JPH1134518A - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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JPH1134518A
JPH1134518A JP9190174A JP19017497A JPH1134518A JP H1134518 A JPH1134518 A JP H1134518A JP 9190174 A JP9190174 A JP 9190174A JP 19017497 A JP19017497 A JP 19017497A JP H1134518 A JPH1134518 A JP H1134518A
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JP
Japan
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heat transfer
transfer sheet
coefficient
paper
receiving layer
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Application number
JP9190174A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nakamura
吉徳 中村
Akihiro Horii
明宏 堀井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH1134518A publication Critical patent/JPH1134518A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な給紙走行性が得られる被熱転写シート
を提供する。 【解決手段】 被熱転写シート1は、シート状基材2の
主面上に染料を受容するための受容層3が形成されてな
り、画像を印画する際にプリンタ装置に配設された給紙
ローラー4により給紙されるものである。この被熱転写
シート1は、被熱転写シート1間の静止摩擦係数が0.
15以上、0.48以下であり、被熱転写シート1間の
動摩擦係数が0.32以下であり、給紙ローラー4との
静止摩擦係数が0.65以上、1.0以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボン等か
ら染料が熱転写される被熱転写シートに関し、詳しく
は、走行性が良好な被熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ装置に入力された画像情報を印画
紙上に現像する方法としては、昇華性染料や熱溶融染料
を用いる熱転写方法が用いられている。
【0003】この熱転写方法では、染料層が形成された
熱転写シートと、染料を受容するための受容層が形成さ
れた被熱転写シート(以下、印画紙と称する。)とを、
染料層と受容層とが対向するように重ね合わせ、サーマ
ルヘッド等により、画像信号に応じて点状に熱を印加す
る。これにより、染料層の染料が昇華あるいは溶融して
印画紙の受容層上に移行し、印画紙上に画像が現れるこ
とになる。
【0004】この画像が形成された印画紙の用途として
は、写真、ホワイトステッカー、あるいは裏面に筆記性
を付与したポストカード等があり、印画紙の材質や構成
はこれらの用途に併せて選択される。
【0005】このような印画紙は、例えば、シート状の
基材上に染料を受容するための受容層が形成された2層
構造から構成されている。
【0006】受容層は、インクリボンから移行する染
料、例えば昇華性の分散染料の画像を受容し、形成され
た画像を維持する。この受容層の材料としては、ポリエ
ステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−ス
チレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン樹脂、セルロース樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン
樹脂等が用いられる。また、受容層は、耐熱性を向上さ
せるために、ポリイソシアネートが添加されることもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印画紙に画
像を印画する方式としては、例えば、チャッキング方式
やスイング方式等の様々な方式が提案されている。
【0008】しかしながら、どの方式においても、印画
紙間の摩擦係数が大きいと複数枚の印画紙が同時に給紙
され、すなわち重送現象が起き、また給紙ローラーと印
画紙の摩擦が小さいと給紙不良が生じてしまう問題があ
った。
【0009】そこで、本発明は、従来の実情に鑑みて提
案されたものであり、良好な給紙走行性が得られる被熱
転写シートを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために完成された本発明に係る被熱転写シートは、シー
