JPH11327347A - 定着ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用クリーニング装置 - Google Patents
定着ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用クリーニング装置Info
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- JPH11327347A JPH11327347A JP13502598A JP13502598A JPH11327347A JP H11327347 A JPH11327347 A JP H11327347A JP 13502598 A JP13502598 A JP 13502598A JP 13502598 A JP13502598 A JP 13502598A JP H11327347 A JPH11327347 A JP H11327347A
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- sheet
- fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未定着トナーの払拭性に優れ、定着ロール表
面に深い傷をつけずにトナーと定着ロール表面とを均一
に研削することができ、払拭したトナーの保持性に優
れ、しかも製造が容易な定着ロール用クリーニングシー
ト、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用ク
リーニング装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の定着ロール用クリーニングシー
トは、繊維シートにオイルが付着しており、このオイル
により粉体が保持されたものである。本発明の定着ロー
ル用クリーニング材は、上記定着ロール用クリーニング
シートの一端がシャフトに巻回されており、この定着ロ
ール用クリーニングシートの他端が別のシャフトに固定
されたものである。本発明の定着ロール用クリーニング
装置は、上記定着ロール用クリーニング材から定着ロー
ル用クリーニングシートを巻き出し、押圧手段によりこ
の定着ロール用クリーニングシートを定着ロールに押圧
した後、この定着ロール用クリーニングシートを巻き取
る機構を有するものである。
面に深い傷をつけずにトナーと定着ロール表面とを均一
に研削することができ、払拭したトナーの保持性に優
れ、しかも製造が容易な定着ロール用クリーニングシー
ト、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用ク
リーニング装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の定着ロール用クリーニングシー
トは、繊維シートにオイルが付着しており、このオイル
により粉体が保持されたものである。本発明の定着ロー
ル用クリーニング材は、上記定着ロール用クリーニング
シートの一端がシャフトに巻回されており、この定着ロ
ール用クリーニングシートの他端が別のシャフトに固定
されたものである。本発明の定着ロール用クリーニング
装置は、上記定着ロール用クリーニング材から定着ロー
ル用クリーニングシートを巻き出し、押圧手段によりこ
の定着ロール用クリーニングシートを定着ロールに押圧
した後、この定着ロール用クリーニングシートを巻き取
る機構を有するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着ロール用クリー
ニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着
ロール用クリーニング装置に関する。
ニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着
ロール用クリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザービームプリンタ
ー、ファクシミリなどの電子写真装置においては、定着
ロールと加圧ロールとの間に未定着トナー像を担持した
紙などの複写シートを通し、熱及び圧力の作用により、
複写シート表面にトナーを定着させていた。そのため、
定着ロール及び/又は加圧ロール表面にトナーが転写さ
れ、そのトナーが複写シートの後端部又は次に通過する
複写シートに再度転写されて、複写シートを汚す(いわ
ゆるオフセット)という問題があった。
ー、ファクシミリなどの電子写真装置においては、定着
ロールと加圧ロールとの間に未定着トナー像を担持した
紙などの複写シートを通し、熱及び圧力の作用により、
複写シート表面にトナーを定着させていた。そのため、
定着ロール及び/又は加圧ロール表面にトナーが転写さ
れ、そのトナーが複写シートの後端部又は次に通過する
複写シートに再度転写されて、複写シートを汚す(いわ
ゆるオフセット)という問題があった。
【0003】特に、近年開発されたカラー複写機において
は、次の(1)〜(5)に記載するような理由からオフ
セットしやすい状態にあった。 (1)複数種類のトナーを使用するため、未定着トナー
の量が従来のモノクロ複写機における未定着トナーの量
よりも格段に多い。 (2)軟化温度が低く、しかも溶融温度範囲の狭いトナ
ーが使用される場合が多いため、トナーの凝集力が不足
しやすい。その結果、トナー層の破壊が発生しやすい。 (3)離型性を良くするためにトナーにワックスが混入
されるが、ワックスの融点が高いため、低い温度でトナ
ーを溶融させるために、多量のワックスを混入すること
ができない。 (4)より速く複写できるようにするためには、定着ロ
ール及び加圧ロールの回転速度を速くする必要がある。 (5)複写シート上に形成された画像表面にオイルが付
着していると、画像の劣化、べたつき、或いは加筆がで
きない、などの問題があるため、塗布するオイルの量を
減らす傾向にある。
は、次の(1)〜(5)に記載するような理由からオフ
セットしやすい状態にあった。 (1)複数種類のトナーを使用するため、未定着トナー
の量が従来のモノクロ複写機における未定着トナーの量
よりも格段に多い。 (2)軟化温度が低く、しかも溶融温度範囲の狭いトナ
ーが使用される場合が多いため、トナーの凝集力が不足
しやすい。その結果、トナー層の破壊が発生しやすい。 (3)離型性を良くするためにトナーにワックスが混入
されるが、ワックスの融点が高いため、低い温度でトナ
