JPH11348306A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
給路の内面に付着した微小気泡の排出性に優れ、インク
の導入性が良好なインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】複数の噴射チャンネル33が2列に整列さ
れたインクジェットヘッド31とインクカートリッジ5
0とを接続し、インクカートリッジ50のインクを噴射
チャンネル33に供給するインク供給路43を有するマ
ニホールド40を備えており、インク供給路43が、イ
ンクカートリッジ50に接続される接続部44と、この
接続部44から噴射チャンネル列の両端に向かってそれ
ぞれほぼテーパ状に広がる拡大部45とを有し、拡大部
45が、噴射チャンネル列の間に入り込んで拡大部45
内の容積を小さくする張出壁45cを有している。張出
壁45cによって、拡大部45内のインク流速が大きく
なり、拡大部45の内面に付着した微小気泡が、パージ
処理の際のインク流によって容易に剥離される。
Description
インクジェットヘッドとを、インク供給路を有するマニ
ホールドによって相互に接続したインクジェット記録装
置、特に、パージ処理におけるインク供給路内に存在す
る気泡の排出性に優れ、またインクの導入性が良好なイ
ンクジェット記録装置に関する。
クジェット記録装置は、キャリッジ上に搭載されたイン
クジェットヘッドからインク滴を噴射させて、用紙等の
記録媒体上に文字や画像を記録するものであり、インク
ジェットヘッドには、インクを充填したインクカートリ
ッジが、インク供給路を備えたマニホールドを介して交
換可能に取り付けられている。
態で設けられた多数のインク貯留室と、各インク貯留室
に貯留されたインクをインク滴としてノズルから噴射さ
せる、電気機械変換素子や電気熱変換素子等からなるア
クチュエータとを備えており、インクカートリッジ内の
インクは、マニホールドのインク供給路を通って各イン
ク貯留室に供給され、アクチュエータによってインク貯
留室からインク滴として噴射される。
たインクには、通常少なからず空気が溶解していると共
に、インクカートリッジを交換する際にも、インクカー
トリッジとマニホールドとの接続部分から、ある程度の
容量の空気がマニホールドのインク供給路内に侵入する
ため、こういった空気がインク供給路内で成長してイン
クジェットヘッドのインク貯留室へのインク供給を阻害
したり、インクと共にインクジェットヘッドのインク貯
留室内に取り込まれ、インク貯留室を閉塞することでイ
ンク滴の不吐出による印字不良が発生するといった問題
がある。
交換時や、インクカートリッジの交換後は定期的にイン
クジェットヘッドのノズル側から吸引することによって
マニホールド内の空気をインクと共に外部に排出すると
いったパージ処理が一般的に行われている。
ールドのインク供給路内に存在する空気は微小気泡ある
いはある程度の大きさの気泡としてインク供給路内に浮
遊しているだけではなく、インク供給路の形状が変化す
る部分等のインクが泡立ちやすい箇所においてインク供
給路の内面に付着しているものも多く、このようにイン
ク供給路の内面に付着している微小気泡は、上述したよ
うなパージ処理を行っても、十分に排出することができ
ない。また、マニホールドのインク供給路は、インクカ
ートリッジとの接続部からインクジェットヘッドの複数
のインク貯留室がなす列方向に拡大しているため、パー
ジ処理によって、新しいインクカートリッジからインク
ジェットヘッドへインクを導入するとき、インクの流速
が拡大部分で急に低下し、上記の列端にはインクが届き
にくくなり、空気が残留しやすい。そして、その空気が
上記のようにインク供給路の内面に気泡となって付着し
てしまう。
ずにインク供給路内に残留した微小気泡は、時間の経過
と共に大きな気泡に成長し、最終的にインク貯留室を閉
塞することになる。従って、パージ処理を行っても、短
時間のうちに再び印字不良が発生することが多く、イン
クジェット記録装置等の使用中に、頻繁にパージ処理を
行わなければならないといった問題がある。
る、マニホールドのインク供給路の内面に付着した微小
気泡の排出性に優れ、またインク供給路へのインクの導
入性が良好なインクジェット記録装置を提供することを
目的としている。
めに、請求項1に記載の発明のインクジェット記録装置
は、噴射させるインクを貯留する複数のインク貯留室が
