JPH11343205A - 塊根・塊茎肥大促進剤 - Google Patents
塊根・塊茎肥大促進剤Info
- Publication number
- JPH11343205A JPH11343205A JP7998399A JP7998399A JPH11343205A JP H11343205 A JPH11343205 A JP H11343205A JP 7998399 A JP7998399 A JP 7998399A JP 7998399 A JP7998399 A JP 7998399A JP H11343205 A JPH11343205 A JP H11343205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- tuber
- coor
- compound
- hypertrophy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
根(球根・宿根)や塊茎(地下茎)の肥大を促進させる
のに好適に用いることができる、安全性に優れかつ大量
生産可能な塊根・塊茎肥大促進剤を提供する。 【解決手段】 塊根・塊茎肥大促進剤は、例えば、一般
式(1) 【化10】 (式中、Xは、H、Clまたは−OCH3 基を表し、R
1 は、−CHO基、−CH2 CHO基、−CH2 CN
基、−COOR2 基、−CH2 COOR2 基、−CH2
CH2 COOR2 基、−CH (CH3)COOR2 基、−
CH2 CH2 CH2COOR2 基、−CH (CH3)CH
2 COOR2 基、−CH (CH3)CH2 CH 2 COOR
2 基、または−CH2 COCOOR2 基を表し、かつ、
上記R2 は、H、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属
原子、炭素数1〜4のアルキル基、単糖の配糖体または
オリゴ糖の配糖体を表す)で示されるインドール骨格含
有化合物を有効成分として含んでいる。
Description
花卉類等の植物が有する塊根(球根・宿根)や塊茎(地
下茎)の肥大を促進させるのに好適に用いられる塊根・
塊茎肥大促進剤に関するものである。
(球根・宿根)や塊茎(地下茎)を肥大させて収量を増
加させるべく(即ち、食料を増産すべく)、種々提案が
なされている。例えば、インドール骨格含有化合物の一
種である5,6−ジクロロインドール−3−酢酸に、ジ
ャガイモの塊茎(地下茎)の肥大を促進させる生理活性
(作用)があることは知られている(特公平6−625
63号公報)。
ール環の5,6位に置換基を有する上記5,6−ジクロ
ロインドール−3−酢酸を合成する反応は複雑であり、
このため、該化合物を大量生産することは困難である。
また、該化合物は合成化合物であって天然には存在しな
いので、例えばジャガイモ等の野菜類(作物)に残留し
た場合には、安全性に優れているとは言い難い。
大させて収量を増加させることができる、安全性に優れ
かつ大量生産可能な塊根・塊茎肥大促進剤が求められて
いる。また、花卉類が有する例えば球根を肥大させるこ
とができる、安全性に優れかつ大量生産可能な塊根・塊
茎肥大促進剤も求められている。
たものであり、その目的は、野菜類や花卉類等の植物が
有する塊根や塊茎の肥大を促進させるのに好適に用いる
ことができる、安全性に優れかつ大量生産可能な塊根・
塊茎肥大促進剤を提供することにある。
目的を達成すべく、塊根・塊茎肥大促進剤について鋭意
検討した。その結果、特定の分子構造を有する化合物、
つまり、特定の分子構造を有するインドール骨格含有化
合物やベンゼン骨格含有化合物、ナフタレン骨格含有化
合物に、野菜類(作物)や花卉類等の植物が有する塊根
(球根・宿根)や塊茎(地下茎)の肥大を促進させる生
理活性があること、並びに、該化合物が安全性に優れか
つ大量生産することができることを見い出して、本発明
を完成させるに至った。
例えば塩素原子の置換位置並びに個数によって、植物に
対する生理活性が全く異なる。従って、分子構造が類似
していても、既知の類似化合物から未知の化合物の生理
活性を予測することは、全く不可能である。
大促進剤は、上記の課題を解決するために、一般式
(1)
メトキシ基を表し、R1 は、−CHO基、−CH2 CH
O基、−CH2 CN基、−COOR2 基、−CH2 CO
OR2 基、−CH2 CH2 COOR2 基、−CH (CH
3)COOR2 基、−CH2CH2 CH2 COOR2 基、
−CH (CH3)CH2 COOR2 基、−CH (CH 3)C
H2 CH2 COOR2 基、または−CH2 COCOOR
2 基を表し、かつ、上記R2 は、水素原子、アルカリ金
属原子、アルカリ土類金属原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基、単糖の配糖体またはオリゴ糖の配糖体を表す)で
示されるインドール骨格含有化合物、一般式(2)
原子、アルカリ土類金属原子、炭素数1〜4のアルキル
基、単糖の配糖体またはオリゴ糖の配糖体を表し、R4
は、水素原子、塩素原子、メチル基またはヒドロキシメ
チル基を表す)で示されるベンゼン骨格含有化合物、お
よび、一般式(3)
ミノ基を表す)で示されるナフタレン骨格含有化合物か
らなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物を含むこ
とを特徴としている。
大促進剤は、上記の課題を解決するために、請求項1記
載の塊根・塊茎肥大促進剤において、上記化合物がイン
ドール骨格含有化合物であることを特徴としている。
格含有化合物やベンゼン骨格含有化合物、ナフタレン骨
格含有化合物は、野菜類や花卉類等の植物が有する塊根
や塊茎の肥大を促進させる生理活性を有している。これ
ら化合物は、安全性に優れかつ大量生産することができ
る。例えばインドール環の4位に置換基を有する上記イ
ンドール骨格含有化合物を合成する反応は、比較的簡単
である。従って、上記の構成によれば、野菜類や花卉類
等の植物が有する塊根や塊茎の肥大を促進させるのに好
適に用いることができる、安全性に優れかつ大量生産可
能な塊根・塊茎肥大促進剤を提供することができる。
肥大促進剤は、上記の課題を解決するために、請求項2
記載の塊根・塊茎肥大促進剤において、上記インドール
