JPH11326276A - 電気泳動分析装置および分析方法 - Google Patents

電気泳動分析装置および分析方法

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JPH11326276A
JPH11326276A JP10136534A JP13653498A JPH11326276A JP H11326276 A JPH11326276 A JP H11326276A JP 10136534 A JP10136534 A JP 10136534A JP 13653498 A JP13653498 A JP 13653498A JP H11326276 A JPH11326276 A JP H11326276A
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満 大沼
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成自 神村
Atsushi Ninomiya
篤 二ノ宮
Isamu Takekoshi
勇 竹越
Kazunari Imai
一成 今井
Daizo Tokinaga
大三 時永
Satoru Kimura
覚 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の構造・構成をコンパクトにして取扱い易
いものとなし、分析作業の容易な電気泳動分析装置およ
び使用し易くした分析方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】縦板部91と平面板部92とから構成され
る台座90を有し、シースフローセル60を具備するシ
ースフローセル台96、該シースフローセル60に組み
合わされるキャピラリー40および該キャピラリー40
の温度コントロールを行うホットプレート94並びに前
記シースフローセル60にレーザ光を照射するレーザ照
射口部材93から構成される一群を前記台座90の縦板
部91に装着し、バッファ液タンク32および試料を収
容するサンプルトレイ100をテーブル30上に載置し、
該テーブル30を前記台座90の平面板部92に装置
し、かつ前述のように装置された前記一群およびテーブ
ル30を前記台座と共に分析装置本体に形成された試料
室に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気泳動分析装置
および分析方法に関する。本発明は特に、複数の毛細管
または微細流路を泳動媒体としてDNA(デオキシリボ
核酸)などの生体試料を分析するDNAシーケンサ(D
NA塩基配列解析装置)に用いるに好適な電気泳動装置
および分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気泳動を基盤にしたDNA分析技術、
特に、DNAシーケンサ(DNA塩基配列解析装置)
が、広く普及してきている。分析ニーズの高まりに応じ
て、分析処理量を向上させる必要が増加している。分析
処理量を向上させる一つの方法として、電気泳動媒体の
集積化が上げられる。
【0003】特開平6−138037 号公報には、電源によっ
て電圧を印加された陰極電極槽と陽極電極槽の間に設け
た試料分離部がキャピラリーからなる泳動路である電気
泳動装置であって、一端がそれぞれ前記陰極電極槽また
は前記陽極電極槽に接続されたキャピラリー対の他端を
光学セル中にその軸をほぼ一致させ一定の間隙を保持し
て対向させて配置して前記光学セルを貫通する泳動路
と、前記光学セルの外部の設けられたシース液容器と、
該シース液容器から前記光学セル内にシース液を注入し
て流し試料分離部である上流側の泳動部である泳動分離
用キャピラリー端から泳動される試料をシースフロー状
態にして対向するキャピラリーに導くシースフロー形成
手段と、前記間隙部を光学検出部とし該光学検出部に光
源から光照射して試料の検出を行う光検出手段を有し、
複数のキャピラリー対によって形成される複数の光学検
出部を前記光学セル中に配置し、前記複数の光学検出部
が互いに電解液を介して連結し、前記複数の光学検出部
を一直線上に位置するように前記複数のキャピラリー対
を整列して配置し、全ての光学検出部を同時に照射する
ように励起光を前記直線に沿って照射して前記各キャピ
ラリーを泳動流出する試料から発せられる蛍光を同時に
検出する電気泳動装置が記載されている。
【0004】また、第2の方式としては、米国特許第51
92412 号明細書や特開平5−93711号公報に記載のよう
に、ガラス板表面に微細な溝を形成させ泳動路として利
用するマルチチャンネル方式も提案されている。この方
式においても、多数の試料を同時に、かつ高速に分離分
