JPH11333251A - 脱硝装置のアンモニア注入量制御方法および装置 - Google Patents
脱硝装置のアンモニア注入量制御方法および装置Info
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Abstract
差を小さくするための調整要素を少なくし、かつ最適な
NH3 補正量を見出すことができる脱硝装置のNH3 注
入量制御方法を提供する。 【解決手段】 脱硝装置入口ガス流量と入口NOx計の
出力から総NOx量を求める手段と、脱硝装置入口およ
び出口のNOx濃度から必要モル比を求める演算部と、
総NOx量と必要モル比からNH3 注入量を求める手段
と、負荷変化時のみに付加されるNH3 先行注入量バイ
アス値を求める1段微分回路と、先行注入量バイアス値
とNH3 注入量とに基いて制御されるNH3 流量調節弁
を備えたものにおいて、負荷指令に基づく負荷変化開始
時に、負荷変化到達時の各負荷に対応する弁開度を予め
設定しておく設定器17aを介して、弁開度まで一気に
NH 3 流量調節弁2を操作してNH3 注入量を補正す
る。
Description
ア注入量制御方法および装置に係り、特に排ガス中の窒
素酸化物(NOx) を除去する脱硝装置の制御方法およ
び装置であって、負荷変化時における脱硝装置出口の窒
素酸化物排出量を規定値以下に抑制するのに好適な脱硝
装置のアンモニア注入量制御方法および装置に関する。
御は、図2に示されるような制御回路に基づいて行われ
ていた。すなわち、脱硝装置入口NOx分析計1による
計測値と脱硝装置出口NOx設定器5の設定値からモル
比演算部6においてモル比(NH3 /NOx) の演算が
行なわれる。さらに脱硝装置出口NOx設定器5により
与えた設定値と脱硝装置出口NOx分析計4による計測
値に差が生じた場合は加算器7によりモル比の修正が行
なわれる。以上のようにして得られた必要モル比7aを
処理ガス量と脱硝装置入口NOx分析計1による入口N
Ox計測値との乗算によって計算される排ガス中の総N
Ox量11に掛けることにより必要とするアンモニア注
入量12が求められる。このときボイラ負荷が負荷指令
によって変化したとき負荷の状態が変化したことを捉え
て負荷変化時のみに働く1段微分回路8(負荷変化して
から到達時まで一定値でバイアス補正される)および2
段微分回路9(負荷変化した時と到達時にそれぞれ一時
的にバイアス補正される)が先行してアンモニア注入量
がバイアス補正される。こうして得られたアンモニア注
入量をアンモニア流量計3とアンモニア流量調節弁2で
構成される制御回路の設定値として与える。これにより
脱硝装置出口のNOx量が一定になるようにアンモニア
の注入量が制御される。
荷上昇変化時の場合、負荷に見合って燃料量が変化する
ので安全性を考慮して燃料量に対し、通常の負荷整定時
より空気を過剰に投入するやり方が行なわれるので、す
なわちエアーリッチによる過剰空気によって、空気(=
O2)が過剰に投入されるため、NOx濃度も一時的に急
上昇するが、この脱硝装置入口NOx急上昇に対応して
負荷変化してから目標負荷到達時まで、一定量のバイア
ス補正ができる1段微分回路8とその一定量を任意に決
めることができる上下限制限器10を使用して調整され
る。さらに、負荷変化開始と同時に一時的にバイアス補
正できる2段微分回路9とその補正量を任意に設定でき
る上下限制限器10も使用して調整されていた。
が変化中であるか否かを検知して、変化中は切換器14
をaからcに接続して、アンモニア増(または減)信号
を加算器7cに送るようになっている。また、前記1
段、2段微分回路による調整は通常、まず入口NOx濃
度の変化度合(大きい、小さい)によって、1段微分回
路8にてアンモニア流量調整弁開度指令(例えば信号1
2)に付加される信号を上下限制限器10を介して図3
に示すように、アンモニア追加投入量34とし仮設定し
加算器7cに加算し、脱硝装置出口NOx濃度32を監
視する。出口NOx濃度がその制御目標値33を大きく
上回る場合は、アンモニア追加量が不足しているので投
入量34を大きくし、逆に下回る場合はアンモニアが過
投入されているので投入量34を小さくする。以上のよ
うにこの投入量34の設定を繰り返し変えながら調整さ
れる。
目標値33に対し、許容値内におさまらない場合、一時
的にアンモニア量を増量できる2段微分回路9がある。
この2段微分回路9の補正要素としての図4に示すよう
にアンモニア投入量44と抜き時間55があるが、その
アンモニア投入量44と抜き時間45の設定は、負荷変
