JPH11340824A - Pll型発振回路 - Google Patents

Pll型発振回路

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JPH11340824A
JPH11340824A JP10144033A JP14403398A JPH11340824A JP H11340824 A JPH11340824 A JP H11340824A JP 10144033 A JP10144033 A JP 10144033A JP 14403398 A JP14403398 A JP 14403398A JP H11340824 A JPH11340824 A JP H11340824A
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power supply
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浩哉 伊藤
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧の変動により発振周波数が変動してい
た。 【解決手段】発振回路11の出力信号はPLL回路を介
してループフィルタに供給される。このループフィルタ
は制御電圧Vpll を生成する。このループフィルタから
の制御電圧Vpll は基準電圧発生回路17から供給され
る電源電圧に依存する基準電圧Vref ともに、電流生成
回路18に供給される。この電流生成回路18は、制御
電圧Vpll と基準電圧Vref とを比較し、制御電流を生
成する。この制御電流は電流伝達回路19を介して発振
回路11に供給される。基準電圧発生回路17は電源電
圧の変動に応じて基準電圧が変動する電源電圧依存性を
有し、電流伝達回路19等のバイポーラトランジスタに
より構成された回路のアーリー効果を相殺する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば周波数シン
セサイザ方式の高周波変調器等に適用されるPLL(Ph
ase locked loop )型発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のPLL型発振回路は、例えば入
力電流に応じて発振周波数が変化する発振回路と、この
発振回路の出力信号を分周するカウンタと、このカウン
タの出力信号の位相と基準信号の位相とを比較する位相
比較回路と、この位相比較回路の出力信号を変換するチ
ャージポンプ回路と、このチャージポンプ回路の出力信
号より制御電圧を生成する例えば低域フィルタからなる
ループフィルタと、このループフィルタから出力される
制御電圧と基準電圧とを比較し制御電流を生成する電流
生成回路と、この電流生成回路から出力される電流を前
記発振回路に伝達する電流伝達回路とから構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記電流生
成回路に供給される基準電圧を生成する基準電圧発生回
路は、定電流源とダイオードにより構成されており電源
電圧依存性を有していない。このため、電源電圧が変動
した場合においても、一定電圧の基準電圧を発生する。
しかし、発振回路及びこの発振回路に制御用の電流を供
給する上記電流伝達回路等はバイポーラトランジスタに
より構成されており、電源電圧が変化した場合、アーリ
ー効果によりコレクタ電流が変化してしまう。このた
め、例えば電源電圧にリップル等のノイズが重畳した場
合、発振周波数が変化してしまう不都合を有していた。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、電源電圧が
変動した場合においても発振周波数の変化を防止するこ
とが可能なPLL型発振回路を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のPLL型発振回
路は、上記課題を解決するため、入力電流の変化に応じ
て発振周波数が変化するバイポーラトランジスタにより
構成された発振回路と、電源電圧が変動した際に生じる
発振周波数の変動量を最小にする前記入力電流の補正回
路とを具備している。
【0006】さらに、本発明のPLL型発振回路は、入
力電流の変化に応じて発振周波数が変化するバイポーラ
トランジスタにより構成された発振回路と、前記発振回
路の発振周波数に応じて制御電圧を生成する電圧生成回
