JPH11338617A - キー入力装置及びそれを備えたコンピュータ - Google Patents

キー入力装置及びそれを備えたコンピュータ

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JPH11338617A
JPH11338617A JP10139696A JP13969698A JPH11338617A JP H11338617 A JPH11338617 A JP H11338617A JP 10139696 A JP10139696 A JP 10139696A JP 13969698 A JP13969698 A JP 13969698A JP H11338617 A JPH11338617 A JP H11338617A
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key
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key input
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Kazuo Hajima
一夫 羽島
Manabu Uchisawa
学 内澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部構成部材を厚肉化したり別体の補強部材
を設けることなく、キー入力操作時における回路基板お
よびその支持板の撓みを抑制する。 【解決手段】 複数のキー11と、各キー11にそれぞ
れ対応したキー作動機構12a,12cと、各キー作動
機構12a,12cに対応したスイッチ接点16fを有
するメンブレンスイッチシート16と、その裏面側を支
持する支持板18とを備えたキー入力装置であって、所
定方向の複数のキー配列のうち少なくとも特定の配列間
について、各キー作動機構12a,12c間を仕切る仕
切り部14bが、メンブレンスイッチシート16に対向
し、かつ、キー配列に沿って連続もしくは略連続するよ
うに設けられ、仕切り部14bのメンブレンスイッチシ
ート16に近い側の部位に、支持板よりも弾性係数の高
い補強ロッド13が、仕切り部14bの延設方向に伸長
するように配設されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータやワードプロセッサ若しくは各種端末機器など
に用いられるキー入力装置、及びかかるキー入力装置を
備えたコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサ又は各種情報端末機器などに用いられるキー
入力装置としては、例えば図9に示されるような構造の
ものが知られている。この従来の構造では、各キー配設
部に、キートップ111aを上部に有するキー111
と、該キー111のキーステム111bを支持するステ
ム支持部112aを備えたクリックラバー112とが設
けられ、該クリックラバー112の基部112bは、回
路基板としての所謂メンブレンスイッチシート116の
上面に固着されている。上記キーステム111bは、ハ
ウジング114のガイド筒部114a内に上下摺動自在
に挿入されている。
【0003】上記メンブレンスイッチシート116の上
面には、例えばプリント配線された所定の電気回路(不
図示)が形成されるとともに、クリックラバー112の
上記ステム支持部112aに対応する下方部分にスイッ
チ接点116f(固定接点)が設けられている。一方、
上記ステム支持部112aの下面には、例えば導電ラバ
ー或いはカーボン導電膜等の導電体で形成された可動接
点フィルム115が接着固定されている。そして、上記
メンブレンスイッチシート116の下面(裏面)には、
キートップ111aに加えられるキー操作力を最終的に
担うアルミニウム製の支持板118が粘着シートで固定
されている。
【0004】クリックラバー112は、上記ステム支持
部112aと基部112bとを薄肉のスカート部112
cで一体的に連結して構成され、これら各部が、所定の
弾性を有する例えば合成ゴムあるいはエラストマーを材
料に用いて一体的に成形されている。また、上記ハウジ
ング114は、アルミニウム製の支持板118に対して
複数箇所で熱かしめ等により固定されるもので、キース
テム111bを挿入状態で保持する上記ガイド筒部11
4aと、隣り合うキー配設部のガイド筒部114aどう
しを相互に連結する連結リブ114cと、該連結リブ1
14cの略中間の下部に位置して上記メンブレンスイッ
チシート116に対向する基部114bとで構成されて
いる。換言すれば、各キー111にそれぞれ対応したキ
ー作動機構は、ハウジング114の上記基部114bに
よって仕切られている。
【0005】以上の構成において、キー入力操作時、キ
ートップ111aを押し下げ操作することにより、キー
ステム111bがガイド筒部114aで案内されつつ下
方へストローク動作し、これに伴って、クリックラバー
112のステム支持部112aが下方へ押し下げられ、
一定ストローク以上押し下げられると、上記スカート部
112cが弾性的に屈曲することにより、ステム支持部
112aが更に下動して、その下面側の可動接点フィル
ム115がメンブレンスイッチシート116上面側の固
定接点116fに接触・当接し、スイッチが閉成(O
N:オン)される。そして、指を離して操作力を解除す
るとクリックラバー112の弾性力によってステム支持
部112aが旧位に復することとなり、可動接点フィル
ム115が固定接点116fから離反するようになって
いる。
【0006】このとき、キートップ111aを押し下げ
操作した際の押圧力は、全てアルミニウム製の支持板1
18が最終的に支えており、この支持板118がキー操
作力で撓んでしまうと良好な操作フィーリングが得られ
ないという問題が生じる。このため、図9に示した例で
は、この支持板118の下面(裏面)側に、炭素繊維強
化樹脂(CFRP:カーボンファイバ・レインフォース
ト・プラスチック)よりなる補強板119を固着して補
強するようにしている。また、各キー配設部どうしを相
互に連結するすることなども行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、特に