析できるようになる。
【0005】上述したようなマルチチャンネル方式にお
いては、最初に、試料容器に収容された試料中に、電極
とキャピラリーの一端を挿入してから、キャピラリー両
端に電圧を印加し、電気的に試料を移動させてキャピラ
リー内に導入し、次に、バッファ槽のバッファ液中に、
電極とキャピラリーの一端を挿入してから、キャピラリ
ー両端に電圧を印加し、電気泳動により試料を分離す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】分析処理量を向上させ
るために同時に分析する試料の数を数十個にすると、電
極やキャピラリーを挿入する作業が困難なものとなる。
【0007】本発明は、マルチキャピラリー方式を用い
るに当って、装置の構造・構成をコンパクトにして取扱
い易いものになし、分析作業の容易な電気泳動分析装置
および使用し易くした分析方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャピラリー
とこれに組み合わさせるシースフローセルを縦方向配列
とし、試料を載置するサンプルプレートを平面方向配列
とし、両配列の交わる線にバッファ液タンクを配置し、
該バッファ液タンク内の液を介して双方を接合するよう
にしたことを特徴とする。二つの配列を構成するそれぞ
れの装置群は、縦板部と平面板部とからなる台座上に載
置することによって、装置を簡便に組み立てて使用に供
することができるようにした。また、本発明は、使用頻
度の高い装置と使用頻度の低い装置とでは台座上への載
置の仕方を区別し、使い頻度の高い装置、例えばキャピ
ラリーとシースフローセルの組み合せあるいはサンプル
プレートは台座に固着することなく載置するものとし
た。
【0009】また、本発明は、このような装置構造を採
用することによって、既存のピペットを変更することな
しに改良されたピペッティング方法を採用し得るものと
した。
【0010】本発明は具体的には、次に掲げる装置およ
び方法を提供する。
【0011】本発明は、複数の試料成分を光学的に電気
泳動分析する電気泳動分析装置において、縦板部と平面
板部とから構成される台座を有し、シースフローセルを
具備するシースフローセル台、該シースフローセルに組
み合わされるキャピラリーおよび該キャピラリーの温度
コントロールを行うホットプレート並びに前記シースフ
ローセルにレーザ光を照射するレーザ照射口部材から構
成される一群を前記台座の縦板部に装着し、バッファ液
タンクおよび試料を収容するサンプルトレイをテーブル
上に載置し、該テーブルを前記台座の平面板部に装置
し、かつ前述のように装置された前記一群およびテーブ
ルが前記台座と共に分析装置本体に形成された試料室に
配置される電気泳動分析装置を提供する。
【0012】本発明は、複数の試料成分を光学的に電気
泳動分析する電気泳動分析装置において、シースフロー
セル、該シースフローセルに組み合わされるキャピラリ
ーおよび該キャピラリーの温度コントロールを行うホッ
トプレートのユニット並びに前記シースフローセルにレ
ーザ光を照射するレーザ照射口部材から構成される一群
を縦面上に配設し、並列した試料容器を具備するサンプ
ルトレイを複数個平面上に配設し、前記双方を配設する
二つの面が交わる線にバッファ液タンクを配設し、前記
キャピラリーの先端を前記バッファ液タンク内の液に浸
した電気泳動分析装置を提供する。
【0013】本発明は、複数の試料成分を光学的に電気
泳動分析する電気泳動分析装置において、縦板部と平面
板部とから構成される台座を有し、該台座の縦板部にレ
ーザ光を照射するレーザ照射口部材および温度コントロ
ールを行うホットプレートを固着し、シースフローセル
およびキャピラリーの組み合せ体を、レーザ光がシース
フローセルを照射し、ホットプレートが前記キャピラリ
ーを加温するようにして、前記縦板部に固着することな
く載置し、複数のサンプルトレイをトレイホルダ上に固
着し、該トレイホルダおよびバッファ液タンクをテーブ
ル上に固着することなく載置し、かつ前記テーブルを分
析装置本体に形成された試料室の保持部に固着すること
なくスライドして載置可能にした電気泳動分析装置を提
供する。
【0014】本発明は、複数の試料成分を光学的に電気
泳動分析する電気泳動分析装置において、レーザ光を発
するレーザを収容する箱体、試料を収納する試料収納室
部および試料の分析を行う試料室部から構成される箱状
のDNAシーケンサ本体、および画面入出力装置を含ん
で構成され、前記試料室部には、シースフローセル、該
シースフローセルに組み合わされたキャピラリーおよび
該キャピラリーの温度コントロールを行うホットプレー
トとのユニット並びに前記シースフローセルにレーザ光
