JPH1134016A - 木製階段及びその製造方法 - Google Patents
木製階段及びその製造方法Info
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- JPH1134016A JPH1134016A JP9190821A JP19082197A JPH1134016A JP H1134016 A JPH1134016 A JP H1134016A JP 9190821 A JP9190821 A JP 9190821A JP 19082197 A JP19082197 A JP 19082197A JP H1134016 A JPH1134016 A JP H1134016A
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Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木製階段の側板の実用表面に貼着する成形化
粧板の化粧材料に無駄がない木製階段と、これを容易に
製造する製造方法を提供する。 【解決手段】 側板の内方側面における踏板と蹴込板と
で区画される前方側の前部露出領域に、これに対応する
形状の成形化粧板の2枚分が得られる1枚の広幅化粧板
から、その中央でジグザグ状に切断し分割して得た成形
化粧板を側板用基材に貼着したのち、そのジグザグ状側
辺に沿ってかつこれに喰込むようにして踏板用嵌合溝と
蹴込板用嵌合溝を刻設形成し、しかるのち踏板及び蹴込
板を取付け固定する。
粧板の化粧材料に無駄がない木製階段と、これを容易に
製造する製造方法を提供する。 【解決手段】 側板の内方側面における踏板と蹴込板と
で区画される前方側の前部露出領域に、これに対応する
形状の成形化粧板の2枚分が得られる1枚の広幅化粧板
から、その中央でジグザグ状に切断し分割して得た成形
化粧板を側板用基材に貼着したのち、そのジグザグ状側
辺に沿ってかつこれに喰込むようにして踏板用嵌合溝と
蹴込板用嵌合溝を刻設形成し、しかるのち踏板及び蹴込
板を取付け固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくとも一部
が側板と踏板と蹴込板とで構成される木製階段及びその
製造方法に関する。
が側板と踏板と蹴込板とで構成される木製階段及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】側板と踏板と蹴込板とで構成される最も
典型的な木製階段は、左右一対の側板の内方側面に踏板
取付溝と蹴込板取付溝とを形成し、この側板に踏板と蹴
込板を前記各取付溝にその両端を嵌合することによって
取付け固定された全体構造からなるいわゆるボックス型
木製階段と呼ばれるものである。
典型的な木製階段は、左右一対の側板の内方側面に踏板
取付溝と蹴込板取付溝とを形成し、この側板に踏板と蹴
込板を前記各取付溝にその両端を嵌合することによって
取付け固定された全体構造からなるいわゆるボックス型
木製階段と呼ばれるものである。
【0003】通常、木製階段には、上記の構造の木製階
段のほか、この構造が階段の左右いずれか一方にまたは
昇降方向において部分的に採用され、他の部分では露出
型や雛段型等の別の構造が採用されるいわゆる混合型の
構造のものもある。
段のほか、この構造が階段の左右いずれか一方にまたは
昇降方向において部分的に採用され、他の部分では露出
型や雛段型等の別の構造が採用されるいわゆる混合型の
構造のものもある。
【0004】そして、ボックス型構造の木製階段の前記
側板としては、合板や単板積層材(LVL)を基材とし
て適用し、その基材の表面あるいは見付面に木質単板や
合成樹脂板などの化粧板が貼着されることにより化粧が
施されたものが多く用いられている。
側板としては、合板や単板積層材(LVL)を基材とし
て適用し、その基材の表面あるいは見付面に木質単板や
合成樹脂板などの化粧板が貼着されることにより化粧が
施されたものが多く用いられている。
【0005】ところが、この場合の前記側板は、通常、
側板用基材の片面全面に化粧板が貼着された側板1枚分
のサイズのものが用意され、しかも前記化粧板が木質単
板であるときは、前記基材とほぼ同寸法のいわゆる一枚
物の高価な木質単板が使われるのであり、このような木
質単板は近年の化粧用の木材資源の減少により、より一
層高価なものとなり、側板のコストを引上げる結果とな
るばかりでなく、むしろ入手困難になっているのが現状
である。
側板用基材の片面全面に化粧板が貼着された側板1枚分
のサイズのものが用意され、しかも前記化粧板が木質単
板であるときは、前記基材とほぼ同寸法のいわゆる一枚
物の高価な木質単板が使われるのであり、このような木
質単板は近年の化粧用の木材資源の減少により、より一
層高価なものとなり、側板のコストを引上げる結果とな
るばかりでなく、むしろ入手困難になっているのが現状
である。
【0006】また、前記化粧板が、例えば小さい木材を
組んで得られるブロックからスライスすることによって
得られる寄木模様の単板であっても、その寸法を大きく
必要とするため、それに応じた長大なプレス機等の設備
が必要であり、しかも加工に手間がかかるので、決して
安価ではない。
組んで得られるブロックからスライスすることによって
得られる寄木模様の単板であっても、その寸法を大きく
必要とするため、それに応じた長大なプレス機等の設備
が必要であり、しかも加工に手間がかかるので、決して
安価ではない。
【0007】その上、完成した階段は、側板の部分にお
いて、側板が踏板と蹴込板とで区画される後方側の隠れ
た領域にまで化粧が施された状態におかれたものとされ
ており、化粧材料の無駄を生じている。
いて、側板が踏板と蹴込板とで区画される後方側の隠れ
た領域にまで化粧が施された状態におかれたものとされ
ており、化粧材料の無駄を生じている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな背景のもとに、少なくとも一部が側板と踏板と蹴込
板とで構成される木製階段の上記従来の問題点を改善し