ノート型などの携帯用のパーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ若しくは各種携帯用の情報端末機器などに
ついて、より一層の小型軽量化、とりわけ薄型化するこ
とが求められており、その一環として、キー入力装置に
ついても、その構造を簡素化してより一層の薄型化を実
現することが要求されている。従って、上記メンブレン
スイッチシート116の裏面側を支持する支持板118
についても、従来に比して更に薄肉化する必要がある。
しかしながら、上述のように、キートップ111aを押
し下げ操作した際の押圧力は全てアルミニウム製の支持
板118で支えられることとなるので、薄型化のために
この支持板118の肉厚を薄くすると、キー入力操作時
にその操作力で支持板118が撓んでしまい、良好な操
作感が得られなくなる。
【0008】この撓み発生の問題に対処するために、上
記図9に示すような炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の
補強板119をアルミニウム製支持板118の更に裏側
に張りつけて補強した場合には、CFRP製補強板11
9の板厚分だけ厚みが増すこととなり、しかも、CFR
Pは高価な材料であるので製造コストの上昇を招く、な
どの問題があった。また、ハウジング114を厚肉にし
て強度・剛性の向上を図る場合においても、その肉厚の
増加分だけキー入力装置の厚みが増すこととなり、薄型
化を達成することはできない。
【0009】かかる問題に関連して、例えば実開昭59
−220号公報には、その従来技術に関する記載とし
て、キー入力操作時におけるプリント基板の撓みを抑制
するために、金属製あるいは樹脂製等の剛性が比較的高
い補強梁を基板の裏面側に固定して設けることが開示さ
れている。しかしながら、この場合でも、基板上の電子
部品等の配設位置との関係で、必ずしも適正な位置に補
強梁を設けることができず、十分な補強効果を得ること
は難しいという問題があった。
【0010】この発明は、上記技術的課題に鑑みてなさ
れたもので、内部構成部材の肉厚を増すことなく、ま
た、別体の補強部材を設けることなく、キー入力操作時
における回路基板およびその支持板の撓みを抑制するこ
とができるキー入力装置及びそれを備えたコンピュータ
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明に係るキー入力装置は、複数のキーと、各キーにそ
れぞれ対応したキー作動機構と、各キー作動機構に対応
したスイッチ接点を有する電気回路が形成されたシート
状もしくは板状またはフィルム状の回路基板と、該回路
基板の反キー作動機構側を支持する支持板とを備えたキ
ー入力装置であって、上記複数のキーの所定方向におけ
る複数の配列のうち少なくとも特定の配列間について、
各キー作動機構間を仕切る仕切り部が、上記回路基板に
対向し、かつ、キー配列に沿って連続もしくは略連続す
るように設けられ、上記仕切り部の回路基板に近い側の
部位に、少なくとも上記支持板よりも弾性係数の高い補
強部材が、上記仕切り部の延設方向に伸長するように配
設されていることを特徴としたものである。
【0012】また、本願の第2の発明に係るキー入力装
置は、上記第1の発明に係るキー入力装置において、上
記補強部材は、所定方向に連続もしくは略連続するよう
に真直して延設されていることを特徴としたものであ
る。
【0013】更に、本願の第3の発明に係るキー入力装
置は、上記第1の発明に係るキー入力装置において、上
記補強部材は、上記回路基板と平行な面内で屈曲する屈
曲部を有し、全体として所定方向に連続もしくは略連続
するように延設されていることを特徴としたものであ
る。
【0014】また、更に、本願の第4の発明に係るキー
入力装置は、上記第1〜第3の発明に係るキー入力装置
のいずれか一において、上記所定方向における仕切り部
の一端側からキー入力装置の全長の少なくとも1/2以
上の長さにわたって延びる第1の補強部材と、上記所定
方向における仕切り部の他端側からキー入力装置の全長
の少なくとも1/2以上の長さにわたって延びる第2の
補強部材とが、交互に配設されていることを特徴とした
ものである。
【0015】ここに、交互に配設される上記第1および
第2の各補強部材の端部からの長さをキー入力装置の全
長の少なくとも1/2以上としたのは、1/2未満で
は、キー入力装置の中央部付近に第1及び第2のいずれ
の補強部材も届かない領域が生じ、この部分について十
分な補強効果を得ることが難しいからである。
【0016】また、更に、本願の第5の発明に係るキー
入力装置は、上記第1〜第4の発明に係るキー入力装置
のいずれか一において、上記仕切り部の回路基板に近い
側の部位に、該回路基板側に開口する溝部が設けられ、
上記補強部材は該溝部内に配設されていることを特徴と
したものである。
【0017】また、更に、本願の第6の発明に係るキー
入力装置は、上記第1〜第4の発明に係るキー入力装置
のいずれか一において、上記仕切り部はゴム製もしくは
エラストマー製または樹脂製であり、上記補強部材は該
仕切り部の成形時に一体成形されていることを特徴とし
たものである。
【0018】また、更に、本願の第7の発明に係るコン
ピュータは、上記第1〜第6の発明に係るキー入力装置
のいずれか一を備えたことを特徴としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいて詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係るコ
ンピュータ1の一例を示す斜視図である。この図に示す
ように、上記コンピュータ1は、例えば携帯用ノート型
のもので、本体部の筺体2に対して蓋体4が開閉可能に
設けられ、上記本体部筺体2にキー入力装置3が備えら
れる一方、蓋体4には、例えば液晶パネルを備えた表示
部5が設けられている。上記携帯用ノート型のコンピュ
ータ1は薄型のもので、このため、上記キー入力装置3
も極めて薄肉に形成されている。
【0020】以下、このキー入力装置3について説明す
る。図2から良く分かるように、該キー入力装置3は、
平面視で矩形もしくは略矩形状に形成され、キー入力操
作に必要とされる文字,数字,記号等のキーシンボルに
各々対応した操作キーや、特殊な機能を持たせた機能キ
ー(ファンクションキー)などが並べられたもので、例