複数列設けられ、一端面にインクを噴射するためのノズ
ル孔を、他端面に前記インク貯留室にインクを供給する
インク供給口をそれぞれ開口したインクジェットヘッド
と、前記インクジェットヘッドとインク供給源とを接続
し、そのインク供給源のインクを前記インク供給口を通
して前記インク貯留室に供給するインク供給路を有する
マニホールドとを備えるインクジェット記録装置におい
て、前記インク供給路が、前記インク供給源に接続さ
れ、複数の前記インク供給口がなす列のほぼ中央に対向
する接続部と、この接続部から複数の前記インク供給口
がなす列の両端に向かってそれぞれほぼテーパ状に広が
り、複数の前記インク供給口を覆う拡大部とを有し、前
記拡大部が、複数の前記インク供給口がなす複数の列の
間に、入り込む張出壁を有していることを特徴としてい
る。
録装置は、インク供給源のインクをインクジェットヘッ
ドに形成されたインク貯留室に供給するためのマニホー
ルドの拡大部が、複数のインク供給口がなす複数の列の
間に入り込む張出壁を有していることで、マニホールド
のインク供給路の容積が全体的に小さくなり、これに伴
って拡大部内を流れるインクの流速が大きくなるので、
パージ処理の際に、拡大部の内面に付着した微小気泡が
容易に剥離され、インクと共にインク貯留室を通って外
部に排出される。
す列のほぼ中央に対向する位置に設けられていると共
に、拡大部が複数のインク供給口がなす列の両端に向か
ってそれぞれほぼテーパ状に広がっているので、パージ
処理の際に、拡大部内に導入されるインクが複数のイン
ク供給口がなす列の両端部分にそれぞれ均等かつ速やか
に供給される。
ット記録装置のように、複数の前記インク供給口がほぼ
水平面内に配置され、前記拡大部が、複数の前記インク
供給口をその上方から覆うように位置するものにあって
は、浮上する気泡が拡大部内に偏って滞留することがな
い。
ット記録装置のように、前記張出壁が、複数の前記イン
ク供給口と対向する拡大部の天井面に接続されていると
共に、前記接続部に近接しており、前記張出壁と前記拡
大部の側面との間に形成される、複数の前記インク供給
口へ通じる通路が毛細管作用を有し、前記インク供給源
から前記接続部に供給されたインクを、前記毛細管作用
により複数の前記インク供給口がなす列の両端に向かっ
てそれぞれ供給するものにあっては、拡大部内に導入さ
れたインクが、張出壁と拡大部の側面との間に形成され
たインク供給口へ通じる通路に生じる毛細管作用によっ
て、複数のインク供給口がなす列の両端部であるマニホ
ールド内の隅部分に供給されやすくなる。
ット記録装置のように、前記ノズル孔に着脱自在に接続
され、前記インク供給源のインクを前記インク供給路を
通して、前記インク貯留室に供給する吸引手段を有し、
前記張出壁が、前記接続部のほぼ外周位置から複数の前
記インク供給口がなす列の両端に向かって延び、かつ複
数の前記インク供給口とそれに対向する拡大部の天井面
との間に延び、その張出壁と前記拡大部の側面との間に
形成された、複数の前記インク供給口へ通じる通路が毛
細管作用を有し、前記吸引手段の吸引によって、前記イ
ンク供給源から前記接続部に吸引したインクを、前記毛
細管作用により複数の前記インク供給口がなす列の両端
に向かってそれぞれ供給するものにあっては、吸引手段
の吸引によって、インクをインク供給源からインク供給
路内に初期導入する際、拡大部内に導入されるインク
が、張出壁と拡大部の側面との間に形成されたインク供
給口へ通じる通路に生じる毛細管作用によって、複数の
インク供給口がなす列の両端部から先に充填された後、
インク供給口がなす列の中央部に充填されるので、イン
ク供給口がなす列の両端部であるマニホールド内の隅部
分に気泡が残留しにくい。
ット記録装置のように、前記マニホールドが、一端に前
記接続部を、他端に前記拡大部の前記インク供給口側の
端部をそれぞれ開口し、前記張出壁が、複数の前記イン
ク供給口と対向する前記拡大部の天井面から前記他端の
開口に向けて突出しているものにあっては、マニホール
ドが単独で両端を開口した形状を有しているので、金型
による射出成形等によってマニホールドを容易に製造す
ることができる。
参照して説明する。図1に示すように、このインクジェ
ット記録装置1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックの4色のカラーインクを記録媒体としての印刷用紙
P上に噴射して印字や画像形成(以下、画像形成を含め