を照射するレーザ照射口部から構成され、縦方向に配設
される一群と、バッファ液タンクおよびDNA試料を収
容するサンプルトレイから構成され、横方向に配設され
る他の一群とが配設され、前記試料室部の開閉扉が縦方
向にスライド可能に配設されている電気泳動分析装置を
提供する。
【0015】本発明は、複数の試料成分を光学的に電気
泳動分析する電気泳動分析方法において、マイクロタイ
タープレートを用いて試料の準備を行い、隣合う試料容
器間のピッチPを前記マイクロタイタープレートのピッ
チの整数分の1にしたサンプルトレイを準備し、前記マ
イクロタイタープレートから準備された試料をピペッテ
ィングするピペットのピッチを、該マイクロタイタープ
レートのピペットと等しくし、該マイクロタイタープレ
ートから前記試料容器に試料をピペッティングする際、
整数分の1の分母の数を置いて試料を分けてピペッティ
ングし、および前記サンプルトレイに並行で、縦方向に
配設したシースフローセルと該シースフローセルに組み
合わされるキャピラリーに前記ピペッティングした試料
を吸入することによって分析を行う電気泳動分析方法を
提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施例を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1は、全体構成概略を示す。図におい
て、DNAシーケンサ装置は、レーザ部1,DNAシー
ケンサ本体部2,画面入出力装置3から構成され、画面
入力出力装置3はパソコン4およびキーボード5からな
る。これらの装置は台6上に配設される。
【0018】図2は、レーザ部1および本体部2の概略
構成を示す。レーザ部1は、レーザ光を発する2つのレ
ーザ11,12、それらからのレーザ光を90゜方向転
換する回転式ミラー13を有する箱体14からなる。本
体部2は、試料を収納し、その移動を行う試料収納室部
15および試料の分析を行う試料室部16から構成され
る。これらは、箱状をなし、DNAシーケンサ本体とな
る。試料室部16を密閉するために、縦方向にスライド
可能にして試料扉17が設けてある。また、試料収納室
部15には廃液扉18が設けてある。
【0019】図3は、DNAシーケンサ本体の試料扉1
7が開放されている場合の配置構成を示し、図4は試料
扉17が閉鎖されている場合の配置構成を示す。図3に
あっては、試料室部16内に配設されたホットプレート
94,サンプルトレイホルダ34およびシース液の廃液
貯めとしてのドレイン瓶69および安全ロック解除ボタ
ン19が見える。これらの構成・配置の詳細については
後述する。
【0020】図5は、全体構成を示す原理説明図であ
る。
【0021】テーブル30の上には、バッファ(電解液)
を収容した泳動バッファ槽としてのバッファ液タンク3
2が配置されている。バッファ液タンク32の中には、
白金電極33が張架されており、白金電極33は、バッ
ファと接触している。また、テーブル10の上には、サ
ンプルトレイホルダ34を介して、3個のサンプルトレ
イ100A,100B,100Cが配置されている。サン
プルトレイ100Aは、図2を用いて後述するように、
48個の試料容器を備えている。サンプルトレイ100
Aは、止めネジS1,S2によってサンプルトレイホル
ダ34に固定されており、サンプルトレイホルダ34か
ら取り外し可能である。サンプルトレイ100Aの底部
は、SUSのような導電性金属で構成されており、SU
Sのような導電性金属で構成されてサンプルトレイホル
ダ34と電気的に導通している。サンプルトレイ100
B,100Cも同様にして、48個の試料容器を備えて
おり、サンプルトレイ100B,100Cの底部は、サ
ンプルトレイホルダ34と電気的に導通している。
【0022】48本のキャピラリー40が並列的に配置
されており、その内部には、分離用のゲルマトリックス
が充填されている。キャピラリー40の下端側はキャピ
ラリー押さえ42により固定され、その下端はバッファ
液タンク33内のバッファに挿入されている。キャピラ
リー40の上端側は、キャピラリー押さえ44により固
定され、その上端は、カプラ46に接続固定されてい
る。
【0023】カプラ46は、接地側の電極プラグ52に
接続され、電極プラグ52は、高電圧電源50の接地極
に接続されている。また、サンプルトレイホルダ34
は、高圧側の電極プラグ54と接続され、バッファ液タ
ンク32の白金電極33は、高圧側の電極プラグ56と
接続され、電極プラグ54,56は、高電圧電源50の
高圧(−)極に接続されている。
【0024】カプラ46は、シースフローセル60に接
続されている。シースフローセル60には、シース液タ
ンク62の中に保持されたシース液64が、重力によっ
