JPH11339720A - 平板形蛍光ランプ及びその製造方法 - Google Patents

平板形蛍光ランプ及びその製造方法

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JPH11339720A
JPH11339720A JP14173098A JP14173098A JPH11339720A JP H11339720 A JPH11339720 A JP H11339720A JP 14173098 A JP14173098 A JP 14173098A JP 14173098 A JP14173098 A JP 14173098A JP H11339720 A JPH11339720 A JP H11339720A
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glass
glass container
front glass
container
phosphor
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JP14173098A
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English (en)
Inventor
Tadao Uetsuki
唯夫 植月
Nobuhiro Hayashida
伸宏 林田
Katsuyoshi Goto
勝良 後藤
Wataru Noda
渉 野田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストを低減し、ランプの小型化を図ると
ともに見栄えを良くした平板形蛍光ランプ及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】平板状のガラス容器1の表面には放電空間
となる渦巻き状の溝5が形成され、溝5の両端部にはフ
ィラメント9を有する電極部3が設けられ、ガラス容器
1の表面には蛍光体が被着されている。平板状の前面ガ
ラス2はガラス容器1の表面を封止しており、前面ガラ
ス2におけるガラス容器1側の一面には蛍光体が被着さ
れる。ここで、ガラス容器1および前面ガラス2に蛍光
体を同時に塗布する工程と、ガラス容器1および前面ガ
ラス2に塗布された蛍光体を焼成する工程と、ガラス容
器1および前面ガラス2を組み合わせた状態で加熱して
ガラス容器と前面ガラス2とを気密に溶着する工程とを
連続的に行った後、ガラス容器1の孔6に電極部3をフ
リットで封着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板形蛍光ランプ
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の平板形蛍光ランプとしては、図
15に示すように、平板状であって表面に放電空間とな
る渦巻き状の溝5が形成されるガラス容器1と、ガラス
容器1の表面に封着される前面ガラス(図示せず)と、
電子放出用のフィラメント9を有し溝5の両端に形成さ
れた孔(図示せず)に封着される電極部3とから構成さ
れるものがあり、ガラス容器1の表面および前面ガラス
におけるガラス容器1側の面にはそれぞれ蛍光体(図示
せず)が塗布、焼成されていた(例えば、特開平9−8
2279号公報参照)。
【0003】この平板形蛍光ランプでは、ガラス容器1
および前面ガラスに蛍光体が別々の工程で塗布された
後、蛍光体が別々の工程で焼成されていた。また、ガラ
ス容器1の表面に前面ガラスを封着する際には、ガラス
容器1と前面ガラスとを組み合わせる前に、前面ガラス
におけるガラス容器1側の面の最外周部のみにフリット
を塗布し、フリットを仮焼成してフリットに含まれる有
機成分を除去した後、ガラス容器1と前面ガラスとを組
み合わせる。この時、フィラメント9が配設された電極
部3をガラス容器1の孔に取り付け、電極部3にフリッ
トを塗布するか、又は、電極部3の形状に形成されたフ
リットリングを電極部3に設けていた。そして、前面ガ
ラスおよび電極部3にそれぞれ塗布されたフリットを本
焼成して、ガラス容器1と前面ガラスとの封着、ガラス
容器1と電極部3との封着を同時に行い、ガラス容器と
前面ガラスとで囲まれる空間内の空気を排気した後、こ
の空間に希ガスを封入して平板形蛍光ランプを形成す
る。
【0004】ところで、この種の平板形蛍光ランプの特
徴としては、ガラス容器1の溝5に反射膜を形成するこ
とにより、光束の殆ど全てを平板形蛍光ランプの一方の
面から放射できる点が挙げられる。例えば特開平9−8
2279号公報に示される平板形蛍光ランプでは、ラン
プの放射効率を向上させるため、図16に示すように渦
巻き状の溝5の間を仕切る仕切4の底面に対する角度Θ
が略106度〜略135度に形成されている。また、上
記公報では前面ガラスとガラス容器1とをガスバーナで
加熱して封止(バーナ封止)することも提案されている
が、平板形蛍光ランプの直径は略130mmと大きく、
直径が65mmを越えるとバーナ封止の歩留まりが非常
に悪化するため、実際にはフリットを用いて封着されて
いた。尚、図16中の27はガラス容器1の表面に形成
された蛍光体層である。
【0005】ここに、図17(a)〜(c)に示すよう
に、ガラス容器1および前面ガラス2は前面ガラス2の
最外周部のみに形成されたフリット28によって封着さ
れるので、ガラス容器1の最外周部以外の仕切4と前面
ガラス1との間に隙間があると、この隙間を介して短絡
電流が流れる可能性がある。また、ガラス容器1と前面
ガラス2とを封着するためのフリット28の厚みが厚す
ぎると、前面ガラス2が大気圧によってガラス容器1側
に押圧されて撓み、フリット28近傍でせん断応力が発
生して、前面ガラス2が割れる恐れもある。そこで、前
面ガラス2の破損を防止するために、例えば特開平10
−3882号公報に示される平板形蛍光ランプでは、溝
5の間を仕切る仕切4の幅Lを約2mm以上とし、前面
ガラス2と仕切4との間の隙間Dを0.1mm以下に形
成している。
【0006】さらに特願平9−174367号に示され
る平板形蛍光ランプでは、図18に示すように、孔6が
形成されたガラス容器1の部位にチューブ10を介して
フィラメント9を固定するステム8が取り付けられたも
のもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の平板形蛍光
ランプでは、ガラス容器と前面ガラスに別々の工程で蛍
光体を塗布し、別々の工程で蛍光体を焼成していた。し
かもガラス容器および前面ガラスの接合部と、ガラス容
器および電極部の接合部の2ヶ所にフリットを2回に分
けて塗布する必要があった。さらに、ガラス容器と前面
ガラスとをフリットにより接合する場合、フリットの有
機成分をフリット仮焼成と呼ばれる工程で除去する必要
があり、これらの作業のために作業場所や時間が必要と
なって、製造コストの低減を図りにくいという問題があ
った。また、ガラス容器と前面ガラスとをフリットを用
いて封着する場合、フリットの色が目立って消灯時にラ
ンプの見栄えが悪くなるという問題もあった。
【0008】さらに前面ガラスおよびガラス容器は、前
面ガラスの最外周部のみに塗布されたフリットにより封
着されているので、最外周部以外のガラス容器の仕切と
前面ガラスとの間に隙間が発生し、この隙間を介して短
絡電流が流れる恐れがある。そこで、ガラス容器の仕切
と前面ガラスとの間に隙間が発生しないように、前面ガ
ラスの面精度を高くする必要があり、製造コストの上昇
を招いていた。そのうえ、ガラス容器の仕切と前面ガラ
スとの間の隙間を介して短絡電流が流れるのを防止する
ためには、溝と溝の間を仕切る仕切の幅を例えば2mm
以上にする必要があるが、仕切の部分は発光せず、この
部分が暗くなるため、ランプの見栄えが悪くなるという
問題があった。また溝と溝の間を仕切る仕切の幅が広が
ると、ランプの直径が大きくなるという問題もあった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、製造工程を簡略化し
て製造コストの低減を図るとともに、ランプの見栄えを
良くし、小型化を図った平板形蛍光ランプ及びその製造
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、平板状であって表面に放電空
間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝の両端部に
孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、
ガラス容器と同時に蛍光体を塗布する工程と蛍光体を焼
成する工程とガラス容器に組み合わせた状態で周囲温度
を軟化点付近に加熱してガラス容器に気密的に溶着され
る工程とが連続的に行われてガラス容器に封着される平
板状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有し蛍光体の
被着された前面ガラスが封着されたガラス容器の孔にフ
リットで封着される電極部とを備えており、ガラス容器
および前面ガラスに蛍光体を同時に塗布する工程と、ガ
ラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を焼成す
る工程とガラス容器および前面ガラスを溶着する工程と
を連続的に行うことにより、ガラス容器および前面ガラ
スに別々の工程で蛍光体を塗布、焼成する場合に比べ
て、製造工程を減らすことができ、しかもガラス容器と
電極部との接合部のみにフリットを塗布しているので、
フリットの色が目立つことがなく、従来例のようにガラ
ス容器および前面ガラスの接合部とガラス容器および電
極部の接合部との2ヶ所にフリットを塗布する場合に比
べて、フリットを塗布する工程を1回のみとし、製造工
程を減らすことができるから、ランプの製造に要する時
間が短縮され、同じ時間内で製造できるランプの個数が
増え、製造コストの低減を図ることができる。さらにガ
ラス容器および前面ガラスの接合にフリットを用いてい
ないので、フリットの厚みによってガラス容器と前面ガ
ラスとの間に隙間が発生することがなく、ガラス容器と
前面ガラスとの間の隙間から短絡電流が流れるのを防止
するために前面ガラスの面精度を高くする必要がないか
ら、前面ガラスの製造コストを低減でき、しかも前面ガ
ラスにせん断応力が発生することがない。そのうえ、ガ
ラス容器と前面ガラスとの間の隙間を介して短絡電流が
流れるのを防止するためにガラス容器に設けた溝と溝と
の間を仕切る仕切の幅を広くする必要がないので、ラン
プの小型化を図ることができ、しかも点灯しない仕切の
幅を狭くできるから、ランプの見栄えを良くできる。
【0011】請求項2の発明では、平板状であって表面
に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝の
両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラス
容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平板
状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容器
の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光ラ
ンプを製造するにあたり、ガラス容器および前面ガラス
に同時に蛍光体を塗布する工程と、ガラス容器および前
面ガラスに塗布された蛍光体を焼成する工程と、ガラス
容器および前面ガラスを組み合わせた状態で加熱してガ
ラス容器と前面ガラスとを気密的に溶着する工程とを連
続的に行った後、前面ガラスが溶着された状態のガラス
容器の孔に電極部をフリットで封着することを特徴と
し、ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同時に塗布
する工程と、ガラス容器および前面ガラスに塗布された
蛍光体を焼成する工程とガラス容器および前面ガラスを
溶着する工程とを連続的に行うことにより、ガラス容器
および前面ガラスに別々の工程で蛍光体を塗布、焼成す
る場合に比べて、製造工程を減らすことができ、しかも
ガラス容器と電極部との接合部のみにフリットを塗布し
ているので、フリットの色が目立つことがなく、従来例
のようにガラス容器および前面ガラスの接合部とガラス
容器および電極部の接合部との2ヶ所にフリットを塗布
する場合に比べて、フリットを塗布する工程を1回のみ
とし、製造工程を減らすことができるから、ランプの製
造に要する時間が短縮され、同じ時間内で製造できるラ
ンプの個数が増え、製造コストの低減を図ることができ
る。さらにガラス容器および前面ガラスの接合にフリッ
トを用いていないので、フリットの厚みによってガラス
容器と前面ガラスとの間に隙間が発生することがなく、
ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間から短絡電流が流
れるのを防止するために前面ガラスの面精度を高くする
必要がないから、前面ガラスの製造コストを低減でき、
しかも前面ガラスにせん断応力が発生することがない。
そのうえ、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間を介し