て印字という)を行うものであり、4個のインクジェッ
トヘッド31を備えたヘッドユニット30と、各インク
ジェットヘッド31に4色のインク液をそれぞれ供給す
るインク供給源である4個のインクカートリッジ50と
が、キャリッジ11に搭載されている。
ンクジェットヘッド31の下面に対向して、その往復移
動方向に平行にプラテンローラ18が回転自在に設けら
れており、このプラテンローラ18と各インクジェット
ヘッド31とで印字部が構成される。
(図示せず)に支持された、インクジェットヘッド31
の往復移動方向に延びるキャリッジ軸12及びガイド板
13にスライド自在に支持されていると共に、プーリ1
4、15間に架けられたベルト16に連結されており、
モータ17によって、プーリ14が回転駆動されること
で、キャリッジ11が直線往復移動するようになってい
る。
31とプラテンローラ18との間に挿入され、ここで印
字された後、同図に矢印で示す方向に排出される。な
お、図1においては、これらの印刷用紙Pの給紙機構の
図示を省略している。
ように、各インクジェットヘッド31に、上述した各イ
ンクカートリッジ50をそれぞれ接続するための4個の
マニホールド40が設けられており、各マニホールド4
0は、その一端がインクジェットヘッド31の上面を覆
うように固着されると共に、その他端に、ジョイント部
材50aを介してインクカートリッジ50が着脱自在に
接続されるようになっている。また、インクカートリッ
ジ50は、同図に示すように、ポリウレタンフォーム等
の多孔質のインク吸収材を収容する第1インク室51
と、この第1インク室51に連通した第2インク室52
とを備えており、インク液は、第1インク室51内のイ
ンク液を含浸させたインク吸収材から連通孔51aを通
って第2インク室52を経て、インク供給口部53から
マニホールド40に供給される。なお、インク供給口部
53には、メッシュフィルタ53aが取り付けられてい
る。
示すように、インク液を噴射させる圧電セラミックから
なるアクチュエータ32と、このアクチュエータ32の
一端面に装着されたノズルプレート34とを備えてお
り、前記アクチュエータ32には、下面となる一端面か
ら上面となる他端面まで延びる、インク貯留室としての
多数の噴射チャンネル33が2列に整列した状態に形成
されていると共に、前記ノズルプレート34には、アク
チュエータ32の一端面に開放された各噴射チャンネル
33に対応して多数のノズル孔(図示せず)が形成され
ている。
噴射チャンネル33には、アクチュエータ32の他端面
に開口された各噴射チャンネル33のインク供給口33
aから、前記マニホールド40に形成されたインク供給
路43を介して、インクカートリッジ50内のインク液
が導入されるようになっており、アクチュエータ32が
変形することにより噴射チャンネル33の容積を変化さ
せることで、噴射チャンネル33からのインク液の噴射
と噴射チャンネル33へのインク液の導入が行われるよ
うになっている。即ち、噴射チャンネル33の容積が減
少するときに、噴射チャンネル33内に貯留されたイン
ク液が、インク滴としてノズルプレート34のノズル孔
から噴射され、噴射チャンネル33の容積が元の状態に
拡大するときに、噴射チャンネル33内にインク液が導
入される。
18の側方に設定されているインクジェットヘッド31
のリセット状態位置には、パージ処理を行うための吸引
手段としてのインク吸引装置21と、インクジェットヘ
ッド31のノズルプレート34を払拭するワイパー装置
26と、印字を行わない際にインクジェットヘッド31
のノズルプレート34を覆ってノズル孔が乾燥するのを
防止する保護キャップ装置27とがそれぞれ配設されて
おり、プラテンローラ18を挟んでリセット状態位置の
反対側に設定されている強制噴射位置には、定期的にイ
ンクジェットヘッド31からインクを強制噴射させるこ
とによってノズルプレート34の目図まり等を防止すべ
く、強制噴射したインクを吸収して保持するインク保持
部材28が設けられている。そして、これらのインク吸
引装置21、ワイパー装置26、保護キャップ装置27
及びインク保持部材28によって、インクジェットヘッ
ド31の噴射機能を回復及び維持するための回復維持部
が構成されている。
2、吸引部23、廃インクタンク24及びカム25を備
えており、図示しない動力伝達機構からカム25を介し
て、吸引ポンプ22及び吸引部23が駆動されるように
