JPH11327352A - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

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JPH11327352A
JPH11327352A JP13334698A JP13334698A JPH11327352A JP H11327352 A JPH11327352 A JP H11327352A JP 13334698 A JP13334698 A JP 13334698A JP 13334698 A JP13334698 A JP 13334698A JP H11327352 A JPH11327352 A JP H11327352A
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JP
Japan
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image
image forming
sided
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fixing member
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Pending
Application number
JP13334698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面にトナー像を保持した転写材を一括定着
する両面画像形成装置において、消費電力を節約して良
好な定着の行われる両面画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写材である記録紙P上の両面にトナー
像を転写したのちに定着し、前記転写材の両面に画像を
形成する第1の画像形成モードと、前記記録紙Pの片面
(表面)のみに画像を形成する第2の画像形成モードと
を有する両面画像形成装置において、第1の画像形成モ
ード時には第2の画像形成モード時に較べ、第1の定着
部材である上ローラ310の設定定着温度を低下させ、
第2の定着部材である下ローラ320の設定定着温度を
上昇させることを特徴とする両面画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像形成手段
により像担持手段上に形成したトナー像を転写材に転
写、定着して画像を得る、複写機、プリンタ、FAX等
の電子写真方式の画像形成装置に関し、更に詳しくは、
第1及び第2の像担持手段を有し、第1の像担持体上に
形成したトナー像を転写材の表面に、また一旦第2の像
担持体上に転写した後転写材の裏面にそれぞれ転写、定
着して両面画像を得る両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像形成装置においては、像
担持手段上に形成した一方の面の画像を転写材上に転
写、定着し、転写材を一旦両面反転給送装置に収納し、
次に像担持体上に形成する他方の面の画像とタイミング
を合わせて転写材を両面反転給送装置より給送し、転写
材の他方の面に画像を転写、定着する方法がとられてい
る。
【0003】この両面画像形成装置では、転写材を一旦
両面反転給送装置に収納した後再度給送するという転写
材の搬送が行われることから、転写材の搬送距離が長く
なり、両面画像形成に多くの処理時間がかかるという問
題があった。また1度定着手段を通過してカールし易く
なった転写材を再び給送するため、転写材搬送の信頼性
が低く、転写材のジャムや転写材のシワ等を引き起こす
原因となっていた。
【0004】これに対し、特公昭49−37538号公
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報や特開平4−214576号公報等により、
第1及び第2の像担持手段を用いて転写材の両面にトナ
ー像を転写し、1回の定着で両面画像を得る画像形成装
置や画像形成方法が提案されている。
【0005】また本願発明者らは、第1の像担持手段の
周りに帯電手段、像露光手段、現像手段等よりなるトナ
ー像形成手段を複数組配置するとともに、第1の像担持
手段に対向して第2の像担持手段を設け、まず第1の像
担持手段上に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像
を形成してこれを一旦第2の像担持手段に一括して転写
した後、つぎに表面画像となる重ね合わせカラートナー
像を第1の像担持手段上に形成し、第1の像担持手段上
のトナー像を転写材の表面に、第2の像担持手段上のト
ナー像を転写材の裏面にそれぞれ転写した後、転写材上
のトナー像を定着して両面カラー画像を形成する画像形
成装置を製作し、転写材両面へのカラー画像形成や片面
のみのカラー画像形成等について検討を行っている。例
えば特開平9−258518号はこれに関する技術開示
を行ったものである。
【0006】かかる画像形成装置において、両面画像形
成に当たって表裏にトナー像を転写した転写材を定着装
置に1度通すだけで済むため、転写材搬送の信頼性が高
く、また転写材の搬送路を短縮してコピーの処理速度も
早められる特長を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる画像形成装置に
おいては、図4に示すように片面(表面)画像形成時は
連続して給紙が行われ、両面画像形成時は間欠的に給紙
が行われる。このため、単位時間当たりの給紙枚数は
(片面時)=(両面時)×2となる。
【0008】両面にトナー像を有した転写材を一括して
定着を行うには転写材の両面に対向して加熱手段を有す
ることが必要である。またかかる定着手段として転写材
の表裏に接するローラを使用する場合には、両ローラの
当接するニップ部を長くすることが必要で、一方をハー
ドローラ、他方をローラ周面に弾性体層を設けたソフト
ローラとする必要がある。弾性体層は金属ローラに較べ
て熱伝導性が低いため、ソフトローラの表面温度の変化
に対しての復帰に時間を多く要し、熱応答性が悪いこと
から、転写材の表面に接する上ローラをハードローラ、
転写材の裏面に接する下ローラをソフトローラとするこ
とが好ましく用いられる。
【0009】片面(表面)コピー時は、裏面画像を定着
する必要がないため、下ローラ温度を制御する必要がな
く、上下ローラの温度差が大きくなっても(下ローラ温
度が低下しても)構わない。
【0010】また片面(表面)コピー時は、定着時にお
ける上ローラの表面温度が連続コピーに伴って熱低下す
ることは本来は好ましくないが、たとえ徐々に低下した
としても、定着不良にならない限り、画質差(連続コピ
ー時の最初と最後の光沢度差)は問題とはならない(目
視ではほとんど区別がつかない)。
【0011】両面コピー時は、表面画像と裏面画像とを
同時に定着するため、上下ローラの温度差が大きく異な
ってしまうと、表面画像と裏面画像の画質(光沢度)が
違ってしまう。このため、上下ローラの温度差が大きく
ならないように制御する必要がある。
【0012】両面コピー時にも省エネ(定着消費電力低
減)を図るためには、上下ローラとも定着可能温度の下
限ぎりぎりに温度制御すればよいが、下ローラは熱応答
性が悪いため、下ローラを下限ぎりぎりに制御するのは
困難である。
【0013】両面コピー時は間欠的な定着が行われ、片
