JPH11325295A - 排水弁開閉制御装置 - Google Patents

排水弁開閉制御装置

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JPH11325295A
JPH11325295A JP10150647A JP15064798A JPH11325295A JP H11325295 A JPH11325295 A JP H11325295A JP 10150647 A JP10150647 A JP 10150647A JP 15064798 A JP15064798 A JP 15064798A JP H11325295 A JPH11325295 A JP H11325295A
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closing
closing operation
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俊治 松島
Kazunori Nishikawa
和憲 西川
Tomio Kitazawa
富男 北澤
Yoshinori Shinohara
義徳 篠原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 排水弁の開閉動作の確実性、機構のより一層
の単純化を図るとともに、排水弁の閉動作における衝撃
音の問題を大幅に改善し、かつ、低コスト化も可能とす
る。 【解決手段】 排水弁開閉駆動源1の回転力が伝達され
る出力軸9の回転力を受けて回転し、直線的な往復運動
として出力することで排水弁の開閉操作を行う弁開閉操
作部10と、出力軸9の回転力を弁開閉操作部10に対
し継脱可能に伝達するワンウエイクラッチ機構とを有
し、弁開閉操作部10は、ワンウエイクラッチによって
出力軸9の回転力が伝達され一方向へ回転し、所定角度
回転した位置で排水弁を全開状態とする動作を行い、そ
の状態から排水弁を全閉状態とする際は、出力軸9の回
転にともなって回転を再開し、所定の回転位置に達する
と、ワンウエイクラッチによって出力軸9からの回転力
の伝達が解除され、排水弁の有する全閉状態への復帰力
によって回転して排水弁を全閉状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機などの排水
弁の開閉を小型モータ等の排水弁開閉駆動源を用いて制
御する排水弁開閉制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機などに用いられる排水弁開閉制御
装置は、従来、排水弁の開閉制御と洗濯機の様々な動作
制御を1つの制御装置で行う方式が多く採用されてい
る。たとえば、洗濯動作時における洗濯用モータ(洗濯
機駆動用のモータ)の駆動やその後の排水を行うための
排水弁の開閉制御、さらに、脱水時などにおいては、排
水弁を開(排水)状態として洗濯槽を高速回転させ、脱
水が終了すると排水弁を閉じるとともに洗濯用モータも
停止させるというような制御等を1つの制御装置で行う
ようにしている。なお、脱水時に洗濯槽の蓋が開けられ
ると、洗濯槽を急停止させる制御なども可能なように制
御装置が構成されている。
【0003】このような排水弁開閉制御装置としては、
実開平1−121591号公報に開示されている装置等
が知られている。この装置は、脱水時に停電などが発生
した場合、ユーザに対する安全性への配慮のため、停電
復旧後には初期位置に確実に戻っているような制御を行
う必要があり、制御全体が複雑なものとなっている。
【0004】このため、排水弁の開閉制御とそれ以外の
様々な制御を別個に行うようにする方式が一部で採用さ
れている(特開平6−79093号公報参照)。このよ
うな方式の排水弁開閉制御装置にあっては、排水弁の開
閉のみ考えた制御を行うようにすればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような排水弁の開
閉のみを考えた排水弁開閉制御装置は、前述したような
洗濯機の様々な制御を一括して行う方式に比べると、制
御内容も大幅に簡略化され、その構造も単純化されたも
のとなっている。しかしながら、このような排水弁開閉
制御装置にあっても、排水弁を閉じる際の衝撃音が大き
いという問題は依然として残っている。
【0006】一般に、従来のこの種の排水弁開閉制御装
置は、排水弁に対し、常時、全閉状態に復帰させようと
する力が加えられており、開状態とするときは、この全
閉状態に復帰させようとする力に抗して排水弁を開動作
させ、全開状態から全閉状態に移行させる際は、前述の
全閉状態に復帰させようとする力によって勢いよく瞬時
に閉状態とさせるのが普通である。このように、排水弁
を勢いよく瞬時に閉状態とさせるのは、排水弁の閉状態
を確実にして水漏れを防ぐためである。
【0007】このように、従来のこの種の排水弁開閉制
御装置は、排水弁を開状態から閉状態とするときの衝撃
音が大きいという問題があり、改善が望まれている。ま
た、排水弁の開閉動作の確実性や、機構のより一層の単
純化、かつ、低コスト化は常に要求されるところであ
り、それに対応できる排水弁開閉制御装置の開発が望ま
れている。
【0008】そこで本発明は、排水弁の開閉動作の確実
性、機構のより一層の単純化を図るとともに、排水弁の
閉動作における衝撃音の問題を大幅に改善し、かつ、低
コスト化をも可能とした排水弁開閉制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、全閉状態への復帰力を受け
ている排水弁を排水弁開閉駆動源の回転力を利用して開
閉動作させる排水弁開閉制御装置において、排水弁開閉
駆動源の回転力が伝達される出力軸と、出力軸の回転力
を受けて回転し、その回転力を直線的な往復運動として
出力することで排水弁の開閉操作を行う弁開閉操作部
と、出力軸の回転力を弁開閉操作部に対し継脱可能に伝
達するワンウエイクラッチ機構とを有し、弁開閉操作部
は、排水弁を開状態とする際は、ワンウエイクラッチに
よって出力軸の回転力が伝達され一方向へ回転し、所定
角度回転した位置で排水弁を全開状態とする動作を行
い、その状態から排水弁を全閉状態とする際は、出力軸
の回転にともなって回転を再開し、所定の回転位置に達
すると、ワンウエイクラッチによって出力軸からの回転
