JPH11348146A - 波付管の製造方法 - Google Patents
波付管の製造方法Info
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- JPH11348146A JPH11348146A JP15474598A JP15474598A JPH11348146A JP H11348146 A JPH11348146 A JP H11348146A JP 15474598 A JP15474598 A JP 15474598A JP 15474598 A JP15474598 A JP 15474598A JP H11348146 A JPH11348146 A JP H11348146A
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- Japan
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- thermoplastic resin
- pressure
- section
- tubular thermoplastic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】筒状熱可塑性樹脂内に形成される加圧区画の圧
力低下を抑制することができる。 【解決手段】押出機2の先端に設けられた金型3から筒
状に押し出される筒状熱可塑性樹脂4の内部を密栓5
a,5bで塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂4の中に圧縮流
体6を吹き込んで膨らませるとともに、この膨らませた
筒状熱可塑性樹脂4の外周面を、金型3よりも成形方向
後方に設けられた一対のモールドトラック7に取り付け
られた型の成形面に押し付けて波形管Aを成形する。筒
状熱可塑性樹脂4の内部を、密栓5a,5bによって成
形方向Dに沿って隣接する第一加圧区画8aと第二加圧
区画8bとに区画し、これら加圧区画8a,8bに一定
の供給圧力で圧縮流体6を供給する。
力低下を抑制することができる。 【解決手段】押出機2の先端に設けられた金型3から筒
状に押し出される筒状熱可塑性樹脂4の内部を密栓5
a,5bで塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂4の中に圧縮流
体6を吹き込んで膨らませるとともに、この膨らませた
筒状熱可塑性樹脂4の外周面を、金型3よりも成形方向
後方に設けられた一対のモールドトラック7に取り付け
られた型の成形面に押し付けて波形管Aを成形する。筒
状熱可塑性樹脂4の内部を、密栓5a,5bによって成
形方向Dに沿って隣接する第一加圧区画8aと第二加圧
区画8bとに区画し、これら加圧区画8a,8bに一定
の供給圧力で圧縮流体6を供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波付管の製造方法に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出機の先端に設けられた金型
から筒状に押し出される筒状熱可塑性樹脂の内部を密栓
で塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂の中に圧縮流体を吹き込
んで膨らませるとともに、この膨らませた筒状熱可塑性
樹脂の外周面を、金型よりも成形方向後方に設けられた
一対のモールドトラックに取り付けられた型の成形面に
押し付けて波形に成形する波付管の製造方法が知られて
いる(例えば、特開平7−60818号公報、特開平7
−205329号公報参照)。
から筒状に押し出される筒状熱可塑性樹脂の内部を密栓
で塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂の中に圧縮流体を吹き込
んで膨らませるとともに、この膨らませた筒状熱可塑性
樹脂の外周面を、金型よりも成形方向後方に設けられた
一対のモールドトラックに取り付けられた型の成形面に
押し付けて波形に成形する波付管の製造方法が知られて
いる(例えば、特開平7−60818号公報、特開平7
−205329号公報参照)。
【0003】この製造方法では、筒状熱可塑性樹脂の内
部を一つの密栓によって塞ぎ、これによって形成される
一つの圧力区画に圧縮流体を吹き込んで筒状熱可塑性樹
