JPH11347879A - 切屑圧縮装置 - Google Patents

切屑圧縮装置

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JPH11347879A
JPH11347879A JP10158139A JP15813998A JPH11347879A JP H11347879 A JPH11347879 A JP H11347879A JP 10158139 A JP10158139 A JP 10158139A JP 15813998 A JP15813998 A JP 15813998A JP H11347879 A JPH11347879 A JP H11347879A
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compression
housing
movable member
chips
ram
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JP10158139A
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Shintaro Murata
進太郎 村田
Katsuji Yonekawa
勝治 米川
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
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    • B30B9/3007Control arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
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    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23B3/00General-purpose turning-machines or devices, e.g. centre lathes with feed rod and lead screw; Sets of turning-machines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形かつ耐久性の高い切屑圧縮装置を提供す
る。 【解決手段】 本体フレーム180に移動可能に嵌合し
た可動部材272を、本体フレーム186と可動部材2
72に対して離間可能なハウジング186とが皿ばね1
98の付勢力により弾性的に挟む。ハウジング186に
圧縮ラム204を嵌合して油圧シリンダ206により進
退させ、ハウジング186内に堆積した切屑を圧縮す
る。圧縮後、圧縮ラム204を切屑から離間させれば、
切屑のスプリングバックによりハウジング186が皿ば
ね198の付勢力に抗して後退させられ、切屑が可動部
材272を押す力が皿ばね198の付勢力まで減少し、
可動部材272を、貫通孔278がハウジング186内
の空間と一致する開放位置へ移動させる装置を小さくし
得る。圧縮工程において圧縮時前進限度スイッチ254
が圧縮ラム204を検出すれば圧縮ラム204を後退さ
せ、空圧縮を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製被加工物の
切削によって発生した金属切屑(以下、切屑と略称す
る)を圧縮する装置に関するものであり、特に、装置の
小形化および耐久性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の切屑圧縮装置においては、ハウジ
ング内に互いに直交して設けられた2つの嵌合孔の一方
に圧縮ラムが軸方向に移動可能に嵌合され、他方に可動
部材が軸方向に移動可能に嵌合されていた。可動部材
は、可動部材移動装置によって作用位置と退避位置とに
移動させられ、作用位置において、圧縮ラムが嵌合され
た嵌合孔(圧縮ラム嵌合孔と称する)の、可動部材が嵌
合された嵌合孔(可動部材嵌合孔と称する)側の開口を
閉塞し、圧縮ラム嵌合孔と共に有底の切屑収容凹部を構
成する。この切屑収容凹部に切屑が収容された状態で圧
縮ラムが下降させられ、ハウジングおよび可動部材と共
同して切屑を圧縮する。圧縮後、可動部材が退避位置へ
退避させられて切屑収容凹部の底部が開放され、圧縮ラ
ムが更に下降させられて、圧縮された切屑を圧縮ラム嵌
合孔から可動部材嵌合孔へ押し出す。その後、可動部材
が作用位置へ移動させられて切屑を可動部材嵌合孔から
押し出す。
【0003】しかしながら、従来の切屑圧縮装置には種
々の問題があった。一つは、可動部材を作用位置と退避
位置とに移動させる可動部材移動装置が大きな作動力を
必要とし、切屑圧縮装置が大形となるとともにコストが
高くなることである。切屑の圧縮時には、可動部材は切
屑を介して圧縮ラムにより押されるが、切屑の圧縮後、
圧縮ラムが切屑から離間させられても可動部材は切屑に
より押され続ける。切屑とハウジングとの間には摩擦力
があり、切屑の圧縮時には、圧縮方向とは逆向きに作用
し、圧縮ラムが切屑を介して可動部材を押す力を減少さ
せるのに対し、圧縮後は可動部材を押す向きに作用し、
切屑とハウジングとの間の摩擦力の和と等しい大きさの
力で切屑が可動部材を押すからである。この力はハウジ
ングが摩擦力により切屑を支えることにより生じ、大き
い。圧縮ラムが切屑から離間させられれば、圧縮された
切屑にスプリングバックが生ずるが、圧縮ラム嵌合孔の
可動部材側の開口は可動部材により閉塞されていて、可
動部材側へは膨らむことができないため、可動部材側と
は逆の方向へ膨らもうとする。そのため、切屑とハウジ
ングとの間には、スプリングバックを妨げる向き、すな
わち可動部材へ向かう向きの摩擦力が生ずる。スプリン
グバックを生じさせる力と摩擦力の和とが釣り合った位
置において切屑のスプリングバックが止まるが、両力が
釣り合う際の摩擦力の和が最大になり、可動部材は、圧
縮された切屑により最大摩擦力と等しい力で押される。
そのため、可動部材を退避位置へ移動させるためには、
最大摩擦力に等しい力と、切屑と可動部材との間の摩
擦係数との積と、最大摩擦力に等しい力と、可動部材
とハウジングとの間の摩擦係数との積との和より大きい
力が必要であるが、最大摩擦力は、圧縮ラムの圧縮力が
同じであれば、圧縮される切屑の量が多いほど大きくな
り、可動部材を移動させるためには可動部材移動装置の
作動力を大きくせざるを得ず、切屑圧縮装置が大形とな
り、コストが高くなるのである。
【0004】別の問題は、切屑収容孔内に切屑が収容さ
れていない状態で圧縮ラムが下降させられることがあ
り、それにより圧縮ラムおよび可動部材が傷つくことで
ある。切屑収容孔が空であるが、極く微量の切屑,被加
工物に付着したショット玉やチップの欠け片等が可動部
材上に載っている状態で圧縮ラムが下降させられれば、
圧縮ラムはそれら残留物を可動部材に押しつけ、圧縮ラ
ムおよび可動部材に局部的な集中応力が作用し、圧痕が
発生するのである。切屑等の残留物が圧縮ラムや可動部
材よりやわらかいものである場合は、圧縮ラムや可動部
材が傷つけられることがないようであるが、実際には圧
痕が生じるのである。圧痕が生じれば、その周辺がふく
らみ、可動部材においては表面の凹凸によって、圧縮さ
れた切屑との間の摩擦力が増大し、可動部材移動装置に
大きな作動力が必要になる。また、可動部材においても
圧縮ラムにおいても、圧痕の周辺のふくらみによって、
それらの外側面の先端部に突部が生じ、それら突部が圧
縮ラム嵌合孔や可動部材嵌合孔の内側面を傷つける上、
側面の突部の突出量が可動部材や圧縮ラムとそれらの嵌
合孔とのクリアランスを超えれば、可動部材や圧縮ラム
の摺動抵抗が著しく増し、比較的小形である可動部材移
動装置により可動部材を移動させることができなくなる
場合すらある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】本発明は、上記の事情を背景として、可動部
材移動装置が大きな作動力を必要とせず、小形で済む切
屑圧縮装置を提供することを課題として為されたもので
あり、本発明によって下記各態様の切屑圧縮装置が得ら
れる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番
号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で
記載する。各項に記載の特徴の組合わせの可能性の理解
を容易にするためである。なお、本明細書に記載の技術
的特徴およびそれらの組合わせが以下のものに限定され
ると解釈されるべきではない。 (1)両端が開口した筒状のハウジングと、そのハウジ
ングの一方の開口に沿って、その開口を閉塞する閉塞位
置と開放する開放位置との間で移動可能な可動部材と、
その可動部材を前記閉塞位置と開放位置とに移動させる
可動部材移動装置と、前記ハウジングの他方の開口側か
らハウジング内へ軸方向に移動可能に挿入された圧縮ラ
ムと、その圧縮ラムを進退させ、ハウジング内に収容さ
れた金属切屑をハウジングおよび前記閉塞位置にある可
動部材と共同して圧縮させるラム移動装置と、前記ハウ
ジングと前記可動部材とを、少なくとも前記圧縮ラムに
よる金属切屑の圧縮時には、互いに離間せず、少なくと
も可動部材の前記閉塞位置から前記開放位置への移動時
には、互いに離間可能となる状態で支持する支持装置と
を含む切屑圧縮装置(請求項1)。ハウジングと可動部
材とは、ハウジングを可動部材に対して移動させて離間
させてもよく、可動部材をハウジングに対して移動させ
て離間させてもよい。前者の一例が (2)項の態様であ
り、後者は、例えば、支持装置を、圧縮時には可動部材
を背後(可動部材に対して圧縮ラムとは反対側)から後
退不能に支持しており、排出時には後退を許容する可動
部材支持装置を含むものとすることにより実現可能であ
る。圧縮ラムの進退の方向は、垂直方向でもよく、水平
方向でもよく、その他の方向でもよいが、切屑をハウジ
ング内へ収容する上で、垂直成分を有する方向であるこ
とが望ましく、垂直方向であることが特に望ましい。本
態様の切屑圧縮装置において、切屑圧縮時には可動部材
が閉塞位置に位置させられており、その状態で圧縮ラム
が前進させられ、可動部材との間の切屑をハウジングお
よび可動部材と共同して圧縮する。この際、支持装置
は、ハウジングと可動部材との離間を許容しないため、
ハウジングの端面と可動部材との隙間への切屑の侵入が
良好に防止される。圧縮後、ラム移動装置による圧縮ラ
ムの駆動力が解除され、あるいは圧縮ラムが後退させら
れた上で、可動部材が閉塞位置から開放位置へ移動させ
られ、圧縮された切屑が圧縮ラムの前進によりハウジン
グから押し出されることを許容する。可動部材が開放位
置へ移動させられる際、支持装置がハウジングと可動部
材とが互いに離間することを許容するため、切屑が可動
部材を押す力が小さくなり、あるいは解消されて、可動
部材の開放位置への移動が容易になる。ハウジングと可
動部材とが互いに離間可能であれば、圧縮ラムが後退さ
せられ、圧縮された切屑から離間させられて切屑にスプ
リングバックが生ずるとき、ハウジングと可動部材との
離間によりスプリングバックが許容され、切屑が可動部
材を押す力が減少させられるのである。そのため、可動
部材の移動を妨げる向きの力が小さくなり、可動部材移
動装置の作動力が小さくて済み、小形のもので済む。圧
縮される切屑の量が多いほど、圧縮された切屑のスプリ
ングバックが大きくなるが、それに応じてハウジングと
可動部材との離間量も大きくなり、切屑が可動部材を押
す力は十分に減少させられる。 (2)前記支持装置が、ラム移動装置を支持するととも
に前記可動部材を前記ハウジングとは反対側から支持す
る本体フレームと、その本体フレームに対して前記ハウ
ジングを前記可動部材から離間可能に取り付けるハウジ
ング取付装置と、前記ハウジングを前記可動部材に接近
する向きに付勢する付勢手段とを含む (1)項に記載の切
屑圧縮装置(請求項2)。付勢装置の付勢によりハウジ
ングを可動部材に押しつけ、可動部材を本体フレームと
ハウジングとに弾性的に挟ませてもよく、ハウジングを
直接本体フレームに受けさせ、可動部材とハウジングと
の間に隙間が生じるようにしてもよい。付勢手段は、例
えば、ハウジングの自重により構成してもよく、あるい
は (3)項に記載されているように弾性部材により構成し
てもよい。前者の場合、ハウジングの自重により付勢力
