JPH11332737A - ガス炊飯器 - Google Patents

ガス炊飯器

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JPH11332737A
JPH11332737A JP14554198A JP14554198A JPH11332737A JP H11332737 A JPH11332737 A JP H11332737A JP 14554198 A JP14554198 A JP 14554198A JP 14554198 A JP14554198 A JP 14554198A JP H11332737 A JPH11332737 A JP H11332737A
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cooker
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Megumi Ichikawa
恵 市川
Toshimitsu Toyosaki
利光 豊崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース体の外表面温度の上昇を十分に抑制で
きるようにすること。 【解決手段】 炊飯釜(8) の胴部(80)を包囲する筒状の
ケース体(2) を備え、ケース体(2) 内の炊飯釜(8) の下
方の燃焼室(100) からの燃焼排気がケース体(2)と炊飯
釜(8) との間を上昇してケース体(2) の外部に排出され
るガス炊飯器において、ケース体(2) は、内胴(2a)と、
内胴(2a)を包囲して内胴(2a)との間に筒状の第1間隙(2
01) を形成する中胴(2b)と、中胴(2b)を包囲して中胴(2
b)との間に筒状の第2間隙(202) を形成する外胴(2c)
と、を備え、第1間隙(201) 及び第2間隙(202) の上下
両端がケース体(2) の外部に連通すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス炊飯器、特
に、炊飯釜の胴部を包囲する筒状のケース体を備えたガ
ス炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のガス炊飯器(9) の要部断
面図である。同図に示すガス炊飯器(9) は、業務用であ
り、炊飯釜(8) の胴部を包囲して炊飯釜(8) を支持する
筒状のケース体(9b)が台ケース(9a)に載置された構成と
なっている。台ケース(9a)には、ガスバーナなどの燃焼
機能部が収容されており、ガスバーナのバーナヘッド(9
6)が台ケース(9a)の上方に露出している。従って、台ケ
ース(9a)と炊飯釜(8) との間がガス燃焼の為の燃焼室(9
8)となる。
【0003】又、ケース体(9b)は、内周胴部(91)と、こ
の内周胴部(91)を包囲する外周胴部(92)と、を備えた構
成となっている。これら内周胴部(91)と外周胴部(92)と
の間には、その下方側にあって周方向に並ぶ第1金具(9
4)群と、上方側にあって周方向に並ぶ第2金具(95)群
と、が介在されている。これら第1金具(94)群及び第2
金具(95)群によって、内周胴部(91)と外周胴部(92)とが
相互に連結されると共に、内周胴部(91)と外周胴部(92)
との間に筒状の間隙(90)が形成されている。
【0004】第1金具(94)群は、台ケース(9a)とケース
体(9b)との間に介在されており、これら第1金具(94)相
互の間隙を介して間隙(90)の下端がケース体(9b)の外部
に連通している。又、間隙(90)は、上方に開放してい
る。このガス炊飯器(9) では、燃焼室(98)でのガス燃焼
により生じた燃焼排気が同図の矢印(P1)のように、ケー
ス体(9b)と炊飯釜(8) との間を上昇してケース体(9b)の
外部に排出される。
【0005】このとき、前記燃焼排気に直接接触する内
周胴部(91)が前記燃焼排気により加熱されるが、この内
周胴部(91)と外周胴部(92)との間に間隙(90)があるか
ら、この間隙(90)の空気層による断熱作用によって、外