脂を膨らませていた。
部を一つの密栓によって塞ぎ、これによって形成される
一つの圧力区画に圧縮流体を吹き込んで筒状熱可塑性樹
脂を膨らませていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法の場合、筒状熱可塑性樹脂の厚みの変動によっ
て、圧力区画内の圧縮流体の圧力が大きく変動し、成形
が不完全になるといった不都合を生じることとなる。す
なわち、筒状熱可塑性樹脂の供給量と、モールドトラッ
クの回転速度との関係が変動すると、この変動にともな
って、筒状熱可塑性樹脂の成形時点における肉厚が変化
する。すると、筒状熱可塑性樹脂の内周面と密栓との間
隙が変動することとなる。そして、筒状熱可塑性樹脂の
肉厚が薄くなって、この筒状熱可塑性樹脂の内周面と密
栓との間に大きな間隙ができてしまうと、それまで均衡
を保っていた圧力区画内の圧力は、間隙からの圧縮流体
の漏れが多くなって低下してしまう。この際、圧縮流体
は、一定の圧力で供給されるため、間隙の変動に関係な
く理論上は一定の圧力に戻るはずであるが、現実には、
密栓と筒状熱可塑性樹脂との間隙変動の発生から元の圧
力に戻るまでに遅れを生じるため、成形状態に大きく影
響する押出機先端直後の圧力が、一時的に増減すること
となる。その結果、筒状熱可塑性樹脂が充分に膨らまな
いこととなり、モールドトラックに取り付けられた型の
成形面に筒状熱可塑性樹脂の外周面を押し付けることが
できなくなって成形不良を生じることとなる。
造方法の場合、筒状熱可塑性樹脂の厚みの変動によっ
て、圧力区画内の圧縮流体の圧力が大きく変動し、成形
が不完全になるといった不都合を生じることとなる。す
なわち、筒状熱可塑性樹脂の供給量と、モールドトラッ
クの回転速度との関係が変動すると、この変動にともな
って、筒状熱可塑性樹脂の成形時点における肉厚が変化
する。すると、筒状熱可塑性樹脂の内周面と密栓との間
隙が変動することとなる。そして、筒状熱可塑性樹脂の
肉厚が薄くなって、この筒状熱可塑性樹脂の内周面と密
栓との間に大きな間隙ができてしまうと、それまで均衡
を保っていた圧力区画内の圧力は、間隙からの圧縮流体
の漏れが多くなって低下してしまう。この際、圧縮流体
は、一定の圧力で供給されるため、間隙の変動に関係な
く理論上は一定の圧力に戻るはずであるが、現実には、
密栓と筒状熱可塑性樹脂との間隙変動の発生から元の圧
力に戻るまでに遅れを生じるため、成形状態に大きく影
響する押出機先端直後の圧力が、一時的に増減すること
となる。その結果、筒状熱可塑性樹脂が充分に膨らまな
いこととなり、モールドトラックに取り付けられた型の
成形面に筒状熱可塑性樹脂の外周面を押し付けることが
できなくなって成形不良を生じることとなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、加圧区画内の圧力低下を抑制することができ
る波付管の製造方法を提供することを目的としている。
であって、加圧区画内の圧力低下を抑制することができ
る波付管の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の波付管の製造方法は、押出機の先端に設けら
れた金型から筒状に押し出される筒状熱可塑性樹脂の内
部を密栓で塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂の中に圧縮流体
を吹き込んで膨らませるとともに、この膨らませた筒状
熱可塑性樹脂の外周面を、金型よりも成形方向後方に設
けられた一対のモールドトラックに取り付けられた型の
成形面に押し付けて波形に成形する波付管の製造方法に
おいて、筒状熱可塑性樹脂の内部を、成形方向に沿って
隣接する複数の加圧区画に区画し、これら加圧区画に一
定の供給圧力で圧縮流体を供給することで、成形段階に
おける最初の加圧区画の圧力を安定させるものである。
の本発明の波付管の製造方法は、押出機の先端に設けら
れた金型から筒状に押し出される筒状熱可塑性樹脂の内
部を密栓で塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂の中に圧縮流体
を吹き込んで膨らませるとともに、この膨らませた筒状
熱可塑性樹脂の外周面を、金型よりも成形方向後方に設
けられた一対のモールドトラックに取り付けられた型の
成形面に押し付けて波形に成形する波付管の製造方法に
おいて、筒状熱可塑性樹脂の内部を、成形方向に沿って
