JPH11325631A - スターリング冷凍機 - Google Patents
スターリング冷凍機Info
- Publication number
- JPH11325631A JPH11325631A JP13632798A JP13632798A JPH11325631A JP H11325631 A JPH11325631 A JP H11325631A JP 13632798 A JP13632798 A JP 13632798A JP 13632798 A JP13632798 A JP 13632798A JP H11325631 A JPH11325631 A JP H11325631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential transformer
- casing
- coil
- core
- displacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/001—Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ピストン,ディスプレーサの位置検出器とし
て、冷凍機のケーシングに組付けた差動トランスのコイ
ル部の有機材から放出するアウトガスが冷媒ガスに混入
することがないよう、その取付構造を改良して信頼性の
向上を図る。 【解決手段】スターリング冷凍機を構成する圧縮機,膨
張機に組み込んだピストン,ディスプレーサの位置検出
器として差動トランスを採用した構成において、差動ト
ランス8のコア8aとコイル部8bとの間を冷凍機のケ
ーシング1aの端部にシール結合した非磁性の気密ケー
ス12で隔離し、冷媒ガスを封入した機内側の密閉空間
に対して、コアを密閉空間の内側,コイル部を密閉空間
の外側に配置するようにし、ここで気密ケースを、胴部
12aの一端を端蓋部12bで閉塞し,他端にケーシン
グとOリング10,締結ボルト11を介して結合するフ
ランジ部12cを形成したキャップ状体で構成し、胴部
の外周に差動トランスのコイル部を嵌挿支持してそのリ
ード線8dを外方に直接引き出す。
て、冷凍機のケーシングに組付けた差動トランスのコイ
ル部の有機材から放出するアウトガスが冷媒ガスに混入
することがないよう、その取付構造を改良して信頼性の
向上を図る。 【解決手段】スターリング冷凍機を構成する圧縮機,膨
張機に組み込んだピストン,ディスプレーサの位置検出
器として差動トランスを採用した構成において、差動ト
ランス8のコア8aとコイル部8bとの間を冷凍機のケ
ーシング1aの端部にシール結合した非磁性の気密ケー
ス12で隔離し、冷媒ガスを封入した機内側の密閉空間
に対して、コアを密閉空間の内側,コイル部を密閉空間
の外側に配置するようにし、ここで気密ケースを、胴部
12aの一端を端蓋部12bで閉塞し,他端にケーシン
グとOリング10,締結ボルト11を介して結合するフ
ランジ部12cを形成したキャップ状体で構成し、胴部
の外周に差動トランスのコイル部を嵌挿支持してそのリ
ード線8dを外方に直接引き出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば赤外線セ
ンサの光電素子を極低温に冷却するクライオクーラなど
に適用するスターリング冷凍機、詳しくは該冷凍機の圧
縮機,膨張機に装備してそのピストン,ディスプレーサ
のストローク位置を検出する差動トランス式位置検出器
の組立構造に関する。
ンサの光電素子を極低温に冷却するクライオクーラなど
に適用するスターリング冷凍機、詳しくは該冷凍機の圧
縮機,膨張機に装備してそのピストン,ディスプレーサ
のストローク位置を検出する差動トランス式位置検出器
の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、頭記したスターリング冷凍機の全
体構成を図3(a),(b) に示す。図において、1は密閉形
ケーシング1aのシリンダ部に往復動式のピストン1b
を組み込んだ圧縮機、2は密閉形ケーシング2aのシリ
ンダ部に蓄冷器2bを内蔵する往復動式のディスプレー
サ2cを組み込んだ膨張機、3は圧縮機1の圧縮空間と
膨張機2との間に配管した冷媒導管であり、圧縮機1,
膨張器2,および冷媒導管3の内部には例えば数〜数十
気圧の冷媒(ヘリウムガス)が封入されている。また、
圧縮機1のピストン1a,および膨張機2のディスプレ
ーサ2bは、ケーシング1b,2bの内部に組み込んだ
リニアモータ式の電磁アクチュエータ4で軸方向に往復
駆動するようにしている。
