JPH11329140A - 押釦スイッチ用カバー部材の製造方法 - Google Patents

押釦スイッチ用カバー部材の製造方法

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JPH11329140A
JPH11329140A JP14012698A JP14012698A JPH11329140A JP H11329140 A JPH11329140 A JP H11329140A JP 14012698 A JP14012698 A JP 14012698A JP 14012698 A JP14012698 A JP 14012698A JP H11329140 A JPH11329140 A JP H11329140A
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Akira Suzuki
木 ▲あきら▼ 鈴
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KOOSHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光を用いることなく、簡単にしかも
色むらもなく、押釦スイッチ用カバー部材の押釦部の頂
面に所定の文字や図形の形状所定の透光色彩を有する透
光部を正確に形成することが可能な押釦スイッチ用カバ
ー部材の製造方法を提供する。 【解決手段】 透明または半透明ゴム材料を用いて成形
した押釦スイッチ用カバー部材本体の押釦部の頂面に、
透光性着色層を形成し、透光性着色層の上面に、透光性
着色層に対して仮着性を有するマスキング層を形成し、
押釦スイッチ用カバー部材本体の表面全面に遮光性着色
層を形成し、透光性着色層とマスキング層との間で剥離
して、押釦部の頂面からマスキング層とその上層の遮光
性着色層を取り除き、押釦部の頂面の透光性着色層を露
呈させ、透光性着色層の上面に所定符号形状の文字抜き
部を有するように遮光性着色層を設けて、押釦部の頂面
に所定符号形状の透光部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯用電
話機等の各種押釦スイッチに用いられる所定符号形状の
透光部を備えた照光式の押釦スイッチ用カバー部材の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、携帯用電話機等の入
力用として、押釦スイッチの押釦としてゴム製の押釦ス
イッチ用カバー部材が、広く用いられている。すなわ
ち、この押釦スイッチ用カバー部材は、多数のキー部
(押釦部)を一体に成形でき、しかも外観的にも優れて
いることから、モバイルコンピュータ、携帯用電話機な
どの各種機器の入力用として広範に用いられている。
【0003】ところで、この種の押釦スイッチ用カバー
部材では、押釦スイッチが確実に押されたかどうかを表
示するため、また、暗所での入力操作を容易にするため
に、その押釦部の一部に透明または半透明の所定文字や
図形の形状の透光部を設けるとともに、その背面にLE
Dなどの光源を設けて、所定文字や図形部分を照光する
照光式の押釦スイッチ用カバー部材が最近では多く用い
られている。
【0004】このような照光式の押釦スイッチ用カバー
部材の製造方法としては、種々の方法が提案されている
が、外観、工程などの点からレーザー光を照射して、所
定の文字や図形の形状の透光部を形成する方法が、現在
では広く用いられている。
【0005】すなわち、このレーザー光を用いる方法と
しては、例えば、下記のような方法が用いられている。
先ず、シリコーンゴムなどを一体成形することによって
押釦スイッチ用カバー部材本体を成形する。なお、この
カバー部材本体110は、図8に示したように、脚部1
11を形成する連設部112と、脚部から上方に傾斜し
て形成されたドーム部113と、ドーム部の上端に形成
された押釦部(キートップ部)114と、押釦部の下面
に形成された可動接点部115とから構成されている。
【0006】次に、図9に示したように、押釦部の頂面
に透光性着色層117を形成した後、このカバー部材の
表面全体に、例えば、黒色顔料を含んだ塗料などで遮光
性着色層119を形成して被覆する。
【0007】その後、例えば、Nd:YAGレーザー光
を照射することによって、図10に示したように、所定
の文字や図形の形状に遮光性着色層119を除去して所
