JPH11325994A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JPH11325994A
JPH11325994A JP10136443A JP13644398A JPH11325994A JP H11325994 A JPH11325994 A JP H11325994A JP 10136443 A JP10136443 A JP 10136443A JP 13644398 A JP13644398 A JP 13644398A JP H11325994 A JPH11325994 A JP H11325994A
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豊 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路断面積が大きく、かつ精度の高い計測が
行え、更にコンパクト化が可能な超音波流量計を提供す
る。 【解決手段】 両端が開口した筒状のケース1内に筒状
の中央コーン16を同心的に配置する。ケース1と中央
コーン16間に筒状の仕切板12を配置して、これらに
より複数の流路を重合状態に形成する。ケース1の両端
開口部にセンサケースリング4,5を嵌合装着する。両
センサケースリング4,5に、上記流路15,17の延
長線上に位置して一組の超音波発受信センサ26A,2
6B,27A,27Bを対向的に備える。更に、ケース
の両開口端部における上記両センサケースリング4,5
の外側に、リング状の蓋フランジ6,7を嵌合装着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波流量計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、二重円管10
1,102により形成された断面円環状の1つの流路1
03に、その管軸方向に沿って被計測流体を流し、一組
(一対)の超音波発受信センサの一方104を内管10
1に配置し、他方105を外管102に配置して、超音
波106を流れに対して斜めに横断するように発射し、
発受信センサ間を結ぶ線平均流速から流量を演算して求
める超音波流量計が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な超音波流量計においては、上記のように線平均流速か
ら流量を演算することから、流路内を流れる流体は整流
状態である必要がある。
【0004】また、上記のような管の壁面間で形成され
る流路は整流効果が高いが、その整流には、流路幅(壁
面間の長さ)Hを、流路長(管軸方向長)Lに対して約
1/10の長さにする必要がある。
【0005】また、大容量の流量計にするためには、当
然ながらその流路断面積を大きくしなければならない。
そのため、上記従来の流量計においては、これを大容量
化するためには、狭い流路幅Hで大直径の円断面の流路
にしなければならず、流量計が径方向に大型化し、ま
た、流路幅Hを大きくした場合には流路長Lも長くな
り、管軸方向に大型化する問題がある。
【0006】更に、上記従来のように内外管に発受信セ
ンサを配置するものにおいては、これらの内部機器の組
付用の開口部を外管102の途中に形成するとともに該
開口部に蓋を付設するか、或いはケースを分割する必要
があり、その流量計が大型化する問題もある。
【0007】そこで本発明は、流量計の小型化を図り、
特に大容量の流量計に適する超音波流量計を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の第1の発明は、両端が開口した筒状
のケース内に筒状の中央コーンを配置し、該ケースと中
央コーン間に筒状の仕切板を配置して、これらの間によ
り複数の流路を重合状態に形成し、ケースの両端開口部
にセンサケースリングを嵌合装着し、該両センサケース
リングに、上記流路のうちの少なくとも1つの流路の延
長線上に位置して一組の超音波発受信センサを対向的に
備えたことを特徴とするものである。
【0009】本発明においては、複数の流路を、夫々の
流路幅を整流効果が得られる狭い幅に形成して重合する
ことにより、超音波発受信センサにより精度の高い流量
計測が可能になるとともに、その複数の流路によって大
きな流路断面積を確保することができる。そのため、大
容量でかつ径方向の小型化を図ることができる。
【0010】また、上記のように流路幅を狭くできるこ
とは、その流路長も短くすることができる。そのため、
大容量でかつ管軸方向の小型化を図ることができる。し
たがって、大容量でかつ精度が良く、更にコンパクトな