体構成を図3(a),(b) に示す。図において、1は密閉形
ケーシング1aのシリンダ部に往復動式のピストン1b
を組み込んだ圧縮機、2は密閉形ケーシング2aのシリ
ンダ部に蓄冷器2bを内蔵する往復動式のディスプレー
サ2cを組み込んだ膨張機、3は圧縮機1の圧縮空間と
膨張機2との間に配管した冷媒導管であり、圧縮機1,
膨張器2,および冷媒導管3の内部には例えば数〜数十
気圧の冷媒(ヘリウムガス)が封入されている。また、
圧縮機1のピストン1a,および膨張機2のディスプレ
ーサ2bは、ケーシング1b,2bの内部に組み込んだ
リニアモータ式の電磁アクチュエータ4で軸方向に往復
駆動するようにしている。
【0003】ここで、電磁アクチュエータ4は、永久磁
石4aと該永久磁石4aの磁極端面に結合して閉磁路を
形成するヨーク4b,4cからなる固定子と、前記ヨー
ク4bと4cの間の隙間(磁路開口部)に側方から出入
するソレノイドコイル4dを備えた可動子とで構成した
一種のリニアモータとしてなり、固定子は圧縮機1,膨
張機2のケーシング1a,2aの内部に固定し、また可
動子は圧縮機1のピストン1bに連結したピストンロッ
ド1c,膨張機2のディスプレーサ2cに連結したディ
スプレーサロッド2dに固定されている。なお、前記の
ピストンロッド1c,ディスプレーサロッド2dは電磁
アクチュエータ4の両側2箇所に配したサスペンション
ばね5を介して軸方向へ変位可能に案内支持されてい
る。このサスペンションばね5は、図3(b) で示すよう
に、高弾性の薄金属板で作られたリング状の板ばねを基
体としてその板面に複数の渦状スリット5aを形成して
軸方向に撓み性を持たせた構造になり、平行に並ぶ複数
枚の板ばねの内外周にスペーサを挟んで一体に組立てた
上で、その内周端部が圧縮機1のピストンロッド1c,
膨張機2のディスプレーサロッド2dに、また外周端部
は電磁アクチュエータ4の可動子の外周側に配した支持
胴6の端面に結合され、該支持胴6の基部が電磁アクチ
ュエータ4のヨーク端面に固定支持されている。なお、
2eは膨張機2の振動防止のために付設したアクティブ
バランサである。
石4aと該永久磁石4aの磁極端面に結合して閉磁路を
形成するヨーク4b,4cからなる固定子と、前記ヨー
ク4bと4cの間の隙間(磁路開口部)に側方から出入
するソレノイドコイル4dを備えた可動子とで構成した
一種のリニアモータとしてなり、固定子は圧縮機1,膨
張機2のケーシング1a,2aの内部に固定し、また可
動子は圧縮機1のピストン1bに連結したピストンロッ
ド1c,膨張機2のディスプレーサ2cに連結したディ
スプレーサロッド2dに固定されている。なお、前記の
ピストンロッド1c,ディスプレーサロッド2dは電磁
アクチュエータ4の両側2箇所に配したサスペンション
ばね5を介して軸方向へ変位可能に案内支持されてい
る。このサスペンションばね5は、図3(b) で示すよう
に、高弾性の薄金属板で作られたリング状の板ばねを基
体としてその板面に複数の渦状スリット5aを形成して
軸方向に撓み性を持たせた構造になり、平行に並ぶ複数
枚の板ばねの内外周にスペーサを挟んで一体に組立てた
上で、その内周端部が圧縮機1のピストンロッド1c,
膨張機2のディスプレーサロッド2dに、また外周端部
は電磁アクチュエータ4の可動子の外周側に配した支持
胴6の端面に結合され、該支持胴6の基部が電磁アクチ
ュエータ4のヨーク端面に固定支持されている。なお、
2eは膨張機2の振動防止のために付設したアクティブ
バランサである。
【0004】また、圧縮機1,膨張機2のケーシング1
a,2aの軸端部には、往復動するピストン1b,およ
びディスプレーサ2bのストローク位置を検出する位置
検出器7を備えている。なお、この位置検出器7につい
ての詳細構造は後述する。かかる構成になるスターリン
グ冷凍機の動作原理は周知であり、前記した電磁アクチ
ュエータ4のソレノイドコイル4dをドライバ(図示せ
ず)を介して所定周波数の交流で励磁すると、ソレノイ
ドコイル4dに流れる励磁電流と固定子のヨーク4b/
4c間の空隙磁界との相互作用による電磁力とサスペン
ションばね5のスプリング作用により共振してピストン
1b,ディスプレーサ2cがシリンダ内で往復運動し、
シリンダ内の作動空間に封入した作動ガス(ヘリウムガ
ス)を圧縮,膨張させる。このときに、前記した位置検
出器1d,2dで検出したピストン1b,ディスプレー
サ2cの位置信号を制御部に与え、ピストン1bとディ
スプレーサ2cとの間に適切な位相を設定して圧縮機
1,膨張機2を運転制御することにより、膨張機2のシ
リンダ端面(冷却端)2fには70K以下の冷熱が発生