えば、アルファベット大文字"H”のキーシンボルを付
した操作キーが、キー入力装置3の平面視における略中
央付近に位置している。上記キー入力装置3は、例え
ば、幅(図2における上下方向寸法)が約100[m
m]、長さ(図2における左右方向寸法)が約200
[mm]の平面サイズを有している。
【0021】図3に詳しく示すように、上記キー入力装
置3の各キー配設部10には、所定のキーシンボルが上
面に表示されたキートップ11aを有するキー11と、
該キー11のキーステム11bを支持するステム支持部
12aを備えたクリックラバー12とが設けられ、該ク
リックラバー12の基部12bは、シート状もしくは板
状またはフィルム状のメンブレンスイッチシート16に
例えば接着剤により固定されている。上記キーステム1
1bは、ハウジング14のガイド筒部14a内に上下摺
動自在に挿入されている。尚、上記キー11は、例えば
ABS樹脂を成形して製作されている。また、上記キー
ステム11bは、当該キーステム11b及び/又はガイ
ド筒部14aにキーステム11bの脱落防止機構を設け
て、該キーステム11bをガイド筒部14a内に機械的
に組み込んで保持するようにしている。
【0022】上記メンブレンスイッチシート16は、従
来から良く知られているように、その上面に、例えばプ
リント配線された所定の電気回路(不図示)が形成され
るとともに、クリックラバー12の上記ステム支持部1
2aに対応する下方部分にスイッチ接点16f(固定接
点)が設けられている。このメンブレンスイッチシート
16が、本願の請求項に記載した「回路基板」に相当し
ている。一方、上記ステム支持部12aの下面には、例
えば導電ラバー或いはカーボン導電膜等のシート状もし
くは膜状の導電体で形成された可動接点フィルム15が
一体的に固定(例えば接着固定)されている。そして、
上記メンブレンスイッチシート16の下面(裏面)に
は、キートップ11aに加えられるキー操作力を最終的
に担う、例えばアルミニウム製の支持板18が固定され
ている。この固定は、例えば粘着シートを用いて行われ
る。また、本実施の形態で用いられた上記支持板18用
のアルミニウム材の弾性係数は70GPaであった。
【0023】クリックラバー12は、上記ステム支持部
12aと、その周囲における下方に位置する基部12b
と、両者を一体的に連結する薄肉のスカート部12cと
で構成され、これら各部が、所定の弾性を有する例えば
合成ゴムあるいはエラストマーを材料に用いて、より好
ましくは一体的に成形されている。上記スカート部12
cは、例えば、下方に向かうに連れて拡径するテーパ状
に形成され、キー入力操作を行った際には弾性的に屈曲
するもので、このスカート部12cの弾性屈曲動作によ
り、キー入力操作時の一種の節度感としてのクリック感
を得ることができる。クリックラバー12のステム支持
部12a裏面側に設けられた可動接点フィルム15は、
メンブレンスイッチシート16上の固定接点16fの所
定間隔を隔てた上方に位置している。従って、クリック
ラバー12の上記ステム支持部12aは、キートップ1
1aを押し下げ操作することにより、図3に示された通
常状態から、上記可動接点フィルム15が固定接点16
fに当接する入力状態に至るストロークだけ、図3にお
ける上下方向に作動することになる。
【0024】すなわち、キー入力操作時、キートップ1
1aを押し下げ操作した際には、キーステム11bがガ
イド筒部14aで案内されつつ下方へストローク動作
し、これに伴って、クリックラバー12のステム支持部
12aが下方へ押し下げられ、一定ストローク以上押し
下げられると、上記スカート部12cが弾性的に屈曲す
ることにより、ステム支持部12aが更に下動して、そ
の下面側の可動接点フィルム15がメンブレンスイッチ
シート16上面側の固定接点16fに接触・当接し、ス
イッチが閉成(ON:オン)されるようになっている。
上記クリックラバー12のステム支持部12aとスカー
ト部12cとが、本願の請求項に記載した「キー作動機
構」に相当している。
【0025】また、上記ハウジング14は、例えばAB
S樹脂を成形して製作されたもので、キーステム11b
を挿入状態で保持する上記ガイド筒部14aと、隣り合
うキー配設部10のガイド筒部14aどうしを相互に連
結する連結リブ14cと、該連結リブ14cの略中間の
下部に位置して上記メンブレンスイッチシート16に対
向する基部14bとで構成されている。換言すれば、各
キー11にそれぞれ対応したキー作動機構は、ハウジン
グ14の上記基部14bによって仕切られており、この
基部14bが、本願の請求項に記載した「各キー作動機
構間を仕切る仕切り部」に相当している。
【0026】上記ハウジング基部14bは、複数のキー
11の所定方向における複数の配列のうち少なくとも特
定の配列間において、キー配列に沿って連続もしくは略
連続するように設けられる。本実施の形態では、上記ハ
ウジング基部14bは、キー入力装置3の長手方向(図
2における左右方向)の全てのキー配列間においてキー
配列に沿って連続するように真直して設けられ、かつ、
より好ましくは、幅方向(図2における上下方向)の全
てのキー配列間においてキー配列に沿って連続するよう
に設けられている。この幅方向については、後述する図
7から良く分かるように、ハウジング基部14bは、メ
ンブレンスイッチシート16と平行な面内で屈曲する屈
曲部を有し、全体として幅方向に連続するように延設さ
れている。
【0027】更に、より好ましくは、キー入力装置3の
4辺の周縁部近傍についても、上記ハウジング基部14
bが設けられている。すなわち、全てのキー11のキー
作動機構は、ハウジング基部14bで囲まれるようにし
て、隣接するキー11のキー作動機構との間を仕切られ
ている。換言すれば、全てのキー配設部10のガイド筒
部14aは、隣り合うキー配設部10のガイド筒部14
aと上記連結リブ14cによって相互に連結されている
ことになる。上記ハウジング14は、その全ての基部1
4bのうち、例えば12箇所の基部14bについて例え
ば熱かしめを行うことにより、アルミニウム製の支持板
18に固定されている。尚、具体的には図示しなかった
が、この熱かしめ部分については、メンブレンスイッチ
シート16の対応する部分が切り欠かれ、また、その厚
さに略相当するだけハウジング基部14bが下方に突出
するように形成されている。
