JPH11348558A - 自動車のサイドドア構造 - Google Patents

自動車のサイドドア構造

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JPH11348558A
JPH11348558A JP10158167A JP15816798A JPH11348558A JP H11348558 A JPH11348558 A JP H11348558A JP 10158167 A JP10158167 A JP 10158167A JP 15816798 A JP15816798 A JP 15816798A JP H11348558 A JPH11348558 A JP H11348558A
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Kaoru Koyaishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアのドア本体がその外側方から衝撃力を受
けて、アウタパネルがこれを補強する補強板と共にイン
ナパネル側に向って変位したとしても、この変位に基づ
いて、車室における乗員の行動が邪魔されないようにし
て、この行動の自由度が確保されるようにする。 【解決手段】 ドア14の下部を構成するドア本体17
のインナパネル18とアウタパネル19との間の空間2
1に設けられる窓ガラス28を、移動可能となるよう案
内するガイドレール32を設ける。車幅方向に延びて上
記ガイドレール32を上記インナパネル18に固定させ
るボルト体40を設ける。上記アウタパネル19の上記
空間21側の面に対面するよう設けられてこのアウタパ
ネル19を補強する補強板47を設ける。車幅方向で、
上記ボルト体40と対向する上記補強板47の部分に開
口48を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア本体に窓ガラ
スを案内するガイドレールを固定させると共に、補強板
を結合させた自動車のサイドドア構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記自動車のサイドドア構造には、従
来、実開平3‐82614号公報で示されたものがあ
る。
【0003】上記公報のものによれば、車体の側部に設
けられたドアの下部を構成するドア本体が、車幅方向で
対面するインナパネルとアウタパネルとを備えている。
これらインナパネルとアウタパネルとの間の空間に設け
られる窓ガラスを、上記ドア本体の上方に向って往、復
移動可能となるよう案内するガイドレールが設けられ、
車幅方向に延びて上記ガイドレールを上記インナパネル
に固定させるボルト体が設けられている。また、上記ア
ウタパネルの上記空間側の面に対面するよう設けられて
このアウタパネルを補強する補強板が設けられている。
【0004】また、上記構成において、車幅方向で上記
ボルト体と補強板とが互いに対向させられたものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成によれば、自動車の外側方からの何らかの物体によ
る衝突で、上記ドアがその外側方から大きい衝撃力を受
け、上記ドア本体のアウタパネルが補強板と共に変形し
て上記インナパネル側に向って変位したとすると、上記
補強板が上記ボルト体に衝突すると共にこのボルト体を
車室側に押圧させ、この車室内に上記ボルト体を突出さ
せるおそれがある。
【0006】上記の場合、補強板はアウタパネルよりも
インナパネル側に位置しているため、上記補強板を設け
たことにより、その分、上記車室内への上記ボルト体の
突出寸法がより大きくなりがちであり、もって、上記衝
突後の上記車室における乗員の行動が上記ボルト体に邪
魔されて、その行動の自由度が狭められるおそれを生じ
る。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、ドアのドア本体がその外側方から衝撃力
を受けて、アウタパネルがこれを補強する補強板と共に
インナパネル側に向って変位したとしても、この変位に
基づいて、車室における乗員の行動が邪魔されないよう