力の伝達が解除され、排水弁の有する全閉状態への復帰
力によって回転して排水弁を全閉状態とする動作を行う
ようにしている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の排水弁開閉制御装置において、ワンウエイクラッチ
機構は、出力軸と弁開閉操作部との間にコイルバネを介
在させてなり、このコイルバネの径方向に働く弾性力に
よって生じる摩擦力により、出力軸の回転力を弁開閉操
作部に伝達し、排水弁を開状態とする際は、弁開閉操作
部に対し出力軸の回転方向とは逆方向に働く排水弁の有
する全閉状態への復帰力が加わると、コイルバネの径の
変化による摩擦力の増加によって出力軸と弁開閉操作部
が一体化し、弁開閉操作部に対し出力軸の一方向への回
転力を伝達し、排水弁を全開状態から全閉状態とする際
は、弁開閉操作部に対し出力軸の回転方向と同一方向に
働く排水弁の有する全閉状態への復帰力が加わると、前
記コイルバネの前記径の変化とは逆方向の変化による摩
擦力の減少によって、前記弁開閉操作部を前記コイルバ
ネに対して滑り回転可能としている。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の排水弁開閉制御装置において、弁開閉操作部に対
し出力軸の回転方向と同一方向に働く排水弁の有する全
閉状態への復帰力によって、弁開閉操作部を出力軸の回
転に対し滑り回転可能とする際、コイルバネとの間に働
く摩擦力による一定の制動力を受けた状態で回転させる
ようにしている。
【0012】また、請求項4記載の排水弁開閉制御装置
は、全閉状態への復帰力を受けている排水弁を排水弁開
閉駆動源の回転力を利用して開閉動作させる排水弁開閉
制御装置において、排水弁開閉駆動源の回転力が伝達さ
れる出力軸と、出力軸の回転力を受けて回転し、その回
転力を直線的な往復運動として出力することで排水弁の
開閉操作を行うとともに、出力軸の回転にともなって回
転するカム部を有する弁開閉操作部と、弁開閉操作部の
回転動作中に弁開閉操作部の有するカム部によって作動
してタイミング信号を発生するスイッチと、排水弁開閉
駆動源の駆動制御を行うとともに、その駆動制御の1つ
としてスイッチからのタイミング信号を受けると予め定
められた時間後に排水弁駆動源の駆動停止制御を行う排
水弁開閉駆動源制御部と有し、弁開閉操作部は、排水弁
を開状態とする際は、出力軸の回転力が伝達され一方向
へ回転し、所定角度回転した位置で排水弁を全開状態と
する動作を行い、その状態から排水弁を全閉状態とする
際は、出力軸の回転にともなって回転を再開し、所定の
回転位置に達すると、出力軸からの回転力の伝達が解除
され、排水弁の有する全閉状態への復帰力によって回転
して排水弁を全閉状態とする動作を行い、排水弁開閉駆
動源制御部は、少なくとも、弁開閉操作部が排水弁を全
開状態とする動作を行う際に、スイッチからのタイミン
グ信号を受け取ると、そのタイミング信号を利用して排
水弁が全開状態となった以降の所定位置に弁開閉操作部
を停止させるように排水弁開閉駆動源の駆動停止制御を
行い、排水弁を全開状態から全閉状態とする際は、排水
弁開閉駆動源の駆動を再開して弁開閉操作部を上記回転
方向と同一方向へ回転させ、排水弁が全閉状態となった
以降の所定位置に弁開閉操作部を停止させるように排水
弁開閉駆動源の駆動停止制御を行うようにしている。
【0013】また、請求項5記載発明は、請求項4記載
の排水弁開閉制御装置において、スイッチは、カム部に
よりオンまたはオフのいずれかの状態をとり、排水弁開
閉駆動源制御部は、スイッチからのオンまたはオフの信
号をタイミング信号として受けると、排水弁の開動作中
にあっては、オンまたはオフのいずれかのタイミング信
号を受け取ってから弁が全開位置となる予め設定された
時間後に排水弁開閉駆動源の駆動を停止させる制御を行
うようにしている。
【0014】さらに、請求項6記載の発明は、請求項4
または5記載の排水弁開閉制御装置において、スイッチ
は、カム部によりオンまたはオフのいずれかの状態をと
り、排水弁開閉駆動源制御部は、スイッチからのオンま
たはオフの信号をタイミング信号として受けると、排水
弁の閉動作中にあっては、排水弁の開動作時における排
水弁開閉駆動源の駆動停止制御を行うためのスイッチの
オンまたはオフとは反対の信号をタイミング信号として
用い、そのタイミング信号を受けてから、排水弁が全閉
位置となる予め設定された時間後に排水弁開閉駆動源の
駆動を停止させる制御を行うようにしている。
【0015】本発明は、洗濯機などの排水弁を開閉制御
する装置であって、モータ等の排水弁開閉駆動源の回転
力を用いて排水弁の開閉を行うとともに、その駆動源の
回転力をワンウエイクラッチ機構によって予め定めた一
方向のみの回転力として弁開閉操作部に伝達するように
している。
【0016】これによって、弁開閉操作部は、排水弁を
開状態とする際は、排水弁開閉駆動源としてのモータが
回転することによって、そのモータの回転力を減速輪列
を介して受けた出力軸の回転にともなって一方向へ回転
し、所定角度回転した位置で排水弁を全開状態とする動
作を行い、排水弁を全開状態とした位置から排水弁を全
閉状態とする際は、排水弁を開くときの回転方向と同一
方向への回転を再開することで、所定の位置にまで弁開
閉操作部が回転すると、それ以降は、出力軸の回転力の
伝達が解除されて、排水弁の有する全閉状態への復帰力
によって高速に排水弁を全閉状態とする。この動作時に
は、瞬時に全閉状態となるのではなく、一定の制動力を
受けた状態で回転しながら全閉状態とするので、大きな
衝撃音が発生することはなく、しかも、確実な全閉状態
を得るには十分な力で閉動作が行われるので、排水弁が
不完全な状態で閉じられることはない。
【0017】また、出力軸と弁開閉操作部との間にコイ
ルバネを介在させるだけで、ワンウエイクラッチ機能を
果たすようにすると、ワンウエイクラッチ機構としての
構造が簡単で、組立の必要な工数も少なくできる。
【0018】また、本発明は、弁開閉操作部に設けられ
たカム部によって作動するスイッチを設け、弁開閉操作
部が排水弁を開状態とする動作を行う際に、このスイッ
チからのタイミング信号に基づいて、弁開閉操作部を排
水弁が全開状態となった以降に停止させるようにモータ
の駆動停止制御を行うようにしているので、弁開閉操作
部に対する制御を簡単な時間制御によって行うことがで