の大きさが決まることとなる。付勢手段はまた、エアシ
リンダを含むものとしてもよい。エアは圧縮性があり、
エア室へのエアの供給によりハウジングが可動部材に接
近する向きに付勢されるが、可動部材の閉塞位置から開
放位置への移動時には、ハウジングはエア室内のエアを
圧縮して可動部材から離間することが可能である。本態
様の切屑圧縮装置において、圧縮ラムが前進させられて
切屑を圧縮する際には、切屑とハウジングとの間の摩擦
力と、付勢手段の付勢力との和の力によってハウジング
が可動部材側へ押されるため、切屑内の圧力によりハウ
ジングが可動部材から離間させられることはなく、ハウ
ジングの端面と可動部材との隙間に切屑が侵入すること
が良好に防止される。付勢手段の付勢力が小さくても、
切屑の圧縮時にハウジングが可動部材から離間すること
はないのである。切屑の圧縮後に、圧縮ラムの駆動力が
解除され、あるいは圧縮ラムが後退させられるのに伴っ
て、切屑にスプリングバックが生ずれば、ハウジングが
付勢手段の付勢力に抗して後退させられる。この後退
は、切屑のスプリングバック力が付勢手段の付勢力と釣
り合う状態で停止するため、切屑が可動部材を押す力
は、付勢手段の付勢力と等しくなる。上記のように、付
勢手段の付勢力は小さくても差し支えないため、切屑が
可動部材を押す力も小さくすることができ、その結果、
可動部材の切屑および本体フレームとの間の摩擦力が小
さくて済み、可動部材移動装置を小形化することができ
る。ただし、圧縮ラムが後退させられる際、圧縮ラムと
ハウジングとの間の摩擦力によりハウジングが共に移動
することは望ましくないため、付勢力はこの摩擦力より
は大きくされることが望ましい。 (3)前記付勢手段が、前記本体フレームと前記ハウジ
ングとの間に配設された弾性部材を含む (2)項に記載の
切屑圧縮装置。 (4)前記可動部材が前記付勢手段の付勢力に基づい
て、前記本体フレームの可動部材を支持する部分と前記
ハウジングとにより弾性的に挟まれた (2)または (3)項
に記載の切屑圧縮装置(請求項3)。本態様の切屑圧縮
装置において圧縮時には、ハウジングが可動部材に押圧
され、ハウジングの端面と可動部材との間に隙間が生じ
ないため、両者の間に切屑が侵入することが特に良好に
防止される。切屑の圧縮時に本体フレームがハウジング
から離れる向きに撓み、それに追従して可動部材が移動
しても、ハウジングは付勢手段の付勢力と、切屑とハウ
ジングとの間の摩擦力とにより、可動部材に追従して移
動させられ、ハウジングの端面と可動部材との間に隙間
が生じることはないのである。そして、可動部材の閉塞
位置から開放位置への移動時には、圧縮された切屑のス
プリングバックにより、ハウジングが可動部材から離間
させられ、可動部材の摩擦力が低減して軽快な移動が可
能になる。また、万一、何らかの都合でハウジングの端
面と可動部材との間に切屑等が侵入することがあって
も、可動部材とハウジング端面との間の隙間が通常より
大きくなるのみで、従来のように可動部材の移動抵抗が
著しく大きくなることはなく、可動部材移動装置は小形
のもので済み、また、切屑等を挟んだままの状態で可動
部材が移動させられても、可動部材やハウジング端面に
大きな傷が生じることがない。なお、可動部材とハウジ
ングとの少なくとも互いに接触する面の硬度を高くし、
切屑等が侵入しても傷が付かないようにすることが望ま
しい。例えば、硬度の高い材料により作られたライニン
グを固定して接触面を構成し、あるいは熱処理により可
動部材やハウジングの接触面の硬度を高くするのであ
る。また、切屑の圧縮時以外の時に可動部材をハウジン
グから外れる位置まで移動させ、ハウジングとの間に挟
まれた切屑等が除去装置によって除去されるようにして
もよい。あるいは、付勢手段をエアシリンダによって構
成する場合、複動のエアシリンダとし、圧縮時にはハウ
ジングを本体フレームに接近する向きに付勢するが、非
圧縮時にハウジングを本体フレームから離間する向きに
付勢し、ハウジングと可動部材との間に強制的に隙間を
形成するとともに、その隙間に吹飛ばし装置によって空
気を吹き込み、ハウジングと可動部材との間に溜まった
切屑等を吹き飛ばすようにしてもよい。 (5)前記本体フレームが、前記ハウジングをそのハウ
ジングの軸方向に移動可能に保持する複数のガイドロッ
ドを含む (3)または (4)項に記載の切屑圧縮装置。本態
様の切屑圧縮装置によれば、ハウジングの軸方向と直角
な方向における位置決めがガイドロッドにより為され、
ハウジングの移動が軸方向にのみ許容されることとな
る。 (6)前記付勢手段が前記ガイドロッドと前記ハウジン
グとの間に配設された弾性部材を含む (5)項に記載の切
屑圧縮装置。例えば、ガイドロッドを頭部を有するもの
とし、あるいはガイドロッドに止め輪等の支持部材を取
り付け、それら頭部や支持部材とハウジングとの間に弾
性部材を配設するのである。ガイドロッドにハウジング
の案内部材と弾性部材の保持部材との両方の機能を果た
させることができ、装置の構造を単純化し得る。 (7)前記弾性部材が、前記ガイドロッドの外周に嵌合
された皿ばねを含む (6)項に記載の切屑圧縮装置。皿ば
ねをガイドロッドに嵌合すれば、弾性部材を特に容易に
配設することができる。 (8)前記可動部材が、前記ハウジングの軸方向にほぼ
平行に形成され、ハウジング内空間より内のり寸法が大
きい貫通孔を備え、その貫通孔が前記ハウジングに対向
する状態となる位置が前記開放位置である (1)ないし
(7)項のいずれか1つに記載の切屑圧縮装置(請求項
4)。本態様の切屑圧縮装置においては、切屑の圧縮時
には、可動部材の貫通孔が設けられていない部分がハウ
ジングの一方の開口を閉塞し、圧縮後、可動部材の貫通
孔が設けられている部分がハウジングの開口に対向する
位置へ移動させられる。可動部材の前者の位置が閉塞位
置であり、後者の位置が開放位置である。貫通孔がハウ
ジングの開口に対向する状態で、圧縮ラムを前進(圧縮
方向へ移動)させれば、圧縮された切屑が貫通孔へ排出
される。貫通孔へ排出された切屑は、可動部材の閉塞位
置への移動時に、貫通孔が本体フレームから外れ、ある
いは本体フレームの開口と連通することにより、外部に
放出されるようにしても、本体フレームに、ハウジング
の開口と同心の開口を形成し、ハウジングから排出され
た切屑が直ちに可動部材の貫通孔と本体フレームの開口
とを通過して外部へ放出されるようにしてもよい。本態
様においては、可動部材が開放位置へ移動させられた状
態においても、可動部材の貫通孔を画定する部分がハウ
ジングの端面を支持することができるため、ハウジング
の端面が可動部材に押しつけられる態様においてもハウ
ジングが傾くことがない。圧縮された切屑は、可動部材
に貫通孔を設けなくても排出することができる。例え
ば、可動部材がハウジングの開口から外れた状態となる
位置を開放位置とし、可動部材を開放位置へ移動させた
状態で圧縮ラムを前進させれば、切屑をハウジングから
排出することができる。しかし、この場合には、可動部
材が開放位置へ移動させられたとき、ハウジングを偏心
位置で支持することとなり、ハウジングが傾くのに対
し、貫通孔を設ければ、常にハウジングを開口の全周で
支持することができ、ハウジングの傾きを防止すること
ができるのである。可動部材に貫通孔を設けない場合、
可動部材を開放位置へ移動させた状態で圧縮ラムを前進
させ、圧縮された切屑を圧縮方向と平行な方向に放出し
てもよく、あるいは、圧縮ラムの前進により切屑をハウ
ジングから押し出し、一旦本体フレームに支持させた
後、可動部材を押出位置へ移動させて切屑を排出するよ
うにしてもよい。この場合、切屑は、圧縮方向とは直角
な方向へ放出されることとなる。押出位置は、閉塞位置
と同じ位置でもよく、異なる位置でもよい。本項と次項
とに記載の特徴は、 (1)ないし (7)項に記載の特徴とは
無関係に採用することも可能である。 (9)前記支持装置が、前記開放位置にある可動部材の
前記貫通孔に対応する部分に切屑の通過を許容する切屑
排出通路を有する (8)項に記載の切屑圧縮装置。圧縮さ
れた切屑は、圧縮ラムの前進により、貫通孔を通って切
屑排出通路に入り、切屑排出通路を通って、切屑受,切
屑運搬車や切屑コンベア等へ排出される。 (10)前記圧縮ラムが前記ハウジング内の金属切屑を
圧縮する工程において予め定められた圧縮時前進限度位
置まで過剰に前進したことを検出する過剰前進検出装置
と、その過剰前進検出装置による過剰前進の検出に応じ
て、前記ラム移動装置に少なくとも前記圧縮ラムの前進
を停止させる圧縮停止手段とを含む (1)ないし (9)項の
いずれか1つに記載の切屑圧縮装置。ハウジング内に圧
縮に十分な量の切屑があれば、圧縮された切屑に妨げら
れて、圧縮ラムは圧縮時前進限度位置まで前進すること
はない。圧縮時前進限度位置は、ハウジング内に切屑が
堆積していないか、あるいは堆積していても量が少な
く、圧縮ラムが前進を続ければ直接あるいは少量の切屑
を介して可動部材に当接し、両者に損傷が生ずる位置
と、ハウジング内の切屑の堆積量が多過ぎて、圧縮が不
可能である位置との間に設定される。圧縮時前進限度位
置を設定し、圧縮工程において圧縮ラムが圧縮時前進限
度位置まで移動したことの検出に基づいて圧縮ラムの前
進を停止させるようにすれば、切屑がなく、あるいはあ
っても少ない状態で圧縮が行われることがなく、圧縮ラ
ムと可動部材とが極く微量の切屑,ショット玉や切削工
具のチップの欠け片を挟んで押し合って両者に圧痕が生
ずることが回避される。また、圧痕周辺の膨らみにより
圧縮ラムが部分的に半径方向に突出し、ハウジング内面
を傷つけたり、移動不能となることが回避される。圧縮
時前進限度位置を、圧縮ラムが前進を続ければ、直接あ
るいはごく少量の切屑等を介して可動部材に当接してし
まう位置に近い側に設定すれば、切屑の量が少なめで
も、圧縮ラムが圧縮時前進限度位置を超えるまで前進す
ることはなく、圧縮停止手段(この場合には空圧縮回避
手段と称することができる)が作動させられることはな
いが、圧縮時の切屑の堆積量がばらつけば、圧縮された
切屑の大きさのばらつきが大きくなる。そこで、圧縮時
前進限度位置を、ハウジング内の切屑の堆積量が多過ぎ
て、圧縮が不可能である位置に近い側に設定すれば、圧
縮された切屑の大きさがほぼ一定に揃えられる。圧縮ラ
ムが圧縮時前進限度位置を超えない状態が得られる切屑
の堆積量の範囲が、ハウジングの堆積許容量に近い範囲
に絞られるからであり、圧縮された切屑の大きさを均一
化し得るとともに、空圧縮も回避し得る。この場合に
は、圧縮停止手段を圧縮切屑ばらつき回避手段と称する
ことができる。過剰前進検出装置による過剰前進の検出
に応じて、圧縮ラムの前進を停止させる他、圧縮開始位
置へ戻すようにしてもよい。 (11)両端が開口した筒状のハウジングと、そのハウ
ジングの一方の開口を閉塞する閉塞位置と開放する開放
位置との間で移動可能な可動部材と、その可動部材を前
記閉塞位置と開放位置とに移動させる可動部材移動装置
と、前記ハウジングの他方の開口側からハウジング内へ
軸方向に移動可能に挿入された圧縮ラムと、その圧縮ラ
ムを進退させ、前記ハウジング内に収容された金属切屑
をハウジングおよび前記閉塞位置にある可動部材と共同
して圧縮させるラム移動装置と、前記圧縮ラムが前記ハ
ウジング内の金属切屑を圧縮する圧縮工程において、予
め定められた圧縮時前進限度位置まで過剰に前進したこ
とを検出する過剰前進検出装置と、その過剰前進検出装
置による過剰前進の検出に応じて、前記ラム移動装置に
少なくとも前記圧縮ラムの前進を停止させる圧縮停止手
段とを含む切屑圧縮装置(請求項5)。本項に記載の切
屑圧縮装置については、(10)項に関して記載した作用,
効果が得られる。 (12)前記過剰前進検出装置が、前記圧縮ラムが前記
ハウジング内の切屑を圧縮する工程にあることを検出す
る圧縮工程検出手段と、その圧縮工程検出手段が圧縮工
程にあることを検出している状態において、前記圧縮ラ
ムが前記圧縮時前進限度位置に達したことを検出する圧
縮時前進限度位置到達検出手段とを含む(11)項に記載の
切屑圧縮装置。例えば、圧縮ラムの前進により、圧縮さ
れた切屑をハウジング内から排出する場合、圧縮ラムは
当然圧縮時前進限度位置を通過するが、この場合は正常
に圧縮が為された後の到達であり、異常な到達ではな
い。圧縮工程において圧縮時前進限度位置に達すること
が異常なのであり、本項の切屑圧縮装置によれば、正常
に切屑が圧縮された場合に異常が検出されることがな
く、誤判定の発生が回避される。 (13)前記圧縮時前進限度位置到達検出手段が、前記
圧縮ラムと一体的に移動する被検出部材と、その被検出