にして、この行動の自由度が確保されるようにすること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車のサイドドア構造は、ドア14の下部
を構成するドア本体17が、車幅方向で対面するインナ
パネル18とアウタパネル19とを備え、これらインナ
パネル18とアウタパネル19との間の空間21に設け
られる窓ガラス28を、上記ドア本体17の上方に向っ
て往、復移動可能となるよう案内するガイドレール32
を設け、車幅方向に延びて上記ガイドレール32を上記
インナパネル18に固定させるボルト体40を設け、上
記アウタパネル19の上記空間21側の面に対面するよ
う設けられてこのアウタパネル19を補強する補強板4
7を設けた自動車のサイドドア構造において、
【0009】車幅方向で、上記ボルト体40と対向する
上記補強板47の部分に開口48を形成したものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0011】図において、符号1は自動車で、矢印Fr
はこの自動車1の前方を示している。
【0012】上記自動車1の車体2は前、後車輪3によ
って路面4上に支持されている。上記車体2の内部の車
室6の前下部にはハンドル7が突設され、このハンドル
7に対向して上記車室6にシート8が設けられている。
このシート8は、上記車体2に支持され乗員9が着座可
能とされるシートクッション8aと、このシートクッシ
ョン8aの後端から上方に向って突出しこのシートクッ
ション8aに着座した乗員9が背もたれ可能とされるシ
ートバック8bとを備えている。また、上記車室6の前
上部にフロントウィンド10が設けられている。
【0013】前後方向で、上記シート8のシートクッシ
ョン8aとほぼ同じ位置で、上記車体2の前部にサイド
ドア装置12が設けられている。このサイドドア装置1
2は上記車体2の側壁に形成されて上記車室6の前部を
車外と連通させるドア開口13と、このドア開口13を
開閉自在に閉じるサイドドア14とを備え、このドア1
4の前端縁が上記ドア開口13の前部開口縁にヒンジ1
5bにより枢支され、このヒンジ15を中心として上記
ドア14が車幅方向の外方に向って往、復回動自在とさ
れ、この回動で上記ドア開口13が開閉されるようにな
っている。
【0014】上記ドア14はその下部がドア本体17で
構成され、このドア本体17は車幅方向で互いに対面し
て互いに結合させられる板金製のインナ、アウタパネル
18,19と、このインナパネル18の上記車室6側の
面に取り付けられる樹脂製のドアトリム20とを備えて
いる。上記インナ、アウタパネル18,19の間には偏
平な空間21が形成されると共に、上記ドア本体17の
上端縁(ウェストライン)には、上記インナ、アウタパ
ネル18,19の各上端縁間にスリット22が形成さ
れ、このスリット22は、上記空間21を上記ドア本体
17の上方に向って連通させている。
【0015】また、上記アウタパネル19とドアトリム
20の各上端縁にそれぞれ弾性でゴム製のウェザストリ
ップ23,23が設けられ、これら両ウェザストリップ
23,23の互いの対向面は、車幅方向で上記スリット
22と同じところに位置させられている。
【0016】上記ドア14はドア窓26を備え、このド
ア窓26は、上記ドア本体17の上方に設けられる窓開
口27と、上記インナ、アウタパネル18,19の間の
空間21に設けられて上端縁が上記スリット22を通し
上記両ウェザストリップ23,23に弾性的に常時挟み
付けられる窓ガラス28と、この窓ガラス28を上記ス
リット22を通し上記各ウェザストリップ23に対し摺
動させながら上記ドア本体17の上方に向って往、復移
動可能(昇降可能)となるよう案内する案内手段29
と、上記窓ガラス28を、往、復移動させるよう駆動さ
せる不図示の駆動手段とを備え、この駆動手段は手動も
しくは電動式とされている。
【0017】上記案内手段29は、上記空間21に設け
られてそれぞれ上下方向に延びる前後一対のガイドレー
ル31,32を備え、これら各ガイドレール31,32
の上、下端部はそれぞれ締結具33により、ドア本体1
7のインナパネル18に締結されている。上記各ガイド
レール31,32にはそれぞれその長手方向にのみ摺動
自在にスライダー34が嵌入され、これら各スライダー
34に上記窓ガラス28の下端部が支持されている。上