定の透光色彩を有する透光部122を形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなレーザー光照射による照光式の押釦スイッチ用カバ
ー部材の製造方法では、レーザー光の照射によって、遮
光性着色層を除去して透光部を形成する場合に、遮光性
着色層の厚さや、レーザー光の照射エネルギーが不均一
である場合には、遮光性着色層の一部が透光部に残存し
たり、逆に、透光性着色層まで除去されてしまうなど、
透光部において色むらが発生してしまうなど外観が良好
でなく品質低下につながる場合があった。
【0009】このため、特公平7−70271号公報に
開示されるように、透光性着色層と遮光性着色層との間
に透光性保護層を設けて、レーザー光を照射した際に、
遮光性着色層の厚さの不均一に起因する加工深さの不均
一を、この透光性保護層が吸収して透光部において色む
らが発生するのを防止する方法が提案されている。
【0010】しかしながら、この方法においても、遮光
性着色層の厚さのバラツキや、レーザー光の照射エネル
ギーのバラツキを考慮して、透光性保護層の厚さを予め
設定するのが難しく、また、このような透光性保護層を
設けなければならないために工程数が増加することにな
り、コストが高くなる。
【0011】また、何れにしても、これらのレーザー光
を照射することにより、所定の文字または図形の形状に
遮光性着色層を除去して精密に透光部を形成するので、
レーザー光照射装置の精密な制御が必要となり、装置的
には複雑となってしまう。
【0012】本発明は、このような現状に鑑み、レーザ
ー光を用いることなく、簡単にしかも色むらもなく、押
釦スイッチ用カバー部材の押釦部の頂面に所定の文字や
図形の形状所定の透光色彩を有する透光部を正確に形成
することが可能な押釦スイッチ用カバー部材の製造方法
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の押釦スイッチ用カバー
部材の製造方法は、押釦部の頂面に所定符号形状の透光
部を有する押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であっ
て、透明または半透明ゴム材料を用いて成形した押釦ス
イッチ用カバー部材本体の押釦部の頂面に、透光性着色
層を形成し、前記透光性着色層の上面に、前記透光性着
色層に対して仮着性を有するマスキング層を形成し、前
記押釦スイッチ用カバー部材本体の表面全面に遮光性着
色層を形成し、前記透光性着色層とマスキング層との間
で剥離して、前記押釦部の頂面からマスキング層とその
上層の遮光性着色層を取り除き、押釦部の頂面の透光性
着色層を露呈させ、前記透光性着色層の上面に所定符号
形状の文字抜き部を有するように遮光性着色層を設け
て、押釦部の頂面に所定符号形状の透光部を形成するこ
とを特徴とする。
【0014】すなわち、押釦スイッチ用カバー部材本体
の押釦部の頂面に形成した透光性着色層の上面に、透光
性着色層に対して仮着性を有するマスキング層を形成
し、その後、カバー部材本体の表面全面に遮光性着色層
を形成して、押釦部の頂面からマスキング層とその上層
の遮光性着色層を取り除くだけで、押釦部の頂面に透光
性着色層が露出することになる。従って、その上面に所
定符号形状の文字抜き部を有するように遮光性着色層を
印刷により設けるだけで、所定符号形状の透光部を簡単
にしかも正確に形成することができる。しかも、この
際、押釦部の側部、連設部には、遮光性着色層が残存す
ることになるので、光源からの光が透光部以外から漏洩
して、透光部の視認性が低下することがない。
【0015】また、本発明の押釦用カバー部材の製造方
法では、前記マスキング層が、紫外線硬化型のマスキン
グ剤から成ることを特徴とする。このように、マスキン
グ層を紫外線硬化型のマスキング剤から構成することに
よって、カバー部材本体の押釦部の頂面に形成した透光
性着色層の上面にマスキング剤を塗装または印刷して、
紫外線によって硬化させることにより簡単にマスキング
層を形成することができ、その作業性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(実施
例)を図面に基づいてより詳細に説明する。図1〜図6
は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の製造方法の各