きる。
【0019】また、スイッチからのタイミング信号とし
ては、スイッチのオンまたはオフの信号を用い、このオ
ンまたはオフのいずれかのタイミング信号を受け取って
から排水弁が全開位置となる予め設定された時間後にモ
ータの駆動を停止させるという制御とすると、スイッチ
としては、オン・オフのいずれかの状態を取りうる単純
なものでよく、また、スイッチからのオンまたはオフの
いずれかの信号を受け取ってから排水弁が全開となる予
め設定された時間を設定するだけの処理ですむため、制
御内容が単純でしかも確実なモータの駆動停止制御が可
能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図6に基づき説明する。まず、図1、図2、図
3によりその構造を説明する。
【0021】図1は、本発明の排水弁開閉制御装置の構
成を示す側断面図であり、排水弁開閉駆動源としての排
水弁駆動用モータ(以下、単にモータという)1のロー
タ1aの回転力は、その回転軸2に取り付けられたピニ
オン3から1番車4、2番車5、3番車6、4番車7を
介して出力車8に伝達される。この出力車8には出力軸
9が取り付けられ、この出力軸9には弁開閉操作部10
が取り付けられる。なお、1番斜の図1で下方には逆転
防止レバー4aが設けられており、ロータ1aの逆転が
阻止されるようになっている。また、モータ1は、この
実施の形態では、小型同期モータとされているが、ステ
ッピングモータ等他のモータや他の駆動源としても良
い。
【0022】図2は、弁開閉操作部10とそれに直接関
連する部分を取り出して示す図であり、この図2を参照
しながらさらに説明する。
【0023】弁開閉操作部10は、その下端側に出力車
8の出力軸9よりもわずかに大径の軸受け孔11が設け
られ、その軸受け孔11の上方には上端開口部までの間
に軸受け孔11よりも大径のコイルバネ支持孔12が設
けられる。このコイルバネ支持孔12にはコイルバネ1
3が圧入される。コイルバネ13はその径を小さくする
ようにしてコイルバネ支持孔12に圧入されることによ
り、コイルバネ支持孔12の壁面に対し、その壁面を押
し広げるような力を与えることで支持される。
【0024】このコイルバネ13は、弁開閉操作部10
が出力軸9の回転に対しワンウエイクラッチ動作による
回転を可能とするために設けられるもので、図2からも
わかるように、その上端側の先端部がコイルバネ13の
中心軸方向に向かって内側に折り曲げられて形成された
突出部13aが設けられている。
【0025】弁開閉操作部10は、コイルバネ13をコ
イルバネ支持孔12に圧入した状態で、その軸受け孔1
1に出力軸9を貫通させる。
【0026】このように軸受け孔11を貫通した出力軸
9の先端部には、弁開閉操作部10の上方開口面側か
ら、ホルダ14が取り付けられる。このホルダ14は円
盤状をなし、その中心部には出力軸9の先端部が挿入さ
れる出力軸取付孔15が設けられる。このホルダ14
は、出力軸9の回転と共に回転するものであり、それを
可能とするために、出力軸9の先端部の横断面形状を円
形でなく、たとえば、直線部分を有する長円形とし、ホ
ルダ14の出力軸取付孔15側もそれに合致する形状と
している。
【0027】また、ホルダ14の下端側には、前述した
コイルバネ13の突出部13aが挿入されるスリット1
4aが設けられる。このホルダ14を出力軸9に取り付
ける際は、その出力軸取付孔15に出力軸9の先端部を
挿入するとともに、そのスリット14aにコイルバネ1
3の突出部13aが入り込むように位置決めしながら取
り付ける。また、出力軸9の先端部には、タッピングネ
ジ16が挿入されるネジ孔9aが設けられ、このネジ孔
9aにタッピングネジ16を挿入してねじ込むことによ
り、タッピングネジ16の頭(出力軸取付孔15よりも
大きな外径を有する)によってホルダ14が出力軸9に
固定される。なお、コイルバネ13の下端側の端部は、
どこにも係合しないフリーな状態となっている。
【0028】この弁開閉操作部10は、外観的には円筒
部17とその上端側に設けられた円盤部18と、その円
盤部18の外周から図2で上方に突出したロッド係合部
19と、このロッド係合部19に係合しているロッド2
0とを有した構成となっている。なお、円筒部17は、
図2で下方のカム部17aと、上方のコイルバネ保持部
17bとで構成されている。
【0029】カム17aは、カムとしての働きをする部
分で、凹部17cが設けられている。このカム部17a
は、図3で示されるスイッチswの可動接片s1の凸部
Qが常時接触した状態となっており、弁開閉操作部10
が回転することにより、スイッチswをオンまたはオフ
させるようになっている。なお、弁開閉操作部10の回
転とスイッチswのオン・オフ、さらに、それによる排
水弁開閉動作の関係などについては後に説明する。な
お、図3は、図1を矢印A方向から見た平面図であり、
スイッチswの可動接片s1に対するカム部17aのカ
ムとしての働きをわかりやすくするため、弁開閉操作部
10を円筒部17のカム部17aで断面として示してい
る。
【0030】このような弁開閉操作部10は、出力軸9
の回転を受けて回転することにより、ロッド係合部19
に係合しているロッド20を直線的な往復運動とする。
このロッド20の他端側には排水弁機構(図示せず)が
存在し、ロッド20の直線的な往復運動により、排水弁
を開閉可能としている。
【0031】なお、制御対象となる排水弁には、全閉状
態に復帰しようとする力が常時加わっており、この排水
弁を開動作させる際は、その全閉状態に復帰しようとす
る力に抗してロッド20が排水弁を引っ張るようにして
図1の矢印x方向に動作し、逆に、全開状態にある排水
弁を全閉状態とする際は、ロッド20はその全閉状態に
復帰しようとする力を受けて図1の矢印x’方向に動作
する。このような排水弁機構そのものについては、特に
本発明の要旨ではないので、それらの図示および説明は
省略する。
【0032】ところで、コイルバネ13は、出力軸9の
回転力を弁開閉操作部10に対し継脱可能に伝達するワ
ンウエイクラッチとしての働きをするものであり、これ
について説明する。
【0033】コイルバネ13の先端部に設けられた突出
部13aは、前述したように、ホルダ14のスリット1
4aに入り込んでおり、両者は係合状態にある。また、
ホルダ14と出力軸9は、タッピングネジ16により固
