JPH11345732A - 静止電磁誘導電器の巻線装置 - Google Patents

静止電磁誘導電器の巻線装置

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JPH11345732A
JPH11345732A JP10151330A JP15133098A JPH11345732A JP H11345732 A JPH11345732 A JP H11345732A JP 10151330 A JP10151330 A JP 10151330A JP 15133098 A JP15133098 A JP 15133098A JP H11345732 A JPH11345732 A JP H11345732A
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wire
supply drum
drum
supply
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泰三 奥田
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守 佐渡
Ryuichi Shimokawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースを小さくでき、線材に損傷を与
えるおそれがなく、信頼性を向上できる静止電磁誘導電
器の巻線装置を得る。 【解決手段】 昇降装置41にてサプライドラム20を
昇降するとともに巻型昇降装置71にて巻型81を昇降
し、サプライドラム20から引き出される線材Wの位置
が上下に変化しても、ほぼ水平に巻型81に巻き取られ
るようにする。巻型81への巻き取り時及びサプライド
ラム20に線材を巻き戻す必要が生じたとき、パウダク
ラッチ55によりサプライドラム20に与えるトルクを
制御して巻き取り及び巻き戻しの張力を所定値にする。
サプライドラム20と巻芯81間の線材Wがほぼ水平と
なり、曲げ癖が生じないのでサプライドラムと巻型との
距離を短くして設置スペースを小さくできる。また、サ
プライドラムを制動して線材に所定の引き出し張力を与
えるので、線材を損傷するおそれもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器などの静
止電磁誘導電器の製造に使用する巻線装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば特開昭55−1022
18号公報に示された従来の変圧器の巻線装置を示す側
面図である。図において、工場の床面Fに基台11が設
置され、この基台11上には円形のターンテーブル12
が鉛直軸を中心にして回転可能に支持されている。ター
ンテーブル12の上面には円筒状の巻型13が同心的に
固定されている。ターンテーブル12の下面にはギヤ1
4が同心的に設けられ、基台11に設置されたモータ1
5により駆動されるピニオン16が噛合されている。
【0003】そして、巻型13を取り囲むようにして床
面Fに昇降装置18が設置されている。昇降装置18に
は、水平位を維持しながらパンタグラフ機構により鉛直
方向である図の矢印A方向に昇降される昇降台19上に
鉛直軸を中心に回転可能にサプライドラム20が支持さ
れている。また、サプライドラム20と巻型13との間
に巻型13に巻き取られる線材Wにテンションを与える
ブレーキ21が設けられている。
【0004】モータ15によりターンテーブル12を介
して巻型13を回転駆動して、サプライドラム20に巻
回された線材Wを巻き取り円筒状の巻線25を形成す
る。このとき、巻型13の回転と同期させて図示しない
制御装置により昇降台19を昇降制御してブレーキ21
を通過して巻型13に巻き取られる線材Wがほぼ水平な
姿勢を保つようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻線装置は以上
のように構成されているので、次のような問題点があっ
た。 (1)サプライドラム20、ブレーキ21がともに昇降
台19上の高さが一定に固定されているので、サプライ
ドラム20から線材Wが巻き取られるときにサプライド
ラム20とブレーキ21間で線材Wのパスラインが折曲
する。例えば、図12に一点鎖線で示すWBの如くな
り、巻型13に巻いたときに曲げ癖がついて変形したま
まになる場合があった。これを防止するには、サプライ
ドラム20とブレーキ21との間隔を大きく空けなけれ
ばならないが、この場合巻線装置の設置スペースが大き
くなる。 (2)ブレーキ21により線材Wに摩擦力を与えるの
で、線材特に紙テープ巻き絶縁処理された線材に損傷を
与えるおそれがあった。
【0006】(3)サプライドラム20に線材を巻き戻
す時に線材に張力を与える装置がなかったので巻型13
に巻き取られた線材Wをサプライドラム20へ巻き戻す
ときに線材が緩み、線材が変形したり絡まったりするお
それがあった。 (4)線材Wを巻型13の径方向に重なるようにして複
数回巻回して円板状のセクションコイルを順次に形成し
ていく巻線においては、一のセクションコイルから次の
セクションコイルへ渡るときにその渡り代だけ線材Wを
段違いに加工する渡り用曲げ加工(以下、S曲げ加工と
いう)を行うが、これを行う適切な装置がなく、手作業
により行っていたので作業能率が悪かった。 (5)複数のサプライドラム20から引き出される線材
を転位して巻型13に供給する適切な転位装置がなかっ
た。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決し
て、設置スペースを小さくでき、線材に損傷を与えるお