する。これにより、膨張機2のシリンダ端面2fに例え
ば赤外線センサを取付けておくことにより、この赤外線
センサの光電素子を極低温に冷却し、高いS/N比で微
小な信号を検出することができる。
a,2aの軸端部には、往復動するピストン1b,およ
びディスプレーサ2bのストローク位置を検出する位置
検出器7を備えている。なお、この位置検出器7につい
ての詳細構造は後述する。かかる構成になるスターリン
グ冷凍機の動作原理は周知であり、前記した電磁アクチ
ュエータ4のソレノイドコイル4dをドライバ(図示せ
ず)を介して所定周波数の交流で励磁すると、ソレノイ
ドコイル4dに流れる励磁電流と固定子のヨーク4b/
4c間の空隙磁界との相互作用による電磁力とサスペン
ションばね5のスプリング作用により共振してピストン
1b,ディスプレーサ2cがシリンダ内で往復運動し、
シリンダ内の作動空間に封入した作動ガス(ヘリウムガ
ス)を圧縮,膨張させる。このときに、前記した位置検
出器1d,2dで検出したピストン1b,ディスプレー
サ2cの位置信号を制御部に与え、ピストン1bとディ
スプレーサ2cとの間に適切な位相を設定して圧縮機
1,膨張機2を運転制御することにより、膨張機2のシ
リンダ端面(冷却端)2fには70K以下の冷熱が発生
する。これにより、膨張機2のシリンダ端面2fに例え
ば赤外線センサを取付けておくことにより、この赤外線
センサの光電素子を極低温に冷却し、高いS/N比で微
小な信号を検出することができる。
【0005】次に、前記した圧縮機1を例に、そのピス
トン1bの位置検出器7、および従来における位置検出
器7の取付け構造を図2で説明する。すなわち、位置検
出器7にはピストンロッド1cの軸端に結合したコア
(可動鉄心)8aと、コア8aを取り巻くコイル部8b
を組合せた差動トランス8が採用されており、該差動ト
ランス8をケース9の中に組み込んだ上で圧縮機1のケ
ーシング1aの端部にOリング10,ボルト11を介し
て冷媒ガスが漏れ出ないように組付けられている。な
お、コイル部8bは1次コイルと2次コイルをボビン8
cに巻装した組立体としてなり、コイル部8bから引出
したリード線(1次コイルの励磁,および2次コイルの
出力信号検出用のリード線)8dはケース9の端面に設
けたハーメチックシール端子9aで封止して外部に導出
している。
トン1bの位置検出器7、および従来における位置検出
器7の取付け構造を図2で説明する。すなわち、位置検
出器7にはピストンロッド1cの軸端に結合したコア
(可動鉄心)8aと、コア8aを取り巻くコイル部8b
を組合せた差動トランス8が採用されており、該差動ト
ランス8をケース9の中に組み込んだ上で圧縮機1のケ
ーシング1aの端部にOリング10,ボルト11を介し
て冷媒ガスが漏れ出ないように組付けられている。な
お、コイル部8bは1次コイルと2次コイルをボビン8
cに巻装した組立体としてなり、コイル部8bから引出
したリード線(1次コイルの励磁,および2次コイルの
出力信号検出用のリード線)8dはケース9の端面に設
けたハーメチックシール端子9aで封止して外部に導出
している。
【0006】なお、差動トランス8による位置検出動作
の原理は周知であり、ここではその説明を省略する。ま
た膨張機2のディスプレーサ2cに対する位置検出器,
およびその取付構造は図2と同一である。
の原理は周知であり、ここではその説明を省略する。ま
た膨張機2のディスプレーサ2cに対する位置検出器,
およびその取付構造は図2と同一である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に位置検出器7としての差動トランス8をケース9の内
部に組み込んで冷凍機の密閉形ケーシングに取付けた従
来構造では、次記のような問題点がある。すなわち、 (1) 差動トランス8のコイル部8bは、エナメル線など
をコイル素線として樹脂製のボビン8cに巻回し、ポッ
ティング材などで封止成形した構成になり、その材料に
は揮発分を含む有機材が多く使われている。そのため
に、このままでは時間の経過とともにコイル部8bの有
機材からのアウトガスが発生する。
に位置検出器7としての差動トランス8をケース9の内
部に組み込んで冷凍機の密閉形ケーシングに取付けた従
来構造では、次記のような問題点がある。すなわち、 (1) 差動トランス8のコイル部8bは、エナメル線など
をコイル素線として樹脂製のボビン8cに巻回し、ポッ
ティング材などで封止成形した構成になり、その材料に
は揮発分を含む有機材が多く使われている。そのため
に、このままでは時間の経過とともにコイル部8bの有
機材からのアウトガスが発生する。