流量計を形成できる。
【0011】請求項2記載の第2の発明は、両端が開口
した筒状のケース内に筒状の中央コーンを配置し、該ケ
ースと中央コーン間に筒状の仕切板を配置して、これら
の間により複数の流路を重合状態に形成し、ケースの両
端開口部にセンサケースリングを嵌合装着し、該両セン
サケースリングに、上記流路のうちの少なくとも1つの
流路の延長線上に位置して一組の超音波発受信センサを
対向的に備え、更に、ケースの両開口端部における上記
両センサケースリングの外側に、リング状の蓋フランジ
を嵌合装着したことを特徴とするものである。
【0012】本発明においては、上記と同様の作用を発
揮する上に、上記の中央コーン、仕切板及びセンサケー
スリングを、ケースの両端開口部から挿入嵌合して内部
組み付けできるので、従来のように、ケースの中央部に
組付用開口部を設けてこれに蓋を設けたり、ケースを分
割するものに比べて流量計がコンパクトになり、かつケ
ースの構造が単純になってその加工も容易になる。
【0013】更に、上記の構造によれば、流入口側と流
出口側を同一構造に形成できるため、配管に対するケー
スの接続方向の制限をなくすことができ、ケースの設置
性の向上を図ることができる。
【0014】更に、リング状の蓋フランジを装着するこ
とにより、該蓋フランジ部で流路が絞られるため、該蓋
フランジの外周に形成される配管用のフランジ部での配
管ズレやパッキンのはみ出しなどによっても、流体の流
れの乱れが少なくなり、流量計測精度の向上を図ること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。図1及び図
2は第1実施例を示す。
【0016】超音波流量計を構成するケース1は両端が
開口する円筒状に形成され、その両端外周にはフランジ
2,3が一体形成されている。上記ケース1の両端開口
部の内周面にはセンサケースリング4,5が嵌合装着さ
れている。該両センサケースリング4,5の管軸方向の
外側には上記フランジ2,3と別体に形成したリング状
の蓋フランジ6,7が嵌合され、両センサケースリング
4,5の外脱を阻止している。該蓋フランジ6,7と上
記フランジ2,3とは段部8,9により軸方向の位置決
めがなされ、かつOリング10,11によりシールされ
ている。
【0017】上記蓋フランジ6,7における流通口6
a,7aを形成する内方側周面6b,7bは、上記セン
サケースリング4,5の内面と同径に形成され、また、
外方側周面は外側が拡開するテーパ面6c,7cに形成
されている。すなわち、両流通口6a,7aは内側へ向
かって絞られている。この絞り径としては、例えばφ8
0からφ70に絞る。
【0018】上記ケース1の内部にはケース1の内径よ
り小径の円筒に形成された仕切板12がケース1と同心
的に配置されている。該仕切板12の軸方向長は、該仕
切板12の端面と上記センサケースリング4,5の内端
面に流通部13,14が形成されるように設定されてい
る。更に、仕切板12は薄肉板で形成され、その直径
は、その外周面と上記ケース1の内周面とで整流効果が
得られるような狭い流路幅H1 の第1流路15が形成さ
れるように設定されている。
【0019】上記円筒状の仕切板12の内側には円筒状
の中央コーン16が、上記ケース1及び仕切板12と同
心的に配置されており、その外径は、その外周面と上記
仕切板12の内周面とで整流効果が得られるような狭い
流路幅H2 の第2流路17が形成されるように設定され
ている。
【0020】例えば、ケース1の内径をφ110に設定
し、仕切板12の板厚を2mmにするとともにその外径
をφ94に、内径をφ92に設定し、また、中央コーン
16の外径をφ76に設定して、第1の流路15の流路
幅H1 と第2の流路17の流路幅H2 を夫々8mmに形
成する。
【0021】上記の構成により、流路幅H1 が狭いドー
ナツ状(円環状)の第1流路15と、流路幅H2 が狭い
ドーナツ状(円環状)の第2流路17が重合した2重円
管流路が形成される。
【0022】上記中央コーン16の両端部には、軸方向
断面における外面を凹状円弧面の誘導面16a,16b
にしたコーン部16c,16dが形成されており、該誘
導面16a,16bと上記センサケースリング4,5間
に流通部18,19が形成されている。
【0023】上記流通部13,18及び14,19には
夫々軸方向に配置された3枚の整流板20,21,22
及び23(24,25)が周方向に等間隔に設けられて
おり、これらの整流板20〜25によって上記仕切板1
2及び中央コーン16が所定位置に保持されている。
【0024】上記第1流路15の両端延長線上に位置し