て短絡電流が流れるのを防止するためにガラス容器に設
けた溝と溝との間を仕切る仕切の幅を広くする必要がな
いので、ランプの小型化を図ることができ、しかも点灯
しない仕切の幅を狭くできるから、ランプの見栄えを良
くできる。
【0012】請求項3乃至12の発明は請求項2の発明
の望ましい実施態様であり、請求項2の発明と同様の作
用効果を有する。
【0013】請求項14の発明では、平板状であって表
面に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝
の両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラ
ス容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平
板状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容
器の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光
ランプを製造するにあたり、表面に渦巻き状の溝が形成
されたガラス容器を溝が形成された面を上向きにして表
面に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に載置
し、前面ガラスに溶着されるガラス容器の部位を第1の
遮蔽手段で遮蔽し、ガラス容器に溶着される部位が第2
の遮蔽手段で遮蔽された前面ガラスをガラス容器との間
に隙間を設けるための支持部材を介してガラス容器上に
載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレス製の押さ
え部材を前面ガラス上に載置し、ガラス容器と前面ガラ
スとの間に設けられた隙間から蛍光体を塗布するための
ノズルを差し入れ、ノズルによりガラス容器および前面
ガラスに蛍光体を同時にスプレーコーティングし、ガラ
ス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥させ
た後、ガラス容器および前面ガラスの周囲温度を約52
5℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラスに塗布さ
れた蛍光体を同時に焼成した後、ガラス容器と前面ガラ
スとの間に介装された支持部材を外して、ガラス容器お
よび前面ガラスを直接接触させ、押さえ部材によりガラ
ス容器および前面ガラスの溶着される部位に約35g/
cm2の圧力を加え、周囲温度を約760℃に加熱し
て、ガラス容器および前面ガラスを溶着した後、前面ガ
ラスが溶着されたガラス容器の孔に電極部を取り付け、
ガラス容器と電極部との接合部にフリットを塗布し、上
記接合部を約450℃に加熱して、電極部を孔に封着す
ることを特徴とし、請求項15の発明では、平板状であ
って表面に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると
共に溝の両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着され
るガラス容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着さ
れる平板状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガ
ラス容器の孔に封着される電極部とから構成される平板
形蛍光ランプを製造するにあたり、表面に離型剤が塗付
されたステンレス製の台座上に前面ガラスを載置し、ガ
ラス容器に溶着される前面ガラスの部位を第1の遮蔽手
段で遮蔽し、前面ガラスに溶着される部位が第2の遮蔽
手段で遮蔽されたガラス容器を、渦巻き状の溝が形成さ
れた面を下向きにし、前面ガラスとの間に隙間を設ける
ための支持部材を介して前面ガラス上に載置し、表面に
離型剤が塗布されたステンレス製の押さえ部材をガラス
容器上に載置し、ガラス容器と前面ガラスとの間に設け
られた隙間から蛍光体を塗布するためのノズルを差し入
れ、ノズルによりガラス容器および前面ガラスに蛍光体
を同時にスプレーコーティングし、ガラス容器および前
面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥させた後、ガラス容
器および前面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱し
て、ガラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を
同時に焼成した後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介
装された支持部材を外して、ガラス容器および前面ガラ
スを直接接触させ、押さえ部材によりガラス容器および
前面ガラスの溶着される部位に約35g/cm2の圧力
を加え、周囲温度を約760℃に加熱して、ガラス容器
および前面ガラスを溶着した後、前面ガラスが溶着され
たガラス容器の孔に電極部を取り付け、ガラス容器と電
極部との接合部にフリットを塗布し、上記接合部を約4
50℃に加熱して、電極部を孔に封着することを特徴と
しており、請求項2の発明と同様に、ガラス容器および
前面ガラスに蛍光体を同時に塗布する工程と、ガラス容
器および前面ガラスに塗布された蛍光体を焼成する工程
とガラス容器および前面ガラスを溶着する工程とを連続
的に行うことにより、ガラス容器および前面ガラスに別
々の工程で蛍光体を塗布、焼成する場合に比べて、製造
工程を減らすことができ、しかもガラス容器と電極部と
の接合部のみにフリットを塗布しているので、フリット
の色が目立つことがなく、従来例のようにガラス容器お
よび前面ガラスの接合部とガラス容器および電極部の接
合部との2ヶ所にフリットを塗布する場合に比べて、フ
リットを塗布する工程を1回のみとし、製造工程を減ら
すことができるから、ランプの製造に要する時間が短縮
され、同じ時間内で製造できるランプの個数が増え、製
造コストの低減を図ることができる。さらにガラス容器
および前面ガラスの接合にフリットを用いていないの
で、フリットの厚みによってガラス容器と前面ガラスと
の間に隙間が発生することがなく、ガラス容器と前面ガ
ラスとの間の隙間から短絡電流が流れるのを防止するた
めに前面ガラスの面精度を高くする必要がないから、前
面ガラスの製造コストを低減でき、しかも前面ガラスに
せん断応力が発生することがない。そのうえ、ガラス容
器と前面ガラスとの間の隙間を介して短絡電流が流れる
のを防止するためにガラス容器に設けた溝と溝との間を
仕切る仕切の幅を広くする必要がないので、ランプの小
型化を図ることができ、しかも点灯しない仕切の幅を狭
くできるから、ランプの見栄えを良くできる。
【0014】請求項16の発明は、請求項14又は15
の発明の望ましい実施態様であり、請求項14又は15
の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0015】請求項17の発明では、請求項10の発明
において、ガラス容器と前面ガラスとの間に支持部材を
介装した状態でガラス容器および前面ガラスにそれぞれ
蛍光体を塗布し、ガラス容器および前面ガラスにそれぞ
れ塗布された蛍光体を乾燥させた後、上記支持部材を外
してガラス容器と前面ガラスとを直接接触させた状態
で、ガラス容器および前面ガラスにそれぞれ塗布された
蛍光体の焼成と、ガラス容器および前面ガラスの溶着と
を行うことを特徴とし、支持部材を外しガラス容器と前
面ガラスとを直接接触させた状態で、蛍光体を焼成する
工程とガラス容器および前面ガラスを溶着する工程とを
行っているので、蛍光体の焼成後に支持部材を外してガ
ラス容器と前面ガラスとを直接接触させる場合に比べ
て、高温環境下で支持部材を外してガラス容器および前
面ガラスを接触させる可動部が不用になり、熱膨張や酸
化などの要因で可動部の信頼性が低下するのを防止でき
る。
【0016】請求項18の発明では、平板状であって表
面に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝
の両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラ
ス容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平
板状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容
器の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光
ランプを製造するにあたり、表面に渦巻き状の溝が形成
されたガラス容器を溝が形成された面を上向きにして表
面に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に載置
し、前面ガラスに溶着されるガラス容器の部位を第1の
遮蔽手段で遮蔽し、ガラス容器に溶着される部位が第2
の遮蔽手段で遮蔽された前面ガラスをガラス容器との間
に隙間を設けるための支持部材を介してガラス容器上に
載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレス製の押さ
え部材を前面ガラス上に載置し、ガラス容器と前面ガラ
スとの間に設けられた隙間から蛍光体を塗布するための
ノズルを差し入れ、ノズルによりガラス容器および前面
ガラスに蛍光体を同時にスプレーコーティングし、ガラ
ス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥させ
た後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装された支持
部材を外して、ガラス容器および前面ガラスを直接接触
させ、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラスの
溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加えた後、
蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前面ガラ
スの部位付近に空気を流しながら、ガラス容器および前
面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラス容
器および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼成し
た後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前
面ガラスの部位付近に空気を流すのを停止し、周囲温度
を約760℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラス
を溶着し、前面ガラスが溶着されたガラス容器の孔に電
極部を取り付け、ガラス容器と電極部との接合部にフリ
ットを塗布し、上記接合部を約450℃に加熱して、電
極部を孔に封着することを特徴とし、請求項19の発明
では、平板状であって表面に放電空間となる渦巻き状の
溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成され要所に
蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被着されガ
ラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、電子放出
用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電極部とか
ら構成される平板形蛍光ランプを製造するにあたり、表
面に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に前面ガ
ラスを載置し、ガラス容器に溶着される前面ガラスの部
位を第1の遮蔽手段で遮蔽し、前面ガラスに溶着される
部位が第2の遮蔽手段で遮蔽されたガラス容器を、渦巻
き状の溝が形成された面を下向きにし、前面ガラスとの
間に隙間を設けるための支持部材を介して前面ガラス上
に載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレス製の押
さえ部材をガラス容器上に載置し、ガラス容器と前面ガ
ラスとの間に設けられた隙間から蛍光体を塗布するため
のノズルを差し入れ、ノズルによりガラス容器および前
面ガラスに蛍光体を同時にスプレーコーティングし、ガ
ラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥さ
せた後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装された支
持部材を外して、ガラス容器および前面ガラスを直接接
触させ、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラス
の溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加えた
後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前面
