JPH11325655A - 消音器および空気調和機 - Google Patents
消音器および空気調和機Info
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- JPH11325655A JPH11325655A JP10131681A JP13168198A JPH11325655A JP H11325655 A JPH11325655 A JP H11325655A JP 10131681 A JP10131681 A JP 10131681A JP 13168198 A JP13168198 A JP 13168198A JP H11325655 A JPH11325655 A JP H11325655A
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和装置の冷凍サイクルの配管におい
て、冷媒の乱れを整流および均質化し、圧力脈動の伝達
を抑制することにより、騒音の発生を低減することを目
的とする。 【解決手段】 冷媒配管106に細径管1を複数本束ね
たハニカムパイプ2を挿入し、次に円筒管3aを挿入す
る。さらにハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパ
イプ2の順に挿入し消音器4aを形成する。円筒管3a
および円筒管3bはそれぞれ異なる長さとなっており、
冷媒配管106を伸管することにより、ハニカムパイプ
2、円筒管3aおよび円筒管3bにより形成される消音
器4aは冷媒配管106内に固定される。冷媒は消音器
4aを通過する過程において、均質化と膨張を繰り返
し、減圧時の発生騒音および圧力脈動の伝達が抑制され
る。
て、冷媒の乱れを整流および均質化し、圧力脈動の伝達
を抑制することにより、騒音の発生を低減することを目
的とする。 【解決手段】 冷媒配管106に細径管1を複数本束ね
たハニカムパイプ2を挿入し、次に円筒管3aを挿入す
る。さらにハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパ
イプ2の順に挿入し消音器4aを形成する。円筒管3a
および円筒管3bはそれぞれ異なる長さとなっており、
冷媒配管106を伸管することにより、ハニカムパイプ
2、円筒管3aおよび円筒管3bにより形成される消音
器4aは冷媒配管106内に固定される。冷媒は消音器
4aを通過する過程において、均質化と膨張を繰り返
し、減圧時の発生騒音および圧力脈動の伝達が抑制され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクル内を
流れる冷媒の状態変化に起因する発生騒音低減のための
消音器および消音器を利用した空気調和機に関する。
流れる冷媒の状態変化に起因する発生騒音低減のための
消音器および消音器を利用した空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機について図24および
図1を参照し説明する。
図1を参照し説明する。
【0003】図に示すように、冷凍サイクルは、圧縮機
101、四方弁102、室外熱交換器103、減圧手段
104a、104b(膨張弁またはキャピラリ管)およ
び室内熱交換器105a、105bを配管106により
連結し、閉回路とした中に冷媒を封入して動作する。四
方弁102を切り換えることにより、冷媒の流れ方向を
変え、冷房運転および暖房運転を行うことができる。こ
のような装置において、近年、冷凍サイクル内を流れる
冷媒の状態変化に伴う冷媒音に起因する騒音の低減が望
まれている。特に、圧力変化が大きく冷媒状態も気液二
相流となる減圧手段104a、104bからの発生騒
音、圧力脈動が大きくなる圧縮機101の吐出側配管1
12からの発生騒音、室外熱交換器103や室内熱交換
器105a、105bへ冷媒を均等に分流するための分
岐部107からの発生騒音、配管106が密集する室外
熱交換器103および室内熱交換器105a、105b
部分からの発生騒音の低減が必要とされている。これら
の発生騒音に対して、従来からいくつかの騒音低減対策
が試みられている。例えば、減圧手段の一つである膨張
弁104aからの発生騒音低減対策として、特開平5−
113272号公報では、膨張弁104aの低圧側配管
106に膨張型マフラーと多孔板を組み合せた消音器を
設けた構成となっており、多孔板により膨張型マフラー
を二室に分け、多孔板の穴径や穴数の調整により冷媒流
動音を消音するようになっている。また、特開平6−2
6738号公報では、膨張弁104aの高圧側配管10
6にテーパー状の拡管部を設け、拡管部内に多孔板を備
えた構成となっており、液冷媒中に含まれる気泡状のガ
ス冷媒をあらかじめ細かくして、エネルギーを減衰させ
ることにより、膨張弁104aへのガス冷媒の衝突によ
る騒音発生を防ぐようになっている。また、特開平8−
313113号公報では、膨張弁104aの高圧側配管
106に、冷媒を二つに分流させ再び合流させる分岐配
管107を設けた構成となっており、気液二相流冷媒を
分流、混合することにより液冷媒とガス冷媒を混合させ
均一化し、冷媒流動音の発生を低減、防止するようにな
っている。また、特開平9−133434号公報では、
膨張弁104a前後の配管106において、配管径の比
を変える、膨張型マフラーを設ける、ゴム状制振材を巻
き付ける構成となっており、配管106を細径化するこ
とにより急激な圧力変化を緩和し、冷媒流動音や配管振
動音を抑制するようになっている。また、圧縮機101
から出るガス冷媒の脈動低減対策として、実開平6−1
4685号公報では、圧縮機101の吐出側配管112
に、植毛型吸音材を内壁面に設けた膨張型マフラーを備
えた構成となっており、ガス冷媒の運動エネルギーが吸
収と共鳴現象の発生防止により脈動を低減するようにな
っている。また、特開平9−250844号公報および
特開平9−250845号公報では、圧縮機101の吐
出側配管112に膨張型マフラーを取り付け、膨張型マ
フラー内部に仕切り板を設ける、膨張型マフラーに接続
される配管106に小穴を穿設する、膨張型マフラーに
接続される配管106の先端を側壁へ向ける、あるいは
膨張型マフラーを二重構造とするような構成となってお
り、圧縮機101より吐き出されるガス冷媒の脈動波を
吸収し消音するようになっている。また、冷媒を分流す
るための分岐部107より発生する騒音の低減対策とし
て、特開平5−322379号公報では、分岐部107
内部にストレーナ119と多孔板を備えた構成となって
おり、多孔板の穴径や穴数の調整を行うことにより分岐
部107における冷媒流動音を低減するようになってい
る。また、特開平5−118709号公報では、キャピ
ラリチューブと室内熱交換器105aの間に容量可変式
の消音器を備えた構成となっており、室内機109aに
設置したマイクと周波数分析器により騒音周波数を検出
し、発生騒音周波数に対して消音効果が最大となるよう
に消音器の容量を変化させ、消音器による消音効果を増
加させるようになっている。
101、四方弁102、室外熱交換器103、減圧手段
104a、104b(膨張弁またはキャピラリ管)およ
び室内熱交換器105a、105bを配管106により
連結し、閉回路とした中に冷媒を封入して動作する。四
方弁102を切り換えることにより、冷媒の流れ方向を
変え、冷房運転および暖房運転を行うことができる。こ
のような装置において、近年、冷凍サイクル内を流れる
冷媒の状態変化に伴う冷媒音に起因する騒音の低減が望
まれている。特に、圧力変化が大きく冷媒状態も気液二
相流となる減圧手段104a、104bからの発生騒
音、圧力脈動が大きくなる圧縮機101の吐出側配管1
12からの発生騒音、室外熱交換器103や室内熱交換
器105a、105bへ冷媒を均等に分流するための分
岐部107からの発生騒音、配管106が密集する室外
熱交換器103および室内熱交換器105a、105b
部分からの発生騒音の低減が必要とされている。これら
の発生騒音に対して、従来からいくつかの騒音低減対策
が試みられている。例えば、減圧手段の一つである膨張
弁104aからの発生騒音低減対策として、特開平5−
113272号公報では、膨張弁104aの低圧側配管
106に膨張型マフラーと多孔板を組み合せた消音器を
設けた構成となっており、多孔板により膨張型マフラー
を二室に分け、多孔板の穴径や穴数の調整により冷媒流
動音を消音するようになっている。また、特開平6−2
6738号公報では、膨張弁104aの高圧側配管10
6にテーパー状の拡管部を設け、拡管部内に多孔板を備
えた構成となっており、液冷媒中に含まれる気泡状のガ
ス冷媒をあらかじめ細かくして、エネルギーを減衰させ
ることにより、膨張弁104aへのガス冷媒の衝突によ
る騒音発生を防ぐようになっている。また、特開平8−
313113号公報では、膨張弁104aの高圧側配管
106に、冷媒を二つに分流させ再び合流させる分岐配
管107を設けた構成となっており、気液二相流冷媒を
分流、混合することにより液冷媒とガス冷媒を混合させ
均一化し、冷媒流動音の発生を低減、防止するようにな
っている。また、特開平9−133434号公報では、
膨張弁104a前後の配管106において、配管径の比
を変える、膨張型マフラーを設ける、ゴム状制振材を巻
き付ける構成となっており、配管106を細径化するこ
とにより急激な圧力変化を緩和し、冷媒流動音や配管振
動音を抑制するようになっている。また、圧縮機101
から出るガス冷媒の脈動低減対策として、実開平6−1
4685号公報では、圧縮機101の吐出側配管112
に、植毛型吸音材を内壁面に設けた膨張型マフラーを備
えた構成となっており、ガス冷媒の運動エネルギーが吸
収と共鳴現象の発生防止により脈動を低減するようにな
っている。また、特開平9−250844号公報および
特開平9−250845号公報では、圧縮機101の吐
出側配管112に膨張型マフラーを取り付け、膨張型マ
フラー内部に仕切り板を設ける、膨張型マフラーに接続
される配管106に小穴を穿設する、膨張型マフラーに
接続される配管106の先端を側壁へ向ける、あるいは
膨張型マフラーを二重構造とするような構成となってお
り、圧縮機101より吐き出されるガス冷媒の脈動波を
吸収し消音するようになっている。また、冷媒を分流す
るための分岐部107より発生する騒音の低減対策とし
て、特開平5−322379号公報では、分岐部107
内部にストレーナ119と多孔板を備えた構成となって
おり、多孔板の穴径や穴数の調整を行うことにより分岐
部107における冷媒流動音を低減するようになってい
る。また、特開平5−118709号公報では、キャピ
ラリチューブと室内熱交換器105aの間に容量可変式
の消音器を備えた構成となっており、室内機109aに
設置したマイクと周波数分析器により騒音周波数を検出
し、発生騒音周波数に対して消音効果が最大となるよう
に消音器の容量を変化させ、消音器による消音効果を増
加させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の空気
調和機では、冷凍サイクル内を循環する冷媒は、圧力や
温度条件等により状態が変化する。圧縮機より吐出する
冷媒は高温高圧のガス冷媒であり、凝縮器において熱交
換を行い、膨張弁などの減圧手段への流入時は高温の液
冷媒となる。減圧手段通過後は低温の気液二相冷媒とな
り、蒸発器にて低温低圧のガス冷媒となり圧縮機へ吸入
される。サイクル状態によっては、圧縮機より吐出する
冷媒の脈動が大きくなり、配管振動や凝縮器コイルから
の発生騒音が増加する。また、凝縮器における熱交換が
不十分なため減圧手段へ流入する冷媒が気液二相状態と
なり、減圧時において減圧手段や前後の配管からの騒音
増加および凝縮器コイルや蒸発器コイルからの発生騒音
増加につながる。
調和機では、冷凍サイクル内を循環する冷媒は、圧力や
温度条件等により状態が変化する。圧縮機より吐出する
冷媒は高温高圧のガス冷媒であり、凝縮器において熱交
換を行い、膨張弁などの減圧手段への流入時は高温の液
冷媒となる。減圧手段通過後は低温の気液二相冷媒とな
り、蒸発器にて低温低圧のガス冷媒となり圧縮機へ吸入
される。サイクル状態によっては、圧縮機より吐出する
冷媒の脈動が大きくなり、配管振動や凝縮器コイルから
の発生騒音が増加する。また、凝縮器における熱交換が
不十分なため減圧手段へ流入する冷媒が気液二相状態と
なり、減圧時において減圧手段や前後の配管からの騒音
増加および凝縮器コイルや蒸発器コイルからの発生騒音
増加につながる。
【0005】上記従来技術では、騒音低減あるいは圧力
脈動低減のために膨張型マフラーや分岐管などの消音用
部材を用いるため、圧縮機周りや減圧手段周りに消音器
取り付けのための余分なスペースが必要となるという課
題があり、省スペースで効果的に騒音や圧力脈動を低減
することが要求されている。
脈動低減のために膨張型マフラーや分岐管などの消音用
部材を用いるため、圧縮機周りや減圧手段周りに消音器
取り付けのための余分なスペースが必要となるという課
題があり、省スペースで効果的に騒音や圧力脈動を低減
することが要求されている。
【0006】また、騒音低減あるいは脈動低減のため、
消音器に多孔板や仕切り板、ストレーナなどを挿入した
り、マイクや周波数分析器と連動させ消音器容積を可変
としたり、消音器内面に吸音材を添付したりするため構
成が大きく、また、複雑になるという課題があり、構成
の簡素化と構成部品数の削減が要求されている。
消音器に多孔板や仕切り板、ストレーナなどを挿入した
り、マイクや周波数分析器と連動させ消音器容積を可変
としたり、消音器内面に吸音材を添付したりするため構
成が大きく、また、複雑になるという課題があり、構成
の簡素化と構成部品数の削減が要求されている。
【0007】また、消音器内における多孔板の穴径や
数、仕切り板による間隔、拡管部の長さは一度取り付け
ると変更困難であり、サイクル状態の変動に伴う騒音周
波数特性の変化に対して低減効果が小さくなるという課
題があり、サイクル状態の変動に影響されることなく、
騒音の低減や圧力脈動の伝達を抑制することが要求され