て、側板の前方側の有効表面にのみ化粧を施すことによ
って、化粧材料の無駄が少なく、安価な木製階段と、こ
れを容易に得るための製造方法を提供することを目的と
する。
うな背景のもとに、少なくとも一部が側板と踏板と蹴込
板とで構成される木製階段の上記従来の問題点を改善し
て、側板の前方側の有効表面にのみ化粧を施すことによ
って、化粧材料の無駄が少なく、安価な木製階段と、こ
れを容易に得るための製造方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、こ
の発明の第1の発明は、少なくとも一部が側板と踏板と
蹴込板とで構成される木製階段において、前記側板の内
方側面において、踏板と蹴込板とで区画される前方側の
前部露出領域のみに、対応形状の成形化粧板が貼着され
ていることを特徴とする木製階段を要旨とする。
の発明の第1の発明は、少なくとも一部が側板と踏板と
蹴込板とで構成される木製階段において、前記側板の内
方側面において、踏板と蹴込板とで区画される前方側の
前部露出領域のみに、対応形状の成形化粧板が貼着され
ていることを特徴とする木製階段を要旨とする。
【0010】さらに、この発明の第2の発明は、少なく
とも一部が側板と踏板と蹴込板とで構成される木製階段
の製造方法において、前記側板の内方側面における踏板
と蹴込板とで区画される前方側の前部露出領域に対応す
る形状の、一側辺をジグザグ状側辺とした成形化粧板を
製作し、この成形化粧板を前記側板の前部露出領域に貼
着したのち、この成形化粧板のジグザグ状側辺に喰い込
む配置状態に踏板取付溝及び蹴込板取付溝を刻設形成
し、しかるのち踏板及び蹴込板の取付けを行うことを特
徴とする木製階段の製造方法を要旨とする。
とも一部が側板と踏板と蹴込板とで構成される木製階段
の製造方法において、前記側板の内方側面における踏板
と蹴込板とで区画される前方側の前部露出領域に対応す
る形状の、一側辺をジグザグ状側辺とした成形化粧板を
製作し、この成形化粧板を前記側板の前部露出領域に貼
着したのち、この成形化粧板のジグザグ状側辺に喰い込
む配置状態に踏板取付溝及び蹴込板取付溝を刻設形成
し、しかるのち踏板及び蹴込板の取付けを行うことを特
徴とする木製階段の製造方法を要旨とする。
【0011】さらにまた、この発明の第2の発明の好ま
しい態様は、前記成形化粧板の製作工程において、前記
成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広幅化粧板
を用意し、この広幅化粧板を幅の中間部において長さ方
向にジグザグ状に切断することにより、左右に2枚の互
いに点対称をなす同一形状の成形化粧板を得ることを特
徴とする請求項2に記載の木製階段の製造方法である。
しい態様は、前記成形化粧板の製作工程において、前記
成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広幅化粧板
を用意し、この広幅化粧板を幅の中間部において長さ方
向にジグザグ状に切断することにより、左右に2枚の互
いに点対称をなす同一形状の成形化粧板を得ることを特
徴とする請求項2に記載の木製階段の製造方法である。
【0012】なお、この発明は、当該木製階段を、施工
現場に予め側板を取付けたのちこれに踏板及び蹴込板を
取付けて完成する場合のほか、工場の製作現場で予め側
板、踏板及び蹴込板の全てを組込みして完成したのち施
工現場に持込み設置する場合にも適用されるものとす
る。
現場に予め側板を取付けたのちこれに踏板及び蹴込板を
取付けて完成する場合のほか、工場の製作現場で予め側
板、踏板及び蹴込板の全てを組込みして完成したのち施
工現場に持込み設置する場合にも適用されるものとす
る。
【0013】以下、この発明を、この発明によって得ら
れる木製階段の形態を示す図面に従って説明する。な
お、以下の説明は、階段の全部が側板と踏板と蹴込板と
で構成されるいわゆるボックス型の構造からなる場合を
主体に行うものとする。
れる木製階段の形態を示す図面に従って説明する。な
お、以下の説明は、階段の全部が側板と踏板と蹴込板と
で構成されるいわゆるボックス型の構造からなる場合を
主体に行うものとする。
【0014】図1において、この発明の木製階段(1)
は、左右一対の側板(2)(2)と、これらの間に橋渡
されて取付け固定される踏板(4)と蹴込板(5)とか
ら構成されるものであり、前記踏板(4)と前記蹴込板
(5)は、これら各板の両端が、前記左右一対の両側板
(2)(2)の内方側面(S)に刻設された踏板取付溝
(4m)と蹴込板取付溝(5m)に夫々橋渡しされ、こ
れに嵌合されることにより取付けられている。
は、左右一対の側板(2)(2)と、これらの間に橋渡
されて取付け固定される踏板(4)と蹴込板(5)とか
ら構成されるものであり、前記踏板(4)と前記蹴込板
(5)は、これら各板の両端が、前記左右一対の両側板
(2)(2)の内方側面(S)に刻設された踏板取付溝
(4m)と蹴込板取付溝(5m)に夫々橋渡しされ、こ
れに嵌合されることにより取付けられている。
【0015】前記側板(2)は、側板用基材(3)が踏
板(4)と蹴込板(5)とで区画される内方側面(S)
における前方側の前部露出領域(Sf)及び後部領域
(Sr)のうち、前記前部露出領域(Sf)のみに成形
化粧板(D)が貼着されたものとされている。
板(4)と蹴込板(5)とで区画される内方側面(S)
における前方側の前部露出領域(Sf)及び後部領域
(Sr)のうち、前記前部露出領域(Sf)のみに成形
化粧板(D)が貼着されたものとされている。
【0016】また、成形化粧板(D)には、化粧用基材
(6)とその表面に接着一体化した化粧シート(7)と
からなり、前記側板用基材(3)の前部露出領域(S
f)に対応する、互いに左右対称形状の成形化粧用板
(Dh)(Dm)が使用される。
(6)とその表面に接着一体化した化粧シート(7)と
からなり、前記側板用基材(3)の前部露出領域(S
f)に対応する、互いに左右対称形状の成形化粧用板
(Dh)(Dm)が使用される。
【0017】つぎに、側板(2)の製作についてのべる