それがなく、信頼性を向上できる静止電磁誘導電器の巻
線装置を得ることを目的とする。さらに、一のセクショ
ンコイルから別のセクションコイルへ渡るときにその渡
り代だけ線材を段違いに加工する渡り用曲げ加工を行う
ことができ、あるいは複数のサプライドラムにから引き
出される線材を転位するためにその相互位置を入れ換え
て巻型に供給でき、作業能率が向上するとともに品質の
安定した巻線を製作することができる静止電磁誘導電器
の巻線装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の静止電磁誘導電器の巻線装置は、鉛直軸を
中心に正逆両方向に回転可能にされ線材が巻かれたサプ
ライドラムが載置されるターンテーブルとサプライドラ
ムから引き出される線材に所定の巻き取り張力を与える
ようにサプライドラムの回転を制動する制動装置とサプ
ライドラムを逆方向に回転させて一旦送り出された線材
を所定の巻き戻し張力を与えながらサプライドラムに巻
き戻す巻き戻し装置とを有するサプライ装置、鉛直軸を
中心に回転しながらサプライドラムから線材を巻き取っ
て巻線を形成する巻型を有する巻線機、及びサプライド
ラムから巻型に巻き取られる線材がサプライドラムと巻
型との間においてほぼ水平となるようにサプライドラム
を昇降するドラム昇降装置と巻型を昇降する巻型昇降装
置との少なくとも一方を備えたものである。サプライド
ラムから巻型に巻き取られる線材がサプライドラムと巻
型との間においてほぼ水平となるので、サプライドラム
と巻型との距離を短くしても曲げ癖が生じることがな
く、装置の設置スペースを小さくできる。また、制動装
置によりサプライドラムから引き出される線材に所定の
巻き取り張力を与えるので、線材、特に紙テープ巻き絶
縁された線材を損傷するおそれもない。さらに、一旦送
り出された線材を所定の巻き戻し張力を与えながら巻き
戻すので、巻き戻し中にたるんで変形したりすることが
なく、再び巻き取ったときの線材の狂いを防止できる。
【0009】そして、巻型は線材を巻型の径方向に重ね
て巻回して形成される円板状の一のコイルセクションと
一のコイルセクションから線材が渡るようにしてかつ一
のコイルセクションに隣接して巻型の径方向に重ねて巻
回して形成された円板状の別のコイルセクションを形成
するように巻き取って巻線を形成するものであり、サプ
ライ装置と巻線機との間に線材が一のコイルセクション
から隣接する別のコイルセクションに渡りうるように渡
り用曲げ加工を行う前加工装置を設けるとともに、ドラ
ム昇降装置と巻型昇降装置との両者を設けるか、ドラム
昇降装置と巻型昇降装置との少なくとも一方及び前加工
装置を昇降する前加工装置昇降手段を設け、サプライド
ラムから前加工装置を通過して巻型に巻き取られる線材
をサプライドラムと巻型との間においてほぼ水平にしう
るようにしたことを特徴とする。前加工装置により一の
コイルセクションから隣接する別のコイルセクションに
渡る渡り用曲げ加工を機械で行うことができる。
【0010】さらに、前加工装置は一旦円板状のコイル
セクションを形成して渡り用曲げ加工部を設けるべき線
材上の位置を決定した後、巻き戻し装置により所定長さ
巻き戻し線材上の位置に渡り用曲げ加工をしうるもので
あることを特徴とする。所定の巻き戻し張力で巻き戻す
ので、巻き戻し時に線材がたるんだりして変形すること
もなく、渡り用曲げ加工をして再び巻き取ったとき渡り
用曲げ加工部の位置がずれるおそれもない。
【0011】また、制動装置は、サプライドラムから巻
型に巻き取るときに線材に与えるべき所定の巻き取り張
力とサプライドラムに巻回されている線材の巻き径とか
ら求めた制動トルクをターンテーブルに与えることによ
り巻き取り張力を所定値に制御するものであることを特
徴とする。ターンテーブルに制動トルクを与えて巻き取
り張力を所定の値にするので、線材を損傷するおそれが
ない。
【0012】そして、巻き戻し装置は、サプライドラム
に線材を巻き戻すとき線材に与えるべき所定の巻き戻し
張力とサプライドラムに巻回されている線材の巻き径と
から求めた巻き戻しトルクをターンテーブルに与えるこ
とにより巻き戻し張力を所定値に制御するものであるこ
とを特徴とする。所定の巻き戻し張力で巻き戻すので、
巻き戻し時に線材がたるんだりして変形することもな
く、渡り用曲げ加工をして再び巻き取ったとき渡り用曲
げ加工部の位置がずれるおそれもない。
【0013】さらに、サプライ装置は、ターンテーブル
が複数個もうけられたものであり、前加工装置に各ター
ンテーブルに載置されたサプライドラムからの各線材を
巻型に巻き取るときの巻型に対する径方向の相互の位置
を入れ替える転位を行うために線材の巻き取りの方向と
直角な方向に位置を入れ換えて案内する案内装置を設け
たことを特徴とする。複数個のサプライドラムからの線
材を線材の巻き取りの方向と直角な方向に相互の位置を
入れ換えて転位できるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図12は、
この発明の実施の一形態を示すものであり、図1は巻線
装置の構成を示す側面図、図2は平面図である。図3は
巻線の前加工装置部の詳細を示す平面図、図4は図3の
断面IV−IVにおける断面図、図5は図3の断面V−
Vにおける断面図である。図6はサプライ装置の動作説
明のための説明図、図7は同じくサプライ装置の動作説
明のための説明図である。図8は前加工装置の部分拡大
図である。
【0015】図9は、線材を転位した状態の前加工装置
及び巻線機部の平面図、図10は図9の巻型部の一部断
面図、図11は図9の断面XI−XIにおける巻線機部
の拡大断面図、図12は図9における断面XII−XI
Iにおける断面図である。
【0016】巻線装置は、図1、図2に示すように作業