ーを溶融させるために、多量のワックスを混入すること
ができない。 (4)より速く複写できるようにするためには、定着ロ
ール及び加圧ロールの回転速度を速くする必要がある。 (5)複写シート上に形成された画像表面にオイルが付
着していると、画像の劣化、べたつき、或いは加筆がで
きない、などの問題があるため、塗布するオイルの量を
減らす傾向にある。
【0004】このようなオフセットの問題を解決するため
に、様々な繊維シートを定着ロール表面と接触させて、
未定着トナーを除去していた。例えば、(1)金属メッ
キした繊維を含む繊維シートや、(2)繊維シートに金
属メッキを施したものが提案されていた。しかしなが
ら、(1)の金属メッキした繊維を含む繊維シートは、
繊維シートを形成するために接着性繊維と混合する必要
が生じるなど、金属メッキした繊維の比率が低くなり、
また金属メッキした繊維を繊維シート全体に均一の分散
させることも困難であるため、未定着トナーの払拭性の
悪いものであった。他方、(2)繊維シートに金属メッ
キを施したものは、メッキ厚さのバラツキが生じやす
く、つまり繊維同士の交差点におけるメッキ厚さが厚く
なり、その部分が繊維同士の交差点以外の部分よりも硬
くなる傾向があった。そのため、定着ロール表面に深い
傷を部分的に生じさせ、そのことによって画像の品質を
著しく低下させたり、定着ロールの使用寿命を短くして
いた。
に、様々な繊維シートを定着ロール表面と接触させて、
未定着トナーを除去していた。例えば、(1)金属メッ
キした繊維を含む繊維シートや、(2)繊維シートに金
属メッキを施したものが提案されていた。しかしなが
ら、(1)の金属メッキした繊維を含む繊維シートは、
繊維シートを形成するために接着性繊維と混合する必要
が生じるなど、金属メッキした繊維の比率が低くなり、
また金属メッキした繊維を繊維シート全体に均一の分散
させることも困難であるため、未定着トナーの払拭性の
悪いものであった。他方、(2)繊維シートに金属メッ
キを施したものは、メッキ厚さのバラツキが生じやす
く、つまり繊維同士の交差点におけるメッキ厚さが厚く
なり、その部分が繊維同士の交差点以外の部分よりも硬
くなる傾向があった。そのため、定着ロール表面に深い
傷を部分的に生じさせ、そのことによって画像の品質を
著しく低下させたり、定着ロールの使用寿命を短くして
いた。
【0005】更に、(3)砥粒を練り込んだ繊維を含む繊維
シートや、(4)砥粒をバインダにより固定した繊維シ
ート、なども提案されていた。しかしながら、(3)の
砥粒を練り込んだ繊維を含む繊維シートは、繊維表面に
露出している砥粒の量が少ないため、未定着トナーの払
拭性の悪いものであった。また、砥粒を練り込んでいる
ことによって繊維の強度が低下するため、使用中に破断
する可能性を否定することのできないものであった。他
方、(4)砥粒をバインダにより固定した繊維シート
は、オフセットを防止するための有効な手段の1つでは
あるが、砥粒が強固に固定され、しかも砥粒の分散性が
不均一となりやすい、つまり繊維同士の交差点に砥粒が
集中する傾向がある。そのため、定着ロール表面に深い
傷を部分的に生じさせないように、比較的粒子径の小さ
い砥粒を使用し、粒子径が均一であるように管理する必
要があり、また繊維の交差点以外の部分における砥粒の
付着状態も繊維の交差点における付着状態と同様の状態
にするという、極めて困難な塗工技術が必要であった。
更に、比較的粒子径の小さい砥粒をバインダで固定する
と、繊維シートの空隙を埋めてしまうため、払拭したト
ナーを保持しにくい。そのためトナーを保持できるよう
に、繊維シートの使用量を多くしなければならないとい
う問題があった。
シートや、(4)砥粒をバインダにより固定した繊維シ
ート、なども提案されていた。しかしながら、(3)の
砥粒を練り込んだ繊維を含む繊維シートは、繊維表面に
露出している砥粒の量が少ないため、未定着トナーの払
拭性の悪いものであった。また、砥粒を練り込んでいる
ことによって繊維の強度が低下するため、使用中に破断
する可能性を否定することのできないものであった。他
方、(4)砥粒をバインダにより固定した繊維シート
は、オフセットを防止するための有効な手段の1つでは
あるが、砥粒が強固に固定され、しかも砥粒の分散性が
不均一となりやすい、つまり繊維同士の交差点に砥粒が
集中する傾向がある。そのため、定着ロール表面に深い
傷を部分的に生じさせないように、比較的粒子径の小さ
い砥粒を使用し、粒子径が均一であるように管理する必
要があり、また繊維の交差点以外の部分における砥粒の
付着状態も繊維の交差点における付着状態と同様の状態
にするという、極めて困難な塗工技術が必要であった。
更に、比較的粒子径の小さい砥粒をバインダで固定する
と、繊維シートの空隙を埋めてしまうため、払拭したト
ナーを保持しにくい。そのためトナーを保持できるよう
に、繊維シートの使用量を多くしなければならないとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、未定着トナーの
払拭性に優れ、定着ロール表面に深い傷をつけずにトナ
ーと定着ロール表面とを均一に研削することができ、払
拭したトナーの保持性に優れ、しかも製造が容易な定着
ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニン
グ材、及び定着ロール用クリーニング装置を提供するこ
とを目的とする。
を解決するためになされたものであり、未定着トナーの
払拭性に優れ、定着ロール表面に深い傷をつけずにトナ
ーと定着ロール表面とを均一に研削することができ、払
拭したトナーの保持性に優れ、しかも製造が容易な定着
ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニン
グ材、及び定着ロール用クリーニング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の定着ロール用ク
リーニングシート(以下、単に「クリーニングシート」
という)は、繊維シートにオイルが付着しており、この
オイルにより粉体が保持されたものである。このように
本発明のクリーニングシートは粉体を含んでいるため、
トナーの払拭性に優れている。また、この粉体はオイル
によって保持された自由度の高い状態にあるため、クリ
ーニングシートが定着ロール表面へ押圧された際に、定
着ロール表面に深い傷を生じさせることがない。なお、
粉体を繊維に練り込むわけではなく、繊維の強度が低下
することもないので、使用中に破断することもない。ま