隣接する複数の加圧区画に区画し、これら加圧区画に一
定の供給圧力で圧縮流体を供給することで、成形段階に
おける最初の加圧区画の圧力を安定させるものである。
【0007】また、成形段階における二番目の加圧区画
への圧縮流体供給口の総面積を、成形段階における最初
の加圧区画への圧縮流体供給口の総面積よりも大きくす
るものである。
への圧縮流体供給口の総面積を、成形段階における最初
の加圧区画への圧縮流体供給口の総面積よりも大きくす
るものである。
【0008】さらに、筒状熱可塑性樹脂の内周面に弾性
接触するようになされた突起部を具備する密栓を用いる
ものである。
接触するようになされた突起部を具備する密栓を用いる
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】図1は波付管1の製造方法の全体構成の概
略を示し、図2は同要部を示している。
略を示し、図2は同要部を示している。
【0011】すなわち、この波付管1の製造方法は、押
出機2の先端に設けられた金型3から筒状に押し出され
る筒状熱可塑性樹脂4の内部を二つの密栓5a、5bで
塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂4の中に圧縮流体6を吹き
込んで膨らませるとともに、この膨らませた筒状熱可塑
性樹脂4の外周面を、金型3よりも成形方向Dの後方に
設けられた一対のモールドトラック7に取り付けられた
型の成形面に押し付けて波形に成形するようになされて
おり、二つの密栓5a、5bによって区画された第一加
圧区画8aと第二加圧区画8bとに、一定の供給圧力で
圧縮流体6を供給するようになされている。
出機2の先端に設けられた金型3から筒状に押し出され
る筒状熱可塑性樹脂4の内部を二つの密栓5a、5bで
塞ぎ、この筒状熱可塑性樹脂4の中に圧縮流体6を吹き
込んで膨らませるとともに、この膨らませた筒状熱可塑
性樹脂4の外周面を、金型3よりも成形方向Dの後方に
設けられた一対のモールドトラック7に取り付けられた
型の成形面に押し付けて波形に成形するようになされて
おり、二つの密栓5a、5bによって区画された第一加
圧区画8aと第二加圧区画8bとに、一定の供給圧力で
圧縮流体6を供給するようになされている。
【0012】第一加圧区画8aと第二加圧区画8bと
は、筒状熱可塑性樹脂4の内部に二つの密栓5a,5b
を設けることによって形成することができる。この二つ
の密栓5a,5bは、図1に示すように、金型3を貫通
して筒状熱可塑性樹脂4内に延設させた支持軸9に、間
隔を存して設けられる。これにより、金型3と、成形方
向前方の密栓5aとの間の筒状熱可塑性樹脂4内の空間
が第一加圧区画8aとなる。また、成形方向Dの手前の
密栓5aと成形方向Dの後方の密栓5bとの間の筒状熱
可塑性樹脂4内の空間が第二加圧区画8bとなり、第一
加圧区画8aと第二加圧区画8bとは、成形方向Dに沿
って隣接した状態に設けられる。
は、筒状熱可塑性樹脂4の内部に二つの密栓5a,5b
を設けることによって形成することができる。この二つ
の密栓5a,5bは、図1に示すように、金型3を貫通
して筒状熱可塑性樹脂4内に延設させた支持軸9に、間
隔を存して設けられる。これにより、金型3と、成形方
向前方の密栓5aとの間の筒状熱可塑性樹脂4内の空間
が第一加圧区画8aとなる。また、成形方向Dの手前の
密栓5aと成形方向Dの後方の密栓5bとの間の筒状熱
可塑性樹脂4内の空間が第二加圧区画8bとなり、第一
加圧区画8aと第二加圧区画8bとは、成形方向Dに沿
って隣接した状態に設けられる。
【0013】圧縮流体6は、支持軸9内に設けられた供
給路91内に一定圧力で供給される。そして、この供給
路91に設けられた供給口90a,90bを介して、第
一加圧区画8aおよび第二加圧区画8bへ、圧縮流体6
が一定圧力でそれぞれ供給される。
給路91内に一定圧力で供給される。そして、この供給
路91に設けられた供給口90a,90bを介して、第
一加圧区画8aおよび第二加圧区画8bへ、圧縮流体6
が一定圧力でそれぞれ供給される。
【0014】このように第一加圧区画8aと第二加圧区
画8bとを設けて、一定圧力で圧縮流体6を供給しなが
ら波付管1を製造する場合、良好に波付管1が製造され
ている状況においては、それぞれの加圧区画8a,8b
で、圧縮流体6の圧力のバランスが保たれている。
画8bとを設けて、一定圧力で圧縮流体6を供給しなが