周胴部(92)の温度上昇が抑制される。又、間隙(90)の上
下両端がケース体(9b)の外部に連通しているから、同図
の矢印(P2)のように、この外部の空気が間隙(90)の下端
から流入して間隙(90)を上昇し、更に、同図の矢印(P3)
のように、この間隙(90)の上端から外部に排出される。
従って、この間隙(90)での空冷作用によっても、外周胴
部(92)の温度上昇が抑制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、間隙(90)で
の上記断熱作用及び上記空冷作用だけでは、外周胴部(9
2)の温度上昇の抑制が不十分であり、ケース体(9b)の外
表面温度が高温度(例えば、200〜300℃)となっ
ていた。従って、このガス炊飯器(9) が設置された厨房
等の温度が上がると共に、このガス炊飯器(9) の外表面
への接触により火傷するなどの問題があった。
【0007】本発明は、ケース体の外表面温度の上昇を
十分に抑制できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた本発明の解決手段は、『炊飯釜の胴部を包
囲する筒状のケース体を備え、前記ケース体内の前記炊
飯釜の下方の燃焼室からの燃焼排気が前記ケース体と前
記炊飯釜との間を上昇して前記ケース体の外部に排出さ
れるガス炊飯器において、前記ケース体は、内胴と、前
記内胴を包囲して前記内胴との間に筒状の第1間隙を形
成する中胴と、前記中胴を包囲して前記中胴との間に筒
状の第2間隙を形成する外胴と、を備え、前記第1間隙
及び前記第2間隙の上下両端が前記ケース体の外部に連
通することを特徴とする』ものである。
【0009】このものでは、燃焼排気に接する内胴が前
記燃焼排気により加熱されるが、内胴とこれの外周側の
中胴との間に上記第1間隙があるから、この第1間隙の
空気層による断熱作用によって、内胴から中胴への熱伝
導が抑制されて中胴の温度上昇が抑制される。加えて、
中胴とこれの外周側の外胴との間に上記第2間隙がある
から、中胴から外胴への熱伝導が抑制されて外胴の温度
上昇が抑制される。従って、ケース体の外表面温度の上
昇が抑えられる。
【0010】又、第1間隙及び第2間隙の上下両端がケ
ース体(9b)の外部に連通しているから、この外部の空気
が第1間隙及び第2間隙の各々の下端から流入して第1
間隙及び第2間隙の各々を上昇し、更に、第1間隙及び
第2間隙の各々の上端からケース体の外部に排出され
る。従って、第1間隙及び第2間隙での空冷作用によっ
て中胴及び外胴の温度上昇が抑制されるものとなり、こ
の点でも、ケース体の外表面温度の上昇が抑えられる。
【0011】
【発明の効果】本発明では、前記したように、第1間隙
での断熱作用及び空冷作用に加えて、第2間隙での断熱
作用及び空冷作用があるから、従来のように間隙が1つ
のものに比べて、外胴の温度上昇の抑制が大きくなり、
ケース体の外表面温度の上昇が十分に抑制されたものと
なる。又、ケース体から出る輻射熱も大幅に抑えられた
ものとなる。従って、このガス炊飯器が設置される厨房
等の温度が十分に抑制されると共に、このガス炊飯器へ
の接触による火傷等が防止されて安全性が向上する。
【0012】[その他] [a項]上記した発明に於いて、『前記外胴は、その上
端部のみが前記中胴に連結される』ものでもよい。一般
に、内胴と中胴とは、炊飯釜等の荷重を受ける為に、そ
の上端部及び下端部で相互に連結される構成となる場合
が多いから、この連結箇所による内胴から中胴への熱伝
導によって中胴の温度上昇が抑制されにくい傾向となる
が、外胴は、その上端部のみが中胴に連結されているか
ら、この連結箇所による中胴から外胴への熱伝導が小さ
くなり、外胴の温度上昇の抑制が十分なものとなる。
【0013】[b項]上記した発明又はa項に於いて、
『前記ケース体は、前記燃焼室に臨む位置にて前記内胴
及び前記中胴に貫通状態に装着され且つ前記外胴に対し
て非接触となる筒状の枠体と、前記枠体に嵌め込まれて
前記枠体に固定される窓板と、前記外胴に於ける前記窓
板に対向する部分に形成された開口部と、を備える』も
のでもよい。
【0014】このものでは、内胴及び中胴に筒状の枠体