化時のNOx急上昇に対してまず、投入量を設定(抜き
時間は仮設定)し出口NOx挙動32を監視するが、こ
の投入量によってアンモニア量が足りない場合、出口N
Oxの制御目標値33に対し、NOx挙動32は上回
り、逆にアンモニア投入量が多いと下回る。
あるが、短かすぎると設定投入量でアンモニア流量調節
弁を一時的に開方向に動作させていたものが、急に引き
戻される(閉方向)ため、アンモニア量としては少なく
なり、このことが出口NOxの制御目標値33に対して
大きく上回ることになる。逆に長すぎるとゆっくりと閉
方向に引き戻されるため、アンモニア量としては多くな
り、このことが制御目標値33に対して大きく下回るこ
とになる。したがって、これらのアンモニア投入量44
と抜き時間45を種々設定を変えながら調整することに
なる。
応して2段微分回路9による一時的なバイアス補正の調
整要素であるアンモニア投入量44と抜き時間45は、
1段微分回路8による一定量のバイアス補正と組合せて
設定することになり、一度設定した1段微分回路の補正
量も再度見直しする場合も生じ、2つの回路での相互調
整になるので、最適なアンモニア補正量を見出すのに時
間と労力を要していた。
NOx急変に対応する調整の仕方に比較的少ない調整要
素で、しかも容易に最適なアンモニア補正量を見出す点
について、配慮されていなかった。
ラ負荷上昇変化中におけるエアーリッチにともなう過剰
空気による脱硝装置入口NOx急上昇、およびボイラ負
荷降下変化中における空気量減少による脱硝装置出口N
Ox低下に対応して負荷変化してから目標負荷到達時ま
で一定量のバイアス補正できる1段微分回路と負荷変化
開始または目標負荷到達と同時に一時的にバイアス補正
できる2段微分回路を使用するが、2段微分回路による
制御はアンモニア投入量と抜き時間の2つの制御要素の
調整を含むので、操作が複雑であるという問題があっ
た。
解決し、窒素酸化物の排出濃度を規定値以下に保ちつ
つ、脱硝装置出口NOx値の実測値と設定値との偏差を
小さくするための調整要素を少なくし、しかも最適なア
ンモニア補正量を容易に見出すことができる脱硝装置の
アンモニア注入量制御方法および装置を提供することに
ある。
本願で特許請求する発明は以下のとおりである。 (1)脱硝装置入口および出口の被処理ガス中の窒素酸
化物(NOx) 濃度に基づいて設定したアンモニア注入
モル比と、被処理ガス流量と、負荷変化時のみに付加さ
れるアンモニア先行注入量バイアスとによりアンモニア
注入量を定め、これにより注入されたアンモニアと被処
理ガスとを脱硝装置内の触媒と接触させて、被処理ガス
中のNOxを除去する脱硝装置のアンモニア注入量制御
方法において、ボイラ負荷変化時の被処理ガス中のNO
x濃度の急変に対応するために、各部分負荷整定時の必
要アンモニア流量調節弁開度をあらかじめ設定器に入れ
ておき、負荷変化開始時にその設定器にて設定された負
荷到達時の弁開度まで一気にアンモニア流量調節弁を操
作して先行的に被処理ガス中にアンモニアを注入するこ
とを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入量制御方法。 (2)脱硝装置入口の被処理ガスの流量とNOx濃度か
ら処理すべき総NOx量を求める手段と、脱硝装置入口
および出口の被処理ガス中のNOx濃度から必要アンモ
ニア注入モル比を求める手段と、前記総NOx量と必要
アンモニア注入モル比よりアンモニア注入量設定値を求
める手段と、負荷指令に基づく負荷変化時のみに付加さ
れるアンモニア先行注入量バイアス値を求める手段と、
前記アンモニア注入量設定値とアンモニア先行注入量バ
イアス値に基づきアンモニア流量調節弁を制御してアン
モニアを被処理ガス中に注入する手段とを有する脱硝装
置のアンモニア注入量制御装置において、負荷指令に基
づく負荷変化開始時に、負荷変化到達時の負荷に対応す
る弁開度までアンモニア流量調節弁を急速に操作する手
段を設けたことを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入
量制御装置。 (3)被処理ガスの総NOx量に対して必要なアンモニ
ア注入量を設定する第1の手段と、負荷変化時のみに付
加されるアンモニア注入量バイアスを決定する第2の手
段と、前記第1および第2の手段により設定および決定
されたアンモニア量をアンモニア流量調節弁により脱硝
装置に入る被処理ガス中に注入する手段とを備えた脱硝
装置のアンモニア注入量制御装置において、負荷指令に
基づく負荷変化時に負荷の1次微分値によりアンモニア
