JPH11345294A - リーダまたは/およびライタシステムおよびこれを用いた通信システム - Google Patents

リーダまたは/およびライタシステムおよびこれを用いた通信システム

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JPH11345294A
JPH11345294A JP10154162A JP15416298A JPH11345294A JP H11345294 A JPH11345294 A JP H11345294A JP 10154162 A JP10154162 A JP 10154162A JP 15416298 A JP15416298 A JP 15416298A JP H11345294 A JPH11345294 A JP H11345294A
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Japan
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reader
writer
writer device
electromagnetic field
phase
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JP10154162A
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English (en)
Inventor
Masami Makuuchi
雅巳 幕内
Yoshihiko Hayashi
林  良彦
Taku Suga
卓 須賀
Koichi Kamisaka
晃一 上坂
Ryozo Yoshino
亮三 吉野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触式ICカードシステムにおいて、複数の
隣接リーダまたは/およびライタ装置間の混信および複
数の隣接非接触ICカードの誤動作を防止することを目
的とする 【解決手段】隣接配置した複数のリーダまたは/および
ライタ装置1a、1bに配設したリーダまたは/および
ライタアンテナ101a,101bの放射電磁界を隣接
配置したリーダまたは/およびライタ装置の間において
相対的に位相が反転関係となる様にリーダまたは/およ
びライタアンテナ101a,101bを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキャッシュ
ディスペンサ、電子マネー、自動改札システム、入退室
管理システム、公衆電話器等におけるキャッシュカー
ド、クレジットカード、乗車券、定期券、回数券、管理
カード、IDカード、免許証、テレホンカード等の非接
触ICカードとの間において近接無線動作用電力伝送及
び通信を行うリーダまたは/およびライタ装置、リーダ
または/およびライタシステムおよびこれを用いた通信
システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、駅の改札口やバス等において使用
する乗車券や定期券等をICカード化し、このICカー
ドを使用者が駅の改札口やバスや入退口等に備えられた
リーダまたは/およびライタに対して非接触で通過させ
たとき、リーダまたは/およびライタとカードとの間で
の電磁結合方式または電磁誘導方式等により電力または
/および信号の授受を行う非接触ICカードシステム(近
接無線カードシステム)が開発されている。
【0003】例えば、特開平9‐212606号では、
リーダまたは/およびライタ装置に複数個のアンテナコ
イルを配置し、各コイルに位相の異なるキャリア信号を
供給することで遠方における電磁界を大きくせずに、リ
ーダまたは/およびライタ装置とICカードとの通信距離
を延ばす技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、非接触ICカ
ードとリーダまたは/およびライタ装置との通信距離が
数cmから数10cmとなると、このような従来の非接
触ICカードシステムでは、隣接配置したリーダまたは
/およびライタ装置からの混信等の影響による非接触I
Cカードへの誤データの書き込みや誤データの読み出し
等の問題があり、非接触ICカードシステムの信頼性低
下という課題を有していた。
【0005】すなわち、従来の非接触カードシステムで
は、他のリーダまたは/およびライタ装置からの混信等
の影響を考慮していなかったため、通信対象となるICカ
ードに対して誤データを書き込んだり、もしくは読み出
したりする可能性があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決すべく、隣接配
置したリーダまたは/およびライタからの混信等の影響