【0028】本実施の形態では、キー入力装置3の長手
方向のキー配列間に真直して延びる各ハウジング基部1
4bのメンブレンスイッチシート16に近い側の部位
(図3における下部)に、当該ハウジング基部14bの
延設方向に伸長する補強ロッド13が配設されている。
この補強ロッド13は、少なくとも上記支持板18の材
料(弾性係数が70GPaのアルミニウム材)よりも弾
性係数の高い材料として、例えば、弾性係数が200G
Paの鋼材で形成されている。具体的には、上記ハウジ
ング14の基部14bの下部に、メンブレンスイッチシ
ート16側に向かって(つまり、下側に向かって)開口
する溝部14gが設けられている。該溝部14gは、そ
の周縁の断面形状が例えばコ字状に形成されている。補
強ロッド13は、これに対応して矩形状に形状され、溝
部14g内に収納された上で、例えば接着剤により該溝
部14g内に固定されている。
【0029】このように、キー入力装置3の長手方向の
キー配列間に真直して延びる各ハウジング基部14bの
メンブレンスイッチシート16に近い側の部位(下部)
に、該メンブレンスイッチシート16側に向かって開口
する溝部14gが設けられ、該溝部14g内に補強ロッ
ド13が配設されているので、比較的簡単な構成で、該
補強ロッド13を確実にハウジング基部14b内に配置
・保持させることができる。また、補強ロッド13は真
直状であるので、左右方向へ真直状に延びるキー配列間
に、当該補強部ロッド13連続もしくは略連続するよう
に真直して延設することができる。
【0030】以上の構成を備えたキー入力装置3につい
て、キー入力操作時、当該キー入力装置3に生じる撓み
を計測する撓み計測テストを行った。このテストは、キ
ー入力装置3の裏面の支持板18の長手方向における両
端部を、長さ100[mm](全幅),重なり幅2[m
m]で、高さ10[mm]の角材上に固定し、キー配列
がJIS標準である場合に、キー入力装置3の平面視に
おける略中央付近に位置するアルファベット大文字"
H”の操作キー11のキートップ11aを、上方から1
00[g]のキー入力荷重で入力操作(押し下げ操作)
した際に、支持板18の平面視における略中央部に生じ
る下方への撓みを計測することによって行った。
【0031】上記支持板18の撓みに影響を及ぼし得る
キー入力装置3の関連構成部品の基本寸法は、以下の通
りとした。 ・アルミニウム製支持板18の厚さ:0.5[mm] ・メンブレンスイッチシート16の厚さ:0.15[m
m] ・ハウジング14のガイド筒部14aの高さ:5[m
m] ・キートップ11aの高さ:2.5[mm] ・溝部14g:溝幅=1.2[mm],高さ=1.2[m
m],長さ=200[mm] ・補強ロッド13:幅=1[mm],高さ=1[m
m],長さ=200[mm]
【0032】以上の条件で撓み計測テストを行ったとこ
ろ、キー入力操作時における上記支持板18の中央部の
撓み量は、1[mm]であった。これに対して、ハウジ
ング14の基部14bの下部に溝部14gが設けられて
おらず補強ロッド13が配設されていない点を除いて
は、本実施の形態に係るキー入力装置3と同様の構成を
有するキー入力装置(比較例:図9参照)について、同
様の撓み計測テストを行ったところ、キー入力操作時に
おける支持板の中央部の撓み量は、2.1[mm]であ
った。すなわち、本実施の形態のように、ハウジング基
部14bの下部に溝部14gを設けて補強ロッド13を
配設することにより、キー入力操作時における上記支持
板18の中央部の撓み量を、比較例の場合の1/2以下
に抑制することができた。
【0033】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、キー入力装置3の少なくとも長手方向における複
数のキー配列間について、各キー作動機構12a,12
c間を仕切る仕切り部(ハウジング基部14b)が、メ
ンブレンスイッチシート16に対向し、かつ、キー配列
に沿って連続するように設けられ、上記ハウジング基部
14bのメンブレンスイッチシート16に近い側の部位
に、少なくともアルミニウム製の支持板18よりも弾性
係数の高い補強ロッド13が、ハウジング基部14bの
延設方向に伸長するように配設されているので、キー入
力時の操作力(押圧力)を支持板18と上記補強ロッド
13の両方で支えることができ、支持板のみで受けてい
た従来に比べて、メンブレンスイッチシート16および
その支持板18に生じる撓みを有効に抑制することがで
きる。この場合において、補強ロッド13は各キー作動
機構12a,12c間を仕切る仕切り部に設けられるの
で、各キー11のキー作動機構12a,12cと干渉す
ることはない。すなわち、支持板18の板厚を増すこと
なく(つまり、支持板18の薄肉化を維持した上で)、
また、内部構成部材(ハウジング14)を厚肉化したり
別体の補強部材を設けることなく、キー入力操作時にお
けるメンブレンスイッチシート16およびその支持板1
8の撓みを抑制し、良好な操作フィーリングを維持する
ことができるのである。
【0034】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2について説明する。この実施の形態2は、上記実施の
形態1の変形例を示すものである。尚、以下の説明にお
いて、上記実施の形態1における場合と同じものについ
ては同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。図
4は、本実施の形態に係るキー入力装置のキー部20の
縦断面説明図である。上述の実施の形態1では、メンブ
レンスイッチシート16は1枚物として構成されていた
が、本実施の形態2では、上記図4に示すように、3枚
構成のメンブレンスイッチシート26が組み込まれてお
り、この点だけが上記実施の形態1と異なっている。
【0035】上記3枚構成のメンブレンスイッチシート
26は、従来から良く知られているものと同様のもの
で、下面側に可動接点26mが設けられたメンブレン上
シート26Aと、上面側に固定接点26fが設けられた
メンブレン下シート26Bと、両シート26A,26B
間に配置された所定厚さのスペーサシート26Cとで構
成されている。上記可動接点26mは、クリックラバー
12のステム支持部12aに対応する下方に位置し、固
定接点26fは可動接点26mに対応し所定間隔を隔て