なっている。
理を行う場合は、吸引部23がインクジェットヘッド3
1のノズルプレート34を覆った状態で、吸引ポンプ2
2によって負圧を発生させ、マニホールド40のインク
供給路43や噴射チャンネル33内の気泡等を含む不良
インク液を吸引することにより、インクカートリッジ5
0から新たなインク液を噴射チャンネル33内に導入す
ることでインクジェットヘッド31を回復させる。な
お、吸引された不良インク液は、廃インクタンク24に
送られる。また、インクカートリッジ50を交換した
後、新しいインクカートリッジ50からインク液をイン
クジェットヘッド31に導入する(初期導入)場合も、
同様に行われる。
に示すように、枠体41と、この枠体41の内側に配設
され、枠体41の内面に部分的に連結される本体部42
とから構成されており、前記枠体41には、インクジェ
ットヘッド31の他端側の側面に接着剤によって固着さ
れる一対の固着片41aと、マニホールド40をインク
ジェットヘッド31に固着する際に、位置決めするため
の一対の位置決め片41bとが連設されている。なお、
前記固着片41aとインクジェットヘッド31とを接着
剤によって固着した状態で、枠体41と本体部42との
間に形成された空間Sに接着剤を充填することで、イン
クジェットヘッド31の他端面からのインク液の漏れが
阻止されるようになっている。
50内のインク液をインクジェットヘッド31に形成さ
れた複数の噴射チャンネル33に供給するためのインク
供給路43が形成されており、このインク供給路43
は、インクカートリッジ50に接続される、インク流入
口43aを有する小径の接続部44と、この接続部44
から外側に向かってテーパ状に広がって噴射チャンネル
33のインク供給口33aを囲うインク流出口43bを
有する拡大部45とから構成されている。なお、接続部
44のインク流入口43aにはメッシュフィルタ40a
が取り付けられている。
33によって構成されるチャンネル列のほぼ中央部に位
置しており、前記拡大部45は、その接続部44からイ
ンクジェットヘッド31に形成された噴射チャンネル列
の列端に向かってほぼ対称に広がっている。従って、パ
ージ処理の際にインクを拡大部45内全体に均一かつ速
やかに導入することができる。
拡大部45は、その内面が、2列に整列された両チャン
ネル列の間に、その両端部からそれぞれ入り込む張出壁
45cを有しており、この張出壁45cは、複数の噴射
チャンネル33のインク供給口33aと対向する拡大部
45の天井面に接続され、接続部44に近接する位置ま
で延びている。噴射チャンネル列方向に延びる張出壁4
5cと拡大部45の側面との間の間隔は、インク液に毛
細管作用を生じる大きさである。
5内の容積が全体的に小さくなり、それに伴って、パー
ジ処理の際に拡大部45内を流れるインク液の流速が大
きくなるので、拡大部45の内面に付着した微小気泡が
インク流によって容易に剥離され、インク液と共に噴射
チャンネル33を通って外部に排出される。従って、パ
ージ処理における、拡大部45の内面に付着している微
小気泡の排出性が向上する。
て、拡大部45の側面との間に噴射チャンネル列の端部
側に通じる狭小な通路が形成され、その通路には毛細管
作用が生じるので、インクカートリッジ50を交換した
直後にインク吸引装置21を用いて行われるパージ処理
(初期導入)の際、拡大部45内に導入されるインク液
は、図8に二点鎖線で示すように、吸引作用と通路に生
じた毛細管作用によって噴射チャンネル列の両端部分で
ある拡大部45内の隅部分へ向かい(矢印A)、その後
インク液と空気の界面が、矢印Bで示すように、噴射チ
ャンネル列の中央部分へと充填されていくことになる。
従って、張出壁45cのない従来のマニホールドのよう
に、インク液が噴射チャンネル列の中央部分から両端部
分へと充填されることで、拡大部45の隅部分に気泡が
残留しにくく、インクカートリッジ50の交換時に侵入
する空気を確実に噴射チャンネル33を介して外部に排
出することができる。
の内面が、前記接続部44側では噴射チャンネル33の
列端に向かってテーパ状に広がり、かつ内側に突出する
ように湾曲している第1の湾曲面45aと、インクジェ
ットヘッド31側では第1の湾曲面45aに連続してテ
ーパ状に広がり、かつ外側に突出するように湾曲してい
る第2の湾曲面45bとを有している。つまり、接続部
44のインクジェットヘッド31側端部から噴射チャン
ネル33の列端をほぼ結ぶほぼ直線状のテーパ面に対し