た、オイルは定着ロールへ転写され、オイルの存在して
いた空隙にトナーを保持することができるため、払拭し
たトナーの保持性に優れている。更には、粉体はオイル
によって保持され、粉体を均一に分散させることができ
るため、容易に製造することができる。
リーニングシート(以下、単に「クリーニングシート」
という)は、繊維シートにオイルが付着しており、この
オイルにより粉体が保持されたものである。このように
本発明のクリーニングシートは粉体を含んでいるため、
トナーの払拭性に優れている。また、この粉体はオイル
によって保持された自由度の高い状態にあるため、クリ
ーニングシートが定着ロール表面へ押圧された際に、定
着ロール表面に深い傷を生じさせることがない。なお、
粉体を繊維に練り込むわけではなく、繊維の強度が低下
することもないので、使用中に破断することもない。ま
た、オイルは定着ロールへ転写され、オイルの存在して
いた空隙にトナーを保持することができるため、払拭し
たトナーの保持性に優れている。更には、粉体はオイル
によって保持され、粉体を均一に分散させることができ
るため、容易に製造することができる。
【0008】本発明の定着ロール用クリーニング材は、上記
定着ロール用クリーニングシートの一端がシャフトに巻
回されており、この定着ロール用クリーニングシートの
他端が別のシャフトに固定されたものである。そのた
め、常に新しいクリーニングシートと定着ロール表面と
を接触させることができ、トナーの払拭性に優れてい
る。
定着ロール用クリーニングシートの一端がシャフトに巻
回されており、この定着ロール用クリーニングシートの
他端が別のシャフトに固定されたものである。そのた
め、常に新しいクリーニングシートと定着ロール表面と
を接触させることができ、トナーの払拭性に優れてい
る。
【0009】本発明の定着ロール用クリーニング装置は、上
記定着ロール用クリーニング材から定着ロール用クリー
ニングシートを巻き出し、押圧手段によりこの定着ロー
ル用クリーニングシートを定着ロールに押圧した後、こ
の定着ロール用クリーニングシートを巻き取る機構を有
するものである。そのため、常に新しいクリーニングシ
ートと定着ロール表面とを接触させることができ、トナ
ーの払拭性に優れている。
記定着ロール用クリーニング材から定着ロール用クリー
ニングシートを巻き出し、押圧手段によりこの定着ロー
ル用クリーニングシートを定着ロールに押圧した後、こ
の定着ロール用クリーニングシートを巻き取る機構を有
するものである。そのため、常に新しいクリーニングシ
ートと定着ロール表面とを接触させることができ、トナ
ーの払拭性に優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のクリーニングシートを構
成する繊維シートとしては、織物、編物、不織布、或い
はこれらの複合体であることができる。これらの中で
も、繊維が三次元的に配置していることによって形成さ
れる微細孔によって、オイル及び粉体の保持性、及びト
ナーの払拭性及び保持性に優れている不織布を含んでい
るのが好ましい。
成する繊維シートとしては、織物、編物、不織布、或い
はこれらの複合体であることができる。これらの中で
も、繊維が三次元的に配置していることによって形成さ
れる微細孔によって、オイル及び粉体の保持性、及びト
ナーの払拭性及び保持性に優れている不織布を含んでい
るのが好ましい。
【0011】本発明の繊維シートは高温の定着ロールと接触
するため耐熱性繊維を含んでいるのが好ましい。この耐
熱性繊維としては、例えば、メタ型又はパラ型の芳香族
ポリアミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリテトラフ
ルオロエチレン繊維、芳香族ポリエーテルアミド繊維、
ポリベンツイミダゾール繊維、ポリフェニレンサルファ
イド繊維、芳香族ポリエステル繊維などを1種類以上使
用できる。これらの中でも芳香族ポリアミド繊維はトナ
ーの払拭性に優れ、しかも収縮しにくいため好適に使用
できる。
するため耐熱性繊維を含んでいるのが好ましい。この耐
熱性繊維としては、例えば、メタ型又はパラ型の芳香族
ポリアミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリテトラフ
ルオロエチレン繊維、芳香族ポリエーテルアミド繊維、
ポリベンツイミダゾール繊維、ポリフェニレンサルファ
イド繊維、芳香族ポリエステル繊維などを1種類以上使
用できる。これらの中でも芳香族ポリアミド繊維はトナ
ーの払拭性に優れ、しかも収縮しにくいため好適に使用
できる。
【0012】この耐熱性繊維はクリーニングシートが定着ロ
ールと接触しても破断することがないように、繊維シー
ト中、10mass%以上含まれているのが好ましく、
20mass%以上含まれているのがより好ましい。ま
た、形態安定性に優れるように接着性繊維を含んでいる
のが好ましいため、80mass%以下であるのが好ま
しい。
ールと接触しても破断することがないように、繊維シー
ト中、10mass%以上含まれているのが好ましく、
20mass%以上含まれているのがより好ましい。ま
た、形態安定性に優れるように接着性繊維を含んでいる
のが好ましいため、80mass%以下であるのが好ま
しい。
【0013】また、耐熱性繊維はオイル及び粉体の保持性に
優れているように、平均繊維径が20μm以下であるの
が好ましく、15μm以下であるのがより好ましい。下
限は特に限定するものではないが、5μm程度が適当で
ある。なお、耐熱性繊維の断面形状が非円形である場合
には、断面積と同じ面積を有する円の直径を繊維径とみ
なす。
優れているように、平均繊維径が20μm以下であるの
が好ましく、15μm以下であるのがより好ましい。下
限は特に限定するものではないが、5μm程度が適当で
ある。なお、耐熱性繊維の断面形状が非円形である場合
には、断面積と同じ面積を有する円の直径を繊維径とみ
なす。
【0014】本発明の繊維シートは上記耐熱性繊維以外に、
繊維間を接着できる接着性繊維を含んでいるのが好まし
い。この接着性繊維としては、例えば、未延伸ポリエチ
レンテレフタレート繊維、未延伸ポリブチレンテレフタ
レート繊維、未延伸ポリフェニレンサルファイド繊維、
6ナイロンや66ナイロンなどのナイロン系未延伸繊維
などを使用できる。これらの中でも未延伸ポリエチレン
テレフタレート繊維は(1)融点が255℃と高く、定
着ロールと接触しても接着力が低下せず、クリーニング
シートが破断しない、(2)接着する際の温度が比較的