と、まず図2に示すように、側板用基材(3)の内方側
面(S)において、前記踏板(4)及び蹴込板(5)の
取付予定位置(L)を目安として、その前方側の前部露
出領域(Sf)の所定位置にに成形化粧板(D)を貼着
する。
と、まず図2に示すように、側板用基材(3)の内方側
面(S)において、前記踏板(4)及び蹴込板(5)の
取付予定位置(L)を目安として、その前方側の前部露
出領域(Sf)の所定位置にに成形化粧板(D)を貼着
する。
【0018】ここで、側板用基材(3)に貼着する成形
化粧板(D)は、図6に示すように、化粧用基材(6)
の表面に化粧シート(7)を接着一体化して得られる広
幅化粧板(C)を原板として用い、この原板から後述の
手段に従って、図2及び図3に示すような、前部露出領
域(Sf)に対応する形状の成形化粧板(D)に切断成
形して得られるものである。
化粧板(D)は、図6に示すように、化粧用基材(6)
の表面に化粧シート(7)を接着一体化して得られる広
幅化粧板(C)を原板として用い、この原板から後述の
手段に従って、図2及び図3に示すような、前部露出領
域(Sf)に対応する形状の成形化粧板(D)に切断成
形して得られるものである。
【0019】さらに、成形化粧板(D)が貼着された前
記側板用基材(3)は、図4に示すように、成形化粧板
(D)のジグザグ状側辺(W)に喰い込む配置状態に踏
板取付溝(4m)と蹴込板取付溝(5m)を刻設形成す
る。なお(e)は、踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付
溝(5m)の前記刻設形成の際の喰い込み代である。
記側板用基材(3)は、図4に示すように、成形化粧板
(D)のジグザグ状側辺(W)に喰い込む配置状態に踏
板取付溝(4m)と蹴込板取付溝(5m)を刻設形成す
る。なお(e)は、踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付
溝(5m)の前記刻設形成の際の喰い込み代である。
【0020】ついで、図5に示すように、前記踏板
(4)を前記踏板取付溝(4m)に前記板の両端部を夫
々嵌合して取付けし、さらに同様に前記蹴込板(5)を
蹴込板取付溝(5m)に取付け(図示省略)して、この
発明の木製階段を完成する。
(4)を前記踏板取付溝(4m)に前記板の両端部を夫
々嵌合して取付けし、さらに同様に前記蹴込板(5)を
蹴込板取付溝(5m)に取付け(図示省略)して、この
発明の木製階段を完成する。
【0021】ここで、この発明における木製階段の各構
成部分に使用される材料について以下に説明する。
成部分に使用される材料について以下に説明する。
【0022】まず、側板用基材(3)の材料としては、
一般市販の合板、単板積層材(LVL)、集成材等の木
質材の単独またはこれらの組合わせによる材料が適用さ
れる。そして、これら材料の表面品質は、その表面に貼
着される後述の成形化粧板(D)の裏面に使用される化
粧用基材(6)の材質に応じて調整される。この場合、
例えば前記化粧用基材(6)に木質材を使用すると、前
記材料の表面品質がたとえ悪くても、貼着性能が低下す
るということはなく、そのままでも十分に使用可能であ
り、低品質の木材資源の有効利用にもつながるので有利
である。
一般市販の合板、単板積層材(LVL)、集成材等の木
質材の単独またはこれらの組合わせによる材料が適用さ
れる。そして、これら材料の表面品質は、その表面に貼
着される後述の成形化粧板(D)の裏面に使用される化
粧用基材(6)の材質に応じて調整される。この場合、
例えば前記化粧用基材(6)に木質材を使用すると、前
記材料の表面品質がたとえ悪くても、貼着性能が低下す
るということはなく、そのままでも十分に使用可能であ
り、低品質の木材資源の有効利用にもつながるので有利
である。
【0023】また上記の場合、木質材よりなる前記材料
が、目的とする側板用基材(3)に必要な所定の寸法
(長さ、幅)よりも小さいときは、それらをスカーフジ
ョイント、あるいはフィンガージョイント等の接合手段
によって、所定の寸法に仕上げたものとしてもよい。さ
らに前記材料が所定の厚さよりも薄いときには、前記の
接合手段に加えて、バットジョイント等を施し、その複
数枚を積層接着して所定の厚さに仕上げてもよい。
が、目的とする側板用基材(3)に必要な所定の寸法
(長さ、幅)よりも小さいときは、それらをスカーフジ
ョイント、あるいはフィンガージョイント等の接合手段
によって、所定の寸法に仕上げたものとしてもよい。さ
らに前記材料が所定の厚さよりも薄いときには、前記の
接合手段に加えて、バットジョイント等を施し、その複
数枚を積層接着して所定の厚さに仕上げてもよい。
【0024】また、成形用化粧板(D)を得るための広
幅化粧板(C)は、図6に示すように、化粧用基材
(6)の表面に化粧シート(7)が接着一体化されたも
のが適用される。このとき、前記化粧用基材(6)とし
ては紙、不織布等のシート材、または合板、中質繊維材
(MDF)、ハードファイバーボード、集成板、パーテ
ィクルボード等の木質パネル材等が適用され、また化粧
シート(7)としては木質単板、合成樹脂シート(柄模
様印刷されたものを含む。)等が適用される。そして、
これらから選択された個々の化粧用基材(6)用材料及
び化粧シート(7)用材料は、公知の接着方法により接
着一体化され、広幅状化粧板(C)とされる。
幅化粧板(C)は、図6に示すように、化粧用基材
(6)の表面に化粧シート(7)が接着一体化されたも
のが適用される。このとき、前記化粧用基材(6)とし
ては紙、不織布等のシート材、または合板、中質繊維材
(MDF)、ハードファイバーボード、集成板、パーテ
ィクルボード等の木質パネル材等が適用され、また化粧
シート(7)としては木質単板、合成樹脂シート(柄模
様印刷されたものを含む。)等が適用される。そして、
これらから選択された個々の化粧用基材(6)用材料及
び化粧シート(7)用材料は、公知の接着方法により接
着一体化され、広幅状化粧板(C)とされる。
【0025】また上記の場合、化粧シート(7)に木質
単板を使用するときは、木質単板としては、資源の有効