が貫通状態に装着されて、この枠体に窓板が嵌め込まれ
ており、外胴の窓板に対向する部分には、開口部が形成
されている。従って、ケース体の外部から開口部及び窓
板を介して燃焼室のガス燃焼の状態を確認できる。この
ものでは、内胴及び中胴に装着された枠体が外胴に対し
て非接触となるから、この枠体による内胴及び中胴から
外胴への熱伝導が生じない。従って、この点でも、外胴
の温度上昇が抑制される。
【0015】[c項]上記した発明又はa項に於いて、
『前記ケース体は、前記燃焼室に臨む位置にて前記内胴
に形成された開口の周縁部に装着され且つ前記中胴に対
して非接触となる枠体と、前記枠体に嵌め込まれて前記
開口を閉じる窓板と、前記中胴及び前記外胴に於ける前
記窓板に対向する部分の各々に形成された開口部と、を
備える』ものでもよい。
【0016】このものでは、内胴に形成された開口の周
縁部に枠体が装着されており、この枠体には、開口を閉
じる窓板が嵌め込まれている。そして、中胴及び外胴の
窓板に対向する部分の各々には、開口部が形成されてい
る。従って、ケース体の外部から開口部の各々及び窓板
を介して燃焼室でのガス燃焼の状態を確認できる。この
ものでは、内胴に装着された枠体が中胴に対して非接触
となるから、この枠体による内胴から中胴への熱伝導が
生じない。従って、中胴の温度上昇が抑制され、これに
よって、外胴の温度上昇が抑制される。
【0017】[d項]上記した発明、a項〜c項の何れ
かに於いて、『前記ケース体は、前記内胴の上端に取り
付けられ且つ前記中胴との間に間隔をあけて前記中胴よ
りも外周側に張り出す環状部材を備え、前記環状部材の
外周縁部の下方域に於いて前記外周縁部と間隔をあけて
前記外胴が配置される』ものでもよい。
【0018】このものでは、内胴の上端に取り付けられ
た環状部材が中胴との間に間隔をあけて中胴よりも外周
側に張り出しており、環状部材の外周縁部の下方域にて
前記外周縁部と間隔をあけて外胴が配置されているか
ら、第1間隙及び第2間隙の各々の上端に達した空気
は、この環状部材によりケース体の外部に導かれる。こ
のものでは、環状部材の外周縁部の下方域に外胴が配置
されているから、この環状部材の張り出し部の下方空間
を有効利用できる。又、このガス炊飯器の胴部の外観上
の一体感が増すものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施の形
態に於けるガス炊飯器(A) の構成の概要を示す図であ
り、図2は、図1のケース体(2) の拡大断面図であり、
図3は、図2の第2金具(5) の正面図であり、図4は、
図2の窓部(20)の拡大断面図であり、図5は、ガス炊飯
器(A) の外表面温度の測定点(S1)〜(S4)を示す図であ
る。
【0020】図1に示すように、ガス炊飯器(A) は、業
務用であり、炊飯釜(8) の胴部(80)を包囲して炊飯釜
(8) を支持する筒状のケース体(2) が台ケース(1) に載
置された構成となっている。 [台ケース(1) について]台ケース(1) は、図1に示す
ように、ガスバーナなどの燃焼機能部を収容した構成で
あり、この台ケース(1) の上面部を構成する汁受皿(11)
の中央部に形成された開口(11a) を介してガスバーナの
バーナヘッド(1a)が上方に露出している。従って、ケー
ス体(2) 内に於いて、台ケース(1) とその上方の炊飯釜
(8) との間がバーナヘッド(1a)から噴出するガスを燃焼
させる為の燃焼室(100) となる。
【0021】[炊飯釜(8) について]図1に示すよう
に、炊飯釜(8) の胴部(80)は、後述のケース体(2) より
も一回り小さく形成されており、これによって、胴部(8
0)とケース体(2) との間には、その上下方向に亙って環
状間隙が形成されている。又、炊飯釜(8) の上端部(胴
部(80)よりも上方の部分)は、ケース体(2) よりも外周
側に張り出しており、この張出し部から下方に突出して
周方向に並ぶ複数のリブ体(81)がケース体(2) (後述の
環状部材(2d))に載置されている。これによって、リブ
体(81)相互間の間隙を介して胴部(80)とケース体(2) と