てた下方に位置している。また、スペーサシート26C
は、上記ステム支持部12aに対応した部分を除いた領
域に配置されている。この場合、メンブレンスイッチシ
ート26の構造が異なるだけであり、上記実施の形態1
と同様の効果を奏することができる。
【0036】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3について説明する。図5は、本実施の形態に係るキー
入力装置のキー配設部30の縦断面説明図である。この
図に示すように、本実施の形態では、上面側に固定接点
36fが設けられた1枚物のメンブレンスイッチシート
36上に、より好ましくは、1枚物のキーパッド32が
固定(例えば接着固定)されている。該キーパッド32
は、略平板状のキートップ31を支持するキートップ支
持部32aと、その周囲における下方に位置する基部3
2bと、両者を一体的に連結する薄肉のスカート部32
cとで構成されている。このスカート部32cは、実施
の形態1で説明したものと同様のものである。また、上
記キートップ支持部32aの下面側には、可動接点フィ
ルム35が固着されている。かかる構成を採用すること
により、上述の実施の形態1及び実施の形態2で示され
たような摺動タイプのキートップガイド機構を備えたも
のに比べて、キー入力装置のより一層の薄肉化を実現す
ることが可能になる。
【0037】本実施の形態では、キーパッド32の基部
32bは、メンブレンスイッチシート36に対面すると
ともに、隣接するキートップ支持部32aに対する各ス
カート部32cの下端部どうしを一体的に連結してい
る。換言すれば、各キー31にそれぞれ対応したキー作
動機構(キートップ支持部32a及びスカート部32
c)は、キーパッド32の上記基部32bによって仕切
られており、この基部32bが、本願の請求項に記載し
た「各キー作動機構間を仕切る仕切り部」に相当してい
る。このように、本実施の形態では、上記キーパッド3
2は、全てのキートップ支持部32aと基部32bとス
カート部32cとが、所定の弾性を有する例えば合成ゴ
ムあるいはエラストマーを材料に用い、1枚物として、
より好ましくは一体的に成形されている。
【0038】上記キーパッド32の基部32bは、複数
のキー31の所定方向における複数の配列のうち少なく
とも特定の配列間において、キー配列に沿って連続もし
くは略連続するように設けられる。本実施の形態では、
実施の形態1における場合と同様に、上記キーパッド基
部32bは、キー入力装置の長手方向の全てのキー配列
間においてキー配列に沿って連続するように真直して設
けられ、かつ、より好ましくは、幅方向の全てのキー配
列間においてキー配列に沿って連続するように設けられ
ている。この幅方向については、後述する図7から良く
分かるように、キーパッド基部32bは、メンブレンス
イッチシート36と平行な面内で屈曲する屈曲部を有
し、全体として幅方向に連続するように延設されてい
る。
【0039】更に、より好ましくは、キー入力装置の4
辺の周縁部近傍についても、上記キーパッド基部32b
が設けられている。すなわち、全てのキー31のキー作
動機構は、キーパッド基部32bで囲まれるようにし
て、隣接するキー31のキー作動機構との間を仕切られ
ている。換言すれば、全てのキー配設部30のキートッ
プ支持部32aは、隣り合うキー配設部30のキートッ
プ支持部32aとキーパッド基部32bによって相互に
連結されていることになる。
【0040】本実施の形態では、キー入力装置の長手方
向のキー配列間に真直して延びる各キーパッド基部32
bのメンブレンスイッチシート36に近い側の部位(図
5おける下部)に、当該キーパッド基部32bの延設方
向に伸長する補強ロッド33が配設されている。この補
強ロッド33は、少なくとも上記支持板18の材料(弾
性係数が70GPaのアルミニウム材)よりも弾性係数
の高い材料として、例えば、弾性係数が200GPaの
鋼材で形成されている。具体的には、キーパッド基部3
2bの下部に、メンブレンスイッチシート36側に向か
って(つまり、下側に向かって)開口する溝部32gが
設けられている。該溝部32gは、その周縁の断面形状
が例えばコ字状に形成されている。補強ロッド33は、
これに対応して矩形状に形状され、溝部32g内に収納
された上で、例えば接着剤により該溝部32g内に固定
されている。
【0041】以上の構成を備えたキー入力装置につい
て、上述の撓み計測テストを行った。支持板18の撓み
に影響を及ぼし得るキー入力装置の関連構成部品の基本
寸法は、以下の通りとした。 ・アルミニウム製支持板18の厚さ:0.5[mm] ・メンブレンスイッチシート16の厚さ:0.15[m
m] ・キーパッド32の厚さ:1.5[mm] ・キートップ31の高さ:1.5[mm] ・溝部32g:溝幅=1.2[mm],高さ=1.2[m
m],長さ=200[mm] ・補強ロッド33:幅=1[mm],高さ=1[m
m],長さ=200[mm] ・キー入力装置の平面サイズ:長さ=200[mm],
幅=100[mm]
【0042】以上の条件で撓み計測テストを行ったとこ
ろ、キー入力操作時における上記支持板18の中央部の
撓み量は、1.2[mm]であった。これに対して、キ
ーパッド32の基部32bの下部に溝部32gが設けら
れておらず補強ロッド33が配設されていない点を除い
ては、本実施の形態に係るキー入力装置と同様の構成を
有するキー入力装置について、同様の撓み計測テストを
行ったところ、キー入力操作時における支持板の中央部
の撓み量は、2.1[mm]であった。すなわち、本実
施の形態のように、キーパッド基部32bの下部に溝部
32gを設けて補強ロッド33を配設することにより、
キー入力操作時における上記支持板18の中央部の撓み
量を、比較例の場合の約1/2程度に抑制することがで
きた。
【0043】このように、この場合においても、上記実
施の形態1と同様の効果を奏することができる。しか
も、実施の形態1及び実施の形態2で示されたような摺
動タイプのキートップガイド機構を備えたものに比べ
て、キー入力装置のより一層の薄肉化を実現することが
できる。
【0044】実施の形態4.次に、本発明の実施の形態
4について説明する。図6は、本実施の形態に係るキー
入力装置のキー配設部40の縦断面説明図である。この
図に示すように、本実施の形態では、上記実施の形態2