利用上、幅ハギ、縦継ぎされたものであってもよいもの
とする。そして、前記の縦継ぎは、継ぎ目の目立ちにく
いフィンガージョイントによるのが望ましく、また使用
する木質単板も、同一のフリッチから得られかつ上下に
隣接するスライス単板の同じ端部同士をフィンガージョ
イントにより縦継した杢目の不連続性が目立たないもの
を、左右一対の化粧シート(7)として選ぶのがよいこ
とはいうまでもない。なお、フィンガージョイントは複
数箇所でなされてもよい。
単板を使用するときは、木質単板としては、資源の有効
利用上、幅ハギ、縦継ぎされたものであってもよいもの
とする。そして、前記の縦継ぎは、継ぎ目の目立ちにく
いフィンガージョイントによるのが望ましく、また使用
する木質単板も、同一のフリッチから得られかつ上下に
隣接するスライス単板の同じ端部同士をフィンガージョ
イントにより縦継した杢目の不連続性が目立たないもの
を、左右一対の化粧シート(7)として選ぶのがよいこ
とはいうまでもない。なお、フィンガージョイントは複
数箇所でなされてもよい。
【0026】なお上記のように、化粧シート(7)に木
質単板を使用するとともに、これと接着一体化する化粧
用基材(6)として合板を使用する場合には、木質単板
のひび割れを防止する目的で、合板の表単板の繊維方向
と、前記木質単板の繊維方向が同じかそれに近いことに
なるときは前記両板の間にシート材である紙や不織布
を、好ましくはこれら紙や不織布の引張り強さの大きい
方向と前記繊維方向とを直交または略直交するように合
板と木質単板との間に介在させるか、または前記合板の
表単板の繊維方向と前記木質単板の繊維方向とが直交ま
たは略直交するようにして前記合板と前記木質単板とを
接着一体化することが望ましい。なお、前記の木質単板
は、予め裏面にシート材を貼着した、いわゆる裏打ち木
質単板であってもよい。
質単板を使用するとともに、これと接着一体化する化粧
用基材(6)として合板を使用する場合には、木質単板
のひび割れを防止する目的で、合板の表単板の繊維方向
と、前記木質単板の繊維方向が同じかそれに近いことに
なるときは前記両板の間にシート材である紙や不織布
を、好ましくはこれら紙や不織布の引張り強さの大きい
方向と前記繊維方向とを直交または略直交するように合
板と木質単板との間に介在させるか、または前記合板の
表単板の繊維方向と前記木質単板の繊維方向とが直交ま
たは略直交するようにして前記合板と前記木質単板とを
接着一体化することが望ましい。なお、前記の木質単板
は、予め裏面にシート材を貼着した、いわゆる裏打ち木
質単板であってもよい。
【0027】つぎに、上記帯状化粧板(C)から、側板
用基材(3)の表面に貼着する成形化粧板(D)を得る
には、以下に述べる手段によるものとする。
用基材(3)の表面に貼着する成形化粧板(D)を得る
には、以下に述べる手段によるものとする。
【0028】まず、図7(イ)において、成形化粧板
(D)の2枚分が得られる幅(d)を有する1枚の広幅
化粧板(C)を用意し、この広幅化粧板(C)を幅の中
間部において長さ方向にジグザグ状(w)に切断し、図
7(ロ)に示すような、左右に2枚の互いに点対称をな
す同一形状の成形化粧板(D)を得る。この場合、前記
ジグザグ状(w)の切断予定部分の両側には、図4にお
いてに示す踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付溝(5
m)の刻設形成の際の喰い込み代(e)が予定されてい
るものとし、該喰い込み代(e)は、側板用基材(3)
に成形化粧板(D)を貼着するときの貼着位置のバラツ
キ、踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付溝(5m)の刻
設形成時の加工のバラツキを考慮して決められるものと
する。従って、前記広幅化粧板(C)の幅(d)は、実
質的に所期する前記成形化粧板(D)の幅に、少なくと
も前記喰い込み代(e)に対応する幅を加えた幅とする
のが望ましい。
(D)の2枚分が得られる幅(d)を有する1枚の広幅
化粧板(C)を用意し、この広幅化粧板(C)を幅の中
間部において長さ方向にジグザグ状(w)に切断し、図
7(ロ)に示すような、左右に2枚の互いに点対称をな
す同一形状の成形化粧板(D)を得る。この場合、前記
ジグザグ状(w)の切断予定部分の両側には、図4にお
いてに示す踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付溝(5
m)の刻設形成の際の喰い込み代(e)が予定されてい
るものとし、該喰い込み代(e)は、側板用基材(3)
に成形化粧板(D)を貼着するときの貼着位置のバラツ
キ、踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付溝(5m)の刻
設形成時の加工のバラツキを考慮して決められるものと
する。従って、前記広幅化粧板(C)の幅(d)は、実
質的に所期する前記成形化粧板(D)の幅に、少なくと
も前記喰い込み代(e)に対応する幅を加えた幅とする
のが望ましい。
【0029】このとき、左右の側板(2)(2)が対応
形状であっても、化粧面が左右反対向きになった実質形
状の異なる成形化粧板(Dh)(Dm)を要するから、
左右両方の成形化粧板(D)を得るためには、それに対
応する上記の操作を左右の成形化粧板(Dh)(Dm)
について繰返すこととなる。この繰返し操作は、一方の
成形化粧板(Dh)と他方の成形化粧板(Dm)を、別
体の広幅化粧板(C)について行うか、または図7
(ハ)に示すように、倍幅(d´)の広幅化粧板(C
´)を用意し、この倍幅の広幅化粧板(C´)から成形
化粧板(Dh)及び成形化粧板(Dm)を同時に得るよ
うに操作することとしてもよい。なお、この場合も、前
記広幅化粧板(C)と同様に、幅(d´)は、成形化粧
板(D´)の幅に前記喰い込み代(e)に対応する幅を
加えた幅とするのが望ましいことはいうまでもない。
形状であっても、化粧面が左右反対向きになった実質形
状の異なる成形化粧板(Dh)(Dm)を要するから、
左右両方の成形化粧板(D)を得るためには、それに対