骨格含有化合物が天然化合物であることを特徴としてい
る。
大促進剤は、上記の課題を解決するために、請求項2ま
たは3記載の塊根・塊茎肥大促進剤において、上記イン
ドール骨格含有化合物が4−クロロインドール−3−酢
酸および/またはそのエステルであることを特徴として
いる。
物であるので、例えば植物に残留した場合においても、
安全性により一層優れた塊根・塊茎肥大促進剤を提供す
ることができる。
進剤は、前記一般式(1)で示されるインドール骨格含
有化合物、前記一般式(2)で示されるベンゼン骨格含
有化合物、および、前記一般式(3)で示されるナフタ
レン骨格含有化合物からなる群より選ばれる少なくとも
一種の化合物を含んでいる。つまり、本発明にかかる塊
根・塊茎肥大促進剤は、有効成分として上記化合物を含
んでいる。尚、これら化合物が塊根・塊茎の肥大を促進
させる生理活性を備えていることは、全く予期できない
ことである。
格含有化合物としては、具体的には、例えば、インドー
ル−3−カルボン酸、4−クロロインドール−3−カル
ボン酸、4−メトキシインドール−3−カルボン酸、イ
ンドール−3−酢酸(3−インドリル酢酸)、4−クロ
ロインドール−3−酢酸、4−メトキシインドール−3
−酢酸、インドール−3−プロピオン酸、4−クロロイ
ンドール−3−プロピオン酸、4−メトキシインドール
−3−プロピオン酸、インドール−3−酪酸、4−クロ
ロインドール−3−酪酸、4−メトキシインドール−3
−酪酸、並びに、これら化合物のアルカリ金属塩やアル
カリ土類金属塩、エステル、或いは、これら化合物が単
糖またはオリゴ糖と結合してなる配糖体等が挙げられ
る。
換基にエステル結合を有している化合物、つまり、エス
テル結合を有しているインドール骨格含有化合物は、植
物により一層吸収され易い。尚、エステル結合を有して
いるインドール骨格含有化合物は、植物に吸収された
後、該エステルが加水分解されてカルボキシル基(カル
ボン酸)に変化することにより、生理活性を示す。
る置換基がアルカリ金属またはアルカリ土類金属である
化合物、つまり、塩を形成しているインドール骨格含有
化合物は、より一層安定であるので、貯蔵・保存等に優
れている。該アルカリ金属としては、具体的には、例え
ば、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。また、アル
カリ土類金属としては、具体的には、例えば、カルシウ
ム等が挙げられる。
格含有化合物のうち、Xで表される置換基が水素原子で
ある場合には、R1 (およびR2 )で表される置換基が
−CHO基、−CH2 CHO基、−CH2 CN基、−C
OOH基、−CH2 COOH基、−CH2 COOCH3
基、−CH2 CH2 COOH基、−CH2 CH2 CH 2
COOH基、および、R2 が単糖の配糖体またはオリゴ
糖の配糖体である−CH2 COOR2 基である化合物が
天然化合物であり、また、Xで表される置換基が塩素原
子である場合には、R1 (およびR2 )で表される置換
基が−CH2 COOH基、および、−CH2 COOCH
3 基である化合物が天然化合物であり、さらに、Xで表
される置換基がメトキシ基である場合には、R1 で表さ
れる置換基が−CH2 CN基である化合物が天然化合物
である。尚、これら天然化合物が塊根・塊茎の肥大を促
進させる生理活性を備えていることは、全く予期できな
いことである。
含有化合物としては、例えば、Xで表される置換基が水
素原子であり、R1 で表される置換基が−CH2 COO
H基であるインドール−3−酢酸、Xで表される置換基
が塩素原子であり、R1 で表される置換基が−CH2 C
OOH基である4−クロロインドール−3−酢酸、Xで
表される置換基が塩素原子であり、R1 で表される置換
基が−CH2 COOCH3 基であるメチル−4−クロロ
インドール−3−アセテート、Xで表される置換基が水
素原子であり、R1 で表される置換基が−CH2 CH2
COOH基であるインドール−3−プロピオン酸、Xで
表される置換基が水素原子であり、R1で表される置換
基が−CH2 CH2 CH2 COOH基であるインドール
−3−酪酸等が挙げられる。例えば、4−クロロインド
ール−3−酢酸やそのメチルエステルは、例えば食用に
供されるエンドウの未熟種子等に含まれており、該未熟
種子等から取り出すことができる。また、4−クロロイ
ンドール−3−酢酸やそのメチルエステルは、合成によ
って大量生産することが比較的容易である。
含有化合物としては、具体的には、例えば、p−クロロ
フェノキシ酢酸、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、4
−クロロ−2−メチルフェノキシ酢酸、並びに、これら
化合物のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩、エステ
ル、或いは、これら化合物が単糖またはオリゴ糖と結合
してなる配糖体等が挙げられる。
格含有化合物としては、具体的には、1−ナフチル酢酸
(ナフタレン−1−酢酸)、1−ナフチルアセトアミド
が挙げられる。
ン骨格含有化合物、および、ナフタレン骨格含有化合物
は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を併
用してもよい。上記例示の化合物のうち、インドール骨
格含有化合物がより好ましい。また、インドール骨格含
有化合物が天然化合物であることがさらに好ましく、イ
ンドール骨格含有化合物が4−クロロインドール−3−
酢酸および/またはそのエステルであることが特に好ま
しい。
ものではなく、植物から一般的手法を用いて取り出す方
法、或いは、合成によって製造する方法等を採用するこ
とができ、比較的容易に大量生産することができる。イ
ンドール環の4位に置換基を有する上記インドール骨格
含有化合物を合成する反応や、ベンゼン骨格含有化合物
を合成する反応、ナフタレン骨格含有化合物を合成する
反応は、比較的簡単であり、公知の手法を採用すること
ができる。
有効成分として上記化合物を含んでいる。上記化合物
は、そのまま使用することができるが、必要に応じて、
その効果を助長若しくは安定化させるために、例えば、
農薬に用いられる補助剤等の各種補助剤と混合して、液
剤、粉剤、粒剤、顆粒剤、水和剤、フロアブル剤、乳