におけるものと同様の3枚構成のメンブレンスイッチシ
ート26が採用され、このメンブレンスイッチシート2
6上に、キートップ41aへのキー入力荷重を受ける受
け部42aを有するクリックラバー42の基部42bが
固定(例えば接着固定)されている。
【0045】本実施の形態に係るキー41は、所謂ヒン
ジタイプのもので、各キー41のキートップ41aは、
ハウジング44の上部から水平に伸びるヒンジ部41b
を介して当該ハウジング44の上部に片持ち支持されて
いる。かかる構成を採用することにより、上述の実施の
形態1及び実施の形態2で示されたような摺動タイプの
キートップガイド機構を備えたものに比べて、キー入力
装置のより一層の薄肉化を実現することが可能になる。
【0046】上記クリックラバー42は、上記受け部4
2aと、その周囲における下方に位置する基部42b
と、両者を一体的に連結する薄肉のスカート部42cと
で構成され、これら各部が、所定の弾性を有する例えば
合成ゴムあるいはエラストマーを材料に用いて、より好
ましくは一体的に成形されている。キー入力操作時、キ
ートップ41aを押し下げ操作した際には、該キートッ
プ41aがヒンジ部41bのハウジング44との結合部
を支点として、図6における時計回り方向に傾動し、ク
リックラバー42の受け部42aに入力荷重が加えられ
る。上記受け部42aの下面側は、メンブレンスイッチ
シート26の接点26m,26fに対応する部分が、下
方に所定量突出した突起状に形成され、キー操作時の入
力荷重がより確実に接点部分26m,26fに伝えられ
るようになっている。
【0047】上記ハウジング44は、メンブレンスイッ
チシート26に対向する基部44bを有しており、各キ
ー41にそれぞれ対応したキー作動機構(クリックラバ
ー42の受け部42a及びスカート部42c)は、ハウ
ジング44の上記基部44bによって仕切られており、
この基部44bが、本願の請求項に記載した「各キー作
動機構間を仕切る仕切り部」に相当している。上記ハウ
ジング基部44bは、複数のキー41の所定方向におけ
る複数の配列のうち少なくとも特定の配列間において、
キー配列に沿って連続もしくは略連続するように設けら
れる。
【0048】本実施の形態では、上記ハウジング基部4
4bは、キー入力装置の長手方向の全てのキー配列間に
おいてキー配列に沿って連続するように真直して設けら
れ、かつ、より好ましくは、幅方向の全てのキー配列間
においてキー配列に沿って連続するように設けられてい
る。この幅方向については、後述する図7から良く分か
るように、ハウジング基部44bは、メンブレンスイッ
チシート26と平行な面内で屈曲する屈曲部を有し、全
体として幅方向に連続するように延設されている。
【0049】更に、より好ましくは、キー入力装置の4
辺の周縁部近傍についても、上記ハウジング基部44b
が設けられている。すなわち、全てのキー41のキー作
動機構は、ハウジング基部44bで囲まれるようにし
て、隣接するキー41のキー作動機構との間を仕切られ
ている。上記ハウジング44の支持板18に対する固定
方法は、実施の形態1における場合とほぼ同様であり、
例えば10箇所で熱かしめによって固定されている。
【0050】本実施の形態においても、キー入力装置の
長手方向のキー配列間に真直して延びる各ハウジング基
部44bのメンブレンスイッチシート26に近い側の部
位(図6における下部)に、当該ハウジング基部44b
の延設方向に伸長する補強ロッド43が配設されてい
る。この補強ロッド43は、少なくとも上記支持板18
の材料(弾性係数が70GPaのアルミニウム材)より
も弾性係数の高い材料として、例えば、弾性係数が20
0GPaの鋼材で形成されている。具体的には、上記ハ
ウジング44の基部44bの下部に、メンブレンスイッ
チシート26側に向かって(つまり、下側に向かって)
開口する溝部44gが設けられている。該溝部44g
は、その周縁の断面形状が例えばコ字状に形成されてい
る。補強ロッド43は、これに対応して矩形状に形状さ
れ、溝部44g内に収納された上で、例えば接着剤によ
り該溝部44g内に固定されている。
【0051】以上の構成を備えたキー入力装置につい
て、上述の撓み計測テストを行ったところ、ハウジング
基部44bの下部に溝部44gが設けられておらず補強
ロッド43が配設されていないものに比べて、支持板1
8の中央部の撓み量は著しく小さくなっていることが分
かった。支持板18の撓みに影響を及ぼし得るキー入力
装置の関連構成部品の基本寸法は、以下の通りとした。 ・アルミニウム製支持板18の厚さ:0.5[mm] ・ハウジング44の高さ:3[mm] ・溝部44g:溝幅=1.2[mm],高さ=1.2[m
m],長さ=200[mm] ・補強ロッド43:幅=1[mm],高さ=1[m
m],長さ=200[mm] ・キー入力装置の平面サイズ:長さ=200[mm],
幅=100[mm]
【0052】このように、この場合においても、上記実
施の形態1と同様の効果を奏することができる。しか
も、実施の形態1及び実施の形態2で示されたような摺
動タイプのキートップガイド機構を備えたものに比べ
て、キー入力装置のより一層の薄肉化を実現することが
できる。
【0053】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5について説明する。図7は、本実施の形態に係るキー
入力装置50の平面説明図である。この図に示すよう
に、上記キー入力装置50では、例えば3本の補強ロッ
ド53が配設され、各補強ロッド53は、メンブレンス
イッチシート(不図示)と平行な面内(紙面と平行な面
内)で屈曲する例えば複数の屈曲部を有し、全体として
幅方向(図7における上下方向)に連続するように延設
されている。
【0054】このように、メンブレンスイッチシートと
平行な面内で屈曲する屈曲部を補強ロッド53に設け
て、全体として所定方向(キー入力装置50の幅方向)
に連続するように延設することにより、真直状でないキ
ー配列間においても、支障なく補強ロッド53を配設す
ることができるのである。
【0055】実施の形態6.次に、本発明の実施の形態
6について説明する。図8は、本実施の形態に係るキー
入力装置60の平面説明図である。この図に示すよう
に、上記キー入力装置60では、その長手方向における
ハウジング基部またはキーパッド基部(不図示)の一端
側(図8における左端側)からキー入力装置60の全長