製造工程における押釦部の縦断面図、図7は、本発明の
押釦スイッチ用カバー部材の製造方法によって製造した
押釦スイッチ用カバー部材の部分切欠斜視図である。
【0017】図1に示したように、脚部11を形成する
連設部12と、脚部12から上方に傾斜して形成された
ドーム部13と、ドーム部13の上端に形成された押釦
部(キートップ部)14と、押釦部14の下面に形成さ
れた可動接点部15とから構成された透明または半透明
の押釦スイッチ用カバー部材本体10を一体成形する。
【0018】カバー部材10としては、弾性を有する材
料であればよく、例えば、天然ゴム、ポリブタジエン、
ポリイソプレン、ネオプレン、SBRなどのジエン系合
成ゴム、エチレン−プロピレン系、ウレタン系、シリコ
ーン系等の合成ゴム、またはこれらの組み合わせから製
造すればよい。特に、透明性、耐熱性、耐候性、電気絶
縁性からすれば、シリコーン系のゴムを用いるのが好ま
しい。また、カバー部材10は、例えば、射出成形、圧
縮成型などの公知の方法で製造すれば良い。
【0019】さらに、カバー部材10は、全体を絶縁性
としてもよく、導電性黒鉛などを混入して全体を導電性
としたものでもよいが、通常は可動接点部15の部分を
導電性としてその他の部分を絶縁性とすることによっ
て、押釦部相互の短絡による機器の誤動作を防止するの
が好ましい。
【0020】次に、図2に示したように、このカバー部
材本体10の押釦部14の頂面16に、透光性着色層1
7を形成する。透光性着色層17としては、例えば、白
色色調の顔料成分として、酸化チタン、酸化亜鉛など、
赤色色調成分としてベンガラ(酸化第二鉄)、緑色色調
成分として酸化クロムを含む顔料又は染料の他、青、
赤、オレンジ色、黄色、緑、紫、茶色、グレーなどの無
機、有機の顔料を主成分の塗料樹脂に混入した塗料を用
いればよい。特に、カバー部材本体10がシリコーン系
のゴムである場合には、塗着性と色彩などを考慮すれ
ば、主成分としてシリコーン樹脂を含んだ塗料とするの
が好ましい。このような塗料としては、例えば、「XE
14−B2246(商品名)」(東芝シリコーン株式会
社製)が使用可能である。
【0021】なお、この場合、光が透過する程度に着色
された塗料を得るためには、主成分のシリコーン樹脂1
00重量部に対して、顔料または染料を50〜120重
量部含むのが望ましい。すなわち、顔料または染料が5
0重量部より少なければ、着色が十分でなく、光源が透
けて見えてしまい、逆に、120重量部よりも多けれ
ば、透光性が十分でなく照光効果が得られないからであ
る。
【0022】また、カバー部材本体10の押釦部14の
頂面16に、透光性着色層17を形成する方法として
は、従来公知の方法で塗設して形成すればよく、例え
ば、スクリーン印刷、タンポ印刷による塗布などによっ
て設けることが可能であり、その膜厚としては、透光
性、塗着強度などを考慮すれば、10〜30μmとする
のが好ましい。なお、この塗設した透光性着色層17
は、例えば、140〜160℃、50〜60分間、ギア
オーブン(乾燥機)によって加熱することによって、押
釦部14の頂面16に固着させる。
【0023】なお、このようなこのような塗料に、プロ
メシウムからなる自発光夜光塗料または硫化亜鉛等の蓄
光塗料を混入して、夜間自然発光するようにしてもよ
く、この場合には、夜間の視認性が向上することとな
る。
【0024】続いて、図3に示したように、この透光性
着色層17の上面に、透光性着色層17に対して仮着性
を有するマスキング層18を形成する。マスキング層1
8としては、透光性着色層17に対して仮着性を有する
ものであればよいが、作業性、コストなどを考慮すれ
ば、紫外線硬化型樹脂を含むインキ、電子線硬化型の樹
脂を含むインキが好ましく、特に作業性などを考慮すれ
ば、紫外線硬化型樹脂を含むインキであるのが望まし
い。
【0025】紫外線硬化型樹脂を含むインキとしては、
光重合性オリゴマーとして、エポキシアクリレート系、
ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート
系、ポリエーテルアクリレート系などの光重合性オリゴ
マーを含み、反応性希釈剤として、スチレンアクリレー
ト、酢酸ビニルアクリレートなどの単官能アクリレー
ト、多官能アクリレートを含み、光開始剤として、ベン
ゾイン系、アセトフェノン系、チオキサンソン系、パー
オキシド系の光開始剤を含むインキが使用可能である。
