JPH11325064A - 自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体 - Google Patents

自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体

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JPH11325064A
JPH11325064A JP10134993A JP13499398A JPH11325064A JP H11325064 A JPH11325064 A JP H11325064A JP 10134993 A JP10134993 A JP 10134993A JP 13499398 A JP13499398 A JP 13499398A JP H11325064 A JPH11325064 A JP H11325064A
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sleeve
roller bearing
seal ring
needle roller
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/44Needle bearings
    • F16C19/46Needle bearings with one row or needles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトに嵌合させたシールリングを傷付け
ることなく、針状ころ軸受内側をシールリングが通り抜
けるように、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立
てることができる自動変速機のシャフトとスリーブの組
立構造体を提供する。 【解決手段】 この組立構造体は、針状ころ軸受25に
シャフト11を挿入する際に、シャフト11に嵌合され
たシールリング22は、針状ころ軸受25の外輪33の
鍔部36の径方向内端部36Aに当たったときに、軸方
向内側に湾曲している湾曲面37に沿って滑らかに鍔部
36の径方向内側をくぐり抜けることができる。さら
に、シャフト11に嵌合されたシールリング22は、針
状ころ軸受25の保持器32の軸方向一端に当たったと
きに、軸方向一端の鍔部38の湾曲面41に沿って滑ら
かに鍔部38の径方向内側をくぐり抜けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
の自動変速機に用いられるシャフトとスリーブの組立構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車の自動変速機に用
いられるシャフトとスリーブの組立構造体は、図6に示
すように、スリーブ61にシャフト62が挿入され、こ
のシャフト62とスリーブ61との間には針状ころ軸受
63が嵌合されている。
【0003】ところで、この構造体では、シャフト62
の先端部62Aから軸方向に穿たれた軸方向孔65が形
成されており、この軸方向孔65の軸方向の所定位置か
ら径方向に貫通する径方向貫通孔66が穿たれている。
そして、上記軸方向孔65と径方向貫通孔66を通っ
て、上記針状ころ軸受63に作動油が供給される。ここ
で、上記軸方向孔65と径方向貫通孔66とが油通路を
なし、上記シャフト62の先端部62Aとスリーブ61
との間を作動油が流通しないように、上記シャフト62
の先端部62Aとスリーブ61との間にシールリング6
7が嵌合されている。このシールリング67はウレタン
ゴム等のゴム部材からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構造体では、針状ころ軸受63の内側にシャフト62を
挿入するときに、図5(A)に示すように、保持器73の
軸方向端部73Aにシャフト先端部62Aに嵌合したシ
ールリング67が当たって破損し易いという問題があ
る。さらには、外輪71の径方向内方に屈曲した鍔部7
2の内端72Aにシールリング67が引っかかって破損
し易いという問題がある。
【0005】また、図5(B)に示すように、保持器73
の端部73Aが外輪鍔部72に隠れるように径方向外方
に屈曲させて、シールリング67が保持器73の端部7
3Aに当たらないようにした場合には、外輪鍔部72と
ころ75の端面75Aの間にシールリング67が入り込
んでしまい、破損し易くなるという問題がある。
【0006】なお、図4に示すように、シャフト先端部
62Aの径をシャフト中央部62Bの径よりも小さくす
れば、シールリング67が針状ころ軸受63に当たるこ
とをある程度防げるが、先端部62Aの径をあまり小さ
くすると強度不足を招いてしまう。
【0007】そこで、この発明の目的は、シャフトに嵌
合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸
受内側をシールリングが通り抜けるように、シャフトを
針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる自動変
速機のシャフトとスリーブの組立構造体を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の自動変速機のシャフトとスリーブ
の組立構造体は、内部に作動油が通る油通路を有する自
動変速機のシャフトと、このシャフトが内側に嵌合する