路と、電源電圧の変動に応じて変化する基準電圧を発生
する基準電圧発生回路と、前記電圧生成回路から出力さ
れる制御電圧と前記基準電圧発生回路により発生された
基準電圧とを比較し、制御電流を生成するバイポーラト
ランジスタにより構成された電流生成回路と、前記電流
生成回路から出力される電流を前記電圧制御発振回路に
伝達する電流伝達回路とを具備している。
【0007】また、本発明のPLL型発振回路は、入力
電流の変化に応じて発振周波数が変化するバイポーラト
ランジスタにより構成された発振回路と、前記発振回路
の出力信号を分周するカウンタと、前記カウンタの出力
信号の位相と基準信号の位相とを比較する位相比較回路
と、前記位相比較回路の出力信号を変換するチャージポ
ンプ回路と、前記チャージポンプ回路の出力信号より制
御電圧を生成する例えば低域フィルタからなるループフ
ィルタと、電源電圧の変動に応じて変化する基準電圧を
発生する基準電圧発生回路と、前記ループフィルタから
出力される制御電圧と前記基準電圧発生回路により発生
された基準電圧とを比較し、制御電流を生成するバイポ
ーラトランジスタにより構成された電流生成回路と、前
記電流生成回路から出力される電流を前記電圧制御発振
回路に伝達する電流伝達回路とを具備している。
【0008】前記基準電圧発生回路は、電源と接地間に
直列接続された定電流源、及び流れる電流に応じて電圧
を発生するインピーダンス回路と、前記定電流源に並列
接続された抵抗とを具備している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図2は本発明が適用される
PLL型発振回路を示すものである。図2において、発
振回路11はバイポーラトランジスタからなり、入力電
流に応じて発振周波数が変化する回路である。この発振
回路11の出力端にはカウンタ12、位相比較回路1
3、チャージポンプ回路14からなるPLL回路15が
接続されている。前記カウンタ12は発振回路11の出
力信号を分周し、位相比較回路13はカウンタ12の出
力信号の位相と図示せぬ基準信号の位相とを比較する。
チャージポンプ回路14は位相比較回路13の出力信号
を変換する。チャージポンプ回路14の出力信号は例え
ば低域フィルタからなるループフィルタ16に供給され
る。このループフィルタ16は、チャージポンプ回路1
4の出力信号より制御電圧Vpll を生成する。このルー
プフィルタ16から出力される制御電圧Vpll は基準電
圧発生回路17から供給される電源電圧に基準電圧Vre
f とともに、例えば差動増幅器からなる電流生成回路1
8に供給される。この電流生成回路18は、制御電圧V
pll と基準電圧Vref とを比較し、制御電流を生成す
る。この電流生成回路18から出力される電流は電流伝
達回路19を介して前記発振回路11に供給される。
【0010】図1は、図2の要部の回路構成を示すもの
であり、図1と同一部分には同一符号を付す。前記基準
電圧発生回路17は、電源電圧Vccが供給される電源端
子21と接地端子22間に直列接続された定電流源I1
と、インピーダンス回路を構成する例えばダイオード接
続されたNPNトランジスタQ1、Q2、Q3、及び前
記定電流源I1に並列接続された抵抗R1とにより構成
され、定電流源I1とトランジスタQ1の接続ノードN
1から基準電圧Vref が出力される。
【0011】前記電流生成回路18は、差動増幅器DF
Aを構成するNPNトランジスタQ5、Q8、抵抗R
2、R3、定電流源I4、カレントミラー回路CM1を
構成するNPNトランジスタQ4、Q6により構成され
ている。定電流源I4とカレントミラー回路CM1は基
準電流部を構成している。すなわち、前記NPNトラン
ジスタQ5のベースには前記基準電圧Vref が供給され
ている。このトランジスタのコレクタは電源端子21に
接続され、エミッタは抵抗R2の一端に接続されてい
る。前記トランジスタQ8のベースには制御電圧Vpll
が供給されている。このトランジスタQ8のコレクタは
電流伝達回路19を構成するPNPトランジスタQ7の
コレクタに接続され、エミッタは抵抗R3の一端に接続
されている。前記定電流源I4の一端は電源端子21に
接続され、他端はトランジスタQ4のコレクタ、ベー
ス、及びトランジスタQ6のベースに接続されている。
これらトランジスタQ4、Q6のエミッタは接地端子2
2に接続され、トランジスタQ6のコレクタは前記抵抗
R2、R3の他端に接続されている。
【0012】前記電流伝達回路19は、カレントミラー