【0008】一方、スターリング冷凍機を構成する圧縮
機1,膨張機2の内部に有機材から発生したアウトガス
が冷媒ガスに混入すると、冷媒ガス(ヘリウムガス)の
純度が低下して冷凍機の冷凍能力を低下したり、冷凍機
の寿命が短くなるといった問題が派生する。そこで、従
来では差動トランス8のコイル部8bをケース9に組付
ける以前にガス抜きの熱処理を施して有機材からのアウ
トガスを強制的に放出させるようにしているが、位置検
出器7として要求される検出精度を確保するにはコイル
部8bに加える熱処理温度に限界があり、実際面でも冷
凍機の長期運転中に差動トランス8のコイル部8bから
発生するアウトガスの量を許容レベル以下に抑えること
が中々困難である。
機1,膨張機2の内部に有機材から発生したアウトガス
が冷媒ガスに混入すると、冷媒ガス(ヘリウムガス)の
純度が低下して冷凍機の冷凍能力を低下したり、冷凍機
の寿命が短くなるといった問題が派生する。そこで、従
来では差動トランス8のコイル部8bをケース9に組付
ける以前にガス抜きの熱処理を施して有機材からのアウ
トガスを強制的に放出させるようにしているが、位置検
出器7として要求される検出精度を確保するにはコイル
部8bに加える熱処理温度に限界があり、実際面でも冷
凍機の長期運転中に差動トランス8のコイル部8bから
発生するアウトガスの量を許容レベル以下に抑えること
が中々困難である。
【0009】なお、スターリング冷凍機には、差動トラ
ンス8のコイル部8bの他に電磁アクチュエータ4のソ
レノイドコイル4d(図3(a) 参照)も組み込まれてい
るが、このソレノイドコイルは位置検出器7のような精
度が要求されないため、多少の熱変形を伴う高温でのガ
ス抜き熱処理が可能であり、冷凍機に組み込んだ後のア
ウトガス発生量を冷凍機としての許容レベル以下に抑え
ることができる。
ンス8のコイル部8bの他に電磁アクチュエータ4のソ
レノイドコイル4d(図3(a) 参照)も組み込まれてい
るが、このソレノイドコイルは位置検出器7のような精
度が要求されないため、多少の熱変形を伴う高温でのガ
ス抜き熱処理が可能であり、冷凍機に組み込んだ後のア
ウトガス発生量を冷凍機としての許容レベル以下に抑え
ることができる。
【0010】(2) 差動トランス8のコイル部8bから引
出したリード線8dをケース9を貫通して外部に導出す
る封止手段として、ケース9には多芯のハーメチックシ
ール端子9aが必要である。そのためにケース9の構造
が複雑となってコスト高となるほか、その端子部シール
の信頼性にも問題が残る。この発明は上記の点に鑑みな
されたものであり、その目的は前記課題を解決し、位置
検出器としての差動トランスのコイル部から発生するア
ウトガスが冷凍機に封入した冷媒ガスに混入するおそれ
が全くないようにその取付構造を改良して信頼性の向上
化を図ったスターリング冷凍機を提供することにある。
出したリード線8dをケース9を貫通して外部に導出す
る封止手段として、ケース9には多芯のハーメチックシ
ール端子9aが必要である。そのためにケース9の構造
が複雑となってコスト高となるほか、その端子部シール
の信頼性にも問題が残る。この発明は上記の点に鑑みな
されたものであり、その目的は前記課題を解決し、位置
検出器としての差動トランスのコイル部から発生するア
ウトガスが冷凍機に封入した冷媒ガスに混入するおそれ
が全くないようにその取付構造を改良して信頼性の向上
化を図ったスターリング冷凍機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、密閉形ケーシングの内部にピス
トン,および電磁アクチュエータを内蔵した圧縮機と、
密閉形ケーシングの内部にディスプレーサ,および電磁
アクチュエータを内蔵した膨張機とを組合せてなるスタ
ーリング冷凍機で、前記圧縮機のピストン,膨張機のデ
ィスプレーサの位置検出器として、前記ケーシングの端
部にピストンロッド,ディスプレーサロッドに連結した
コアと、該コアを取り巻くコイル部とからなる差動トラ
ンスを装備したものにおいて、前記差動トランスのコア
とコイル部との間を前記ケーシングの端部にシール結合
した非磁性の気密ケースで隔離し、冷媒ガスを封入した
圧縮機,膨張機の密閉空間に対して、コアを密閉空間の
内側,コイル部を密閉空間の外側に配置する(請求項
1)ものとし、具体的には次記のような態様で構成す
る。
に、この発明によれば、密閉形ケーシングの内部にピス
トン,および電磁アクチュエータを内蔵した圧縮機と、
密閉形ケーシングの内部にディスプレーサ,および電磁
アクチュエータを内蔵した膨張機とを組合せてなるスタ
