JPH1134321A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH1134321A
JPH1134321A JP9192759A JP19275997A JPH1134321A JP H1134321 A JPH1134321 A JP H1134321A JP 9192759 A JP9192759 A JP 9192759A JP 19275997 A JP19275997 A JP 19275997A JP H1134321 A JPH1134321 A JP H1134321A
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JP
Japan
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piezoelectric
piezoelectric film
ink jet
jet head
plane direction
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JP9192759A
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English (en)
Inventor
Masayuki Fujishima
正之 藤島
Masakatsu Hayashi
政克 林
Seiji Tsuji
辻  清治
Junko Yamada
順子 山田
Masatake Hayashi
昌毅 林
Naomi Nakayama
尚美 中山
Kenichi Satake
健一 佐武
Koichi Baba
弘一 馬場
Seiji Hata
誠治 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の加圧室10aに対応させて圧電膜12
に形成した各圧電駆動領域12aがいずれも撓み変形特
性にすぐれており、撓み変形の効率の低下や撓み変形量
のばらつきなどを生じるおそれのないインクジェットヘ
ッド1を提供する。 【解決手段】 圧電駆動領域12aを、圧電膜12と平
行な面方向において、対応する加圧室10aよりも小さ
く形成し、かつ上記面方向において、加圧室10aの周
縁との間に、その全周にわたって間隔を設けて配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ用のインクジェットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるオンデマンド方式のインクジェ
ットプリンタにおいて、インク滴の吐出に用いられる従
来のインクジェットヘッド9は、たとえば図3に示すよ
うに、複数の加圧室90aが配列された基板90の、各
加圧室90a個々の直上にそれぞれ、少なくともその上
面が導電性とされた振動板91を介して、各加圧室90
aごとに独立した圧電膜92と上部電極93とをこの順
に積層して構成されている。
【0003】上記のインクジェットヘッド9において
は、振動板91の、導電性とされた上面を下部電極とし
て、この下部電極と、複数あるうちの任意の位置の上部
電極93との間に、印刷のデータに応じた電界を印加す
ると、両電極間の圧電膜92が撓んで、振動板91を介
して直下の加圧室90aが加圧される。そして上記の加
圧により、当該加圧室90a中にあらかじめ充てんされ
ているインクの所定量が、連通されたノズル90bか
ら、インク滴として吐出され、この繰り返しによって印
刷が行われる。
【0004】上記のインクジェットヘッドに用いられる
圧電膜としては通常、たとえばジルコン酸チタン酸鉛
(PZT)などの圧電材料の焼結体を薄板状に研磨した
チップが用いられる。そしてこのチップを、振動板91
上の、各加圧室90aの直上の位置に接着して圧電膜を
形成している。しかし上記の構成では、最近の、インク
ジェットプリンタの多色化や高画質化にともなうインク
ジェットヘッドのノズル数の増加、ひいては基板上の加
圧室数の増加とその高密度化に、十分に対応しきれなく
なりつつあるのが現状である。
【0005】すなわち、加圧室数の増加に伴ってチップ
数と、その貼りつけの工数とが増加するため、貼りつけ
などの作業時間が長くなって生産性が低下したり、ある
いはとくに、高い生産性を維持するために作業を高速化
して作業時間を短くした際などに、チップの位置ずれや
割れ、貼りわすれなどの不良が発生して、製品の歩留り
が低下したりするといった問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで近時、圧電膜
を、基板上の全ての加圧室を覆う大きさに連続形成し、
その上の上部電極のみ、各加圧室ごとに分離形成するこ
とで、圧電膜に、各加圧室ごとの複数の圧電駆動領域を
形成して、当該圧電膜を、各圧電駆動領域ごと、つまり
各加圧室ごとに、電界の印加によって撓ませるようにし
たインクジェットヘッドについて検討が行われている。