て導入される。キャピラリー40の中で泳動分離され、
キャピラリー40の泳動終端部から流出する分離された
試料は、シース液によって各キャピラリーの試料成分が
互いに分離されたまま上部側に運ばれる。
【0025】シースフローセル60の側面方向(図示Y
方向)からは、レーザ11,12から出射さたレーザ光
が、レンズ72によって平行光束にコリメートされた上
で、照射され、シースフローセル60中の分離された試
料を励起する。レーザ11,12とレンズ72の間に
は、シャッタ74が設けられており、試料の励起を選択
的に行えるようになっている。レーザ光照射によって発
生した蛍光は、Y軸方向に直交するX軸方向から取り出
され、集光レンズ82によって集光され、フィルタ84
によって検出すべき波長の光が選択され、さらに、結像
レンズ86によって、2次元CCDセンサ等の光センサ
88上に結像する。光センサ88によって検出された信
号は、信号処理装置である画面処理装置3に送られ、信
号処理され、蛍光の波長により末端塩基の種類を識別
し、計測信号をもとに核酸試料の塩基配列が解析され
る。
【0026】DNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列の
決定では、一般的に4波長の計測が行われる。各極大波
長が、それぞれ、DNA断片の末端の塩基の種類に対応
するように、予め反応操作で蛍光色素が結合される。
【0027】シースフローセル60の上端部には、ドレ
インアダプタ66が取り付けられており、キャピラリー
40からシースフローセル60内に流入した試料を、廃
液として、ドレインチューブ67を通って、ドレイン瓶
69に排出する。ドレインチューブ67の途中には、オ
リフィスや複数本のキャピラリーから構成されるフロー
コントローラ68が設けられており、ドレインチューブ
67の流路抵抗を一定として、流量を制御している。
【0028】次に、本実施形態による電気泳動分析装置
の全体的な動作について説明する。
【0029】予めサンプルトレイ100A,100B,
100Cのそれぞれ48個の試料容器には、所定量の分
析試料が分注されている。試料の収容されたサンプルト
レイ100A,100B,100Cは、サンプルトレイ
ホルダ34に止めネジS1,S2により固定される。
【0030】キャピラリー40の下端が試料中に挿入さ
れている状態で、サンプルトレイ100Aとカプラ46
の間に高電圧電源50から高電圧を印加することによ
り、試料容器中の試料は、キャピラリー40内に導入さ
れる。
【0031】キャピラリー40の下端がバッファ中に挿
入されている状態で、白金電極33とカプラ46の間に
高電圧電源50から高電圧を印加することにより、キャ
ピラリー40に導入されている試料は、電気泳動により
分離される。
【0032】サンプルトレイ100Aの中の試料の分析
が終了すると、上述したのと同様の手順で、サンプルト
レイ100B,100C内の試料がキャピラリー40に
導入され、電気泳動分離される。
【0033】一つの試料の分析には、約2時間程度を要
するため、図5に示すように、サンプルトレイホルダ3
4上に、3個のサンプルトレイ100A,100B,10
0Cを設置することにより、約6時間の自動分析が可能
となる。サンプルトレイの数は3個に限らず、さらに多
くてもよい。
【0034】また、電気泳動分離された試料の光学的な
検出方法としては、蛍光検出に限らず、吸光度検出など
を用いることもできる。
【0035】次に、図6を用いて、本実施形態において
用いる試料容器の構成について説明する。
【0036】図6は、本発明の一実施形態による電気泳
動分析装置に用いる試料容器の配置を示す平面図であ
る。
【0037】サンプルトレイ100は、平面形状は矩形
であり、48個の円形の試料容器100−1,100−
2,…,100−48が直線的に配置されている。サン
プルトレイ100は、上部のサンプルプレート102
と、サンプルプレート102の下に固定された金属ベー
ス104を備えている。サンプルプレート102は、透
明なアクリル樹脂により形成されており、試料容器10
0−1,100−2,…,100−48を形成するため
の48個の円形の開口が形成されている。サンプルプレ
ート102の材質としては、他に、塩化ビニールやポリ
カーボン等の透明なプラスチック等を用いることができ
る。サンプルプレート102を透明な材質により形成す
ることにより、試料容器100−1,100−2,…,
100−48内に収容される試料や、試料内に挿入され
るキャピラリーの状態を目視で容易に確認することがで
きる。
【0038】サンプルプレート102は、8個のネジに
より金属ベース104に固定されている。金属ベース1
04の材料としては、導電性材料であるSUSを用いて