ている。
数、仕切り板による間隔、拡管部の長さは一度取り付け
ると変更困難であり、サイクル状態の変動に伴う騒音周
波数特性の変化に対して低減効果が小さくなるという課
題があり、サイクル状態の変動に影響されることなく、
騒音の低減や圧力脈動の伝達を抑制することが要求され
ている。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、消音装置として余分なスペースを必要と
せず、構成が簡素化でき、容易に加工することが可能
で、かつ冷媒が不規則な気液二相状態となって流れる場
合や脈動が大きい場合でも、効果的に圧力脈動の伝達を
抑制し、冷媒流動音を低減することができ、さらに、サ
イクル状態の変動に影響されることなく、冷媒流動音の
低減や圧力脈動の伝達を抑制することのできる消音器お
よび空気調和機を提供することを目的としている。
るものであり、消音装置として余分なスペースを必要と
せず、構成が簡素化でき、容易に加工することが可能
で、かつ冷媒が不規則な気液二相状態となって流れる場
合や脈動が大きい場合でも、効果的に圧力脈動の伝達を
抑制し、冷媒流動音を低減することができ、さらに、サ
イクル状態の変動に影響されることなく、冷媒流動音の
低減や圧力脈動の伝達を抑制することのできる消音器お
よび空気調和機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の消音器は上記目
的を達成するために、気液二相状態冷媒の均質化効果お
よび発生騒音の伝達低減効果を併せ持つ構成としたもの
である。
的を達成するために、気液二相状態冷媒の均質化効果お
よび発生騒音の伝達低減効果を併せ持つ構成としたもの
である。
【0010】本発明によれば、消音器を取り付けるため
の余分なスペースを省くことができる消音器が得られ
る。
の余分なスペースを省くことができる消音器が得られ
る。
【0011】また、他の手段は、両端間を連通する穴を
複数個有する消音手段を少なくとも一つ備えた構成とし
たものである。
複数個有する消音手段を少なくとも一つ備えた構成とし
たものである。
【0012】そして本発明によれば、部品数の増加を最
小限に抑え、簡単な構成とすることにより、容易に加工
することができる消音器が得られる。
小限に抑え、簡単な構成とすることにより、容易に加工
することができる消音器が得られる。
【0013】また、他の手段は、両端間を連通する穴を
複数個有する消音手段を直列に配置し、互いの前記消音
手段の間に空間を形成するようにしたものである。
複数個有する消音手段を直列に配置し、互いの前記消音
手段の間に空間を形成するようにしたものである。
【0014】そして本発明によれば、冷媒が不規則な気
液二相状態となって流れる場合や脈動が大きい場合で
も、効果的に圧力脈動の伝達を抑制し、冷媒流動音を低
減することができる消音器が得られる。
液二相状態となって流れる場合や脈動が大きい場合で
も、効果的に圧力脈動の伝達を抑制し、冷媒流動音を低
減することができる消音器が得られる。
【0015】また、他の手段は、隣り合う消音手段によ
り形成される空間の容積を異なるようにしたものであ
る。
り形成される空間の容積を異なるようにしたものであ
る。
【0016】そして本発明によれば、サイクル状態の変
動に影響されることなく、冷媒流動音の低減や圧力脈動
の伝達を抑制することのできる消音器が得られる。
動に影響されることなく、冷媒流動音の低減や圧力脈動
の伝達を抑制することのできる消音器が得られる。
【0017】また、本発明の空気調和機は上記目的を達
成するために、請求項1、2、3又は請求項4記載の消
音器を、減圧手段の流入側もしくは流出側の少なくとも
一方に備えた構成としたものである。
成するために、請求項1、2、3又は請求項4記載の消
音器を、減圧手段の流入側もしくは流出側の少なくとも
一方に備えた構成としたものである。
【0018】そして本発明によれば、減圧時に生じる発
生騒音や冷媒流動音および不規則な気液二相状態に起因
する圧力脈動を抑制することのできる空気調和機が得ら
れる。
生騒音や冷媒流動音および不規則な気液二相状態に起因
する圧力脈動を抑制することのできる空気調和機が得ら
れる。
【0019】また、他の手段は、請求項1、2、3又は
請求項4記載の消音器を、蒸発器の冷媒流入側もしくは
冷媒流出側の少なくとも一方に備えた構成としたもので
ある。
請求項4記載の消音器を、蒸発器の冷媒流入側もしくは
冷媒流出側の少なくとも一方に備えた構成としたもので
ある。
【0020】そして本発明によれば、蒸発器において冷
媒が不規則な気液二相状態となって流れる場合でも冷媒
流動音を低減することのできる空気調和機が得られる。
媒が不規則な気液二相状態となって流れる場合でも冷媒
流動音を低減することのできる空気調和機が得られる。
【0021】また、他の手段は、請求項1、2、3又は
請求項4記載の消音器を、凝縮器もしくは蒸発器に冷媒
を分流する分流部の冷媒流入側に備えた構成としたもの
である。
請求項4記載の消音器を、凝縮器もしくは蒸発器に冷媒
を分流する分流部の冷媒流入側に備えた構成としたもの
である。
【0022】そして本発明によれば、凝縮器もしくは蒸
発器の分流部において、気液二相冷媒の不規則な流れに
起因する冷媒衝突音の発生を抑制することのできる空気
調和機が得られる。
発器の分流部において、気液二相冷媒の不規則な流れに
起因する冷媒衝突音の発生を抑制することのできる空気
調和機が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、両端間を連通する穴を
複数個有する消音手段を少なくとも一つ備えた構成とし
たものであり、冷媒が不規則な気液二相状態となって前
記冷媒配管内を流れる場合、液冷媒やガス冷媒は前記消
音手段に衝突することにより分散し、各々の前記消音手
段を流れることにより整流および均質化され、前記冷媒
配管内を伝わる騒音も前記両端間を連通する穴が遮音効
果の役割をするため、前記消音手段以降への伝達を抑制
するという作用を有する。
複数個有する消音手段を少なくとも一つ備えた構成とし
たものであり、冷媒が不規則な気液二相状態となって前
記冷媒配管内を流れる場合、液冷媒やガス冷媒は前記消
音手段に衝突することにより分散し、各々の前記消音手
段を流れることにより整流および均質化され、前記冷媒
配管内を伝わる騒音も前記両端間を連通する穴が遮音効
果の役割をするため、前記消音手段以降への伝達を抑制
するという作用を有する。
【0024】また、両端間を連通する穴を複数個有する
消音手段を直列に配置し、互いの前記消音手段の間に空
間を形成するようにしたものであり、前記消音手段を通
過する冷媒は整流および均質化される。前記冷媒配管の
開口断面積と比較して、前記消音手段部における開口断
面積は小さくなるため、隣り合う前記消音手段により形
成される前記空間が膨張型マフラーの役目をすることに
より、冷媒は前記空間部において膨張し圧力脈動が低減
される。この状態を繰り返すことにより、効果的に圧力
脈動の伝達を抑制し、冷媒流動音を低減するという作用
を有する。
消音手段を直列に配置し、互いの前記消音手段の間に空
間を形成するようにしたものであり、前記消音手段を通
過する冷媒は整流および均質化される。前記冷媒配管の
開口断面積と比較して、前記消音手段部における開口断
面積は小さくなるため、隣り合う前記消音手段により形
成される前記空間が膨張型マフラーの役目をすることに
より、冷媒は前記空間部において膨張し圧力脈動が低減
される。この状態を繰り返すことにより、効果的に圧力
脈動の伝達を抑制し、冷媒流動音を低減するという作用
を有する。
【0025】また、隣り合う消音手段により形成される
空間の容積を異なるようにしたものであり、前記消音手
段において、冷媒は整流および均質化されるとともに、
各々の前記空間部がそれぞれ異なる周波数に対して消音
効果を持つ膨張型マフラーの役割をするため、サイクル
状態の変動に伴い騒音周波数が変化する場合において
も、冷媒流動音を低減し圧力脈動の伝達を抑制するとい
う作用を有する。
空間の容積を異なるようにしたものであり、前記消音手
段において、冷媒は整流および均質化されるとともに、
各々の前記空間部がそれぞれ異なる周波数に対して消音
効果を持つ膨張型マフラーの役割をするため、サイクル
状態の変動に伴い騒音周波数が変化する場合において
も、冷媒流動音を低減し圧力脈動の伝達を抑制するとい
う作用を有する。
【0026】また、減圧手段の流入側もしくは流出側の
少なくとも一方に備えたものであり、前記減圧手段へ流
入する冷媒が気液二相状態となるような場合であって
も、前記消音器を通過する際に、液冷媒やガス冷媒は前
記消音手段に衝突することにより分散し、各々の前記消
音手段を流れることにより整流および均質化される。ま
た、減圧時の絞り部通過音や減圧に伴う圧力脈動は、隣
り合う前記消音手段により形成される空間により低減さ
れ、前記消音器以降の配管への伝達を抑制するという作
用を有する。
少なくとも一方に備えたものであり、前記減圧手段へ流
入する冷媒が気液二相状態となるような場合であって
も、前記消音器を通過する際に、液冷媒やガス冷媒は前
記消音手段に衝突することにより分散し、各々の前記消
音手段を流れることにより整流および均質化される。ま
た、減圧時の絞り部通過音や減圧に伴う圧力脈動は、隣
り合う前記消音手段により形成される空間により低減さ
れ、前記消音器以降の配管への伝達を抑制するという作
用を有する。
【0027】また、圧縮機の吐出部に接続される冷媒配
管に備えた空気調和機としたものであり、前記圧縮機か
ら吐出した冷媒が前記消音器の消音手段に衝突し、各前
記消音手段を冷媒が通過する際に脈動が低減され、前記
消音器以降への脈動伝達が抑制されるという作用を有す
る。
管に備えた空気調和機としたものであり、前記圧縮機か
ら吐出した冷媒が前記消音器の消音手段に衝突し、各前
記消音手段を冷媒が通過する際に脈動が低減され、前記
消音器以降への脈動伝達が抑制されるという作用を有す
る。
【0028】また、凝縮器の冷媒流入側もしくは冷媒流
出側の少なくとも一方に備えた空気調和機としたもので
あり、圧力脈動を有するガス状冷媒が前記凝縮器に流入
する場合に冷媒が前記消音器の消音手段に衝突し、各前
記消音手段を冷媒が通過する際に脈動が低減し、前記消
音器以降の脈動伝達が抑制され、前記凝縮器コイル部に
おける圧力脈動に起因する冷媒放射音を低減するという
作用を有する。
出側の少なくとも一方に備えた空気調和機としたもので
あり、圧力脈動を有するガス状冷媒が前記凝縮器に流入
する場合に冷媒が前記消音器の消音手段に衝突し、各前
記消音手段を冷媒が通過する際に脈動が低減し、前記消
音器以降の脈動伝達が抑制され、前記凝縮器コイル部に
おける圧力脈動に起因する冷媒放射音を低減するという
作用を有する。
【0029】また、蒸発器の冷媒流入側もしくは冷媒流
出側の少なくとも一方に備えた空気調和機としたもので
あり、気液二相冷媒が前記蒸発器に流入する場合にガス
冷媒および液冷媒が前記消音器の消音手段に衝突するこ
とにより分散し、各々の前記消音手段を流れることによ
り整流および均質化されるため、前記蒸発器コイル部に
おいて気液二相冷媒の不規則な流れに起因する冷媒放射
音を低減するという作用を有する。
出側の少なくとも一方に備えた空気調和機としたもので
あり、気液二相冷媒が前記蒸発器に流入する場合にガス
冷媒および液冷媒が前記消音器の消音手段に衝突するこ
とにより分散し、各々の前記消音手段を流れることによ
り整流および均質化されるため、前記蒸発器コイル部に
おいて気液二相冷媒の不規則な流れに起因する冷媒放射
音を低減するという作用を有する。
【0030】また、凝縮器もしくは蒸発器に冷媒を分流
する分流部の冷媒流入側に備えた空気調和機としたもの
であり、前記分流部に気液二相流冷媒が流入する際に、
液冷媒およびガス冷媒が前記消音器の消音手段に衝突す
ることにより分散し、各々の消音手段を流れることによ
り整流および均質化され、均質化した二相冷媒が分流す
るので前記分流部における冷媒の衝突音を低減する作用
を有する。
する分流部の冷媒流入側に備えた空気調和機としたもの
であり、前記分流部に気液二相流冷媒が流入する際に、
液冷媒およびガス冷媒が前記消音器の消音手段に衝突す
ることにより分散し、各々の消音手段を流れることによ
り整流および均質化され、均質化した二相冷媒が分流す
るので前記分流部における冷媒の衝突音を低減する作用
を有する。
【0031】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同一箇所には同一番
号を付し、その詳細な説明は省略する。
しながら説明する。なお、従来例と同一箇所には同一番
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0032】
【実施例】(実施例1)図1は本実施例に用いる消音器
を、冷凍サイクル内の減圧手段の一つである膨張弁に接
続される二本の配管内に取り付けた状態を示し、図2は
膨張弁を含む消音器の要部を拡大したものであり、図3
は消音器を成す細径管群部の横断面図である。
を、冷凍サイクル内の減圧手段の一つである膨張弁に接
続される二本の配管内に取り付けた状態を示し、図2は
膨張弁を含む消音器の要部を拡大したものであり、図3
は消音器を成す細径管群部の横断面図である。
【0033】図1、図2および図3に示すように、ヒー
トポンプ式冷凍サイクルは圧縮機101、四方弁10
2、室外熱交換器103、膨張弁104a、膨張弁10
4b、室内熱交換器105a、室内熱交換器105bを
冷媒配管106にて連結し形成されており、膨張弁10
4aおよび膨張弁104bの流入側および流出側に接続
される冷媒配管106には、細径管1を複数本束ねたハ
ニカムパイプ2が挿入されており、次に外径が冷媒配管
106の内径より小さく、内部が中空となっている円筒
管3aを挿入する。さらにハニカムパイプ2、円筒管3
b、ハニカムパイプ2の順に挿入し消音器4aを形成す
る。円筒管3aおよび円筒管3bはそれぞれ異なる長さ
となっており、冷媒配管106を伸管することにより、
ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび円筒管3bにより
形成される消音器4aは冷媒配管106内に固定され
る。最後に挿入したハニカムパイプ2の外側には、冷媒
中に混入したゴミを取り除くためのストレーナ119が
帯締めにより冷媒配管106に固定されている。
トポンプ式冷凍サイクルは圧縮機101、四方弁10
2、室外熱交換器103、膨張弁104a、膨張弁10
4b、室内熱交換器105a、室内熱交換器105bを
冷媒配管106にて連結し形成されており、膨張弁10
4aおよび膨張弁104bの流入側および流出側に接続
される冷媒配管106には、細径管1を複数本束ねたハ
ニカムパイプ2が挿入されており、次に外径が冷媒配管
106の内径より小さく、内部が中空となっている円筒
管3aを挿入する。さらにハニカムパイプ2、円筒管3
b、ハニカムパイプ2の順に挿入し消音器4aを形成す
る。円筒管3aおよび円筒管3bはそれぞれ異なる長さ
となっており、冷媒配管106を伸管することにより、
ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび円筒管3bにより
形成される消音器4aは冷媒配管106内に固定され
る。最後に挿入したハニカムパイプ2の外側には、冷媒
中に混入したゴミを取り除くためのストレーナ119が
帯締めにより冷媒配管106に固定されている。
【0034】上記構成において、冷房運転する場合(図
中実線矢印)、圧縮機101より吐出した高温高圧のガ
ス冷媒は、四方弁102を通り、室外熱交換器103に
て室外ファン(図示せず)により送風される外気と熱交
換を行い、高温高圧の液冷媒となり膨張弁104aおよ
び膨張弁104bへ流入する。膨張弁104aおよび膨
張弁104bへ流入した冷媒は減圧され、低温低圧の気
液二相冷媒となり流出する。膨張弁104aおよび膨張
弁104bより流出した冷媒は、それぞれ室内熱交換器
105aおよび室内熱交換器105bにて室内ファン
(図示せず)により送風される室内空気と熱交換を行
い、低温低圧のガス冷媒となって流出し、四方弁102
を通り圧縮機101に吸入される。通常、膨張弁104
aおよび膨張弁104bへ流入する冷媒は液状態となる
が、サイクル状態によっては液冷媒とガス冷媒が混合し
た気液二相状態となることがあり、この密度および流速
の異なる気液二相冷媒が冷媒配管106内を流れると圧
力脈動が大きくなり、また、この密度が異なる状態で減
圧されると減圧時の発生騒音も増加する。例えば、膨張
弁104aの流入する冷媒が気液二相状態となるような
場合、冷媒は流入側の冷媒配管106に設けた消音器4
aを通過することとなる。気液二相冷媒は、ハニカムパ
イプ2に衝突することにより抵抗を受け、液冷媒および
ガス冷媒ともに分散され、ハニカムパイプ2を形成する
細径管1内に流入する。複数本ある細径管1によりお互
いの流路が仕切られるため、各細径管1に流入した冷媒
は互いに干渉されることがなく、各細径管1内を流れる
ことにより均質化および整流される。細径管1を通過し
た冷媒は、円筒管3aにより形成される空間に流出す
る。円筒管3aの開口断面積は、ハニカムパイプ2の開
口断面積に比較して大きいため、円筒管3aを通過する
冷媒は膨張し圧力脈動は減衰される。さらに、冷媒はハ
ニカムパイプ2、円筒管3bと通過することにより、均
質化、整流および圧力脈動低減効果が高められ、膨張弁
104aへ流入する。膨張弁104a減圧時において冷
媒密度の不均一および圧力脈動が小さくなるため、減圧
時の発生騒音が低減されることになる。減圧後の気液二
相冷媒は、ハニカムパイプ2→円筒管3a→ハニカムパ
イプ2→円筒管3bと通過する過程において、均質化と
膨張を繰り返し、減圧時の発生騒音および圧力脈動の伝
達が抑制される。膨張弁104aにおける減圧時の抵抗
が非常に大きいため、ハニカムパイプ2を通過する際の
抵抗が冷凍サイクルに悪影響を及ぼすことはない。圧力
脈動の周波数特性および発生騒音の周波数特性は、気液
二相冷媒内の液冷媒とガス冷媒の割合によって変化する
が、円筒管3a長さと円筒管3b長さの組み合せを変え
ることにより、音圧レベルの高い周波数と減衰量の大き
くなる周波数を合わせ込むことが可能となるため、サイ
クル状態の変動に影響されることなく、騒音低減および
圧力脈動伝達を抑制することができる。
中実線矢印)、圧縮機101より吐出した高温高圧のガ
ス冷媒は、四方弁102を通り、室外熱交換器103に
て室外ファン(図示せず)により送風される外気と熱交
換を行い、高温高圧の液冷媒となり膨張弁104aおよ
び膨張弁104bへ流入する。膨張弁104aおよび膨
張弁104bへ流入した冷媒は減圧され、低温低圧の気
液二相冷媒となり流出する。膨張弁104aおよび膨張
弁104bより流出した冷媒は、それぞれ室内熱交換器
105aおよび室内熱交換器105bにて室内ファン
(図示せず)により送風される室内空気と熱交換を行
い、低温低圧のガス冷媒となって流出し、四方弁102
を通り圧縮機101に吸入される。通常、膨張弁104
aおよび膨張弁104bへ流入する冷媒は液状態となる
が、サイクル状態によっては液冷媒とガス冷媒が混合し
た気液二相状態となることがあり、この密度および流速
の異なる気液二相冷媒が冷媒配管106内を流れると圧
力脈動が大きくなり、また、この密度が異なる状態で減
圧されると減圧時の発生騒音も増加する。例えば、膨張
弁104aの流入する冷媒が気液二相状態となるような
場合、冷媒は流入側の冷媒配管106に設けた消音器4
aを通過することとなる。気液二相冷媒は、ハニカムパ
イプ2に衝突することにより抵抗を受け、液冷媒および
ガス冷媒ともに分散され、ハニカムパイプ2を形成する
細径管1内に流入する。複数本ある細径管1によりお互
いの流路が仕切られるため、各細径管1に流入した冷媒
は互いに干渉されることがなく、各細径管1内を流れる
ことにより均質化および整流される。細径管1を通過し
た冷媒は、円筒管3aにより形成される空間に流出す
る。円筒管3aの開口断面積は、ハニカムパイプ2の開
口断面積に比較して大きいため、円筒管3aを通過する
冷媒は膨張し圧力脈動は減衰される。さらに、冷媒はハ
ニカムパイプ2、円筒管3bと通過することにより、均
質化、整流および圧力脈動低減効果が高められ、膨張弁
104aへ流入する。膨張弁104a減圧時において冷
媒密度の不均一および圧力脈動が小さくなるため、減圧
時の発生騒音が低減されることになる。減圧後の気液二
相冷媒は、ハニカムパイプ2→円筒管3a→ハニカムパ
イプ2→円筒管3bと通過する過程において、均質化と
膨張を繰り返し、減圧時の発生騒音および圧力脈動の伝
達が抑制される。膨張弁104aにおける減圧時の抵抗
が非常に大きいため、ハニカムパイプ2を通過する際の
抵抗が冷凍サイクルに悪影響を及ぼすことはない。圧力
脈動の周波数特性および発生騒音の周波数特性は、気液
二相冷媒内の液冷媒とガス冷媒の割合によって変化する
が、円筒管3a長さと円筒管3b長さの組み合せを変え
ることにより、音圧レベルの高い周波数と減衰量の大き
くなる周波数を合わせ込むことが可能となるため、サイ
クル状態の変動に影響されることなく、騒音低減および
圧力脈動伝達を抑制することができる。
【0035】また、暖房運転する場合(図中破線矢
印)、四方弁102が切り替わり冷媒の流れ方向が冷房
時と逆になる。膨張弁104aおよび膨張弁104bに
流入する冷媒状態が気液二相冷媒となるような場合であ
っても、冷房運転時に述べたときと同様の作用により騒
音低減および圧力脈動伝達を抑制することができる。た
だし、冷凍サイクルが実施例に示すような多室型空気調
和機を形成するような場合、例えば、室内熱交換器10
5aを運転し、室内熱交換器105bを停止するといっ
た状況になるときがあり、このようなとき、膨張弁10
4bは全閉にせず、わずかに開いた状態にしておき、停
止している室内熱交換器105b内および室内熱交換器
105bにつながる冷媒配管106内に冷媒が溜まり込
まないようにする。このため、膨張弁104bに流入す
る冷媒は、ガス冷媒の割合が大きな気液二相状態となる
が、消音器4aを通過する過程において、均質化と膨張
を繰り返すことにより、冷媒流動音の低減および圧力脈
動の抑制が可能となり、また、膨張弁104bから冷媒
配管106を通じて伝達する冷媒流動音や圧力脈動も抑
制される。冷媒配管106の一部を利用して消音器4a
を構成するため、消音器4a取り付けのために余分なス
ペースを設ける必要がなく、部品構成が簡単であるため
容易に加工することが可能となる。図4は膨張弁104
aを室内熱交換器105aに組み込んだ状態であり、図
に示す状態において暖房停止状態とし、室内熱交換器1
05b側を暖房運転したときの騒音周波数特性を図5、
図6、図7および図8に示す。図5および図6は消音器
4aを膨張弁104aにつながる二本の冷媒配管106
内に挿入し、両端部をかしめて固定したものであり、消
音器4aとしてハニカムパイプ2を一個用い、ハニカム
パイプ2内における細径管1は、内径0.2mmのもの
を使用、開口率は約20%としたものである。図5は室
内熱交換器105a側面近接にて測定した騒音周波数特
性であり、図6は室内熱交換器105a正面より1m離
れた位置にて測定した騒音周波数特性である。また、図
7および図8で用いた消音器4aでは、ハニカムパイプ
2内における細径管1は、内径0.2mmのものを使
用、開口率は約20%とした。ハニカムパイプ2は長さ
5mmものを3個使用し、円筒管3aおよび円筒管3b
は長さ5mmとした。以上の消音器4aを膨張弁104
aにつながる二本の冷媒配管106内に挿入し、両端部
をかしめて固定したものである。圧力脈動および騒音の
伝達が抑制されることにより、4kHz以下における騒
音レベルが大幅に低減され、室内熱交換器105aから
の放射音が小さくなっていることがわかる。また、二相
流冷媒の均質化により、10kHz以上の騒音レベルも
低減されており、膨張弁104aにおける減圧時の不規
則な冷媒通過音の抑制も可能となることがわかる。
印)、四方弁102が切り替わり冷媒の流れ方向が冷房
時と逆になる。膨張弁104aおよび膨張弁104bに
流入する冷媒状態が気液二相冷媒となるような場合であ
っても、冷房運転時に述べたときと同様の作用により騒
音低減および圧力脈動伝達を抑制することができる。た
だし、冷凍サイクルが実施例に示すような多室型空気調
和機を形成するような場合、例えば、室内熱交換器10
5aを運転し、室内熱交換器105bを停止するといっ
た状況になるときがあり、このようなとき、膨張弁10
4bは全閉にせず、わずかに開いた状態にしておき、停
止している室内熱交換器105b内および室内熱交換器
105bにつながる冷媒配管106内に冷媒が溜まり込
まないようにする。このため、膨張弁104bに流入す
る冷媒は、ガス冷媒の割合が大きな気液二相状態となる
が、消音器4aを通過する過程において、均質化と膨張
を繰り返すことにより、冷媒流動音の低減および圧力脈
動の抑制が可能となり、また、膨張弁104bから冷媒
配管106を通じて伝達する冷媒流動音や圧力脈動も抑
制される。冷媒配管106の一部を利用して消音器4a
を構成するため、消音器4a取り付けのために余分なス
ペースを設ける必要がなく、部品構成が簡単であるため
容易に加工することが可能となる。図4は膨張弁104
aを室内熱交換器105aに組み込んだ状態であり、図
に示す状態において暖房停止状態とし、室内熱交換器1
05b側を暖房運転したときの騒音周波数特性を図5、
図6、図7および図8に示す。図5および図6は消音器
4aを膨張弁104aにつながる二本の冷媒配管106
内に挿入し、両端部をかしめて固定したものであり、消
音器4aとしてハニカムパイプ2を一個用い、ハニカム
パイプ2内における細径管1は、内径0.2mmのもの
を使用、開口率は約20%としたものである。図5は室
内熱交換器105a側面近接にて測定した騒音周波数特
性であり、図6は室内熱交換器105a正面より1m離
れた位置にて測定した騒音周波数特性である。また、図
7および図8で用いた消音器4aでは、ハニカムパイプ
2内における細径管1は、内径0.2mmのものを使
用、開口率は約20%とした。ハニカムパイプ2は長さ
5mmものを3個使用し、円筒管3aおよび円筒管3b
は長さ5mmとした。以上の消音器4aを膨張弁104
aにつながる二本の冷媒配管106内に挿入し、両端部
をかしめて固定したものである。圧力脈動および騒音の
伝達が抑制されることにより、4kHz以下における騒
音レベルが大幅に低減され、室内熱交換器105aから
の放射音が小さくなっていることがわかる。また、二相
流冷媒の均質化により、10kHz以上の騒音レベルも
低減されており、膨張弁104aにおける減圧時の不規
則な冷媒通過音の抑制も可能となることがわかる。
【0036】なお、本実施例では、ヒートポンプ式冷凍
サイクルとしたが、冷房専用サイクルとしてもよく、そ
の作用効果に差異を生じない。
サイクルとしたが、冷房専用サイクルとしてもよく、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0037】また、膨張弁の駆動手段をローターとステ
ーターを用いた電動式としたが、感温筒で検知した温度
に応じ変化するガス圧によりダイヤフラムを変形させる
温度式、手動で冷媒の絞り作用を調節する手動式、蒸発
器内の圧力により弁を作動させる定圧式、蒸発器より出
る吸込み蒸気の圧力と温度により作動するパイロット式
等としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
ーターを用いた電動式としたが、感温筒で検知した温度
に応じ変化するガス圧によりダイヤフラムを変形させる
温度式、手動で冷媒の絞り作用を調節する手動式、蒸発
器内の圧力により弁を作動させる定圧式、蒸発器より出
る吸込み蒸気の圧力と温度により作動するパイロット式
等としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0038】また、弁体の形状を針状としたが、球状や