低温で、しかも接着温度範囲が広いため製造しやすい、
という理由から好適に使用することができる。
繊維間を接着できる接着性繊維を含んでいるのが好まし
い。この接着性繊維としては、例えば、未延伸ポリエチ
レンテレフタレート繊維、未延伸ポリブチレンテレフタ
レート繊維、未延伸ポリフェニレンサルファイド繊維、
6ナイロンや66ナイロンなどのナイロン系未延伸繊維
などを使用できる。これらの中でも未延伸ポリエチレン
テレフタレート繊維は(1)融点が255℃と高く、定
着ロールと接触しても接着力が低下せず、クリーニング
シートが破断しない、(2)接着する際の温度が比較的
低温で、しかも接着温度範囲が広いため製造しやすい、
という理由から好適に使用することができる。
【0015】この接着性繊維は形態安定性に優れるように、
繊維シート中、20mass%以上含まれているのが好
ましく、30mass%以上含まれているのがより好ま
しい。また、耐熱性を低下させないように、繊維シート
中、90mass%以下であるのが好ましく、80ma
ss%以下であるのがより好ましい。
繊維シート中、20mass%以上含まれているのが好
ましく、30mass%以上含まれているのがより好ま
しい。また、耐熱性を低下させないように、繊維シート
中、90mass%以下であるのが好ましく、80ma
ss%以下であるのがより好ましい。
【0016】本発明の繊維シートは上記耐熱性繊維及び接着
性繊維以外に、定着ロールの熱によって軟化する繊維
(以下、「軟化繊維」という)を混合することができ
る。この軟化繊維を混合することによって、定着ロール
と接触した際に、繊維シートの厚さを減じることができ
るため、多量のオイルを定着ロール表面へ塗布すること
ができる。また、軟化繊維の軟化変形によって、クリー
ニングシートと定着ロールとの接触面積が広くなり、定
着ロールを損傷しにくくなる、という効果も奏する。
性繊維以外に、定着ロールの熱によって軟化する繊維
(以下、「軟化繊維」という)を混合することができ
る。この軟化繊維を混合することによって、定着ロール
と接触した際に、繊維シートの厚さを減じることができ
るため、多量のオイルを定着ロール表面へ塗布すること
ができる。また、軟化繊維の軟化変形によって、クリー
ニングシートと定着ロールとの接触面積が広くなり、定
着ロールを損傷しにくくなる、という効果も奏する。
【0017】この軟化繊維としては、例えば、6ナイロン繊
維や66ナイロン繊維などのポリアミド系繊維、延伸ポ
リエチレンテレフタレート繊維や延伸ポリブチレンテレ
フタレート繊維などのポリエステル系繊維、アクリル系
繊維、ビニロン系繊維、延伸ポリフェニレンサルファイ
ド繊維などを使用できる。これらの中でも、延伸ポリエ
チレンテレフタレート繊維は融点が255℃程度と高
く、しかも定着ロール設置箇所の雰囲気温度では軟化及
び溶融しにくいため好適に使用できる。なお、上述の接
着性繊維が軟化繊維として作用する場合もある。この軟
化繊維は繊維シート中、0〜60mass%含むことが
できる。
維や66ナイロン繊維などのポリアミド系繊維、延伸ポ
リエチレンテレフタレート繊維や延伸ポリブチレンテレ
フタレート繊維などのポリエステル系繊維、アクリル系
繊維、ビニロン系繊維、延伸ポリフェニレンサルファイ
ド繊維などを使用できる。これらの中でも、延伸ポリエ
チレンテレフタレート繊維は融点が255℃程度と高
く、しかも定着ロール設置箇所の雰囲気温度では軟化及
び溶融しにくいため好適に使用できる。なお、上述の接
着性繊維が軟化繊維として作用する場合もある。この軟
化繊維は繊維シート中、0〜60mass%含むことが
できる。
【0018】本発明の繊維シートを構成する繊維の断面形状
は円形である必要はなく、多角形状(例えば、三角形、
四角形など)やアルファベット形状(例えば、Y形状、
X形状など)などの非円形であっても良い。なお、耐熱
性繊維の断面形状が非円形であると、オイル及び粉体の
保持性、及びトナーの払拭性及び保持性に優れている。
は円形である必要はなく、多角形状(例えば、三角形、
四角形など)やアルファベット形状(例えば、Y形状、
X形状など)などの非円形であっても良い。なお、耐熱
性繊維の断面形状が非円形であると、オイル及び粉体の
保持性、及びトナーの払拭性及び保持性に優れている。
【0019】本発明の繊維シートは接着性繊維により接着し
ているのが好ましく、形態安定性に優れるように、全面
的に接着しているのが好ましい。このように全面的に接
着していることによって、定着ロールと接触した際に収
縮しにくく、しかもオイルの塗布ムラが発生しにくい。
ているのが好ましく、形態安定性に優れるように、全面
的に接着しているのが好ましい。このように全面的に接
着していることによって、定着ロールと接触した際に収
縮しにくく、しかもオイルの塗布ムラが発生しにくい。
【0020】また、本発明の繊維シートの面密度や厚さは特
に限定するものではないが、面密度は10〜60g/m
2であるのが好ましく、厚さは20〜120μmである
のが好ましく、30〜100μmであるのがより好まし
い。
に限定するものではないが、面密度は10〜60g/m
2であるのが好ましく、厚さは20〜120μmである
のが好ましく、30〜100μmであるのがより好まし
い。
【0021】本発明のクリーニングシートは上述のような繊
維シートにオイルが付着している。このオイルは定着ロ
ールに転写されて、定着ロール表面に残留したトナーの
離型性を向上させる作用と、粉体を保持する作用とを発
揮する。また、このオイルによって粉体が均一に分散し
やすく、しかも粉体が凝集しにくいため、定着ロール表
面に深い傷を部分的に付けにくい、製造が容易である、
という効果も奏する。
維シートにオイルが付着している。このオイルは定着ロ
ールに転写されて、定着ロール表面に残留したトナーの
離型性を向上させる作用と、粉体を保持する作用とを発
揮する。また、このオイルによって粉体が均一に分散し
やすく、しかも粉体が凝集しにくいため、定着ロール表
面に深い傷を部分的に付けにくい、製造が容易である、
という効果も奏する。
【0022】このオイルとしては、例えば、メチルシリコー
ンオイル、ジメチルシリコーンオイル、エチルシリコー
ンオイル、フェニルシリコーンオイル、アミノ変性シリ
コーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、メルカ
プト変性シリコーンオイル、3,3,3−トリフロロプロ
ピルシリコーンオイルなどのシリコーンオイルを単独
で、又は混合して使用することができる。これらの中で