記窓ガラス28は、上記スライダー34を介しての各ガ
イドレール31,32による支持と、上記両ウェザスト
リップ23,23による車幅方向での弾性的な挟み付け
とにより、前後、左右の各位置決めがなされると共に、
上記各スライダー34を中心とした車幅方向での傾きが
定められるようになっている。
【0018】前後方向で、上記両ガイドレール31,3
2のうち、後側のガイドレール32は上記シート8のシ
ートクッション8aとほぼ同じところに位置しており、
上記後側のガイドレール32の上端部を上記インナパネ
ル18に締結させている締結具33は、側面視(図2)
で、上記シート8のシートクッション8aの上方、か
つ、シートバック8bの前方に位置し、つまり、上記シ
ート8上の乗員9の側方位置(以下、これを「シート対
応位置」という)に位置させられている。
【0019】上記締結具33につき説明すると、上記
「シート対応位置」で、上記インナパネル18に車幅方
向に貫通する前後一対のボルト孔38,38が形成さ
れ、これら各ボルト孔38に軸心39がほぼ車幅方向に
延びるボルト体40がそれぞれ貫通させられている。上
記ボルト孔38を基準として上記空間21側の各ボルト
体40の部分(ボルト体40の外端側)にスナップリン
グなどのつば41が固着され、車室6側の各ボルト体4
0の部分(ボルト体40の内端側)にナット42がねじ
付けられている。一方、上記ガイドレール32の上端部
にブラケット44が取り付けられており、このブラケッ
ト44に前後一対のねじ孔45,45が形成され、これ
ら各ねじ孔45と上記ボルト体40の外端側が螺合させ
られている。
【0020】上記ナット42をねじ込んで、このナット
42と上記つば41とで上記インナパネル18を挟み付
ければ、この締結具33によって、上記ブラケット44
を介し上記ガイドレール32の上端部がドア本体17の
インナパネル18に固定されて支持されるようになって
いる。また、上記ナット42を緩めて、ボルト体40を
その軸心39回りに回転させれば、このボルト体40の
軸方向に沿って上記ブラケット44が上記ガイドレール
32の上端部を伴い移動可能とされている。つまり、上
記締結具33によれば、上記ガイドレール32と共に、
上記窓ガラス28の下端部が車幅方向に位置調整可能と
され、かつ、車幅方向の任意位置で固定可能とされてい
る。
【0021】上記ドア本体17のアウタパネル19の上
端縁の近傍部分である上端部は、上記スリット22を形
成したことにより強度と剛性とが低下しがちである。そ
こで、上記アウタパネル19の上端部の空間21側の面
に対面させられて前後方向に長く延びる補強板47が設
けられ、この補強板47の上端縁が上記アウタパネル1
9の上端縁に結合させられて、上記アウタパネル19の
上端部が補強されている。また、上記補強板47にはそ
の長手方向に沿ってビート゛47aが形成され、十分の強
度と剛性とが与えられている。
【0022】上記補強板47の上下方向の中途部は、上
記アウタパネル19から少し離れて設けられており、こ
れらアウタパネル19の上端部と、上記補強板47の上
下方向の中途部との間には上記空間21の一部である偏
平な一部空間21aが設けられている。
【0023】上記締結具33の各ボルト体40と、上記
補強板47の上下方向の中途部とが車幅方向で互いに対
向することとなっている。車幅方向で、上記各ボルト体
40と対向する上記補強板47の各部分に、ほぼ上記各
軸心39上で、車幅方向に貫通する前後一対の楕円形の
開口48,48が形成されている。これら各開口48の
開口面積は、上記各ボルト体40の断面積よりも十分に
大きくされている。
【0024】上記構成において、自動車1の外側方から
の何らかの物体による衝突で、上記ドア14がその外側
方から大きい衝撃力Fを受け、上記ドア本体17のアウ
タパネル19が補強板47と共に変形して上記インナパ
ネル18側に向って変位したとすると(図1中一点鎖線
図示)、上記補強板47が上記ボルト体40に衝突する
と共にこのボルト体40を車室6側に押圧させ、この車
室6内に上記ボルト体40を突出させるおそれがある。
【0025】上記の場合、補強板47はアウタパネル1
9よりもインナパネル18側に位置しているため、上記
補強板47を設けたことにより、その分、上記車室6内