カム形状、円筒形状としてもよく、その作用効果に差異
を生じない。また、ステーターをケースの外部にはめる
いわゆる外付け形状としたが、ステーターをケースの内
部に収納する内蔵形状としてもよく、その作用効果に差
異を生じない。冷媒の均質化手段として用いたハニカム
パイプの構成部材を複数の細径管を束ねたものとした
が、複数の連通穴であれば、円筒に連通穴を設けた構成
としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
カム形状、円筒形状としてもよく、その作用効果に差異
を生じない。また、ステーターをケースの外部にはめる
いわゆる外付け形状としたが、ステーターをケースの内
部に収納する内蔵形状としてもよく、その作用効果に差
異を生じない。冷媒の均質化手段として用いたハニカム
パイプの構成部材を複数の細径管を束ねたものとした
が、複数の連通穴であれば、円筒に連通穴を設けた構成
としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0039】また、複数の細径管を同一径としたが、異
なる径の細径管を組み合せてもよく、その作用効果に差
異を生じない。
なる径の細径管を組み合せてもよく、その作用効果に差
異を生じない。
【0040】また、同一の開口面積を有するハニカムパ
イプを隣り合うように配置したが、異なる開口面積のハ
ニカムパイプを隣り合うように配置してもよく、その作
用効果に差異を生じない。
イプを隣り合うように配置したが、異なる開口面積のハ
ニカムパイプを隣り合うように配置してもよく、その作
用効果に差異を生じない。
【0041】また、ハニカムパイプの構成を円筒形状と
したが、多角形形状としてもよく、その作用効果に差異
を生じない。
したが、多角形形状としてもよく、その作用効果に差異
を生じない。
【0042】また、隣り合うハニカムパイプの間隔を保
つために円筒管を用いたが、多角形形状の管としてもよ
く、その作用効果に差異を生じない。
つために円筒管を用いたが、多角形形状の管としてもよ
く、その作用効果に差異を生じない。
【0043】また、冷媒の均質化手段としてハニカムパ
イプを用いたが、多孔質金属や多孔質セラミックとして
もよく、その作用効果に差異を生じない。
イプを用いたが、多孔質金属や多孔質セラミックとして
もよく、その作用効果に差異を生じない。
【0044】また、ハニカムパイプの固定方法として冷
媒配管の伸管を用いたが、冷媒配管内への圧入やハニカ
ムパイプ両端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、
その作用効果に差異を生じない。
媒配管の伸管を用いたが、冷媒配管内への圧入やハニカ
ムパイプ両端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、
その作用効果に差異を生じない。
【0045】また、隣り合うハニカムパイプの間隔を保
つために円筒管を用いたが、配管の帯締めやかしめ等に
より間隔を保持してもよく、円筒以外の形状や管以外の
ものを用いても、その作用効果に差異を生じない。
つために円筒管を用いたが、配管の帯締めやかしめ等に
より間隔を保持してもよく、円筒以外の形状や管以外の
ものを用いても、その作用効果に差異を生じない。
【0046】また、消音器を形成するハニカムパイプの
個数を三個および円筒管の個数を二個としたが、それぞ
れの数を三個未満、二個未満または三個以上、二個以上
としてもよく、それぞれも数に制限はない。
個数を三個および円筒管の個数を二個としたが、それぞ
れの数を三個未満、二個未満または三個以上、二個以上
としてもよく、それぞれも数に制限はない。
【0047】また、それぞれの円筒管を異なる長さとし
たが、同じ長さの組み合せとしてもよく、その作用効果
に差異を生じない。
たが、同じ長さの組み合せとしてもよく、その作用効果
に差異を生じない。
【0048】また、消音器取り付け位置を冷媒配管内と
したが、膨張弁の一部としてもよく、あるいは消音器を
一つの部材とし、ろう付け、溶接、フレアとユニオン等
により冷媒配管と結合としてもよく、その作用効果に差
異を生じない。
したが、膨張弁の一部としてもよく、あるいは消音器を
一つの部材とし、ろう付け、溶接、フレアとユニオン等
により冷媒配管と結合としてもよく、その作用効果に差
異を生じない。
【0049】また、消音器を膨張弁とストレーナの間に
設けたが、ストレーナを消音器と膨張弁の間に設ける構
成としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
設けたが、ストレーナを消音器と膨張弁の間に設ける構
成としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0050】また、図9に示すように、減圧手段として
膨張弁に変えてキャピラリチューブとしてもよく、その
作用効果に差異を生じない。
膨張弁に変えてキャピラリチューブとしてもよく、その
作用効果に差異を生じない。
【0051】また、室内熱交換器の台数を二台とした
が、一台または三台以上でもよく、その作用効果に差異
を生じない。
が、一台または三台以上でもよく、その作用効果に差異
を生じない。
【0052】(実施例2)図10は本発明の実施例2の
空気調和機の冷凍サイクル図であり、冷媒を圧縮する圧
縮機101、圧縮機101により圧縮され吐出した冷媒
の流路を切換える四方弁102、四方弁102の一端と
接続され、外気と冷媒との熱交換を行うものであり、複
数の冷媒流路を有する多パス型の室外熱交換器103、
室外熱交換器103の各流路に冷媒を分配するための分
流器107、分流器107から分岐接続され冷媒の減圧
と流量調整を行う減圧手段としての膨張弁104a、1
04b等からなる室外ユニット108と、室内空気と冷
媒との熱交換を行う室内熱交換器105a、105b等
から各々構成される室内ユニット109a、109bと
を液側配管110a、110bおよびガス側配管111
a、111bを介して接続した構成であり、複数の室内
空間の空調を行う多室型の空気調和機の冷凍サイクルで
ある。
空気調和機の冷凍サイクル図であり、冷媒を圧縮する圧
縮機101、圧縮機101により圧縮され吐出した冷媒
の流路を切換える四方弁102、四方弁102の一端と
接続され、外気と冷媒との熱交換を行うものであり、複
数の冷媒流路を有する多パス型の室外熱交換器103、
室外熱交換器103の各流路に冷媒を分配するための分
流器107、分流器107から分岐接続され冷媒の減圧
と流量調整を行う減圧手段としての膨張弁104a、1
04b等からなる室外ユニット108と、室内空気と冷
媒との熱交換を行う室内熱交換器105a、105b等
から各々構成される室内ユニット109a、109bと
を液側配管110a、110bおよびガス側配管111
a、111bを介して接続した構成であり、複数の室内
空間の空調を行う多室型の空気調和機の冷凍サイクルで
ある。
【0053】室外ユニット108内には、圧縮機101
から吐出した冷媒を四方弁102へと誘導する吐出管1
12が設けられ、この吐出管112に消音器4bが内在
しており、膨張弁104a、104bと分流器107の
合流側を接続する合流部配管113内には消音器4cが
設けられている。
から吐出した冷媒を四方弁102へと誘導する吐出管1
12が設けられ、この吐出管112に消音器4bが内在
しており、膨張弁104a、104bと分流器107の
合流側を接続する合流部配管113内には消音器4cが
設けられている。
【0054】また、室内ユニット109a内には室内熱
交換器105aと液側配管110aを接続する液側リー
ドパイプ114aに消音器4dが設けられ、室内熱交換
器105aとガス側配管111aを接続するガス側リー
ドパイプ115aに消音器4eが設けられている。同様
に室内ユニット109b内には室内熱交換器105bと
液側配管110bを接続する液側リードパイプ114b
に消音器4dが設けられ、室内熱交換器105bとガス
側配管111bを接続するガス側リードパイプ115b
に消音器4eが設けられている。
交換器105aと液側配管110aを接続する液側リー
ドパイプ114aに消音器4dが設けられ、室内熱交換
器105aとガス側配管111aを接続するガス側リー
ドパイプ115aに消音器4eが設けられている。同様
に室内ユニット109b内には室内熱交換器105bと
液側配管110bを接続する液側リードパイプ114b
に消音器4dが設けられ、室内熱交換器105bとガス
側配管111bを接続するガス側リードパイプ115b
に消音器4eが設けられている。
【0055】上記構成において、運転動作について説明
する。室内ユニット109aが冷房運転を行うとする
と、圧縮機101で圧縮され吐出した高温高圧状態のガ
ス冷媒は、四方弁102によって実線に示す方向に流
れ、室外熱交換器103に流入する。室外熱交換器10
3内に流入した冷媒は室外ファン(図示せず)により送
風される外気との熱交換がなされ凝縮液化する。凝縮液
化した冷媒は、運転を行わない室内ユニット109bの
配管系統に設けられた膨張弁104bが完全に閉鎖され
ているので、膨張弁104aに全て流入する。膨張弁1
04aにおいて冷媒は流量を調整されるとともに減圧さ
れ、気液混合の二相状態となって液側配管110aを通
り、室内熱交換器105aに流入する。室内熱交換器1
05aに流入した冷媒は、室内ファン(図示せず)によ
り送風される室内空気との熱交換がなされ蒸発気化す
る。室内空気は冷媒との熱交換により熱を奪われ、室内
空間の冷房を行うことになる。室内空気との熱交換によ
り蒸発気化した冷媒は、ガス側配管111aを通って室
外ユニット108内に戻り、圧縮機101に吸入され
る。圧縮機101に吸入された冷媒は、再び圧縮され吐
出して同様の動作を繰り返すことになる。
する。室内ユニット109aが冷房運転を行うとする
と、圧縮機101で圧縮され吐出した高温高圧状態のガ
ス冷媒は、四方弁102によって実線に示す方向に流
れ、室外熱交換器103に流入する。室外熱交換器10
3内に流入した冷媒は室外ファン(図示せず)により送
風される外気との熱交換がなされ凝縮液化する。凝縮液
化した冷媒は、運転を行わない室内ユニット109bの
配管系統に設けられた膨張弁104bが完全に閉鎖され
ているので、膨張弁104aに全て流入する。膨張弁1
04aにおいて冷媒は流量を調整されるとともに減圧さ
れ、気液混合の二相状態となって液側配管110aを通
り、室内熱交換器105aに流入する。室内熱交換器1
05aに流入した冷媒は、室内ファン(図示せず)によ
り送風される室内空気との熱交換がなされ蒸発気化す
る。室内空気は冷媒との熱交換により熱を奪われ、室内
空間の冷房を行うことになる。室内空気との熱交換によ
り蒸発気化した冷媒は、ガス側配管111aを通って室
外ユニット108内に戻り、圧縮機101に吸入され
る。圧縮機101に吸入された冷媒は、再び圧縮され吐
出して同様の動作を繰り返すことになる。
【0056】ここで、圧縮機101から高温高圧の冷媒
が大きな圧力脈動をもって吐出される場合、すなわち圧
縮機101に吸入される冷媒の温度、圧力、過熱度、流
量等が大きく変動している状態、もしくは圧縮機101
の圧縮部において前後差圧等の影響により圧力脈動が発
生する状態等の場合に、消音器4bにおける圧力脈動お
よび発生騒音の伝達抑制効果について図11を用いて説
明する。図11は圧縮機101、吐出管112および消
音器4bの要部拡大図であり、図に示すように、圧縮機
101の吐出部にろう付けもしくは溶接にて接合された
吐出管112に消音器4bが内在しており、消音器4b
は、細径管1を複数本束ねたハニカムパイプ2、外径が
吐出管112の内径より小さく、内部が中空となってい
る円筒管3a、さらにハニカムパイプ2、円筒管3b、
ハニカムパイプ2を順番に吐出管112に挿入すること
により形成されている。円筒管3aおよび円筒管3bは
それぞれ異なる長さとなっており、吐出管112を伸管
することにより、ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび
円筒管3bから成る消音器4bが吐出管112内に固定
されることになる。
が大きな圧力脈動をもって吐出される場合、すなわち圧
縮機101に吸入される冷媒の温度、圧力、過熱度、流
量等が大きく変動している状態、もしくは圧縮機101
の圧縮部において前後差圧等の影響により圧力脈動が発
生する状態等の場合に、消音器4bにおける圧力脈動お
よび発生騒音の伝達抑制効果について図11を用いて説
明する。図11は圧縮機101、吐出管112および消
音器4bの要部拡大図であり、図に示すように、圧縮機
101の吐出部にろう付けもしくは溶接にて接合された
吐出管112に消音器4bが内在しており、消音器4b
は、細径管1を複数本束ねたハニカムパイプ2、外径が
吐出管112の内径より小さく、内部が中空となってい
る円筒管3a、さらにハニカムパイプ2、円筒管3b、
ハニカムパイプ2を順番に吐出管112に挿入すること
により形成されている。円筒管3aおよび円筒管3bは
それぞれ異なる長さとなっており、吐出管112を伸管
することにより、ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび
円筒管3bから成る消音器4bが吐出管112内に固定
されることになる。
【0057】いま、圧縮機101から大きな圧力脈動を
有したガス状冷媒が吐出されたとすると、ガス状冷媒は
吐出管112に導入され、吐出管112に内在する消音
器4bを通過することになる。消音器4bに流入する冷
媒は最初にハニカムパイプ2に衝突し抵抗を受け、エネ
ルギーを分散された後、ハニカムパイプ2を形成する細
径管1内に流入する。複数本ある細径管1はお互いに流
路が異なるため、各々の細径管1に流入した冷媒が互い
に干渉されることなく各細径管1を流れることにより整
流され、円筒管3aにより形成される空間に流出する。
円筒管3aの開口断面積はハニカムパイプ2の開口断面
積に比較して大きいため、円筒管3aを通過する冷媒は
膨張し圧力脈動は減衰される。さらに冷媒はハニカムパ
イプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を順次通過する
ことにより、整流効果および圧力脈動低減効果が高めら
れて、消音器4bから流出する。消音器4bから流出し
た冷媒は四方弁102を通って室外熱交換器103に流
入することになるが、室外熱交換器103に流入した冷
媒の圧力脈動は十分に抑制されているので、冷媒の圧力
脈動に起因する室外熱交換器103における冷媒放射音
を十分に低減させることができるとともに、圧力脈動に
よる配管振動を抑制し、機器信頼性を向上させることが
できる。また、圧力脈動の周波数特性および発生騒音の
周波数特性は、冷媒の温度、圧力、流量等によって変化
するが、円筒管3aの長さと円筒管3bの長さの組み合
せを変えることにより、音圧レベルの高い周波数と減衰
量の大きくなる周波数を合わせ込むことが可能となるた
め、サイクル状態の変動に影響されることなく、騒音低
減および圧力脈動伝達を抑制することができる。なお、
上記実施例では、吐出管112を伸管させることにより
ハニカムパイプ2を固定したが、ハニカムパイプ2の両
端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、また、隣り
合うハニカムパイプ2の間隔を保つために円筒管3a、
3bを用いたが、配管の帯締めやかしめ等により間隔を
保持してもよく、円筒以外の形状や管以外のものを用い
てもよい。さらに消音器4bを吐出管112に内在させ
る構成としたが、消音器4bを別の部品として構成し、
ろう付け、溶接、もしくはフレア接続等により吐出管1
12中に介在させてもよい。例えば、図12に示すよう
に、消音器4bを別部品として吐出管112にろう付け
にて接合し、ハニカムパイプ2の固定と間隔保持を帯締
めにより行った構成としてもよい。また、図13に示す
ように、消音器4bを吐出管112と径の異なる別部品
で構成し、吐出管112との接続にフレア接続を用い、
ハニカムパイプ2の固定と間隔保持をかしめにより行っ
てもよい。
有したガス状冷媒が吐出されたとすると、ガス状冷媒は
吐出管112に導入され、吐出管112に内在する消音
器4bを通過することになる。消音器4bに流入する冷
媒は最初にハニカムパイプ2に衝突し抵抗を受け、エネ
ルギーを分散された後、ハニカムパイプ2を形成する細
径管1内に流入する。複数本ある細径管1はお互いに流
路が異なるため、各々の細径管1に流入した冷媒が互い
に干渉されることなく各細径管1を流れることにより整
流され、円筒管3aにより形成される空間に流出する。
円筒管3aの開口断面積はハニカムパイプ2の開口断面
積に比較して大きいため、円筒管3aを通過する冷媒は
膨張し圧力脈動は減衰される。さらに冷媒はハニカムパ
イプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を順次通過する
ことにより、整流効果および圧力脈動低減効果が高めら
れて、消音器4bから流出する。消音器4bから流出し
た冷媒は四方弁102を通って室外熱交換器103に流
入することになるが、室外熱交換器103に流入した冷
媒の圧力脈動は十分に抑制されているので、冷媒の圧力
脈動に起因する室外熱交換器103における冷媒放射音
を十分に低減させることができるとともに、圧力脈動に
よる配管振動を抑制し、機器信頼性を向上させることが
できる。また、圧力脈動の周波数特性および発生騒音の
周波数特性は、冷媒の温度、圧力、流量等によって変化
するが、円筒管3aの長さと円筒管3bの長さの組み合
せを変えることにより、音圧レベルの高い周波数と減衰
量の大きくなる周波数を合わせ込むことが可能となるた
め、サイクル状態の変動に影響されることなく、騒音低
減および圧力脈動伝達を抑制することができる。なお、
上記実施例では、吐出管112を伸管させることにより
ハニカムパイプ2を固定したが、ハニカムパイプ2の両
端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、また、隣り
合うハニカムパイプ2の間隔を保つために円筒管3a、
3bを用いたが、配管の帯締めやかしめ等により間隔を
保持してもよく、円筒以外の形状や管以外のものを用い
てもよい。さらに消音器4bを吐出管112に内在させ
る構成としたが、消音器4bを別の部品として構成し、
ろう付け、溶接、もしくはフレア接続等により吐出管1
12中に介在させてもよい。例えば、図12に示すよう
に、消音器4bを別部品として吐出管112にろう付け
にて接合し、ハニカムパイプ2の固定と間隔保持を帯締
めにより行った構成としてもよい。また、図13に示す
ように、消音器4bを吐出管112と径の異なる別部品
で構成し、吐出管112との接続にフレア接続を用い、
ハニカムパイプ2の固定と間隔保持をかしめにより行っ
てもよい。
【0058】次に、室内熱交換器105aに流入する気
液二相冷媒のガス状冷媒と液状冷媒の比率が大きく変動
するような状態である場合、すなわち圧縮機101の運
転開始時、運転停止時、回転数変更時等で温度、圧力状
態が大きく変動するような状態、もしくは室外ユニット
108と室内ユニット109aの配置に高低差が存在
し、冷凍サイクルが不安定な挙動を示す状態等の場合
に、消音器4dにおける圧力脈動および発生騒音の伝達
抑制効果について図14を用いて説明する。図14は室
内熱交換器105a、液側リードパイプ114aおよび
消音器4dの要部拡大図であり、図に示すように、冷房
運転時における室内熱交換器105aの冷媒流入部にろ
う付けもしくは溶接にて液側リードパイプ114aが接
合され、液側リードパイプ114aには消音器4dを内
在させている。消音器4dは、消音器4bと同様の構成
であり、細径管1を複数本束ねたハニカムパイプ2、外
径が液側リードパイプ114aの内径より小さく、内部
が中空となっている円筒管3a、さらにハニカムパイプ
2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を順番に液側リード
パイプ114aに挿入することにより形成されている。
円筒管3aおよび円筒管3bはそれぞれ異なる長さとな
っており、液側リードパイプ114aを伸管することに
より、ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび円筒管3b
から成る消音器4dが液側リードパイプ114a内に固
定されることになる。
液二相冷媒のガス状冷媒と液状冷媒の比率が大きく変動
するような状態である場合、すなわち圧縮機101の運
転開始時、運転停止時、回転数変更時等で温度、圧力状
態が大きく変動するような状態、もしくは室外ユニット
108と室内ユニット109aの配置に高低差が存在
し、冷凍サイクルが不安定な挙動を示す状態等の場合
に、消音器4dにおける圧力脈動および発生騒音の伝達
抑制効果について図14を用いて説明する。図14は室
内熱交換器105a、液側リードパイプ114aおよび
消音器4dの要部拡大図であり、図に示すように、冷房
運転時における室内熱交換器105aの冷媒流入部にろ
う付けもしくは溶接にて液側リードパイプ114aが接
合され、液側リードパイプ114aには消音器4dを内
在させている。消音器4dは、消音器4bと同様の構成
であり、細径管1を複数本束ねたハニカムパイプ2、外
径が液側リードパイプ114aの内径より小さく、内部
が中空となっている円筒管3a、さらにハニカムパイプ
2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を順番に液側リード
パイプ114aに挿入することにより形成されている。
円筒管3aおよび円筒管3bはそれぞれ異なる長さとな
っており、液側リードパイプ114aを伸管することに
より、ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび円筒管3b
から成る消音器4dが液側リードパイプ114a内に固
定されることになる。
【0059】いま、液側リードパイプ114aにガス状
冷媒と液状冷媒の比率が変動するような不安定な状態の
気液二相冷媒が流入したとすると、冷媒は液側リードパ
イプ114aに設けた消音器4dを通過することにな
る。消音器4dに流入する気液二相冷媒は最初にハニカ
ムパイプ2に衝突することにより抵抗を受け、液冷媒お
よびガス冷媒ともに分散され、ハニカムパイプ2を形成
する細径管1内に流入する。複数本ある細径管1はお互
いに流路が異なるため、各細径管1に流入した冷媒が互
いに干渉されることなく各細径管1内を流れることとな
り、冷媒の均質化および整流がなされる。細径管1を通
過した冷媒は、円筒管3aにより形成される空間に流出
する。円筒管3aの開口断面積は、ハニカムパイプ2の
開口断面積に比較して大きいため、円筒管3aを通過す
る冷媒は膨張し圧力脈動は減衰される。さらに、冷媒は
ハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を順
次通過することにより、均質化、整流および圧力脈動低
減効果が高められて消音器4dから流出する。消音器4
dから流出した冷媒は室内熱交換器105aに流入する
ことになるが、室内熱交換器105aに流入した気液二
相冷媒は、気相、液相の十分な均質化が図られていると
ともに圧力脈動も十分に抑制されているため、室内熱交
換器105aにおいて気液二相冷媒の不均一な流れに起
因する冷媒流動音および圧力脈動に起因する冷媒放射音
を十分に低減させることができる。また、圧力脈動の周
波数特性および発生騒音の周波数特性は、気液二相冷媒
内の液冷媒とガス冷媒の割合によって変化するが、円筒
管3aの長さと円筒管3bの長さの組み合せを変えるこ
とにより、音圧レベルの高い周波数と減衰量の大きくな
る周波数を合わせ込むことが可能となるため、サイクル
状態の変動に影響されることなく、騒音低減および圧力
脈動伝達を抑制することができる。なお、上記実施例で
は、液側リードパイプ114aを伸管させることにより
ハニカムパイプ2を固定したが、ハニカムパイプ2の両
端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、また、隣り
合うハニカムパイプ2の間隔を保つために円筒管3a、
3bを用いたが、配管の帯締めやかしめ等により間隔を
保持してもよく、円筒以外の形状や管以外のものを用い
てもよい。さらに消音器4dを液側リードパイプ114
aに内在させる構成としたが、消音器4dを別の部品と
して構成し、ろう付け、溶接、もしくはフレア接続等に
より液側リードパイプ114a中に介在させてもよく、
更には液側リードパイプ114a中に配置するのではな
く、液側リードパイプ114aと液側配管110aの間
に介在させてもよい。例えば、図15に示すように、消
音器4dを液側リードパイプ114aと径の異なる別部
品で構成し、液側リードパイプ114aとろう付けによ
り固定し、ハニカムパイプ2の固定と間隔保持をかしめ
により行った構成としてもよい。また、図16に示すよ
うに、消音器4dを別部品として室内ユニット109a
の外部に配置し、液側リードパイプ114aと液側配管
110aとの間にフレア接続によって介在させるような
構成でもよい。
冷媒と液状冷媒の比率が変動するような不安定な状態の
気液二相冷媒が流入したとすると、冷媒は液側リードパ
イプ114aに設けた消音器4dを通過することにな
る。消音器4dに流入する気液二相冷媒は最初にハニカ
ムパイプ2に衝突することにより抵抗を受け、液冷媒お
よびガス冷媒ともに分散され、ハニカムパイプ2を形成
する細径管1内に流入する。複数本ある細径管1はお互
いに流路が異なるため、各細径管1に流入した冷媒が互
いに干渉されることなく各細径管1内を流れることとな
り、冷媒の均質化および整流がなされる。細径管1を通
過した冷媒は、円筒管3aにより形成される空間に流出
する。円筒管3aの開口断面積は、ハニカムパイプ2の
開口断面積に比較して大きいため、円筒管3aを通過す
る冷媒は膨張し圧力脈動は減衰される。さらに、冷媒は
ハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を順
次通過することにより、均質化、整流および圧力脈動低
減効果が高められて消音器4dから流出する。消音器4
dから流出した冷媒は室内熱交換器105aに流入する
ことになるが、室内熱交換器105aに流入した気液二
相冷媒は、気相、液相の十分な均質化が図られていると
ともに圧力脈動も十分に抑制されているため、室内熱交
換器105aにおいて気液二相冷媒の不均一な流れに起
因する冷媒流動音および圧力脈動に起因する冷媒放射音
を十分に低減させることができる。また、圧力脈動の周
波数特性および発生騒音の周波数特性は、気液二相冷媒
内の液冷媒とガス冷媒の割合によって変化するが、円筒
管3aの長さと円筒管3bの長さの組み合せを変えるこ
とにより、音圧レベルの高い周波数と減衰量の大きくな
る周波数を合わせ込むことが可能となるため、サイクル
状態の変動に影響されることなく、騒音低減および圧力
脈動伝達を抑制することができる。なお、上記実施例で
は、液側リードパイプ114aを伸管させることにより
ハニカムパイプ2を固定したが、ハニカムパイプ2の両
端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、また、隣り
合うハニカムパイプ2の間隔を保つために円筒管3a、
3bを用いたが、配管の帯締めやかしめ等により間隔を
保持してもよく、円筒以外の形状や管以外のものを用い
てもよい。さらに消音器4dを液側リードパイプ114
aに内在させる構成としたが、消音器4dを別の部品と
して構成し、ろう付け、溶接、もしくはフレア接続等に
より液側リードパイプ114a中に介在させてもよく、
更には液側リードパイプ114a中に配置するのではな
く、液側リードパイプ114aと液側配管110aの間
に介在させてもよい。例えば、図15に示すように、消
音器4dを液側リードパイプ114aと径の異なる別部
品で構成し、液側リードパイプ114aとろう付けによ