を取り除くことにより、非接触ICカードシステムの高
信頼性化を実現する手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ICカードに対して少なくとも電力の供給
もしくは通信を行う第一、第二のリーダまたは/および
ライタ装置を備え、該第一のリーダまたは/およびライ
タ装置が発生する電磁界の位相と、該第二のリーダまた
は/およびライタ装置が発生する電磁界の位相とをほぼ
逆位相としたものである。
【0008】また、前記構成において、前記第一のリー
ダまたは/およびライタ装置の有する電磁界発生手段を
第一の位相を有する電流、電圧、電力のいずれかにより
駆動し、かつ前記第二のリーダまたは/およびライタ装
置の有する電磁界発生手段を該第一の位相とほぼ逆位相
の第二の位相を有する電流、電圧、電力のいずれかによ
り駆動することにより、前記第一のリーダまたは/およ
びライタ装置が発生する電磁界の位相と、前記第二のリ
ーダまたは/およびライタ装置が発生する電磁界の位相
とをほぼ逆位相としたものである。
【0009】また、前記構成において、前記第一のリー
ダまたは/およびライタ装置が発生する電磁界と前記第
二のリーダまたは/およびライタ装置が発生する電磁界
とのnull点を前記第一のリーダまたは/およびライタ装
置と前記第二のリーダまたは/およびライタ装置との間
に位置させるように前記第一の位相と前記第二の位相と
を逆位相に設定したものである。
【0010】また、前記構成において、前記第一、第二
のリーダまたは/およびライタ装置の有する電磁界発生
手段をコイルで構成し、前記第一、第二のリーダまたは
/およびライタ装置の有するコイルに流れる電流の向き
を逆にすることにより、前記第一のリーダまたは/およ
びライタ装置が発生する電磁界の位相と、前記第二のリ
ーダまたは/およびライタ装置が発生する電磁界の位相
とをほぼ逆位相にしたものである。
【0011】また、前記構成において、前記第一、第二
のリーダまたは/およびライタ装置の有する電磁界発生
手段をコイルで構成し、前記第一、第二のリーダまたは
/およびライタ装置の有するコイルの巻く向きを逆にす
ることにより、前記第一のリーダまたは/およびライタ
装置が発生する電磁界の位相と、前記第二のリーダまた
は/およびライタ装置が発生する電磁界の位相とをほぼ
逆位相にしたものである。
【0012】また、前記構成において、前記第一、第二
のリーダまたは/およびライタ装置の有する電磁界発生
手段を非同期に駆動すると、それぞれの駆動状態に応じ
て前記第一、第二のリーダまたは/およびライタ装置が
発生する電磁界のnull点の位置が移動してしまい、他の
リーダまたは/およびライタ装置固有の通信エリアに影
響を及ぼす可能性があるので、前記第一、第二のリーダ
または/およびライタ装置の有する電磁界発生手段を同
期させて駆動するものである。
【0013】以上のような構成によれば、近接されるI
Cカードに対して電磁結合方式または電磁誘導方式等に
より電力および信号の授受を行うリーダまたは/および
ライタシステムにおいて、各リーダまたは/およびライ
タ装置が他のリーダまたは/およびライタ装置からの影
響を受けない固有の通信エリアを形成するので、隣接配
置したリーダまたは/およびライタからの影響または/
および隣接配置した非接触ICカードへの影響を取り除
くことが可能となり、リーダまたは/およびライタシス
テムの高信頼性化を実現することができる。
【0014】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に、ICカードに対して少なくとも電力の供給もしくは通
信を行う第一、第二のリーダまたは/およびライタ装置
を備え、該第一のリーダまたは/およびライタ装置の有
するアンテナコイルの中心と該第二のリーダまたは/お
よびライタ装置の有するアンテナコイルの中心との距離
d、規格値等の目標値として設定されるICカードと該第
一のリーダまたは/およびライタ装置もしくは該第二の
リーダまたは/およびライタ装置との間の許容通信距離
h、該第一のリーダまたは/およびライタ装置もしくは該
第二のリーダまたは/およびライタ装置の有するアンテ
ナコイルから発生する電磁界の半値角θとの関係が d>2×h×tan(θ/2) を満足するように該第一、第二のリーダまたは/および
ライタ装置を配置したものである。
【0015】これによっても、他のリーダまたは/およ
びライタ装置からの影響を受けない各リーダまたは/お
よびライタ装置固有の通信エリアを形成できるので、隣
接配置したリーダまたは/およびライタからの影響また
は/および隣接配置した非接触ICカードへの影響を取
り除くことが可能となり、リーダまたは/およびライタ
システムの高信頼性化を実現することができる。