ら波付管1を製造する場合、良好に波付管1が製造され
ている状況においては、それぞれの加圧区画8a,8b
で、圧縮流体6の圧力のバランスが保たれている。
【0015】この状況で筒状熱可塑性樹脂4の供給量
と、モールドトラック7の回転速度との関係が変動する
と、この変動にともなって、筒状熱可塑性樹脂4の成形
時点における肉厚が変化する。すると、密栓5aまたは
密栓5bと、筒状熱可塑性樹脂4の内周面との間隙が変
動することとなる。
と、モールドトラック7の回転速度との関係が変動する
と、この変動にともなって、筒状熱可塑性樹脂4の成形
時点における肉厚が変化する。すると、密栓5aまたは
密栓5bと、筒状熱可塑性樹脂4の内周面との間隙が変
動することとなる。
【0016】密栓5aと筒状熱可塑性樹脂4の内周面と
の隙間が大きくなると、第一加圧区画8aから、密栓5
aを介して隣接する第二加圧区画8bへと圧縮流体6が
漏れ、第一加圧区画8aの圧力が低下することが懸念さ
れる。しかし、密栓5aに隣接する第二加圧区画8bに
も圧縮流体6の圧力が加わっており、第一加圧区画8a
と第二加圧区画8bとが圧力平衡状態となっているの
で、第一加圧区画8aは、圧力が低下せず安定した状態
に保たれる。
の隙間が大きくなると、第一加圧区画8aから、密栓5
aを介して隣接する第二加圧区画8bへと圧縮流体6が
漏れ、第一加圧区画8aの圧力が低下することが懸念さ
れる。しかし、密栓5aに隣接する第二加圧区画8bに
も圧縮流体6の圧力が加わっており、第一加圧区画8a
と第二加圧区画8bとが圧力平衡状態となっているの
で、第一加圧区画8aは、圧力が低下せず安定した状態
に保たれる。
【0017】密栓5aと筒状熱可塑性樹脂4の内周面と
の隙間が小さくなると、第一加圧区画8aの圧力が上昇
することが懸念される。しかし、第一加圧区画8aは、
供給路91を通じて第二加圧区画8bと連通しているの
で、第一加圧区画8aと第二加圧区画8bとが圧力平衡
状態となり、圧力が上昇せず安定した状態に保たれる。
の隙間が小さくなると、第一加圧区画8aの圧力が上昇
することが懸念される。しかし、第一加圧区画8aは、
供給路91を通じて第二加圧区画8bと連通しているの
で、第一加圧区画8aと第二加圧区画8bとが圧力平衡
状態となり、圧力が上昇せず安定した状態に保たれる。
【0018】また、密栓5bと筒状熱可塑性樹脂4の内
周面との隙間が大きくなると、第二加圧区画8bから、
密栓5bを介して隣接する大気圧下へと圧縮流体6が漏
れ、第二加圧区画8bの圧力が低下することに伴って、
第一加圧区画8aの圧力も低下することが懸念される。
しかし、第一加圧区画8aは、第二加圧区画8bの圧力
が低下することで、直接的に圧力が低下するといったこ
とにならない。すなわち、第一加圧区画8aは、圧力が
低下した第二加圧区画8bと圧力平衡を保とうとして圧
力が低下する程度であるため、ほとんど圧力低下を生じ
ないうちに、元の安定した圧力状態に戻る。
周面との隙間が大きくなると、第二加圧区画8bから、
密栓5bを介して隣接する大気圧下へと圧縮流体6が漏
れ、第二加圧区画8bの圧力が低下することに伴って、
第一加圧区画8aの圧力も低下することが懸念される。
しかし、第一加圧区画8aは、第二加圧区画8bの圧力
が低下することで、直接的に圧力が低下するといったこ
とにならない。すなわち、第一加圧区画8aは、圧力が
低下した第二加圧区画8bと圧力平衡を保とうとして圧
力が低下する程度であるため、ほとんど圧力低下を生じ
ないうちに、元の安定した圧力状態に戻る。
【0019】密栓5bと筒状熱可塑性樹脂4の内周面と
の隙間が小さくなると、第二加圧区画8bの圧力が上昇
することに伴って、第一加圧区画8aの圧力も上昇する
ことが懸念される。しかし、第一加圧区画8aは、第二
加圧区画8bの圧力が上昇することで、直接的に圧力が
上昇するといったことにならない。すなわち、第一加圧
区画8aは、圧力が上昇した第二加圧区画8bと圧力平
衡を保とうとして圧力が上昇しようとするが、ほとんど
圧力が上昇しないうちに、圧縮流体6の供給圧力が制御
されてしまうので、元の安定した圧力状態に戻る。
の隙間が小さくなると、第二加圧区画8bの圧力が上昇
することに伴って、第一加圧区画8aの圧力も上昇する
ことが懸念される。しかし、第一加圧区画8aは、第二
加圧区画8bの圧力が上昇することで、直接的に圧力が
上昇するといったことにならない。すなわち、第一加圧