り固定し、ハニカムパイプ2の固定と間隔保持をかしめ
により行った構成としてもよい。また、図16に示すよ
うに、消音器4dを別部品として室内ユニット109a
の外部に配置し、液側リードパイプ114aと液側配管
110aとの間にフレア接続によって介在させるような
構成でもよい。
【0060】次に、室内ユニット109aが暖房運転を
行う際の運転動作について図10を用いて説明する。圧
縮機101で圧縮され吐出した高温高圧のガス状冷媒
は、四方弁102によって破線に示す方向に流れる。こ
こで運転を行わない室内ユニット109bの系統に設け
られた膨張弁104bは室内熱交換器105b内への液
冷媒の溜まり込みを防ぐために最小開度に設定されてい
るので、四方弁102通過後の冷媒は膨張弁104a、
104bの開度に応じて室内ユニット109a、109
bに分流され、ガス側配管111a、111bを通って
室内熱交換器105a、105bに各々流入する。室内
熱交換器105aに流入した冷媒は、室内ファン(図示
せず)により送風される室内空気との熱交換がなされ凝
縮液化する。室内空気は冷媒との熱交換により吸熱し、
室内空間の暖房を行うことになる。室内空気との熱交換
により凝縮液化した冷媒は、液側配管110aを通って
室外ユニット108に戻り、膨張弁104aにより減圧
され気液混合の二相状態となる。また室内熱交換器10
5bに流入した冷媒は、室内熱交換器105bを通過
し、液側配管110bを通って室外ユニット108に戻
り、膨張弁104bにより減圧された後、膨張弁104
aを通過した冷媒と合流して分流器107に流入する。
分流器107により冷媒は室外熱交換器103の各流路
に分流されて流入していく。室外熱交換器103内で冷
媒は室外ファン(図示せず)により送風される外気と熱
交換がなされ蒸発気化する。蒸発気化した冷媒は再び四
方弁102を通って圧縮機101に吸入されることにな
る。
行う際の運転動作について図10を用いて説明する。圧
縮機101で圧縮され吐出した高温高圧のガス状冷媒
は、四方弁102によって破線に示す方向に流れる。こ
こで運転を行わない室内ユニット109bの系統に設け
られた膨張弁104bは室内熱交換器105b内への液
冷媒の溜まり込みを防ぐために最小開度に設定されてい
るので、四方弁102通過後の冷媒は膨張弁104a、
104bの開度に応じて室内ユニット109a、109
bに分流され、ガス側配管111a、111bを通って
室内熱交換器105a、105bに各々流入する。室内
熱交換器105aに流入した冷媒は、室内ファン(図示
せず)により送風される室内空気との熱交換がなされ凝
縮液化する。室内空気は冷媒との熱交換により吸熱し、
室内空間の暖房を行うことになる。室内空気との熱交換
により凝縮液化した冷媒は、液側配管110aを通って
室外ユニット108に戻り、膨張弁104aにより減圧
され気液混合の二相状態となる。また室内熱交換器10
5bに流入した冷媒は、室内熱交換器105bを通過
し、液側配管110bを通って室外ユニット108に戻
り、膨張弁104bにより減圧された後、膨張弁104
aを通過した冷媒と合流して分流器107に流入する。
分流器107により冷媒は室外熱交換器103の各流路
に分流されて流入していく。室外熱交換器103内で冷
媒は室外ファン(図示せず)により送風される外気と熱
交換がなされ蒸発気化する。蒸発気化した冷媒は再び四
方弁102を通って圧縮機101に吸入されることにな
る。
【0061】ここで、運転している室内ユニット109
a内の室内熱交換器105aに流入するガス状冷媒が圧
力脈動を有する状態である場合、すなわち圧縮機101
の運転開始時、運転停止時、回転数変更時等で温度、圧
力状態が大きく変動するような状態、もしくは室外ユニ
ット108と室内ユニット109aの配置に高低差が存
在し、冷凍サイクルが不安定な挙動を示す状態等の場合
に、圧力脈動が室内熱交換器105aに伝達してしまう
と室内熱交換器105aにおいて脈動による冷媒放射音
が発生してしまう。また、停止状態である室内ユニット
109b内の室内熱交換器105bに流入する冷媒は、
微少流量であるためにガス状冷媒の比率が高い気液二相
状態となっている。この気液二相冷媒のガス状冷媒と液
状冷媒の比率が大きく変動し圧力脈動を有するような状
態である場合、すなわち圧縮機101の運転開始時、運
転停止時、回転数変更時等で温度、圧力状態が大きく変
動するような状態、もしくは室外ユニット108と室内
ユニット109aの配置に高低差が存在し、冷凍サイク
ルが不安定な挙動を示す状態等の場合には、室内熱交換
器105aにおいて冷媒の脈動による冷媒放射音が発生
するとともに、気液二相冷媒の不均一な流れによる冷媒
流動音も発生してしまう。特に停止状態の室内ユニット
109bでは室内ファン(図示せず)も停止しているの
で室内熱交換器105bで発生する冷媒音が支配的な騒
音となる。ここでは、停止状態の室内ユニット109b
に設けられた消音器4eにおける圧力脈動および発生騒
音の伝達抑制効果について図17を用いて説明する。図
17は室内熱交換器105b、ガス側リードパイプ11
5bおよび消音器4eの要部拡大図であり、図に示すよ
うに、暖房運転時における室内熱交換器105bの冷媒
流入部にろう付けもしくは溶接にてガス側リードパイプ
115bが接合され、ガス側リードパイプ115bには
消音器4eが内在している。消音器4eは、消音器4b
および消音器4dと同様の構成であり、細径管1を複数
本束ねたハニカムパイプ2、外径がガス側リードパイプ
115bの内径より小さく、内部が中空となっている円
筒管3a、さらにハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニ
カムパイプ2を順番にガス側リードパイプ115bに挿
入することにより形成されている。円筒管3aおよび円
筒管3bはそれぞれ異なる長さとなっており、ガス側リ
ードパイプ115bを伸管することにより、ハニカムパ
イプ2、円筒管3aおよび円筒管3bから成る消音器4
eがガス側リードパイプ115b内に固定されることに
なる。
a内の室内熱交換器105aに流入するガス状冷媒が圧
力脈動を有する状態である場合、すなわち圧縮機101
の運転開始時、運転停止時、回転数変更時等で温度、圧
力状態が大きく変動するような状態、もしくは室外ユニ
ット108と室内ユニット109aの配置に高低差が存
在し、冷凍サイクルが不安定な挙動を示す状態等の場合
に、圧力脈動が室内熱交換器105aに伝達してしまう
と室内熱交換器105aにおいて脈動による冷媒放射音
が発生してしまう。また、停止状態である室内ユニット
109b内の室内熱交換器105bに流入する冷媒は、
微少流量であるためにガス状冷媒の比率が高い気液二相
状態となっている。この気液二相冷媒のガス状冷媒と液
状冷媒の比率が大きく変動し圧力脈動を有するような状
態である場合、すなわち圧縮機101の運転開始時、運
転停止時、回転数変更時等で温度、圧力状態が大きく変
動するような状態、もしくは室外ユニット108と室内
ユニット109aの配置に高低差が存在し、冷凍サイク
ルが不安定な挙動を示す状態等の場合には、室内熱交換
器105aにおいて冷媒の脈動による冷媒放射音が発生
するとともに、気液二相冷媒の不均一な流れによる冷媒
流動音も発生してしまう。特に停止状態の室内ユニット
109bでは室内ファン(図示せず)も停止しているの
で室内熱交換器105bで発生する冷媒音が支配的な騒
音となる。ここでは、停止状態の室内ユニット109b
に設けられた消音器4eにおける圧力脈動および発生騒
音の伝達抑制効果について図17を用いて説明する。図
17は室内熱交換器105b、ガス側リードパイプ11
5bおよび消音器4eの要部拡大図であり、図に示すよ
うに、暖房運転時における室内熱交換器105bの冷媒
流入部にろう付けもしくは溶接にてガス側リードパイプ
115bが接合され、ガス側リードパイプ115bには
消音器4eが内在している。消音器4eは、消音器4b
および消音器4dと同様の構成であり、細径管1を複数
本束ねたハニカムパイプ2、外径がガス側リードパイプ
115bの内径より小さく、内部が中空となっている円
筒管3a、さらにハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニ
カムパイプ2を順番にガス側リードパイプ115bに挿
入することにより形成されている。円筒管3aおよび円
筒管3bはそれぞれ異なる長さとなっており、ガス側リ
ードパイプ115bを伸管することにより、ハニカムパ
イプ2、円筒管3aおよび円筒管3bから成る消音器4
eがガス側リードパイプ115b内に固定されることに
なる。
【0062】いま、ガス側リードパイプ115bにガス
状冷媒と液状冷媒の比率が変動するような不安定な状態
の気液二相冷媒が流入したとすると、冷媒はガス側リー
ドパイプ115bに設けた消音器4eを通過することに
なる。消音器4eに流入した気液二相冷媒は最初にハニ
カムパイプ2に衝突することにより抵抗を受け、液冷媒
およびガス冷媒ともに分散され、ハニカムパイプ2を形
成する細径管1内に流入する。複数本ある細径管1はお
互いに流路が異なるため、各細径管1に流入した冷媒が
互いに干渉されることなく各細径管1内を流れることと
なり、冷媒の均質化および整流がなされる。細径管1を
通過した冷媒は、円筒管3aにより形成される空間に流
出する。円筒管3aの開口断面積は、ハニカムパイプ2
の開口断面積に比較して大きいため、円筒管3aを通過
する冷媒は膨張し圧力脈動は減衰される。さらに、冷媒
はハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を
順次通過することにより、均質化、整流および圧力脈動
低減効果が高められて消音器4eから流出する。消音器
4eから流出した冷媒は室内熱交換器105bに流入す
ることになるが、室内熱交換器105bに流入する気液
二相冷媒は、気相、液相の十分な均質化が図られている
とともに圧力脈動も十分に抑制されているため、室内熱
交換器105aにおいて気液二相冷媒の不均一な流れに
起因する冷媒流動音および圧力脈動に起因する冷媒放射
音を十分に低減させることができる。また、圧力脈動の
周波数特性および発生騒音の周波数特性は、気液二相冷
媒内の液冷媒とガス冷媒の割合によって変化するが、円
筒管3aの長さと円筒管3bの長さの組み合せを変える
ことにより、音圧レベルの高い周波数と減衰量の大きく
なる周波数を合わせ込むことが可能となるため、サイク
ル状態の変動に影響されることなく、騒音低減および圧
力脈動伝達を抑制することができる。なお、上記実施例
では、ガス側リードパイプ115bを伸管させることに
よりハニカムパイプ2を固定したが、ハニカムパイプ2
の両端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、また、
隣り合うハニカムパイプ2の間隔を保つために円筒管3
a、3bを用いたが、配管の帯締めやかしめ等により間
隔を保持してもよく、円筒以外の形状や管以外のものを
用いてもよい。さらに消音器4eをガス側リードパイプ
115bに内在させる構成としたが、消音器4eを別の
部品として構成し、ろう付け、溶接、もしくはフレア接
続等によりガス側リードパイプ115b中に介在させて
もよく、更にはガス側リードパイプ115b中に配置す
るのではなく、ガス側リードパイプ115bとガス側配
管111bの間に介在させてもよい。例えば、図18に
示すように、消音器4eをガス側リードパイプ115b
と径の異なる別部品で構成し、ガス側リードパイプ11
5bとろう付けにより固定し、ハニカムパイプ2の固定
と間隔保持をかしめにより行った構成としてもよい。ま
た、図19に示すように、消音器4eを別部品として室
内ユニット109bの外部に配置し、ガス側リードパイ
プ115bとガス側配管111bとの間にフレア接続に
よって介在させるような構成でもよい。
状冷媒と液状冷媒の比率が変動するような不安定な状態
の気液二相冷媒が流入したとすると、冷媒はガス側リー
ドパイプ115bに設けた消音器4eを通過することに
なる。消音器4eに流入した気液二相冷媒は最初にハニ
カムパイプ2に衝突することにより抵抗を受け、液冷媒
およびガス冷媒ともに分散され、ハニカムパイプ2を形
成する細径管1内に流入する。複数本ある細径管1はお
互いに流路が異なるため、各細径管1に流入した冷媒が
互いに干渉されることなく各細径管1内を流れることと
なり、冷媒の均質化および整流がなされる。細径管1を
通過した冷媒は、円筒管3aにより形成される空間に流
出する。円筒管3aの開口断面積は、ハニカムパイプ2
の開口断面積に比較して大きいため、円筒管3aを通過
する冷媒は膨張し圧力脈動は減衰される。さらに、冷媒
はハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2を
順次通過することにより、均質化、整流および圧力脈動
低減効果が高められて消音器4eから流出する。消音器
4eから流出した冷媒は室内熱交換器105bに流入す
ることになるが、室内熱交換器105bに流入する気液
二相冷媒は、気相、液相の十分な均質化が図られている
とともに圧力脈動も十分に抑制されているため、室内熱
交換器105aにおいて気液二相冷媒の不均一な流れに
起因する冷媒流動音および圧力脈動に起因する冷媒放射
音を十分に低減させることができる。また、圧力脈動の
周波数特性および発生騒音の周波数特性は、気液二相冷
媒内の液冷媒とガス冷媒の割合によって変化するが、円
筒管3aの長さと円筒管3bの長さの組み合せを変える
ことにより、音圧レベルの高い周波数と減衰量の大きく
なる周波数を合わせ込むことが可能となるため、サイク
ル状態の変動に影響されることなく、騒音低減および圧
力脈動伝達を抑制することができる。なお、上記実施例
では、ガス側リードパイプ115bを伸管させることに
よりハニカムパイプ2を固定したが、ハニカムパイプ2
の両端部におけるかしめや帯締めとしてもよく、また、
隣り合うハニカムパイプ2の間隔を保つために円筒管3
a、3bを用いたが、配管の帯締めやかしめ等により間
隔を保持してもよく、円筒以外の形状や管以外のものを