【0016】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に、ICカードが前記第一のリーダまたは/およびライタ
装置との間で少なくとも電力の供給もしくは通信を行う
場合において、該ICカードが前記第二のリーダまたは/
およびライタ装置との間で少なくとも通信を行わないよ
うに前記第一、第二のリーダまたは/およびライタ装置
を駆動するものである。
【0017】これによって隣接配置したリーダまたは/
およびライタ装置からの影響や隣接配置した非接触IC
カードへの影響を取り除くことが可能となり、通信シス
テムの高信頼性化を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態について
図を用いて説明する。
【0019】図1は、本発明に係る例えば改札口やバス
や入退口や所定の場所に備えられたリーダまたは/およ
びライタユニット(装置)1から非接触で通過または近
接される非接触カード(近接無線カード:ICカード)
2に対して電磁結合方式または電磁誘導方式等により電
力を伝送すると共に通信を行う電力伝送および通信方式
の概略構成を示す図である。非接触カード(近接無線カ
ード:ICカード)2は、使用者が保持して改札口やバ
スや入退口に備えられたリーダまたは/およびライタユ
ニット1に対して非接触で例えば5〜15cm位までの
距離を離して通過させることによって電磁結合方式また
は電磁誘導方式等によりキャッシュカード、クレジット
カード、乗車券、定期券等の情報を送受信してキャッシ
ュカード、クレジットカード、乗車券、定期券等の役目
をするものである。なお、このとき、リーダまたは/お
よびライタアンテナ101はICカードに対して図に示
すような電磁界を発生する。
【0020】ところで、このようなリーダまたは/およ
びライタ装置を複数台、並列に設置すると、通過しよう
とするICカードが隣接して配置された他のリーダまた
は/およびライタ装置からの影響を受ける場合がある。
そこで、本発明では、隣接するリーダまたは/およびラ
イタ装置のうちの一方から発生する電磁界の位相と、他
方から発生する電磁界の位相とを逆位相とすることで、
それぞれのリーダまたは/およびライタ装置固有の通信
エリアをその発生する電磁界強度に関わらず確保できる
ように構成した。この原理を図2を用いて説明する。
【0021】図2は、リーダまたは/およびライタユニ
ット1a、1bに設けられたリーダまたは/およびライ
タアンテナ101a、101bと非接触ICカード2
a、2bに形成されたカードアンテナコイル201a、
bとの間で、電磁結合方式または電磁誘導方式等により
電力伝送または/および情報の送受信(通信)をそれぞ
れ行う場合を示したものである。
【0022】図において,リーダまたは/およびライタ
ユニット1aは非接触ICカード2aを動作対象とし、
リーダまたは/およびライタユニット1bは非接触IC
カード2bを動作対象とする。また、リーダまたは/お
よびライタアンテナ101a、101bはそれぞれ同一
の周波数で互いに逆位相となるように交流駆動され、図
中の矢印の向きのように、互いに逆向きの磁束を発生す
るように設定されている。従って、隣接するリーダまた
は/およびライタ装置1a、1bでは、それぞれ逆位相
でアンテナ101a、101bを駆動するので、例えば
非接触ICカード2b近傍のリーダまたは/およびライ
タ装置1aからの電磁界は、リーダまたは/およびライ
タ装置1bからの逆位相の電磁界により打ち消され、そ
の誘起電力分布はリーダまたは/およびライタアンテナ
101a、101bから距離を隔てるに従い減衰し、リ
ーダまたは/およびライタアンテナ101aと101b
との中間位置において誘起電力が0となる点(NULL
点)を形成することとなる。但し、この誘起電力分布
は、非接触ICカード2a、2bに形成したカードアン
テナコイル201とリーダまたは/およびライタアンテ
ナ101a、101bとが平行となる場合である。従っ
て、図2に示すように、他のリーダまたは/およびライ
タ装置からの電磁界が各リーダまたは/およびライタ装
置固有の通信エリアに影響を与えないように、ほぼリー
ダまたは/およびライタ装置1a、1bとの中間にNU
LL点を設定すれば、磁界強度をどんなに強くしたとし
ても、そのNULL点を境界として各リーダまたは/お
よびライタ装置固有の通信範囲を設定することができ
る。これによって、各リーダまたは/およびライタユニ
ット1a、1bは、隣接するリーダまたは/およびライ
タ装置からの混信等の影響を受けずに、それぞれの動作
対象とする非接触ICカード2a、2bとの間で確実な
電力伝送または/および情報の送受信(通信)が可能と
なる。すなわち、非接触ICカードへの誤データの書き
込みや誤データの読み出し等を低減し、非接触ICカー
ドシステムの高信頼性化の実現が可能となる。