部材が、前記圧縮ラムの前記圧縮時前進限度位置に対応
する位置へ移動したときその被検出部材を検出する検出
器とを含む(12)項に記載の切屑圧縮装置。(12)項の圧縮
時前進限度位置到達検出手段は、例えば、圧縮ラムを駆
動する油圧シリンダへの作動油の流入量を計測する流量
計測器と、その計測結果から圧縮時前進限度位置への到
達を推定する推定手段との組合わせや、圧縮ラムやラム
移動装置の駆動部材の移動量を検出する移動量計測器
と、その計測結果から圧縮時前進限度位置への到達を推
定する推定手段との組合わせ等、間接的に圧縮時前進限
度位置への到達を検出するものとすることも可能である
が、本態様によれば正確に圧縮時前進限度位置への到達
を検出することができる。被検出部材および検出器はそ
れぞれ、例えば、ドッグおよびリミットスイッチにより
構成してもよく、あるいは反射部材および反射型の光電
スイッチにより構成してもよい。ドッグおよびリミット
スイッチは、接触式検出装置の一種であり、反射部材お
よび光電スイッチは、非接触式検出装置の一種である。
光電スイッチを透過型とし、圧縮ラムの圧縮時前進限度
位置への到達する前と後とで光電スイッチの投光器の光
が受光器へ入光する状態と入光しない状態との一方から
他方へ変化させる遮光部材と組み合わせて圧縮時前進限
度位置到達検出手段を構成してもよい。 (14)前記圧縮時前進限度位置到達検出手段が、前記
ラム移動装置の圧縮作動時間を計測する圧縮作動時間計
測手段と、前記ラム移動装置の負荷を検出する負荷検出
装置と、その負荷検出装置が、予め定められた設定負荷
以上の負荷を検出する前に、圧縮作動時間計測手段によ
る計測時間が予め定められた設定時間を超えた場合に、
前記圧縮停止手段を作動させる圧縮停止指令手段とを含
む(12)項に記載の切屑圧縮装置。ハウジング内に切屑が
収容されており、圧縮ラムの前進により圧縮され始めれ
ば、ラム移動装置の負荷が増加を開始する。切屑の量が
少ないほど、圧縮ラムの前進開始から負荷が増大し始め
るまでの時間が長く、計測時間が予め定められた設定時
間を超えても、予め定められた設定負荷以上の負荷が検
出されなければ、切屑の量がごく少量であるか、あるい
は切屑がないことがわかり、圧縮停止手段を作動させる
ことにより、圧縮ラムおよび可動部材の損傷を回避し得
る。「設定時間」は、それ以上圧縮ラムが前進したなら
ば空圧縮が行われる時間と、それより時間が短ければ、
切屑の量がハウジングの堆積許容量を超え、圧縮を行う
ことができない事態が生じ得る時間との間の長さに設定
される。「設定負荷」は、圧縮に必要な最大負荷より小
さく、実質的に切屑に圧力がかかったと言うことができ
る負荷以上の値に設定される。設定時間が長くされるほ
ど、切屑の量が少なくても、予め定められた設定負荷以
上の負荷が検出される前に設定時間を超えることが少な
くなり、圧縮停止手段が作動させられることが少ない
が、切屑の堆積量がばらつけば、圧縮により得られる切
屑の大きさがばらつく。設定時間が短くされ、かつ、圧
縮停止指令手段により圧縮停止手段が作動させられたと
きにはハウジングに切屑を追加して再び圧縮して見るこ
とが繰り返される場合には、圧縮された切屑の大きさが
ほぼ均一となる。設定時間が短くされれば、設定時間が
経過する前に設定負荷以上の負荷が検出される切屑の堆
積量の範囲が、ハウジングの堆積許容量に近い範囲に限
られるからである。設定負荷を小さくし過ぎれば、実際
には圧縮ラムが堆積した切屑に接触していないのに、外
乱等に起因して、接触したと誤認され、遂行されるべき
ではない圧縮工程が遂行されてしまう恐れがある。ま
た、設定負荷を大きくすれば、切屑が相当程度圧縮され
なければラム移動装置の負荷が設定負荷に達しないた
め、その後の圧縮による切屑の大きさの減少量は比較的
小さくなる。したがって、圧縮された切屑の大きさを均
一にする観点からは、設定負荷は大きいことが望まし
い。ただし、設定負荷を大きくし過ぎれば、圧縮工程が
相当程度まで遂行されては中止されることとなり、エネ
ルギと時間の無駄が大きくなる。設定負荷はこれらを考
慮して設定されるべきである。以上説明したように、設
定時間と設定負荷とは、圧縮された切屑の大きさが均一
であることが望まれるか、単に空圧縮が回避されればよ
いか等を考慮して、適宜設定されるべきものである。ま
た、圧縮された切屑の大きさがほぼ一定であることが望
まれる場合には、過剰前進検出装置および圧縮停止手段
に加えて、あるいはそれらに代えて、切屑供給通路を経
てハウジングに供給される切屑の量を計測する切屑量計
測手段(例えば、切屑分離装置への切屑搬送通路や切屑
圧縮装置への切屑導入路を部分的に透明材料で形成し、
その部分を通過する切屑を光学的に検出して積算する装
置が採用可能である)と、その切屑量計測手段の計測値
が設定値に達したときラム移動装置を起動させるラム移
動装置起動手段とを設けてもよい。 (15)前記圧縮ラムが前記ハウジング内において圧縮
された金属切屑をハウジング内から押し出す排出工程に
おいて、前記圧縮ラムが前記圧縮時前進限度位置を越え
たことが前記過剰前進検出装置により検出された後、設
定時間の間前記ラム移動装置に圧縮ラムの前進移動を継
続させることにより、圧縮ラムの先端を前記ハウジング
外へ突出させる排出制御手段を含む(11)ないし(14)項の
いずれか1つに記載の切屑圧縮装置(請求項6)。圧縮
ラムの先端がハウジング外へ突出せず、切屑の圧縮ラム
側の端部がハウジング内に少しでも残っていれば、その
部分とハウジングとの間の摩擦力によって切屑の排出が
妨げられる。それに対し、圧縮ラムの先端がハウジング
外へ突出させられれば、切屑が確実に排出される。(12)
ないし(15)項に記載の各特徴は(10)項に記載の切屑圧縮
装置にも適用可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
切屑圧縮装置を備えた旋盤を図面に基づいて詳細に説明
する。図1において10は旋盤11のフレームであり、
フレーム10には図示を省略する主軸台が設けられてい
る。この主軸台には、主軸12が水平な軸線まわりに回
転可能に支持されている。主軸12の先端には被加工物
14を保持するチャック16が取り付けられており、チ
ャック16は被加工物14を保持して主軸12と共に回
転する。本実施形態におけるチャック16は、等角度間
隔で設けられた3つの爪18(図1にはそのうちの1つ
のみを図示)がチャック本体20に軸対称に移動可能に
保持された三ツ爪チャックである。
【0007】チャック16を挟んで主軸12とは反対側
にタレット22が設けられている。タレット22はタレ
ット移動装置24(図7参照)により、主軸12の中心
軸線に平行な水平方向であるZ軸方向と、Z軸方向と直
交する垂直方向であるX軸方向とに移動可能である。タ
レット22は刃物台26を保持しており、刃物台26の
外周には複数のバイト30(図1にはそのうちの1つの
みを図示)が取り付けられている。刃物台26は、タレ
ット22内部に設けられたクランプ装置によりクラン
プ,アンクランプされる。アンクランプ状態では、刃物
台26はタレット22に対して回転可能となり、刃物台
回転装置(図示省略)により一定角度ずつ回転させられ
ることにより、複数のバイト30のうちの1つが被加工
物14の加工のための作動位置に位置決めされる。その
後、刃物台26がクランプされれば、位置決めされたバ
イト30がタレット22に対して相対移動不能となる。
バイト30は、図1に示すように、チップ34を備えて
おり、チップ34のすくい面は図示しないカバーにより
覆われている。
【0008】複数のバイト30のうちの1つが作動位置
に位置決めされ、タレット移動装置24によりカッタパ
スに沿って移動させられるとともに被加工物14が回転
させられれば、被加工物14の外周面が切削加工され、
金属切屑(以下、切屑と略称する)が発生する。本実施
形態における旋盤11においては、切削液を使用しない
ドライ加工が行われるが、この切屑を処理するために切
屑処理装置40が設けられている。
【0009】切屑処理装置40は、図3に示すように、
吸引装置42(図4参照),分離装置44,フィルタ装
置46,切屑圧縮装置48を備えている。以下、各装置
について説明する。吸引装置42は、図4に示すよう
に、バキュームポンプ67とそのバキュームポンプ67
を駆動するポンプモータ68(図7参照)とを備えてい
る。バイト30が作動位置に位置決めされれば、そのバ
イト30のチップ34とカバーとの間の空間は、主吸引
通路により吸引装置42に接続される。主吸引通路は、
図1および図2に示すように、カバー内に設けられた通
路,タレット22の作動位置に対応する部分に設けられ
た継手部材70,継手部材70に接続されたホース7
8,ホース78の継手部材70に接続された側とは反対
側の端部が接続された継手部材80,継手部材80に接
続された配管82,配管82が接続された継手部材8
4,継手部材84に接続された配管86を含む。チップ
34とカバーとの間の空間が主吸引通路を経て吸引装置
42に接続されることにより、この空間に空気の流れが
発生し、切屑が空気と共に吸引される。なお、ホース7
8はステンレス鋼等から成る金属製の可撓性ホースであ
り、タレット22の移動に追従して変形可能である。
【0010】被加工物14の加工位置の下方には、金属
製の切屑受100が設けられている。切屑受100は、
底部102に向かうにつれて小径となる円錐形を成して
いる。切屑受100は、バイト30のカバー内に吸引さ
れなかった切屑を受けるものであり、カバーからこぼれ
た切屑が切屑受100の円錐部の傾斜面104に受けら
れ、重力により傾斜面104に沿って落下させられる。
底部102には開口106が形成され、配管108(図
2参照)が接続されている。配管108は、前記継手部
材84を介して配管86に接続されており、配管86と
連通させられることにより、配管108により形成され
る副吸引通路が吸引装置42に連通させられて切屑が空
気と共に吸引される。
【0011】切屑受100により受けられる切屑は、切
屑の総量の数%程度であるため、配管108は常に吸引
装置42に連通させられる必要はない。したがって、配
管108の途中には開閉弁装置110が設けられてお
り、開閉弁装置110は、動力により配管108を吸引
装置42に連通させる状態と遮断する状態とに切り換え
られる。また、切屑受100には、切屑以外に、刃物台
26,スライド等から滴る潤滑油も受けられる。この潤
滑油と切屑とを分離するために、切屑受100には分離
部(図示省略)が設けられており、潤滑油が切屑と共に
吸引されることがない。
【0012】分離装置44およびフィルタ装置46は、
図3に示すように、配管86と吸引装置42との間に設
けられている。分離装置44はサイクロン型分離装置で
あり、円筒状部と、底部148に向かうに従って小径と
なる円錐筒状部とを有する本体150を備えている。本
体150の円筒状部には、偏心した位置に流入口152
が形成され、配管86が円筒状部に対する接線に平行な
姿勢で接続されている。また、本体150の頂部の中央
には排出口154が形成され、配管156によりフィル
タ装置46に接続されている。したがって、本体150
内には常に内周面に沿って旋回した後、中心部を通って
上昇する空気の流れが存在することになり、切屑は遠心
力と重力とにより本体150の内周面に沿って旋回しつ
つ底部148に向かって下降する。このようにして空気
から分離された切屑は、本体150の底部148に接続
され、下向きに傾斜した導入通路158により切屑圧縮
装置48に導入される。なお、導入通路158は、ステ
ンレス鋼等から成る金属製の可撓性ホースにより構成さ
れている。
【0013】図4に示すように、フィルタ装置46は、
分離装置44と吸引装置42との間に設けられている。
フィルタ装置46の上流側空間は、配管156により分
離装置44に接続され、下流側空間は配管162により
吸引装置42に接続されている。フィルタ装置46に
は、上記上流側空間と下流側空間とを仕切る状態でフィ
ルタ164が設けられており、配管156からの吸引空
気中に含まれる異物を濾過する。
【0014】切屑圧縮装置48は、例えば、形態,大き
さ,材質等の性状が異なる複数種類の切屑を圧縮する。
切屑圧縮装置48は、図3に示すように、本体フレーム
180を備えている。本体フレーム180はフレーム1
0に水平に設けられ、ハウジング186が離間可能に取
り付けられている。ハウジング186は、両端が開口し
た円筒状を成し、ハウジング186の軸線方向の一端部
には、半径方向外向きに延び出す円環状のフランジ部1