用いてもよい。さらに消音器4eをガス側リードパイプ
115bに内在させる構成としたが、消音器4eを別の
部品として構成し、ろう付け、溶接、もしくはフレア接
続等によりガス側リードパイプ115b中に介在させて
もよく、更にはガス側リードパイプ115b中に配置す
るのではなく、ガス側リードパイプ115bとガス側配
管111bの間に介在させてもよい。例えば、図18に
示すように、消音器4eをガス側リードパイプ115b
と径の異なる別部品で構成し、ガス側リードパイプ11
5bとろう付けにより固定し、ハニカムパイプ2の固定
と間隔保持をかしめにより行った構成としてもよい。ま
た、図19に示すように、消音器4eを別部品として室
内ユニット109bの外部に配置し、ガス側リードパイ
プ115bとガス側配管111bとの間にフレア接続に
よって介在させるような構成でもよい。
【0063】次に、分流器107に流入する気液二相冷
媒のガス状冷媒と液状冷媒の比率が大きく変動するよう
な状態である場合、すなわち圧縮機101の運転開始
時、運転停止時、回転数変更時等で温度、圧力状態が大
きく変動するような状態である場合に消音器4cにおけ
る圧力脈動および発生騒音の伝達抑制効果について図2
0を用いて説明する。図20は分流器107、合流部配
管113および消音器4cの要部拡大図であり、図に示
すように、分流器107の合流部にろう付けもしくは溶
接にて合流部配管113を接合し、合流部配管113に
消音器4cを内在させている。消音器4cは、消音器4
b、4d、4eと同様の構成であり、細径管1を複数本
束ねたハニカムパイプ2、外径が合流部配管113の内
径より小さく、内部が中空となっている円筒管3a、さ
らにハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2
を順番に合流部配管113に挿入することにより形成さ
れている。円筒管3aおよび円筒管3bはそれぞれ異な
る長さとなっており、合流部配管113を伸管すること
により、ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび円筒管3
bから成る消音器4cが合流部配管113内に固定され
ることになる。
媒のガス状冷媒と液状冷媒の比率が大きく変動するよう
な状態である場合、すなわち圧縮機101の運転開始
時、運転停止時、回転数変更時等で温度、圧力状態が大
きく変動するような状態である場合に消音器4cにおけ
る圧力脈動および発生騒音の伝達抑制効果について図2
0を用いて説明する。図20は分流器107、合流部配
管113および消音器4cの要部拡大図であり、図に示
すように、分流器107の合流部にろう付けもしくは溶
接にて合流部配管113を接合し、合流部配管113に
消音器4cを内在させている。消音器4cは、消音器4
b、4d、4eと同様の構成であり、細径管1を複数本
束ねたハニカムパイプ2、外径が合流部配管113の内
径より小さく、内部が中空となっている円筒管3a、さ
らにハニカムパイプ2、円筒管3b、ハニカムパイプ2
を順番に合流部配管113に挿入することにより形成さ
れている。円筒管3aおよび円筒管3bはそれぞれ異な
る長さとなっており、合流部配管113を伸管すること
により、ハニカムパイプ2、円筒管3aおよび円筒管3
bから成る消音器4cが合流部配管113内に固定され
ることになる。
【0064】いま、合流部配管113にガス状冷媒と液
状冷媒の比率が変動するような不安定な状態の気液二相
冷媒が流入したとすると、冷媒は合流部配管113に設
けた消音器4cを通過することになる。消音器4cに流
入する気液二相冷媒は最初にハニカムパイプ2に衝突す
ることにより抵抗を受け、液冷媒およびガス冷媒ともに
分散され、ハニカムパイプ2を形成する細径管1内に流
入する。複数本ある細径管1はお互いに流路が異なるた
め、各細径管1に流入した冷媒が互いに干渉されること
なく各細径管1内を流れることとなり、冷媒の均質化お
よび整流がなされる。細径管1を通過した冷媒は、円筒
管3aにより形成される空間に流出する。円筒管3aの
開口断面積は、ハニカムパイプ2の開口断面積に比較し
て大きいため、円筒管3aを通過する冷媒は膨張し圧力
脈動は減衰される。さらに、冷媒はハニカムパイプ2、
円筒管3b、ハニカムパイプ2を順次通過することによ
り、均質化、整流および圧力脈動低減効果が高められて
消音器4cから流出する。消音器4cから流出した冷媒
は分流器107に流入することになるが、分流器107
内に流入した気液二相冷媒は十分に均質されているた
め、分流器107において正確な分流が行われ、室外熱
交換器103の複数の各流路に均一に分流されるので効
率の良い熱交換が行われることになり、また、室外熱交
換器103に流入する気液二相冷媒は、気相、液相の十
分な均質化が図られているとともに圧力脈動も十分に抑
制されているため、室外熱交換器103において気液二
相冷媒の不均一な流れに起因する冷媒流動音および圧力
脈動に起因する冷媒放射音を十分に低減させることがで
きる。また、圧力脈動の周波数特性および発生騒音の周
波数特性は、気液二相冷媒内の液冷媒とガス冷媒の割合
によって変化するが、円筒管3aの長さと円筒管3bの
長さの組み合せを変えることにより、音圧レベルの高い
周波数と減衰量の大きくなる周波数を合わせ込むことが
可能となるため、サイクル状態の変動に影響されること
なく、騒音低減および圧力脈動伝達を抑制することがで
きる。なお、上記実施例では、合流部配管113を伸管
させることによりハニカムパイプ2を固定したが、ハニ
カムパイプ2の両端部におけるかしめや帯締めとしても
よく、また、隣り合うハニカムパイプ2の間隔を保つた
めに円筒管3a、3bを用いたが、配管の帯締めやかし
め等により間隔を保持してもよく、円筒以外の形状や管
以外のものを用いてもよい。さらに消音器4cを合流部
配管113に内在させる構成としたが、消音器4cを別
の部品として構成し、ろう付け、溶接、もしくはフレア
接続等により合流部配管113中に介在させてもよく、
更には合流部配管113中に設けるのではなく、分流器
107の内部にハニカムパイプを挿入固定し、分流器1
07と消音器4cを一体で構成してもよい。例えば、図
21に示すように、消音器4cを合流部配管113と径
の異なる別部品で構成し、合流部配管との接続にフレア
接続を用い、ハニカムパイプ2の固定と間隔保持をかし
めにより行った構成としてもよい。また、図22に示す
ように、分流器107の内部にハニカムパイプ2を挿入
し、ハニカムパイプ2の分流器107への固定とハニカ
ムパイプ2の間隔保持をかしめにより行うことにより、
分流器107と消音器4cを一体型の部品とした構成で
もよい。また、本実施例では、室外熱交換器103とし
て空冷式の多パス型フィンアンドチューブ熱交換器を用
い、接続される分流器107に消音器4cを設けたが、
適用できる熱交換器はフィンアンドチューブに止まら
ず、水、冷媒等を熱源とするプレート式熱交換器もしく
は二重管式熱交換器等を用いて流入部に消音器4cを設
けても同様の効果が得られる。図23は、プレート式熱
交換器の流体流入部分に各々消音器4cを設けた場合の
構成図を示しており、プレート式熱交換器116は、流
体流路を形成する複数のプレートを積層し、2種類の流
体が複数の流路を互い違いに通過することにより流体間
の熱交換を可能にしている。プレート式熱交換器内を流
れる第1の流体の流れを実線で、第1の流体と熱交換を
行う第2の流体の流れを破線で示しており、第1の流体
をプレート式熱交換器116内に導く流体流入部117
a、第2の流体をプレート式熱交換器116内に導く流
体流入部117b、第1の流体をプレート式熱交換器1
16から導出する流体流出部118a、第2の流体をプ
レート式熱交換器116から導出する流体流出部118
bに各々消音器4cが設けられている。第1の流体およ
び第2の流体は、各々の流体流入部117a、117b
を通過する際に、脈動が抑えられるとともに、均質化、
整流がなされ、その後プレート式熱交換器116内に流
入して各流路に分流されるので、脈動が抑制されたこと
による通過音の低減と、均質な分流が行われることによ
る熱交換効率の向上が図られることになる。
状冷媒の比率が変動するような不安定な状態の気液二相
冷媒が流入したとすると、冷媒は合流部配管113に設
けた消音器4cを通過することになる。消音器4cに流
入する気液二相冷媒は最初にハニカムパイプ2に衝突す
ることにより抵抗を受け、液冷媒およびガス冷媒ともに
分散され、ハニカムパイプ2を形成する細径管1内に流
入する。複数本ある細径管1はお互いに流路が異なるた
め、各細径管1に流入した冷媒が互いに干渉されること
なく各細径管1内を流れることとなり、冷媒の均質化お
よび整流がなされる。細径管1を通過した冷媒は、円筒
管3aにより形成される空間に流出する。円筒管3aの
開口断面積は、ハニカムパイプ2の開口断面積に比較し
て大きいため、円筒管3aを通過する冷媒は膨張し圧力
脈動は減衰される。さらに、冷媒はハニカムパイプ2、
円筒管3b、ハニカムパイプ2を順次通過することによ
り、均質化、整流および圧力脈動低減効果が高められて
消音器4cから流出する。消音器4cから流出した冷媒
は分流器107に流入することになるが、分流器107
内に流入した気液二相冷媒は十分に均質されているた
め、分流器107において正確な分流が行われ、室外熱
交換器103の複数の各流路に均一に分流されるので効
率の良い熱交換が行われることになり、また、室外熱交
換器103に流入する気液二相冷媒は、気相、液相の十
分な均質化が図られているとともに圧力脈動も十分に抑
制されているため、室外熱交換器103において気液二
相冷媒の不均一な流れに起因する冷媒流動音および圧力
脈動に起因する冷媒放射音を十分に低減させることがで
きる。また、圧力脈動の周波数特性および発生騒音の周
波数特性は、気液二相冷媒内の液冷媒とガス冷媒の割合
によって変化するが、円筒管3aの長さと円筒管3bの
長さの組み合せを変えることにより、音圧レベルの高い
周波数と減衰量の大きくなる周波数を合わせ込むことが
可能となるため、サイクル状態の変動に影響されること
なく、騒音低減および圧力脈動伝達を抑制することがで
きる。なお、上記実施例では、合流部配管113を伸管
させることによりハニカムパイプ2を固定したが、ハニ
カムパイプ2の両端部におけるかしめや帯締めとしても
よく、また、隣り合うハニカムパイプ2の間隔を保つた
めに円筒管3a、3bを用いたが、配管の帯締めやかし
め等により間隔を保持してもよく、円筒以外の形状や管
以外のものを用いてもよい。さらに消音器4cを合流部
配管113に内在させる構成としたが、消音器4cを別
の部品として構成し、ろう付け、溶接、もしくはフレア
接続等により合流部配管113中に介在させてもよく、
更には合流部配管113中に設けるのではなく、分流器
107の内部にハニカムパイプを挿入固定し、分流器1
07と消音器4cを一体で構成してもよい。例えば、図
21に示すように、消音器4cを合流部配管113と径
の異なる別部品で構成し、合流部配管との接続にフレア
接続を用い、ハニカムパイプ2の固定と間隔保持をかし
めにより行った構成としてもよい。また、図22に示す
ように、分流器107の内部にハニカムパイプ2を挿入
し、ハニカムパイプ2の分流器107への固定とハニカ
ムパイプ2の間隔保持をかしめにより行うことにより、
分流器107と消音器4cを一体型の部品とした構成で
もよい。また、本実施例では、室外熱交換器103とし
て空冷式の多パス型フィンアンドチューブ熱交換器を用
い、接続される分流器107に消音器4cを設けたが、
適用できる熱交換器はフィンアンドチューブに止まら
ず、水、冷媒等を熱源とするプレート式熱交換器もしく
は二重管式熱交換器等を用いて流入部に消音器4cを設
けても同様の効果が得られる。図23は、プレート式熱
交換器の流体流入部分に各々消音器4cを設けた場合の
構成図を示しており、プレート式熱交換器116は、流
体流路を形成する複数のプレートを積層し、2種類の流
体が複数の流路を互い違いに通過することにより流体間
の熱交換を可能にしている。プレート式熱交換器内を流
れる第1の流体の流れを実線で、第1の流体と熱交換を
行う第2の流体の流れを破線で示しており、第1の流体
をプレート式熱交換器116内に導く流体流入部117
a、第2の流体をプレート式熱交換器116内に導く流
体流入部117b、第1の流体をプレート式熱交換器1
16から導出する流体流出部118a、第2の流体をプ
レート式熱交換器116から導出する流体流出部118
bに各々消音器4cが設けられている。第1の流体およ
び第2の流体は、各々の流体流入部117a、117b
を通過する際に、脈動が抑えられるとともに、均質化、
整流がなされ、その後プレート式熱交換器116内に流
入して各流路に分流されるので、脈動が抑制されたこと
による通過音の低減と、均質な分流が行われることによ
る熱交換効率の向上が図られることになる。
【0065】なお、本実施例では、ヒートポンプ式冷凍
サイクルとしたが、冷房専用サイクルとしてもよく、そ
の作用効果に差異を生じない。
サイクルとしたが、冷房専用サイクルとしてもよく、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0066】また、冷媒の均質化手段として用いたハニ
カムパイプの構成部材を複数の細径管を束ねたものとし
たが、複数の連通穴であれば、円筒に連通穴を設けた構
成としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
カムパイプの構成部材を複数の細径管を束ねたものとし
たが、複数の連通穴であれば、円筒に連通穴を設けた構
成としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0067】また、複数の細径管を同一径としたが、異
なる径の細径管を組み合せてもよく、その作用効果に差
異を生じない。
なる径の細径管を組み合せてもよく、その作用効果に差
異を生じない。
【0068】また、同一の開口面積を有するハニカムパ
イプを隣り合うように配置したが、異なる開口面積のハ
ニカムパイプを隣り合うように配置してもよく、その作
用効果に差異を生じない。
イプを隣り合うように配置したが、異なる開口面積のハ
ニカムパイプを隣り合うように配置してもよく、その作
用効果に差異を生じない。
【0069】また、ハニカムパイプの構成を円筒形状と
したが、多角形形状としてもよく、その作用効果に差異
を生じない。
したが、多角形形状としてもよく、その作用効果に差異
を生じない。
【0070】また、隣り合うハニカムパイプの間隔を保
つために円筒管を用いたが、多角形形状の管としてもよ
く、その作用効果に差異を生じない。また、冷媒の均質
化手段としてハニカムパイプを用いたが、多孔質金属や
多孔質セラミックとしてもよく、その作用効果に差異を
生じない。
つために円筒管を用いたが、多角形形状の管としてもよ
く、その作用効果に差異を生じない。また、冷媒の均質
化手段としてハニカムパイプを用いたが、多孔質金属や
多孔質セラミックとしてもよく、その作用効果に差異を
生じない。
【0071】また、消音器を形成するハニカムパイプの
個数を三個および円筒管の個数を二個としたが、それぞ
れの数を三個未満、二個未満または三個以上、二個以上
としてもよく、それぞれも数に制限はない。
個数を三個および円筒管の個数を二個としたが、それぞ
れの数を三個未満、二個未満または三個以上、二個以上
としてもよく、それぞれも数に制限はない。
【0072】また、それぞれの円筒管を異なる長さとし
たが、同じ長さの組み合せとしてもよく、その作用効果
に差異を生じない。
たが、同じ長さの組み合せとしてもよく、その作用効果
に差異を生じない。
【0073】また、室内熱交換器の台数を二台とした
が、一台または三台以上でもよく、その作用効果に差異
を生じない。
が、一台または三台以上でもよく、その作用効果に差異
を生じない。
【0074】また、冷房運転時の例として室内ユニット
109aが冷房運転を行う場合を挙げたが、室内ユニッ
ト109bが冷房運転を行う場合、もしくは室内ユニッ
ト109a、109bとも冷房運転を行う場合でも、そ
の作用効果に差異を生じない。
109aが冷房運転を行う場合を挙げたが、室内ユニッ
ト109bが冷房運転を行う場合、もしくは室内ユニッ
ト109a、109bとも冷房運転を行う場合でも、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0075】また、暖房運転時の例として停止状態にあ
る室内ユニット109bを挙げたが、運転している室内
ユニット109aにおいても、その作用効果に差異を生
じることはなく、室内ユニット109a、109bとも
に暖房運転を行っている場合でも、その作用効果に差異
を生じることはない。
る室内ユニット109bを挙げたが、運転している室内
ユニット109aにおいても、その作用効果に差異を生
じることはなく、室内ユニット109a、109bとも
に暖房運転を行っている場合でも、その作用効果に差異
を生じることはない。
【0076】また、冷凍サイクル内に消音器を複数個設
けたが、各々単独で設けてもよく、消音器の組み合せを
変えて設けてもよい。
けたが、各々単独で設けてもよく、消音器の組み合せを
変えて設けてもよい。
【0077】更に、実施例に示した以外の冷凍サイクル
中の冷媒音発生箇所にも本発明の消音器を設けることに
より、騒音および脈動の低減効果を得ることが可能であ
る。
中の冷媒音発生箇所にも本発明の消音器を設けることに
より、騒音および脈動の低減効果を得ることが可能であ
る。
【0078】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば消音器を取り付けるための余分なスペースを
省くことができるという効果のある消音器を提供でき
る。
明によれば消音器を取り付けるための余分なスペースを
省くことができるという効果のある消音器を提供でき
る。
【0079】また、部品数の増加を最小限に抑え、簡単
な構成とすることにより、容易に加工することができる
という効果のある消音器を提供できる。
な構成とすることにより、容易に加工することができる
という効果のある消音器を提供できる。
【0080】また、冷媒が不規則な気液二相状態となっ
て流れる場合や脈動が大きい場合でも、効果的に圧力脈
動の伝達を抑制し、冷媒流動音を低減することができる
という効果のある消音器を提供できる。
て流れる場合や脈動が大きい場合でも、効果的に圧力脈
動の伝達を抑制し、冷媒流動音を低減することができる
という効果のある消音器を提供できる。
【0081】また、サイクル状態の変動に影響されるこ
となく、冷媒流動音の低減や圧力脈動の伝達を抑制する
ことのできる効果のある消音器を提供できる。
となく、冷媒流動音の低減や圧力脈動の伝達を抑制する
ことのできる効果のある消音器を提供できる。
【0082】また、減圧手段への流入冷媒が気液二相状
態となる場合であっても、消音器を通過する過程におい
て冷媒は均質化され、また、減圧時の絞り部通過音や減
圧に伴う圧力脈動は消音器により伝達を抑制することの
できる効果のある空気調和機を提供できる。
態となる場合であっても、消音器を通過する過程におい
て冷媒は均質化され、また、減圧時の絞り部通過音や減
圧に伴う圧力脈動は消音器により伝達を抑制することの
できる効果のある空気調和機を提供できる。
【0083】また、圧縮機から吐出される冷媒の圧力脈
動が大きい場合であっても、圧縮機の吐出部に接続され
る配管中に設けられた消音器を通過する過程において脈
動が低減され、消音器以降への脈動伝達を抑制すること
のできる効果のある空気調和機を提供できる。
動が大きい場合であっても、圧縮機の吐出部に接続され
る配管中に設けられた消音器を通過する過程において脈
動が低減され、消音器以降への脈動伝達を抑制すること
のできる効果のある空気調和機を提供できる。
【0084】また、圧力脈動を有するガス状冷媒が凝縮
器に流入する場合であっても、凝縮器の冷媒流入部に設
けられた消音器を通過する過程において脈動が低減さ
れ、冷媒の圧力脈動に起因する凝縮器コイル部における
冷媒放射音を抑制することのできる効果のある空気調和
機を提供できる。
器に流入する場合であっても、凝縮器の冷媒流入部に設
けられた消音器を通過する過程において脈動が低減さ
れ、冷媒の圧力脈動に起因する凝縮器コイル部における
冷媒放射音を抑制することのできる効果のある空気調和
機を提供できる。
【0085】また、冷媒が不規則な気液二相状態となっ
て蒸発器に流入する場合であっても、蒸発器の流入部に
設けられた消音器を通過する過程においてガス冷媒およ
び液冷媒の整流化、均質化が図られ、気液二相冷媒の不
規則な流れに起因する蒸発器コイル部における冷媒放射
音を抑制することのできる効果のある空気調和機を提供
できる。
て蒸発器に流入する場合であっても、蒸発器の流入部に
設けられた消音器を通過する過程においてガス冷媒およ
び液冷媒の整流化、均質化が図られ、気液二相冷媒の不
規則な流れに起因する蒸発器コイル部における冷媒放射
音を抑制することのできる効果のある空気調和機を提供
できる。
【0086】また、冷媒が不規則な気液二相状態となっ
て凝縮器もしくは蒸発器に冷媒を分流する分流部に流入
する場合であっても、分流部の冷媒流入側に設けられた
消音器を通過する過程においてガス冷媒および液冷媒の
整流化、均質化が図られ、分流部における液冷媒および
ガス冷媒の不規則な衝突音を抑制することができるとと
もに、凝縮器もしくは蒸発器に適正に冷媒を分流するこ
とのできる効果のある空気調和機を提供できる。
て凝縮器もしくは蒸発器に冷媒を分流する分流部に流入
する場合であっても、分流部の冷媒流入側に設けられた
消音器を通過する過程においてガス冷媒および液冷媒の
整流化、均質化が図られ、分流部における液冷媒および
ガス冷媒の不規則な衝突音を抑制することができるとと
もに、凝縮器もしくは蒸発器に適正に冷媒を分流するこ
とのできる効果のある空気調和機を提供できる。
【図1】本発明の実施例1の空気調和機の冷凍サイクル
図
図
【図2】同膨張弁と消音器の要部拡大図
【図3】同消音器の横断面図
【図4】同膨張弁組込み室内機を示す図
【図5】同膨張弁組込み室内機の室内熱交換器側面近接
における騒音周波数分析図
における騒音周波数分析図
【図6】同膨張弁組込み室内機の室内熱交換器正面1m
における騒音周波数分析図
における騒音周波数分析図
【図7】同膨張弁組込み室内機の室内熱交換器側面近接
における騒音周波数分析図
における騒音周波数分析図
【図8】同膨張弁組込み室内機の室内熱交換器正面1m
における騒音周波数分析図
における騒音周波数分析図
【図9】同他の構成の要部拡大図
【図10】同実施例2の空気調和機の冷凍サイクル図
【図11】同圧縮機、吐出管および消音器の要部拡大図
【図12】同他の構成の要部拡大図
【図13】同他の構成の要部拡大図
【図14】同室内熱交換器、液側リードパイプおよび消
音器の要部拡大図
音器の要部拡大図
【図15】同他の構成の要部拡大図
【図16】同他の構成の要部拡大図
【図17】同室内熱交換器、ガス側リードパイプおよび
消音器の要部拡大図
消音器の要部拡大図
【図18】同他の構成の要部拡大図
【図19】同他の構成の要部拡大図
【図20】同分流器、合流部配管、および消音器の要部
拡大図
拡大図
【図21】同他の構成の要部拡大図
【図22】同他の構成の要部拡大図
【図23】同他の構成の要部拡大図
【図24】従来の消音器の一例を示す構成図
1 細径管 2 ハニカムパイプ 3a、3b 円筒管 4a、4b 消音器 4ca、4cb 消音器 4da、4db 消音器 101 圧縮機 102 四方弁 103 室外熱交換器 104a、104b 膨張弁 105a、105b 室内熱交換器 106 冷媒配管 107 分流器 110a、110b 液側配管 111a、111b ガス側配管 112 吐出管 113 合流部配管 114a、114b 液側リードパイプ 115a、115b ガス側リードパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 泰樹 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 伊東 正太郎 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 谷川 雅則 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 浅井田 康浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器を冷
媒配管にて連結し形成する冷凍サイクルに在り、気液二
相状態冷媒の均質化効果および発生騒音の伝達低減効果
を併せ持つ消音器。 - 【請求項2】 両端間を連通する穴を複数個有する消音
手段を少なくとも一つ備えた請求項1記載の消音器。 - 【請求項3】 両端間を連通する穴を複数個有する消音
手段を直列に配置し、互いの前記消音手段の間に空間を
形成するようにした請求項2記載の消音器。 - 【請求項4】 隣り合う消音手段により形成される空間
の容積を異なるようにした請求項2または3記載の消音
器。 - 【請求項5】 減圧手段の流入側もしくは流出側の少な
くとも一方に請求項1、2、3または4記載の消音器を
備えた空気調和機。 - 【請求項6】 圧縮機の吐出部に接続される冷媒配管に
請求項1、2、3または4記載の消音器を備えた空気調
和機。 - 【請求項7】 凝縮器の冷媒流入側もしくは冷媒流出側
の少なくとも一方に請求項1、2、3または4記載の消
音器を備えた空気調和機。 - 【請求項8】 蒸発器の冷媒流入側もしくは冷媒流出側
の少なくとも一方に請求項1、2、3または4記載の消
音器を備えた空気調和機。 - 【請求項9】 凝縮器もしくは蒸発器に冷媒を分流する
分流部の冷媒流入側に請求項1、2、3または4記載の
消音器を備えた空気調和機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131681A JPH11325655A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 消音器および空気調和機 |
| US09/311,343 US6148631A (en) | 1998-05-14 | 1999-05-13 | Silencer and air conditioner |
| CNB991067096A CN1143995C (zh) | 1998-05-14 | 1999-05-14 | 消音器及空调机 |
| HK00101607.3A HK1022513B (en) | 1998-05-14 | 2000-03-16 | Silencer and air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131681A JPH11325655A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 消音器および空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11325655A true JPH11325655A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15063741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10131681A Pending JPH11325655A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 消音器および空気調和機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6148631A (ja) |
| JP (1) | JPH11325655A (ja) |
| CN (1) | CN1143995C (ja) |
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