ガラスの部位付近に空気を流しながら、ガラス容器およ
び前面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラ
ス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼
成した後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器およ
び前面ガラスの部位付近に空気を流すのを停止し、周囲
温度を約760℃に加熱して、ガラス容器および前面ガ
ラスを溶着し、前面ガラスが溶着されたガラス容器の孔
に電極部を取り付け、ガラス容器と電極部との接合部に
フリットを塗布し、上記接合部を約450℃に加熱し
て、電極部を孔に封着することを特徴としており、請求
項2の発明と同様に、ガラス容器および前面ガラスに蛍
光体を同時に塗布する工程と、ガラス容器および前面ガ
ラスに塗布された蛍光体を焼成する工程とガラス容器お
よび前面ガラスを溶着する工程とを連続的に行うことに
より、ガラス容器および前面ガラスに別々の工程で蛍光
体を塗布、焼成する場合に比べて、製造工程を減らすこ
とができ、しかもガラス容器と電極部との接合部のみに
フリットを塗布しているので、フリットの色が目立つこ
とがなく、従来例のようにガラス容器および前面ガラス
の接合部とガラス容器および電極部の接合部との2ヶ所
にフリットを塗布する場合に比べて、フリットを塗布す
る工程を1回のみとし、製造工程を減らすことができる
から、ランプの製造に要する時間が短縮され、同じ時間
内で製造できるランプの個数が増え、製造コストの低減
を図ることができる。さらにガラス容器および前面ガラ
スの接合にフリットを用いていないので、フリットの厚
みによってガラス容器と前面ガラスとの間に隙間が発生
することがなく、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間
から短絡電流が流れるのを防止するために前面ガラスの
面精度を高くする必要がないから、前面ガラスの製造コ
ストを低減でき、しかも前面ガラスにせん断応力が発生
することがない。そのうえ、ガラス容器と前面ガラスと
の間の隙間を介して短絡電流が流れるのを防止するため
にガラス容器に設けた溝と溝との間を仕切る仕切の幅を
広くする必要がないので、ランプの小型化を図ることが
でき、しかも点灯しない仕切の幅を狭くできるから、ラ
ンプの見栄えを良くできる。そのうえ、支持部材を外し
ガラス容器と前面ガラスとを直接接触させた状態で、蛍
光体を焼成する工程とガラス容器および前面ガラスを溶
着する工程とを行っているので、蛍光体の焼成後に支持
部材を外してガラス容器と前面ガラスとを直接接触させ
る場合に比べて、高温環境下でガラス容器および前面ガ
ラスを接触させる可動部が不用になり、熱膨張や酸化な
どの要因で可動部の信頼性が低下するのを防止できる。
【0017】請求項20の発明では、請求項2の発明に
おいて、ガラス容器および前面ガラスを直接接触させた
状態で、ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同時に
塗布し、ガラス容器および前面ガラスにそれぞれ塗布さ
れた蛍光体を乾燥させた後、蛍光体の焼成と、ガラス容
器および前面ガラスの溶着とを行うことを特徴とし、ガ
ラス容器と前面ガラスとを位置決めした状態で、蛍光体
の塗布、焼成とガラス容器および前面ガラスの溶着とを
行うことができ、精度良くランプを製造できる。
【0018】請求項21の発明では、平板状であって表
面に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝
の両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラ
ス容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平
板状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容
器の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光
ランプを製造するにあたり、表面に渦巻き状の溝が形成
されたガラス容器を溝が形成された面を上向きにして表
面に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に載置
し、ガラス容器上に前面ガラスを載置し、表面に離型剤
が塗布されたステンレス製の押さえ部材を前面ガラス上
に載置して、押さえ部材によりガラス容器および前面ガ
ラスの溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加
え、ガラス容器に形成された孔からガラス容器と前面ガ
ラスとで囲まれる空間に蛍光体を窒素ガスとともに流し
て、蛍光体を塗布した後、蛍光体がそれぞれ塗布された
ガラス容器および前面ガラスの部位付近に空気を流しな
がら、ガラス容器および前面ガラスの周囲温度を約52
5℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラスに塗布さ
れた蛍光体を同時に焼成した後、蛍光体がそれぞれ塗布
されたガラス容器および前面ガラスの部位付近に空気を
流すのを停止し、周囲温度を約760℃として約10分
間加熱し、ガラス容器および前面ガラスを溶着し、前面
ガラスが溶着されたガラス容器の孔に電極部を取り付
け、ガラス容器と電極部との接合部にフリットを塗布
し、上記接合部を約450℃に加熱して、電極部を孔に
封着することを特徴とし、ガラス容器および前面ガラス
に蛍光体を同時に塗布する工程と、ガラス容器および前
面ガラスに塗布された蛍光体を焼成する工程とガラス容
器および前面ガラスを溶着する工程とを連続的に行うこ
とにより、ガラス容器および前面ガラスに別々の工程で
蛍光体を塗布、焼成する場合に比べて、製造工程を減ら
すことができ、しかもガラス容器と電極部との接合部の
みにフリットを塗布しているので、フリットの色が目立
つことがなく、従来例のようにガラス容器および前面ガ
ラスの接合部とガラス容器および電極部の接合部との2
ヶ所にフリットを塗布する場合に比べて、フリットを塗
布する工程を1回のみとし、製造工程を減らすことがで
きるから、ランプの製造に要する時間が短縮され、同じ
時間内で製造できるランプの個数が増え、製造コストの
低減を図ることができる。さらにガラス容器および前面
ガラスの接合にフリットを用いていないので、フリット
の厚みによってガラス容器と前面ガラスとの間に隙間が
発生することがなく、ガラス容器と前面ガラスとの間の
隙間から短絡電流が流れるのを防止するために前面ガラ
スの面精度を高くする必要がないから、前面ガラスの製
造コストを低減でき、しかも前面ガラスにせん断応力が
発生することがない。そのうえ、ガラス容器と前面ガラ
スとの間の隙間を介して短絡電流が流れるのを防止する
ためにガラス容器に設けた溝と溝との間を仕切る仕切の
幅を広くする必要がないので、ランプの小型化を図るこ
とができ、しかも点灯しない仕切の幅を狭くできるか
ら、ランプの見栄えを良くできる。さらに、ガラス容器
および前面ガラスを直接接触させた状態で、蛍光体を塗
布、焼成したり、ガラス容器および前面ガラスを溶着し
ており、ガラス容器と前面ガラスとを位置決めした後
に、蛍光体の塗布、焼成や、ガラス容器および前面ガラ
スの溶着などを行っているので、精度良くランプを製造
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)図1に本実施形態の平板形蛍光ランプの
断面図を示し、図2にガラス容器を上方から見た図を示
す。
【0020】この平板形蛍光ランプは、平板状であって
表面に放電空間となる渦巻き状の溝5が形成されると共
に溝5の両端部に孔6が形成され表面に蛍光体が被着さ
れたガラス容器1と、一面に蛍光体が被着されガラス容
器1の表面に封着される平板状の前面ガラス2と、電子
放出用の電極たるフィラメント9を有しガラス容器1の
孔6に封着される電極部3とから構成される。なお電極
部3は、排気管7が設けられた例えば鉛ガラスからなる
ステム8にフィラメント9を取り付け、鉛ガラスからな
るチューブ10の内部にフィラメント9を収めた状態で
チューブ10の端部にステム8をバーナ封止して形成さ
れる。ここに、ガラス容器1および前面ガラス2は安価
で容易に手に入るソーダ石灰ガラスから形成されてい
る。また、フィラメント9は図示しない導入線を介して
外部回路と電気的に接続される。
【0021】以下に、この平板形蛍光ランプの製造方法
を説明する。
【0022】まず、図3に示すように、断面略円形の開
口13が中央に形成されると共に開口13の端面に段部
14が形成された台座たる枠部材15上に、渦巻き状の
溝5が形成された面を上向きにし、枠部材15の段部1
4と外周部(鍔部)とを係止させてガラス容器1を載置
する。ガラス容器1を載置した枠部材15は、図6
(a)(b)に示すような例えば珪藻土などのセラミッ
クからなる台座本体33に組み込まれる。台座本体33
の上面には略L字状の一対のレバー18が軸18aを中
心として回動自在に配設されており、レバー18の一方
のアーム19には長孔21が形成されている。また、先
端にテーパ面16を有する一対の支持部材17が枠部材
15の上面に載置され、各支持部材17の両側の冶具本
体33上面には支持部材17の移動方向を規制するガイ
ド34が配設されている。ここで、支持部材17の上面
に突設されたピン17aがレバー19の長孔21に挿入
されているので、レバー18を回動させることによっ
て、支持部材17をガイド34に沿って枠部材15の上
面と平行な方向に前後動させることができる。
【0023】この支持部材17上に前面ガラス2を載置
する。この時、支持部材17によってガラス容器1と前
面ガラス2との間には数cm程度の隙間が設けられる。
その後、前面ガラス2の上面に略環状の押さえ部材22
を載置し、この押さえ部材22によってガラス容器1お
よび前面ガラス2の溶着時にガラス容器1および前面ガ
ラス2の溶着する部位に約35g/cm2の一定圧力を
加える。なお、台座本体33の上面には、後述する前面
ガラス2の外周に沿って位置決め部材29が配設されて
おり、位置決め部材29を前面ガラス2の側周面と当接
させることによって前面ガラス2の位置がずれるのを防
止している。
【0024】ここに、枠部材15および押さえ部材22
はそれぞれステンレスから形成されており、両部材1
5,22の表面にはガラス容器1および前面ガラス2が
離れやすいように離型剤が塗布されている。尚、本実施
形態では枠部材15および押さえ部材22の材質をステ
ンレスとしているが、両部材15,22の材質をステン
レスに限定する趣旨のものではなく、両部材15,22
をステンレス以外の金属から形成しても良い。そして、
両部材15,22を金属から形成することにより、両部
材15,22の熱容量が大きくなって、ガラス容器1お
よび前面ガラス2が溶着しやすくなる。また、図3に示
すガラス容器1および前面ガラス2の上下関係を逆転さ
せても良く、この場合は押さえ部材22から台座が構成
され、枠部材15から押さえ部材が構成される。
【0025】その後、図4に示すように、ガラス容器1
と前面ガラス2との間に設けられた隙間からノズル30
を挿入し、ノズル30から蛍光体を放出して、ガラス容
器1の上面および前面ガラス2の下面に蛍光体を同時に
スプレーコーティングする。ところで、図5(a)
(b)に示すように、支持部材17の上下面にはそれぞ
れ略半円形のマスク片31,31が設けられており、支
持部材17,17を枠部材15の中央側に移動させ、マ
スク片31,31の先端部を互いに接触させると、一対
のマスク片31,31によりガラス容器1および前面ガ
ラス2の溶着される部位(すなわち外周部)をそれぞれ
遮蔽する環状の第1及び第2の遮蔽手段たるマスク3
2,32が形成される。そして、このマスク32,32
によってガラス容器1および前面ガラス2の外周部をそ
れぞれ覆っているので、ガラス容器1および前面ガラス
2の外周部に蛍光体が付着することがない。ガラス容器
1および前面ガラス2の溶着する部位に蛍光体が付着す
ると、付着した蛍光体によってガラス容器1と前面ガラ
ス2とを溶着した際に真空を保てない虞があるが、ガラ
ス容器1および前面ガラス2の溶着される部位をマスク
32で覆っているので、ガラス容器1および前面ガラス
2を気密に溶着することができる。また、ガラス容器1
および前面ガラス2は外周部のみで溶着され、ガラス容
器1の中央側の仕切4は前面ガラス2に溶着されないの
で、ガラス容器1の中央側の仕切4に付着した蛍光体を
除去する必要がない。
【0026】そして、ガラス容器1および前面ガラス2
にそれぞれ塗布された蛍光体を乾燥させた後、上述のよ
うに組み合わされたガラス容器1および前面ガラス2を
含むワークWを図7に示す炉(電気炉)23で加熱す
る。図7はコンベヤ炉23を上方から見た図であり、ワ
ークWは図9に示すようにベルト25に載せられて移動
する。加熱炉24a,24bの内部は図示しない加熱手
段によって所定温度に加熱されており、図8に示すよう
に場所によって温度が異なっている。
【0027】まず、ワークWが加熱炉24aに入ると、
加熱炉24aの領域A1においてワークWの周囲温度が