応する上記の操作を左右の成形化粧板(Dh)(Dm)
について繰返すこととなる。この繰返し操作は、一方の
成形化粧板(Dh)と他方の成形化粧板(Dm)を、別
体の広幅化粧板(C)について行うか、または図7
(ハ)に示すように、倍幅(d´)の広幅化粧板(C
´)を用意し、この倍幅の広幅化粧板(C´)から成形
化粧板(Dh)及び成形化粧板(Dm)を同時に得るよ
うに操作することとしてもよい。なお、この場合も、前
記広幅化粧板(C)と同様に、幅(d´)は、成形化粧
板(D´)の幅に前記喰い込み代(e)に対応する幅を
加えた幅とするのが望ましいことはいうまでもない。
【0030】また、成形化粧板(D)の広幅化粧板
(C)からの切断手段については、公知の切断手段が適
用され、例えばルーター、ジグソー等の切断工具や、プ
レス機による打ち抜きの手段を用いると能率的である
が、広幅化粧板(C)を構成する化粧用基材(6)がシ
ート材であるときは、成形化粧板(D)に見合う定規を
用いて、ナイフで切断するか、または前記成形化粧板
(D)と同形状の押切刃ないし打抜刃を用いて打抜くと
切断面に欠点のない切断ができ、また前記化粧用基材
(6)が木質パネル材であるときは、前記打抜き手段の
ほか、ルーター等が適当である。
(C)からの切断手段については、公知の切断手段が適
用され、例えばルーター、ジグソー等の切断工具や、プ
レス機による打ち抜きの手段を用いると能率的である
が、広幅化粧板(C)を構成する化粧用基材(6)がシ
ート材であるときは、成形化粧板(D)に見合う定規を
用いて、ナイフで切断するか、または前記成形化粧板
(D)と同形状の押切刃ないし打抜刃を用いて打抜くと
切断面に欠点のない切断ができ、また前記化粧用基材
(6)が木質パネル材であるときは、前記打抜き手段の
ほか、ルーター等が適当である。
【0031】上記で得られる成形化粧板(D)の側板用
基材(3)に対する貼着手段は、汎用の木材用着剤等を
使用し、通常の冷圧または熱圧の圧締手段によって行う
ものとし、材料の構成、厚さに応じた通常の条件のもと
で貼着するものとする。
基材(3)に対する貼着手段は、汎用の木材用着剤等を
使用し、通常の冷圧または熱圧の圧締手段によって行う
ものとし、材料の構成、厚さに応じた通常の条件のもと
で貼着するものとする。
【0032】このようにして、成形化粧板(D)を貼着
形成された側板用基材(3)は、図8に示すように、成
形化粧板(D)と共に、そのジグザグ状側辺(W)に喰
い込むように、喰い込み代(e)を含めて刻設し、踏板
取付溝(4m)及び蹴込板取付溝(5m)(図示省略)
を形成し、側板(2)に仕上げられるが、このときの刻
設手段としては、通常NCルーター等が好適に使用され
る。なお、側板用基材(3)への成形化粧板(D)の貼
着位置のバラツキ、両取付溝(4m)(5m)刻設形成
時における材料のセット位置のバラツキ等により、両取
付溝(4m)(5m)の後部、とりわけ幅の狭い蹴込板
取付溝(5m)の後部に若干化粧材料が残ることもある
が、この場合もこの発明によって得られる効果は実質的
に減殺されるものではなく、当然にこの発明の技術思想
に基づきなされたものとする。
形成された側板用基材(3)は、図8に示すように、成
形化粧板(D)と共に、そのジグザグ状側辺(W)に喰
い込むように、喰い込み代(e)を含めて刻設し、踏板
取付溝(4m)及び蹴込板取付溝(5m)(図示省略)
を形成し、側板(2)に仕上げられるが、このときの刻
設手段としては、通常NCルーター等が好適に使用され
る。なお、側板用基材(3)への成形化粧板(D)の貼
着位置のバラツキ、両取付溝(4m)(5m)刻設形成
時における材料のセット位置のバラツキ等により、両取
付溝(4m)(5m)の後部、とりわけ幅の狭い蹴込板
取付溝(5m)の後部に若干化粧材料が残ることもある
が、この場合もこの発明によって得られる効果は実質的
に減殺されるものではなく、当然にこの発明の技術思想
に基づきなされたものとする。
【0033】なお、上記の踏板取付溝(4m)形状は、
従来のボックス型の木製階段において普通に採用されて
いる溝形状が適用され、例えば、図9(イ)のように踏
板(4)の厚さと略同じ幅の差込み固定方式の平行溝
(m)とするか、または図9(ロ)のように溝の前方先
端の幅を踏板(4)の厚さと同じとし、上縁が水平、下
縁が後方下がりとなった、踏板(4)と下縁との間に楔
(k)を打ち込む楔固定方式の溝(m´)が採用され
る。
従来のボックス型の木製階段において普通に採用されて
いる溝形状が適用され、例えば、図9(イ)のように踏
板(4)の厚さと略同じ幅の差込み固定方式の平行溝
(m)とするか、または図9(ロ)のように溝の前方先
端の幅を踏板(4)の厚さと同じとし、上縁が水平、下
縁が後方下がりとなった、踏板(4)と下縁との間に楔
(k)を打ち込む楔固定方式の溝(m´)が採用され
る。
【0034】以上のように、この発明による木製階段
は、側板の内方側面の全面に化粧が施された従来の木製
階段とは異なり、側板の踏板及び蹴込板とで区画される
前方側の前部露出領域のみに対応形状の成形化粧板が貼
着されている点を特徴とするものであり、無駄に化粧が
施されていない。
は、側板の内方側面の全面に化粧が施された従来の木製
階段とは異なり、側板の踏板及び蹴込板とで区画される
前方側の前部露出領域のみに対応形状の成形化粧板が貼
着されている点を特徴とするものであり、無駄に化粧が
施されていない。
【0035】また、この発明による木製階段の製造方法
は、その側板の内方側面の踏板と蹴込板とで区画される
前方側の前部露出領域に対応する形状の成形化粧板を、
前記側板の前部露出領域に貼着したのち、この成形化粧
板のジグザグ状側辺に喰い込む配置状態に踏板取付溝及
び蹴込板取付溝を刻設形成し、しかるのち踏板及び蹴込
板を取付けるものであるから、従来のように側板の内方
側面の踏板と蹴込板とで区画される後方側の領域に化粧
材料が残ることはほとんど無く、また成形化粧板のジグ
ザグ形状は踏板取付溝及び蹴込板取付溝の各形状と一致
する。
は、その側板の内方側面の踏板と蹴込板とで区画される