88が設けられている。ハウジング186は、軸線が垂
直になる姿勢で、フランジ部188が本体フレーム18
0上に載置され、複数本(本実施形態においては3本)
のボルト190により本体フレーム180に離間可能に
取り付けられている。
【0015】これらボルト190のねじ部192は、図
5に示すように、本体フレーム180に垂直にかつ等角
度間隔に螺合され、ハウジング186は、フランジ部1
88においてボルト190の軸部194に軸方向に相対
移動可能に挿通されている。ボルト190の軸部194
のフランジ部188からの突出部には、弾性部材の一種
である皿ばね198が嵌装されており、皿ばね198は
ボルト190の頭部200とフランジ部188とに挟ま
れて、ハウジング186を本体フレーム180に接近す
る向きに付勢している。
【0016】ハウジング186内には、圧縮ラム204
が、本体フレーム180とは反対側の開口側から軸方向
に移動可能に挿入されている。圧縮ラム204は断面形
状が円形を成し、油圧シリンダ206により進退、すな
わち上下方向に往復移動させられる。油圧シリンダ20
6は、ブラケット208および図示しない保持部材によ
って本体フレーム180に保持されている。ハウジング
186とブラケット208とは、位置決め突部209と
位置決め穴211とにおいて互いに嵌合され、油圧シリ
ンダ206とハウジング186とが同心に位置決めされ
ている。それぞれ位置決め部を構成する位置決め突部2
09および位置決め穴211が位置決め手段を構成して
いる。なお、ハウジング186にはシール手段たるダス
トシール213が設けられ、圧縮ラム204がシールさ
れている。
【0017】油圧シリンダ206は、円筒状のハウジン
グ210と、ハウジング210内を摺動可能なピストン
212と、ピストン212からハウジング186側に突
出するピストンロッド214とを備え、ピストンロッド
214の先端に圧縮ラム204が設けられている。油圧
シリンダ206は複動シリンダであり、図6に示すよう
に、制御弁装置216を備えた液通路により圧力源とし
てのポンプ218に接続されている。
【0018】制御弁装置216は、電磁方向切換弁22
2および比例電磁式リリーフ弁224を備えている。こ
れら電磁方向切換弁222および比例電磁式リリーフ弁
224は、一般に知られたものであるため、その詳細な
説明は省略するが、電磁方向切換弁222の2つのソレ
ノイドの選択的な励磁により油圧シリンダ206のヘッ
ド側室とロッド側室との一方に選択的に作動油が供給さ
れ、他方からの排出が許容されることにより、ピストン
212、つまり圧縮ラム204が進退(本実施形態にお
いては上下方向に移動)させられる。また、電磁方向切
換弁222の2つのソレノイドの消磁により、ヘッド側
室およびロッド側室への作動油の供給および排出が止め
られ、圧縮ラム204が停止状態に保たれる。
【0019】また、比例電磁式リリーフ弁224は、そ
のソレノイドに供給される電流の大きさを変えることに
よりリリーフ弁224の開弁圧を変えることができるも
のであり、したがって油圧シリンダ206に供給される
油圧の高さを制御することができる。また、比例電磁式
リリーフ弁224の励磁電流の制御による開弁圧の制御
により、油圧シリンダ206の作動力、つまり圧縮ラム
204の圧縮力が制御される。圧縮ラム204の圧縮力
は、例えば、切屑の性状に応じて変えられるべきである
が、本実施形態では、切屑の圧縮に必要とされる圧縮力
のうち、最大の圧縮力に合わせて設定されている。ま
た、切屑の量に応じて圧縮力を変えてもよいが、本実施
形態においては、切屑の量に関係なく、一定とされてい
る。
【0020】ハウジング186の側壁230において導
入通路158との接続部分には、図3に示すように、導
入口232が形成され、分離装置44において分離され
た切屑が、導入口232からハウジング186内に導入
され、底部に堆積する。圧縮ラム204は常には導入口
232を開放する後退端位置(上昇端位置)に保たれて
いるが、切屑の圧縮時には前進端位置(下降端位置)に
向かって前進させられ、堆積した切屑をブロック体23
6(図10参照)に圧縮成形する。圧縮ラム204の前
進端位置は、図10(f)に示すように、その先端部が
ハウジング186の本体フレーム180側の開口である
排出口238から少量下方へ突出した位置である。な
お、前記ハウジング186を本体フレーム180に接近
する向きに付勢する皿ばね198の付勢力は、圧縮ラム
204が後退させられる際、圧縮ラム204とハウジン
グ186との間の摩擦力によってハウジング186が共
に移動することがないように、この摩擦力より大きい程
度の大きさとされている。
【0021】圧縮ラム204の移動位置は、検出装置2
40により検出される。検出装置240は、図5に示す
ように、油圧シリンダ206のピストンロッド214に
保持部材242により取り付けられ、ピストンロッド2
12の伸縮に伴って圧縮ラム204と一体的に移動する
3個の被検出部材たるドッグ244,246,248
と、本体フレーム180に位置を固定して設けられた3
個の検出器たる後退端スイッチ250,圧縮確認スイッ
チ252,圧縮時前進限度スイッチ254とを含んでい
る。これらスイッチ250,252,254はいずれも
リミットスイッチにより構成されており、非作動状態で
はOFF信号を発し、ドッグ244,246,248に
よって作動させられればON信号を発する。
【0022】ドッグ244および後退端スイッチ250
は、圧縮ラム204が後退端位置へ到達したとき、ドッ
グ244が後退端スイッチ250を作動させるように設
けられている。圧縮ラム204の後退端位置は、ピスト
ン212がハウジング210に当接しない位置に設定さ
れている。ドッグ246および圧縮確認スイッチ252
は、圧縮ラム204が、その先端面が導入口232の圧
縮ラム前進側(圧縮ラム204の前進方向において下流
側)の端縁を通過し、導入口232を塞いだ導入口閉塞
位置へ到達したとき、ドッグ246が圧縮確認スイッチ
252を作動させるように設けられている。ドッグ24
8および圧縮時前進限度スイッチ254は、圧縮ラム2
04が、圧縮時前進限度位置へ到達したとき、ドッグ2
48が圧縮時前進限度スイッチ254を作動させるよう
に設けられている。圧縮時前進限度位置は、それ以上、
圧縮ラム204が前進すれば、可動部材272を直接あ
るいは極く少量の切屑を介して押してしまう位置よりや
や後退端位置側に設定されており、排出口238に近い
位置である。また、ドッグ246は圧縮ラム204の移
動方向において長いものとされ、圧縮ラム204が前進
端位置へ到達するまで圧縮確認スイッチ252を作動さ
せ続けるように構成されている。ドッグ248もまた、
圧縮ラム204の移動方向において長いものとされ、圧
縮ラム204が前進端位置に到達するまでの間、圧縮時
前進限度スイッチ254を作動させ続けるように構成さ
れている。
【0023】本体フレーム180には、図3および図5
に示すように、本体フレーム180の上面に開口し、ハ
ウジング186の軸方向と直交する水平方向に貫通する
溝270が形成されるとともに、可動部材272が移動
可能に嵌合されている。可動部材272は、断面形状が
矩形を成し、溝270の深さより大きい厚さを有し、溝
270に嵌合されて本体フレーム180によりハウジン
グ186とは反対側から支持されるとともに、本体フレ
ーム180の上面から僅かに上方へ突出している。した
がって、ハウジング186は可動部材272に接触させ
られ、本体フレーム180との間には僅かに隙間が設け
られており、可動部材272は、前記皿ばね198の付
勢力に基づいて、本体フレーム180の可動部材272
を支持する部分とハウジング186とにより弾性的に挟
まれている。
【0024】可動部材272は長手形状を成し、油圧シ
リンダ274のピストンロッド276の先端に、長手方
向がピストンロッド276の伸縮方向と平行に設けられ
ている。可動部材272の長手方向においてピストンロ
ッド276側の部分には、ハウジング186の軸方向に
平行に延び、ハウジング186内の空間より内のり寸法
が大きい貫通孔278が形成されている。
【0025】油圧シリンダ274は、方向切換弁および
リリーフ弁を備えた制御弁装置280(図7参照)を介
して圧力源としてのポンプに接続されており、可動部材
272は、油圧シリンダ274により、貫通孔278が
形成されていない中実の部分がハウジング186の排出
口238に対向する状態となり、排出口238を閉塞す
る閉塞位置と、貫通孔278が排出口238に対向する
状態となる開放位置とに移動させられる。閉塞位置にお
いては、可動部材272はハウジング186と共に切屑
収容孔282を形成する
【0026】本体フレーム180には、図3に示すよう
に、ハウジング186内の空間と同心であって、貫通孔
278より内のり寸法が大きい円形断面の切屑排出通路
284が形成されている。切屑排出通路284は、開放
位置にある可動部材278の貫通孔278に対応する部
分に設けられているのである。切屑排出通路284は本
体フレーム180を貫通して形成され、その下側の開口
近傍には切屑運搬車286が配設され、切屑排出通路2
84を通って排出された切屑のブロック体236がこの
切屑運搬車286に収容される。切屑運搬車286に代
えてベルトコンベアを設けることも可能である。
【0027】本実施形態における切屑処理装置付旋盤
は、図7に示す制御装置300を備えている。制御装置
300はPU(プロセッシングユニット)302,RO
M304,RAM306およびそれらを接続するバス3
08を含むコンピュータ310を主体として構成されて
いる。バス308には、入力インタフェース312が接
続され、前記後退端スイッチ250,圧縮確認スイッチ
252,前進端位置スイッチ254およびキーボード
等、作業者の指令やデータを入力するための入力装置3
16が接続されている。バス308にはまた、出力イン
タフェース314が接続され、駆動回路320,32
2,324,326,328を介してタレット移動装置
24,ポンプモータ68,油圧シリンダ206,274
の制御弁装置216,280および出力装置336が接
続され、さらに、図示は省略するが主軸回転装置,チャ
ック16のチャック駆動装置,刃物台26のクランプ装
置および刃物台回転装置等が接続されている。出力装置
336は、切屑の圧縮が正常に行われない場合に、その
旨をディスプレイに表示するとともに異常警報を発する
他、制御装置300の処理状態,処理結果等をディスプ
レイに表示する。
【0028】また、PU302にはタイマ340が設け
られ、RAM306にはカウンタ344が設けられてい
る。さらに、ROM304には、図8にフローチャート
で示す切屑圧縮処理,被加工物14に加工を施すための
処理(図示省略)等、種々のプログラムが格納されてい
る。
【0029】以上のように構成された切屑処理装置付旋
盤において、バイト30による被加工物14の切削加工
により発生した切屑は、バイト30のカバーとチップ3
4のすくい面との間の空間から空気と共に吸引され、主
吸引通路を通って分離装置44の本体150内に流入さ
せられる。また、カバーからこぼれた切屑は、切屑受1
00に受けられ、開閉弁装置110が開状態とされれ
ば、副吸引通路を通って同じく分離装置44に流入させ
られる。分離装置44において、空気と切屑とが分離さ
れた後、切屑は導入通路158を経て切屑圧縮装置48
のハウジング186内に堆積する。切屑圧縮装置48の
非作動時には、圧縮ラム204は、図9(a)および図
10(a)に示すように、後退端位置にあって導入口2
32が開かれており、可動部材272は閉塞位置にあっ
て排出口238を塞ぎ、切屑収容孔282を構成してお
り、ハウジング186内(切屑収容孔282内)に切屑
が入り、底部から堆積する。
【0030】ハウジング186内に堆積した切屑は、図
8にフローチャートで示す切屑圧縮処理に従って圧縮さ
れる。この処理において圧縮は、被加工物14の加工数
が設定数n0 に達する毎に行われる。1個の被加工物1
4の加工が終わる毎に圧縮を行ってもよいが、加工数が
少ない状態では、まだ圧縮に十分な切屑が堆積しておら
ず、圧縮を行っても無駄であるからである。加工が施さ
れる被加工物14の種類,加工の種類等は加工プログラ
ム上、わかっており、加工が済んだ被加工物14の個数
に基づいてハウジング186内に堆積した切屑の量を推
定し得る。本実施形態においては、複数個、例えば、1
0個の被加工物14について加工が行われたとき、ハウ
ジング186内に圧縮に十分な量の切屑が堆積すると