も、ジメチルシリコーンオイルはトナーの離型性に優れ
ているため好適に使用できる。
ンオイル、ジメチルシリコーンオイル、エチルシリコー
ンオイル、フェニルシリコーンオイル、アミノ変性シリ
コーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、メルカ
プト変性シリコーンオイル、3,3,3−トリフロロプロ
ピルシリコーンオイルなどのシリコーンオイルを単独
で、又は混合して使用することができる。これらの中で
も、ジメチルシリコーンオイルはトナーの離型性に優れ
ているため好適に使用できる。
【0023】このオイルの付着量は繊維シートの厚さなどに
よって異なるが、100g/m 2以下であるのが好まし
い。また、オイルの粘度は定着ロール表面における拡散
性に優れるように、又粉体の保持性に優れるように、1
0〜30,000センチストークスであるのが好まし
い。
よって異なるが、100g/m 2以下であるのが好まし
い。また、オイルの粘度は定着ロール表面における拡散
性に優れるように、又粉体の保持性に優れるように、1
0〜30,000センチストークスであるのが好まし
い。
【0024】本発明のクリーニングシートは更に粉体を含ん
でおり、この粉体はオイルによって保持された自由度の
高い状態にある。この粉体は定着ロール表面に残留した
トナーの払拭性を向上させる作用以外に、オイルの粘度
を高くしてクリーニングシートが定着ロール表面と接触
する前にオイルドロップが生じるのを防止する作用も奏
する。そのため、拡散性に優れる低粘度のオイルをオイ
ルドロップを生じることなく、定着ロール表面へ塗布す
ることが可能である。
でおり、この粉体はオイルによって保持された自由度の
高い状態にある。この粉体は定着ロール表面に残留した
トナーの払拭性を向上させる作用以外に、オイルの粘度
を高くしてクリーニングシートが定着ロール表面と接触
する前にオイルドロップが生じるのを防止する作用も奏
する。そのため、拡散性に優れる低粘度のオイルをオイ
ルドロップを生じることなく、定着ロール表面へ塗布す
ることが可能である。
【0025】この粉体としては、例えば、無機粉体(例え
ば、長石、マグネシア、ケイソウ土、シリカ、シリカア
ルミナ、ムライト、アルミナ、水酸化アルミニウム、ジ
ルコン、ジルコニア、酸化チタン、酸化マグネシア、酸
化カルシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、シラス、シラスバルーン、パーライト、ガラス、ガ
ラスバルーン、ドロマイト、シャモット、雲母、コージ
ェライト、窒化ケイ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、炭化
ホウ素、金属系粉体、炭素系粉体など)やそのコロイド
粉体、温度170℃以下の温度で溶融しない有機粉体
(ナイロン、ポリエステル、アクリル、ビニロン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、メタ型又はパラ型の芳香族ポリアミド、ポリアミド
イミド、ポリテトラフルオロエチレン、芳香族ポリエー
テルアミド、ポリベンツイミダゾール、ポリフェニレン
サルファイド、芳香族ポリエステルなど)を使用でき
る。これらの中でも、シリカやアルミナは化学的に安定
であること、粒子サイズを調整しやすいこと、硬いため
研磨力に優れること、及び安価であることから、好適に
使用できる。
ば、長石、マグネシア、ケイソウ土、シリカ、シリカア
ルミナ、ムライト、アルミナ、水酸化アルミニウム、ジ
ルコン、ジルコニア、酸化チタン、酸化マグネシア、酸
化カルシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、シラス、シラスバルーン、パーライト、ガラス、ガ
ラスバルーン、ドロマイト、シャモット、雲母、コージ
ェライト、窒化ケイ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、炭化
ホウ素、金属系粉体、炭素系粉体など)やそのコロイド
粉体、温度170℃以下の温度で溶融しない有機粉体
(ナイロン、ポリエステル、アクリル、ビニロン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、メタ型又はパラ型の芳香族ポリアミド、ポリアミド
イミド、ポリテトラフルオロエチレン、芳香族ポリエー
テルアミド、ポリベンツイミダゾール、ポリフェニレン
サルファイド、芳香族ポリエステルなど)を使用でき
る。これらの中でも、シリカやアルミナは化学的に安定
であること、粒子サイズを調整しやすいこと、硬いため
研磨力に優れること、及び安価であることから、好適に
使用できる。
【0026】この粉体の平均粒径は0.2〜15μmである
のが好ましい。粉体の平均粒径が0.2μm未満である
と、オイル中における分散性が悪くなる傾向があり、平
均粒径が15μmを越えると、表面積が小さくなって研
磨力が悪くなる傾向があるためで、より好ましくは1〜
7μmである。なお、この平均粒径は、JISR 60
02(研磨材の粒度の試験方法)に規定される微粉拡大
写真試験方法により測定される値をいう。
のが好ましい。粉体の平均粒径が0.2μm未満である
と、オイル中における分散性が悪くなる傾向があり、平
均粒径が15μmを越えると、表面積が小さくなって研
磨力が悪くなる傾向があるためで、より好ましくは1〜
7μmである。なお、この平均粒径は、JISR 60
02(研磨材の粒度の試験方法)に規定される微粉拡大
写真試験方法により測定される値をいう。
【0027】なお、粉体はオイル(100)に対する質量比
率で、3〜25mass%であるのが好ましい。3ma
ss%未満であると、トナーの払拭性が低下する傾向が
あり、25mass%を越えると、粉体が凝集しやすく
なり、定着ロール表面に大きな傷を付ける可能性がある
ためで、より好ましくは5〜20mass%である。
率で、3〜25mass%であるのが好ましい。3ma
ss%未満であると、トナーの払拭性が低下する傾向が
あり、25mass%を越えると、粉体が凝集しやすく
なり、定着ロール表面に大きな傷を付ける可能性がある
ためで、より好ましくは5〜20mass%である。
【0028】更に、粉体の形状は特に限定されるものではな
いが、非球状であるとトナーをより払拭しやすいため、
好適に使用できる。
いが、非球状であるとトナーをより払拭しやすいため、
好適に使用できる。
【0029】次に、繊維シートとして好適である不織布にオ
イルと粉体とが付着したクリーニングシートの製造方法