スリーブと、上記シャフトとスリーブの間に配置され、
上記シャフトの油導入路から作動油が供給されるように
なっている針状ころ軸受と、上記シャフトの先端と上記
針状ころ軸受との間の位置で上記シャフトとスリーブの
間に嵌合されたシールリングとを備えた自動変速機のシ
ャフトとスリーブの組立構造体であって、上記針状ころ
軸受は、上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している鍔
部の径方向内端部の軸方向外側が軸方向内側に湾曲して
いる湾曲面になっている外輪を備えていることを特徴と
している。
【0009】この請求項1の発明では、上記針状ころ軸
受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、上記シャ
フトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の
外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シールリ
ングは上記径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾
曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜ける
ことができる。
【0010】したがって、この請求項1の発明によれ
ば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けること
なく、針状ころ軸受内側をシールリングが通り抜けるよ
うに、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てるこ
とができる。
【0011】また、請求項2の発明は、内部に作動油が
通る油通路を有する自動変速機のシャフトと、このシャ
フトが内側に嵌合するスリーブと、上記シャフトとスリ
ーブの間に配置され、上記シャフトの油導入路から作動
油が供給されるようになっている針状ころ軸受と、上記
シャフトの先端と上記針状ころ軸受との間の位置で上記
シャフトとスリーブの間に嵌合されたシールリングとを
備えた自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体で
あって、上記針状ころ軸受は、上記軸方向一端で径方向
外方に屈曲している鍔部の屈曲部の外側が湾曲面になっ
ている保持器を備えていることを特徴としている。
【0012】この請求項2の発明では、上記針状ころ軸
受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、上記シャ
フトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の
保持器の軸方向一端に当たったときに、シールリングは
上記軸方向一端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の
径方向内側をくぐり抜けることができる。
【0013】したがって、この請求項2の発明によれ
ば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けること
なく、針状ころ軸受内側にシールリングを通り抜けさせ
て、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てること
ができる。
【0014】また、請求項3の発明は、内部に作動油が
通る油通路を有する自動変速機のシャフトと、このシャ
フトが内側に嵌合するスリーブと、上記シャフトとスリ
ーブの間に配置され、上記シャフトの油導入路から作動
油が供給されるようになっている針状ころ軸受と、上記
シャフトの先端と上記針状ころ軸受との間の位置で上記
シャフトとスリーブの間に嵌合されたシールリングとを
備えた自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体で
あって、上記針状ころ軸受は、上記軸方向一端で径方向
内方に屈曲している鍔部の径方向内端部の軸方向外側が
軸方向内側に湾曲している湾曲面になっている外輪と、
上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲
部の外側が湾曲面になっている保持器とを備えたことを
特徴としている。
【0015】この請求項3の発明では、上記針状ころ軸
受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、上記シャ
フトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の
外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シールリ
ングは上記径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾
曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜ける
ことができる。さらに、上記シャフトに嵌合されたシー
ルリングが、上記針状ころ軸受の保持器の軸方向一端に
当たったときに、シールリングは上記軸方向一端の鍔部
の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜
けることができる。
【0016】したがって、この請求項3の発明によれ