剤、ペースト剤等の種々の製剤形態で以て使用すること
もできる。つまり、本発明にかかる塊根・塊茎肥大促進
剤は、必要に応じて上記の補助剤を含んでいてもよく、
従って、該塊根・塊茎肥大促進剤は、上記種々の製剤形
態を採ることができる。
釈剤)、乳化剤、分散剤、各種担体、各種基材、展着
剤、湿展剤、固着剤、崩壊剤等が挙げられる。そして、
塊根・塊茎肥大促進剤である上記各種製剤は、そのまま
使用することができるが、必要に応じて、水で所定の濃
度に希釈して使用することもできる。尚、上記化合物が
塩を形成する等して水溶性を備えている場合には、上記
溶剤を用いなくとも、塊根・塊茎肥大促進剤を水で所定
の濃度に希釈することができる。
ン)を調製するのに好適な溶剤としては、具体的には、
例えば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メ
チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、ブチルアルコール、エチレングリコール等のア
ルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類;N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;ジメ
チルスルホキシド等のスルホキシド類;シクロヘキサ
ン、テトラヒドロナフタレン、メチルナフタレン;動植
物油、脂肪酸、脂肪酸エステル;等が挙げられるが、特
に限定されるものではない。これら溶剤は、一種類のみ
を用いてもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
性剤を用いることができる。該界面活性剤としては、例
えば、高級アルコール硫酸エステル塩等の陰イオン系界
面活性剤、四級アンモニウム塩等の陽イオン系界面活性
剤、ベタイン型等の両性界面活性剤、エーテル型等の非
イオン系界面活性剤(ノニオン系界面活性剤)等が挙げ
られる。界面活性剤を用いることにより、上記化合物が
植物により一層吸収され易くなる。
ては、具体的には、例えば、クレー、カオリン、タル
ク、珪藻土、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、ベン
トナイト(モンモリロナイト)、長石、石英、おが屑等
が挙げられるが、特に限定されるものではない。これら
担体は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上
を併用してもよい。
好適な基材としては、具体的には、例えば、ワセリン、
ラノリン、合成樹脂、ゴム等が挙げられるが、特に限定
されるものではない。これら基材は、一種類のみを用い
てもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
用することができる植物は、塊根(球根・宿根)や塊茎
(地下茎)を有する植物である。該植物としては、具体
的には、例えば、メークインや男爵、出島等のジャガイ
モ(馬鈴薯)、サツマイモ(甘藷)、サトイモ、ヤマイ
モ、タロイモ、キャッサバ、ニンジン、朝鮮ニンジン、
ダイコン、二十日ダイコン、カブ、テンサイ、ゴボウ、
ワサビ、食用ユリ、タマネギ、ニンニク、レンコン、ラ
ッカセイ等の野菜類(作物);テッポウユリ等のユリ、
チューリップ、フリージア、グラジオラス、ヒヤシン
ス、球根ベゴニア、チグリシア、ダリア、カラー、アネ
モネ、ムスカリ、ラナンキュラス、クロッカス、コルチ
カム、スイセン、アイリス、アリュウム、カタクリ、オ
ーニソガラム、ハブランサス、グロッパ、リコリス、ネ
リネ、チオノドクサ、トキソウ、雲南トキソウ、ギボウ
シ、アカプルコ、チューベローズ等の花卉類;等が挙げ
られるが、特に限定されるものではない。
塊根・塊茎肥大促進剤を用いた植物の処理方法として
は、具体的には、例えば、茎葉処理、土壌処理、浸漬処
理、粉剤(粉末)処理、注入処理等を採用することがで
きるが、特に限定されるものではない。つまり、塊根・
塊茎肥大促進剤の植物に対する使用部位としては、茎葉
(地下茎を含む)、根(球根・宿根を含む)、種子、
花、果実等が挙げられるが、特に限定されるものではな
い。塊根・塊茎肥大促進剤の使用形態としては、植物に
吸収されることによって該植物に対して生理活性を発揮
させることができる手段であればよく、具体的には、例
えば、撒布、浸漬、接触、注入等が挙げられる。要する
に、対象とする植物の種類や使用時期(使用目的)等に
応じて、該植物に最も吸収され易い使用形態を選択すれ
ばよい。
限定されるものではないが、植物が野菜類(作物)であ
る場合には、塊根または塊茎が肥大し始める時期がより
好ましい。植物が花卉類である場合には、花が咲いた
後、球根等が肥大し始める時期がより好ましい。また、
例えば花卉類の球根が分球する前に塊根・塊茎肥大促進
剤を使用すると、本球の肥大を促進することができる一
方、花卉類の球根が分球した後に塊根・塊茎肥大促進剤
を使用すると、分球の肥大を促進することができる。
化合物の組成、塊根・塊茎肥大促進剤の製剤形態、対象
とする植物の種類、処理方法、使用時期(使用目的)等
に応じて設定すればよく、特に限定されるものではない
が、1アール当たり、10-7g〜5gの範囲内がより好
ましい。より具体的には、塊根・塊茎肥大促進剤を水溶
液にして茎葉処理に用いる場合には、該促進剤を上記化
合物の濃度が0.001ppm〜500ppm程度とな
るように希釈した水溶液を、1アール当たり、0.1L
〜20Lの範囲内で撒布することがより好ましい。ま
た、塊根・塊茎肥大促進剤を水溶液にして浸漬処理に用
いる場合には、上記濃度の水溶液に植物を一定時間浸漬
することがより好ましい。
用することによって、植物における塊根(球根・宿根)
や塊茎(地下茎)にデンプンを蓄える機能が向上される
ので、これら塊根や塊茎を、使用しない場合と比較して
重量比で1.5倍以上、より好ましくは2倍以上に肥大
させることができる。即ち、本発明にかかる塊根・塊茎
肥大促進剤は、作物増収剤としての機能を備えている。
肥大促進剤は、前記一般式(1)で示されるインドール
骨格含有化合物、前記一般式(2)で示されるベンゼン
骨格含有化合物、および、前記一般式(3)で示される
ナフタレン骨格含有化合物からなる群より選ばれる少な
くとも一種の化合物を含む構成である。上記化合物は、