ーリング冷凍機で、前記圧縮機のピストン,膨張機のデ
ィスプレーサの位置検出器として、前記ケーシングの端
部にピストンロッド,ディスプレーサロッドに連結した
コアと、該コアを取り巻くコイル部とからなる差動トラ
ンスを装備したものにおいて、前記差動トランスのコア
とコイル部との間を前記ケーシングの端部にシール結合
した非磁性の気密ケースで隔離し、冷媒ガスを封入した
圧縮機,膨張機の密閉空間に対して、コアを密閉空間の
内側,コイル部を密閉空間の外側に配置する(請求項
1)ものとし、具体的には次記のような態様で構成す
る。
【0012】(1) 前記の気密ケースを、その胴部の一端
を閉塞し,他端にケーシングとシール部材を介して結合
し合うフランジ部を形成したキャップ状体としてなり、
かつその胴部の外周に差動トランスのコイル部を嵌挿支
持(請求項2)。 (2) 前記気密ケースの材質を非磁性金属,もしくはセラ
ミックスとする(請求項3)。
を閉塞し,他端にケーシングとシール部材を介して結合
し合うフランジ部を形成したキャップ状体としてなり、
かつその胴部の外周に差動トランスのコイル部を嵌挿支
持(請求項2)。 (2) 前記気密ケースの材質を非磁性金属,もしくはセラ
ミックスとする(請求項3)。
【0013】前記の構成によれば、冷凍機の圧縮機,膨
張機のケーシングに封入した冷媒ガスが気密ケースに隔
離されて位置検出器である差動トランスのコイル部に接
触することがなく、コイル部の有機材から発生したアウ
トガスが冷媒ガスに混入して冷媒ガスを劣化させるおそ
れは全くない。したがって、差動トランスのコイル部に
対するガス抜きのための高温熱処理が不要であり、この
高温熱処理に伴う熱変形に起因する位置検出精度の低下
が防げる。また、差動トランスのコイル部は気密ケース
の外周側に設置されているので、コイル部から引出した
リード線が気密ケースを貫通することがなく、したがっ
て気密ケースにはリード線を封止するハーメチックシー
ル端子が必要ない。
張機のケーシングに封入した冷媒ガスが気密ケースに隔
離されて位置検出器である差動トランスのコイル部に接
触することがなく、コイル部の有機材から発生したアウ
トガスが冷媒ガスに混入して冷媒ガスを劣化させるおそ
れは全くない。したがって、差動トランスのコイル部に
対するガス抜きのための高温熱処理が不要であり、この
高温熱処理に伴う熱変形に起因する位置検出精度の低下
が防げる。また、差動トランスのコイル部は気密ケース
の外周側に設置されているので、コイル部から引出した
リード線が気密ケースを貫通することがなく、したがっ
て気密ケースにはリード線を封止するハーメチックシー
ル端子が必要ない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
3に示した圧縮機1のピストン位置検出器を例に、図1
に示す実施例に基づいて説明する。なお、図1におい
て、図2に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。この実施例においては、圧縮機のケーシング1aに
組み込まれたピストンの位置検出器である差動トランス
8が、次に記す取付構造でケーシング1aの端部に組付
けられている。すなわち、差動トランス8のコア8aは
ケーシング1aの端部から軸方向に突き出したピストン
ロッド1cの端部に結合されている。一方、コイル部8
bは、コア8aを覆ってケーシング1aの端部にシール
結合したキャップ状になる非磁性の気密ケース12の外
側に装着しており、該気密ケース12でコア8aとこれ
に対向するコイル部8bとの間を隔離している。
3に示した圧縮機1のピストン位置検出器を例に、図1
に示す実施例に基づいて説明する。なお、図1におい
て、図2に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。この実施例においては、圧縮機のケーシング1aに
組み込まれたピストンの位置検出器である差動トランス
8が、次に記す取付構造でケーシング1aの端部に組付
けられている。すなわち、差動トランス8のコア8aは
ケーシング1aの端部から軸方向に突き出したピストン
ロッド1cの端部に結合されている。一方、コイル部8
bは、コア8aを覆ってケーシング1aの端部にシール
結合したキャップ状になる非磁性の気密ケース12の外
側に装着しており、該気密ケース12でコア8aとこれ
に対向するコイル部8bとの間を隔離している。
【0015】ここで、気密ケース12は例えばチタン合
金などの非磁性金属で作られており、その肉薄な円筒状
の胴部12aの一端を端蓋部12bで閉塞するととも