ば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けること
なく、針状ころ軸受内側にシールリングを通り抜けさせ
て、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てること
ができる。
【0017】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体におい
て、上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している保持器
の鍔部は、上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している
外輪の鍔部に対して軸方向内方に所定の間隙寸法だけ隔
てて配置されており、この間隙寸法が上記シールリング
の軸方向寸法よりも小さく設定されており、上記外輪の
鍔部の内径寸法が、上記保持器の湾曲面の外径寸法以下
に設定されていることを特徴としている。
【0018】この請求項4の発明では、外輪の鍔部の内
径寸法が、上記保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定さ
れているから、外輪の鍔部の湾曲面を通過したシールリ
ングは、続いて、保持器の鍔部の湾曲面に確実に当接し
て滑らかに通過できる。また、上記外輪の鍔部と保持器
の鍔部との間隙寸法とシールリングの軸方向寸法よりも
小さくしたから、上記間隙にシールリングが嵌り込むこ
ともない。
【0019】したがって、この発明によれば、シャフト
に嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状こ
ろ軸受の外輪および保持器の内側をシールリングをスム
ーズに通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入
して組み立てることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0021】図1に、この発明の自動変速機のシャフト
とスリーブの組立構造体の実施の形態を示す。この実施
形態は、内部に作動油が通る油通路10を有するシャフ
ト11と、このシャフト11が内側に嵌合するスリーブ
12を備える。上記油通路10は、シャフト11の先端
部11Aから軸方向に穿たれた軸方向孔13と、軸方向
に所定間隔を隔てて形成された径方向貫通孔15,16
で構成されている。
【0022】一方、シャフト11の先端部11Aに対向
するスリーブ12の底部12Aには、シャフト11の軸
方向孔13と略同心に形成された軸方向孔17およびこ
の軸方向孔17から直角に延びている径方向孔18が形
成されている。この軸方向孔17と径方向孔18とがス
リーブ側の油通路20を構成している。
【0023】そして、上記シャフト11の先端部11A
は、中央部11Bに比べてやや小径になっている。この
先端部11Aの外周には周溝21が形成されており、こ
の周溝21には、シールリング22が嵌合されている。
このシールリング22はウレタンゴム等のゴム部材から
なる。また、シャフト11の上記2つの径方向貫通孔1
5と16の間の中央部11Bとスリーブ12の内周面2
3との間には所定の径方向間隙が形成されている。そし
て、この間隙に、針状ころ軸受25が圧嵌めされてい
る。この針状ころ軸受25は、外輪33を有し、この外
輪33は軸方向の両端で径方向内方に屈曲している2つ
の鍔部35と36を有している。
【0024】この自動変速機のシャフトとスリーブの組
立構造体では、図1に一点鎖線で示すように、作動油が
スリーブ12の油通路20,シャフト11の油通路10
を通って、針状ころ軸受25を潤滑する。
【0025】次に、図2(B)を参照して、上記針状ころ
軸受25の構造を説明する。この針状ころ軸受25は、
ころ31ところ31を保持する保持器32と外輪33か
らなる。上記外輪33の軸方向両端の鍔部35,36の
うち、上記シールリング22から遠い位置に配置される
鍔部36は、その径方向内端部36Aの軸方向外側で軸
方向内方に湾曲している湾曲面37を有している。さら
に、上記保持器32は、上記外輪33の鍔部36の軸方
向内側で径方向外方に屈曲している鍔部38を有してい
る。この鍔部38は、屈曲部40の外側が湾曲面41に
なっている。
【0026】次に、図3を参照して、上記外輪33の鍔
部36と保持器32の鍔部38との位置関係を説明す
る。上記鍔部36と鍔部38とは、軸方向間隙Cを隔て
ており、この軸方向間隙Cはシールリング22の軸方向
寸法よりも小さく設定されている。また、外輪33の鍔
部36の内径寸法Bを上記鍔部38の湾曲面41の外径
寸法A以下に設定した。
【0027】上記構成の自動変速機のシャフトとスリー
ブの組立構造体は、次のようにして組み立てられる。ま
ず、シャフト11の先端部11Aの外周に形成されてい
る周溝21にシールリング22を嵌合させる。次に、こ
のシャフト11を、スリーブ12の内周面23に嵌合さ
れている針状ころ軸受25の内側に挿入する。この挿入
時に、シャフト11の先端部11Aに嵌合されているシ
ールリング22は、最初に、図2(B)に示す針状ころ軸
受25の外輪33の鍔部36の径方向内端部36Aの湾
曲面37に当接する。この当接時に、シールリング22
はやや径方向に縮まりながら、湾曲面37に沿って軸方
向に滑らかに摺動して、鍔部36の径方向内側を通過で
きる。次に、シールリング22は、保持器32の鍔部3