し、設定数n0 は8個に設定されている。堆積量のばら
つきにより、10個の被加工物14の加工が終了する前
に堆積量が圧縮に十分な量に達することがあるからであ
る。切屑圧縮処理において加工の済んだ被加工物14の
数は、カウンタ344により数えられ、設定数n0 は、
切屑圧縮処理の開始に先立って、入力装置316を用い
て作業者により8個に設定される。
【0031】ステップ1(以下、S1と略記する。他の
ステップについても同じ。)において、設定数n0 の被
加工物14について加工が終了したか否かの判定が行わ
れる。加工は加工用のプログラムに従って行われ、その
プログラムにおいて加工の済んだ被加工物14の数がカ
ウントされており、S1においては、加工が終了した被
加工物14の数が読み込まれて設定数n0 個(ここでは
8個)以上であるか否かの判定が行われる。S1の判定
結果は当初はNOであり、S1が繰り返し実行される。
加工が終了した被加工物14の数が8個になればS1の
判定結果がYESになってS2が実行され、圧縮ラム2
04が前進を開始させられる。
【0032】続いてS3において圧縮確認スイッチ25
2がONになったか否かの判定が行われる。圧縮ラム2
04が導入口閉塞位置まで前進したか否かの判定が行わ
れるのである。この判定結果は当初はNOであり、S3
の判定が繰り返し実行される。図9(b)あるいは図1
0(b)に示すように、圧縮ラム204が導入口閉塞位
置へ到達すれば、S3の判定結果がYESになり、次
に、切屑の圧縮が行われたか否かの判定が行われる。
【0033】この判定は、圧縮確認スイッチ252がO
Nになった後、圧縮時前進限度スイッチ254がONに
なることなく、設定時間t0 が経過するか否かにより行
われる。ハウジング186内に圧縮に足る量の切屑が堆
積していて圧縮されるのであれば、圧縮ラム204は圧
縮された切屑に妨げられて圧縮時前進限度位置まで至ら
ない。それに対し、ハウジング186内に切屑が堆積し
ておらず、あるいは堆積していても量が少なければ、図
9(c)に示すように、圧縮ラム204は圧縮時前進限
度位置へ到達するからである。
【0034】設定時間t0 は、ハウジング186内に切
屑が堆積していて、圧縮ラム204が導入口閉塞位置を
通過してから切屑の圧縮が終了するまでに要する時間よ
り長い時間に設定されている。圧縮ラム204は、堆積
した切屑に接触した後、油圧シリンダ206の圧力が設
定圧力(前記比例電磁式リリーフ弁224の開弁圧の大
きさによって決まる)に達し、圧縮ラム204の圧縮力
が設定された大きさに達する位置まで前進し、切屑を圧
縮するが、切屑を完全に固めるためには、圧縮ラム20
4を前進したままの状態に保ち、所定時間、切屑に圧力
を加え続けることが必要である。
【0035】図11に、圧縮ラム204が導入口閉塞位
置に到達した後の圧縮ラム204の移動距離および油圧
シリンダ206の圧力と時間との関係を切屑の堆積量別
に示す。図11の上段には、切屑の堆積量が少ない場合
が示され、中段には多い場合が示され、下段には中間の
場合が示されている。図11から明らかなように、圧縮
ラム204は、切屑の堆積量の多少に関係なく、油圧シ
リンダ206の圧力が設定圧力PS (設定圧力PS は、
切屑の堆積量に関係なく同じである)に到達するまで、
ポンプ218の吐出量によって決まる一定速度で前進す
るが、圧縮ラム204が切屑に接触し、圧縮を開始する
までの時間(切屑到達時間と称する)、圧縮ラム204
が圧縮を開始してから、油圧シリンダ206の圧力が設
定圧力に達し、圧縮ラム204の前進が停止するまでの
時間(設定圧力到達時間と称する)、および切屑を完全
に固めるために要する時間(切屑固め時間と称する)は
それぞれ、切屑の堆積量に応じて異なり、圧縮ラム20
4が導入口閉塞位置に達した後、切屑の固めが完了する
までの時間は切屑の堆積量に応じて異なる。また、切屑
の性状が異なれば、切屑固め時間が異なり、圧縮ラム2
04が導入口閉塞位置に達した後、切屑の固めが完了す
るまでの時間が異なる。設定時間t0 は、この事情に鑑
み、切屑の堆積量および性状が何であっても、圧縮ラム
204が導入口閉塞位置に到達した後、切屑が圧縮され
て完全に固められる時間よりやや長い時間に設定されて
いる。
【0036】S4においてはタイマ340のタイマ値t
が設定時間t0 以上であるか否かにより、設定時間t0
が経過したか否かの判定が行われるが、この判定結果は
当初はNOであり、S5において圧縮時前進限度スイッ
チ254がONであるか否かの判定が行われる。S5の
判定結果も当初はNOであり、S4が実行される。ハウ
ジング186内に切屑がなく、あっても少量であれば、
S4の判定結果がYESになることなく、S5の判定結
果がYESになってS6が実行され、圧縮ラム204が
後退端位置へ後退させられるとともに、タイマ340が
リセットされる。圧縮ラム204が後退端位置へ移動
し、後退端スイッチ250がONになればS7の判定結
果がYESになってS8が実行され、圧縮ラム204が
停止させられる。切屑が堆積しておらず、あるいは堆積
量が少なくて圧縮ラム204が可動部材272を直接あ
るいは極く少量の切屑を介して当接する空圧縮の発生が
回避されるのである。
【0037】切屑の圧縮動作は、被加工物14の加工数
が8個になったときに開始されるようにされており、加
工が正常に行われ、切屑がハウジング186内に正常に
堆積するのであれば、8個の被加工物14の加工が終了
した時点では、圧縮に十分な量に近い量の切屑がハウジ
ング186内に堆積していて、空圧縮は起こらないはず
である。そのため、設定時間t0 が経過することなく、
圧縮時前進限度スイッチ254が1回でもONになれ
ば、異常と判定してもよいが、本実施形態では、圧縮時
前進限度スイッチ254が1回ONになった後、更に複
数個の被加工物14の加工が終了する毎に圧縮動作が行
われ、それでもなお、圧縮時前進限度スイッチ254が
ONになるのであれば、異常と判定されるようになって
いる。
【0038】圧縮時前進限度スイッチ254は、例え
ば、被加工物14の加工は正常に行われているが切屑の
搬送(吸引)に何らかの異常が生じた場合、例えば、チ
ップ34から切屑圧縮装置48に至る切屑の通過経路が
詰まってハウジング186内における切屑の堆積量が不
足している場合にONになり、あるいは、誤動作発生
時、例えば、加工プログラムにおいて加工が終了した被
加工物14の数のカウントミスが生じ、実際には、n0
個の被加工物14に加工が施されていないにもかかわら
ず、加工数がn0 個になったり、チャック16に被加工
物14が把持されていないか、刃物台26にバイト30
が取り付けられていない状態で加工動作が行われ、切屑
量が不足している場合等にONになる。後者の場合、誤
動作が修正されない限り、被加工物14の加工数が増え
ても、圧縮時前進限度スイッチ254がONになること
なく設定時間t0 が経過する状態が得られないが、前者
の場合は、通過経路の詰まりが自然に解消してハウジン
グ186内に切屑が堆積すれば、圧縮時前進限度スイッ
チ254がONになることなく設定時間t0 が経過する
可能性がある。そのため、圧縮時前進限度スイッチ25
4が1回ONになっても直ちに異常とは判定せず、念の
ため、更に複数個の被加工物14の各々について、加工
が終了する毎に圧縮ラム204が前進させられ、切屑の
堆積量が不足しているか否かが判定されるようになって
いるのである。
【0039】なお、圧縮時前進限度位置は、ハウジング
186内に切屑が堆積していないか、あるいは堆積して
いても量が少なく、圧縮ラム204が前進を続ければ可
動部材272を直接あるいは少量の切屑を介して可動部
材272を押してしまう位置よりやや後退端位置側に設
定されているため、切屑の堆積量が少なくても、圧縮時
前進限度スイッチ254がONになることなく設定時間
0 が経過することがあり、圧縮された切屑の大きさが
ばらつくことがある。
【0040】圧縮時前進限度スイッチ254がONにな
り、圧縮ラム204が後退端位置へ後退させられて停止
させられれば、S9が実行されてカウンタ344のカウ
ント数が1増加させられ、設定数n0 が1増加させられ
て9にされ、S10において設定数n0 が最大設定数n
max (本実施形態においては12であり、設定数n0
初期値(8個)と共に作業者により設定される)に達し
たか否かの判定が行われる。S10の判定結果は当初は
NOであり、S1が実行される。
【0041】本実施形態においては、圧縮ラム204に
よる切屑の圧縮動作は、加工の終了した被加工物14の
数が設定値に達した後、実際に切屑が圧縮されて排出さ
れるまで、1個の被加工物14の加工が終了する毎に行
われるようにされており、ここでは、被加工物14の加
工終了後、圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置へ下降
した後、後退端位置へ戻るまでの間、および前進端位置
へ下降した後、後退端位置へ戻るまでの間に、次の被加
工物14の加工が始まって切屑がハウジング186へ送
られて来ることはないものとする。したがって、S10
の判定結果がNOになった後、S1が実行されるとき、
その判定結果は、被加工物14の加工が終了するまでN
Oになる。次(9個目)の被加工物14の加工が終了す
れば、S1の判定結果がYESになり、S2〜S5が実
行される。この場合にも圧縮時前進限度スイッチ254
がONになればS6〜S10が実行される。
【0042】12個の被加工物14について加工が終了
しても、圧縮時前進限度スイッチ254がONになれ
ば、S10の判定結果がYESになってS11が実行さ
れ、作業者に異常の発生が報知される。また、被加工物
14の加工が停止されるとともに、設定数n0 が初期値
(8個)にセットされる。このように圧縮に十分な量の
切屑が堆積していなければ、圧縮ラム204は圧縮時前
進限度位置を超えて前進させられることはなく、ハウジ
ング186内に切屑が堆積していないか、あるいは堆積
していても量が少ないとき、可動部材272と圧縮ラム
204とが直接あるいは少量の切屑,ショット玉やチッ
プ34の欠け片等の異物を挟んで押し合って両者に圧痕
が生ずることが回避される。また、堆積した少量の切屑
中にショット玉やチップ34の欠け片等の異物が混入し
ていても、圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置へ移動
する途中で切屑が圧縮ラム204により押されることが
あれば、それら異物はやわらかい切屑の中に埋もれてし
まい、圧縮ラム204と可動部材272とが異物を挟ん
で押し合うことはない。さらに、異物は、圧縮時前進限
度位置へ移動させられた状態における圧縮ラム204と
可動部材272との間の距離より小さく、圧縮ラム20
4と可動部材272とが異物を挟んで押し合うことはな
い。また、圧縮ラム204は、圧縮された切屑がないに
もかかわらず、切屑の排出動作を行わずに済む。さら
に、極く微量で固まった切屑が生ずることもない。
【0043】ハウジング186内に圧縮に十分な量の切
屑が堆積していれば、図10(b)および図10(c)
に示すように、切屑は圧縮ラム204,可動部材272
およびハウジング186に挟まれて圧縮される。この
際、切屑とハウジング186との間の摩擦力と、皿ばね
198の付勢力との和によってハウジング186が可動
部材272側へ押されるため、切屑内の圧力によりハウ
ジング186が可動部材272から離間させられること
はなく、ハウジング186の端面と可動部材272との
隙間に切屑が侵入することが良好に防止される。前述の
ように、皿ばね198の付勢力は、圧縮ラム204が後
退させられる際の圧縮ラム204とハウジング186と
の間の摩擦力より大きく設定されていて小さいが、切屑
の圧縮時にハウジング186が可動部材272から離間
することはないのである。そして、圧縮時前進限度スイ
ッチ254がONになることなく、設定時間t0 が経過
し、S4の判定結果がYESになる。設定時間t0 は、
切屑の堆積量,性状如何によらず、圧縮(切屑の固めを
含む)を完了するのに要する時間よりやや長く設定され
ているため、S4の判定結果がYESになったときに
は、切屑の圧縮(固め)が完了している。S2〜S4が
圧縮工程を構成し、S5〜S11が空圧縮回避工程を構
成している。
【0044】S4の判定結果がYESになればS12が
実行され、図10(d)に示すように、圧縮ラム204
が小距離後退させられてブロック体236から離間させ
られる。電磁方向切換弁222が、設定時間、圧縮ラム
204を後退させる状態に切り換えられるのであり、後