なお、この場合、光開始助剤として、アミン系、キノン
系の光開始助剤、その他の添加剤として、熱重合禁止
剤、無機または有機の充填剤、接着付与剤、チクソ付与
剤、可塑剤、非反応性ポリマー、着色剤として顔料を含
んでもよい。このような、紫外線硬化型樹脂を含むイン
キとしては、例えば、「レイキュアーVX4700HF
T(商品名)」(十条化工株式会社製)が使用可能であ
る。
【0026】また、電子線硬化型の樹脂を含むインキと
しては、不飽和ポリエステル、アクリル化ポリエステ
ル、アクリル化エポキシ、アクリル化ウレタン、フッ素
樹脂などを含んだインキが使用可能である。
【0027】透光性着色層17の上面に、マスキング層
18を形成する方法としては、従来公知の方法で塗設し
て形成すればよく、例えば、スクリーン印刷、タンポ印
刷による塗布などによって設けることが可能であり、そ
の膜厚としては、透光性着色層17との仮着性、表面の
強度、及び耐熱性などを考慮すれば、10〜50μmと
するのが好ましい。なお、この塗設したマスキング層1
8は、例えば、UV照射器の紫外線を、80〜100m
m/secで照射することによって硬化して、透光性着
色層17の上面に仮着させる。
【0028】次に、このようにカバー部材本体10の押
釦部14の頂面16に透光性着色層17、マスキング層
18を積層した後に、図4に示したように、カバー部材
本体10の表面全面、すなわち外側表面全面に遮光性着
色層19を形成する。
【0029】遮光性着色層19としては、例えば、白色
色調の顔料成分として、酸化チタン、酸化亜鉛など、赤
色色調成分としてベンガラ(酸化第二鉄)、緑色色調成
分として酸化クロム、黒色色調として黒鉛を含む顔料又
は染料の他、青、赤、オレンジ色、黄色、緑、紫、茶
色、グレーなどの無機、有機の顔料を主成分の塗料樹脂
に混入した塗料を用いればよい。特に、カバー部材本体
10がシリコーン系のゴムである場合には、塗着性と摩
耗性、色彩などを考慮すれば、主成分としてシリコーン
樹脂を含んだ塗料とするのが好ましい。なお、外観、遮
光性などを考慮すれば、黒色色調の遮光性着色層19と
するのが好ましい。このような塗料としては、例えば、
「XE14−R4483(商品名)」(東芝シリコーン
株式会社製)が使用可能である。
【0030】なお、この場合、光が透過しない程度に着
色された塗料、すなわち遮光性の塗料を得るためには、
主成分のシリコーン樹脂100重量部に対して、顔料ま
たは染料を50〜120重量部含むのが望ましい。すな
わち、顔料または染料が50重量部より少なければ、着
色が十分でなく、遮光性が十分でなく光源が透けて見え
てしまい、逆に、120重量部よりも多ければ、塗着性
が得られないからである。
【0031】また、カバー部材本体10の表面全面、す
なわち外側表面全面に遮光性着色層19を形成する方法
としては、従来公知の方法で塗設して形成すればよく、
例えば、スクリーン印刷、エアスプレー、タンポ印刷に
よる塗布などによって設けることが可能であり、その膜
厚としては、透光性、塗着強度、摩耗性などを考慮すれ
ば、10〜30μmとするのが好ましい。なお、この塗
設した遮光性着色層19は、例えば、150〜160
℃、50〜60分間、ギアオーブン(乾燥機)によって
加熱することによって、カバー部材本体10の表面全
面、すなわち外側表面全面にに固着させる。
【0032】続いて、図5に示したように、透光性着色
層17とマスキング層18との間で剥離して、押釦部1
4の頂面16からマスキング層18とその上層の遮光性
着色層19を取り除き、押釦部14の頂面16の透光性
着色層17を露呈(露出させる)。
【0033】この場合、押釦部14の頂面16の透光性
着色層17からマスキング層18とその上層の遮光性着
色層19を剥離して取り除く方法としては、ブラストマ
シーンなどを用いて、押釦部14の頂面16の表面を機
械的に研磨して取り除く方法、指、ピンセット、自動制
御されたピックアップ装置などを用いて取り除く方法な
どが採用可能である。
【0034】このように、押釦部14の頂面16に透光
性着色層17を露出させた後、図6に示したように、透
光性着色層17の上面に所定符号形状の文字抜き部20
を有するように遮光性着色層21を設けて、押釦部14
の頂面16に所定符号形状の透光部22を形成する。
【0035】遮光性着色層21としては、遮光性着色層
19と同じ遮光性塗料が使用可能であり、遮光性着色層