【0007】かかる構成によれば、ノズルの数や密度に
関係なく、たとえば1枚のチップなどで圧電膜を形成で
きるので、前記のような問題を生じることがなく、作業
性が向上して、インクジェットヘッドのさらなる多ノズ
ル化、高密度化および微細化が可能になるものと期待さ
れている。ところが、上記のインクジェットヘッドを実
用化すべく、その具体的な構成について発明者らがさら
に検討したところ、圧電膜の、各圧電駆動領域における
撓み変形の効率が著しく低下したり、あるいは撓み変形
の量にばらつきが生じたりするなど、各圧電駆動領域の
撓み変形特性に問題を生じるおそれのあることが明らか
となった。
【0008】本発明の目的は、複数の加圧室に対応させ
て圧電膜に形成した各圧電駆動領域がいずれも撓み変形
特性にすぐれており、撓み変形の効率の低下や撓み変形
量のばらつきなどを生じるおそれのないインクジェット
ヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、発明者らは、圧電膜の撓み変形と、インクジェット
ヘッドの構造との関係についてさらに検討した。その結
果、各加圧室に対する圧電駆動領域の大きさと位置の関
係が、圧電膜の撓み変形特性を大きく左右することを見
出した。
【0010】すなわち、圧電膜と平行な面方向におい
て、圧電駆動領域が加圧室よりも大きかったり、あるい
は圧電駆動領域が加圧室外に少しでもはみ出したりし
て、当該圧電駆動領域と、基板の、加圧室を囲む周囲の
部分(加圧室間のリブや基板の周縁部など)とが、上記
面方向において互いに重なりあった場合には、この重な
った部分で圧電膜の撓み変形が妨げられるために、印加
した電界の強度にみあう撓み変形量がえられず、撓み変
形の効率が低下してしまう。
【0011】また、上記圧電駆動領域と基板との重なり
の程度、つまり重なり量や重なりの形状が異なることに
よって、圧電膜の、撓み変形が妨げられる度合いが異な
るために、撓み変形量がばらついてしまう。そこで発明
者らは、圧電駆動領域を、基板の、加圧室を囲む周囲の
部分と重ならないように形成することを検討した結果、
本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち本発明のインクジェットヘッド
は、複数の加圧室が配列された基板上に、振動板を介し
て、2か所以上の加圧室を覆う大きさに連続形成された
圧電膜が設けられているとともに、この圧電膜を上下か
ら挟む上部および下部の電極のうちの少なくとも一方
を、各加圧室ごとに分離形成することで、当該圧電膜
に、各加圧室ごとの複数の圧電駆動領域が形成されたも
のであって、上記各圧電駆動領域を、圧電膜と平行な面
方向において、対応する加圧室よりも小さく形成し、か
つ上記面方向において、加圧室の周縁との間に、その全
周にわたって間隔を設けて配置したことを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明のインクジェットヘ
ッドを、その実施の形態の一例を示す図1(a)(b)および
図2を参照しつつ説明する。図の例のインクジェットヘ
ッド1は、複数の矩形状の加圧室10aが配列された基
板10上に、少なくともその上面が下部電極として機能
するように導電性とされた振動板11を介して、当該基
板10上の全ての加圧室10aを覆う大きさに連続形成
された圧電膜12と、各加圧室10aごとに分離形成さ
れた、これも矩形状の上部電極13とをこの順に積層し
て、当該圧電膜12に、上記上部電極13の寸法、形状
に対応した、各加圧室10aごとの複数の圧電駆動領域
12aを形成したものである。また基板10の下面に
は、各加圧室10aと連通させて、インク滴吐出のため
のノズル10bが設けられている。
【0014】上記のうち圧電駆動領域12aは、本発明
では、圧電膜12と平行な面方向において、対応する加
圧室10aよりも小さく形成されているとともに、上記
面方向において、加圧室10aの周縁との間に、その全
周にわたって間隔を設けて配置されている必要がある。
この理由は前述したとおりである。上記両者の、大きさ
の比率についてはとくに限定されないが、圧電駆動領域
12aの縦および横の寸法W1、W3がそれぞれ、下記
式(i)(ii) に示すように、対応する加圧室10aの縦お
よび横の寸法W2、W4の0.9倍以下であるのが好ま
しい。
【0015】 W1/W2≦0.9 (i) W3/W4≦0.9 (ii) 寸法比が上記の範囲を超えた場合には、圧電駆動領域1
2aの、加圧室10aを囲む周囲の部分(たとえばリブ
10cなど)との間隔が小さくなって、これらの部分の
影響により、電界の印加による撓み変形の効率が低下す
るおそれがある。
【0016】また上部電極13の、圧電膜12上への積
層時の誤差などによって、圧電駆動領域12aが、基板
10の、加圧室10aを囲む周囲の部分(たとえばリブ
10cなど)と重なってしまって、前記のような従来と
同じ問題を生じるおそれもある。なお寸法比W1/W
2、W3/W4はともに、上記の範囲内でもとくに0.