の間の環状間隙がケース体(2) の外部に連通している。
【0022】[ケース体(2) について]ケース体(2)
は、図2に示すように、内胴(2a)と、この内胴(2a)を包
囲する中胴(2b)と、この中胴(2b)を包囲する外胴(2c)
と、内胴(2a)に取り付けられて中胴(2b)よりも外周側に
張り出す環状部材(2d)と、を備えた構成となっている。
そして、内胴(2a)と中胴(2b)との間には、筒状の第1間
隙(201) が形成され、中胴(2b)と外胴(2c)との間には、
筒状の第2間隙(202) が形成されている。
【0023】この為、内胴(2a)と中胴(2b)との間には、
その下端にて周方向に並ぶ第1金具(3) 群と、上端部に
て周方向に並ぶ第2金具(4) 群と、が介在され、中胴(2
b)と外胴(2c)との間には、その上端部にて周方向に並ぶ
第3金具(5) 群が介在されている。各第1金具(3) は、
図2に示すように、内胴(2a)の下端のフランジ部(20a)
と汁受皿(11)とに挟まれた状態でフランジ部(20a) と共
に汁受皿(11)にネジ止めされている。又、この第1金具
(3) に於ける内胴(2a)よりも外周側に突出する部分に
は、汁受皿(11)の外周縁部に載置されるL字状部分(31)
が備えられており、このL字状部分(31)に対して、中胴
(2b)の下端が密に外嵌する態様で載置されている。
【0024】各第2金具(4) は、図3に示す上記周方向
の両端部に形成された一対の貫通孔(41)を用いて図2の
ように内胴(2a)にネジ止めされている。又、この第2金
具(4) は、図2及び図3に示すように、前記周方向の中
程の部分が中胴(2b)側に突出しており、この突出部の先
端面から突出して上下に並ぶ一対のリブ(43)の各々が中
胴(2b)に接触している。
【0025】従って、これら第1金具(3) 群及び第2金
具(4) 群によって、内胴(2a)と中胴(2b)とがその下端及
び上端部にて一体的につながると共に、これら内胴(2a)
と中胴(2b)との間に上記した第1間隙(201) が形成され
たものとなる。又、第1金具(3) 相互間の間隙を介して
第1間隙(201) の下端がケース体(2) の外部に連通した
ものとなる。
【0026】各第3金具(5) は、図2に示すように、中
胴(2b)と外胴(2c)との間に介在された筒体(52)と、この
筒体(52)に挿通される態様で外胴(2c)及び中胴(2b)に貫
通するネジ(51)と、からなり、ネジ(51)は、前記した第
2金具(4) のリブ(43)間に形成されたネジ孔(42)に螺合
している。従って、この第3金具(5) 群によって、外胴
(2c)は、その上端部のみが中胴(2b)に連結されたものと
なる。又、この第3金具(5) (筒体(52))群によって、
中胴(2b)と外胴(2c)との間に上記した第2間隙(202) が
形成されたものとなる。尚、この第2間隙(202) の幅(H
2)は、10mm程度に設定されており、上記した第1間
隙(201) の幅(H1)は、10mm程度に設定されている。
【0027】又、内胴(2a)、中胴(2b)及び外胴(2c)の内
の中胴(2b)が台ケース(1) の外周縁部の上方域に配置さ
れて、第2間隙(202) が台ケース(1) よりも外周側に位
置していることから、第2間隙(202) の下端がケース体
(2) の外部に連通したものとなる。更に、上記した環状
部材(2d)は、中胴(2b)及び外胴(2c)に対して間隔をあけ
て配置されている。これによって、第1間隙(201) 及び
第2間隙(202) の上端がケース体(2) の外部に連通した
ものとなる。
【0028】尚、このケース体(2) では、内胴(2a)、中
胴(2b)及び環状部材(2d)が炊飯釜(8) の荷重を受けるこ
とになるが、内胴(2a)と中胴(2b)とが上記の第1金具
(3) 群によって台ケース(1) に安定的に載置されてお
り、この第1金具(3) 群や第2金具(4) 群等によって、
内胴(2a)と中胴(2b)とが相互に連結されている。又、環
状部材(2d)が内胴(2a)の上端に加えて中胴(2b)の上端で
も支持されている。従って、このケース体(2) の強度が