台30とサプライ装置40と巻線機70と前加工装置1
00とに大別される。作業台30は、図1のようにサプ
ライ装置40と巻線機70との間に床面Fから所定の高
さ、例えば0.8mの高さに設けられており、作業者が
この作業台30上にて作業を行う。
【0017】サプライ装置40は、昇降装置41,ドラ
ム駆動装置51,水平位検知装置61にて構成されてい
る。まず、昇降装置41について説明する。図のように
型鋼にて形成された枠42の内側に昇降ガイド43に案
内される昇降台44が設けられている。昇降台44は、
昇降台モータ45にて回転駆動される昇降台ねじ46に
より鉛直方向である図1の上下方向に昇降される。
【0018】昇降台44上には、ドラム駆動装置51が
設けられている。ドラム駆動装置51は、軸受53を介
して昇降台44に回転可能に支持された主軸52が設け
られている。主軸52の上方端部には、サプライドラム
20を載せるターンテーブル54が固着され、主軸52
とともに回転する。主軸52にはブレーキ付きの正逆回
転可能な回転駆動モータ56がパウダクラッチ55を介
して結合され、主軸52を回転駆動する。
【0019】なお、この実施の形態では、サプライドラ
ム20を回転可能に支持するターンテーブル54及びこ
のターンテーブル54を昇降する昇降する昇降装置41
はおのおの2組設けられている。各ターンテーブル54
には、サプライドラム20が固定、すなわち載置され、
サプライドラム20から線材W1,W2(以下、これら
複数の線材W1,W2を適宜線材Wと呼ぶことがある)
が引き出されるとき図2の矢印B,Cの如く回転する。
この実施の形態においては、線材Wは紙テープが巻回さ
れた紙巻平角銅線である。
【0020】また、昇降台44上にはアクチュエータ5
7にて回動駆動されるローラ支え軸58に支持されたロ
ーラ59が設けられ、ローラ59はサプライドラム20
に巻かれた線材Wを図2の矢印D,Eの如く回動するよ
うにして押さえており、線材Wの張力がなくなったとき
に線材Wが下方へずり落ちて絡むのを防止する。
【0021】サプライドラム20に巻かれている線材W
にローラ59を当接させ、ローラ支え軸58の回動角度
をローラ支え軸58に取り付けられた回転変位検出器6
0により検出して、プライドラム20に巻かれている線
材Wの巻径を検出する。そして、パウダクラッチ55の
結合力を変化させて線材Wにかかる張力を制御する。
【0022】水平位検知装置61は、軸62に回動自在
に支持された回転アーム63に2個の回転ローラ64が
設けられている(図も参照)。そして、回転ローラ64
は線材W1,W2の上下の面に当接し、線材W1,W2
の高さの変化に追随して上下する。また、回転アーム6
3の回動位置に対応して線材W1,W2の水平位、上向
き位、下向き位をそれぞれ検出する3個のセンサ65,
66,67が設けられている。
【0023】巻線機70は、巻型昇降装置71と巻型駆
動装置78を有する。巻型昇降装置71は、図2のよう
に上方から見てコ状で側面の形状がL形のL形フレーム
72が床面Fに固定されている。L形フレーム72には
ガイド73が鉛直に固定され、その後方(図1の右方)
に配設され昇降モータ76にて図1の矢印Pの如く正逆
回転駆動される昇降ねじ74が設けられ、その上部のエ
ンコーダ75により昇降ねじ74の回転数を検出して後
述の昇降台77の鉛直方向の位置を決める上下方向の位
置の数値制御を行っている。
【0024】巻型昇降装置71には、巻型駆動装置78
が搭載されている。昇降台77は、ガイド73に片持ち
にて上下方向に摺動可能に支持されている。そして、昇
降台77は昇降ねじ74に螺合され昇降モータ76によ
り図1の矢印Qのように鉛直方向に昇降される。昇降台
77上には、回転テーブル79とこの回転テーブル79
を正逆両方向に回転駆動するサーボモータ80を有する
巻線駆動装置78が設けられている。回転テーブル79
上に巻型81が載置される。
【0025】次に、前加工装置100の構成を、主とし
て図3、図4を参照しながら説明する。作業台30上に
架台101が固着され(図1を参照)、シリンダ102
により個別に上下可能に支持された2つの水平ローラ1
03が設けられており、その上をサプライドラム20か
ら引き出される線材W1,W2がそれぞれ移動する(図
3、図4)。また、架台101には、線材WがS曲げ装
置111(後述)へ入る入り口側に縦ローラ104が、
出口側に縦ローラ105が設けられ、線材W1及び線材
W2をそれぞれ間に挟んでその水平面上の位置を規制す
る。
【0026】S曲げ装置111は、線材W1,W2に対
応して2台設けられている。S曲げ装置111は、横行
ガイド112に案内され駆動シリンダ113により水平
方向でかつ線材W1,W2の引き出し方向と直交する方
向、すなわち図3の上下方向に進退し加工位置と退避位
置との2つの位置に停止するフレーム114を有する。
【0027】フレーム114には1対の固定側ローラ1
15が鉛直方向に所定の間隔を設けて固定されており、
この固定側ローラ115の間に曲げ用軸116が水平軸
を中心に回動可能に設けられている(図4)。曲げ用軸
116には図4に示すようにその回動中心から所定の半
径の円周上に1対の回動側ローラ117が設けられてい
る。曲げ用軸116は揺動アクチュエータ118により
水平軸を中心に回動駆動される。
【0028】線材レベル調整装置121は、S曲げ装置
111よりも巻型81側に設けられ、架台101に固着
された支持台122上に水平ガイドローラ123が作業
台30から所定の高さとなるようにして固定されてい
る。また、水平ガイドローラ123の側方、すなわち図
3における上方に設けられた昇降シリンダ124に水平
アーム125を介して鉛直方向に昇降可能に支持された