て、接続部44側とインクジェットヘッド31側とでそ
れぞれ上記のように内側に突出する第1の湾曲面45
a、外側に突出する第2の湾曲面45bを付けた形状と
する。このように、拡大部45の第2の湾曲面45bが
外側に突出するように湾曲しインクジェットヘッド31
の他端面に対し急勾配で接続しているので、第2の湾曲
面45bとインクジェットヘッド31の他端面とによっ
て形成される隅部分に、インク液がほぼ上方から流れ込
み、その部分に残留する気泡をきわめて小さくできる。
そして、その気泡が成長したとしても、上記のように第
2の湾曲面45bが外側に突出するように湾曲している
ことで、隅部分の上方に、ある程度の奥行きhが確保さ
れるので、気泡が第2の湾曲面45bへ浮上して付着し
成長したとしても、成長した気泡が噴射チャンネル列の
端部に位置している噴射チャンネル33のインク供給口
33aに到達するまでにはある程度の時間を要すること
になる。
第2の湾曲面45bが、インクジェットヘッド31の他
端面に対して急勾配となっているので、その隅部分にパ
ージ処理によって排出できなかった微小気泡が残留して
成長した場合でも、その気泡が浮力によって容易に接続
部44側に浮上するので、パージ処理を行った後、短時
間のうちに噴射チャンネル33内に気泡が取り込まれる
ことがない。
ジェットヘッド31側を外側に突出するように湾曲させ
ることにより、拡大部45内に残留した気泡が成長する
ことによってインクジェットヘッド31の噴射チャンネ
ル33内に取り込まれるまでの時間が長くなるので、パ
ージ処理を行った後、インク液の不吐出状態に至るまで
の時間を延すことができる。従って、数分の処理時間を
要するパージ処理を頻繁に行う必要がなくなり、快適な
環境でインクジェット記録装置1を使用することができ
る。
ット記録装置1では、噴射チャンネル33のインク供給
口33aを開口しているインクジェットヘッド31の他
端面がほぼ水平面となっており、マニホールド40のイ
ンク供給路43が複数の噴射チャンネル33のインク供
給口33aに対して、その上方から接続されているの
で、パージ処理によって排出しきれずにインク供給路4
3内に気泡が残留した場合でも、その気泡が一箇所に偏
って滞留することがなく、その後のパージ処理によっ
て、残留した気泡が排出されやすくなっている。
で両端を開口した形状を有しているため、金型による射
出成形等によって、寸法精度の優れたマニホールドを容
易に作製することができる。
チャンネル列の中央部分にある程度の長さを有する接続
部44を配置することで、インクジェットヘッド31の
他端面から離反する方向にインク供給路43の容積をあ
る程度確保する構成を採用しているため、張出壁45c
を設けることによって拡大部45の容積が小さくなって
いるにも拘わらず、クロストークの影響を受けにくくな
っている。
チャンネル列の中央部分に接続部44を配置することに
より、接続部を噴射チャンネル列の端部に配置している
マニホールドに比べて、インクジェットヘッド31の他
端面に対する拡大部45の内面のなす角度が大きくな
り、パージ処理によって排出しにくい噴射チャンネル列
の両端部に形成される拡大部45の隅部分に滞留した気
泡が容易に浮上するので、パージ処理による気泡の排出
性が向上するといった効果もある。
ンネル33が2列に整列されたインクジェットヘッド3
1について説明したが、インクジェットヘッド31に形
成される噴射チャンネル列の列数は2列に限定されるも
のではなく、3列以上のものであってもよい。但し、そ
の場合は、各噴射チャンネル列の間にそれぞれ入り込む
複数の張出壁45cを設けなければならないことはいう
までもない。
では、インクジェットヘッド31のノズルプレート34
側から吸引するインク吸引装置21によってパージ処理
を行っているが、必ずしもこういった吸引手段によって
パージ処理を行う必要はなく、インクカートリッジ側か
ら新たなインク液をインクジェットヘッド側に押し込む
インク押込手段によってパージ処理を行うようにしても
よい。
インクジェット記録装置は、拡大部内に設けられた張出
壁によって拡大部内の容積を小さくする構成を採用した
ため、パージ処理における拡大部内のインク流速が大き
くなり、拡大部の内面に付着した微小気泡をインク流に
よって容易に剥離することができるので、拡大部の内面
に付着した微小気泡の排出性が向上する。また、インク
の導入を良好に行うことができる。