ト状基材の主面上に染料を受容するための受容層が形成
されてなり、画像を印画する際にプリンタ装置に配設さ
れた給紙ローラーにより給紙されるものである。
【0011】特に、本発明に係る被熱転写シートは、被
熱転写シート間の静止摩擦係数が0.15以上、0.4
8以下であり、被熱転写シート間の動摩擦係数が0.3
2以下であり、給紙ローラーとの静止摩擦係数が0.6
5以上、1.0以下であることを特徴とするものであ
る。
【0012】以上のように構成された本発明に係る被熱
転写シートでは、被熱転写シート間の静止摩擦係数や動
摩擦係数や給紙ローラーとの静止摩擦係数が上述したよ
うな所定の範囲内となされているため、重送現象や給紙
不良の現象を極力抑えることができ、良好な給紙走行性
を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0014】本発明を適用した被熱転写シート1は、図
1に示すように、シート状の基材2の少なくとも一主面
2a上に熱転写シートからの染料を受容する受容層3が
形成されてなる。
【0015】この被熱転写シート1は、インクリボンに
対して重ね合わされるようにして、例えばサーマルプリ
ンタ等のプリンタ装置に供給される。そして、被熱転写
シート1は、図2に示すように、画像を印画する際に上
記プリンタ装置に配設された給紙ローラー4により給紙
される。このとき、重なり合った被熱転写シートのう
ち、一方の被熱転写シート1が給紙ローラー4により送
り出され、他方の被熱転写シー5が分離ローラー6によ
り被熱転写シート1から分離されて被熱転写シート1と
反対方向に送り出される。
【0016】特に、本発明を適用した被熱転写シート1
は、被熱転写シート1、5間の静止摩擦係数が0.15
以上、0.48以下となされている。
【0017】ここで、被熱転写シート1、5間の静止摩
擦係数が0.15以下であると、プリンタ装置のトレー
中に被熱転写シートを入れる時に、扱いにくく、つまり
ハンドリングが好ましくなく、また被熱転写シートを積
み重ねて入れると崩れてしまう。さらに、被熱転写シー
トを製造する際にも積み重ねると崩れてしまう。このよ
うに、被熱転写シート1、5間の静止摩擦係数が0.1
5より小さいと、ハンドリングや積み重ねた際の安定性
が悪くなってしまう。
【0018】一方、被熱転写シート7、8間の静止摩擦
係数が0.48より大きいと、図3に示すように、被熱
転写シート7、8同士が重なり合った状態のままで給紙
ローラー4により給紙されてしまうので好ましくない。
【0019】また、特に本発明を適用した被熱転写シー
ト1は、少なくとも一部同士が重なっている状態におい
て被熱転写シート1、5間の動摩擦係数が0.32以下
となされている。
【0020】ここで、被熱転写シート9、10間の動摩
擦係数が0.32より大きいと、図4に示すように、給
紙ローラー4と分離ローラー6によって2枚の被熱転写
シート9、10が完全に分離されずに一部重なり合った
ままで給紙されてしまう。つまり、重送現象が生じるこ
とになる。なお、被熱転写シート間の動摩擦係数が大き
い程、複数枚の被熱転写シートが分離されずに重なった
ままで給紙されることになる。
【0021】また、特に本発明を適用した被熱転写シー
ト1では、給紙ローラー4との静止摩擦係数が0.65
以上、1.0以下となされている。
【0022】ここで、給紙ローラ4との静止摩擦係数が
0.65より小さいと、被熱転写シートが給紙ローラ4
に対して滑ってしまい給紙されなくなってしまう。
【0023】また、被熱転写シート1においては、シー
ト状基材2の上記受容層3が形成された側とは反対側の
面2bの電気抵抗が1010Ω以下であることが好まし
い。これは、電気抵抗が1010Ωより大きいと、静電気
の帯電により給紙不良が起こるためである。このように
被熱転写シート1の表面における電気抵抗を制御するた
めには、基材2の受容層3が形成された側とは反対側の
面2bに帯電防止処理を施すと良い。
【0024】また、被熱転写シート1は、走行性の観点
からも受容層3の面3aの光沢度が80%以上であると
好ましい。これは、光沢度が80%より小さいと、基板
2の受容層3が形成された側とは反対側の面2b上にバ
ックコート層が形成された場合に、被熱転写シート間の
摩擦係数がバックコート層の表面性のみに依存してしま
い制御が困難となってしまうからである。
【0025】さらに、被熱転写シート1では、図5に示
すように、基材2のカールの高さh、つまり被熱転写シ
ート1に反りがある場合、略中心部の底部がなす面Lか
らの最外周部2aの高さが、温度20℃、湿度50%の
環境下で10mm以下となされている。これは、基材2
のカールの高さhが温度20℃、湿度50%の環境下で
10mmより大きい場合、走行不良を生じるためであ
る。
【0026】以上のような特徴を有する本発明を適用し
た被熱転写シート1は、以下に示すような材料により構
成される。
【0027】シート状の基材2には、例えば、ポリオレ
フィン系やポリスチレン系の合成紙、上質紙、アート
紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合