【0023】なお、リーダまたは/およびライタ装置か
ら発生する電磁界を逆位相にするには、電磁界発生手段
であるリーダまたは/およびライタアンテナを駆動する
電流、電圧、電力のいずれかの位相を逆位相にすれば実
現可能である。もしくは、図3に示すように、リーダま
たは/およびライタ装置30a、bの有するアンテナコ
イル31a、bの巻く向きを同じにし、そのアンテナコ
イルを駆動する電流の流れる向きを逆にすることによっ
てもアンテナコイル31a、bから発生される電磁界の
向きは逆位相となる。もしくは、図4に示すように、ア
ンテナコイルの巻く方向を逆にしてもよい。
【0024】ところで、各リーダまたは/およびライタ
装置の有する電磁界発生手段を非同期に駆動すると、そ
れぞれの駆動状態に応じて隣接するリーダまたは/およ
びライタ装置が発生する電磁界のnull点の位置が移動し
てしまうことが研究により明らかとなった。すなわち、
null点の位置が移動することにより、各リーダまたは/
およびライタ装置固有の通信エリアが変動し、通信対象
となるICカードに対して他のリーダまたは/およびラ
イタ装置からの混信が生じる可能性があることが研究に
より明らかとなった。
【0025】そこで、各リーダまたは/およびライタ装
置を同期させて駆動する例を図5に示す。図5は、図2
に示す原理を具体化した例でもある。
【0026】図5は、本発明に係るリーダまたは/およ
びライタ装置1a〜cと近接無線カード(ICカード)2と
の間において、無線によって電力を伝送し、更に無線に
よって情報の送受信(通信)を行う通信システムの一実
施の形態を示す図であり、制御装置3からのキャリア信
号に同期して駆動するリーダまたは/およびライタ装置
1a〜c(リーダまたは/およびライタシステム)を示す
図である。
【0027】なお、図5は、R/Wユニット(リーダまた
は/およびライタユニット)1に設けられたR/Wコイル
(リーダまたは/およびライタコイル)101と近接無
線カード2に形成されたカードコイル201との間で、
図6に示す電力伝送波およびデータ通信変調波からなる
電磁波(無線)を使って電力の伝送および通信の送受信
の両方を行うが、電力伝送波と信号波とを各々別のアン
テナにより送信しても問題はない。
【0028】まず、R/Wユニット(リーダまたは/およ
びライタユニット)1の構成について説明する。
【0029】図において、R/Wユニット(リーダまたは
/およびライタユニット)1は、人体検知もしくはカー
ド検知信号と制御装置3からの13.56Mhzのキャリア
信号を入力とし、R/Wコイル(リーダまたは/およびラ
イタコイル)101を駆動する13.56MHzの駆動信
号を出力とするAND回路105と、近接無線カード2へ
送信する入力されたデータ106を符号化する符号化回
路107と、上記13.56MHzの駆動信号に上記符号
化回路107で符号化された信号を振幅変調(Amplitud
e Shift Keying変調)により重畳させる変調器108
と、該変調器108で13.56MHzの駆動信号上にASK
変調された信号を増幅する送信アンプ109と、該送信
アンプ109で増幅された信号をインダクタンス結合1
03により結合させ、コンデンサ104を有してインピ
ーダンスをマッチングさせて反射防止をするための整合
回路(給電回路)102と、該整合回路102の出力に
応じて電力の伝送及びデータの送信を行うべく電磁波を
発生し、近接無線カード2のカードコイル201から電
磁波によって送信されてきたデータを受信するR/Wコイ
ル(リーダまたは/およびライタコイル)101と、該
R/Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)10
1で受信した信号を整合回路102で整合させてインダ
クタンス結合103により生じた信号からノイズ成分を
取り除くフィルタ回路110と、該フィルタ回路110
を通して得られる信号を増幅する受信アンプ111と、
該受信アンプ111で増幅された信号を前述の13.5
6MHzの駆動信号を用いて復調する復調器112と、該
復調器112で復調された信号を復号化して受信データ
114として出力する復号化回路113と、人体やICカ
ードを検出する検出手段231と、検出手段231から
検出信号に基づいて送信アンプ109のON/OFFや出力ゲ
インを制御したり、AND回路105からの出力を可能と
する制御回路232と、制御装置3からのキャリア信号
の位相を反転若しくは非反転する位相反転回路240と
を備えている。
【0030】なお、リーダまたは/およびライタ装置1
a、1b、1cが順に並んで配置されている場合は、リー
ダまたは/およびライタ装置1aと1cの有する位相反転
回路240を非反転状態にし、リーダまたは/およびラ
イタ装置1bの有する位相反転回路240を反転状態に