クジェット記録装置は、張出壁と拡大部の側面との間に
形成された、複数のインク供給口へ通じる通路が毛細管
作用を有しているので、インクカートリッジを交換した
直後に行われるパージ処理において、インクジェットヘ
ッドの複数のインク供給口がなす列の両端部側から拡大
部内にインクが充填され、パージ処理によって気泡を排
出しにくい複数のインク供給口がなす列の両端部に気泡
が残留しにくく、インクの導入を良好に行うことができ
るといった効果がある。
実施形態を示す概略図である。
図である。
るマニホールドを示す斜視図である。
ジ処理の際にマニホールド内を移動するインク界面を概
念的に示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 噴射させるインクを貯留する複数のイン
ク貯留室が複数列設けられ、一端面にインクを噴射する
ためのノズル孔を、他端面に前記インク貯留室にインク
を供給するインク供給口をそれぞれ開口したインクジェ
ットヘッドと、 前記インクジェットヘッドとインク供給源とを接続し、
そのインク供給源のインクを前記インク供給口を通して
前記インク貯留室に供給するインク供給路を有するマニ
ホールドとを備えるインクジェット記録装置において、 前記インク供給路が、前記インク供給源に接続され、複
数の前記インク供給口がなす列のほぼ中央に対向する接
続部と、この接続部から複数の前記インク供給口がなす
列の両端に向かってそれぞれほぼテーパ状に広がり、複
数の前記インク供給口を覆う拡大部とを有し、 前記拡大部が、複数の前記インク供給口がなす複数の列
の間に、入り込む張出壁を有していることを特徴とする
インクジェット記録装置。 - 【請求項2】 複数の前記インク供給口がほぼ水平面内
に配置され、前記拡大部が、複数の前記インク供給口を
その上方から覆うように位置することを特徴とする請求
項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記張出壁が、複数の前記インク供給口
と対向する拡大部の天井面に接続されていると共に、前
記接続部に近接しており、 前記張出壁と前記拡大部の側面との間に形成される、複
数の前記インク供給口へ通じる通路が毛細管作用を有
し、 前記インク供給源から前記接続部に供給されたインク
を、前記毛細管作用により複数の前記インク供給口がな
す列の両端に向かってそれぞれ供給することを特徴とす
る請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 さらに、前記ノズル孔に着脱自在に接続
され、前記インク供給源のインクを前記インク供給路を
通して、前記インク貯留室に供給する吸引手段を有し、 前記張出壁が、前記接続部のほぼ外周位置から複数の前
記インク供給口がなす列の両端に向かって延び、かつ複
数の前記インク供給口とそれに対向する拡大部の天井面
との間に延び、その張出壁と前記拡大部の側面との間に
形成された、複数の前記インク供給口へ通じる通路が毛
細管作用を有し、 前記吸引手段の吸引によって、前記インク供給源から前
記接続部に吸引したインクを、前記毛細管作用により複
数の前記インク供給口がなす列の両端に向かってそれぞ
れ供給することを特徴とする請求項1に記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項5】 前記マニホールドが、一端に前記接続部
を、他端に前記拡大部の前記インク供給口側の端部をそ
れぞれ開口し、前記張出壁が、複数の前記インク供給口
と対向する前記拡大部の天井面から前記他端の開口に向
けて突出していることを特徴とする請求項1に記載のイ
ンクジェット記録装置。
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| JP16305398A JP3713960B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | インクジェット記録装置 |
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| JP16305398A JP3713960B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | インクジェット記録装置 |
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