確保されている。尚、外胴(2c)では、炊飯釜(8) を支持
していない。
【0029】このものでは、上記した燃焼室(100) がケ
ース体(2) により包囲されてケース体(2) の外部に露出
していないが、このケース体(2) には、図4に示すよう
に、燃焼室(100) のガス燃焼の状態を確認する為の窓部
(20)が備えられている。この窓部(20)には、燃焼室(10
0) に臨む位置にて内胴(2a)及び中胴(2b)に貫通状態に
装着された筒状の枠体(23)と、この枠体(23)に嵌め込ま
れて枠体(23)に固定された窓板(24)と、外胴(2c)に於け
る窓板(24)に対向する部分に形成された開口部(27)と、
が備えられている。
【0030】枠体(23)は、その両端部が内胴(2a)及び外
胴(2c)に固定されており、外胴(2c)に対して非接触とな
っている。又、窓板(24)は、枠体(23)内の燃焼室(100)
側の端部に位置した状態でパッキン(25)及び止めリング
(26)で抑えられることによって、枠体(23)に固定されて
いる。従って、ケース体(2) の外部から窓部(20)(開口
部(27)及び窓板(24))を介して燃焼室(100) のガス燃焼
の状態を確認できるものとなり、これによって、このガ
ス炊飯器の安全性が向上している。尚、燃焼室(100) の
ガス燃焼状態を表示するLED等からなる表示装置(図
示せず)をこのガス炊飯器の外部に露出するように設け
たものでもよい。
【0031】[ケース体(2) の外表面温度について]こ
のガス炊飯器(A) では、その炊飯動作時に、燃焼室(10
0) でのガス燃焼により生じた燃焼排気が図2の矢印
(Q1)のように、ケース体(2) と炊飯釜(8) との間を上昇
してケース体(2) の外部に排出される。このとき、前記
燃焼排気に直接接触する内胴(2a)が前記燃焼排気により
加熱されて、この内胴(2a)の熱が外周側に伝導すること
から、外胴(2c)の温度、つまり、ケース体(2) の外表面
温度が上昇する傾向となる。
【0032】このガス炊飯器(A) のケース体(2) の外表
面温度を、図5に示す測定点(S1)〜(S4)にて測定し、更
に、他の構成のガス炊飯器(B)(C)のケース体の外表面温
度を、同じ測定点(S1)〜(S4)にて測定すると、次の表1
のようになった。
【0033】
【表1】
【0034】ここで、ガス炊飯器(B) は、上記の窓部(2
0)の枠体(23)を内胴(2a)及び外胴(2c)だけでなく外胴(2
c)まで貫通状態に装着したものであり、その他の構成は
ガス炊飯器(A) と同じである。ガス炊飯器(C) は、外胴
(2c)を備えない従来のものであり、その他の構成はガス
炊飯器(A) と同じである。そして、ガス炊飯器(A)(B)
(C) の各々は、何れも10リットル炊きとなっており、
米量及び水量や加熱工程などが同一となる炊飯条件下で
上記外表面温度を測定している。又、何れのガス炊飯器
でも、前記加熱工程にてガス燃焼開始から20分経過後
の温度が最高温度となるが、この最高温度を測定温度と
している。尚、測定点(S1)は、ガス炊飯器の正面側の開
口部(27)近傍位置であり、測定点(S2)は、前記正面側の
上部の所定位置であり、測定点(S3)(S4)は、ガス炊飯器
の背面側の上部の左右の所定位置の温度である。
【0035】この表1によれば、測定点(S2)〜(S4)の何
れに於いても、ガス炊飯器(C) の温度よりもガス炊飯器
(A)(B)の温度が大幅に低くなっている。これは、次のよ
うな理由による。ガス炊飯器(A)(B)では、内胴(2a)とこ
れの外周側の中胴(2b)との間に上記した第1間隙(201)
があるから、この第1間隙(201) の空気層による断熱作
用によって、内胴(2a)から中胴(2b)への熱伝導が抑制さ
れて中胴(2b)の温度上昇が抑制される。加えて、中胴(2
b)とこれの外周側の外胴(2c)との間に上記した第2間隙
(202) があるから、中胴(2b)から外胴(2c)への熱伝導が
抑制されて外胴(2c)の温度上昇が抑制される。従って、
これらガス炊飯器(A)(B)のケース体(2) の外表面温度の
上昇が抑えられる。