退後、電磁方向切換弁222の2つのソレノイドが消磁
されて圧縮ラム204が停止状態に保たれ、圧縮力は0
になる。
【0045】圧縮ラム204は、圧縮力が0になってブ
ロック体236にスプリングバックが生じてもブロック
体236から離れた状態となり、かつ導入口232を開
くことのない距離、後退させられる。圧縮ラム204が
後退させられるのに伴って、ブロック体236にスプリ
ングバックが生ずれば、ハウジング186が皿ばね19
8の付勢力に抗して後退させられる。この後退は、ブロ
ック体236のスプリングバック力が皿ばね198の付
勢力と釣り合う状態で停止するため、ブロック体236
が可動部材272を押す力は、皿ばね198の付勢力と
等しくなる。前述のように、皿ばね198の付勢力は、
圧縮ラム204が後退させられる際の圧縮ラム204と
ハウジング186との間の摩擦力より大きければよく、
小さく設定されているため、ブロック体236が可動部
材272を押す力も小さくすることができる。
【0046】その結果、次にS13が実行されて可動部
材272が開放位置へ移動させられるとき、可動部材2
72とブロック体236および本体フレーム180との
間の摩擦力が小さくて済み、小さい油圧シリンダ274
によって可動部材272を移動させることができる。な
お、導入通路158は可撓性のホースにより構成されて
いるため、ハウジング186が可動部材272に接近,
離間させられるとき、ハウジング186に追従して移動
する。
【0047】可動部材272が開放位置へ移動させられ
れば、図10(e)に示すように、貫通孔278が排出
口238と対向する状態となる。そして、S14が実行
され、圧縮ラム204が前進させられる。次いで、S1
5において圧縮時前進限度スイッチ254がONになっ
たか否かにより、圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置
へ到達したか否かの判定が行われる。圧縮ラム204が
圧縮時前進限度位置へ到達すればS15の判定結果がY
ESになってS16が実行され、圧縮ラム204が圧縮
時前進限度位置へ到達後、設定時間t1 が経過したか否
かの判定が行われる。圧縮ラム204が更に設定時間t
1 の間、前進させられるのである。
【0048】S4の判定結果がYESになることによ
り、切屑の圧縮(固めを含む)が終了しており、その後
のステップ(S12〜S20)はブロック体236を排
出するために行われ、排出工程を構成している。S15
では排出工程において圧縮ラム204が圧縮時前進限度
位置を超えたことが圧縮時前進限度スイッチ254によ
って検出されるのであり、圧縮工程におけるように、圧
縮時前進限度スイッチ254がONになっても圧縮ラム
204が後退させられることはない。
【0049】次いでS16において、設定時間t1 が経
過したか否かの判定が行われる。設定時間t1 は、圧縮
ラム204が圧縮時前進限度位置に到達した後、更に前
進させられ、図10(f)に示すように、前進端位置、
すなわち先端部がハウジング186から貫通孔278内
へ少量突出した位置へ移動するのに十分な長さに設定さ
れている。S16の判定結果は当初はNOであり、設定
時間t1 が経過するまで、S16が繰り返し実行され
る。圧縮ラム204の前進端位置への移動により、ブロ
ック体236がハウジング186内から貫通孔278内
へ押し出され、本体フレーム180に形成された排出通
路284を通って切屑運搬車286へ排出される。な
お、圧縮確認スイッチ252は、圧縮ラム204が導入
口閉塞位置から前進端位置へ至る間、作動させられ続け
ており、それにより圧縮ラム204が作動していること
がわかる。また、排出工程において圧縮確認スイッチ2
54が作動させられることにより、切屑の排出が行われ
ていることがわかる。
【0050】設定時間t1 が経過すればS16の判定結
果がYESになってS17が実行され、図10(g)に
示すように、圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置を超
えるまで後退させられる。圧縮時前進限度スイッチ25
4は、圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置から前進端
位置へ至るまでの間、ON信号を発するため、圧縮時前
進限度スイッチ254がOFFになれば、圧縮ラム20
4が圧縮時前進限度位置を超えるまで後退したことがわ
かる。圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置を超えて後
退すれば、S18の判定結果がYESになってS19が
実行され、圧縮ラム204が停止させられる。次いでS
20が実行され、図10(h)に示すように、可動部材
272が閉塞位置へ移動させられて排出口238が可動
部材272により閉塞された後、S21が実行され、圧
縮ラム204が後退させられる。圧縮ラム204は後退
端位置まで後退させられ、後退端スイッチ250がON
になることによって圧縮ラム204の後退が検出されれ
ば、S22の判定結果がYESになってS23が実行さ
れ、圧縮ラム204が停止させられる。なお、ハウジン
グ186内に堆積した切屑の圧縮されれば(固めを含
む)、加工プログラムにおいて加工の終了した被加工物
14の数をカウントするカウンタがリセットされる。そ
して、加工の終了した被加工物14の数が再びn0 個に
なれば、切屑の圧縮動作が開始される。切屑の圧縮され
た(固めを含む)か否かは、切屑圧縮処理において実行
されているステップによりわかる。
【0051】圧縮ラム204が圧縮時前進限度スイッチ
254がOFFになる位置へ後退させられても、その位
置では、圧縮ラム204はまだ導入口232を塞いでお
り、可動部材272が開放位置から閉塞位置へ移動させ
られて排出口238を閉塞するとき、導入口232は閉
塞されている。また、可動部材272が排出口238を
閉塞した後に圧縮ラム204が後退端位置へ移動させら
れ、導入口232が開放される。圧縮ラム204が後退
端位置にあって導入口232を開放しているときには、
可動部材272が閉塞位置にあって排出口238を閉塞
し、可動部材272が開放位置にあって排出口238を
開放しているときには、圧縮ラム204が前進端位置か
らは後退させられているが、導入口232を閉塞してい
る。排出口238と導入口232とが同時に開放される
ことはないのである。また、圧縮ラム204はダストシ
ール213によりシールされてハウジング186に嵌合
され、圧縮ラム204のハウジング186との間からハ
ウジング186内への外気の侵入が防止されている。し
たがって、導入通路158を介して切屑圧縮装置48と
連通している分離装置44が、常に外部から遮断され、
切屑圧縮装置48および導入通路158を経て空気が吸
引されることが良好に防止されるため、チップ34のす
くい面36近傍の空気の流速が低下して切屑の吸引性能
が低下したり、分離装置44の空気と切屑との分離機能
が低下してフィルタ装置46に多量の切屑が詰まったり
することが良好に回避される。
【0052】切屑の圧縮は、設定数の被加工物14の加
工が終了した後に開始されるようにされており、それに
より圧縮された切屑の大きさはある程度揃えられるので
あるが、切屑の堆積量にばらつきがあれば、大きさがば
らつく。圧縮時前進限度位置が排出口238に近い側に
設定されていて、堆積量が少なくても圧縮が行われるこ
とがあれば、ばらつきが生ずるのである。それに対し、
圧縮時前進限度位置が、堆積量が多い状態で圧縮が行わ
れる位置に設定されていれば、堆積量がばらついても、
堆積量が多い状態でのみ圧縮が行われ、ブロック体23
6の大きさがほぼ一定に揃えられる。
【0053】この際、圧縮ラム204が圧縮動作を開始
するための設定数n0 は、圧縮ラム204が圧縮時前進
限度位置に至らない量の切屑が得られる数より少なく設
定し、設定最大数nmax は、設定量の切屑が得られる数
より大きい数に設定する。そのため、S5の判定結果は
当初はYESになり、圧縮は行われないが、S1〜S1
1が繰り返し実行され、被加工物14の加工数が増えて
切屑の量が増大すれば、圧縮時前進限度スイッチ254
がONになることなく、設定時間t0 が経過する。S
9,S10の実行により切屑が圧縮に十分な量に達する
のを待つのであり、それにより圧縮された切屑の大きさ
をほぼ一定の大きさに揃えることができる。このように
ほぼ一定の大きさのブロック体236が得られる量の切
屑が堆積した状態で圧縮が行われるようにすれば、当然
空圧縮が行われることはなく、設定量の切屑の圧縮は、
空圧縮の回避を兼ねることとなる。
【0054】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、3本のボルト190が、本体フレーム1
80に対してハウジング186を可動部材272から離
間可能に取り付けるハウジング取付装置を構成し、3個
の皿ばね198が付勢手段を構成し、これらが本体フレ
ーム180と共に支持装置を構成している。また、ボル
ト190は、ハウジング186をハウジング186の軸
方向に移動可能に保持するガイドロッドを兼ねている。
油圧シリンダ206がラム移動装置を構成し、油圧シリ
ンダ274が可動部材移動装置を構成している。制御装
置300のS3およびS4を実行する部分および圧縮確
認スイッチ252が圧縮工程検出手段を構成し、ドッグ
244,圧縮時前進限度スイッチ254および制御装置
300のS5を実行する部分が圧縮時前進限度位置到達
検出手段を構成し、これらが過剰前進検出装置を構成
し、制御装置300のS6〜S8を実行する部分が圧縮
停止手段の一種である空圧縮回避手段を構成している。
さらに、制御装置300のS14〜S16を実行する部
分が排出制御手段を構成している。また、制御装置30
0のS17〜S23を実行する部分が、油圧シリンダ2
06と油圧シリンダ274とを、圧縮ラム204が導入
口232を閉塞しない状態と、可動部材272が閉塞位
置にない状態とが同時に生じないように制御するサイク
ロン大気連通回避手段を構成している。
【0055】なお、設定時間t0 は、切屑の性状に応じ
て変えてもよい。
【0056】また、ドッグ248と圧縮時前進限度スイ
ッチ254との、圧縮ラム204の移動方向と平行な方
向における相対位置を調節可能とし、圧縮時前進限度位
置を変えて圧縮された切屑の大きさをほぼ一定に揃える
ようにしてもよい。圧縮時前進限度位置を、ハウジング
186に、切屑が堆積許容量に近い量、堆積した状態で
圧縮が行われた際の圧縮ラム204の位置より、小距離
前進端側の位置に設定し、切屑の堆積量が少ない状態で
は、圧縮が行われないようにするのである。圧縮ラム2
04が圧縮時前進限度位置に到達してから前進端位置へ
到達するまでの間、ドッグ248に圧縮時前進限度スイ
ッチ254を作動させ続けるのであれば、ドッグ248
の長さを、圧縮時前進限度スイッチ254を作動させ続
ける長さとすればよい。ブロック体236をハウジング
186から排出するための時間t 1 は、圧縮時前進限度
位置に応じて、圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置か
ら前進端位置へ移動するのに十分な長さとされる。ドッ
グ244と後退端スイッチ250との相対位置およびド
ッグ246と圧縮確認スイッチ252との相対位置を調
節可能とし、調節してもよい。設定時間t0 は、切屑の
量に応じて、切屑が完全に固められる時間よりやや長い
時間に設定される。設定時間t0 の設定には、切屑の性
状を考慮し、性状に応じて設定してもよく、あるいは性
状には関係なく、性状が何であっても切屑が完全に固め
られる時間よりやや長い時間に設定してもよい。さら
に、切屑圧縮装置が圧縮する切屑の性状が一定の場合に
は、空圧縮を回避する場合、切屑の性状に応じて設定時
間t0 を設定すればよく、圧縮された切屑の大きさを揃
える場合、切屑の性状, 量に応じて設定時間t0 を設定
すればよい。また、切屑圧縮装置が圧縮する切屑の性状
が一定であるか複数種類であるか、空圧縮を回避するか
切屑の大きさを揃えるかに関係なく、切屑が完全に固め
られる時間よりやや長い時間に設定時間t0 を設定して
もよい。設定時間t0 や時間t1 は、予め設定されてい
てもよく、作業者が入力装置を用いて設定してもよく、
あるいは切屑の性状や量に応じて設定手段により自動的
に設定されるようにしてもよい。
【0057】なお、上記実施形態においては、圧縮ラム
204が圧縮工程にあることが検出されている状態にお