4〜0.9であるのが好ましく、0.6〜0.8である
のがさらに好ましい。
【0017】寸法比がこの範囲未満では、圧電駆動領域
12aが小さくなりすぎてかえって、電界の印加による
撓み変形の効率が低下するおそれがある。圧電駆動領域
12aの大きさと位置を調整するには、この例の場合、
前述したように圧電駆動領域12aが上部電極13によ
って規定されるため、当該上部電極13の大きさと位置
を調整すればよい。
【0018】上記の圧電駆動領域12aが形成される圧
電膜12は、従来同様に、PZTなどの圧電材料の焼結
体を薄板状に研磨したチップを振動板11上に接着して
形成される他、 上記圧電材料の粉末をペースト化したものを、スク
リーン印刷などの方法によって振動板11上の所定の位
置に、所定の形状となるように塗布、乾燥し、仮焼成し
たのち、およそ1000〜1200℃の温度で焼結し
て、圧電材料の薄膜を形成する、 圧電材料のもとになる各金属を含有する有機金属化
合物から形成したゾルペーストを、やはりスクリーン印
刷などの方法によって振動板11上に塗布、乾燥し、有
機物を除去するために仮焼成したのち、およそ400〜
900℃の温度で焼成して、いわゆるゾル−ゲル法、ま
たはMOD法(有機金属化合物の熱分解法)により、圧
電材料の薄膜を形成する、 振動板11上に、気相成長法によって、圧電材料の
薄膜を形成する、などの方法によっても形成することが
できる。
【0019】圧電膜12の厚みはとくに限定されない
が、1か所の圧電駆動領域12aでの撓みが、その周囲
の圧電駆動領域12aでの撓み特性に影響を及ぼす、い
わゆるクロストークが発生するのを防止するためには、
当該圧電膜12の厚みは30μm以下であるのが好まし
い。圧電膜12を構成する圧電材料としては、前述した
PZTを主要成分とするPZT系の材料の他、たとえば
マグネシウムニオブ酸鉛(PMN)、ニッケルニオブ酸
鉛(PNN)、亜鉛ニオブ酸鉛、マンガンニオブ酸鉛、
アンチモン鈴酸鉛、チタン酸鉛、チタン酸バリウムなど
を主要成分とする材料があげられる。また、これらの成
分の2種以上を含む複合材料も使用できる。また、上記
PZT系の圧電材料としてはPZTそのものの他、PZ
Tにランタン、バリウム、ニオブ、亜鉛、ニッケル、マ
ンガンなどの酸化物の1種または2種以上を添加したも
の、たとえばPLZTなどがあげられる。
【0020】上記の圧電膜12とともにインクジェット
ヘッド1を構成する基板10、振動板11および上部電
極13としては、従来と同様のものが使用できる。すな
わち基板10としては、金属あるいはセラミックスから
なる板体が使用される。かかる基板10に形成される加
圧室10aやノズル10bの寸法、形状などは、インク
ジェットヘッドの仕様にあわせて適宜、変更すればよ
く、たとえば印字ドット数が600〜720dpi程度
のインクジェットプリンタ用の場合には、加圧室10a
の大きさが縦1〜3mm、横0.05〜1mm、深さ
0.05〜0.3mm程度、隣接する加圧室10a間の
リブ10cの幅が0.05〜0.3mm程度、ノズル1
0bの直径が30〜70μm程度、ノズル10bの間隔
が0.07〜1.3mm程度に形成される。
【0021】基板10に上記の各部を形成するには、そ
の寸法精度等を考慮して、いわゆるフォトリソグラフ法
を利用したエッチングなどが採用される。また振動板1
1としては、これも金属あるいはセラミックスからな
る、厚みおよそ0.01〜0.2mm程度の薄板が使用
される。振動板11は、前記のように少なくともその上
面が、下部電極として機能するように導電性とされる。
具体的にはたとえば、振動板11の全体を、導電性にす
ぐれた金属材料にて形成するか、または金属製あるいは
セラミックス製の振動板11の表面に、導電性にすぐれ
た金属材料の薄膜や薄板を積層することにより、振動板
11の少なくとも上面が導電性とされる。
【0022】さらに上部電極13としては、これも導電
性にすぐれた金属材料の薄膜や薄板などが使用される。
上部電極13の、圧電膜12と平行な面方向の大きさと
形状は、前記のように規定される。また上部電極13の
厚みは、当該上部電極13の形成方法などにもよるが、
圧電膜12の、圧電駆動領域12aの撓みを阻害せず、
しかも上記圧電駆動領域12aに十分な電界を印加する
ために0.2〜4μm程度であるのが好ましい。
【0023】なおこの例では、前記のように上部電極1
3を、各加圧室10aごとに分離形成しているが、振動
板11の表面に形成される下部電極を、各加圧室10a
ごとに分離形成して、上部電極13は、全ての加圧室1
0aを覆う大きさに連続形成してもよい。この場合には
圧電駆動領域12aが、当該下部電極によって規定され
るので、下部電極の大きさと位置を調整して、加圧室1
0aに対する圧電駆動領域12aの大きさと位置を調整
すればよい。