【0036】又、第1間隙(201) 及び第2間隙(202) の
上下両端がケース体(2) の外部に連通しているから、こ
の外部の空気が図2の矢印(Q2)のように第1間隙(201)
及び第2間隙(202) の各々の下端から流入して、第1間
隙(201) 及び第2間隙(202)の各々を上昇する。この上
昇した空気は、図2の矢印(Q3)のように、第1間隙(20
1) 及び第2間隙(202) の上端に達して中胴(2b)及び外
胴(2c)と環状部材(2d)との間を通ってケース体(2) の外
部に排出される。従って、第1間隙(201) 及び第2間隙
(202) での空冷作用によって中胴(2b)及び外胴(2c)の温
度上昇が抑制されるものとなり、この点でも、ケース体
(2) の外表面温度の上昇が抑えられる。
【0037】以上のように、これらガス炊飯器(A)(B)で
は、第1間隙(201) での断熱作用及び空冷作用に加え
て、第2間隙(202) での断熱作用及び空冷作用があるこ
ととなるから、間隙が1つのガス炊飯器(C) に比べて、
ケース体(2) の外表面温度の上昇の抑制が大きくなる。
従って、測定点(S2)〜(S4)に於いて、ガス炊飯器(C) の
温度よりもガス炊飯器(A)(B)の温度が大幅に低くなっ
た。
【0038】更に、上記した表1によれば、測定点(S1)
〜(S4)に於いて、ガス炊飯器(B) の温度よりもガス炊飯
器(A) の温度が低くなっており、特に、測定点(S1)に於
いて、ガス炊飯器(A) の温度が大幅に低くなっている。
これは、次のような理由による。ガス炊飯器(A) では、
内胴(2a)及び中胴(2b)に装着された枠体(23)が外胴(2c)
に対して非接触となっており、この枠体(23)による内胴
(2a)及び中胴(2b)から外胴(2c)への熱伝導が生じないか
ら、枠体(23)が外胴(2c)に接触しているガス炊飯器(B)
に比べて、外胴(2c)の温度上昇の抑制が大きくなる。従
って、測定点(S1)〜(S4)にて、ガス炊飯器(B) の温度よ
りもガス炊飯器(A) の温度が低くなり、特に、測定点(S
1)にて、ガス炊飯器(A) の温度が大幅に低くなった。
【0039】このガス炊飯器(A) では、表1のように、
測定点(S1)〜(S4)の全てで80℃以下となっているか
ら、このガス炊飯器(A) の安全性が向上している。この
ガス炊飯器(A) では、第1金具(3) 群及び第2金具(4)
群による内胴(2a)から中胴(2b)への熱伝導によって、中
胴(2b)の温度上昇の抑制が阻害され易いが、外胴(2c)
は、その上端部のみが中胴(2b)に連結されているから、
この連結箇所による中胴(2b)から外胴(2c)への熱伝導が
小さくなる。従って、この点でも、外胴(2c)の温度上昇
の抑制が十分なものとなる。尚、外胴(2c)を中胴(2b)に
連結する第3金具(5) の筒体(52)は、中胴(2b)及び外胴
(2c)に対して接触面積の小さいものが好ましい。
【0040】又、環状部材(2d)の外周縁部の下方域に外
胴(2c)が配置された構成となっており、これによって、
この環状部材(2d)に於いて中胴(2b)よりも外周側に張り
出した部分の下方空間を有効利用できる。又、このガス
炊飯器の胴部の外観上の一体感が増すものとなる。 [他の実施の形態]図6は、本願発明の他の実施の形態
に於ける窓部(20)の拡大断面図である。
【0041】上記の実施の形態では、窓部(20)の枠体を
内胴(2a)及び中胴(2b)に跨って装着される筒体とした
が、これを、同図に示すように、内胴(2a)のみに装着さ
れる構成としてもよい。同図に示す窓部(20)には、燃焼
室(100) に臨む位置にて内胴(2a)に形成された開口(29)
を内胴(2a)の外部から閉じる窓板(24)と、この窓板(24)
の周縁部を抑えた状態で内胴(2a)にネジ止め等により固
定される枠体(22)と、中胴(2b)及び外胴(2c)に於ける窓
板(24)に対向する部分の各々に形成された開口部(28)(2
7)と、が備えられている。
【0042】このものでは、ケース体(2) の外部から開
口部(27)(28)の各々及び窓板(24)を介して燃焼室(100)
でのガス燃焼の状態を確認できる。このものでは、内胴