19と同じ色調の遮光性塗料の他、デザイン的、意匠的
に遮光性着色層19と異なった色調の遮光性塗料を用い
ることも可能である。
【0036】また、遮光性着色層21を形成する方法と
しては、従来公知の方法で塗設して形成すればよく、例
えば、スクリーン印刷、エアスプレー、タンポ印刷によ
る塗布などによって設けることが可能であり、その膜厚
としては、遮光性、塗着強度、摩耗性などを考慮すれ
ば、10〜30μmとするのが好ましい。なお、この塗
設した遮光性着色層21は、例えば、150〜160
℃、50〜60分間、ギアオーブン(乾燥機)によって
加熱することによって、カバー部材本体10の表面全
面、すなわち外側表面全面に固着させる。
【0037】これによって、図7に示したように、押釦
部14の頂面16に所定符号形状の透光部22が形成さ
れた押釦スイッチ用カバー部材10を製造することがで
きる。
【0038】
【実施例】シリコーンゴム「KE−961u(商品
名)」(信越化学工業株式会社製)100重量部に、加
硫剤0.2〜2重量部を加えたシリコーンコンパウンド
を金型内に充填して、180℃、200kg/cm2
加熱、加圧して、図7に示したような、押釦部14が1
2個連設された透明なカバー部材本体を作製した。
【0039】次に、図2に示したように、「XE14−
B2246(商品名)」(東芝シリコーン株式会社製)
を用いて、スクリーン印刷によって、カバー部材本体の
押釦部14の頂面16に、10〜30μmの厚さに塗設
して、これを150〜160℃、50〜60分間、ギア
オーブン(乾燥機)によって加熱して固着させ、カバー
部材本体の押釦部14の頂面16にホワイト、赤、グリ
ーン色色調の透光性着色層17を形成した。
【0040】その後、図3に示したように、「レイキュ
アー VX4700HFT(商品名)」(十条化工株式
会社製)を用いて、スクリーン印刷によって、この透光
性着色層17の上面に10〜50μmの厚さに塗設し
て、これをUV照射器の紫外線を、80〜100mm/
secで照射することによって硬化して、マスキング層
18を形成した。
【0041】次に、図4に示したように、「XE14−
R4483(商品名)」(東芝シリコーン株式会社製
?)を用いて、エアスプレーによって、10〜30μm
の膜厚となるように、カバー部材本体の表面全面、すな
わち外側表面全面に塗設して、黒色色調の遮光性着色層
19を形成した。
【0042】その後、図5に示したように、ブラストマ
シンを用いて、透光性着色層17とマスキング層18と
の間で剥離して、押釦部14の頂面16からマスキング
層18とその上層の遮光性着色層19を取り除き、押釦
部14の頂面16の透光性着色層17露出させた。
【0043】続いて、図6に示したように、「XE14
−R4483(商品名)」(東芝シリコーン株式会社
製)を用いて、スクリーン印刷によって、透光性着色層
17の上面に所定符号形状の文字抜き部20を有するよ
うに遮光性着色層21を設けて、押釦部14の頂面16
に所定符号形状の透光部22を形成して、図7に示した
ように、押釦部14の頂面16に所定符号形状の透光部
22が形成された押釦スイッチ用カバー部材10を製造
した。
【0044】このようにして得られた押釦スイッチ用カ
バー部材は、押釦部14の頂面16に所定符号形状の透
光部22が正確に形成され、美観も優れており、しか
も、暗所において、その背面より光源で照光したとこ
ろ、透光部22が所定の色に照光され、所定の文字情報
などが視認でき、夜間の視認性も良好であった。
【0045】
【発明の効果】本発明の押釦スイッチ用カバー部材の製
造方法によれば、釦スイッチ用カバー部材本体の押釦部
の頂面に形成した透光性着色層の上面に、透光性着色層
に対して仮着性を有するマスキング層を形成し、その
後、カバー部材本体の表面全面に遮光性着色層を形成し
て、押釦部の頂面からマスキング層とその上層の遮光性
着色層を取り除くだけで、押釦部の頂面に透光性着色層
が露出することになる。従って、その上面に所定符号形
状の文字抜き部を有するように遮光性着色層を印刷によ
り設けるだけで、所定符号形状の透光部を簡単にしかも
正確に形成することができるので、品質が一定であり不
良率が低く、コストも低くなる。
【0046】また、印刷によって、所定符号形状の文字
抜き部を有するように遮光性着色層を形成しているの
で、表面のカラー化の多様化が可能であり、美観に優れ
ている。
【0047】しかも、押釦部の側部、連設部には、遮光