アーム端ローラ126が設けられており、このアーム端
ローラ126が線材W1,W2が通過するときの上限位
置を規制する。この上限位置は、昇降シリンダ124に
よりアーム端ローラ126を上下することにより変更可
能である。
【0029】以上のように構成された巻線装置は、図
1、図2のように2個のサプライドラム20がサプライ
装置40のターンテーブル54上に装着され、サプライ
ドラム20に巻かれている線材W1,W2がそれぞれ引
き出されて水平位検知装置61を通過し、さらに前加工
装置100を通り、その縦ガイドローラ127により2
本が一緒にされて巻線機70の巻型81に巻き取られな
がら、所定の形状の巻線25が製作される。
【0030】次に、動作について説明する。まず、図
6、図7によりサプライ装置40の動作を説明する。サ
プライドラム20をターンテーブル54に装着固定し、
昇降台モータ45により昇降台ねじ46を回転駆動して
昇降台44の高さを調節してサプライドラム20から引
き出される線材Wが水平位検知装置61、前加工装置1
00をほぼ水平に通過して、巻型81に図9の矢印Rの
方向に巻き取られるようにする。
【0031】サプライドラム20から線材Wを引き出す
のにともない、サプライドラム20上の線材Wの引き出
し位置は図6または図7のように上下方向に変動する。
つまり、線材Wのパスラインは上下方向に変動するが、
上下1対のセンサ64が線材Wに追随して上下する。
【0032】引き出される線材Wの位置が軸62より下
方になるとセンサ64が引っ張られて下方へ下がり回転
アーム63が軸62を中心にして図6における反時計方
向に回動し、これと対向するセンサ66が入になる。セ
ンサ66が動作すると昇降台モータ45にて昇降台44
が図6の矢印Jの如く上昇方向に駆動され、線材Wがほ
ぼ水平位となる。その結果、センサ66が切、センサ6
5が入となり、昇降台44の上昇が停止する。
【0033】逆に、図7のように線材Wの引き出し位置
が軸62よりも上方になると回転アーム63が時計方向
に回動してこれと対向するセンサ67が入となり、昇降
台モータ45が動作して昇降台44が矢印K方向に下降
する。そして、線材Wの姿勢がほぼ水平に戻るとセンサ
67が切、センサ65が入となって、昇降台44の下降
が停止する。以上のようにして、昇降装置41はサプラ
イドラム20から引き出される線材Wの位置の変化に追
随して昇降台44を昇降させ、線材Wのパスラインをほ
ぼ水平に維持する。
【0034】また、ターンテーブル54はパウダクラッ
チ55を介して回転駆動モータ56に連結されており、
回転駆動モータ56はサプライドラム20から線材Wが
引き出されるのと逆方向のトルク、つまり巻き戻し方向
のトルクをサプライドラム20に与え、引き出される線
材Wに所定の巻き取り張力であるバックテンションを与
える。従って、従来の装置のように図13におけるブレ
ーキ21は不要である。
【0035】このとき与えるべきバックテンションの大
きさは、次のようにして制御する。まず、サプライドラ
ム20に巻かれている線材Wの外周にローラ59を当接
させ、アクチュエータ57の回動変位を回転変位検知器
60により検出して、サプライドラム20に巻かれた線
材Wの外径を求める。この外径と与えるべきバックテン
ションとに基づきサプライドラム20に与えるべき巻き
取りトルクを決定し、その巻き取りトルクを与えるよう
にパウダクラッチ55の伝達トルクを制御する。
【0036】サプライドラム20から一旦送り出された
線材Wを、何らかの理由により、サプライドラム20に
巻き戻す必要が生じたときは、次のようにして線材Wに
所定の巻き戻し張力を与えながらターンテーブル54を
逆回転させる。すなわち、回転変位検出器60にて検出
したサプライドラム20の線材Wの巻径と予め定められ
た巻き戻し張力からサプライドラム20に与えるべき巻
き戻しトルクを算出してこのトルクを与えるようにパウ
ダクラッチ55を制御する。このとき巻型駆動装置78
により巻型81の逆回転速度を制御する。
【0037】サプライドラム20から引き出された線材
W1,W2は、前加工装置100をほぼ水平に通って2
本一括されて巻型81に巻き取られる。これを、さらに
図9〜図11により説明する。図9は巻型81に線材W
を巻き取りながら巻線25を形成している状態を示し、
図10はこの巻型81部のセンタラインSの右半分を切
断して示した一部断面図であり、図11は図9の断面X
I−XIにおける拡大断面図である。
【0038】この巻線25は、複数の円板状のセクショ
ンコイル25aを次々と連続して形成するもので、例え
ば一番下の段のセクションコイル25aは線材W1が外
側に、線材W2が内側に位置するように(図1参照)2
本をひとまとめにした線材W1,W2を巻型81の上に
巻型の径方向に重なるように複数回巻回して円板状のセ
クションコイル25aを形成する。
【0039】続いて2段目のセクションコイル25aを
形成するが、線材Wを切断することなく線材W1,W2
を外側から内側に向かって巻回しなければならない。こ
のためよく知られているように、下から2段目のセクシ
ョンコイル25aは、巻型81上に内側から外側に向か
って円板状にセクションコイルを仮に巻回し、それをば
らして内外逆にして巻きつけて外側から内側へ向かって
重ねて巻回された形のセクションコイル25aを形成す
る。以下、同様にして内側から外側、外側から内側へ巻
き重ねた形のセクションコイル25aを所定個数形成す
る。
【0040】セクションコイル25aの巻回は、サプラ
イドラム20から引き出した線材W1,W2を前加工装
置100の縦ガイドローラ127にて一緒にしてから巻
型81に巻回していく。巻型81は、回転テーブル79