約525℃まで加熱されて、ガラス容器1および前面ガ
ラス2にそれぞれ塗布された蛍光体が焼成される。その
後、ワークWがベルト25に乗って加熱炉24aから外
に出ると、作業者がレバー18の他方のアーム20を操
作し、レバー18を回動させることにより、支持部材1
7を開口13から遠ざかる方向に移動させる。支持部材
17が開口13から遠ざかる方向に移動すると、前面ガ
ラス2および押さえ部材22が支持部材17のテーパ面
16に沿って滑り降り、ガラス容器1と前面ガラス2と
が直接接触する。なお、テーパ面16には傾斜方向に沿
って走る溝16aが形成されているので、前面ガラス2
および押さえ部材22がテーパ面16を滑り降りる際
に、前面ガラス2が溝16aの端面で支持され、前面ガ
ラス2および押さえ部材22の状態が安定する。
【0028】この時、押さえ部材22によってガラス容
器1および前面ガラス2が溶着される部位に約35g/
cm2の一定圧力が加えられ、ガラス部材1と前面ガラ
ス2とが溶着される部位を正確に位置決めすることがで
きる。なお、本実施形態ではガラス容器1および前面ガ
ラス2の溶着される部位に約35g/cm2の一定圧力
を加えているが、上記一定圧力を約35g/cm2に限
定する趣旨のものではなく、上記一定圧力を約10g/
cm2以上とすることによって、ガラス容器1と前面ガ
ラス2とが溶着される部位に凹凸があり、ガラス容器1
と前面ガラス2とが均一に接触していなかったとして
も、ガラス容器1と前面ガラス2とを変形させて均一に
溶着することができ、上記一定圧力を約50g/cm2
以下とすることにより、ガラス容器1および前面ガラス
2の溶着個所が過度に変形するのを防止できる。
【0029】その後、ワークWがベルト25に乗って加
熱炉24bに入ると、加熱炉24bの領域A2において
ワークWの周囲温度が約760℃まで上昇し、この温度
で約10分程度加熱して、ガラス容器1と前面ガラス2
とを溶着し一体化する。なお、ガラス容器1と前面ガラ
ス2とを溶着する際の周囲温度はガラスの軟化点(例え
ばソーダ石灰ガラスの場合は約680℃)以上の温度で
あれば良い。溶着時の周囲温度は加熱時間によって大き
く変動するが、加熱時間を約10分程度とする場合は周
囲温度を約760℃とするのが望ましい。
【0030】一方、電極部3は、排気管7が設けられた
ステム8にフィラメント9を取り付けた後、フィラメン
ト9をチューブ10内に収めた状態でステム8をチュー
ブ10の端部に例えばガスバーナで加熱して封止するこ
とにより形成される。そして、ガラス容器1および前面
ガラス2を溶着した後に、ガラス容器1の孔6の周部に
チューブ10を取り付け、チューブ10の端面に塗布さ
れたフリットを焼成して、電極部3をガラス容器1に固
定する。そして、ガラス容器1と前面ガラス2とで囲ま
れる空間内の空気を排気管7から排気し、この空間に希
ガスを封入した後、排気管7を封止して平板形蛍光ラン
プが形成される。
【0031】例えば、ガラス容器1が図2に示すような
形状を有し、その外形が約80mmの場合、ガラス容器
1と前面ガラス2とで囲まれる空間の体積は約10cc
であり、ガラス容器1および前面ガラス2に塗布された
蛍光体を焼成する、すなわち蛍光体に含まれる有機溶剤
を燃焼するために必要な酸素量よりも少ないため、蛍光
体を十分に焼成するためにはガラス容器1および前面ガ
ラス2の表面に空気を循環させる必要がある。そこで、
本実施形態では、ガラス容器1および前面ガラス2にそ
れぞれ塗布された蛍光体を焼成する際に、ガラス容器1
と前面ガラス2との間に支持部材17を介装し、ガラス
容器1と前面ガラス2との間に隙間を設けているので、
この隙間から蛍光体を焼成する際に必要な酸素が供給さ
れ、ガラス容器1および前面ガラス2に塗布された蛍光
体を十分に焼成することができる。
【0032】上述のように、本実施形態では、ガラス容
器1および前面ガラス2に蛍光体を同時に塗布する工程
と、ガラス容器1および前面ガラス2に塗布された蛍光
体を焼成する工程と、ガラス容器1および前面ガラス2
を溶着する工程とを連続的に行っているので、ガラス容
器1および前面ガラス2に別々の工程で蛍光体を塗布、
焼成する場合に比べて、製造工程を減らすことができ、
しかもガラス容器1と電極部3との接合部のみにフリッ
トを塗布しているので、フリットの色が目立つことがな
い。また、ガラス容器1および前面ガラス2の接合部
と、ガラス容器1および電極部3の接合部との2ヶ所に
フリットを塗布する場合に比べて、フリットを塗布する
工程が1回で済み、製造工程を減らすことができるの
で、ランプの製造に要する時間が短縮され、同じ時間内
で製造できるランプの個数が増え、製造コストの低減を
図ることができる。さらにガラス容器1および前面ガラ
ス2の接合にフリットを用いていないので、フリットの
厚みによってガラス容器1と前面ガラス2との間に隙間
が発生することがなく、ガラス容器1と前面ガラス2と
の間にできた隙間から短絡電流が流れるのを防止するた
めに前面ガラス2の面精度を高くする必要がないから、
前面ガラス2の製造コストを低減でき、しかも前面ガラ
ス2にせん断応力が発生することがない。そのうえ、ガ
ラス容器1と前面ガラス2との間の隙間を介して短絡電
流が流れるのを防止するために、ガラス容器1に設けた
溝5と溝5との間を仕切る仕切4の幅を広くする必要が
ないので、ランプの小型化を図ることができ、しかも点
灯しない仕切4の幅を狭くできるから、ランプの見栄え
が良くなる。 (実施形態2)実施形態1では、2つの加熱炉24a,
24bを有するコンベヤ炉23を用いて、ガラス容器1
および前面ガラス2に塗布された蛍光体の焼成と、ガラ
ス容器1および前面ガラス2の溶着とを行ったが、本実
施形態では、図10に示すように1つの加熱炉24のみ
からなるコンベヤ炉23を用いて、蛍光体の焼成とガラ
ス容器および前面ガラスの溶着とを行っている。尚、平
板形蛍光ランプの構成は実施形態1と同様であるので、
その説明は省略する。また、蛍光体を焼成する工程とガ
ラス容器1および前面ガラス2を溶着する工程以外の工
程は実施形態1と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0033】蛍光体の焼成とガラス容器1および前面ガ
ラス2の溶着とを行う加熱炉24の内部はヒータなどの
加熱手段(図示せず)によって所定温度に加熱されてお
り、図11に示すように場所によって内部の温度が異な
っている。ここで、加熱炉24の領域A4では、内部の
温度が蛍光体を焼成する温度(例えば、約525℃)に
加熱されており、加熱炉24の領域A6では、内部の温
度がガラス容器1および前面ガラス2を溶着する温度
(例えば、約760℃)に設定されている。
【0034】実施形態1と同様に、ガラス容器1を載置
した枠部材15は台座本体33に組み込まれ、ガラス容
器1上に支持部材17を介して前面ガラス2および押さ
え部材22が載置される。図12(a)(b)に示すよ
うに、台座本体33の上面には略L字状の一対のレバー
18が軸18aを中心として回動自在に配設されてお
り、レバー18の一方のアーム19には長孔21が形成
されている。また、先端にテーパ面16を有する一対の
支持部材17が枠部材15の上面に載置され、各支持部
材17の両側の冶具本体33上面には支持部材17の移
動方向を規制するガイド34が配設されている。ここ
で、支持部材17の上面に突設されたピン17aがレバ
ー19の長孔21に挿入されているので、レバー18を
回動させることによって、支持部材17をガイド34に
沿って枠部材15の上面と平行な方向に前後動させるこ
とができる。また、加熱炉24の領域A5には、図3に
示す状態に組み合わされたガラス容器1および前面ガラ
ス2を含むワークWが通過する位置に、レバー18の他
方のアーム20と当接するようにしてポール26が配設
されている。
【0035】以下に平板形蛍光ランプの製造方法を簡単
に説明する。
【0036】ガラス容器1および前面ガラス2に実施形
態1と同様にして蛍光体を塗布、乾燥させた後、ワーク
Wをベルト25に載せてコンベヤ炉23内に入れ、蛍光
体を焼成する工程とガラス容器1および前面ガラス2を
溶着する工程とを行う。
【0037】ワークWが加熱炉24内に入ると、加熱炉
24の領域A4においてワークWの周囲温度が約525
℃に加熱されて、ガラス容器1および前面ガラス2にそ
れぞれ塗布された蛍光体が焼成される。その後、図12
(a)に示すようにワークWがベルト25に乗って、加
熱炉24の領域A5を矢印Bの方向に移動すると、加熱
炉24内に設けたポール26にレバー18のアーム20
が当たり、レバー18が回動する。レバー18の回動す
ると、支持部材17が開口13から遠ざかる方向[図1
2(b)の矢印Cの方向]に移動し、前面ガラス2およ
び押さえ部材22が支持部材17のテーパ面16に沿っ
て下がり、支持部材17が図12(b)に示す位置まで
移動すると、ガラス容器1および前面ガラス2が直接接
触する。なお、台座本体33の上面には、前面ガラス2
の外周に沿って位置決め部材29が配設されており、位
置決め部材29を前面ガラス2の側周面と当接させるこ
とによって前面ガラスの位置がずれるのを防止してい
る。
【0038】その後、ワークWがベルト25に乗って、
加熱炉24の領域A6まで移動すると、ワークWの周囲
温度が約760℃まで上昇し、この温度で約10分間加
熱して、ガラス容器1と前面ガラス2とを溶着し一体化
する。
【0039】そして、蛍光体の焼成とガラス容器1およ
び前面ガラス2の溶着とを行った後に、ガラス容器1の
孔6の周部に電極部3のチューブ10を取り付け、チュ
ーブ10の端面に塗布されたフリットを焼成して、電極
部3をガラス容器1に固定する。そして、ガラス容器1
と前面ガラス2とで囲まれる空間内の空気を排気管7か
ら排気し、この空間に希ガスを封入した後、排気管7を
封止して平板形蛍光ランプが形成される。 (実施形態3)実施形態1では、ガラス容器1と前面ガ
ラス2との間に支持部材17を介装した状態で、ガラス
容器1および前面ガラス2に塗布された蛍光体を焼成し
た後に、支持部材17を外しガラス容器1と前面ガラス
2とを直接接触させて、ガラス容器1と前面ガラス2と
を溶着しているが、本実施形態では、ガラス容器1およ
び前面ガラス2に同時に蛍光体を塗布、乾燥させた後、
ガラス容器1および前面ガラス2を直接接触させた状態
で、ガラス容器1および前面ガラス2に塗布された蛍光
体の焼成と、ガラス容器1および前面ガラス2の溶着と
を行っている。なお、平板形蛍光ランプの構成は実施形
態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0040】図13(a)に示すように、略環状であっ
て断面略円形の開口13の端面に段部14が形成された
枠部材15上に溝5が形成された面を上向きにしてガラ
ス容器1を載置する。この時、ガラス容器1の外周部は
枠部材15の段部14と係止する。その後、実施形態1
と同様にガラス容器1と前面ガラス2との間に隙間を設
けるための支持部材(図示せず)を介してガラス容器1
上に前面ガラス2を載置し、前面ガラス2上に略環状の
押さえ部材22を載置する。ここに、枠部材15および
押さえ部材22はそれぞれステンレスから形成されてお
り、表面に離型剤が塗布されている。そして、支持部材
によってガラス容器1と前面ガラス2との間に設けられ
た隙間からノズルを挿入して、ノズルからガラス容器1
および前面ガラス2に蛍光体を同時にスプレーコーティ
ングし、ガラス容器1および前面ガラス2に塗布された
蛍光体を乾燥させた後、支持部材17を外して、図13
(b)に示すようにガラス容器1および前面ガラス2を
直接接触させる。なお、図13(b)に示すガラス容器
1と前面ガラス2との上下関係を逆転させても良く、こ
の場合は押さえ部材22から台座が構成され、枠部材1
5から押さえ部材が構成される。
【0041】上述のように組み合わされたガラス容器1
および前面ガラス2を含むワークWを、実施形態2で説
明したコンベヤ炉23内に入れて、蛍光体を焼成する工
程と、ガラス容器1および前面ガラス2を溶着する工程
とを行う。なお、コンベヤ炉23は実施形態2と略同じ
構成であるが、本実施形態ではガラス容器1および前面
ガラス2は直接組み合わされた状態でコンベヤ炉23内
に入れられており、ガラス容器1と前面ガラス2との間
に支持部材17が介装されておらず、したがってレバー
18に当てるためのポール26をコンベヤ炉23内に設
ける必要はない。
【0042】まず、ワークWがコンベヤ炉23の加熱炉
24内に入ると、加熱炉24の領域A4においてワーク
Wの周囲温度が約525℃に加熱され、ガラス容器1お
よび前面ガラス2にそれぞれ塗布された蛍光体が焼成さ
れる。なお、加熱炉24の領域A4では、図14の矢印
Dに示すようにガラス容器1の一方の孔6からガラス容
器1と前面ガラス2とで囲まれる空間に空気を強制的に
循環させるための送風手段(図示せず)が設けられてお
り、この送風手段によりガラス容器1および前面ガラス
2にそれぞれ塗布された蛍光体を焼成するのに必要な酸
素が供給されている。
【0043】その後、ワークWがベルト25に乗って加
熱炉24の領域A5に移動すると、送風手段による送風
を停止し、さらに加熱炉24の領域A6に移動すると、
ワークWの周囲温度が約760℃まで上昇し、この温度
で約10分間加熱して、ガラス容器1および前面ガラス
2を溶着し一体化する。