に、他端には外周に張り出した鍔状のフランジ部12c
を形成し、さらに胴部12aの外周側に一端が開放した
外筒部12dを有した構造になり、前記フランジ部12
cがOリング10,締結ボルト11を介してケーシング
1aの端面にシール結合されている。そして、気密ケー
ス12の胴部12aと外筒部12dの間に形成されてい
る空間内にその開放端側から差動トランス8のコイル部
8bを嵌挿し、この位置でコイル部8bをコア8aに対
向させている。なお、コイル部8bのリード線8dは外
筒部12bの開放端面を通じて外部に引き出している。
金などの非磁性金属で作られており、その肉薄な円筒状
の胴部12aの一端を端蓋部12bで閉塞するととも
に、他端には外周に張り出した鍔状のフランジ部12c
を形成し、さらに胴部12aの外周側に一端が開放した
外筒部12dを有した構造になり、前記フランジ部12
cがOリング10,締結ボルト11を介してケーシング
1aの端面にシール結合されている。そして、気密ケー
ス12の胴部12aと外筒部12dの間に形成されてい
る空間内にその開放端側から差動トランス8のコイル部
8bを嵌挿し、この位置でコイル部8bをコア8aに対
向させている。なお、コイル部8bのリード線8dは外
筒部12bの開放端面を通じて外部に引き出している。
【0016】かかる構成によれば、冷媒ガスを封入した
圧縮機内部の密閉空間に対して、差動トランス8のコア
8aが密閉空間の内側に位置し、コイル部8bが密閉空
間の外側に位置することになる。したがって、差動トラ
ンス8のコイル部8bがケース1aの内に封入した冷媒
ガスと接触することがなく、これによりコイル部8aの
有機材から放出するアウトガスが冷媒ガスに混入するお
それは全くない。また、コイル部8bのリード線8d
は、気密ケース12を貫通せずにケーシング1aの外部
に直接引出して運転制御部(図示せず)に接続配線する
ことができる。
圧縮機内部の密閉空間に対して、差動トランス8のコア
8aが密閉空間の内側に位置し、コイル部8bが密閉空
間の外側に位置することになる。したがって、差動トラ
ンス8のコイル部8bがケース1aの内に封入した冷媒
ガスと接触することがなく、これによりコイル部8aの
有機材から放出するアウトガスが冷媒ガスに混入するお
それは全くない。また、コイル部8bのリード線8d
は、気密ケース12を貫通せずにケーシング1aの外部
に直接引出して運転制御部(図示せず)に接続配線する
ことができる。
【0017】なお、気密ケース12は図示例のように非
磁性金属材で構成するほか、アウトガス発生のおそれが
なく、かつ圧力容器としての強度をもった非磁性のセラ
ミックスで構成することもできる。また、図示実施例は
図3に示したスターリング冷凍機の圧縮機1に対するピ
ストン1bの位置検出器について述べたが、膨張機2の
ディスプレーサ2c対する位置検出器についても同一構
造を採用するものとする。
磁性金属材で構成するほか、アウトガス発生のおそれが
なく、かつ圧力容器としての強度をもった非磁性のセラ
ミックスで構成することもできる。また、図示実施例は
図3に示したスターリング冷凍機の圧縮機1に対するピ
ストン1bの位置検出器について述べたが、膨張機2の
ディスプレーサ2c対する位置検出器についても同一構
造を採用するものとする。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば次記の効果を奏する。 (1) 位置検出器である差動トランスをスターリング冷凍
機の圧縮機,膨張機に組付けた状態では、差動トランス
のコイル部が冷凍機の内部に封入した冷媒ガスと接触す
ることがなく、したがって、コイル部の有機材料から放
出したアウトガスが冷媒ガスに混入して冷媒ガスの劣化
したり,冷凍機の冷凍能力を低下させるおそれがなく、
製品の信頼性が向上する。
れば次記の効果を奏する。 (1) 位置検出器である差動トランスをスターリング冷凍
機の圧縮機,膨張機に組付けた状態では、差動トランス
のコイル部が冷凍機の内部に封入した冷媒ガスと接触す
ることがなく、したがって、コイル部の有機材料から放
出したアウトガスが冷媒ガスに混入して冷媒ガスの劣化
したり,冷凍機の冷凍能力を低下させるおそれがなく、
製品の信頼性が向上する。
【0019】(2) また、差動トランスのコイル部からの
アウトガスが冷媒ガスに混入するおそれがないので、従
来のようにアウトガスを強制放出するために行っていた
ガス抜きの高温熱処理が必要なく、これにより高温熱処
理の熱変形起因する差動トランスの位置検出精度の低下
を回避できる。 (3) 差動トランスのコイル部のリード線が気密ケースを