に載置されており、サーボモータ80により回転テーブ
ル79を回転駆動することにより円板状のセクションコ
イル25aを形成していく。このとき、巻型81に巻か
れていく線材Wの張力が一定となるようにパウダクラッ
チ55によりターンテーブル54を介してサプライドラ
ム20に与えるトルクを制御する。
【0041】また、セクションコイル25aを1セクシ
ョン巻き上げ終わると、昇降モータ76にて昇降ねじ7
4を介して昇降台77を階段状に所定寸法下降させ、次
のセクションを巻く。この下降の位置決めはエンコーダ
75にて回転テーブル79の高さを検出して行う。これ
によりサプライドラム20から引き出され巻型81に巻
回される線材Wのパスラインがほぼ水平に維持される。
従って、巻型81上にてセクションコイル25aを形成
する作業位置の高さは、作業が容易なように設定された
作業台の高と同じになるように制御される。
【0042】このとき、一のセクションコイル25aか
ら隣接するセクションコイル25aへ線材Wが渡るため
にセクションコイル25aの一番外径側及び一番内径側
において、セクション外渡り部25b及びセクション内
渡り部25cが形成される。これは、前加工装置100
により加工されるが詳細は後述する。なお、図9のよう
に各セクションコイル25a間にはその円周上の所定箇
所に短柵状のスペーサ25dが複数個放射状に挿入され
ている。
【0043】また、巻線25は循環電流を抑制するため
に、セクション外渡り部25bやセクション内渡り部2
5cにおいて2本の線材を内径側と外径側とを相互に入
れかえる、いわゆる転位を行っている。従来は、転位は
各セクションコイルごとに型紙等を使用して、巻線の円
周上で加工位置をS曲げ加工とあわせてマーキングして
から手工具により行っていたが、この転位を前加工装置
100により行うことができる。これも詳細は後述す
る。
【0044】この実施の形態では、次のようにして前加
工されたS曲げ加工点が、巻線上の所定の角度位置α
(図9)に来るように制御している。すなわち、サプラ
イドラム20から巻型81に巻き取られる線材Wの巻き
取り張力をパウダクラッチ55により所定の値に制御す
る。また、巻線機70と前加工装置100との位置関係
は一定であるので、回転テーブル79についてサーボモ
ータ81によって角度割り出し制御を行う。すなわち、
指定の角度α、回転テーブル79の回転数Nが所定の値
になるように制御を行い、S曲げ加工点が正確に巻線上
の所定の位置に来るように誘導することができる。
【0045】図3、図4に戻って前加工装置による線材
Wの前加工であるS曲げ加工について説明する。サプラ
イドラム20から引き出された線材W1,W2は、軸6
2(図1)と同じ高さに調整された水平ローラ103に
よってほぼ水平の姿勢に保たれる。また、線材W1,W
2の水平面上における位置はS曲げ装置111の前後に
設けられた縦ローラ104,105によって、それぞれ
規制されている。
【0046】縦ローラ105を出た各線材W1,W2は
水平ガイドローラ123にて鉛直方向の下限が制限さ
れ、縦ガイドローラ127にて上限が制限されるように
なっている。また、水平面内においては縦ガイドローラ
127にて絞られる形で一緒にまとめられ、巻型81へ
巻き取られる。なお、線材W1,W2は通常は水平ガイ
ドローラ123に支えられ、サプライドラム20から引
き出された線材W1,W2は、水平ローラ103、水平
ガイドローラ123に支えられ、ほぼ水平位を保って巻
型81に巻き取られる。
【0047】一のセクションコイル25aを形成すると
隣接のセクションコイル25aを巻回するために、線材
Wが巻き取られたとき巻線上の円周上の所定角度位置に
セクション外渡り部25bやセクション内渡り部25c
が来るように(図10,図11参照)、S曲げ加工を行
う。回転テーブル79の現在の回転位置を基準にして前
広にS曲げ点を設けるべき位置を決定する。
【0048】線材W1,W2は、鉛直方向の位置を回転
変位検知器60、水平ローラ103、水平ガイドローラ
123で規制され、水平方向の位置を縦ローラ104,
105、縦ガイドローラ127にて規制されるパスライ
ン上にある。S曲げ加工時は、フレーム114が横行ガ
イド112上を駆動シリンダ113にて図3の上下方
向、つまり図5の左右方向に駆動されて退避位置から加
工位置まで、すなわち線材W1,W2のパスライン上ま
で移動する。図5は、右方のフレーム114は線材W1
のS曲げ加工位置に、左方のフレーム114は退避位置
にある状態を示している。
【0049】このとき、曲げ用軸116に取り付けられ
た2個の回動側ローラ117は図8のように鉛直方向に
重なる位置にあり、線材W1,W2とは十分な間隔を有
している。フレーム114を所定の位置、すなわちパス
ラインまで動かし線材W1,W2をそれぞれの曲げ用軸
116に設けられた回動側ローラ117の間にて挟み、
揺動アクチュエータ118により曲げ用軸116を図4
における反時計方向に回動させる。
【0050】すると、線材W1あるいは線材W2は、図
4に示すように左方の固定側ローラ115と左方の回動
側ローラ117の間及び右方の回動側ローラ117と右
方の固定側ローラ115との間に挟まれて塑性変形し、
上下方向に所定寸法段違いになったセクション外渡り部
25bあるいはセクション内渡り部25cが形成され
る。その後、揺動アクチュエータ118により曲げ用軸
116を反時計方向に戻し回動側ローラ117が図8の
ように線材Wから離れるようにしてから、駆動シリンダ
113にてフレーム114を退避位置まで後退させる。
このような動作を行いS曲げ加工は終了する。
【0051】次に、線材レベル調整装置121の動作に
ついて説明する。図9のように線材W1,W2は縦ガイ