設定する。すなわち、隣接して配置したリーダ/ライタ
装置1aの駆動信号の位相と、リーダまたは/およびラ
イタ装置1bの駆動信号の位相とが逆位相となるように
構成する。同様に隣接して配置したリーダまたは/およ
びライタ装置1bの駆動信号の位相と、リーダまたは/
およびライタ装置1cの駆動信号の位相とが逆位相とな
るように構成する。従って、逆位相の関係にある駆動信
号により各R/Wコイル(リーダまたは/およびライタコ
イル)101を駆動するので、リーダまたは/およびラ
イタ装置1aと1cから発生する電磁界の位相と、リーダ
または/およびライタ装置1bから発生する電磁界の位
相とは逆位相の関係となる。
【0031】次に、近接無線カード2の構成について説
明する。
【0032】図において、近接無線カード2は、R/Wユ
ニット(リーダまたは/およびライタユニット)1のR/
Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)101
から電力の伝送及びデータの送信を行うべく発生した電
磁波を受信し、ロードスイッチング変調された送信デー
タに応じた電磁波を発生するカードコイル201と、無
線チップ202と、CPU+インタフェースチップ210
とを備えている。
【0033】また、無線チップ202は、該カードコイ
ル201で受信した13.56MHzの電力については整
流し、送受信信号についてはインピーダンスマッチング
させて整合する整合・整流回路203と、該整合・整流
回路203から整流された誘起電圧から5mW程度で2〜
5V程度の一定の直流電圧電源205として供給する電
源回路204と、上記整合・整流回路203から得られ
る受信信号からクロックを抽出するクロック抽出回路2
06と、上記整合・整流回路203から得られる受信信
号からノイズ成分を取り除くLPF回路207と、該LPF回
路207から得られる受信信号を波形成形する波形成形
回路208と、送信信号をロードスイッチング変調させ
て上記整合・整流回路203に与えて整合させてカード
コイル201に供給するロードスイッチング変調回路2
09とを備えている。
【0034】また、CPU+インターフェースチップ21
0は、該無線チップ202のクロック抽出回路206で
抽出されたクロック信号に基づいて分周してマイコン2
14を働かせる信号を生成する分周回路211と、無線
チップ202の波形成形回路208から得られる信号を
復号化する復号化回路212と、該復号化回路212か
ら得られる復号化データ(受信データ)を制御してマイ
コン214へ入力する受信データ制御回路213と、マ
イコン214から送信データを制御して得る送信データ
制御回路215と、該送信データ制御回路215から制
御して得られる送信データを符号化して無線チップ20
2のロードスイッチング変調回路209へ入力する符号
化回路216と、カードとしての情報を記憶するメモリ
を内蔵して送受信データの処理及びメモリとの間のデー
タの転送等を行うH8マイコン等のマイコン214とを
有し、無線チップ202の電源回路204から安定した
電源205の供給を受けている。
【0035】次に、制御装置3の構成について説明す
る。
【0036】図において、制御装置3は、各リーダまた
は/およびライタ装置1a〜cの位相反転回路240に1
3.56Mhzのキャリア信号を供給するリーダまたは/お
よびライタクロック301と、各リーダまたは/および
ライタ装置1a〜cとの間でデータの入出力を行うI/F回
路302と、ホストコンピュータとの間でデータの入出
力を行うI/F回路303とを備えている。
【0037】次に、図5に示す各リーダまたは/および
ライタ装置1A〜1Cに対して、ICカード2A〜2C
が時間を異ならせて通過する場合の動作を説明する。図
7は、その場合の制御装置3の有するリーダまたは/お
よびライタクロック301が発生するキャリア信号T
と、ICカードを検出した場合に各リーダまたは/およ
びライタ装置1A〜1Cが発生するキャリア信号A〜C
とを示している。
【0038】まず、制御装置3は各リーダまたは/およ
びライタ装置1A〜1Cに対してリーダまたは/および
ライタクロック301からのキャリア信号Tを供給す
る。各リーダまたは/およびライタ装置1A〜1Cで
は、このキャリア信号Tを位相反転回路240を介して
AND回路105へ供給する。なお、リーダまたは/お
よびライタ装置1Bでは、前述の通り、位相反転回路2
40によりキャリア信号Tの位相は反転されており、リ
ーダまたは/およびライタ装置1A、1Cのキャリア信
号Tの位相に対して逆位相の関係となっている。
【0039】次に、リーダまたは/およびライタ装置1
Aにおいて、検知手段231がICカード2Aを検知す
ると、その検知信号が出力制御回路232を介してAN
D回路105に送信される。検知信号が送信されたAN