定されているため、出力軸9が図2の矢示W方向に回転
することにより、ホルダ14とコイルバネ13も同時に
W方向に回転する。このコイルバネ13が回転すること
によって、コイルバネ13と弁開閉操作部10のコイル
バネ支持孔12の壁面との間の摩擦力(コイルバネ13
がその径を大きくしようとする力による摩擦力)によっ
て、弁開閉操作部10に対し出力軸9の回転が伝達され
る。これにより、弁開閉操作部10は出力軸9の回転に
伴って回転する。
【0034】なお、出力軸9のW方向の回転に対し、ロ
ッド20は、全閉状態に戻ろうとする復帰力が強く働い
ているため、コイルバネ13は、一層その径が大きくな
るように作用する。このため、弁開閉操作部10は、出
力軸9と完全に一体化し、モータ1によって確実にW方
向に回転させられる。
【0035】弁開閉操作部10は出力軸9のW方向の回
転に対しては、出力軸9の回転力を受けてW方向に回転
するが、停止した際に、逆方向(=W’方向)への回転
が阻止されるようになっている。すなわち、コイルバネ
は13は、一端(突出部13a)側がホルダ14に係合
しており、弁開閉操作10に出力軸9のW方向の回転と
は逆方向の力が加わったときは、コイルバネ13にはそ
の径を大きくするような力が働くようになっている。
【0036】これにより、コイルバネ13とコイルバネ
支持孔12の壁面との間の摩擦力がより大きくなり、出
力軸9と弁開閉操作部10は、完全に一体化する。とこ
ろが、逆転防止レバー4aによって逆転が阻止されるた
め、弁開閉操作部10の逆方向の回転は阻止される。し
たがって、排水弁が全閉となっている状態から全開とし
た際、排水弁の全閉状態への復帰力に抗して弁開閉操作
部10を全開状態で停止させることができる。
【0037】一方、弁開閉操作部10に出力軸9の回転
と同一方向(=W方向)に一定以上の力(排水弁の全閉
状態への復帰力のように、コイルバネ13とコイルバネ
支持孔11の壁面との間の摩擦力より大きい力)が加わ
ったときは、その力によって弁開閉操作部10は、コイ
ルバネ13の側面上を滑り回転する。
【0038】したがって、排水弁が全開となっている状
態から全閉とする際、排水弁の全閉状態への復帰力によ
って、弁開閉操作部10を出力軸9の回転方向(=W方
向)に出力軸9の回転とは無関係に素早く回転させるこ
とができ、排水弁を直ちに全閉状態とすることができ
る。なお、このとき、弁開閉操作部10は、コイルバネ
13との間に存在する摩擦力によって一定の制動力を受
けながら回転する。なお、このような排水弁の開閉制御
動作については後に詳細に説明する。
【0039】次にスイッチswについて、図3を参照し
ながら説明する。このスイッチswは可動接片s1と固
定接片s2からなり、可動接片s2の先端部には凸部Q
が設けられ、この凸部Qが弁開閉操作部10の円筒部1
7のカム部17a上に接触するように配置される。
【0040】そして、弁開閉操作部10が回転すること
により、可動接片s1が円筒部17に設けられた凹部1
7cに落ち込んだ状態となると、可動接片s1は固定接
片から離れてスイッチswはオフとなる。そして、この
状態から、弁開閉操作部10が回転して行くことによ
り、凹部17cからカム部17aの側面上に徐々に登っ
て行き、凸部Qがあるところにまで登った位置に到達す
ると、可動接片s1は固定接片s2に接触する状態とな
り、スイッチswはオンとなる。
【0041】このスイッチswは、そのオンまたはオフ
の信号を、回転駆動しているモータ1を停止させるタイ
ミング信号として出力するもであるため、以下では、こ
のスイッチswをタイミングスイッチswという。つま
り、弁開閉操作部10が回転動作しているときにおい
て、弁開閉操作部10がある位置から回転を開始して所
定角度だけ回転した定位置に確実に停止させる制御を行
うときの基準となるタイミングを発生するものである。
その基準となるタイミング信号として、オンまたはオフ
信号を用いる。この具体的な動作については後述する。
【0042】図4は、モータ1に対する電気的な制御を
説明するブロック図であり、排水弁開閉駆動源制御部
(以下、モータ制御部という)31はマイコンなどから
なり、モータ1に対する駆動制御を行うものであり、そ
の駆動制御の1つとして、タイミングスイッチswから
のオンまたはオフ信号を受けて、そのオンまたはオフ信
号の受信タイミングを基準にして、モータ1の駆動を時
間制御する。
【0043】たとえば、排水の開始を示す信号を受ける
と、モータ1の回転を開始させ、排水弁を開状態とする
ように弁開閉操作部10を回転させるが、このとき、排
水弁が全開状態となった時点でモータ1の回転を一時停
止させて、排水弁の全開状態を所定時間だけ保持する必
要がある。このような制御を行う際、回転しているモー
タ1の回転を一時停止させるためのタイミングを、タイ
ミングスイッチswからのオン(またはオフ)信号によ
り得るようにしている。
【0044】すなわち、排水弁を開状態とするためにモ
ータ1が回転し、それによって、弁開閉操作部10も回
転し始めたとすると、その弁開閉操作部10が回転を開
始してから、まもなく、タイミングスイッチswがオン
(またはオフ)となるように設定し、タイミングスイッ
チswがオン(またはオフ)となった信号を受けて、そ
のオン(またはオフ)となった時点から排水弁が全開と
なるまでの時間t1を予め求めておく。そして、タイミ
ングスイッチswがオン(またはオフ)となってからt
1時間後にモータ1の回転を停止させるように設定して
おく。これにより、排水弁が全開状態となった以降の所
定位置で確実に弁開閉操作部10を停止させることがで
きる。
【0045】次に、本発明の実施の形態における排水弁
制御装置の具体的な動作について説明する。
【0046】図5はモータ1の駆動状態に対する弁開閉
操作部10の回転角度(ロッド係合部19の位置)と排
水弁の開閉状態の関係を説明するために弁開閉操作部1
0を模式化して示すものである。
【0047】まず、ロッド係合部19がp0の位置(下
死点)にある状態では、排水弁は全閉状態であるとし、
このときの弁開閉操作部10の回転角度を0度とする。
このような状態において、今、排水弁を開く操作を行う
と、モータ制御部31は、モータ1に対し、駆動信号を
与える。これによりモータ1は回転を開始し、弁開閉操
作部10は、図5の矢印W方向に回転し始める。そし