いる。金属ベース104は、試料容器100−1,10
0−2,…,100−48の壁面の一部を形成してお
り、試料容器100−1,100−2,…,100−4
8内に収容される試料に対する共通な電極として用いら
れる。試料容器の一部を金属ベースとすることにより、
従来のように、試料中に電極を挿入する必要はなくな
る。金属ベース104の材料として、汎用性のある材料
であるSUSを用いても、充分な耐久性があることが実
験的に確かめられている。金属ベース104としてSUS
を用い、サンプルトレイ100を定期的に水洗いするだ
けで、6ヶ月以上の連続使用が可能であった。従来の電
気泳動分析装置においては、電極材料としては、白金等
の貴金属を用いていたため、装置が高価になっていた
が、電極としてSUSを用いることにより、試料容器を
安価に構成することができる。
【0039】金属ベース104の両端には、円形の穴1
04Aが形成されており、図1において説明したよう
に、サンプルトレイ100は、止めネジを用いて、金属
性のサンプルトレイホルダに固定されて使用される。
【0040】なお、サンプルトレイ100をサンプルト
レイホルダに固定する方法としては、止めネジに限ら
ず、板バネ等を用いることも可能である。
【0041】なお、金属ベース104の代わりに、絶縁
性基板の上に、金属箔を形成したり、蒸着やスパッタリ
ング等の方法により金属皮膜を形成しても、金属ベース
と同様に用いることができる。このとき、金属箔若しく
は金属皮膜は、試料容器の壁面の一部を形成し、試料容
器内に収容される試料と電気的導通をとることにより、
電極として使用できる。
【0042】サンプルプレート102と金属ベース10
4の間には、後述するように、試料容器内の試料が漏れ
るのを防止するため、パッキングが挿入されている。
【0043】サンプルプレート102の長さL1は、1
60mmとしている。サンプルプレート102に形成され
た試料容器100−1の中心から試料容器100−48
の中心までの距離L2は、141mmである。即ち、隣合
う試料容器間のピッチPは、3mmとしている。
【0044】隣合う試料容器間のピッチPは、マイクロ
タイタープレートのピッチ(9mm)の整数分の1にして
いる。即ち、一般に、試料の準備にはマイクロタイター
プレートが良く用いられている。マイクロタイタープレ
ートから試料をピペッティングするピペットのピッチ
は、マイクロタイタープレートのピッチと等しくなって
いる。このピペットを用いて、マイクロタイタープレー
トから試料容器に試料をピペッティングする際、試料容
器間のピッチPを、マイクロタイタープレートのピッチ
(9mm)の整数分の1、例えば、図6に示すように、整
数分/1すなわち1/3とすることにより、既存のピペ
ットを用いることができる。即ち、第1回目のピペッテ
ィングで、試料容器100−1,100−4,…,10
0−46というように、整数分/1の分母である3つ置
きの試料容器内に試料を注入する。第2回目のピペッテ
ィングでは、ピペットを3mmだけずらして、試料容器1
00−2,100−5,…,100−47に試料を注入
する。さらに、第3回目には、さらに、ピペットを3mm
だけずらして、試料容器100−3,100−6,…,1
00−48に試料を注入する。このようにして、試料の
ピペッティングを3回に分ける必要はあるものの、既存
のピペットを用いて、試料を試料容器に注入することが
できる。
【0045】試料容器間のピッチPは、マイクロタイタ
ープレートのピッチ(9mm)の整数分の1とし、使用す
る試料量と寸法を考慮すると、多くは、2分の1乃至4
分の1が適当である。
【0046】図7は、電気泳動分析装置の主要部の構成
及びその組み立ての状況を、ホットプレートが開放され
ている状況と共に示す。図8は、ホットプレートが閉じ
られている場合の状況を示す。これらの図において、台
座90は、縦板部91と平面板部92とから構成され
る。台座90の縦板部91上にはレーザ光線の照射口部
材93およびホットプレート94が固着される。キャピ
ラリー40のシースフローセル側先端をカットし、キャ
ピラリーのセル側先端をシースフローセル60にセット
する。これによってキャピラリー40とシースフローセ
ル60の組み合わせが構成される。キャピラリー40は
図に示すようにセル側先端部は絞られて密集する構成と
し、キャピラリー押さえ95によって長手方向を一定に
保持する。シースフローセル60はシースフローセル台
96に固着してあり、フローセル台96台座の縦板部9
1に止め具97によって止めることによってフローセル
60およびキャピラリー40を台座90にセットすなわ
ち載置することができる。ホットプレート94はキャピ
ラリー40を加温し、その温度をコントロールする。