D回路105では、キャリア信号Tに基づくキャリア信
号Aを出力し、 R/Wコイル(リーダまたは/およびライ
タコイル)101を駆動する。すなわち、キャリア信号
Aに対して符号化回路107で符号化された信号を変調
器108により振幅変調(Amplitude Shift Keying変
調)により重畳させ、送信アンプ109により増幅さ
せ、 R/Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)
101により電力の伝送及びデータの送信を行うべく電
磁波を発生する。なお、この場合、検出手段231から
検出信号に基づいて送信アンプ109はONもしくは最適
な出力ゲインに制御されている。
【0040】そして、R/Wユニット(リーダまたは/お
よびライタユニット)1とICカード2との間では、R/
Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)101
とカードコイル201とを用いて電力伝送やデータ電送
を行う。
【0041】次に、リーダまたは/およびライタ装置1
Bにおいて、検知手段231がICカード2Bを検知す
ると、その検知信号が出力制御回路232を介してAN
D回路105に送信される。検知信号が送信されたAN
D回路105では、位相反転回路240により位相が反
転されたキャリア信号Tに基づくキャリア信号Bを出力
し、 R/Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)
101を駆動する。すなわち、キャリア信号Bに対して
符号化回路107で符号化された信号を変調器108に
より振幅変調(Amplitude Shift Keying変調)により重
畳させ、送信アンプ109により増幅させ、 R/Wコイル
(リーダまたは/およびライタコイル)101により電
力の伝送及びデータの送信を行うべく電磁波を発生す
る。なお、この場合も、検出手段231から検出信号に
基づいて送信アンプ109はONもしくは最適な出力ゲイ
ンに制御されている。
【0042】従って、リーダまたは/およびライタ装置
1Aの有するR/Wコイル(リーダまたは/およびライタ
コイル)101と、リーダまたは/およびライタ装置1
Bの有するR/Wコイル(リーダまたは/およびライタコイ
ル)101とは、逆位相の関係にあるキャリア信号A、
Bによりそれぞれ駆動されることとなり、前述の図2に
示す誘起電力分布となる。また、逆位相の関係にあるキ
ャリア信号A、Bは、制御装置3からのキャリア信号T
に基づいて生成されているので同期した駆動方法とな
る。
【0043】なお、リーダまたは/およびライタ装置1
Cにおいても、同様の処理が行われる。
【0044】以上のように、制御装置3からのキャリア
信号に基づいて各リーダまたは/およびライタ装置を駆
動するので、それぞれの駆動状態に応じて各リーダ/ラ
イタ装置が発生する電磁界のnull点の位置が移動するよ
うなことはなくなる。また、ほぼリーダまたは/および
ライタ装置1a、1b、1cとの中間にNULL点を設
定しているので、磁界強度をどんなに強くしたとして
も、そのNULL点を境界として各リーダまたは/およ
びライタ装置固有の通信範囲を設定することができ、そ
れぞれの動作対象とする非接触ICカード2a、2b、
2cとの間で確実な電力伝送または/および情報の送受
信(通信)が可能となる。すなわち、非接触ICカード
への誤データの書き込みや誤データの読み出し等を低減
し、非接触ICカードシステムの高信頼性化の実現が可
能となる。
【0045】図8は、リーダまたは/およびライタユニ
ット1a、1bと非接触ICカード2a、2bとの間に
おいて電磁結合方式または電磁誘導方式等により電力伝
送および情報の送受信(通信)を行う装置(システム)
で、本発明に係る第二の実施形態を説明するための構成
図である。
【0046】図においてリーダまたは/およびライタア
ンテナ101a、101bはそれぞれ指向性を持つこと
が一般に知られている(例えば「アンテナ・電波伝
搬」、コロナ社、虫明康人著)。ここではリーダまたは
/およびライタアンテナ101a、101bからの放射
強度の半値角をθ、リーダまたは/およびライタユニッ
ト1a、1bと非接触ICカード2a、2bとの間で目
標とする通信距離をh、通信領域の幅をw、リーダまた
は/およびライタユニット間の距離をdで表している。
非接触ICカード2a、2bに搭載したカードICチッ
プ202を駆動して通信を行うための十分な電力を、リ
ーダまたは/およびライタアンテナ101a、101b
からの放射電磁界強度の半値以上で誘起する様に設定
し、目標とする通信距離hにおけるリーダまたは/およ
びライタアンテナ101a、101bの放射強度の半値
幅を目標とする通信領域の幅wと等しくなるように設定
すると、通信距離hと通信領域wとの関係は式(1)で