前方側の前部露出領域に対応する形状の成形化粧板を、
前記側板の前部露出領域に貼着したのち、この成形化粧
板のジグザグ状側辺に喰い込む配置状態に踏板取付溝及
び蹴込板取付溝を刻設形成し、しかるのち踏板及び蹴込
板を取付けるものであるから、従来のように側板の内方
側面の踏板と蹴込板とで区画される後方側の領域に化粧
材料が残ることはほとんど無く、また成形化粧板のジグ
ザグ形状は踏板取付溝及び蹴込板取付溝の各形状と一致
する。
【0036】さらに、この発明における成形化粧板の製
作は、成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広幅
化粧板の幅の中間部において長さ方向にジグザグ状に切
断することにより、左右に2枚の互いに点対称をなす同
一形状の成形化粧板を得るものであるから、化粧材料の
ロスがほとんど無い。
作は、成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広幅
化粧板の幅の中間部において長さ方向にジグザグ状に切
断することにより、左右に2枚の互いに点対称をなす同
一形状の成形化粧板を得るものであるから、化粧材料の
ロスがほとんど無い。
【0037】なお、この発明は、以上のように全部分が
側板と踏板と蹴込板とで構成されるいわゆるボックス型
の木製階段に適用できるだけでなく、この構造が階段の
左右いずれか一方に採用され、他方には踏板を乗せて支
持する構造の雛段型側板を昇降方向に全部または一部に
採用した木製階段や、また他方には露出型のササラ桁を
一部に採用した木製階段のようないわゆる混合型の構造
の木製階段における場合にも、そのボックス型構造の側
板部分において適用することが可能である。
側板と踏板と蹴込板とで構成されるいわゆるボックス型
の木製階段に適用できるだけでなく、この構造が階段の
左右いずれか一方に採用され、他方には踏板を乗せて支
持する構造の雛段型側板を昇降方向に全部または一部に
採用した木製階段や、また他方には露出型のササラ桁を
一部に採用した木製階段のようないわゆる混合型の構造
の木製階段における場合にも、そのボックス型構造の側
板部分において適用することが可能である。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
この発明によって得られる木製階段の実施例に従って説
明する。なお、この実施例は、図1に示すとおりの全部
分が側板と踏板と蹴込板とで構成されるボックス型構造
の木製階段とし、側板を構成する各構成部分の材料は以
下のとおりとした。
この発明によって得られる木製階段の実施例に従って説
明する。なお、この実施例は、図1に示すとおりの全部
分が側板と踏板と蹴込板とで構成されるボックス型構造
の木製階段とし、側板を構成する各構成部分の材料は以
下のとおりとした。
【0039】側板用基材:合板(厚さ27mm、幅24
0mm、長さ3965mm) 広幅化粧板:下記の化粧用基材及び化粧シートを接着一
体化して得た板状体(厚さ3mm、幅256mm、長さ
3965mm) 化粧用基材:木質パネル(厚さ2.7mm、幅256m
m、長さ3965mm) 化粧シート:木質単板(縦継ぎ単板、厚さ0.3mm、
幅256mm、長さ3965mm)
0mm、長さ3965mm) 広幅化粧板:下記の化粧用基材及び化粧シートを接着一
体化して得た板状体(厚さ3mm、幅256mm、長さ
3965mm) 化粧用基材:木質パネル(厚さ2.7mm、幅256m
m、長さ3965mm) 化粧シート:木質単板(縦継ぎ単板、厚さ0.3mm、
幅256mm、長さ3965mm)
【0040】まず、側板用基材(3)の表面に貼着する
成形化粧板(D)として、化粧用基材(6)の表面に化
粧シート(7)を接着一体化した帯状の広幅化粧板
(C)を2枚用意し、図7(イ)に示すように、所期の
成形化粧板(D)の形状に対応させてジグザグ状(w)
に切断することにより、その1枚の広幅化粧板(C)か
ら側板(2)の一方の前部露出領域(Sf)に対応する
成形化粧板(Dh)を、また他の1枚の広幅化粧板
(C)から同様にして成形化粧板(Dm)を得た。
成形化粧板(D)として、化粧用基材(6)の表面に化
粧シート(7)を接着一体化した帯状の広幅化粧板
(C)を2枚用意し、図7(イ)に示すように、所期の
成形化粧板(D)の形状に対応させてジグザグ状(w)
に切断することにより、その1枚の広幅化粧板(C)か
ら側板(2)の一方の前部露出領域(Sf)に対応する
成形化粧板(Dh)を、また他の1枚の広幅化粧板
(C)から同様にして成形化粧板(Dm)を得た。
【0041】さらに、上記で得られた成形化粧板(D
h)(Dm)を、図2(成形化粧板(Dh)についての
み記載)に示すように、成形化粧板(Dh)の裏面に接
着剤を塗布し、側板用基材(3)の内方側面(S)の前
部露出領域(Sf)に相当する所定の位置に配置して熱
圧プレスにより貼着した。
h)(Dm)を、図2(成形化粧板(Dh)についての
み記載)に示すように、成形化粧板(Dh)の裏面に接
着剤を塗布し、側板用基材(3)の内方側面(S)の前
部露出領域(Sf)に相当する所定の位置に配置して熱
圧プレスにより貼着した。
【0042】ついで、上記の側板用基材(3)の、見付
面相当位置に見付材として木質単板を貼着した(図示省
略)。
面相当位置に見付材として木質単板を貼着した(図示省
略)。
【0043】つぎに、上記の側板用基材(3)につい
て、図4に示すように、成形化粧板(Dh)のジグザグ
状側辺(W)に沿って、かつこれに喰い込むようにし
て、NCルータにより踏板取付溝(4m)及び蹴込板取
付溝(5m)を形成した。なお、踏板取付溝(4m)の
溝形状は楔固定方式のものとし、その深さは10mmと
した。
て、図4に示すように、成形化粧板(Dh)のジグザグ
状側辺(W)に沿って、かつこれに喰い込むようにし
て、NCルータにより踏板取付溝(4m)及び蹴込板取
付溝(5m)を形成した。なお、踏板取付溝(4m)の
溝形状は楔固定方式のものとし、その深さは10mmと
した。
【0044】上記のようにして得られた、成形化粧板
(D)が貼着形成され踏板取付溝(4m)及び蹴込板取