回路CM2を構成するPNPトランジスタQ7、Q9、
及びカレントミラー回路CM3を構成するNPNトラン
ジスタQ10、Q11、Q12により構成されている。
前記トランジスタQ7、Q9のエミッタは電源端子21
に接続され、各ベースはトランジスタQ7のコレクタに
接続されている。トランジスタQ9のコレクタはトラン
ジスタQ10のコレクタ及びトランジスタQ10、Q1
1、Q12のベースに共通接続されている。これらトラ
ンジスタQ10、Q11、Q12のエミッタは接地端子
22に接続されている。
【0013】発振回路11は、例えばNPNトランジス
タQ13乃至Q18、抵抗R4、R5、R6、R7及び
キャパシタC1とからなるエミッタ結合非安定マルチバ
イブレータにより構成されている。すなわち、トランジ
スタQ14、Q17の各コレクタ及び各ベースは電源端
子21にそれぞれ接続され、各エミッタは抵抗R5、R
6をそれぞれ介して電源端子21に接続されている。前
記トランジスタQ14、Q17の各エミッタは、トラン
ジスタQ13、Q18のベース、及びトランジスタQ1
5、Q16の各コレクタに接続されている。前記トラン
ジスタQ13、Q18の各コレクタは電源端子21に接
続されている。トランジスタQ13のエミッタは抵抗R
4を介して接地端子22に接続され、トランジスタQ1
8のエミッタは抵抗R7を介して接地端子22に接続さ
れている。前記トランジスタQ15のベースは前記トラ
ンジスタQ18のエミッタに接続され、前記トランジス
タQ16のベースは前記トランジスタQ13のエミッタ
に接続されている。トランジスタQ15のエミッタは前
記トランジスタQ11のコレクタに接続され、トランジ
スタQ16のエミッタは前記トランジスタQ12のコレ
クタに接続されている。さらに、トランジスタQ15、
Q16のエミッタ相互間にはキャパシタC1が接続され
ている。この発振回路11の出力信号VC1は前記トラ
ンジスタQ15のコレクタから出力される。
【0014】この本発明の特徴は、前記基準電圧発生回
路17が電源電圧依存性を有することである。このた
め、図1に示す回路は、前述したように定電流源I1に
並列に抵抗R1を接続している。図3は、電源電圧依存
性を有する従来の基準電圧発生回路23を用いた回路構
成を示しており、図1と同一部分には同一符号を付して
いる。
【0015】上記構成において、図1に示す回路の動作
を図3に示す回路の動作と比較して説明する。尚、説明
の都合上各トランジスタの電流増幅率は無限大、ベース
電流はゼロと仮定する。
【0016】図3に示す従来の基準電圧発生回路23に
おいて、ダイオード接続された3個のトランジスタQ
1、Q2、Q3には定電流源I1より定電流が供給され
ている。各トランジスタの順方向電圧Vfは約0.77
Vである。このため、基準電圧発生回路23は約2.3
Vの基準電圧Vref を出力する。すなわち、基準電圧V
ref は次式(1)で表わされる。
【0017】 Vref =3×Vf …(1) これに対して、図1に示す本実施の形態では、定電流源
I1に並列に抵抗R1が接続されている。このため、電
源電圧Vccが変化した場合、抵抗R1に流れる電流値が
変化するため、ダイオードに流れる電流値も変化し、出
力電圧が変化する。電源電圧Vccの標準値を電源電圧V
cc0 とすると、基準電圧Vref の変化量が微小な範囲
で、 Vref =3×Vf+(3×Re/(R1+3×Re))×(Vcc−Vcc0 ) …(2) となる。ここで、Vfは電源電圧Vccが標準値Vcc0 で
あるときのダイオードの順方向電圧、Reはトランジス
タQl〜Q3の動作点における等価抵抗であり、この例
では約130Ωである。前記等価抵抗Reは次式で表わ
される。
【0018】 Re=Vt/Ie、 Vt=k×T/q …(3) ここで、Vt:熱電圧、k:ボルツマン定数、Ie:ダ
イオード電流、T:絶対温度、q:電子の電荷である。
【0019】基準電圧Vref は約2.3Vを中心とし
て、電源電圧Vccに伴い変化する。電源電圧Vccの標準
値は例えば5Vである。定電流源I1の電流値は例えば
59μAに設定されている。これは、標準状態で本発明
と従来例とで基準電圧Vref が同じ電圧VrefOになるよ
うに、トランジスタQ1からトランジスタQ3に流れる
電流値をどちらも200μAとして説明を分かりや易く
するためである。すなわち、 従来例:200μA 本発明:(Vcc0 −VrefO)/R1+I1=(5V−