への上記ボルト体40の突出寸法がより大きくなりがち
であり、もって、上記衝突後の上記車室6における乗員
9の行動が上記ボルト体40に邪魔されて、その行動の
自由度が大きく狭められるおそれを生じる。
【0026】そこで、上記したように、車幅方向で、上
記ボルト体40と対向する補強板47の部分に開口48
を形成したのであり、このため、上記ドア本体17が衝
撃力Fを受けて、アウタパネル19が補強板47と共に
インナパネル18側に向って大きく変位したとすると、
このとき、上記ボルト体40と補強板47の開口48と
が嵌合して、この補強板47が上記ボルト体40を車室
6側に押圧することが回避される。
【0027】よって、上記したように、ドア14のドア
本体17がその外側方から衝撃力Fを受けて、アウタパ
ネル19が補強板47と共にインナパネル18側に向っ
て変位したとしても、上記ボルト体40が車室6側に大
きく突出することは防止され、このため、上記車室6に
おける乗員9の行動が上記ボルト体40に邪魔されるこ
とが防止されて、この行動の自由度が確保される。
【0028】なお、以上は図示の例によるが、開口48
は切り欠きであってもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ドアの下部を構成する
ドア本体が、車幅方向で対面するインナパネルとアウタ
パネルとを備え、これらインナパネルとアウタパネルと
の間の空間に設けられる窓ガラスを、上記ドア本体の上
方に向って往、復移動可能となるよう案内するガイドレ
ールを設け、車幅方向に延びて上記ガイドレールを上記
インナパネルに固定させるボルト体を設け、上記アウタ
パネルの上記空間側の面に対面するよう設けられてこの
アウタパネルを補強する補強板を設けた自動車のサイド
ドア構造において、
【0030】車幅方向で、上記ボルト体と対向する上記
補強板の部分に開口を形成してある。
【0031】このため、自動車の外側方からの何らかの
物体による衝突で、上記ドアがその外側方から大きい衝
撃力を受け、上記ドア本体のアウタパネルが補強板と共
に変形して上記インナパネル側に向って大きく変位した
とすると、このとき、上記ボルト体と補強板の開口とが
嵌合して、この補強板が上記ボルト体を車室側に押圧す
ることが回避される。
【0032】よって、上記したように、ドアのドア本体
がその外側方から衝撃力を受けて、アウタパネルが補強
板と共にインナパネル側に向って変位したとしても、上
記ボルト体が車室側に大きく突出することは防止され、
このため、上記車室における乗員の行動が上記ボルト体
に邪魔されることが防止されて、この行動の自由度が確
保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】自動車の前部側面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 6 車室 8 シート 8a シートクッション 8b シートバック 9 乗員 12 サイドドア装置 13 ドア開口 14 ドア 17 ドア本体 18 インナパネル 19 アウタパネル 21 空間 21a 一部空間 26 ドア窓 28 窓ガラス 29 案内手段 32 ガイドレール 33 締結具 38 ボルト孔 39 軸心 40 ボルト体 41 つば 42 ナット 47 補強板 48 開口 F 衝撃力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの下部を構成するドア本体が、車幅
    方向で対面するインナパネルとアウタパネルとを備え、
    これらインナパネルとアウタパネルとの間の空間に設け
    られる窓ガラスを、上記ドア本体の上方に向って往、復
    移動可能となるよう案内するガイドレールを設け、車幅
    方向に延びて上記ガイドレールを上記インナパネルに固
    定させるボルト体を設け、上記アウタパネルの上記空間
    側の面に対面するよう設けられてこのアウタパネルを補
    強する補強板を設けた自動車のサイドドア構造におい
    て、 車幅方向で、上記ボルト体と対向する上記補強板の部分
    に開口を形成した自動車のサイドドア構造。
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