いて圧縮ラム204が圧縮時前進限度位置へ到達したか
否かは、圧縮時前進限度スイッチ254がONになるか
否かにより検出されるようになっていたが、ラム移動装
置の負荷に基づいて検出するようにしてもよい。
【0058】そのため、図12に示す切屑圧縮装置35
0のラム移動装置を構成する油圧シリンダ354には、
ピストン側室356に油圧を供給する通路358に圧力
計360が設けられている。この油圧シリンダ354の
圧力は、油圧シリンダ354の負荷と比例関係にあり、
圧力の大きさを計れば負荷の大きさがわかり、圧力計3
60を負荷検出装置として考えてよい。また、前記制御
装置300と同様に構成された制御装置(図示省略)の
ROMには、図13にフローチャートで示す切屑圧縮処
理が格納されている。なお、この切屑圧縮処理におい
て、圧縮終了後の切屑のブロック体の排出は、上記実施
形態と同様に行われるため、図示は省略する。符号36
2は油圧シリンダ354のピストンであり、符号364
はピストンロッドである。切屑圧縮装置350のその他
の構成は前記切屑圧縮装置48と同じであり、図示およ
び説明は省略する。
【0059】本実施形態の切屑圧縮処理は、圧縮ラムが
導入口閉塞位置へ到達してから、設定時間内に油圧シリ
ンダ354の圧力が設定圧力以上になれば、ハウジング
内に切屑が堆積していると判定され、圧力が設定圧力以
上になることなく、設定時間を経過すれば、切屑の堆積
量が不足していると判定されるように構成されている。
ハウジング内に切屑が堆積していて圧縮されれば、油圧
シリンダ354の圧力が0の状態から上昇するからであ
る。
【0060】「設定時間」は、それ以上、圧縮ラムが前
進したならば空圧縮が行われる時間と、それより時間が
短ければ、切屑の量が過剰で圧縮を行うことができない
時間との間の長さに設定される。「設定圧力」は、圧縮
に必要な最大圧力より小さく、実質的に切屑に圧力がか
かったと言うことができる圧力より大きい値に設定され
る。これら設定時間および設定圧力の大きさに応じて、
空圧縮を回避することができ、あるいは圧縮された切屑
の大きさを均一化し得るとともに空圧縮を回避し得る。
なお、前述のように、油圧シリンダ354の圧力は負荷
と比例関係にあり、「設定圧力」は「設定負荷」と考え
てよい。
【0061】まず、設定時間t2 が長く、すなわちそれ
以上、圧縮ラム204が前進したならば、空圧縮が生ず
る時間よりやや短い長さに設定され、空圧縮が回避され
る場合を説明する。設定圧力P0 は小さく、実質的に切
屑を加圧したと言うことができる圧力よりやや大きい値
に設定されている。また、圧縮動作を開始するための被
加工物14の設定数n0 は、圧縮に十分な量の切屑が得
られる数(例えば10個)より小さい数(例えば8個)
に設定され、最大設定数nmax は12個に設定されてい
るとする。これら設定時間t2 および設定圧力P0 は、
圧縮動作を開始する被加工物14の設定数n0 および設
定最大数nmax と共に、入力装置を用いて作業者により
設定される。本実施形態においては、切屑の性状が一定
であり、それに応じて設定時間t2 および設定圧力P0
が設定される。
【0062】S101ないしS103は、前記S1ない
しS3と同様に実行される。圧縮ラムが導入口閉塞位置
を通過してS103の判定結果がYESになればS10
4が実行され、圧力計360の検出値Pが読み込まれ
る。次いでS105において設定時間t2 が経過したか
否かの判定が行われる。S105の判定結果は当初はN
OであってS106が実行され、S104において読み
込まれた検出値Pが設定圧力P0 以上であるか否かの判
定が行われる。油圧シリンダ206の圧力が設定圧力以
上になったか否かの判定が行われるのである。この判定
結果も当初はNOであり、S104が実行される。
【0063】ハウジング内に圧縮に足る量の切屑が堆積
しなければ、油圧シリンダ354の圧力が設定圧力P0
以上になることなく、設定時間t2 が経過し、S107
〜S111が前記S6〜S10と同様に実行される。そ
れにより圧縮ラムが後退させられ、ハウジング内に圧縮
に十分な量の切屑が堆積していないにもかかわらず、圧
縮ラムが前進させられて可動部材を押すことが回避され
る。圧力が設定圧力P 0 以上になることなく、設定時間
2 が経過する事態が1回生じても、直ちに異常とはさ
れず、S110およびS111の実行により、更に複数
個の被加工物14の加工が終了する毎に圧縮動作が行わ
れる。それでもなお、圧力が設定圧力P 0 以上になるこ
となく、設定時間t2 が経過する事態が生ずれば、S1
12が実行され、異常発生の報知等が行われる。ここで
は、設定時間t2 が長く設定されているため、切屑の堆
積量が少なくても、設定時間t2 内に圧力が設定圧力P
0以上になって圧縮された切屑の大きさがばらつくこと
があり、S110およびS111は、圧縮された切屑の
大きさを揃えるためではなく、圧縮に足る量の切屑の堆
積を待って念のために圧縮動作を繰り返すためのステッ
プであることとなる。S107〜S112が空圧縮回避
工程を構成している。
【0064】ハウジング内に圧縮に十分な量の切屑が堆
積していれば、設定時間t2 が経過する前に油圧シリン
ダ354の圧力Pが設定圧力P0 以上になり、S106
の判定結果がYESになってS113が実行され、油圧
シリンダ354の圧力Pが設定圧力P1 に達したか否か
の判定が行われる。設定圧力P1 は、油圧シリンダ35
4に供給される油圧の高さを制御する比例電磁式リリー
フ弁の開弁圧よりやや小さい値に設定されている。圧縮
ラムが、圧縮力が設定された大きさに達するまで前進す
れば圧力Pが設定圧力P1 に達し、S113により、圧
縮ラムが停止し、切屑を固め始める状態となったか否か
が判定されるのである。S113の判定結果は当初はN
Oである。圧縮ラムが停止し、油圧シリンダの圧力Pが
設定圧力P1 以上になれば、S113の判定結果がYE
SになってS114が実行され、設定時間t3 が経過し
たか否かの判定が行われる。設定時間t3 は、切屑の堆
積量如何によらず、また、切屑の性状に応じて切屑を完
全に固めることができる長さよりやや長く設定されてい
る。S114においては切屑が固められたか否かの判定
が行われるのである。この判定は当初はNOである。切
屑が固められ、設定時間t3 が経過すればS114の判
定結果がYESになってS115が前記S12と同様に
実行される。S102〜S114が圧縮工程を構成して
いるのである。
【0065】設定時間t2 を短く設定し、圧縮された切
屑の大きさを揃える場合を説明する。設定時間t2 は、
それより時間が短ければ、切屑の堆積量が過剰で圧縮を
行うことができない時間よりやや長い時間に設定されて
いる。また、設定圧力P0 は、設定時間t2 を長く設定
する場合と同様に小さい値に設定されている。圧縮が開
始される被加工物の設定数n0 は、設定時間t2 内に圧
力が設定圧力P0 以上となる切屑の堆積量が得られる数
より少ない数に設定され、最大設定数nmax は多い数に
設定されている。
【0066】S103の判定結果がYESになった後、
切屑の堆積量が不足していれば、圧力Pが設定圧力P0
以上となる前に設定時間t2 が経過する。被加工物の加
工数が増え、切屑の堆積量が増大すれば、設定時間t2
が経過する前に圧力Pが設定圧力P0 以上となり、S1
06の判定結果がYESになって切屑が圧縮される。設
定時間t2 が短く設定されているため、設定時間t2
に圧力Pが設定圧力P 0 以上になるのは切屑がハウジン
グ186の堆積許容量に近い量、堆積したときであり、
堆積量が少なければ圧縮されず、圧縮により得られる切
屑の大きさがほぼ一定に揃えられる。この場合、S11
0およびS111は、切屑の堆積量が、ほぼ一定の大き
さのブロック体が得られる量になることを待つために行
われることとなり、空圧縮が回避されるとともに、ほぼ
均一な大きさのブロック体が得られる。この場合は、S
107〜S112が切屑堆積待ち工程を構成するととも
に、空圧縮回避工程を兼ねている。
【0067】本実施形態においては、制御装置のS10
5を実行する部分が圧縮作動時間計測手段を構成し、制
御装置のS104〜S106を実行する部分が空圧縮回
避指令手段を構成している。
【0068】なお、切屑の大きさを一定に揃える場合、
時間t3 を切屑の量に応じて設定してもよい。また、上
記実施形態の切屑圧縮装置350においては、圧縮され
る切屑の性状は変わることなく一定であり、それに応じ
て設定時間t2 および設定圧力P0 が設定されることと
したが、切屑圧縮装置を、性状が異なる複数種類の切屑
を圧縮するものとし、設定時間t2 および設定圧力P0
は、切屑の性状を考慮して設定してもよい。そのように
すれば、切屑の性状が異なっても、例えば、圧縮された
切屑の大きさをほぼ一定に揃えることが容易である。ま
た、時間t3 を切屑の性状に応じて設定してもよい。あ
るいは、切屑の性状に関係なく、設定時間t2 ,時間t
3 および設定圧力P0 を設定してもよい。切屑(ブロッ
ク体)の大きさを一定に揃えるのであれば、時間t3
切屑の量に応じて設定してもよい。あるいは時間t3
切屑の性状が一定であるか異なるか、空圧縮を回避する
か切屑の大きさを揃えるかに関係なく、切屑を完全に固
めるのに要する時間よりやや長い時間に設定してもよ
い。さらに、切屑が完全に固められたかどうかは、圧縮
ラムが停止した後、設定時間t3 が経過したか否かによ
って判定されるようになっていたが、圧縮確認スイッチ
がONになった後、切屑を圧縮する(固めを含む)のに
十分な時間が経過したか否かにより判定するようにして
もよい。この時間は、切屑の性状に応じて設定してもよ
く、量に応じて設定してもよく、切屑の性状,量に関係
なく、一定でもよい。
【0069】上記各実施形態においては、ハウジング1
86が可動部材272から離間させられるようになって
いたが、可動部材をハウジングから離間させてもよい。
例えば、図14に示す切屑圧縮装置380の可動部材3
82は、可動部材382に設けられた傾斜面384およ
びフレーム386に設けられた可動部材支持装置388
により、斜面の作用によってハウジング390に接近,
離間させられる。その他の構成は、上記各実施形態と同
じであり、同じ作用を成す部材については同一の符号を
付して説明を省略する。
【0070】本実施形態においてハウジング390はフ
レーム386に固定手段たる複数本のボルト394によ
り固定されている。フレーム386のハウジング390
の開口に対応する部分には、ハウジング390の軸線と
直交する向きに溝396が形成され、可動部材382が
移動可能に嵌合されている。可動部材382には、図1
5に示すように、ハウジング390内の空間より内のり
寸法が大きい貫通孔398が形成されるとともに、可動
部材382の下面には、前記傾斜面384が、圧縮ラム
204の軸線を含み、可動部材382の移動方向と平行
な平面(本実施形態においては垂直面)に対して傾斜し
て設けられている。溝396の深さは、可動部材382
の最も厚い部分の厚さより大きくされており、可動部材
382は溝396に、ハウジング390の軸線に平行な
方向において、ハウジング390に接近,離間可能に嵌
合されている。
【0071】可動部材382は、可動部材移動装置を構
成する油圧シリンダ404により閉塞位置と開放位置と
に移動させられる。油圧シリンダ404は、図15に示
すように、フレーム386に、可動部材382の移動方
向およびハウジング390の軸線と直角な軸線まわりに
回動可能に保持されている。可動部材382は、油圧シ
リンダ404のピストンロッド406に、油圧シリンダ
404の回動軸線と平行な軸線まわりに回動可能に連結
されており、油圧シリンダ404の回動により、可動部
材382のハウジング390に対する接近,離間が許容
される。
【0072】前記可動部材支持装置388は、楔部材4
10を含む。楔部材410には、前記傾斜面384に対
応する傾斜の傾斜面412が設けられており、フレーム
386に、可動部材382の移動方向と直角な方向に移
動可能に設けられている。楔部材410は、駆動装置を
構成する油圧シリンダ414のピストンロッド416に
設けられており、ピストンロッド416の伸縮により、
傾斜面412が傾斜面384に係合し、斜面の作用によ
り可動部材382をハウジング390に押し付ける押付
位置と、傾斜面412が傾斜面384から外れる向きに
移動し、可動部材382がハウジング390から離れる
向き(本実施形態においては下方)に移動することを許
容する離間許容位置とに移動させられる。