付溝(5m)が刻設された左右一対の側板(2)(2)
は、これを取付け施工現場に持込み、例えば図2に示す
切断線(g)に沿って側板用基材(3)の下端部(f)
と上端部(図示省略)を成形化粧板(D)の下端部(f
´)と上端部(図示省略)とを、施工現場に合わせ、必
要に応じて切断し、その切断面に見付材としての木質単
板を貼着したのち、施工現場の壁面の所定位置に取付け
た(図示省略)。しかるのち、踏板(4)を踏板取付溝
(4m)に、蹴込板(5)を蹴込板取付溝(5m)に、
各両板(4)(5)の夫々の両端部を嵌合することによ
り取付け、さらに踏板(4)を通常の楔固定方式(図9
(ロ))により固定して、図1に示すとおりの木製階段
を施工現場において完成した。
(D)が貼着形成され踏板取付溝(4m)及び蹴込板取
付溝(5m)が刻設された左右一対の側板(2)(2)
は、これを取付け施工現場に持込み、例えば図2に示す
切断線(g)に沿って側板用基材(3)の下端部(f)
と上端部(図示省略)を成形化粧板(D)の下端部(f
´)と上端部(図示省略)とを、施工現場に合わせ、必
要に応じて切断し、その切断面に見付材としての木質単
板を貼着したのち、施工現場の壁面の所定位置に取付け
た(図示省略)。しかるのち、踏板(4)を踏板取付溝
(4m)に、蹴込板(5)を蹴込板取付溝(5m)に、
各両板(4)(5)の夫々の両端部を嵌合することによ
り取付け、さらに踏板(4)を通常の楔固定方式(図9
(ロ))により固定して、図1に示すとおりの木製階段
を施工現場において完成した。
【0045】上記で得られた木製階段は、側板(2)の
内方側面(S)の前部露出領域(Sf)にのみ成形化粧
板(D)が形成され、成形化粧板(D)と踏板(4)及
び蹴込板(5)との取合い部分が良好で、美麗な外観仕
上がりのものであった。
内方側面(S)の前部露出領域(Sf)にのみ成形化粧
板(D)が形成され、成形化粧板(D)と踏板(4)及
び蹴込板(5)との取合い部分が良好で、美麗な外観仕
上がりのものであった。
【0046】なお、この実施例においては、化粧材料の
ロスは、成形化粧板(D)の製作時にはほとんど無く、
また側板(2)の踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付溝
(5m)の刻設形成時と側板用基材(3)の上下端部の
切断加工時に若干発生した以外は、発生しなかった。
ロスは、成形化粧板(D)の製作時にはほとんど無く、
また側板(2)の踏板取付溝(4m)及び蹴込板取付溝
(5m)の刻設形成時と側板用基材(3)の上下端部の
切断加工時に若干発生した以外は、発生しなかった。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るこの発明
の木製階段によれば、少なくとも一部が側板と踏板と蹴
込板とで構成される木製階段において、前記側板の内方
側面の、踏板と蹴込板とで区画される前方側の前部露出
領域のみに、対応形状の成形化粧板が貼着されているも
のであるから、踏板と蹴込板とで区画される後方側の隠
れた領域にまで化粧が施された従来のものと異なり、化
粧材料の無駄がなく、仕上がりが極めて良好で、美麗か
つ安価な木製階段が得られるという効果がある。
の木製階段によれば、少なくとも一部が側板と踏板と蹴
込板とで構成される木製階段において、前記側板の内方
側面の、踏板と蹴込板とで区画される前方側の前部露出
領域のみに、対応形状の成形化粧板が貼着されているも
のであるから、踏板と蹴込板とで区画される後方側の隠
れた領域にまで化粧が施された従来のものと異なり、化
粧材料の無駄がなく、仕上がりが極めて良好で、美麗か
つ安価な木製階段が得られるという効果がある。
【0048】また、請求項2に係るこの発明の木製階段
の製造方法によれば、側板の内方側面における踏板と蹴
込板とで区画される前方側の前部露出領域に対応する形
状の、一側辺をジグザグ状側辺とした成形化粧板を製作
し、この成形化粧板を前記側板の前部露出領域に貼着し
たのち、この成形化粧板のジグザグ状側辺に喰い込む配
置状態に踏板取付溝及び蹴込板取付溝を刻設形成し、し
かるのち踏板及び蹴込板の取付けを行うこととしたか
ら、化粧材料のロスを最小限にとどめることができ、し
かも踏板及び蹴込板と成形化粧板との取合い部分の仕上
りが極めて良好で、美麗な外観を呈する品質の高い木製
階段を得ることができるという効果がある。
の製造方法によれば、側板の内方側面における踏板と蹴
込板とで区画される前方側の前部露出領域に対応する形
状の、一側辺をジグザグ状側辺とした成形化粧板を製作
し、この成形化粧板を前記側板の前部露出領域に貼着し
たのち、この成形化粧板のジグザグ状側辺に喰い込む配
置状態に踏板取付溝及び蹴込板取付溝を刻設形成し、し
かるのち踏板及び蹴込板の取付けを行うこととしたか
ら、化粧材料のロスを最小限にとどめることができ、し
かも踏板及び蹴込板と成形化粧板との取合い部分の仕上
りが極めて良好で、美麗な外観を呈する品質の高い木製
階段を得ることができるという効果がある。
【0049】さらに、請求項3に係るこの発明の木製階
段の製造方法においては、成形化粧板の製作工程におい
て、前記成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広
幅化粧板を用意し、この広幅化粧板を幅の中間部におい
て長さ方向にジグザグ状に切断することにより、左右に
2枚の互いに点対称をなす同一形状の成形化粧板を得る
ようにしたから、成形化粧板の製作上の材料ロスはほと
んど無く安価であり、しかも左右いずれか一方の同一形
状の成形化粧板を少なくとも2枚同時に得ることができ
るから、製作効率が極めてよく、コスト低減に寄与する
という大きな利点がある。
段の製造方法においては、成形化粧板の製作工程におい
て、前記成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広
幅化粧板を用意し、この広幅化粧板を幅の中間部におい
て長さ方向にジグザグ状に切断することにより、左右に
2枚の互いに点対称をなす同一形状の成形化粧板を得る
ようにしたから、成形化粧板の製作上の材料ロスはほと
んど無く安価であり、しかも左右いずれか一方の同一形
状の成形化粧板を少なくとも2枚同時に得ることができ
るから、製作効率が極めてよく、コスト低減に寄与する
という大きな利点がある。
【図1】 この発明の木製階段の基本形態を示す、一部
切欠斜視図である。
切欠斜視図である。
【図2】 木製階段における側板の構成を説明するため
の一部省略斜視図である。
の一部省略斜視図である。
【図3】 図2における成形化粧板のA−A線断面拡大
図である。
図である。
【図4】 側板の内方側面に形成される踏板取付溝と蹴
込板取付溝の刻設状態を示す平面図である。
込板取付溝の刻設状態を示す平面図である。
【図5】 踏板の取付け状態を示す、図4のB−B線断
面拡大図である。
面拡大図である。
【図6】 成形化粧板の原板としての広幅化粧板の構成
を示す一部切欠斜視図である。
を示す一部切欠斜視図である。
【図7】 成形化粧板の製作状態を示す図面であり、図
7(イ)は広幅化粧板からの切断状態を示す平面図、図
7(ロ)は切断され分割された状態を示す斜視図、図7
(ハ)は倍幅の広幅化粧板からの切断状態を示す平面図
である。
7(イ)は広幅化粧板からの切断状態を示す平面図、図
7(ロ)は切断され分割された状態を示す斜視図、図7
(ハ)は倍幅の広幅化粧板からの切断状態を示す平面図
である。
【図8】 側板の踏板取付溝の刻設形成の状態を示す部
分切断端面図である。
分切断端面図である。
【図9】 踏板取付溝に対する踏板の取付け状態を概念
的に示す断面図であり、図9(イ)及び(ロ)は踏板取
付溝の各形状例における状態を示す断面図である。
的に示す断面図であり、図9(イ)及び(ロ)は踏板取
付溝の各形状例における状態を示す断面図である。
1…木製階段 2…側板 3…側板用基材 4…踏板 5…蹴込板 6…化粧用基材 7…化粧シート 4m…踏板取付溝 5m…蹴込板取付溝 C、C´…広幅化粧板 D、Dh、Dm…成形化粧板 S…内方側面 Sf…前部露出領域 Sr…後部領域 W…ジグザグ状側辺 w…ジグザグ状
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一部が側板と踏板と蹴込板と
で構成される木製階段において、前記側板の内方側面に
おいて、踏板と蹴込板とで区画される前方側の前部露出
領域のみに、対応形状の成形化粧板が貼着されているこ
とを特徴とする木製階段。 - 【請求項2】 少なくとも一部が側板と踏板と蹴込板と
で構成される木製階段の製造方法において、前記側板の
内方側面における踏板と蹴込板とで区画される前方側の
前部露出領域に対応する形状の、一側辺をジグザグ状側
辺とした成形化粧板を製作し、この成形化粧板を前記側
板の前部露出領域に貼着したのち、この成形化粧板のジ
グザグ状側辺に喰い込む配置状態に踏板取付溝及び蹴込
板取付溝を刻設形成し、しかるのち踏板及び蹴込板の取
付けを行うことを特徴とする木製階段の製造方法。 - 【請求項3】 前記成形化粧板の製作工程において、前
記成形化粧板の2枚分が得られる1枚の帯状の広幅化粧
板を用意し、この広幅化粧板を幅の中間部において長さ
方向にジグザグ状に切断することにより、左右に2枚の
互いに点対称をなす同一形状の成形化粧板を得ることを
特徴とする請求項2に記載の木製階段の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190821A JPH1134016A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 木製階段及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190821A JPH1134016A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 木製階段及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1134016A true JPH1134016A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16264329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9190821A Pending JPH1134016A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 木製階段及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1134016A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006299630A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Asahi Woodtec Corp | 階段、その蹴込板取付方法および階段構成部材 |
| JP2022110187A (ja) * | 2021-01-18 | 2022-07-29 | 株式会社アンドーコア | 階段の施工方法及び階段施工用分割ユニット |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP9190821A patent/JPH1134016A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006299630A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Asahi Woodtec Corp | 階段、その蹴込板取付方法および階段構成部材 |
| JP2022110187A (ja) * | 2021-01-18 | 2022-07-29 | 株式会社アンドーコア | 階段の施工方法及び階段施工用分割ユニット |
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