区画8aは、圧力が上昇した第二加圧区画8bと圧力平
衡を保とうとして圧力が上昇しようとするが、ほとんど
圧力が上昇しないうちに、圧縮流体6の供給圧力が制御
されてしまうので、元の安定した圧力状態に戻る。
【0020】このように、この波付管1製造方法による
と、成形段階における前部の第一加圧区画8aにおい
て、圧縮流体6の圧力を安定させることができる。した
がって、未硬化の筒状熱可塑性樹脂が供給されるために
成形状態に影響を受け易くなる第一加圧区画8aでは、
圧縮流体6の圧力を安定させることができることによ
り、成形不良を生じることなく、安定して良好な波付管
1を製造することができる。
と、成形段階における前部の第一加圧区画8aにおい
て、圧縮流体6の圧力を安定させることができる。した
がって、未硬化の筒状熱可塑性樹脂が供給されるために
成形状態に影響を受け易くなる第一加圧区画8aでは、
圧縮流体6の圧力を安定させることができることによ
り、成形不良を生じることなく、安定して良好な波付管
1を製造することができる。
【0021】なお、この波付管1製造方法の場合、密栓
5aと筒状熱可塑性樹脂4の内周面との間に隙間を生じ
た場合、圧力を完全に安定した状態に保つことができる
が、密栓5bと筒状熱可塑性樹脂4の内周面との間に隙
間を生じた場合、第二加圧区画8bの圧力の変動の影響
を間接的に受けることとなる。
5aと筒状熱可塑性樹脂4の内周面との間に隙間を生じ
た場合、圧力を完全に安定した状態に保つことができる
が、密栓5bと筒状熱可塑性樹脂4の内周面との間に隙
間を生じた場合、第二加圧区画8bの圧力の変動の影響
を間接的に受けることとなる。
【0022】この場合、第二加圧区画8bへの圧縮流体
6の供給量が、第一加圧区画8aへの圧縮流体6の供給
量よりも大きくなるようにしておくと、第二加圧区画8
bには、圧力の変動の影響が大きく働き、第一加圧区画
8aには、圧力の変動の影響が小さく働くこととなるの
で、第一加圧区画8aにおける圧縮流体6の圧力をより
安定させることができる。具体的には、供給路91に設
けられた第二加圧区画8bへの供給口90bの開口面積
を、供給路91に設けられた第一加圧区画8aへの供給
口90aの開口面積よりも大きくしておくことによっ
て、第二加圧区画8bの圧力の変動の影響が大きくな
り、第一加圧区画8aの圧力の変動の影響を小さくする
ことができる。
6の供給量が、第一加圧区画8aへの圧縮流体6の供給
量よりも大きくなるようにしておくと、第二加圧区画8
bには、圧力の変動の影響が大きく働き、第一加圧区画
8aには、圧力の変動の影響が小さく働くこととなるの
で、第一加圧区画8aにおける圧縮流体6の圧力をより
安定させることができる。具体的には、供給路91に設
けられた第二加圧区画8bへの供給口90bの開口面積
を、供給路91に設けられた第一加圧区画8aへの供給
口90aの開口面積よりも大きくしておくことによっ
て、第二加圧区画8bの圧力の変動の影響が大きくな
り、第一加圧区画8aの圧力の変動の影響を小さくする
ことができる。
【0023】また、本実施の形態では、筒状熱可塑性樹
脂4の内部に、二つの密栓5a、5bによって区画され
た第一加圧区画8aと第二加圧区画8bとを設けて第一
加圧区画8a内の圧力を安定させるようになされている
が、図3に示すような密栓50を併用することによっ
て、筒状熱可塑性樹脂4内の圧力をより安定化させるこ
とができる。すなわち、この密栓50は、密栓本体51
の外周面の全周にわたって、弾性を有する複数の突起部
52を設け、これらの突起部52によって、筒状熱可塑
性樹脂4の内周面に沿って低い接触圧力で接し、常に一
定の気密性を保つようになされている。この場合、突起
部52の材質としては、筒状熱可塑性樹脂4の内周面に
沿って低い接触圧力で接することができる弾性のもので
あれば、特に限定されるものではないが、好適には、耐
熱性と弾性に優れる熱硬化性プラスチックやエンジニア
リングプラスチックを用いることができる。また、突起
部52の形状としても、特に限定されるものではない
が、好適には、成形方向Dの後方に向かうに従って拡径
する円錐翼状に形成されたものを用いることができる。
さらに、図3では、密栓本体51に、三個の突起部52
が設けられているが、この突起部52の数としては、特
に限定されるものではなく、密栓本体51に対して一
個、二個または四個以上設けられていても良い。さら
に、図4に示すように、支持軸9に突起部52が直接取