成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含
浸紙、合成樹脂内添紙、板紙、セルロース繊維紙等の紙
や、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポ
リカーボネート等の各種合成樹脂からなるプラスチック
フィルムあるいはシートが用いられる。さらに、基材2
としては、上述の合成樹脂に白色顔料等を加えた白色透
明フィルムや、発泡させた発泡フィルム等を使用しても
構わない。
【0028】また、基材2の厚みは、任意で良く、例え
ば10μm〜200μmの厚みが一般的である。この基
材2においては、その表面に形成される受容層3との密
着力が乏しい場合にはその表面にプライマー処理やコロ
ナ放電処理を施すのが好ましい。
【0029】なお、基材2としては、上記の基材を複数
組み合わせて積層形成したものであっても良い。代表的
な積層体の基材としては、例えば、セルロース繊維紙と
合成紙、あるいはセルロース繊維紙とプラスチックフィ
ルム等を組み合わせたものが挙げられる。
【0030】受容層3には、主に熱可塑性樹脂が用いら
れる。具体的には、ポリエステル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリ塩化ビニルや塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体等の塩化ビニル共重合体、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、A
S樹脂、ABS樹脂、セルロースエステル樹脂、ポリビ
ニルアルコール等を使用することができ、これらを単独
で用いても、または2種以上混合して使用しても良い。
中でも、感度、画像の保存性、筆記性、耐皮脂性を向上
させる観点からは、ポリエステル樹脂とセルロースエス
テル樹脂とを混合して用いると好ましい。
【0031】なお、受容層3には、染料の染着性を増加
させるとともに耐光性を改善する目的で増感剤を添加し
ても良い。この増感剤としては、上記の熱可塑性樹脂と
相溶する必要があり、例えば、エステル類、エーテル
類、炭化水素化合物等が用いられる。これらの増感剤
は、樹脂に添加されると、樹脂と相溶化して非晶質状態
を形成する。これにより、染料の拡散が促進され、受容
層内部にまで浸透するようになるものと考えられる。ま
た、増感剤の融点は、−50℃〜150℃程度であって
よく、液状あるいは固体状で用いられる。
【0032】具体的には、増感剤となるエステル類とし
ては、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジオ
クチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジフ
ェニルフタレート等のフタル酸エステル類、ジオクチル
アジペート、ジオクチルセパケート、ジシクロヘキシル
アゼラエート等の脂肪族二塩基酸エステル類、トリフェ
ニルフォスフェート、トリシクロヘキシルフォスフェー
ト、トリエチルフォスフェート等のリン酸エステル、更
にジメチルイソフタレート、ジエチルイソフタレート、
ジシクロヘキシルイソフタレート等のイソフタル酸エス
テル類、ブチルステアレート、シクロヘキシルラウレー
ト等の高級脂肪酸エステル等が挙げられる。また、ケイ
酸エステル類、ほう素等も用いられる。
【0033】増感剤となるエーテル類としては、ジフェ
ニルエーテル、ジシクロヘキシルエーテル、p−エトキ
シ安息香酸メチルエステル等がある。
【0034】増感剤となる炭化水素化合物としては、カ
ンファー、低分子量ポリスチレン等が挙げられる。この
他、炭化水素化合物に極性基を導入した、p−フェニル
フェノール、o−フェニルフェノール等のフェノール類
やN−エチルトルエンスルホン酸アミド類も使用可能で
ある。
【0035】また、受容層3には、当該受容層の白色度
を向上させ、これによって転写画像の鮮明度を高めると
ともに印画紙表面に筆記性を付与し、さらに転写された
画像の再転写を防止する目的で、蛍光増白剤や白色顔料
を添加しても良い。蛍光増白剤としては、例えばチバガ
イギ社製 商品名ユビテックスOB等、市販の蛍光増白
剤がいずれも使用できる。
【0036】さらに、受容層3には、給紙走行時の静電
気の発生を防止するために、帯電防止剤を内添あるいは
塗布するようにしても良い。
【0037】この帯電防止剤としては、界面活性剤等が
用いられる。界面活性剤は、陽イオン型静界面活性剤、
陰イオン型界面活性剤、両性イオン型界面活性剤、非イ
オン型海面活性剤がいずれも使用可能である。陽イオン
型界面活性剤としては第四アンモニウム塩、ポリアミン
誘導体等が挙げられ、陰イオン型界面活性剤としてはア
ルキルベンゼンスルホネート、アルキル硫酸エステルナ
トリウム塩等が挙げられる。これらの帯電防止剤は、受
容層3の内部に含有させても良く、また受容層3の表面
にコーティング等により塗布しても良い。
【0038】また、受容層3には、上記の他に、可塑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を適宜配合することが
できる。