面(表面)コピー時に比べて単位時間当たりの定着消費
電力が少なく、上下のローラにより加熱するので消費電
力の節約を図ることができる筈である。
【0014】本発明は両面画像の表裏の画質差(光沢度
差)をなくし、定着消費電力の低減を図った両面画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的に対しては、ト
ナー像形成手段により形成されたトナー像を担持する第
1の像担持手段と、該第1の像担持手段に担持されたト
ナー像が転写され、転写された該トナー像を担持する第
2の像担持手段と、前記第1の像担持手段に担持された
トナー像を前記第2の像担持手段又は転写材の表面に転
写する第1の転写手段と、前記第2の像担持手段に担持
されたトナー像を前記転写材の裏面に転写する第2の転
写手段と、前記転写材に転写されたトナー像を定着する
定着手段とを有し、前記転写材の両面に画像を形成する
第1の画像形成モードと、前記転写材の表面のみに画像
を形成する第2の画像形成モードとを有する両面画像形
成装置において、前記定着手段は、前記転写材の表面に
対向する第1の定着部材と、該第1の定着部材を加熱す
る第1の加熱手段と、前記第1の定着部材の表面温度を
検出する第1の温度検出手段と、前記第1の定着部材よ
りも断面方向の熱伝導が低い転写材の裏面に対向する第
2の定着部材と、該第2の定着部材を加熱する第2の加
熱手段と、前記第2の定着部材の表面温度を検出する第
2の温度検出手段とを有し、前記第1の定着部材と前記
第2の定着部材とにより前記転写材を挟持搬送して前記
転写材上のトナー像を定着するものであって、前記第1
の画像形成モード時には前記第2の画像形成モード時に
較べ、前記第1の定着部材の表面温度を低く設定し、前
記第2の定着部材の表面温度を高く設定することを特徴
とする両面画像形成装置(第1発明)によって達成され
る。
【0016】また、トナー像形成手段により形成された
トナー像を担持する第1の像担持手段と、該第1の像担
持手段に担持されたトナー像が転写され、転写された該
トナー像を担持する第2の像担持手段と、前記第1の像
担持手段に担持されたトナー像を前記第2の像担持手段
又は転写材の表面に転写する第1の転写手段と、前記第
2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写材の裏
面に転写する第2の転写手段と、前記転写材に転写され
たトナー像を定着する定着手段とを有し、前記転写材の
両面に画像を形成する第1の画像形成モードと、前記転
写材の表面のみに画像を形成する第2の画像形成モード
とを有する両面画像形成装置において、トナー像形成か
ら定着にいたる処理線速度は前記第2の画像形成モード
時に較べ、前記第1の画像形成モード時には低く設定さ
れることを特徴とする両面画像形成装置(第2発明)に
よって達成される。
【0017】なお、上記第1発明において、前記第1の
定着部材の第1の画像形成モード時の表面温度は前記第
2の画像形成モード時の表面温度より5〜20℃低く設
定したことを特徴とする前記の両面画像形成装置は好ま
しい実施態様である。
【0018】また、上記第2発明において、前記トナー
像形成手段による前記第1の像担持手段の帯電及び前記
第1及び第2の転写手段によるトナー像の転写は定電流
制御によって行われ、前記帯電及び転写の電流は前記処
理線速度に比例して設定されることを特徴とする前記の
両面画像形成装置は好ましい実施態様である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の説明に先立って本発明が
適用される転写材の両面にトナー像を形成して定着を行
うようにした両面画像形成装置に共通する一実施の形態
について説明する。なお、本発明は以下に述べる実施の
形態に限定されるものではない。また本欄の記載は請求
項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
また、以下の実施形態の説明において、トナー像の転写
材への転写の際に転写域において第1の像担持手段に対
向する側の転写材の面を表面、転写材の他方の側の面す
なわち第2の像担持手段に対向する側の転写材の面を裏
面といい、転写材の表面に転写する画像を表面画像、転
写材の裏面に転写する画像を裏面画像という。以下説明
する実施の形態は何れもカラー画像を形成する両面画像
形成装置の実施の形態であるが、本発明はモノクロ用の
画像形成装置についても適用される。
【0020】上記の両面画像形成装置の実施形態の画像
形成プロセスおよび各機構について、図1〜図3を用い
て説明する。図1は本発明の一実施形態を示す両面画像
形成装置の断面構成図であり、図2は図1の像形成体の
側断面図であり、図3は転写材の両面に画像形成を行う
ときのトナー像の形成状態と転写材の供給を示す図であ
る。
【0021】図1において、10は第1の像担持手段で
ある感光体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器、12は各色毎の像露光手段である露光
ユニット、13は各色毎の現像手段である現像器、14
aは第2の像担持手段であるトナー像受像体、14cは
第1の転写手段である1次転写器、14gは第2の転写
手段である2次転写器、15cは転写材供給手段である
タイミングローラ、30は定着手段である定着装置であ
る。
【0022】第1の像担持手段である感光体ドラム10
は、例えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材
によって形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電
層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感光
層を形成したものであり、図1の矢印で示す時計方向に
回転される。
【0023】感光体ドラム10は、図2に示す如く、そ
れを係合固定する両端面のフランジ部材10a及び10
bが、装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し
両端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベア
リング110a、110bにより軸受けされて回転自在
に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが
装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより
所定の方向に定速で回転される。
【0024】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の像露光手段である露光ユニット12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒色(K)の各色の画像形成プロセス用とし
て4組設けられ、図1の矢印にて示す感光体ドラム10
の回転方向に対して、Y、M、C、Kの順に配置され
る。
【0025】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は感光体ドラム10の移動方向に対して直交する
方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光