8の屈曲部40の湾曲面41に当接し、この湾曲面41
に沿ってやや径方向に縮まりながら、軸方向に滑らかに
摺動して、鍔部38の屈曲部40を通過できる。そし
て、シャフト11のさらなる挿入により、シールリング
22は、さらに軸方向に挿入されて、ころ軸受25を通
過し、スリーブ内周面23の縮径面23Aを越えて、ス
リーブ12内の所定位置に達する。
【0028】このように、この組立構造体によれば、シ
ャフト11に嵌合したシールリング22をころ軸受25
を通過させるときに、ころ軸受25とシールリング22
との接触がシールリング22を損傷させることがない。
【0029】また、この組立構造体によれば、ころ軸受
25の外輪33の鍔部36と、保持器32の鍔部38と
の軸方向間隙Cを、シールリング22の軸方向寸法より
も小さくしたから、シャフト11のシールリング22が
外輪鍔部36と保持器鍔部38の間に嵌り込んでしまう
ことがない。また、外輪鍔部36の内径寸法Bを保持器
鍔部38の湾曲面41の外径寸法A以下にしたから、外
輪鍔部36を乗り越えてきたシールリング22を、次の
湾曲面41で確実に受けてスムーズにスライドさせるこ
とができる。
【0030】したがって、この実施の形態によれば、シ
ャフト11に嵌合させたシールリング22を傷付けるこ
となく、針状ころ軸受25内側をシールリング22が通
り抜けるように、シャフト11を針状ころ軸受25に挿
入して組み立てることができる。
【0031】なお、上記実施の形態では、針状ころ軸受
25が保持器32を有する場合について説明したが、図
2(A)に示すように、保持器を備えていない針状ころ軸
受を採用してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体は、
針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際
に、シャフトに嵌合されたシールリングが、針状ころ軸
受の外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シー
ルリングは径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾
曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜ける
ことができる。したがって、この請求項1の発明によれ
ば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けること
なく、針状ころ軸受内側をシールリングが通り抜けるよ
うに、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てるこ
とができる。
【0033】また、請求項2の発明は、自動変速機のシ
ャフトとスリーブの組立構造体であって、針状ころ軸受
は、軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲
部の外側が湾曲面になっている保持器を備えている。
【0034】この請求項2の発明では、針状ころ軸受の
軸方向一端からシャフトを挿入する際に、シャフトに嵌
合されたシールリングが、針状ころ軸受の保持器の軸方
向一端に当たったときに、シールリングは上記軸方向一
端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側を
くぐり抜けることができる。したがって、この請求項2
の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを
傷付けることなく、針状ころ軸受内側をシールリングを
通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組
み立てることができる。
【0035】また、請求項3の発明は、針状ころ軸受の
軸方向一端からシャフトを挿入する際に、シャフトに嵌
合されたシールリングが、針状ころ軸受の外輪の鍔部の
径方向内端部に当たったときに、シールリングは径方向
内端部の軸方向内側に湾曲している湾曲面に沿って滑ら
かに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。さ
らに、シャフトに嵌合されたシールリングが、針状ころ
軸受の保持器の軸方向一端に当たったときに、シールリ
ングは軸方向一端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部
の径方向内側をくぐり抜けることができる。
【0036】したがって、この請求項3の発明によれ
ば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けること
なく、針状ころ軸受内側にシールリングを通り抜けさせ
て、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てること
ができる。
【0037】また、請求項4の発明は、外輪の鍔部の内
径寸法が、保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定されて
いるから、外輪の鍔部の湾曲面を通過したシールリング
は、続いて、保持器の鍔部の湾曲面に確実に当接して滑
らかに通過できる。また、外輪の鍔部と保持器の鍔部と
の間隙寸法とシールリングの軸方向寸法よりも小さくし
たから、上記間隙にシールリングが嵌り込むこともな
い。したがって、請求項4の発明によれば、シャフトに
嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ
軸受の外輪および保持器の内側をシールリングをスムー
ズに通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入し
て組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の自動変速機のシャフトとスリーブ
の組立構造体の実施の形態を示す断面図である。
【図2】 図2(A)は上記実施形態の針状ころ軸受の変
形例を示す図であり、図2(B)は上記実施形態の針状こ
ろ軸受を示す図である。
【図3】 上記実施形態の針状ころ軸受の寸法関係を詳
細に示す図である。
【図4】 自動変速機のシャフト先端部の形状を示す図
である。
【図5】 図5(A)は従来例の針状ころ軸受を示す図で
あり、図5(B)は従来例のもう1つの針状ころ軸受を示
す図である。
【図6】 従来の自動変速機のシャフトとスリーブの組
立構造体を示す断面図である。
【符号の説明】
11…シャフト、11A…先端部、12…スリーブ、1
2A…底部、13…軸方向孔、15,16…径方向貫通
孔、17…軸方向孔、18…径方向孔、20…油通路、
21…周溝、22…シールリング、23…内周面、25
…針状ころ軸受、31…ころ、32…保持器、33…外
輪、35,36…鍔部、36A…径方向内端部、38…
鍔部、40…屈曲部、37,41…湾曲面、A…外径寸
法、B…内径寸法、C…軸方向間隙。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に作動油が通る油通路を有する自動
    変速機のシャフトと、このシャフトが内側に嵌合するス
    リーブと、上記シャフトとスリーブの間に配置され、上
    記シャフトの油導入路から作動油が供給されるようにな
    っている針状ころ軸受と、上記シャフトの先端と上記針
    状ころ軸受との間の位置で上記シャフトとスリーブの間
    に嵌合されたシールリングとを備えた自動変速機のシャ
    フトとスリーブの組立構造体であって、 上記針状ころ軸受は、 上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している鍔部の径方
    向内端部の軸方向外側が軸方向内側に湾曲している湾曲
    面になっている外輪を備えていることを特徴とする自動
    変速機のシャフトとスリーブの組立構造体。
  2. 【請求項2】 内部に作動油が通る油通路を有する自動
    変速機のシャフトと、このシャフトが内側に嵌合するス
    リーブと、上記シャフトとスリーブの間に配置され、上
    記シャフトの油導入路から作動油が供給されるようにな
    っている針状ころ軸受と、上記シャフトの先端と上記針
    状ころ軸受との間の位置で上記シャフトとスリーブの間
    に嵌合されたシールリングとを備えた自動変速機のシャ
    フトとスリーブの組立構造体であって、 上記針状ころ軸受は、 上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲
    部の外側が湾曲面になっている保持器を備えていること
    を特徴とする自動変速機のシャフトとスリーブの組立構
    造体。
  3. 【請求項3】 内部に作動油が通る油通路を有する自動
    変速機のシャフトと、このシャフトが内側に嵌合するス
    リーブと、上記シャフトとスリーブの間に配置され、上
    記シャフトの油導入路から作動油が供給されるようにな
    っている針状ころ軸受と、上記シャフトの先端と上記針
    状ころ軸受との間の位置で上記シャフトとスリーブの間
    に嵌合されたシールリングとを備えた自動変速機のシャ
    フトとスリーブの組立構造体であって、 上記針状ころ軸受は、 上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している鍔部の径方
    向内端部の軸方向外側が軸方向内側に湾曲している湾曲
    面になっている外輪と、 上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲
    部の外側が湾曲面になっている保持器とを備えたことを
    特徴とする自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造
    体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動変速機のシャフト
    とスリーブの組立構造体において、 上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している保持器の鍔
    部は、上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している外輪
    の鍔部に対して軸方向内方に所定の間隙寸法だけ隔てて
    配置されており、この間隙寸法が上記シールリングの軸
    方向寸法よりも小さく設定されており、 上記外輪の鍔部の内径寸法が、上記保持器の湾曲面の外
    径寸法以下に設定されていることを特徴とする自動変速
    機のシャフトとスリーブの組立構造体。
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