て、弁開閉操作部10が10度回転したところで(ロッ
ド係合部19がp1の位置)、タイミングスイッチsw
がオン状態となるとする。
【0048】このタイミングスイッチswからのオン信
号は、モータ制御部31に送られ、モータ制御部31で
はオン信号を受け取った時点から時間のカウントを開始
する。一方、弁開閉操作10は、さらに回転を続け、ロ
ッド係合部19がp0の位置から20度回転したところ
で(p2の位置)、排水弁が開き始めるとする。モータ
1は、さらに回転を続け、これにより、弁開閉操作部1
0もさらに回転を続ける。弁開閉操作部10がさらに回
転を続けると、排水弁は開かれて行き、やがて、排水弁
は全開状態となる。
【0049】そして、ロッド係合部19がp0の位置か
ら165度回転したp3の位置に達すると、モータ制御
部31は、モータ1の駆動を停止させる。つまり、モー
タ制御部31は、タイミングスイッチswからのオン信
号を受け取った時点から時間のカウントを開始し、予め
定められた一定時間(t1時間とする)をカウントする
と、モータ1の駆動を停止させる。この時、ロッド係合
部19は、p3の位置となる。
【0050】この一定時間t1は、タイミングスイッチ
swからのオン信号を受け取った時点から排水弁が全開
状態となるに十分な時間を予め計測しておいて、それに
基づいて設定する。なお、排水弁は実際にはもっと早い
時点で全開状態となるが十分な余裕を持たせてモータ1
の駆動を停止させる。また、モータ1の回転が停止する
p3の位置は、上死点の手前であり、排水弁の全閉状態
への復帰力により弁開閉操作部10には矢印Wと反対方
向に引き戻される力が働く。しかし、このとき、弁開閉
操作部10は、矢印W方向と逆方向への回転が阻止され
るようになっているので、モータ1は、ロッド係合部1
9をp3の位置としたままで停止状態を保持する。
【0051】この状態で、排水が終了し排水弁を再び閉
じるような指令がモータ制御部31に出されると、モー
タ制御部31は、モータ1を駆動する信号を出力する。
これにより、モータ1は回転を再開し、弁開閉操作部1
0はロッド係合部19がp3の位置から回転し始める。
そして、ロッド係合19が上死点(p0から180度回
転したp4の位置)に達し、その上死点をわずかに過ぎ
た位置(p0から200度程度回転したp5の位置)に
達すると、排水弁の全閉状態への復帰力が十分働き始め
る。そして、弁開閉操作部10は、その復帰力で引っ張
られ、かなりの速度で回転し、ロッド係合部19がp7
の位置(p0から340度の位置)に達する。
【0052】ロッド係合部がこのp7の位置に達すると
排水弁が全閉状態となる。このように、排水弁を閉める
ときは、弁開閉操作部10を高速で回転させ一定以上の
力を加えて全閉状態とする。これは、排水弁を閉めると
きは、一定以上の力を加えて瞬時に閉じた方が確実な全
閉状態が得られるからである。ただし、この実施の形態
では、一定の摩擦力が生ずるため、従来のような衝撃音
は発生しない。
【0053】なお、ロッド係合部19が上死点をわずか
に過ぎた位置(p5の位置)から、排水弁の全閉状態へ
の復帰力によって引っ張られて、p7の位置に達する前
のp6の位置(p0から320度の位置)に達したとき
に、タイミングスイッチswがオフする。
【0054】このタイミングスイッチswからのオフ信
号は、モータ制御部31に送られ、モータ制御部31で
はオフ信号を受け取った時点から時間のカウントを開始
する。一方、弁開閉操作部10はさらに回転を続け、ロ
ッド係合部19がp0の位置から360度回転(1回
転)したところで、モータ制御部31はモータ1の駆動
を停止させる。つまり、モータ制御部31は、タイミン
グスイッチswからのオフ信号を受け取った時点から時
間のカウントを開始し、予め定められた一定時間(t2
時間とする)をカウントすると、モータ1の駆動を停止
させる。この位置は、ロッド係合部19がp0の位置、
つまり、下死点となる。
【0055】この一定時間t2は、タイミングスイッチ
swからのオフ信号を受け取った時点からロッド係合部
19がp0の位置(下死点)に達する時間を予め計測し
ておいてそれに基づいて設定する。なお、排水弁は、下
死点よりも早い位置で全閉状態とし、さらに排水弁を押
し込むような動作を行うことで確実な全閉状態を得るよ
うにしている。
【0056】ところで、上死点をわずかに過ぎたp5の
位置から排水弁が全閉となるp7の位置までは、前述し
たように、排水弁の全閉状態への復帰力によって引っ張
られ、弁開閉操作部10は高速で回転するが、これは、
コイルバネ13によるワンウエイクラッチ機構により可
能となるものである。
【0057】すなわち、弁開閉操作部10は、前述した
ように、出力軸9の回転力がコイルバネ13によるワン
ウエイクラッチにより継脱可能に伝達されるようになっ
ている。図5において、p0からp4までは、出力軸9
の回転力が弁開閉操作部部10に対しコイルバネ13を
介して伝達され、一方向回転を行って矢印W方向に回転
する。しかし、p4の位置を過ぎてからは、ロッド係合
部19に対し排水弁の全閉状態への復帰力が加わると、
弁開閉操作部10のコイルバネ支持孔12の壁面がコイ
ルバネ13の側面上を滑って回転するようになる。
【0058】このように、弁開閉操作部10の回転方向
に一定以上の大きな力(コイルバネ13とコイルバネ支
持孔12の壁面との間の摩擦力以上の力)が働くと、出
力軸9の回転力が解除された状態で、弁開閉操作部10
の回転方向に働く一定以上の大きな力(排水弁の全閉状
態への復帰力)によって弁開閉操作部10が回転し始め
る。
【0059】これにより、弁開閉操作10が高速で回転
して排水弁を即座に全閉状態とすることができる。な
お、この弁開閉操作10が高速で回転することによる排
水弁の全閉動作時において、確かに、弁開閉操作部10
は、高速で回転して排水弁を全閉とする位置にまで回転
するが、弁開閉操作10のコイルバネ支持孔12の壁面
がコイルバネ13の側面上を摺動して回転する。したが
って、弁開閉操作部10は、コイルバネ支持孔11の壁
面とコイルバネ13との間に存在するある程度の摩擦力
によって一定の制動力を受けながら高速回転する。この
ため、排水弁の全閉状態への復帰力のみによる引っ張り
力でフリーな状態で排水弁が一気に閉じられるときのよ
うに、大きな衝撃音が発生することはない。しかも、排
水弁の全閉状態への復帰力により一定以上の回転速度は