【0047】シースフローセル60、このシースフロー
セル60に組み合わされたキャピラリー40およびキャ
ピラリーの温度コントロールを行うホットプレート94
のユニット並びにシースフローセル60にレーザ光を照
射するレーザ照射口部材93から構成される一群の装置
は一つの縦面上に配設される。その配設を容易にするた
めに、台座90すなわち台座90の縦板部91が利用さ
れる。
【0048】ホットプレート94はヒンジ構成98とさ
れており、一方側から開放され得る。ホットプレート9
4は、キャピラリー40のほぼ全面を覆うことができ
る。
【0049】シースフローセル台96上にはアース20
0,シース液管からの管201が接続される管202,
203が設けられる。また、シースフローセル60には
廃液ボトル69へつながる管67が接続される管204
が設けられる。
【0050】テーブル10は、その上に電極からなる台
部210を備え、該台部210上にバッファ液タンク3
3およびトレイホルダ34が固着されることなく載置さ
れる。そして、トレイホルダ34上にはサンプルトレイ
100が載置され、固着される。その固着方法について
は前述した。このようにして構成されたテーブル10を
含む一群の装置は、テーブル10をスライドさせて台座
90の平面板部92にセット、すなわち載置される。
【0051】並列した試料容器100−1,…,100
−48を具備するサンプルトレイ100を複数個平面上
に配設される。その配設を容易にするために、台座90
すなわち台座90の平面板部91が利用され、平面板部
91上にテーブル10がスライド可能にして載置され
る。
【0052】以上のように、前述した2群の装置は90
゜配置でそれぞれが矩形をなす縦板部91および平面板
部92内におさめられ、コンパクト化される。台座90
の一部についてもう少し詳しく説明すると図に示すよう
に縦板部91と平面板部92は一体化した構成とされ、
その接続部はコ状の収容部屋201が形成されている。
この収容部屋201にはテーブル10の一部が収容され
ることによってキャピラリー40とバッファ液タンク3
3との接続が1つの縦面上に配設され得るものとなって
いる。キャピラリー40のサンプルトレイ側をカット
と、その先端をバッファ液タンク33に浸し、前述した
ようにシールフローセル台96を縦板部91に固定す
る。
【0053】図9は、装置ユニットの分解図である。図
において、装置ユニットは、レーザ照射口部材93およ
びホットプレート94を固着した台座90,シースフロ
ーセル60を有するセル台96とキャピラリー40の組
み合わせが台座90に固着されることなく固定されてす
ばやい交換が可能とされる。平面側には、テーブル10
の上にバッファ液タンク32,サンプルトレイ100が
固着されたトレイホルダ34を載置している。テーブル
10は、平面板部92にスライド可能に載置され、バッ
ファ液タンク32とトレイホルダ34はテーブル10上
に固着されることなく固定されてすばやい交換が可能と
されている。
【0054】すなわち、図5に示した機能を有する装置
の主要部が図9に示すユニット化によってコンパクトに
構成し、大きな使用頻度・交換頻度が要求されるシース
フローセル60(シースフローセル台96)およびキャ
ピラリー40の組み合わせ体を縦板部91に固着するこ
となく固定載置し、トレイホルダ34およびバッファ液
タンク32をテーブル10上に固着することなく固定載
置する構成にしたことに本実施例の1つの特徴がある。
【0055】次に、試料のサンプル番号の設定について
説明する。
【0056】サンプルトレイの穴のピッチは、8連ピペ
ットのピッチの1/3になっている。したがって、8連
ピペットで3回の注入で24サンプルの注入を行うこと
ができる。
【0057】サーマルサイクラー用96穴(8×12)
トレイから8連マイクロピペットでサンプルトレイにサ
ンプルを注入するとき、サンプル番号は以下の項の1)
−1,1)−2,2)−1,2)−2 のように、また1本ず
つサンプルを注入するときは3)−1,3)−2のように
サンプル番号を対応させる。
【0058】「ユーザ指定番号」を使用する場合は、図
10において、および表1においてそれぞれのサンプル
番号は((下記の番号)+(「レーン#1のサンプル番
号」)−1)となる。
【0059】
【表1】
【0060】1)−1 8連ピペットで注入する場合
(1) −「番号付け」を「(A1,B1,C1,…,F1,G
1,H1)」「(A7,B7,C7,…,F7,G7,
H7)」に、「サンプル配列」を「A1:1,B1:
2,C1:3,…」に設定したとき96サンプルを2回
に分けて測定する。
【0061】A1が左下になるように96穴トレイを置
く。
【0062】