【0044】そして、蛍光体の焼成とガラス容器1およ
び前面ガラス2の溶着とを行った後に、ガラス容器1の
孔6の周部に電極部3のチューブ10を取り付け、チュ
ーブ10の端面に塗布されたフリットを焼成して、電極
部3をガラス容器1に固定する。そして、ガラス容器1
と前面ガラス2とで囲まれる空間内の空気を排気管7か
ら排気し、この空間に希ガスを封入した後、排気管7を
封止して平板形蛍光ランプが形成される。
【0045】上述のように、本実施形態ではガラス容器
1と前面ガラス2とを直接接触させた状態でコンベヤ炉
23内に入れ、蛍光体を焼成する工程とガラス容器1お
よび前面ガラス2を溶着する工程とを行っており、ガラ
ス容器1と前面ガラス2との間に介装される支持部材1
7や、支持部材17を駆動するためのレバー18からな
る可動部が不用になる。高温環境下でレバー18などの
可動部を動作させた場合、熱膨張や酸化などによって時
間の経過とともに信頼性が低下する虞があるが、本実施
形態ではガラス容器1と前面ガラス2とを直接接触させ
た状態でコンベヤ炉23内に入れることにより、信頼性
が低下する虞のあるレバー18などの可動部をなくすこ
とができる。 (実施形態4)上述の各実施形態では、ガラス容器1と
前面ガラス2との間に隙間を設けた状態で、ガラス容器
1および前面ガラス2に蛍光体を塗布しているが、本実
施形態ではガラス容器1および前面ガラス2を直接接触
させた状態で、ガラス容器1および前面ガラス2に蛍光
体を塗付している。なお、平板形蛍光ランプの構成は実
施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0046】以下に本実施形態の平板形蛍光ランプの製
造方法を説明する。
【0047】図13(a)(b)に示すように、略環状
であって断面略円形の開口13の端面に段部14が形成
された枠部材15上に溝5が形成された面を上向きにし
てガラス容器1を載置する。この時、ガラス容器1の外
周部は枠部材15の段部14と係止する。その後、ガラ
ス容器1上に前面ガラス2を載置し、さらに前面ガラス
2上に略環状の押さえ部材22を載置する。ここに、枠
部材15および押さえ部材22はそれぞれステンレスか
ら形成されており、表面に離型剤が塗布されている。ま
た、押さえ部材22によって、ガラス容器1および前面
ガラス2の溶着される部位には約35g/cm2の一定
圧力が加えられる。なお、図13(b)に示すガラス容
器1と前面ガラス2との上下関係は反転させても良く、
この場合は押さえ部材22から台座が構成され、枠部材
15から押さえ部材が構成される。
【0048】そして、ガラス容器1および前面ガラス2
を直接組み合わせた状態で、一方の孔6からガラス容器
1と前面ガラス2とで囲まれる空間に、蛍光体を窒素ガ
スとともに流して、ガラス容器1および前面ガラス2の
要所に蛍光体を塗付(静電塗装)し、乾燥させる。
【0049】このように組み合わされたガラス容器1お
よび前面ガラス2を含むワークWを、実施形態2で説明
したコンベヤ炉23内に入れて、蛍光体を焼成する工程
と、ガラス容器1および前面ガラス2を溶着する工程と
を行う。なお、コンベヤ炉23は実施形態2と略同じ構
成であるが、本実施形態ではガラス容器1および前面ガ
ラス2は直接組み合わされた状態でコンベヤ炉23内に
入れられており、ガラス容器1と前面ガラス2との間に
支持部材17が介装されておらず、したがってレバー1
8に当てるためのポール26をコンベヤ炉23内に設け
る必要はない。
【0050】まず、ワークWがコンベヤ炉23の加熱炉
24内に入ると、加熱炉24の領域A4においてワーク
Wの周囲温度が約525℃に加熱され、ガラス容器1お
よび前面ガラス2にそれぞれ塗布された蛍光体が焼成さ
れる。なお、加熱炉24の領域A4では、図14の矢印
Dに示すようにガラス容器1の一方の孔6からガラス容
器1と前面ガラス2とで囲まれる空間に空気を強制的に
循環させるための送風手段(図示せず)が設けられてお
り、この送風手段によりガラス容器1および前面ガラス
2にそれぞれ塗布された蛍光体を焼成するのに必要な酸
素が供給されている。
【0051】その後、ワークWがベルト25に乗って加
熱炉24の領域A5に移動すると、送風手段による送風
を停止し、さらに加熱炉24の領域A6に移動すると、
ワークWの周囲温度が約760℃まで上昇し、この温度
で約10分間加熱して、ガラス容器1および前面ガラス
2を溶着し一体化する。
【0052】そして、蛍光体の焼成とガラス容器1およ
び前面ガラス2の溶着とを行った後に、ガラス容器1の
孔6の周部に電極部3のチューブ10を取り付け、チュ
ーブ10の端面に塗布されたフリットを焼成して、電極
部3をガラス容器1に固定する。そして、ガラス容器1
と前面ガラス2とで囲まれる空間内の空気を排気管7か
ら排気し、この空間に希ガスを封入した後、排気管7を
封止して平板形蛍光ランプが形成される。
【0053】上述のように、本実施形態ではガラス容器
1および前面ガラス2を直接組み合わせ、溶着可能なよ
うに位置決めした状態で、ガラス容器1および前面ガラ
ス2にそれぞれ蛍光体を塗付しているので、実施形態1
乃至3のようにガラス容器1と前面ガラス2との間に隙
間を設けた状態で蛍光体の塗付又は焼成を行った後に、
前面ガラス2をガラス容器1側に移動させて、ガラス容
器1と前面ガラス2とを直接接触させる必要がなく、位
置決め精度が高く、信頼性の高い製造方法を実現でき
る。
【0054】尚、上述した各実施形態において、蛍光体
を焼成する温度やガラス容器1と前面ガラス2とを溶着
する温度を上記温度に限定する趣旨のものではなく、材
質や加熱時間などの条件に応じて変化させても良いこと
は、勿論のことである。また、ガラス容器1および前面
ガラス2の材質をソーダ石灰ガラスとしているが、両者
の材質をソーダ石灰ガラスに限定する趣旨のものではな
く、両者の材質を鉛ガラスなどの軟質ガラスとしても良
いことは勿論のことである。
【0055】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、平板
状であって表面に放電空間となる渦巻き状の溝が形成さ
れると共に溝の両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被
着されるガラス容器と、ガラス容器と同時に蛍光体を塗
布する工程と蛍光体を焼成する工程とガラス容器に組み
合わせた状態で周囲温度を軟化点付近に加熱してガラス
容器に気密的に溶着される工程とが連続的に行われてガ
ラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、電子放出
用の電極を有し蛍光体の被着された前面ガラスが封着さ
れたガラス容器の孔にフリットで封着される電極部とを
備えており、ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同
時に塗布する工程と、ガラス容器および前面ガラスに塗
布された蛍光体を焼成する工程とガラス容器および前面
ガラスを溶着する工程とを連続的に行うことにより、ガ
ラス容器および前面ガラスに別々の工程で蛍光体を塗
布、焼成する場合に比べて、製造工程を減らすことがで
き、しかもガラス容器と電極部との接合部のみにフリッ
トを塗布しているので、フリットの色が目立つことがな
く、従来例のようにガラス容器および前面ガラスの接合
部とガラス容器および電極部の接合部との2ヶ所にフリ
ットを塗布する場合に比べて、フリットを塗布する工程
を1回のみとし、製造工程を減らすことができるから、
ランプの製造に要する時間が短縮され、同じ時間内で製
造できるランプの個数が増え、製造コストを低減できる
という効果がある。さらにガラス容器および前面ガラス
の接合にフリットを用いていないので、フリットの厚み
によってガラス容器と前面ガラスとの間に隙間が発生す
ることがなく、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間か
ら短絡電流が流れるのを防止するために前面ガラスの面
精度を高くする必要がないから、前面ガラスの製造コス
トを低減でき、しかも前面ガラスにせん断応力が発生す
ることがないという効果がある。そのうえ、ガラス容器
と前面ガラスとの間の隙間を介して短絡電流が流れるの
を防止するためにガラス容器に設けた溝と溝との間を仕
切る仕切の幅を広くする必要がないので、ランプの小型
化を図ることができ、しかも点灯しない仕切の幅を狭く
できるから、ランプの見栄えを良くできるという効果が
ある。
【0056】請求項2の発明は、平板状であって表面に
放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝の両
端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラス容
器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平板状
の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容器の
孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光ラン
プを製造するにあたり、ガラス容器および前面ガラスに
同時に蛍光体を塗布する工程と、ガラス容器および前面
ガラスに塗布された蛍光体を焼成する工程と、ガラス容
器および前面ガラスを組み合わせた状態で加熱してガラ
ス容器と前面ガラスとを気密的に溶着する工程とを連続
的に行った後、前面ガラスが溶着された状態のガラス容
器の孔に電極部をフリットで封着することを特徴とし、
ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同時に塗布する
工程と、ガラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光
体を焼成する工程とガラス容器および前面ガラスを溶着
する工程とを連続的に行うことにより、ガラス容器およ
び前面ガラスに別々の工程で蛍光体を塗布、焼成する場
合に比べて、製造工程を減らすことができ、しかもガラ
ス容器と電極部との接合部のみにフリットを塗布してい
るので、フリットの色が目立つことがなく、従来例のよ
うにガラス容器および前面ガラスの接合部とガラス容器
および電極部の接合部との2ヶ所にフリットを塗布する
場合に比べて、フリットを塗布する工程を1回のみと
し、製造工程を減らすことができるから、ランプの製造
に要する時間が短縮され、同じ時間内で製造できるラン
プの個数が増え、製造コストを低減できるという効果が
ある。さらにガラス容器および前面ガラスの接合にフリ
ットを用いていないので、フリットの厚みによってガラ
ス容器と前面ガラスとの間に隙間が発生することがな
く、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間から短絡電流
が流れるのを防止するために前面ガラスの面精度を高く
する必要がないから、前面ガラスの製造コストを低減で
き、しかも前面ガラスにせん断応力が発生することがな
いという効果がある。そのうえ、ガラス容器と前面ガラ
スとの間の隙間を介して短絡電流が流れるのを防止する
ためにガラス容器に設けた溝と溝との間を仕切る仕切の
幅を広くする必要がないので、ランプの小型化を図るこ
とができ、しかも点灯しない仕切の幅を狭くできるか
ら、ランプの見栄えを良くできるという効果がある。
【0057】請求項3乃至12の発明は請求項2の発明
の望ましい実施態様であり、請求項2の発明と同様の作
用効果を有する。
【0058】請求項14の発明は、平板状であって表面
に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝の
両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラス
容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平板
状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容器
の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光ラ
ンプを製造するにあたり、表面に渦巻き状の溝が形成さ
れたガラス容器を溝が形成された面を上向きにして表面
に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に載置し、
前面ガラスに溶着されるガラス容器の部位を第1の遮蔽
手段で遮蔽し、ガラス容器に溶着される部位が第2の遮
蔽手段で遮蔽された前面ガラスをガラス容器との間に隙
間を設けるための支持部材を介してガラス容器上に載置
し、表面に離型剤が塗布されたステンレス製の押さえ部
材を前面ガラス上に載置し、ガラス容器と前面ガラスと
の間に設けられた隙間から蛍光体を塗布するためのノズ
ルを差し入れ、ノズルによりガラス容器および前面ガラ
スに蛍光体を同時にスプレーコーティングし、ガラス容
器および前面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥させた
後、ガラス容器および前面ガラスの周囲温度を約525
℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラスに塗布され