体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保持
された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放電
電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電(本
実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラ
ム10に対し一様な電位を与える。放電電極11aとし
ては、その他ワイヤ電極を用いることも可能である。
【0026】各色毎の像露光手段である露光ユニット1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内
部に配置される。露光ユニット12は、それぞれ、感光
体ドラム10の軸と平行に主走査方向に配列された発光
素子としてのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ
状に並べた線状の発光素子12aと、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズ12bと、ホルダとから構成さ
れる。保持部材20に、各色毎の露光ユニット12の他
に、一様露光器12c及び転写同時露光器12dが取付
けられ、一体となって感光体ドラム10の基体内部に収
容される。別体の画像読取り装置によって読み取られ、
メモリに記憶された各色の画像データがメモリより順次
読み出されて各色毎の露光ユニット12にそれぞれ電気
信号として入力される。露光素子としては、その他FL
(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセンス),
PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に
並べた線状のものが用いられる。この実施形態で使用さ
れる発光素子の発光波長は、通常Y、M、Cのトナーに
対して透過性の高い680〜900nmの範囲のものが
良好であるが、感光体ドラム10の内側(裏面)から像
露光を行うことからカラートナーに透明性を十分に有し
ないこれより短い波長でもよい。
【0027】各色毎の現像手段としての現像器13は、
感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光
体ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレス鋼あるいはアルミニウム材で形成された現
像スリーブ131と、現像ケーシング138とを有し、
内部にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
および黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤を収
容している。それぞれの現像器13の現像スリーブ13
1は、不図示の突き当てコロにより感光体ドラム10と
所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接
触に保たれており、現像スリーブ131に対しトナーと
同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電
圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを印加することに
より、非接触の反転現像を行い、感光体ドラム10上に
トナー像を形成する。
【0028】第2の像担持手段であるトナー像受像体1
4a(中間転写体ともいう)は、体積抵抗率108〜1
15Ω・cmの無端状のベルトであり、例えばシリコン
ゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ
0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルト基体の外側
に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5
〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシ
ームレスベルトである。ベルトの基体としては、この他
に、変性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、エチレンテ
トラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデ
ン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチック
に導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導
電性フィルムを使用することもできる。トナー像受像体
14aは、駆動ローラ14dと従動ローラ14eとテン
ションローラとに内接して張架され、図1の矢印で示す
反時計方向に回転される。
【0029】第1の転写手段である1次転写器14c
は、トナー像受像体14aを挟んで感光体ドラム10に
対向して設けられ、トナー像受像体14aと感光体ドラ
ム10との間に転写域14bを形成する。1次転写器1
4cにはトナーと反対極性(本実施形態においてはプラ
ス極性)の直流電圧が印加され、転写域14bに転写電
界を形成することにより、感光体ドラム10上のトナー
像をトナー像受像体14a上又は転写材である記録紙P
の表面に転写する。
【0030】第2の転写手段である2次転写器14g
は、好ましくはコロナ放電器で構成され、トナー像受像
体14aを挟んで接地された導電性ローラに対向して設
けられ、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラ
ス極性)の直流電圧が印加され、トナー像受像体14a
上のトナー像を記録紙Pの裏面に転写する。
【0031】転写材供給手段であるタイミングローラ1
5cは、感光体ドラム10上の表面画像のカラートナー
像又はトナー像受像体14a上の裏面画像のカラートナ
ー像と同期して、転写材である記録紙Pを転写域14b
へ供給する。
【0032】定着手段である定着装置30は、内部にヒ
ータを有する第1定着ローラ310と第2定着ローラ3
20との2本のローラ状の定着部材を有し、第1定着ロ
ーラ310と第2定着ローラ320との間で熱と圧力を
加えることにより記録紙P上のトナー像を定着する。
【0033】次に画像形成プロセスを説明する。
【0034】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像デー
タ、或いはコンピュータで編集された画像の画像データ
は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及
びK(黒色)の各色別の画像信号として一旦メモリに記
憶・格納される。
【0035】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により不図示の駆動用の歯車を通して
感光体ドラム10の奥側フランジ10bに設けられた歯
車Gが回動され、感光体ドラム10を図1の矢印で示す
時計方向へ回転し、同時にイエロー(Y)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位