の少なくとも1/2以上(本実施の形態では約2/3程
度)の長さにわたって延びる第1の補強ロッド63L
と、長手方向における仕切り部(上述の各実施の形態に
おけるものと同様のハウジング基部またはキーパッド基
部)の他端側(図8における右端側)からキー入力装置
60の全長の少なくとも1/2以上(本実施の形態では
約2/3程度)の長さにわたって延びる第2の補強ロッ
ド63Rとが、交互に配設されており、これら両補強ロ
ッド63L,63Rによって、キー入力装置60のメン
ブレンスイッチシート及びその支持板(共に不図示)の
平面視における全体が補強されている。
【0056】このように、キー入力装置60の全長の少
なくとも1/2以上の長さをそれぞれ有し、互いに反対
方向の端部から延びる第1,第2の補強ロッド63L,6
3Rを交互に配設することにより、各仕切り部の全長に
わたって補強ロッドを設ける場合に比べて、補強ロッド
の使用量をより少なくして重量の低減を図ることがで
き、かつ、効率良く回路基板およびその支持板を補強す
ることができる。ここに、交互に配設される上記第1,
第2の各補強ロッド63L,63Rの端部からの長さを
キー入力装置60の全長の少なくとも1/2以上とした
のは、1/2未満では、キー入力装置60の長手方向に
おける中央部付近に第1及び第2のいずれの補強ロッド
63L,63Rも届かない領域が生じ、この部分につい
て十分な補強効果を得ることが難しいからである。
【0057】尚、以上の各実施の形態においては、各キ
ーのキー作動機構間を仕切る仕切り部(上述の各実施の
形態におけるものと同様のハウジング基部またはキーパ
ッド基部)および補強ロッドは、それぞれ所定の方向に
ついて連続して設けられていたが、必ずしも連続してい
なければならないものではなく、一部に不連続部分(最
大でも全長の1/2以下)を含むものであっても良い。
【0058】また、以上の各実施の形態においては、各
補強ロッドはキー作動機構間を仕切る仕切り部の下部に
設けられた溝部に組み込んで固定されていたが、この代
わりに、ゴム製もしくはエラストマー製のキーパッドの
成形または樹脂製のハウジングの成形をインサート成形
とし、上記補強ロッドをインサートして一体成形するよ
うにしても良い。この場合には、補強ロッドは該仕切り
部の成形時に一体成形されるので、補強ロッドを確実に
仕切り部内に配置・保持させることができ、また、キー
入力装置の組立作業を簡略化することができる。
【0059】更に、以上のようなキー入力装置をコンピ
ュータ1のキー入力装置3として組み込むことにより、
該コンピュータ1について、より一層の薄型化および軽
量化を図ることができるのである。
【0060】尚、上記実施の形態は、いずれも、コンピ
ュータのキー入力装置についてのものであったが、本発
明に係るキーボードは、かかる用途に限定されるもので
はなく、例えば、ワードプロセッサあるいは携帯用の各
種端末機器などのキー入力装置として、有効に適用する
ことができるものである。また、本発明は、以上の実施
態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能
であることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】本願の請求項1の発明によれば、所定方
向における複数のキー配列のうち少なくとも特定の配列
間について、各キー作動機構間を仕切る仕切り部が、回
路基板に対向し、かつ、キー配列に沿って連続もしくは
略連続するように設けられ、上記仕切り部の回路基板に
近い側の部位に、少なくとも上記支持板よりも弾性係数
の高い補強部材が、上記仕切り部の延設方向に伸長する
ように配設されているので、キー入力時の操作力(押圧
力)を支持板と上記補強部材の両方で支えることがで
き、支持板のみで受けていた従来に比べて、回路基板お
よびその支持板に生じる撓みを有効に抑制することがで
きる。この場合において、補強部材は各キー作動機構間
を仕切る仕切り部に設けられるので、各キーのキー作動
機構と干渉することはない。すなわち、支持板の板厚を
増すことなく(つまり、支持板の薄肉化を維持した上
で)、また、内部構成部材を厚肉化したり別体の補強部
材を設けることなく、キー入力操作時における回路基板
およびその支持板の撓みを抑制し、良好な操作フィーリ
ングを維持することができる。
【0062】また、本願の請求項2の発明によれば、基
本的には、上記請求項1の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、真直状に延びるキー配列間に、補強
部材を連続もしくは略連続するように真直して延設する
ことができる。
【0063】更に、本願の請求項3の発明によれば、基
本的には、上記請求項1の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、回路基板と平行な面内で屈曲する屈
曲部を補強部材に設けて、全体として所定方向に連続も
しくは略連続するように延設するので、真直状でないキ
ー配列間においても、支障なく補強部材を配設すること
ができる。
【0064】また、更に、本願の請求項4の発明によれ
ば、基本的には、上記請求項1〜請求項3の発明のいず
れか一と同様の効果を奏することができる。特に、キー
入力装置の全長の少なくとも1/2以上の長さをそれぞ
れ有し、互いに反対方向の端部から延びる第1および第
2の補強部材を交互に配設することにより、各仕切り部
の全長にわたって補強部材を設ける場合に比べて、補強
部材の使用量をより少なくして重量の低減を図ることが
でき、かつ、効率良く回路基板およびその支持板を補強
することができる。ここに、交互に配設される上記第1
および第2の各補強部材の端部からの長さをキー入力装
置の全長の少なくとも1/2以上としたのは、1/2未
満では、キー入力装置の中央部付近に第1及び第2のい
ずれの補強部材も届かない領域が生じ、この部分につい
て十分な補強効果を得ることが難しいからである。
【0065】また、更に、本願の請求項5の発明によれ
ば、基本的には、上記請求項1〜請求項4の発明のいず
れか一と同様の効果を奏することができる。しかも、そ
の上、仕切り部の回路基板に近い側の部位に、該回路基
板側に開口する溝部が設けられ、補強部材は該溝部内に
配設されているので、比較的簡単な構成で、該補強部材