ドローラ127により合わせられて一本化され、巻型8
1に巻かれる。縦ガイドローラ127により線材W1,
W2を合わせて一本化した方が水平方向の高さを規制す
る水平ガイドローラ123の利きが良いためである。
【0052】なお、S曲げ装置111を通過する線材W
1,W2は、転位していない状態では、水平ローラ10
3と水平ガイドローラ123とアーム端ローラ126と
によりその高さが規制されて、水平に通過する。また、
S曲げ加工されたセクション外渡り部25bやセクショ
ン内渡り部25cが通過するときは、図4のように昇降
シリンダ124にてアーム端ローラ126を上方へ移動
して通過させる。
【0053】先にも述べたように、一つのセクションコ
イルから次のセクションコイルへ渡るときに、すなわち
セクションコイルの巻き始めあるいは巻き終わりの箇所
でS曲げ加工を行った後、線材W1,W2を巻型に対す
る内径側と外径側とを入れかえる転位を行うときは、図
9のように線材W1と線材W2との水平面上における位
置入れ換えなければならないので、シリンダ102によ
り線材W2側(図12では左方側)の水平ローラ103
の高さを高くし、線材W2が線材W1の上方で交差する
ようにする。
【0054】なお、本発明においては、このような転位
により線材W1と線材W2とが鉛直方向に交差してパス
ラインが少し傾いている状態も含めて、サプライドラム
から前加工装置を通過して巻型に巻き取られる線材がサ
プライドラムと巻型との間においてほぼ水平となる、と
表現している。
【0055】線材W1と線材W2とを入れかえるには線
材W1,W2を縦ローラ104,105、縦ガイドロー
ラ127から外して線材W1,W2の図3における上下
の位置を入れかえてから、縦ローラ104,105、縦
ガイドローラ127に入れて図9の状態とする。なお、
シリンダ102、水平ローラ103、縦ローラ104,
105及び線材レベル調整装置121が本発明における
案内装置を構成している。
【0056】以上のようなサプライ装置40と巻線機7
0との組み合わせにより、線材W1,W2のパスライン
をほぼ一定に保ち、所定の張力を与えながら、線材Wの
巻き取りあるいはサプライドラム20への巻き戻しを行
うことができる。また、回転駆動モータ56をブレーキ
をかけた状態で停止させておいて、パウダクラッチ55
の結合力を制御してサプライドラム20にブレーキ力を
与えて線材Wが巻型81に巻き取られるときのバックテ
ンションを調整することもできる。
【0057】また、パウダクラッチ55で制動力を与え
る代わりに、例えば主軸52を直接制動するブレーキを
設けてもよいし、ターンテーブル54に載置されたサプ
ライドラム20の鍔部等を直接制動するものであっても
よい。巻き戻し張力を与える方法についても同様にサプ
ライドラム20の鍔部等を直接駆動してもよい。なお、
ターンテーブル54上にドラム昇降装置を設けてサプラ
イドラムを昇降するようにすることもできる。
【0058】以上のように線材Wのパスラインをほぼ水
平に保ちながら巻型81に巻き取って巻線を形成するよ
うにしたので、線材W1,W2に作業者が手を加えるこ
となくセクションコイル25aが形成可能となった。な
お、従来は線材レベル調整装置121に相当する場所に
おいて自分の手をガイドとして線材W1,W2が同心円
上に重なるように微妙に調整しながらセクションコイル
25aを巻いていた。
【0059】サプライドラム20と巻型81との距離を
小さくしても曲げ癖がつくことがないので、設置スペー
スを小さくできる。さらに、サプライドラム20に制動
トルクを加えて巻き取り張力を発生させるので、線材、
特に紙絶縁テープが巻回された紙巻線材を損傷するおそ
れもない。また、所定の巻き戻し張力を与えながら巻き
戻しを行うので、巻き戻し時に線材が曲がって変形する
おそれがなく、再び巻き取ったときに線材の位置がずれ
ることもない。
【0060】S曲げ装置111により、一のセクション
コイルから次のセクションコイルへ渡るときにその渡り
代だけ線材を段違いに加工する渡り用曲げ加工を行うこ
とができる。また、S曲げ装置111の水平ローラ10
3の高さを変えることにより、複数のサプライドラムに
から引き出される線材を転位のためにその相互の位置を
入れ換えて巻型81に供給できる。
【0061】さらに、S曲げ装置111において、曲げ
用軸116を二重の軸にして内側の軸に回動側ローラ1
17を、外側の軸に上記固定側ローラ115に相当する
ローラを取り付けて、これら二重の軸の回動角度を調整
することにより、S曲げ加工の段違いにする寸法を任意
に選定できるようにすることも可能である。
【0062】なお、S曲げ加工点の位置の決定は、線材
W1,W2に常時バックテンションを掛けることを可能
にしているので、予め巻線の円周上のS曲げ加工点まで
線材Wを巻いて行き、線材Wにマーキングを行う。その
後、サプライ装置40にて所定の張力で巻き戻して、当
該マーキング点がS曲げ装置111の所定の位置にきた
ら停止させてS曲げ加工を行うこともできる。
【0063】その停止点は、回転テーブル79の角度位
置としても読み取ることができるので、ティーチング機
能のある制御装置を設けて位置データを記憶させた後、
ティーチング位置データを各セクションコイル25aを
巻回するときに取り出して使用することもできる。特に
この場合、所定の巻き戻し張力を与えながら巻き戻しを
行うので、線材が曲がって変形したり伸び率が変化した
りして、再び巻き取ったときに線材の位置、特にS曲げ
加工点がずれてしまうおそれがない。
【0064】以上のように、この巻線装置によれば巻線
作業の機械化により作業能率が向上する。巻線作業時に
線材に手を触れる機会が減少するので、作業の安全性も
向上する。また、熟練作業者でなくても巻線作業ができ