の付与が開始される。
【0036】感光体ドラム10は電位を付与された後、
Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわちY
の画像データに対応する電気信号による露光が開始され
感光体ドラム10の回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0037】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
【0038】次いで感光体ドラム10は、前記イエロー
(Y)のトナー像の上からマゼンタ(M)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により電位が付与され、Mの露
光ユニット12により第2の色信号即ちMの画像データ
に対応する電気信号による露光が行われ、Mの現像器1
3による非接触の反転現像によって前記のイエロー
(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重
ね合わせて形成される。
【0039】同様のプロセスにより、シアン(C)のス
コロトロン帯電器11、Cの露光ユニット12及びCの
現像器13によってさらに第3の色信号に対応するシア
ン(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、さらにそ
の上に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光
ユニット12及びKの現像器13によって第4の色信号
に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形
成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上に
カラートナー像が形成される。
【0040】これらY、M、C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の感光層に対する露光は感光
体ドラム10の内部より前述した透明の基体を通して行
われる。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する
画像の露光も何れも先に形成されたトナー像の影響を全
く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像
と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0041】上記の画像形成プロセスによって第1の像
担持手段である感光体ドラム10上に裏面画像となる重
ね合わせカラートナー像が形成され、この感光体ドラム
10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域
14bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態におい
てはプラス極性)の直流電圧が印加される1次転写器1
4cにより、第2の像担持手段であるトナー像受像体1
4a上に一括して転写される。この際、良好な転写がな
されるように、例えば発光ダイオードを用いた転写同時
露光器12dによる一様露光が行われる。
【0042】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、クリーニング装置19に至り、感光体ドラム1
0に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19
aによってクリーニングされ、更に、前プリントまでの
感光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを
用いた帯電前の一様露光器12cによる露光によって感
光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去
されて引き続き次のカラー画像形成が行われる。
【0043】以上のようにしてトナー像受像体14a上
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、引き続きトナー像受像体14a上の裏面画像と転
写域14bにおける同期がとられて、上記のカラー画像
形成プロセスと同様にして、表面画像となる重ね合わせ
カラートナー像が感光体ドラム10上に形成される。な
おこの時に形成される表面画像は、感光体ドラム10上
では先に形成した裏面画像とは互いに鏡像になる様に画
像データを変更する必要がある。
【0044】また転写材である記録紙Pが転写材収納手
段である給紙カセット15より、送り出しローラ15a
により送り出され、給送ローラ15bにより給送されて
タイミングローラ15cへ搬送される。
【0045】記録紙Pは、転写材供給手段であるタイミ
ングローラ15cの駆動によって、感光体ドラム10上
に形成される表面画像のカラートナー像と、トナー像受
像体14aに担持されている裏面画像のカラートナー像
との同期がとられて転写域14bへ給送される。このと
きトナー像受像体14aに担持されている裏面画像及び
感光体ドラム10上に形成される表面画像のトナー像形
成状態と、これらと同期して給送される記録紙Pを図3
に示す。
【0046】記録紙Pが転写域14bへ給送される際、
記録紙Pは、転写材帯電手段としてのコロナ放電を行う
紙帯電器14fによりトナーと同極性に紙帯電され、ト
ナー像受像体14aに吸着されて転写域14bへ給送さ
れる。トナーと同極性に紙帯電を行うことにより、トナ
ー像受像体14a上のトナー像や感光体ドラム10上の
トナー像と引き合うことを防止して、トナー像の乱れを
防止している。
【0047】転写域14bではトナーと反対極性(本実
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される第1
の転写手段としての1次転写器14cにより感光体ドラ
ム10の周面上の表面画像が一括して記録紙Pの表面
(上面)に転写される。この際、トナー像受像体14a
の周面上の裏面画像は記録紙Pに転写されないでトナー
像受像体14a上に存在する。
【0048】表面にカラートナー像が転写された記録紙
Pは次に、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段としての2
次転写器14gへと搬送され、2次転写器14gにより
トナー像受像体14aの周面上の裏面画像を一括して記
録紙Pの裏面(下面)に転写する。
【0049】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写不良となるので好ましくない。
【0050】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0051】以上のことからカラー画像形成において
は、第1の転写手段と第2の転写手段を別々に設け、第
1の転写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー
像を形成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材
の裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好
ましく採用される。