貫通することなくそのまま外部に引き出せるので、従来
のようにハーメチックシール端子などのリード線封止手
段が必要なく、これにより従来構造と較べてコスト低
減,並びに気密保持の信頼性が向上する。
アウトガスが冷媒ガスに混入するおそれがないので、従
来のようにアウトガスを強制放出するために行っていた
ガス抜きの高温熱処理が必要なく、これにより高温熱処
理の熱変形起因する差動トランスの位置検出精度の低下
を回避できる。 (3) 差動トランスのコイル部のリード線が気密ケースを
貫通することなくそのまま外部に引き出せるので、従来
のようにハーメチックシール端子などのリード線封止手
段が必要なく、これにより従来構造と較べてコスト低
減,並びに気密保持の信頼性が向上する。
【図1】スターリング冷凍機の圧縮機に装備したピスト
ン位置検出器を実施対象とするこの発明の実施例による
差動トランスの取付構造図
ン位置検出器を実施対象とするこの発明の実施例による
差動トランスの取付構造図
【図2】図1に対応する従来例の差動トランスの取付構
造図
造図
【図3】スターリング冷凍機の構成図であり、(a) は冷
凍機全体の構成断面図、(b) は(a) 図におけるサスペン
ションばねの平面図
凍機全体の構成断面図、(b) は(a) 図におけるサスペン
ションばねの平面図
1 圧縮機 1a ケーシング 1b ピストン 1c ピストンロッド 2 膨張機 2a ケーシング 2c ディスプレーサ 2d ディスプレーサロッド 4 電磁アクチュエータ 7 位置検出器 8 差動トランス 8a コア 8b コイル部 8d リード線 10 Oリング(シール部材) 12 非磁性ケース 12a 胴部 12b 端蓋部 12c フランジ部
Claims (3)
- 【請求項1】密閉形ケーシングの内部にピストン,およ
び電磁アクチュエータを内蔵した圧縮機と、密閉形ケー
シングの内部にディスプレーサ,および電磁アクチュエ
ータを内蔵した膨張機とを組合せてなるスターリング冷
凍機であり、前記圧縮機のピストン,膨張機のディスプ
レーサの位置検出器として、前記ケーシングの端部にピ
ストンロッド,ディスプレーサロッドに連結したコア
と、該コアを取り巻くコイル部とからなる差動トランス
を装備したものにおいて、差動トランスのコアとコイル
部との間を前記ケーシングの端部にシール結合した非磁
性の気密ケースで隔離し、冷媒ガスを封入した圧縮機,
膨張機の密閉空間に対して、コアを密閉空間の内側,コ
イル部を密閉空間の外側に配置したことを特徴とするス
ターリング冷凍機。 - 【請求項2】請求項1記載のスターリング冷凍機におい
て、気密ケースが、その胴部の一端を閉塞し,他端にケ
ーシングとシール部材を介して結合し合うフランジ部を
形成したキャップ状体としてなり、かつその胴部の外周
に差動トランスのコイル部を嵌挿支持したことを特徴と
するスターリング冷凍機。 - 【請求項3】請求項1,または2記載のスターリング冷
凍機において、気密ケースの材質が非磁性金属,もしく
はセラミックスであることを特徴とするスターリング冷
凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13632798A JPH11325631A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | スターリング冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13632798A JPH11325631A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | スターリング冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11325631A true JPH11325631A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15172641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13632798A Withdrawn JPH11325631A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | スターリング冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11325631A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013520636A (ja) * | 2010-02-19 | 2013-06-06 | サンパワー・インコーポレーテッド | フリーピストンマシンのための内部位置及びリミットセンサ |