2. 3V)/19. 1kΩ+59μA=200μA 図4は、本発明の基準電圧発生回路17と従来の基準電
圧発生回路23の動作をシミュレートした結果を示して
いる。この例では電源電圧Vccを4.5Vから5.5V
まで変化させている。従来例では電源電圧が変化しても
基準電圧Vrefは固定値であるが、本発明の場合、電源
電圧の変化に応じて変動する値であることが分かる。
【0020】前記電流生成回路18は、定電流源I4に
より発生された基準電流2×I0 が、トランジスタQ4
とトランジスタQ6からなるカレントミラー回路CM1
で折り返される。このため、トランジスタQ6のコレク
タ電流は上記基準電流と同じ2×I0 となり、この値は
常に一定である。この例においてコレクタ電流は200
μAである。差動増幅器DFAは、トランジスタQ5の
ベース(V−:基準電圧Vref )とトランジスタQ8の
ベース(V+:制御電圧Vpll )の差電圧を電流に変換
してトランジスタQ8のコレクタ電流として出力する。
トランジスタQ8のコレクタ電流Ic8は次式で表わさ
せる。
【0021】 Ic8=I0+(Vpll −Vref )/(R2+R3) …(4) 尚、上式でトランジスタQ5、Q6のエミッタ等価抵抗
は無視している。2つのカレントミラー回路CM2、C
M3により構成された電流伝達回路19は、理想的に
は、入力電流と出力電流の関係が1対1であることが望
ましい。しかし、一般にトランジスタはアーリー効果を
有するため、電源電圧が変化し、トランジスタのコレク
タ、エミッタ間電圧Vceが変化するとコレクタ電流Ic
が変化する特性を有している。トランジスタのアーリー
電圧をNPN型、PNP型ともVaとすると、トランジ
スタのコレクタ、エミッタ間電圧VceがVce1 のときの
コレクタ電流Ic1と、コレクタ、エミッタ間電圧Vceが
Vce2 のときのコレクタ電流Ic2との関係は、 Ic2/Ic1=(Vce2 +Va)/(Vce1 +Va) …(5) と表わされる。電源電圧Vccの変動ΔVccからの変動量
は、 Vce2 =Vce1 +ΔVcc ΔIc =Ic2−Ic1 =(Vce2 +Va)/(Vce1 +Va)×Ic1−Ic1 =(Vce2 −Vce1 )/(Vce1 +Va)×Ic1 ΔVcc/Va×Ic1 (VaはVce1 より十分大きいため) …(6) したがって、トランジスタQ9のコレクタ電流Ic9は、
電源電圧Vccの変動に従って変動し、電源電圧Vccが標
準値の時の電流値をIc90 とすると、コレクタ電流Ic9
は、 Ic9=Ic90 +(Vcc−Vcc0 )/Va×Ic90 =Ic90 ×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) …(7) 同様に、トランジスタQ11、Q12のコレクタ電流I
c11 、Ic12 は、 Ic11 =Ic12 =Ic110+(Vcc−Vcc0 )/Va×Ic110 =Ic110×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) …(8) となる。この電流が発振回路11の入力電流となる。こ
の入力電流を制御電流Iosc とする。Vcc=Vcc0 の
時、カレントミラー回路の入出力電流比を1対1と見な
すと、Ic90 =Ic8、Ic110=Ic9であるため、これら
を総合すると、発振回路11の制御電流Iosc は、 Iosc =Ic11 =Ic110×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) =Ic9×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) =Ic9×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) ×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) =Ic8×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) ×(1+(Vcc−Vcc0 )/Va) Vcc−Vcc0 は微小であるため、Vcc−Vcc0 の2次項
は省略でき、 Ic8×(1+2×(Vcc−Vcc0 )/Va) =(I0 +(Vpll −Vref )/(R2+R3)) ×(1+2×(Vcc−Vcc0 )/Va) …(9) となる。
【0022】図5は、Vcc=Vcc0 で、制御電圧Vpll
を変化させた時の発振回路の制御電流Iosc の変化を示