野菜類や花卉類等の植物が有する塊根や塊茎の肥大を促
進させる生理活性を有しており、しかも、安全性に優れ
かつ大量生産することができる。従って、上記の構成に
よれば、塊根や塊茎の肥大を促進させるのに好適に用い
ることができる、安全性に優れかつ大量生産可能な塊根
・塊茎肥大促進剤を提供することができる。
剤は、上記インドール骨格含有化合物が天然化合物であ
る構成である。さらに、本発明にかかる塊根・塊茎肥大
促進剤は、上記インドール骨格含有化合物が4−クロロ
インドール−3−酢酸および/またはそのエステルであ
る構成である。上記の構成によれば、該化合物が天然化
合物であるので、例えば植物に残留した場合において
も、安全性により一層優れた塊根・塊茎肥大促進剤を提
供することができる。
は、必要に応じて、各種の植物生長調節剤、肥料(糖
類、アミノ酸、有機酸、各種ミネラル等)、除草剤、殺
黴剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、農園芸用殺菌剤、
土壌殺菌剤、土壌改良剤等と併用することもできる。
に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。
大促進剤を用いてサツマイモの処理を行った。先ず、互
いに生長状態がほぼ揃っている市販のサツマイモのつる
(複数本)を選択し、先端部から5枚の葉が茎に残るよ
うにして水切りした。次いで、これら先端部分を、根元
側の3葉分の茎が土壌に埋まるようにして畑に植え付け
た。上記先端部分同士の植え付け間隔は、約60cmと
した。
上記サツマイモ(複数株)に、塊根・塊茎肥大促進剤で
ある4−クロロインドール−3−酢酸の水溶液、メチル
−4−クロロインドール−3−アセテートの水溶液、イ
ンドール−3−酢酸の水溶液、1−ナフチルアセトアミ
ドの水溶液、または、p−クロロフェノキシ酢酸の水溶
液を、各水溶液ごとに4株づつ所定量撒布することによ
り、茎葉処理を行った。4−クロロインドール−3−酢
酸水溶液の濃度は、1×10-4モル/L、3×10-5モ
ル/L、1×10-5モル/L、および、1×10-6モル
/Lの4種類とした。また、メチル−4−クロロインド
ール−3−アセテート水溶液、インドール−3−酢酸水
溶液、1−ナフチルアセトアミド水溶液、および、p−
クロロフェノキシ酢酸水溶液の濃度は、1×10-5モル
/Lとした。また、上記水溶液の代わりに水を所定量撒
布したサツマイモ(4株)を、比較の対象とした(以
下、処理を行わない植物をコントロールと記す)。
てのサツマイモを掘り出して、収穫量、即ち、芋(塊
根)の重量を測定し、1個当たりのサツマイモの平均重
量(表1で1個重量と記す)、1株当たりのサツマイモ
の平均重量(同、1株重量と記す)、および、1株当た
りのサツマイモのコントロールに対する重量比(同、重
量比と記す)を算出した。結果を表1にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてサツマイモの茎葉
処理を行うことにより、該サツマイモの芋の肥大が促進
されること、つまり、収穫量が増加することが判った。
大促進剤を用いて花卉類の処理を行った。先ず、トキソ
ウを鉢植え(複数鉢)した。次いで、互いに生長状態が
ほぼ揃っているトキソウを選択し、該トキソウに、濃度
が3×10-5モル/Lおよび1×10-5モル/Lである
2種類の4−クロロインドール−3−酢酸水溶液を、各
水溶液ごとに1鉢づつ所定量撒布することにより、茎葉
処理を行った。また、上記水溶液の代わりに水を所定量
撒布したトキソウをコントロールとした。
キソウの球根(塊根)を掘り出してその重量(表2で重
量と記す)を測定すると共に、コントロールに対する重
量比(同、重量比と記す)を算出した。また、トキソウ
の代わりに、雲南トキソウ、キボウシ、およびユリを用
いて、同様の茎葉処理並びに測定等を行った。
ドール−3−酢酸水溶液の代わりに、塊根・塊茎肥大促
進剤である、濃度が3×10-5モル/Lであるインドー
ル−3−プロピオン酸およびインドール−3−酪酸を用
いて、同様の茎葉処理並びに測定等を行った。これら結
果を表2にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてトキソウや雲南ト
キソウ、キボウシ、ユリの茎葉処理を行うことにより、
これら花卉類の球根や宿根の肥大が促進されることが判
った。
大促進剤を用いてアカプルコ(ユリ科)の処理を行っ
た。先ず、5月に落花した後、互いに生長状態がほぼ揃
っているアカプルコを選択し、9月上旬に、該アカプル
コ(複数株)に、濃度が3×10-5モル/L、1×10
-5モル/Lおよび1×10-6モル/Lである3種類の4
−クロロインドール−3−酢酸水溶液を、各水溶液ごと
に3株づつ所定量撒布することにより、土壌処理を行っ
た。また、上記水溶液の代わりに水を所定量撒布したア
カプルコ(3株)をコントロールとした。
掘り出して、その重量(表3で重量と記す)並びに球根
周囲の長さ(同、周囲長と記す)を測定した。そして、
球根の平均重量(同、平均重量と記す)およびコントロ
ールに対する重量比(同、重量比と記す)、並びに、球
根の平均周囲長(同、平均周囲長と記す)およびコント
ロールに対する長さ比(同、長さ比と記す)を算出し
た。これら結果を表3にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてアカプルコの土壌
処理を行うことにより、該アカプルコの球根の肥大が促
進されることが判った。
大促進剤を用いてチューベローズの処理を行った。先
ず、チューベローズの球根を圃場に植え付けた。次い
で、互いに生長状態がほぼ揃っているチューベローズを
選択して摘花を行った後、該チューベローズ3本に、濃
度が3×10-5モル/Lである4−クロロインドール−
3−酢酸水溶液を所定量撒布することにより、茎葉処理
を行った。また、上記水溶液の代わりに水を所定量撒布
したチューベローズ3本をコントロールとした。
ューベローズの球根(塊根)を掘り出してその重量を測
定し、平均重量(同、平均重量と記す)およびコントロ
ールに対する重量比(同、重量比と記す)を算出した。
結果を表4にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてチューベローズの
茎葉処理を行うことにより、該チューベローズの球根の
肥大が促進されることが判った。
大促進剤を用いてサトイモの処理を行った。先ず、互い
にほぼ等しい重量を有するサトイモの種芋(塊茎)を2
個用意し、一方の種芋を濃度が3×10-5モル/Lであ
る4−クロロインドール−3−酢酸水溶液に3時間浸漬
することにより、浸漬処理を行った。他方の種芋には上
記処理を行わなかった。次いで、これら種芋を圃場に植
え付けた。両者の植え付け間隔は、約60cmとした。
た種芋のうち、浸漬処理を行った種芋に、濃度が3×1
0-5モル/Lである4−クロロインドール−3−酢酸水
溶液を所定量撒布することにより、茎葉処理を行った。
浸漬処理を行わなかった種芋には、茎葉処理を行わなか
った。
てのサトイモを掘り出して、収穫量、即ち、芋(塊茎)
の重量を測定し、サトイモの全重量(表5で、全重量と
記す)、および、コントロールに対する重量比(同、重
量比と記す)を算出した。結果を表5にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてサトイモの浸漬処
理および茎葉処理を行うことにより、該サトイモの芋の
肥大が促進されること、つまり、収穫量が増加すること
が判った。
大促進剤を用いて二十日ダイコンの処理を行った。先
ず、11月28日に二十日ダイコンの種(多数)を34
cm×68cmの大きさのプランター2つにまばらに播
き、室温で育成した。2か月間経過後、プランター1つ
当たりの二十日ダイコンの本数が約40本となるよう
に、間引きを行った。そして、2月12日に、二十日ダ
イコンの根茎が、発達する直前の状態となったので、一
方のプランターに植えられている二十日ダイコンに対し
て、以下の処理を行うと共に、他方のプランターに植え
られている二十日ダイコンをコントロールとした。
に、濃度が3×10-5モル/Lである4−クロロインド
ール−3−酢酸水溶液を800ml(1本当たり20m
l)撒布することにより、茎葉処理を行った。その翌
日、茎葉処理を行った二十日ダイコンのうちの5本に対
して、該二十日ダイコンの茎に、濃度が2×10-2モル
/Lである4−クロロインドール−3−酢酸水溶液を、
シリンジを用いて10μlづつ注入することにより、注
入処理を行った。また、茎葉処理を行った二十日ダイコ
ンのうちの他の5本に対して、該二十日ダイコンの葉の
先端を約1cm切断した後、該切断部を濃度が5×10
-5モル/Lである4−クロロインドール−3−酢酸水溶
液に2時間浸漬することにより、浸漬処理を行った。
して、プランターごとの二十日ダイコンの全重量(表6
で全体重量と記す)、並びに、根(塊根)の全重量
(同、全大根重量と記す)を測定した。そして、二十日
ダイコン1本当たりの根の重量(同、平均重量と記
す)、およびコントロールに対する重量比(同、重量比
と記す)を算出した。これら結果を表6にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いて二十日ダイコンの
茎葉処理や注入処理、浸漬処理を行うことにより、該二
十日ダイコンの根の肥大が促進されることが判った。ま
た、茎葉処理と、注入処理または浸漬処理とを併用する
ことにより、二十日ダイコンの根の肥大がより一層促進
されることが判った。
大促進剤を用いて春作のジャガイモ(メークイン)の処
理を行った。先ず、ノニオン系界面活性剤(米国,Va
lent社製、商品名:X−77)を20ppmの割合
で含む、濃度が3×10-5モル/Lであるインドール−
3−酪酸水溶液を調製した。次に、互いにほぼ等しい大
きさのジャガイモを複数個用意し、該ジャガイモのうち
の半分を上記水溶液に2時間浸漬することにより、浸漬
処理を行った。残りのジャガイモには上記処理を行わな
かった。次いで、これらジャガイモを2つに切った(2
等分した)後、処理を行った方を10株(個)、処理を
行わなかった方を15株(個)、3月8日に圃場に植え
付けた。畝幅は1m、植え付け間隔は40cmとした。
旬)、全てのジャガイモを掘り出して、収穫量、即ち、
ジャガイモ(塊茎)の重量を測定し、1株当たりのジャ
ガイモの平均個数(表7で1株個数と記す)、1株当た
りのジャガイモの平均重量(同、1株重量と記す)、お
よび、1株当たりのジャガイモのコントロールに対する
重量比(同、重量比と記す)を算出した。結果を表7に
まとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてジャガイモ(メー
クイン)の浸漬処理を行うことにより、該ジャガイモの
塊茎の肥大が促進されること、つまり、収穫量が38%
増加することが判った。
大促進剤を用いて秋作のジャガイモ(出島)の処理を行
った。先ず、互いにほぼ等しい大きさのジャガイモを複
数個用意し、該ジャガイモのうちの半分を実施例7と同
一組成の水溶液に2時間浸漬することにより、浸漬処理
を行った。残りのジャガイモには上記処理を行わなかっ
た。次いで、これらジャガイモを切らずに15株(個)
ずつ、8月28日に圃場に植え付けた。畝幅は1m、植
え付け間隔は40cmとした。
旬)、全てのジャガイモを掘り出して、収穫量、即ち、
ジャガイモ(塊茎)の重量を測定し、1株当たりのジャ
ガイモの平均個数(表8で1株個数と記す)、1株当た
りのジャガイモの平均重量(同、1株重量と記す)、お
よび、1株当たりのジャガイモのコントロールに対する
重量比(同、重量比と記す)を算出した。結果を表8に
まとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてジャガイモ(出
島)の浸漬処理を行うことにより、該ジャガイモの塊茎
の肥大が促進されること、つまり、収穫量が49%増加
することが判った。
大促進剤を用いて秋作のジャガイモ(男爵)の処理を行
った。先ず、互いにほぼ等しい大きさのジャガイモを複
数個用意し、6つのグループに分けた。
2つに切った(2等分した)後、実施例7と同一組成の
水溶液に2時間浸漬することにより、浸漬処理を行っ
た。第2のグループのジャガイモは、ノニオン系界面活
性剤(X−77)を20ppmの割合で含む、濃度が5
×10-6モル/Lであるインドール−3−酪酸水溶液に
2時間浸漬することにより、浸漬処理を行った後、2つ
に切った(2等分した)。第3のグループのジャガイモ
は、界面活性剤(東邦化学工業株式会社製、商品名:S