バイアス量を決定し、このバイアスアンモニア量を前記
第1の手段の設定したアンモニア量に加算する手段と、
各部分負荷整定時に必要とするアンモニア流量を得るた
めの弁開度をあらかじめ設定しておく弁開度設定手段
と、負荷指令に基づく負荷変化開始時に前記弁開度設定
手段に基づきアンモニア流量調節弁を負荷変化到達時の
負荷に対応する開度まで一気に操作する手段とにより前
記第2の手段を構成したことを特徴とする脱硝装置のア
ンモニア注入量制御装置。
り具体的に説明する。ボイラからの燃焼排ガスGが脱硝
触媒を内蔵した脱硝装置100に導入される。脱硝装置
の入口にはアンモニア注入ノズル20が設けられ、アン
モニア流量計3およびアンモニア流量調節弁2を介して
供給された所定量のアンモニアが前記ノズル20から注
入され排ガスGと混合し、脱硝装置内の脱硝触媒と抵触
し、排ガス中の窒素酸化物が還元され煙突より排出され
る。
度)分析計1の測定値と脱硝装置出口NOx(濃度)設
定器5の出力との差分を差分器5aにより求め、割算器
5bにてこの差分を入口NOx値を用いて割算すること
により脱硝率を求める。この脱硝率を関数発生器90a
に入れることにより、排ガスに注入するアンモニアのモ
ル比(NH3 /NOx) が算出される。
値と脱硝装置出口NOx(濃度)分析計4の検出値との
偏差があるときは、その差分により上記モル比を加算器
7により補正して必要モル比7aを算出する。処理すべ
き排ガス流量に脱硝装置入口NOx分析計1の計測値を
乗算器1aで乗算して得た総NOx量11に、上記必要
モル比を乗算器7bにて乗算することによりアンモニア
注入量12が算出される。
入量12とアンモニア流量計3の出力3aとを比較し、
その差分を差分器3bにより求め、比例積分器(PI)
および電空変換器(EP)を経てアンモニア流量調節弁
2に送られ、この弁開度を制御して必要なアンモニア量
がアンモニア注入ノズル20に供給される。負荷指令に
よりボイラ負荷が変化したときは、その1次微分値(変
化割合)を1段微分回路8により求め、上下限制限器1
0を経た信号はモニタリレー13によりキャッチされ、
負荷変化中は切換器14のaからcに接続され、アンモ
ニア増(または減)信号は加算器7Cにてアンモニア注
入量12に加算される。
たときは差分器15の偏差値から、負荷上昇か負荷降下
かを判別器16により判断し、切換器14bにより関数
設定器90b(負荷上昇中)または90c(負荷降下
中)のうちのいずれかの信号を、アンモニア流量調節弁
2の制御回路中の加算器2aに先行的に加える。なお、
図1において17a、17bは変化率制限器である。
軸にアンモニア流量調節弁2の開度をとり、あらかじめ
各負荷(例えば180MW、300MW、450MW、
600MW)整定時で得られたアンモニア流量調節弁開
度を関数設定器90b、90cに設定しておく。例え
ば、300MWの現状負荷から450MWの負荷に上昇
させる場合、図5の300MWの弁開度Bから450M
W時の弁開度Cに一気にもっていく指令が関数設定器9
0bによって先行的に与えられ、アンモニア流量調節弁
2の開度はPID制御に無関係に開方向に動き、アンモ
ニアが過投入される。
定器90bから与えられるアンモニア流量調節弁開度指
令信号に基づくアンモニア投入量40と1段微分回路8
によるアンモニア投入量34の合計のアンモニア補正量
60によって、負荷上昇変化開始時のNOx急上昇に対
し、出口NOx濃度の挙動32は、通常のアンモニア流
量制御による出口NOx濃度の挙動70に比較して、出
口NOx濃度の制御目標値33との偏差は小さく抑えら
れることになる。また、出口NOx濃度の実測値32と
制御目標値33との偏差をさらに小さくするためには、
前記した1段微分回路8によるアンモニア投入量34の
設定を微調整すればよい。
ニア流量調節弁開度から負荷到達時の弁開度へ指令を与
えることで2段微分回路による補正と同様の効果があ
り、負荷変化開始時のNOx急変に対応でき、その後は
1段微分回路による補正のみでアンモニア注入量を調整
することができるので、適量のアンモニア量にて運用が
できる効果がある。
装置の制御回路を示す図。
御装置の制御回路を示す図。
開度の関係図。
出口NOx濃度の挙動を示す図。
節弁、3…アンモニア流量計、4…脱硝装置出口NOx
分析計、5…脱硝装置出口NOx設定器、6…モル比演
算部、7…加算器、8…1段微分回路、9…2段微分回
路、10…上下限制限器、11…総NOx量、12…ア
ンモニア注入量、13…モニタリレー、14…切換器、
20…アンモニア注入ノズル、90…関数発生器、10