【0052】両面にカラートナー像が転写された記録紙
Pがトナー像受像体14aを挟んで接地された導電性の
駆動ローラ14dに対向して設けられる転写材分離用と
しての紙分離AC除電器14hにより除電され、トナー
像受像体14aから分離され、後に説明する上下両方の
ローラの内部に加熱手段(ヒータ)を有する2本の定着
ローラで構成される定着手段としての定着装置30へと
搬送される。記録紙Pは上側の第1定着ローラ310と
下側の第2定着ローラ320との間で熱と圧力とを加え
るられることにより記録紙Pの表裏両面の付着トナーが
定着され、両面画像記録がなされた記録紙Pは排紙ロー
ラ18a,18b,18cにより送られて、装置外部の
トレイへ排出される。
【0053】転写後のトナー像受像体14a上に残った
トナーは、トナー像受像体14aのクリーニング手段で
あるトナー像受像体クリーニング装置14iに設けられ
トナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレー
ドによりクリーニングされる。また、転写後の感光体ド
ラム10の周面上に残ったトナーは感光体ドラムAC除
電器16により除電を受けた後、クリーニング装置19
に至り、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るク
リーニングブレード19aによってクリーニング装置1
9内に掻き落とされ、スクリュウ19bによって不図示
の排トナー容器に回収される。クリーニング装置19に
より残留トナーを除去された感光体ドラム10は一様露
光器12cによる露光によって感光体周面の除電がなさ
れた後、Yのスコロトロン帯電器11によって一様帯電
を受け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0054】上記の両面画像形成装置において、記録紙
Pの表面又は裏面のみに画像を形成する片面コピーもな
され得ることは勿論であり、片面コピーとしては感光体
ドラム10から記録紙Pにトナー像を直接転写する表面
のみの片面コピー(片面画像形成)が多く用いられる。
図4に示すように、両面画像形成時は、感光体ドラム1
0に裏面画像を形成し一旦トナー像受像体14aに転写
する工程と感光体ドラム10に表面画像を形成する工程
とを繰り返すので、定着装置30への記録紙Pの通過は
間欠的に行われるが、表面のみの片面画像形成時は感光
体ドラム10に表面画像を形成する工程のみを繰り返す
ので、定着装置30への記録紙Pの通過は連続的に行わ
れる。
【0055】本発明の両面画像形成装置に用いられる定
着装置30は、表面トナー像に対向する第1定着ローラ
310(以後上ローラともいう)も、裏面トナー像に対
向する第2定着ローラ320(以後下ローラともいう)
も共に加熱手段を有して記録紙Pの両方から加熱定着す
ることが必要で、また第1定着ローラ310と第2定着
ローラ320との当接部では記録紙Pの搬送方向に数m
mのニップ部が形成されることが定着を行う上では必要
で、ニップ部を形成するには何れかのローラにシリコン
ゴム等の弾性体から成る弾性体層を設けたソフトローラ
とすることが必要である。弾性体層は金属材に較べて熱
伝導性が低いので、弾性体層を設けた定着ローラは記録
紙Pが通過する際記録紙Pに熱を奪われて低下したロー
ラ表面温度は復帰するのに多くの時間を必要とすること
となる。表面のみの片面画像形成時には定着装置30を
記録紙Pが連続して通過するため、表面トナー像の定着
を担当する第1定着ローラ310を第2定着ローラ32
0に較べて熱伝導率の大きいハードローラとし、第2定
着ローラ320を弾性体層を設けたソフトローラとす
る。
【0056】(実施の形態1)図5は本両面画像形成装
置に用いられる定着装置の実施形態の一例を示す断面構
成図である。
【0057】定着手段である定着装置30は、上側にあ
って記録紙Pの表面トナー像の定着を担当する第1の定
着部材である上ローラ310と、下側にあって記録紙P
の裏面トナー像の定着を担当する第2の定着部材である
下ローラ320とが対向して圧接・加熱し、その間を通
過する記録紙Pの保持するトナー像の定着を行う。
【0058】上ローラ310は内側芯部にはハロゲンラ
ンプ等から成る第1の加熱手段である第1ヒータ311
(本実施形態では800Wのハロゲンランプ)を有して
いる。上ローラ310はこの第1ヒータ311を内蔵し
た直径20〜60mm(本実施形態では50mm)の薄
肉の金属パイプから成る芯金310aの外周を、例えば
30〜200μmのPFA(パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)等のフッ素樹脂やシリコン樹脂等の耐熱性で高離型
層でコーティングした表面層310bを有するハードロ
ーラである。
【0059】下ローラ320は内側芯部にはハロゲンラ
ンプ等から成る第2の加熱手段である第2ヒータ321
(本実施形態では300Wのハロゲンランプ)を有して
いる。下ローラ320はこの第2ヒータ321を内蔵し
た直径15〜60mm(本実施形態では40mm)の薄
肉の金属パイプから成る芯金320aの外周に厚さ2〜
8mm(本実施形態においては5mm)のゴム硬度アス
カーC55度程度のシリコンゴム等の弾性体から成る弾
性体層320bを設け、その外周を表面層320cとし
て厚さ30〜200μmのPFAやPTFE等のフッ素
樹脂やシリコン樹脂等の耐熱性で高離型層でコーティン
グしたソフトローラである。
【0060】上下のローラ310,320の周面には、
それぞれ周面上に付着したトナーや紙粉等を吸着除去す
るためにクリーニングローラ312,322と、オフセ
ット防止のために離型剤であるシリコンオイルを塗布す
るオイル塗布ローラ313,323が設けられている。
クリーニングローラ312,322の表面には例えば発
泡シリコンゴムのようなオイルに対して非吸収性の材料
を使用する。吸収性の材料を使用すると溜まった吸収し
たオイルを吐き出すこととなり、オイルむらになる。従
ってクリーニングローラ312,322に非吸収性の材
料を使用し、オイル塗布量のバラツキを抑える。またト
ナー等の異物除去性能を良くするため、離型性の低いも
のとし、さらに上、下ローラ310,320からの熱を
吸収しないよう熱容量の小さいものが選択使用され、ク
リーニングローラ312,322およびオイル塗布ロー
ラ313,323はそれぞれ上、下ローラ310,32
0に圧着して従動回転する。
【0061】上ローラ310、下ローラ320の各々に
当接し或いは極く近接した位置にサーミスタ等からなる
第1及び第2の温度検知手段である第1温度センサ31
4、第2温度センサ324が設けられていて、ローラの
表面温度が検知され、この検知信号に基づいて後述する
ように第1ヒータ311,第2ヒータ321の通電制御
が行われ、所定の温度範囲内に保持される。
【0062】上ローラ310と下ローラ320との間は
不図示のバネなどの付勢部材によって線圧0.8〜1.
8kg/cmで圧接されるようになっていて、この時の
ニップ部の長さは線圧やローラの硬度によって異なるが
ほぼ2〜7mmとなっている。上ローラ310と下ロー
ラ320とはニップ部においてスリップが生じないよう
同一の駆動源によって駆動され、同じ線速(本実施例で
は160mm/sec)で回転し、ニップ部において両
面定着が行われる。
【0063】この両面画像形成装置では、定着手段であ
る定着装置30は上,下ローラ310,320の各々