り付けられて密栓50を構成するようになされたもので
あっても良い。
脂4の内部に、二つの密栓5a、5bによって区画され
た第一加圧区画8aと第二加圧区画8bとを設けて第一
加圧区画8a内の圧力を安定させるようになされている
が、図3に示すような密栓50を併用することによっ
て、筒状熱可塑性樹脂4内の圧力をより安定化させるこ
とができる。すなわち、この密栓50は、密栓本体51
の外周面の全周にわたって、弾性を有する複数の突起部
52を設け、これらの突起部52によって、筒状熱可塑
性樹脂4の内周面に沿って低い接触圧力で接し、常に一
定の気密性を保つようになされている。この場合、突起
部52の材質としては、筒状熱可塑性樹脂4の内周面に
沿って低い接触圧力で接することができる弾性のもので
あれば、特に限定されるものではないが、好適には、耐
熱性と弾性に優れる熱硬化性プラスチックやエンジニア
リングプラスチックを用いることができる。また、突起
部52の形状としても、特に限定されるものではない
が、好適には、成形方向Dの後方に向かうに従って拡径
する円錐翼状に形成されたものを用いることができる。
さらに、図3では、密栓本体51に、三個の突起部52
が設けられているが、この突起部52の数としては、特
に限定されるものではなく、密栓本体51に対して一
個、二個または四個以上設けられていても良い。さら
に、図4に示すように、支持軸9に突起部52が直接取
り付けられて密栓50を構成するようになされたもので
あっても良い。
【0024】さらに、本実施の形態では、筒状熱可塑性
樹脂4の内部に、二つの密栓5a、5bによって、第一
加圧区画8aと第二加圧区画8bとに区画しているが、
これら加圧区画の数としては特に二つに区画するものに
限定されるものではなく、密栓の数を増やして三つ以上
の加圧区画に区画したものであっても良い。
樹脂4の内部に、二つの密栓5a、5bによって、第一
加圧区画8aと第二加圧区画8bとに区画しているが、
これら加圧区画の数としては特に二つに区画するものに
限定されるものではなく、密栓の数を増やして三つ以上
の加圧区画に区画したものであっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の本発
明によると、筒状熱可塑性樹脂の内部を、成形方向に沿
って隣接する複数の加圧区画に区画し、これら加圧区画
に一定の供給圧力で圧縮流体を供給することで、成形段
階における後部の加圧区画の圧力が低下しても、成形段
階における前部の加圧区画の圧力は、これら後部の加圧
区画の圧力変動によって影響が緩和され、安定した状態
に保たれる。したがって、成形段階における前部では、
未硬化の筒状熱可塑性樹脂が供給されるために成形状態
に影響を受け易くなるにもかかわらず、前記したように
加圧区画の圧力の安定が図られることで、波付管を安定
して良好に成形することができる。
明によると、筒状熱可塑性樹脂の内部を、成形方向に沿
って隣接する複数の加圧区画に区画し、これら加圧区画
に一定の供給圧力で圧縮流体を供給することで、成形段
階における後部の加圧区画の圧力が低下しても、成形段
階における前部の加圧区画の圧力は、これら後部の加圧
区画の圧力変動によって影響が緩和され、安定した状態
に保たれる。したがって、成形段階における前部では、
未硬化の筒状熱可塑性樹脂が供給されるために成形状態
に影響を受け易くなるにもかかわらず、前記したように
加圧区画の圧力の安定が図られることで、波付管を安定
して良好に成形することができる。
【0026】請求項2記載の本発明によると、成形段階
における二番目の加圧区画への圧縮流体供給口の総面積
を、成形段階における最初の加圧区画への圧縮流体供給
口の総面積よりも大きくすることで、一定圧力で供給さ
れる圧縮流体の供給量を、最初の加圧区画で少なくし、
二番目の加圧区画で大きくすることができる。したがっ
て、隣接する加圧区画に圧力差を生じたとき、成形段階
における二番目の加圧区画への圧縮流体供給量は、成形
段階における最初の加圧区画への圧縮流体供給量よりも
大きくなるので、成形段階における最初の加圧区画での
圧力変動の影響を小さくすることができる。
における二番目の加圧区画への圧縮流体供給口の総面積
を、成形段階における最初の加圧区画への圧縮流体供給
口の総面積よりも大きくすることで、一定圧力で供給さ
れる圧縮流体の供給量を、最初の加圧区画で少なくし、