を確実に仕切り部内に配置・保持させることができる。
【0066】また、更に、本願の請求項6の発明によれ
ば、基本的には、上記請求項1〜請求項4の発明のいず
れか一と同様の効果を奏することができる。しかも、そ
の上、上記仕切り部はゴム製もしくはエラストマー製ま
たは樹脂製であり、上記補強部材は該仕切り部の成形時
に一体成形されているので、補強部材を確実に仕切り部
内に配置・保持させることができ、また、キー入力装置
の組立作業を簡略化することができる。
【0067】また、更に、本願の請求項7の発明によれ
ば、コンピュータに組み込まれるキー入力装置につい
て、基本的には、上記請求項1〜請求項6の発明のいず
れか一と同様の効果を奏することができ、コンピュータ
の薄型化および軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るコンピュータの
斜視図である。
【図2】 上記コンピュータのキー入力装置の平面説明
図である。
【図3】 上記キー入力装置のキー部の構造を示す、図
2におけるIII−III線に沿った縦断面説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るキー入力装置の
キー部の構造を示す縦断面説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係るキー入力装置の
キー部の構造を示す縦断面説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係るキー入力装置の
キー部の構造を示す縦断面説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態5に係るキー入力装置の
平面説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態6に係るキー入力装置の
平面説明図である。
【図9】 従来例に係るキー入力装置のキー部の構造を
示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ、 3、50、60 キー入力装置、
11、31、41キー、 12a クリックラバーの
ステム支持部、12c、42c クリックラバーのスカ
ート部、13、33、43、53、63L、63R 補
強ロッド、14b、44b ハウジングの基部、14
g、44g ハウジングの溝部、16、26、36 メ
ンブレンスイッチシート、16f、26f、36f 固
定接点、18 支持板、26A メンブレン上シート、
26B メンブレン下シート、26m 可動接点、32
a キートップ支持部、32b キーパッドの基部、3
2c キーパッドのスカート部、32g キーパッドの
溝部、42a クリックラバーの受け部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーと、各キーにそれぞれ対応し
    たキー作動機構と、各キー作動機構に対応したスイッチ
    接点を有する電気回路が形成されたシート状もしくは板
    状またはフィルム状の回路基板と、該回路基板の反キー
    作動機構側を支持する支持板とを備えたキー入力装置で
    あって、 上記複数のキーの所定方向における複数の配列のうち少
    なくとも特定の配列間について、各キー作動機構間を仕
    切る仕切り部が、上記回路基板に対向し、かつ、キー配
    列に沿って連続もしくは略連続するように設けられ、上
    記仕切り部の回路基板に近い側の部位に、少なくとも上
    記支持板よりも弾性係数の高い補強部材が、上記仕切り
    部の延設方向に伸長するように配設されていることを特
    徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 上記補強部材は、所定方向に連続もしく
    は略連続するように真直して延設されていることを特徴
    とする請求項1記載のキー入力装置。
  3. 【請求項3】 上記補強部材は、上記回路基板と平行な
    面内で屈曲する屈曲部を有し、全体として所定方向に連
    続もしくは略連続するように延設されていることを特徴
    とする請求項1記載のキー入力装置。
  4. 【請求項4】 上記所定方向における仕切り部の一端側
    からキー入力装置の全長の少なくとも1/2以上の長さ
    にわたって延びる第1の補強部材と、上記所定方向にお
    ける仕切り部の他端側からキー入力装置の全長の少なく
    とも1/2以上の長さにわたって延びる第2の補強部材
    とが、交互に配設されていることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか一に記載のキー入力装置。
  5. 【請求項5】 上記仕切り部の回路基板に近い側の部位
    に、該回路基板側に開口する溝部が設けられ、上記補強
    部材は該溝部内に配設されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか一に記載のキー入力装置。
  6. 【請求項6】 上記仕切り部はゴム製もしくはエラスト
    マー製または樹脂製であり、上記補強部材は該仕切り部
    の成形時に一体成形されていることを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれか一に記載のキー入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一に記載
    のキー入力装置を備えたことを特徴とするコンピュー
    タ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075982A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Minebea Co Ltd キーボード装置、電子機器及びキーボード装置の製造方法
JP2016115292A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 カシオ計算機株式会社 入力装置および電子機器

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