【0024】また上下両電極をともに、各加圧室10a
ごとに分離形成してもよい。この場合には、圧電膜12
と平行な面方向において、両電極の重なった部分が、圧
電駆動領域12aとなる。したがって両電極の大きさと
位置と両者の重なり具合とを調整して、加圧室10aに
対する圧電駆動領域12aの大きさと位置を調整すれば
よい。
【0025】なお後2者の場合には、各下部電極間を絶
縁するために、振動板11として導電性のないセラミッ
クスを使用するか、または振動板11と下部電極との間
に絶縁層を形成すればよい。また図の例では、加圧室1
0aと圧電駆動領域12aとがともに、圧電膜12と平
行な面方向において矩形状に形成されていたが、このい
ずれの形状も矩形状には限定されない。両者が全く違う
形状であってもよい。
【0026】さらに図の例では、圧電膜12を、基板上
の全ての加圧室を覆う大きさに連続形成していたが、少
なくとも2か所以上の加圧室10aを覆う大きさに形成
してもよい。この場合でも、各加圧室10aごとに独立
した圧電膜を形成する場合に比べれば、作業性はよい。
要するに、圧電駆動領域が、圧電膜と平行な面方向にお
いて、対応する加圧室よりも小さく形成されているとと
もに、加圧室の周縁との間に、その全周にわたって間隔
を設けて配置されていれば、その他の構成はとくに限定
されないのである。
【0027】
【実施例】以下に本発明を、実施例、比較例に基づいて
説明する。 実施例1 〈ゾル−ゲル法用のゾルペーストの作製〉下記の溶液1
〜3を個別に作製し、混合して溶液4をえた。
【0028】(溶液1) Ti(O−nBu)4 アセチルアセトン 2−メトキシエタノール (溶液2) Zr(O−nBu)4 アセチルアセトン 2−メトキシエタノール (溶液3) 酢酸鉛・3水和物 モノエタノールアミン 2−メトキシエタノール なお上記各成分の、溶液4における含有量は下記の通り
であった。
【0029】 (成 分) (重量部) Ti(O−nBu)4 12 Zr(O−nBu)4 15 酢酸鉛・3水和物 31 アセチルアセトン 5 2−メトキシエタノール 29 モノエタノールアミン 5 ついで、この溶液4の100重量部に、増粘剤としての
エチルセルロース25重量部を混合してゾルペーストを
作製した。
【0030】〈インクジェットヘッドの製造〉厚み30
μmのチタニウム製で、かつその表面に下部電極となる
白金製の薄膜が形成された振動板11上に、スクリーン
印刷法によって、上記のゾルペーストを、基板上の全て
の加圧室を覆う大きさに印刷し、乾燥したのち仮焼成し
た。この工程を10回、繰り返したのち、600℃で1
0時間、焼成して厚み4μmの圧電膜12を形成した。
【0031】つぎにこの圧電膜12上に、スクリーン印
刷法によって、図1(a)(b)に示す寸法が縦W1=1.0
4mm、横W3=0.52mmの矩形状で、かつ厚み
0.3μmの金製の上部電極13を、各加圧室10aご
とに分離形成し、それによって圧電膜12に、各加圧室
10aごとの複数の圧電駆動領域12aを形成した。そ
してこの振動板11と圧電膜12と上部電極13との積
層体を、縦W2=1.3mm、横W4=0.65mmの
矩形状でかつ深さ200μmの加圧室10aが20列×
26桁の計520か所、配列された、それ自体の寸法が
縦80mm、横20mm、厚み0.2mmであるステン
レス鋼製の基板上に、接着剤によって固定して、インク
ジェットヘッドを製造した。
【0032】なお上部電極13は、その形成位置を、圧
電膜12と平行な面方向の中心位置が、加圧室10aの
中心位置と一致するように調整した。そしてそれによっ
て、当該上部電極13により規定される圧電駆動領域1
2aを、対応する加圧室10aの周縁との間に、その全
周にわたって間隔を設けて配置した。圧電駆動領域12
aと、対応する加圧室10aとの縦および横の寸法比W
1/W2、およびW3/W4はそれぞれ0.8であっ
た。
【0033】実施例2〜4、比較例1、2 圧電膜12上に形成する上部電極13の大きさを調整し
て、圧電駆動領域12aと、対応する加圧室10aとの
縦および横の寸法比W1/W2、およびW3/W4をと
もに0.4(実施例2)、0.6(実施例3)、0.9
(実施例4)、1.0(比較例1)および1.3(比較
例2)としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジ
ェットヘッドを製造した。
【0034】なお各実施例、比較例においてはいずれ
も、上部電極13の形成位置を、圧電膜12と平行な面
方向の中心位置が、加圧室10aの中心位置と一致する
ように調整した。そしてそれによって実施例2〜4にお
いては、実施例1と同様に圧電駆動領域12aを、対応
する加圧室10aの周縁との間に、その全周にわたって
間隔を設けて配置した。また比較例1においては、圧電
駆動領域12aの周縁と、対応する加圧室10aの周縁