得られるので、確実な全閉状態を得ることが可能とな
る。
【0060】図6は、以上説明した動作をダイヤグラム
として示すものである。初期状態では、ロッド係合部
は、下死点(p0の位置)にあり、この状態から、モー
タ1が駆動を開始すると、タイミングスイッチswの可
動接片s1の凸部Qは、弁開閉操作部10におけるカム
部17aの凹部17cにあり、タイミングスイッチsw
はオフ状態にある。モータ1の回転により弁開閉操作部
10が回転を開始すると、タイミングスイッチswの可
動接片s1の凸部Qは、弁開閉操作部10におけるカム
部17aの凹部17cから側面部に徐々に登って行くよ
うになり、弁開閉操作部10が10度回転したところで
(ロッド係合部19がp1の位置)、タイミングスイッ
チswがオン状態となる。
【0061】弁開閉操作部10は、さらに回転を続け、
ロッド係合部がp0の位置から20度回転したところで
(p2の位置)排水弁が開き始め、モータ1がさらに回
転を続け、弁開閉操作部10も回転を続けると、排水弁
は全開状態となる。その後、ロッド係合部19がp3の
位置に達すると、モータ制御部31によってモータ1の
駆動が停止される。つまり、モータ1はタイミングスイ
ッチswがオンとなってからt1時間後に停止する。
【0062】そして、しばらくの間、ロッド係合部19
はp3の位置のまま停止状態を保持し(排水弁全開状
態)、排水が終了し排水弁を再び閉じるような指令がモ
ータ制御部31に出されると、モータ制御31部は、モ
ータ1を駆動する信号を出力する。これにより、モータ
1は回転を再開し、弁開閉操作部10も回転を再開し、
ロッド係合部19がp3の位置から動き始める。そし
て、ロッド係合部19が上死点(p4の位置)をわずか
に過ぎたp5の位置に達すると、排水弁の全閉状態への
復帰力によって引っ張られ、弁開閉操作部10は高速回
転し、ロッド係合部19が直ちにp7の位置に達する。
ロッド係合部19がこのp7の位置に達すると、排水弁
が全閉状態となる。なお、タイミングスイッチswは、
p7の位置に達する前のp6の位置(p0から320度
の位置)に達したときにすでにオフしている。
【0063】ロッド係合部19がp7の位置に達する
と、ロッド係合部19に加わる排水弁の全閉状態への復
帰力は無くなり、その後は、モータ1の回転によって弁
開閉操作部10はさらに回転を続け、ロッド係合部19
がp0の位置から360度回転(1回転)したところ
で、モータ制御部31の制御によってモータ1の駆動が
停止する。つまり、モータ1はタイミングスイッチsw
がオフとなった時点からt2時間後に停止するような制
御が行われる。
【0064】以上が弁開閉操作部10が1回転すること
による排水停止状態から排水状態となって再び排水停止
となる1サイクル分の動作である。
【0065】以上のような実施の形態では、モータ1の
回転を出力する出力軸9と排水弁の開閉制御を行う弁開
閉操作部10との間にコイルバネ13を介在し、このコ
イルバネ13と弁開閉操作部10との間の摩擦力を利用
してワンウエイクラッチ機構を持たせるようにしてい
る。これにより、きわめて簡単な構造ながら確実な排水
弁の開閉制御が可能となる。また、排水弁を全閉とする
際、弁開閉操作部10をコイルバネ13の側面上を摺動
させるようにして回転させるようにしているので、排水
弁の全閉状態への復帰力によって、難の抵抗もなくフリ
ーな状態で勢いよく一気に閉じられることがないので、
閉じられる際に衝撃音を発生することがなく、静かに排
水弁を全閉状態とすることができる。
【0066】さらに、モータ1の停止制御をタイミング
スイッチswのオンとオフ信号を用いてオンまたはオフ
となった時点からの時間制御によってモータ1の回転を
停止するようにしている。したがって、1つのスイッチ
から得られるオンまたはオフの信号を用いるだけで、弁
開閉操作部10の停止位置制御を行うことができるの
で、タイミングスイッチはオンとオフの状態を得ること
のできる単純なオン・オフスイッチを用いるだけでよ
く、低コスト化を図ることができ、かつ、信号処理も単
純なものとすることができる。
【0067】なお、タイミングスイッチswのオンとオ
フは、時間制御を行うための開始点を決定するために用
いるだけであるので、オンとオフを前述の例とは逆にし
てもよい。つまり、前述の例では、p1の位置でタイミ
ングスイッチswをオンさせそのオン信号からt1時間
後にモータ1を停止させ、p6の位置でタイミングスイ
ッチswをオフさせて、このオフ信号を用いてt2時間
後にモータ1を停止させるようにしたが、p1の位置で
オフさせ、このオフ信号からt1時間後にモータ1を停
止させ、p6の位置でタイミングスイッチswをオンさ
せ、このオン信号を用いてt2時間後にモータ1を停止
させるようにしてもよい。
【0068】この実施の形態の排水弁開閉制御装置で
は、ロッド20のストロークを30mmとし、モータ1
による弁開閉操作部10の半回転の時間は50Hzで約
5秒、60Hzで4.2秒となっている。また、位置P
5のワンウエイクラッチの動作開始から位置P7まで戻
る時間は、約0.2秒で、かなりの高速となっているも
のの、特開平6−79093号公報の装置に比べ、かな
りブレーキが効いているものとなっている。
【0069】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。たとえば、弁開閉操作部10をワ
ンウエイクラッチの動作を可能とする機構としては、動
作音に多少難があるがラチェット式としてもよい。さら
に、コイルバネ利用のワンウエイクラッチとしては、出
力軸9と弁開閉操作部10の一体化をバネの拡開方向で
行うのではなく、巻き締め方向で行うものにしても良
い。
【0070】また、前述の実施の形態では、排水弁を閉
じる動作の際、タイミングスイッチswのオフ信号を用
いて、このオフ信号から一定時間後(ロッド係合部19
が下死点に到達する時間)に、モータ1の駆動を停止す
るというような制御を行うようにしたが、オフ信号を用
いた時間制御を行わなくても、たとえば、排水弁が完全
な閉状態となる位置を予め調べておき、ロッド係合部1
9がその位置を通過したとき、タイミングスイッチsw
をオフさせ、そのタイミングスイッチswのオフ信号を
そのまま用いてタイミングスイッチswがオフとなった
と同時にモータ1を停止させるようにしてもよい。
【0071】さらには、全閉状態での停止は、タイミン