について簡単に述べる。
イルと粉体とが付着したクリーニングシートの製造方法
について簡単に述べる。
【0030】まず、前述のような耐熱性繊維及び接着性繊維
を含む(好適には軟化繊維も含む)繊維ウエブを形成す
る。この繊維ウエブの形成方法としては、例えば、カー
ド法、エアレイ法などの乾式法や、湿式法などがある。
これらの中でも、カード法により繊維ウエブの長さ方向
に繊維を配向させると、クリーニングシートの長さ方向
における強度を強くすることができ、クリーニングシー
トを使用している時に破断しにくいため好適である。な
お、繊維ウエブは一層である必要はなく、同種又は異種
の繊維ウエブを二枚以上積層しても良い。
を含む(好適には軟化繊維も含む)繊維ウエブを形成す
る。この繊維ウエブの形成方法としては、例えば、カー
ド法、エアレイ法などの乾式法や、湿式法などがある。
これらの中でも、カード法により繊維ウエブの長さ方向
に繊維を配向させると、クリーニングシートの長さ方向
における強度を強くすることができ、クリーニングシー
トを使用している時に破断しにくいため好適である。な
お、繊維ウエブは一層である必要はなく、同種又は異種
の繊維ウエブを二枚以上積層しても良い。
【0031】次いで、この繊維ウエブを構成する接着性繊維
を接着することにより不織布を製造することができる。
この接着性繊維の接着は、例えば、繊維ウエブを熱カレ
ンダーロール間に通したり、平板プレス機により実施す
ることができる。前者の方法であると、連続生産に優れ
ているため好適である。この好適である熱カレンダー間
を通過させる際の条件としては、強固に接着でき、しか
も厚さを調整できるように、温度170〜250℃、線
圧98〜980N/cmで実施するのが好ましく、温度
190〜230℃、線圧294〜686N/cmで実施
するのがより好ましい。
を接着することにより不織布を製造することができる。
この接着性繊維の接着は、例えば、繊維ウエブを熱カレ
ンダーロール間に通したり、平板プレス機により実施す
ることができる。前者の方法であると、連続生産に優れ
ているため好適である。この好適である熱カレンダー間
を通過させる際の条件としては、強固に接着でき、しか
も厚さを調整できるように、温度170〜250℃、線
圧98〜980N/cmで実施するのが好ましく、温度
190〜230℃、線圧294〜686N/cmで実施
するのがより好ましい。
【0032】他方、前述のようなオイル中に粉体を分散させ
た分散溶液を用意する。なお、粉体はオイル(100)
に対する質量比率で、3〜25mass%混合するのが
好ましい。
た分散溶液を用意する。なお、粉体はオイル(100)
に対する質量比率で、3〜25mass%混合するのが
好ましい。
【0033】そして、上述のような方法で製造した不織布を
分散溶液中に浸漬したり、不織布に分散溶液をスプレー
又はコーティングすることにより、本発明のクリーニン
グシートを製造することができる。なお、オイルや粉体
量を調節するために、分散溶液を不織布に付着させた
後、ロール間を通すなどしても良い。
分散溶液中に浸漬したり、不織布に分散溶液をスプレー
又はコーティングすることにより、本発明のクリーニン
グシートを製造することができる。なお、オイルや粉体
量を調節するために、分散溶液を不織布に付着させた
後、ロール間を通すなどしても良い。
【0034】本発明のクリーニング材は、上述のようなクリ
ーニングシートの一端がシャフト(巻き出しシャフト)
に巻回されており、このクリーニングシートの他端が別
のシャフト(巻き取りシャフト)に固定されたものであ
る。そのため、本発明のクリーニング材は巻き出しシャ
フトから順次クリーニングシートを巻き出すことによっ
て、常に新しいクリーニングシートを定着ロールと接触
させることができるため、トナーの払拭性及びオイルの
塗布性に優れている。
ーニングシートの一端がシャフト(巻き出しシャフト)
に巻回されており、このクリーニングシートの他端が別
のシャフト(巻き取りシャフト)に固定されたものであ
る。そのため、本発明のクリーニング材は巻き出しシャ
フトから順次クリーニングシートを巻き出すことによっ
て、常に新しいクリーニングシートを定着ロールと接触
させることができるため、トナーの払拭性及びオイルの
塗布性に優れている。
【0035】なお、クリーニングシートのシャフトへの固定
方法としては、例えば、(1)両面テープによる固定、
(2)ホットメルト樹脂などの接着樹脂による固定、
(3)シャフトが熱可塑性樹脂からなる場合には、クリ
ーニングシートとの熱接着による固定、(4)シャフト
にピンなどを設置し、クリーニングシートを差し込むこ
とによる固定、(5)シャフトに溝を形成し、その溝に
クリーニングシートを差し込むことによる固定、などが
ある。なお、上記(1)〜(3)の方法により固定する
場合には、シャフトの全面に固定しても良いし、部分的
に固定しても良い。また、巻き出しシャフト側において
は、クリーニングシートを必ずしも固定する必要はな
く、シャフトに単に巻き込むだけでも良い。
方法としては、例えば、(1)両面テープによる固定、
(2)ホットメルト樹脂などの接着樹脂による固定、
(3)シャフトが熱可塑性樹脂からなる場合には、クリ
ーニングシートとの熱接着による固定、(4)シャフト
にピンなどを設置し、クリーニングシートを差し込むこ
とによる固定、(5)シャフトに溝を形成し、その溝に
クリーニングシートを差し込むことによる固定、などが
ある。なお、上記(1)〜(3)の方法により固定する
場合には、シャフトの全面に固定しても良いし、部分的
に固定しても良い。また、巻き出しシャフト側において
は、クリーニングシートを必ずしも固定する必要はな
く、シャフトに単に巻き込むだけでも良い。
【0036】本発明のクリーニング装置は、上記のクリーニ
ング材からクリーニングシートを巻き出し、押圧手段に
よってこのクリーニングシートを定着ロールに押圧した
後、このクリーニングシートを巻き取る機構を有するも
のである。そのため、本発明のクリーニング装置は巻き
出しシャフトから順次クリーニングシートを巻き出すこ
とによって、常に新しいクリーニングシートを定着ロー
ルと接触させることができるため、トナーの払拭性及び
オイルの塗布性に優れている。
ング材からクリーニングシートを巻き出し、押圧手段に
よってこのクリーニングシートを定着ロールに押圧した
後、このクリーニングシートを巻き取る機構を有するも
のである。そのため、本発明のクリーニング装置は巻き
出しシャフトから順次クリーニングシートを巻き出すこ
とによって、常に新しいクリーニングシートを定着ロー
ルと接触させることができるため、トナーの払拭性及び
オイルの塗布性に優れている。
【0037】本発明のクリーニング装置のクリーニングシー
トの定着ロールへの押圧手段としては、例えば、断面形
状が円形状や多角形状(例えば、四角形、六角形など)
の棒状体を使用することができる。これらの中でも、断
面形状が円形状の棒状体であると、クリーニングシート
を定着ロールへ均一に押圧できるため好適である。この
棒状体は弾性及び耐熱性に優れているのが好ましいた
め、例えば、発泡又は無発泡のシリコーンゴムなどから
なるのが好ましい。なお、この棒状体による定着ロール
への押圧力は、トナーの払拭性に優れるように、棒状体
と定着ロール表面との作用幅(ニップ幅)が、2〜5m
mであるような押圧力であるのが好ましい。
トの定着ロールへの押圧手段としては、例えば、断面形
状が円形状や多角形状(例えば、四角形、六角形など)
の棒状体を使用することができる。これらの中でも、断
面形状が円形状の棒状体であると、クリーニングシート
を定着ロールへ均一に押圧できるため好適である。この
棒状体は弾性及び耐熱性に優れているのが好ましいた
め、例えば、発泡又は無発泡のシリコーンゴムなどから
なるのが好ましい。なお、この棒状体による定着ロール
への押圧力は、トナーの払拭性に優れるように、棒状体
と定着ロール表面との作用幅(ニップ幅)が、2〜5m
mであるような押圧力であるのが好ましい。
【0038】なお、本発明のクリーニング装置においては、
粉体を含むクリーニングシートを使用しているため、粉
体が脱落して定着ロール表面に付着する可能性を完全に
は否定することができない。そのため、そのような脱落
した粉体を除去できるように、フェルトやロールをクリ
ーニング装置を通過した後の定着ロール表面と接触でき
るように設置するのが好ましい。
粉体を含むクリーニングシートを使用しているため、粉
体が脱落して定着ロール表面に付着する可能性を完全に
は否定することができない。そのため、そのような脱落
した粉体を除去できるように、フェルトやロールをクリ
ーニング装置を通過した後の定着ロール表面と接触でき
るように設置するのが好ましい。
【0039】以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
は以下の実施例に限定されるものではない。
【0040】
【実施例】(実施例1)メタ型芳香族ポリアミド繊維
(繊維径12.3μm、繊維長51mm、断面円形)5
0mass%、延伸ポリエチレンテレフタレート繊維
(12.3μm、繊維長51、断面円形)10mass
%、未延伸ポリエチレンテレフタレート繊維(22.6
μm、繊維長51、断面円形)40mass%とを混綿
し、カード機により開繊して、繊維が繊維ウエブの長さ
方向に配向した一方向性繊維ウエブを形成した。
(繊維径12.3μm、繊維長51mm、断面円形)5
0mass%、延伸ポリエチレンテレフタレート繊維
(12.3μm、繊維長51、断面円形)10mass
%、未延伸ポリエチレンテレフタレート繊維(22.6
μm、繊維長51、断面円形)40mass%とを混綿
し、カード機により開繊して、繊維が繊維ウエブの長さ
方向に配向した一方向性繊維ウエブを形成した。
【0041】次いで、この一方向性繊維ウエブを、温度21
0℃のスチールロールとコットンロールとの間(線圧3
92N/cm)との間を通すことにより、全面的に未延
伸ポリエチレンテレフタレート繊維で接着して、面密度
26g/m2、厚さ55μmの不織布を製造した。
0℃のスチールロールとコットンロールとの間(線圧3
92N/cm)との間を通すことにより、全面的に未延
伸ポリエチレンテレフタレート繊維で接着して、面密度
26g/m2、厚さ55μmの不織布を製造した。
【0042】他方、ジメチルシリコーンオイル(粘度300
cs)中に、平均粒子径2μmのアルミナ粉体(非球
状)をジメチルシリコーンオイルに対して10mass
%混合し、攪拌して、均一に分散させた分散液を用意し
た。
cs)中に、平均粒子径2μmのアルミナ粉体(非球
状)をジメチルシリコーンオイルに対して10mass
%混合し、攪拌して、均一に分散させた分散液を用意し
た。
【0043】次いで、前記不織布を前記分散液中に浸漬した
後、ロール間を通して余剰のオイル及び粉体を除去し
て、オイル及び粉体が20g/m2付着したクリーニン
グシートを製造した。
後、ロール間を通して余剰のオイル及び粉体を除去し
て、オイル及び粉体が20g/m2付着したクリーニン
グシートを製造した。
【0044】(比較例1)実施例1と同様にして形成した不
織布に、常法の無電解メッキ法により繊維表面にニッケ
ルメッキ(3g/m2)を施した。その後、このニッケ
ルメッキ不織布をジメチルシリコーンオイル(粘度30
0cs)中に浸漬した後、ロール間を通して余剰のオイ
ルを除去して、オイルが20g/m2付着したクリーニ
ングシートを製造した。
織布に、常法の無電解メッキ法により繊維表面にニッケ
ルメッキ(3g/m2)を施した。その後、このニッケ
ルメッキ不織布をジメチルシリコーンオイル(粘度30
0cs)中に浸漬した後、ロール間を通して余剰のオイ
ルを除去して、オイルが20g/m2付着したクリーニ
ングシートを製造した。
【0045】(比較例2)実施例1と同様にして形成した不
織布をジメチルシリコーンオイル(粘度300cs)中
に浸漬した後、ロール間を通して余剰のオイルを除去し
て、オイルが20g/m2付着したクリーニングシート
を製造した。
織布をジメチルシリコーンオイル(粘度300cs)中
に浸漬した後、ロール間を通して余剰のオイルを除去し
て、オイルが20g/m2付着したクリーニングシート
を製造した。
【0046】(クリーニングシートの評価方法)表面がRT
Vシリコーンゴム(肉厚1mm)からなる定着ロール
と、表面がRTVシリコーンゴム(肉厚2mm)からな
る加圧ロールとからなり、いずれのロールもヒータが内
蔵された定着装置を備えたカラー複写機を用意した。
Vシリコーンゴム(肉厚1mm)からなる定着ロール
と、表面がRTVシリコーンゴム(肉厚2mm)からな
る加圧ロールとからなり、いずれのロールもヒータが内
蔵された定着装置を備えたカラー複写機を用意した。
【0047】次いで、実施例及び比較例1〜2のクリーニン
グシートを、それぞれ定着ロールの回転方向とは反対方
向に移動するように供給し、円柱状の発泡シリコーンゴ
ムからなる押圧部材により、供給されたクリーニングシ
ートを定着ロールに押圧(ニップ幅3mm、押圧力0.