とを、その全周にわたってほぼ一致させた。さらに比較
例2においては、圧電駆動領域12aが、対応する加圧
室10aの周縁から、その全周にわたってはみ出すよう
に配置した。
【0035】上記各実施例、比較例のインクジェットヘ
ッドの下部電極と、1か所の加圧室に対応した上部電極
との間に25Vの直流電界を印加して圧電駆動領域を撓
ませたときの、加圧室の中心位置での垂直方向の撓み量
を、レーザードップラーメータを用いて測定した。そし
て、実施例3における撓み量を1としたときの、各実施
例、比較例の撓み量比Aを求めた。なお比較例2は、不
均一に撓んだために測定できなかった。
【0036】結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】上記表の結果より、圧電駆動領域を、圧電
膜と平行な面方向において、対応する加圧室よりも小さ
く形成し、かつ上記面方向において、加圧室の周縁との
間に、その全周にわたって間隔を設けて配置した実施例
1〜4のインクジェットヘッドはいずれも撓みが均一
で、しかも比較例1に比べて撓み量が大きいことから、
圧電駆動領域の撓み変形特性にすぐれることがわかっ
た。
【0039】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
複数の加圧室に対応させて圧電膜に形成した各圧電駆動
領域がいずれも撓み変形特性にすぐれており、撓み変形
の効率の低下や撓み変形量のばらつきなどを生じるおそ
れのないインクジェットヘッドを提供できるという特有
の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドの、実施の形態
の一例を示す図であって、同図(a) はその要部を拡大し
た断面図、同図(b) は平面図である。
【図2】上記例のインクジェットヘッドの、全体を示す
斜視図である。
【図3】従来のインクジェットヘッドの拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 10 基板 10a 加圧室 11 振動板 12 圧電膜 12a 圧電駆動領域 13 上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 順子 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 林 昌毅 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 中山 尚美 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 佐武 健一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 馬場 弘一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 畑 誠治 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の加圧室が配列された基板上に、振動
    板を介して、2か所以上の加圧室を覆う大きさに連続形
    成された圧電膜が設けられているとともに、この圧電膜
    を上下から挟む上部および下部の電極のうちの少なくと
    も一方を、各加圧室ごとに分離形成することで、当該圧
    電膜に、各加圧室ごとの複数の圧電駆動領域が形成され
    たインクジェットヘッドであって、上記各圧電駆動領域
    を、圧電膜と平行な面方向において、対応する加圧室よ
    りも小さく形成し、かつ上記面方向において、加圧室の
    周縁との間に、その全周にわたって間隔を設けて配置し
    たことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】圧電駆動領域および加圧室がともに、圧電
    膜と平行な面方向において矩形状に形成され、かつ圧電
    駆動領域の縦および横の寸法がそれぞれ、対応する加圧
    室の縦および横の寸法の0.9倍以下である請求項1記
    載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】圧電膜が、基板上の全ての加圧室を覆う大
    きさに連続形成されている請求項1記載のインクジェッ
    トヘッド。
JP9192759A 1997-07-17 1997-07-17 インクジェットヘッド Pending JPH1134321A (ja)

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Cited By (13)

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