るし、巻線の品質も安定する。
【0065】実施の形態2.上記図1の実施の形態で
は、作業台30の高さを床面Fから一定の高さに固定し
たものとし、ターンテーブル54及び回転テーブル79
を共に昇降させるものを示した。しかし、例えば次のよ
うにすることもできる。巻線機70の巻型昇降装置71
を省き、巻型81を床面Fから所定の高さのところにお
いて回動可能に支持する。そして、サプライドラム20
及び作業台30は巻型81上に巻線25が形成され巻き
取り位置が変化するのに合わせて昇降させ、サプライド
ラム20と巻型81間の線材Wがほぼ水平位を保つよう
にする。
【0066】なお、前加工装置100を設ける必要がな
い場合は、サプライドラム20と巻型81のうちいずれ
か一方を昇降させても、サプライドラム20と巻型81
間の線材Wの水平姿勢を保つことができるので、昇降装
置41あるいは巻型昇降装置71の一方だけを設けても
よい。
【0067】ドラム駆動装置51のパウダクラッチ55
にてサプライドラム20に巻き戻し時の張力及び制動力
を与えるものを示したが、パウダクラッチ55の代わり
に渦電流カップリング付モータを用いることもできる。
また、線材は2個のサプライドラム20から供給される
二本並列のものを示したが、線材の並列本数が変わって
も同様にできることはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。鉛直
軸を中心に正逆両方向に回転可能にされ線材が巻かれた
サプライドラムが載置されるターンテーブルとサプライ
ドラムから引き出される線材に所定の巻き取り張力を与
えるようにサプライドラムの回転を制動する制動装置と
サプライドラムを逆方向に回転させて一旦送り出された
線材を所定の巻き戻し張力を与えながらサプライドラム
に巻き戻す巻き戻し装置とを有するサプライ装置、鉛直
軸を中心に回転しながらサプライドラムから線材を巻き
取って巻線を形成する巻型を有する巻線機、及びサプラ
イドラムから巻型に巻き取られる線材がサプライドラム
と巻型との間においてほぼ水平となるようにサプライド
ラムを昇降するドラム昇降装置と巻型を昇降する巻型昇
降装置との少なくとも一方を備えたものとしたので、サ
プライドラムから巻型に巻き取られる線材がサプライド
ラムと巻型との間においてほぼ水平となり、曲げ癖が生
じることがなく、サプライドラムと芯型との距離を短く
して設置スペースを小さくできる。また、制動装置によ
りサプライドラムを制動しサプライドラムから引き出さ
れる線材に所定の巻き取り張力を与えるので、線材、特
に紙テープ巻き絶縁された線材を損傷するおそれがな
い。さらに、一旦送り出された線材を所定の巻き戻し張
力を与えながら巻き戻すので、巻き戻し中にたるんで変
形したりすることがなく、再び巻き取ったときの線材の
狂いを防止できる。
【0069】そして、巻型は線材を巻型の径方向に重ね
て巻回して形成される円板状の一のコイルセクションと
一のコイルセクションから線材が渡るようにしてかつ一
のコイルセクションに隣接して巻型の径方向に重ねて巻
回して形成された円板状の別のコイルセクションを形成
するように巻き取って巻線を形成するものであり、サプ
ライ装置と巻線機との間に線材が一のコイルセクション
から隣接する別のコイルセクションに渡りうるように渡
り用曲げ加工を行う前加工装置を設けるとともに、ドラ
ム昇降装置と巻型昇降装置との両者を設けるか、ドラム
昇降装置と巻型昇降装置との少なくとも一方及び前加工
装置を昇降する前加工装置昇降手段を設け、サプライド
ラムから前加工装置を通過して巻型に巻き取られる線材
をサプライドラムと巻型との間においてほぼ水平にしう
るようにしたことを特徴とするので、前加工装置により
一のコイルセクションから隣接する別のコイルセクショ
ンに渡る渡り加工の機械化ができ、作業能率を向上させ
ることができる。
【0070】さらに、前加工装置は一旦円板状のコイル
セクションを形成して渡り用曲げ加工部を設けるべき線
材上の位置を決定した後、巻き戻し装置により所定長さ
巻き戻し線材上の位置に渡り用曲げ加工をしうるもので
あることを特徴とするので、所定の張力で巻き戻すの
で、巻き戻し時に線材がたるんだりして変形することも
なく、渡り用曲げ加工をして再び巻き取ったとき渡り用
曲げ加工部の位置がずれるおそれもなく、巻線の品質を
向上できる。
【0071】また、制動装置は、サプライドラムから巻
型に巻き取るときに線材に与えるべき所定の巻き取り張
力とサプライドラムに巻回されている線材の巻き径とか
ら求めた制動トルクをターンテーブルに与えることによ
り巻き取り張力を所定値に制御するものであることを特
徴とするので、ターンテーブルに制動トルクを与えて巻
き取り張力を所定の値にするので、線材を損傷するおそ
れがなく、巻線の絶縁の信頼性を向上できる。
【0072】そして、巻き戻し装置は、サプライドラム
に線材を巻き戻すとき線材に与えるべき所定の巻き戻し
張力とサプライドラムに巻回されている線材の巻き径と
から求めた巻き戻しトルクをターンテーブルに与えるこ
とにより巻き戻し張力を所定値に制御するものであるこ
とを特徴とするので、所定の巻き戻し張力で巻き戻すこ
とにより、巻き戻し時に線材がたるんだりして変形する
こともなく、渡り用曲げ加工をして再び巻き取ったとき
渡り用曲げ加工部の位置がずれるおそれもなく、巻線の
品質が向上する。
【0073】さらに、サプライ装置は、ターンテーブル
が複数個もうけられたものであり、前加工装置に各ター
ンテーブルに載置されたサプライドラムからの各線材を
巻型に巻き取るときの巻型に対する径方向の相互の位置
を入れ替える転位を行うために線材の巻き取りの方向と
直角な方向に位置を入れ換えて案内する案内装置を設け
たことを特徴とするので、複数個のサプライドラムから