表せる。
【0047】w=2×h×tan(θ/2)…(1) この時、リーダまたは/およびライタユニット1aから
みて非接触ICカード2bは通信領域外に存在し、また
リーダまたは/およびライタユニット1bからみて非接
触ICカード2aは通信領域外に存在する。つまり図3
に示すように複数のリーダライタユニット1a、1bと
複数の非接触ICカード2a、2bが隣接して存在し、
リーダライタユニット1aと非接触ICカード2aおよ
びリーダライタユニット1bと非接触ICカード2bと
が互いに独立して電力の授受および/またはデータの通
信を行う場合、リーダライタユニット1aと1bおよび
非接触ICカード2aと2bとは式(2)に示す距離d
だけ離れれば互いに干渉しあうことはない。
【0048】d>2×h×tan(θ/2)…(2) 例えばリーダまたは/およびライタアンテナ101aお
よび101bをスパイラル形状とすると半値角θは約9
0度になり、目標とする通信距離hを20cmとする
と、リーダライタユニット1a、1bと非接触ICカー
ド2a、2bはそれぞれ40cm以上離して設置すれば
互いに干渉せず独立に電力の授受および/またはデータ
の通信が可能となる。
【0049】なお、上述の説明においては、リーダまた
は/およびライタユニット1a、1bに設置したリーダ
または/およびライタアンテナをスパイラル形状とした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず種々のア
ンテナ形状のものを適用できる。つまりアンテナ形状お
よびアンテナ駆動電力から放射強度を計算または測定し
目標とする通信距離における通信領域の幅wを求め、隣
接した複数のリーダライタユニットおよび複数の非接触
ICカードとを距離w以上離して配置すればよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、近接されるICカード
に対して電磁結合方式または電磁誘導方式等により電力
または/および信号の授受を行うリーダまたは/および
ライタと非接触ICカードからなる非接触ICカードシ
ステムにおいて、隣接配置したリーダまたは/およびラ
イタ装置からの影響を取り除くことにより非接触ICカ
ードシステムの高信頼性化を実現することができる。
【0051】また、複数のリーダまたは/およびライタ
装置の有する電磁界発生手段を同期させて駆動すること
により、リーダまたは/およびライタ装置間のnull点の
位置が移動しないので、隣接配置したからの影響を取り
除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーダまたは/およびライタユニ
ットと非接触ICカードとの間において電磁結合方式ま
たは電磁誘導方式等によって電力伝送および通信を行う
ことを示した概略構成斜視図である。
【図2】本発明に係る非接触ICカードシステムで第一
の実施形態を示す図である。
【図3】本発明に係る非接触ICカードシステムで第一
の実施形態についてリーダまたは/およびライタユニッ
トを示す図である。。
【図4】本発明に係る非接触ICカードシステムで第一
の実施形態についてリーダまたは/およびライタユニッ
トを示す図である。。
【図5】本発明に係るリーダまたは/およびライタユニ
ットと非接触ICカードとの間において電磁結合方式ま
たは電磁誘導方式等によって電力伝送および通信を行う
ことを示したシステム図である。
【図6】本発明に係る非接触ICカードシステムで用い
る電力電送波およびデータ通信変調波を示す図である。
【図7】本発明に係る非接触ICカードシステムで用い
るキャリア信号を示す図である。
【図8】本発明に係る非接触ICカードシステムで第二
の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1…リーダまたは/およびライタユニット、2…非接触
ICカード、3…カードキャリア、4…磁性体、5…周
面側金属板、101…リーダライタアンテナ、201…
カードアンテナコイル、202…カードICチップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上坂 晃一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 吉野 亮三 神奈川県秦野市堀山下1番地株式会社日立 製作所汎用コンピュータ事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードに対して少なくとも電力の供給も
    しくは通信を行う第一、第二のリーダまたは/およびラ
    イタ装置を備え、 該第一のリーダまたは/およびライタ装置が発生する電
    磁界の位相と、該第二のリーダまたは/およびライタ装