している。電源電圧が変化しない場合、従来も本発明も
全く同様である。
【0023】図6は、電源電圧Vccを変化した場合のI
osc の変化を示している。この場合、従来の回路では制
御電流Iosc が変化しているが、本発明の回路は安定し
ていることが分かる。
【0024】発振回路11は、上記制御電流Iosc に比
例して発振周波数が変化する。すなわち、キャパシタC
1の両端に制御電流Iosc が供給され、この制御電流I
oscに応じてキャパシタC1が充放電することにより発
振動作し、方形状の出力信号VC1が出力される。この
発振回路11の発振周波数Fは、トランジスタQ14、
Q17の順方向電圧をVosc とすると次式で表わされ
る。
【0025】 F=Iosc /(4×Vosc ×C1) …(10) 上式には、電源電圧Vccが含まれていない。このため、
この関係式は電源電圧に依存しない。この例において、
Iosc =100μA、Vosc =0.7V、C1=10p
Fであり、F=3.5MHzである。
【0026】図7、図8は発振回路11の出力波形を示
している。図7はVcc=Vcc0 であるため、従来例と本
発明の発振周波数に相違はない。これに対して、図8
は、電源電圧Vccを5Vから5.5Vに上昇した場合を
示している。この場合、従来の回路では発振周期が狭ま
り周波数が上昇しているが、本発明の回路は周波数が安
定していることが分かる。
【0027】図9は、キャパシタC1の両端の波形を示
している。ここで、発振周波数の式を導くと、 F=1/(4×Vosc ×C1) ×(I0 +(Vpll −Vref )/(R2+R3)) ×(1+2×(Vcc−Vcc0 )/Va) …(11) となる。式を簡略化するため、 1/(4×Vosc ×C1)=A 1/(R2+R3)=l 2/Va=k とおくと、 F=A×(I0 +l×(Vpll −Vref )) ×(1+k×(Vcc−Vcc0 )) …(12) となる。本発明の場合、この式で電源電圧Vccに依存す
るのは、VccとVref であり、Vref =Vref0+m×
(Vcc−Vcc0 )とおくと、 F=A×(I0 +l×(Vpll −(Vref0+m×(Vcc−Vcc0 )))) ×(1+k×(Vcc−Vcc0 )) …(13) この式をVccで微分すると、 dF/dVcc=A×((−l×m)×(1+k×(Vcc−Vcc0 )) +(I0 +l×(Vpll −(Vref0+m ×(Vcc−Vcc0 ))))×k) …(14) 微小変化の中では、VccとVcc0 及びVpll とVref0は
それぞれ等しいため、上式は、 dF/dVcc=A×((−l×m)+(I0 +l×(Vpll −Vref0))×k) =A×(−l×m+k×I0 ) …(15) となる。
【0028】本発明の目的は、発振周波数Fの変動を最
小にすることであり、換言すると、上式の係数mを最適
に設定することである。したがって、周波数Fの電源電
圧Vccの微分係数をゼロとおいて、最適なmの値を求め
る。
【0029】 A×(−l×m+k×I0 )=0 …(16) をmについて解くと、Aはゼロではないため、 m=k×I0 /l となる。上式を元に戻すと、 m=2×I0 ×(R2+R3)/Va …(17) となる。この条件を満足するように、基準電圧発生回路
17の係数mを設定する。この例において、I0 =10
0μA、R2=R3=5kΩ、Va=100Vとする
と、 m=0.02 となる。
【0030】一方、基準電圧発生回路17の構成、及び
上式(2)(13)から m=3×Re/(R1+3×Re) …(18) であるため、 R1=(1/m−1)×3×Re …(19) これに上記数値を代入すると、 R1=19.1kΩ となり、これが抵抗R1の最適値となる。
【0031】図4に示す従来例の場合、基準電圧Vref
は電源電圧Vccに依存しないため、発振周波数Fは、 F=A×(I0 +l×(Vpll −Vref )) ×(1+k×(Vcc−Vcc0 )) …(20) である。このため、これを電源電圧Vccで微分した値
は、 dF/dVcc=A×(I0 +l×(Vpll −Vref ))×k)…(21) となり、微小変化の中では、Vpll とVref はそれぞれ
等しいため、 dF/dVcc=A×k×I0 =2/(4×Vosc ×C1×Va)×I0 …(22) となる。このため、周波数Fの電源電圧Vccの微分係数
はゼロとなり得ないため、電源電圧の変動により発振周
波数が変動する。図10、図11に商用交流電圧の周波
数の一例である50Hz信号が電源電圧に重畳された場
合のシミュレーション結果を示している。図10はシミ
ュレーションに使用した電源電圧を示している。この電
圧は図示するように、5Vを中心として±100mV変
動する正弦波である。図11はシミュレーションの結果
を示している。図示するように、本発明の場合、発振回
路11の制御電圧Iosc の変動量が従来に比べて著しく
小さいことが分かる。
【0032】上記実施の形態によれば、基準電圧発生回
路17により、電源電圧の変動に依存し、且つ電流生成
回路等を構成するバイポーラトランジスタのアーリー効
果を相殺する基準電圧を生成している。このため、電源
電圧がノイズにより変動した場合においても、発振周波
数を安定に保持できる。
【0033】電源電圧がノイズに強い発振回路を構成で
きるため、この発振回路に電源を供給する図示せぬ電源
回路は、その出力電圧に多少のリップルを含んでいても
支障がない。したがって、電源回路の構成を簡単化でき
る利点を有している。
【0034】図12は、この発明が適用されるバイポー
ラリニア集積回路を示すものであり、例えば周波数シン
セサイザ方式を採用したビデオテープレコーダ用のUH
F帯高周波変調回路を示している。この高周波変調回路
において、図2と同一部分には同一符号を付す。同図に
おいて、本発明と関連のある部分について説明する。本
発明の基準電圧発生回路17、電流生成回路18、電流
伝達回路19、発振回路11は、音声VCO(電圧制御
発振器)30に適用されている。この音声VCO30は
音声入力端(3)から供給されるPAL又はNTSCの
音声入力信号(電圧レベル)を前記電流生成回路18の
出力端と電流伝達回路19の入力端間に取り込み発振す
る。この音声VCO30の出力信号はカウンタ12に供
給されるとともに、選択スイッチ31を介して例えば周
波数変調器からなる周波数変換器32に供給され、RF
キャリアOSC(高周波キャリア発振回路)33から供
給されるキャリア信号により変調される。
【0035】一方、映像信号入力端(2)から供給され
た映像信号はクランプ回路35、ホワイトクリップ回路
36、選択スイッチ37を介してビデオ変調器38に供
給される。このビデオ変調器38に供給された映像信号
は前記RFキャリアOSC33から供給されるキャリア
信号により変調される。このビデオ変調器38から出力
される映像信号はミキサ39により周波数変換器32か
らの音声信号と混合され、バッファアンプ40を介して
RF出力端(11)から出力される。
【0036】尚、41はテストパターン発生回路(TS
G)、42は映像信号系のPLL回路、43は水晶発振
器からなる基準信号発振器、44は入力端子(5)
(7)に例えば図示せぬマイクロコンピュータから供給
されるコマンドに応じてモードを切り換えるモード切り
換え回路(I2 C BUS)、45は入力端子(4)か
ら供給されるSECAM用の音声信号を変調するAM変
調器、46はバッファ回路である。
【0037】上記のように、本発明の回路を高周波変調
回路に適用した場合、電源電圧が変動した場合において
も発振周波数が変動しないため、周波数変換器32にお
いてノイズの発生を低減できる利点を有している。
【0038】なお、電源電圧の変動に起因する発振周波
数の変動の理由は、トランジスタのアーリー効果に限ら
ず、その他の一般の回路素子の特性変動による場合であ
っても、本発明と同様の補正を行うことが可能である。
【0039】また、発振回路11の構成は、マルチバイ
ブレータに限定されるものではなく、その他の電流変化
により発振周波数を制御する回路であればよい。され
に、上記実施の形態では、発振回路11に電源電圧に依
存する回路はなかったが、電源電圧に依存して発振周波
数が変化する回路構成の場合でも、電流伝達部での変動
係数に変化分を加算して補正ことにより、発振周波数を
安定化できる。
【0040】また、電流生成回路18において、基準電
流が電源電圧に応じて変動する場合においても、基準電
圧発生回路17において発生される基準電圧Vref が電
源電圧に応じて変動するため、電源電圧の変動分を相殺
できる。
【0041】さらに、基準電圧発生回路17の構成は、
電源電圧の変動に応じて基準電圧を発生できる構成であ
ればよく、図1に示す構成に限定されるものではない。
その他、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能なことは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、電源電圧が変動した場合においても発振周波数の変