と、その間に挟持搬送される記録紙Pとの間に電界を形
成するため不図示のコロナ帯電器又は導電性でスポンジ
状の従動回転を可能とするローラ帯電器等の電界形成手
段を設けるか、或いは、上,下ローラ310,320の
表面層310c,320c、及び弾性体層310bに例
えばカーボンブラック又は酸化チタンを含有させて導電
性を付与した導電性材料で構成し、不図示のバイアス電
源とローラの芯金310a,320aとをそれぞれに安
全抵抗を介して接続することによって、上ローラ310
には+200V、下ローラ320には−200Vのバイ
アス電圧を印加する等の電界形成手段により、上ローラ
310には表面トナー像のトナー電荷と同極性の帯電を
行い、下ローラ320には裏面トナー像のトナー電荷と
同極性の帯電を行ってトナーとローラとの間で電気的反
発力を高めることによって、両面トナー像を一括して定
着を行う両面画像形成装置において、電気的な静電オフ
セットを完全に解消するようにしている。
【0064】上記両面画像形成装置は第1の画像形成モ
ードとして転写材の両面にトナー像を形成して一括して
定着を行う両面コピーモードと、第2の画像形成モード
として転写材の片面(表面)のみにトナー像を形成して
定着を行う片面(表面)コピーモードとを有し、コピー
モード設定ボタンによりモードを設定すると、そのモー
ドに応じた画像形成及び定着について優れた制御がされ
て、良好な画像記録がなされる。
【0065】かかる定着装置30を設けた両面画像形成
装置では図6のブロック図に示すように、本体操作盤に
は両面・片面コピーモード選択手段51が設けられてい
て、ユーザは両面コピーモード又は片面コピーモードの
選択を行う。この他に自動選択を行う自動コピーモード
を設け、不図示の原稿読取装置で原稿の画像読み取りを
行う際、原稿裏面について画像の有無を検出し、裏面画
像が検出された場合には両面コピーモード、裏面画像が
検出されない場合には片面コピーモードを自動選択し、
画像形成及び定着を行うこともなされる。
【0066】第1の画像形成モードである両面コピーモ
ードが選択された時は、制御部50はROM(1)53
より両面プリントプログラムを呼び出して先ずメモリよ
り或いは原稿読取り装置から裏面の画像情報を呼び出し
て、裏面画像のトナー像を感光体ドラム10上に形成し
た後、1次転写器14cにより裏面トナー像をトナー像
受像体14a上に転写を行う。次いでメモリより或いは
原稿読取り装置から表面の画像情報を呼び出して、転写
・清掃を終えた感光体ドラム10上に表面画像のトナー
像を形成する。そして同期して給送される記録紙Pの表
面(上面)には1次転写器14cによって表面画像のト
ナー像を転写し(第1の画像形成工程)、記録紙Pの裏
面(下面)に2次転写器14gによってトナー像受像体
14a上の裏面画像のトナー像を転写する(第2の画像
形成工程)。両面にトナー像を保持し、定着装置30へ
と搬送された記録紙Pに対して定着装置30では、両面
画像の定着がなされ、定着を終えた記録紙Pは排紙ロー
ラ18a,18b,18cによって装置外部のトレイに
排出される。
【0067】第2の画像形成モードである片面コピーモ
ードが選択された時は、制御部50はROM(1)53
より片面プリントプログラムを呼び出して、メモリより
或いは原稿読取り装置から表面の画像情報を呼び出し
て、表面画像のトナー像を感光体ドラム10上に形成
し、感光体ドラム10上の表面画像のトナー像を1次転
写器14cによって同期して供給される記録紙P上に転
写する(第1の画像形成工程)、上面にトナー像を保持
し、定着装置30へと搬送された記録紙Pに対して定着
装置30では、表面画像の定着がなされ、定着を終えた
記録紙Pは排紙ローラ18a,18b,18cによって
装置外部のトレイに排出される。
【0068】本実施形態の定着装置30にあっては、装
置の最大消費電力である定着装置の消費電力を低減し、
熱応答性の悪いソフトローラの下ローラ320に対して
は内部の第2ヒータ321を消費電力の少ない300W
のハロゲンランプとし、下ローラ320の表面温度は内
部加熱による一方、定着がなされる記録紙Pの給紙間隔
において接触回転する上ローラ310からの熱伝導によ
って定着温度を保持するように構成し、第1ヒータ31
1には800Wのハロゲンランプを用いている。
【0069】連続コピー時の定着電力の大半は記録紙が
持ち去る熱量であることからも片面コピーモードでの連
続定着を行う第1ヒータ311には本実施形態において
は第1ヒータ311について800Wの電力を適当とし
ている。
【0070】最大消費電力を制限し、本実施形態におい
ては1100W(800W+300W)に制限した定着
装置30においては、ローラ表面の温度低下が甚だしい
と定着不良を起こし、また両面コピーモードにおいては
上ローラ310と下ローラ320とのローラ表面の温度
差が大きいと定着後の表面画像と裏面画像の画質(光沢
度)に差異が生じることとなる。また片面(表面)コピ
ーモードにおいても、下ローラ320については裏面の
定着を必要としないことから第2ヒータ321は不動作
としてもよいが、過度に下ローラ320の表面温度が低
下した時は片面コピーモードから両面コピーモードに切
換えた時、多くの待ち時間が必要となる。本発明はかか
る状況にふまえて次のような制御を行い、両面コピーモ
ードにおいても片面コピーモードにおいても連続コピー
状態で良好な画像が得られると共に節電効果が得られる
ことを特徴としている。
【0071】(1)第2の画像形成モードである片面
(表面)コピーモードによって記録紙の表面に連続して
画像を形成する際には、記録紙Pの給紙は連続的である
ので上ローラ310の設定定着温度T12を若干高くし例
えばT12=200℃とし、下ローラ320の表面温度は
定着画像がないが片面(表面)コピーモードから両面画
像形成コピーモードに変更した場合に待ち時間が長くな
らないように下ローラ320の設定定着温度T22を例え
ばT22=150℃とする。
【0072】(2)第1の画像形成モードである両面コ
ピーモードによって記録紙の両面に連続して画像を形成
する際には、記録紙の給紙は間欠的であるので第2の画
像形成モードである片面(表面)コピーモード時に較べ
第1の定着部材である上ローラ310の設定定着温度T
11を例えば190℃として片面(表面)コピーモード時
の設定定着温度T12より低下させる。また第2の定着部
材である下ローラ320の設定定着温度T21を表裏の画
像の画質の差をなくすため、例えば180℃とし、片面
(表面)コピーモード時の設定定着温度T22より上昇さ
せる。即ち、T11<T12,T21>T22とする。
【0073】図7(a)は片面(表面)コピーモードよ
り両面コピーモードに変更した場合の、図7(b)は両
面コピーモードより片面(表面)コピーモードに変更し
た場合の上下ローラ310,320の表面温度の変化を
示すグラフである。
【0074】片面(表面)コピーモードより両面コピー
モードに変更した場合は、下ローラ320の表面温度が
設定定着温度T21に達した時点から両面コピーが開始さ
れる。下ローラ320はソフトローラであるため記録紙
Pにより熱が奪われ表面温度が低下した後の温度の復帰
が遅いが、両面コピーモードでは記録紙Pの給紙が間欠
的であるので給紙休止時間中に上ローラ310からの熱
伝導により短時間内に表面温度が必要とする定着温度ま
で復帰し、両面のトナー画像の良好な定着が行われる。
【0075】両面コピーモードより片面(表面)コピー