た蛍光体を同時に焼成した後、ガラス容器と前面ガラス
との間に介装された支持部材を外して、ガラス容器およ
び前面ガラスを直接接触させ、押さえ部材によりガラス
容器および前面ガラスの溶着される部位に約35g/c
m2の圧力を加え、周囲温度を約760℃に加熱して、
ガラス容器および前面ガラスを溶着した後、前面ガラス
が溶着されたガラス容器の孔に電極部を取り付け、ガラ
ス容器と電極部との接合部にフリットを塗布し、上記接
合部を約450℃に加熱して、電極部を孔に封着するこ
とを特徴とし、請求項15の発明は、平板状であって表
面に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝
の両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラ
ス容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平
板状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容
器の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光
ランプを製造するにあたり、表面に離型剤が塗付された
ステンレス製の台座上に前面ガラスを載置し、ガラス容
器に溶着される前面ガラスの部位を第1の遮蔽手段で遮
蔽し、前面ガラスに溶着される部位が第2の遮蔽手段で
遮蔽されたガラス容器を、渦巻き状の溝が形成された面
を下向きにし、前面ガラスとの間に隙間を設けるための
支持部材を介して前面ガラス上に載置し、表面に離型剤
が塗布されたステンレス製の押さえ部材をガラス容器上
に載置し、ガラス容器と前面ガラスとの間に設けられた
隙間から蛍光体を塗布するためのノズルを差し入れ、ノ
ズルによりガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同時
にスプレーコーティングし、ガラス容器および前面ガラ
スに塗布された蛍光体を乾燥させた後、ガラス容器およ
び前面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラ
ス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼
成した後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装された
支持部材を外して、ガラス容器および前面ガラスを直接
接触させ、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラ
スの溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加え、
周囲温度を約760℃に加熱して、ガラス容器および前
面ガラスを溶着した後、前面ガラスが溶着されたガラス
容器の孔に電極部を取り付け、ガラス容器と電極部との
接合部にフリットを塗布し、上記接合部を約450℃に
加熱して、電極部を孔に封着することを特徴としてお
り、請求項2の発明と同様に、ガラス容器および前面ガ
ラスに蛍光体を同時に塗布する工程と、ガラス容器およ
び前面ガラスに塗布された蛍光体を焼成する工程とガラ
ス容器および前面ガラスを溶着する工程とを連続的に行
うことにより、ガラス容器および前面ガラスに別々の工
程で蛍光体を塗布、焼成する場合に比べて、製造工程を
減らすことができ、しかもガラス容器と電極部との接合
部のみにフリットを塗布しているので、フリットの色が
目立つことがなく、従来例のようにガラス容器および前
面ガラスの接合部とガラス容器および電極部の接合部と
の2ヶ所にフリットを塗布する場合に比べて、フリット
を塗布する工程を1回のみとし、製造工程を減らすこと
ができるから、ランプの製造に要する時間が短縮され、
同じ時間内で製造できるランプの個数が増え、製造コス
トを低減できるという効果がある。さらにガラス容器お
よび前面ガラスの接合にフリットを用いていないので、
フリットの厚みによってガラス容器と前面ガラスとの間
に隙間が発生することがなく、ガラス容器と前面ガラス
との間の隙間から短絡電流が流れるのを防止するために
前面ガラスの面精度を高くする必要がないから、前面ガ
ラスの製造コストを低減でき、しかも前面ガラスにせん
断応力が発生することがないという効果がある。そのう
え、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間を介して短絡
電流が流れるのを防止するためにガラス容器に設けた溝
と溝との間を仕切る仕切の幅を広くする必要がないの
で、ランプの小型化を図ることができ、しかも点灯しな
い仕切の幅を狭くできるから、ランプの見栄えを良くで
きるという効果がある。
【0059】請求項16の発明は、請求項14又は15
の発明の望ましい実施態様であり、請求項14又は15
の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0060】請求項17の発明は、ガラス容器と前面ガ
ラスとの間に支持部材を介装した状態でガラス容器およ
び前面ガラスにそれぞれ蛍光体を塗布し、ガラス容器お
よび前面ガラスにそれぞれ塗布された蛍光体を乾燥させ
た後、上記支持部材を外してガラス容器と前面ガラスと
を直接接触させた状態で、ガラス容器および前面ガラス
にそれぞれ塗布された蛍光体の焼成と、ガラス容器およ
び前面ガラスの溶着とを行うことを特徴とし、支持部材
を外しガラス容器と前面ガラスとを直接接触させた状態
で、蛍光体を焼成する工程とガラス容器および前面ガラ
スを溶着する工程とを行っているので、蛍光体の焼成後
に支持部材を外してガラス容器と前面ガラスとを直接接
触させる場合に比べて、高温環境下で支持部材を外して
ガラス容器および前面ガラスを接触させる可動部が不用
になり、熱膨張や酸化などの要因で可動部の信頼性が低
下するのを防止できるという効果がある。
【0061】請求項18の発明は、平板状であって表面
に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝の
両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラス
容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平板
状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容器
の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光ラ
ンプを製造するにあたり、表面に渦巻き状の溝が形成さ
れたガラス容器を溝が形成された面を上向きにして表面
に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に載置し、
前面ガラスに溶着されるガラス容器の部位を第1の遮蔽
手段で遮蔽し、ガラス容器に溶着される部位が第2の遮
蔽手段で遮蔽された前面ガラスをガラス容器との間に隙
間を設けるための支持部材を介してガラス容器上に載置
し、表面に離型剤が塗布されたステンレス製の押さえ部
材を前面ガラス上に載置し、ガラス容器と前面ガラスと
の間に設けられた隙間から蛍光体を塗布するためのノズ
ルを差し入れ、ノズルによりガラス容器および前面ガラ
スに蛍光体を同時にスプレーコーティングし、ガラス容
器および前面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥させた
後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装された支持部
材を外して、ガラス容器および前面ガラスを直接接触さ
せ、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラスの溶
着される部位に約35g/cm2の圧力を加えた後、蛍
光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前面ガラス
の部位付近に空気を流しながら、ガラス容器および前面
ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラス容器
および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼成した
後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前面
ガラスの部位付近に空気を流すのを停止し、周囲温度を
約760℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラスを
溶着し、前面ガラスが溶着されたガラス容器の孔に電極
部を取り付け、ガラス容器と電極部との接合部にフリッ
トを塗布し、上記接合部を約450℃に加熱して、電極
部を孔に封着することを特徴とし、請求項19の発明
は、平板状であって表面に放電空間となる渦巻き状の溝
が形成されると共に溝の両端部に孔が形成され要所に蛍
光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被着されガラ
ス容器に封着される平板状の前面ガラスと、電子放出用
の電極を有しガラス容器の孔に封着される電極部とから
構成される平板形蛍光ランプを製造するにあたり、表面
に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に前面ガラ
スを載置し、ガラス容器に溶着される前面ガラスの部位
を第1の遮蔽手段で遮蔽し、前面ガラスに溶着される部
位が第2の遮蔽手段で遮蔽されたガラス容器を、渦巻き
状の溝が形成された面を下向きにし、前面ガラスとの間
に隙間を設けるための支持部材を介して前面ガラス上に
載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレス製の押さ
え部材をガラス容器上に載置し、ガラス容器と前面ガラ
スとの間に設けられた隙間から蛍光体を塗布するための
ノズルを差し入れ、ノズルによりガラス容器および前面
ガラスに蛍光体を同時にスプレーコーティングし、ガラ
ス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を乾燥させ
た後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装された支持
部材を外して、ガラス容器および前面ガラスを直接接触
させ、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラスの
溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加えた後、
蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前面ガラ
スの部位付近に空気を流しながら、ガラス容器および前
面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラス容
器および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼成し
た後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前
面ガラスの部位付近に空気を流すのを停止し、周囲温度
を約760℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラス
を溶着し、前面ガラスが溶着されたガラス容器の孔に電
極部を取り付け、ガラス容器と電極部との接合部にフリ
ットを塗布し、上記接合部を約450℃に加熱して、電
極部を孔に封着することを特徴としており、請求項2の
発明と同様に、ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を
同時に塗布する工程と、ガラス容器および前面ガラスに
塗布された蛍光体を焼成する工程とガラス容器および前
面ガラスを溶着する工程とを連続的に行うことにより、
ガラス容器および前面ガラスに別々の工程で蛍光体を塗
布、焼成する場合に比べて、製造工程を減らすことがで
き、しかもガラス容器と電極部との接合部のみにフリッ
トを塗布しているので、フリットの色が目立つことがな
く、従来例のようにガラス容器および前面ガラスの接合
部とガラス容器および電極部の接合部との2ヶ所にフリ
ットを塗布する場合に比べて、フリットを塗布する工程
を1回のみとし、製造工程を減らすことができるから、
ランプの製造に要する時間が短縮され、同じ時間内で製
造できるランプの個数が増え、製造コストを低減できる
という効果がある。さらにガラス容器および前面ガラス
の接合にフリットを用いていないので、フリットの厚み
によってガラス容器と前面ガラスとの間に隙間が発生す
ることがなく、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間か
ら短絡電流が流れるのを防止するために前面ガラスの面
精度を高くする必要がないから、前面ガラスの製造コス
トを低減でき、しかも前面ガラスにせん断応力が発生す
ることがないという効果がある。そのうえ、ガラス容器
と前面ガラスとの間の隙間を介して短絡電流が流れるの
を防止するためにガラス容器に設けた溝と溝との間を仕
切る仕切の幅を広くする必要がないので、ランプの小型
化を図ることができ、しかも点灯しない仕切の幅を狭く
できるから、ランプの見栄えを良くできるという効果が
ある。そのうえ、支持部材を外しガラス容器と前面ガラ
スとを直接接触させた状態で、蛍光体を焼成する工程と
ガラス容器および前面ガラスを溶着する工程とを行って
いるので、蛍光体の焼成後に支持部材を外してガラス容
器と前面ガラスとを直接接触させる場合に比べて、高温
環境下でガラス容器および前面ガラスを接触させる可動
部が不用になり、熱膨張や酸化などの要因で可動部の信
頼性が低下するのを防止できるという効果がある。
【0062】請求項20の発明は、ガラス容器および前
面ガラスを直接接触させた状態で、ガラス容器および前
面ガラスに蛍光体を同時に塗布し、ガラス容器および前
面ガラスにそれぞれ塗布された蛍光体を乾燥させた後、
蛍光体の焼成と、ガラス容器および前面ガラスの溶着と
を行うことを特徴とし、ガラス容器と前面ガラスとを位
置決めした状態で、蛍光体の塗布、焼成とガラス容器お
よび前面ガラスの溶着とを行うことができ、精度良くラ
ンプを製造できるという効果がある。
【0063】請求項21の発明は、平板状であって表面
に放電空間となる渦巻き状の溝が形成されると共に溝の
両端部に孔が形成され要所に蛍光体が被着されるガラス
容器と、蛍光体が被着されガラス容器に封着される平板
状の前面ガラスと、電子放出用の電極を有しガラス容器
の孔に封着される電極部とから構成される平板形蛍光ラ
ンプを製造するにあたり、表面に渦巻き状の溝が形成さ
れたガラス容器を溝が形成された面を上向きにして表面
に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上に載置し、
ガラス容器上に前面ガラスを載置し、表面に離型剤が塗
布されたステンレス製の押さえ部材を前面ガラス上に載
置して、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラス
の溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加え、ガ
ラス容器に形成された孔からガラス容器と前面ガラスと
で囲まれる空間に蛍光体を窒素ガスとともに流して、蛍
光体を塗布した後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス
容器および前面ガラスの部位付近に空気を流しながら、
ガラス容器および前面ガラスの周囲温度を約525℃に
加熱して、ガラス容器および前面ガラスに塗布された蛍
光体を同時に焼成した後、蛍光体がそれぞれ塗布された
ガラス容器および前面ガラスの部位付近に空気を流すの
を停止し、周囲温度を約760℃として約10分間加熱
し、ガラス容器および前面ガラスを溶着し、前面ガラス
が溶着されたガラス容器の孔に電極部を取り付け、ガラ
ス容器と電極部との接合部にフリットを塗布し、上記接
合部を約450℃に加熱して、電極部を孔に封着するこ
とを特徴とし、ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を
同時に塗布する工程と、ガラス容器および前面ガラスに
塗布された蛍光体を焼成する工程とガラス容器および前
面ガラスを溶着する工程とを連続的に行うことにより、
ガラス容器および前面ガラスに別々の工程で蛍光体を塗
布、焼成する場合に比べて、製造工程を減らすことがで
き、しかもガラス容器と電極部との接合部のみにフリッ
トを塗布しているので、フリットの色が目立つことがな
く、従来例のようにガラス容器および前面ガラスの接合
部とガラス容器および電極部の接合部との2ヶ所にフリ
ットを塗布する場合に比べて、フリットを塗布する工程
を1回のみとし、製造工程を減らすことができるから、
ランプの製造に要する時間が短縮され、同じ時間内で製
造できるランプの個数が増え、製造コストを低減できる
という効果がある。さらにガラス容器および前面ガラス
の接合にフリットを用いていないので、フリットの厚み
によってガラス容器と前面ガラスとの間に隙間が発生す
ることがなく、ガラス容器と前面ガラスとの間の隙間か
ら短絡電流が流れるのを防止するために前面ガラスの面
精度を高くする必要がないから、前面ガラスの製造コス
トを低減でき、しかも前面ガラスにせん断応力が発生す
ることがないという効果がある。そのうえ、ガラス容器
と前面ガラスとの間の隙間を介して短絡電流が流れるの
を防止するためにガラス容器に設けた溝と溝との間を仕
切る仕切の幅を広くする必要がないので、ランプの小型
化を図ることができ、しかも点灯しない仕切の幅を狭く
できるから、ランプの見栄えを良くできるという効果が
ある。さらに、ガラス容器および前面ガラスを直接接触
させた状態で、蛍光体を塗布、焼成したり、ガラス容器
および前面ガラスを溶着しており、ガラス容器と前面ガ
ラスとを位置決めした後に、蛍光体の塗布、焼成や、ガ
ラス容器および前面ガラスの溶着などを行っているの
で、精度良くランプを製造することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の平板形蛍光ランプを示す断面図で
ある。
【図2】同上のガラス容器を示す上面図である。
【図3】同上の製造工程を示す要部断面図である。
【図4】同上の別の製造工程を説明する要部断面図であ
る。
【図5】同上に用いる支持部材を示し、(a)は一部省
略せる斜視図であり、(b)は一部省略せる側面図であ
る。
【図6】同上に用いる冶具本体に枠部材を取り付けた状
態をし、(a)は上面図、(b)は断面図である。
【図7】同上に用いるコンベヤ炉を上方より見た図であ
る。
【図8】同上のコンベヤ炉の場所と温度の関係を示す図
である。
【図9】同上の製造工程を説明する説明図である。
【図10】実施形態2の平板形蛍光ランプに用いるコン
ベヤ炉を上方より見た図である。
【図11】同上のコンベヤ炉の場所と温度の関係を示す
図である。
【図12】(a)(b)は同上の製造工程を説明する説
明図である。
【図13】実施形態3の平板形蛍光ランプを示し、
(a)は枠部材上にガラス容器を載置した状態を上方よ
り見た図であり、(b)はガラス容器と前面ガラスとを
組み合わせた状態を示す断面図である。
【図14】同上の製造工程を説明する説明図である。
【図15】従来の平板形蛍光ランプに用いるガラス容器
を示す斜視図である。
【図16】同上の要部拡大断面図である。
【図17】同上の平板形蛍光ランプを示し、(a)
(b)は要部拡大断面図、(c)はガラス容器を上方か
ら見た図である。
【図18】従来の別の平板形蛍光ランプを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ガラス容器 2 前面ガラス 3 電極部 5 溝 6 孔 9 フィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 渉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状であって表面に放電空間となる渦巻
    き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成され
    要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、ガラス容器と
    同時に蛍光体を塗布する工程と蛍光体を焼成する工程と
    ガラス容器に組み合わせた状態で周囲温度を軟化点付近
    に加熱してガラス容器に気密的に溶着される工程とが連
    続的に行われてガラス容器に封着される平板状の前面ガ
    ラスと、電子放出用の電極を有し蛍光体の被着された前
    面ガラスが封着されたガラス容器の孔にフリットで封着
    される電極部とを備えて成ることを特徴とする平板形蛍
    光ランプ。
  2. 【請求項2】平板状であって表面に放電空間となる渦巻
    き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成され
    要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被着
    されガラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、電
    子放出用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電極
    部とから構成される平板形蛍光ランプを製造するにあた
    り、ガラス容器および前面ガラスに同時に蛍光体を塗布
    する工程と、ガラス容器および前面ガラスに塗布された
    蛍光体を焼成する工程と、ガラス容器および前面ガラス
    を組み合わせた状態で加熱してガラス容器と前面ガラス
    とを気密的に溶着する工程とを連続的に行った後、前面
    ガラスが溶着された状態のガラス容器の孔に電極部をフ
    リットで封着することを特徴とする平板形蛍光ランプの
    製造方法。
  3. 【請求項3】ガラス容器および前面ガラスに塗布された
    蛍光体を焼成した後に、ガラス容器と前面ガラスとを溶
    着することを特徴とする請求項2記載の平板形蛍光ラン
    プの製造方法。
  4. 【請求項4】周囲温度をガラスの軟化点以上の温度に加
    熱してガラス容器と前面ガラスとを溶着することを特徴
    とする請求項2記載の平板形蛍光ランプの製造方法。
  5. 【請求項5】ガラス容器の外周部と前面ガラスの外周部
    とが互いに溶着されることを特徴とする請求項2記載の
    平板形蛍光ランプの製造方法。
  6. 【請求項6】ガラス容器および前面ガラスを溶着する際
    に、ガラス容器および前面ガラスの溶着する部位に一定
    圧力を加えることを特徴とする請求項2記載の平板形蛍
    光ランプの製造方法。
  7. 【請求項7】上記一定圧力は10g/cm2以上、且
    つ、50g/cm2以下であることを特徴とする請求項
    6記載の平板形蛍光ランプの製造方法。
  8. 【請求項8】組み合わされた状態のガラス容器および前
    面ガラスに金属製の押さえ部材を載置して、ガラス容器
    および前面ガラスの溶着する部位に一定圧力を加えるこ
    とを特徴とする請求項6記載の平板形蛍光ランプの製造
    方法。
  9. 【請求項9】ガラス容器および前面ガラスの材質が軟質
    ガラスであることを特徴とする請求項2記載の平板形蛍
    光ランプの製造方法。
  10. 【請求項10】ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を
    塗布する際に、ガラス容器と前面ガラスとを支持部材を
    介して対向配置し、ガラス容器と前面ガラスとの間に設
    けられた隙間からガラス容器および前面ガラスに同時に
    蛍光体を塗布し、ガラス容器および前面ガラスに塗布し
    た蛍光体を乾燥させた後、ガラス容器および前面ガラス
    に塗布した蛍光体を焼成し、ガラス容器および前面ガラ
    スを組み合わせた状態で周囲温度をガラスの軟化点以上
    の温度に加熱して溶着することを特徴とする請求項2記
    載の平板形蛍光ランプの製造方法。
  11. 【請求項11】ガラス容器および前面ガラスの溶着され
    る部位をそれぞれ遮蔽する遮蔽手段が設けられた支持部
    材をガラス容器と前面ガラスとの間に介装して、ガラス
    容器と前面ガラスとの間に隙間を設けることを特徴とす
    る請求項10記載の平板形蛍光ランプの製造方法。
  12. 【請求項12】上記支持部材は金属から形成されたこと
    を特徴とする請求項11記載の平板形蛍光ランプの製造
    方法。
  13. 【請求項13】ガラス容器と前面ガラスとの間に支持部
    材を介装した状態でガラス容器および前面ガラスにそれ
    ぞれ塗布された蛍光体を焼成した後、上記支持部材を外
    してガラス容器と前面ガラスとを直接接触させた状態
    で、ガラス容器と前面ガラスとを溶着することを特徴と
    する請求項10記載の平板形蛍光ランプの製造方法。
  14. 【請求項14】平板状であって表面に放電空間となる渦
    巻き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成さ
    れ要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被
    着されガラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、
    電子放出用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電
    極部とから構成される平板形蛍光ランプを製造するにあ
    たり、表面に渦巻き状の溝が形成されたガラス容器を溝
    が形成された面を上向きにして表面に離型剤が塗付され
    たステンレス製の台座上に載置し、前面ガラスに溶着さ
    れるガラス容器の部位を第1の遮蔽手段で遮蔽し、ガラ