【0039】なお、本発明を適用した被熱転写シート2
0としては、図6に示すように、基材21の一主面21
a上に受容層22が形成されており、受容層22が形成
された側とは反対側の面21b上に、潤滑剤よりなるバ
ックコート層23が設けられていても良い。
【0040】ここで、バックコート層23の材料として
は、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹
脂、スチレン−マレイン酸共重合体樹脂、酢酸ビニル樹
脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂等が挙げ
られる。なお、バックコート層23にフィラーを添加
し、給紙走行性の改善を図るようにしても良い。フィラ
ーの材料としては、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、スチ
レン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン
樹脂、エポキシ樹脂等の有機系フィラー及び炭酸カルシ
ウム、シリカ、クレー、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機
系フィラーがいずれも使用可能である。但し、柔らかい
という点で無機系よりも有機系のフィラーの方が好まし
い。
【0041】なお、このバックコート層23には、これ
らの樹脂と相溶性を有する離型剤、例えばシリコーンや
界面活性剤等を添加しても良い。例えば、被熱転写シー
トを、裏表を誤ってプリンタにセットした場合に、バッ
クコート層23に離型性がないと、染料がバックコート
層23に融着して紙詰まりが発生し、プリンタを傷める
原因になる。バックコート層23に離型剤を添加する
と、このような染料の融着による紙詰まりが防止され
る。但し、上述した樹脂のうちアクリル樹脂、スチレン
−マレイン酸共重合体樹脂や酢酸ビニル樹脂は、離型性
が比較的低いので、離型剤の添加が有用である。
【0042】また、本発明を適用した被熱転写シート3
0としては、図7に示すように、シール部31とセパレ
ート部32とから構成されるものでも良い。
【0043】シール部31は、シート状基材33の一主
面33a上に受容層34が形成され、受容層34が形成
された側とは反対側の基材33の一主面33b上に粘着
剤層35が形成されている。
【0044】セパレート部32は、セパレート基材36
の一主面36a上に離型層37が形成され、離型層37
が形成された側とは反対側のセパレート基材36の一主
面36b上にバックコート層38が形成されている。
【0045】そして、この被熱転写シート30は、上記
のように構成されたシール部31とセパレート部32と
が剥離可能に接着されて構成されている。
【0046】ここで、離型層37は、粘着剤層35の粘
着剤に対して剥離性を有するもの、例えばシリコーン等
を塗布することで形成される。
【0047】シート状基材33、セパレート基材36、
受容層34、バックコート層38については、上述した
材料と同様なものを用いて形成することができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例について実験結果に基
づいて説明する。
【0049】実施例1 先ず、基材として厚さ188μmの発泡ポリエチレンテ
レフタレート(東洋紡社製;商品名クリスパー)を用意
した。次に、この基材上に以下に示す受容層用塗料を乾
燥膜厚10μmとなるように塗布し、温度120℃で2
分間キュアリングを行って受容層を形成した。
【0050】 <受容層用塗料の組成> ポリエステル(東洋紡績社製 バイロン200) 100重量部 シリコーン(信越化学社製 KF393) 5重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部 次に、基材の面のうち受容層が形成された側とは反対側
の面上に、以下に示すバックコート層用塗料を膜厚1μ
mとなるように塗布し、温度120℃で1分間キュアリ
ングを行ってバックコート層を形成した。
【0051】 <バックコート層用塗料の組成> スチレン−アクリロニトリル(旭化成社製 スタイラックAS)100重量部 帯電防止剤(花王社製 エレクトロストリッパーPC) 10重量部 シリコンパウダー(信越化学社製 トレフィルE) 10重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部 以上のようにして、基材上に受容層及びバックコート層
を形成し、印画紙を作製した。
【0052】実施例2 受容層用塗料として以下に示す組成のものを用いた以外
は、実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0053】 <受容層用塗料の組成> ポリエステル(東洋紡社製 バイロン600) 100重量部 シリコーン(信越化学社製 KF393) 5重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部
【0054】実施例3 基材として厚み188μmの白色のポリエチレンテレフ