性着色層が残存することになるので、光源からの光が透
光部以外から漏洩して、透光部の視認性が低下すること
がない。
【0048】さらに、マスキング層が、紫外線硬化型の
マスキング剤から成るマスキング層を紫外線硬化型のマ
スキング剤から構成することによって、カバー部材本体
の押釦部の頂面に形成した透光性着色層の上面にマスキ
ング剤を塗装または印刷して、紫外線によって硬化させ
ることにより簡単にマスキング層を形成することがで
き、その作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図2】図2は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図3】図3は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図4】図4は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図5】図5は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図であ
る。。
【図6】図6は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図7】図7は、本発明の押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法によって製造した押釦スイッチ用カバー部材の
部分切欠斜視図である。
【図8】図8は、従来の押釦スイッチ用カバー部材の製
造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図9】図9は、従来の押釦スイッチ用カバー部材の製
造方法の製造工程における押釦部の縦断面図である。
【図10】図10は、従来の押釦スイッチ用カバー部材
の製造方法の製造工程における押釦部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10・・・・カバー部材本体 11・・・・脚部 12・・・・連設部 13・・・・ドーム部 14・・・・押釦部 15・・・・可動接点部 16・・・・頂面 17・・・・透光性着色層 18・・・・マスキング層 19・・・・遮光性着色層 20・・・・文字抜き部 21・・・・遮光性着色層 22・・・・透光部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦部の頂面に所定符号形状の透光部を
    有する押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、 透明または半透明ゴム材料を用いて成形した押釦スイッ
    チ用カバー部材本体の押釦部の頂面に、透光性着色層を
    形成し、 前記透光性着色層の上面に、前記透光性着色層に対して
    仮着性を有するマスキング層を形成し、 前記押釦スイッチ用カバー部材本体の表面全面に遮光性
    着色層を形成し、 前記透光性着色層とマスキング層との間で剥離して、前
    記押釦部の頂面からマスキング層とその上層の遮光性着
    色層を取り除き、押釦部の頂面の透光性着色層を露呈さ
    せ、 前記透光性着色層の上面に所定符号形状の文字抜き部を
    有するように遮光性着色層を設けて、押釦部の頂面に所
    定符号形状の透光部を形成することを特徴とする押釦用
    カバー部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記マスキング層が、紫外線硬化型のマ
    スキング剤から成ることを特徴とする請求項1に記載の
    押釦用カバー部材の製造方法。
JP14012698A 1998-05-21 1998-05-21 押釦スイッチ用カバー部材の製造方法 Pending JPH11329140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472000B1 (ko) * 2002-08-30 2005-03-10 주식회사 모센 박막형 키패드 및 그 제조방법
KR100779065B1 (ko) 2006-06-20 2007-11-27 (주)지엔씨 키패드 및 그 제조방법

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