orpol 7157)を1ppmの割合で含む、濃度
が3×10-5モル/Lであるインドール−3−酪酸水溶
液に2時間浸漬することにより、浸漬処理を行った後、
2つに切った(2等分した)。第4のグループのジャガ
イモは、界面活性剤(Sorpol 7157)を10
ppmの割合で含む、濃度が3×10-5モル/Lである
インドール−3−酪酸水溶液に2時間浸漬することによ
り、浸漬処理を行った後、2つに切った(2等分し
た)。第5および第6のグループのジャガイモは、2つ
に切った(2等分した)。次いで、これら6つのグルー
プのジャガイモを、8月28日に圃場に植え付けた。畝
幅は1m、植え付け間隔は40cmとした。
に対しては、地上部が10葉程度に生長した段階(9月
29日)で、ノニオン系界面活性剤(X−77)を20
ppmの割合で含む、濃度が5×10-5モル/Lである
インドール−3−酪酸水溶液を120ml/m2 の撒布
量で以て撒布することにより、茎葉処理を行った。尚、
第6のジャガイモには上記浸漬処理および茎葉処理を行
わなかった。
後(12月上旬)、全てのジャガイモを掘り出して、収
穫量、即ち、ジャガイモ(塊茎)の重量を測定し、1株
当たりのジャガイモの平均個数(表9で1株個数と記
す)、1株当たりのジャガイモの平均重量(同、1株重
量と記す)、および、1株当たりのジャガイモのコント
ロールに対する重量比(同、重量比と記す)を算出し
た。結果を表9にまとめた。
かかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてジャガイモ(男
爵)の浸漬処理や茎葉処理を行うことにより、該ジャガ
イモの塊茎の肥大が促進されること、つまり、収穫量が
増加することが判った。
肥大促進剤を用いてダイコンの処理を行った。先ず、4
月10日にダイコン(品種:おしん)の種子(多数)
を、30cm間隔で播種して育成した。そして、地上部
が10cm程度の高さに生長した段階(18日後)で、
該ダイコンのうちの半分に、ノニオン系界面活性剤(和
光純薬工業株式会社製、商品名:Tween 80)を
500ppmの割合で含む、濃度が5×10-5モル/L
である4−クロロインドール−3−酢酸水溶液を85m
l/m2の撒布量で以て撒布することにより、茎葉処理
を行った。また、上記水溶液の代わりに水を所定量撒布
した残りのダイコンをコントロールとした。
後、全てのダイコンを引き抜いて、収穫量、即ち、ダイ
コンの地上部(茎葉)および地下部(塊根)の重量を測
定し、1本当たりのダイコンの地上部平均重量(表10
で地上部重量と記す)、1本当たりのダイコンの地下部
平均重量(同、地下部重量と記す)、並びに、1本当た
りのダイコンのコントロールに対する地上部および地下
部の重量比(同、重量比と記す)を算出した。結果を表
10にまとめた。
にかかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてダイコンの茎葉
処理を行うことにより、該ダイコンの塊根の肥大が促進
されること、つまり、収穫量が地下部で62%増加する
ことが判った。
肥大促進剤を用いてテッポウユリの処理を行った。先
ず、9月中旬に、凡そ300個の球根(球根周囲長6c
m〜7cm)を、幅1.1m、長さ5mの畝(2本)に
植え付けた。そして、地上部が8cm程度の高さで15
〜25葉程度に生長した段階(1月9日)で、該テッポ
ウユリのうちの半分(一方の畝)に、ノニオン系界面活
性剤(X−77)を20ppmの割合で含む、濃度が5
×10-5モル/Lである4−クロロインドール−3−酢
酸水溶液を0.9L/m2 の撒布量で以て撒布すること
により、茎葉処理を行った。また、上記水溶液の代わり
に水を所定量撒布した残りのテッポウユリ(他方の畝)
をコントロールとした。
して、収穫量、即ち、テッポウユリの球根(塊根)の総
重量を測定し、100個当たりの球根の重量(表11で
100個重量と記す)、および、該球根のコントロール
に対する重量比(同、重量比と記す)を算出した。結果
を表11にまとめた。
にかかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてテッポウユリの
茎葉処理を行うことにより、該テッポウユリの球根(塊
根)の肥大が促進されること、つまり、収穫量が23%
増加することが判った。
肥大促進剤を用いてチューリップの処理を行った。先
ず、10月18日に、凡そ800個の球根(品種:オッ
クスフォード(赤花)、球根周囲長10cm)を、5c
m間隔で植え付けた。そして、地上部が10cm程度の
高さで2〜3葉程度に生長した段階(4月上旬)で、該
チューリップのうちの半分に、ノニオン系界面活性剤
(Tween 80)を500ppmの割合で含む、濃
度が5×10-5モル/Lである4−クロロインドール−
3−酢酸水溶液を400ml/m2 の撒布量で以て撒布
することにより、茎葉処理を行った。また、上記水溶液
の代わりに水を所定量撒布した残りのチューリップをコ
ントロールとした。
を掘り出して、該チューリップの球根の周囲長を測定
し、大きさ毎に集計した。結果を表12にまとめた。
にかかる塊根・塊茎肥大促進剤を用いてチューリップの
茎葉処理を行うことにより、該チューリップの球根(塊
根)の肥大が促進されること、つまり、周囲長が13c
m以上の球根の個数が増加することが判った。
のジャガイモ(メークイン)の処理を行った。先ず、ノ
ニオン系界面活性剤(X−77)を20ppmの割合で
含む、濃度が3×10-5モル/Lであるインドール−3
−酢酸水溶液を調製した。次に、互いにほぼ等しい大き
さのジャガイモを複数個用意し、該ジャガイモのうちの
半分を上記水溶液に2時間浸漬することにより、浸漬処
理を行った。残りのジャガイモには上記処理を行わなか
った。次いで、これらジャガイモを2つに切った(2等
分した)後、処理を行った方を10株(個)、処理を行
わなかった方を12株(個)、3月上旬に圃場に植え付
けた。畝幅は1m、植え付け間隔は40cmとした。
旬)、全てのジャガイモを掘り出して、収穫量、即ち、
ジャガイモ(塊茎)の重量を測定し、1株当たりのジャ
ガイモの平均個数(表13で1株個数と記す)、1株当
たりのジャガイモの平均重量(同、1株重量と記す)、
および、1株当たりのジャガイモのコントロールに対す
る重量比(同、重量比と記す)を算出した。結果を表1