タレートPETを用い、受容層用塗料として実施例2と
同様な組成の塗料を用い、かつバックコート層用塗料と
して以下に示す組成のものを用いた以外は、実施例1と
同様にして印画紙を作製した。
【0055】 <バックコート層用塗料の組成> アクリル樹脂(三菱レイヨン社製 BR85) 100重量部 帯電防止剤(花王社製 エレクトロストリッパーPC) 10重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部
【0056】実施例4 基材として厚み150μmの発泡ポリプロピレンを用
い、受容層用塗料として以下に示す組成のものを用いた
以外は、実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0057】 <受容層用塗料の組成> 酢酸ビニル(積水化学社製 C5) 100重量部 シリコーン(信越化学社製 KF393) 5重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部
【0058】実施例5 基材として厚み188μmの発泡ポリエチレンテレフタ
レートを用い、バックコート層用塗料として実施例3と
同様なものを用い、かつ受容層用塗料として以下に示す
組成のものを用いた以外は、実施例1と同様にして印画
紙を作製した。
【0059】 <受容層用塗料の組成> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学工業社製 #1000D) 100重量部 シリコーン(信越化学社製 KF393) 5重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部
【0060】比較例1 基材として実施例3と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例1と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として以下に示す組成のものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0061】 <バックコート層用塗料> アクリル樹脂(三菱レイヨン社製 BR85) 100重量部 帯電防止剤(花王社製 エレクロトストリッパーPC) 10重量部 タルク(日本タルク社製 SS) 50重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部
【0062】比較例2 基材として実施例3と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例2と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として以下に示す組成のものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0063】 <バックコート層用塗料> スチレン(電気化学工業社製 デンカスチロールGP QP−3) 100重量部 酸化チタン(堺化学社製 R−GL) 50重量部 帯電防止剤(花王社製 エレクトロストリッパーPC) 10重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部
【0064】比較例3 基材として実施例3と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例2と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として比較例1と同様なものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0065】比較例4 基材として実施例3と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例4と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として比較例2と同様なものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0066】比較例5 基材として実施例3と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例4と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として比較例1と同様なものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0067】比較例6 基材として実施例4と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例5と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として比較例2と同様なものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0068】比較例7 基材として実施例3と同様なものを用い、受容層用塗料
として実施例5と同様なものを用い、かつバックコート
層用塗料として以下に示す組成のものを用いた以外は、
実施例1と同様にして印画紙を作製した。
【0069】 <バックコート層用塗料の組成> スチレン(電気化学工業社製 デンカスチロールGP QP−3) 100重量部 メチルエチルケトン 200重量部 トルエン 200重量部 以上のように作製した実施例1〜実施例5及び比較例1
〜比較例7の印画紙それぞれについて、以下に示すよう
に、印画紙間の静止摩擦係数、動摩擦係数及び給紙ロー
ラーと印画紙との静止摩擦係数を測定した。
【0070】また、実施例1〜実施例5及び比較例1〜
比較例7の印画紙それぞれについて、以下に示すような
走行試験及びハンドリング試験を行った。
【0071】さらに、実施例1〜実施例5及び比較例1
〜比較例7の印画紙それぞれについて、以下に示すよう
に、電気抵抗及びカールを測定した。
【0072】(1)摩擦係数の測定 先ず、実施例及び比較例で作製した印画紙をそれぞれ2
枚用意した。そして、一方の印画紙の受容層面を表に向
け、ASTM平面圧子に巻き付け固定した。次に、この
ASTM平面圧子の下に、もう一方の印画紙の裏面、つ
まりバックコート層面がASTM平面圧子と対向するよ
うに配置した。そして、HEDON−14DR(新東科
学社製)を用いて、荷重を1000g、スピードを20
0mm/secとし、ジグとして適応規格ASTM D
1894のASTM平面圧子を用いた測定条件の下
で、印画紙間の摩擦係数を測定した。
【0073】以上のような摩擦係数の測定を、他の実施
例や比較例で作製した印画紙各2枚づつについても同様
に行った。
【0074】ここで、給紙ロールと印画紙との摩擦測定
では、上記と同様な測定条件の下で、HEIDON−1
4DRを用いて測定した。以上の結果を表1及び表2に
示す。
【0075】(2)走行試験の方法 先ず、実施例及び比較例で作製した印画紙をそれぞれ1
00枚用意した。そして、イエロー、マゼンタ、シアン
の各色素からなるインクリボン(UPC−1010:ソ
ニー社製)を使用して、昇華転写プリンタUP−120
0(ソニー社製)を使用して、階調パターンで印画した
ときの給紙エラーの回数を測定した。
【0076】以上のような給紙エラーの測定を、他の実
施例や比較例で作製した印画紙100枚づつ用いて同様
に行った。
【0077】以上の結果を表1及び表2に示す。この表
1及び表2では、走行性が良好な場合には○とし、走行
性が不良な場合には×とし、走行性がその中間である場
合には△とした。
【0078】(3)ハンドリング試験の方法 ハンドリング試験の測定条件として、測定条件Aと測定
条件Bの2条件の下で測定を行った。どちらの条件にお
いても、各実施例や比較例で作製した印画紙をそれぞれ
100枚用意した。
【0079】<測定条件A>用意した印画紙100枚を
まとめて30°の傾斜に置き、印画紙が落ちる様子を観
察した。この結果を表1及び表2に示す。ここで、一枚
づつばらけて落ちた時を○とし、2、3枚重なって落ち
た時を△とし、1つの塊で落ちた時を×として評価し
た。
【0080】<測定条件B>用意した印画紙100枚を
まとめてベルトコンベアで時速6mの速さで運搬した時
の様子を観察した。この結果を表1及び表2に示す。こ
こで、まとめてあった100枚の印画紙が崩れなかった
場合を○とし、崩れた場合を×として評価した。
【0081】(4)電気抵抗の測定方法 電気抵抗の測定方法としては、Megaresta M
ODEL HT−301(SHISEIDO ELEC
TROSTATIC LTD社製)を用いて、温度25
℃、湿度60%の環境下に実施例や比較例で作製した各
印画紙を1日放置した後、温度25℃、湿度60%の環
境下で測定した。
【0082】この結果を表1及び表2に示す。
【0083】(5)カールの測定方法 カールの測定方法としては、実施例や比較例で作製した
各印画紙をそれぞれ温度20℃、湿度50%の環境下に
一定時間放置し、カールした部分の高さの最大値をそれ
ぞれ測定した。この結果を表1及び表2に示す。
【0084】(6)光沢の測定方法 光沢の測定方法としては、実施例や比較例で作製した各
印画紙について、デジタル変角光沢計VG−1(日本電
色工業社製)を用い、測定角を60°として、光沢を測
定した。この結果を表1及び表2に示す。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】表1及び表2の結果から、被熱転写シート
間の静止摩擦係数が0.15以上、0.48以下である
実施例1〜実施例5の被熱転写シートは、被熱転写シー
ト間の静止摩擦係数が上記の範囲外である比較例1、比
較例2、比較例4及び比較例5の被熱転写シートより
も、給紙走行性に優れ、ハンドリング特性も優れている
ことが判明した。このことから、被熱転写シート間の静
止摩擦係数は、0.15以上、0.48以下であること
が好ましいといえる。
【0088】また、被熱転写シート間の動摩擦係数が
0.32以下である実施例1〜実施例5の被熱転写シー
トは、被熱転写シート間の動摩擦係数が0.32以上で
ある比較例2及び比較例5であるの被熱転写シートより
も、給紙走行性に優れ、ハンドリング特性も優れている