0…脱硝装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 脱硝装置入口および出口の被処理ガス中
の窒素酸化物(NOx) 濃度に基づいて設定したアンモ
ニア注入モル比と、被処理ガス流量と、負荷変化時のみ
に付加されるアンモニア先行注入量バイアスとによりア
ンモニア注入量を定め、これにより注入されたアンモニ
アと被処理ガスとを脱硝装置内の触媒と接触させて、被
処理ガス中のNOxを除去する脱硝装置のアンモニア注
入量制御方法において、ボイラ負荷変化時の被処理ガス
中のNOx濃度の急変に対応するために、各部分負荷整
定時の必要アンモニア流量調節弁開度をあらかじめ設定
器に入れておき、負荷変化開始時にその設定器にて設定
された負荷到達時の弁開度まで一気にアンモニア流量調
節弁を操作して先行的に被処理ガス中にアンモニアを注
入することを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入量制
御方法。 - 【請求項2】 脱硝装置入口の被処理ガスの流量とNO
x濃度から処理すべき総NOx量を求める手段と、脱硝
装置入口および出口の被処理ガス中のNOx濃度から必
要アンモニア注入モル比を求める手段と、前記総NOx
量と必要アンモニア注入モル比よりアンモニア注入量設
定値を求める手段と、負荷指令に基づく負荷変化時のみ
に付加されるアンモニア先行注入量バイアス値を求める
手段と、前記アンモニア注入量設定値とアンモニア先行
注入量バイアス値に基づきアンモニア流量調節弁を制御
してアンモニアを被処理ガス中に注入する手段とを有す
る脱硝装置のアンモニア注入量制御装置において、負荷
指令に基づく負荷変化開始時に、負荷変化到達時の負荷
に対応する弁開度までアンモニア流量調節弁を急速に操
作する手段を設けたことを特徴とする脱硝装置のアンモ
ニア注入量制御装置。 - 【請求項3】 被処理ガスの総NOx量に対して必要な
アンモニア注入量を設定する第1の手段と、負荷変化時
のみに付加されるアンモニア注入量バイアスを決定する
第2の手段と、前記第1および第2の手段により設定お
よび決定されたアンモニア量をアンモニア流量調節弁に
より脱硝装置に入る被処理ガス中に注入する手段とを備
えた脱硝装置のアンモニア注入量制御装置において、負
荷指令に基づく負荷変化時に負荷の1次微分値によりア
ンモニアバイアス量を決定し、このバイアスアンモニア
量を前記第1の手段の設定したアンモニア量に加算する
手段と、各部分負荷整定時に必要とするアンモニア流量
を得るための弁開度をあらかじめ設定しておく弁開度設
定手段と、負荷指令に基づく負荷変化開始時に前記弁開
度設定手段に基づきアンモニア流量調節弁を負荷変化到
達時の負荷に対応する開度まで一気に操作する手段とに
より前記第2の手段を構成したことを特徴とする脱硝装
置のアンモニア注入量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14449698A JP3709073B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 脱硝装置のアンモニア注入量制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14449698A JP3709073B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 脱硝装置のアンモニア注入量制御方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11333251A true JPH11333251A (ja) | 1999-12-07 |
| JP3709073B2 JP3709073B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=15363711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14449698A Expired - Lifetime JP3709073B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 脱硝装置のアンモニア注入量制御方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3709073B2 (ja) |
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