グスイッチswの信号を全く利用せず、排水弁の復帰力
によって停止した位置で停止させるようにしても良い。
このとき、モータ1は、駆動開始後、P5の位置を過ぎ
た直後に停止させるようにするのが好ましい。
【0072】また、ワンウエイクラッチを採用した排水
弁開閉制御装置は、弁開閉以外の動作を行わせるものに
も適用できる。すなわち、実開平1−121591号公
報に示されるような電磁クラッッチを有する装置の出力
軸部分に本発明のワンウエイクラッチを採用することが
できる。また、ワンウエイクラッチ方式の制御回路とし
ては、時間制御ではなく、マイクロスイッチとカムとで
1回転中に2回停止させるようにしたり、開状態での停
止には時間制御をすると共にその時間制御や閉での停止
のために3接片とカムの組み合わせを採用する等各種の
回路方式を採用することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の排
水弁開閉制御装置では、排水弁開閉駆動源としてのモー
タの回転力をワンウエイクラッチ機構によって予め定め
た一方向のみの回転力として弁開閉操作部に伝達するよ
うにしている。これによって、弁開閉操作部は、排水弁
を開状態とする際は、出力軸の回転にともなって一方向
へ回転し、所定角度回転した位置で排水弁を全開状態と
する動作を行い、排水弁を全開状態とした位置から排水
弁を閉状態とする際は、排水弁の有する全閉状態への復
帰力によって高速に排水弁を全閉状態とすることができ
る。このように、本発明は、簡単な構造のワンウエイク
ラッチを用いるだけで、弁開閉操作部が1回転する間
に、排水弁を全閉状態から全開状態、さらに再び全閉状
態とする排水弁の開閉サイクルを実現できる。
【0074】また、請求項2記載の発明は、コイルバネ
を用いてワンウエイクラッチ機構を構成するようにして
いるので、構造が簡単で、組立工数も少なくしかも確実
なワンウエイクラッチ動作が行える。
【0075】さらに、請求項3記載の発明は、排水弁を
全開状態から全閉状態とする際、排水弁の有する全閉状
態への復帰力によって高速に排水弁を全閉状態とする動
作時において、勢いよく一気に全閉状態となるのではな
く、一定の制動力を持たせた状態で弁開閉操作部を回転
させながら全閉状態とするので、大きな衝撃音が発生す
ることがなくなる。しかも、確実な全閉状態を得るに十
分な力で閉動作が行われるので、排水弁が不完全な状態
で閉じられることはない。
【0076】また、請求項4記載の排水弁制御装置は、
弁開閉操作部に設けられたカム部によって作動するスイ
ッチを設け、弁開閉操作部が排水弁を開状態とする動作
を行う際に、このスイッチからのタイミング信号に基づ
いて、弁開閉操作部を排水弁が全開状態となった以降に
停止させるようにモータの駆動停止制御を行うようにし
ているので、弁開閉操作部に対する制御を簡単な時間制
御によって行うことができる。
【0077】また、請求項5記載の発明は、スイッチか
らのタイミング信号としては、スイッチのオンまたはオ
フの信号を用い、このオンまたはオフのいずれかのタイ
ミング信号を受け取ってから排水弁が全開位置となる予
め設定された時間後にモータの駆動を停止させるという
制御であるので、スイッチとしては、オン・オフの状態
を取りうる単純なものでよく、また、スイッチからのオ
ンまたはオフのいずれかの信号を受け取ってから弁が全
開となる予め設定された時間を設定するだけの処理です
むため、制御内容が単純でしかも確実なモータの駆動停
止制御が可能となる。
【0078】さらに、請求項6記載の発明は、開状態に
ある排水弁を閉状態とする動作時においてもスイッチか
らのオンまたはオフのタイミング信号を用いて、そのタ
イミング信号を受けてから、排水弁が全閉状態となる以
降の予め定められた時間後にモータの駆動を停止させる
制御を行うようにしたので、排水弁が全閉状態となった
以降も確実にモータの停止制御を行うことができる。こ
の場合、たとえば、排水弁が全開位置となった以降にモ
ータの駆動停止を行うためのタイミング信号として、ス
イッチからのオン信号を用いたとすれば、排水弁が全閉
状態となったあとにモータの駆動停止を行うための信号
としてはスイッチのオフ信号を用いればよいということ
である。したがって、スイッチとしては1つのオン・オ
フスイッチを用いるだけでよく、それを弁開閉操作部が
行う排水弁操作の1サイクル分の回転を行う際に、オン
とオフの信号を所定のタイミングで取り出せるようにす
ればよいので、スイッチのオン、オフ、オン、オフの切
替えサイクルをそのまま用いることができ、時間制御を
行うためのタイミング信号を取りだす制御をきわめて単
純なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である排水弁開閉制御装置
の構成を説明する側断面図である。
【図2】図1で示した排水弁制御装置における弁開閉操
作部およびそれに関連する部分の構成を示す分解斜視図
である。
【図3】図1で示した排水弁制御装置の平面図であり、
弁開閉操作部についてはそのカム部のみを断面で示した
図である。
【図4】本発明の実施の形態である排水弁開閉制御装置
におけるモータ駆動制御を説明する電気的な構成図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態である排水弁開閉制御装置
の動作を説明するために弁開閉操作部の動きを模式的に
示す図。
【図6】本発明の実施の形態である排水弁開閉制御装置
の動作を説明するためのダイヤグラムである。
【符号の説明】
1 モータ(排水弁開閉駆動源) 9 出力軸 10 弁開閉操作部 12 コイルバネ支持孔 13 コイルバネ 14 ホルダ 17 円筒部 17a カム部 17b コイルバネ保持部 17c 凹部 19 ロッド係合部 20 ロッド 31 モータ制御部 sw スイッチ(タイミングスイッチ) s1 可動接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 義徳 長野県飯田市座光寺3601−14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全閉状態への復帰力を受けている排水弁
    を排水弁開閉駆動源の回転力を利用して開閉動作させる
    排水弁開閉制御装置において、 上記排水弁開閉駆動源の回転力が伝達される出力軸と、 上記出力軸の回転力を受けて回転し、その回転力を直線
