨーク34の端面34dに突起4
1(図示せず。)を形成すれば、ハブ円筒部分61の開
口端部61cに形成された第2のかしめ部63に突起4
1を食い込ませることができる。
面であれば外周面34bに限らない。例えば、図6
(a)に示すように、環状ヨーク34のハブ円筒部分6
1への挿入方向側の端面34cに突起41を形成しても
よい。挿入方向側の端面34cは、図6(b)に示すよ
うに、ハブ円筒部分61に連続しているハブ6の環状端
面61bに接触するので、そこに突起41を食い込ませ
ることができる。さらに、ハブ円筒部分61の開口端部
61cの側にある環状ヨーク34の端面34dに突起4
1(図示せず。)を形成すれば、ハブ円筒部分61の開
口端部61cに形成された第2のかしめ部63に突起4
1を食い込ませることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ハブ製造用のブランクを型鍛造する際に、当該ブラ
ンクに形成した円筒部分の内周面に対して、鍛造型を用
いて環状ヨークの両端縁が全周にわたって密閉状態とな
るように、当該環状ヨークをかしめ固定している。この
ように、接着剤を使用せずにハブの内周面に環状ヨーク
を固着しているので、当該モータロータが取付けられた
モータの使用時に、未硬化の接着剤が有毒ガスとなって
発生する弊害を回避できる。また、環状ヨークの両端縁
の全周が、第1および第2のかしめ部によって密閉され
た状態となっているので、環状ヨークとハブ円筒部分の
間に切削油、洗浄液等が侵入してしまう弊害も回避でき
る。また、侵入したとしても、それらの切削油、洗浄液
等がモータ使用時に流出することもない。さらに、ハブ
円筒部分に対して芯ずれの無い状態で環状ヨークを固定
できるので、得られるモータロータの回転バランスが良
い。しかも、環状ヨークのハブとの接触面には、ハブ側
に食い込む突起が形成されているので、環状ヨークとハ
ブとの接合強度を高めることができる。従って、かしめ
部にスプリングバックなどが生じても、環状ヨークがハ
ブの内側で回転することを防止できる。
は、ハブ製造用のブランクを型鍛造する際に、当該ブラ
ンクに形成した円筒部分の内周面に対して、鍛造型を用
いて環状ヨークの両端縁が全周にわたって密閉状態とな
るように、当該環状ヨークをかしめ固定している。この
ように、接着剤を使用せずにハブの内周面に環状ヨーク
を固着しているので、当該モータロータが取付けられた
モータの使用時に、未硬化の接着剤が有毒ガスとなって
発生する弊害を回避できる。また、環状ヨークの両端縁
の全周が、第1および第2のかしめ部によって密閉され
た状態となっているので、環状ヨークとハブ円筒部分の
間に切削油、洗浄液等が侵入してしまう弊害も回避でき
る。また、侵入したとしても、それらの切削油、洗浄液
等がモータ使用時に流出することもない。さらに、ハブ
円筒部分に対して芯ずれの無い状態で環状ヨークを固定
できるので、得られるモータロータの回転バランスが良
い。しかも、環状ヨークのハブとの接触面には、ハブ側
に食い込む突起が形成されているので、環状ヨークとハ
ブとの接合強度を高めることができる。従って、かしめ
部にスプリングバックなどが生じても、環状ヨークがハ
ブの内側で回転することを防止できる。
【0054】さらにまた、本発明では、環状ヨークの内
周面を鍛造型によって強制的に押し付けているので、当
該環状ヨークの真円度を改善できる。この結果、当該環
状ヨークとハブ円筒部分の隙間を完全に無くすことがで
き、最終的に得られるモータロータの回転バランスを改
善することができる。また、真円度の高い環状ヨーク内
周面を切削加工時の基準として採用して、精度の良い切
削加工を行なうことができる。これに加えて、本発明の
方法によれば、第2の鍛造工程においてハブに環状ヨー
クをかしめ固定した後に、ハブの仕上げ加工が行なわれ
る。従って、かしめ固定時にハブに歪みが発生したとし
ても、仕上げ加工時に歪みを除去あるいは補正できる。
従って、従来のようなかしめ固定とは異なり、ハブの歪
みを除去あるいは補正するための工程を別途追加する必
要がない。
周面を鍛造型によって強制的に押し付けているので、当
該環状ヨークの真円度を改善できる。この結果、当該環
状ヨークとハブ円筒部分の隙間を完全に無くすことがで
き、最終的に得られるモータロータの回転バランスを改
善することができる。また、真円度の高い環状ヨーク内
周面を切削加工時の基準として採用して、精度の良い切
削加工を行なうことができる。これに加えて、本発明の
方法によれば、第2の鍛造工程においてハブに環状ヨー
クをかしめ固定した後に、ハブの仕上げ加工が行なわれ
る。従って、かしめ固定時にハブに歪みが発生したとし
ても、仕上げ加工時に歪みを除去あるいは補正できる。
従って、従来のようなかしめ固定とは異なり、ハブの歪
みを除去あるいは補正するための工程を別途追加する必
要がない。
【図1】(a)は、本発明の方法によって製造されたモ
ータロータを示す断面図、(b)は、(a)に示すモー
タロータの環状ヨーク取り付け部分を拡大して示す断面
図である。
ータロータを示す断面図、(b)は、(a)に示すモー
タロータの環状ヨーク取り付け部分を拡大して示す断面
図である。
【図2】環状ヨークを示す平面図である。
【図3】環状ヨークのハブへの取り付け部分を拡大して
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明によるモータロータの製造方法を示す工
程図である。
程図である。
【図5】環状ヨークの変形例を示す平面図である。
【図6】(a)は、環状ヨークの変形例を示す断面図、
(b)は、(a)に示す環状ヨークをハブに取り付けた
部分を拡大して示す断面図である。
(b)は、(a)に示す環状ヨークをハブに取り付けた
部分を拡大して示す断面図である。
【図7】従来のディスク駆動モータを示す半断面図であ
る。
る。