    置が発生する電磁界の位相とをほぼ逆位相としたことを
    特徴とするリーダまたは/およびライタシステム。
  2. 【請求項2】前記第一のリーダまたは/およびライタ装
    置の有する電磁界発生手段を第一の位相を有する電流、
    電圧、電力のいずれかにより駆動し、かつ前記第二のリ
    ーダまたは/およびライタ装置の有する電磁界発生手段
    を該第一の位相とほぼ逆位相の第二の位相を有する電
    流、電圧、電力のいずれかにより駆動することにより、
    前記第一のリーダまたは/およびライタ装置が発生する
    電磁界の位相と、前記第二のリーダまたは/およびライ
    タ装置が発生する電磁界の位相とをほぼ逆位相としたこ
    とを特徴とする請求項1記載のリーダまたは/およびラ
    イタシステム。
  3. 【請求項3】前記第一のリーダまたは/およびライタ装
    置が発生する電磁界と前記第二のリーダまたは/および
    ライタ装置が発生する電磁界とのnull点を前記第一のリ
    ーダまたは/およびライタ装置と前記第二のリーダまた
    は/およびライタ装置との間に位置させるように前記第
    一の位相と前記第二の位相とを逆位相に設定したことを
    特徴とする請求項2記載のリーダまたは/およびライタ
    システム。
  4. 【請求項4】前記第一、第二のリーダまたは/およびラ
    イタ装置の有する電磁界発生手段をコイルで構成し、前
    記第一、第二のリーダまたは/およびライタ装置の有す
    るコイルに流れる電流の向きを逆にすることにより、前
    記第一のリーダまたは/およびライタ装置が発生する電
    磁界の位相と、前記第二のリーダまたは/およびライタ
    装置が発生する電磁界の位相とをほぼ逆位相にしたこと
    を特徴とする請求項1記載のリーダまたは/およびライ
    タシステム。
  5. 【請求項5】前記第一、第二のリーダまたは/およびラ
    イタ装置の有する電磁界発生手段をコイルで構成し、前
    記第一、第二のリーダまたは/およびライタ装置の有す
    るコイルの巻く向きを逆にすることにより、前記第一の
    リーダまたは/およびライタ装置が発生する電磁界の位
    相と、前記第二のリーダまたは/およびライタ装置が発
    生する電磁界の位相とをほぼ逆位相にしたことを特徴と
    する請求項1記載のリーダまたは/およびライタシステ
    ム。
  6. 【請求項6】前記第一、第二のリーダまたは/およびラ
    イタ装置の有する電磁界発生手段を同期させて駆動する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリー
    ダまたは/およびライタシステム。
  7. 【請求項7】ICカードに対して少なくとも電力の供給も
    しくは通信を行う第一、第二のリーダまたは/およびラ
    イタ装置を備え、 該第一のリーダまたは/およびライタ装置の有するアン
    テナコイルの中心と該第二のリーダまたは/およびライ
    タ装置の有するアンテナコイルの中心との距離d、規格
    値等の目標値として設定されるICカードと該第一のリー
    ダまたは/およびライタ装置もしくは該第二のリーダま
    たは/およびライタ装置との間の許容通信距離h、該第一
    のリーダまたは/およびライタ装置もしくは該第二のリ
    ーダまたは/およびライタ装置の有するアンテナコイル
    から発生する電磁界の半値角θとの関係が d>2×h×tan(θ/2) を満足するように該第一、第二のリーダまたは/および
    ライタ装置を配置したことを特徴とするリーダまたは/
    およびライタシステム。
  8. 【請求項8】前記第一のリーダまたは/およびライタ装
    置と、前記第二のリーダまたは/およびライタ装置とが
    隣接するように配置されていることを特徴とする請求項
    1から7のいずれかに記載のリーダまたは/およびライ
    タシステム。
  9. 【請求項9】ICカードと、請求項1から8のいずれかに
    記載のリーダまたは/およびライタシステムとを備えた
    通信システムであって、 該ICカードが前記第一のリーダまたは/およびライタ装
    置との間で少なくとも電力の供給もしくは通信を行う場
    合において、該ICカードが前記第二のリーダまたは/お
    よびライタ装置との間で少なくとも通信を行わないよう
    に前記第一、第二のリーダまたは/およびライタ装置を
    駆動するとことを特徴とする通信システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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