モードに変更した場合は、下ローラ320の表面温度は
関係しないので上ローラ310の表面温度が設定定着温
度T12に達した時点から片面コピーが開始される。
【0076】上ローラ310の両面コピーモード時の設
定定着温度T11は、両面コピーモード時には記録紙Pは
上下ローラにより加熱されるので定着電力を節減するた
め、片面(表面)コピーモード時の設定定着温度T12
り5〜20℃低く設定することが好ましい。また下ロー
ラ320の片面(表面)コピーモード時の設定定着温度
22は、下ローラ320の表面温度は関係しないので定
着電力を節減するため、両面コピーモード時の設定定着
温度T21より20〜50℃低く設定するのが好ましい。
【0077】(実施の形態2)第2の実施の形態は更に
両面コピーモード時の消費電力の節減を目的として、記
録紙Pが定着装置30を通過する際の処理線速度を、片
面(表面)コピーモード時に較べ両面コピーモード時に
は低く設定するもので、2A,2B、2つの実施の形態
について説明する。
【0078】実施の形態2Aは画像形成及び定着処理時
の処理線速度を、片面(表面)コピーモード時に較べ両
面コピーモード時には低く設定するもので、片面(表
面)コピーモード時に較べ両面コピーモード時には処理
線速度を1/2とした場合について説明する。両面・片
面コピーモード選択手段51によって両面コピーモード
が選択されると、図1に示す両面画像形成装置で感光体
ドラム10、トナー像受像体14a、記録紙の給紙手
段、定着装置30のすべての処理線速度は1/2に切替
えられる。またこの時、帯電、転写、除電等に用いられ
る定電流制御がなされるコロナ放電器の放電電流は図9
に示す如く処理線速度に比例した電流値に切替えられ
る。即ち本実施形態においては、スコロトロン帯電器1
1、1次転写器14c、2次転写器14g、紙分離AC
除電器14h等のコロナ放電器の放電電流は片面(表
面)コピーモード時の1/2に切替えられる。
【0079】また潜像形成のための露光ユニット12の
発光素子12aであるLEDの駆動電流値もほぼ処理潜
像速度(副走査速度)に比例した値として露光光源の輝
度を片面(表面)コピーモード時のほぼ1/2とする。
図10は処理線速度を1/2にした場合の潜像形成を説
明する図である。処理線速度を1/2にした場合は潜像
形成の副走査速度も1/2となるので図10に示すよう
に同一の画像データを2度繰り返して露光ユニット12
へ出力するプログラムになっていて、1/2行分重なり
合い画素密度が高くなる、しかし上記のように露光光源
の輝度をほぼ1/2に低下させることにより画素の重な
り合った部分の潜像電位は処理線速度を変化しない場合
の潜像電位とほぼ同等となり同一の画素濃度とすること
ができる。
【0080】実施の形態2Bは両面コピーモード時に画
像形成時の処理線速度は片面(表面)コピーモード時と
同速度とし、定着処理時の処理線速度は片面(表面)コ
ピーモード時より低く設定するもので、図8は実施の形
態2Bの一例を示す断面構成図である。図1に示した第
1の実施の形態と異なる所は、感光体ドラム10の転写
域14bと定着装置30のニップ部との間の距離dを、
装置が使用する記録紙Pの最大サイズの長さより長く
し、トナー像受像体14aと定着装置30との間に拍車
17等による案内路を設けたことのみで、他の構成と作
用は全く同一である。
【0081】本実施の形態においては、両面コピーモー
ド時にも像形成から1次転写器14cによって記録紙P
上に表面画像の転写が終わるまでは片面(表面)コピー
モード時と同速度の処理線速度をもって処理が行われる
が、記録紙P上への表面画像の転写が終わるとトナー像
受像体14aの線速度を徐々に低下させ、定着装置30
での処理線速度は片面(表面)コピーモード時の処理速
度よりも低く設定している。なお記録紙Pの裏面にトナ
ー像を転写する定電流制御がなされる2次転写器14g
及び紙分離を行う定電流制御がなされる紙分離AC除電
器14hにおける電流値は対向して移動する記録紙Pの
速度に比例して変更がなされる。
【0082】本実施の形態2においても、実施の形態1
と同様に、 (1)第2の画像形成モードである片面(表面)コピー
モードによって記録紙Pの表面に連続して画像を形成す
る際には、記録紙Pの給紙は連続的であるので上ローラ
310の設定定着温度T12を若干高くし例えばT12=2
00℃とし、下ローラ320の表面温度は定着画像がな
いが片面(表面)コピーモードから両面画像形成コピー
モードに変更した場合に待ち時間が長くならないように
下ローラ320の設定定着温度T22を例えばT22=15
0℃とする。
【0083】(2)第1の画像形成モードである両面コ
ピーモードによって記録紙の両面に連続して画像を形成
する際には、記録紙の給紙は間欠的であるので第2の画
像形成モードである片面(表面)コピーモード時に較べ
第1の定着部材である上ローラ310の設定定着温度T
11を例えば185℃として片面コピーモード時の設定定
着温度T12より低下させる。また第2の定着部材である
下ローラ320の設定定着温度T21を表裏の画像の画質
の差をなくすため、例えば175℃とし、片面(表面)
コピーモード時の設定定着温度T22より上昇させる。即
ち、T11<T12,T21>T22とすることによって定着装
置30の消費電力を低減することができ、第一の実施の
形態に較べて更に消費電力を低減することができる。
【0084】上ローラ310の両面コピーモード時の設
定定着温度T11は片面コピーモード時の設定定着温度T
12より10〜30℃低く設定することが好ましい。また
下ローラ320の片面コピーモード時の設定定着温度T
22は両面コピーモード時の設定定着温度T21より20〜
50℃低く設定するのが好ましい。
【0085】なお、前記2つの実施の形態で示した発明
は下ローラ320に代わってセラミックヒータを用いた
ベルト式の定着手段を有するようにした画像形成装置に
ついても適用され同様の効果を得ることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明の請求項1によるときは、上記の
ように定着部材の表面温度を適正に設定することによ
り、第1の画像形成モードである両面画像形成モード時
の定着装置の消費電力を第2の画像形成モードである片
面画像形成モード時の定着消費電力に較べ大幅に節約し
て、両面画像形成モード時の定着消費電力を片面画像形
成モード時の90〜60%とし、かつ良好な画質を得る
ことの可能な両面画像形成装置を提供されることとなっ
た。
【0087】また請求項4によるときも、像形成から定
着に至る処理線速度は第2の画像形成モード時に較べ、
第1の画像形成モード時には低く設定されることと、定
着部材の表面温度を適正に設定することにによって、第
1の画像形成モードである両面画像形成モード時の定着
装置の消費電力を第2の画像形成モードである片面画像
形成モード時の定着消費電力に較べ大幅に節約して、両
面画像形成モード時の定着消費電力を片面画像形成モー
ドの60〜50%とし、かつ良好な画質を得ることの可
能な両面画像形成装置を提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面画像形成装置の実施形態の一例を
示す断面構成図である。
【図2】図1の像担持手段の側断面図である。
【図3】トナー像形成状態と転写材の供給を示す説明図
である。
【図4】両面及び片面画像形成時の画像形成と給紙の関
係を示す説明図である。