二番目の加圧区画で大きくすることができる。したがっ
て、隣接する加圧区画に圧力差を生じたとき、成形段階
における二番目の加圧区画への圧縮流体供給量は、成形
段階における最初の加圧区画への圧縮流体供給量よりも
大きくなるので、成形段階における最初の加圧区画での
圧力変動の影響を小さくすることができる。
【0027】請求項3記載の本発明によると、筒状熱可
塑性樹脂の内周面に弾性接触するようになされた突起部
を具備する密栓を用いることで、筒状熱可塑性樹脂の厚
みが変動した場合であっても、この厚みの変動に追従し
て筒状熱可塑性樹脂内の加圧区画の気密性を保ち、加圧
区画内の圧力の安定を図ることができる。
塑性樹脂の内周面に弾性接触するようになされた突起部
を具備する密栓を用いることで、筒状熱可塑性樹脂の厚
みが変動した場合であっても、この厚みの変動に追従し
て筒状熱可塑性樹脂内の加圧区画の気密性を保ち、加圧
区画内の圧力の安定を図ることができる。
【図1】本発明に係る波付管の製造方法を実施する装置
の全体構成の概略を示す説明図である。
の全体構成の概略を示す説明図である。
【図2】図1に示す波付管の製造装置の要部を示す説明
図である。
図である。
【図3】本発明の製造方法に使用される密栓の他の実施
の形態を示す側面図である。
の形態を示す側面図である。
【図4】密栓のさらに他の実施の形態を示す側面図であ
る。
る。
1 波付管 2 押出機 3 金型 4 筒状熱可塑性樹脂 5a 密栓 5b 密栓 50 密栓 52 突起部 6 圧縮流体 7 モールドトラック 8a 第一加圧区画 8b 第二加圧区画 90a 供給口 90b 供給口 D 成形方向
Claims (3)
- 【請求項1】 押出機の先端に設けられた金型から筒状
に押し出される筒状熱可塑性樹脂の内部を密栓で塞ぎ、
この筒状熱可塑性樹脂の中に圧縮流体を吹き込んで膨ら
ませるとともに、この膨らませた筒状熱可塑性樹脂の外
周面を、金型よりも成形方向後方に設けられた一対のモ
ールドトラックに取り付けられた型の成形面に押し付け
て波形に成形する波付管の製造方法において、 筒状熱可塑性樹脂の内部を、成形方向に沿って隣接する
複数の加圧区画に区画し、これら加圧区画に一定の供給
圧力で圧縮流体を供給することで、成形段階における最
初の加圧区画の圧力を安定させることを特徴とする波付
管の製造方法。 - 【請求項2】 成形段階における二番目の加圧区画への
圧縮流体供給口の総面積を、成形段階における最初の加
圧区画への圧縮流体供給口の総面積よりも大きくする請
求項1記載の波付管の製造方法。 - 【請求項3】 筒状熱可塑性樹脂の内周面に弾性接触す
るようになされた突起部を具備する密栓を用いる請求項
1または2記載の波付管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15474598A JPH11348146A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 波付管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15474598A JPH11348146A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 波付管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11348146A true JPH11348146A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15590993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15474598A Pending JPH11348146A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 波付管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11348146A (ja) |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP15474598A patent/JPH11348146A/ja active Pending
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