【図8】従来のモータロータの製造方法を示す工程図で
ある。
ある。
1 ディスク駆動モータ 2 ステータアセンブリ 3 ロータアセンブリ 4 モータロータ 6 ハブ 10 モータロータ 32 ハブ 33 ハブ円筒部分 33a 円筒部分の内周面 34 環状ヨーク 34a ヨーク内周面 34b ヨーク外周面 34c、34d ヨークの端面 35 駆動マグネット 41 突起 61 ハブ円筒部分 61a 円筒部分の内周面 62、63 かしめ部
フロントページの続き (72)発明者 中村 勝範 長野県駒ヶ根市赤穂14−888番地 株式会 社三協精機製作所駒ヶ根工場内
Claims (8)
- 【請求項1】 ハブに形成された円筒部分の内周面に環
状のヨークが軸線方向から装着され、当該ヨークの内周
面に駆動マグネットが軸線方向から装着された構成のモ
ータロータの製造方法において、 非磁性金属材を型鍛造によって加工して、前記円筒部分
と、当該円筒部分の内周面に装着される前記ヨークの両
端縁を全周にわたってかしめ可能な環状の第1のかしめ
部および第2のかしめ部とが備わったハブ製造用の第1
次ブランクを成形する第1の鍛造工程と、 前記第1次ブランクを型鍛造によって加工して最終製品
に近い形状のハブ製造用の第2次ブランクを成形する第
2の鍛造工程とを含み、 当該第2の鍛造工程において、前記ヨークとして前記ハ
ブ側との接触面に突起を有するものを前記円筒部分の内
周に嵌入すると共に、鍛造型を用いて前記第1および第
2のかしめ部を押し潰して、前記ヨークの両端縁が全周
にわたって密閉された状態となるように当該ヨークをか
しめ固定することを特徴とするモータロータの製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記突起は、前記ヨ
ークの外周面に形成されていることを特徴とするモータ
ロータの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記突起は、前記ヨ
ークの両端面のうちの少なくとも何れか一方に形成され
ていることを特徴とするモータロータの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかの項におい
て、前記ヨークは前記突起を複数備え、該突起は前記ヨ
ークの中心軸線周りの対称位置に形成されていることを
特徴とするモータロータの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかの項におい
て、前記突起を備えた前記ヨークをプレス加工して形成
するプレス工程を含むことを特徴とするモータロータの
製造方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5の何れかの項におい
て、前記第2の鍛造工程は、更に、前記円筒部分の内周
に嵌入された前記ヨークの内周面に前記鍛造型の一部を
強制的に押し込むことにより、当該ヨークの真円度を向
上させる工程を含むことを特徴とするモータロータの製
造方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし6の何れかの項におい
て、更に、第2次ブランクを切削加工して最終製品形状
にする仕上げ加工工程を含み、当該仕上げ加工工程にお
いては、前記環状ヨークの内周面を仕上げ加工の基準面
として用いることを特徴とするモータロータの製造方
法。 - 【請求項8】 請求項1ないし7の何れかの項に記載の
製造方法によって製造されたモータロータを有すること
を特徴とするディスク駆動用モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9183340A JPH1132463A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | ディスク駆動モータ及びそのロータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9183340A JPH1132463A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | ディスク駆動モータ及びそのロータの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1132463A true JPH1132463A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16134020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9183340A Pending JPH1132463A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | ディスク駆動モータ及びそのロータの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1132463A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022181167A1 (ja) | 2021-02-26 | 2022-09-01 | パナソニックホールディングス株式会社 | モータ及び電動工具 |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP9183340A patent/JPH1132463A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022181167A1 (ja) | 2021-02-26 | 2022-09-01 | パナソニックホールディングス株式会社 | モータ及び電動工具 |
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