化を防止することが可能なPLL型発振回路を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図。
【図2】本発明が適用されるPLL型発振回路を示す構
成図。
【図3】従来の基準電圧発生回路を示す回路図。
【図4】本発明の基準電圧発生回路と従来の基準電圧発
生回路の動作をシミュレートした結果を示す図。
【図5】電源電圧を一定とした場合において、制御電圧
Vpll を変化させた時の発振回路の制御電流Iosc の変
化を示す図。
【図6】電源電圧を変化した場合における制御電流Ios
c の変化を示す図。
【図7】電源電圧を一定とした場合における発振回路の
出力波形を示す図。
【図8】電源電圧を変化した場合における発振回路の出
力波形を示す図。
【図9】キャパシタC1の両端の波形を示す図。
【図10】シミュレーションに使用した電源電圧を示す
図。
【図11】電源電圧の変動による発振周波数の変動をに
関するシミュレーション結果を示す図。
【図12】本発明が適用される高周波変調回路の一例を
示す構成図。
【符号の説明】
11…発振回路、 12…カウンタ、 13…位相比較回路、 14…チャージポンプ回路、 15…PLL回路、 16…ループフィルタ、 17…基準電圧発生回路、 18…電流生成回路、 19…電流伝達回路、 I1…定電流源、 Q1、Q2、Q3…ダイオード、 R1…抵抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電流の変化に応じて発振周波数が変
    化するバイポーラトランジスタにより構成された発振回
    路と、 電源電圧が変動した際に生じる発振周波数の変動量を最
    小にする前記入力電流の補正回路とを具備することを特
    徴とするPLL型発振回路。
  2. 【請求項2】 入力電流の変化に応じて発振周波数が変
    化するバイポーラトランジスタにより構成された発振回
    路と、 前記発振回路の発振周波数に応じて制御電圧を生成する
    電圧生成回路と、 電源電圧の変動に応じて変化する基準電圧を発生する基
    準電圧発生回路と、 前記電圧生成回路から出力される制御電圧と前記基準電
    圧発生回路により発生された基準電圧とを比較し、制御
    電流を生成するバイポーラトランジスタにより構成され
    た電流生成回路と、 前記電流生成回路から出力される電流を前記電圧制御発
    振回路に伝達する電流伝達回路とを具備することを特徴
    とするPLL型発振回路。
  3. 【請求項3】 入力電流の変化に応じて発振周波数が変
    化するバイポーラトランジスタにより構成された発振回
    路と、 前記発振回路の出力信号を分周するカウンタと、 前記カウンタの出力信号の位相と基準信号の位相とを比
    較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の出力信号を変換するチャージポンプ
    回路と、 前記チャージポンプ回路の出力信号より制御電圧を生成
    する例えば低域フィルタからなるループフィルタと、 電源電圧の変動に応じて変化する基準電圧を発生する基
    準電圧発生回路と、 前記ループフィルタから出力される制御電圧と前記基準
    電圧発生回路により発生された基準電圧とを比較し、制
    御電流を生成するバイポーラトランジスタにより構成さ
    れた電流生成回路と、 前記電流生成回路から出力される電流を前記発振回路に
    伝達する電流伝達回路とを具備することを特徴とするP
    LL型発振回路。
  4. 【請求項4】 前記基準電圧発生回路は、電源と接地間
    に直列接続された定電流源、及び流れる電流に応じて電
    圧を発生するインピーダンス回路と、前記定電流源に並
    列接続された抵抗とを具備することを特徴とする請求項
    2又は3記載のPLL型発振回路。
  5. 【請求項5】 前記ループフィルタを除く構成要素を集
    積回路により構成することを特徴とする請求項3又は4
    記載のPLL型発振回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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