(2a)に装着された枠体(22)が中胴(2b)に対して非接触と
なるから、この枠体(22)による内胴(2a)から中胴(2b)へ
の熱伝導が生じない。従って、中胴(2b)の温度上昇が抑
えられ、これによって、外胴(2c)の温度上昇が上記した
ガス炊飯器(A) よりも更に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に於けるガス炊飯器(A)
の構成の概要を示す図
【図2】図1のケース体(2) の拡大断面図
【図3】図2の第2金具(5) の正面図
【図4】図2の窓部(20)の拡大断面図
【図5】ガス炊飯器(A) の外表面温度の測定点(S1)〜(S
4)を示す図
【図6】本願発明の他の実施の形態に於ける窓部(20)の
拡大断面図
【図7】従来のガス炊飯器(9) の要部断面図
【符号の説明】
(8) ・・・炊飯釜 (80)・・・胴部 (2) ・・・ケース体 (100) ・・・燃焼室 (2a)・・・内胴 (2b)・・・中胴 (2c)・・・外胴 (20)・・・窓部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯釜の胴部を包囲する筒状のケース体
    を備え、前記ケース体内の前記炊飯釜の下方の燃焼室か
    らの燃焼排気が前記ケース体と前記炊飯釜との間を上昇
    して前記ケース体の外部に排出されるガス炊飯器におい
    て、 前記ケース体は、内胴と、前記内胴を包囲して前記内胴
    との間に筒状の第1間隙を形成する中胴と、前記中胴を
    包囲して前記中胴との間に筒状の第2間隙を形成する外
    胴と、を備え、前記第1間隙及び前記第2間隙の上下両
    端が前記ケース体の外部に連通することを特徴とするガ
    ス炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記外胴は、その上端部のみが前記中胴
    に連結される請求項1に記載のガス炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記ケース体は、前記燃焼室に臨む位置
    にて前記内胴及び前記中胴に貫通状態に装着され且つ前
    記外胴に対して非接触となる筒状の枠体と、前記枠体に
    嵌め込まれて前記枠体に固定される窓板と、前記外胴に
    於ける前記窓板に対向する部分に形成された開口部と、
    を備える請求項1又は2に記載のガス炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記ケース体は、前記燃焼室に臨む位置
    にて前記内胴に形成された開口の周縁部に装着され且つ
    前記中胴に対して非接触となる枠体と、前記枠体に嵌め
    込まれて前記開口を閉じる窓板と、前記中胴及び前記外
    胴に於ける前記窓板に対向する部分の各々に形成された
    開口部と、を備える請求項1又は2に記載のガス炊飯
    器。
  5. 【請求項5】 前記ケース体は、前記内胴の上端に取り
    付けられ且つ前記中胴との間に間隔をあけて前記中胴よ
    りも外周側に張り出す環状部材を備え、前記環状部材の
    外周縁部の下方域に於いて前記外周縁部と間隔をあけて
    前記外胴が配置される請求項1〜4の何れかに記載のガ
    ス炊飯器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228999A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Osaka Gas Co Ltd ガス炊飯器
JP2012161392A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Rinnai Corp ガス炊飯器
JP2020065678A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 株式会社パロマ ガス炊飯器

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