    ス容器に溶着される部位が第2の遮蔽手段で遮蔽された
    前面ガラスをガラス容器との間に隙間を設けるための支
    持部材を介してガラス容器上に載置し、表面に離型剤が
    塗布されたステンレス製の押さえ部材を前面ガラス上に
    載置し、ガラス容器と前面ガラスとの間に設けられた隙
    間から蛍光体を塗布するためのノズルを差し入れ、ノズ
    ルによりガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同時に
    スプレーコーティングし、ガラス容器および前面ガラス
    に塗布された蛍光体を乾燥させた後、ガラス容器および
    前面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラス
    容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼成
    した後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装された支
    持部材を外して、ガラス容器および前面ガラスを直接接
    触させ、押さえ部材によりガラス容器および前面ガラス
    の溶着される部位に約35g/cm2の圧力を加え、周
    囲温度を約760℃に加熱して、ガラス容器および前面
    ガラスを溶着した後、前面ガラスが溶着されたガラス容
    器の孔に電極部を取り付け、ガラス容器と電極部との接
    合部にフリットを塗布し、上記接合部を約450℃に加
    熱して、電極部を孔に封着することを特徴とする平板形
    蛍光ランプの製造方法。
  15. 【請求項15】平板状であって表面に放電空間となる渦
    巻き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成さ
    れ要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被
    着されガラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、
    電子放出用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電
    極部とから構成される平板形蛍光ランプを製造するにあ
    たり、表面に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上
    に前面ガラスを載置し、ガラス容器に溶着される前面ガ
    ラスの部位を第1の遮蔽手段で遮蔽し、前面ガラスに溶
    着される部位が第2の遮蔽手段で遮蔽されたガラス容器
    を、渦巻き状の溝が形成された面を下向きにし、前面ガ
    ラスとの間に隙間を設けるための支持部材を介して前面
    ガラス上に載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレ
    ス製の押さえ部材をガラス容器上に載置し、ガラス容器
    と前面ガラスとの間に設けられた隙間から蛍光体を塗布
    するためのノズルを差し入れ、ノズルによりガラス容器
    および前面ガラスに蛍光体を同時にスプレーコーティン
    グし、ガラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体
    を乾燥させた後、ガラス容器および前面ガラスの周囲温
    度を約525℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラ
    スに塗布された蛍光体を同時に焼成した後、ガラス容器
    と前面ガラスとの間に介装された支持部材を外して、ガ
    ラス容器および前面ガラスを直接接触させ、押さえ部材
    によりガラス容器および前面ガラスの溶着される部位に
    約35g/cm2の圧力を加え、周囲温度を約760℃
    に加熱して、ガラス容器および前面ガラスを溶着した
    後、前面ガラスが溶着されたガラス容器の孔に電極部を
    取り付け、ガラス容器と電極部との接合部にフリットを
    塗布し、上記接合部を約450℃に加熱して、電極部を
    孔に封着することを特徴とする平板形蛍光ランプの製造
    方法。
  16. 【請求項16】ガラス容器および前面ガラスにそれぞれ
    塗布された蛍光体を焼成した後に、同一炉内でガラス容
    器と前面ガラスとを加熱して溶着することを特徴とする
    請求項14又は15記載の平板形蛍光ランプの製造方
    法。
  17. 【請求項17】ガラス容器と前面ガラスとの間に支持部
    材を介装した状態でガラス容器および前面ガラスにそれ
    ぞれ蛍光体を塗布し、ガラス容器および前面ガラスにそ
    れぞれ塗布された蛍光体を乾燥させた後、上記支持部材
    を外してガラス容器と前面ガラスとを直接接触させた状
    態で、ガラス容器および前面ガラスにそれぞれ塗布され
    た蛍光体の焼成と、ガラス容器および前面ガラスの溶着
    とを行うことを特徴とする請求項10記載の平板形蛍光
    ランプの製造方法。
  18. 【請求項18】平板状であって表面に放電空間となる渦
    巻き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成さ
    れ要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被
    着されガラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、
    電子放出用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電
    極部とから構成される平板形蛍光ランプを製造するにあ
    たり、表面に渦巻き状の溝が形成されたガラス容器を溝
    が形成された面を上向きにして表面に離型剤が塗付され
    たステンレス製の台座上に載置し、前面ガラスに溶着さ
    れるガラス容器の部位を第1の遮蔽手段で遮蔽し、ガラ
    ス容器に溶着される部位が第2の遮蔽手段で遮蔽された
    前面ガラスをガラス容器との間に隙間を設けるための支
    持部材を介してガラス容器上に載置し、表面に離型剤が
    塗布されたステンレス製の押さえ部材を前面ガラス上に
    載置し、ガラス容器と前面ガラスとの間に設けられた隙
    間から蛍光体を塗布するためのノズルを差し入れ、ノズ
    ルによりガラス容器および前面ガラスに蛍光体を同時に
    スプレーコーティングし、ガラス容器および前面ガラス
    に塗布された蛍光体を乾燥させた後、ガラス容器と前面
    ガラスとの間に介装された支持部材を外して、ガラス容
    器および前面ガラスを直接接触させ、押さえ部材により
    ガラス容器および前面ガラスの溶着される部位に約35
    g/cm2の圧力を加えた後、蛍光体がそれぞれ塗布さ
    れたガラス容器および前面ガラスの部位付近に空気を流
    しながら、ガラス容器および前面ガラスの周囲温度を約
    525℃に加熱して、ガラス容器および前面ガラスに塗
    布された蛍光体を同時に焼成した後、蛍光体がそれぞれ
    塗布されたガラス容器および前面ガラスの部位付近に空
    気を流すのを停止し、周囲温度を約760℃に加熱し
    て、ガラス容器および前面ガラスを溶着し、前面ガラス
    が溶着されたガラス容器の孔に電極部を取り付け、ガラ
    ス容器と電極部との接合部にフリットを塗布し、上記接
    合部を約450℃に加熱して、電極部を孔に封着するこ
    とを特徴とする平板形蛍光ランプの製造方法。
  19. 【請求項19】平板状であって表面に放電空間となる渦
    巻き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成さ
    れ要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被
    着されガラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、
    電子放出用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電
    極部とから構成される平板形蛍光ランプを製造するにあ
    たり、表面に離型剤が塗付されたステンレス製の台座上
    に前面ガラスを載置し、ガラス容器に溶着される前面ガ
    ラスの部位を第1の遮蔽手段で遮蔽し、前面ガラスに溶
    着される部位が第2の遮蔽手段で遮蔽されたガラス容器
    を、渦巻き状の溝が形成された面を下向きにし、前面ガ
    ラスとの間に隙間を設けるための支持部材を介して前面
    ガラス上に載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレ
    ス製の押さえ部材をガラス容器上に載置し、ガラス容器
    と前面ガラスとの間に設けられた隙間から蛍光体を塗布
    するためのノズルを差し入れ、ノズルによりガラス容器
    および前面ガラスに蛍光体を同時にスプレーコーティン
    グし、ガラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体
    を乾燥させた後、ガラス容器と前面ガラスとの間に介装
    された支持部材を外して、ガラス容器および前面ガラス
    を直接接触させ、押さえ部材によりガラス容器および前
    面ガラスの溶着される部位に約35g/cm2の圧力を
    加えた後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器およ
    び前面ガラスの部位付近に空気を流しながら、ガラス容
    器および前面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱し
    て、ガラス容器および前面ガラスに塗布された蛍光体を
    同時に焼成した後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス
    容器および前面ガラスの部位付近に空気を流すのを停止
    し、周囲温度を約760℃に加熱して、ガラス容器およ
    び前面ガラスを溶着し、前面ガラスが溶着されたガラス
    容器の孔に電極部を取り付け、ガラス容器と電極部との
    接合部にフリットを塗布し、上記接合部を約450℃に
    加熱して、電極部を孔に封着することを特徴とする平板
    形蛍光ランプの製造方法。
  20. 【請求項20】ガラス容器および前面ガラスを直接接触
    させた状態で、ガラス容器および前面ガラスに蛍光体を
    同時に塗布し、ガラス容器および前面ガラスにそれぞれ
    塗布された蛍光体を乾燥させた後、蛍光体の焼成と、ガ
    ラス容器および前面ガラスの溶着とを行うことを特徴と
    する請求項2記載の平板形蛍光ランプの製造方法。
  21. 【請求項21】平板状であって表面に放電空間となる渦
    巻き状の溝が形成されると共に溝の両端部に孔が形成さ
    れ要所に蛍光体が被着されるガラス容器と、蛍光体が被
    着されガラス容器に封着される平板状の前面ガラスと、
    電子放出用の電極を有しガラス容器の孔に封着される電
    極部とから構成される平板形蛍光ランプを製造するにあ
    たり、表面に渦巻き状の溝が形成されたガラス容器を溝
    が形成された面を上向きにして表面に離型剤が塗付され
    たステンレス製の台座上に載置し、ガラス容器上に前面
    ガラスを載置し、表面に離型剤が塗布されたステンレス
    製の押さえ部材を前面ガラス上に載置して、押さえ部材
    によりガラス容器および前面ガラスの溶着される部位に
    約35g/cm2の圧力を加え、ガラス容器に形成され
    た孔からガラス容器と前面ガラスとで囲まれる空間に蛍
    光体を窒素ガスとともに流して、蛍光体を塗布した後、
    蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前面ガラ
    スの部位付近に空気を流しながら、ガラス容器および前
    面ガラスの周囲温度を約525℃に加熱して、ガラス容
    器および前面ガラスに塗布された蛍光体を同時に焼成し
    た後、蛍光体がそれぞれ塗布されたガラス容器および前
    面ガラスの部位付近に空気を流すのを停止し、周囲温度
    を約760℃として約10分間加熱し、ガラス容器およ
    び前面ガラスを溶着し、前面ガラスが溶着されたガラス
    容器の孔に電極部を取り付け、ガラス容器と電極部との
    接合部にフリットを塗布し、上記接合部を約450℃に
    加熱して、電極部を孔に封着することを特徴とする平板
    形蛍光ランプの製造方法。
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Cited By (2)

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