| CN103306941A (zh) * | 2013-06-21 | 2013-09-18 | 中国电子科技集团公司第十六研究所 | 一种用于线性整体式斯特林制冷机的压缩活塞结构 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13632798A patent/JPH11325631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013520636A (ja) * | 2010-02-19 | 2013-06-06 | サンパワー・インコーポレーテッド | フリーピストンマシンのための内部位置及びリミットセンサ |
| KR101507705B1 (ko) * | 2010-02-19 | 2015-04-06 | 썬파워, 인코포레이티드 | 자유 피스톤 기계용 내부 위치 및 리미트 센서 |
| CN103306941A (zh) * | 2013-06-21 | 2013-09-18 | 中国电子科技集团公司第十六研究所 | 一种用于线性整体式斯特林制冷机的压缩活塞结构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW418286B (en) | Improved structure of linear compressor | |
| US4545209A (en) | Cryogenic refrigeration system with linear drive motors | |
| US4761960A (en) | Cryogenic refrigeration system having an involute laminated stator for its linear drive motor | |
| JP2008035604A (ja) | Gm冷凍機、パルス管冷凍機、クライオポンプ、mri装置、超電導磁石装置、nmr装置および半導体冷却用冷凍機 | |
| US4713939A (en) | Linear drive motor with symmetric magnetic fields for a cooling system | |
| JP4080338B2 (ja) | 線形電気モータの永久磁石担体 | |
| WO1989003953A1 (en) | Helium pressure seal for a cryogenic refrigerator | |
| JP2005520089A (ja) | 共振圧縮機用の構造装置 | |
| US7137259B2 (en) | Cryocooler housing assembly apparatus and method | |
| JP2005160277A (ja) | 動力装置とそれを用いた冷凍機、応用機器 | |
| US4798054A (en) | Linear drive motor with flexure bearing support | |
| JPH11325631A (ja) | スターリング冷凍機 | |
| US4894996A (en) | Gas refrigerator | |
| WO1989003480A2 (en) | Linear motor compressor with stationary piston | |
| JPH09152215A (ja) | リニアモータ式圧縮機 | |
| JP3584762B2 (ja) | 冷凍機用コールドヘッドの真空容器の製造方法 | |
| JP2005160274A (ja) | 動力装置およびそれを用いた冷凍機 | |
| JPH0555030A (ja) | 線形アクチユエータ | |
| JP3635897B2 (ja) | 電磁駆動式往復動機構 | |
| JP2005256796A (ja) | リニア圧縮機およびスターリング冷凍機 | |
| JP2626364B2 (ja) | リニアモータ圧縮機 | |
| JPH04209978A (ja) | リニアモータ圧縮機 | |
| JPS61210276A (ja) | 往復動式圧縮機 | |
| JP4760421B2 (ja) | 振動型圧縮機 | |
| JP3794784B2 (ja) | 振動型圧縮機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050218 |