【0073】圧縮ラム204による切屑の圧縮時には、
可動部材382は閉塞位置にあり、楔部材410は押付
位置にあって、可動部材382はハウジング390に押
し付けられて排出口238を閉塞しており、圧縮ラム2
04は可動部材382およびハウジング390と共同し
て切屑を圧縮し、ブロック体236が得られる。切屑の
圧縮後、圧縮ラム204が小距離後退させられてブロッ
ク体236から離間させられるとともに、楔部材410
が離間許容位置へ移動させられ、可動部材382がハウ
ジング390から離れる。可動部材382の傾斜面38
4の傾斜角度および楔部材410の傾斜面412の傾斜
角度は、圧縮ラム204が切屑を介して可動部材382
を押すとき、楔部材410が斜面の作用により、可動部
材382と溝396の底面との間から抜けることがない
摩擦力が可動部材382に作用するとともに、圧縮ラム
204による圧縮力が0にされた後は、比較的小さい力
で楔部材410を離間許容位置へ移動させることができ
る大きさに設定されている。可動部材382がハウジン
グ390から離れることにより、ブロック体236のス
プリングバックが圧縮ラム204側および可動部材38
2側へ生じ、ブロック体236が可動部材382を押す
力が消滅し、可動部材382を容易に開放位置へ移動さ
せることができる。
【0074】可動部材382が開放位置へ移動させられ
た後、圧縮ラム204が前進させられてブロック体23
6をハウジング390から押し出す。その後、圧縮ラム
204が圧縮時前進限度位置まで後退させられた後、可
動部材382が閉塞位置へ移動させられ、その状態で楔
部材410が押付位置へ移動させられて可動部材382
をハウジング390に押し付ける。
【0075】このように可動部材382をハウジング3
90に対して移動させれば、可動部材382をハウジン
グ390に押し付け、離間させるためのアクチュエータ
(例えば、油圧シリンダ414)が必要であるのに対
し、図1ないし図13に示す各実施形態におけるよう
に、ハウジング186が可動部材272から離間するの
であれば、両者を離間させるためのアクチュエータが不
要であり、部品点数が少なくて済み、装置を安価に構成
し得る。なお、本実施形態においては、可動部材382
がハウジング390から離間した状態では、それらの間
に、ハウジング186が可動部材272から離間する場
合よりも大きい隙間が生じ、その隙間に空気を吹き込
み、可動部材382およびハウジング386の互いに接
触する面に付着した切屑等を吹き飛ばし、それらが噛み
込まれることを回避することが容易である。
【0076】なお、上記各実施形態においては、切屑の
圧縮後、可動部材272,382を開放位置へ移動させ
るのに先立って圧縮ラム204が小距離後退させられ、
切屑のブロック体236から離間させられるようになっ
ていたが、圧縮力を0にするだけでもよい。例えば、油
圧シリンダ206,354への作動油の供給を制御する
電磁方向切換弁を、油圧シリンダ206,354のロッ
ド側室およびピストン側室の両方をタンクに連通させる
切換状態を有するものとし、両室をタンクに連通させて
圧縮力を0にするのである。
【0077】また、上記各実施形態において、切屑の圧
縮を開始するか否かは、図8および図13にそれぞれフ
ローチャートで示す切屑圧縮処理において判定されるよ
うになっていたが、これは不可欠ではなく、省略し、例
えば、他の処理からの指示に基づいて切屑圧縮処理が開
始されるようにしてもよい。例えば、被加工物に加工を
施すための加工プログラムにおいて、加工数が設定数に
達したことに基づいて圧縮開始指令が発せられるように
してもよく、あるいは設定時間毎に圧縮開始指令が発せ
られるようにしてもよく、あるいは導入通路158を通
過する切屑の量を検出する切屑通過量検出装置を設け、
検出値が設定値以上になり、堆積量が設定量以上になっ
たと推定されるときに圧縮開始指令が発せられるように
してもよい。さらに、常には圧縮ラム204が導入口2
32を閉塞しているようにして、切屑が導入通路158
に蓄積されるようにするとともに、導入通路158の適
宜位置に透過型の光電スイッチを配設し、この光電スイ
ッチの光が切屑により遮られる状態が設定時間以上継続
すれば、圧縮に適した量の切屑が導入通路158に蓄積
されたとして、圧縮ラム204を後退させて切屑収容孔
234に切屑を導入し、その後、直ちに圧縮を行わせる
ようにしてもよい。光電スイッチに代えて他の非接触セ
ンサを使用することも可能である。
【0078】さらに、上記各実施形態において、切屑の
圧縮が行われている間に次の被加工物14の加工が開始
されることはなく、切屑の圧縮中(空圧縮回避のための
圧縮ラム204の進退および圧縮ラム204が実際に切
屑を圧縮する場合を含む)にハウジング186,390
に向かって切屑が送られて来ることはないものとした
が、切屑の圧縮中に被加工物14が加工され、切屑が送
られて来るようにしてもよい。切屑の圧縮中は、圧縮ラ
ム204が前進して導入口232を塞いでおり、切屑は
導入通路158に溜まるため、圧縮中も被加工物14を
加工することができる。被加工物は切屑の圧縮中に1個
加工されることもあれば、複数個加工されることもあ
り、圧縮動作を開始するための被加工物の数(n0 )の
カウントおよび空圧縮回避動作を終了するための被加工
物の数(nmax )のカウントは、加工プログラム側にお
いて行えばよい。
【0079】さらに、上記各実施形態において、圧縮動
作の開始後、1回、圧縮が行われない事態が生じても、
なお、複数個の被加工物について加工が行われる毎に圧
縮動作が行われ、それでもなお、圧縮が行われない場合
に異常とされるようになっていたが、圧縮動作の開始
後、1回、圧縮が行われなければ、直ちに異常とされる
ようにしてもよい。図8に示すフローチャートにおいて
S9およびS10を省略し、図13に示すフローチャー
トにおいてS110およびS111を省略するのであ
る。また、異常発生の報知や加工停止等も、図8および
図13にフローチャートで示す切屑圧縮処理において行
うことは不可欠ではなく、別の処理等において行っても
よい。
【0080】また、本発明は、旋盤以外の装置に設けら
れ、金属切屑を圧縮する装置に適用することができる。
【0081】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である切屑圧縮装置を備え
た旋盤を概略的に示す正面図である。
【図2】上記旋盤の右側面図である。
【図3】上記切屑圧縮装置を分離装置およびフィルタ装
置と共に概略的に示す図である。
【図4】上記切屑圧縮装置と共に切屑処理装置を構成す
る分離装置,フィルタ装置および吸引装置を示す概略図
である。
【図5】上記切屑圧縮装置を示す側面断面図である。
【図6】上記切屑圧縮装置において圧縮ラムを移動させ
る油圧シリンダを制御弁装置と共に示す回路図である。
【図7】上記旋盤の制御装置のうち、本発明に関連の深
い部分を示すブロック図である。
【図8】上記制御装置を構成するコンピュータのROM
に格納された切屑圧縮処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】上記切屑圧縮装置における空圧縮回避動作を説
明する図である。
【図10】上記切屑圧縮装置における切屑圧縮動作およ
びブロック体の排出動作を説明する図である。
【図11】上記切屑圧縮装置の切屑圧縮時における圧縮
ラムの移動距離および油圧シリンダの圧力と時間との関
係を切屑の堆積量別に示すグラフである。
【図12】本発明の別の実施形態である切屑圧縮装置の
圧縮ラムを移動させる油圧シリンダを示す図である。
【図13】図12に示す切屑圧縮処理装置によって切屑
を圧縮するための切屑圧縮処理の一部を示すフローチャ
ートである。
【図14】本発明の更に別実施形態である切屑圧縮装置
の要部を示す正面図(一部断面)である。
【図15】図14に示す切屑圧縮装置の要部を示す側面
図(一部断面)である。
【符号の説明】
14:被加工物 40:切屑処理装置 48:切屑
圧縮装置 180:本体フレーム 186:ハウジ
ング 190:ボルト 198:皿ばね204:圧
縮ラム 206:油圧シリンダ 236:ブロック
体 272:可動部材 274:油圧シリンダ
300:制御装置 350:切屑圧縮装置 35
4:油圧シリンダ 380:切屑圧縮装置 38
2:可動部材 388:可動部材支持装置 39
0:ハウジング 404:油圧シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した筒状のハウジングと、 そのハウジングの一方の開口に沿って、その開口を閉塞
    する閉塞位置と開放する開放位置との間で移動可能な可
    動部材と、 その可動部材を前記閉塞位置と開放位置とに移動させる
    可動部材移動装置と、 前記ハウジングの他方の開口側からハウジング内へ軸方
    向に移動可能に挿入された圧縮ラムと、 その圧縮ラムを進退させ、ハウジング内に収容された金
    属切屑をハウジングおよび前記閉塞位置にある可動部材
    と共同して圧縮させるラム移動装置と、 前記ハウジングと前記可動部材とを、少なくとも前記圧
    縮ラムによる金属切屑の圧縮時には、互いに離間せず、
    少なくとも可動部材の前記閉塞位置から前記開放位置へ
    の移動時には、互いに離間可能となる状態で支持する支
    持装置とを含むことを特徴とする切屑圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記支持装置が、 前記ラム移動装置を支持するとともに前記可動部材を前
    記ハウジングとは反対側から支持する本体フレームと、 その本体フレームに対して前記ハウジングを前記可動部
    材から離間可能に取り付けるハウジング取付装置と、 前記ハウジングを前記可動部材に接近する向きに付勢す
    る付勢手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    切屑圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部材が前記付勢手段の付勢力に
    基づいて、前記本体フレームの可動部材を支持する部分
    と前記ハウジングとにより弾性的に挟まれたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の切屑圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記可動部材が、前記ハウジングの軸方
    向にほぼ平行に形成され、ハウジング内空間より内のり
    寸法が大きい貫通孔を備え、その貫通孔が前記ハウジン
    グに対向する状態となる位置が前記開放位置であること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の
    切屑圧縮装置。
  5. 【請求項5】 両端が開口した筒状のハウジングと、 そのハウジングの一方の開口を閉塞する閉塞位置と開放
    する開放位置との間で移動可能な可動部材と、 その可動部材を前記閉塞位置と開放位置とに移動させる
    可動部材移動装置と、前記ハウジングの他方の開口側か
    らハウジング内へ軸方向に移動可能に挿入された圧縮ラ
    ムと、 その圧縮ラムを進退させ、前記ハウジング内に収容され
    た金属切屑をハウジングおよび前記閉塞位置にある可動
    部材と共同して圧縮させるラム移動装置と、 前記圧縮ラムが前記ハウジング内の金属切屑を圧縮する
    圧縮工程において、予め定められた圧縮時前進限度位置
    まで過剰に前進したことを検出する過剰前進検出装置
    と、 その過剰前進検出装置による過剰前進の検出に応じて、
    前記ラム移動装置に少なくとも前記圧縮ラムの前進を停
    止させる圧縮停止手段とを含むことを特徴とする切屑圧
    縮装置。
  6. 【請求項6】 前記圧縮ラムが前記ハウジング内におい
    て圧縮された金属切屑をハウジング内から押し出す排出
    工程において、前記圧縮ラムが前記圧縮時前進限度位置
    を越えたことが前記過剰前進検出装置により検出された
    後、設定時間の間前記ラム移動装置に圧縮ラムの前進移
    動を継続させることにより、圧縮ラムの先端を前記ハウ
    ジング外へ突出させる排出制御手段を含むことを特徴と
    する請求項5に記載の切屑圧縮装置。
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