    的な往復運動として出力することで上記排水弁の開閉操
    作を行う弁開閉操作部と、 上記出力軸の回転力を上記弁開閉操作部に対し継脱可能
    に伝達するワンウエイクラッチ機構と、 を有し、 上記弁開閉操作部は、上記排水弁を開状態とする際は、
    上記ワンウエイクラッチによって上記出力軸の回転力が
    伝達され一方向へ回転し、所定角度回転した位置で上記
    排水弁を全開状態とする動作を行い、その状態から上記
    排水弁を全閉状態とする際は、上記出力軸の回転にとも
    なって回転を再開し、所定の回転位置に達すると、ワン
    ウエイクラッチによって上記出力軸からの回転力の伝達
    が解除され、上記排水弁の有する全閉状態への復帰力に
    よって回転して上記排水弁を全閉状態とする動作を行う
    ことを特徴とする排水弁開閉制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ワンウエイクラッチ機構は、 前記出力軸と前記弁開閉操作部との間にコイルバネを介
    在させてなり、このコイルバネの径方向に働く弾性力に
    よって生じる摩擦力により、前記出力軸の回転力を前記
    弁開閉操作部に伝達し、 前記排水弁を開状態とする際は、前記弁開閉操作部に対
    し出力軸の回転方向とは逆方向に働く上記排水弁の有す
    る全閉状態への復帰力が加わると、コイルバネの径の変
    化による摩擦力の増加によって前記出力軸と前記弁開閉
    操作部が一体化し、前記弁開閉操作部に対し前記出力軸
    の一方向への回転力を伝達し、 前記排水弁を全開状態から全閉状態とする際は、前記弁
    開閉操作部に対し前記出力軸の回転方向と同一方向に働
    く上記排水弁の有する全閉状態への復帰力が加わると、
    前記コイルバネの前記径の変化とは逆方向の変化による
    摩擦力の減少によって、前記弁開閉操作部を前記コイル
    バネに対して滑り回転可能としたことを特徴とする請求
    項1記載の排水弁開閉制御装置。
  3. 【請求項3】 前記弁開閉操作部に対し前記出力軸の回
    転方向と同一方向に働く上記排水弁の有する全閉状態へ
    の復帰力によって、前記弁開閉操作部を前記出力軸の回
    転に対し滑り回転可能とする際、前記コイルバネとの間
    に働く摩擦力による一定の制動力を受けた状態で回転さ
    せることを特徴とする請求項2記載の排水弁開閉制御装
    置。
  4. 【請求項4】 全閉状態への復帰力を受けている排水弁
    を排水弁開閉駆動源の回転力を利用して開閉動作させる
    排水弁開閉制御装置において、 排水弁開閉駆動源の回転力が伝達される出力軸と、 上記出力軸の回転力を受けて回転し、その回転力を直線
    的な往復運動として出力することで上記排水弁の開閉操
    作を行うとともに、上記出力軸の回転にともなって回転
    するカム部を有する弁開閉操作部と、 上記弁開閉操作部の回転動作中に弁開閉操作部の有する
    上記カム部によって作動してタイミング信号を発生する
    スイッチと、 上記排水弁開閉駆動源の駆動制御を行うとともに、その
    駆動制御の1つとして上記スイッチからのタイミング信
    号を受けると予め定められた時間後に上記排水弁駆動源
    の駆動停止制御を行う排水弁開閉駆動源制御部と、を有
    し、 上記弁開閉操作部は、上記排水弁を開状態とする際は、
    上記出力軸の回転力が伝達され一方向へ回転し、所定角
    度回転した位置で上記排水弁を全開状態とする動作を行
    い、その状態から上記排水弁を全閉状態とする際は、上
    記出力軸の回転にともなって回転を再開し、所定の回転
    位置に達すると、上記出力軸からの回転力の伝達が解除
    され、上記排水弁の有する全閉状態への復帰力によって
    回転して上記排水弁を全閉状態とする動作を行い、 上記排水弁開閉駆動源制御部は、少なくとも、上記弁開
    閉操作部が上記排水弁を全開状態とする動作を行う際
    に、上記スイッチからのタイミング信号を受け取ると、
    そのタイミング信号を利用して上記排水弁が全開状態と
    なった以降の所定位置に上記弁開閉操作部を停止させる
    ように排水弁開閉駆動源の駆動停止制御を行い、上記排
    水弁を全開状態から全閉状態とする際は、排水弁開閉駆
    動源の駆動を再開して上記弁開閉操作部を上記回転方向
    と同一方向へ回転させ、上記排水弁が全閉状態となった
    以降の所定位置に上記弁開閉操作部を停止させるように
    排水弁開閉駆動源の駆動停止制御を行うことを特徴とす
    る排水弁開閉制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチは、前記カム部によりオン
    またはオフのいずれかの状態をとり、前記排水弁開閉駆
    動源制御部は、前記スイッチからのオンまたはオフの信
    号をタイミング信号として受けると、前記排水弁の開動
    作中にあっては、オンまたはオフのいずれかのタイミン
    グ信号を受け取ってからその排水弁が全開位置となる予
    め設定された時間後に前記排水弁開閉駆動源の駆動を停
    止させる制御を行うことを特徴とする請求項4記載の排
    水弁開閉制御装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチは、前記カム部によりオン
    またはオフのいずれかの状態をとり、前記排水弁開閉駆
    動源制御部は、前記スイッチからのオンまたはオフの信
    号をタイミング信号として受けると、前記排水弁の閉動
    作中にあっては、前記排水弁の開動作時における前記排
    水弁開閉駆動源の駆動停止制御を行うための前記スイッ
    チのオンまたはオフとは反対の信号をタイミング信号と
    して用い、そのタイミング信号を受けてから、前記排水
    弁が全閉位置となる予め設定された時間後に前記排水弁
    開閉駆動源の駆動を停止させる制御を行うことを特徴と
    する請求項4または5記載の排水弁開閉制御装置。
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