ことが判明した。このことから、被熱転写シート間の動
摩擦係数は、0.32以下であることが好ましいといえ
る。
【0089】また、給紙ローラと被熱転写シートとの静
止摩擦係数が0.65以上1.0以下である実施例1〜
実施例5の被熱転写シートは、給紙ローラとの静止摩擦
係数が上記の範囲外である比較例3よりも、給紙走行性
に優れ、ハンドリング特性も優れていることが判明し
た。このことから、給紙ローラと被熱転写シートとの静
止摩擦係数は、0.65以上、1.0以下であることが
好ましいといえる。
【0090】さらに、電気抵抗が1010以下である実施
例1〜実施例5の被熱転写シートは、電気抵抗が上記の
範囲外である比較例7よりも、給紙走行性に優れ、ハン
ドリング特性も優れていることが判明した。このことか
ら、電気抵抗が1010以下であることが好ましいといえ
る。
【0091】また、カールの高さが温度20℃湿度50
%の下で10mm以下である実施例1〜実施例5の被熱
転写シートは、カールの高さが10mm以上である比較
例7の被熱転写シートよりも、給紙走行性に優れ、ハン
ドリング特性も優れていることが判明した。このことか
ら、カールの高さが温度20℃湿度50%の下で10m
mであることが好ましいといえる。
【0092】さらに、光沢度が80%以上である実施例
1〜実施例5は、光沢度が80%以下である比較例1〜
比較例7よりも、給紙走行性に優れ、ハンドリング特性
も優れていることが判明した。特に、光沢度が著しく低
い比較例1〜比較例3においては、ハンドリング特性が
低下することがわかった。このことから、光沢度が80
%以上であることが好ましいといえる。
【0093】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る被熱転写シートによれば、被熱転写シート間の静止摩
擦係数が0.15以上、0.48以下となされ、かつ被
熱転写シート間の動摩擦係数が0.32以下となされ、
さらに給紙ローラーとの静止摩擦係数が0.65以上、
1.0以下となされていることにより、重送や給紙不良
の現象を極力抑えることができ、良好な給紙走行性を得
ることができ、高品質な被熱転写シートとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した被熱転写シートの一例を示す
断面図である。
【図2】被熱転写シートが給紙ローラにより給紙される
様子を示す模式図である。
【図3】被熱転写シートが重なり合ったまま給紙される
重送現象の一例を示す模式図である。
【図4】被熱転写シートの一部が重なり合ったまま給紙
される重送現象の他の例を示す模式図である。
【図5】被熱転写シートのカールの様子を示す模式図で
ある。
【図6】本発明を適用した被熱転写シートの他の例を示
す断面図である。
【図7】本発明を適用した被熱転写シートの他の例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,5,20,30 被熱転写シート、2 基材、3
受容層、4 給紙ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の基材上に染料を受容するため
    の受容層が形成されてなり、画像を印画する際にプリン
    タ装置に配設された給紙ローラーにより給紙される被熱
    転写シートであって、 被熱転写シート間の静止摩擦係数が0.15以上、0.
    48以下であり、 被熱転写シート間の動摩擦係数が0.32以下であり、 上記給紙ローラーとの静止摩擦係数が0.65以上、
    1.0以下であることを特徴とする被熱転写シート。
  2. 【請求項2】 上記基材の上記受容層が形成された側と
    は反対側の面の電気抵抗が、1010Ω以下であることを
    特徴とする請求項1記載の被熱転写シート。
  3. 【請求項3】 上記受容層が形成された側の面の光沢度
    が80%以上であることを特徴とする請求項1記載の被
    熱転写シート。
  4. 【請求項4】 上記基材のカールの高さが、温度20
    ℃、湿度50%の環境下で10mm以下であることを特
    徴とする請求項1記載の被熱転写シート。
JP9190174A 1997-07-15 1997-07-15 被熱転写シート Pending JPH1134518A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007160743A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Sony Corp ロール状に巻回された状態の記録紙及びこれを用いるプリンタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007160743A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Sony Corp ロール状に巻回された状態の記録紙及びこれを用いるプリンタ装置

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