3にまとめた。ジャガイモ(メークイン)の収穫量は、
29%増加した。
イモの処理を行った。先ず、ノニオン系界面活性剤(X
−77)を20ppmの割合で含む、濃度が5×10-5
モル/Lであるインドール−3−酢酸水溶液を調製し
た。次に、互いにほぼ等しい大きさのサトイモを複数個
用意し、該サトイモのうちの半分を上記水溶液に2時間
浸漬することにより、浸漬処理を行った。残りのサトイ
モには上記処理を行わなかった。次いで、処理を行った
サトイモを12株(個)、処理を行わなかったサトイモ
を11株(個)、4月上旬に圃場に植え付けた。畝幅は
1m、植え付け間隔は30cmとした。
旬)、全てのサトイモを掘り出して、収穫量、即ち、芋
(塊茎)の重量を測定し、1株当たりのサトイモの平均
個数(表14で1株個数と記す)、1株当たりのサトイ
モの平均重量(同、1株重量と記す)、および、1株当
たりのサトイモのコントロールに対する重量比(同、重
量比と記す)を算出した。結果を表14にまとめた。サ
トイモの収穫量は、22%増加した。
促進剤は、以上のように、一般式(1)
メトキシ基を表し、R1 は、−CHO基、−CH2 CH
O基、−CH2 CN基、−COOR2 基、−CH2 CO
OR2 基、−CH2 CH2 COOR2 基、−CH (CH
3)COOR2 基、−CH2CH2 CH2 COOR2 基、
−CH (CH3)CH2 COOR2 基、−CH (CH 3)C
H2 CH2 COOR2 基、または−CH2 COCOOR
2 基を表し、かつ、上記R2 は、水素原子、アルカリ金
属原子、アルカリ土類金属原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基、単糖の配糖体またはオリゴ糖の配糖体を表す)で
示されるインドール骨格含有化合物、一般式(2)
原子、アルカリ土類金属原子、炭素数1〜4のアルキル
基、単糖の配糖体またはオリゴ糖の配糖体を表し、R4
は、水素原子、塩素原子、メチル基またはヒドロキシメ
チル基を表す)で示されるベンゼン骨格含有化合物、お
よび、一般式(3)
ミノ基を表す)で示されるナフタレン骨格含有化合物か
らなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物を含む構
成である。
進剤は、以上のように、上記化合物がインドール骨格含
有化合物である構成である。
する塊根や塊茎の肥大を促進させるのに好適に用いるこ
とができる、安全性に優れかつ大量生産可能な塊根・塊
茎肥大促進剤を提供することができるという効果を奏す
る。
進剤は、以上のように、上記インドール骨格含有化合物
が天然化合物である構成である。
進剤は、以上のように、上記インドール骨格含有化合物
が4−クロロインドール−3−酢酸および/またはその
エステルである構成である。
おいても、安全性により一層優れた塊根・塊茎肥大促進
剤を提供することができるという効果を奏する。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、Xは、水素原子、塩素原子またはメトキシ基を
表し、R1 は、−CHO基、−CH2 CHO基、−CH
2 CN基、−COOR2 基、−CH2 COOR2 基、−
CH2 CH2 COOR2 基、−CH (CH3)COOR2
基、−CH2CH2 CH2 COOR2 基、−CH (C
H3)CH2 COOR2 基、−CH (CH 3)CH2 CH2
COOR2 基、または−CH2 COCOOR2 基を表
し、かつ、上記R2 は、水素原子、アルカリ金属原子、
アルカリ土類金属原子、炭素数1〜4のアルキル基、単
糖の配糖体またはオリゴ糖の配糖体を表す)で示される
インドール骨格含有化合物、一般式(2) 【化2】 (式中、R3 は、水素原子、アルカリ金属原子、アルカ
リ土類金属原子、炭素数1〜4のアルキル基、単糖の配
糖体またはオリゴ糖の配糖体を表し、R4 は、水素原
子、塩素原子、メチル基またはヒドロキシメチル基を表
す)で示されるベンゼン骨格含有化合物、および、一般
式(3) 【化3】 (式中、R5 は、ヒドロキシル基またはアミノ基を表
す)で示されるナフタレン骨格含有化合物からなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の化合物を含むことを特徴と
する塊根・塊茎肥大促進剤。 - 【請求項2】上記化合物がインドール骨格含有化合物で
あることを特徴とする請求項1記載の塊根・塊茎肥大促
進剤。 - 【請求項3】上記インドール骨格含有化合物が天然化合
物であることを特徴とする請求項2記載の塊根・塊茎肥
大促進剤。 - 【請求項4】上記インドール骨格含有化合物が4−クロ
ロインドール−3−酢酸および/またはそのエステルで
あることを特徴とする請求項2または3記載の塊根・塊
茎肥大促進剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07998399A JP4228066B2 (ja) | 1998-03-30 | 1999-03-24 | 塊根・塊茎肥大促進剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-84397 | 1998-03-30 | ||
| JP8439798 | 1998-03-30 | ||
| JP07998399A JP4228066B2 (ja) | 1998-03-30 | 1999-03-24 | 塊根・塊茎肥大促進剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11343205A true JPH11343205A (ja) | 1999-12-14 |
| JP4228066B2 JP4228066B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=26420962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07998399A Expired - Lifetime JP4228066B2 (ja) | 1998-03-30 | 1999-03-24 | 塊根・塊茎肥大促進剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4228066B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001047360A3 (en) * | 1999-12-29 | 2001-12-13 | Hampshire Chemical Corp | Methods for treating plants with cyclic glycosides |