【表2】
【0063】表2のの列のサンプルを注入する場合、
8連マイクロピペットは図11の●の穴に合わせる。そ
の他の列のサンプルを注入するときは、図11の該当す
る番号の穴にピペットの左端を合わせる。
【0064】ファイル名は、サンプル名[固定部]の文
字列の後に、次の番号が表3に示されるように付加され
る。
【0065】
【表3】
【0066】1)−2 8連ピペットで注入する場合
(2) −「番号付け」を「(A1,B1,C1,…,F1,G
1,H1)」「(A7,B7,C7,…,F7,G7,
H7)」に、「サンプル配列」を「A1:1,A2:
2,A3:3,…」に設定したときサンプルトレイへの
注入は1)−1と同様に行う。
【0067】ファイル名は、サンプル名[固定部]の文
字列の後に、次の番号が表4に示されるように付加され
る。
【0068】
【表4】
【0069】2)−1 8連ピペットで注入する場合
(3) −「番号付け」を「(H1,G1,F1,…,C1,B
1,A1)」「(H7,G7,F7,…,C7,B7,
A7)」に、「サンプル配列」を「A1:1,B1:
2,C1:3,…」に設定する場合96サンプルを2回
に分けて測定する。
【0070】A1が右上になるように96穴トレイを置
く。
【0071】
【表5】
【0072】表5の■の列のサンプルを注入する場合、
8連マイクロピペットは図12の●の穴に合わせる。そ
の他の列のサンプルを注入するときは、図12の該当す
る番号の穴にピペットの左端を合わせる。
【0073】この時、ファイル名は、サンプル名[固定
部]の文字列の後に、次の番号が表6に示されるように
付加される。
【0074】
【表6】
【0075】2)−2 8連ピペットで注入する場合
(4) −「番号付け」を「(H1,G1,F1,…,C1,B
1,A1)」「(H7,G7,F7,…,C7,B7,
A7)」に、「サンプル配列」を「A1:1,A2:
2,A3:3,…」に設定したときサンプルトレイへの
注入は2)−1と同様に行う。
【0076】ファイル名は、サンプル名[固定部]の文
字列の後に、次の番号が表7に示されるように付加され
る。
【0077】
【表7】
【0078】3) 1本ずつ注入するとき(1) 3)−1 「番号付け」を「連続(01〜48)」に設定
する場合(「サンプル配列」はどちらを選択しても同じ
番号が付加される) サンプルトレイの左側のサンプルのデータから順に0
1,02,…47,48となる。
【0079】3)−2 「番号付け」を「連続(49〜9
6)」に設定する場合(「サンプル配列」はどちらを選
択しても同じ番号が付加される) サンプルトレイの左側のサンプルのデータから順に4
9,50,…95,96となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成概略図を示す。
【図2】図1の一部構成の概略図を示す。
【図3】本体の配置構成図(扉開放)を示す。
【図4】本体の配置構成図(扉閉鎖)を示す。
【図5】原理説明図を示す。
【図6】試料容器の配置を示す平面図である。
【図7】電気泳動分析装置の主要部構成(ホットプレー
ト開放)を示す構成図である。
【図8】電気泳動分析装置の主要部構成(ホットプレー
ト閉鎖)を示す構成図である。
【図9】装置ユニットの分解図を示す。
【図10】画面入力装置の一つの図面図を示す。
【図11】試料のサンプル番号設定図を示す。
【図12】試料のサンプル番号設定図を示す。
【符号の説明】
1…レーザ部、2…DNAシーケンサ本体部、3…画面
入出力装置、4…パソコン、5…キーボード、11,1
2…レーザ、13…ミラー、14…箱体、15…試料収
納室部、16…試料室部、17…試料扉、30…テーブ
ル、32…バッファ液タンク、34…サンプルトレイホ
ルダ、40…キャピラリー、42,95…キャピラリー
押さえ、60,96…シースフローセル、66…ドレイ
ンアダプタ、67…ドレインチューブ、69…ドレイン
瓶、90…台座、91…縦板部、92…平面板部、93
…レーザ光線照射部材、94…ホットプレート、97…
止め具、100…サンプルトレイ、100−1…試料容
器、102…サンプルプレート、200…アース、20
1…シース液管、202,203,204…管、210
…電極からなる台部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹越 勇 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 今井 一成 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 時永 大三 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 木村 覚 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 高橋 智 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の試料成分を光学的に電気泳動分析す