05kg/cm)できるように設定した。
グシートを、それぞれ定着ロールの回転方向とは反対方
向に移動するように供給し、円柱状の発泡シリコーンゴ
ムからなる押圧部材により、供給されたクリーニングシ
ートを定着ロールに押圧(ニップ幅3mm、押圧力0.
05kg/cm)できるように設定した。
【0048】そして、写真を連続的に複写し、複写された画
像を目視にて、オフセットの発生状況を観察した。ま
た、1万枚複写する毎に定着ロール表面に深いたて筋の
傷が発生しているかどうかを目視にて観察した。この結
果は表1に示す。この表1から、本発明のクリーニング
シートは払拭性に優れ、定着ロールに深い傷をつけるこ
とのないものである。
像を目視にて、オフセットの発生状況を観察した。ま
た、1万枚複写する毎に定着ロール表面に深いたて筋の
傷が発生しているかどうかを目視にて観察した。この結
果は表1に示す。この表1から、本発明のクリーニング
シートは払拭性に優れ、定着ロールに深い傷をつけるこ
とのないものである。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明の定着ロール用クリーニングシー
ト(以下、単に「クリーニングシート」という)は、繊
維シートにオイルが付着しており、このオイルにより粉
体が保持されたものである。このように本発明のクリー
ニングシートは粉体を含んでいるため、トナーの払拭性
に優れている。また、この粉体はオイルによって保持さ
れた自由度の高い状態にあるため、クリーニングシート
が定着ロール表面へ押圧された際に、定着ロール表面に
深い傷を生じさせることがない。なお、粉体を繊維に練
り込むわけではなく、繊維の強度が低下することもない
ので、使用中に破断することもない。また、オイルは定
着ロールへ転写され、オイルの存在していた空隙にトナ
ーを保持することができるため、払拭したトナーの保持
性に優れている。更には、粉体はオイルによって保持さ
れ、粉体を均一に分散させることができるため、容易に
製造することができる。
ト(以下、単に「クリーニングシート」という)は、繊
維シートにオイルが付着しており、このオイルにより粉
体が保持されたものである。このように本発明のクリー
ニングシートは粉体を含んでいるため、トナーの払拭性
に優れている。また、この粉体はオイルによって保持さ
れた自由度の高い状態にあるため、クリーニングシート
が定着ロール表面へ押圧された際に、定着ロール表面に
深い傷を生じさせることがない。なお、粉体を繊維に練
り込むわけではなく、繊維の強度が低下することもない
ので、使用中に破断することもない。また、オイルは定
着ロールへ転写され、オイルの存在していた空隙にトナ
ーを保持することができるため、払拭したトナーの保持
性に優れている。更には、粉体はオイルによって保持さ
れ、粉体を均一に分散させることができるため、容易に
製造することができる。
【0051】本発明の定着ロール用クリーニング材は、上記
定着ロール用クリーニングシートの一端がシャフトに巻
回されており、この定着ロール用クリーニングシートの
他端が別のシャフトに固定されたものである。そのた
め、常に新しいクリーニングシートと定着ロール表面と
を接触させることができ、トナーの払拭性に優れてい
る。
定着ロール用クリーニングシートの一端がシャフトに巻
回されており、この定着ロール用クリーニングシートの
他端が別のシャフトに固定されたものである。そのた
め、常に新しいクリーニングシートと定着ロール表面と
を接触させることができ、トナーの払拭性に優れてい
る。
【0052】本発明の定着ロール用クリーニング装置は、上
記定着ロール用クリーニング材から定着ロール用クリー
ニングシートを巻き出し、押圧手段によりこの定着ロー
ル用クリーニングシートを定着ロールに押圧した後、こ
の定着ロール用クリーニングシートを巻き取る機構を有
するものである。そのため、常に新しいクリーニングシ
ートと定着ロール表面とを接触させることができ、トナ
ーの払拭性に優れている。
記定着ロール用クリーニング材から定着ロール用クリー
ニングシートを巻き出し、押圧手段によりこの定着ロー
ル用クリーニングシートを定着ロールに押圧した後、こ
の定着ロール用クリーニングシートを巻き取る機構を有
するものである。そのため、常に新しいクリーニングシ
ートと定着ロール表面とを接触させることができ、トナ
ーの払拭性に優れている。
Claims (3)
- 【請求項1】 繊維シートにオイルが付着しており、こ
のオイルにより粉体が保持されていることを特徴とする
定着ロール用クリーニングシート。 - 【請求項2】 請求項1記載の定着ロール用クリーニン
グシートの一端がシャフトに巻回されており、この定着
ロール用クリーニングシートの他端が別のシャフトに固
定されていることを特徴とする定着ロール用クリーニン
グ材。 - 【請求項3】 請求項2記載の定着ロール用クリーニン
グ材から定着ロール用クリーニングシートを巻き出し、
押圧手段によりこの定着ロール用クリーニングシートを
定着ロールに押圧した後、この定着ロール用クリーニン
グシートを巻き取る機構を有することを特徴とする定着
ロール用クリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13502598A JPH11327347A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 定着ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13502598A JPH11327347A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 定着ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用クリーニング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11327347A true JPH11327347A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15142184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13502598A Pending JPH11327347A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 定着ロール用クリーニングシート、定着ロール用クリーニング材、及び定着ロール用クリーニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11327347A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012159547A (ja) * | 2011-01-30 | 2012-08-23 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、画像形成装置 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13502598A patent/JPH11327347A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012159547A (ja) * | 2011-01-30 | 2012-08-23 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050421 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050510 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050701 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050906 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |