JPH11334649A - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

Info

Publication number
JPH11334649A
JPH11334649A JP14071498A JP14071498A JPH11334649A JP H11334649 A JPH11334649 A JP H11334649A JP 14071498 A JP14071498 A JP 14071498A JP 14071498 A JP14071498 A JP 14071498A JP H11334649 A JPH11334649 A JP H11334649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
hot melt
sound
woven
skin material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14071498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Chikuzen
昌巳 筑前
Akira Kanashiki
昭 金敷
Yoshiyuki Shimizu
祥之 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP14071498A priority Critical patent/JPH11334649A/ja
Publication of JPH11334649A publication Critical patent/JPH11334649A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸音性不織布基材と表皮材との積層体からな
る自動車用内装部品において、材料構成の簡素化、加工
工数の低減を図るとともに、吸音性能を高めることを課
題とする。 【解決手段】 表皮材20と吸音性不織布基材30との
間に設置するホットメルトとして、通気性を備えた繊維
状ホットメルト40、あるいは不織布ライクホットメル
ト41、蜘蛛の巣状ホットメルト42を使用することに
より、吸音性不織布基材30の吸音性能を高めるととも
に、繊維状不織布40と吸音性不織布基材30との同時
ニードリングパンチ加工を可能とする。あるいは、不織
布ライクホットメルト41の使用により、不織布,ウレ
タンパッド22を廃止し、また、不織布表皮24と、不
織布ライクホットメルト41のニードルパンチによる一
体化により、加工コストを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ルーフ
トリム,トランクルームトリム等、吸音性を必要とする
部位に設置される自動車用内装部品に関するもので、更
に詳しくは、材料構成の簡素化、加工工数の低減を図
り、しかも、吸音性を向上させた自動車用内装部品に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ルーフパネルに内装される自動
車用ルーフトリムとしては、所望の吸音性能を備え、か
つ軽量で良好な成形性を備えることが望ましいことか
ら、図11に示す材料構成が採用されている。
【0003】すなわち、製品表面側から表皮材1,ホッ
トメルトフィルム2,吸音性不織布基材3とから構成さ
れ、表皮材1としては、クロス1a,ウレタンパッド1
b,不織布1cとの三層積層体が用いられており、クロ
ス1aにより良好な表面外観性能、ウレタンパッド1b
により良好なクッション性を確保するとともに、不織布
1cによりホットメルト2の浸み出しを防止するという
ものであり、また、吸音性不織布基材3としては、嵩高
性のポリエステル繊維不織布が使用されている。
【0004】上記自動車用ル−フトリムの製造工程は、
図12に示すフローチャートから明らかなように、吸音
性不織布基材3をニードル加工した後、ホットメルト2
をラミネートしたものを加熱軟化処理した後、表皮材1
とコールドプレス成形により一体化して、冷却、脱型し
て成形を完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動車用内装部品においては、クロス1a,ウレタンパッ
ド1b,不織布1cの三層積層体からなる表皮材1と、
吸音性不織布基材3との間にホットメルト2を介挿する
という構成であるため、多くの材料構成を必要とし、加
工工数も嵩み、各材料原反の管理コストもかかるなど、
大幅なコストアップを招来するとともに、また、ホット
メルト2はフィルム状であるため、十分な接着強度が得
られず、層間剥離が生じる等の不具合も指摘されてい
る。
【0006】更に、ホットメルトフィルム2により吸音
性不織布基材3の通気性が損なわれるため、吸音性能の
低下をもたらし、十分な吸音効果を発揮できないという
不具合も指摘されている。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ルーフトリム,トランクルームトリム等、
吸音性を必要とされる自動車用内装部品において、材料
構成を簡素化、あるいは加工工数を短縮化することによ
り、製作コストを低減でき、かつ、層間剥離のない十分
な接合強度が得られ、しかも、吸音性能を高めることが
できる自動車用内装部品を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明者らは、表皮材と不織布基材との間の接着媒体
となる従来のフィルム状のホットメルトに替えて、繊維
状ホットメルト,不織布ライクホットメルト等、通気性
を備えた各種ホットメルトに着目し、本発明を達成する
に至った。
【0009】まず、繊維状ホットメルトの使用形態とし
ては、請求項1乃至請求項3記載の発明が挙げられる。
【0010】請求項1記載の発明は、吸音性不織布基材
を加熱軟化処理した後、表皮材とプレス一体化してなる
自動車用内装部品において、前記吸音性不織布基材の表
皮材対向面側に繊維状ホットメルトがニードルパンチン
グ加工により上記不織布基材と一体化していることを特
徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、前記表皮材は、表
面側からクロス,ウレタンパッド,不織布の積層体から
なることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、クロス裏面にウレ
タンパッドが積層された表皮材と、吸音性不織布基材と
から構成され、吸音性不織布基材を加熱軟化処理した
後、表皮材と吸音性不織布基材とをプレス一体化してな
る自動車用内装部品において、前記表皮材の裏面に繊維
状ホットメルトがラミネート処理されていることを特徴
とする。
【0013】ここで、表皮材は、外観不具合,手触り感
等を良好に維持するために、表面側にクロスが設置さ
れ、クロス裏面にクッション性を付与するウレタンパッ
ドが積層されている。
【0014】吸音性不織布基材は、高融点ポリエステル
繊維(融点260℃)をベースとして、バインダ機能を
もつ低融点ポリエステル繊維(110℃〜160℃)か
らなる熱融着性繊維を所定量混入してニードルパンチン
グ加工によりマット状に積層されている。
【0015】次に、繊維状ホットメルトは変性ポリエス
テル樹脂繊維から構成され、この繊維状ホットメルト
は、吸音性不織布基材と一体にニードルパンチング加工
により一体化しても良く、また、表皮材(ウレタンパッ
ド)の裏面にラミネート加工しても良く、その場合は、
ホットメルトの浸出防止用の不織布が廃止できる。
【0016】また、不織布ライクホットメルトを使用す
る形態として、請求項4記載の発明,請求項5記載の発
明が挙げられる。
【0017】請求項4記載の発明は、吸音性不織布基材
を加熱軟化処理した後、表皮材とプレス一体化してなる
自動車用内装部品において、前記表皮材は、クロスの裏
面に吸音性不織布基材内のバインダと同種のバインダを
含有する不織布ライクホットメルトがラミネートされて
いることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、吸音性不織布基材
を加熱軟化処理した後、表皮材とプレス一体化してなる
自動車用内装部品において、前記表皮材は、不織布表皮
裏面に吸音性不織布基材のバインダと同種のバインダを
含む不織布ライクホットメルトがニードルパンチング加
工により一体化されていることを特徴とする。
【0019】ここで、不織布ライクホットメルトは、高
融点ポリエステル繊維(融点260℃)に熱融着性繊維
として低融点ポリエステル繊維(融点110〜160
℃)を混入して、熱融着性繊維(低融点ポリエステル繊
維)の混入量を多く配合したものであり、この不織布ラ
イクホットメルトは、不織布基材のバインダとなる熱融
着性繊維と同一種類のものを使用する。
【0020】また、この不織布ライクホットメルトは、
接着機能に加えてクッション機能を備えているため、ク
ロス裏面に直接ラミネートすればウレタンパッドが廃止
できるとともに、不織布表皮と接合するには、ニードル
パンチング加工により不織布表皮と不織布ライクホット
メルトとを一体化できる。
【0021】次に、請求項6記載の発明は、前記吸音性
不織布基材の裏面に非通気性を有するフィルム状ホット
メルト,バッキング不織布が積層一体化されていること
を特徴とする。
【0022】ここで、フィルム状ホットメルトにより、
通気を遮断することができ、フィルム状ホットメルトの
裏面に積層される不織布は、ホットメルトが脱型時に型
に付着するのを防止する機能と、内装部品をパネルに取
り付ける際、フィルム状ホットメルトがパネルと擦れる
ことにより、破損するのを防止するバッキング機能をも
つ。
【0023】以上の構成から明らかなように、請求項1
又は2記載の発明によれば、吸音性不織布基材のニード
ルパンチング加工時に、繊維状ホットメルトを同時にニ
ードルパンチング加工するというものであるから、従来
のフィルム状のホットメルトのラミネート工程が廃止で
きるとともに、ホットメルト繊維の絡みとホットメルト
が溶けるアンカー効果により、表皮材と吸音性不織布基
材との間の剥離強度が強化できる。
【0024】更に、フィルム状ホットメルトに替えて繊
維状ホットメルトを使用するため、吸音性不織布基材へ
の空気の流入が可能となる。
【0025】また、請求項3記載の発明によれば、クロ
ス,ウレタンパッドの裏面に繊維状ホットメルトがラミ
ネートされるという構成であるため、従来、ホットメル
トの浸出防止のために使用していた不織布が廃止できる
とともに、吸音性不織布基材への空気の流入も可能とな
る。
【0026】次に、請求項4記載の発明によれば、クロ
ス裏面にクッション機能及び接着機能をもつ不織布ライ
クホットメルトをラミネート処理するという構成である
ため、ウレタンパッド,ホットメルト浸出防止用不織布
を廃止できるとともに、吸音性不織布基材への空気の流
入も可能となる。
【0027】更に、請求項5記載の発明によれば、不織
布表皮と不織布ライクホットメルトとをニードルパンチ
加工により一体化するという構成であるため、ウレタン
パッド,ホットメルト浸出防止用不織布を廃止でき、か
つ、吸音性不織布基材への空気の流入を可能にするばか
りでなく、不織布表皮と不織布ライクホットメルトとを
ニードルパンチング加工により一体化できる。
【0028】最後に、請求項6記載の発明によれば、吸
音性不織布基材の裏面に非通気性を有するフィルム状の
ホットメルトを介してバッキング不織布をラミネート処
理するという構成であるため、このフィルム状ホットメ
ルトにより通気を遮断することができ、通気を遮断する
ことにより製品表面にチリ等が付着することがない。
【0029】更に、フィルム状ホットメルトのバッキン
グ層として、バッキング不織布を貼付しているため、成
形品の脱型時に溶けたホットメルトが型に付着するのを
防止することができるとともに、パネル取付時にフィル
ム状ホットメルトがパネルと擦れて千切れるのを防止で
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用内装
部品の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0031】図1は本発明を適用した自動車用ルーフト
リムを示す外観図、図2は本発明の第1実施形態の材料
構成を示す断面図、図3は本発明の第1実施形態の材料
構成を用いた内装部品の製造工程を示すフローチャート
図、図4は本発明の第2実施形態の材料構成を示す断面
図、図5は本発明の第3実施形態の材料構成を示す断面
図、図6は本発明の第4実施形態の材料構成を示す断面
図、図7は本発明の第5実施形態の材料構成を示す断面
図、図8は図7に示す材料構成を用いた内装部品の製造
工程を示すフローチャート図、図9は図7の材料構成を
使用して成形した内装部品の作用を示す説明図、図10
は図7の材料構成の変形態様を示す断面図である。
【0032】図1乃至図3に基づいて、本発明の第1実
施形態について説明する。図1に示すように、自動車用
ルーフトリム10は、図2に示す材料構成を採用してい
る。すなわち、表皮材20、吸音性不織布基材30及び
両者間の接着媒体として機能する繊維状ホットメルト4
0とから構成されており、更に詳しくは、表皮材20
は、表面外観,風合,手触り感等の優れたクロス21の
裏面にクッション性を有するウレタンパッド22がラミ
ネートされており、更にその裏面にホットメルトの浸み
出しを防止する目的で不織布23が積層された三層積層
体からなっており、吸音性不織布基材30は、ベース繊
維となる高融点ポリエステル繊維(融点260℃)と、
熱融着性繊維である低融点ポリエステル繊維(融点11
0〜160℃)とを50重量部づつ混合したものをニー
ドルパンチ加工によりマット状に積層したものを使用し
ており、繊維状ホットメルト40は、低融点(110〜
160℃)の変性ポリエステル繊維を絡ませてシート状
に形成したものである。
【0033】そして、表皮材20,吸音性不織布基材3
0,繊維状ホットメルト40を使用してルーフトリム1
0を成形する工程について、図3のフローチャート図を
基に説明すると、まず、吸音性不織布基材30と繊維状
ホットメルト40をニードルパンチ加工により一体化し
た後、加熱軟化処理して、吸音性不織布基材30内の熱
融着性繊維及び繊維状ホットメルト40を溶融状態に処
理した後、コールドプレス金型内にセットし、更に、表
皮材20をコールドプレス金型内に載置して、コールド
プレス成形を行ない、冷却,脱型した後、端末処理等の
トリム加工を施せば、図1に示すルーフトリム10の成
形が完了する。
【0034】このように、本発明に係る材料構成によれ
ば、まず、吸音性不織布基材30と、繊維状ホットメル
ト40をニードルパンチング加工により一体化するとい
う工程を採用できるため、従来のフィルム状ホットメル
トのラミネート工程が廃止でき、工程数を短縮化できる
とともに、繊維状ホットメルト40の繊維の絡みと、ホ
ットメルトが溶けるアンカー効果のため、剥離強度が強
化でき、剥離不良を有効に防止できるという利点があ
る。
【0035】更に、繊維状ホットメルト40は、通気性
を備えているため、従来の構成では、フィルム状ホット
メルトにより吸音性不織布基材30内に空気の流入がな
く、吸音性能の低下を招いていたが、繊維状ホットメル
ト40の通気性により、吸音性不織布基材30内に空気
が流入して、その際の通気抵抗により、良好な吸音性能
を維持でき、吸音性能を高めることができるという作用
効果がある。
【0036】次に、図4は本発明の第2実施形態に使用
する材料構成を示すもので、繊維状ホットメルト40を
使用することは上述した第1実施形態と同一であるが、
繊維状ホットメルト40を表皮材20側に設置すること
が特徴である。すなわち、表皮材20を構成するクロス
21とウレタンパッド22の裏面に繊維状ホットメルト
40が熱ラミ等により一体化されている。
【0037】従って、上記構成により、ホットメルト浸
出防止用の不織布23が廃止でき、材料コストを簡素化
できるという付随的な作用効果がある。
【0038】次に、図5は本発明の第3実施形態を示す
材料構成であり、上述した繊維状ホットメルト40に替
えて不織布ライクホットメルト41を使用することが特
徴である。
【0039】この不織布ライクホットメルト41の構成
は、ベース繊維としての高融点ポリエステル繊維(融点
260℃)と、熱融着性繊維としての低融点ポリエステ
ル繊維(融点110〜160℃)を配合したもので、そ
の配合量としては、熱融着性繊維を50重量部以上混合
したものをニードルパンチング加工によりシート状に形
成したものであり、この不織布ライクホットメルト41
の目付量は、80〜100g/m2であり、所望のクッ
ション性を備えていることから、表皮材20としては、
クロス21の裏面に直接不織布ライクホットメルト41
をラミネートするだけで良く、ウレタンパッド22を廃
止することにより、更に材料構成を簡素化でき、軽量化
にも貢献できる。
【0040】尚、この不織布ライクホットメルト41も
通気性を備えていることから、吸音性不織布基材30の
吸音性能を高めることができることは上述した実施形態
と同様である。
【0041】次いで、図6に示すものは、本発明の第4
実施形態であり、表皮材20として不織布表皮24が使
用されているとともに、吸音性不織布基材30と不織布
表皮24との間に不織布ライクホットメルト41が使用
される。
【0042】そして、この第4実施形態によれば、不織
布表皮24のニードルパンチング加工時に不織布ライク
ホットメルト41を同時にニードルパンチ加工できるた
め、第3実施形態に示す作用効果に加えて更に加工工数
が低減するという利点がある。
【0043】尚、第3実施形態,第4実施形態ではウレ
タンパッド22を廃止でき、繊維素材をポリエステル繊
維で統一できるため、リサイクル化を容易に行なえると
いう有利さがある。
【0044】次に、図7は本発明の第5実施形態に使用
する材料構成を示す断面図であり、図8は第5実施形態
のフローチャート図、図9は第5実施形態の作用を示す
もので、図7に示すように、表皮材20の構成として
は、クロス21裏面にウレタンパッド22が積層され、
更にその裏面にホットメルトの侵入防止用の不織布23
がラミネートされており、吸音性不織布基材30と表皮
材20との間に蜘蛛の巣状ホットメルト42が設置され
ているとともに、吸音性不織布基材30の裏面には、非
通気性のフィルム状ホットメルト43,バッキング不織
布44が設置されていることが特徴である。
【0045】そして、図7に示す材料構成を使用して、
ルーフトリム10を成形するには、図8に示すように、
吸音性不織布基材30に蜘蛛の巣状ホットメルト42を
ラミネート加工した後、熱風加熱炉により加熱処理する
とともに、フィルム状ホットメルト43とバッキング不
織布44をラミネートしたものを赤外加熱装置により加
熱したものを上記吸音性不織布基材30の裏面側に重合
わせ、表皮材20を積層したものをコールドプレス成形
することにより、ルーフトリム10の成形が完了する。
【0046】本実施形態によっても、表皮材20と吸音
性不織布基材30との間には蜘蛛の巣状ホットメルト4
2(繊維状ホットメルト40と同一作用をもつ)が介挿
され、この蜘蛛の巣状ホットメルト42は通気性を備え
ているため、吸音性不織布基材30に空気の流入が可能
となり、吸音性不織布基材30の通気抵抗により、良好
な吸音性能が得られるとともに、特に、本実施形態にお
いては、吸音性不織布基材30の裏面に非通気性を備え
るフィルム状のホットメルト43がラミネートされてい
るため、このフィルム状ホットメルト43により通気が
遮断されるため、図9に示すように、製品表面にホコリ
やチリ等が付着することがない。また、フィルム状ホッ
トメルト43の裏面にバッキング不織布44がラミネー
トされており、このバッキング不織布44により成形
時、ホットメルト43が型に付着することがなく、また
パネルへの取付時、擦れて千切れることもない。
【0047】更に、図10は、表皮材20として、不織
布表皮24を使用した実施形態であり、図7に示すもの
と同様の作用効果が期待できる。尚、ルーフトリムに通
気性を遮断して、製品表面にチリやホコリ等の付着を防
止するために、非通気性を有するフィルム状ホットメル
ト43を付設する構成は、第1実施形態乃至第4実施形
態に適用しても良い。
【0048】このように、ルーフトリム10のような吸
音性が要求される自動車用内装部品に本発明の第1実施
形態乃至第5実施形態で示した材料構成を適用すれば、
従来のものに比べ、構成が簡素化でき、かつ、工程数も
低減させることができるため、製作コストの引き下げに
効果があるとともに、吸音性不織布基材30の吸音性能
を高めるために、良好な吸音性が確保でき、車室内の静
粛性にも大きく貢献できる。
【0049】また、表皮材20として不織布表皮24を
使用した場合は、全てをポリエステル繊維に統一できる
ため、リサイクルも容易に行なえるという有利さがあ
る。
【0050】尚、ルーフトリム10以外に、自動車室内
やトランクルーム内に設置される吸音性能が要求される
内装部品であれば有効に適用でき、適用範囲が広い。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0052】(1)請求項1又は2記載の発明によれ
ば、表皮材と吸音性不織布基材との間に繊維状ホットメ
ルトを介挿するという構成であるため、吸音性不織布基
材に空気が流入して、その際の通気抵抗により良好な吸
音性能が得られるという効果を有する。
【0053】(2)請求項1又は2記載の発明によれ
ば、吸音性不織布基材のニードルパンチング加工時に繊
維状ホットメルトを同時にニードルパンチング加工を行
なうというものであるから、従来のホットメルトフィル
ムのラミネート工程が廃止でき、工数短縮によるコスト
ダウンが図れるとともに、剥離強度を強化できるという
効果を有する。
【0054】(3)請求項3記載の発明によれば、クロ
ス,ウレタンパッドの裏面に繊維状ホットメルトをラミ
ネートするという構成であるため、吸音性不織布基材の
吸音性能を高めるという作用効果に加えて、ホットメル
ト浸出(アバタ)防止用の不織布を廃止でき、材料構成
の簡素化を図ることにより、コストを低減できるという
効果を有する。
【0055】(4)請求項4記載の発明によれば、クロ
ス裏面に不織布ライクホットメルトをラミネートすると
いう構成であるため、吸音性不織布基材の吸音性能を高
め、かつアバタ防止用の不織布を廃止できるとともに、
不織布ライクホットメルトのクッション性によりウレタ
ンパッドを廃止でき、材料点数を削減することによるコ
スト低減並びに軽量化に貢献できるという作用効果を有
する。
【0056】(5)請求項5記載の発明によれば、不織
布表皮裏面に不織布ライクホットメルトをニードルパン
チング加工により一体化するという構成であるため、吸
音性不織布基材の吸音性能を高め、かつ、ウレタンパッ
ド,アバタ防止用不織布を廃止できる作用効果に加え
て、不織布表皮と不織布ライクホットメルトを同時にニ
ードルパンチング加工で一体化できることにより、工数
の低減を図ることができるという効果を有する。
【0057】(6)請求項6記載の発明によれば、吸音
性不織布基材の裏面に非通気性を有するフィルム状ホッ
トメルトをラミネートするとともに、フィルム状ホット
メルトの裏面にバッキング不織布を一体化するという構
成であるため、このフィルム状ホットメルトの非通気性
により、通気が遮断され、製品表面にチリ,ホコリ,タ
バコのヤニ等が付着することがなく、常に製品外観を美
麗に維持できるとともに、バッキング不織布により成形
型へのホットメルトの付着や、パネルとの擦れによりホ
ットメルトの千切れを防止することができ、耐久性を高
めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を自動車用ルーフトリムに適用した外観
図。
【図2】本発明に係る自動車用内装部品の第1実施形態
の材料構成を示す断面図。
【図3】図2に示す材料構成を使用したルーフトリムの
製造工程を示すフローチャート図。
【図4】本発明の第2実施形態に使用する材料構成を示
す断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に使用する材料構成を示
す断面図。
【図6】本発明の第4実施形態に使用する材料構成を示
す断面図。
【図7】本発明の第5実施形態に使用する材料構成を示
す断面図。
【図8】図7に示す材料を使用したルーフトリムの製造
工程を示すフローチャート図。
【図9】図7示す材料構成による作用を示す説明図。
【図10】図7に示す材料構成の変形態様を示す断面
図。
【図11】従来のルーフトリムに使用する材料構成を示
す断面図。
【図12】従来のルーフトリムの製造工程を示すフロー
チャート図。
【符号の説明】
10 自動車用ルーフトリム 20 表皮材 21 クロス 22 ウレタンパッド 23 ホットメルト浸出防止用不織布 24 不織布表皮 30 吸音性不織布基材 40 繊維状ホットメルト 41 不織布ライクホットメルト 42 蜘蛛の巣状ホットメルト 43 フィルム状ホットメルト 44 バッキング不織布

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸音性不織布基材(30)を加熱軟化処
    理した後、表皮材(20)とプレス一体化してなる自動
    車用内装部品において、 前記吸音性不織布基材(30)の表皮材(20)対向面
    側に繊維状ホットメルト(40)がニードルパンチング
    加工により上記吸音性不織布基材(30)と一体化して
    いることを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 【請求項2】 前記表皮材(20)は、表面側からクロ
    ス(21),ウレタンパッド(22),不織布(23)
    の積層体からなることを特徴とする請求項1記載の自動
    車用内装部品。
  3. 【請求項3】 クロス(21)裏面にウレタンパッド
    (22)が積層された表皮材(20)と、吸音性不織布
    基材(30)とから構成され、吸音性不織布基材(3
    0)を加熱軟化処理した後、表皮材(20)と吸音性不
    織布基材(30)とをプレス一体化してなる自動車用内
    装部品において、 前記表皮材(20)の裏面に繊維状ホットメルト(4
    0)がラミネート処理されていることを特徴とする自動
    車用内装部品。
  4. 【請求項4】 吸音性不織布基材(30)を加熱軟化処
    理した後、表皮材(20)とプレス一体化してなる自動
    車用内装部品において、 前記表皮材(20)は、クロス(21)の裏面に吸音性
    不織布基材(30)内のバインダと同種のバインダを含
    有する不織布ライクホットメルト(41)がラミネート
    されていることを特徴とする自動車用内装部品。
  5. 【請求項5】 吸音性不織布基材(30)を加熱軟化処
    理した後、表皮材(20)とプレス一体化してなる自動
    車用内装部品において、 前記表皮材(20)は、不織布表皮(24)裏面に吸音
    性不織布基材(30)のバインダと同種のバインダを含
    む不織布ライクホットメルト(41)がニードルパンチ
    ング加工により一体化されていることを特徴とする自動
    車用内装部品。
  6. 【請求項6】 前記吸音性不織布基材(30)の裏面に
    非通気性を有するフィルム状ホットメルト(43),バ
    ッキング不織布(44)が積層一体化されていることを
    特徴とする請求項1乃至5記載の自動車用内装部品。
JP14071498A 1998-05-22 1998-05-22 自動車用内装部品 Withdrawn JPH11334649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14071498A JPH11334649A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 自動車用内装部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14071498A JPH11334649A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 自動車用内装部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11334649A true JPH11334649A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15275013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14071498A Withdrawn JPH11334649A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 自動車用内装部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11334649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003208183A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk フロア敷設材、ピースマット、およびこれらの配設構造
JP2007030867A (ja) * 2006-07-10 2007-02-08 Hayashi Engineering Inc フロア敷設材、ピースマット、およびこれらの配設構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003208183A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk フロア敷設材、ピースマット、およびこれらの配設構造
JP2007030867A (ja) * 2006-07-10 2007-02-08 Hayashi Engineering Inc フロア敷設材、ピースマット、およびこれらの配設構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6669265B2 (en) Multidensity liner/insulator
JP2004501803A (ja) 多層多密度複合インシュレータの製造方法
JP2005509756A (ja) 一体の防水バリヤを有する防音ドアライナ
CA2444639C (en) Multidensity liner/insulator
JPH10121361A (ja) 内装材及び内装材用基材
JP3264230B2 (ja) 車両用内装材
JP3395635B2 (ja) 遮音用パネル構造
JP2004501804A (ja) 複合インシュレータの製造方法
JPH11334649A (ja) 自動車用内装部品
JP2004122545A (ja) 熱成形性芯材及びこれを用いた自動車用内装材
JP2000006705A (ja) 車両用フロアカーペット及びその製造方法
JP4630155B2 (ja) 凸凹形状を有する自動車用内装材およびその製造方法
JP2977146B2 (ja) 遮音構造体とその製造方法
JP2004027383A (ja) 成形用吸音マット及び車両用吸音材
JP2000052890A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JPH1058572A (ja) 積層成形体
JPH0911818A (ja) フードインシュレーター
JP2601118B2 (ja) 車両用内装材及びその成形方法
JP3429192B2 (ja) 自動車用ヘッドライニング
KR20190037023A (ko) 파형 버블구조를 갖는 차량용 내장재 및 그 제조방법
JP2000084963A (ja) 吸音性内装基材の成形方法並びに成形型
JPH1016660A (ja) 自動車天井材
JPH10119665A (ja) 自動車用成形天井およびその製造方法
JPH1016659A (ja) 自動車天井材
JPH10272995A (ja) 自動車用内装材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802