    る電気泳動分析装置において、 縦板部と平面板部とから構成される台座を有し、 シースフローセルを具備するシースフローセル台、該シ
    ースフローセルに組み合わされるキャピラリーおよび該
    キャピラリーの温度コントロールを行うホットプレート
    並びに前記シースフローセルにレーザ光を照射するレー
    ザ照射口部材から構成される一群を前記台座の縦板部に
    装着し、 バッファ液タンクおよび試料を収容するサンプルトレイ
    をテーブル上に載置し、該テーブルを前記台座の平面板
    部に装置し、かつ前述のように装置された前記一群およ
    びテーブルが前記台座と共に分析装置本体に形成された
    試料室に配置されることを特徴とする電気泳動分析装
    置。
  2. 【請求項2】複数の試料成分を光学的に電気泳動分析す
    る電気泳動分析装置において、 シースフローセル、該シースフローセルに組み合わされ
    るキャピラリーおよび該キャピラリーの温度コントロー
    ルを行うホットプレートのユニット並びに前記シースフ
    ローセルにレーザ光を照射するレーザ照射口部材から構
    成される一群を縦面上に配設し、 並列した試料容器を具備するサンプルトレイを複数個平
    面上に配設し、 前記双方を配設する二つの面が交わる線にバッファ液タ
    ンクを配設し、前記キャピラリーの先端を前記バッファ
    液タンク内の液に浸したことを特徴とする電気泳動分析
    装置。
  3. 【請求項3】複数の試料成分を光学的に電気泳動分析す
    る電気泳動分析装置において、 縦板部と平面板部とから構成される台座を有し、 該台座の縦板部にレーザ光を照射するレーザ照射口部材
    および温度コントロールを行うホットプレートを固着
    し、シースフローセルおよびキャピラリーの組み合せ体
    を、レーザ光がホットセルを照射し、ホットセルが前記
    キャピラリーを加温するようにして、前記縦板部に固着
    することなく載置し、 複数のサンプルトレイをトレイホルダ上に固着し、 該トレイホルダおよびバッファ液タンクをテーブル上に
    固着することなく載置し、かつ前記テーブルを分析装置
    本体に形成された試料室の保持部に固着することなくス
    ライドして載置可能にしたことを特徴とする電気泳動分
    析装置。
  4. 【請求項4】複数の試料成分を光学的に電気泳動分析す
    る電気泳動分析装置において、 レーザ光を発するレーザを収容する箱体、 試料を収納する試料収納室部および試料の分析を行う試
    料室部から構成される箱状のDNAシーケンサ本体、お
    よび画面入出力装置を含んで構成され、 前記試料室部には、シースフローセル、該シースフロー
    セルに組み合わされたキャピラリーおよび該キャピラリ
    ーの温度コントロールを行うホットプレートとのユニッ
    ト並びに前記シースフローセルにレーザ光を照射するレ
    ーザ照射口部から構成され、縦方向に配設される一群
    と、バッファ液タンクおよびDNA試料を収容するサン
    プルトレイから構成され、横方向に配設される他の一群
    とが配設され、 前記試料室部の開閉扉が縦方向にスライド可能に配設さ
    れていることを特徴とする電気泳動分析装置。
  5. 【請求項5】複数の試料成分を光学的に電気泳動分析す
    る電気泳動分析方法において、 マイクロタイタープレートを用いて試料の準備を行い、 隣合う試料容器間のピッチPを前記マイクロタイタープ
    レートのピッチの整数分の1にしたサンプルトレイを準
    備し、 前記マイクロタイタープレートから準備された試料をピ
    ペッティングするピペットのピッチを、該マイクロタイ
    タープレートのピペットと等しくし、該マイクロタイタ
    ープレートから前記試料容器に試料をピペッティングす
    る際、整数分の1の分母の数を置いて試料を分けてピペ
    ッティングし、および前記サンプルトレイに並行で、縦
    方向に配設したシースフローセルと該シースフローセル
    に組み合わされるキャピラリーに前記ピペッティングし
    た試料を吸入することによって分析を行うことを特徴と
    する電気泳動分析方法。
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