の線材を線材の巻き取りの方向と直角な方向に相互の位
置を入れ換えて転位できるようにして巻線作業の能率向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態の巻線装置を示す側
面図である。
【図2】 図1の巻線装置の平面図である。
【図3】 図1の前加工装置部の詳細図である。
【図4】 図3の断面IV−IVにおける断面図であ
る。
【図5】 図3の断面V−Vにおける断面図である。
【図6】 図1のサプライ装置の動作説明図である。
【図7】 図1のサプライ装置の動作説明図である。
【図8】 図1の前加工装置の部分拡大図である。
【図9】 線材を転位した状態の前加工装置及び巻線機
部の平面図である。
【図10】 図9の巻型部の一部断面図である。
【図11】 図9の断面XI−XIにおける拡大断面図
である。
【図12】 図9の断面XII−XIIにおける断面図
である。
【図13】 従来の巻線装置の構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
20 サプライドラム、25 巻線、25a セクショ
ンコイル、25b セクション外渡り部、25c セク
ション内渡り部、40 サプライ装置、41 昇降装
置、44 昇降台、51 ドラム駆動装置、54 ター
ンテーブル、55 パウダクラッチ、61 水平位検知
装置、70 巻線機、71 巻型昇降装置、77 昇降
台、79 回転テーブル、81 巻型、100 前加工
装置、111 S曲げ装置、121 線材レベル調整装
置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直軸を中心に正逆両方向に回転可能に
    され線材が巻かれたサプライドラムが載置されるターン
    テーブルと上記サプライドラムから引き出される上記線
    材に所定の巻き取り張力を与えるように上記サプライド
    ラムの回転を制動する制動装置と上記サプライドラムを
    逆方向に回転させて一旦送り出された上記線材を所定の
    巻き戻し張力を与えながら上記サプライドラムに巻き戻
    す巻き戻し装置とを有するサプライ装置、鉛直軸を中心
    に回転しながら上記サプライドラムから上記線材を巻き
    取って巻線を形成する巻型を有する巻線機、及び上記サ
    プライドラムから上記巻型に巻き取られる上記線材が上
    記サプライドラムと上記巻型との間においてほぼ水平と
    なるように上記サプライドラムを昇降するドラム昇降装
    置と上記巻型を昇降する巻型昇降装置との少なくとも一
    方を備えた静止電磁誘導電器の巻線装置。
  2. 【請求項2】 巻型は線材を巻型の径方向に重ねて巻回
    して形成される円板状の一のコイルセクションと上記一
    のコイルセクションから線材が渡るようにしてかつ上記
    一のコイルセクションに隣接して巻型の径方向に重ねて
    巻回して形成された円板状の別のコイルセクションを形
    成するように巻き取って巻線を形成するものであり、サ
    プライ装置と巻線機との間に線材が上記一のコイルセク
    ションから隣接する別のコイルセクションに渡りうるよ
    うに渡り用曲げ加工を行う前加工装置を設けるととも
    に、ドラム昇降装置と巻型昇降装置との両者を設ける
    か、ドラム昇降装置と巻型昇降装置との少なくとも一方
    及び上記前加工装置を昇降する前加工装置昇降手段を設
    け、サプライドラムから上記前加工装置を通過して巻型
    に巻き取られる線材をサプライドラムと巻型との間にお
    いてほぼ水平にしうるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の静止電磁誘導電器の巻線装置。
  3. 【請求項3】 前加工装置は、一旦円板状のコイルセク
    ションを形成して渡り用曲げ加工部を設けるべき線材上
    の位置を決定した後、巻き戻し装置により所定長さ巻き
    戻し上記線材上の位置に渡り用曲げ加工をしうるもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の静止電磁誘導電
    器の巻線装置。
  4. 【請求項4】 制動装置は、サプライドラムから巻型に
    巻き取るときに線材に与えるべき所定の巻き取り張力と
    サプライドラムに巻回されている線材の巻き径とから求
    めた制動トルクをターンテーブルに与えることにより巻
    き取り張力を所定値に制御するものであることを特徴と
    する請求項2に記載の静止電磁誘導電器の巻線装置。
  5. 【請求項5】 巻き戻し装置は、サプライドラムに線材
    を巻き戻すとき線材に与えるべき所定の巻き戻し張力と
    サプライドラムに巻回されている線材の巻き径とから求
    めた巻き戻しトルクをターンテーブルに与えることによ
    り巻き戻し張力を所定値に制御するものであることを特
    徴とする請求項2に記載の静止電磁誘導電器の巻線装
    置。
  6. 【請求項6】 サプライ装置は、ターンテーブルが複数
    個もうけられたものであり、前加工装置に上記各ターン
    テーブルに載置されたサプライドラムからの各線材を巻
    型に巻き取るときの巻型に対する径方向の相互の位置を
    入れ替える転位を行うために上記線材の巻き取りの方向
    と直角な方向に位置を入れ換えて案内する案内装置を設
    けたことを特徴とする請求項2に記載の静止電磁誘導電
    器の巻線装置。
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