【図5】本発明で用いられる定着装置の断面構成図であ
る。
【図6】実施の形態1の制御系を示すブロック図であ
る。
【図7】両面及び片面画像形成時の定着ローラの表面温
度状態を示すグラフである。
【図8】本発明の両面画像形成装置の実施形態2の一例
を示す断面構成図である。
【図9】本発明の実施形態2の処理速度と放電電流の関
係を示すグラフである。
【図10】処理線速度を1/2にした場合の潜像形成を
説明する図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(第1の像担持手段) 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a トナー像受像体(第2の像担持手段) 14c 1次転写器(第1の転写手段) 14g 2次転写器(第2の転写手段) 14h 紙分離AC除電器 30 定着装置(定着手段) 310 上ローラ(第1の定着部材) 320 下ローラ(第2の定着部材) 311 第1ヒータ(第1の加熱手段) 321 第2ヒータ(第2の加熱手段) 314 第1温度センサ(第1の温度検知手段) 324 第2温度センサ(第2の温度検知手段) P 記録紙(転写材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、該第1の像担持手
    段に担持されたトナー像が転写され、転写された該トナ
    ー像を担持する第2の像担持手段と、前記第1の像担持
    手段に担持されたトナー像を前記第2の像担持手段又は
    転写材の表面に転写する第1の転写手段と、前記第2の
    像担持手段に担持されたトナー像を前記転写材の裏面に
    転写する第2の転写手段と、前記転写材に転写されたト
    ナー像を定着する定着手段とを有し、前記転写材の両面
    に画像を形成する第1の画像形成モードと、前記転写材
    の表面のみに画像を形成する第2の画像形成モードとを
    有する両面画像形成装置において、 前記定着手段は、 前記転写材の表面に対向する第1の定着部材と、 該第1の定着部材を加熱する第1の加熱手段と、 前記第1の定着部材の表面温度を検出する第1の温度検
    出手段と、 前記第1の定着部材よりも断面方向の熱伝導が低い前記
    転写材の裏面に対向する第2の定着部材と、 該第2の定着部材を加熱する第2の加熱手段と、 前記第2の定着部材の表面温度を検出する第2の温度検
    出手段とを有し、前記第1の定着部材と前記第2の定着
    部材とにより前記転写材を挟持搬送して前記転写材上の
    トナー像を定着するものであって、 前記第1の画像形成モード時には前記第2の画像形成モ
    ード時に較べ、前記第1の定着部材の表面温度を低く設
    定し、前記第2の定着部材の表面温度を高く設定するこ
    とを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の定着部材の前記第1の画像形
    成モード時の表面温度は前記第2の画像形成モード時の
    表面温度より5〜20℃低く設定したことを特徴とする
    請求項1に記載の両面画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の定着部材の前記第2の画像形
    成モード時の表面温度は前記第1の定着部材の表面温度
    より20〜50℃低く設定したことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の両面画像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、該第1の像担持手
    段に担持されたトナー像が転写され、転写された該トナ
    ー像を担持する第2の像担持手段と、前記第1の像担持
    手段に担持されたトナー像を前記第2の像担持手段又は
    転写材の表面に転写する第1の転写手段と、前記第2の
    像担持手段に担持されたトナー像を前記転写材の裏面に
    転写する第2の転写手段と、前記転写材に転写されたト
    ナー像を定着する定着手段とを有し、前記転写材の両面
    に画像を形成する第1の画像形成モードと、前記転写材
    の表面のみに画像を形成する第2の画像形成モードとを
    有する両面画像形成装置において、 トナー像形成から定着にいたる処理線速度は前記第2の
    画像形成モード時に較べ、前記第1の画像形成モード時
    には低く設定されることを特徴とする両面画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記トナー像形成手段による前記第1の
    像担持手段の帯電及び前記第1及び第2の転写手段によ
    るトナー像の転写は定電流制御によって行われ、前記帯
    電及び転写の電流は前記処理線速度に比例して設定され
    ることを特徴とする請求項4に記載の両面画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の画像形成モード時には前記第
    2の画像形成モード時に較べ、前記転写材の表面に対向
    する第1の定着部材の表面温度を低く設定し、前記転写
    材の裏面に対向する第2の定着部材の表面温度を高く設
    定することを特徴とする請求項4又は5に記載の両面画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の定着部材の第1の画像形成モ
    ードの表面温度は前記第2の画像形成モード時の表面温
    度より10〜30℃低く設定したことを特徴とする請求
    項4〜6の何れか1項に記載の両面画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の定着部材の前記第2の画像形
    成モード時の表面温度は前記第1の定着部材の表面温度
    より20〜50℃低く設定したことを特徴とする請求項
    4〜7の何れか1項に記載の両面画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6633733B2 (en) 2000-10-27 2003-10-14 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for printing an appropriate image even on a special recording medium
JP2007264289A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sharp Corp 定着装置及び画像形成装置
US7796906B2 (en) 2006-03-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having first and second image processing units and corresponding conveyance paths
JP2011053350A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Murata Machinery Ltd 画像形成装置

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