て一組の超音波発受信センサ26A,26Bが上記両セ
ンサケースリング4,5内に収納されて対向しており、
これら一組の超音波発受信センサ26A,26Bによ
り、第1流路15内を流通する流体の流量を、周知のよ
うにその流速から演算して求めるようになっている。
【0025】また、上記第2流路17の両端延長線上に
位置して他の一組の超音波発受信センサ27A,27B
が上記両センサケースリング4,5内に収納され対向し
ており、これら一組の超音波発受信センサ27A,27
Bにより、第2流路17内を流通する流体の流量を、周
知のようにその流速から演算して求めるようになってい
る。
【0026】なお、上記センサケースリング4,5に
は、超音波の通過穴4a,5aが形成されている。上記
各組の発受信センサ26A,26B及び27A,27B
は周方向の任意の位置に設定するものである。
【0027】上記フランジ2,3にはボルト穴28,2
9が形成されている。図1において30,31はパッキ
ンを示す。上記の構造により、ケース1の一方を流入
側、他方を流出側とするものであるが、その一方のフラ
ンジ2、蓋フランジ6、センサケースリング4の形状
と、他方のフランジ3、蓋フランジ7、センサケースリ
ング5の形状は、軸方向(図1の左右方向)に対称に形
成され、いずれの側を流入側としても配管に接続できる
ようになっている。
【0028】以上のような構造であるから、組み付けに
際しては、一方の発受信センサ26A,27Aを収納し
た一方のセンサケースリング4をケース1の一方の開口
部よりケース1内に嵌合装着するとともに一方の蓋フラ
ンジ6をケース1に嵌合装着する。また、他方の発受信
センサ26B,27Bを収納した他方のセンサケースリ
ング5をケース1の他方の開口部よりケース1内に嵌合
装着するとともに他方の蓋フランジ7をケース1に嵌合
装着して組み付ける。
【0029】そして、図1の符号A側を流入側としてフ
ランジ2を、図示しない上流側配管に対して、パッキン
30を介在し、かつボルト穴28を通じてボルトで接続
し、また、符号B側を流出側としてフランジ3を、図示
しない下流側配管に対してパッキン31を介在し、かつ
ボルト穴29を通じてボルトで接続してケース1を設置
する。この接続により、ケース1と配管とはパッキン3
0,31によりシールされ、更に、蓋フランジ6,7は
一層強固に組み付けられる。
【0030】なお、ケース1の設置に際しては、その表
示部32を見やすい方向に設置することが望ましい。本
実施例においては、出入口のフランジ2,3等を上記の
ように対称形状として、いずれを流入口又は流出口とし
ても配管に接続できるようにしたので、表示部32を見
やすい方向に向けてケース1を配管に接続できる。この
場合には、初期設置の際、流量計が流入方向を自動的に
判別して流通方向に対して正常に動作する機能を設け
る。
【0031】このようにすることにより、ケース1の設
置方向の制約がなく、設置作業が容易かつ誤りなく行え
る。すなわち、仮に、設置方向(出入口側方向)が制約
されているケースにおいては、設置方向の誤りが生じる
おそれがあり、更に、表示部を機械的に回転して変向で
きる構造にしなければならず、その回転機構、防水性の
確保などが必要となる問題があるが、上記本実施例によ
れば、このような問題を解消できる。
【0032】そして、被計測流体を流通させると、その
流体は蓋フランジ6の流入口6aにおけるテーパ面6c
で絞られて流入する。このように絞りを形成したのは、
狭いドーナツ状の流路15,17に対して発受信センサ
26A,26B及び27A,27Bの計測域は一部分で
あるため、偏流があると計測精度に悪影響を与えること
になることから、上記のように絞ることにより、配管の
ズレやパッキンのはみ出し等による偏流を少なくして計
測精度を高めるようにしたものである。
【0033】上記のように流入した流体は、流通部1
8,13を通じて第1流路15と第2流路17内に分流
し、該両流路15,17を流通した後、流通部14,1
9を通じて蓋フランジ7の流出口7aから下流の配管へ
流出する。
【0034】上記流体の流通状態において、一方の一組
の発受信センサ26A,26Bから超音波を発受信し
て、周知のように第1流路15内における発受信センサ
間を結ぶ線平均流速から第1流路15部の流量を演算し
て求める。また、他方の一組の発受信センサ27A,2
7Bから超音波を発受信して周知のように、第2流路1
7内における発受信センサ間を結ぶ線平均流速から第2
流路17部の流量を演算して求める。そして、この両流
路15,17での流量を合計して全体の流量を求める。
【0035】このとき、両流路15,17内を流れる流
体は、夫々の流路幅H1 ,H2 が狭いため、夫々の流路
において整流された均一の流れとなり、精度の高い流量
を求めることができる。
【0036】なお、第1流路15と第2流路17が共に
同一流量で均一な流れを生じる場合には、上記いずれか
一方の流路側のみに一組の発受信センサのみを設置し
て、その一方の流路の流量から全体流量を求めるように
してもよい。
【0037】また、流路毎に発受信センサを設置する場
合でも、その流路毎に複数組設置してもよい。図1の鎖
線26c,27cはこの場合の設置状態を示す。図3は
第2実施例を示す。
【0038】本第2実施例は、上記第1実施例における
仕切板12を厚みの大きい円筒状の仕切板40とし、こ
の仕切板40とケース1との間に上記と同様の第1流路
15を形成し、仕切板40と中央コーン41との間に上
記と同様の第2流路17を形成し、仕切板40と中央コ
ーン41の端部に外方が拡開するテーパ面40a,41
aを形成し、該両テーパ面40a,41a間であって第
2流路17の延長線上にセンサケースリング42を配置
し、該センサケースリング42に上記第1実施例の発受
信センサ27Aを収納したものである。また、中央コー
ン41の先部は図3に示すように、センサケースリング
42の内側に流体を分流誘導する先端テーパ面41b、
中間テーパ面41c、小径部41dが連続形成されてい
る。
【0039】なお、図面ではケース1の右側のみを表し
たもので、ケース1の左側も対称的に形成され、第2流
路17の左側にもセンサケースリングを配置し、これに
他方の発受信センサ27B(図示せず)が対向してい
る。
【0040】その他の構造は上記第1実施例と同様であ
るので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。本第2実施例においても上記第1実施例と同様の
作用、効果を発揮できる。
【0041】なお、上記各実施例においては、円筒状の
仕切板17,40を1枚としたが、この円筒状の仕切板
を複数枚、適宜間隔(流路幅)を有して多重的に設け、
2以上の流路を多重的に設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、流路断面積が大きく、かつ精度の高い計
測が行え、更に流量計のコンパクト化を図ることができ
る。そのため、大容量の超音波流量計に特に有効であ
る。
【0043】請求項2記載の発明によれば、更に、流量
計のコンパクト化、ケースの設置性の容易化、流量計測
精度の向上化、ケースの製造の容易化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図。
【図2】図1におけるC−C線断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す一部縦断面図。
【図4】従来構造を示す略斜視図。
【符号の説明】
1…ケース 4,5,42…セン
サケースリング 6,7…蓋フランジ 12,40…仕切板 15…第1流路 16,41…中央コ
ーン 17…第2流路 H1 ,H2 …流路幅 26A,26B,27A,27B…超音波発受信センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した筒状のケース内に筒状の
    中央コーンを配置し、該ケースと中央コーン間に筒状の
    仕切板を配置して、これらの間により複数の流路を重合
    状態に形成し、ケースの両端開口部にセンサケースリン
    グを嵌合装着し、該両センサケースリングに、上記流路
    のうちの少なくとも1つの流路の延長線上に位置して一
    組の超音波発受信センサを対向的に備えたことを特徴と
    する超音波流量計。
  2. 【請求項2】 両端が開口した筒状のケース内に筒状の
    中央コーンを配置し、該ケースと中央コーン間に筒状の
    仕切板を配置して、これらの間により複数の流路を重合
    状態に形成し、ケースの両端開口部にセンサケースリン
    グを嵌合装着し、該両センサケースリングに、上記流路
    のうちの少なくとも1つの流路の延長線上に位置して一
    組の超音波発受信センサを対向的に備え、更に、ケース
    の両開口端部における上記両センサケースリングの外側
    に、リング状の蓋フランジを嵌合装着したことを特徴と
    する超音波流量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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