| KR20030014985A (ko) * | 2001-08-14 | 2003-02-20 | 도꾸리쯔교세이호진 상교기쥬쯔 소고겡뀨죠 | 식물 발근 유도제 및 이를 이용한 발근 유도방법 |
| JP2015089885A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | 国立大学法人名古屋大学 | 亜鉛に配位する置換基を有する化合物を用いた植物成長調整剤 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2548856B1 (en) | 2010-03-16 | 2016-01-13 | Nichirei Corporation | Method for manufacturing a porous material using an antifreeze protein |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP07998399A patent/JP4228066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001047360A3 (en) * | 1999-12-29 | 2001-12-13 | Hampshire Chemical Corp | Methods for treating plants with cyclic glycosides |
| KR20030014985A (ko) * | 2001-08-14 | 2003-02-20 | 도꾸리쯔교세이호진 상교기쥬쯔 소고겡뀨죠 | 식물 발근 유도제 및 이를 이용한 발근 유도방법 |
| JP2015089885A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | 国立大学法人名古屋大学 | 亜鉛に配位する置換基を有する化合物を用いた植物成長調整剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4228066B2 (ja) | 2009-02-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN113016549B (zh) | 促进连作障碍下甘蔗分蘖成茎及节间糖分积累的栽培方法 | |
| JP2747644B2 (ja) | 植物成長調節剤 | |
| JP2001139405A (ja) | 植物成長調整剤 | |
| JP2843440B2 (ja) | 除草活性組成物及び除草方法 | |
| JPS5811422B2 (ja) | 1−アミノ−シクロプロパン−カルボン酸化合物の製造方法 | |
| US4764201A (en) | Plant growth regulation | |
| CN109790115A (zh) | 螺虫乙酯的晶型、其制备方法及其用途 | |
| KR100395834B1 (ko) | 식물뿌리의 생육촉진용 수성알칼리 제제 및 수성제제, 및 토양 또는 수경수 중의 식물뿌리의 생육촉진방법 | |
| KR870002072B1 (ko) | N-(2-클로로-4-트리플루오로메틸페닐)-3-트리플루오로메틸벤젠술폰 아미드 유도체의 제조방법 | |
| JPH11343205A (ja) | 塊根・塊茎肥大促進剤 | |
| JP2583103B2 (ja) | 植物生長促進剤及びその製造方法 | |
| EP0256128B1 (en) | Indoleacetic acid derivatives and use thereof as plant growth regulators | |
| JPS62132804A (ja) | 植物生長調節剤 | |
| EA029013B1 (ru) | Замещенные аминоазолы в качестве регуляторов роста растений | |
| WO1999049728A1 (en) | Tuberous root/tuber thickening promoters and crop yield increasing agents | |
| JP6706949B2 (ja) | 不定根発生誘導剤及び根系発達促進剤 | |
| EP0220514B1 (en) | Composition for increasing the quantity and quality of fruits and flowers of plants | |
| JP6662981B2 (ja) | ホウ素供給用組成物 | |
| Akamine | Plant-growth regulators as selective herbicides | |
| JPH02178203A (ja) | 作物の増収剤および増収方法 | |
| US3994715A (en) | Vanillin as ripener for sugarcane | |
| JPS61100504A (ja) | 増収剤 | |
| JPS6377801A (ja) | 植物生長調節剤 | |
| JP2000159606A (ja) | 作物増収剤 | |
| CN112616837B (zh) | 邻-羟基-对-甲氧基苯甲醛衍生物作为除草剂的用途 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050308 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081009 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081104 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |